JP4125945B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に用い、紙等の記録材を搬送しながら熱と圧力により画像の定着を行う定着装置、詳しくはベルト定着方式の定着装置に関し、またこれを用いる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来の複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式あるいは静電記録方式を採用した画像形成装置は、一般に、感光体ドラムの表面に画像露光を施すことにより静電潜像を形成し、この感光体ドラムの表面に形成した静電潜像を現像装置で現像することによって所定の色のトナー像を形成し、このトナー像を記録紙上に直接転写、定着するか、または中間転写体上にいったん転写した後に、記録紙上に一括して転写、定着することにより、画像を形成するよう構成となっている。
【0003】
ところで、上述のような画像形成装置は、トナー像が転写された記録紙に定着装置によって定着処理を施し、装置外へ排出するようになっているが、何らかの原因で転写記録紙の紙詰まり等の搬送不良(本明細書において、「ジャム」という。)が発生した場合、ジャム検知手段の信号に基づいて画像形成装置の画像プリント動作を自動的に中断させる。この時、記録紙が定着装置のニップ部に未定着トナーを保持したままの状態となることがあり、この状態を正常回復するための処理を行わなければならない場合がある。
【0004】
このような場合のジャム紙の除去作業において、給紙部でのジャム紙や加熱定着装置部にかみ込んでいるジャム紙は、手作業で除去する必要がある。このときの問題として未定着トナーの定着部材への付着があり、除去操作性を向上させるための多くの提案がなされている。
【0005】
たとえば、ジャム後のリセット時に加熱体の検知温度によってヒータ温度を決定し自動排出するもの(例えば特許文献1参照)、ジャム検知で記録紙搬送を停止した後に自動で排紙するもの(例えば特許文献2参照)、定着装置下流側で紙詰まりが発生した時に上流側へ駆動するもの(例えば特許文献3参照)
等が提案されている。
【0006】
また、上述のような画像形成装置の記録材上に画像を加熱定着させるための装置としては、ハロゲンランプ等の熱源を内包し、所定の温度に維持された金属ローラ(加熱ローラ)と、弾性層を有して該加熱ローラに圧接する加圧ローラとによって、記録材を扶持、搬送しつつ加熱する熱ローラ方式が多用されている。その他、フラッシュ加熱方式、オーブン加熱方式、熱板加熱方式、高周波加熱方式など種々の方式のものが知られている。
【0007】
そのうち熱ローラ方式は、電子写真方式の定着装置には表面が非粘着性の弾性体で内部に加熱源を有する加熱ローラ(定着ローラ)と、弾性体で被覆された加圧ローラとを設け、適当な圧力を加えて回転するそのローラ間に、トナーが転写された記録紙を通過させて定着を行う熱ローラ定着方式が使用されている。
【0008】
ところが、このような熱ローラ定着方式では加熱ローラの熱容量が大きいため、この加熱ローラを定着に必要な所定の温度に加熱するまでの時間が必要となり、画像形成装置のウォームアップ時間(待機時間)が長くなる等の問題を生じる原因となる。また、この所定温度を維持するためには多くの消費電力を必要とするため、装置全体の消費電力が大幅に増加してしまうという問題がある。
【0009】
そこで近年、熱ローラにおいては、立ち上がり時間を短縮するため、ローラを薄肉にした構成が提案されている。ところが、例えば複写速度が速い高速機は定着に必要な加熱時間を得るためにはニップ幅を広くする必要があり、そのためにはローラ径を大きくする必要がある。圧力を増やして加圧ローラの弾性体のつぶれ量を増加させているものもある。しかしながら、これらには限界があり、ローラを低熱容量にするための小径化や薄肉化が困難である。
【0010】
そこで近年、これらの問題点を解決するため、ベルト面で記録紙上のトナーを加熱定着するベルト加熱定着方式によるベルト定着装置が提案されている。このベルト加熱定着方式の場合には、比較的小さな熱容量を有し、昇温の速い加熱体と薄膜のベルトを用いるため、所定の温度に加熱するだけで定着に必要な熱エネルギーが得られ、待機時間を短くでき、また消費電力を低減させることが可能となっている。
【0011】
【特許文献1】
特開平9−325643公報
【特許文献2】
特開2001−154527公報
【特許文献3】
特開2002−189398
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のベルト加熱定着方式の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、待機時間の短い定着装置では熱容量が小さいため、急速に温まる反面、急速に温度が低下する特徴がある。そのため、記録紙が定着装置のニップ部に未定着トナーを保持したままの状態の場合、記録紙を排紙方向に向けて搬送等の処理をすると、未定着トナーが定着温度まで過熱されず、定着部材に付着することになる。そのため、未定着トナーを除去するクニーニング部材が必要になる。これは、クリーニング部材を温めることになり、さらに待機時間の短縮を求める定着装置には、加熱源からの熱を定着部材のみに有効に使うには不利である。
【0013】
また、ジャム発生時(紙詰まり検知)には記録紙が通常の状態で滞留しているものばかりではなく、たとえば定着装置の部材に記録紙が張り付き、これを分離するために必要な分離部材では分離できずに分離部材と定着部材の間に記録紙が入り込むといったものもがある。この場合、上述の特許文献に記載されているような、自動で排紙や逆転するといった動作はさらに分離部材への入り込みや記録紙の剛性による変形や記録材の分裂等で分離部材や定着部材を破損する可能性がある。
【0014】
特に、ベルトを使用した定着器においては記録紙の分離性が課題になっている。これを以下に説明する。例えばカラーの熱ローラ定着方式では、セルフストリッピング方式を採用することが多かった。セルフストリッピング方式とは、図4に示すように、剥離爪などの強制剥離手段を用いずに、定着ローラ55の弾性と、記録紙Pの腰の強さとで、記録紙Pが定着ローラ55から自然に剥離するようにした剥離方法である。熱ローラ定着方式では、ニップ出口での定着ローラ55の弾性による挙動が、定着ローラ55表面と画像面の間に微妙なズレを生じ、分離性を向上させていた。そのため、熱ローラ定着方式ではニップから出てきた記録紙Pの先端が、定着ローラ55から大きく分離しているので、分離爪87を用いて定着ローラ55から記録紙を分離することが容易である。図中Tは記録紙P上のトナーである。
【0015】
ところが図5のようなベルト定着方式では、定着ローラ64と画像面の間に定着ベルト61を有するため、定着ローラ64のセルフストリッピング力は、定着ベルト61の定着ローラ64からの浮きの発生や、定着ローラ64と定着ベルト61間での滑り等によってニップ出口において吸収されてしまい、画像面に伝わりにくい。そのため、ベルト定着方式は熱ベルト定着方式に比べ、セルフストリッピングによる分離効果が小さい。特に記録紙Pの先端に多量のトナーTで形成される画像を出力した場合、溶融トナーと定着ベルト61の密着度が大きくなり分離が困難になる。
【0016】
図5(A)は、ニップ出口において定着ベルト61が定着ローラ64から浮いた状態50を、図5(B)は定着ローラ64と定着ベルト61間の滑りの発生部53を示す。
【0017】
その結果、ベルト定着装置では、図6に示すようにニップから出てきた多量のトナーTが先端にある記録紙Pの場合、定着ベルト61から殆ど分離せず密着しているので、記録紙が分離爪87で定着ベルト61から分離せず、分離爪87のわずかな
ギャップを通り抜けることがあり、その結果、分離不良で紙詰まりが発生することがある。またこのとき、分離爪87の先端が記録紙Pとともに定着ベルト61表面側へ倒れる可能性もある。
【0018】
このため、ベルトを使用した定着装置においては、記録紙の分離性が低く、そのため定着装置の分離不良によるジャムが発生した時にベルトが薄いため破断されやすいという問題がある。また、紙詰まりを除去する時に破断した記録紙が残っていると、次の記録時に再度紙詰まりが発生する可能性がある。また、連続記録時には定着装置のニップ部以外の搬送経路に記録材がすでに搬送されてしまっていることもある。さらに、上述した特許文献3に記載のように自動で搬送方向上流側へ記録紙を駆動する場合、記録紙が転写部へ逆送されることになり、近年の小型化にした画像形成装置の搬送部は短いので、そこでさらに紙詰まりが発生する可能性がある。
【0019】
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになしたもので、記録紙のジャムが発生した場合、確実に記録紙を除去するとともに、記録紙除去時に未定着トナーが定着部材の表面等への付着を防止し、立ち上がりの早く低コストの定着装置と、これを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、上記目的を達成するために、定着ローラと、定着用熱源を有する加熱ローラと、上記定着ローラと上記加熱ローラ間に掛け回した無端状の定着ベルトとを有し、該定着ベルトを介して加圧ローラを上記定着ローラに対向設置し、記録材上の未定着画像を上記定着ベルトと上記加圧ローラの間で挟持、搬送して定着を行うとともに、画像形成装置本体に着脱可能な定着装置を有し、ジャム時の処理動作に連動して上記記録材を搬送方向上流側にのみ排出可能とする手動排出手段を備え、該手動排出手段は、ジャム時の処理動作で上記定着装置とともに上記画像形成装置本体から引き出した際に、手動で回転させる排紙ギアが上記加圧ローラを回転させるギアとかみ合い、該手動排出手段の一方向に回転を規制されているノブを回転させると、上記加圧ローラを回転させるギアを回転させ、その回転により上記定着ローラを回転させ、上記定着ベルトと上記加圧ローラの間で挟持、搬送している記録紙を搬送方向上流側に送り出して除去可能としてなることを特徴とする。
【0021】
同請求項2に係るものは、上記目的を達成するために、請求項1の画像形成装置において、上記定着装置は、一対の側板の間に取り付けてあり、上記一対の側板は支持台に固定してあり、上記手動排出手段の上記排紙ギアは、上記側板の一方側の側板の外側に突出した排紙軸に、上記加圧ローラの駆動ギアと噛み合い可能に取り付けてあり、該排紙軸は、上記定着装置を上記画像形成装置本体に装着した状態では上記画像形成装置本体側の規制材により押されて上記加圧ローラの駆動ギアと非噛み合い状態を取り、上記定着ローラを上記画像形成装置本体から引き出すと上記画像形成装置本体側の規制材により押されなくなって上記一方側の側板の外側へいっそう突出して上記加圧ローラの駆動ギアと噛み合い、上記定着ベルトと上記加圧ローラの間で挟持、搬送している記録紙を搬送方向上流側に送り出して除去可能としてなることを特徴とする。
【0022】
同請求項3に係るものは、上記目的を達成するために、請求項1または2の画像形成装置において、画像を記録材に転写する転写部、記録材を搬送する搬送部及び上記定着装置を共通の支持台で移動可能としてなることを特徴とする。
【0023】
同請求項3に係るものは、上記目的を達成するために、請求項1または2の画像形成装置において、記録材を搬送する搬送部及び上記定着装置を共通の支持台で移動可能としてなることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお以下では従来の例と共通する部分には共通する符号を付して説明する。
図1は本発明に係る定着装置の第1実施形態の概要を示す正面断面図(A)と動作を示す側面断面概略図(B)である。本実施形態の定着装置6は、定着ローラ64及び加熱ローラ63と、これら両ローラ63、64に掛け回した無端状の定着ベルト61と、定着ベルト61を介して定着ローラ64に対向設置し、図示しない付勢手段によって定着ローラ64に対して加圧付勢される加圧ローラ62とを有している。これら定着ローラ64及び加熱ローラ63、加圧ローラ62は側板65a、65bに回転自在に取り付けてある。
【0027】
加熱ローラ63は図示しないヒータを内蔵し、アルミ、炭素鋼あるいはステンレス鋼等の中空薄肉状の金属ローラとして構成してある。詳細には、アルミ、ステンレス、炭素鋼等の芯金の表層に耐熱性の離型層(フッ素系樹脂、高離型シリコンゴム等)を被覆した構成としてあり、定着ベルト61からの剥離性を良好にするために下向きニップを形成するように配置してある。加圧ローラ62表層の離型層は、厚さを加圧ローラ62の本体直径の7%未満とし、その硬度は20Hs以上(JISA)としてある。
【0028】
また定着ローラ64は、内筒部を芯金とし、その外周部にニップ巾を十分な広さにするために柔らかい耐熱性材料である断熱性弾性部材(例えば、発泡シリコンゴム等)を被覆した構成としてある。その肉厚は、定着ローラ64の直径の15%から20%程度と十分な厚さとしてある。
【0029】
加圧ローラ62には、駆動部を構成する駆動モータ67の駆動ギア66aからギア68を介して駆動を伝達するようなっている。すなわち駆動モータ67は軸66bを介して駆動ギア66aを回転駆動し、これに伴いギア68と加圧ローラ62が回転する。そして加圧された定着ベルト61と定着ローラ64が従動し、記録紙Pは矢印p方向に搬送、排出される。また加圧ローラ62の一方に排紙ギア69が取り付けてあり、排紙ギア69と連結するワンウェイクラッチギア70aを側板65bに回転自在に取り付けた軸70bに固定し、また、ノブ71を軸70bの端部に固定してある。ワンウェイクラッチギア70aは矢印a方向にのみ回転可能になっている。
【0030】
また図中87、88は分離爪で、記録紙Pが定着ベルト61および加圧ローラ62へ巻き付くことを防止するために搬送ガイド板に取り付けてある。図中86はオイル塗布ローラで、定着ベルト61に当接して回転し、定着ベルト61の外周面上にシリコンオイル等の離型剤を塗布することができるようになっている。また図中85は中空ローラで、アルミ、炭素鋼またはステンレス鋼等からなり、加圧ローラ62の外周面に当接して回転する。この中空ローラ85は、加圧ローラ62表面のクリーニングを行うためのクリーニングローラとして機能するものである。
【0031】
ジャム発生時は、上述した各駆動手段による駆動を停止した後、紙詰まりの除去を行う。まず画像形成装置本体の図示しないカバーを開き、未定着トナーを保持した記録紙がまだ定着ローラ64と加圧ローラ62のニップを通過していない場合は、定着装置のワンウェイクラッチギア70aのノブ71を矢印a方向へ回転させる。このとき排紙ギア69は矢印b方向に回転し、これにつれてニップ内にある記録紙Pは矢印c方向へ負荷のかからない位置まで移動することになる。したがって、定着済みの記録紙Pの先端を持つことが可能となり、作業者を手などを汚すことなく、ニップを通過していない未定着トナーは定着ベルト61表面に付着することなく除去できる。また記録紙Pの状態を確認しつつ操作できるため、定着ベルト61の破損や記録紙Pの破断等も防止でき、次の記録時に再度紙詰まりが発生することを防止できる。
【0032】
図2は、上述の定着装置を用いた本発明に係る画像形成装置の概要を示す断面図である。この画像形成装置は、画像情報に対応する静電潜像を形成する像担持体としての感光体ドラム1を有している。像担持体としては、感光体ドラム以外に中間転写体や磁性像担持体などを挙げることができる。
【0033】
感光体ドラム1の周囲には、感光体ドラム1の表面を帯電処理する帯電チャージャ22、帯電処理後の感光体ドラム1に対して光の画像データを照射して感光体ドラム1の表面に静電潜像を形成する図示しない露光装置、感光体ドラム1の表面に形成した静電潜像にトナーを供給することにより静電潜像を可視化して感光体ドラム1上にトナー像を形成する現像器20、感光体ドラム1上のトナー像をコピー記録紙等の記録紙に転写する転写部(転写バイアスローラ5)
【0034】
また、本実施形態の画像形成装置は、図示しない給紙ユニット部から給紙される記録紙を所定のタイミングで送り出すレジストローラ2a、2bと、レジストローラ2a、2bによって送り出された記録紙Pを転写位置に向けて搬送する記録紙搬送体としての転写ベルト3と、記録紙P上のトナー像を定着させる上述した定着装置6を有している。
【0035】
このような構成において、転写ベルト3によって搬送した記録紙Pには、転写位置で転写バイアスローラ5からのチャージにより感光体ドラム1上のトナー像が転写され、その後、転写紙Pを転写ベルト3によって定着装置6まで搬送し、定着装置6でトナー像を定着させる。
【0036】
転写ベルト3は、駆動用のベルト駆動ローラ4a、4bおよび転写バイアスローラ5とともに1つのベルトユニット80を構成している。また、ベルトユニット80は、ケース7に着脱可能に収納支持してあり、ケース7と一体となって転写ベルトユニット100を構成しており、これらを支持する支持台8を介して、定着装置6を位置決め固定し、定着装置6を支持台8とともに画像形成装置の装置本体側から引き出し、あるいは装置本体内に装着、セットできるようにしてある。
【0037】
支持台8には一対のスライドレール15a、15bが設けてあり、スライドレール15a、15bを介して支持台8を装置本体から引き出せるようになっている。また、支持台8の各側板10、10(図では一の側板のみ示すが、図の紙面垂直方向に平行に一対ある。)にはそれぞれ2つの位置決め穴18a、18bが設けてある。これらの位置決め穴18a、18bは、支持台8を装置本体内に完全にセットした際に、装置本体の側板16(これも図では一の側板のみ示すが、図の紙面垂直方向に平行に一対ある。)に突出形成した位置決めピン17a、17bで位置決めさせる。
【0038】
図3は本発明に係る定着装置の第2実施形態の概要を示す平面断面図(A)、(B)と動作を示す要部平面図(C)、(D)である。本実施形態の定着装置6は、支持台8に固定した状態としてある。なお第1実施形態と同一構成については同一符号を付して説明を省略する。
【0039】
本実施形態の定着装置6は、側板65a、65bを支持台8に固定してある。排紙軸70cはワンウェイクラッチ95を介して側板65a、65bに回動自在に支持してある。側板65aの外側で駆動ギア66a側の端部に排紙ギア92が取り付けてあり、また側板65bと規制材91の間にバネ93を取り付けてある。側板65bの外側には、規制材90とノブ71が固定してある。駆動部の駆動モータ67、その軸66b、駆動ギア66aは図示しない装置本体に取り付けてある。
【0040】
支持台8を装置本体にセットしていない状態、すなわち定着装置6が駆動部を介さない状態では、バネ93が側板65bを押圧しているので、規制材90が側板65bと接触するまで矢印e方向へ移動する。このとき、排紙ギア92はギア68とかみ合う位置に規制されている。そして、装置本体にセットした時、排紙ギア92と駆動ギア66aとの間で装置本体に固定した規制材94に排紙ギア92が接触し、排紙ギア92および排紙軸70Cが矢印eの逆方向へ移動するので、排紙ギア92はギア68から離間する。
【0041】
したがって、ジャム処理時に転写ベルトユニット80と定着装置6を支持台8とともに装置本体の外側に引き出すことで排紙ギア92がギア68とかみ合い、ワンウェイクラッチ95により一方向に回転を規制されているノブ71を回転させると、ギア68と加圧ローラ62が回転し、ニップ内にある記録紙Pを搬送部側へ送り出し、除去する。第1実施形態に比べ、搬送部と定着装置を同時に引き出すのでスペースが広がり、駆動部と離間しているため回転しやすくなり、操作性が良好となる。
【0042】
また本実施形態では、転写部、搬送部、定着装置を共通の支持台で移動可能としたが、定着装置のみ移動可能としてもよく、また現像部等の他の本体構成と同時に移動可能としても良い。さらに本実施形態では、定着装置の解除に連動させて記録紙の除去方向を規制したが、本体装置を構成する他の部材、たとえばジャム時の記録紙を除去するために操作する本体のカバー等に連動させても良い。またさらに、本実施形態では定着装置に排紙軸として別部材を設けたが、定着装置の他の軸部材に同機構を備えることが可能で部品数が減り、コストを低下させ得るものとなる。また、本実施形態では定着装置に記録紙の除去方向を規制する機構を備えたが、この例のものに限定されることはない。
【0043】
さらに、本実施形態ではトナーのオフセットのためにクリーニング部材を取り付けていたが、オイル材を含むトナーを用いることで定着部材表面との離型性が良くなり、ジャム時に定着部材へ付着する多量の未定着トナーを防止したので、クニーニング部材を必要としない。このため、加熱されたベルトと接触する部材が減り、すなわち加熱する部材の容量が低減されるので立ち上がり時間の短縮となる。また部材が必要ないためコスト低減となる。
すなわち本発明は、ジャム処理時、手動で定着器内の記録材を確実に搬送上流側にのみ排紙可能にしたので、定着済みの記録紙先端を持つことが可能となり、作業者を汚すことなく、未定着トナーは定着部材に付着することなく除去できる。また、作業者が記録紙の状態を確認し操作するため、ベルトの破損や記録材の破断等を防止でき、次の記録時における再度の紙詰まりの発生を防止できる。さらに、ジャム処理の動作に連動して排紙上流方向にのみ記録紙を排紙可能にしたので、操作性が向上する。またさらに、加熱する部材の容量が低減するので、立ち上がり時間の短縮となり、部材が必要ないためコストに有利な画像形成装置を提供することができる。
また手動で記録紙を搬送上流方向に定着部から排紙するので、定着済み記録紙の先端が搬送部に送られることで作業者が手等をよごすことなく除去できる。
また、ジャム処理の動作によって装置本体から解除された時、排紙上流方向のみ排紙可能にするので、駆動部が切り離され、また装置本体内部では作業しないので、操作性が向上する。また手動で記録材を搬送上流方向に定着部から排紙するので、定着部材へ未定着トナーが付着することはない。また状態を確認しながら作業できるため、ベルト破損や記録材を破断することがなく、確実に記録材を除去できる。さらに、定着済み記録紙の先端が搬送部に送られることで作業者が手等をよごすことなく除去できる。
そして、定着装置を装置本体から解除した時、排紙上流方向のみ排紙可能にするので、駆動部が切り離され、また装置本体内部では作業しないので、操作性が向上する。また手動で記録紙を搬送上流方向に定着部から排紙するので、定着部材へ未定着トナーが付着することはない。また状態を確認しながら作業できるため、ベルト破損や記録材を破断することがなく、確実に記録材を除去できる。さらに、定着済み記録紙の先端が搬送部に送られることで作業者が手等をよごすことなく除去できる。
さらに、オイル含有トナーを用いれば、離型性が向上し、ジャム時に多量の未定着トナーが定着部材に付着するのを防止したのでクリーニング部材が必要なく、定着部材に接触し加熱する部材の容量が低減するので、立ち上がり時間の短縮となり、部材が必要ないため低コスト化を図れる。
【0044】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、以上説明してきたように、ジャム処理時、手動で定着器内の記録材を確実に搬送上流側にのみ排紙可能にしたので、定着済みの記録紙先端を持つことが可能となり、作業者を汚すことなく、未定着トナーは定着部材に付着することなく除去できる。また、作業者が記録紙の状態を確認し操作するため、ベルトの破損や記録材の破断等を防止でき、次の記録時における再度の紙詰まりの発生を防止できる。さらに、ジャム処理の動作に連動して排紙上流方向にのみ記録紙を排紙可能にしたので、操作性が向上する。またさらに、加熱する部材の容量が低減するので、立ち上がり時間の短縮となり、部材が必要ないためコストに有利な画像形成装置を提供することができる。また少なくとも搬送部と定着装置を引き出すのでスペースが広がり、駆動部と離間しているため回転しやすくなり、操作性が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定着装置の第1実施形態の概要を示す正面断面図(A)と動作を示す側面断面概略図(B)である。
【図2】図1に示す実施形態の定着装置を用いた本発明に係る画像形成装置の概要を示す断面図である。
【図3】本発明に係る定着装置の第2実施形態の概要を示す平面断面図(A)、(B)と動作を示す要部平面図(C)、(D)である。
【図4】定着器のセルフストリッピング方式を示す図である。
【図5】定着器のベルト定着方式を示す図である。
【図6】ベルト定着方式の問題点を示す図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム
2a、2b レジストローラ
3 転写ベルト
4a、4b ベルト駆動ローラ
5 転写バイアスローラ
6 定着装置
7 ケース
8 支持台
10 支持台の側板
15a、15b スライドレール
16 装置本体の側板
17a、17b 位置決めピン
18a、18b 位置決め穴
20 現像器
21 クリーニング部
22 帯電チャージャ
61 定着ベルト
62 加圧ローラ
63 加熱ローラ
64 定着ローラ
65a、65b 側板
66a 駆動ギア
66b 軸
67 駆動モータ
68 ギア
69 排紙ギア
70a ワンウェイクラッチギア
70b 軸
70c 排紙軸
71 ノブ
80 ベルトユニット
85 中空ローラ
86 オイル塗布ローラ
87、88 分離爪
91 規制材
92 排紙ギア
93 バネ
95 ワンウェイクラッチ
100 転写ベルトユニット
P 記録紙
T トナー
Claims (4)
- 定着ローラと、定着用熱源を有する加熱ローラと、上記定着ローラと上記加熱ローラ間に掛け回した無端状の定着ベルトとを有し、該定着ベルトを介して加圧ローラを上記定着ローラに対向設置し、記録材上の未定着画像を上記定着ベルトと上記加圧ローラの間で挟持、搬送して定着を行うとともに、画像形成装置本体に着脱可能な定着装置を有し、ジャム時の処理動作に連動して上記記録材を搬送方向上流側にのみ排出可能とする手動排出手段を備え、該手動排出手段は、ジャム時の処理動作で上記定着装置とともに上記画像形成装置本体から引き出した際に、手動で回転させる排紙ギアが上記加圧ローラを回転させるギアとかみ合い、該手動排出手段の一方向に回転を規制されているノブを回転させると、上記加圧ローラを回転させるギアを回転させ、その回転により上記定着ローラを回転させ、上記定着ベルトと上記加圧ローラの間で挟持、搬送している記録紙を搬送方向上流側に送り出して除去可能としてなることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1の画像形成装置において、上記定着装置は、一対の側板の間に取り付けてあり、上記一対の側板は支持台に固定してあり、上記手動排出手段の上記排紙ギアは、上記側板の一方側の側板の外側に突出した排紙軸に、上記加圧ローラの駆動ギアと噛み合い可能に取り付けてあり、該排紙軸は、上記定着装置を上記画像形成装置本体に装着した状態では上記画像形成装置本体側の規制材により押されて上記加圧ローラの駆動ギアと非噛み合い状態を取り、上記定着ローラを上記画像形成装置本体から引き出すと上記画像形成装置本体側の規制材により押されなくなって上記一方側の側板の外側へいっそう突出して上記加圧ローラの駆動ギアと噛み合い、上記定着ベルトと上記加圧ローラの間で挟持、搬送している記録紙を搬送方向上流側に送り出して除去可能としてなることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1または2の画像形成装置において、画像を記録材に転写する転写部、記録材を搬送する搬送部及び上記定着装置を共通の支持台で移動可能としてなることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1または2の画像形成装置において、記録材を搬送する搬送部及び上記定着装置を共通の支持台で移動可能としてなることを特徴とする画像形成装置。
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