JP2004046089A - 定着装置及び該定着装置を有する画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び該定着装置を有する画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】第1の加熱手段を内設した加熱ローラと、第2の加熱手段を内設した支持ローラとに定着ベルトを掛け渡し、その定着ベルトを介して支持ローラに対向ローラを圧接させ、対向ローラと定着ベルトとのニップ部に記録媒体を通過させ、その記録媒体に担持されたトナーに熱と圧力を加えてトナー像を記録媒体に定着する定着装置において、トナー像の定着不良の発生を阻止する。
【解決手段】定着動作時に、第1乃至第3の加熱手段16,17,18のうちの第1の加熱手段16にだけ通電し、立ち上げ動作時と待機時には、第1乃至第3の加熱手段16,17,18の全てに通電する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転する定着ベルトと、該定着ベルトに対向配置された対向部材とのニップ部に、定着すべきトナー像を担持した記録媒体を、該トナー像が定着ベルトに接する向きにして通過させ、その通過時にトナー像のトナーに熱と圧力を加えて該トナー像を記録媒体に定着する定着装置と、その定着装置を有する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子複写機、プリンタ、ファクシミリ或いはこれらの少なくとも2つの機能を備えた複合機などとして構成される画像形成装置に上記形式の定着装置を採用することは従来より公知である。この形式の定着装置は、これに用いられる定着ベルトの熱容量を比較的小さくできるので、定着装置の立上げ動作時に、定着ベルトがトナー像の定着に適した定着温度に上昇するまでの時間を短くすることが可能である。
【0003】
この種の定着装置を大別すると、▲1▼無端状の定着ベルトが巻き掛けられた加熱部材と支持部材、及び上述の対向部材のそれぞれを加熱する第1乃至第3の加熱手段を有する第1の形態の定着装置、▲2▼加熱部材に内設された一方の加熱手段と、支持部材又は対向部材に内設され、或いは支持部材及び対向部材にそれぞれ内設された他方の加熱手段を有する第2の形態の定着装置、▲3▼定着ベルトを加熱する一方の加熱手段と、支持部材又は対向部材に内設され、或いは支持部材及び対向部材にそれぞれ内設された他方の加熱手段を有する第3の形態の定着装置とに分けることができる。
【0004】
従来は、上述したいずれの形態の定着装置においても、各加熱手段に供給される電力の割合が常に一定となっていた。かかる構成によると、例えば次のような欠点を免れない。
【0005】
上述の第1の形態の定着装置においては、その定着動作時に、第1乃至第3の各加熱手段に通電し、これらに一定の割合の電力を供給して、定着ベルトと対向部材の温度がトナー像の定着に適した定着温度となるように制御すると共に、定着装置の立ち上げ時と待機時にも、第1乃至第3の加熱手段に一定の割合の電力をそれぞれ供給していた。ところが、このような制御態様によると、定着動作時に、定着ベルトと対向部材とのニップ部に記録媒体が通過するとき、定着ベルトの熱が記録媒体に多量に奪われ、定着ベルトの温度が急激に低下するため、定着ベルトを第1乃至第3の加熱手段によって加熱しても、その定着ベルトの温度の復旧が間に合わず、定着ベルトの温度がトナー像の定着に適した定着温度よりも低くなり、定着不良を起こすおそれがある。かかる欠点は、上述の第2及び第3の形態の定着装置においても同様に発生するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記各加熱手段に供給される電力の割合が常に一定となっていることによる欠点を除去することのできる定着装置と、その定着装置を有する画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、加熱部材と支持部材とに掛け渡された定着ベルトと、該定着ベルトに対向配置された対向部材と、前記加熱部材を加熱する第1の加熱手段と、前記支持部材を加熱する第2の加熱手段と、前記対向部材を加熱する第3の加熱手段とを具備し、前記対向部材と、回転する定着ベルトとのニップ部に、定着すべきトナー像を担持した記録媒体を、該トナー像が前記定着ベルトに接する向きにして通過させ、その通過時に前記トナー像のトナーに熱と圧力を加えて該トナー像を記録媒体に定着する定着装置において、定着動作時に、前記第1乃至第3の加熱手段のうちの第1の加熱手段にだけ通電し、立ち上げ動作時と待機時には、前記第1乃至第3の加熱手段の全てに通電することを特徴とする定着装置を提案する(請求項1)。
【0008】
その際、立ち上げ動作時に前記第1の加熱手段に供給する電力を、待機時に該第1の加熱手段に供給する電力よりも大きく設定すると有利である(請求項2)。
【0009】
また、上記請求項1又は2に記載の定着装置において、定着動作時に前記第1の加熱手段に供給する電力を、立ち上げ動作時に該第1の加熱手段に供給する電力よりも大きく設定すると有利である(請求項3)。
【0010】
さらに、上記請求項1乃至3のいずれかに記載の定着装置において、同一サイズの記録媒体に対して与える熱量が、記録媒体に担持されたトナー像が単色トナー像であるときよりも、複数の色のトナー像を重ねた合成トナー像であるときの方が多くなるように、前記第1の加熱手段への通電を制御すると有利である(請求項4)。
【0011】
また、上記請求項1乃至4のいずれかに記載の定着装置において、第1の加熱手段への供給電力の調整を、該加熱手段に通電する時間と通電しない時間の比率を変化させることにより行うように構成すると有利である(請求項5)。
【0012】
さらに、上記請求項1乃至5のいずれかに記載の定着装置において、前記第1の加熱手段は、前記加熱部材の内部に配置され、前記第2の加熱手段は、前記支持部材の内部に配置され、前記第3の加熱手段は、前記対向部材の内部に配置されていて、前記加熱部材の平均熱伝導率が、前記支持部材と対向部材の平均熱伝導率よりも大きく設定されていると有利である(請求項6)。
【0013】
また、本発明は、上記目的を達成するため、加熱部材と支持部材とに掛け渡された定着ベルトと、該定着ベルトを挟んで前記支持部材に対向配置された対向部材と、前記加熱部材の内部に配置された一方の加熱手段と、前記支持部材又は対向部材の内部に配置され、或いは支持部材と対向部材の内部にそれぞれに配置された他方の加熱手段とを具備し、前記対向部材と、回転する定着ベルトとのニップ部に、定着すべきトナー像を担持した記録媒体を、該トナー像が定着ベルトに接する向きにして通過させ、その通過時に前記トナー像のトナーに熱と圧力を加えて該トナー像を記録媒体に定着する定着装置において、前記一方の加熱手段に供給する電力に対する他方の加熱手段に供給する電力の割合を変化させ得るように構成したことを特徴とする定着装置を提案する(請求項7)。
【0014】
さらに、上記請求項7に記載の定着装置において、前記加熱部材の平均熱伝導率が、前記支持部材と対向部材のうちの前記他方の加熱手段が設けられた方の部材の平均熱伝導率よりも大きく設定されていると有利である(請求項8)。
【0015】
また、上記請求項8に記載の定着装置において、前記支持部材と対向部材のうちの少なくとも一方には、その表面側に弾性層が設けられ、該弾性層のヤング率は、前記加熱部材のヤング率よりも小さく設定されていると有利である(請求項9)。
【0016】
さらに、本発明は上記目的を達成するため、少なくとも2つの支持部材に掛け渡された定着ベルトと、該定着ベルトを挟んで前記支持部材に対向配置された対向部材と、前記定着ベルトを加熱する一方の加熱手段と、前記支持部材又は対向部材の内部に配置され、或いは支持部材と対向部材の内部にそれぞれに配置された他方の加熱手段とを具備し、前記対向部材と、回転する定着ベルトとのニップ部に、定着すべきトナー像を担持した記録媒体を、該トナー像が定着ベルトに接する向きにして通過させ、その通過時に前記トナー像のトナーに熱と圧力を加えて該トナー像を記録媒体に定着する定着装置において、前記一方の加熱手段に供給する電力に対する他方の加熱手段に供給する電力の割合を変化させ得るように構成したことを特徴とする定着装置を提案する(請求項10)。
【0017】
また、上記請求項7乃至10のいずれかに記載の定着装置において、定着動作時には、立ち上げ動作時と待機時よりも、前記割合を小さくすると有利である(請求項11)。
【0018】
さらに、上記請求項7乃至10のいずれかに記載の定着装置において、定着動作時には、前記他方の加熱手段へ電力を供給しないように構成すると有利である(請求項12)。
【0019】
また、本発明は、上記目的を達成するため、請求項1乃至12のいずれかに記載の定着装置を具備して成る画像形成装置を提案する(請求項13)。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0021】
図1は画像形成装置の概略を示す部分断面図である。ここに示した画像形成装置は、記録媒体上にトナー像を形成する作像手段1と、そのトナー像を記録媒体上に定着する定着装置2とを有し、記録媒体上にフルカラー画像を形成できるように構成されている。かかる画像形成装置は、電子複写機、プリンタ、ファクシミリ或いはその複合機などとして構成される。ここで、先ず作像手段1の概略を明らかにする。
【0022】
図1に示した作像手段1は、ドラム状の感光体として構成された第1乃至第4の像担持体3Y,3M,3C,3BKを有し、その各像担持体上にイエロートナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像及びブラックトナー像がそれぞれ形成される。第1乃至第4の像担持体3Y乃至3BKに対向して転写ベルト4が配置され、この転写ベルト4は、駆動ローラ5と従動ローラ6に巻き掛けられて矢印A方向に回転駆動される。
【0023】
第1乃至第4の各像担持体3Y,3M,3C,3BK上にトナー像を形成する構成と、その作用は実質的に全て同一であるため、第1の像担持体3Yにトナー像を形成する構成だけを説明する。この像担持体3Yは図1における時計方向に回転駆動され、このとき帯電ローラ7によって像担持体が所定の極性に帯電される。次いでその帯電面に、レーザ書き込みユニット8から出射する光変調されたレーザビームLが照射される。これによって像担持体3Yに静電潜像が形成され、その静電潜像が現像装置9によってイエロートナー像として可視像化される。
【0024】
一方、画像形成装置本体内の下部に配置された給紙装置(図示せず)から、例えば転写紙又は樹脂シート、或いは樹脂フィルムなどから成るシート状の記録媒体Pが送り出され、その記録媒体Pが矢印B方向で示すように、像担持体3Yと転写ベルト4の間に送り込まれ、転写ベルト4に担持されて搬送される。転写ベルト4を挟んで、像担持体3Yにほぼ対向する位置には転写装置10が配置され、その転写装置10に対し、像担持体3Y上のトナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加され、これによって像担持体3Y上のイエロートナー像が記録媒体P上に転写される。記録媒体Pに転写されず、像担持体3Y上に残された転写残トナーは、クリーニング装置11によって除去される。
【0025】
全く同様にして、第2乃至第4の像担持体3M,3C,3BK上にマゼンタトナー像、シアントナー像及びブラックトナー像がそれぞれ形成され、これらのトナー像が、イエロートナー像の転写された記録媒体P上に順次重ねて転写され、記録媒体P上に合成トナー像が形成される。
【0026】
上述のようにして4色の未定着合成トナー像を担持した記録媒体Pは、矢印Cで示すように定着装置2に送り込まれ、ここを通過するとき、そのトナー像が記録媒体P上に定着され、フルカラー画像が完成する。定着装置2を通過した記録媒体は、矢印Dで示すように搬送され、図示していない排紙部に排出される。
【0027】
また、第1乃至第4の全ての像担持体3Y,3M,3C,3BKに各色のトナー像を形成する代りに、一部の像担持体にだけトナー像を形成し、そのトナー像を記録媒体Pに転写し、当該トナー像を定着装置2によって定着することもできる。このように、図1に示した画像形成装置は、複数の色のトナー像を重ねた合成トナー像を記録媒体上に転写し、或いは単色トナー像を記録媒体に転写し、そのトナー像を定着装置2によって定着できるように構成されている。
【0028】
さらに、図示した画像形成装置においては、定着装置2を出た記録媒体Pを排紙部に排出させず、その記録媒体を図示していない中間給紙装置へ搬送し、次いでその記録媒体を再度、矢印Bで示すように転写ベルト4に向けて給送し、該記録媒体をその転写ベルト4に担持して搬送しながら、先にトナー像を転写した面と反対の面に、像担持体からトナー像を転写し、そのトナー像を定着装置2により定着し、次いで当該記録媒体Pを排紙部に排出することもできる。
【0029】
図2は図1に示した定着装置2の拡大断面図である。この定着装置2は、加熱部材の一例である加熱ローラ15と、支持部材の一例である支持ローラ14とに掛け渡された無端ベルトより成る定着ベルト12と、この定着ベルト12に対向配置された対向部材の一例である対向ローラ13とを有している。また、定着ベルト12にはテンションローラ19が圧接し、これによって定着ベルト12に適度な張力が付与される。
【0030】
対向ローラ13は定着ベルト12に圧接し、これによって定着ベルト12と対向ローラ13との間にニップ部が形成される。図2に示した定着装置2においては、対向ローラ13より成る対向部材が、定着ベルト12を挟んで、支持ローラ14より成る支持部材に対向配置されている。より具体的には、図示していない加圧部材によって、対向ローラ13が定着ベルト12を介して支持ローラ14に対して加圧され、これにより定着ベルト12と対向ローラ13が圧接している。かかる構成に代え、支持ローラ14に接触していない定着ベルト部分に対向ローラ13を圧接させ、或いは支持ローラ14に接触した定着ベルト部分と、支持ローラ14に接触していない定着ベルト部分の両者に亘って対向ローラ13を圧接させてもよい。
【0031】
定着ベルト12は、例えば、NiやSUSなどの金属から成る基材、又はPIやPAIなどの樹脂フィルムから成る基材上にシリコーンゴムが設けられ、その表面にフッ素樹脂より成る表層を設けた無端ベルトにより構成される。
【0032】
支持ローラ14は、例えば、円筒状の芯金23の表面にシリコーンゴムより成る弾性層24を設け、その表面にフッ素樹脂より成る表層を設けた中空状のローラより成る。対向ローラ13も、例えば、円筒状の芯金25の表面にシリコーンゴムより成る弾性層26を設け、その表面にフッ素樹脂より成る表層を設けた中空状のローラにより構成される。さらに、加熱ローラ15は、例えば、中空状の金属パイプにより構成される。
【0033】
また、定着装置2は、加熱部材を加熱する第1の加熱手段16と、支持部材を加熱する第2の加熱手段17と、対向部材を加熱する第3の加熱手段18を有しており、図示した例では、その各加熱手段16,17,18が、加熱ローラ15と、支持ローラ14と、対向ローラ13の内部にそれぞれ配置されている。第1の加熱手段16は、加熱部材の内部に配置され、第2の加熱手段17は、支持部材の内部に配置され、第3の加熱手段18は、対向部材の内部に配置されているのである。
【0034】
上述の加熱手段16,17,18としては、例えば、通電されることにより発熱するヒータを用いることができる。図2に示した定着装置2においては、第1の加熱手段16が2つのヒータにより構成され、第2及び第3の加熱手段17,18が1つずつのヒータにより構成されているが、当該ヒータの数は適宜変更することができる。また、かかる加熱手段を用いる代りに、各ローラ13,14,15の内部又は外部に設けられた誘導発熱コイルより成る加熱手段を用い、そのコイルに通電することにより、各ローラ13,14,15を加熱し、定着ベルト12を暖めるように構成することもできる。
【0035】
図2に示すように、加熱ローラ15に接触する定着ベルト部分の表面と、支持ローラ14に接触する定着ベルト部分の表面と、対向ローラ13の表面とには、それぞれ第1乃至第3の温度センサ27,28,29が対向配置され、その各センサによって、上記各定着ベルト部分の表面と対向ローラ13の表面の温度が検知され、その検知結果に基づいて各加熱手段16,17,18への通電が制御される。その際、定着ベルト12が後述するように回転しているとき、第1及び第2の温度センサ27,28によって定着ベルト表面の温度を検知し、定着ベルト12が停止しているとき、第2の温度センサ28だけで定着ベルト表面の温度を検知するなどして、各温度センサを使い分けることができる。
【0036】
定着動作時に、加熱ローラ15、支持ローラ14及び対向ローラ13は、それぞれ図2に矢印で示した方向に回転し、定着ベルト12が矢印E方向に回転駆動される。一方、図2に示したように、未定着トナー像TMを担持した記録媒体Pは、図1を参照して先に説明したように、矢印Cで示す如く定着装置2に送り込まれ、そのトナー像TMが、加熱された定着ベルト12に接触しながら該定着ベルト12と対向ローラ13とのニップ部を通過し、このときトナー像のトナーに熱と圧力が加えられてトナーが溶融することにより、トナー像が記録媒体P上に定着される。ニップ部を通過した記録媒体Pは、さらに搬送されて排紙部に排出される。
【0037】
図2に示した例では、支持ローラ14と対向ローラ13の弾性層24,26が、定着ベルト12を介して圧接し、これらの弾性層24,26が弾性変形して、定着ベルト12と対向ローラ13とのニップ部が形成され、ここを記録媒体Pが通過する。このように、ニップ部を形成すべく、支持ローラ14と対向ローラ13の表面側に弾性層24,26が設けられているのであるが、かかる弾性層24,26のヤング率は、金属パイプより成る加熱ローラ15のヤング率よりも小さい。しかも、例えばシリコーンゴムより成る弾性層24,26は、金属パイプより成る加熱ローラ15よりも熱伝導率が低い。このように、加熱部材(図の例では加熱ローラ15)の全体の平均した熱伝導率は、支持部材(図の例では支持ローラ14)の全体の平均した熱伝導率と、対向部材(図の例では対向ローラ13)の全体の平均した熱伝導率よりも大きく設定される。
【0038】
定着ベルト12と対向ローラ13とのニップ部を通過する記録媒体P上のトナーが溶融することにより、ニップ部を出た記録媒体が定着ベルト12又は対向ローラ13に付着することを防止するため、分離補助手段30,31がそれぞれ設けられている。また、加熱部材、支持部材、対向部材の少なくとも1つを回転しない部材で構成し、回転する定着ベルトがその回転しない部材に摺接するように構成することもできる。
【0039】
上述のように、定着装置は、対向部材と、回転する定着ベルトとのニップ部に、定着すべきトナー像を担持した記録媒体を、そのトナー像が定着ベルトに接する向きにして通過させ、その通過時にトナー像のトナーに熱と圧力を加えて該トナー像を記録媒体に定着するように構成されている。
【0040】
ここで、定着動作時には、前述のように定着ベルト12が回転し、その定着ベルト12と対向ローラ13とのニップ部を、周囲環境温度に馴染んだ記録媒体Pが通過するが、このとき記録媒体に熱を与える定着ベルト12の熱が、記録媒体に奪われ、定着ベルト12の温度が低下する。特に、複数の記録媒体が連続してニップ部を通過する場合には、定着ベルト12の温度低下が著しくなる。
【0041】
その際、従来の定着装置のように、定着動作時に、第1乃至第3の加熱手段16,17,18の全てに通電し、定着ベルト12の温度がトナー像の定着に適した定着温度となるように、各加熱手段16,17,18への通電のオン,オフを制御したとすると、前述のように、支持ローラ14と対向ローラ13の熱伝導率が低く、しかも第2及び第3の加熱手段17,18が、かかるローラ14,13の内部に配置されているため、第2及び第3の加熱手段17,18から放出された熱を定着ベルト12に素早く伝えることができず、定着ベルト12の温度を即座に定着温度まで上昇させることができない。これに対し、加熱ローラ15内に設けられた第1の加熱手段16から放出された熱は、その加熱ローラ15の熱伝導率が高いため、短時間で定着ベルト12に伝えられる。従ってこの第1の加熱手段16から多量の熱が放出されるように構成すれば、記録媒体の通過に伴う定着ベルト12の温度の低下を即座に復旧させ、定着ベルト12の温度を常にトナー像の定着に適した定着温度に保つことが可能である。
【0042】
このような観点から、本例の定着装置2においては、定着動作時に、第1乃至第3の加熱手段16,17,18のうちの第1の加熱手段16にだけ通電し、そのオン,オフを制御して、定着ベルト12の温度が定着時の目標温度となるように制御し、当該定着ベルト12の温度がトナー像の定着に適した定着温度に保たれるように構成されている。この構成によれば、定着装置2の加熱手段にて使用できる全電力を第1の加熱手段16に供給することができる。すなわち、第1の加熱手段16に対して、許容される最大の電力を供給し、これによって、記録媒体Pの通過による定着ベルト12の温度低下を迅速に補い、定着ベルト12を常に定着温度内に維持することができる。例えば、定着ベルト12の定着動作時の目標温度が180℃であるとしたとき、定着ベルト12がその目標温度となるように、第1の加熱手段16をオン,オフ制御しながら、そのオン時に、当該第1の加熱手段16に対して許容される最大の電力を供給して、定着ベルト12の温度を目標温度近傍の定着温度に保つことができる。その際、第1の加熱手段16の通電オフ時には、第2及び第3の加熱手段17,18に通電して、支持ローラ14と対向ローラ13を暖めるように構成することも可能である。
【0043】
なお、定着装置の定着動作時には、記録媒体が定着ベルト12と対向ローラ13との間のニップ部を通過している時のほかに、複数の記録媒体を互いに或る間隔をあけて連続してニップ部に送り込む際、先行する記録媒体の後端がニップ部を出た時点から、次の後続記録媒体の先端がニップ部に進入した時点までの時間も含まれる。
【0044】
一方、加熱ローラ15、支持ローラ14、対向ローラ13及び定着ベルト12が回転を停止しており、しかも記録媒体がニップ部に送り込まれてくれば、その記録媒体の先端がニップ部に達した時、又はそれよりも少し前の時点から、これらのローラ13,14,15と定着ベルト12が回転を開始して直ぐにトナー像の定着動作を行える状態にある待機時には、記録媒体がニップ部を通過することはないので、定着ベルト12の熱が記録媒体に奪われることはない。従って、第1の加熱手段16からの少ない熱量によって、定着ベルト12をその待機時の目標温度近傍の温度に保つことができる。しかも、この待機時に支持ローラ14と対向ローラ13の温度が大きく低下していると、ローラ13,14,15と定着ベルト12が回転を開始したとき、定着ベルト12の熱が対向ローラ13と支持ローラ14に奪われ、定着ベルト12の温度が目標温度よりも大きく低下し、当該温度を定着温度に保つことができなくなる。これは、画像形成装置の電源オン時点から、加熱手段への通電を開始して定着ベルト12や対向ローラ13の温度が、そのそれぞれの定着動作時の目標温度に達するまでの立ち上げ動作時や、記録媒体のジャム時に長時間、加熱手段16,17,18への通電を停止させた後、加熱手段への通電を開始して定着ベルト12や対向ローラ13の温度をそのそれぞれの定着動作時の目標温度に上昇させるまでの立ち上げ動作においても同様である。上述の待機時の定着ベルトの目標温度は、例えば、定着動作時の定着ベルト12の目標温度より多少高いか、又は多少低いか、或いは同じ温度に設定される。
【0045】
上述した観点から、本例の定着装置2においては、立ち上げ動作時と待機時には、第1乃至第3の加熱手段16,17,18の全てに通電するように構成されている。例えば、待機時には、全ての加熱手段16,17,18に通電し、定着ベルト12と対向ローラ13が待機時の目標温度となるように、その通電をオン,オフ制御するのである。
【0046】
上述のように構成すれば、待機時又は立ち上げ動作時に、加熱手段に供給可能な電力を、各加熱手段16,17,18に分配して、ローラ13,14,15及び定着ベルト12を加熱することができるので、ローラ13,14,15と定着ベルト12が回転を開始したとき、定着ベルト12の熱が多量に対向ローラ13と支持ローラ14に奪われることはなく、定着ベルト12の温度が大きく低下するようなことはない。
【0047】
第1乃至第3の加熱手段16,17,18への電力の配分は後述するように各加熱手段への通電時間を制御することにより行うこともできるし、図7に示した第1の加熱手段16のように、複数のヒータを有しているときは、そのうちの1本のヒータにだけ通電するなどして行うことができる。
【0048】
図3は、上述した構成の動作例を示すフローチャートである。定着装置が定着動作中であるときは(S1)、第2の加熱手段17と第3の加熱手段18への通電をオフする(S2,S3)。そして、定着ベルト12の温度が定着動作時の目標温度(例えば180℃)以上であるときは(S4)、第1の加熱手段16への通電をオフし(S5)、定着ベルト12の温度が定着動作時の目標温度よりも低い時は、第1の加熱手段16へ通電して(S6)、第1の加熱手段16への通電を制御する。この通電時の電力は、待機時や立ち上げ動作時に、第1の加熱手段16へ供給する電力よりも大きくなるように制御され、好ましくは、許容される全電力が第1の加熱手段16に供給される。
【0049】
これに対し、定着装置が定着動作時ではなく、立ち上げ動作時又は待機時であるときは、第1乃至第3の各加熱手段16,17,18への通電が制御される(S7,S8,S9)。
【0050】
ところで、定着装置の立ち上げ動作開始前においては、加熱ローラ15、支持ローラ14、対向ローラ13及び定着ベルト12は、周囲環境温度となっている。このような状態で立ち上げ動作が開始されるのであるが、通常、その立ち上げ動作の途中から、加熱ローラ15、支持ローラ14、対向ローラ13及び定着ベルト12の回転を開始させるのが普通である。その際、支持ローラ14と加圧ローラ13はその熱伝導率が低いため、第2及び第3の加熱手段17,18によってこれらのローラ14,13を暖め難い。このため、これらのローラ13,14の温度が低いまま、立ち上げ動作の途中からローラ13,14,15及び定着ベルト12が回転を開始したとすると、このとき定着ベルト12の熱が対向ローラ13と支持ローラ14に奪われ、定着ベルト12の温度が低下し、その結果、定着ベルト12と対向ローラ13が、定着動作時の各目標温度に達するまでのウォームアップ時間が長くなるおそれがある。これに対し、待機時には、ローラ13,14,15及び定着ベルト12はかなり高い温度に保たれているので、これらのローラ13,14,15と定着ベルト12が回転を開始した時、定着ベルト12の熱が多量に対向ローラ3や支持ローラ14に奪われることはない。
【0051】
このような観点から、本例の定着装置2においては、立ち上げ動作時に第1の加熱手段16に供給する電力を、待機時に該第1の加熱手段16に供給する電力よりも大きく設定するように構成されている。このように構成すれば、立ち上げ動作時に、定着ベルト12の温度を早期に上昇させ、立ち上げ動作の途中からローラ13,14,15及び定着ベルト12を回転させ始めたとき、支持ローラ14と対向ローラ13の表面に、定着ベルト12から熱を与えることができる。立ち上げ動作時に、第2及び第3の加熱手段17,18によって、支持ローラ14と対向ローラ13を、その内部から加熱すると共に、これらのローラ14,13の表面を定着ベルト12によって加熱することができるのである。これにより、これらのローラ13,14の温度を短時間で上昇させることができ、ウォームアップ時間を短縮することができる。
【0052】
また、定着動作時には、支持ローラ14及び対向ローラ13の弾性層24,26よりも熱伝導性の良い記録媒体に、定着ベルト12の熱が奪われるので、定着動作時に、立ち上げ動作時よりも、第1の加熱手段16の発熱量を上げないと、定着ベルト12を定着温度に維持することは困難である。そこで、本例の定着装置2においては、定着動作時に第1の加熱手段16に供給する電力を、立ち上げ動作時に該第1の加熱手段16に供給する電力よりも大きく設定するように構成されている。より具体的に示すと、定着動作時に第1の加熱手段16への通電をオンしたときの第1の加熱手段16への供給電力を、立ち上げ動作時に第1の加熱手段への通電をオンしているときの該第1の加熱手段16への供給電力よりも高くするのである。これにより、定着動作時に、定着ベルト12の温度をより確実に定着温度に保つことができ、トナー像の定着不良を確実に防止することができる。
【0053】
ところで、前述のように図1に示した画像形成装置は、記録媒体に単色トナー像を転写するモードと、複数の色のトナー像を重ねた合成トナー像を転写するモードを選択することができるが、合成トナー像が定着装置2から受ける熱量が少ないと、定着後の画像の光沢や発色性が低下し、その画質が劣化する。このため、合成トナー像を記録媒体に定着できる最低限の熱量よりも多量の熱量をそのトナー像に与える必要がある。これに対し、単色トナー像、特に黒色トナー像を定着するときは、これに与える熱量が多少、少なくとも、光沢や発色性に問題が生じることはなく、そのトナー像を定着できるだけの熱量を与えれば充分である。
【0054】
このような観点から、本例の定着装置においては、同一サイズの記録媒体に対して与える熱量が、記録媒体に担持されたトナー像が単色トナー像であるときよりも、複数の色のトナー像を重ねた合成トナー像であるときの方が多くなるように、第1の加熱手段16への通電を制御するように構成されている。この構成により、合成トナー像を定着した後の画像の画質を高めることができると共に、単色トナー像を定着するときの消費エネルギー量を抑えることが可能となる。
【0055】
また、以上説明した各構成において、第1の加熱手段16への供給電力の調整を、該加熱手段16に通電する時間と通電しない時間の比率を変化させることにより行うように構成すると、正確に供給電力の調整を行うことができる。第2及び第3の加熱手段17,18への供給電力を調整するときも、同じ方法を採用することができる。より具体的に示すと、第1乃至第3の加熱手段16,17,18がハロゲンヒータより成る場合、そのヒータに定格電圧を入力させて定格電力を実効電力とするには、ヒータに1秒以上通電しなければならない。従って、当該ヒータへの通電のオン,オフを1秒以下の時間で一定間隔で繰り返せば、実効電力をヒータの定格電力よりも小さくすることができる。このように、ヒータへの通電のオン,オフ時間の比率を変更することによって所望する実効電力を得ることができる。これにより、各種のモードで最低限必要な発熱量に切り換え可能となるため、電力効率を最適化することができる。
【0056】
以上説明した定着装置2においては、加熱ローラ15と、支持ローラ14と、対向ローラ13の全てのローラの内部に加熱手段16,17,18がそれぞれ設けられているが、支持ローラ14と対向ローラ13のいずれか一方と、加熱ローラ15とにだけ加熱手段を設けるように構成した場合にも、前述の各構成を採用することができる。図4は、対向ローラ13内の加熱手段を省略した例を示し、図5は支持ローラ14内の加熱手段を省略した例を示している。図4及び図5に示した定着装置2の他の構成は、図1乃至図3に示した定着装置2と変わりはなく、同一の部分には同じ符号を付してある。
【0057】
上述のように、加熱手段に関して、図2、図4及び図5のいずれの構成も採用することができるのであるが、ここでは、加熱ローラ15より成る加熱部材の内部に配置された加熱手段を一方の加熱手段と称し、支持ローラ14より成る支持部材又は対向ローラ13より成る対向部材の内部に配置され、或いはその支持部材と対向部材の内部にそれぞれに配置された加熱手段17,18を他方の加熱手段と称することにすると、かかる定着装置2に対して、前述の各構成を採用できるだけでなく、一方の加熱手段16に供給する電力に対する他方の加熱手段17,18に供給する電力の割合を変化させ得るように構成することが可能である。かかる構成により、従来のように各加熱手段に供給する電力の割合を常に一定した場合の欠点を除去することができる。その際、定着動作時に、一方の加熱手段16と、他方の加熱手段17,18への電力の供給を維持しながら、立ち上げ動作時と待機時よりも、他方の加熱手段17,18に供給する上記電力の割合を小さくし、或いは定着動作時に、他方の加熱手段17,18へ電力を供給しないように構成することができる。これらの構成により、前述の例と同様な効果を奏することができる。しかも、この場合も、加熱部材の平均熱伝導率を、支持部材と対向部材のうちの他方の加熱手段が設けられた方の部材の平均熱伝導率よりも大きく設定することができ、さらに前記支持部材と対向部材のうちの少なくとも一方の表面側に弾性層を設け、その弾性層のヤング率を、加熱部材のヤング率よりも小さく設定することができる。
【0058】
また、図6に示すように、定着ベルト12を加熱する一方の加熱手段16Aを設けると共に、支持ローラ14と対向ローラ13のうちの少なくとも一方の内部に他方の加熱手段17,18を設けることもできる。図6に示した例では、支持ローラ14と対向ローラ13の両者の内部に他方の加熱手段17,18がそれぞれ設けられているが、いずれか一方のローラ14又は13にのみ他方の加熱手段を設けるように構成することもできる。また、図6に示した例では、ローラ15の内部に加熱手段は設けられておらず、従ってここでは、ローラ15は加熱ローラとしての用をなさず、単に定着ベルト12の支持ローラとしての用をなす。定着ベルト12を3以上の支持ローラに巻き掛けることもできる。図6に示した定着装置2の他の構成と作用は図1乃至図3に示したところと変わりはなく、同一部分には同一の符号を付してある。
【0059】
上述したところから判るように、少なくとも2つの支持部材(図6の例ではローラ14,15)に掛け渡された定着ベルト12と、該定着ベルト12を挟んで支持部材(図6の例では支持ローラ14)に対向配置された対向部材(図6の例では対向ローラ13)と、定着ベルト12を加熱する一方の加熱手段16Aと、支持部材又は対向部材の内部に配置され、或いは支持部材と対向部材の内部にそれぞれに配置された他方の加熱手段17,18とを具備するように、定着装置2を構成することができ、この場合も上述の一方の加熱手段16Aに供給する電力に対する他方の加熱手段17,18に供給する電力の割合を変化させ得るように構成することによって、従来の欠点を除去することができる。そして、この場合も、定着動作時に、一方の加熱手段16と他方の加熱手段17,18への電力の供給を維持しながら、立ち上げ動作時と待機時よりも、他方の加熱手段17,18に供給する上記電力の割合を小さくし、或いは定着動作時には、他方の加熱手段17,18へ電力を供給しないように構成することによって、図1乃至図3を参照して先に説明した例と同様な効果を奏することができる。
【0060】
図1には、カラー画像を形成する画像形成装置に定着装置2を設けた例を示したが、本発明は、専ら単色画像を形成する画像形成装置及びその定着装置にも適用できるものである。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、トナー像の定着不良の発生をなくし、高品質な画像を得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例を示す概略図である。
【図2】図1に示した定着装置の拡大断面図である。
【図3】加熱手段への通電制御の一例を示すフローチャートである。
【図4】定着装置の他の例を示す断面図である。
【図5】定着装置のさらに他の例を示す断面図である。
【図6】定着装置のさらに別の例を示す断面図である。
【符号の説明】
2 定着装置
12 定着ベルト
16,16A,17,18 加熱手段
P 記録媒体
TM トナー像

Claims (13)

  1. 加熱部材と支持部材とに掛け渡された定着ベルトと、該定着ベルトに対向配置された対向部材と、前記加熱部材を加熱する第1の加熱手段と、前記支持部材を加熱する第2の加熱手段と、前記対向部材を加熱する第3の加熱手段とを具備し、前記対向部材と、回転する定着ベルトとのニップ部に、定着すべきトナー像を担持した記録媒体を、該トナー像が前記定着ベルトに接する向きにして通過させ、その通過時に前記トナー像のトナーに熱と圧力を加えて該トナー像を記録媒体に定着する定着装置において、
    定着動作時に、前記第1乃至第3の加熱手段のうちの第1の加熱手段にだけ通電し、立ち上げ動作時と待機時には、前記第1乃至第3の加熱手段の全てに通電することを特徴とする定着装置。
  2. 立ち上げ動作時に前記第1の加熱手段に供給する電力を、待機時に該第1の加熱手段に供給する電力よりも大きく設定した請求項1に記載の定着装置。
  3. 定着動作時に前記第1の加熱手段に供給する電力を、立ち上げ動作時に該第1の加熱手段に供給する電力よりも大きく設定した請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 同一サイズの記録媒体に対して与える熱量が、記録媒体に担持されたトナー像が単色トナー像であるときよりも、複数の色のトナー像を重ねた合成トナー像であるときの方が多くなるように、前記第1の加熱手段への通電を制御する請求項1乃至3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 第1の加熱手段への供給電力の調整を、該加熱手段に通電する時間と通電しない時間の比率を変化させることにより行う請求項1乃至4のいずれかに記載の定着装置。
  6. 前記第1の加熱手段は、前記加熱部材の内部に配置され、前記第2の加熱手段は、前記支持部材の内部に配置され、前記第3の加熱手段は、前記対向部材の内部に配置されていて、前記加熱部材の平均熱伝導率が、前記支持部材と対向部材の平均熱伝導率よりも大きく設定されている請求項1乃至5のいずれかに記載の定着装置。
  7. 加熱部材と支持部材とに掛け渡された定着ベルトと、該定着ベルトを挟んで前記支持部材に対向配置された対向部材と、前記加熱部材の内部に配置された一方の加熱手段と、前記支持部材又は対向部材の内部に配置され、或いは支持部材と対向部材の内部にそれぞれに配置された他方の加熱手段とを具備し、前記対向部材と、回転する定着ベルトとのニップ部に、定着すべきトナー像を担持した記録媒体を、該トナー像が定着ベルトに接する向きにして通過させ、その通過時に前記トナー像のトナーに熱と圧力を加えて該トナー像を記録媒体に定着する定着装置において、
    前記一方の加熱手段に供給する電力に対する他方の加熱手段に供給する電力の割合を変化させ得るように構成したことを特徴とする定着装置。
  8. 前記加熱部材の平均熱伝導率が、前記支持部材と対向部材のうちの前記他方の加熱手段が設けられた方の部材の平均熱伝導率よりも大きく設定されている請求項7に記載の定着装置。
  9. 前記支持部材と対向部材のうちの少なくとも一方には、その表面側に弾性層が設けられ、該弾性層のヤング率は、前記加熱部材のヤング率よりも小さく設定されている請求項8に記載の定着装置。
  10. 少なくとも2つの支持部材に掛け渡された定着ベルトと、該定着ベルトを挟んで前記支持部材に対向配置された対向部材と、前記定着ベルトを加熱する一方の加熱手段と、前記支持部材又は対向部材の内部に配置され、或いは支持部材と対向部材の内部にそれぞれに配置された他方の加熱手段とを具備し、前記対向部材と、回転する定着ベルトとのニップ部に、定着すべきトナー像を担持した記録媒体を、該トナー像が定着ベルトに接する向きにして通過させ、その通過時に前記トナー像のトナーに熱と圧力を加えて該トナー像を記録媒体に定着する定着装置において、
    前記一方の加熱手段に供給する電力に対する他方の加熱手段に供給する電力の割合を変化させ得るように構成したことを特徴とする定着装置。
  11. 定着動作時には、立ち上げ動作時と待機時よりも、前記割合を小さくする請求項7乃至10のいずれかに記載の定着装置。
  12. 定着動作時には、前記他方の加熱手段へ電力を供給しないように構成した請求項7乃至10のいずれかに記載の定着装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれかに記載の定着装置を具備して成る画像形成装置。
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