JP4181480B2 - 遠隔管理システムとその電子装置,使用不可要因発生時の制御方法,およびプログラム - Google Patents
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Description
あるいは、被管理装置が通信機能を備えていない場合や、通信機能を備えていてもその機能が管理装置と通信するための機能を持っていない場合には、その被管理装置に管理装置と通信可能な通信機能を有する仲介装置を通信回線経由で接続し、管理装置が通信回線および仲介装置経由で被管理装置を遠隔管理する遠隔管理システムも提案されている。
画像形成装置としては、既知の感光体静電プロセス(電子写真プロセス)を用いて転写紙(用紙)上に画像形成するものが一般的であるが、このような感光体静電プロセスを行う機構からは、転写紙ジャム,サプライエンド(トナーエンド等),故障等の画像形成装置を使用できない使用不可要因(異常)が発生する割合も高く、更に性能維持のための定期的なオーバホールの必要性から、保守管理のサービス体制を採っている。
この保守管理を充実させる目的で、画像形成装置の遠隔管理システムとして、画像形成装置の内部又は外部に仲介装置(通信装置)を設け、画像形成装置とサービスセンタに設置された管理装置とを公衆回線(電話回線)を介して接続し、異常(画像形成装置を使用できない使用不可要因)が発生した場合に、その異常をセンサ等によって検出し、その異常を仲介装置によって管理装置へ送信させるようにしたものが既に開発され(例えば特許文献1参照)、市販されている。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、画像形成装置等の電子装置のダウンタイムを低減することを目的とする。
請求項1の発明による電子装置は、当該装置が使用できない使用不可要因が発生した場合に、該使用不可要因を検出する使用不可要因検出手段を有する電子装置であって、予め設定された所定期間内に、上記使用不可要因検出手段によって上記使用不可要因が検出された場合に、該使用不可要因の発生によって当該装置が使用できない間の使用不可時間を計測する使用不可時間計測手段と、上記所定期間内に、上記使用不可時間計測手段による計測時間が予め設定された所定時間に達した場合に、その旨を外部装置へ通知する使用不可情報通知手段と、上記使用不可要因の種類別に、上記使用不可情報通知手段による対応する通知を行うか否かを設定する通知要否設定手段とを設け、上記使用不可時間計測手段を、上記使用不可要因の発生によって当該装置が使用できない間の使用不可時間を上記通知要否設定手段によって通知を行うと設定された使用不可要因の種類別に計測する手段とし、上記使用不可情報通知手段を、上記使用不可時間計測手段による各計測時間のいずれかが予め設定された所定時間に達した場合に、その旨を外部装置へ通知する手段としたものである。
請求項3の発明による電子装置は、請求項2の電子装置において、上記時間設定手段を、上記外部装置からの要求により、上記所定時間を設定する手段としたものである。
請求項4の発明による電子装置は、請求項2又は3の電子装置において、上記時間設定手段が上記所定時間を複数設定可能であり、上記使用不可情報通知手段が、上記使用不可時間計測手段による計測時間が上記時間設定手段によって設定された各所定時間のいずれかに達した場合に、その旨を上記外部装置へ通知するものである。
請求項5の発明による電子装置は、請求項1〜4のいずれかの電子装置において、上記所定期間を変更可能に設定する期間設定手段を設けたものである。
請求項7の発明による電子装置は、請求項1〜6のいずれかの電子装置において、上記通知要否設定手段を、上記外部装置からの要求により、上記使用不可要因の種類別に、上記使用不可情報通知手段による対応する通知を行うか否かを設定する手段としたものである。
請求項8の発明による電子装置は、請求項1〜7のいずれかの電子装置において、不揮発性記憶手段を有するプロセスカートリッジを備え、上記使用不可時間計測手段によって計測された使用不可時間を上記プロセスカートリッジの不揮発性記憶手段に書き込む使用不可時間書込手段を設けたものである。
請求項10の発明による遠隔管理システムは、請求項9の遠隔管理システムにおいて、上記各電子装置にそれぞれ、上記所定時間を変更可能に設定する時間設定手段を設けたものである。
請求項12の発明による遠隔管理システムは、請求項10又は11の遠隔管理システムにおいて、上記各電子装置の時間設定手段を上記所定時間を複数設定可能とし、上記各電子装置の使用不可情報通知手段が、上記使用不可時間計測手段による計測時間が上記時間設定手段によって設定された各所定時間のいずれかに達した場合に、その旨を当該装置の識別情報と共に上記外部装置へ通知するものである。
請求項13の発明による遠隔管理システムは、請求項9〜12のいずれかの遠隔管理システムにおいて、上記各電子装置にそれぞれ、上記所定期間を変更可能に設定する期間設定手段を設けたものである。
請求項15の発明による遠隔管理システムは、請求項9〜14のいずれかの遠隔管理システムにおいて、上記各電子装置の使用不可時間計測手段が、上記使用不可要因の発生によって当該装置が使用できない間の使用不可時間を該使用不可要因の種類別に計測するものである。
請求項18の発明によるプログラムは、請求項17のプログラムにおいて、上記コンピュータに、上記所定時間を変更可能に設定する時間設定機能をも実現させるためのプログラムである。
請求項19の発明によるプログラムは、請求項17のプログラムにおいて、上記コンピュータに、上記所定期間を変更可能に設定する期間設定機能をも実現させるためのプログラムである。
まず、この発明による電子装置を被管理装置とする遠隔管理システムの構成例について説明する。
図1は、その遠隔管理システムの構成の一例を示す概念図である。なお、ここでは、通信機能を持ち、管理装置によって管理される電子装置(通信装置)を説明の便宜上「被管理装置」と云う。
公衆回線(又は専用回線)としては、アナログ回線,ADSL回線,デジタル回線(ISDN回線),光ファイバー利用回線等の固定電話回線や、携帯電話回線,PHS回線等の移動電話回線がある。
また、当該仲介装置101および被管理装置10は、その利用環境に応じて多様な階層構造を成す。
図示はしていないが、仲介機能付被管理装置11の下位に更に被管理装置10を接続することもできる。
なお、各設置環境A,B,Cには、セキュリティ面を考慮し、ファイアウォール104(104a,104b,104c)を設置する。このファイアウォール104は、プロキシサーバによって構成する。
また、各被管理装置10,11に、LAN経由でパーソナルコンピュータ等の端末装置や他の電子装置(外部装置)を接続することもできる。
管理装置102は、各仲介装置101の制御管理、更にはこの仲介装置101を介した被管理装置10の制御管理を行うためのアプリケーションプログラムを実装している。そして、被管理装置10も含め、この遠隔管理システムにおけるこれら各ノードは、RPC(remote procedure call)により、相互の実装するアプリケーションプログラムのメソッドに対する処理の依頼である「要求」を送信し、この依頼された処理の結果である「応答」を取得することができるようになっている。
なお、RPCを実現するために、SOAP(Simple Object Access Protocol),HTTP,FTP(File Transfer Protocol),COM(Component Object Model),CORBA(Common Object Request Broker Architecture)等の既知のプロトコル(通信規格),技術,仕様などを利用することができる。
(A)は、被管理装置10で管理装置102に対する要求が発生したケースである。このケースでは、被管理装置10が被管理装置側要求aを生成し、これを仲介装置101を経由して受け取った管理装置102がこの要求に対する応答aを返すというモデルになる。同図に示す仲介装置101は複数であるケースも想定できる(上記図1に示す設置環境B)。なお、(A)では、応答aだけでなく応答遅延通知a′を返信するケースが表記されている。これは、管理装置102を、仲介装置101を経由して被管理装置側要求を受け取って、当該要求に対する応答を即座に返せないと判断したときには、応答遅延通知を通知して一旦接続状態を切断し、次回の接続の際に上記要求に対する応答を改めて引き渡す構成としているためである。
さらに、図1に示す仲介装置101における物理的構成について簡単に説明すると、当該仲介装置101は、CPU,ROM,RAM,不揮発性メモリ,PHY(物理メディアインタフェース)等によって構成されている。
また、仲介機能付被管理装置11については、仲介装置101の機能を実現するためにこれらのユニットを単に被管理装置10に付加しても良いが、被管理装置10に備えるCPU,ROM,RAM等のハードウェア資源を利用し、CPUに適当なアプリケーションやプログラムモジュールを実行させることによって仲介装置101の機能を実現することもできる。
図3は、その画像形成装置管理システムの構成の一例を示す概念図であるが、被管理装置10を画像形成装置100に、仲介機能付被管理装置11を仲介機能付画像形成装置110に変更した点が図1と相違するのみであるので、システムの全体構成についての説明は省略する。
画像形成装置100としては、コピー機、ファクシミリ装置、スキャナ装置等が考えられるが、ここではこれらの機能および外部装置と通信を行う機能を備え、それらの機能に係るサービスを提供するためのアプリケーションプログラムを実装しているデジタル複合機とする。また、仲介機能付画像形成装置110は、画像形成装置100に仲介装置101の機能を併せ持たせたものである。
画像形成装置100は、コピー,ファクシミリ,スキャナ等の機能および外部装置と通信を行う機能を備えたデジタル複合機であり、それらの機能に係るサービスを提供するためのアプリケーションプログラムを実装しているものである。また、仲介機能付画像形成装置110は、画像形成装置100に仲介装置101の機能を併せ持たせたものである。
この画像形成装置100は、本体の上部に自動原稿給送装置(以下「ADF」と云う)209を搭載し、そのADF209の下方に原稿の画像を画像データとして読み取る画像読取手段であるスキャナ(読取ユニット)50および画像書込手段である書込ユニット57を備えている。さらに、書込ユニット57の下方には、感光体ドラム15や定着ユニット17などからなる画像形成部、給紙トレイ20〜22および給紙装置23〜25などからなる給紙バンク210を備えている。また、複写機本体の側部には、後処理装置であるフィニッシャ208を接続している。
セットされた原稿は、後述するスキャナ50によって画像が読み取られた後、給送ベルト4および排送ローラ5によって排出される。ここで、1枚の原稿の画像読取が終了する毎に、原稿セット検知センサ7で原稿台2に次の原稿があるか否かを検知し、あれば次の原稿を前の原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送する。なお、給送ローラ3,給送ベルト4,排送ローラ5は図示しない共通のモータによって駆動する。
一方、第1〜第3の給紙トレイ20〜22に積載された転写紙(用紙)は、それぞれ第1〜第3の給紙装置23〜25によって給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体ドラム15に当接する位置まで搬送される。実際には、給紙トレイ20〜22のうちのいずれか1つが選択され、そこから転写紙が給紙される。
そして、選択された給紙トレイから給紙された転写紙は感光体ドラム15の回転と等速で搬送ベルト(転写ベルト)16によって搬送されながら、一方の面に感光体ドラム15上のトナー画像が転写され、そのトナー画像が定着ユニット17によって熱定着される。
このとき、例えばフェースダウン(転写紙をページ順に揃えるため画像面を下向きにする)排紙のために転写紙を反転したい場合、その転写紙は排紙ユニット18により両面入紙搬送路28に搬送され、反転ユニット27でスイッチバック反転された後、反転排紙搬送路29を通ってフィニッシャ208に搬送される。
フィニッシャ208では、複写機本体から送られてくる一方の面にトナー画像が形成された転写紙は、分岐偏向板40によりスタッカ搬送ローラ(通常排紙ローラ)41側またはステープラ搬送ローラ44側へ選択的に導かれる。
スタッカトレイ43は前後方向に移動可能な排紙トレイであり、原稿毎あるいはコピー部毎に前後に移動して、排出される転写紙(コピー紙)を簡易的に仕分けする。
分岐偏向板40を下向きにしている場合には、転写紙をステープラ搬送ローラ44およびステープラ排紙ローラ46を経由してステープルトレイ47に排出することができる。
ステープルトレイ47では、転写紙を1枚排出する毎にジョガー(落下ストッパ)48によってその端部を揃える。また、コピーが1部完了する毎にステープラ45によって綴じる。ステープラ45で綴じられた転写紙群は、自重によってステープル完了排紙トレイ(落下トレイ)49に落下して、そこに収納される。
両面搬送ユニット26に送られた転写紙は、再度縦搬送ユニット14によって感光体ドラム15に当接する位置まで搬送され、その後他方の面にトナー画像が転写される。そして、定着ユニット17によってそのトナー画像が定着され、以後、上述と同様の動作が行われる。
なお、感光体ドラム15,搬送ベルト16,定着ユニット17,排紙ユニット18,現像ユニット19は図示しないメインモータによって駆動され、給紙装置23〜25はメインモータの駆動が各々給紙クラッチにより伝達されて駆動される。縦搬送ユニット14は、メインモータの駆動が中間クラッチによって伝達されて駆動される。
スキャナ50は、原稿を載置するコンタクトガラス6と、露光ランプ51,第1ミラー52,第2ミラー55,第3ミラー56,レンズ53,CCDイメージセンサ54を設けた光学走査系とによって構成されている。
これらの光学走査系は、図示しないスキャナ駆動モータを含む駆動部によって駆動される。
このとき、レンズ53およびCCDイメージセンサ54を図4で左右方向に移動させることにより、原稿の給送方向の画像読み取り倍率が変わる。つまり、予め指定(設定)されたコピー倍率に対応してレンズ53およびCCDイメージセンサ54の左右方向の位置が設定される。
なお、感光体ドラム15上を走査する直前のレーザビームは図示しない同期検知センサによって検知される。そして、レーザ書込制御部が同期検知センサから出力される主走査同期信号を用い、1走査毎にレーザダイオードの点灯開始タイミングおよび画像データの入出力を行うための制御信号の生成を行う。
図25は、プロセスカートリッジの詳細例を示す断面図である。
このプロセスカートリッジは、感光体ドラム15,帯電ローラ(帯電器)801,現像ユニット19,およびクリーニングユニット810を一体に結合したものであり、画像形成装置100の本体に対して着脱可能な構成にしている。
このプロセスカートリッジにおいて、トナーカートリッジ900から現像ユニット19へのトナー搬送は、図示しないエアーポンプによって行われる。また、図示しない光学センサが図示しない搬送用ノズルに組み込まれているが、その光学センサによってトナーニアーエンド検知も行なわれるようになっている。
感光体ドラム15への帯電は、帯電ローラ801にて行なわれる。この帯電ローラ801は感光体ドラム15と逆方向に回転することにより、そのドラム面への均一な電荷を可能にしている。
感光体ドラム15上の未転写トナーは、クリーニングユニット810において、クリーニングブレード811とクリーニングブラッシ812にて回収される。クリーニングブレード811は、感光体ドラム15の回転方向に対してカウンタ方向に取り付けられて、感光体ドラム15と常設している。クリーニングブラッシ812は、感光体ドラム15と逆方向に回転するようになっており、クリーニングブレード811と併せて未転写トナーを回収し、廃トナー搬送コイル813側へと送ることができる。廃トナーは、廃トナー搬送コイル813により、図示しない廃トナー排出口まで搬送されて、図示しない廃トナーボトルにより回収される。
そのメモリタブ1000には、不揮発性メモリ(不揮発性記憶手段)が搭載されており、プロセスカートリッジの制御に必要な情報(後述する)や、カートリッジID,製造年月日,使用開始年月日,リサイクル回数,コピー枚数,現在の年月日等が記憶されている。
なお、不揮発性メモリを搭載したメモリタブの代わりに、ICチップを搭載した接触型のメモリタブ、非接触型ICチップを搭載したメモリタブ、あるいは非接触型ICカードを設けてもよい。
図5に示すように、画像形成装置100は、コントローラボード200,HDD(ハードディスクドライブ)201,NV−RAM(不揮発性RAM)202,PI(パーソナルインタフェース)ボード203,PHY(物理メディアインタフェース)204,操作パネル205,プロッタ/スキャナエンジンボード206,電源ユニット207,フィニッシャ208,ADF209,給紙バンク210,その他周辺機211を備えている。これらのユニットは、それぞれがこの画像形成装置100におけるハードウェア資源である。
また、PIボード203とPHY204は通信手段に該当し、外部との通信を行うためのものであって、例えば通信ボード等が該当する。PIボード203はRS485規格に準拠したインタフェースを備え、ラインアダプタを介して公衆回線に接続している。なお、上述したように、このPIボード203を用いて画像形成装置100と仲介装置101とを接続することも可能である。PHY204は、LANを介して外部装置と通信を行うためのインタフェースである。
また、操作パネル205は、ユーザの操作を受け付ける受付手段(操作手段)、および、画像形成装置の設定状態や動作状態などを表示する表示手段である。
この画面において、ユーザが液晶タッチパネル31に表示されたキーにタッチすると、選択された機能を示すキーを黒く反転させる。また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例えば変倍であれは変倍値等)は、ユーザがキーにタッチすると、詳細機能の設定画面を表示する。また、この液晶タッチパネル31には、ドット表示器を使用しており、最適な表示をグラフィカルに行う事が可能である。
反転表示中のキーにはハッチングを付している。
このコントローラボード200は制御手段に該当し、メモリコントローラ65,画像メモリ66,CPU68,ROM69,RAM70,印字イメージデータ発生装置(印字ユニット)74,I/Oポート75,SCSIコントローラ76などを備えている。
ROM69は読み出し専用のメモリであり、CPU68を動作させるための制御プログラムを含む各種固定データを記憶している。
RAM70は読み書き可能なメモリであり、各種データを一時的に記憶する。
I/Oポート75は、操作パネル205等とのデータの入出力を制御するものである。
印字ユニット74はバスに接続され、例えばページ印字用のキャラクタ(文字)イメージデータおよび任意のスタンプ用イメージデータなどの印字イメージデータを発生する。
なお、シェーディング補正とは、原稿面を照明する露光ランプ51の照明ムラや、CCDイメージセンサ54の感度のバラツキを補正することである。MTF補正とは光学系によるボケを補正することであり、γ補正とはCCDイメージセンサ54の感度の非直線性を補正することである。
変倍部71では、セレクタ64からの画像信号を予め設定された変倍率(コピー倍率)に合わせて変倍処理(拡大処理又は縮小処理)する。そして、変倍処理された画像信号は、書込ユニット57へ送られる。
また、この画像処理ユニットは、ネットワークに接続した他の電子装置(外部装置)から送られてくる画像データを図5に示したPIボード203またはPHY204を介して受信し、同様にして処理することもできる。
次に、1ページ分の画像信号および図8に示したセレクタ64における制御信号の発生タイミングについて説明する。図9はこの発生タイミングの一例を示したタイミングチャートである。なお、図9において「/」は信号がローアクティブであることを示す。
一方、主走査同期信号(/LSYNC)は、1ライン毎の主走査同期信号であり、この信号が立ち上がった後の所定クロック後で画像信号が有効となる。
主走査方向の画像信号が有効であることを示す信号が、/LGATEである。これらの信号は、画素クロックVCLKに同期しており、VCLKの1周期に対し1画素のデータが送られてくる。画像処理部(IPU)は、画像入力、出力それぞれに対して別個の/FGATE、/LSYNC、/LGATE、VCLKの発生機構を有しており、読み取った画像データの直接出力を行う場合などの位相調整等を行うことより、様々な画像入出力の組み合わせが実現可能になる。
メモリコントローラ65は、入力データセレクタ81,画像合成部82,1次圧縮/伸長部83,出力データセレクタ84,および2次圧縮/伸長部85を設けている。それらへの制御データの設定はCPU68より行われる。
画像メモリ66は、1次記憶装置86および2次記憶装置87からなる。1次記憶装置86には、画像データ入力時に行うメモリの指定した領域へのデータ書き込み、または画像データ出力時に行うメモリの指定した領域からのデータ読み出しが、それぞれに要求されるデータ転送速度に略同期して行えるように、例えばDRAM等の高速アクセスが可能なメモリを使用する。
一方、2次記憶装置87は、スキャナ50や外部装置から入力される画像データを順次蓄積して、これらの画像データの合成,ソーティング,並べ換え等の処理を行うための大容量メモリである。
しかし、DRAM等のメモリは高価なため、2次記憶装置87の代りに安価で大容量の記憶媒体(例えば図5に示したHDD201)を利用して画像データを蓄積するようにするとよい。この場合は、HDD201が画像記憶手段として機能する。そして、そのHDD201へ入出力する画像データの処理は、1次記憶装置86を介して行うようにする。このような構成にすれば、大量の画像データの入出力,保存,加工等の処理が可能な画像形成装置を安価で且つ比較的簡単な構成で実現できる。
まず、画像データを入力して画像メモリ66へ保存するときの動作について説明する。
入力データセレクタ81は、スキャナ50又は外部装置から図8に示した画像処理ユニットの各部を介して入力される画像データのうち、画像メモリ66(1次記憶装置86)への書き込みを行う画像データの選択を行う。
そして、選択した画像データを画像合成部82に入力し、必要に応じて、既に画像メモリ66に記憶されている他の画像データと合成する。その後、1次圧縮/伸長部83で圧縮(可変長圧縮)処理を行い、1次記憶装置86に書き込む。さらに、画像データによっては、1次記憶装置86から2次圧縮/伸長部85に入力して更なる圧縮処理を行った後、2次記憶装置87に書き込んで保存する。
出力対象の画像データが1次記憶装置86に記憶されている場合は、その画像データを1次圧縮/伸長部83に読み出して伸長処理を行った後、出力データセレクタ84または画像合成部82に入力する。
画像合成部82では、1次圧縮/伸長部83から入力した伸長後の画像データと、スキャナ50又は外部装置から入力した他の画像データとを位相調整して合成し、合成後の画像データの出力先(出力データセレクタ84,1次圧縮/伸長部83,その両方など)を選択する。
また、出力対象の画像データが1次記憶装置86にではなく2次記憶装置87に記憶されている場合は、その画像データを2次圧縮/伸長部85に読み出して伸長処理を行った後に一旦1次記憶装置86に書き込み、以後上述の出力対象の画像データが1次記憶装置86に記憶されている場合と同様な動作を行う。
図11は、画像形成装置100のソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
この画像形成装置100のソフトウェア構成は、アプリケーションモジュール層、サービスモジュール層,汎用OS層からなる。そして、これらのソフトウェアを構成するプログラムはHDD201やコントローラボード200上のRAM70に記憶され、必要に応じて読み出されてコントローラボード200上のCPU68によって実行される。そしてCPU68は、これらのプログラムを必要に応じて実行することにより、この発明による各機能(使用不可時間計測手段,使用不可情報通知手段,期間設定手段,時間設定手段,通知要否設定手段,使用不可時間書込手段としての機能)を実現することができる。
また、画像形成装置100は、スキャナエンジンおよびプロッタエンジンを含むエンジンユニット内にセンサ等からなる事象検出手段(使用不可要因検出手段を含む)を備えている。この事象検出手段により、当該装置が使用できない使用不可(ダウン)要因等の事象を検出できる。
OCS300は、操作パネル205を制御するモジュールである。
ECS301は、ハードウェアリソース等のエンジンユニットを制御するモジュールである。
MCS302は、メモリ制御をするモジュールであり、例えば、画像メモリの取得および開放、HDD201の利用等を行う。
NCS303は、ネットワークとアプリケーションモジュール層の各アプリケーションプログラムとの仲介処理を行わせるモジュールである。
FCS304は、ファクシミリ送受信、ファクシミリ読み取り、ファクシミリ受信印刷等を行うモジュールである。
SRM307は、システムの制御およびリソースの管理を行うモジュールである。
IMH308は、一時的に画像データを入れておくメモリを管理するモジュールである。
DCS316は、HDD201やコントローラボード200上のメモリに記憶している(する)画像ファイル等をSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)やFTP(File Transfer Protocol)を用いて送受信するモジュールである。
UCS317は、ユーザ(機器利用者)が登録した宛先情報や宛名情報等のユーザ情報を管理するモジュールである。
CSS315は、公衆回線を介してデータを送受信する際のデータの変換を行うなど、公衆回線を介した遠隔管理に関する機能(管理装置102との通信に係わる機能)をまとめたモジュールである。
コピーアプリ309は、コピーサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
ファクスアプリ310は、ファクスサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
スキャナアプリ312は、スキャナサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
ネットファイルアプリ313は、ネットファイルサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
ウェブアプリ314は、ウェブサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
汎用OS320は、UNIX(登録商標),Linux(登録商標),Windows(登録商標)等のオペレーティングシステムを使用することができる。オペレーティングシステムは、サービスモジュール層やアプリケーションモジュール層のプログラムなどを実行させる処理を司る。ここで、UNIXやLinuxを用いれば、オープンソースゆえの安全性が担保され、ソースコード入手の容易性などの利点がある。
図12は、NRSモジュールの構成の一例を示す機能ブロック図である。同図に示すように、NRS305は、SCS306とNCS303との間で処理を行なっている。ウェブサーバ機能部500は、外部から受信した要求に関する応答処理を行う。ここでの要求は、例えば、構造化言語であるXML(Extensible Markup Language)形式で記載された、SOAP(Simple Object Access Protocol)によるSOAPリクエストであることが考えられる。ウェブクライアント機能部501は、外部への要求を発行する処理を行う。libsoap502は、SOAPを処理するライブラリであり、libxml503は、XML形式で記載されたデータを処理するライブラリである。また、libgwww504は、HTTPを処理するライブラリであり、libgw_ncs505は、NCS303との間の処理をするライブラリである。
この管理装置102は、モデム601,通信端末602,プロキシ(Proxy)サーバ603,操作者端末604,データベース605,制御装置606等からなる。
モデム601は、公衆回線を介して機器利用者側(例えば画像形成装置を利用しているユーザ先)の仲介装置101(又は画像形成装置110)と通信を司るものであり、送受信するデータを変復調する。このモデム601と後述する通信端末602により通信手段としての機能を果たす。
通信端末602は、モデム601による通信を制御するものである。
公衆回線を介してラインアダプタや仲介装置101とのデータの送受信を行う。
操作者端末604は、サービスセンタの管理者であるセンタオペレータが操作する端末であり、各種データの入力をオペレータによるキーボードやポインティングデバイス(マウス等)等の入力部上の操作により受け付けたり、センタオペレータに通知すべき情報を表示部に表示したりする。入力されるデータとしては、例えば、各機器利用者側の仲介装置101又は画像形成装置110が管理装置102へ通信する際に使用するIPアドレスや発呼先電話番号等の顧客情報がある。
制御装置606は、図示しないCPU,ROM,RAM等からなるマイクロコンピュータを備えており、管理装置102全体を統括的に制御する。そのCPUが、上記プログラムを必要に応じて実行すると共に、モデム601,通信端末602,プロキシサーバ603,操作者端末604,又はデータベース605を利用することにより、各種機能を実現することができる。
図14は、図3に示した管理装置102,仲介装置101,および画像形成装置100間で行われるデータ送受信の際の通信シーケンスの一例を示す図である。
NRS305は、仲介装置101から受信したSOAPメッセージに記述されている課金カウンタ取得要求をSCS306へ通知する(S604)。
SCS306は、NRS305から課金カウンタ取得要求の通知を受けると、NV−RAM202(又はHDD201)に格納されている課金カウンタのデータを読み取る(S605)。そして、その読み取った課金カウンタのデータ(応答データ)をNRS305へ引き渡す(S606)。
仲介装置101は、NRS305から課金カウンタのデータのSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージに基づいてHTTPメッセージを生成し、それをインタネット103経由で管理装置102へ送信する(S608)。
このように、上記通信シーケンスにより、データの送受信が行われる。
図15は、画像形成装置100から管理装置102へデータを送信する場合の通信シーケンスの一例を示す図である。
この例においては、まず、OCS300は、操作パネル205上の図示しないユーザコールキーが押下された旨をSCS306へ通知する(S701)。
SCS306は、OCS300からユーザコールキーが押下された旨の通知を受けると、ユーザコール要求をNRS305へ通知する(S702)。
仲介装置101は、NRS305からユーザコール情報のSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージに自己の識別情報である識別子を付加し、更にそのSOAPメッセージに基づいてHTTPメッセージを生成し、インタネット103経由で管理装置102に対してユーザコールを行う。つまり、自己の識別子を付加したユーザコール情報のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージをインタネット103経由で管理装置102へ通報する(S704)。この場合には、ファイアウォール104の内側から外側に向けての送信であるので、仲介装置101が自ら管理装置102に向けてセッションを張ってデータを送信することができる。
ここで、ステップS704の処理後のパターンを以下の(A)から(C)に分けて説明する。
仲介装置101は、管理装置102からコール結果を示す情報のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを受信すると、そのHTTPメッセージに基づいてコール結果を示す情報のSOAPメッセージを生成し、それをLAN経由でユーザコールキーが押下された画像形成装置100のNRS305へ送信する(S706)。
SCS306は、コール結果を受け取ると、それをOCS300へ引き渡す。
OCS300は、SCS306からコール結果を受け取ると、その内容つまりユーザコールが成功したか失敗したかを示すメッセージを操作パネル205上に表示する(S708)。
NRS305は、失敗した旨のコール結果を示す情報のSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージに記述されている失敗した旨のコール結果を解釈し、それをSCS306へ通知する(S710)。
SCS306は、NRS305からコール結果を受け取ると、それをOCS300へ引き渡す。
次に(C)において、NRS305は、規定時間が経っても仲介装置101から応答がないと判断した場合には、ユーザコールが失敗した旨のコール結果をSCS306へ通知する(S712)。
SCS306は、NRS305からコール結果を受け取ると、それをOCS300へ引き渡す。
OCS300は、SCS306からコール結果を受け取ると、その内容つまりユーザコールが失敗した旨を示すメッセージを操作パネル205上の文字表示器に表示する(S713)。
「タイプB」は、異常が検出(検知)された特定の機能のみが使用できないSCである。通常使用時には操作パネル205上にSC表示を行わないが、異常が検出されている機能を選択した時だけ、その操作パネル205にSC表示を行う。例えば、両面ユニット異常時に両面モードを選択した場合が該当する。
「タイプC」は、SC発生時にも操作パネル205への表示は行わず、内部的にSCの発生のロギングのみを行うものである。例えば、通信が不能になった場合が該当する。
この画像形成装置100には、上述したように、公衆回線に対応した通信手段とインタネット通信に対応した通信手段の双方を設けている。
そして、画像形成装置100は、仲介装置101および公衆回線を介して管理装置102と通信するCSS方式、あるいは仲介装置101およびインタネット103を介して管理装置102と通信するNRS方式を選択できる。画像形成装置110は、仲介装置101の機能を備えているため、同様の選択を行える。
以下、説明の都合上、画像形成装置100がNRS305を使用する場合のこの発明の特徴となる動作について説明する。なお、画像形成装置100がCSS315を使用することによってもこの発明の特徴となる動作を行うことができる。また、画像形成装置110がNRS305又はCSS315を使用することによってもこの発明の特徴となる動作を行うことができる。
画像形成装置100は、図示しないインタバルタイマにて1分経過する毎に図18,図19の状態判定処理のルーチンを開始し、まずステップS1で図17のAのダウンタイム計測期間の設定内容をチェックし、0:「計測せず」が設定されていると判定すればそのまま処理を終了する。
すなわち、まずステップS5で当該装置が原稿ジャム状態であるか否かをチェックし、原稿ジャム状態でないと判定すればステップS6で原稿ジャム状態フラグを“0”にリセットし、すぐにステップS7へ移行する。原稿ジャム状態であると判定すれば、ステップS9で原稿ジャム状態フラグをチェックし、その原稿ジャム状態フラグが“0”にリセットされていると判定すればステップS10でその原稿ジャム状態フラグを“1”にセットした後、ステップS7へ移行する。
この原稿ジャムによるダウンタイム計測処理では、ステップS23で図17のMのダウンタイム計測フラグ(原稿ジャム)をチェックし、そのダウンタイム計測フラグが“0(計測対象としない)”にリセットされていると判定すれば原稿ジャムによるダウンタイム計測処理を実施せず、そのまま図18のステップS7へ移行する。ダウンタイム計測フラグ(原稿ジャム)が“1(計測対象とする)”にセットされていると判定すれば、ステップS24で図17のDの原稿ジャムによるダウンタイム値に「1(分)」を加算し、ステップS25で後述するトータルダウンタイム計測処理を実施するために機器ダウン中フラグを“1”にセットした後、図18のステップS7へ移行する。
ステップS11で転写紙ジャム状態フラグが“1”にセットされていると判定した場合には、その状態が前回チェック時から(1分間)継続しているものとみなし、図21の転写紙ジャムによるダウンタイム計測処理へ移行する。
ステップS19でトナーエンド状態フラグが“1”にセットされていると判定した場合には、その状態が前回チェック時から(1分間)継続しているものとみなし、図22のトナーエンドによるダウンタイム計測処理へ移行する。
ステップS21で故障状態フラグが“1”にセットされていると判定した場合には、その状態が前回チェック時から(1分間)継続しているものとみなし、図23の故障によるダウンタイム計測処理へ移行する。
そのステップS17では、機器ダウン中フラグをチェックする。そして、その機器ダウン中フラグが“0”にリセットされていると判定した場合には、ステップS18で現在時刻(現在日時)を図17のHのダウンタイム計測最終日時としてセットし、処理を終了する。
機器ダウン中フラグが“1”にセットされていると判定した場合には、図24のダウンタイム通報処理へ移行する。
(1)画像形成装置100のCPU68が、予め設定されたダウンタイム計測期間(所定期間)内に、使用不可要因(ダウン要因)を検出した場合に、その使用不可要因の発生によって当該装置が使用できない間のダウンタイム(使用不可時間)を計測し、その計測時間が予め設定された複数のダウンタイム通報しきい値のいずれかに達する(一致する)毎に、その旨をベンダー側の管理装置102へ通報することにより、契約ダウンタイムの超過によるペナルティが発生する前にベンダおよびサービスによる対応を取ることが可能になり、ダウンタイムを低減することができる。ダウンタイム通報しきい値は1つだけ設定してもよく、上記計測時間がそのダウンタイム通報しきい値に達した場合に、その旨をベンダー側の管理装置102へ通報(ダウンタイムアラームコール)することもできる。
(3)画像形成装置100のCPU68が、ダウンタイムを使用不可要因の種類別に計測することにより、ダウンタイムアラームコール発生の主要因を判別することが可能になる。つまり、ダウンタイムアラームコール発生の要因に応じてベンダが取る措置は異なることが容易に想像できるため、例えばダウンタイムアラームコール発生の主要因がトナーエンド(サプライエンド)によるダウンタイムのダウンタイム通報しきい値への到達であることを判別できれば、直ちにトナーボトルを発注でき、ダウンタイムアラームコール発生の主要因が機械の故障によるダウンタイムのダウンタイム通報しきい値への到達であることを判別できれば、直ちにCE(サービスエンジニア)を現場に派遣するなどの措置を行える。
このようなプログラムは、はじめからコンピュータに備えるROMあるいはHDD等の記憶手段に格納しておいてもよいが、記録媒体であるCD−ROMあるいはフレキシブルディスク,SRAM,EEPROM,メモリカード等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することもできる。そのメモリに記録されたプログラムをコンピュータにインストールしてCPUに実行させるか、CPUにそのメモリからこのプログラムを読み出して実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
Claims (19)
- 当該装置が使用できない使用不可要因が発生した場合に、該使用不可要因を検出する使用不可要因検出手段を有する電子装置であって、
予め設定された所定期間内に、前記使用不可要因検出手段によって前記使用不可要因が検出された場合に、該使用不可要因の発生によって当該装置が使用できない間の使用不可時間を計測する使用不可時間計測手段と、
前記所定期間内に、前記使用不可時間計測手段による計測時間が予め設定された所定時間に達した場合に、その旨を外部装置へ通知する使用不可情報通知手段と、
前記使用不可要因の種類別に、前記使用不可情報通知手段による対応する通知を行うか否かを設定する通知要否設定手段とを設け、
前記使用不可時間計測手段は、前記使用不可要因の発生によって当該装置が使用できない間の使用不可時間を前記通知要否設定手段によって通知を行うと設定された使用不可要因の種類別に計測する手段であり、
前記使用不可情報通知手段は、前記使用不可時間計測手段による各計測時間のいずれかが予め設定された所定時間に達した場合に、その旨を外部装置へ通知する手段であることを特徴とする電子装置。 - 請求項1記載の電子装置において、
前記所定時間を変更可能に設定する時間設定手段を設けたことを特徴とする電子装置。 - 請求項2記載の電子装置において、
前記時間設定手段は、前記外部装置からの要求により、前記所定時間を設定する手段であることを特徴とする電子装置。 - 請求項2又は3記載の電子装置において、
前記時間設定手段は、前記所定時間を複数設定可能であり、
前記使用不可情報通知手段は、前記使用不可時間計測手段による計測時間が前記時間設定手段によって設定された各所定時間のいずれかに達した場合に、その旨を前記外部装置へ通知することを特徴とする電子装置。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子装置において、
前記所定期間を変更可能に設定する期間設定手段を設けたことを特徴とする電子装置。 - 請求項5記載の電子装置において、
前記期間設定手段は、前記外部装置からの要求により、前記所定時間を設定する手段であることを特徴とする電子装置。 - 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電子装置において、
前記通知要否設定手段は、前記外部装置からの要求により、前記使用不可要因の種類別に、前記使用不可情報通知手段による対応する通知を行うか否かを設定する手段であることを特徴とする電子装置。 - 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電子装置において、
不揮発性記憶手段を有するプロセスカートリッジを備え、
前記使用不可時間計測手段によって計測された使用不可時間を前記プロセスカートリッジの不揮発性記憶手段に書き込む使用不可時間書込手段を設けたことを特徴とする電子装置。 - 管理装置により通信回線経由で複数の電子装置を遠隔管理する遠隔管理システムであって、
前記複数の電子装置にそれぞれ、当該装置が使用できない使用不可要因が発生した場合に、該使用不可要因を検出する使用不可要因検出手段と、予め設定された所定期間内に、前記使用不可要因検出手段によって前記使用不可要因が検出された場合に、該使用不可要因の発生によって当該装置が使用できない間の使用不可時間を計測する使用不可時間計測手段と、前記所定期間内に、前記使用不可時間計測手段による計測時間が予め設定された所定時間に達した場合に、その旨を当該装置の識別情報と共に前記管理装置へ通知する使用不可情報通知手段と、前記使用不可要因の種類別に、前記使用不可情報通知手段による対応する通知を行うか否かを設定する通知要否設定手段とを設け、
前記各電子装置の使用不可時間計測手段は、前記使用不可要因の発生によって当該装置が使用できない間の使用不可時間を前記通知要否設定手段によって通知を行うと設定された使用不可要因の種類別に計測する手段であり、
前記各電子装置の使用不可情報通知手段は、前記使用不可時間計測手段による各計測時間のいずれかが予め設定された所定時間に達した場合に、その旨を外部装置へ通知する手段であることを特徴とする遠隔管理システム。 - 請求項9記載の遠隔管理システムにおいて、
前記各電子装置にそれぞれ、前記所定時間を変更可能に設定する時間設定手段を設けたことを特徴とする遠隔管理システム。 - 請求項10記載の遠隔管理システムにおいて、
前記各電子装置の時間設定手段は、前記管理装置からの要求により、前記所定時間を設定する手段であることを特徴とする遠隔管理システム。 - 請求項10又は11記載の遠隔管理システムにおいて、
前記各電子装置の時間設定手段は、前記所定時間を複数設定可能であり、
前記各電子装置の使用不可情報通知手段は、前記使用不可時間計測手段による計測時間が前記時間設定手段によって設定された各所定時間のいずれかに達した場合に、その旨を当該装置の識別情報と共に前記外部装置へ通知することを特徴とする遠隔管理システム。 - 請求項9乃至12のいずれか一項に記載の遠隔管理システムにおいて、
前記各電子装置にそれぞれ、前記所定期間を変更可能に設定する期間設定手段を設けたことを特徴とする遠隔管理システム。 - 請求項13記載の遠隔管理システムにおいて、
前記各電子装置の期間設定手段は、前記管理装置からの要求により、前記所定期間を設定する手段であることを特徴とする遠隔管理システム。 - 請求項9乃至14のいずれか一項に記載の遠隔管理システムにおいて、
前記各電子装置の通知要否設定手段は、前記外部装置からの要求により、前記使用不可要因の種類別に、前記使用不可情報通知手段による対応する通知を行うか否かを設定する手段であることを特徴とする遠隔管理システム。 - 当該装置が使用できない使用不可要因が発生した場合に、該使用不可要因を検出する電子装置における使用不可要因発生時の制御方法であって、
予め設定された所定期間内に、前記使用不可要因を検出した場合に、該使用不可要因の発生によって当該装置が使用できない間の使用不可時間を、予め通知を行うと設定された使用不可要因の種類別に計測し、その各計測時間のいずれかが予め設定された所定時間に達した場合に、その旨を外部装置へ通知することを特徴とする使用不可要因発生時の制御方法。 - 当該装置が使用できない使用不可要因が発生した場合に、該使用不可要因を検出する使用不可要因検出手段を有する電子装置を制御するコンピュータに、予め設定された所定期間内に、前記使用不可要因検出手段によって前記使用不可要因が検出された場合に、該使用不可要因の発生によって当該装置が使用できない間の使用不可時間を計測する使用不可時間計測機能と、前記所定期間内に、前記使用不可時間計測手段による計測時間が予め設定された所定時間に達した場合に、その旨を外部装置へ通知する使用不可情報通知機能と、前記使用不可要因の種類別に、前記使用不可情報通知機能による対応する通知を行うか否かを設定する通知要否設定機能とを実現させるためのプログラムであり、
前記使用不可時間計測機能は、前記使用不可要因の発生によって当該装置が使用できない間の使用不可時間を前記通知要否設定機能によって通知を行うと設定された使用不可要因の種類別に計測する機能であり、
前記使用不可情報通知機能は、前記使用不可時間計測機能による各計測時間のいずれかが予め設定された所定時間に達した場合に、その旨を外部装置へ通知する機能であることを特徴とするプログラム。 - 請求項17記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、前記所定時間を変更可能に設定する時間設定機能をも実現させるためのプログラム。 - 請求項17記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、前記所定期間を変更可能に設定する期間設定機能をも実現させるためのプログラム。
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