JP2007279344A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クリーニングウエブとクリーニングローラもしくは定着ベルトとの貼り付きによるクリーニングウエブ破れや定着ベルト傷の発生を防止するとともに、定着ベルトの熱変形を抑える定着装置を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】定着装置をウオームアップするウオームアップモードAを有し、ウオームアップモードAにおいては、制御手段は、ウオームアップの開始から第1の設定温度まで昇温させた後、第1の設定温度を所定時間保持し、その後、定着ベルトの駆動回転を開始するとともに、定着ベルトを定着のための第2の設定温度に昇温させるように制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの機能を備えた複合機等の画像形成装置に装着され、転写材上に形成された未定着トナー像を、定着ベルトと加圧ローラとにより加圧、加熱して画像を定着する定着装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの機能を有する複合機等の電子写真式画像形成装置に用いられている定着装置は、所定の温度に維持された定着ローラと、弾性層を有してその定着ローラに圧接する加圧ローラとによって形成された定着ニップ部により、未定着のトナー像を形成された転写材を挟持搬送しつつ加圧、加熱する熱ローラ定着方式が、低速機から高速機まで、モノクロ機からカラー機に至るまで、幅広く採用されている。
従来の熱ローラ定着方式の定着装置では、転写材上のトナーを加熱する際に、熱容量の大きな定着ローラを加熱する必要があるため、省電力面で不利であり、また、プリント時に定着ローラを暖めるのに時間がかかり、プリントを開始するまでの時間(ウオームアップタイム)が長くなってしまうという問題がある。
近年、定着装置に定着ベルトを用い、定着ベルトにより低熱容量化し、温度制御されたヒータを定着ベルトに直接加圧接触させることで熱伝導効率を大幅に向上させ、省電力とウオームアップタイムを殆ど必要としないクイックスタートを図ったベルト定着方式の定着装置や画像形成装置が提案され、最近用いられてきている。
このような定着装置にあっては、定着ローラや定着ベルトへのトナーの付着と、これに起因するオフセットの発生による定着能力の低下を防止するため、定着ローラや定着ベルトの外周面を清掃するクリーニング手段が設けられている。
定着装置に装着されるクリーニング手段としては、ローラタイプとウエブタイプとがある。
特許文献1に提案されている定着装置は、クリーニング手段のウエブローラを定着ローラから接離可能にしたものである。
定着ローラに直接クリーニングウエブを常時当接させる定着装置においては、クリーニングされたトナーを介して定着ローラにクリーニングウエブが貼り付く事により、クリーニングウエブの破れ、定着ローラの傷発生等を発生する。
また、定着ベルト方式の定着装置では、定着ベルトの回転を停止させたまま定着のための設定温度まで昇温を行うと、加熱ローラに接触する定着ベルトの一部のみが温度上昇して高温となり、加熱部と非加熱部との温度差が原因で定着ベルトが変形してし変形してしまうという問題がある。
上述の問題を解消するために、特許文献1に示す定着装置では、クリーニングウエブを圧接解除する圧接解除機構を設けている。
特開平8−152801号公報
しかしながら、クリーニングウエブを圧接解除する機構を設ける場合においては、モータ等の複雑な駆動手段を要し、機械の小型化が困難となる。また、クリーニングローラの離間により生じるクリーニングウエブの弛みを除去する機構が必要になる。
本発明は、クリーニングウエブとクリーニングローラもしくは定着ベルトとの貼り付きによるクリーニングウエブ破れや定着ベルト傷の発生を防止するとともに、定着ベルトの熱変形を抑えることにより、高画質の画像を形成する定着装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的は、以下の解決手段により達成される。
1. 定着ローラの外周面と加熱ローラの外周面との間に張架された無端状の定着ベルトと、該定着ベルトを介して前記定着ローラを押圧する加圧ローラと、前記定着ベルトの表面をクリーニングするクリーニング手段と、前記定着ベルトを駆動する駆動手段と、を備えた定着装置と、前記定着装置の温度を制御する制御手段と、画像形成手段と、を有する画像形成装置において、前記定着装置をウオームアップするウオームアップモードAを有し、前記ウオームアップモードAにおいては、前記制御手段は、ウオームアップの開始から第1の設定温度まで昇温させた後、前記第1の設定温度を所定時間、保持し、その後、前記定着ベルトの駆動回転を開始するとともに、前記定着ベルトを定着のための第2の設定温度に昇温させるように制御することを特徴とする画像形成装置。
2. 定着ローラの外周面と加熱ローラの外周面との間に張架された無端状の定着ベルトと、該定着ベルトを介して前記定着ローラを押圧する加圧ローラと、前記定着ベルトの表面をクリーニングするクリーニング手段と、前記定着ベルトを駆動する駆動手段と、を備えた定着装置と、前記定着装置の温度を制御する制御手段と、画像形成手段と、を有する画像形成装置において、前記定着装置をウオームアップするウオームアップモードBを有し、前記ウオームアップモードBにおいては、前記制御手段は、ウオームアップの開始から第1の設定温度まで所定の昇温速度で昇温させた後、前記定着ベルトの駆動回転を開始するとともに、前記定着ベルトを定着のための第2の設定温度に昇温させるように制御することを特徴とする画像形成装置。
本発明の画像形成装置は、以上説明した構成により以下の効果が得られる。
1.クリーニングウエブとクリーニングローラもしくは定着ベルトとの貼り付きによるクリーニングウエブ破れや定着ベルト傷の発生が防止される。
2.定着ベルトの熱変形を抑えることにより、高画質の画像が得られる。
3.定着ベルトの外周面を清掃するクリーニングローラを接離する機構、クリーニングウエブの弛み防止機構等が不要となるから、定着装置の機構が簡略化され、装置の小型化が達成される。
4.カラー画像形成装置の定着装置において、4色のトナー像を加熱定着して写真等を形成するとき、ウオームアップ時に、カラー画像の画像濃度に対応した所定時間で温度制御を行う事により、定着ベルトの清掃が確実に行われるため、高画質、高光沢の画像が要求されるカラー画像形成装置に特に有効である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。
[画像形成装置]
図1は、本発明に係る画像形成装置の構成図である。
画像形成装置Aは、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成手段10Y,10M,10C,10K、転写材給紙搬送手段及び定着装置30から構成されている。
原稿台上に載置された原稿は画像読取装置SCの原稿画像走査露光装置の光学系により画像が走査露光され、ラインイメージセンサに読み込まれ、光電変換されたアナログ信号は、画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、光書込手段3Y,3M,3C,3Kに入力される。
イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成手段10Yは、像担持体1Yの周囲に配置された帯電手段2Y、光書込手段3Y、現像装置4Y及びクリーニング手段5Yを有する。マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成手段10Mは、像担持体1M、帯電手段2M、光書込手段3M、現像装置4M及びクリーニング手段5Mを有する。シアン(C)色の画像を形成する画像形成手段10Cは、像担持体1C、帯電手段2C、光書込手段3C、現像装置4C及びクリーニング手段5Cを有する。黒(K)色の画像を形成する画像形成手段10Kは、像担持体1K、帯電手段2K、光書込手段3K、現像装置4K及びクリーニング手段5Kを有する。
帯電手段2Yと光書込手段3Y、帯電手段2Mと光書込手段3M、帯電手段2Cと光書込手段3C及び帯電手段2Kと光書込手段3Kとは、潜像形成手段を構成する。
4Y,4M,4C,4Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒(K)の小粒径トナーとキャリアからなる二成分現像剤を収容する現像装置である。
中間転写体6は、複数のローラにより巻回され、回動可能に支持されている。
画像形成手段10Y,10M,10C,10Kより形成された各色の画像は、回動する中間転写体6上に一次転写手段7Y,7M,7C,7Kにより逐次転写されて、合成されたカラー画像が形成される。
給紙カセット20内に収容された転写材Pは、給紙手段(第1給紙部)21により給紙され、レジストローラ(第2給紙部)22を経て、二次転写手段7Aに搬送され、転写材P上にカラー画像が転写される。カラー画像が転写された転写材Pは、定着装置30において転写材Pが挟持され、熱と圧力とを加えることにより転写材P上のトナー像が定着され、装置外に排出される。
一方、二次転写手段7Aにより転写材Pにカラー画像を転写した後、転写材Pを分離した中間転写体6は、クリーニング手段8により残留トナーが除去される。
画像形成装置Aの本体上部に設置された操作表示部11は、転写材選択設定手段を有し、普通紙、塗工紙等の各種の転写材Pを設定する。また、転写材Pの厚さ(坪量)、転写材Pのサイズ、枚数等を設定する。
また、画像形成装置Aの本体上部近傍には、画像形成処理を実行させる主電源12をオン、オフさせる主電源スイッチと、省電力モードを実行させる副電源13をオン、オフさせる副電源スイッチとが配置されている。画像形成装置Aの本体内には、定着装置30を制御する制御手段14、及び主電源12、副電源13のオン、オフ状態を記憶する記憶手段15が配置されている。
なお、画像形成装置Aの説明においては、カラー画像形成にて説明したが、モノクロ画像を形成する場合も本発明に含まれるものである。
[定着装置]
図2は、本発明に係る定着装置30の断面図である。
本発明に係る定着装置30は、定着ベルト31、定着ベルト31の内側に配置された定着ローラ32、加熱ローラ33、加熱源34、定着ベルト31の外側に配置されたクリーニング手段40等から構成されている。
定着ベルト31は、無端状のベルト部材から成り、定着ローラ32と加熱ローラ33の各外周を巻回して張設する。定着ベルト31は樹脂材料から構成され、基体としてポリイミド等の耐熱性樹脂を用い、該基体の外周面にゴム層としてシリコーンゴムを被覆したものに、離型層としてシリコーンゴム層の表面にPFA(パーフルオロアルコキシ)をコーティング加工したもの、或いはPFAチューブを被覆したものを用いる。
定着ローラ32は、加圧ローラ35に対向し、定着ベルト31の内周面の一方において定着ベルト31を支持する。定着ローラ32は、STKM(機械構造用炭素鋼管)等から成る円筒状の金属パイプと、金属パイプの外周面に設けたシリコーンゴム層と、該シリコーンゴム層の外側に設けた被覆層から成るソフトローラとして構成される。
加熱ローラ33は、定着ベルト31の内周面の他方において定着ベルト31を支持する。加熱ローラ33は、基体としてアルミニウム合金材料等の熱伝導性材料から成る金属パイプと、金属パイプの外周面にPFAから成るコーティング層とを形成したローラ部材として構成される。
加熱ローラ33の内部には、発熱体としての加熱源34が配置されている。加熱源34は、ハロゲンランプ、カーボンヒータ、キセノンランプなどであり、輻射熱を発生する。
加圧ローラ35は定着ベルト31と転写材Pとを挟持して定着ローラ32に圧接する。加圧ローラ35の内部には、発熱体としての加熱源36が配置されている。
定着ベルト31の表面温度は非接触温度センサTS1により検知され、図示しない制御手段により設定温度に維持される。加圧ローラ35の表面温度は非接触温度センサTS2により検知され、図示しない制御手段により設定温度に維持される。
定着ローラ32は固定位置に回転可能に配置され、加熱ローラ33は図示しないバネ等の加圧手段によって定着ローラ32から離れる方向に弾性的に付勢されている。これにより定着ベルト31は適切な圧力をもって張架される。
図示しない駆動手段は、加圧ローラ35を駆動回転させ、加圧ローラ35に圧接する定着ベルト31を介して定着ローラ32を従動回転させる。また、定着ローラ32と加圧ローラ35の双方に駆動を入力してもよい。
加熱ローラ33によって加熱される定着ベルト31を挟んで定着ローラ32と加圧ローラ35との間に定着ニップ部Nを形成する。定着装置30は、定着ニップ部Nを通して、加熱と加圧とにより転写材P上の単色トナー像、或いは多色トナー像を定着する。
[定着ベルトのクリーニング手段]
図2に示すように、クリーニング手段40は、クリーニングローラ41、クリーニングウエブ(以下、ウエブと称す)42、ウエブ元巻軸43、ウエブ巻取軸44、中間ローラ45、モータ46等から構成されている。
クリーニングローラ41は、図示しないバネ等の加圧手段によって押圧されて、加熱ローラ33を巻回する定着ベルト31の外周面の一部を押圧して従動回転する。
ウエブ元巻軸43に巻回されたウエブ42は、クリーニングローラ41の外周面に摺接して中間ローラ45を巻回してウエブ巻取軸44に巻き込まれる。
モータ46は図示しないワンウェイクラッチに接続されたウエブ巻取軸44を少しずつ回転させてウエブ42を巻き取っていく。ウエブ元巻軸43には制動手段であるバネ等により形成されたブレーキ47が接続され、常時制動をかけてウエブ42の送り動作中の弛み発生を防止している。
クリーニングローラ41の外周面のうち、ウエブ42が摺接している曲面部は、定着ベルト31に付着したトナーがクリーニングローラ41に転移してウエブ42に貼り付く巻き掛け部分48である。
ウエブ42は、クリーニングローラ41に貼り付く離型剤を含まない不織布などが好適である。
図2はウエブ元巻軸43に新規のウエブ42が装填されたクリーニング手段40の初期状態を示す。図3はウエブ42がウエブ巻取軸44に巻き取られて終了間近になったクリーニング手段40の状態を示す定着装置30の断面図である。
ウエブ42の巻き取り初期では、図2に示すように、ウエブ42とクリーニングローラ41とが摺接している巻き掛け部分48の巻き掛け量が大きく、ウエブ元巻軸43に装着されたウエブ42の元巻径が大きいため、ウエブ42のテンションは低い状態である。
逆に、ウエブ42の巻き取りが終了間近になると、図3に示すように、ウエブ42とクリーニングローラ41とが摺接している巻き掛け部分48の巻き掛け量が小さく、ウエブ元巻軸43に装着されたウエブ42の元巻径が小さくなるため、ウエブ42のテンションは高い状態となる。
Figure 2007279344
表1は、ウエブ42の巻き取り経過に対応したウエブ42のテンションと、巻き掛け量とを示す。表1に示すように、クリーニングローラ41のウエブ42によるクリーニング性能は、巻き取り初期から巻き取り終了までほぼ一定となる。
[定着ベルトの温度制御]
図4(a)は、定着ベルト31の温度制御を示す第1の実施例の特性図である。図において、一点鎖線で線分b1,b2は従来の定着装置による温度制御を示す。
従来の定着装置では、加熱源34による加熱開始から定着のための第2の設定温度S2に至るまで、線分b1に示すようにほぼ直線状に加熱させ、第2の設定温度に到達した後には、線分b2に示すように第2の設定温度S2を維持するように温度制御を行っていた。
定着装置30の加熱源34をオンさせてウオ−ムアップを開始するとき、加熱ローラ33を回転させて定着ベルト31を回動させると、固化したトナーを介したクリーニングローラ41の貼り付きのために定着ベルト31に傷を発生させる。
また、定着ベルト31に付着した高温のトナーがクリーニングローラ41に転移されて、クリーニングローラ41に圧接するウエブ42との巻き掛け部分48において溶融したトナーによる貼り付きを生じ、ウエブ42が破れたり変形する等の問題が発生する。
加熱ローラ33及び定着ベルト31の回転を停止したまま、加熱源34により定着のための第2の設定温度S2まで昇温を続けると、定着ベルト31の加熱ローラ33に接する部分のみが温度上昇し、定着ベルト31が変形してしまうという問題が発生する。
図4(a)において、実線で示す線分a1,a2,a3,a4は、本発明のウオームアップモードでの定着装置30による温度制御による定着ベルト31の温度変化を示す。
本発明の定着装置30の第1の実施例は、第1の設定温度S1を設定し、ウオームアップ開始から第1の設定温度S1まで温度上昇させた後(線分a1)、所定時間t1が経過する間、第1の設定温度S1を保持するように制御した後(線分a2)、駆動手段により定着ベルト31の駆動回転を開始するとともに、加熱源34により定着ベルト31を第2の設定温度(例えば、200℃)S2に上昇させた後(線分a3)、第2の設定温度S2を維持するように(線分a4)、制御手段14により制御する。
電子写真方式の画像形成装置においては、消費電力の大半は、動作時、非動作時ともに、定着プロセスに費やされており、省電力化には電力消費量が大きい定着プロセスの対策が必要である。
通常、定着回転体の表面温度の低下を防止するために、待機時においても加熱源は常にオン、オフを繰り返して所定の設定温度を保つ省電力モードを設定している。これは、待機時から複写動作時への移行のためのウオームアップ時間を出来るだけ短くするためである。
第1の設定温度S1は省電力モード時に設定される温度であり、60〜170℃の範囲内の温度、例えば130℃に設定される。
所定時間t1、又は昇温速度は、制御手段14により、電源が遮断される直前の所定のジョブの最後に画像形成したプリントの画像濃度、又は画像率に応じて設定される。
図4(b)は、本発明の定着装置30の第2の実施例を示す特性図である。
図4(b)において、実線で示す線分a5,a6,a7は、本発明のウオームアップモードBでの定着装置30による温度制御による定着ベルト31の温度変化を示す。
本発明の定着装置30の第2の実施例は、第1の設定温度S1を設定し、ウオームアップ開始から第1の設定温度S1まで、昇温速度を変更して、緩やかに定着ベルト31を加熱して温度上昇させた後(線分a5)、駆動手段により定着ベルト31の駆動回転を開始するとともに、加熱源34により定着ベルト31を第2の設定温度(例えば、200℃)S2に上昇させ(線分a6)、第2の設定温度S2を維持するように(線分a7)、制御手段14により制御する。
第1の設定温度S1は省電力モード時に設定される温度であり、60〜170℃の範囲内の温度、例えば130℃に設定される。
なお、定着ベルト31の加熱源34の熱供給量Q(watt)は、定着ベルト31の最大加熱幅、転写材Pの坪量、画像濃度や画像率、定着装置30を通過する転写材Pの搬送速度等に関係する。
図4(a)に示す所定時間t1、図4(b)に示す昇温速度は、制御手段14により、電源が遮断される直前の所定の印刷ジョブの最後に画像形成したプリントの画像濃度、又は画像率に応じて設定される。
本発明に係る画像形成装置Aは、画像形成処理を実行させる主電源12と、省電力モードを実行させる副電源13とを有し、副電源13のみが切られた場合に、所定時間t1内はクリーニング手段40のウエブ42を制御手段14及び駆動手段のモータ46により巻き取るように制御する。
副電源13を切る前に主電源12が切られた場合、そのことを記憶手段15に記憶して、制御手段14が図4(a)又は図4(b)に示す制御を行う。また、副電源13が切られた後に、クリーニング手段40のウエブ42を所定量巻き取る時間よりも早い時間内に主電源12が切られた場合、そのことを記憶手段15に記憶して、制御手段14が図4(a)又は図4(b)に示す制御を行う。
図5及び図6は定着装置30の温度制御を示すブロック図である。
主電源スイッチSW1のオンにより、AC電源から、DC電源ユニッU1,U2、AC駆動基板ACDBへ電圧が印加される。これにより、DC電源ユニッU1は5VDCを全体制御基板CBへ供給し、副電源スイッチSW2の監視状態となる。ウエブ巻き取り用のモータ46等は副電源13のオフ状態でも作動可能となる。
副電源スイッチSW2がオンされると、全体制御基板CBがこれを検知し、DC電源ユニッU1、AC駆動基板ACDBへ制御信号を送り、全ての制御基板CB1,CB2,CB3,CB4及びオプション装置へ電源電圧を供給することが可能となる。また、AC駆動基板ACDBはリレーR1をオンして、定着装置30にAC電圧を供給する。
図7は、主電源スイッチSW1をオフにして主電源12を通電している部品配置図である。
主電源スイッチSW1のオン、オフに関係なく、画像形成装置Aの電源プラグがコンセントに差し込まれていれば、サーキットブレーカCBR1,CBR2、ノイズフィルタNF、AC駆動基板ACDBに通電されれている。
AC駆動基板ACDBは、DC電源ユニットU1,U2へのAC電源供給と、定着装置30の加熱源34,36及び機内ヒータのオン、オフ制御を行う。
図8は、定着装置30のウエブ42の巻き取り制御を示すフローチャートである。
ステップ101:画像形成装置Aによる印刷処理が終了する。
ステップ102:主電源12はオンのまま、副電源13のみをオフにする。
ステップ103:ウエブ42の巻取手段は、ウエブ42を所定時間の間巻き取り、定着ベルト31の外周面を清掃した後、巻き取り動作を停止する。この所定時間中に定着ベルト31はほぼ1回転して、ウエブ42が定着ベルト31の外周面を清掃する。
ステップ104:記憶手段15は、ウエブ42を巻き取り動作終了を記憶する。
ステップ105:次回の電源オン時に、通常の温度制御、即ち、所定時間t1=0、又は所定の昇温速度で定着装置30を温度上昇させる。
ステップ106:副電源13がオフされていて、ウエブ42が所定時間内の巻き取り動作終了前に、主電源12も切られた時、
ステップ107:又は、画像形成装置Aによる印刷処理が終了して、主電源12をオフにした時、
ステップ108:ウエブ42の巻き取り動作終了の記憶がない時には、
ステップ109:次回の電源オン時に、本発明の温度制御で定着装置30を温度上昇させる。即ち、定着装置のウオームアップ開始から第1の設定温度まで温度上昇させた後、所定時間、第1の設定温度を保持するように制御し、その後、駆動手段により定着ベルト31の駆動回転を開始するとともに、定着ベルト31を定着のための第2の設定温度に上昇させるように制御する。
[ウエブ巻取手段]
ウエブ元巻軸43には、制動手段であるバネクラッチ方式のブレーキ47が接続されている。ブレーキ47によってウエブ元巻軸43には常時制動がかけられてクリーニングローラ41に摺接するウエブ42の送り動作中の弛み発生を防止している。
ウエブ42によるクリーニングローラ41のクリーニング性能は、ウエブ42とクリーニングローラ41とが接する巻き掛け部分48の面積と、巻き掛け部分48におけるウエブ42の巻き取り張力との積に関係する。
図2に示すように、ウエブ元巻軸43に巻き込まれたウエブ42が初期の状態では、元巻径が大きく、ウエブ42とクリーニングローラ41とが接する巻き掛け部分48の周長(巻き掛け量)が大きく、巻き掛け部分48のウエブ42の単位面積当たりの巻き取り張力は小さい。
図3に示すように、ウエブ元巻軸43に巻き込まれたウエブ42が後半になった状態では、元巻径が小さく、ウエブ42とクリーニングローラ41とが接する巻き掛け部分48の周長(巻き掛け量)が小さくなるため、巻き掛け部分48のウエブ42の単位面積当たりの巻き取り張力は大きくなる。
上述のように、ウエブ42の巻き取り初期では、巻き掛け部分48のウエブ42の単位面積当たりの巻き取り張力は小さいが、ウエブ42の巻き掛け量(面積)が大きい。ウエブ42の巻き取り後半状態では、巻き掛け部分48のウエブ42の単位面積当たりの巻き取り張力は大きくなり、ウエブ42の巻き掛け量(面積)が小さくなる。ウエブ42の巻き取り時の中間では、巻き掛け部分48のウエブ42の単位面積当たりの巻き取り張力は中程度で、ウエブ42の巻き掛け量(面積)も中程度となる。
従って、巻き掛け部分48の巻き取り張力と巻き掛け量との積で表されるクリーニング性能は、ウエブ42の巻き取り初期状態、中間状態、後半状態に亘って一定に保たれる。
なお、加熱源34が定着ベルト31の外部に配置された構成の定着装置でも、本発明のクリーニング手段は適用可能である。
また、本発明の実施の形態では、ベルト定着式の定着装置を例として説明したが、本発明はローラ定着式の定着装置にも適用可能である。
本発明に係る画像形成装置の構成図 本発明に係る定着装置の断面図。 ウエブがウエブ巻取軸に巻き取られて終了間近になったクリーニング手段の状態を示す定着装置の断面図。 定着ベルトの温度制御を示す第1の実施例及び第2の実施例の特性図。 定着装置の温度制御を示すブロック図。 定着装置の温度制御を示すブロック図。 主電源スイッチをオフにして主電源を通電している部品配置。 定着装置のウエブの巻き取り制御を示すフローチャート。
符号の説明
12 主電源
13 副電源
14 制御手段
15 記憶手段
30 定着装置
31 定着ベルト
32 定着ローラ
33 加熱ローラ
34,36 加熱源
35 加圧ローラ
40 クリーニング手段
41 クリーニングローラ
42 クリーニングウエブ(ウエブ)
43 ウエブ元巻軸
44 ウエブ巻取軸
45 中間ローラ
46 モータ
47 ブレーキ
48 巻き掛け部分
A 画像形成装置
S1 第1の設定温度
S2 第2の設定温度
TS1,TS2 非接触温度センサ

Claims (10)

  1. 定着ローラの外周面と加熱ローラの外周面との間に張架された無端状の定着ベルトと、該定着ベルトを介して前記定着ローラを押圧する加圧ローラと、前記定着ベルトの表面をクリーニングするクリーニング手段と、前記定着ベルトを駆動する駆動手段と、を備えた定着装置と、前記定着装置の温度を制御する制御手段と、画像形成手段と、を有する画像形成装置において、
    前記定着装置をウオームアップするウオームアップモードAを有し、
    前記ウオームアップモードAにおいては、前記制御手段は、ウオームアップの開始から第1の設定温度まで昇温させた後、前記第1の設定温度を所定時間、保持し、その後、前記定着ベルトの駆動回転を開始するとともに、前記定着ベルトを定着のための第2の設定温度に昇温させるように制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 定着ローラの外周面と加熱ローラの外周面との間に張架された無端状の定着ベルトと、該定着ベルトを介して前記定着ローラを押圧する加圧ローラと、前記定着ベルトの表面をクリーニングするクリーニング手段と、前記定着ベルトを駆動する駆動手段と、を備えた定着装置と、前記定着装置の温度を制御する制御手段と、画像形成手段と、を有する画像形成装置において、
    前記定着装置をウオームアップするウオームアップモードBを有し、
    前記ウオームアップモードBにおいては、前記制御手段は、ウオームアップの開始から第1の設定温度まで所定の昇温速度で昇温させた後、前記定着ベルトの駆動回転を開始するとともに、前記定着ベルトを定着のための第2の設定温度に昇温させるように制御することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記クリーニング手段は、前記定着ベルトに当接して回転するクリーニングローラと、該クリーニングローラに巻回するクリーニングウエブと、該クリーニングウエブを巻き取る巻取手段とを有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の設定温度は省電力モードにおける設定温度であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、電源遮断前に画像形成した最後のプリントの画像濃度または画像率に基づき、前記所定時間を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、電源遮断前に画像形成した最後のプリントの画像濃度または画像率に基づき、前記所定の昇温速度を変更することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 前記クリーニングウエブは、離型剤を含浸していないことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  8. 前記定着ベルトは、樹脂製であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 電力を供給するための主電源と、省電力モード時に電力を供給するための副電源と、を有し、
    前記制御手段は、前記副電源が遮断される前に、前記主電源が遮断され、その後に前記主電源が投入された場合には、前記ウオームアップモードAにてウオームアップを行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 電力を供給するための主電源と、省電力モード時に電力を供給するための副電源と、を有し、
    前記制御手段は、前記副電源が遮断される前に、前記主電源が遮断され、その後に前記主電源が投入された場合には、前記ウオームアップモードBにてウオームアップを行うことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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