JP2000267491A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

定着装置および画像形成装置

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JP2000267491A
JP2000267491A JP11073565A JP7356599A JP2000267491A JP 2000267491 A JP2000267491 A JP 2000267491A JP 11073565 A JP11073565 A JP 11073565A JP 7356599 A JP7356599 A JP 7356599A JP 2000267491 A JP2000267491 A JP 2000267491A
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JP
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fixing
toner
belt
transfer material
rotator
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JP11073565A
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English (en)
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Hiroyuki Arakawa
啓之 荒川
Nobuhiro Hayashi
信弘 林
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着ローラの寿命を損なうことなく、最初の
起動時においても、裏汚れオフセットの発生を防止す
る。 【解決手段】 ウエブ圧接ローラ65の軸受72に当接
した当接圧調整カム67を付設し、このカム67の回転
によりウエブ60を定着ローラ1に当接する圧を調整す
る。連続コピー中は当接圧を2kgとし、電源投入後、
感温素子4が定着ローラ1の表面温度を前多回転開始温
度(195℃)より10℃低い温度を検知した時間から
コピーの1枚目が終了するまでの間は、ローラ1本当た
りの当接圧を5kgと大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば電子写真
複写機、ファクシミリ、あるいはプリンタなどとされる
電子写真方式や静電記録方式を利用した画像形成装置、
および該画像形成装置に利用される定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写機などの画像形成装
置においては、定着ローラなどの被清掃体上の残留トナ
ーを清掃除去するために不織布などからなるクリーニン
グウエブを備えたウエブクリーニング装置が広く使用さ
れている。
【0003】図6に電子写真方式にて形成されたトナー
像Tを加熱によって転写材Pに定着する従来の定着装置
100の一例が示される。図7に示す定着装置100
は、ハロゲンヒータなどの加熱用ヒータ103を内部に
有する定着用回転体たる定着ローラ101を備えてお
り、定着ローラ101は不図示の駆動モータからの駆動
力を受けて矢印方向に回転する。
【0004】また、定着ローラ101の下方には、加圧
ローラ102が不図示のベアリングによって支持され、
公知の加圧手段によって少なくとも定着時に定着ローラ
101に圧接するように配設されており、互いに圧接し
ながら回転するようになっている。
【0005】更に、定着ローラ101の外周面には、サ
ーミスタあるいは熱電対などの感温素子104が接触配
置され、その検出信号を公知の制御手段に伝達して、該
制御手段によりヒータ103の出力またはその印加電圧
などを制御することで、定着ローラ101の外周面の温
度をトナー像溶融温度に保持している。
【0006】また、定着ローラ101および加圧ローラ
102には定着後の転写材Pを両ローラから確実に分離
するための分離爪151、152が当接しており、分離
爪151、152は耐熱性樹脂のポリイミドやポリアミ
ド樹脂にフッ素樹脂をコーティングして形成されてい
る。
【0007】一方、定着ローラ101の上部には定着ロ
ーラ101表面へ付着したオフセットトナーや紙粉等の
異物をローラ表面から除去するためのクリーニング装置
106が配設されており、クリーニング装置106はノ
ーメックス、ヒメロンなどの耐熱不織布からなる帯状体
としてのクリーニングウエブ160を用いている。
【0008】また、帯状体用回転体としてのウエブ圧接
ローラ165がその両端を回転自在に軸受172によっ
て軸支され、クリーニングウエブ160を定着ローラ1
01に圧接することで定着ローラ101表面へ付着した
オフセットトナーや紙粉などの異物を定着ローラ101
表面から除去し、オフセットを防止している。
【0009】このとき、クリーニングウエブ160は不
図示の駆動手段により、1枚ずつのコピーあるいは複数
枚のコピーによらず、コピー動作に同期してコピー1枚
当たり所定量だけ巻き上げられている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
定着装置100においては、連続コピー状態、すなわち
連続画像形成状態ではオフセットトナーのすり抜けによ
るオフセットの発生はないが、起動直後のローラ前多回
転時において、クリーニングウエブ160と定着ローラ
101間に残存するトナーのすり抜けが発生し、裏汚れ
や定着ローラ101から加圧ローラ102に転写された
残存トナーが転写材Pの裏側に再転写する裏汚れオフセ
ットが発生する可能性がある。
【0011】この現象は、定着性が劣り、残存トナー量
が多くなる厚い転写材の方が顕著である。
【0012】また、裏汚れオフセットは、いわゆる「朝
一」といわれる始業時などの最初の起動時、すなわち定
着ローラ101、加圧ローラ102などが室温にまで冷
えた状態にあるときの方が顕著である。これは以下の理
由による。すなわち、通常のコピー時においては、クリ
ーニングウエブ160の巻き上げはコピー動作に同期し
て行われ、定着ローラ101の回転に伴い、常に未使用
面が供給される。
【0013】また、クリーニングウエブ160にて完全
に捕集できなかった微量のすり抜けトナーは、定着ロー
ラ101および加圧ローラ102の両方の表面上に分散
し、転写材Pの表裏両面に微量ずつ均等に流出するので
画像汚れとしてはほとんど目立たない。
【0014】これに対し、最初の起動時にメインスイッ
チをオンされて、定着ローラ101が所定の温度まで昇
温後、前多回転が開始した場合、コピーが始まるまでク
リーニングウエブ160は巻き上げられないので、前多
回転時はクリーニングウエブ160と定着ローラ101
間に残存するトナーのすり抜け量が通常のコピー時より
も多くなる。
【0015】ここで、前多回転とはメインスイッチをオ
ン後、定着ローラなどがある程度加熱された後に行われ
るダミー回転であり、コピー動作を伴うものではない。
【0016】更に、最初の起動時にトナーがクリーニン
グウエブ160に完全に捕集されずにすり抜けた場合、
定着ローラ101上のトナーが加圧ローラ102と接触
すると、温度の低い加圧ローラ102上で固化・付着す
るので、すり抜けトナーの大部分が加圧ローラ102側
へと転写する。
【0017】ウオームアップ終了後、コピーを開始する
と加圧ローラ102上のトナーは、加圧ローラ102よ
り離型性の劣る転写材Pの裏側に大部分が再転写し、裏
汚れオフセットが発生する。
【0018】またこの現象は定着性が劣り、残存トナー
量が多くなる種類の転写材を使用してコピーした後に、
電源をオフし再起動させた場合に顕著である。
【0019】また、ウエブ圧接ローラ165の当接圧を
上げることにより残存トナーが確実に堰き止められるの
で、裏汚れオフセットの防止に効果があることが確認さ
れているが、ウエブ圧接ローラ165の当接圧を上げる
ことにより定着ローラ101の寿命が低下する可能性が
ある。
【0020】従って、本発明の主な目的は、定着用回転
体の寿命を損なうことなく、最初のの起動時あるいは単
なる起動時においても、裏汚れオフセットの発生を防止
できる定着装置、および画像形成装置を提供することで
ある。
【0021】本発明の他の目的は、定着用回転体の寿命
を損なうことなく、連続画像形成後の休止後の再画像形
成時においても裏汚れオフセットの発生を防止できる定
着装置、および画像形成装置を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
定着装置および画像形成装置にて達成される。要約すれ
ば、本発明は、転写材上に形成されたトナー像と接触し
てトナーを加熱定着させる定着用回転体と、該定着用回
転体に付着したトナーを除去清掃するための帯状体とを
備えた定着装置において、最初の起動時には、前記定着
用回転体が前多回転を開始する前から所定枚数の画像形
成が終了するまで、前記帯状体の前記定着用回転体に対
する当接圧を通常の画像形成中より大きくすることを特
徴とする定着装置である。
【0023】本発明による他の態様によれば、転写材上
に形成されたトナー像と接触してトナーを加熱定着させ
る定着用回転体と、該定着用回転体に付着したトナーを
除去清掃するための帯状体とを備えた定着装置におい
て、最初の起動時には、前記定着用回転体の表面温度が
所定温度まで昇温したときから所定枚数の画像形成が終
了するまで、前記帯状体の前記定着用回転体に対する当
接圧を通常の画像形成中より大きくすることを特徴とす
る定着装置が提供される。
【0024】また、本発明による他の態様によれば、転
写材上に形成されたトナー像と接触してトナーを加熱定
着させる定着用回転体と、該定着用回転体に付着したト
ナーを除去清掃するための帯状体とを備えた定着装置に
おいて、電源オフ前に使用した転写材の種類に応じて、
再起動時の前多回転から初めの所定枚数の画像形成が終
了するまで、前記帯状体の前記定着用回転体に対する当
接圧を変えることを特徴とする定着装置が提供される。
【0025】更に、本発明による他の態様によれば、転
写材上に形成されたトナー像と接触してトナーを加熱定
着させる定着用回転体と、該定着用回転体に付着したト
ナーを除去清掃するための帯状体とを備えた定着装置に
おいて、電源オフ前に使用した転写材の平均厚みに応じ
て、再起動時の前多回転から初めの所定枚数の画像形成
が終了するまで、前記帯状体の前記定着用回転体に対す
る当接圧を変えることを特徴とする定着装置が提供され
る。
【0026】本発明による他の態様によれば、転写材上
に形成されたトナー像と接触してトナーを加熱定着させ
る定着用回転体と、該定着用回転体に付着したトナーを
除去清掃するための帯状体とを備えた定着装置におい
て、電源オフ前に特定の転写材収納手段から給紙した場
合、再起動時の前多回転前から初めの所定枚数の画像形
成が終了するまで、前記帯状体の前記定着用回転体に対
する当接圧を変えることを特徴とする定着装置が提供さ
れる。
【0027】また、本発明による他の態様によれば、転
写材上に形成されたトナー像と接触してトナーを加熱定
着させる定着用回転体と、該定着用回転体に付着したト
ナーを除去清掃するための帯状体とを備えた定着装置に
おいて、連続画像形成枚数が所定枚数以上の場合、連続
画像形成終了後の再画像形成時にはじめの所定枚数のみ
前記帯状体の前記定着用回転体に対する当接圧を通常の
画像形成中より大きくすることを特徴とする定着装置が
提供される。
【0028】更に、本発明による他の態様によれば、転
写材上に形成されたトナー像と接触してトナーを加熱定
着させる定着用回転体と、該定着用回転体に付着したト
ナーを除去清掃するための帯状体とを備えた定着装置に
おいて、転写材の種類に応じて、連続画像形成後の再画
像形成時における前記帯状体の前記定着用回転体に対す
る当接圧を変えることを特徴とする定着装置が提供され
る。
【0029】本発明による他の態様によれば、転写材上
に形成されたトナー像と接触してトナーを加熱定着させ
る定着用回転体と、該定着用回転体に付着したトナーを
除去清掃するための帯状体とを備えた定着装置におい
て、転写材の平均厚みに応じて、連続画像形成後の再画
像形成時における前記帯状体の前記定着用回転体に対す
る当接圧を変えることを特徴とする定着装置が提供され
る。
【0030】また、本発明による他の態様によれば、転
写材上に形成されたトナー像と接触してトナーを加熱定
着させる定着用回転体と、該定着用回転体に付着したト
ナーを除去清掃するための帯状体とを備えた定着装置に
おいて、転写材が特定の転写材収納手段から給紙された
場合、連続画像形成後の再画像形成時における前記帯状
体の前記定着用回転体に対する当接圧を変えることを特
徴とする定着装置が提供される。
【0031】更に、本発明による他の態様によれば、転
写材上に形成されたトナー像と接触してトナーを加熱定
着させる定着用回転体と、該定着用回転体に付着したト
ナーを除去清掃するための帯状体とを備えた定着装置に
おいて、前記帯状体と前記定着用回転体との接触幅、お
よび、前記帯状体と前記定着用回転体の当接圧の少なく
とも一つを前記定着用回転体の回転起動時と連続運転時
とで変えるようにしたことを特徴とする定着装置が提供
される。
【0032】本発明による他の態様によれば、転写材上
に形成されたトナー像と接触してトナーを加熱定着させ
る定着用回転体と、該定着用回転体に付着したトナーを
除去清掃するための帯状体とを備えた定着装置におい
て、前記帯状体を前記定着用回転体に圧接するための帯
状体用回転体を有し、該帯状体用回転体の前記定着用回
転体に対する圧力を変えることにより、前記定着用回転
体の回転起動時における前記帯状体と前記定着用回転体
の当接圧が連続運転時よりも大きくするようにしたこと
を特徴とする定着装置が提供される。
【0033】また、本発明による他の態様によれば、転
写材上に形成されたトナー像と接触してトナーを加熱定
着させる定着用回転体と、該定着用回転体に付着したト
ナーを除去清掃するための帯状体とを備えた定着装置に
おいて、転写材の厚みが一定以上の場合、前記定着用回
転体の回転起動時における前記帯状体と前記定着用回転
体の当接圧が連続運転時よりも大きくなるようにしたこ
とを特徴とする定着装置が提供される。
【0034】更に、本発明による他の態様によれば、転
写材上に形成されたトナー像と接触してトナーを加熱定
着させる定着用回転体と、該定着用回転体に付着したト
ナーを除去清掃するための帯状体とを備えた定着装置に
おいて、最初の起動時に、前記定着用回転体が前多回転
を開始する前に前記帯状体を一定量巻き上げることを特
徴とする定着装置が提供される。
【0035】前記定着用回転体の表面温度が所定温度ま
で昇温したときに前記帯状体を一定量巻き上げることが
好ましい。電源をオフする前に使用した転写材の種類に
応じて、再起動時の前多回転前における前記帯状体の巻
き上げ量を変えることが好ましい。電源をオフする前に
使用した転写材の平均厚みに応じて、再起動時の前多回
転前における前記帯状体の巻き上げ量を変えることが好
ましい。
【0036】本発明による他の態様によれば、転写材上
に形成されたトナー像と接触してトナーを加熱定着させ
る定着用回転体と、該定着用回転体に付着したトナーを
除去清掃するための帯状体とを備えた定着装置におい
て、電源をオフする前に転写材が特定の転写材収納手段
から給紙された場合、再起動時の前多回転前における前
記帯状体の巻き上げ量を変えることを特徴とする定着装
置が提供される。
【0037】また、本発明による他の態様によれば、転
写材上に形成されたトナー像と接触してトナーを加熱定
着させる定着用回転体と、該定着用回転体に付着したト
ナーを除去清掃するための帯状体とを備えた定着装置を
有する画像形成装置において、 最初の起動時には、前
記定着用回転体が前多回転を開始する前から所定枚数の
画像形成が終了するまで、前記帯状体の前記定着用回転
体に対する当接圧を通常の画像形成中より大きくするこ
とを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0038】更に、転写材上に形成されたトナー像と接
触してトナーを加熱定着させる定着用回転体と、該定着
用回転体に付着したトナーを除去清掃するための帯状体
とを備えた定着装置を有する画像形成装置において、最
初の起動時には、前記定着用回転体の表面温度が所定温
度まで昇温したときから所定枚数の画像形成が終了する
まで、前記帯状体の前記定着用回転体に対する当接圧を
通常の画像形成中より大きくすることを特徴とする画像
形成装置が提供される。
【0039】本発明による他の態様によれば、転写材上
に形成されたトナー像と接触してトナーを加熱定着させ
る定着用回転体と、該定着用回転体に付着したトナーを
除去清掃するための帯状体とを備えた定着装置を有する
画像形成装置において、電源オフ前に使用した転写材の
種類に応じて、再起動時の前多回転から初めの所定枚数
の画像形成が終了するまで、前記帯状体の前記定着用回
転体に対する当接圧を変えることを特徴とする画像形成
装置が提供される。
【0040】また、本発明による他の態様によれば、転
写材上に形成されたトナー像と接触してトナーを加熱定
着させる定着用回転体と、該定着用回転体に付着したト
ナーを除去清掃するための帯状体とを備えた定着装置を
有する画像形成装置において、 電源オフ前に使用した
転写材の平均厚みに応じて、再起動時の前多回転から初
めの所定枚数の画像形成が終了するまで、前記帯状体の
前記定着用回転体に対する当接圧を変えることを特徴と
する画像形成装置が提供される。
【0041】更に、本発明による他の態様によれば、転
写材上に形成されたトナー像と接触してトナーを加熱定
着させる定着用回転体と、該定着用回転体に付着したト
ナーを除去清掃するための帯状体とを備えた定着装置を
有する画像形成装置において、 電源オフ前に特定の転
写材収納手段から給紙した場合、再起動時の前多回転前
から初めの所定枚数の画像形成が終了するまで、前記帯
状体の前記定着用回転体に対する当接圧を変えることを
特徴とする画像形成装置が提供される。
【0042】本発明による他の態様によれば、転写材上
に形成されたトナー像と接触してトナーを加熱定着させ
る定着用回転体と、該定着用回転体に付着したトナーを
除去清掃するための帯状体とを備えた定着装置を有する
画像形成装置において、連続画像形成枚数が所定枚数以
上の場合、連続画像形成終了後の再画像形成時にはじめ
の所定枚数のみ前記帯状体の前記定着用回転体に対する
当接圧を通常の画像形成中より大きくすることを特徴と
する画像形成装置が提供される。
【0043】また、本発明による他の態様によれば、転
写材上に形成されたトナー像と接触してトナーを加熱定
着させる定着用回転体と、該定着用回転体に付着したト
ナーを除去清掃するための帯状体とを備えた定着装置を
有する画像形成装置において、 転写材の種類に応じ
て、連続画像形成後の再画像形成時における前記帯状体
の前記定着用回転体に対する当接圧を変えることを特徴
とする画像形成装置が提供される。
【0044】更に、本発明による他の態様によれば、転
写材上に形成されたトナー像と接触してトナーを加熱定
着させる定着用回転体と、該定着用回転体に付着したト
ナーを除去清掃するための帯状体とを備えた定着装置を
有する画像形成装置において、 転写材の平均厚みに応
じて、連続画像形成後の再画像形成時における前記帯状
体の前記定着用回転体に対する当接圧を変えることを特
徴とする画像形成装置が提供される。
【0045】本発明による他の態様によれば、転写材上
に形成されたトナー像と接触してトナーを加熱定着させ
る定着用回転体と、該定着用回転体に付着したトナーを
除去清掃するための帯状体とを備えた定着装置を有する
画像形成装置において、転写材が特定の転写材収納手段
から給紙された場合、連続画像形成後の再画像形成時に
おける前記帯状体の前記定着用回転体に対する当接圧を
変えることを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0046】また、本発明による他の態様によれば、転
写材上にトナー像を形成する手段を有し、転写材上に形
成されたトナー像と接触してトナーを加熱定着させる定
着用回転体と、該定着用回転体に付着したトナーを除去
清掃するための帯状体とを備えた定着装置を有する画像
形成装置において、前記定着装置は、前記帯状体と前記
定着用回転体との接触幅、および、前記帯状体と前記定
着用回転体の当接圧の少なくとも一つを前記定着用回転
体の回転起動時と連続運転時とで変えるようにしたこと
を特徴とする画像形成装置が提供される。
【0047】更に、本発明による他の態様によれば、転
写材上にトナー像を形成する手段を有し、転写材上に形
成されたトナー像と接触してトナーを加熱定着させる定
着用回転体と、該定着用回転体に付着したトナーを除去
清掃するための帯状体とを備えた定着装置を有する画像
形成装置において、前記定着装置は、前記帯状体を前記
定着用回転体に圧接するための帯状体用回転体を有し、
該帯状体用回転体の前記定着用回転体に対する圧力を変
えることにより、前記定着用回転体の回転起動時におけ
る前記帯状体と前記定着用回転体の当接圧が連続運転時
よりも大きくするようにしたことを特徴とする画像形成
装置が提供される。
【0048】本発明による他の態様によれば、転写材上
にトナー像を形成する手段を有し、転写材上に形成され
たトナー像と接触してトナーを加熱定着させる定着用回
転体と、該定着用回転体に付着したトナーを除去清掃す
るための帯状体とを備えた定着装置を有する画像形成装
置において、前記定着装置は、前記転写材の厚みが一定
以上の場合、前記定着用回転体の回転起動時おける前記
帯状体と前記定着用回転体の当接圧が連続運転時よりも
大きくなるようにしたことを特徴とする画像形成装置が
提供される。
【0049】また、本発明による他の態様によれば、転
写材上にトナー像を形成する手段を有し、転写材上に形
成されたトナー像と接触してトナーを加熱定着させる定
着用回転体と、該定着用回転体に付着したトナーを除去
清掃するための帯状体とを備えた定着装置を有する画像
形成装置において、前記定着装置は、最初の起動時であ
って、前記定着用回転体が前多回転を開始する前に前記
帯状体を一定量巻き上げることを特徴とする画像形成装
置が提供される。
【0050】上記発明において、前記定着用回転体の表
面温度が所定温度まで昇温したときに前記帯状体を一定
量巻き上げることが好ましく、また、電源をオフする前
に使用した転写材の種類に応じて、再起動時の前多回転
前における前記帯状体の巻き上げ量を変えることが好ま
しく、更に、電源をオフする前に使用した転写材の平均
厚みに応じて、再起動時の前多回転前における前記帯状
体の巻き上げ量を変えることが好ましい。
【0051】本発明による他の態様によれば、転写材上
にトナー像を形成する手段を有し、転写材上に形成され
たトナー像と接触してトナーを加熱定着させる定着用回
転体と、該定着用回転体に付着したトナーを除去清掃す
るための帯状体とを備えた定着装置を有する画像形成装
置において、前記定着装置は、電源をオフする前に転写
材が特定の転写材収納手段から給紙された場合、再起動
時の前多回転前における前記帯状体の巻き上げ量を変え
ることを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る定着装置およ
び画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0053】実施例1 本発明の第1実施例について図1と図2により説明す
る。
【0054】まず、図2により、本実施例における電子
写真方式の画像形成装置について概略説明する。
【0055】本実施例の画像形成装置は、電子写真複写
機であり、光源10からの光で原稿Gを走査し、その反
射光をCCD19にて結像化する。CCD19から電気
信号が制御装置であるCPU16に入力されて、その内
部の信号処理回路にて処理され、その処理信号にもとづ
いてレーザー装置21からのレーザー光が、帯電装置2
0によって一様に帯電された感光ドラム26の表面を照
射し、潜像が形成される。
【0056】この潜像は現像装置22によってトナー像
として顕像化され、転写材収納手段である給紙カセット
29、30、31から搬送されてきた転写材Pに、転写
帯電器35の作用によって転写される。転写材Pは分離
帯電器34によって感光ドラム26から分離され、搬送
ベルト25を介して定着装置15に搬送され、ここで転
写材Pに転写されたトナー像が加熱、および加圧により
定着される。
【0057】なお、本実施例のCPU16は、前述のC
CD19およびレーザー装置21を制御すると共に、感
光ドラム26上のトナー画像の形成、転写分離帯電器3
5、36の転写および転写材の分離、定着装置15での
転写材への溶融固定など、一連の画像形成のタイミング
を制御し、さらに機内の環境を制御するためのファン5
0をも制御している。また、CPU16にはコピー枚数
などの各種設定を手動的に行なうための操作手段である
操作パネル39が接続されている。
【0058】つぎに、本実施例の定着装置15について
図1により説明する。
【0059】図1に示す定着装置15は、ハロゲンヒー
タなどの加熱用ヒータ3を内部に有する定着用回転体た
る定着ローラ1を備えており、定着ヒータ1は不図示の
駆動モータからの駆動力を受けて矢印方向に回転する。
【0060】また、定着ローラ1の下方には、加圧ロー
ラ2が不図示のベアリングによって支持され、公知の加
圧手段によって少なくとも定着時に定着ローラ1に圧接
するように配設されており、互いに圧接しながら回転す
るようになっている。
【0061】定着ローラ1はアルミニウム、ステンレス
鋼、鉄などの金属中空ローラ芯1aと、その外周面に形
成された厚さ0.1〜1mm程度の耐熱性の弾性体層1
bと、さらにその上に形成された厚さ1.0〜40μm
程度の離型層たる樹脂層1cとで構成されている。
【0062】加圧ローラ2は、金属製ローラ芯2aと、
その外周面に設けられた比較的厚め(例えば5〜10m
m)のシリコーンゴム、フッ素ゴム、フロロシリコーン
ゴムなどの弾性体層2bと、さらにその上に設けられた
厚さ30〜50μm程度の離型層たるフッ素樹脂層2c
とで構成されている。
【0063】定着ローラ1の外周面には、サーミスタあ
るいは熱電対などの感温素子4が接触配置され、その検
出信号を公知の制御手段に伝達して、該制御手段により
ヒータ3の出力またはその印加電圧などを制御すること
で、定着ローラ1の外周面の温度をトナー像溶融温度に
保持している。
【0064】また、定着ローラ1および加圧ローラ2に
は定着後の転写材Pを両ローラ1、2から確実に分離す
るための分離爪51、52が当接しており、分離爪5
1、52は耐熱性樹脂のポリイミドやポリアミド樹脂に
フッ素樹脂をコーティングして形成されている。
【0065】一方、定着ローラ1の上部には定着ローラ
1表面へ付着したオフセットトナーや紙粉等の異物をロ
ーラ表面から除去するためのクリーニング装置6が配設
されている。
【0066】クリーニング装置6は、帯状体であるクリ
ーニングウエブ(以下、単に「ウエブ」という)60が
巻き付けられた繰り出し軸66、ウエブ60を巻き取る
ための巻き取り軸61、および両軸61、66の間にあ
って、ウエブ61を定着ローラ1の表面に圧接する帯状
体用回転体であるウエブ圧接ローラ65を備えている。
【0067】ウエブ60は、ノーメックス(商品名)、
ヒメロン(商品名)などの耐熱不織布が用いられ、通
常、芳香族ポリアミド繊維に高温で柔らかいポリエステ
ル繊維を混入させ、適度な柔らかさと強さをもった不織
布を作り、この不織布に10,000センチストークス
程度の粘度をもつシリコーンオイルを高温で含浸させ、
巻き取ったものである。
【0068】ウエブ圧接ローラ65は両端を回転自在に
軸受72によって軸支され、定着ローラ1に圧接するこ
とで定着ローラ1表面へ付着したオフセットトナーや紙
粉などの異物を定着ローラ1表面から除去し、オフセッ
トを防止している。
【0069】ウエブ圧接ローラ65は金属芯金65aの
上にシリコーンゴムのような耐熱ゴム層を被覆したもの
で十分な柔らかさを得るためにゴム中に発泡剤を入れ、
スポンジ状態としたものである。ゴム硬度は10〜20
゜(Asker−C)を用いている。
【0070】本実施例のクリーニング装置6は、ウエブ
圧接ローラ65の軸受72に当接した当接圧調整部材と
しての当接圧調整カム(以下、単に「カム」という)6
7が付設されており、このカム67がシーケンスによる
制御で回転すると、軸受72が移動し、ウエブ圧接ロー
ラ65の定着ローラ1への当接圧、当接幅を変化させる
ことができる。
【0071】以下、本実施例における定着装置の制御シ
ーケンスについて図1と図2に基づいて説明する。
【0072】連続コピー中、すなわち連続画像形成中は
ウエブ60と定着ローラ1の当接圧は2kgにてクリー
ニングを行っているが、電源投入後、つまり当日始業時
における最初の起動時には、感温素子4が定着ローラ1
の表面温度を定着ローラ1の前多回転開始温度(本実施
例では195℃)より10℃低い温度を検知した時点か
らコピーの1枚目が終了するまでの間は、ローラ1本当
たりの当接圧が5kgとなるようにカム67が回転す
る。このシーケンスにより、蓄積された残存トナーが、
上記起動時の前多回転によってすり抜けることを防止す
ることができる。
【0073】なお、ウエブ60の当接圧を5kgとする
コピー枚数は1枚に限定するものではなく、残存トナー
のすり抜けを防止できる適切な所定枚数とすることがで
きる。
【0074】以下に、本実施例と従来例との実験結果に
ついて説明する。このような各装置によって15℃の環
境温度でA4サイズ紙を所定チャートにて50枚/分で
300枚連続複写した後、電源OFFして、2時間休止
後、電源を再投入しウオームアップ終了後、連続5枚通
紙した場合の裏汚れオフセットの有無を確認した。
【0075】なお、このときの当接圧は、従来例では2
kg、本実施例では3kg、5kg、7kg、10kg
とした。
【0076】その結果を下記の表1に示す。
【0077】
【表1】 表1に示すように、従来例に比べ本実施例では始業時に
おける起動直後の裏汚れオフセットを防止することがで
きた。
【0078】一方、ウエブ当接ローラ65の当接圧を上
げることにより、定着ローラ1の寿命が短くなる傾向が
あるが、当接圧が7kg以下であれば、定着ローラ1の
寿命を保証している50万枚以上は確保され、問題とは
ならない範囲である。
【0079】上記のように、本実施例においては、最初
の起動時には、定着ローラが前多回転を開始する前から
所定枚数の画像形成が終了するまで、あるいは定着ロー
ラの表面温度が所定温度まで昇温したときから所定枚数
の画像形成が終了するまで、ウエブの定着ローラに対す
る当接圧を通常の画像形成中より大きくすることによ
り、定着ローラの回転起動直後においても、ウエブと定
着ローラ間に残存するトナーは確実に捕集されるので残
存トナーのすり抜けによる裏汚れオフセットを防止する
ことができる。
【0080】実施例2 つぎに本発明の第2実施例について図3および前出の図
1により説明する。
【0081】本実施例の画像形成装置は第1実施例と概
略同様の構成を有しているが、図3に示すように、更
に、転写材Pの厚みを検知する検知手段としての厚みセ
ンサ33を給紙カセット29、30、31から転写領域
になる転写材搬送路32中に備えている。
【0082】前述のように、定着性に劣る厚い転写材の
場合は薄い転写材に比べ残存トナー量も多くなる。そこ
で、厚みセンサ33による検知結果に基づいて、第1実
施例にて説明した当接圧調整カム67の回転を制御し、
ウエブ当接ローラ65の定着ローラ1に対する当接圧を
変えている。
【0083】さらに詳しく説明すると、転写材Pの厚み
を厚みセンサ33にて検知し、電源OFF前にコピーし
た転写材100枚の平均厚みが80μm以上の場合に
は、80μm未満の場合よりも、再電源投入後のローラ
回転前において、つまり再起動時の前多回転から初めの
所定枚数(例えば1枚)のコピーが終了するまで、ウエ
ブ当接ローラ65の定着ローラ1に対する当接圧を大き
くするものである。
【0084】ウエブ当接圧は、通常は2kg、80μm
未満の厚さの転写材を使用した後の当日始業時における
起動時は3kg、80μm以上の場合は5kgとなるよ
うに当接圧調整カム67の回転角度が制御される。
【0085】ここで、第1実施例と同じ方法にて行った
実験結果を下記の表2に示す。なお、転写材の厚みは6
0μmと90μmとした。
【0086】
【表2】 表2から明らかなように、本実施例においても、転写材
厚みが90μmで当接圧が3kgである場合を除いて、
ローラ起動直後の裏汚れオフセットを防止することがで
きた。
【0087】上記のように、本実施例においては、定着
性に劣る厚い転写材の場合は薄い転写材に比べ残存トナ
ー量も多くなるので、薄い転写材の場合よりも、再電源
投入後のウエブ当接ローラの定着ローラに対する当接圧
を大きくすることで、始業時における起動直後において
も、ウエブ60と定着ローラ1間に残存するトナーは確
実に捕集されるので残存トナーのすり抜けによる裏汚れ
オフセットを抑えることが可能となった。
【0088】一方、一時的にウエブ当接ローラ65の当
接圧を上げることにより、定着ローラ1の寿命が短くな
る傾向があるが、厚い転写材を使用した後の始業時にお
ける当接圧が7kg以下であれば、定着ローラ1の寿命
を保証している50万枚以上は確保され、問題とはなら
ない範囲である。
【0089】要するに本実施例では、電源オフ前に使用
した転写材の種類、つまり平均厚みに応じて、再起動時
の前多回転から初めの所定枚数の画像形成が終了するま
で、ウエブの当接圧を変えることにより、残存トナーの
すり抜けによる裏汚れオフセットを抑えることができ
る。
【0090】実施例3 つぎに、本発明の第3実施例について再度図1と図2に
基づいて説明する。
【0091】本実施例の画像形成装置および定着装置は
第1実施例と略同様の構成および機能を備えているが、
図2に示す制御装置16によって制御されるウエブ60
の当接圧調整カム67の制御方法のみが異なっている。
【0092】制御装置16は、前述のように、画像形成
装置全体の動作全体のタイミングを制御するものであ
り、像担持体26上のトナー画像の形成、転写分離部位
34、35での転写材Pへの転移、定着装置15での転
写材への溶融固定などの一連の画像形成および当接圧調
整カム67の動作を一括して制御している。
【0093】制御パネル39にて任意の給紙カセットを
選択してコピーを行なった場合、電源OFF前にコピー
した100枚における最も使用頻度の高い給紙カセット
が厚紙用に特定した給紙カセット29だった場合には、
その他の給紙カセット30、31からの給紙の場合より
も再電源投入後のローラ回転前、つまり、再起動時の前
多回転前から初めの所定枚数(例えば1枚)のコピーが
終了するまで、ウエブ当接圧を大きくする。
【0094】ウエブ当接圧は通常は2kg、厚紙用給紙
カセット29以外の給紙カセット30、31の転写材P
を使用した後の始業時における起動時は3kg、厚紙用
給紙カセット29の場合には5kgとなるように、ウエ
ブ当接圧調整カム67の回転角度を制御する。
【0095】ここで、第1実施例と同様の方法による実
験結果を下記の表3に示す。
【0096】
【表3】 表3に示すように、従来例に比べ、本実施例でも始業時
における起動直後の裏汚れを防止することができた。
【0097】すなわち、本実施例においては、定着性に
劣る厚い転写材を特定した給紙カセットを使用した場合
は、その他の給紙カセットから給紙した場合に比べ残存
トナー量も多くなるので、電源投入後のローラ回転前の
ウエブ当接圧を大きくすることで、始業時における起動
直後の裏汚れオフセットを抑えることが可能となった。
【0098】更に本実施例では、第2実施例にて採用し
た厚みセンサが必要ないので、安価で簡単な構成で本発
明を実施することができる。
【0099】上記と同様に、一時的にウエブ当接圧を上
げることにより定着ローラの寿命が短くなる傾向にある
が、厚い転写材専用のカセットを使用した後の始業時に
おける起動直後でも当接圧が7kg以下であれば、定着
ローラ寿命を保証している50万枚以上は確保され、問
題とならない範囲である。
【0100】要するに本実施例によれば、電源オフ前に
特定の給紙カセットから給紙した場合、再起動時の前多
回転前から初めの所定枚数の画像形成が終了するまで、
ウエブ当接圧を大きくすることで、始業時における起動
直後の裏汚れオフセットを抑えることができる 実施例4 つぎに、本発明の第4実施例について前出の図1および
図2を参照して説明する。
【0101】本実施例の定着装置15の制御シーケンス
では、連続コピー中はウエブ60と定着ローラ1の当接
圧は2kgにてクリーニングを行なうが、操作パネル3
9に連続コピー枚数を200枚以上設定した場合には、
コピー終了後、再コピー時の1枚目が終了するまでの間
は、ローラ1本当たりの当接圧が5kgとなるように当
接圧調整カム67が回転する。
【0102】このシーケンスにより、連続コピーにより
蓄積された残存トナーが、再コピー時にすり抜けること
を防止することができる。
【0103】なお、再コピー時にウエブ60の当接圧を
5kgとする枚数は、1枚に限定するものではなく、残
存トナーのすり抜けが防止できる適切な枚数でよい。
【0104】以下に本実施例と従来例の実験結果につい
て説明する。このような各装置によって15℃の環境温
度でA4サイズ紙を所定チャートにて50枚/分で30
0枚連続複写した後、1分休止し、その後連続5枚通紙
した場合の裏汚れオフセットの有無を確認した。その結
果を下記の表4に示す。
【0105】
【表4】 表4に示すように、本実施例は従来例に比べ、連続コピ
ー後の再コピー時の裏汚れオフセットを防止することが
できた。
【0106】なお、一時的にウエブ当接圧を上げること
により、定着ローラの寿命が短くなく傾向にあるが、当
接圧が7kg以下であれば定着ローラ寿命を保証してい
る50万枚以上は確保され、問題とならない範囲であ
る。
【0107】実施例5 つぎに、本発明の第5実施例について前出の図1および
図3を参照して説明する。
【0108】本実施例は、操作パネル39に連続コピー
枚数を200枚以上設定した場合、厚みセンサ33にて
連続コピー中の転写材の厚みを検知し、転写材の平均厚
みが80μm以上の場合には、平均厚みが80μm未満
の場合よりも連続コピー後の再コピー時のウエブ当接圧
を大きくすることを特徴とする。
【0109】具体的には、ウエブ当接圧は、通常は2k
gであるが、厚さが80μm未満の転写材を使用した連
続コピー後は3kg、80μm以上の場合は5kgとな
るように当接圧調整カム67の回転角度が制御される。
【0110】第4実施例と同じ方法による実験結果を下
記の表5に示す。
【0111】
【表5】 表5に示すように、転写材厚みが90μmで当接圧が3
kgの場合を除き、本実施例でも従来例に比べて、連続
コピー後の再コピー時の裏汚れオフセットを防止するこ
とができた。
【0112】すなわち、定着性に劣る厚い転写材を所定
の連続コピーした場合は、薄い転写材に比べ残存トナー
量も多くなるので、本実施例においては、薄い転写材を
連続コピーした場合よりも、連続コピー後の再コピー時
のウエブ当接圧を大きくするようにすることで、再コピ
ー時の裏汚れを抑えることが可能となった。
【0113】なお、本実施例においても、一時的にウエ
ブ当接圧を上げることにより、定着ローラの寿命が短く
なく傾向にあるが、当接圧が7kg以下であれば定着ロ
ーラ寿命を保証している50万枚以上は確保され、問題
とならない範囲である。
【0114】実施例6 つぎに、本発明の第6実施例について前出の図1と図3
を参照して説明する。
【0115】本実施例は、操作パネル9に連続コピー枚
数を200枚以上設定した場合、操作パネル39にて選
択した給紙カセットが厚紙用に特定した給紙カセット2
9だった場合には、その他の給紙カセット30、31か
らの給紙の場合よりも連続コピー後の再コピー時のウエ
ブ当接圧を大きくすることを特徴とする。
【0116】具体的には、ウエブ当接圧は、通常は2k
gであるが、厚紙用給紙カセット29以外の給紙カセッ
ト30、31の転写材を使用した連続コピー後は3k
g、厚紙用給紙カセット29の場合は5kgとなるよう
に、ウエブ当接圧調整カム67の回転角度が制御され
る。
【0117】第4実施例と同じ方法による実験結果を下
記の表6に示す。
【0118】
【表6】 表6に示したように、本実施例は従来例に比べ、定着性
に劣る転写材を特定した給紙カセットを使用した場合
は、その他のカセットから給紙した場合に比べ残存トナ
ー量も多くなるので、連続コピー後の再コピー時のウエ
ブ当接圧を大きくすることで、再コピー時の裏汚れを抑
えることが可能となった。
【0119】更に、本実施例は、第5実施例にて採用し
たような厚みセンサが必要ないので、安価で簡単な構成
で本発明を実施することができる。
【0120】なお、一時的にウエブ当接圧を上げること
により、定着ローラの寿命が短くなく傾向にあるが、厚
い転写材専用のカセットを使用して200枚以上連続コ
ピーした後の再コピー時でも当接圧が7kg以下であれ
ば定着ローラ寿命を保証している50万枚以上は確保さ
れ、問題とならない範囲である。
【0121】実施例7 本発明の第7実施例について前出の図1と図2を参照し
て説明する。
【0122】本実施例の定着装置のクリーニング装置6
は、図1により説明したように、ウエブ圧接ローラ65
の軸受72に当接した当接圧調整カム67が付設されて
おり、このカム67がシーケンスによる制御で回転する
と、軸受72が移動する。これにより、ウエブ当接ロー
ラ65、つまりウエブ60の定着ローラ1への当接圧、
および当接幅が変化する。
【0123】そして、連続コピー中はウエブ当接ローラ
65と定着ローラ1の当接圧が2kgにてクリーニング
を行い、定着ローラ1の前多回転開始前に、感温素子4
が定着ローラ1の表面温度を定着ローラ1の前多回転開
始温度(本実施例では195℃)より10℃低い温度以
上の温度を検知した時点からコピーが1枚終了するまで
の間は、ウエブ当接ローラ65の当接圧が3〜10kg
となるようにカム67が回転する。
【0124】以下に、本実施例と従来例との実験結果に
ついて説明する。このような各装置によって15℃の環
境温度でA4サイズ紙を所定チャートにて50枚/分で
300枚連続複写したのち、電源OFFし、1分休止
後、電源を再投入しウオームアップ終了後、連続5枚通
紙した場合の裏汚れオフセットの有無を確認した。
【0125】なお、このときの当接圧は、従来例では2
kg、本実施例では3kg、5kg、7kg、10kg
とした。
【0126】その結果を下記の表7に示す。
【0127】
【表7】 表7に示すように、従来例に比べ本実施例ではローラ回
転起動直後の裏汚れを防止することができた。
【0128】一方、ウエブ当接ローラ65の当接圧を上
げることにより、定着ローラ1の寿命が短くなる傾向が
あるが、当接圧が7kg以下であれば、定着ローラ1の
寿命を保証している5万枚以上は確保され、問題とはな
らない範囲である。
【0129】上記のように、本実施例においては、定着
ローラ1に対するウエブ当接ローラ65の当接圧をロー
ラ回転起動直後に3〜10kgと、連続運転時の2kg
より上げることによって、ローラ回転起動直後において
も、クリーニングウエブと定着ローラ間に残存するトナ
ーは確実に捕集されるので残存トナーのすり抜けによる
裏汚れオフセットを防止することができた。
【0130】実施例8 つぎに本発明の第8実施例について前出の図1と図3に
より説明する。
【0131】本実施例においては、厚みセンサ33の検
知結果に基づいて、当接圧調整カム67の回転を制御
し、ウエブ当接ローラ65の定着ローラ1に対する当接
圧を変えている。
【0132】さらに詳しく説明すると、厚みセンサ33
にて検知した転写材Pの厚みが80μm以上の場合に
は、80μm未満の場合よりもローラ回転起動時のウエ
ブ当接ローラ65の定着ローラ1に対する当接圧を連続
運転時よりも大きくするものである。
【0133】ここで、第7実施例と同じ方法にて行った
実験結果を下記の表8に示す。
【0134】なお、転写材の厚みは60μmと90μm
とした。
【0135】
【表8】 表8から明らかなように、転写材厚みが90μmで当接
圧が3kgの場合を除いて、ローラ起動直後の裏汚れオ
フセットを防止することができた。
【0136】上記のように、本実施例においては、定着
性に劣る厚い転写材の場合は薄い転写材に比べ残存トナ
ー量も多くなるので、薄い転写材の場合よりも、ローラ
回転起動時のウエブ当接ローラの定着ローラに対する当
接圧を連続運転時よりも大きくすることで、ローラ回転
起動直後においても、ウエブ60と定着ローラ1間に残
存するトナーは確実に捕集されるので残存トナーのすり
抜けによる裏汚れオフセットを抑えることが可能となっ
た。
【0137】一方、ウエブ当接ローラ65の当接圧を上
げることにより、定着ローラ1の寿命が短くなる傾向が
あるが、当接圧が7kg以下であれば、定着ローラ1の
寿命を保証している50万枚以上は確保され、問題とは
ならない範囲である。
【0138】実施例9 つぎに、本発明の第9実施例について図4と図5により
説明する。本実施例の定着装置15Aは、上記実施例に
て説明した定着装置15と概略同様の構成を備えている
が、上記実施例の当接圧調整カム67を除去し、上記実
施例の制御方法とは異なる制御を行う。すなわち、本実
施例における定着装置15Aにおいては、ウエブ巻き取
り軸61の制御は下記のように行う。
【0139】以下、本実施例における制御シーケンスを
図4と図5に基づいて説明する。
【0140】電源投入後、定着ローラ1が前多回転を開
始する前にウエブ巻き取り軸61が作動し、ウエブ60
が一定量巻き上げるようなシーケンスをとる。このと
き、ウエブ60と定着ローラ1間に残存するトナーも同
時に巻き上げ除去することを特徴とする。
【0141】具体的には、連続コピー中はウエブ60は
A4サイズ紙1枚当たり0.035mmにて送られクリ
ーニングを行っているが、起動時における定着ローラ1
の前多回転開始前には、ウエブ60を1〜10mm巻き
上げる。前多回転開始前のウエブ60の巻き上げ量は、
定着ローラ1とウエブ60のニップ(断面図上の接触
幅)と同等以上が望ましい。本実施例では、最初の起動
時におけるウエブ60の巻き上げ量は3mmとした。
【0142】以下に、本実施例と従来例の実験結果につ
いて説明する。なお、本実験では、上記のような定着装
置において、第1実施例の場合と同様に、15℃の環境
温度でA4サイズ紙を所定チャートにて50枚/分で3
00枚連続複写した後、電源OFFし、2時間休止後、
電源を再投入しウオームアップ終了後連続5枚通紙した
場合の裏汚れオフセットの有無を確認した。
【0143】また本実施例に係る実験においては、電源
投入後、定着ローラ回転前のウエブ巻き上げのタイミン
グを定着ローラの表面温度により変えている。すなわ
ち、 (1)感温素子4が定着ローラ1の表面温度を、定着ロ
ーラ1の前多回転開始温度(本実施例では190℃)よ
り10℃低い温度(180℃)以上の温度を検知した時
点で、ウエブ60を巻き上げた。このときの、定着ロー
ラ温度、定着ローラの回転、およびウエブ巻き取り軸の
回転のタイミングチャートが図5に示されている。 (2)感温素子4が定着ローラ1の表面温度を、定着ロ
ーラ1の前多回転開始温度(190℃)より100℃低
い温度(90℃)以上の温度を検知した時点で、ウエブ
60を巻き上げた。 (3)電源投入と同時(25℃)にウエブ60を巻き上
げた。
【0144】さらに、上記(1)〜(3)の定着ローラ
の各表面温度について、定着ローラ回転前のウエブ送り
量を1mm、3mm、5mm、10mmとした。
【0145】その実験結果を下記の表9に示す。
【0146】
【表9】 表9に示す実験結果から明らかなように、本実施例では
従来例に比べ、定着ローラ回転起動直後の裏汚れオフセ
ットを防止することができた。
【0147】特に本実施例において定着ローラの表面温
度が十分に昇温し残留トナーが溶融することにより、定
着ローラからの離型性が向上してからウエブを送る方が
より効果的である。
【0148】一方、ローラ回転起動前にウエブを一定量
巻き上げることによりウエブの寿命が短くなる傾向があ
るが、コピー1枚あたり0.035mmのウエブを消費
し、25万枚を寿命として保証するためには、15m巻
のウエブを使用すれば6.25mの余裕があり、最初の
起動時のメインスイッチオン時のローラ回転前にウエブ
を3mm巻き上げても、起動回数は2000回までは寿
命の25万枚を保証できる。
【0149】実施例10 つぎに、本発明の第10実施例について前出の図3と図
4により説明する。本実施例の定着装置15Aは第9実
施例と同一であるが、その制御方法が異なっている。
【0150】図3に示す制御装置16は、前述のよう
に、画像形成装置の動作全体のタイミングを制御するも
のであり、感光ドラム26上のトナー画像の形成、転写
帯電器34による転写および分離帯電器35による転写
材Pの感光ドラム26からの分離、転写装置15Aでの
転写材Pへの溶融固定などの一連の画像の形成、そして
ウエブ巻き取り軸61の動作を一括して制御している。
【0151】本実施例においては、厚みセンサ33にて
電源OFF前にコピーした転写材100枚の平均厚みを
検知し、転写材Pの平均厚みが80μm以上の場合に
は、80μm未満の場合よりも、再電源投入後のローラ
回転起動前にウエブ60を多く巻き上げることを特徴と
している。なお、本実施例では、80μm未満の厚みの
場合は1mm、80μm以上の場合は3mmのウエブ6
0を定着ローラ回転起動前に巻き上げている。
【0152】第9実施例と同じ方法による実験結果を下
記の表10に示す。なお、電源OFF前100枚の転写
材平均厚みは60μmと90μmとした。
【0153】
【表10】 表10に示すように、本実施例においても従来例に比
べ、ローラ回転起動直後においても、クリーニングウエ
ブと定着ローラ間に残存するトナーは確実に捕集される
ので、電源オフ前100前の転写材平均厚みが90μm
でローラ回転前のウエブ送り量が1mmの場合を除き、
残存トナーのすり抜けによる裏汚れオフセットを防止す
ることができた。
【0154】すなわち、本実施例においては、定着性の
劣る厚い転写材を使用した場合は、薄い転写材に比べ残
存トナー量も多くなるので、薄い転写材を使用した場合
よりも、再電源投入後のローラ回転起動前にウエブを多
く巻き上げるようにすることで、起動直後の裏汚れを抑
えることが可能となった。
【0155】一方、ローラ回転起動前にウエブを一定量
巻き上げることによりウエブ寿命が短くなる傾向がある
が、コピー1枚当たり0.035mmのウエブを消費
し、25万枚を寿命として保証するためには、15m巻
のウエブを使用すれば6.25mの余裕があり、厚い転
写材を使用後の再起動時の場合は定着回転ローラ回転前
にウエブを3mm、薄い転写材の場合は定着ローラ回転
前にウエブを1mm巻き上げるとすると、起動回数は最
小2千回、最大6千回までは寿命の25万枚を保証でき
る。
【0156】実施例11 つぎに、本発明の第11実施例について再度図4を参照
して説明する。本実施例の定着装置15Aは第10実施
例と同一であるが、その制御方法が異なっている。
【0157】本実施例では、前述のように、厚紙専用の
給紙カセット29を備え、操作パネル39にて任意の給
紙カセットを選択できるようになっており、CPU16
の判断により、電源をOFFする前100枚における最
も使用頻度の高いカセットが、厚紙用に特定した専用の
給紙カセット29だった場合には、その他の給紙カセッ
ト30、31からの給紙の場合よりも、再電源投入後の
ローラ回転起動前にウエブ60を多く巻き上げることを
特徴とする。
【0158】本実施例では、厚紙専用給紙カセット29
を使用する場合は3mm、その他のカセット30、31
の場合は1mm、ウエブ60を巻き上げる。
【0159】第9実施例と同じ方法による実験結果を下
記の表11に示す。
【0160】
【表11】 表11に示すように、従来例に比べ、厚紙専用カットを
用いローラ回転前のウエブ送り量が1mmの場合を除
き、本実施例でもローラ回転起動直後の裏汚れを防止す
ることができた。
【0161】すなわち、本実施例においては、定着性に
劣る厚い転写材を特定した給紙カセットを使用した場合
は、その他の給紙カセットより給紙した場合に比べ残存
トナー量も多くなるので、再電源投入後のローラ回転起
動前にウエブを多く巻き上げるようにすることで、起動
直後の裏汚れを抑えることが可能となった。
【0162】一方、ローラ回転起動前にウエブを一定量
巻き上げることによりウエブ寿命が短くなる傾向にある
が、コピー1枚当たり0.035mmのウエブを消費
し、25万枚を寿命として保証するためには15m巻の
ウエブ使用すれば6.25mの余裕があり、厚い転写材
専用の給紙カセットを使用後の再起動時の場合は定着ロ
ーラ回転前にウエブを3mm、薄い転写材用の給紙カセ
ットからの給紙の場合は定着ローラ回転前にウエブを1
mm巻き上げるとすると、起動回数は最小2千回、最大
6千回までは寿命の25万枚を保証できる。
【0163】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の定着装置および画像形成装置によれば、定着用回転体
の寿命を損なうことなく、最初の使用開始時の起動時あ
るいは単なる起動時、もしくは、連続画像形成後の休止
後の再画像形成時においても裏汚れオフセットの発生を
防止でき、高品質画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第8実施例に係る定着装置を示
す構成図である。
【図2】本発明の第1、第3、第4、第6および第7実
施例に係る画像形成装置を示す構成図である。
【図3】本発明の第2、第5、第8および第10実施例
に係る画像形成装置を示す構成図である。
【図4】本発明の第9〜第11実施例に係る定着装置を
示す構成図である。
【図5】第9実施例に係る制御のタイミングチャートで
ある。
【図6】従来の定着装置の一例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 定着ローラ(定着用回転体) 2 加圧ローラ 6 クリーニング装置 15、15A 定着装置 29、30、31 給紙カセット(転写材収納手段) 60 クリーニングウエブ(帯状体) 65 ウエブ圧接用ローラ(帯状体用回転
体) 67 当接圧調整用カム

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写材上に形成されたトナー像と接触し
    てトナーを加熱定着させる定着用回転体と、該定着用回
    転体に付着したトナーを除去清掃するための帯状体とを
    備えた定着装置において、 最初の起動時には、前記定着用回転体が前多回転を開始
    する前から所定枚数の画像形成が終了するまで、前記帯
    状体の前記定着用回転体に対する当接圧を通常の画像形
    成中より大きくすることを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 転写材上に形成されたトナー像と接触し
    てトナーを加熱定着させる定着用回転体と、該定着用回
    転体に付着したトナーを除去清掃するための帯状体とを
    備えた定着装置において、 最初の起動時には、前記定着用回転体の表面温度が所定
    温度まで昇温したときから所定枚数の画像形成が終了す
    るまで、前記帯状体の前記定着用回転体に対する当接圧
    を通常の画像形成中より大きくすることを特徴とする定
    着装置。
  3. 【請求項3】 転写材上に形成されたトナー像と接触し
    てトナーを加熱定着させる定着用回転体と、該定着用回
    転体に付着したトナーを除去清掃するための帯状体とを
    備えた定着装置において、 電源オフ前に使用した転写材の種類に応じて、再起動時
    の前多回転から初めの所定枚数の画像形成が終了するま
    で、前記帯状体の前記定着用回転体に対する当接圧を変
    えることを特徴とする定着装置。
  4. 【請求項4】 転写材上に形成されたトナー像と接触し
    てトナーを加熱定着させる定着用回転体と、該定着用回
    転体に付着したトナーを除去清掃するための帯状体とを
    備えた定着装置において、 電源オフ前に使用した転写材の平均厚みに応じて、再起
    動時の前多回転から初めの所定枚数の画像形成が終了す
    るまで、前記帯状体の前記定着用回転体に対する当接圧
    を変えることを特徴とする定着装置。
  5. 【請求項5】 転写材上に形成されたトナー像と接触し
    てトナーを加熱定着させる定着用回転体と、該定着用回
    転体に付着したトナーを除去清掃するための帯状体とを
    備えた定着装置において、 電源オフ前に特定の転写材収納手段から給紙した場合、
    再起動時の前多回転前から初めの所定枚数の画像形成が
    終了するまで、前記帯状体の前記定着用回転体に対する
    当接圧を変えることを特徴とする定着装置。
  6. 【請求項6】 転写材上に形成されたトナー像と接触し
    てトナーを加熱定着させる定着用回転体と、該定着用回
    転体に付着したトナーを除去清掃するための帯状体とを
    備えた定着装置において、 連続画像形成枚数が所定枚数以上の場合、連続画像形成
    終了後の再画像形成時にはじめの所定枚数のみ前記帯状
    体の前記定着用回転体に対する当接圧を通常の画像形成
    中より大きくすることを特徴とする定着装置。
  7. 【請求項7】 転写材上に形成されたトナー像と接触し
    てトナーを加熱定着させる定着用回転体と、該定着用回
    転体に付着したトナーを除去清掃するための帯状体とを
    備えた定着装置において、 転写材の種類に応じて、連続画像形成後の再画像形成時
    における前記帯状体の前記定着用回転体に対する当接圧
    を変えることを特徴とする定着装置。
  8. 【請求項8】 転写材上に形成されたトナー像と接触し
    てトナーを加熱定着させる定着用回転体と、該定着用回
    転体に付着したトナーを除去清掃するための帯状体とを
    備えた定着装置において、 転写材の平均厚みに応じて、連続画像形成後の再画像形
    成時における前記帯状体の前記定着用回転体に対する当
    接圧を変えることを特徴とする定着装置。
  9. 【請求項9】 転写材上に形成されたトナー像と接触し
    てトナーを加熱定着させる定着用回転体と、該定着用回
    転体に付着したトナーを除去清掃するための帯状体とを
    備えた定着装置において、 転写材が特定の転写材収納手段から給紙された場合、連
    続画像形成後の再画像形成時における前記帯状体の前記
    定着用回転体に対する当接圧を変えることを特徴とする
    定着装置。
  10. 【請求項10】 転写材上に形成されたトナー像と接触
    してトナーを加熱定着させる定着用回転体と、該定着用
    回転体に付着したトナーを除去清掃するための帯状体と
    を備えた定着装置において、 前記帯状体と前記定着用回転体との接触幅、および、前
    記帯状体と前記定着用回転体の当接圧の少なくとも一つ
    を前記定着用回転体の回転起動時と連続運転時とで変え
    るようにしたことを特徴とする定着装置。
  11. 【請求項11】 転写材上に形成されたトナー像と接触
    してトナーを加熱定着させる定着用回転体と、該定着用
    回転体に付着したトナーを除去清掃するための帯状体と
    を備えた定着装置において、 前記帯状体を前記定着用回転体に圧接するための帯状体
    用回転体を有し、該帯状体用回転体の前記定着用回転体
    に対する圧力を変えることにより、前記定着用回転体の
    回転起動時における前記帯状体と前記定着用回転体の当
    接圧が連続運転時よりも大きくするようにしたことを特
    徴とする定着装置。
  12. 【請求項12】 転写材上に形成されたトナー像と接触
    してトナーを加熱定着させる定着用回転体と、該定着用
    回転体に付着したトナーを除去清掃するための帯状体と
    を備えた定着装置において、 転写材の厚みが一定以上の場合、前記定着用回転体の回
    転起動時における前記帯状体と前記定着用回転体の当接
    圧が連続運転時よりも大きくなるようにしたことを特徴
    とする定着装置。
  13. 【請求項13】 転写材上に形成されたトナー像と接触
    してトナーを加熱定着させる定着用回転体と、該定着用
    回転体に付着したトナーを除去清掃するための帯状体と
    を備えた定着装置において、 最初の起動時に、前記定着用回転体が前多回転を開始す
    る前に前記帯状体を一定量巻き上げることを特徴とする
    定着装置。
  14. 【請求項14】 前記定着用回転体の表面温度が所定温
    度まで昇温したときに前記帯状体を一定量巻き上げるこ
    とを特徴とする請求項13の定着装置。
  15. 【請求項15】 電源をオフする前に使用した転写材の
    種類に応じて、再起動時の前多回転前における前記帯状
    体の巻き上げ量を変えることを特徴とする請求項13ま
    たは14の定着装置。
  16. 【請求項16】 電源をオフする前に使用した転写材の
    平均厚みに応じて、再起動時の前多回転前における前記
    帯状体の巻き上げ量を変えることを特徴とする請求項1
    3または14の定着装置。
  17. 【請求項17】 転写材上に形成されたトナー像と接触
    してトナーを加熱定着させる定着用回転体と、該定着用
    回転体に付着したトナーを除去清掃するための帯状体と
    を備えた定着装置において、 電源をオフする前に転写材が特定の給紙用カセットから
    給紙された場合、再起動時の前多回転前における前記帯
    状体の巻き上げ量を変えることを特徴とする定着装置。
  18. 【請求項18】 転写材上に形成されたトナー像と接触
    してトナーを加熱定着させる定着用回転体と、該定着用
    回転体に付着したトナーを除去清掃するための帯状体と
    を備えた定着装置を有する画像形成装置において、 前記定着装置は、最初の起動時には、前記定着用回転体
    が前多回転を開始する前から所定枚数の画像形成が終了
    するまで、前記帯状体の前記定着用回転体に対する当接
    圧を通常の画像形成中より大きくすることを特徴とする
    画像形成装置。
  19. 【請求項19】 転写材上に形成されたトナー像と接触
    してトナーを加熱定着させる定着用回転体と、該定着用
    回転体に付着したトナーを除去清掃するための帯状体と
    を備えた定着装置を有する画像形成装置において、 前記定着装置は、最初の起動時には、前記定着用回転体
    の表面温度が所定温度まで昇温したときから所定枚数の
    画像形成が終了するまで、前記帯状体の前記定着用回転
    体に対する当接圧を通常の画像形成中より大きくするこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  20. 【請求項20】 転写材上に形成されたトナー像と接触
    してトナーを加熱定着させる定着用回転体と、該定着用
    回転体に付着したトナーを除去清掃するための帯状体と
    を備えた定着装置を有する画像形成装置において、 前記定着装置は、電源オフ前に使用した転写材の種類に
    応じて、再起動時の前多回転から初めの所定枚数の画像
    形成が終了するまで、前記帯状体の前記定着用回転体に
    対する当接圧を変えることを特徴とする画像形成装置。
  21. 【請求項21】 転写材上に形成されたトナー像と接触
    してトナーを加熱定着させる定着用回転体と、該定着用
    回転体に付着したトナーを除去清掃するための帯状体と
    を備えた定着装置を有する画像形成装置において、 前記定着装置は、電源オフ前に使用した転写材の平均厚
    みに応じて、再起動時の前多回転から初めの所定枚数の
    画像形成が終了するまで、前記帯状体の前記定着用回転
    体に対する当接圧を変えることを特徴とする画像形成装
    置。
  22. 【請求項22】 転写材上に形成されたトナー像と接触
    してトナーを加熱定着させる定着用回転体と、該定着用
    回転体に付着したトナーを除去清掃するための帯状体と
    を備えた定着装置を有する画像形成装置において、 電源オフ前に転写材を特定の転写材収納手段から給紙し
    た場合、再起動時の前多回転前から初めの所定枚数の画
    像形成が終了するまで、前記帯状体の前記定着用回転体
    に対する当接圧を変えることを特徴とする画像形成装
    置。
  23. 【請求項23】 転写材上に形成されたトナー像と接触
    してトナーを加熱定着させる定着用回転体と、該定着用
    回転体に付着したトナーを除去清掃するための帯状体と
    を備えた定着装置を有する画像形成装置において、 連続画像形成枚数が所定枚数以上の場合、連続画像形成
    終了後の再画像形成時にはじめの所定枚数のみ前記帯状
    体の前記定着用回転体に対する当接圧を通常の画像形成
    中より大きくすることを特徴とする画像形成装置。
  24. 【請求項24】 転写材上に形成されたトナー像と接触
    してトナーを加熱定着させる定着用回転体と、該定着用
    回転体に付着したトナーを除去清掃するための帯状体と
    を備えた定着装置を有する画像形成装置において、 前記定着装置は、転写材の種類に応じて、連続画像形成
    後の再画像形成時における前記帯状体の前記定着用回転
    体に対する当接圧を変えることを特徴とする画像形成装
    置。
  25. 【請求項25】 転写材上に形成されたトナー像と接触
    してトナーを加熱定着させる定着用回転体と、該定着用
    回転体に付着したトナーを除去清掃するための帯状体と
    を備えた定着装置を有する画像形成装置において、 前記定着装置は、転写材の平均厚みに応じて、連続画像
    形成後の再画像形成時における前記帯状体の前記定着用
    回転体に対する当接圧を変えることを特徴とする画像形
    成装置。
  26. 【請求項26】 転写材上に形成されたトナー像と接触
    してトナーを加熱定着させる定着用回転体と、該定着用
    回転体に付着したトナーを除去清掃するための帯状体と
    を備えた定着装置を有する画像形成装置において、 転写材が特定の転写材収納手段から給紙された場合、連
    続画像形成後の再画像形成時における前記帯状体の前記
    定着用回転体に対する当接圧を変えることを特徴とする
    画像形成装置。
  27. 【請求項27】 転写材上にトナー像を形成する手段を
    有し、転写材上に形成されたトナー像と接触してトナー
    を加熱定着させる定着用回転体と、該定着用回転体に付
    着したトナーを除去清掃するための帯状体とを備えた定
    着装置を有する画像形成装置において、 前記定着装置は、前記帯状体と前記定着用回転体との接
    触幅、および、前記帯状体と前記定着用回転体の当接圧
    の少なくとも一つを前記定着用回転体の回転起動時と連
    続運転時とで変えるようにしたことを特徴とする画像形
    成装置。
  28. 【請求項28】 転写材上にトナー像を形成する手段を
    有し、転写材上に形成されたトナー像と接触してトナー
    を加熱定着させる定着用回転体と、該定着用回転体に付
    着したトナーを除去清掃するための帯状体とを備えた定
    着装置を有する画像形成装置において、 前記定着装置は、前記帯状体を前記定着用回転体に圧接
    するための帯状体用回転体を有し、該帯状体用回転体の
    前記定着用回転体に対する圧力を変えることにより、前
    記定着用回転体の回転起動時における前記帯状体と前記
    定着用回転体の当接圧が連続運転時よりも大きくするよ
    うにしたことを特徴とする画像形成装置。
  29. 【請求項29】 転写材上にトナー像を形成する手段を
    有し、転写材上に形成されたトナー像と接触してトナー
    を加熱定着させる定着用回転体と、該定着用回転体に付
    着したトナーを除去清掃するための帯状体とを備えた定
    着装置を有する画像形成装置において、 前記定着装置は、前記転写材の厚みが一定以上の場合、
    前記定着用回転体の回転起動時おける前記帯状体と前記
    定着用回転体の当接圧が連続運転時よりも大きくなるよ
    うにしたことを特徴とする画像形成装置。
  30. 【請求項30】 転写材上にトナー像を形成する手段を
    有し、転写材上に形成されたトナー像と接触してトナー
    を加熱定着させる定着用回転体と、該定着用回転体に付
    着したトナーを除去清掃するための帯状体とを備えた定
    着装置を有する画像形成装置において、 前記定着装置は、最初の起動時であって、前記定着用回
    転体が前多回転を開始する前に前記帯状体を一定量巻き
    上げることを特徴とする画像形成装置。
  31. 【請求項31】 前記定着用回転体の表面温度が所定温
    度まで昇温したときに前記帯状体を一定量巻き上げるこ
    とを特徴とする請求項30の画像形成装置。
  32. 【請求項32】 電源をオフする前に使用した転写材の
    種類に応じて、再起動時の前多回転前における前記帯状
    体の巻き上げ量を変えることを特徴とする請求項30ま
    たは31の画像形成装置。
  33. 【請求項33】 電源をオフする前に使用した転写材の
    平均厚みに応じて、再起動時の前多回転前における前記
    帯状体の巻き上げ量を変えることを特徴とする請求項3
    0または31の画像形成装置。
  34. 【請求項34】 転写材上にトナー像を形成する手段を
    有し、転写材上に形成されたトナー像と接触してトナー
    を加熱定着させる定着用回転体と、該定着用回転体に付
    着したトナーを除去清掃するための帯状体とを備えた定
    着装置を有する画像形成装置において、 前記定着装置は、電源をオフする前に転写材が特定の転
    写材収納手段から給紙された場合、再起動時の前多回転
    前における前記帯状体の巻き上げ量を変えることを特徴
    とする画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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