JP2009179473A - 用紙搬送装置 - Google Patents
用紙搬送装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009179473A JP2009179473A JP2008022513A JP2008022513A JP2009179473A JP 2009179473 A JP2009179473 A JP 2009179473A JP 2008022513 A JP2008022513 A JP 2008022513A JP 2008022513 A JP2008022513 A JP 2008022513A JP 2009179473 A JP2009179473 A JP 2009179473A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- jam
- jam processing
- processing member
- sheet conveying
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H29/00—Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles
- B65H29/12—Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles by means of the nip between two, or between two sets of, moving tapes or bands or rollers
- B65H29/125—Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles by means of the nip between two, or between two sets of, moving tapes or bands or rollers between two sets of rollers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H29/00—Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles
- B65H29/006—Winding articles into rolls
- B65H29/008—Winding single articles into single rolls
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2601/00—Problem to be solved or advantage achieved
- B65H2601/10—Ensuring correct operation
- B65H2601/11—Clearing faulty handling, e.g. jams
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2801/00—Application field
- B65H2801/03—Image reproduction devices
- B65H2801/06—Office-type machines, e.g. photocopiers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Controlling Sheets Or Webs (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
Abstract
【課題】簡単な構成からなり、容易にジャム紙を排除できる用紙搬送装置を得る。
【解決手段】用紙を1枚ずつ搬送する搬送ローラ対32,33,34と、搬送される用紙の表裏面をガイドする隙間41を有し、回転可能であってかつ筐体31から引出し可能なジャム処理部材40と、搬送される用紙の表裏面をガイドするように配置された搬送ガイド部材35,36とからなる用紙搬送装置。搬送ガイド部材35,36はジャム処理部材40が回転可能な空間部を構成する断面円形状部分35a,36aを有している。搬送路中で詰まったジャム紙は、作業者がジャム処理部材40を回転させることでジャム処理部材40の外周部に巻き取られ、ジャム処理部材40とともに筐体31の外へ引き出される。
【選択図】図1
【解決手段】用紙を1枚ずつ搬送する搬送ローラ対32,33,34と、搬送される用紙の表裏面をガイドする隙間41を有し、回転可能であってかつ筐体31から引出し可能なジャム処理部材40と、搬送される用紙の表裏面をガイドするように配置された搬送ガイド部材35,36とからなる用紙搬送装置。搬送ガイド部材35,36はジャム処理部材40が回転可能な空間部を構成する断面円形状部分35a,36aを有している。搬送路中で詰まったジャム紙は、作業者がジャム処理部材40を回転させることでジャム処理部材40の外周部に巻き取られ、ジャム処理部材40とともに筐体31の外へ引き出される。
【選択図】図1
Description
本発明は、用紙搬送装置、特に、電子写真方式の複写機やプリンタなどの画像形成装置に搭載される、又は、該画像形成装置から排出された用紙にステープル処理などの後処理を施す用紙後処理装置に搭載される用紙搬送装置に関する。
複写機やプリンタなどの画像形成装置あるいは用紙後処理装置においては、用紙の搬送乱れによるジャム(紙詰まり)が不可避である。ジャム紙を排除するには、一般的に作業者が手でジャム紙を引き出していた。ジャム紙に手が届かない場合には、搬送ローラを手で回転させてジャム紙を移動させていた。また、用紙搬送部分を装置本体から離して処理スペースを確保する対策も講じられていた。
しかしながら、搬送ローラを回転させる方法では、蛇腹状に詰まったジャム紙を搬送ローラの回転で移動させるのは困難な場合が多く、また、用紙搬送部分を装置本体から離すには設置個所に余分なスペースが必要であって、装置の設置に広いスペースが確保できないユーザーにとっては使い勝手の悪いものであった。
そこで、本発明の目的は、簡単な構成からなり、容易にジャム紙を排除できる用紙搬送装置を提供することにある。
以上の目的を達成するため、本発明の一形態は、
用紙を1枚ずつ搬送する搬送ローラと、
搬送される用紙の表裏面をガイドする隙間を有し、回転可能であってかつ装置本体から引出し可能なジャム処理部材と、
搬送される用紙の表裏面をガイドするように配置され、前記ジャム処理部材が回転可能な空間部を有する搬送ガイド部材と、
を備えたことを特徴とする。
用紙を1枚ずつ搬送する搬送ローラと、
搬送される用紙の表裏面をガイドする隙間を有し、回転可能であってかつ装置本体から引出し可能なジャム処理部材と、
搬送される用紙の表裏面をガイドするように配置され、前記ジャム処理部材が回転可能な空間部を有する搬送ガイド部材と、
を備えたことを特徴とする。
前記用紙搬送装置においては、用紙の搬送路中にジャム処理部材が配置され、ジャム処理部材は通常は用紙のガイド部材として機能している。紙詰まりは用紙がジャム処理部材の隙間に入り込んだ状態で発生することになる。この場合、ジャム処理部材を作業者が手で回転させることで、ジャム紙がジャム処理部材の外周部に巻き付く。ジャム紙が巻き付いた状態のジャム処理部材を装置本体から引き出すことでジャム紙を容易に取り出すことができる。ジャム処理部材はジャム紙を剥がした後、元の位置にリセットされる。
前記用紙搬送装置において、ジャム処理部材に設けた隙間の通紙方向上流側の第1の開口部が、該第1の開口部に対向する搬送ガイド部材の開口部よりも広く設定され、かつ、ジャム処理部材に設けた隙間の通紙方向下流側の第2の開口部が、該第2の開口部に対向する搬送ガイド部材の開口部よりも狭く設定されていることが好ましい。用紙の搬送をスムーズにガイドすることができる。
ジャム処理部材は、少なくとも二つの棒状部材からなり、隙間が可変であってもよい。用紙をガイドするときは隙間を広く設定しておき、ジャム処理時には隙間を狭くしてジャム紙を挟み込むことで、ジャム紙を確実に巻き取り、かつ、引き出すことができる。同様の効果は、ジャム処理部材に滑り止め機能を付与することでも達成できる。
ジャム処理部材が所定の用紙ガイド位置に設定されていることを検出する検出手段と、該検出手段によってジャム処理部材が所定位置にリセットされたことが検出されている場合のみ、用紙の搬送を許可する制御手段と、を備えていてもよい。ジャム処理後にジャム処理部材が所定の用紙ガイド位置に正しくリセットされていないことによる紙詰まりの発生を未然に回避できる。
ジャム処理部材の近傍で用紙を検出する検出手段と、該検出手段による検出情報を表示する表示手段と、を備えていてもよい。ジャム紙がジャム処理部材に完全に巻き取られたかどうかを作業者に知らせることができ、不完全な巻き取り状態でジャム処理部材を引き出すことにより、ジャム紙の一部が破れて搬送路に残る不具合を防止できる。
また、ジャム処理部材の近傍で用紙を検出する検出手段と、ジャム処理部材の装置本体からの引出しをロック/解除するロック機構と、検出手段によって用紙が検出されない場合に、ロック機構によるジャム処理部材のロックを解除させる制御手段と、を備えていてもよい。検出手段が用紙を検出しなくなると(即ち、ジャム処理部材にジャム紙が完全に巻き取られると)、始めてジャム処理手段の引出しが可能になる。従って、不完全な巻き取り状態でジャム処理部材を引き出すことにより、ジャム紙の一部が破れて搬送路に残る不具合を防止できる。
また、ジャム処理部材と搬送ローラの回転駆動機構がジャム処理時のみ連結され、ジャム処理部材を回転させることで搬送ローラがジャム紙をジャム処理部材に送り込む方向に回転するように構成してもよい。ジャム処理部材を回転させると、搬送ローラがジャム紙をジャム処理部材に向かって移動させるので、ジャム処理部材と搬送ローラとの間でジャム紙が引っ張られて破損することがなくなる。
以下、本発明に係る用紙搬送装置の実施例について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る用紙搬送装置を搭載した画像形成システムの全体構成を示す。この画像形成システムは、概略、プリンタ本体10と、画像読取り装置20と、ステープラ26などを備えた用紙後処理装置25と、プリンタ本体10から排出された画像形成済み用紙を用紙後処理装置25へ導く用紙搬送装置30とで構成されている。用紙搬送装置30以外の各装置の構成は周知であり、その説明は省略する。また、図1において、一点鎖線は用紙の搬送経路を示し、用紙は給紙ユニット11から転写部12、排出ローラ対13、用紙搬送装置30を経て、用紙後処理装置25のトレイ27上に搬送される。
用紙搬送装置30は、筐体31と、用紙を1枚ずつ搬送する搬送ローラ対32,33,34と、搬送される用紙の表裏面をガイドするように配置された搬送ガイド部材35,36と、搬送ローラ対32,33の間に設けたジャム処理部材40とで構成されている。ジャム処理部材40は、図2に示すように、断面円形の棒状部材であって、用紙をガイドするためにスリット状の隙間41を有し、搬送ガイド部材35,36の断面円形状部分35a,36aに回転可能であってかつ筐体31から引出し可能に設置されている。ジャム処理部材40は、図1に示すように筐体31に設置されているとき、その隙間41が用紙搬送路の一部を構成している。
また、用紙搬送路には用紙検出センサ51,52,53,54が設置されており、センサ53,54はジャム処理部材40に近接して通紙方向の上流側及び下流側に配置され、センサ51は通紙方向上流側のローラ対32に近接して配置され、センサ52は通紙方向下流側のローラ対33に近接して配置されている。なお、センサ51〜54は光学的な非接触タイプあるいはアクチュエータを備えた接触タイプのいずれであってもよい。
プリンタ本体10の排出ローラ対13から送り出された用紙は、ローラ対32にて受け取られ、ジャム処理部材40の隙間41を通過し、ローラ対33,34にて用紙後処理装置25へ送り出される。ジャム処理部材40は通常は用紙のガイド部材として機能している。用紙搬送装置30において、紙詰まりは、概ね、用紙がジャム処理部材40の隙間41に入り込んだ状態で発生することになる。図3(A)に紙詰まりが発生した状態を示し、ジャム紙は符号Jで示している。紙詰まりの発生は、センサ51が用紙を検出してから所定時間を経過してもセンサ52が用紙を検出しないことにより検出される。
このような紙詰まりが発生した場合、ジャム処理部材40を作業者が手で回転させることで、ジャム紙Jをジャム処理部材40の外周部に巻き取る(図3(B)参照)。ジャム紙Jが巻き付いた状態のジャム処理部材40を筐体31から引き出すこと(ジャム処理部材40を軸方向に手前側に引き出すこと)でジャム紙Jを容易に取り出すことができる(図3(C)参照)。ジャム紙Jがジャム処理部材40に完全に巻き付けられたことは、ジャム処理部材40の近傍に配置されたセンサ53,54がジャム紙Jを検出しなくなったことで検出される。センサ53,54によるこの検出状態は、例えば、操作パネルの液晶表示部に表示したり、ランプ61(図1参照)が点灯することにより作業者が識別することができる。そして、ジャム処理部材40はジャム紙Jを剥がした後、元の位置にリセットされる。
以上のごとく、ジャム処理機構としては、ジャム処理部材40を回転可能かつ筐体31から引出し可能に設置するという簡単な構成からなり、作業者は容易にジャム紙Jを排除することができる。
また、ジャム処理部材40の近傍で用紙を検出するセンサ53,54と、該センサ53,54による検出情報を表示するランプ61とを備えているため、ジャム紙Jがジャム処理部材40に完全に巻き取られたかどうかを作業者に知らせることができる。これにて、不完全な巻き取り状態でジャム処理部材40を引き出すことにより、ジャム紙Jの一部が破れて搬送路に残る不具合を防止できる。
ところで、図4に示すように、ジャム処理部材40に設けた隙間41の通紙方向上流側の第1の開口部が、該第1の開口部に対向する搬送ガイド部材の開口部よりも広く設定され(A>B)、かつ、ジャム処理部材40に設けた隙間41の通紙方向下流側の第2の開口部が、該第2の開口部に対向する搬送ガイド部材の開口部よりも狭く設定されていてもよい(C<D)。搬送路の継ぎ目部分での用紙先端の引っ掛かりを防止し、用紙の搬送をスムーズにガイドすることができる。
また、ジャム処理部材40は、その隙間41が可変であってもよい。用紙をガイドするときは隙間41を広く設定しておき、図5に示すように、ジャム処理時には隙間41を狭くしてジャム紙Jを挟み込むことで、ジャム紙Jをジャム処理部材40に確実に巻き取り、かつ、引き出すことができる。
具体的には、図6及び図7に示すように、ジャム処理部材40を二つの棒状部材42,43にて形成し、端部42a,43aに設けたピン42b,43bをリンク44を介して連結し、図示しないねじりコイルばねで部材42を矢印x方向に付勢している。
通常は、図7(A)に示すように、ねじりコイルばねの力で部材42が矢印x方向に移動し、ノッチ42cが部材43に乗り上げ、隙間41を確保している。一方、ジャム処理時には、部材42を矢印xとは反対方向へ引くことでノッチ42cが部材43の段差部43cに落ち込み、隙間41が狭まってジャム紙を挟み込む。
また、図2に示すように、ジャム処理部材40はジャム紙を外周部に巻き付けた後、矢印x’方向に引き出される。この場合、引出し方向の上流側端部41aは隙間41が閉じられている。端部41aが閉じられていることで、ジャム処理部材40を筐体31から引き出す際にジャム紙を確実に引き出すことができる。同様の効果は、ジャム処理部材40の外周部に摩擦係数の高い部材を設けてジャム紙の滑り止め機能を付与することでも達成できる。
さらに、用紙搬送装置30にあっては、図8に示すように、ジャム処理部材40の引出し側に前カバー70と、該前カバー70が閉止位置にあることを検出するセンサ71が設けられている。図8(A)は、前カバー70が閉じられてジャム処理部材40が正常な位置に配置されている状態を示している。このときセンサ71はオンし、前カバー70が閉じられていること、即ち、ジャム処理部材40が所定の用紙ガイド位置に設定されていることを検出している。
ジャム処理時において、作業者は前カバー70を開けてジャム処理部材40を引き出すことになる。このとき、センサ71はオフする。ジャム紙を外した後、ジャム処理部材40をリセットする際、ジャム処理部材40が完全にリセットされないと、前カバー70も完全に閉じられることはなく、センサ71はオンしない(図8(B)参照)。
ジャム処理部材40のリセットが不完全であると、図8(B)に示すように、ジャム処理部材40の端部41aが通紙経路での通紙障害となり、紙詰まりが発生する。従って、ジャム処理が実行された場合は、前記センサ71がオンされた場合のみ、プリンタ本体10において用紙の搬送が許可される。プリンタ本体10はプリント動作などを制御する制御部15(図1参照)を備え、センサ71など用紙搬送装置30の情報は制御部15に入力される。
このように、センサ71によってジャム処理部材40が所定位置にリセットされたことが検出されている場合のみ、用紙の搬送を許可するため、ジャム処理後にジャム処理部材40が所定の用紙ガイド位置に正しくリセットされていないことによる紙詰まりの発生を未然に回避できる。
前記センサ71を用いたジャム処理の作業者の処理手順を含めた制御手順を図9のフローチャートに示す。制御部15は、紙詰まりの発生を検出すると(ステップS1)、プリンタ本体10及び用紙後処理装置25の動作を停止させ(ステップS2)、紙詰まりの発生を表示する。作業者が前カバー70を開き(ステップS3)、ジャム処理部材40を回転させてジャム紙を巻き付け(ステップS4)、ジャム処理部材40を筐体31から引き出す(ステップS5)。その後、ジャム紙を外してジャム処理部材40を筐体31内にリセットし(ステップS6)、前カバー70を閉じる(ステップS7)。このとき、センサ71がオンしていれば(ステップS8でYES)、プリンタ本体10及び用紙後処理装置25を起動させる(ステップS9)。一方、センサ71がオフであれば(ステップS8でNO)、作業者は前カバー70を開けてジャム処理部材40を再度リセットする(ステップS10)。また、ジャム処理後にセンサ71がオンしない場合、操作パネルの液晶表示部に表示したり、ランプ62(図1参照)を点灯させて警告してもよい。
次に、ジャム処理部材40のロック機構80について図10を参照して説明する。このロック機構80は、ジャム処理部材40の筐体31からの引出しをロック/解除するものであり、モータ81と、その回転軸に取り付けたカム82と、一端をカム82の偏心位置に取り付けたリンク83と、リンク83の他端に取り付けたストッパ84とで構成されている。ストッパ84はモータ81の回転に基づいてジャム処理部材40の一端に形成した溝部41bに進退可能である。ジャム処理部材40は、ストッパ84が溝部41bに進入しているとき筐体31から引き出すことを阻止され、ストッパ84が溝部41bから退避すると引出しが可能となる。また、ジャム処理部材40の近傍ではセンサ53,54にて用紙を検出している。
このロック機構80を用いたジャム処理の制御は前記制御部15によって実行され、作業者の処理手順を含めた制御手順を図11のフローチャートに示す。通常、ストッパ84は溝部41bに進入状態に設定されている。制御部15は、紙詰まりの発生を検出すると(ステップS11)、プリンタ本体10及び用紙後処理装置25の動作を停止させ(ステップS12)、紙詰まりの発生を表示する。作業者が前カバー70を開き(ステップS13)、ジャム処理部材40を回転させてジャム紙を巻き取る(ステップS14)。ここでジャム紙がジャム処理部材40に完全に巻き取られたか否かをセンサ53,54のオン・オフにて判断する。センサ53,54がオフすると(ステップS15でYES)、ジャム紙がジャム処理部材40に完全に巻き取られたと判断し、モータ81を所定量回転させ(ステップS16)、ストッパ84を溝部41bから退避させてロックを解除する(ステップS17)。これにて、ジャム処理部材40が筐体31から引出し可能となる(ステップS18)。一方、センサ53,54がオフしなければ(ステップS15でNO)、ジャム紙がジャム処理部材40に完全には巻き取られていないと判断し、ロック状態を保持する(ステップS19)。この場合、作業者は再度巻き取り動作を繰り返すことになる。
ロック機構80を用いた以上の制御により、不完全な巻き取り状態でジャム処理部材40を筐体31から引き出すことにより、ジャム紙の一部が破れて搬送路に残る不具合を防止できる。
また、用紙搬送装置30においては、図12に示すように、ローラ対32,33の回転駆動機構を構成するギヤ91,92をギヤ93,94,95を介してジャム処理部材40の一端に設けたギヤ96に連結させてもよい。ギヤ96はワンウエイギヤであって、ジャム処理部材40が矢印a方向にのみ回転されたときに回転して回転力をギヤ93,95に伝達する。一方、ギヤ96はギヤ93,95からの回転力をジャム処理部材40に伝達することはない。
用紙搬送時において、駆動ギヤ91,92は矢印b方向に回転駆動され、ローラ対32,33にて用紙を搬送する。このとき、ワンウエイギヤ96は空回りし、ジャム処理部材40が回転することはない。一方、紙詰まりが発生し、作業者によってジャム処理部材40が矢印a方向に回転されると、この回転はワンウエイギヤ96からギヤ93を介してギヤ91に伝達されるとともに、ギヤ95,94を介してギヤ92に伝達され、ローラ対32が矢印b方向に回転し、ローラ対33が矢印b’方向に回転する。
即ち、ローラ対32,33がジャム紙をジャム処理部材40に送り込む方向に回転するので、ジャム紙がジャム処理部材40に向かって移動することになり、ジャム処理部材40とローラ対32,33との間でジャム紙が引っ張られて破損することがなくなる。
(他の実施例)
なお、本発明に係る用紙搬送装置は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更できる。
なお、本発明に係る用紙搬送装置は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更できる。
特に、用紙搬送装置における用紙のガイド部材や搬送ローラの構成は任意であり、ジャム処理部材の構造の細部も任意である。
10…プリンタ本体
15…制御部
25…用紙後処理装置
30…用紙搬送装置
31…筐体
32,33,34…用紙搬送ローラ対
35,36…搬送ガイド部材
40…ジャム処理部材
41…隙間
51,52,53,54,71…センサ
70…前カバー
80…ロック機構
91〜96…ギヤ
J…ジャム紙
15…制御部
25…用紙後処理装置
30…用紙搬送装置
31…筐体
32,33,34…用紙搬送ローラ対
35,36…搬送ガイド部材
40…ジャム処理部材
41…隙間
51,52,53,54,71…センサ
70…前カバー
80…ロック機構
91〜96…ギヤ
J…ジャム紙
Claims (8)
- 用紙を1枚ずつ搬送する搬送ローラと、
搬送される用紙の表裏面をガイドする隙間を有し、回転可能であってかつ装置本体から引出し可能なジャム処理部材と、
搬送される用紙の表裏面をガイドするように配置され、前記ジャム処理部材が回転可能な空間部を有する搬送ガイド部材と、
を備えたことを特徴とする用紙搬送装置。 - 前記ジャム処理部材に設けた隙間の通紙方向上流側の第1の開口部が、該第1の開口部に対向する前記搬送ガイド部材の開口部よりも広く設定され、
前記ジャム処理部材に設けた隙間の通紙方向下流側の第2の開口部が、該第2の開口部に対向する前記搬送ガイド部材の開口部よりも狭く設定されていること、
を特徴とする請求項1に記載の用紙搬送装置。 - 前記ジャム処理部材は、少なくとも二つの棒状部材からなり、隙間が可変であること、を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の用紙搬送装置。
- 前記ジャム処理部材は滑り止め機能を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の用紙搬送装置。
- 前記ジャム処理部材が所定の用紙ガイド位置に設定されていることを検出する検出手段と、
前記検出手段によって前記ジャム処理部材が所定位置にリセットされたことが検出されている場合のみ、用紙の搬送を許可する制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の用紙搬送装置。 - 前記ジャム処理部材の近傍で用紙を検出する検出手段と、
前記検出手段による検出情報を表示する表示手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の用紙搬送装置。 - 前記ジャム処理部材の近傍で用紙を検出する検出手段と、
前記ジャム処理部材の装置本体からの引出しをロック/解除するロック機構と、
前記検出手段によって用紙が検出されない場合に、前記ロック機構による前記ジャム処理部材のロックを解除させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の用紙搬送装置。 - 前記ジャム処理部材と前記搬送ローラの回転駆動機構がジャム処理時のみ連結され、ジャム処理部材を回転させることで搬送ローラがジャム紙をジャム処理部材に送り込む方向に回転すること、を特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の用紙搬送装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008022513A JP2009179473A (ja) | 2008-02-01 | 2008-02-01 | 用紙搬送装置 |
US12/362,546 US8170427B2 (en) | 2008-02-01 | 2009-01-30 | Sheet conveying device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008022513A JP2009179473A (ja) | 2008-02-01 | 2008-02-01 | 用紙搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009179473A true JP2009179473A (ja) | 2009-08-13 |
Family
ID=40931809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008022513A Pending JP2009179473A (ja) | 2008-02-01 | 2008-02-01 | 用紙搬送装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8170427B2 (ja) |
JP (1) | JP2009179473A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011013755A1 (ja) | 2009-07-31 | 2011-02-03 | 株式会社資生堂 | 美顔用マスク及び美容方法 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100194026A1 (en) * | 2009-02-05 | 2010-08-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Paper jam removal mechanism for sheet finishing process device |
GB2476934A (en) * | 2010-01-13 | 2011-07-20 | Christoph Johann Schmitz | Apparatus and method for rolling webs using a plurality of rolling up stations |
JP5879313B2 (ja) * | 2013-09-18 | 2016-03-08 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | シート処理装置 |
JP2016132570A (ja) * | 2015-01-22 | 2016-07-25 | 理想科学工業株式会社 | 用紙搬送装置 |
JP2019071562A (ja) * | 2017-10-10 | 2019-05-09 | シャープ株式会社 | 音声通知装置、複合機、音声通知方法及び音声通知用プログラム |
EP4279995A1 (en) * | 2022-05-18 | 2023-11-22 | Ricoh Company, Ltd. | Sheet remover, conveying device, and image forming apparatus |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6056642U (ja) * | 1983-09-24 | 1985-04-20 | 富士ゼロックス株式会社 | 紙詰り用紙除去器具 |
JP2003040481A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2004170848A (ja) * | 2002-11-22 | 2004-06-17 | Ricoh Co Ltd | 定着装置及び画像形成装置 |
JP2005280998A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Palo Alto Research Center Inc | 回転可能な取り外し可能形媒体経路ジャム排除装置及び媒体処理システム |
JP2007094186A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Canon Inc | シート搬送装置及び画像形成装置 |
JP2007171222A (ja) * | 2005-12-19 | 2007-07-05 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5024431A (en) * | 1987-10-16 | 1991-06-18 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Sheet transport device with easy sheet jam handling |
DE4139428C2 (de) * | 1990-11-30 | 1994-07-07 | Ricoh Kk | Elektrophotographisches Gerät |
JPH0516332U (ja) | 1991-08-26 | 1993-03-02 | 日本電気フイールドサービス株式会社 | プリンタのジヤム用紙除去用治具 |
US6005593A (en) * | 1991-08-27 | 1999-12-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording apparatus |
JPH08323633A (ja) | 1995-03-28 | 1996-12-10 | Fuji Xerox Co Ltd | シート材の把持具及びシート材の把持具を備える画像形成装置 |
US6139001A (en) * | 1998-09-08 | 2000-10-31 | Buck; James R. | Jaw assembly for workholding apparatus |
US6139011A (en) * | 1998-10-02 | 2000-10-31 | Hewlett-Packard Company | Jam clearance for printer path by manual operation |
JP2002010024A (ja) * | 2000-06-22 | 2002-01-11 | Canon Inc | 画像読取装置 |
JP2006189786A (ja) * | 2004-12-06 | 2006-07-20 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成システム、画像形成装置、後処理装置及びプログラム |
-
2008
- 2008-02-01 JP JP2008022513A patent/JP2009179473A/ja active Pending
-
2009
- 2009-01-30 US US12/362,546 patent/US8170427B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6056642U (ja) * | 1983-09-24 | 1985-04-20 | 富士ゼロックス株式会社 | 紙詰り用紙除去器具 |
JP2003040481A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2004170848A (ja) * | 2002-11-22 | 2004-06-17 | Ricoh Co Ltd | 定着装置及び画像形成装置 |
JP2005280998A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Palo Alto Research Center Inc | 回転可能な取り外し可能形媒体経路ジャム排除装置及び媒体処理システム |
JP2007094186A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Canon Inc | シート搬送装置及び画像形成装置 |
JP2007171222A (ja) * | 2005-12-19 | 2007-07-05 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011013755A1 (ja) | 2009-07-31 | 2011-02-03 | 株式会社資生堂 | 美顔用マスク及び美容方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20090196635A1 (en) | 2009-08-06 |
US8170427B2 (en) | 2012-05-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009179473A (ja) | 用紙搬送装置 | |
JP6048269B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4381960B2 (ja) | 給紙装置およびこれを備えた画像形成装置 | |
JP4340396B2 (ja) | 給紙装置および画像形成装置 | |
JP6727957B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2013133214A (ja) | シート搬送装置および画像形成装置 | |
JP4983447B2 (ja) | 媒体分離送り出し機構および媒体処理装置 | |
JP6254406B2 (ja) | 用紙搬送装置 | |
JP5240561B2 (ja) | 引き出しユニットおよび画像形成装置 | |
JP5580539B2 (ja) | 紙折り装置及び画像形成装置 | |
JP4213157B2 (ja) | 後処理装置 | |
JP5581647B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6446243B2 (ja) | 用紙搬送装置 | |
JP2014201387A (ja) | シート搬送装置及びシート搬送装置を備えた画像形成装置 | |
JP2006039336A (ja) | 画像記録装置 | |
JP2000147850A (ja) | シート搬送装置 | |
JP3950885B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2018150104A (ja) | 画像形成システム | |
JP2003040481A (ja) | 画像形成装置 | |
JP6446520B2 (ja) | 用紙搬送装置 | |
JP6268703B2 (ja) | 用紙搬送装置、及び画像形成装置 | |
JP2007121904A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2008139435A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2010054797A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2016114856A (ja) | 定着装置と画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091112 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091117 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100406 |