JP2006116696A - 2軸アクチュエータ及びその製造方法 - Google Patents

2軸アクチュエータ及びその製造方法 Download PDF

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高 泳 哲
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李 振 鎬
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Abstract

【課題】第1方向走査(例えば、水平走査)時には共振駆動が可能であり、第2方向走査(例えば、垂直走査)時には非共振線型駆動が可能な2軸アクチュエータを提供する。
【解決手段】2軸アクチュエータは、第1方向にシーソー運動を行うステージ100と、ステージ部から延びた第1駆動櫛形電極120、及び第1支持部から延び、第1駆動櫛形電極120と交互に配置された第1固定櫛形電極220を備えるステージ部駆動部と、第2方向に第1支持部がシーソー運動を行うように支持する第2支持部と、第1支持部に設けられた第2駆動櫛形電極240、及び第2駆動櫛形電極に対応する第2固定櫛形電極350を備える第1支持部駆動部と、を備え、第1駆動櫛形電極120、第2駆動櫛形電極240及びステージ100は、第1レベルに形成されており、第1固定櫛形電極220及び第2固定櫛形電極350は、第1レベルよりも低い第2レベルに形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、MEMS(Micro Electro Mechanical System)を利用した2軸アクチュエータ及びその製造方法に係り、より詳細には、2軸方向のシーソー駆動のための2軸アクチュエータ及びその製造方法に関する。
2軸アクチュエータを備えるオプティカルスキャナは、大型のディスプレイ装置に好適に使用することができる。2軸アクチュエータの駆動速度は、ディスプレイ装置の解像度と関係があり、2軸アクチュエータの駆動角度は、ディスプレイ装置の画面のサイズと関係がある。すなわち、マイクロミラーの駆動速度が速いほど、解像度は高くなり、マイクロミラーの駆動角度が大きいほど、ディスプレイ装置の画面サイズは大きくなる。したがって、高解像度の大型ディスプレイ装置を実現するためには、高速で駆動し、かつ大きい駆動角度を有する2軸アクチュエータを備えたオプティカルスキャナが必要である。
しかし、マイクロミラーの駆動速度及び駆動角度は、相反する関係にあるため、2軸アクチュエータの駆動速度及び駆動角度を共に大きくすることには限界があった。
ディスプレイ装置に使用されるオプティカルスキャナは、水平走査時には高速駆動、すなわち、共振周波数での駆動(共振駆動)が必要であるが、垂直走査時には線型駆動、すなわち、非共振周波数での駆動(非共振駆動)が必要である。
しかし、従来の2軸アクチュエータは、共振駆動のために設計されているので、非共振駆動をしにくいといった問題点を有している。
本発明は、第1方向走査(例えば、水平走査)時には共振駆動が可能であり、第2方向走査(例えば、垂直走査)時には非共振線型駆動が可能な2軸アクチュエータ及びその製造方法を提供することを課題とする。
また、本発明は、駆動力が大きく、駆動角度の大きい2軸アクチュエータ及びその製造方法を提供することを課題とする。
また、本発明は、容易に製造可能な2軸アクチュエータ及びその製造方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明の2軸アクチュエータは、第1方向にシーソー運動を行うステージ部と、前記ステージ部を支持する第1支持部と、前記ステージ部の前記第1方向の対向する両側から外側に延びた第1駆動櫛形電極、及び前記第1駆動櫛形電極と対向する前記第1支持部から延び、前記第1駆動櫛形電極と交互に配置された第1固定櫛形電極を備えるステージ部駆動部と、前記第1方向と直交する第2方向に前記第1支持部がシーソー運動を行うように前記第1支持部を支持する第2支持部と、前記第1支持部に設けられた第2駆動櫛形電極、及び前記第2駆動櫛形電極に対応する第2固定櫛形電極を備える第1支持部駆動部と、を備え、前記第1駆動櫛形電極、前記第2駆動櫛形電極及び前記ステージ部は、第1レベルに形成されており、前記第1固定櫛形電極及び前記第2固定櫛形電極は、垂直面で前記第1駆動櫛形電極及び前記第2駆動櫛形電極と重ならないように前記第1レベルよりも低い第2レベルに形成されていることを特徴とする。
「第1方向にシーソー運動を行う」とは、第1方向に直交する第2方向に延び、ステージ部を通る回転軸を中心として、ステージ部がシーソーのように傾動することをいう。
「第2方向にシーソー運動を行う」とは、第2方向に直交する第1方向に延び、ステージ部を通る回転軸を中心として、ステージ部がシーソーのように傾動することをいう。
前記ステージ部は、前記第1駆動櫛形電極が外側に設けられた連結部と、前記連結部の内側に設けられたステージと、を備えることが好ましい。
前記ステージは、円板であることが好ましい。
前記連結部は、前記ステージが内側に連結された楕円形状を呈するように繋がった帯状部材であることが好ましい。
前記第1支持部は、前記ステージ部の対向する両側から前記第2方向に延びる一対の第1トーションバネと、前記第1トーションバネのそれぞれが連結される互いに平行な一対の第1部分、及び前記第2方向に延びる互いに平行な一対の第2部分を有する四角枠型の可動フレームと、を備えており、前記可動フレームは、前記第1トーションバネが連結された第1シリコン層と、前記第1固定櫛形電極が連結された第2シリコン層と、前記第1シリコン層と前記第2シリコン層との間に設けられた絶縁層と、から形成されていることが好ましい。
前記第2支持部は、前記第1支持部の前記第2部分のそれぞれから前記第1方向に延びる一対の第2トーションバネと、前記第1方向に延びる互いに平行な一対の第1部分、及び前記第2トーションバネが連結される互いに平行な一対の第2部分を有する四角枠型の固定フレームと、を備えており、前記固定フレーム及び前記第2トーションバネは、それぞれ前記第1シリコン層、前記第2シリコン層及び前記絶縁層から形成されていることが好ましい。
前記第1支持部駆動部は、前記可動フレームの前記第1シリコン層から前記第2トーションバネと平行に延びる第1延長部材を備えており、前記第2駆動櫛形電極は、前記第1延長部材から当該第1延長部材と対向する前記第2支持部の前記第1部分に向かって延びており、前記第2固定櫛形電極は、前記第2支持部の前記第2シリコン層から前記第1延長部材に対応するように延びる第2延長部材から延びていることが好ましい。
前記第1駆動櫛形電極及び前記第2駆動櫛形電極は、前記第2トーションバネの前記第1シリコン層を介して通電可能であり、前記固定フレームの前記第2シリコン層は、電圧が別々に印加されて前記ステージ部を前記第1方向及び前記第2方向の両方向に駆動するように、四つの電気的絶縁部を有しており、前記可動フレームの前記第2シリコン層は、前記第2トーションバネの前記第2シリコン層からの電圧が別々に印加されるように、二つの電気的絶縁部を有していることが好ましい。
すなわち、各シリコン層は、電気的絶縁部によって複数の部分に区画されており、区画された複数の部分に対して独立して電圧を印加することが可能となっている。
2軸アクチュエータは、前記連結部の内側に設けられた第3駆動櫛形電極と、前記第1支持部の下部に設けられたベースと、前記ベース上に前記第3駆動櫛形電極と対応するように配置された第3固定櫛形電極と、をさらに備えることが好ましい。
また、2軸アクチュエータは、前記ベース上に、対応する前記第1固定櫛形電極と前記第3固定櫛形電極とを電気的に接続するように設けられた導電層をさらに備えることが好ましい。
前記ステージ部、前記ステージ部駆動部、前記第1支持部、前記第2支持部及び前記第1支持部駆動部は、一つのSOI基板として製造されていることが好ましい。
前記第1トーションバネは、メアンダーバネであることが好ましい。
また、前記課題を解決するために、本発明の2軸アクチュエータは、第1方向にシーソー運動を行うステージ部と、前記ステージ部を支持する第1支持部と、前記ステージ部の前記第1方向の対向する両側から外側に延びた第1駆動櫛形電極、及び前記第1駆動櫛形電極と対向する前記第1支持部から延び、前記第1駆動櫛形電極と交互に配置された第1固定櫛形電極を備えるステージ部駆動部と、前記第1方向と直交する第2方向に前記第1支持部がシーソー運動を行うように前記第1支持部を支持する第2支持部と、前記第1支持部に設けられた第2駆動櫛形電極、及び前記第2駆動櫛形電極に対応する第2固定櫛形電極を備える第1支持部駆動部と、を備え、前記第1駆動櫛形電極、前記第2駆動櫛形電極及び前記ステージ部は、第1レベルに形成されており、前記第1固定櫛形電極及び前記第2固定櫛形電極は、垂直面で前記第1駆動櫛形電極及び前記第2駆動櫛形電極と重ならないように、前記第1レベルよりも低い第2レベルと前記第1レベルよりも高い第3レベルとに形成されていることを特徴とする。
前記ステージ部は、前記第1駆動櫛形電極が外側に設けられた連結部と、前記連結部の内側に設けられたステージと、を備えることが好ましい。
前記ステージは、円板であることが好ましい。
前記連結部は、前記ステージが内側に連結された楕円形状を呈するように繋がった帯状部材であることが好ましい。
前記第1支持部は、前記ステージ部の対向する両側から前記第2方向に延びる一対の第1トーションバネと、前記第1トーションバネのそれぞれが連結される互いに平行な一対の第1部分、及び前記第2方向に延びる互いに平行な一対の第2部分を有する四角枠型の可動フレームと、を備えており、前記可動フレームは、前記第1トーションバネが連結された第1シリコン層と、前記第1固定櫛形電極が前記第2レベルで連結された第2シリコン層と、前記第1固定櫛形電極が前記第3レベルで連結された第3シリコン層と、前記第1シリコン層と前記第2シリコン層との間に設けられた第1絶縁層と、前記第1シリコン層と前記第3シリコン層との間に設けられた第2絶縁層と、から形成されていることが好ましい。
前記第2支持部は、前記第1支持部の前記第2部分のそれぞれから前記第1方向に延びる一対の第2トーションバネと、前記第1方向に延びる互いに平行な一対の第1部分、及び前記第2トーションバネが連結される互いに平行な一対の第2部分を有する四角枠型の固定フレームと、を備えており、前記固定フレーム及び前記第2トーションバネは、それぞれ前記第1シリコン層、前記第2シリコン層、前記第3シリコン層、前記第1絶縁層及び前記第2絶縁層から形成されていることが好ましい。
前記第1支持部駆動部は、前記可動フレームの前記第1シリコン層から前記第2トーションバネと平行に延びる第1延長部材を備えており、前記第2駆動櫛形電極は、前記第1延長部材から当該第1延長部材と対向する前記第2支持部の前記第1部分に向かって延びており、前記第2固定櫛形電極は、前記第2支持部の前記第2シリコン層及び前記第3シリコン層からそれぞれ前記第1延長部材に対応するように延びる第2延長部材から延びていることが好ましい。
前記第1駆動櫛形電極及び第2駆動櫛形電極は、前記第2トーションバネの前記第1シリコン層を介して通電可能であり、前記固定フレームの前記第2シリコン層及び前記第3シリコン層は、電圧が別々に印加されて前記ステージ部を前記第1方向及び前記第2方向の両方向に駆動するように、四つの電気的絶縁部を有しており、前記可動フレームの前記第2シリコン層及び前記第3シリコン層は、前記第2トーションバネの前記第2シリコン層及び前記第3シリコン層からの電圧が別々に印加されるように、それぞれ二つの電気的絶縁部を有していることが好ましい。
2軸アクチュエータは、前記連結部の内側に設けられた第3駆動櫛形電極と、前記第1支持部の下部に設けられた第1ベースと、前記第1ベース上に前記第3駆動櫛形電極と対応するように配置された第3固定櫛形電極と、をさらに備えることが好ましい。
また、2軸アクチュエータは、前記第1ベース上に、対応する前記第1固定櫛形電極と前記第3固定櫛形電極とを電気的に接続するように形成された導電層をさらに備えることが好ましい。
また、2軸アクチュエータは、前記連結部の内側に設けられた第3駆動櫛形電極と、前記第1支持部上に設けられた第2ベースと、前記第2ベースの下部に前記第3駆動櫛形電極と対応するように配置された第3固定櫛形電極と、を備えていることが好ましい。
また、2軸アクチュエータは、前記第2ベースの下部に、対応する前記第1固定櫛形電極と前記第3固定櫛形電極とを電気的に接続するように設けられた導電層をさらに備えることが好ましい。
前記ステージ部、前記ステージ部駆動部、前記第1支持部、前記第2支持部及び前記第1支持部駆動部は、一つのSOI基板として製造されていることが好ましい。
前記第1トーションバネは、メアンダーバネであることが好ましい。
また、前記課題を解決するために、本発明の2軸アクチュエータの製造方法は、第1シリコン層、絶縁層及び第2シリコン層が順次積層された第1基板を使用して、前記第2シリコン層をエッチングして、四角枠型の可動フレームの一部と、前記可動フレームの一部の対向する両側から内側に第1方向に延びた第1固定櫛形電極と、前記可動フレームの一部を取り囲む四角枠型の固定フレームの一部と、前記可動フレームの一部と前記固定フレームの一部とを前記第1方向に連結する第2トーションバネの一部と、前記第2トーションバネの一部と平行な前記固定フレームの一部の前記第2シリコン層から前記第2トーションバネの一部に向かって延びる第2固定櫛形電極と、を形成し、かつ、第2基板の対向する両側の中央部及び他の対向する両側にそれぞれ電極パッドを形成し、前記第2基板における、前記固定フレームの一部に対応する内側領域をエッチングする第1ステップと、前記第2基板上に前記第1基板の前記第2シリコン層を結合する第2ステップと、前記第1シリコン層上における、前記固定フレームの一部に対応する領域に電極パッドを形成する第3ステップと、前記第1シリコン層をエッチングして、ステージ部と、前記ステージ部の外側に前記第1固定櫛形電極と交互に配置された第1駆動櫛形電極と、前記可動フレームの他部と、前記可動フレームの他部及び前記ステージ部を前記第1方向と直交する第2方向に連結する第1トーションバネと、前記固定フレームの他部と、前記第2トーションバネの他部と、前記可動フレームの前記第1シリコン層から前記第2トーションバネの他部と平行に延びた延長部材から延びて、前記第2固定櫛形電極と交互に配置された第2駆動櫛形電極と、を形成する第4ステップと、露出された前記絶縁層をエッチングする第5ステップと、を含むことを特徴とする。
なお、第1ステップにおける第1基板に対する処理と第2基板に対する処理とは、どちらが先であってもよく、同時であってもよい。
前記第1基板は、SOI基板であることが好ましい。
前記第1ステップは、前記固定フレームの一部の前記第2シリコン層に、前記第1方向及び前記第2方向の両方向に別々に電圧が印加されるように、四つの電気的絶縁部を形成するステップと、前記可動フレームの前記第2シリコン層に、前記第2トーションバネの一部の前記第2シリコン層からの電圧が別々に印加されるように、二つの電気的絶縁部を形成するステップと、を含むことが好ましい。
2軸アクチュエータの製造方法は、前記第2ステップにおいて、前記電極パッドを前記固定フレームの一部から外側に露出させることが好ましい。
前記第2ステップは、前記第1シリコン層及び前記第2基板の少なくとも一方にCMPを行うステップを含むことが好ましい。
また、本発明の課題を解決するために、本発明の2軸アクチュエータの製造方法は、第1シリコン層、絶縁層及び第2シリコン層が順次積層された第1基板を使用して、前記第2シリコン層をエッチングして、四角枠型の可動フレームの一部と、前記可動フレームの一部の対向する両側から内側に第1方向に延びた第1固定櫛形電極と、前記可動フレームの一部を取り囲む四角枠型の固定フレームの一部と、前記可動フレームの一部と前記固定フレームの一部とを前記第1方向に連結する第2トーションバネの一部と、前記第2トーションバネの一部と平行な前記固定フレームの一部の前記第2シリコン層から前記第2トーションバネの一部に向かって延びる第2固定櫛形電極と、前記可動フレームの一部の内部に前記第1方向に延びる第3固定櫛形電極と、を形成し、かつ、第2基板の対向する両側の中央部及び他の対向する両側にそれぞれ電極パッドを形成し、前記第1固定櫛形電極と前記第3固定櫛形電極とを接続するための導電層を形成し、前記第2基板で、前記固定フレームの一部と前記可動フレームの一部との間に対応する下部が連結されるように、前記固定フレームの一部と前記可動フレームの一部との間に対応する上部をエッチングする第1ステップと、前記第2基板上に前記第1基板の前記第2シリコン層を結合する第2ステップと、前記第2基板の下部をCMPにより研磨して、前記固定フレームの一部に付着した部分と、前記可動フレームの一部に付着した部分とを分離する第3ステップと、前記第1シリコン層上における、前記固定フレームの一部に対応する領域に電極パッドを形成する第4ステップと、前記第1シリコン層をエッチングして、ステージ及び前記ステージが内側に設けられた連結部を備えるステージ部と、前記連結部の外側に前記第1固定櫛形電極と交互に配置された第1駆動櫛形電極と、前記連結部の内側領域に設けられ、前記第3固定櫛形電極と交互に配置された第3駆動櫛形電極と、前記可動フレームの他部と、前記可動フレームの他部と前記連結部とを前記第1方向と直交する第2方向に連結する第1トーションバネと、前記固定フレームの他部と、前記第2トーションバネの他部と、前記可動フレームの他部の前記第1シリコン層から前記第2トーションバネの他部と平行に延びた延長部材から延びて、前記第2固定櫛形電極と交互に配置された第2駆動櫛形電極と、を形成する第5ステップと、露出された前記絶縁層をエッチングする第6ステップと、を含むことを特徴とする。
なお、第1ステップにおける第1基板に対する処理と第2基板に対する処理とは、どちらが先であってもよく、同時であってもよい。
前記第1基板は、SOI基板であることが好ましい。
前記第1ステップは、前記固定フレームの一部の前記第2シリコン層に、前記第1方向及び前記第2方向の両方向に別々に電圧が印加されるように、四つの電気的絶縁部を形成するステップと、前記可動フレームの一部の前記第2シリコン層に、前記第2トーションバネの一部の前記第2シリコン層からの電圧が別々に印加されるように、二つの電気的絶縁部を形成するステップと、を含むことが好ましい。
2軸アクチュエータの製造方法は、前記第2ステップにおいて、前記電極パッドを前記固定フレームの一部から外側に露出させることが好ましい。
本発明に係る2軸アクチュエータは、2軸方向にシーソー運動を行うことが可能な構造であって、ステージ部を第1方向に共振駆動するステージ部駆動部と、ステージ部を支持する第1支持部を第2方向に非共振線型駆動する第1支持部駆動部と、を備えている。このような2軸アクチュエータは、高速水平走査と線型垂直走査とを必要とするディスプレイ装置のオプティカルスキャナとして好適に使用可能である。
一方、本発明に係る2軸アクチュエータの製造方法は、垂直走査に使用されるトーションバネをダブルラインとして電気的に分離して、上部ラインを駆動櫛形電極への電気経路として使用することができるとともに、下部ラインを固定櫛形電極への電気経路として使用することができる。
また、駆動櫛形電極と固定櫛形電極とを互いに異なるレベルに形成するので、垂直櫛形構造の2軸アクチュエータの製造工程を簡易化できる。したがって、垂直櫛形構造の2軸アクチュエータの製造コストを節減できる。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。以下の説明において、図面に示す構成要素は、必要に応じて誇張して表現されたり、本発明をより良く理解するために適宜省略されたりしている。このような図面上の表現は、本発明の技術的範囲を制限するものではない。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る2軸アクチュエータの概略斜視図である。図2は、図1の2軸アクチュエータの平面図である。図3ないし図5は、それぞれ図2のIII−III、IV−IV、V−V線断面図である。
図1及び図2に示すように、ステージ部(stage unit)は、表面に形成されたミラー(図示せず)を有するステージ(stage)100と、内側にステージ100が連結された連結部(connecting part)110と、を備えている。ステージ100は、光反射のための最小の面積を有する円板である。連結部110は、楕円形状を呈するように繋がった帯(oval band)であり、ステージ100は、連結部110の小径方向の内周面に連結されている。このような円形のステージ100を使用するのは、ステージ100の重量を減らし、駆動力を向上させるためである。
連結部110は、第1トーションバネ(first torsion spring)210及び四角枠型の可動フレーム(moving frame)200を備えた第1支持部(first support unit)により、第1方向(X軸方向)にシーソー運動ができるように支持されている。第1トーションバネ210は、曲がりくねった(蛇行した形状の)メアンダーバネ(meander spring:ミアンダーバネともいう)であることが好ましい。
第1支持部は、第2トーションバネ(second torsion spring)310及び四角枠型の固定フレーム(fixed frame)300を備えた第2支持部(second support unit)により、第1方向と直交する第2方向(Y軸方向)にシーソー運動ができるように支持されている。したがって、第1支持部及び第2支持部により支持されたステージ100は、2つの方向(X軸方向及びY軸方向)へ動くことができる。
さらに具体的に説明すれば、ステージ100は、第2方向に形成された二つの第1トーションバネ210を介して四角枠型の可動フレーム200に連結されている。したがって、ステージ100は、第1トーションバネ210を中心にシーソー運動ができるように支持されている。また、第1トーションバネ210は、メアンダーバネであるので、後記する四角枠型の可動フレーム200の第2部分200Yの長さを短くし、非共振周波数での駆動角度を大きくすることができる。
四角枠型の可動フレーム200は、第1方向に延び、互いに平行な二つの第1部分(first portion)200Xと、第2方向に延び、互いに平行な二つの第2部分(second portion)200Yと、を備えている。二つの第1トーションバネ210は、それぞれ四角枠型の可動フレーム200の第1部分200Xの中央に連結されている。二つの第2トーションバネ310は、それぞれ四角枠型の可動フレーム200の第2部分200Yの中央に連結されている。四角枠型の固定フレーム300は、四角枠型の可動フレーム200を囲んでいる。
四角枠型の固定フレーム300は、第1方向に延び、互いに平行な二つの第1部分300Xと、第2方向に延び、互いに平行な第2部分300Yと、を備えている。第2部分200Yの中央に連結された第2トーションバネ310は、四角枠型の固定フレーム300の第2部分300Yの中央にも連結されている。第2トーションバネ310は、第1方向に延びている。したがって、四角枠型の可動フレーム200は、第2トーションバネ310を中心にシーソー運動ができるように支持されている。
図1及び図3に示すように、可動フレーム200、固定フレーム300及び第2トーションバネ310は、それぞれ複数の層201,202,203、301,302,303及び311,312,313を有する多層構造になっている。このような多層構造としては、高濃度ドーピングされた第1シリコン層201,301,311と、第2シリコン層203,303,313と、それらの間のSiO2絶縁層202,302,312と、を備えたSOI(Silicon-On-Insulator)基板を使用できる。符号204,304は、それぞれ第1ベース(first base)及び第2ベース(second base)を示しており、これら第1ベース204及び第2ベース304としては、ガラス基板などの絶縁性基板を使用できる。このような多層構造については、本発明に係る2軸アクチュエータの製造方法の説明(後記する)を介して理解可能である。
図3ないし図5に示すように、ステージ100をシーソー運動させるステージ部駆動部(stage unit driving unit)は、連結部110の外側に形成された第1駆動櫛形電極(first driving comb electrodes)120と、四角枠型の可動フレーム200の第2シリコン層203から延び、第1駆動櫛形電極120と交互に配置された第1固定櫛形電極(first fixed comb electrodes)220と、連結部110の内側に形成された第3駆動櫛形電極(third driving comb electrodes)130と、第1ベース204上に第3駆動櫛形電極130に対応するように形成された第3固定櫛形電極(third fixed comb electrodes)250と、を備えている。
これらの櫛形電極は、垂直に形成されており、対応する櫛形電極が互いに異なるレベルのシリコン層から延びているので、後記するように櫛形電極を容易に製造することができ、電気経路(electrical path)を形成しやすくなっている。
一方、第1支持部をシーソー運動させる第1支持部駆動部(first support unit driving unit)は、四角枠型の可動フレーム200と四角枠型の固定フレーム300との間に設けられている。図1及び図2に示すように、第1延長部材(first extending member)230は、四角枠型の可動フレーム200の第2部分200Yの第1シリコン層201から、第2トーションバネ310により第2部分200Yに連結された四角枠型の固定フレーム300の第2部分300Yに向かって延びている。第1延長部材230の第2延長部材340と対向する側面には、第2駆動櫛形電極(second driving comb electrodes)240が形成されている。第2延長部材(second extending member)340は、四角枠型の固定フレーム300の第2シリコン層303から、第1延長部材230に対応するように延びている。第2延長部材340の第1延長部材230と対向する側面には、第2固定櫛形電極(second fixed comb electrodes)350が形成されており、第2駆動櫛形電極240に対応している。図4に示すように、これら第2駆動櫛形電極240及び第2固定櫛形電極350は、交互に配置されており、それぞれ異なるレベルのシリコン層から延びている。
本発明の第1実施形態において、ステージ100の運動のためには少なくとも三つの電気経路が必要であり、四角枠型の可動フレーム200の運動のためには三つの電気経路が必要である。ここで、グラウンドを同じ電位に維持する場合には、五つの電気経路が必要である。図6は、図2の2軸アクチュエータの平面図であり、2軸アクチュエータの電気経路を説明するための図である。図6において、黒い部分601,602は、電気的絶縁部(electrical isolated portion)であり、符号P1,P2,P3,P4,P5は、外部回路との配線のための電極パッドを示す。電極パッドP2,P3,P4,P5は、それぞれ二つの電気的絶縁部601の間に設けられている。以下、各電極パッドP1,P2,P3,P4,P5に対し、第1ないし第5といった序数詞を付すことがある。
図6に示すように、第1電極パッドP1は、二つの第2部分300Yの一方(図面で左側)に設けられており、第2トーションバネ310の第1シリコン層311及び第1トーションバネ210を介して第1駆動櫛形電極120、第2駆動櫛形電極240及び第3駆動櫛形電極130に電気的に接続されている。ここで、第1電極パッドP1は、仮想接地端(virtual ground)として機能する。第2電極パッドP2及び第3電極パッドP3は、それぞれ電気的絶縁部601により電気的に絶縁された四角枠型の固定フレーム300の第1部分300Xの第2シリコン層303に電気的に接続されている。したがって、静電気力を発生するための電気回路を第2固定櫛形電極350と第2駆動櫛形電極240との間に形成することができる。一方、第4電極パッドP4及び第5電極パッドP5は、それぞれ四角枠型の固定フレーム300の第2部分300Yの第2シリコン層303を介して第2トーションバネ310の第2シリコン層313に電気的に接続されている。第4電極パッドP4及び第5電極パッドP5は、それぞれ第2トーションバネ310の第2シリコン層313を介して四角枠型の可動フレーム200に電気的に接続されている。第4電極パッドP4及び第5電極パッドP5が接続された四角枠型の可動フレーム200の二つの第2部分200Yの第2シリコン層203は、電気的絶縁部602により電気的に分離されている。第4電極パッドP4及び第5電極パッドP5は、第2トーションバネ310の第2シリコン層313を介して第1固定櫛形電極220に電気的に接続されており、図4に示すように、第3固定櫛形電極250は、第1ベース204上に形成された導電層(conductive layer)206により第1固定櫛形電極220に電気的に接続されている。
このように、第1駆動櫛形電極120、第2駆動櫛形電極240及びステージ部は第1レベルに形成されており、第1固定櫛形電極220及び第2固定櫛形電極350は、第1レベルよりも低い第2レベルに形成されている。また、第1固定櫛形電極220及び第2固定櫛形電極350は、垂直面で(第1方向と第2方向とを含む平面に直交する方向から見て、すなわちXY平面に直交する方向から見て)第1駆動櫛形電極120及び第2駆動櫛形電極240と重ならないように配置されている。
以下、本発明の第1実施形態に係る2軸アクチュエータの作用について、図面を参照して詳細に説明する。
まず、第1電極パッドP1をグラウンド電圧とし、第5電極パッドP5に所定の電圧を印加した場合には、ステージ100は、第1固定櫛形電極220と第1駆動櫛形電極120との間の静電気力及び第3固定櫛形電極250と第3駆動櫛形電極130との間の静電気力により、X軸正方向にシーソー運動を行うように駆動される。すなわち、ステージ100が、そのX軸正側端部が下がるようにシーソー運動を行う。逆に、第4電極パッドP4に所定の電圧を印加した場合には、ステージ100は、X軸負方向にシーソー運動を行うように駆動される。すなわち、ステージ100が、そのX軸負側端部が下がるようにシーソー運動を行う。
また、第2電極パッドP2に所定の電圧を印加した場合には、第2駆動櫛形電極240と第2固定櫛形電極350との間の静電気力により、ステージ100は、Y軸負方向にシーソー運動を行うように駆動される。すなわち、ステージ100が、そのY軸負側端部が下がるようにシーソー運動を行う。逆に、第3電極パッドP3に所定の電圧を印加した場合には、ステージ100は、Y軸正方向にシーソー運動を行うように駆動される。すなわち、ステージ100が、そのY軸正側端部が下がるようにシーソー運動を行う。したがって、ステージ100は、2軸方向の駆動(シーソー運動)が可能である。
図7は、本発明の第1実施形態に係る2軸アクチュエータに印加される電圧を説明するためのタイミング図である。
図7に示すように、水平走査用として第2電極パッドP2及び第3電極パッドP3に180°の位相差の正弦波パルス電圧を印加した(7Aを参照)。また、双方向への垂直走査である場合には、第4電極パッドP4及び第5電極パッドP5に180°の位相差の三角波電圧を印加した(7Bを参照)。また、単方向への垂直走査である場合には、第4電極パッドP4及び第5電極パッドP5にステップパルスを印加した(7Cを参照)。ここで、水平走査用としては、22.5kHzの周波数を使用し、垂直走査用としては、非共振線型駆動を行うために60Hzの周波数を使用した。垂直走査の線型駆動のために、第2トーションバネ310は、共振周波数が約1kHzまたはそれ以上になるように設計されている。ANSYSプログラムでモデリングした結果によると、水平走査では、加振周波数(driving frequency:駆動周波数ともいう)が22.5kHzであるときに、駆動角度が8゜以上となり、垂直走査では、共振周波数が1200Hzレベルであり、加振周波数を60Hzであるときに、駆動角度が4.5゜〜5.0゜と高く駆動された。
(第2実施形態)
図8は、本発明の第2実施形態に係る2軸アクチュエータの断面図である。第2実施形態に係る2軸アクチュエータは、図4に示す第1実施形態に係る2軸アクチュエータから、第3駆動櫛形電極130、第3固定櫛形電極250、第1ベース204、及び、第1固定櫛形電極220と第3固定櫛形電極250との間を電気的に接続する導電層206が除去された構造を有している。
(第3実施形態)
図9及び図10に示すように、本発明の第3実施形態に係る2軸アクチュエータは、ステージ部に設けられた駆動部をさらに備えており、ステージを2軸方向に駆動するものである。
図9及び図10は、本発明の第3実施形態に係る2軸アクチュエータの概略断面図である。第1実施形態の構成と同一の構成には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図2、図9及び図10に示すように、ステージ部及び駆動櫛形電極が形成された第1レベルを基準として、第1実施形態の第2レベルと同じ構造物が、第1レベルの上部(第3レベル)に形成されている。すなわち、四角枠型の可動フレーム200’、四角枠型の固定フレーム300’及び第2トーションバネ310’は、それぞれ複数の層201,202,203,202’,203’、301,302,303,302’,303’、及び、311,312,313,312’,313’を有する多層構造から形成されている。このような多層構造としては、それぞれ不純物を高濃度ドーピングされた第1シリコン層201,301,311、第2シリコン層203,303,313及び第3シリコン層203’,303’,313’と、これらシリコン層の間の第1絶縁層202,302,312及び第2絶縁層202’,302’,312’とを有するSOI基板を使用できる。これらの層は、下から第2シリコン層、第1絶縁層、第1シリコン層、第2絶縁層、第3シリコン層の順に積層されている。符号204,204’,304は、それぞれ第1ベース、第2ベース及び第3ベースを示しており、ガラス基板などの絶縁性基板を使用できる。
第1固定櫛形電極220’、第2固定櫛形電極350’、第3固定櫛形電極250’及び第2延長部材340’は、第1レベルより上部の第3レベルに形成されており、それぞれ第1レベルより下部の第2レベルに形成された第1固定櫛形電極220、第2固定櫛形電極350、第3固定櫛形電極250及び第2延長部材340に対応するように形成されている。導電層206’は、導電層206に対応するように、第3レベル(第3ベース204’の下面)に形成されている。
図10に示すように、第3実施形態に係る2軸アクチュエータは、グラウンド電圧Vgを各駆動櫛形電極に印加するとともに、ステージ100を中心に第2レベル及び第3レベルに点対称に形成された電極に電圧V1ないしV4をそれぞれ印加することにより、2軸方向に駆動される。このように、斜向かいに形成された固定電極に電圧を同時に印加することにより、第3実施形態に係る2軸アクチュエータは、第1実施形態に係る2軸アクチュエータよりも高い駆動力を有するようになり、より安定した駆動が可能である。
(第4実施形態)
続いて、本発明の第4実施形態に係る2軸アクチュエータの製造方法について、ステップ毎に説明する。以下の第4実施形態では、第1実施形態に係る2軸アクチュエータを製造する場合を例にとって説明する。以下の製造方法の説明を通じて、第1実施形態に係る2軸アクチュエータの詳細な構造をより詳細に理解することができるようになる。必要に応じて図1ないし図6に示す構成要素を符号と共に引用する。
<1.ベース基板の製造>
まず、図11Aに示すように、厚みが400μmのパイレックス(登録商標)ガラス(以下、単に「ガラス」と記載する。)400を準備した後、ガラス400上にフォトレジスト402をパターニングして、第4電極パッドP4、第5電極パッドP5及び導電層206に対応する部位を露出させる。このガラス400(ベース基板)が、特許請求の範囲における「第2基板」の例である。第2基板としては、絶縁性材料から形成された基板が好適である。
このとき、図示していないが、第2電極パッドP2及び第3電極パッドP3に対応する所定部位も露出させる。
続いて、図11Bに示すように、フォトレジスト402により露出された部位を約2000Åの深さにエッチング(例えば、ウェットエッチング)し、フォトレジスト402を除去する。
続いて、図11Cに示すように、ガラス400上にAu/Cr層を4000/200Åの厚さに蒸着などにより堆積させた後、Au/Cr層をパターニングして第2電極パッドP2、第3電極パッドP3、第4電極パッドP4、第5電極パッドP5及び導電層206を形成する(第2電極パッドP2及び第3電極パッドP3については図6を参照)。
続いて、図11Dに示すように、DFR(Dry Film Resist:ドライフィルムレジスト)層404をガラス400上にコーティングして電極(第2電極パッドP2、第3電極パッドP3、第4電極パッドP4及び第5電極パッドP5)を覆い、DFR層404をパターニングする。ここで、開口部404aは、2軸アクチュエータの固定フレーム300と可動フレーム200との間の領域に対応している。
続いて、図11Eに示すように、ガラス400の露出部位をサンドブラスティングによりエッチングし、DFR層404を除去してガラスベース基板400を完成させる。
ここで、サンドブラスティングされた部位を部分的にエッチングし、ガラスベース基板(glass base substrate)400を一体的に形成する。
<2.本体構造物の下部の製造>
図12Aに示すように、上部構造物として加工される素材として、全体で約500μmの厚さを有するものであって、第1シリコン層501と第2シリコン層503との間にエッチング停止層として形成された1〜2μmの厚さを有するSiO2絶縁層502が形成されているSOI基板500を準備する。このSOI基板500が、特許請求の範囲における「第1基板」の例である。第2シリコン層503上に、所定形状を呈するフォトレジストマスク504を形成する。ここで、フォトレジストマスク504により覆われた部位が、第3固定櫛形電極250となる部位W1、第1固定櫛形電極220となる部位W2、可動フレーム200の一部となる部位W3、第2延長部材340となる部位W4、固定フレーム300の一部となる部位W5、固定フレーム300の一部となる部位W5から延びた第2固定櫛形電極350となる部位(図示せず)及び可動フレーム200の一部と固定フレーム300の一部とを連結する第2トーションバネ310の一部となる部位(図示せず)である。
続いて、図12Bに示すように、第2シリコン層503のフォトレジストマスク504により覆われていない部位をICP−RIE(Inductively Coupled Plasma-Reactive Ion Etching)法によりエッチングして、フォトレジストマスク504の露出領域を介して絶縁層502を露出させる。エッチングが完了した後、フォトレジストマスク504をストリッピング(剥離)などにより除去する。
続いて、図12Cに示すように、絶縁層502上に、第3固定櫛形電極250、第1固定櫛形電極220、可動フレーム200の一部、第2延長部材340、固定フレーム300の一部が形成され、かつ、第2固定櫛形電極350が固定フレーム300の一部から延びるように形成され、第2トーションバネ310の一部が可動フレーム200の一部と固定フレームの一部とを連結するように形成される。
前記したベース基板の製造工程と本体構造物の下部の製造とは、どちらを先に実行しても良く、同時に実行しても良い。
<3.ベース基板と本体構造物の下部との結合及び本体構造物の上部の製造>
図13Aに示すように、前記した製造工程を介して得られたガラスベース基板400に、第2シリコン層503がエッチングされた基板500を結合する。このときに使用される接合法は陽極接合(anodic bonding)法であり、第2シリコン層503がガラスベース基板400と接触する。このとき、第2電極パッドP2、第3電極パッドP3、第4電極パッドP4及び第5電極パッドP5の一部が固定フレーム300から露出される。続いて、第1シリコン層501の上面をCMP(Chemical Mechanical Polishing)により約70μmの厚さに研磨する。
続いて、図13Bに示すように、ガラスベース基板400をCMPにより研磨して内側ガラス基板(第1ベース204)と外側ガラス基板(第2ベース304)とに分離する。
続いて、図13Cに示すように、第1シリコン層501上にAu/Cr層を4000/200Åの厚さに蒸着などにより堆積させた後にパターニングして、第1電極パッドP1を形成する。
続いて、図13Dに示すように、第1シリコン層501上に所定形状を呈するフォトレジストマスク506を形成する。ここで、フォトレジストマスク506により覆われた部位が、ステージ100となる部位W6、連結部110となる部位W7、第1駆動櫛形電極120となる部位W8、可動フレーム200の他部となる部位W9、第1延長部材230となる部位W10、固定フレーム300の他部となる部位W11、第2駆動櫛形電極240となる部位(図示せず)、第3駆動櫛形電極130となる部位(図示せず)、第2トーションバネ310の他部となる部位(図示せず)及び第1トーションバネ210となる部位(図示せず)である。
続いて、図13Eに示すように、第1シリコン層501のフォトレジストマスク506により覆われていない部位をICP−RIE法によりエッチングして、フォトレジストマスク506の露出領域を介して絶縁層502を露出させる。
続いて、図13Fに示すように、フォトレジストマスク506により露出された絶縁層502を除去する。そして、フォトレジストマスク506を除去する。ステージ100、連結部110、第1駆動櫛形電極120、可動フレーム200の他部、第1延長部材230、固定フレーム300の他部、第2駆動櫛形電極240、第3駆動櫛形電極130、第2トーションバネ310の他部及び第1トーションバネ210が形成される。
続いて、2軸アクチュエータをオプティカルスキャナとして使用する場合には、レーザービームによる損傷を最小化するために、ステージ100の上面に反射率99%以上の反射層(図示せず)を形成する。
第4の実施形態に係る2軸アクチュエータの製造方法として、第1の実施形態に係る2軸アクチュエータを製造する方法について説明したが、第2及び第3の実施形態に係る2軸アクチュエータを製造する方法も第4の実施形態に応じて実現可能であるため、その詳細な説明を省略する。
例えば、第4の実施形態に係る製造方法において、第3駆動櫛形電極130、第3固定櫛形電極250、第1ベース204、及び、第1固定櫛形電極220と第3固定櫛形電極250との間を電気的に接続する導電層206を形成しないようにすれば、第2の実施形態に係る2軸アクチュエータを製造することができる。
以上で説明した内容を通じ、当業者ならば、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で多様な変更及び修正が可能であるということが理解できるであろう。したがって、本発明の技術的範囲は、明細書の詳細な説明に記載された内容に限定されるものではなく、特許請求の範囲により決められなければならない。
本発明は、表示装置に関連した技術分野に好適に適用可能である。
本発明の第1実施形態に係る2軸アクチュエータの概略斜視図である。 図1の2軸アクチュエータの平面図である。 図2のIII−III線断面図である。 図2のIV−IV線断面図である。 図2のV−V線断面図である。 図2の2軸アクチュエータの平面図であり、2軸アクチュエータの電気経路を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る2軸アクチュエータに印加される電圧を説明するためのタイミング図である。 本発明の第2実施形態に係る2軸アクチュエータの断面図である。 本発明の第3実施形態に係る2軸アクチュエータの概略断面図である。 本発明の第3実施形態に係る2軸アクチュエータの概略断面図である。 ベース基板の製造工程をステップごと説明するための断面図である。 ベース基板の製造工程をステップごと説明するための断面図である。 ベース基板の製造工程をステップごと説明するための断面図である。 ベース基板の製造工程をステップごと説明するための断面図である。 ベース基板の製造工程をステップごと説明するための断面図である。 本体構造物の下部の製造工程をステップごとに説明するための断面図である。 本体構造物の下部の製造工程をステップごとに説明するための断面図である。 本体構造物の下部の製造工程をステップごとに説明するための断面図である。 ベース基板と本体構造物の下部との結合及び本体構造物の上部の製造工程をステップごとに説明するための断面図である。 ベース基板と本体構造物の下部との結合及び本体構造物の上部の製造工程をステップごとに説明するための断面図である。 ベース基板と本体構造物の下部との結合及び本体構造物の上部の製造工程をステップごとに説明するための断面図である。 ベース基板と本体構造物の下部との結合及び本体構造物の上部の製造工程をステップごとに説明するための断面図である。 ベース基板と本体構造物の下部との結合及び本体構造物の上部の製造工程をステップごとに説明するための断面図である。 ベース基板と本体構造物の下部との結合及び本体構造物の上部の製造工程をステップごとに説明するための断面図である。
符号の説明
100 ステージ
110 連結部
120 第1駆動櫛形電極
130 第3駆動櫛形電極
200,200’ 可動フレーム
200X 第1部分
200Y 第2部分
201 第1シリコン層
202 SiO2絶縁層(第1絶縁層)
202’ 第2絶縁層
203 第2シリコン層
203’ 第3シリコン層
204 第1ベース
206,206’ 導電層
210 第1トーションバネ
220,220’ 第1固定櫛形電極
230 第1延長部材
240 第2駆動櫛形電極
250,250’ 第3固定櫛形電極
300,300’ 固定フレーム
300X 第1部分
300Y 第2部分
301 第1シリコン層
302 SiO2絶縁層(第1絶縁層)
302’ 第2絶縁層
303 第2シリコン層
303’ 第3シリコン層
310,310’ 第2トーションバネ
311 第1シリコン層
312 SiO2絶縁層(第1絶縁層)
312’ 第2絶縁層
313 第2シリコン層
313’ 第3シリコン層
340,340’ 第2延長部材
350,350’ 第2固定櫛形電極
601,602 電気的絶縁部
P1,P2,P3,P4,P5 電極パッド(電極)

Claims (35)

  1. 第1方向にシーソー運動を行うステージ部と、
    前記ステージ部を支持する第1支持部と、
    前記ステージ部の前記第1方向の対向する両側から外側に延びた第1駆動櫛形電極、及び前記第1駆動櫛形電極と対向する前記第1支持部から延び、前記第1駆動櫛形電極と交互に配置された第1固定櫛形電極を備えるステージ部駆動部と、
    前記第1方向と直交する第2方向に前記第1支持部がシーソー運動を行うように前記第1支持部を支持する第2支持部と、
    前記第1支持部に設けられた第2駆動櫛形電極、及び前記第2駆動櫛形電極に対応する第2固定櫛形電極を備える第1支持部駆動部と、
    を備え、
    前記第1駆動櫛形電極、前記第2駆動櫛形電極及び前記ステージ部は、第1レベルに形成されており、
    前記第1固定櫛形電極及び前記第2固定櫛形電極は、垂直面で前記第1駆動櫛形電極及び前記第2駆動櫛形電極と重ならないように前記第1レベルよりも低い第2レベルに形成されている
    ことを特徴とする2軸アクチュエータ。
  2. 前記ステージ部は、
    前記第1駆動櫛形電極が外側に設けられた連結部と、
    前記連結部の内側に設けられたステージと、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の2軸アクチュエータ。
  3. 前記ステージは、円板であることを特徴とする請求項2に記載の2軸アクチュエータ。
  4. 前記連結部は、前記ステージが内側に連結された楕円形状を呈するように繋がった帯状部材であることを特徴とする請求項3に記載の2軸アクチュエータ。
  5. 前記第1支持部は、
    前記ステージ部の対向する両側から前記第2方向に延びる一対の第1トーションバネと、
    前記第1トーションバネのそれぞれが連結される互いに平行な一対の第1部分、及び前記第2方向に延びる互いに平行な一対の第2部分を有する四角枠型の可動フレームと、
    を備えており、
    前記可動フレームは、
    前記第1トーションバネが連結された第1シリコン層と、
    前記第1固定櫛形電極が連結された第2シリコン層と、
    前記第1シリコン層と前記第2シリコン層との間に設けられた絶縁層と、
    から形成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の2軸アクチュエータ。
  6. 前記第2支持部は、
    前記第1支持部の前記第2部分のそれぞれから前記第1方向に延びる一対の第2トーションバネと、
    前記第1方向に延びる互いに平行な一対の第1部分、及び前記第2トーションバネが連結される互いに平行な一対の第2部分を有する四角枠型の固定フレームと、
    を備えており、
    前記固定フレーム及び前記第2トーションバネは、それぞれ前記第1シリコン層、前記第2シリコン層及び前記絶縁層から形成されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の2軸アクチュエータ。
  7. 前記第1支持部駆動部は、前記可動フレームの前記第1シリコン層から前記第2トーションバネと平行に延びる第1延長部材を備えており、
    前記第2駆動櫛形電極は、前記第1延長部材から当該第1延長部材と対向する前記第2支持部の前記第1部分に向かって延びており、
    前記第2固定櫛形電極は、前記第2支持部の前記第2シリコン層から前記第1延長部材に対応するように延びる第2延長部材から延びている
    ことを特徴とする請求項6に記載の2軸アクチュエータ。
  8. 前記第1駆動櫛形電極及び前記第2駆動櫛形電極は、前記第2トーションバネの前記第1シリコン層を介して通電可能であり、
    前記固定フレームの前記第2シリコン層は、電圧が別々に印加されて前記ステージ部を前記第1方向及び前記第2方向の両方向に駆動するように、四つの電気的絶縁部を有しており、
    前記可動フレームの前記第2シリコン層は、前記第2トーションバネの前記第2シリコン層からの電圧が別々に印加されるように、二つの電気的絶縁部を有している
    ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の2軸アクチュエータ。
  9. 前記連結部の内側に設けられた第3駆動櫛形電極と、
    前記第1支持部の下部に設けられたベースと、
    前記ベース上に前記第3駆動櫛形電極と対応するように配置された第3固定櫛形電極と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の2軸アクチュエータ。
  10. 前記ベース上に、対応する前記第1固定櫛形電極と前記第3固定櫛形電極とを電気的に接続するように設けられた導電層をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の2軸アクチュエータ。
  11. 前記ステージ部、前記ステージ部駆動部、前記第1支持部、前記第2支持部及び前記第1支持部駆動部は、一つのSOI基板として製造されていることを特徴とする請求項6から請求項10のいずれか一項に記載の2軸アクチュエータ。
  12. 前記第1トーションバネは、メアンダーバネであることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の2軸アクチュエータ。
  13. 第1方向にシーソー運動を行うステージ部と、
    前記ステージ部を支持する第1支持部と、
    前記ステージ部の前記第1方向の対向する両側から外側に延びた第1駆動櫛形電極、及び前記第1駆動櫛形電極と対向する前記第1支持部から延び、前記第1駆動櫛形電極と交互に配置された第1固定櫛形電極を備えるステージ部駆動部と、
    前記第1方向と直交する第2方向に前記第1支持部がシーソー運動を行うように前記第1支持部を支持する第2支持部と、
    前記第1支持部に設けられた第2駆動櫛形電極、及び前記第2駆動櫛形電極に対応する第2固定櫛形電極を備える第1支持部駆動部と、
    を備え、
    前記第1駆動櫛形電極、前記第2駆動櫛形電極及び前記ステージ部は、第1レベルに形成されており、
    前記第1固定櫛形電極及び前記第2固定櫛形電極は、垂直面で前記第1駆動櫛形電極及び前記第2駆動櫛形電極と重ならないように、前記第1レベルよりも低い第2レベルと前記第1レベルよりも高い第3レベルとに形成されている
    ことを特徴とする2軸アクチュエータ。
  14. 前記ステージ部は、
    前記第1駆動櫛形電極が外側に設けられた連結部と、
    前記連結部の内側に設けられたステージと、
    を備えることを特徴とする請求項13に記載の2軸アクチュエータ。
  15. 前記ステージは、円板であることを特徴とする請求項14に記載の2軸アクチュエータ。
  16. 前記連結部は、前記ステージが内側に連結された楕円形状を呈するように繋がった帯状部材であることを特徴とする請求項15に記載の2軸アクチュエータ。
  17. 前記第1支持部は、
    前記ステージ部の対向する両側から前記第2方向に延びる一対の第1トーションバネと、
    前記第1トーションバネのそれぞれが連結される互いに平行な一対の第1部分、及び前記第2方向に延びる互いに平行な一対の第2部分を有する四角枠型の可動フレームと、
    を備えており、
    前記可動フレームは、
    前記第1トーションバネが連結された第1シリコン層と、
    前記第1固定櫛形電極が前記第2レベルで連結された第2シリコン層と、
    前記第1固定櫛形電極が前記第3レベルで連結された第3シリコン層と、
    前記第1シリコン層と前記第2シリコン層との間に設けられた第1絶縁層と、
    前記第1シリコン層と前記第3シリコン層との間に設けられた第2絶縁層と、
    から形成されている
    ことを特徴とする請求項13から請求項16のいずれか一項に記載の2軸アクチュエータ。
  18. 前記第2支持部は、
    前記第1支持部の前記第2部分のそれぞれから前記第1方向に延びる一対の第2トーションバネと、
    前記第1方向に延びる互いに平行な一対の第1部分、及び前記第2トーションバネが連結される互いに平行な一対の第2部分を有する四角枠型の固定フレームと、
    を備えており、
    前記固定フレーム及び前記第2トーションバネは、それぞれ前記第1シリコン層、前記第2シリコン層、前記第3シリコン層、前記第1絶縁層及び前記第2絶縁層から形成されている
    ことを特徴とする請求項17に記載の2軸アクチュエータ。
  19. 前記第1支持部駆動部は、前記可動フレームの前記第1シリコン層から前記第2トーションバネと平行に延びる第1延長部材を備えており、
    前記第2駆動櫛形電極は、前記第1延長部材から当該第1延長部材と対向する前記第2支持部の前記第1部分に向かって延びており、
    前記第2固定櫛形電極は、前記第2支持部の前記第2シリコン層及び前記第3シリコン層からそれぞれ前記第1延長部材に対応するように延びる第2延長部材から延びている
    ことを特徴とする請求項18に記載の2軸アクチュエータ。
  20. 前記第1駆動櫛形電極及び第2駆動櫛形電極は、前記第2トーションバネの前記第1シリコン層を介して通電可能であり、
    前記固定フレームの前記第2シリコン層及び前記第3シリコン層は、電圧が別々に印加されて前記ステージ部を前記第1方向及び前記第2方向の両方向に駆動するように、四つの電気的絶縁部を有しており、
    前記可動フレームの前記第2シリコン層及び前記第3シリコン層は、前記第2トーションバネの前記第2シリコン層及び前記第3シリコン層からの電圧が別々に印加されるように、それぞれ二つの電気的絶縁部を有している
    ことを特徴とする請求項18または請求項19に記載の2軸アクチュエータ。
  21. 前記連結部の内側に設けられた第3駆動櫛形電極と、
    前記第1支持部の下部に設けられた第1ベースと、
    前記第1ベース上に前記第3駆動櫛形電極と対応するように配置された第3固定櫛形電極と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項20に記載の2軸アクチュエータ。
  22. 前記第1ベース上に、対応する前記第1固定櫛形電極と前記第3固定櫛形電極とを電気的に接続するように形成された導電層をさらに備えることを特徴とする請求項21に記載の2軸アクチュエータ。
  23. 前記連結部の内側に設けられた第3駆動櫛形電極と、
    前記第1支持部上に設けられた第2ベースと、
    前記第2ベースの下部に前記第3駆動櫛形電極と対応するように配置された第3固定櫛形電極と、
    を備えていることを特徴とする請求項20に記載の2軸アクチュエータ。
  24. 前記第2ベースの下部に、対応する前記第1固定櫛形電極と前記第3固定櫛形電極とを電気的に接続するように設けられた導電層をさらに備えることを特徴とする請求項23に記載の2軸アクチュエータ。
  25. 前記ステージ部、前記ステージ部駆動部、前記第1支持部、前記第2支持部及び前記第1支持部駆動部は、一つのSOI基板として製造されていることを特徴とする請求項18から請求項24のいずれか一項に記載の2軸アクチュエータ。
  26. 前記第1トーションバネは、メアンダーバネであることを特徴とする請求項13から請求項25のいずれか一項に記載の2軸アクチュエータ。
  27. 第1シリコン層、絶縁層及び第2シリコン層が順次積層された第1基板を使用して、前記第2シリコン層をエッチングして、四角枠型の可動フレームの一部と、前記可動フレームの一部の対向する両側から内側に第1方向に延びた第1固定櫛形電極と、前記可動フレームの一部を取り囲む四角枠型の固定フレームの一部と、前記可動フレームの一部と前記固定フレームの一部とを前記第1方向に連結する第2トーションバネの一部と、前記第2トーションバネの一部と平行な前記固定フレームの一部の前記第2シリコン層から前記第2トーションバネの一部に向かって延びる第2固定櫛形電極と、を形成し、かつ、第2基板の対向する両側の中央部及び他の対向する両側にそれぞれ電極パッドを形成し、前記第2基板における、前記固定フレームの一部に対応する内側領域をエッチングする第1ステップと、
    前記第2基板上に前記第1基板の前記第2シリコン層を結合する第2ステップと、
    前記第1シリコン層上における、前記固定フレームの一部に対応する領域に電極パッドを形成する第3ステップと、
    前記第1シリコン層をエッチングして、ステージ部と、前記ステージ部の外側に前記第1固定櫛形電極と交互に配置された第1駆動櫛形電極と、前記可動フレームの他部と、前記可動フレームの他部及び前記ステージ部を前記第1方向と直交する第2方向に連結する第1トーションバネと、前記固定フレームの他部と、前記第2トーションバネの他部と、前記可動フレームの前記第1シリコン層から前記第2トーションバネの他部と平行に延びた延長部材から延びて、前記第2固定櫛形電極と交互に配置された第2駆動櫛形電極と、を形成する第4ステップと、
    露出された前記絶縁層をエッチングする第5ステップと、
    を含むことを特徴とする2軸アクチュエータの製造方法。
  28. 前記第1基板は、SOI基板であることを特徴とする請求項27に記載の2軸アクチュエータの製造方法。
  29. 前記第1ステップは、
    前記固定フレームの一部の前記第2シリコン層に、前記第1方向及び前記第2方向の両方向に別々に電圧が印加されるように、四つの電気的絶縁部を形成するステップと、
    前記可動フレームの前記第2シリコン層に、前記第2トーションバネの一部の前記第2シリコン層からの電圧が別々に印加されるように、二つの電気的絶縁部を形成するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項27または請求項28に記載の2軸アクチュエータの製造方法。
  30. 前記第2ステップにおいて、前記電極パッドを前記固定フレームの一部から外側に露出させることを特徴とする請求項27から請求項29のいずれか一項に記載の2軸アクチュエータの製造方法。
  31. 前記第2ステップは、前記第1シリコン層及び前記第2基板の少なくとも一方にCMPを行うステップを含むことを特徴とする請求項27から請求項29のいずれか一項に記載の2軸アクチュエータの製造方法。
  32. 第1シリコン層、絶縁層及び第2シリコン層が順次積層された第1基板を使用して、前記第2シリコン層をエッチングして、四角枠型の可動フレームの一部と、前記可動フレームの一部の対向する両側から内側に第1方向に延びた第1固定櫛形電極と、前記可動フレームの一部を取り囲む四角枠型の固定フレームの一部と、前記可動フレームの一部と前記固定フレームの一部とを前記第1方向に連結する第2トーションバネの一部と、前記第2トーションバネの一部と平行な前記固定フレームの一部の前記第2シリコン層から前記第2トーションバネの一部に向かって延びる第2固定櫛形電極と、前記可動フレームの一部の内部に前記第1方向に延びる第3固定櫛形電極と、を形成し、かつ、第2基板の対向する両側の中央部及び他の対向する両側にそれぞれ電極パッドを形成し、前記第1固定櫛形電極と前記第3固定櫛形電極とを接続するための導電層を形成し、前記第2基板で、前記固定フレームの一部と前記可動フレームの一部との間に対応する下部が連結されるように、前記固定フレームの一部と前記可動フレームの一部との間に対応する上部をエッチングする第1ステップと、
    前記第2基板上に前記第1基板の前記第2シリコン層を結合する第2ステップと、
    前記第2基板の下部をCMPにより研磨して、前記固定フレームの一部に付着した部分と、前記可動フレームの一部に付着した部分とを分離する第3ステップと、
    前記第1シリコン層上における、前記固定フレームの一部に対応する領域に電極パッドを形成する第4ステップと、
    前記第1シリコン層をエッチングして、ステージ及び前記ステージが内側に設けられた連結部を備えるステージ部と、前記連結部の外側に前記第1固定櫛形電極と交互に配置された第1駆動櫛形電極と、前記連結部の内側領域に設けられ、前記第3固定櫛形電極と交互に配置された第3駆動櫛形電極と、前記可動フレームの他部と、前記可動フレームの他部と前記連結部とを前記第1方向と直交する第2方向に連結する第1トーションバネと、前記固定フレームの他部と、前記第2トーションバネの他部と、前記可動フレームの他部の前記第1シリコン層から前記第2トーションバネの他部と平行に延びた延長部材から延びて、前記第2固定櫛形電極と交互に配置された第2駆動櫛形電極と、を形成する第5ステップと、
    露出された前記絶縁層をエッチングする第6ステップと、
    を含むことを特徴とする2軸アクチュエータの製造方法。
  33. 前記第1基板は、SOI基板であることを特徴とする請求項32に記載の2軸アクチュエータの製造方法。
  34. 前記第1ステップは、
    前記固定フレームの一部の前記第2シリコン層に、前記第1方向及び前記第2方向の両方向に別々に電圧が印加されるように、四つの電気的絶縁部を形成するステップと、
    前記可動フレームの一部の前記第2シリコン層に、前記第2トーションバネの一部の前記第2シリコン層からの電圧が別々に印加されるように、二つの電気的絶縁部を形成するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項32または請求項33に記載の2軸アクチュエータの製造方法。
  35. 前記第2ステップにおいて、前記電極パッドを前記固定フレームの一部から外側に露出させることを特徴とする請求項32から請求項34のいずれか一項に記載の2軸アクチュエータの製造方法。
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