JP2006047998A - 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 装置のダウン発生を低減するための情報、及び装置の予防保守実現のための手段を提供する。
【解決手段】 ダウン発生要因毎のルーチンを用意し(S1〜S4)。各ルーチンでダウン検知を実施しない場合は終了する。ダウン検知実施の場合は(S5,NO)、現在時刻と前回ダウン発生時刻とが指定された検知期間を跨いでいる場合には(S6,YES)、ダウン回数カウンタをすべてリセットして(S7)。要因毎の回数カウント処理に移る。まず各要因のダウン検知フラグをチェックし(S8〜S11)、OFFになっている要因については計測処理を実施しない。ONの場合には、各要因毎のダウン回数値を+1進める(S12〜S15)。次に、ダウン回数トータルデータを+1進め(S16)、通報閾値1〜4と一致したかを判定し(S17〜S20)、一致した時点でダウン回数アラームコールを発行する(S21)。
【選択図】 図13

Description

本発明は、複写機等の画像形成装置及び画像形成装置の制御方法に関し、特に画像形成装置のダウン発生に関するものである。
従来の画像形成装置には、故障の発生等をサービスセンターに伝える機能を有する通信手段が備えられている。この通信手段を用いて用紙ジャムが頻発している旨を通報する機能や、サプライのエンドが発生した旨を通報する機能が既に実現されている。また、最近では、ユーザから見た場合の画像形成装置のダウンタイムをある一定期間内(例えば1週間内)で一定の時間内に収めるという契約を結ぶ場合がある。
また、従来より装置やシステムのメンテナンスサービスに関する次のような様々な技術が提案されている。ユーザがプリンタ等のデバイスの様々な不具合を容易に対処することができ、メンテナンスサービス側も効率的なデバイス管理が行えるネットワークシステム(例えば、特許文献1参照)、IT環境の構築提案・管理に関するサービスを顧客に対して1つのサービス窓口で一括して提供することにより、顧客に利便性を与えて顧客満足度を高めることができるサポートシステム(例えば、特許文献2参照)、I/O バス上のI/Oバスブリッジ及びダウンタイムの減少を実現できるバス制御技術(例えば、特許文献3参照)、故障発生を未然に防止すると共に、真の故障要因を短時間で診断できるダンプトラックの故障診断方法(例えば、特許文献4参照)、離れた場所の超音波診断装置同士でそれぞれの超音波診断装置が有するデータを無線方式により送受可能とした超音波診断装置(例えば、特許文献5参照)等が提案されている。
特開2001−344087号公報 特開2003−58644号公報 特開平10−333999号公報 特開平9−272372号公報 特開平10−137243号公報
本発明は、ユーザとベンダーが前述した画像形成装置のダウンタイムをある一定期間内で一定の時間内に収めるという契約を結んだ場合、実際に画像形成装置が様々な要因により使用不能状態(ダウン状態)になった場合、ユーザ毎のダウン発生頻度をベンダー側に伝えること課題とする。
請求項1の画像形成装置は、原稿画像を読み取る画像読取手段と、読み取られた画像を印刷する印刷手段とを有する画像形成装置において、画像形成装置が一定期間内にダウン状態となる回数としてのダウン発生頻度がしきい値を超えたことを検出する検出手段と、前記ダウン発生頻度がしきい値を超えたことが検出されたときその旨を外部に通報する通信手段とを設けたことを特徴とするものである。
請求項2の画像形成装置は、請求項1記載の発明において、しきい値は、通信手段を及び画像形成装置に設けた操作手段の少なくともいずれかにより外部から変更可能であることを特徴とするものである。
請求項3の画像形成装置は、請求項1又は2記載の発明において、検出手段は、ダウン発生頻度をその要因毎に検出し、前記通信手段は前記要因毎に前記通報を行うことを特徴とするものである。
請求項4記載の画像形成装置は、請求項3記載の発明において、要因を設定する要因設定手段を設けたことを特徴とするものである。
請求項5記載の画像形成装置は、請求項3又は4記載の発明において、しきい値は、前記通信手段及び画像形成装置に設けた操作手段の少なくともいずれかにより前記要因毎に外部から変更可能であることを特徴とするものである。
請求項6記載の画像形成装置は、請求項3から5のいずれか1項に記載の発明において、要因が、原稿ジャム、転紙ジャム、サプライエンドの少なくとも1つであることを特徴とするものである。
請求項7記載の画像形成装置の制御方法は、原稿画像を読み取る画像読取段階と、読み取られた画像を印刷する印刷段階とを有する画像形成装置の制御方法であって、画像形成装置が一定期間内にダウン状態となる回数としてのダウン発生頻度がしきい値を超えたことを検出する検出段階と、前記ダウン発生頻度がしきい値を超えたことが検出されたときその旨を外部に通報する通信段階とを設けたことを特徴とするものである。
請求項8記載の画像形成装置の制御方法は、請求項7記載の発明において、前記しきい値は、所定の通信手段及び画像形成装置に設けた操作手段の少なくともいずれかにより外部から変更可能であることを特徴とするものである。
請求項9記載の画像形成装置の制御方法は、請求項7又は8記載の発明において、前記検出段階としてダウン発生頻度をその要因毎に検出し、前記通信段階として前記要因毎に前記通報を行うことを特徴とするものである。
請求項10記載の画像形成装置の制御方法は、請求項9記載の発明において、前記要因を設定する要因設定段階を設けたことを特徴とするものである。
請求項11記載の画像形成装置の制御方法は、請求項9又は10記載の発明において、前記しきい値は所定の通信手段及び画像形成装置に設けた操作手段の少なくともいずれかにより前記要因毎に外部から変更可能であることを特徴とするものである。
請求項12記載の画像形成装置の制御方法は、請求項9から11のいずれか1項記載の発明において、前記要因が、原稿ジャム、転紙ジャム、サプライエンドの少なくとも1つであることを特徴とするものである。
請求項1又は7の発明によれば、ある期間内のダウン発生頻度がしきい値を超過する度にその旨がベンダーに通知されるので、契約したダウン発生頻度の超過によるペナルティが発生する前にベンダーによる対応を取ることができる。
請求項2,5或いは請求項8,11の発明によれば、ユーザ毎のダウン発生頻度のしきい値を外部から変更できることより、ユーザ毎の契約に応じたダウン発生頻度の通知機能の運用を行うことができる。
請求項3,6或いは請求項9,12の発明によれば、発生頻度情報をダウン要因別に検出することにより、ダウン頻発の主原因を求めることができる。
請求項4,6或いは10,12の発明によれば、ダウン発生要因を個別に設定できることにより、多様な契約に応じた運用を可能にすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
ユーザとベンダーが前述した画像形成装置のダウンタイムをある一定期間内で一定の時間内に収めるという契約を結ぶ際、ダウンタイムを一定期間内に累計して、そのしきい値を超過した時点で通報するという機能を実現することでダウンタイムの長期化を押えるということが考えられる。また、ダウンタイムの累計とは別に、ダウン要因が発生する頻度について、一定期間内にしきい値を決め、ダウンの発生回数を一定の頻度に収めるという契約をユーザと結ぶことも考えられる。転写紙・原稿ジャムが要因のダウンの場合、ユーザのジャムが発生してからジャム解除までにかかる時間によって容易にダウンタイムの累計が契約時間を超過することが考えられるため、ダウン頻度にて契約を行うということは装置の操作に未習熟なユーザを抱えているベンダーにとっては有利であり、また装置のジャム解除等の操作に習熟したユーザにとっては累計時間よりはダウン発生頻度で契約した方が有利となる可能性もある。また、装置の予防保守という意味合いでも、ダウンタイムの累計よりは、ダウン要因の発生頻度をチェックした方がより正確に保守できる場合が考えられる。例えば、装置の異状検知に関しては、異状の発生中時間よりは、異状の発生回数にて通知した方が、装置のどの箇所で故障している(又は故障しつつある)ことが明確に分かるという利点がある。
そこで、本実施の形態は、予め装置に対してダウン発生頻度のしきい値を複数設定し、装置のダウン発生頻度がそのしきい値を超えたとき、即座にその旨を通信手段経由でベンダーに通知することにより、装置のダウンタイムを低減するための情報、及び装置の予防保守実現のための手段を提供することを第1の目的とする。
また、上記画像形成装置において、ユーザ毎にダウン頻度のしきい値の契約が異なることが考えられるため、ダウン頻度通報の閾値は容易に変更であることが望ましい。本実施の形態は、ユーザ毎のダウン頻度通報閾値を、操作パネルおよび/又は通信手段を用いて変更可能とすることにより、ユーザ毎の契約に応じたダウン通報機能の運用を可能にすることを第2の目的とする。
また、上記画像形成装置において、ダウンの要因に応じてベンダーが取る措置は異なることが容易に想像できる。例えば、サプライエンドのためにダウンしているのであれば、トナーボトルなどのサプライを発注する措置が必要となり、まだ機械の故障のためにダウンしているのであれば、CEを現場に派遣するなどの措置が必要となる。本実施の形態は、このようなダウンの要因別頻度を別途用意することにより、ダウン発生の主原因を判別可能にすることを第3の目的とする。
さらに、上記画像形成装置において、ユーザによっては特定のダウン要因を計測要因に含めないという可能性がある。例えばサプライエンドによるダウンは除くという運用や、装置の故障のみをダウン要因として判定するという運用が考えられる。本実施の形態は、ダウン通報の要因を個別に設定できることにより、多様な契約に応じた運用を可能にすることを第4の目的とする。
まず、本発明の実施の形態の説明において使用される用語の定義を行う。
[画像読み取り装置][画像読み取り部]
デジタルPPC(普通紙にコピーできるデジタルコピー機)で用いられる「画像読み取り装置」は光源を原稿に照射し、その反射光を「固体作像素子=CCD」で電気信号に変換し、「必要な画像処理」を行う機能を持った装置が使用されている。ここで、「必要な画像処理」とは、次の処理を示す。
量子化:CCDで電気信号に変換されたアナログデータを2値或いは多値データに変換する。
シェーディング補正:原稿を照射する光源の照射ムラや、CCDの感度ばらつきを補正する。
MTF補正:光学系によるボケを補正する 変倍処理:画像の読みとり密度を変化させ、読みとった画像データを用いてデータ補間する。
[画像形成装置][画像書き込み部]
デジタルPPCで用いられる「画像形成装置」又は「画像書き込み部」は、電気信号で送られた画像イメージを電子写真、感熱、熱転写、インクジェット等の手段により普通紙、感熱紙などに形成する装置である。
[ビデオ信号][画像データ]
前述の「画像読み取り装置」で変換された画像の電気信号、「画像形成装置」へ入力される画像の電気信号、及び画像の電気信号と同期をとるための信号をまとめて「ビデオ信号」或いは「画像データ」と表現する。
[制御信号][コマンド]
「ビデオ信号」を「画像読みとり装置」、「画像形成装置」、「アプリケーション」間でやりとりするためには、装置間で情報を伝達し合う必要がある。この手段を「制御信号」または「コマンド」発行と表現する。
[拡張機能]
[アプリケーション(アプリと略す)]
[メモリ機能][メモリユニット]
デジタルPPCの大きな特徴に、画像を電気信号に変換して読み込み、電気信号を画像形成装置で復元する。このとき読み取った電気信号を様々に変化、伝達する手段を持つことによって、従来のアナログPPC以外の分野に応用可能となる。FAX、ページプリンタ、スキャナ、ファイルシステムなどの機能を実現できるほか、最近ではPPC機能の実行時においても、読みとった画像データを一旦DRAMなどの記憶装置に記憶させ、必要に応じて画像データを読み出すことによって、複数の複写時には1スキャンで複数プリントを実行したり、或いは複数の原稿を1枚の転写紙にプリントする機能(=以下メモリ機能)等も実現されている。これらのデジタルPPCシステムならでは実現できる機能を「拡張機能」或いは「アプリ」と表現する。尚、本実施の形態においては、メモリユニットはネットワーク上にある装置間の画像データ転送時の緩衝手段としても利用している。
[システムコントローラ]「システム」
複写モードを実行する上で画像書き込み部で画像形成するために、紙搬送処理、電子写真プロセス処理、異常状態や給紙カセット状態(紙の有無など)等の機内監視、及び画像読み取り部で画像を読み取るためにスキャナ動作や光源ON/OFFなどを制御するコントローラを総称して「システムコントローラ」と表現する。更に、最近のデジタルPPCでは拡張機能を1つ搭載するのみではなく複数アプリを同時搭載するようになってきた。このように、1つの資源を共有するデジタルPPCを「システム」と表現し、このシステムを制御するコントローラを「システムコントローラ」と表現する場合もある。
[資源][リソース]
複数のアプリから共有される機能ユニット単位を「資源」、「リソース」と表現する。前述の「システムコントローラ」は、このリソース単位でシステム制御を行っている。本実施の形態のデジタルPPCで管理している資源は「画像読み取り装置」、「画像形成装置」、「操作部」、「メモリ」、「周辺機(=ADF、ソータ、自動両面ユニットなど)」などがある。
[利用者制限]
特に電子写真プロセスを使用しているPPCは、消費量が多いため無制限に使用を許可したくない場合がある。このとき、「利用者」を特定、限定、管理するために「コインラック」、「キーカウンター」、「キーカード」、「プリペードカード」等の「利用者制限機器」や「暗証コード」等を使用する。
[ユーザ設定]
システムが複雑になるとユーザ毎の個別対応が必要となる。工場出荷時にこれらの対応を全て満足することは不可能であるため、市場での対応が不可欠となる。従って、通常は不揮発RAMを装備し客の要求に応じたシステム設定を可能としているが、この機能を「ユーザ設定」と表現する。
[アイドル状態]
ユーザよる操作が行われていない状態が一定期間継続した状態を「アイドル状態」、それ以外の状態を「ビジー状態」と表現する。「ビジー状態」から「アイドル状態」に遷移するまでの時間はユーザ設定可能である。例えば、複写動作中はもちろん複写動作が終了しても、一定期間ユーザによる無操作状態が継続しないと「アイドル状態」には遷移しない。
[ウィークリータイマ]
各曜日毎に設定されたON/OFF時間に合わせ電源をON/OFFする機能。この機能のために時計モジュールを時刻合わせするための操作と各曜日毎にON/OFF時間を設定する操作が必要である。その操作は別頁参照。
[予熱]
定着温度を一定温度(例えば10℃)下げて制御し、操作部表示を消すことにより消費電力を節約するモードである。このモードの設定は、操作部でのキー入力や装置設定によっては動作および操作が無くなってから一定時間後に自動的に設定される。このモードの解除は、操作部でのキー入力や機械設定によって人体検知センサにより装置の前に人が立ったことを検出したときに解除される。
[リロード]
定着温度が定着可能温度に到達しコピーが可能である状態をリロードという。
[割り込みモード]
コピー動作実行中および操作中において一時的にコピー作業を割り込んでコピーをするときのモードである。このモードを設定することによりその前のコピーモード、およびコピー途中であれば、その途中経過情報を不揮発RAMに記憶し、割り込みモードに移行しモードを初期化する。コピー動作実行後、割り込みモード解除すると、不揮発RAMに記憶したモードおよび情報を戻して割り込みモード設定前の状態を復帰させ、再スタートにて割り込み前のモードを継続することができる。このモードの設定/解除は操作部のキーにて行うことができる。
[CSS](或いは[遠隔診断システム]、[画像形成装置管理システム])
図11は画像形成装置管理システムの構成を示している。サービス拠点に設置されている管理装置200とユーザの元に設置されている複数のPPC等の機器とを公衆回線網201を介して接続している。ユーザ側には管理装置200との通信を制御するための通信コントロール装置202が設置されており、ユーザ元のPPCはこの通信コントロール装置202に接続されている。通信コントロール装置202には、図示のように電話機やファクシミリが接続可能になっており、ユーザの既存の回線に挿入する形で設置が可能になっている。通信コントロール装置202には、複数のPPCが接続可能になっているが、もちろん単数の場合もある。これらのPPCは同型のものである必要はなく異なる機種でもかまわず、PPC以外の機器でもかまわない。ここでは説明の便宜上、1台の通信コントロール装置202には最大5台のPPCが接続可能であるとする。
通信コントロール装置202と複数のPPCはRS−485規格によりマルチドロップ接続されている。通信コントロール装置202と各PPC間の通信制御は基本型データ伝送制御手順により行われる。通信コントロール装置202を制御局としたセントラライズド制御のポーリング/セレクティング方式でデータリンクの確立を行うことにより、任意のPPCとの通信が可能になっている。各PPCはアドレス設定スイッチによって固有の値を設定できるようになっており、これによって各PPCのポーリングアドレス、セレクティングアドレスが決定される。
次に、本発明の実施の形態による画像形成装置を説明する。
図1は本発明の実施の形態による画像形成装置の構成を示す。
図1において、自動原稿送り装置(以下、ADF)1の原稿台2に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、操作部30のスタートキー34が押されると、一番下の原稿から給送ローラ3、給送ベルト4によりコンタクトガラス6上の所定位置に給送される。読み取りユニット50によりコンタクトガラス6上の原稿の画像データを読み取り後、読み取りが終了した原稿は、給送ベルト4及び排送ローラ5により排出される。さらに、原稿セット検センサ7により原稿台2に次の原稿があることが検知されると、前原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。給送ローラ3、給送ベルト4、排送ローラ5はモータにより駆動される。
第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10に積載された転写紙は、第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13により給紙され、縦搬送ユニット14により感光体15に当接する位置まで搬送される。読み取りユニット50により読み込まれた画像データは、書き込みユニット57からのレーザにより感光体15に書き込まれ、現像ユニット27を通過することによりトナー画像が形成される。転写紙は感光体15の回転と等速で搬送ベルト15により搬送されながら、感光体15上のトナー画像が転写される。その後、定着ユニット17により画像を定着させ、排紙ユニット18により後処理装置のフィニッシャ100に排出される。
後処理装置のフィニッシャ100は、本体の排紙ローラ19により搬送された転写紙を通常排紙ローラ102方向とステープル排紙方向に導くことができる。切り替え板101を上に切り替えることにより、搬送ローラ103を経由して通常排紙ローラ103を経由して通常排紙トレイ104側に排紙することができる。また、切り替え板101を下に切り替えることにより、搬送ローラ105,107を経由して、ステープル台108に搬送することができる。ステープル台108に搬送された転写紙は、一枚排紙される毎に紙揃え用のジョガー109により紙端面が揃えられ、一部のコピー完了と共にステープラ106により綴じられる。綴じられた転写紙群は自重によりステープル完了排紙トレイ110に収納される。一方、通常の排紙トレイ104は前後に移動可能な排紙トレイである。この排紙トレイ104は、原稿毎又は画像メモリによりソーティングされたコピー部毎に前後に移動し、簡易的に排出されてくるコピー紙を仕分けるものである。
転写紙の両面に作像する場合は、各給送トレイ8〜10から給送され作像された転写紙を排紙トレイ104側に導かないで、経路切り替えのための分岐爪112を上側にセットすることにより、一旦両面給送ユニット111にストックする。その後、両面給送ユニット111にストックされた転写紙は再び感光体15に作像されたトナー像を転写するために両面給送ユニット111から再給送され、経路切り替えのための分岐爪112を下側にセットし、排紙トレイ104に導く。このように転写紙の両面に作像する場合に両面給送ユニット111は使用される。感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、現像ユニット27はメインモータ25で駆動され、各給送出力11〜13はメインモータ25の回転を各クラッチ22〜24により伝達駆動される。紙搬送ユニット14はメインモータ25の回転を中間クラッチ21により伝達駆動される。
図2は操作部30を示す。
操作部30には、液晶タッチパネル31、テンキー32、クリア・ストップキー33、プリントキー34、モードクリアキー35があり、液晶タッチパネル31には、機能キー37、部数及び画像形成装置の状態を示すメッセージ等が表示される。
図3は操作部30の液晶タッチパネル31の表示例を示すものである。
オペレータが液晶タッチパネル31に表示されたキーにタッチすることにより、選択された機能を示すキーが黒く反転する。また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例えば変倍であれば変倍値等)は、キーにタッチすることで詳細機能の設定画面が表示される。このように液晶タッチパネル31はドット表示器を使用しているため、そのときの最適な表示をグラフィカルに行うことができる。
図3において、左上は「コピーできます」、「お待ちください」等のメッセージを表示するメッセージエリア、その右はセットした枚数を表示するコピー枚数表示部、その下の画像濃度を自動的に調整する自動濃度調整キー、転写紙を自動的に選択する自動用紙選択キー、コピーを一部ずつページ順に揃える処理を指定するソートキー、コピーをページ毎に仕分けする処理を指定するスタックキー、ソート処理されたものを一部ずつ綴じる処理を指定するステープルキー、倍率を等倍にセットする等倍キー、拡大・縮小倍率をセットする変倍キー、両面モードを設定する両面キー、綴じ代モード等を設定する消去・移動キー、スタンプや日付やページ等の印字を設定する印字キーである。選択されているモードはキーが網掛け表示されている。
次に図1について、画像読み取り、及び読み取った画像を感光体15に潜像作成するまでの構成及び動作について説明する。潜像とは、感光体15面上に画像を光情報に変換して照射することにより生じる電位分布である。
読み取りユニット50は、原稿を積載するコンタクトガラス6と光学走査系で構成されており、光学走査系は、露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ53、CCDイメージセンサ54等で構成されている。露光ランプ51及び第1ミラー52は図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー55及び第3ミラー56は図示しない第2キャリッジ上に固定されている。原稿画像を読み取るときは、光路長が変わらないように第1キャリッジと第2キャリッジとが2:1の相対速度で機械的に走査される。この光学走査系は図示しないスキャナ駆動モータで駆動される。原稿画像はCCDイメージセンサ54で読み取られ、電気信号に変換されて処理される。レンズ53及びCCDイメージセンサ54を図1において左右方向に移動させることにより画像倍率が変わる。即ち、指定された倍率に対応してレンズ53及びCCDイメージセンサ54の左右方向に位置が設定される。
書き込みユニット57は、レーザ出力ユニット58、結像レンズ59、ミラー60で構成され、レーザ出力ユニット58の内部には、レーザ光源であるレーザダイオード及びモータにより高速で定速回転する回転多面鏡(ポリゴンミラー)が備えられている。レーザ出力ユニット58から照射されるレーザ光は定速回転するポリゴンミラーで偏光され、結像レンズ59を通り、ミラー60で折り返され、感光体15上に集光結像する。偏光されたレーザ光は感光体15が回転する方向と直交する方向(主走査方向)に露光走査され、後述する画像後処理部のセレクタ64により出力された画像信号のライン単位の記録を行う。感光体15の回転速度と記録密度に対応した所定の周期で主走査を繰り返すことにより、感光体面上に画像(静電潜像)が形成される。上述のようにして書き込みユニット57から出力されるレーザ光が画像作像系の感光体15に照射される。図示しないが感光体15の一端近傍のレーザビームを照射される位置に、主走査同期信号を発生するビームセンサが配置されている。この主走査同期信号に基づいて主走査方向の画像記録開始タイミングの制御及び後述する画像信号の入出力を行うための制御信号の生成を行う。
本実施の形態における画像処理部(画像読み取り部と画像書き込み部)の構成について図8を用いて説明する。
露光ランプ51から照射された光は原稿面を照射し、原稿面からの反射光をCCDイメージセンサ54にて結像レンズ59により結像、受光して光電変換し、A/Dコンバータ61にてデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された画像信号はシェーディング補正部62で補正された後、画像処理部63でMTF補正、γ補正等が行われる。セレクタ64では、画像信号の送り先を変倍部71又はメモリコントローラ65への切り替えが行われる。変倍部71を経由した画像信号は変倍率に合わせて拡大・縮小され、書き込みユニット57に送られる。メモリコントローラ65とセレクタ64間は双方向に画像信号を入出力可能になされている。図8には特に明示していないが画像処理部(IPU)には、読み取り部50から入力される画像データ以外にも外部から供給される画像データ(例えばPC等のデータ処理部から出力されるデータ)も処理できるように、複数のデータの入出力の選択を行う機能を有する。
画像メモリコントローラ65等への設定や、読み取り部50、書き込みユニット57の制御を行うCPU68及びそのプログラムやデータを格納するROM69、RAM70を備えている。さらに、CPU68はメモリコントローラ65を介して画像メモリ66のデータの書き込み、読み出しが行える。また、SCSIドライバ75は外部と通信する。
次に、セレクタ64における1ページ分の画像信号について図10を用いて説明する。
/FGATEは1ページの画像データの副走査方向の有効期間を示す。/LSYNKは1ライン毎の主走査同期信号であり、この信号の立ち上がった後の所定のクロックで画像信号が有効となる。主走査方向の画像信号が有効であることを示す信号が/LGATEである。これらの信号は画素クロックVCLKに同期しており、VCLKの1周期に対し1画素のデータが送られてくる。画像処理部(IPU)49は画像入力、出力それぞれに対しての/FGATE、/LSYNK、/LGATE、VCLKの発生機構を有し、様々な画像入出力の組み合わせが実現可能になる。
図9を用いて図8におけるメモリコントローラ65と画像メモリ66の詳細を説明する。
画像メモリコントローラ65は、入力データセレクタ101、画像合成部102、1次圧縮/伸長部103、出力データセレクタ104、2次圧縮/伸長部105のブロックを有している。各ブロックへの制御データの設定はCPU68より行われる。図8におけるアドレス、データは画像データを示しており、CPU68に接続されるデータ、アドレスは図示していない。
画像メモリ66は、1次および2次記憶装置106、107からなる。1次記憶装置106は、入力画像データの転送速度に略同期してメモリへのデータ書き込み、または画像出力時のメモリからのデータ読み出しが高速に行えるように、例えばDRAM等の高速アクセスが可能なメモリを使用する。また1次記憶装置106は、処理を行う画像データの大きさにより複数のエリアに分割して画像データの入出力を同時に実行可能な構成(メモリコントローラ65とのインターフェース部)をとっている。各分割したエリアに画像データの入力、出力をそれぞれ並列に実行可能にするためにメモリコントローラ65とのインターフェースにリード用とライト用の二組のアドレス・データ線で接続されている。これによりエリア1に画像を入力(ライト)する間にエリア2より画像を出力(リード)するという動作が可能になる。
2次記憶装置107は、入力された画像の合成、ソーティングを行うためにデータを保存しておく大容量のメモリである。1次、2次記憶装置とも、高速アクセス可能な素子を使用すれば、1次、2次の区別なくデータの処理が行え、制御も比較的簡単になるが、DRAM等の素子は高価なため、2次記憶装置にはアクセス速度はそれほど速くないが、安価で大容量の記録媒体を使用し、入出力データの処理を一次記憶装置を介して行う構成になっている。上述のような画像メモリの構成を採用することにより、大量の画像データの入出力、保存、加工等の処理が可能な画像形成装置を安価、かつ比較的簡単な構成で実現することが可能になる。
次に、メモリコントローラ65の動作の概略を説明する。
<1>画像入力(画像メモリ66への保存)
入力データセレクタ101は複数のデータの内から、画像メモリ(1次記憶装置106)への書き込みを行う画像データの選択を行う。入力データセレクタ101によって選択された画像データは、画像合成102に供給され、既に画像メモリに保存されているデータとの合成を行う。画像合成102によって処理された画像データは、1次圧縮/伸長103によりデータを圧縮し、圧縮後のデータを1次記憶装置106に書き込む。1次記憶装置106に書き込まれたデータは、必要に応じて2次圧縮/伸長105で更に圧縮を行った後に2次記憶装置107に保存される。
<2>画像出力(画像メモリからの読み出し)
画像出力時は、1次記憶装置106に記憶されている画像データの読み出しを行う。出力対象となる画像が1次記憶装置106に格納されている場合には、1次圧縮/伸長103で1次記憶装置106の画像データの伸長を行い、伸長後のデータ、もしくは伸長後のデータと入力データとの画像合成を行った後のデータを出力データセレクタ104で選択し出力する。画像合成102は、1次記憶装置106のデータと入力データとの合成(画像データの位相調整機能を有する)、合成後のデータの出力先の選択(画像出力、1次記憶装置106へのライトバック、両方の出力先への同時出力も可能)等の処理を行う。出力対象となる画像が1次記憶装置106に格納されていない場合には、2次記憶装置107に格納されている出力対象画像データを2次圧縮/伸長105で伸長を行い、伸長後のデータを1次記憶装置106に書き込んでから、以下、上述の画像出力動作を行う。
本実施の形態で説明している動作予約とは、複写機において定着の加熱中等の時はコピー動作が開始できないが、モード設定及び原稿のセットを終了させ予約することにより、定着加熱終了後、コピー動作可になった時点で自動的にコピー動作を開始する機能のことである。本実施の形態では、定着加熱中を動作予約可能対象としているが、これ以外にも時間の経過と共に動作可能になるものについては、対象になる資格がある。LCTトレイ上昇時間、ポリゴンモータ回転安定時間、トナー補給動作中等考えられる。
図4のハード構成図では、システムを画像読み取り部、画像書き込み部、システムコントローラ、メモリユニット、利用者制限機器、人体検知センサ、遠隔診断装置(CSS)、時計等で構成しているが、メモリユニットはメモリ機能を実現する場合のみ必要であり、通常のコピー機能を実現することだけを考えれば必要とはならない。更に、時計はある特定の時間になったら機器をブートしたり、シャットダウンするようなウィークリータイマ機能を実現する場合のみ必要である。また、人体検知は予熱モード時に機械の前にユーザを近づいてきたときに自動的に予熱モードを解除する機能を実現する場合のみ必要であり、CSSは遠隔診断、即ち、機器のエラーが発生した場合は自動的にサービスセンターに通報したり、機械の実行状態/使用状態を遠隔地からモニタする機能であるため、このような機能が必要な場合のみ装着されればよい。
図4のメモリユニット内のDRAMブロックは画像読み取り部から読み取った画像信号を記憶するためのもので、システムコントローラからの要求に応じて、画像書き込み部に保存されている画像データを転送することができる。また、圧縮ブロックは、MH,MR,MMR方式などの圧縮機能を具備しており、一旦読み取った画像を圧縮し、メモリ(DRAM)の使用効率の向上を図ることができる。また、画像書き込み部からの読み出すアドレスとその方向を変えることにより画像の回転を実現している。図4の「ハード構成例−II」では、画像読みとり部、画像書き込み部、メモリユニット、CSSの制御はシステムコントローラの1CPUのみで制御を行っている。一方、図4の「ハード構成例−II」では、画像読み取り部、画像書き込み部、メモリユニットにそれぞれCPUを持たせ、システムコントローラから各コントローラへのコマンドを制御信号線で伝達するようにシステムハード構成は自由に構成できる。
図5は本発明を実施した場合のネットワークコピーのシステム例を示したものである。同図では8台のデジタルコピー機をネットワーク化しているが、当然、接続されるコピー機台数は限定する必要はない。
次に、図6を用いて本実施の形態を実現するためのハード構成例について説明する。
同図に示すように1台のデジタルPPCのハード構成は、図4の「ハード構成例−I」で示したものとほぼ同様の構成をとっているが、メモリユニット内には読み取った画像を外部のネットワーク上に転送、或いはネットワーク上からの画像データをメモリユニット内のDRAMブロック部に保存するために、ネットワーク通信手段としてSCSI(Small Computer System Interface)、及びSCSIコントローラを用いている。当然のことながら、ネットワーク通信手段には例えば、イーサネット(登録商標)を物理手段として用い、データ通信にOSI(Open System Interface)参照モデルのTCP/IP通信を用いるなど、種々の手段が考えられる。また、図6のような構成を用いることにより、上述のように画像データの転送はもちろんのこと、ネットワーク上に存在する各機械の機内状態通知や後述するリモート出力コマンドのような制御コマンド、設定コマンドの転送も行っている。尚、図6における各PPC内のCSS300は、本実施の形態では、ダウン発生頻度がしきい値を超えたことを外部に通報する通信手段としても用いられる。また、時計301は、ダウン発生頻度を計測するための一定時間のタイマとして用いられる。
次に「デジタルPPC−I」で読みとった画像を「デジタルPPC−II」の画像書き込み部に転送する動作(以下、リモート出力)について図6、図7を参照して説明する。図7はソフトウェアの概念図で、図中に示す「コピーアプリ」は複写動作を実行するためのコピーシーケンスを実行するアプリケーション、「入出力制御」はデータを論理/物理変換するレイア(デバイスドライバ)であり、操作部コントローラは、MMI(Man Machine Interface)を実行するレイア(LCD表示やLED点灯/消灯、キー入力スキャン等を論理レベルで行うレイア)であり、「周辺機コントローラ」は自動両面ユニットやソータ、ADFなどのPPCに装着される周辺機のコントロールを論理レベルで実行するレイアであり、「画像形成装置コントローラ」、「画像読み取り装置コントローラ」、「メモリユニット」は前記の通りである。また、「デーモンプロセス」はネットワーク上にある他の機械からプリント要求が依頼された場合に、メモリユニット内に保存されている画像データ読み出し、「画像形成装置」に画像データを転送する役目を行うアプリケーションとして存在している。当然のことながら、「デーモンプロセス」がメモリユニットから画像を読み出し、プリント動作を実行する前にネットワーク上の他の機械からの画像転送は終了しておかなければならない。
ここで、操作部、周辺機、画像形成装置、画像読み取り装置、メモリユニットはそれぞれのPPCが保有するリソース(資源)として扱われる。同図の「デジタルPPC−I」が自身の各リソースを使用して複写動作を実行する場合(プリントスタートキー押下時)には、「システムコントローラ」に対して、「画像形成装置」、「画像読みとり装置」、或いは必要に応じて「周辺機」、「メモリユニット」の各リソースを「システム制御」部に要求する。「システム制御」部は「コピーアプリ」からの要求に対して、リソースの使用権の調停を行い、「コピーアプリ」にその調停結果(使用可否)を通知する。「デジタルPPC−I」がスタンドアローンで使用される場合(ネットワーク接続されない状態)では、システムが保有するリソースは全て「コピーアプリ」が占有可能状態であるため、即時に複写動作が実行される。一方、本発明の様にネットワーク上に存在する別の機械(以下、遠隔デジタルPPC)のリソースを使用してプリント動作を実行する遠隔デジタルPPCの「システムコントローラ」に対してリソースの使用権を要求する。
遠隔デジタルPPCのシステムコントローラは、要求に従ってリソースの調停を行い、その結果を要求元の機械のアプリケーションに通知する。アプリケーションは使用権が許可された場合は、画像の読み取りを実行し、自身のメモリユニット内への画像記憶が終了すると、外部インターフェース(本実施例ではSCSI)を介して、リモート出力先の機械のメモリユニットに画像転送を行う。画像転送が終了すると、リモート出力先の機械の「デーモンプロセス」に対してプリント実行するための各条件(給紙口、排紙口、プリント枚数など)を送信した後に、「プリント開始」コマンドを送信する。リモート出力先の「デーモンプロセス」は「プリント開始」コマンドを受信すると、自身(リモート出力を実行する機器)の「システムコントローラ」に対してプリント開始を要求し、リモート出力がシステムコントローラによって実行される。「デジタルPPC−I」によって「デジタルPPC−II」のメモリユニットが使用されている場合は、「デジタルPPC−II」のメモリユニットは、「デジタルPPC−II」(或いは図5に示すような複数のデジタルPCCがネットワーク上に接続される場合は「デジタルPPC−I」以外のデジタルPCC)のアプリケーションの使用は不可状態となる。
次に、ダウン要因として、原稿ジャム,転写紙ジャム,トナーエンド,装置の故障の4要因を設定する場合の実施の形態について説明する。ここでは、ここではPPCダウン発生頻度がしきい値を超えたことを、図11の外部通信コントローラ202、公衆回線網201を通じて管理装置200に通報する通信手段として、図6のCSS300を利用するものとする。また、ダウン発生頻度は一定時間におけるダウン発生回数であるが、この一定時間は図6の時計301で計測するものとする。
装置の不揮発メモリ上に、図12の(1)〜(16)相当するデータが用意されている。ダウン回数検知を実施する際には、(1)のダウン回数検知期間を1,2,3いずれかの設定にし、さらに(2)のダウン回数検知設定を実施する。設定可能な期間は、
1:一日
2:一週間
3:一ヶ月
の何れかであり、それぞれの設定毎に検知開始設定により設定できる値域が異なる。
(1)の設定が1の場合には、1月〜7月の何れかが設定できる。(1)設定が3の場合には、1日〜31日の何れかの日が設定できる。
次に、装置によるダウン発生検知の方法について図13のフローチャートを用いて説明する。
図13において、装置内で原稿ジャム/転写紙ジャム/トナーエンド/異常が発生した場合にコールされるルーチンを用意する(ステップS1〜S4)。それぞれのルーチンにおいて、ダウン検知を実施しない場合には(ステップS5,YES)一切処理を行わず終了する。ダウン検知を実施する場合は(ステップS5,NO)、現在時刻と前回ダウン発生時刻との間で、検知期間チェックにて指定された時間/曜日/日を跨いでいると判断された場合には(ステップS6,YES)、図12の(3)〜(7)のダウン回数カウンタをすべて0リセット(ステップS7)した後、次の回数カウント処理に移る。また、ステップS6,NOの場合はそのまま回数カウント処理に移る。
次に、ダウン要因ルーチンに応じて次のような回数カウント処理が実施される。ここで、各要因毎にダウンが発生したと判断された場合のダウン回数計測処理について説明する。図13のダウンタイム検知種類毎に、
(a)原稿ジャムによるダウン回数計測処理
(b)転写紙ジャムよるダウン回数計測処理
(c)トナーエンドによるダウン回数計測処理
(d)故障によるダウン回数計測処理
(e)(a)〜(d)いずれかの要因によるトータルダウン回数計測処理が実施される。
(a)〜(d)の処理については、まずそれぞれの要因のダウン検知フラグ(図12の(13) 〜(16))をチェックし(ステップS8〜S11)、OFFになっている要因については計測処理を実施しない。ONの場合には、それぞれの要因ごとのダウン回数値を+1だけ進める(ステップS12〜S15)。(e)の処理については、まず「(3)ダウン回数トータル」データを+1だけ進め(ステップS16)、次に通報閾値1〜4((13)〜(16))の値と一致したかどうかを判定し(ステップS17〜S20)、一致した時点でダウン回数アラームコールを発行する(ステップS21)。
以上説明した本実施の形態によれば、ある期間内のダウン頻度が複数のしきい値を超過する度に、即時に外部通信手段によってベンダーに通報することにより、契約ダウン頻度超過によるペナルティーが発生する前にベンダーのサービスによる対応が取ることができる。また、ユーザ毎のダウン通報の頻度閾値を、操作パネルおよび外部通信手段を用いて変更可能であることより、ユーザ毎の契約に応じたダウン頻度通報機能の運用を可能にすることができる。また、ダウン要因別頻度情報を別途用意することにより、ダウン頻発の主原因を判別することができる。さらに、ダウン通報要因を個別に設定できることにより、多様な契約に応じた運用が可能になる。
本発明の実施の形態による画像形成装置を示す構成図である。 画像形成装置の操作部を示す構成図である。 操作部の液晶タッチパネルを示す構成図である。 ハード構成例を示すブロック図である。 ネットワークコピーシステムを示すブロック図である。 デジタルPCCの構成示すブロック図である。 デジタルPCCのソフトウェアを概念的に示すブロック図である。 本発明の実施の形態による画像形成装置を示すブロック図である。 メモリコントロ−ラと画像メモリを示すブロック図である。 1ページ分の画像データ同期信号等を示すタイミングチャートである。 画像形成装置管理システムを示すブロック図である。 不揮発性メモリに記憶されるダウン発生頻度の計測に関するデータの構成図である。 本発明の実施の形態によるダウン発生頻度の計測処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 自動原稿送り装置
2 原稿台
15 感光体
30 操作部
50 読み取りユニット
54 CCD
57 書き込みユニット
68 CPU
300 CSS

Claims (12)

  1. 原稿画像を読み取る画像読取手段と、読み取られた画像を印刷する印刷手段とを有する画像形成装置において、 画像形成装置が一定期間内にダウン状態となる回数としてのダウン発生頻度がしきい値を超えたことを検出する検出手段と、
    前記ダウン発生頻度がしきい値を超えたことが検出されたときその旨を外部に通報する通信手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記しきい値は、前記通信手段及び画像形成装置に設けた操作手段の少なくともいずれかにより外部から変更可能であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記検出手段は、ダウン発生頻度をその要因毎に検出し、前記通信手段は前記要因毎に前記通報を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記要因を設定する要因設定手段を設けたことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記しきい値は前記通信手段及び画像形成装置に設けた操作手段の少なくともいずれかにより前記要因毎に外部から変更可能であることを特徴とする請求項3又は4記載の画像形成装置。
  6. 前記要因が、原稿ジャム、転紙ジャム、サプライエンドの少なくとも1つであることを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 原稿画像を読み取る画像読取段階と、読み取られた画像を印刷する印刷段階とを有する画像形成装置の制御方法であって、
    画像形成装置が一定期間内にダウン状態となる回数としてのダウン発生頻度がしきい値を超えたことを検出する検出段階と、
    前記ダウン発生頻度がしきい値を超えたことが検出されたときその旨を外部に通報する通信段階とを設けたことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  8. 前記しきい値は、所定の通信手段及び画像形成装置に設けた操作手段の少なくともいずれかにより外部から変更可能であることを特徴とする請求項7記載の画像形成装置の制御方法。
  9. 前記検出段階としてダウン発生頻度をその要因毎に検出し、前記通信段階として前記要因毎に前記通報を行うことを特徴とする請求項7又は8記載の画像形成装置の制御方法。
  10. 前記要因を設定する要因設定段階を設けたことを特徴とする請求項9記載の画像形成装置の制御方法。
  11. 前記しきい値は所定の通信手段及び画像形成装置に設けた操作手段の少なくともいずれかにより前記要因毎に外部から変更可能であることを特徴とする請求項9又は10記載の画像形成装置の制御方法。
  12. 前記要因が、原稿ジャム、転紙ジャム、サプライエンドの少なくとも1つであることを特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
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