JP4181480B2 - 遠隔管理システムとその電子装置,使用不可要因発生時の制御方法,およびプログラム - Google Patents

遠隔管理システムとその電子装置,使用不可要因発生時の制御方法,およびプログラム Download PDF

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Description

この発明は、外部装置(管理装置)と通信する機能を備えた電子装置と、この電子装置とこれを通信回線(ネットワーク)経由で遠隔管理する管理装置とによって構成された遠隔管理システム、および上記通信装置における使用不可要因発生時の制御方法、並びに上記通信装置を制御するコンピュータに必要な機能(この発明に係わる機能)を実現させるためのプログラムに関する。
従来から、通信機能を備えたプリンタ,ファクシミリ(FAX)装置,デジタル複写機,スキャナ装置,デジタル複合機等の画像形成装置を始め、ネットワーク家電,自動販売機,医療機器,電源装置,空調システム,ガス・水道・電気等の計量システム等に通信機能(通信手段)を持たせた電子装置を被管理装置とし、サービスセンタ(管理センタ)の管理装置(外部装置)が公衆回線等の通信回線(ネットワーク)経由でこれらの被管理装置を遠隔管理する遠隔管理システムが提案されている。
あるいは、被管理装置が通信機能を備えていない場合や、通信機能を備えていてもその機能が管理装置と通信するための機能を持っていない場合には、その被管理装置に管理装置と通信可能な通信機能を有する仲介装置を通信回線経由で接続し、管理装置が通信回線および仲介装置経由で被管理装置を遠隔管理する遠隔管理システムも提案されている。
ここで、例えば被管理装置を画像形成装置とし、その画像形成装置について簡単に説明する。
画像形成装置としては、既知の感光体静電プロセス(電子写真プロセス)を用いて転写紙(用紙)上に画像形成するものが一般的であるが、このような感光体静電プロセスを行う機構からは、転写紙ジャム,サプライエンド(トナーエンド等),故障等の画像形成装置を使用できない使用不可要因(異常)が発生する割合も高く、更に性能維持のための定期的なオーバホールの必要性から、保守管理のサービス体制を採っている。
この保守管理を充実させる目的で、画像形成装置の遠隔管理システムとして、画像形成装置の内部又は外部に仲介装置(通信装置)を設け、画像形成装置とサービスセンタに設置された管理装置とを公衆回線(電話回線)を介して接続し、異常(画像形成装置を使用できない使用不可要因)が発生した場合に、その異常をセンサ等によって検出し、その異常を仲介装置によって管理装置へ送信させるようにしたものが既に開発され(例えば特許文献1参照)、市販されている。
特開2002−6693号公報
ところで、最近では、ユーザ(機器利用者)から見た場合の画像形成装置(機器)が使用できない間の使用不可時間(以下「ダウンタイム」ともいう)を所定期間(例えば1週間)内で所定時間内に収めるという契約をそのユーザと結ぶ場合がある。その際、ダウンタイムが契約した時間より長くなった場合、ベンダはユーザに対して何らかのペナルティーを負うことになる。その場合、ベンダ側に一定量の損害が発生するため、可能な限りダウンタイムを低減するための手段が必要となる。
しかしながら、現状では、ベンダ側で、リアルタイムに画像形成装置のダウンタイムの状況を知ることができず、ダウンタイムを低減することが困難であった。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、画像形成装置等の電子装置のダウンタイムを低減することを目的とする。
この発明は、上記の目的を達成するため、上記の目的を達成するため、電子装置と、その遠隔管理システム、および上記電子装置の使用不可要因発生発生時の制御方法、並びに上記通信装置を制御するコンピュータに必要な機能を実現させるためのプログラムを提供する。
請求項1の発明による電子装置は、当該装置が使用できない使用不可要因が発生した場合に、該使用不可要因を検出する使用不可要因検出手段を有する電子装置であって、予め設定された所定期間内に、上記使用不可要因検出手段によって上記使用不可要因が検出された場合に、該使用不可要因の発生によって当該装置が使用できない間の使用不可時間を計測する使用不可時間計測手段と、上記所定期間内に、上記使用不可時間計測手段による計測時間が予め設定された所定時間に達した場合に、その旨を外部装置へ通知する使用不可情報通知手段と、上記使用不可要因の種類別に、上記使用不可情報通知手段による対応する通知を行うか否かを設定する通知要否設定手段とを設け、上記使用不可時間計測手段を、上記使用不可要因の発生によって当該装置が使用できない間の使用不可時間を上記通知要否設定手段によって通知を行うと設定された使用不可要因の種類別に計測する手段とし、上記使用不可情報通知手段を、上記使用不可時間計測手段による各計測時間のいずれかが予め設定された所定時間に達した場合に、その旨を外部装置へ通知する手段としたものである。
請求項2の発明による電子装置は、請求項1の電子装置において、上記所定時間を変更可能に設定する時間設定手段を設けたものである。
請求項3の発明による電子装置は、請求項2の電子装置において、上記時間設定手段を、上記外部装置からの要求により、上記所定時間を設定する手段としたものである。
請求項4の発明による電子装置は、請求項2又は3の電子装置において、上記時間設定手段が上記所定時間を複数設定可能であり、上記使用不可情報通知手段が、上記使用不可時間計測手段による計測時間が上記時間設定手段によって設定された各所定時間のいずれかに達した場合に、その旨を上記外部装置へ通知するものである。
請求項5の発明による電子装置は、請求項1〜4のいずれかの電子装置において、上記所定期間を変更可能に設定する期間設定手段を設けたものである。
請求項6の発明による電子装置は、請求項5の電子装置において、上記期間設定手段を、上記外部装置からの要求により、上記所定期間を設定する手段としたものである。
請求項7の発明による電子装置は、請求項1〜6のいずれかの電子装置において、上記通知要否設定手段を、上記外部装置からの要求により、上記使用不可要因の種類別に、上記使用不可情報通知手段による対応する通知を行うか否かを設定する手段としたものである。
請求項の発明による電子装置は、請求項1〜のいずれかの電子装置において、不揮発性記憶手段を有するプロセスカートリッジを備え、上記使用不可時間計測手段によって計測された使用不可時間を上記プロセスカートリッジの不揮発性記憶手段に書き込む使用不可時間書込手段を設けたものである。
請求項10の発明による遠隔管理システムは、管理装置により通信回線経由で複数の電子装置を遠隔管理する遠隔管理システムであって、上記複数の電子装置にそれぞれ、当該装置が使用できない使用不可要因が発生した場合に、該使用不可要因を検出する使用不可要因検出手段と、予め設定された所定期間内に、上記使用不可要因検出手段によって上記使用不可要因が検出された場合に、該使用不可要因の発生によって当該装置が使用できない間の使用不可時間を計測する使用不可時間計測手段と、上記所定期間内に、上記使用不可時間計測手段による計測時間が予め設定された所定時間に達した場合に、その旨を当該装置の識別情報と共に上記管理装置へ通知する使用不可情報通知手段と、上記使用不可要因の種類別に、上記使用不可情報通知手段による対応する通知を行うか否かを設定する通知要否設定手段とを設け、上記各電子装置の使用不可時間計測手段を、上記使用不可要因の発生によって当該装置が使用できない間の使用不可時間を上記通知要否設定手段によって通知を行うと設定された使用不可要因の種類別に計測する手段とし、上記各電子装置の使用不可情報通知手段を、上記使用不可時間計測手段による各計測時間のいずれかが予め設定された所定時間に達した場合に、その旨を外部装置へ通知する手段としたものである。
請求項10の発明による遠隔管理システムは、請求項の遠隔管理システムにおいて、上記各電子装置にそれぞれ、上記所定時間を変更可能に設定する時間設定手段を設けたものである。
請求項11の発明による遠隔管理システムは、請求項10の遠隔管理システムにおいて、上記各電子装置の時間設定手段を、上記管理装置からの要求により、上記所定時間を設定する手段としたものである。
請求項12の発明による遠隔管理システムは、請求項10又は11の遠隔管理システムにおいて、上記各電子装置の時間設定手段を上記所定時間を複数設定可能とし、上記各電子装置の使用不可情報通知手段が、上記使用不可時間計測手段による計測時間が上記時間設定手段によって設定された各所定時間のいずれかに達した場合に、その旨を当該装置の識別情報と共に上記外部装置へ通知するものである。
請求項13の発明による遠隔管理システムは、請求項12のいずれかの遠隔管理システムにおいて、上記各電子装置にそれぞれ、上記所定期間を変更可能に設定する期間設定手段を設けたものである。
請求項14の発明による遠隔管理システムは、請求項13の遠隔管理システムにおいて、上記各電子装置の期間設定手段を、上記管理装置からの要求により、上記所定期間を設定する手段としたものである。
請求項15の発明による遠隔管理システムは、請求項14のいずれかの遠隔管理システムにおいて、上記各電子装置の使用不可時間計測手段が、上記使用不可要因の発生によって当該装置が使用できない間の使用不可時間を該使用不可要因の種類別に計測するものである。
求項16の発明による使用不可要因発生時の制御方法は、当該装置が使用できない使用不可要因が発生した場合に、該使用不可要因を検出する電子装置における使用不可要因発生時の制御方法であって、予め設定された所定期間内に、上記使用不可要因を検出した場合に、該使用不可要因の発生によって当該装置が使用できない間の使用不可時間を、予め通知を行うと設定された使用不可要因の種類別に計測し、その各計測時間のいずれかが予め設定された所定時間に達した場合に、その旨を外部装置へ通知するものである
請求項17の発明によるプログラムは、当該装置が使用できない使用不可要因が発生した場合に、該使用不可要因を検出する使用不可要因検出手段を有する電子装置を制御するコンピュータに、予め設定された所定期間内に、上記使用不可要因検出手段によって上記使用不可要因が検出された場合に、該使用不可要因の発生によって当該装置が使用できない間の使用不可時間を計測する使用不可時間計測機能と、上記所定期間内に、上記使用不可時間計測手段による計測時間が予め設定された所定時間に達した場合に、その旨を外部装置へ通知する使用不可情報通知機能と、上記使用不可要因の種類別に、上記使用不可情報通知機能による対応する通知を行うか否かを設定する通知要否設定機能とを実現させるためのプログラムであり、上記使用不可時間計測機能を、上記使用不可要因の発生によって当該装置が使用できない間の使用不可時間を上記通知要否設定機能によって通知を行うと設定された使用不可要因の種類別に計測する機能とし、上記使用不可情報通知機能を、上記使用不可時間計測機能による各計測時間のいずれかが予め設定された所定時間に達した場合に、その旨を外部装置へ通知する機能としたものである。
請求項18の発明によるプログラムは、請求項17のプログラムにおいて、上記コンピュータに、上記所定時間を変更可能に設定する時間設定機能をも実現させるためのプログラムである。
請求項19の発明によるプログラムは、請求項17のプログラムにおいて、上記コンピュータに、上記所定期間を変更可能に設定する期間設定機能をも実現させるためのプログラムである。
この発明によれば、所定期間内に、ダウンタイム(使用不可時間計測手段による計測時間)が予め設定された所定時間に達した場合に、その旨をベンダの外部装置へ通知することにより、契約ダウンタイム超過によるペナルティが発生する前にベンダおよびサービスによる対応を取ることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、この発明による電子装置を被管理装置とする遠隔管理システムの構成例について説明する。
図1は、その遠隔管理システムの構成の一例を示す概念図である。なお、ここでは、通信機能を持ち、管理装置によって管理される電子装置(通信装置)を説明の便宜上「被管理装置」と云う。
この遠隔管理システムは、プリンタ,FAX装置,デジタル複写機,スキャナ装置,デジタル複合機等の画像形成装置や、ネットワーク家電,自動販売機,医療機器,電源装置,空調システム,ガス・水道・電気等の計量システム等に通信機能を持たせた電子装置を被管理装置10(10a,10b,10c,10d,10e,10f)とする管理システムである。そして、この被管理装置10と接続される(被管理装置側から見た)外部装置として、被管理装置10とLAN(ローカルエリアネットワーク)によって接続された遠隔管理仲介装置である仲介装置101(101a,101b,101c)、更に仲介装置101とインタネット103(公衆回線等の他のネットワークでもよい)を介して接続されるサーバ装置として機能する管理装置102を備え、当該管理装置102が、仲介装置101を介して各被管理装置10を集中的に遠隔管理できるようにしたものである。被管理装置10および仲介装置101は機器利用者(ユーザ)側のオフィス等に、管理装置102はサービスセンタ(管理センタ)にそれぞれ設置されている。
ここで、管理装置102がインタネット103経由で遠隔管理するサービスを、NRSという。このNRSを実現するために、機器利用者側のLANに、NRSに対応するソフトウェアを実装した仲介装置101および被管理装置10が接続されている。また、管理装置102が図示しない公衆回線(電話回線)経由で遠隔管理するサービスをCSS(カスタマ・サポート・システム)という。なお、公衆回線の代わりに、専用回線を用いてもよい。
公衆回線(又は専用回線)としては、アナログ回線,ADSL回線,デジタル回線(ISDN回線),光ファイバー利用回線等の固定電話回線や、携帯電話回線,PHS回線等の移動電話回線がある。
なお、仲介装置101と被管理装置10との接続は、LANに限らず、RS−485規格等に準拠したシリアル接続や、SCSI(Small Computer System Interface)規格等に準拠したパラレル接続等によって行ってもよい。例えば、RS−485規格の場合には、仲介装置101に直列に5台までの被管理装置10を接続することができる。
また、当該仲介装置101および被管理装置10は、その利用環境に応じて多様な階層構造を成す。
例えば、図1に示す設置環境Aでは、管理装置102とHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)による直接的なコネクションを確立できる仲介装置101aが被管理装置10aおよび10bを従える単純な階層構造になっているが、同図に示す設置環境Bでは、4台の被管理装置10を設置するため、1台の仲介装置101を設置しただけでは負荷が大きくなる。そのため、管理装置102とHTTPによる直接的なコネクションを確立できる仲介装置101bが、被管理装置10cおよび10dだけでなく、他の仲介装置101cを従え、この仲介装置101cが被管理装置10eおよび10fを更に従えるという階層構造を形成している。この場合、被管理装置10eおよび10fを遠隔管理するために管理装置102から発せられた情報は、仲介装置101bとその下位のノードである仲介装置101cとを経由して、被管理装置10e又は10fに到達することになる。
また、設置環境Cのように、被管理装置10に仲介装置101の機能を併せ持たせた仲介機能付被管理装置(以下単に「被管理装置」ともいう)11a,11bを、別途仲介装置を介さずにインタネット103によって管理装置102に接続するようにしてもよい。
図示はしていないが、仲介機能付被管理装置11の下位に更に被管理装置10を接続することもできる。
なお、各設置環境A,B,Cには、セキュリティ面を考慮し、ファイアウォール104(104a,104b,104c)を設置する。このファイアウォール104は、プロキシサーバによって構成する。
また、各被管理装置10,11に、LAN経由でパーソナルコンピュータ等の端末装置や他の電子装置(外部装置)を接続することもできる。
このような遠隔管理システムにおいて、仲介装置101は、これに接続された被管理装置10の制御管理のためのアプリケーションプログラムを実装している。
管理装置102は、各仲介装置101の制御管理、更にはこの仲介装置101を介した被管理装置10の制御管理を行うためのアプリケーションプログラムを実装している。そして、被管理装置10も含め、この遠隔管理システムにおけるこれら各ノードは、RPC(remote procedure call)により、相互の実装するアプリケーションプログラムのメソッドに対する処理の依頼である「要求」を送信し、この依頼された処理の結果である「応答」を取得することができるようになっている。
すなわち、仲介装置101又はこれと接続された被管理装置10では、管理装置102への要求を生成してこれを管理装置102へ引き渡し、この要求に対する応答を取得できる一方で、管理装置102は、上記仲介装置101側への要求を生成してこれを仲介装置101側へ引き渡し、この要求に対する応答を取得できるようになっている。この要求には、仲介装置101に被管理装置10に対して各種要求を送信させ、被管理装置10からの応答を仲介装置101を介して取得することも含まれる。
なお、RPCを実現するために、SOAP(Simple Object Access Protocol),HTTP,FTP(File Transfer Protocol),COM(Component Object Model),CORBA(Common Object Request Broker Architecture)等の既知のプロトコル(通信規格),技術,仕様などを利用することができる。
この送受信のデータ送受モデルを図2の概念図に示す。なお、この図においては、ファイアウォール104の存在は考慮していない。
(A)は、被管理装置10で管理装置102に対する要求が発生したケースである。このケースでは、被管理装置10が被管理装置側要求aを生成し、これを仲介装置101を経由して受け取った管理装置102がこの要求に対する応答aを返すというモデルになる。同図に示す仲介装置101は複数であるケースも想定できる(上記図1に示す設置環境B)。なお、(A)では、応答aだけでなく応答遅延通知a′を返信するケースが表記されている。これは、管理装置102を、仲介装置101を経由して被管理装置側要求を受け取って、当該要求に対する応答を即座に返せないと判断したときには、応答遅延通知を通知して一旦接続状態を切断し、次回の接続の際に上記要求に対する応答を改めて引き渡す構成としているためである。
(B)は、管理装置102で被管理装置10に対する要求が発生したケースである。このケースでは、管理装置102が管理装置側要求bを生成し、これを仲介装置101を経由して受け取った被管理装置10が、当該要求に対する応答bを返すというモデルになっている。なお、(B)のケースでも、応答を即座に返せないときに応答遅延通知b′を返すことは(A)のケースと同様である。
次に、図1に示す管理装置102の物理的構成について簡単に説明すると、当該管理装置102は、CPU,ROM,RAM等からなる制御装置や、データベース,モデム,プロキシ(Proxy)サーバ等によって構成されている。その構成については、追って詳細に説明する。
さらに、図1に示す仲介装置101における物理的構成について簡単に説明すると、当該仲介装置101は、CPU,ROM,RAM,不揮発性メモリ,PHY(物理メディアインタフェース)等によって構成されている。
また、仲介機能付被管理装置11については、仲介装置101の機能を実現するためにこれらのユニットを単に被管理装置10に付加しても良いが、被管理装置10に備えるCPU,ROM,RAM等のハードウェア資源を利用し、CPUに適当なアプリケーションやプログラムモジュールを実行させることによって仲介装置101の機能を実現することもできる。
以下、図1に示した管理装置のより具体的な例として、管理装置によって通信装置である画像形成装置の管理を行う、この発明による画像形成装置管理システムについて説明する。
図3は、その画像形成装置管理システムの構成の一例を示す概念図であるが、被管理装置10を画像形成装置100に、仲介機能付被管理装置11を仲介機能付画像形成装置110に変更した点が図1と相違するのみであるので、システムの全体構成についての説明は省略する。
画像形成装置100としては、コピー機、ファクシミリ装置、スキャナ装置等が考えられるが、ここではこれらの機能および外部装置と通信を行う機能を備え、それらの機能に係るサービスを提供するためのアプリケーションプログラムを実装しているデジタル複合機とする。また、仲介機能付画像形成装置110は、画像形成装置100に仲介装置101の機能を併せ持たせたものである。
以下、図1に示した遠隔管理システムのより具体的な例として、この発明による電子装置である画像形成装置を被管理装置とする遠隔管理システムである画像形成装置遠隔管理システムについて説明する。図3は、その画像形成装置遠隔管理システムの構成の一例を示す概念図であるが、被管理装置10を画像形成装置100に、仲介機能付被管理装置11を仲介機能付画像形成装置(以下単に「画像形成装置」ともいう)110に変更した点が図1と相違するのみであるので、システムの全体構成についての説明は省略する。
画像形成装置100は、コピー,ファクシミリ,スキャナ等の機能および外部装置と通信を行う機能を備えたデジタル複合機であり、それらの機能に係るサービスを提供するためのアプリケーションプログラムを実装しているものである。また、仲介機能付画像形成装置110は、画像形成装置100に仲介装置101の機能を併せ持たせたものである。
まず、この画像形成装置100(又は110)のエンジン部の構成と動作について説明する。図4は、その画像形成装置の断面を示す概略構成図である。
この画像形成装置100は、本体の上部に自動原稿給送装置(以下「ADF」と云う)209を搭載し、そのADF209の下方に原稿の画像を画像データとして読み取る画像読取手段であるスキャナ(読取ユニット)50および画像書込手段である書込ユニット57を備えている。さらに、書込ユニット57の下方には、感光体ドラム15や定着ユニット17などからなる画像形成部、給紙トレイ20〜22および給紙装置23〜25などからなる給紙バンク210を備えている。また、複写機本体の側部には、後処理装置であるフィニッシャ208を接続している。
そして、この画像形成装置100における基本的な画像読み取りおよび書き込みの動作は以下のようなものである。この画像形成装置100において、ADF209の原稿台2に画像面を上にして置かれた原稿束は、コピーモード時に操作表示部上のプリントキー(スタートキー)が押下されると、一番下の原稿から1枚ずつ給送ローラ3および給送ベルト4によってコンタクトガラス6上に給送され、所定の位置にセットされる。
セットされた原稿は、後述するスキャナ50によって画像が読み取られた後、給送ベルト4および排送ローラ5によって排出される。ここで、1枚の原稿の画像読取が終了する毎に、原稿セット検知センサ7で原稿台2に次の原稿があるか否かを検知し、あれば次の原稿を前の原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送する。なお、給送ローラ3,給送ベルト4,排送ローラ5は図示しない共通のモータによって駆動する。
一方、第1〜第3の給紙トレイ20〜22に積載された転写紙(用紙)は、それぞれ第1〜第3の給紙装置23〜25によって給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体ドラム15に当接する位置まで搬送される。実際には、給紙トレイ20〜22のうちのいずれか1つが選択され、そこから転写紙が給紙される。
スキャナ50によって読み取られた画像データ(画像情報)は、そのまま、あるいは後述する画像メモリに一旦記憶させた後に書込ユニット57に送られる。そして、その書込ユニット57によりレーザビームとして感光体ドラム15の予め帯電された面(図示しない帯電器によって帯電される)上に書き込まれ、その部分が現像ユニット19を通過することにより、そこにトナー画像が形成される。
そして、選択された給紙トレイから給紙された転写紙は感光体ドラム15の回転と等速で搬送ベルト(転写ベルト)16によって搬送されながら、一方の面に感光体ドラム15上のトナー画像が転写され、そのトナー画像が定着ユニット17によって熱定着される。
その後、その転写紙は片面コピーモード時には排紙ユニット18によって後処理装置であるフィニッシャ208に搬送される。
このとき、例えばフェースダウン(転写紙をページ順に揃えるため画像面を下向きにする)排紙のために転写紙を反転したい場合、その転写紙は排紙ユニット18により両面入紙搬送路28に搬送され、反転ユニット27でスイッチバック反転された後、反転排紙搬送路29を通ってフィニッシャ208に搬送される。
フィニッシャ208では、複写機本体から送られてくる一方の面にトナー画像が形成された転写紙は、分岐偏向板40によりスタッカ搬送ローラ(通常排紙ローラ)41側またはステープラ搬送ローラ44側へ選択的に導かれる。
すなわち、分岐偏向板40を切り替えて上向きにしている場合には、転写紙をスタッカ搬送ローラ41およびスタッカ排紙ローラ42を経由してスタッカトレイ(通常排紙トレイ)43に排出することができる。
スタッカトレイ43は前後方向に移動可能な排紙トレイであり、原稿毎あるいはコピー部毎に前後に移動して、排出される転写紙(コピー紙)を簡易的に仕分けする。
分岐偏向板40を下向きにしている場合には、転写紙をステープラ搬送ローラ44およびステープラ排紙ローラ46を経由してステープルトレイ47に排出することができる。
ステープルトレイ47では、転写紙を1枚排出する毎にジョガー(落下ストッパ)48によってその端部を揃える。また、コピーが1部完了する毎にステープラ45によって綴じる。ステープラ45で綴じられた転写紙群は、自重によってステープル完了排紙トレイ(落下トレイ)49に落下して、そこに収納される。
一方、両面コピーモード時には、一方の面にトナー画像が形成された転写紙は、排紙ユニット18により両面入紙搬送路28に搬送され、反転ユニット27でスイッチバック反転された後、両面搬送ユニット26に送られる。
両面搬送ユニット26に送られた転写紙は、再度縦搬送ユニット14によって感光体ドラム15に当接する位置まで搬送され、その後他方の面にトナー画像が転写される。そして、定着ユニット17によってそのトナー画像が定着され、以後、上述と同様の動作が行われる。
なお、感光体ドラム15,搬送ベルト16,定着ユニット17,排紙ユニット18,現像ユニット19は図示しないメインモータによって駆動され、給紙装置23〜25はメインモータの駆動が各々給紙クラッチにより伝達されて駆動される。縦搬送ユニット14は、メインモータの駆動が中間クラッチによって伝達されて駆動される。
次に、スキャナ50での原稿の読み取りと、読み取った画像データに対応する静電潜像を感光体ドラム15の表面に形成するまでの動作について詳細に説明する。なお、静電潜像とは感光体ドラム15の帯電された表面にレーザビームを当てることによって生じる電位分布のことである。
スキャナ50は、原稿を載置するコンタクトガラス6と、露光ランプ51,第1ミラー52,第2ミラー55,第3ミラー56,レンズ53,CCDイメージセンサ54を設けた光学走査系とによって構成されている。
露光ランプ51および第1ミラー52は図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2,第3ミラー55,56は図示しない第2キャリッジ上に固定されている。原稿の画像を読み取るときには、光路長が変わらないように、第1キャリッジと第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に走査される。
これらの光学走査系は、図示しないスキャナ駆動モータを含む駆動部によって駆動される。
スキャナ50は、原稿の画像を光学的に読み取って電気信号に変換する(原稿の画像データを読み取る)。すなわち、光学走査系の露光ランプ51によって原稿の画像面を照明し、その画像面からの反射光像を第1,第2,第3ミラー52,55,56およびレンズ53を介してCCDイメージセンサ54の受光面に結像させ、そのCCDイメージセンサ54によって電気信号に変換する。
このとき、レンズ53およびCCDイメージセンサ54を図4で左右方向に移動させることにより、原稿の給送方向の画像読み取り倍率が変わる。つまり、予め指定(設定)されたコピー倍率に対応してレンズ53およびCCDイメージセンサ54の左右方向の位置が設定される。
書込ユニット57は、レーザ出力ユニット58,結像レンズ59,ミラー60で構成され、レーザ出力ユニット58の内部にはレーザ光源であるレーザダイオードおよびモータによって高速で定速回転するポリゴンミラー(回転多面鏡)を備えている。そして、レーザ出力ユニット58より照射されるレーザビームは、定速回転するポリゴンミラーで偏向され、結像レンズ59を通り、ミラー60で折り返され、感光体ドラム15の帯電面に集光されて結像される。
すなわち、ポリゴンミラーで偏向されたレーザビームは感光体ドラム15が回転する方向と直交する方向(主走査方向)に露光走査され、画像データのライン単位の書き込みを行う。感光体ドラム15の回転速度と走査密度(記録密度)に対応する所定の周期で主走査を繰り返すことにより、感光体ドラム15の帯電面に静電潜像(静電画像)が形成される。
なお、感光体ドラム15上を走査する直前のレーザビームは図示しない同期検知センサによって検知される。そして、レーザ書込制御部が同期検知センサから出力される主走査同期信号を用い、1走査毎にレーザダイオードの点灯開始タイミングおよび画像データの入出力を行うための制御信号の生成を行う。
次に、プロセスカートリッジ(感光体ユニット)について、図25を参照して詳細に説明する。
図25は、プロセスカートリッジの詳細例を示す断面図である。
このプロセスカートリッジは、感光体ドラム15,帯電ローラ(帯電器)801,現像ユニット19,およびクリーニングユニット810を一体に結合したものであり、画像形成装置100の本体に対して着脱可能な構成にしている。
このプロセスカートリッジにおいて、トナーカートリッジ900から現像ユニット19へのトナー搬送は、図示しないエアーポンプによって行われる。また、図示しない光学センサが図示しない搬送用ノズルに組み込まれているが、その光学センサによってトナーニアーエンド検知も行なわれるようになっている。
トナーカートリッジ900から現像ユニット19へと搬送されたトナーは、2本の搬送スクリュー802,803によって現像剤と攪拌され、現像ローラ804へと搬送される。現像ローラ804上の剤は、現像ドクタブレード805により、付着量が規制され、感光体ドラム15上に供給される。また、現像ユニット19の手前側にはTセンサ(トナー濃度センサ)806が設けられており、それによって剤中トナー濃度が検知され、トナー濃度制御が行われるようになっている。
感光体ドラム15への帯電は、帯電ローラ801にて行なわれる。この帯電ローラ801は感光体ドラム15と逆方向に回転することにより、そのドラム面への均一な電荷を可能にしている。
また,帯電ローラ801の上側には、この帯電ローラ801と常設した状態で帯電クリーニングローラ807が取り付けられており、帯電ローラ801のクリーニングを行なうことができる。
感光体ドラム15上の未転写トナーは、クリーニングユニット810において、クリーニングブレード811とクリーニングブラッシ812にて回収される。クリーニングブレード811は、感光体ドラム15の回転方向に対してカウンタ方向に取り付けられて、感光体ドラム15と常設している。クリーニングブラッシ812は、感光体ドラム15と逆方向に回転するようになっており、クリーニングブレード811と併せて未転写トナーを回収し、廃トナー搬送コイル813側へと送ることができる。廃トナーは、廃トナー搬送コイル813により、図示しない廃トナー排出口まで搬送されて、図示しない廃トナーボトルにより回収される。
現像ユニット19には、メモリタブ1000が設けられている。
そのメモリタブ1000には、不揮発性メモリ(不揮発性記憶手段)が搭載されており、プロセスカートリッジの制御に必要な情報(後述する)や、カートリッジID,製造年月日,使用開始年月日,リサイクル回数,コピー枚数,現在の年月日等が記憶されている。
なお、不揮発性メモリを搭載したメモリタブの代わりに、ICチップを搭載した接触型のメモリタブ、非接触型ICチップを搭載したメモリタブ、あるいは非接触型ICカードを設けてもよい。
次に、図3に示した画像形成装置100の制御部の物理的構成について説明する。図5はその一例を示すブロック図である。
図5に示すように、画像形成装置100は、コントローラボード200,HDD(ハードディスクドライブ)201,NV−RAM(不揮発性RAM)202,PI(パーソナルインタフェース)ボード203,PHY(物理メディアインタフェース)204,操作パネル205,プロッタ/スキャナエンジンボード206,電源ユニット207,フィニッシャ208,ADF209,給紙バンク210,その他周辺機211を備えている。これらのユニットは、それぞれがこの画像形成装置100におけるハードウェア資源である。
ここで、コントローラボード200は制御手段に該当し、後述するCPU68,ROM69,RAM70等を備え、PCI−BUS(Peripheral Components Interconnect-Bus)212を介して各機能を制御している。また、HDD201は、記憶手段に該当する。また、NV−RAM202は、記憶手段に該当する不揮発性メモリであって、例えばフラッシュメモリ等が該当する。
また、PIボード203とPHY204は通信手段に該当し、外部との通信を行うためのものであって、例えば通信ボード等が該当する。PIボード203はRS485規格に準拠したインタフェースを備え、ラインアダプタを介して公衆回線に接続している。なお、上述したように、このPIボード203を用いて画像形成装置100と仲介装置101とを接続することも可能である。PHY204は、LANを介して外部装置と通信を行うためのインタフェースである。
ここで、同図中のENGRDYは、エンジン側の各種初期設定が完了して、コントローラボード200とコマンドの送受信の準備ができたことをコントローラボード200側に通知するための信号線である。また、PWRCTLは、エンジンへの電源供給をコントローラボード200側から制御するための信号線である。
また、操作パネル205は、ユーザの操作を受け付ける受付手段(操作手段)、および、画像形成装置の設定状態や動作状態などを表示する表示手段である。
そして、この操作パネル205は、図6に示すように、液晶タッチパネル31,テンキー32,クリア/ストップキー33,プリントキー(スタートキー)34,モードクリアキー35,および初期設定キー36を備えている。ここで、液晶タッチパネル31は、液晶ディスプレイの表面にタッチパネルを備えており、機能キーや部数、装置の状態を示すメッセージ等を表示するユニットである。図7にその表示画面の一例を示す。
この画面において、ユーザが液晶タッチパネル31に表示されたキーにタッチすると、選択された機能を示すキーを黒く反転させる。また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例えば変倍であれは変倍値等)は、ユーザがキーにタッチすると、詳細機能の設定画面を表示する。また、この液晶タッチパネル31には、ドット表示器を使用しており、最適な表示をグラフィカルに行う事が可能である。
図7において左上は、「コピーできます」、「お待ちください」等のメッセージを表示するメッセージエリア、その右は、セットした枚数を表示するコピー枚数表示部、その下は、画像濃度を自動的に調整する自動濃度キー、転写紙を自動的に選択する自動用紙選択キー、倍率を等倍にセットする等倍キー、コピーを一部ずつページ順にそろえる処理を指定するソートキー、コピーをページ毎に仕分けする処理を指定するスタックキー、ソート処理されたものを一部ずつ綴じる処理を指定するステープルキー、拡大/縮小倍率をセットする変倍キー、両面モードを設定する両面キー、とじ代モード等を設定する消去/移動キー、スタンプや日付やページ等の印字を設定する印字キーである。
反転表示中のキーにはハッチングを付している。
次に、図5に示した画像形成装置100のコントローラボード200について説明する。図8は、このコントローラボードの構成を画像データの処理を行う画像処理ユニット(IPU)の一構成例と共に示したブロック図である。
このコントローラボード200は制御手段に該当し、メモリコントローラ65,画像メモリ66,CPU68,ROM69,RAM70,印字イメージデータ発生装置(印字ユニット)74,I/Oポート75,SCSIコントローラ76などを備えている。
CPU68は中央処理装置であり、メモリコントローラ65によって画像メモリ66に対する画像データの書き込みおよび読み出しを行わせたり、スキャナ50および書込ユニット57の制御を行う。
ROM69は読み出し専用のメモリであり、CPU68を動作させるための制御プログラムを含む各種固定データを記憶している。
RAM70は読み書き可能なメモリであり、各種データを一時的に記憶する。
I/Oポート75は、操作パネル205等とのデータの入出力を制御するものである。
印字ユニット74はバスに接続され、例えばページ印字用のキャラクタ(文字)イメージデータおよび任意のスタンプ用イメージデータなどの印字イメージデータを発生する。
また、この画像形成装置100では、原稿面からの反射光像(画像)はCCDイメージセンサ54によって受光され、光電変換されて電気信号となり、更にA/Dコンバータ61によってアナログ値からデジタル値(2値又は多値のデジタル信号)に変換されて量子化される。デジタル値に変換された画像信号は、シェーディング補正部62にてシェーディング補正がなされた後、画像処理部63にてMTF補正およびγ補正等の画像処理がなされる。
なお、シェーディング補正とは、原稿面を照明する露光ランプ51の照明ムラや、CCDイメージセンサ54の感度のバラツキを補正することである。MTF補正とは光学系によるボケを補正することであり、γ補正とはCCDイメージセンサ54の感度の非直線性を補正することである。
画像処理部63からの画像データは、セレクタ64によって送り先が切り替えられ、変倍部71又はコントローラボード200のメモリコントローラ65へ選択的に送出される。このセレクタ64とメモリコントローラ65との間は、双方向に画像信号を入出力可能な構成となっている。
変倍部71では、セレクタ64からの画像信号を予め設定された変倍率(コピー倍率)に合わせて変倍処理(拡大処理又は縮小処理)する。そして、変倍処理された画像信号は、書込ユニット57へ送られる。
なお、印字合成部72,73では、印字ユニット74で発生した印字イメージデータを入力し、その印字イメージデータを画像処理部63又はメモリコントローラ65からの画像データに合成する。
また、この画像処理ユニットは、ネットワークに接続した他の電子装置(外部装置)から送られてくる画像データを図5に示したPIボード203またはPHY204を介して受信し、同様にして処理することもできる。
次に、1ページ分の画像信号および図8に示したセレクタ64における制御信号の発生タイミングについて説明する。図9はこの発生タイミングの一例を示したタイミングチャートである。なお、図9において「/」は信号がローアクティブであることを示す。
図9に示すフレームゲート信号(/FGATE)は、1ページの画像信号の副走査有効範囲(副走査方向の有効期間)を表わしている。
一方、主走査同期信号(/LSYNC)は、1ライン毎の主走査同期信号であり、この信号が立ち上がった後の所定クロック後で画像信号が有効となる。
主走査方向の画像信号が有効であることを示す信号が、/LGATEである。これらの信号は、画素クロックVCLKに同期しており、VCLKの1周期に対し1画素のデータが送られてくる。画像処理部(IPU)は、画像入力、出力それぞれに対して別個の/FGATE、/LSYNC、/LGATE、VCLKの発生機構を有しており、読み取った画像データの直接出力を行う場合などの位相調整等を行うことより、様々な画像入出力の組み合わせが実現可能になる。
次に、図8に示したメモリコントローラ65および画像メモリ66について説明する。図10はこれらの構成例を示すブロック図である。なお、図10においてアドレスバスは図示を省略する。
メモリコントローラ65は、入力データセレクタ81,画像合成部82,1次圧縮/伸長部83,出力データセレクタ84,および2次圧縮/伸長部85を設けている。それらへの制御データの設定はCPU68より行われる。
画像メモリ66は、1次記憶装置86および2次記憶装置87からなる。1次記憶装置86には、画像データ入力時に行うメモリの指定した領域へのデータ書き込み、または画像データ出力時に行うメモリの指定した領域からのデータ読み出しが、それぞれに要求されるデータ転送速度に略同期して行えるように、例えばDRAM等の高速アクセスが可能なメモリを使用する。
また、1次記憶装置86は、処理を行う画像データの大きさにより複数のエリアに分割し、その一つの分割エリアへの画像データの書込処理と、他の分割エリアへの画像データの読込処理を並行して行えるように、メモリコントローラ65との間に書込用と読出用の2組のアドレスバスおよびデータバスからなるインタフェース部を有している。
一方、2次記憶装置87は、スキャナ50や外部装置から入力される画像データを順次蓄積して、これらの画像データの合成,ソーティング,並べ換え等の処理を行うための大容量メモリである。
ところで、2次記憶装置87に1次記憶装置86と同様な高速アクセス可能な記憶媒体(メモリ)を使用すれば、記憶装置の区別なくデータ処理を行えるので、制御が比較的簡単になる。
しかし、DRAM等のメモリは高価なため、2次記憶装置87の代りに安価で大容量の記憶媒体(例えば図5に示したHDD201)を利用して画像データを蓄積するようにするとよい。この場合は、HDD201が画像記憶手段として機能する。そして、そのHDD201へ入出力する画像データの処理は、1次記憶装置86を介して行うようにする。このような構成にすれば、大量の画像データの入出力,保存,加工等の処理が可能な画像形成装置を安価で且つ比較的簡単な構成で実現できる。
次に、このメモリコントローラ65の動作例を説明する。
まず、画像データを入力して画像メモリ66へ保存するときの動作について説明する。
入力データセレクタ81は、スキャナ50又は外部装置から図8に示した画像処理ユニットの各部を介して入力される画像データのうち、画像メモリ66(1次記憶装置86)への書き込みを行う画像データの選択を行う。
そして、選択した画像データを画像合成部82に入力し、必要に応じて、既に画像メモリ66に記憶されている他の画像データと合成する。その後、1次圧縮/伸長部83で圧縮(可変長圧縮)処理を行い、1次記憶装置86に書き込む。さらに、画像データによっては、1次記憶装置86から2次圧縮/伸長部85に入力して更なる圧縮処理を行った後、2次記憶装置87に書き込んで保存する。
続いて、画像データを画像メモリ66から読み出す(出力する)ときの動作について説明する。
出力対象の画像データが1次記憶装置86に記憶されている場合は、その画像データを1次圧縮/伸長部83に読み出して伸長処理を行った後、出力データセレクタ84または画像合成部82に入力する。
画像合成部82では、1次圧縮/伸長部83から入力した伸長後の画像データと、スキャナ50又は外部装置から入力した他の画像データとを位相調整して合成し、合成後の画像データの出力先(出力データセレクタ84,1次圧縮/伸長部83,その両方など)を選択する。
一方、出力データセレクタ84では、伸長後の画像データ、もしくは画像合成部82から入力した合成後の画像データを選択して出力する。
また、出力対象の画像データが1次記憶装置86にではなく2次記憶装置87に記憶されている場合は、その画像データを2次圧縮/伸長部85に読み出して伸長処理を行った後に一旦1次記憶装置86に書き込み、以後上述の出力対象の画像データが1次記憶装置86に記憶されている場合と同様な動作を行う。
次に、図5に示した画像形成装置100(又は110)におけるソフトウェア構成を説明する。
図11は、画像形成装置100のソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
この画像形成装置100のソフトウェア構成は、アプリケーションモジュール層、サービスモジュール層,汎用OS層からなる。そして、これらのソフトウェアを構成するプログラムはHDD201やコントローラボード200上のRAM70に記憶され、必要に応じて読み出されてコントローラボード200上のCPU68によって実行される。そしてCPU68は、これらのプログラムを必要に応じて実行することにより、この発明による各機能(使用不可時間計測手段,使用不可情報通知手段,期間設定手段,時間設定手段,通知要否設定手段,使用不可時間書込手段としての機能)を実現することができる。
アプリケーションモジュール層のソフトウェアは、CPU68を、ハードウェア資源を動作させて所定の機能を実現させる複数のアプリケーション制御手段(処理実行手段)として機能させるためのプログラムによって構成され、サービスモジュール層のソフトウェアは、CPU68を、ハードウェア資源と各アプリケーション制御手段との間に介在し、複数のアプリケーション制御手段からのハードウェア資源に対する動作要求の受付,その動作要求の調停,およびその動作要求に基づく動作の実行制御を行うサービス制御手段(処理実行手段)として機能させるためのプログラムによって構成される。
なお、それらの機能のうち、管理装置102との通信に係わる機能(通信手段としての機能)の実現方法は、画像形成装置100と画像形成装置110とによって異なる。つまり、画像形成装置110の場合は、仲介装置の機能を備えているため、CPU68が対応するプログラムを実行することにより、管理装置102との通信に係わる機能を実現することができる。画像形成装置100の場合には、CPU68が対応するプログラムを実行すると共に、仲介装置101を利用することにより、管理装置102との通信に係わる機能を実現することができる。
また、画像形成装置100は、スキャナエンジンおよびプロッタエンジンを含むエンジンユニット内にセンサ等からなる事象検出手段(使用不可要因検出手段を含む)を備えている。この事象検出手段により、当該装置が使用できない使用不可(ダウン)要因等の事象を検出できる。
サービスモジュール層には、オペレーションコントロールサービス(OCS)300、エンジンコントロールサービス(ECS)301、メモリコントロールサービス(MCS)302、ネットワークコントロールサービス(NCS)303、ファクスコントロールサービス(FCS)304、システムコントロールサービス(SCS)306、システムリソースマネージャ(SRM)307、イメージメモリハンドラ(IMH)308、デリバリーコントロールサービス(DCS)316、ユーザコントロールサービス(UCS)317を実装している。また、アプリケーションモジュール層には、NRSアプリ(以下単に「NRS」という)305、CSSアプリ(以下単に「CSS」という)315、コピーアプリ309、ファクスアプリ310、プリンタアプリ311、スキャナアプリ312、ネットファイルアプリ313、ウェブアプリ314を実装している。更に、汎用OS層には、汎用OS320を実装している。
これらを更に詳述する。
OCS300は、操作パネル205を制御するモジュールである。
ECS301は、ハードウェアリソース等のエンジンユニットを制御するモジュールである。
MCS302は、メモリ制御をするモジュールであり、例えば、画像メモリの取得および開放、HDD201の利用等を行う。
NCS303は、ネットワークとアプリケーションモジュール層の各アプリケーションプログラムとの仲介処理を行わせるモジュールである。
FCS304は、ファクシミリ送受信、ファクシミリ読み取り、ファクシミリ受信印刷等を行うモジュールである。
SCS306は、コマンドの内容に応じたアプリケーションモジュール層の各アプリケーションプログラムの起動管理および終了管理を行うモジュールである。
SRM307は、システムの制御およびリソースの管理を行うモジュールである。
IMH308は、一時的に画像データを入れておくメモリを管理するモジュールである。
DCS316は、HDD201やコントローラボード200上のメモリに記憶している(する)画像ファイル等をSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)やFTP(File Transfer Protocol)を用いて送受信するモジュールである。
UCS317は、ユーザ(機器利用者)が登録した宛先情報や宛名情報等のユーザ情報を管理するモジュールである。
NRS305は、インタネットを介してデータを送受信する際のデータの変換を行うなど、インタネットを介した遠隔管理に関する機能(管理装置102との通信に係わる機能)をまとめたモジュールである。
CSS315は、公衆回線を介してデータを送受信する際のデータの変換を行うなど、公衆回線を介した遠隔管理に関する機能(管理装置102との通信に係わる機能)をまとめたモジュールである。
コピーアプリ309は、コピーサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
ファクスアプリ310は、ファクスサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
プリンタアプリ311は、プリンタサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
スキャナアプリ312は、スキャナサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
ネットファイルアプリ313は、ネットファイルサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
ウェブアプリ314は、ウェブサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
汎用OS320は、UNIX(登録商標),Linux(登録商標),Windows(登録商標)等のオペレーティングシステムを使用することができる。オペレーティングシステムは、サービスモジュール層やアプリケーションモジュール層のプログラムなどを実行させる処理を司る。ここで、UNIXやLinuxを用いれば、オープンソースゆえの安全性が担保され、ソースコード入手の容易性などの利点がある。
次に、上述した画像形成装置100のソフトウェアの構成に含まれるNRSモジュールの内部構成を図12を用いて更に説明する。
図12は、NRSモジュールの構成の一例を示す機能ブロック図である。同図に示すように、NRS305は、SCS306とNCS303との間で処理を行なっている。ウェブサーバ機能部500は、外部から受信した要求に関する応答処理を行う。ここでの要求は、例えば、構造化言語であるXML(Extensible Markup Language)形式で記載された、SOAP(Simple Object Access Protocol)によるSOAPリクエストであることが考えられる。ウェブクライアント機能部501は、外部への要求を発行する処理を行う。libsoap502は、SOAPを処理するライブラリであり、libxml503は、XML形式で記載されたデータを処理するライブラリである。また、libgwww504は、HTTPを処理するライブラリであり、libgw_ncs505は、NCS303との間の処理をするライブラリである。
続いて、図3に示した管理装置102について説明する。図13は、管理装置の概略構成例を示すブロック図である。
この管理装置102は、モデム601,通信端末602,プロキシ(Proxy)サーバ603,操作者端末604,データベース605,制御装置606等からなる。
モデム601は、公衆回線を介して機器利用者側(例えば画像形成装置を利用しているユーザ先)の仲介装置101(又は画像形成装置110)と通信を司るものであり、送受信するデータを変復調する。このモデム601と後述する通信端末602により通信手段としての機能を果たす。
通信端末602は、モデム601による通信を制御するものである。
公衆回線を介してラインアダプタや仲介装置101とのデータの送受信を行う。
プロキシサーバ603は、インタネット103を介して機器利用者側の仲介装置101との通信(データ送受信)およびセキュリティ管理を行う。このプロキシサーバ603も、通信手段としての機能を果たす。
操作者端末604は、サービスセンタの管理者であるセンタオペレータが操作する端末であり、各種データの入力をオペレータによるキーボードやポインティングデバイス(マウス等)等の入力部上の操作により受け付けたり、センタオペレータに通知すべき情報を表示部に表示したりする。入力されるデータとしては、例えば、各機器利用者側の仲介装置101又は画像形成装置110が管理装置102へ通信する際に使用するIPアドレスや発呼先電話番号等の顧客情報がある。
データベース605は、図示しないサーバのハードディスク装置等の記憶装置に存在し、各機器利用者側の仲介装置101および画像形成装置110のIPアドレスや電話番号、それらの装置から受信したデータ(情報)、操作者端末604から入力されたデータ、機種データベースや顧客データベース、およびこの発明に係るプログラム等の各種データを記憶する。
制御装置606は、図示しないCPU,ROM,RAM等からなるマイクロコンピュータを備えており、管理装置102全体を統括的に制御する。そのCPUが、上記プログラムを必要に応じて実行すると共に、モデム601,通信端末602,プロキシサーバ603,操作者端末604,又はデータベース605を利用することにより、各種機能を実現することができる。
上述した構成を踏まえて、図3の画像形成装置管理システムで行われるデータ送受信の際の通信シーケンスの一例について説明する。なお、以下に示すSCS306およびNRS305による処理は、実際にはCPUがそれらのプログラムに従って動作することによって実行するが、説明の都合上、それらのプログラムが処理を実行するものとする。以後も、プログラムが何らかの処理を行うものとして説明を行う場合には、同様とする。
図14は、図3に示した管理装置102,仲介装置101,および画像形成装置100間で行われるデータ送受信の際の通信シーケンスの一例を示す図である。
この例においては、まず、仲介装置101は、インタネット103経由で管理装置102に対してポーリング(送信要求があるかどうかの問い合わせ)を行う(S601)。つまり、自己の識別情報である識別子を付加したポーリング用のSOAPメッセージを生成し(ポーリング情報を構造化言語形式であるXML形式に変換し)、そのSOAPメッセージに基づいてHTTPメッセージ(SOAPメッセージを含むHTTPメッセージ)を生成し、それをインタネット103経由で管理装置102へ送信する。図3に示したように、仲介装置101と管理装置102との間にはファイアウォール104を設けているため、管理装置102から仲介装置101に向けて通信セッションを張ることができないので、管理装置102から仲介装置101(あるいは仲介装置101を介して画像形成装置100)に要求を送信したい場合でも、このように仲介装置101からのポーリングを待つ必要があるのである。
管理装置102は、仲介装置101から上記HTTPメッセージ(HTTPリクエスト)を受信すると、課金カウンタ(カウンタ情報)取得要求を示す情報のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージ(HTTPレスポンス)を生成し、それをインタネット103経由で該当する仲介装置101(受信したSOAPメッセージの送信元)へ、ポーリングに対する応答として送信する(S602)。このとき、受信したHTTPメッセージ内のSOAPメッセージに付加された識別子に基づいて該当する仲介装置101を認識する。このように、ファイアウォール104の内側からの通信(HTTPリクエスト)に対する応答(HTTPレスポンス)であれば、ファイアウォールの外側から内側に対してデータを送信することができる。
仲介装置101は、管理装置102から上記HTTPメッセージを受信すると、そのHTTPメッセージに基づいて課金カウンタ取得要求を示す情報のSOAPメッセージを生成し、それをLAN経由で自己に接続されている画像形成装置100のNRS305へ送信する(S603)。
NRS305は、仲介装置101から受信したSOAPメッセージに記述されている課金カウンタ取得要求をSCS306へ通知する(S604)。
SCS306は、NRS305から課金カウンタ取得要求の通知を受けると、NV−RAM202(又はHDD201)に格納されている課金カウンタのデータを読み取る(S605)。そして、その読み取った課金カウンタのデータ(応答データ)をNRS305へ引き渡す(S606)。
NRS305は、SCS306から課金カウンタのデータ(カウンタ値を示すカウンタ情報)を受け取る(取得する)と、そのデータのSOAPメッセージを生成し(受け取ったデータを構造化言語形式であるXML形式に変換し)、それをLAN経由で仲介装置101へ送信する(S607)。
仲介装置101は、NRS305から課金カウンタのデータのSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージに基づいてHTTPメッセージを生成し、それをインタネット103経由で管理装置102へ送信する(S608)。
このように、上記通信シーケンスにより、データの送受信が行われる。
次に、上記図14と異なり、画像形成装置100から仲介装置101を経て管理装置102へデータを送信する場合の通信シーケンスの一例について説明する。
図15は、画像形成装置100から管理装置102へデータを送信する場合の通信シーケンスの一例を示す図である。
この例においては、まず、OCS300は、操作パネル205上の図示しないユーザコールキーが押下された旨をSCS306へ通知する(S701)。
SCS306は、OCS300からユーザコールキーが押下された旨の通知を受けると、ユーザコール要求をNRS305へ通知する(S702)。
NRS305は、SCS306からユーザコール要求の通知を受けると、ユーザコールを知らせるユーザコール情報のSOAPメッセージを生成し、それをLAN経由で仲介装置101へ送信する(S703)。
仲介装置101は、NRS305からユーザコール情報のSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージに自己の識別情報である識別子を付加し、更にそのSOAPメッセージに基づいてHTTPメッセージを生成し、インタネット103経由で管理装置102に対してユーザコールを行う。つまり、自己の識別子を付加したユーザコール情報のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージをインタネット103経由で管理装置102へ通報する(S704)。この場合には、ファイアウォール104の内側から外側に向けての送信であるので、仲介装置101が自ら管理装置102に向けてセッションを張ってデータを送信することができる。
ここで、ステップS704の処理後のパターンを以下の(A)から(C)に分けて説明する。
まず、(A)において、管理装置102は、ユーザ先の仲介装置101からユーザコール情報のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを受信し、その受信が正常に終了した場合には、その旨(ユーザコールが成功した旨)のコール結果を、正常に終了しなかった(異常に終了した)場合には、その旨(ユーザコールが失敗した旨)のコール結果を示す情報のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを生成し、それを応答としてインタネット103経由で通報元の仲介装置101へ送信する(S705)。
仲介装置101は、管理装置102からコール結果を示す情報のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを受信すると、そのHTTPメッセージに基づいてコール結果を示す情報のSOAPメッセージを生成し、それをLAN経由でユーザコールキーが押下された画像形成装置100のNRS305へ送信する(S706)。
NRS305は、仲介装置101からコール結果を示す情報のSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージが示すコール結果を解釈(判定)し、それをSCS306へ通知する(S707)。
SCS306は、コール結果を受け取ると、それをOCS300へ引き渡す。
OCS300は、SCS306からコール結果を受け取ると、その内容つまりユーザコールが成功したか失敗したかを示すメッセージを操作パネル205上に表示する(S708)。
次に(B)において、仲介装置101は、規定時間(予め設定された所定時間)が経っても管理装置102から応答がないと判断した場合には、ユーザコールが失敗した旨のコール結果を示す情報のSOAPメッセージを生成し、それをNRS305へ送信する(S709)。
NRS305は、失敗した旨のコール結果を示す情報のSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージに記述されている失敗した旨のコール結果を解釈し、それをSCS306へ通知する(S710)。
SCS306は、NRS305からコール結果を受け取ると、それをOCS300へ引き渡す。
OCS300は、SCS306からコール結果を受け取ると、その内容つまりユーザコールが失敗した旨を示すメッセージを操作パネル205上の文字表示器に表示する(S711)。
次に(C)において、NRS305は、規定時間が経っても仲介装置101から応答がないと判断した場合には、ユーザコールが失敗した旨のコール結果をSCS306へ通知する(S712)。
SCS306は、NRS305からコール結果を受け取ると、それをOCS300へ引き渡す。
OCS300は、SCS306からコール結果を受け取ると、その内容つまりユーザコールが失敗した旨を示すメッセージを操作パネル205上の文字表示器に表示する(S713)。
なお、ここでは管理装置102からファイアウォール104を越えて仲介装置101(あるいは仲介装置101を介して画像形成装置100)にデータを送信するために、仲介装置101からのHTTPリクエストに対するレスポンスという形で送信を行う例について説明したが、ファイアウォール104を越える手段はこれに限られるものではなく、例えば、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)を利用して、送信したいデータを記載あるいは添付したメールを管理装置102から仲介装置101に送信することも考えられる。ただし、信頼性の面ではHTTPが優れている。
ここで、画像形成装置100は、プロッタエンジンや操作パネル205を含む各ハードウェア資源を制御するCPUが、その各ハードウェア資源の状態を監視し、いずれかのハードウェア資源で使用不可要因等の所定の事象が発生した場合、その事象を検出し、その事象のタイプによって異なる処理を行う。よって、事象のタイプを判定するための基準となる情報が必要であり、図16の例は事象(異常)のタイプを判定するための基準となる情報(基準情報)の一例を示すテーブルのデータ構造を示している。ここで、「SC(サービスマンコール)」は「異常」に相当するものである。同図に示すように、検出されたSCによってタイプが判定される。そこで、それぞれのタイプについて説明する。
「タイプA」は、操作パネル205にSC表示を行って使用禁止(使用不可)とするもののうち、ユーザ(機器利用者)が解除できないものであり、管理装置102からの「SCリセット」もできないものである。例えば、定着系のSCなどである。
「タイプB」は、異常が検出(検知)された特定の機能のみが使用できないSCである。通常使用時には操作パネル205上にSC表示を行わないが、異常が検出されている機能を選択した時だけ、その操作パネル205にSC表示を行う。例えば、両面ユニット異常時に両面モードを選択した場合が該当する。
「タイプC」は、SC発生時にも操作パネル205への表示は行わず、内部的にSCの発生のロギングのみを行うものである。例えば、通信が不能になった場合が該当する。
また、「タイプD」は、操作パネル205上にSC表示を行って使用禁止とするが、主電源(電源ユニット207)のOFF/ON(一旦OFFにし、再びONにする操作)あるいはソフト電源キーの操作によってSCを解除するものである。主電源ON(電源投入)後に再度SCを検出して、見かけ上解除されない場合もある。例えば、モータ異常がそれに該当する。上記判定の基準情報は、上述したNV−RAM202(又はHDD201)の所定の格納領域に格納されていることが考えられる。なお、スキャナエンジンのSC,プロッタエンジンのSCのように、ユニット別の事象もタイプの異なる事象として扱うものとする。
次に、上述した画像形成装置100および画像形成装置管理システムにおける実施形態、つまりこの発明の特徴となる動作(画像形成装置100による使用不可要因発生時の制御)について、図17〜図25を参照して具体的に説明する。なお、画像形成装置110でも、この発明の特徴となる動作を行うが、画像形成装置100と同様なので、ここでは説明を省略する。
この画像形成装置100には、上述したように、公衆回線に対応した通信手段とインタネット通信に対応した通信手段の双方を設けている。
そして、画像形成装置100は、仲介装置101および公衆回線を介して管理装置102と通信するCSS方式、あるいは仲介装置101およびインタネット103を介して管理装置102と通信するNRS方式を選択できる。画像形成装置110は、仲介装置101の機能を備えているため、同様の選択を行える。
ここで、画像形成装置100および画像形成装置110は、予め設定されたダウンタイム計測期間(所定期間)内に、自己のエンジンユニット等のハードウェア資源で使用不可要因が発生すると、その発生によって当該装置が使用できない間の使用不可時間であるダウンタイムを計測し、その計測時間が予め設定されたダウンタイム通報しきい値(所定時間)に達した場合に、その旨を管理装置102へ通報(通知)するためのプログラムとして、上記のCSS方式に対応するCSS315と、上記のNRS方式に対応するNRS305とを設けている。
以下、説明の都合上、画像形成装置100がNRS305を使用する場合のこの発明の特徴となる動作について説明する。なお、画像形成装置100がCSS315を使用することによってもこの発明の特徴となる動作を行うことができる。また、画像形成装置110がNRS305又はCSS315を使用することによってもこの発明の特徴となる動作を行うことができる。
図17は、画像形成装置100(又は110)に備えているNV−RAM202(又はHDD201)もしくはメモリタブ100内の不揮発性メモリ上に予め用意(記憶)されているこの発明に係わるデータテーブルの内容の一例を示す説明図である。この実施形態では、画像形成装置100(又は110)に、使用不可要因として、原稿ジャム,転写紙ジャム,トナーエンド(他のサプライエンドでもよい),装置の故障の4要因があるものとしている。そして、このNV−RAM202上には、原稿ジャム状態フラグ,転写紙ジャム状態フラグ,トナーエンド状態フラグ,故障状態フラグ,機器ダウン中フラグを用意してあり、それらはいずれも最初は“0(初期値)”にリセットされている。また、4要因に対応して図17に示すようなデータテーブルを図5のNV−RAM202(又はHDD201)もしくはメモリタブ1000内の不揮発性メモリ上に予め用意してある。
画像形成装置100のコントローラボード200上のCPU68は、ダウンタイムの計測(検知)を実施する際には、操作パネル205あるいは管理装置102からの要求により、図17のAのダウンタイム計測期間(所定期間)を0:「計測せず」,1:「1日」,2:「1週間」,3:「1ヶ月」のいずれかに設定し、更にBのダウンタイム計測開始日時を設定する。設定可能なダウンタイム測定期間は、1:「1日」,2:「1週間」,3:「1ヶ月」のいずれかであり、それぞれのダウンタイム計測期間の設定毎に異なるダウンタイム計測開始日時を設定できる。つまり、Aのダウンタイム計測期間が1:「1日」に設定された場合には、0時〜23時のいずれかを設定できる。ダウンタイム計測期間が2:「1週間」に設定された場合には、1(月)〜7(日)のいずれかを設定できる。ダウンタイム計測期間が3:「1ヶ月」に設定された場合には、1日〜31日のいずれかを設定できる。
図18〜図24は、画像形成装置100(又は110)によるこの発明に係わる処理の一例を示すフローチャートである。そのうち、図18,図19は状態判定処理を、図20は原稿ジャムによるダウンタイム計測処理を、図21は転写紙ジャムによるダウンタイム計測処理を、図22はトナーエンドによるダウンタイム計測処理を、図23は故障によるダウンタイム計測処理を、図24はダウンタイム通報処理をそれぞれ示すフローチャートである。
画像形成装置100は、図示しないインタバルタイマにて1分経過する毎に図18,図19の状態判定処理のルーチンを開始し、まずステップS1で図17のAのダウンタイム計測期間の設定内容をチェックし、0:「計測せず」が設定されていると判定すればそのまま処理を終了する。
ダウンタイム計測期間が1:「1日」,2:「1週間」,3:「1ヶ月」のいずれかに設定されている場合には、ステップS2で現在時刻(図示しないリッアルタイムクロック回路等の内部時計の時刻)とHのダウンタイム計測最終日時(前回の処理日時)との期間内にABのダウンタイム計測期間,ダウンタイム計測開始日時の設定にて設定した時刻(時),曜日,又は月日(日)に達したか否かをチェックし、達していないと判定すれば(又は前回の処理時に既に達していると判定すれば)そのまま、達していると判定すればステップS3で図17のC,D,E,F,Gのダウンタイムを「0」にリセットした後、ステップS4でNV−RAM202上の機器ダウン中フラグを“0”にリセットする。
次に、ステップS5以降で当該装置(機器)の状態をチェックし、そのチェック結果に応じた処理を行う。
すなわち、まずステップS5で当該装置が原稿ジャム状態であるか否かをチェックし、原稿ジャム状態でないと判定すればステップS6で原稿ジャム状態フラグを“0”にリセットし、すぐにステップS7へ移行する。原稿ジャム状態であると判定すれば、ステップS9で原稿ジャム状態フラグをチェックし、その原稿ジャム状態フラグが“0”にリセットされていると判定すればステップS10でその原稿ジャム状態フラグを“1”にセットした後、ステップS7へ移行する。
ステップS9で原稿ジャム状態フラグが“1”にセットされていると判定した場合には、その状態が前回チェック時から(1分間)継続しているものとみなし、図20の原稿ジャムによるダウンタイム計測処理へ移行する。
この原稿ジャムによるダウンタイム計測処理では、ステップS23で図17のMのダウンタイム計測フラグ(原稿ジャム)をチェックし、そのダウンタイム計測フラグが“0(計測対象としない)”にリセットされていると判定すれば原稿ジャムによるダウンタイム計測処理を実施せず、そのまま図18のステップS7へ移行する。ダウンタイム計測フラグ(原稿ジャム)が“1(計測対象とする)”にセットされていると判定すれば、ステップS24で図17のDの原稿ジャムによるダウンタイム値に「1(分)」を加算し、ステップS25で後述するトータルダウンタイム計測処理を実施するために機器ダウン中フラグを“1”にセットした後、図18のステップS7へ移行する。
そのステップS7では、当該装置が転写紙ジャム状態であるか否かをチェックする。そして、転写紙ジャム状態でないと判定すればステップS8で転写紙ジャム状態フラグを“0”にリセットし、すぐに図19のステップS13へ移行する。転写紙ジャム状態であると判定すれば、ステップS11で転写紙ジャム状態フラグをチェックし、その転写紙ジャム状態フラグが“0”にリセットされていると判定すればステップS12でその転写紙ジャム状態フラグを“1”にセットした後、図19のステップS13へ移行する。
ステップS11で転写紙ジャム状態フラグが“1”にセットされていると判定した場合には、その状態が前回チェック時から(1分間)継続しているものとみなし、図21の転写紙ジャムによるダウンタイム計測処理へ移行する。
この転写紙ジャムによるダウンタイム計測処理では、ステップS26で図17のNのダウンタイム計測フラグ(転写紙ジャム)をチェックし、そのダウンタイム計測フラグが“0(計測対象としない)”にリセットされていると判定すれば転写紙ジャムによるダウンタイム計測処理を実施せず、そのまま図19のステップS13へ移行する。ダウンタイム計測フラグ(転写紙ジャム)が“1(計測対象とする)”にセットされていると判定すれば、ステップS27で図17のEの転写紙ジャムによるダウンタイム値に「1(分)」を加算し、ステップS28で機器ダウン中フラグを“1”にセットした後、図19のステップS13へ移行する。
そのステップS13では、当該装置がトナーエンド状態であるか否かをチェックする。そして、トナーエンド状態でないと判定すればステップS14でトナーエンド状態フラグを“0”にリセットし、すぐにステップS15へ移行する。トナーエンド状態であると判定すれば、ステップS19でトナーエンド状態フラグをチェックし、そのトナーエンド状態フラグが“0”にリセットされていると判定すればステップS20でそのトナーエンド状態フラグを“1”にセットした後、ステップS15へ移行する。
ステップS19でトナーエンド状態フラグが“1”にセットされていると判定した場合には、その状態が前回チェック時から(1分間)継続しているものとみなし、図22のトナーエンドによるダウンタイム計測処理へ移行する。
このトナーエンドによるダウンタイム計測処理では、ステップS29で図17のOのダウンタイム計測フラグ(トナーエンド)をチェックし、そのダウンタイム計測フラグが“0(計測対象としない)”にリセットされていると判定すればトナーエンドによるダウンタイム計測処理を実施せず、そのままステップS15へ移行する。ダウンタイム計測フラグ(トナーエンド)が“1(計測対象とする)”にセットされていると判定すれば、ステップS30で図17のFのトナーエンドによるダウンタイム値に「1(分)」を加算し、ステップS31で機器ダウン中フラグを“1”にセットした後、図19のステップS15へ移行する。
そのステップS15では、当該装置が故障状態であるか否かをチェックする。そして、故障状態でないと判定すればステップS16で故障状態フラグを“0”にリセットし、すぐにステップS17へ移行する。故障状態であると判定すれば、ステップS21で故障状態フラグをチェックし、その故障状態フラグが“0”にリセットされていると判定すればステップS22でその故障状態フラグを“1”にセットした後、ステップS17へ移行する。
ステップS21で故障状態フラグが“1”にセットされていると判定した場合には、その状態が前回チェック時から(1分間)継続しているものとみなし、図23の故障によるダウンタイム計測処理へ移行する。
この故障によるダウンタイム計測処理では、ステップS32で図17のPのダウンタイム計測フラグ(故障)をチェックし、そのダウンタイム計測フラグが“0(計測対象としない)”にリセットされていると判定すれば故障によるダウンタイム計測処理を実施せず、そのままステップS17へ移行する。ダウンタイム計測フラグ(故障)が“1(計測対象とする)”にセットされていると判定すれば、ステップS33で図17のGの故障によるダウンタイム値に「1(分)」を加算し、ステップS34で機器ダウン中フラグを“1”にセットした後、図19のステップS17へ移行する。
そのステップS17では、機器ダウン中フラグをチェックする。そして、その機器ダウン中フラグが“0”にリセットされていると判定した場合には、ステップS18で現在時刻(現在日時)を図17のHのダウンタイム計測最終日時としてセットし、処理を終了する。
機器ダウン中フラグが“1”にセットされていると判定した場合には、図24のダウンタイム通報処理へ移行する。
このダウンタイム通報処理では、ステップS35で原稿ジャム,転写紙ジャム,トナーエンド,故障の各使用不可要因のいずれかによるトータルダウンタイム計測処理を行う。つまり、図17のCのダウンタイムトータル値に「1(分)」を加算する。そして、ステップS36〜S39でそのダウンタイムトータル値を図17のI,J,K,Lの各ダウンタイム通報しきい値(所定値)1,2,3,4と比較し、そのいずれかに一致する(到達した)と判定した場合に、ステップS40でその旨を示すダウンタイムアラームコール情報を仲介装置101およびインタネット103経由で管理装置102へ通報した(ダウンタイムアラームコールを実行した)後、図19のステップS18へ移行し、そこで現在時刻を図17のHのダウンタイム計測最終日時としてセットし、処理を終了する。
なお、図17のI,J,K,Lの各ダウンタイム通報しきい値1,2,3,4はそれぞれ、操作パネル205あるいは管理装置102からの要求により、変更可能に設定することができる。また、図17のM,N,O,Pの各ダウンタイム計測フラグ(原稿ジャム,転写紙ジャム,トナーエンド,故障の各使用不可要因で発生したダウンタイムに対応するフラグ)もそれぞれ、操作パネル205あるいは管理装置102からの要求により、変更可能に設定(セット/リセット)することができる。この設定により、原稿ジャム,転写紙ジャム,トナーエンド,又は故障によるダウンタイム計測処理を行うか否か、つまり原稿ジャム,転写紙ジャム,トナーエンド,又は故障によるダウンタイム値のダウンタイム通報しきい値への到達によるダウンタイムアラームコールを行うか否かを選択的に設定することができる。
このように、この実施例によれば、以下の(1)〜(5)に示す作用効果を得ることができる。
(1)画像形成装置100のCPU68が、予め設定されたダウンタイム計測期間(所定期間)内に、使用不可要因(ダウン要因)を検出した場合に、その使用不可要因の発生によって当該装置が使用できない間のダウンタイム(使用不可時間)を計測し、その計測時間が予め設定された複数のダウンタイム通報しきい値のいずれかに達する(一致する)毎に、その旨をベンダー側の管理装置102へ通報することにより、契約ダウンタイムの超過によるペナルティが発生する前にベンダおよびサービスによる対応を取ることが可能になり、ダウンタイムを低減することができる。ダウンタイム通報しきい値は1つだけ設定してもよく、上記計測時間がそのダウンタイム通報しきい値に達した場合に、その旨をベンダー側の管理装置102へ通報(ダウンタイムアラームコール)することもできる。
(2)ユーザ毎にダウンタイム計測期間又はダウンタイム通報しきい値の契約が異なることが考えられるため、画像形成装置100のCPU68が、操作パネル205あるいは管理装置102からの要求により、ダウンタイム計測期間又はダウンタイム通報しきい値を変更可能に設定することにより、ユーザ毎の契約に応じたダウンタイムアラームコール(ダウンタイム通報)機能の運用を可能にすることができる。
(3)画像形成装置100のCPU68が、ダウンタイムを使用不可要因の種類別に計測することにより、ダウンタイムアラームコール発生の主要因を判別することが可能になる。つまり、ダウンタイムアラームコール発生の要因に応じてベンダが取る措置は異なることが容易に想像できるため、例えばダウンタイムアラームコール発生の主要因がトナーエンド(サプライエンド)によるダウンタイムのダウンタイム通報しきい値への到達であることを判別できれば、直ちにトナーボトルを発注でき、ダウンタイムアラームコール発生の主要因が機械の故障によるダウンタイムのダウンタイム通報しきい値への到達であることを判別できれば、直ちにCE(サービスエンジニア)を現場に派遣するなどの措置を行える。
(4)ユーザによっては特定の使用不可要因をダウンタイム計測の要因に含めないという可能性がある(例えばトナーエンドによるダウンタイムは除くという運用や機械の故障のみをダウンタイムとして判定するという運用が考えられる)ため、画像形成装置100のCPU68が、操作パネル205あるいは管理装置102からの要求により、原稿ジャム,転写紙ジャム,トナーエンド,又は故障によるダウンタイム計測処理を行うか否か、つまり原稿ジャム,転写紙ジャム,トナーエンド,又は故障によるダウンタイム値のダウンタイム通報しきい値への到達によるダウンタイムアラームコールを行うか否かを選択的(個別)に設定することにより、多様な契約に応じた運用を可能にすることができる。
(5)プロセスカートリッジを持つような構成の画像形成装置100の場合、プロセスカートリッジの特性に応じてダウンタイムの発生頻度が異なる可能性がありえる。そのため、プロセスカートリッジを交換した場合には、ダウンタイム計測の統計情報をリセットできたほうが好ましい。また、プロセスカートリッジ毎の異常発生状況を事後に容易に得ることが望ましい。そこで、画像形成装置100のCPU68が、ダウンタイム計測時間をプロセスカートリッジが保持するデータとして管理することにより、プロセスカートリッジの異常発生解析を容易に行え、また画像形成装置100のダウンタイム計測時間をプロセスカートリッジ交換時にリセットすることもできる。さらに、プロセスカートリッジ毎の異常発生状況を事後に容易に知ることもできる。
なお、この発明による電子装置の例として画像形成装置100又は110について説明したが、この発明はこれらに限られるものではなく、ネットワーク家電,自動販売機,医療機器,電源装置,空調システム,ガス・水道・電気等の計量システムやコンピュータ等の各種電子装置に適用可能である。また、これらの電子装置を被管理装置とした場合にも、遠隔管理システムを上述した場合と同様に動作させることができる。さらに、電子装置の遠隔管理システムについても、電子装置,仲介装置,管理装置の構成およびこれらの接続形式は、以上の実施形態に限られるものではない。
また、この発明によるプログラムは、上述の電子装置を制御するコンピュータに、この発明による各種機能(使用不可時間計測手段,使用不可情報通知手段,期間設定手段,時間設定手段,通知要否設定手段としての機能)を実現させるためのプログラムであり、このようなプログラムをコンピュータに実行させることにより、上述したような効果を得ることができる。
このようなプログラムは、はじめからコンピュータに備えるROMあるいはHDD等の記憶手段に格納しておいてもよいが、記録媒体であるCD−ROMあるいはフレキシブルディスク,SRAM,EEPROM,メモリカード等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することもできる。そのメモリに記録されたプログラムをコンピュータにインストールしてCPUに実行させるか、CPUにそのメモリからこのプログラムを読み出して実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
この発明は、ネットワーク家電,自動販売機,医療機器,電源装置,空調システム,ガス・水道・電気等の計量システムやコンピュータ等の各種電子装置や、その電子装置を制御するコンピュータに適用可能である。
この発明による通信装置を被管理装置とする遠隔管理システムの構成例を示す概念図である。 その遠隔管理システムにおけるデータ送受モデルを示す概念図である。 この発明による通信装置である画像形成装置を被管理装置とする画像形成装置遠隔管理システムの構成例を示す概念図である。 図3に示した画像形成装置の具体例であるデジタル複写機の断面を示す概略構成図である。 図3に示した画像形成装置の制御部の物理的構成を示すブロック図である。
図5に示した操作パネルの構成例を示す図である。 図6に示した液晶タッチパネルにおける電源投入時の表示画面の一例を示す図である。 図5に示したコントローラボードの構成をIPUの一構成例と共に示したブロック図である。 図8に示したセレクタにおける画像データおよび制御信号の発生タイミングの一例を示すタイミングチャートである 図8に示したメモリコントローラおよび画像メモリの構成例を示すブロック図である。
図3の画像形成装置のソフトウェア構成例を示すブロック図である。 図11のNRS305の構成例を示す機能ブロック図である。 図3の管理装置102の物理的構成例を示すブロック図である。 図3に示した画像形成装置遠隔管理システム内で行われるデータ送受信の際の通信シーケンスの一例を示す図である。 図3の画像形成装置100から管理装置102へデータを送信する場合の通信シーケンスの一例を示す図である。
異常の種類を判定するための基準となる情報のテーブルの一例を示す説明図である。 図5NV−RAM(又はHDD)上に予め用意されているこの発明に係わるデータテーブルの内容の一例を示す説明図である。 図3の画像形成装置による状態判定処理1を示すフロー図である。 同じく状態判定処理2を示すフロー図である。 同じく原稿ジャムによるダウンタイム計測処理を示すフロー図である。
同じく転写紙ジャムによるダウンタイム計測処理を示すフロー図である。 同じくトナーエンドによるダウンタイム計測処理を示すフロー図である。 同じく故障によるダウンタイム計測処理を示すフロー図である。 同じくダウンタイム通報処理を示すフロー図である。 図4に示した画像形成装置に着脱可能に備えているプロセスカートリッジの詳細例を示す断面図である。
符号の説明
10:被管理装置 11:仲介機能付被管理装置 31:液晶タッチパネル 50:スキャナ 65:メモリコントローラ 66:画像メモリ 68:CPU 69:ROM 70:RAM 100:画像形成装置 101:仲介装置 102:管理装置 103:インタネット 110:仲介機能付画像形成装置 200:コントローラボード 201:HDD 202:NV−RAM 203:PIボード 204:PHY 205:操作パネル 206:プロッタ/スキャナエンジンボード 211:その他周辺機 212:PCI−BUS 300:OCS 301:ECS 302:MCS 303:NCS 304:FCS 305:NRS 306:SCS 307:SRM 308:IMH 309:コピーアプリ 310:ファクスアプリ 311:プリンタアプリ 312:スキャナアプリ 313:ネットファイルアプリ 314:ウェブアプリ 315:CSS 316:DCS 317:UCS 601:モデム 602:通信端末 603:プロキシサーバ 604:操作者端末 605:データベース 606:制御装置 1000:メモリタブ

Claims (19)

  1. 当該装置が使用できない使用不可要因が発生した場合に、該使用不可要因を検出する使用不可要因検出手段を有する電子装置であって、
    予め設定された所定期間内に、前記使用不可要因検出手段によって前記使用不可要因が検出された場合に、該使用不可要因の発生によって当該装置が使用できない間の使用不可時間を計測する使用不可時間計測手段と、
    前記所定期間内に、前記使用不可時間計測手段による計測時間が予め設定された所定時間に達した場合に、その旨を外部装置へ通知する使用不可情報通知手段と、
    前記使用不可要因の種類別に、前記使用不可情報通知手段による対応する通知を行うか否かを設定する通知要否設定手段とを設け
    前記使用不可時間計測手段は、前記使用不可要因の発生によって当該装置が使用できない間の使用不可時間を前記通知要否設定手段によって通知を行うと設定された使用不可要因の種類別に計測する手段であり、
    前記使用不可情報通知手段は、前記使用不可時間計測手段による各計測時間のいずれかが予め設定された所定時間に達した場合に、その旨を外部装置へ通知する手段であることを特徴とする電子装置。
  2. 請求項1記載の電子装置において、
    前記所定時間を変更可能に設定する時間設定手段を設けたことを特徴とする電子装置。
  3. 請求項2記載の電子装置において、
    前記時間設定手段は、前記外部装置からの要求により、前記所定時間を設定する手段であることを特徴とする電子装置。
  4. 請求項2又は3記載の電子装置において、
    前記時間設定手段は、前記所定時間を複数設定可能であり、
    前記使用不可情報通知手段は、前記使用不可時間計測手段による計測時間が前記時間設定手段によって設定された各所定時間のいずれかに達した場合に、その旨を前記外部装置へ通知することを特徴とする電子装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子装置において、
    前記所定期間を変更可能に設定する期間設定手段を設けたことを特徴とする電子装置。
  6. 請求項5記載の電子装置において、
    前記期間設定手段は、前記外部装置からの要求により、前記所定時間を設定する手段であることを特徴とする電子装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電子装置において、
    前記通知要否設定手段は、前記外部装置からの要求により、前記使用不可要因の種類別に、前記使用不可情報通知手段による対応する通知を行うか否かを設定する手段であることを特徴とする電子装置。
  8. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の電子装置において、
    不揮発性記憶手段を有するプロセスカートリッジを備え、
    前記使用不可時間計測手段によって計測された使用不可時間を前記プロセスカートリッジの不揮発性記憶手段に書き込む使用不可時間書込手段を設けたことを特徴とする電子装置。
  9. 管理装置により通信回線経由で複数の電子装置を遠隔管理する遠隔管理システムであって、
    前記複数の電子装置にそれぞれ、当該装置が使用できない使用不可要因が発生した場合に、該使用不可要因を検出する使用不可要因検出手段と、予め設定された所定期間内に、前記使用不可要因検出手段によって前記使用不可要因が検出された場合に、該使用不可要因の発生によって当該装置が使用できない間の使用不可時間を計測する使用不可時間計測手段と、前記所定期間内に、前記使用不可時間計測手段による計測時間が予め設定された所定時間に達した場合に、その旨を当該装置の識別情報と共に前記管理装置へ通知する使用不可情報通知手段と、前記使用不可要因の種類別に、前記使用不可情報通知手段による対応する通知を行うか否かを設定する通知要否設定手段とを設け
    前記各電子装置の使用不可時間計測手段は、前記使用不可要因の発生によって当該装置が使用できない間の使用不可時間を前記通知要否設定手段によって通知を行うと設定された使用不可要因の種類別に計測する手段であり、
    前記各電子装置の使用不可情報通知手段は、前記使用不可時間計測手段による各計測時間のいずれかが予め設定された所定時間に達した場合に、その旨を外部装置へ通知する手段であることを特徴とする遠隔管理システム。
  10. 請求項記載の遠隔管理システムにおいて、
    前記各電子装置にそれぞれ、前記所定時間を変更可能に設定する時間設定手段を設けたことを特徴とする遠隔管理システム。
  11. 請求項10記載の遠隔管理システムにおいて、
    前記各電子装置の時間設定手段は、前記管理装置からの要求により、前記所定時間を設定する手段であることを特徴とする遠隔管理システム。
  12. 請求項10又は11記載の遠隔管理システムにおいて、
    前記各電子装置の時間設定手段は、前記所定時間を複数設定可能であり、
    前記各電子装置の使用不可情報通知手段は、前記使用不可時間計測手段による計測時間が前記時間設定手段によって設定された各所定時間のいずれかに達した場合に、その旨を当該装置の識別情報と共に前記外部装置へ通知することを特徴とする遠隔管理システム。
  13. 請求項乃至12のいずれか一項に記載の遠隔管理システムにおいて、
    前記各電子装置にそれぞれ、前記所定期間を変更可能に設定する期間設定手段を設けたことを特徴とする遠隔管理システム。
  14. 請求項13記載の遠隔管理システムにおいて、
    前記各電子装置の期間設定手段は、前記管理装置からの要求により、前記所定期間を設定する手段であることを特徴とする遠隔管理システム。
  15. 請求項乃至14のいずれか一項に記載の遠隔管理システムにおいて、
    前記各電子装置の通知要否設定手段は、前記外部装置からの要求により、前記使用不可要因の種類別に、前記使用不可情報通知手段による対応する通知を行うか否かを設定する手段であることを特徴とする遠隔管理システム。
  16. 当該装置が使用できない使用不可要因が発生した場合に、該使用不可要因を検出する電子装置における使用不可要因発生時の制御方法であって、
    予め設定された所定期間内に、前記使用不可要因を検出した場合に、該使用不可要因の発生によって当該装置が使用できない間の使用不可時間を、予め通知を行うと設定された使用不可要因の種類別に計測し、その各計測時間のいずれかが予め設定された所定時間に達した場合に、その旨を外部装置へ通知することを特徴とする使用不可要因発生時の制御方法。
  17. 当該装置が使用できない使用不可要因が発生した場合に、該使用不可要因を検出する使用不可要因検出手段を有する電子装置を制御するコンピュータに、予め設定された所定期間内に、前記使用不可要因検出手段によって前記使用不可要因が検出された場合に、該使用不可要因の発生によって当該装置が使用できない間の使用不可時間を計測する使用不可時間計測機能と、前記所定期間内に、前記使用不可時間計測手段による計測時間が予め設定された所定時間に達した場合に、その旨を外部装置へ通知する使用不可情報通知機能と、前記使用不可要因の種類別に、前記使用不可情報通知機能による対応する通知を行うか否かを設定する通知要否設定機能とを実現させるためのプログラムであり、
    前記使用不可時間計測機能は、前記使用不可要因の発生によって当該装置が使用できない間の使用不可時間を前記通知要否設定機能によって通知を行うと設定された使用不可要因の種類別に計測する機能であり、
    前記使用不可情報通知機能は、前記使用不可時間計測機能による各計測時間のいずれかが予め設定された所定時間に達した場合に、その旨を外部装置へ通知する機能であることを特徴とするプログラム。
  18. 請求項17記載のプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、前記所定時間を変更可能に設定する時間設定機能をも実現させるためのプログラム。
  19. 請求項17記載のプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、前記所定期間を変更可能に設定する期間設定機能をも実現させるためのプログラム。
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