JP4339025B2 - 画像形成装置管理システムとその画像形成装置,画像状態判定通知方法,およびプログラム - Google Patents

画像形成装置管理システムとその画像形成装置,画像状態判定通知方法,およびプログラム Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、管理装置と被管理装置としての画像形成装置とからなる画像形成装置管理システム、その画像形成装置,画像状態判定通知方法、上記画像形成装置を制御するコンピュータに必要な機能(この発明に係わる機能)を実現させるプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ファクシミリ(FAX)装置,デジタル複写機,スキャナ装置,デジタル複合機等の画像形成装置を管理装置と通信可能に接続して、これらの画像形成装置を遠隔管理することが行われている。
画像形成装置としては、原稿の画像を光学的に読み取る画像読取手段(スキャナ等)と、既知のレーザ光を用いる電子写真プロセス(静電プロセス)により、画像読取手段で読み取った画像を像担持体(感光体)上に形成する画像形成手段(プリンタ)とを備えたものがあり、このようなレーザ光を用いる電子写真プロセスを行う機構からは、トラブル(異常)が発生する割合も高く、更に性能維持のための定期的なオーバホールの必要性から、保守管理のサービス体制を採っている。
【0003】
この保守管理を充実させる目的で、画像形成装置管理システムとして、画像形成装置の内部又は外部に仲介装置(通信装置)を設け、画像形成装置とサービスセンタ(管理センタ)に設置された管理装置とを公衆回線(電話回線)又はインタネットを介して接続し、画像形成装置の異常発生時にその異常に関する情報(異常情報)を管理装置へ通報(送信)するようにしたものが既に開発され(例えば特許文献1〜5参照)、市販されている。
ここで、電子写真プロセスの方式(電子写真方式)についてもう少し詳しく説明すると、この電子写真方式は、像担持体(感光体)上に帯電プロセス,露光プロセス(画像データに応じて発生したレーザ光による書き込み)により静電潜像を形成し、この静電潜像を現像プロセスにおいてトナーにより可視像化し、その後転写プロセスによりトナー像を転写紙(用紙)上に転写し、転写後に定着して得る方式である。
【0004】
上述したような画像形成装置管理システムでは、管理装置側が、機器利用者側(ユーザ先)の画像形成装置(又は仲介装置)から異常情報を受信すると、その異常情報を表示部に表示してセンタオペレータに知らせる。
センタオペレータは、管理装置の表示部の表示を見て通報元の画像形成装置内で異常が発生したままであることを認識すると、該当する機器利用者(その画像形成装置の利用者)から電話等により異常発生状況を確認し、異常解消の方法を指示したり、必要であればサービスステーションに連絡を取り、サービスマン(保守員)を手配するという処理を実施する。通報元の画像形成装置内で異常が発生していない(異常が解消された)ことを認識すると、上述したような処理は行わない。
【0005】
なお、上述したような画像形成装置では、画像読取手段による光学的な原稿画像の読み取りや、レーザ光を用いる電子写真プロセスによる画像形成は、最終出力画像(用紙上の画像)の品質を安定化することが困難であり、ムラ等の画像不良(画像劣化)が発生することがあるため、その画像不良に関する情報を異常情報として管理装置へ通報することがある。
このような画像形成装置として、画像不良が発生した場合、テストパターン(サンプル画像)を出力し、サービスマンがそれらの画像を目視で確認できるようにすることにより、画像不良の原因となる箇所を特定できるようにした画像形成装置が提案されている(例えば特許文献6,7参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−314815号公報
【特許文献2】
特開2002−144684号公報
【特許文献3】
特開2001−34122号公報
【特許文献4】
特開2001−109334号公報
【特許文献5】
特開2001−194964号公報
【特許文献6】
特開平7−68842号公報
【特許文献7】
特開2000−184403号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような画像形成管理システムによれば、画像形成装置の出力画像に黒スジ(進行方向)等の画像不良が発生した場合、対応する異常情報が管理装置に送られてその表示部に表示されるため、センタオペレータの指示により、サービスマンが、画像不良が発生した画像形成装置の設置場所を訪問し、その画像形成装置を操作してテストパターン(サンプル画像)を出力させ、その出力画像を目視で確認して画像不良の原因となる箇所を特定し、必要に応じてユニット交換又は部品交換を行うことがある。
サービスマンは、画像不良が発生した画像形成装置の設置場所を訪問する場合、事前にその画像形成装置を利用する機器利用者から電話等によって異常発生状況を確認し、その内容に基づいて画像不良を解消するための交換用のユニット又は部品を用意する。
【0008】
ところが、機器利用者の異常発生状況の説明が適切でなかった場合、用意した交換用のユニット又は部品が適切でなく、該当する(画像不良が発生した)画像形成装置の設置場所を訪問しても、その画像不良を解消できず、機器利用者に迷惑をかけてしまう場合がある。
あるいは、画像形成装置のコンタクトガラス上のゴミが原因で画像不良が発生する場合もあり、そのような場合にはユニット交換又は部品交換を行う必要がないため、交換用のユニットや部品を用意することが無駄につながる。
【0009】
ここで、画像不良の原因が、画像読取手段側の光学系における光路(例えばハロゲンランプ等の光源からCCD等の受光素子までの光路)上の問題によるものなのか、画像形成手段側の光学系における光路(レーザ光源から像担持体までの光路)上の問題によるものなのかを、サービスマンの技量によって切り分けることが可能になる。
この発明は、このような状況に鑑み案出されたものであり、画像形成装置で画像不良が発生した場合、その原因となる箇所をサービスマンがその画像形成装置の設置場所を訪問する前に把握できるようにし、画像不良を無駄なく解消できるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の目的を達成するため、画像形成装置管理システム,その画像形成装置,画像状態判定通知方法,画像形成装置を制御するコンピュータに必要な機能を実現させるためのプログラムを提供する。
【0011】
請求項1の発明による画像形成装置管理システムは、原稿の画像を光学的に読み取る画像読取手段と、レーザ光を用いる電子写真プロセスにより、上記画像読取手段で読み取った画像を像担持体上に形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置を、管理装置により通信回線経由で遠隔管理する画像形成装置管理システムであって、上記画像形成装置に、基準画像を表示する表示手段と、予め設定された基準データを上記表示手段に出力して上記基準画像を表示させる表示制御手段と、該表示制御手段によって前記表示手段に表示された基準画像を上記画像読取手段によって第1のテストデータとして読み取らせ、その第1のテストデータを上記基準データと比較して正常か異常かを判定する第1の判定処理手段と、上記基準データに基づいてレーザ光を発生させ、該レーザ光の変化を検出して第2のテストデータとし、その第2のテストデータを上記基準データと比較して正常か異常かを判定する第2の判定処理手段と、上記第1,第2の判定処理手段による各判定結果を上記通信回線経由で上記管理装置へ送信する判定結果送信手段とを設けたものである。
【0012】
請求項2の発明による画像形成装置管理システムは、請求項1の画像形成装置管理システムにおいて、上記画像形成装置に、上記レーザ光が上記像担持体上に到達するまでの光路の途中で該光路を変更させる光路変更手段を備え、上記画像形成装置の第2の判定処理手段を、上記基準データに基づいてレーザ光を発生させ、上記光路変更手段による光路変更後のレーザ光の変化を検出して第2のテストデータとし、その第2のテストデータを上記基準データと比較して正常か異常かを判定する手段としたものである。
請求項3の発明による画像形成装置管理システムは、請求項1又は2の画像形成装置管理システムにおいて、上記画像形成装置の第1,第2の判定処理手段をそれぞれ、上記第1,第2のテストデータを異常と判定する際に、その異常の原因となる箇所も判定する手段としたものである。
【0013】
請求項4の発明による画像形成装置管理システムは、請求項1〜3のいずれかの画像形成装置管理システムにおいて、上記画像形成装置の判定結果送信手段を、上記第1又は第2の判定処理手段によって上記第1又は第2のテストデータが異常と判定された場合に、対応する判定結果を上記通信回線経由で上記管理装置へ送信する手段としたものである。
【0014】
請求項の発明による画像形成装置管理システムは、請求項1〜4のいずれかの画像形成装置管理システムにおいて、上記画像形成装置の表示手段を、上記画像読取手段による読み取り領域の近傍に配置したものである。
【0017】
請求項の発明による画像形成装置は、原稿の画像を光学的に読み取る画像読取手段と、レーザ光を用いる電子写真プロセスにより、上記画像読取手段で読み取った画像を像担持体上に形成する画像形成手段とを備え、管理装置により通信回線経由で遠隔管理される画像形成装置であって、基準画像を表示する表示手段と、予め設定された基準データを上記表示手段に出力して上記基準画像を表示させる表示制御手段と、該表示制御手段によって上記表示手段に表示された基準画像を上記画像読取手段によって第1のテストデータとして読み取らせ、その第1のテストデータを予め設定された基準データと比較して正常か異常かを判定する第1の判定処理手段と、上記基準データに基づいてレーザ光を発生させ、該レーザ光の変化を検出して第2のテストデータとし、その第2のテストデータを上記基準データと比較して正常か異常かを判定する第2の判定処理手段と、上記第1,第2の判定処理手段による各判定結果を上記通信回線経由で上記管理装置へ送信する判定結果送信手段とを設けたものである。
【0018】
請求項の発明による画像形成装置は、請求項の画像形成装置において、上記レーザ光が上記像担持体上に到達するまでの光路の途中で該光路を変更させる光路変更手段を設け、上記第2の判定処理手段を、上記基準データに基づいてレーザ光を発生させ、上記光路変更手段による光路変更後のレーザ光の変化を検出して第2のテストデータとし、その第2のテストデータを上記基準データと比較して正常か異常かを判定する手段としたものである。
【0019】
請求項の発明による画像形成装置は、請求項の画像形成装置において、上記第1,第2の判定処理手段をそれぞれ、上記第1,第2のテストデータを異常と判定する際に、その異常の原因となる箇所も判定する手段としたものである。
請求項の発明による画像形成装置は、請求項のいずれかの画像形成装置において、上記判定結果送信手段を、上記第1又は第2の判定処理手段によって上記第1又は第2のテストデータが異常と判定された場合に、対応する判定結果を上記通信回線経由で上記管理装置へ送信する手段としたものである。
【0020】
請求項10の発明による画像形成装置は、請求項のいずれかの画像形成装置において、上記表示手段を、上記画像読取手段による読み取り領域の近傍に配置したものである。
【0022】
請求項11の発明による画像状態判定通知方法は、基準画像を表示する表示手段と、原稿の画像を光学的に読み取る画像読取手段と、レーザ光を用いる電子写真プロセスにより、上記画像読取手段で読み取った画像を像担持体上に形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置における画像状態判定通知方法であって、予め設定された基準データを上記表示手段に出力して上記基準画像を表示させ、その基準画像を上記画像読取手段によって第1のテストデータとして読み取らせ、その第1のテストデータを上記基準データと比較して正常か異常かを判定する第1の判定処理、および上記基準データに基づいてレーザ光を発生させ、該レーザ光の変化を検出して第2のテストデータとし、その第2のテストデータを上記基準データと比較して正常か異常かを判定する第2の判定処理をそれぞれ行い、その各判定結果を通信回線経由で管理装置へ送信するものである。
【0024】
請求項12の発明によるプログラムは、基準画像を表示する表示手段と、原稿の画像を光学的に読み取る画像読取手段と、レーザ光を用いる電子写真プロセスにより、上記画像読取手段で読み取った画像を像担持体上に形成する画像形成手段とを備え、管理装置により通信回線経由で遠隔管理される画像形成装置を制御するコンピュータに、予め設定された基準データを上記表示手段に出力して上記基準画像を表示させる表示制御機能と、該表示制御機能によって上記表示手段に表示された基準画像を上記画像読取手段によって第1のテストデータとして読み取らせ、その第1のテストデータを上記基準データと比較して正常か異常かを判定する第1の判定処理機能と、上記基準データに基づいてレーザ光を発生させ、該レーザ光の変化を検出して第2のテストデータとし、その第2のテストデータを上記基準データと比較して正常か異常かを判定する第2の判定処理機能と、上記第1,第2の判定処理機能による各判定結果を上記通信回線経由で上記管理装置へ送信する判定結果送信機能とを実現させるためのプログラムである。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。
まず、この発明による画像形成装置を被管理装置とする画像形成装置管理システムの構成例について説明する。図1は、その画像形成装置管理システムの構成の一例を示す概念図である。
【0026】
この画像形成装置管理システムは、画像形成装置100(100a,100b,100c,100d,100e,100f)を被管理装置とする遠隔管理システムである。そして、この画像形成装置100と接続される(画像形成装置100側から見た)外部装置として、画像形成装置100とLAN(ローカルエリアネットワーク)によって接続された遠隔管理仲介装置である仲介装置101(101a,101b)、更に仲介装置101と通信回線である公衆回線(電話回線)103又はインタネット112を介して接続されるサーバ装置として機能する管理装置102を備え、その管理装置102が、仲介装置101を介して各画像形成装置100を集中的に遠隔管理できるようにしたものである。
【0027】
画像形成装置100は、ファクシミリ,スキャナ等の機能および外部装置と通信を行う機能を備えたデジタル複合機であり、それらの機能に係るサービスを提供するためのアプリケーションプログラムを実装しているものである。なお、画像形成装置100が、FAX装置,デジタル複写機,スキャナ装置等の他の画像形成装置であってもよい。
仲介装置101および画像形成装置100は、その利用環境に応じて多様な階層構造を成す。公衆回線103としては、アナログ回線,ADSL回線,デジタル回線(ISDN回線),光ファイバー利用回線等の固定電話回線や、携帯電話回線,PHS回線等の移動電話回線がある。
【0028】
例えば、図1に示す設置環境Aでは、管理装置102とHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)による直接的なコネクションを確立できる仲介装置101aが、画像形成装置100aおよび100bを従える単純な階層構造になっているが、同図に示す設置環境Bでは、4台の画像形成装置100を設置する為、1台の仲介装置101を設置しただけでは負荷が大きくなる。そのため、管理装置102とHTTPによる直接的なコネクションを確立できる仲介装置101bが、画像形成装置100cおよび100dだけでなく、他の仲介装置101cを従え、この仲介装置101cが画像形成装置100eおよび100fを更に従えるという階層構造を形成している。この場合、画像形成装置100eおよび100fを遠隔管理するために管理装置102から発せられた情報は、仲介装置101bとその下位のノードである仲介装置101cとを経由して、画像形成装置100e又は100fに到達することになる。
【0029】
また、設置環境Cのように、画像形成装置100に仲介装置101の機能を併せ持たせた仲介機能付画像形成装置(以下単に「画像形成装置」ともいう)110a,110bを、別途仲介装置を介さずに公衆回線103又はインタネット112によって管理装置102に接続するようにしてもよい。
図示はしていないが、画像形成装置110の下位に更に画像形成装置100と同等の画像形成装置を接続することもできる。
【0030】
ダイヤルアップサーバ111は、中継装置であり、管理装置102と仲介装置101又は画像形成装置110とを公衆回線103(専用回線でもよい)およびインタネット112経由で通信可能に接続する。例えば、仲介装置101又は画像形成装置110からの要求(管理装置102との通信要求)により、その要求元と公衆回線103経由でネゴシエーション(通信に関する情報交換)を行い、公衆回線103およびインタネット112経由で要求元と管理装置102とを通信可能に接続する(要求元と管理装置102との間を通信可能状態にする)。
なお、各設置環境A,B,Cには、セキュリティ面を考慮し、ファイアウォール104(104a,104b,104c)を設置する。このファイアウォール104は、プロキシサーバによって構成する。
また、各画像形成装置100,110に、LAN経由でパーソナルコンピュータ等の端末装置を接続することもできる。
【0031】
このような画像形成装置管理システムにおいて、仲介装置101は、これに接続された画像形成装置100の制御管理のためのアプリケーションプログラムを実装している。
管理装置102は、各仲介装置101の制御管理、更にはこの仲介装置101を介した画像形成装置100の制御管理を行うためのアプリケーションプログラムを実装している。そして、画像形成装置100も含め、この画像形成装置管理システムにおけるこれら各ノードは、RPC(remote procedure call)により、相互の実装するアプリケーションプログラムのメソッドに対する処理の依頼である「要求」を送信し、この依頼された処理の結果である「応答」を取得することができるようになっている。
【0032】
すなわち、仲介装置101又はこれと接続された画像形成装置100では、管理装置102への要求を生成してこれを管理装置102へ引き渡し、この要求に対する応答を取得できる一方で、管理装置102は、上記仲介装置101側への要求を生成してこれを仲介装置101側へ引き渡し、この要求に対する応答を取得できるようになっている。この要求には、仲介装置101に画像形成装置100に対して各種要求を送信させ、画像形成装置100からの応答を仲介装置101を介して取得することも含まれる。
なお、RPCを実現するために、SOAP(Simple Object Access Protocol),HTTP,FTP(File Transfer Protocol),COM(Component Object Model),CORBA(Common Object Request Broker Architecture)等の既知のプロトコル(通信規格),技術,仕様などを利用することができる。
【0033】
この送受信のデータ送受モデルを図2の概念図に示す。
(A)は、画像形成装置100で管理装置102に対する要求が発生したケースである。このケースでは、画像形成装置100が画像形成装置側要求aを生成し、これを仲介装置101を経由して受け取った管理装置102がこの要求に対する応答aを返すというモデルになる。同図に示す仲介装置101は複数であるケースも想定できる(上記図1に示す設置環境B)。なお、(A)では、応答aだけでなく応答遅延通知a′を返信するケースが表記されている。これは、管理装置102を、仲介装置101を経由して画像形成装置側要求を受け取って、当該要求に対する応答を即座に返せないと判断したときには、応答遅延通知を通知して一旦接続状態を切断し、次回の接続の際に上記要求に対する応答を改めて引き渡す構成としているためである。
【0034】
(B)は、管理装置102で画像形成装置100に対する要求が発生したケースである。このケースでは、管理装置102が画像形成装置側要求bを生成し、これを仲介装置101を経由して受け取った画像形成装置100が、当該要求に対する応答bを返すというモデルになっている。なお、(B)のケースでも、応答を即座に返せないときに応答遅延通知b′を返すことは(A)のケースと同様である。
【0035】
次に、図1に示す管理装置102の物理的構成について簡単に説明すると、当該管理装置102は、CPU,ROM,RAM等からなる制御装置や、データベース,モデム,プロキシ(Proxy)サーバ等によって構成されている。その構成については、追って詳細に説明する。
さらに、図1に示す仲介装置101の物理的構成について簡単に説明すると、当該仲介装置101は、CPU,ROM,RAM,不揮発性メモリ,ネットワークインタフェースカード(以下「NIC」と略称する)等によって構成されている。その構成については、追って詳細に説明する。
【0036】
また、画像形成装置110については、仲介装置101の機能を実現するためにこれらのユニットを単に画像形成装置110に付加しても良いが、画像形成装置110に備えるCPU,ROM,RAM等のハードウェア資源を利用し、CPUに適当なアプリケーションやプログラムモジュールを実行させることによって仲介装置101の機能を実現することもできる。
【0037】
次に、画像形成装置100における物理的構成について、図3,図4を用いて説明する。
図3は、画像形成装置100における機構部の物理的構成例を示す図である。この画像形成装置100は、画像読取手段であるスキャナおよび画像形成手段であるプロッタを有する複写機本体の上部に、自動原稿給送装置(以下「ADF」という)1を搭載し、手前側上面に図示しない操作パネルを備えている。
【0038】
この画像形成装置100において、ADF1の原稿台2に画像面を上にして置かれた原稿束は、操作パネル(操作部)上のプリントキーの押下により、プリント要求が発生すると、一番下の原稿から給送ローラ3と給送ベルト4によって順次コンタクトガラス6上の所定の位置に給送されて停止する。なお、ADF1は、原稿1枚の給送を完了する毎に原稿枚数をカウントアップ(+1)するカウント機能を有している。
その後、コンタクトガラス6上に給送された原稿は、スキャナ50によって画像が読み取られ、その読み取りが終了した後、給送ベルト4及び排送ローラ5によって排出される。さらに、原稿セット検知センサ7にて原稿台2上に次の原稿があることを検知した場合、その原稿が前の原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。なお、給送ローラ3,給送ベルト4,および排送ローラ5は図示しない共通の搬送モータによって駆動される。
【0039】
用紙収納手段である第1給紙トレイ8,第2給紙トレイ9,第3給紙トレイ10に積載された用紙はそれぞれ、第1給紙装置11,第2給紙装置12,第3給紙装置13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって像担持体である感光体ドラム15に当接する位置まで搬送される。なお、実際には各給紙トレイ8〜10のうちのいずれか1つが選択され、そこから用紙が給紙される。また、第1給紙装置11,第2給紙装置12,第3給紙装置13,および縦搬送ユニット14が、給紙手段であり、長手方向が給紙方向と同じ縦向きの用紙およびその用紙とサイズが同一で長手方向が給紙方向と直交する横向きの用紙をそれぞれ給紙することが可能である。
【0040】
一方、スキャナ50によって読み込まれた原稿の画像データがそのまま、あるいは画像記憶手段である図示しないフレームメモリに一旦記憶された後、プロッタ(プリンタユニット)を構成する画像書込ユニット57に送られ、電子写真プロセスが実行される。
すなわち、画像書込ユニット57から射出される画像データに応じて変調されたレーザビーム(レーザ光)によって感光体ドラム15の予め帯電された面(図示しない帯電手段である帯電器によって帯電される)上に画像(静電潜像)が書き込まれ、その部分が現像手段である現像ユニット27を通過することにより、トナーの付着によって現像されてトナー画像が形成される。
【0041】
そして、選択された給紙トレイから給紙された用紙は感光体ドラム15の回転と等速で転写手段である搬送ベルト(転写ベルト)16によって搬送されながら、一方の面に感光体ドラム15上のトナー画像が転写される。さらに、トナー画像が転写された用紙が定着手段である定着ユニット17に送り込まれ、そこで用紙上のトナー画像が高温,高圧のローラにより圧力をかけられて熱定着された後、排紙ユニット18によって機外の排紙トレイ19に排紙される。
【0042】
このとき、例えばフェースダウン(転写紙をページ順に揃えるため画像面を下向きにする)排紙のために、一方の面にトナー画像が印刷(形成)された用紙を反転したい場合、その用紙は排紙ユニット17により両面入紙搬送路73に搬送され、反転ユニット72でスイッチバック反転された後、反転排紙搬送路74を通って排紙トレイ18に排紙される。
また、用紙の両面にトナー画像を印刷する場合には、一方の面にトナー画像が印刷された用紙は排紙ユニット18により両面ユニットを構成する両面入紙搬送路73に搬送され、反転ユニット72でスイッチバック反転された後、両面搬送ユニット71に送られる。
【0043】
両面搬送ユニット71に送られた用紙は、再び感光体ドラム15に形成されたトナー画像を転写するために、両面搬送ユニット71から再給紙され、再度縦搬送ユニット14によって感光体ドラム15に当接する位置まで搬送されて、他方の面にトナー画像が転写された後、定着ユニット17によってそのトナー画像が熱定着され、排紙ユニット18によって排紙トレイ19に排紙される。
なお、感光体ドラム15,搬送ベルト16,定着ユニット17,排紙ユニット18,現像ユニット27は図示しないメインモータによって駆動され、各給紙装置11〜13はメインモータの駆動が各々図示しない給紙クラッチにより伝達されて駆動される。縦搬送ユニット14は、メインモータの駆動が図示しない中間クラッチによって伝達されて駆動される。
【0044】
図4は、図3のスキャナ50と画像書込ユニット57における光学系およびその周辺の物理的構成例を示す図である。
この画像書込ユニット57では、制御部61上に接続されている光源である半導体レーザ62が画像データに応じて変調駆動され、対応するレーザビームが射出される。
半導体レーザ62から射出されたレーザビームは、シリンダレンズ63によって屈曲されて定速回転するポリゴンミラー64に入射され、反射される。
ポリゴンミラー64で反射されるレーザビームは、そのポリゴンミラー64の回転によって周期的に偏向される。
【0045】
また、ポリゴンミラー64で反射されたレーザビームは、半透過型プリズム65を透過し、fθレンズ59および図示しないトロイダルレンズを通ることにより、主走査方向のドットピッチが均等化される。
かかる処理がなされたレーザビームは、反射鏡60で反射され、副走査方向に回動する感光体ドラム15上で主走査方向に反復走査され、感光体ドラム15上にレーザビームによって画像の書き込みが行われる。
【0046】
一方、感光体ドラム15上を走査する直前のレーザビームは、図示しない同期検知レンズを介して同期検知センサ(ビームセンサ)によって検知される。
また、ポリゴンミラー64で反射されたレーザビームの一部は、光路変更手段としての機能も果たす半透過型プリズム65により光路変更がなされてレンズ66側にも向い、そのレンズ66によって画像変換手段であるCCDイメージセンサ(以下「CCD」と略称する)67の受光面に結像され、そのCCD67によってレーザビームの変化を検出することにより画像データ(第2のテストデータ)に変換する。
【0047】
なお、半透過型プリズム65は、レーザビームが感光体ドラム15に到達するまでの光路の途中であれば、どこに配置されていても構わないが、なるべく感光体ドラム15に近い位置に配置されている方がよい。また、半透過型プリズム65の代わりにミラー(光路変更手段)を使用し、それを所定のタイミングで(後述する判定処理を行う時に)モータやソレノイド等の駆動手段を用いてレーザビームの光路を遮らない位置から遮る位置(この例ではポリゴンミラー64とfθレンズ59との間)に移動させ、ポリゴンミラー64で反射されたレーザビームがレンズ66に向かうように、その光路をミラーによって変更させることもできる。さらに、CCD67に代えて、他の画像変換手段を用いてもよい。
【0048】
次に、図3および図4を用い、スキャナ50によって原稿の画像を読み取り、その画像データに対応する静電潜像(レーザビームによる画像)を感光体ドラム15の表面に形成するまでの動作を説明する。なお、静電潜像とは感光体ドラム15の表面(帯電器によって帯電された面)に画像データをレーザビームによって書き込むことにより生じる電位分布のことである。
【0049】
スキャナ50は、原稿を載置するコンタクトガラス6と光学走査系とによって構成されており、光学走査系は露光ランプ(ハロゲンランプ等)51,第1ミラー52,第2ミラー55,第3ミラー56,レンズ53,およびCCDイメージセンサ54等で構成されている。露光ランプ51および第1ミラー52は第1キャリッジ68(図4)上に固定され、第2ミラー55および第3ミラー56は図示しない第2キャリッジ上に固定されている。
原稿の画像を読み取るときには、光路長が変わらないように、第1キャリッジ68と第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に走査される。光学走査系は、図示しないスキャナ駆動モータ等の駆動部によって駆動される。
【0050】
このスキャナ50は、原稿の画像を光学的に読み取って画像データ(電気信号)に変換する。すなわち、光学走査系の露光ランプ51によって原稿の画像面を照明し、その画像面からの反射光像を第1ミラー52,第2ミラー55,第3ミラー56,レンズ53を介してCCD54(他の画像変換手段でもよい)の受光面に結像させ、そのCCD54によってレーザビームの変化を検出することにより画像データに変換する。このとき、レンズ53及びCCD54を左右方向に移動させることにより、画像倍率が変わる。つまり、指定されたコピー倍率に対応してレンズ53及びCCD54の左右方向の位置が設定される。
【0051】
画像書込ユニット57は、図3のレーザ出力ユニット58,fθレンズ59,反射鏡60等によって構成され、レーザ出力ユニット58の内部には、半導体レーザ62,シリンダレンズ63,およびモータによって高速で定速回転するポリゴンミラー64が備わっている。
レーザ出力ユニット58のレーザ光源である半導体レーザ62より射出されるレーザビームは、前述したように定速回転するポリゴンミラー64によって偏向され、fθレンズ59等を通り、反射鏡60で折り返され、感光体ドラム15の帯電面に集光されて結像される。
【0052】
すなわち、ポリゴンミラー64によって偏向されるレーザビームが感光体ドラム15が回転する副走査方向と直交する主走査方向に反復走査されることにより、感光体ドラム15の帯電面に静電潜像が形成される。
なお、図4に示す第1キャリッジ68は、通常はホームポジョンセンサ69によって検出される位置をホームポジョンとして待機しているが、後述する判定処理を行う時だけ、コンタクトガラス6(スキャナ50による読み取り領域)の近傍にそのライン方向(短手方向)に沿って配置されているライン状の任意画像表示器70(表示手段)の直下の位置に移動するようになっている。
任意画像表示器70は、この例ではLCD(液晶)を用いたものであり、制御部61の指示によって任意の基準画像を表示することができる。なお、任意画像表示器70の代わりに、固定の基準画像を有する部材(基準部材)を設けてもよい。
【0053】
図5は、画像形成装置100における制御系の物理的構成例を示すブロック図である。同図に示すように、画像形成装置100は、図4の制御部61を構成するコントローラボード200,HDD(ハードディスクドライブ)201,NV−RAM(不揮発性RAM)202,PI(パーソナルインタフェース)ボード203,PHY(物理メディアインタフェース)204,プロッタ/スキャナエンジンボード206の他に、操作パネル205、電源ユニット207、フィニッシャ208、ADF(自動原稿給送装置)209、給紙バンク210、その他周辺機211を備えている。これらのユニットは、それぞれがこの画像形成装置100におけるハードウェア資源である。
【0054】
ここで、コントローラボード200は、CPU,ROM,RAM等を備え、PCI−BUS(Peripheral Components Interconnect-Bus)212を介して各機能を制御している。
コントローラボード200内のRAMは、電源ユニット207からの給電中だけ情報を記憶保存する揮発性記憶手段である。
HDD201は、電源ユニット207からの給電に関係なく情報を記憶保存する記録媒体である。
このHDD201又はRAMがスキャナ50によって読み取った画像データを記憶するフレームメモリ(画像記憶手段)として使用される。
【0055】
NV−RAM202は、不揮発性記憶手段であり、RAMと電池を利用したバックアップ回路を集積した不揮発性RAMや、EEPROM,フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを使用することができる。
PIボード203とPHY204は、通信手段に該当し、外部との通信を行うためのものであって、例えば、通信ボード等が該当する。
PIボード203はRS485規格に準拠したインタフェースを備え、ラインアダプタを介して公衆回線に接続している。
PHY204は、LANを介して外部装置と通信を行うためのインタフェースである。
【0056】
操作パネル205は、各種の操作キー(操作スイッチ又は操作ボタンともいう)を有する操作部と、LCD又はCRTの文字表示器を有する表示部とを備えた操作手段である。
ここで、同図中のENGRDYは、エンジン側の各種初期設定が完了し、コントローラボード200とコマンドの送受信の準備ができたことをコントローラボード200側に通知するための信号線である。また、PWRCTLは、エンジンへの電源供給をコントローラボード200側から制御するための信号線である。
【0057】
次に、画像形成装置100におけるソフトウェア構成について図6を用いて説明する。
図6は、画像形成装置100におけるソフトウェア構成例を示すブロック図である。
当該画像形成装置100におけるソフトウェア構成は、最上位のアプリケーションモジュール層、その下位のサービスモジュール層からなる。そして、これらのソフトウェアを構成するプログラムはHDD201やコントローラボード200上のRAMに記憶され、必要に応じて読み出されてコントローラボード200上のCPUによって実行される。そしてCPUは、これらのプログラムを必要に応じて実行することにより、第1,第2の判定処理手段,判定結果送信手段,表示制御手段,基準データ書込手段としての機能を実現することができる。
【0058】
アプリケーションモジュール層のソフトウェアは、CPUを、ハードウェア資源を動作させて所定の機能を実現させる複数のアプリケーション制御手段(処理実行手段)として機能させるためのプログラムによって構成され、サービスモジュール層のソフトウェアは、CPUを、ハードウェア資源と各アプリケーション制御手段との間に介在し、複数のアプリケーション制御手段からのハードウェア資源に対する動作要求の受付,その動作要求の調停,およびその動作要求に基づく動作の実行制御を行うサービス制御手段(処理実行手段)として機能させるためのプログラムによって構成される。
【0059】
なお、それらの機能のうち、管理装置102との通信に係わる機能(通信手段としての機能)の実現方法は、画像形成装置100と画像形成装置110とによって異なる。つまり、画像形成装置110の場合は、仲介装置101の機能を備えているため、CPUが対応するプログラムを実行することにより、管理装置102との通信に係わる機能を実現することができる。画像形成装置100の場合には、CPUが対応するプログラムを実行すると共に、仲介装置101を利用することにより、管理装置102との通信に係わる機能を実現することができる。また、画像形成装置100は、スキャナエンジンおよびプロッタエンジンを含むエンジンユニット内に異常等の所定の事象を検出するためのセンサを備えている。
【0060】
サービスモジュール層には、オペレーションコントロールサービス(OCS)300、エンジンコントロールサービス(ECS)301、メモリコントロールサービス(MCS)302、ネットワークコントロールサービス(NCS)303、ファクスコントロールサービス(FCS)304、ニューリモートサービス(NRS)305、システムコントロールサービス(SCS)306、システムリソースマネージャ(SRM)307、イメージメモリハンドラ(IMH)308、カスタマーサポートシステム(CSS)315、デリバリーコントロールサービス(DCS)316、ユーザコントロールサービス(UCS)317を実装している。更に、アプリケーションモジュール層には、コピーアプリ309、ファクスアプリ310、プリンタアプリ311、スキャナアプリ312、ネットファイルアプリ313、ウェブアプリ314を実装している。
【0061】
これらを更に詳述する。
OCS300は、操作パネル205を制御するモジュールである。
ECS301は、ハードウェアリソース等のエンジンを制御するモジュールである。
MCS302は、メモリ制御をするモジュールであり、例えば、画像メモリの取得及び開放、HDD201の利用等を行う。
NCS303は、ネットワークとアプリケーションモジュール層の各アプリケーションプログラムとの仲介処理を行わせるモジュールである。
FCS304は、ファクシミリ送受信、ファクシミリ読み取り、ファクシミリ受信印刷等を行うモジュールである。
【0062】
NRS305は、ネットワークを介してデータを送受信する際のデータの変換等をするモジュールであり、またネットワークを介した遠隔管理に関する機能(管理装置102との通信に係わる機能)をまとめたモジュールである。
SCS306は、コマンドの内容に応じたアプリケーションモジュール層の各アプリケーションプログラムの起動管理及び終了管理を行うモジュールである。
SRM307は、システムの制御及びリソースの管理を行うモジュールである。
IMH308は、一時的に画像データを入れておくメモリを管理するモジュールである。
【0063】
CSS315は、公衆回線を介してデータを送受信する際のデータの変換等をするモジュールであり、また公衆回線を介した遠隔管理に関する機能をまとめたモジュールである。
DCS316は、HDD201やコントローラボード200上のメモリに記憶している(する)画像ファイル等をSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)やFTP(File Transfer Protocol)を用いて送受信するモジュールである。
UCS317は、ユーザが登録した宛先情報や宛名情報等のユーザ情報を管理するモジュールである。
【0064】
コピーアプリ309は、コピーサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
ファクスアプリ310は、ファクスサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
プリンタアプリ311は、プリンタサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
【0065】
スキャナアプリ312は、スキャナサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
ネットファイルアプリ313は、ネットファイルサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
ウェブアプリ314は、ウェブサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
【0066】
次に、上述した画像形成装置100におけるソフトウェアに含まれるNRS305の内部構成について図7を用いて更に説明する。
図7は、NRS305の構成の一例を示す機能ブロック図である。同図に示すように、NRS305は、SCS306とNCS303との間で処理をおこなっている。ウェブサーバ機能部500は、外部から受信した要求に関する応答処理を行う。ここでの要求は、例えば、構造化言語であるXML(Extensible Markup Language)形式で記載された、SOAP(Simple Object Access Protocol)によるSOAPリクエストであることが考えられる。ウェブクライアント機能部501は、外部への要求を発行する処理を行う。libsoap502は、SOAPを処理するライブラリであり、libxml503は、XML形式で記載されたデータを処理するライブラリである。また、libgwww504は、HTTPを処理するライブラリであり、libgw_ncs505は、NCS303との間の処理をするライブラリである。
【0067】
次に、仲介装置101における物理的構成について、図8を参照して説明する。
図8は、仲介装置101における物理的構成例を示すブロック図である。
この仲介装置101は、CPU31,DRAM32,フラッシュROM33,カードメモリコントローラ34,カードメモリ35,画像形成装置I/F36,リアルタイムクロック回路(RTC)37,モデム38,NCU(網制御装置)39,NIC40,41,および電源回路42によって構成されている。
【0068】
CPU31は、DRAM32内のOS(オペレーションシステム)を含む各種プログラムに基づいて、仲介装置101に接続されている画像形成装置100を制御したり、NCU39又はNIC40,41等により、公衆回線103又はインタネット112経由で管理装置102に対する各種データ(又は信号)の送受信を制御したり、画像形成装置100からのデータにより公衆回線103経由で管理装置102に対して発呼を行ったり、回線を画像形成装置100側に接続するか、外部通信機器である一般電話器(TEL)又はファクシミリ装置(FAX)側に接続するかの切り替え制御(回線切り替えタイミングの制御を含む)を行うなど、この仲介装置101全体を統括的に制御する中央処理装置である。
【0069】
DRAM32は、OSを含む各種プログラムを記憶するプログラムメモリや、CPU31がデータ処理を行う際に使用するワークメモリ等として使用するメインメモリである。なお、このDRAM32の代わりに、SRAMを使用してもよい。
フラッシュROM33は、ブート・プログラムを記憶するプログラムメモリや、管理装置102および各画像形成装置100の一方から他方への送信データ、秘密パラメータ(秘密情報)を含む回線パラメータ(回線情報)などを記憶するデータベース(DB)として使用する不揮発性メモリ(不揮発性記憶手段)であり、電源がオフになっても記憶内容を保持するようになっている。なお、このフラッシュROM33の代わりに、EEPROM等の他の不揮発性メモリを使用してもよい。
【0070】
カードメモリコントローラ34は、カードメモリ35に対する各種データの読み書きを制御するものである。
カードメモリ35は、SDメモリ等の記録媒体(不揮発性記憶手段)であり、OS,ドライバ,アプリケーション等の各種プログラムを記録している。このプログラムは、フラッシュROM33に記憶するようにしてもよい。また、HDDを設け、それに記憶するようにしてもよい。
【0071】
画像形成装置I/F36は、遠隔管理対象となる図示しない画像形成装置を接続する画像形成装置接続手段である。
リアルタイムクロック回路37は、時刻情報を発生するものであり、CPU31がそれを読み込むことによって現在の時刻を知ることができる。
モデム38は、変復調手段であり、管理装置102へ公衆回線103経由でデータを送信する場合、そのデータを公衆回線103に流せる形に変調する。また、管理装置102から送られてくる変調されたデータを受信した場合、そのデータを復調する。
【0072】
NCU39は、公衆回線103経由で管理装置102を含む各種外部装置あるいは外部通信機器(一般電話器又はファクシミリ装置)との通信(データの送受信)を制御するものである。よって、外部通信機器接続手段としての機能を実現できる。
NIC40,41は、LAN(他のネットワークでもよい)上の遠隔管理対象となる各画像形成装置100,ファイアウォール104,又は図示しないパーソナルコンピュータ等を用いた管理用端末を含む他の電子装置との通信を制御したり、ファイアウォール104およびインタネット112を介して管理装置102を含む各種の外部装置と通信を制御するものである。よって、画像形成装置接続手段としての機能を実現できる。
電源回路42は、ACアダプタ43からのAC電源(商用電源)をDC電源に変換して仲介装置101内の上述した各部に供給するものである。
【0073】
ここで、モデム38とCPU31とは、送信データ(TX),受信データ(RX)のデータ線、および送信可能信号(CTS),送信要求信号(RTS),データセットレディ信号(DSR),キャリア検出信号(DCD)の信号線によって接続されており、モデム38はCPU31からの送信要求信号(RTS)およびキャリア検出信号(DCD)に従って制御する。
また、NCU39とモデム38とは、受信データ(RXD)および送信データ(TXD)の信号線によって接続されている。受信データ(RXD)は管理装置102のモデムにより変調されたアナログ信号、送信データ(TXD)はモデム38によって変調されたアナログ信号である。
【0074】
また、CPU31は、電源ON(電源回路42からの電源投入)時に、フラッシュROM33内のブート・プログラムに従い、カードメモリコントローラ34を制御してカードメモリ35内のOSを含む各種プログラムを読み出し、DRAM32のプログラムメモリにインストールする。そして、その各種プログラムに従って動作する(その各種プログラムを必要に応じて選択的に実行する)と共に、リアルタイムクロック回路37,モデム38,NCU(網制御装置)39,NIC40,41を必要に応じて選択的に使用することにより、各種機能を実現することができる。
【0075】
次に、管理装置102における物理的構成について、図9を参照して説明する。
図9は、管理装置102における物理的構成例を示すブロック図である。
この管理装置102は、モデム601,通信端末602,プロキシ(Proxy)サーバ603,操作者端末604,データベース605,制御装置606等からなる。
【0076】
モデム601は、公衆回線103を介して機器利用者側(例えば画像形成装置を利用しているユーザ先)の仲介装置101又は画像形成装置110と通信するものであり、送受信するデータを変復調する。
通信端末602は、モデム601による通信を制御するものである。
プロキシサーバ603は、インタネット112を介して機器利用者側の仲介装置101又は画像形成装置110との通信およびセキュリティ管理を行う。
操作者端末604は、各種データの入力をオペレータによるキーボードやポインティングデバイス(マウス等)等の入力部上の操作により受け付ける。
【0077】
データベース605は、図示しないサーバのハードディスク装置等の記憶装置に存在し、各機器利用者側の仲介装置101および画像形成装置110から受信したデータ、操作者端末604から入力されたデータ、およびプログラム等の各種データを記憶する。このデータベース605の所定領域には、パラメータ記憶エリアを備え、回線パラメータを含む各種パラメータを記憶する。
制御装置606は、図示しないCPU,ROM,RAM等からなるマイクロコンピュータを備えており、管理装置102全体を統括的に制御する。そのCPUが、上記プログラムに従って動作する(上記プログラムを必要に応じて実行する)と共に、モデム601,通信端末602,又はプロキシサーバ603を必要に応じて選択的に使用することにより、各種機能を実現することができる。
【0078】
上述した構成を踏まえて、図1の画像形成装置遠隔管理システム内で行われるデータ送受信の際の通信シーケンスの一例について図10を用いて説明する。なお、以下に示すSCS306およびNRS305による処理は、実際にはCPUがそれらのプログラムに従って動作することによって実行するが、説明の都合上、それらのプログラムが処理を実行するものとする。
図10は、管理装置、仲介装置、及び画像形成装置間で行われるデータ送受信の際の通信シーケンスの一例を示す図である。
【0079】
この例においては、まず、仲介装置101は、インタネット112経由で管理装置102に対してポーリング(送信要求があるかどうかの問い合わせ)を行う(S601)。つまり、自己の識別情報である識別子を付加したポーリング用のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを生成し、それをインタネット112経由で管理装置102へ送信する。
管理装置102は、仲介装置101から上記HTTPメッセージを受信すると、課金カウンタ取得要求を示すSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを生成し、それをインタネット112経由で該当する仲介装置101(受信したSOAPメッセージの送信元)へ送信する(S602)。このとき、受信したHTTPメッセージ内のSOAPメッセージに付加された識別子に基づいて該当する仲介装置101を認識する。
【0080】
仲介装置101は、管理装置102から上記HTTPメッセージを受信すると、そのHTTPメッセージに基づいて課金カウンタ取得要求を示すSOAPメッセージを生成し、それをLAN経由で自己に接続されている画像形成装置100のNRS305へ送信する(S603)。
NRS305は、仲介装置101から受信したSOAPメッセージに記述されている課金カウンタ取得要求をSCS306へ通知する(S604)。
SCS306は、NRS305から課金カウンタ取得要求の通知を受けると、NV−RAM202に格納されている課金カウンタのデータを読み取る(S605)。そして、その読み取った課金カウンタのデータ(応答データ)をNRS305へ引き渡す(S606)。
【0081】
NRS305は、SCS306から課金カウンタのデータを受け取る(取得する)と、その内容を示す課金カウンタ用のSOAPメッセージを生成し(受け取ったデータを構造化言語形式であるXML形式に変換し)、それをLAN経由で仲介装置101へ送信する(S607)。
仲介装置101は、NRS305から課金カウンタ用のSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージに基づいてHTTPメッセージを生成し、それをインタネット112経由で管理装置102へ送信する(S608)。
このように、上記通信シーケンスにより、データの送受信が行われる。
【0082】
次に、上記図10と異なり、画像形成装置100から仲介装置101を経て管理装置102へデータを送信する場合の通信シーケンスの一例について図11を用いて説明する。
図11は、画像形成装置100から管理装置102へデータを送信する場合の通信シーケンスの一例を示す図である。
この例においては、まず、OCS300は、操作パネル205上の図示しないユーザコールキーが押下された旨をSCS306へ通知する(S701)。
SCS306は、OCS300からユーザコールキーが押下された旨の通知を受けると、ユーザコール要求をNRS305へ通知する(S702)。
【0083】
NRS305は、SCS306からユーザコール要求の通知を受けると、ユーザコールを知らせるユーザコール情報であるユーザコール用のSOAPメッセージを生成し、それをLAN経由で仲介装置101へ送信する(S703)。
仲介装置101は、NRS305からユーザコール用のSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージに自己の識別情報である識別子を付加し、更にそのSOAPメッセージに基づいてHTTPメッセージを生成し、それをインタネット112経由で管理装置102に対してユーザコールを行う。つまり、自己の識別子を付加したユーザコール用のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージをインタネット112経由で管理装置102へ通報する(S704)。ここで、ステップS704の処理後のパターンを以下の(A)から(C)に分けて説明する。
【0084】
まず、(A)において、管理装置102は、ユーザ先の仲介装置101からユーザコール用のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを受信し、その受信が正常に終了した場合には、その旨(ユーザコールが成功した旨)のコール結果を、正常に終了しなかった(異常に終了した)場合には、その旨(ユーザコールが失敗した旨)のコール結果を示すSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを生成し、それをインタネット112経由で通報元の仲介装置101へ送信する(S705)。
仲介装置101は、管理装置102からコール結果を示すSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを受信すると、そのHTTPメッセージに基づいてコール結果を示すSOAPメッセージを生成し、それをLAN経由でユーザコールキーが押下された画像形成装置100のNRS305へ送信する(S706)。
【0085】
NRS305は、仲介装置101からコール結果を示すSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージが示すコール結果を解釈(判定)し、SCS306へ通知する(S707)。
SCS306は、コール結果を受け取ると、それをOCS300へ引き渡す。
OCS300は、SCS306からコール結果を受け取ると、その内容つまりユーザコールが成功したか失敗したかを示すメッセージを操作パネル205上の文字表示器に表示する(S708)。
【0086】
次に(B)において、仲介装置101は、規定時間(予め設定された所定時間)が経っても管理装置102から応答がないと判断した場合には、ユーザコールが失敗した旨のコール結果を示すSOAPメッセージを生成し、それをNRS305へ送信する(S709)。
NRS305は、失敗した旨のコール結果を示すSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージに記述されている失敗した旨のコール結果を解釈し、SCS306へ通知する(S710)。
SCS306は、NRS305からコール結果を受け取ると、それをOCS300へ引き渡す。
【0087】
OCS300は、SCS306からコール結果を受け取ると、その内容つまりユーザコールが失敗した旨を示すメッセージを操作パネル205上の文字表示器に表示する(S711)。
次に(C)において、NRS305は、規定時間が経っても仲介装置101から応答がないと判断した場合には、ユーザコールが失敗した旨のコール結果をSCS306へ通知する(S712)。
SCS306は、NRS305からコール結果を受け取ると、それをOCS300へ引き渡す。
OCS300は、SCS306からコール結果を受け取ると、その内容つまりユーザコールが失敗した旨を示すメッセージを操作パネル205上の文字表示器に表示する(S713)。
【0088】
ここで、画像形成装置100は、プロッタエンジンや操作パネル205等の各ハードウェア資源を制御するCPUが、その各ハードウェア資源の状態を監視し、いずれかのハードウェア資源で異常等の所定の事象が発生した場合、その事象を検出し、その事象の種類によって異なる処理を行う。よって、事象の種類を判定するための基準となる情報が必要であり、図12の例は事象の種類を判定するための基準となる情報の一例を示すテーブルのデータ構造を示している。ここで、「SC(サービスマンコール)」は「異常」に相当するものである。同図に示すように、検出されたSCによって種類(タイプ)が判定される。そこで、それぞれの種類について説明する。
「タイプA」は、操作パネル205上の文字表示器(表示部)にSC表示を行って使用禁止とするもののうち、ユーザが解除できないものであり、管理装置102からの「SCリセット」もできないものである。例えば、定着系のSCなどである。
【0089】
「タイプB」は、異常が検出された特定の機能のみが使用できないSCである。通常使用時には操作パネル205上の文字表示器にSC表示を行わないが、異常が検知されている機能を選択した時だけ、その文字表示器にSC表示を行う。例えば、両面ユニット異常時に両面モードを選択した場合が該当する。
「タイプC」は、SC発生時にも操作パネル205上の文字表示器への表示は行わず、内部的にSCの発生のロギングのみを行うものである。例えば、通信が不能になった場合が該当する。
【0090】
また、「タイプD」は、操作パネル205上の文字表示器にSC表示を行って使用禁止とするが、主電源(電源ユニット207)のOFF/ONあるいはソフト電源キーのOFF/ONによってSCを解除するものである。主電源ON(電源投入)後に再度SCを検出して、見かけ上解除されない場合もある。例えば、モータ異常がそれに該当する。上記判定の基準情報は、上述したNV−RAM202の所定の格納領域に格納されていることが考えられる。なお、スキャナエンジンのSC,プロッタエンジンのSCのように、ユニット別の事象も種類の異なる事象として扱うものとする。
【0091】
次に、上述した画像形成装置100および画像形成装置管理システムにおける実施形態、つまりこの発明の特徴となる処理(画像形成装置100によるこの発明に係る処理)について、具体的に説明する。なお、画像形成装置110でも、この発明に係る処理を行うが、画像形成装置100と同様なので、ここでは説明を省略する。
図13は、画像形成装置100によるこの発明に係る処理の一例を示すフローチャートである。
【0092】
画像形成装置100のコントローラボード200内のCPU(以下「コントローラCPU」という)は、操作パネル205,LAN上の端末装置,又は管理装置102からの要求により、任意の基準データ(基準となる画像データ)をHDD201又はNV−RAM202に書き込んで保存(設定)する。なお、画像形成装置100がカラー画像形成装置であった場合には、色補正用のデータもHDD201又はNV−RAM202に書き込んで保存することができる。
一方、操作パネル205,LAN上の端末装置又は管理装置102からのテスト要求時、あるいは定期的(図示しない内部タイマであるリアルタイムクロック回路からの時刻情報が示す現在時刻が予め設定された所定時刻に達した時、あるいは画像形成枚数を積算するトータルカウンタのカウンタ値が予め設定された所定値(所定枚数)に達した時)に、図13の処理ルーチンを開始する。
【0093】
そして、まずステップS1でHDD201又はNV−RAM202内の基準データを読み出し、それを任意画像表示器70に出力して基準画像を表示させた後、ステップS2で第1の判定処理を行う。つまり、スキャナ50の第1キャリッジ68を任意画像表示器70の直下の位置に移動させ、その任意画像表示器70上の基準画像(又は基準部材の基準画像でもよい)をスキャナ50の第1キャリッジ68およびCCD54等により第1のテストデータとして読み取らせ、その第1のテストデータをHDD201又はNV−RAM202内の基準データ(予め設定された基準データ)と比較して正常か異常かを判定する。
【0094】
例えば、第1のテストデータに画像不良(黒スジ等)を示すデータが存在することが分かった場合、第1のテストデータを異常と判定する。そして、第1のテストデータを異常と判定する際に、その異常の原因となる箇所も判定する。このとき、異常の原因となる箇所がスキャナ光学系と判定したり、第1のテストデータにおける画像不良を示すデータの位置,大きさ,形状,又は模様等からスキャナ光学系内の異常箇所(例えばスキャナCCD)を判定することも可能である。
【0095】
次に、ステップS3で第2の判定処理を行う。つまり、HDD201又はNV−RAM202内の基準データを読み出し、それをプロッタ/スキャナエンジンボード206に出力することにより、そのプロッタ/スキャナエンジンボード206が受け取った基準データに基づいてプロッタの画像書込ユニット57内の半導体レーザ62からレーザビームを発生(射出)させ、半透過型プリズム65(又はミラーでもよい)による光路変更後のレーザビームの変化をCCD67によって検出することにより第2のテストデータとし、その第2のテストデータをHDD201又はNV−RAM202内の基準データと比較して正常か異常かを判定する。
【0096】
例えば、第2のテストデータに画像不良(黒スジ等)を示すデータが存在することが分かった場合、第2のテストデータを異常と判定する。そして、第2のテストデータを異常と判定する際に、その異常の原因となる箇所も判定する。このとき、異常の原因となる箇所がプロッタ(画像作像部)光学系と判定したり、第2のテストデータにおける画像不良を示すデータの位置,大きさ,形状,又は模様等からプロッタ光学系内の異常箇所(例えばポリゴンモータ)を判定することも可能である。あるいは、第1,第2の判定処理による各判定結果を比較することにより、更に異常(画像不良)の原因となる箇所をより一層細かく判定することも可能である。
【0097】
第1,第2の判定処理が終了すると、ステップS4で通報処理を行う。つまり、第1,第2の判定処理による各判定結果をテスト結果として仲介装置101により公衆回線103又はインタネット112経由で管理装置102へ通報(送信)させる。インタネット112を利用する場合には、自己の識別情報である識別子を付加したテスト結果を示すSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを生成し、それを仲介装置101によりインタネット112経由で管理装置102へ通報させる。
【0098】
なお、第1,第2の判定処理による各判定結果のいずれか一方のみを選択的にテスト結果として仲介装置101により管理装置102へ通報させることもできる。
あるいは、第1又は第2のテストデータが異常と判定した場合にのみ、それに対応する判定結果をテスト結果として仲介装置101により管理装置102へ通報させることもできる。
あるいはまた、テスト結果を操作パネル205上の文字表示器に表示させたり、プロッタにより用紙上に画像形成(プリント)させることもできる。その出力処理は、単独で行ってもよいし、管理装置102への通報と共に行ってもよい。
【0099】
管理装置102の制御装置606のCPUは、対応する画像形成装置100から公衆回線103又はインタネット112経由で送られてくるテスト結果をモデム601又は通信端末602により受信すると、そのテスト結果をデータベース605の所定エリアに書き込むと共に、操作者端末604の表示部に表示させ、センタオペレータに知らせる。
【0100】
この実施形態によれば、以下の(1)〜(6)に示す作用効果を得ることができる。
(1)画像形成装置100の制御部61を構成するコントローラCPUが、HDD201又はNV−RAM202内の基準データを任意画像表示器70に出力して基準画像を表示させ、その基準画像をスキャナ50により第1のテストデータとして読み取らせ、その第1のテストデータを上記基準データ(予め設定された基準データ)と比較して正常か異常かを判定する第1の判定処理を行うと共に、上記基準データをプロッタ/スキャナエンジンボード206に出力してその上記基準データに基づいてプロッタの画像書込ユニット57内の半導体レーザ62からレーザビームを発生させ、そのレーザビームの変化をCCD67によって検出することにより第2のテストデータとし、その第2のテストデータを上記基準データと比較して正常か異常かを判定する第2の判定処理を行い、第1,第2の判定処理による判定結果をテスト結果として管理装置102へ通報する。
【0101】
したがって、管理装置102側では、画像形成装置100から送られてくるテスト結果を受信して操作者端末604の表示部に表示させ、センタオペレータに知らせることにより、そのセンタオペレータは通報元の画像形成装置100で異常が発生しているかどうか、異常が発生している場合に、その異常の原因となる箇所(スキャナ光学系かプロッタ光学系)を判断し、異常解消の方法を機器利用者に指示して画像不良を解消させたり、必要であればサービスステーションに連絡を取り、サービスマン(保守員)を手配するという処理を実施する(このときサービスマンに異常の原因となる箇所を伝える)ことができる。手配されたサービスマンは、異常(画像不良)の原因となる箇所を知ることにより、対応する部品又はユニットを用意して該当する(テスト結果を通報した)画像形成装置の設置場所を訪問し、必要な部品交換又はユニット交換のみを行うことにより、画像不良を解消することが可能になる。
【0102】
(2)画像形成装置100のコントローラCPUが、第2の判定処理として、上記基準データに基づいてプロッタの画像書込ユニット57内の半導体レーザ62からレーザビームを発生させ、半透過型プリズム65(又はミラー)による光路変更後(感光体ドラム15の表面近辺)のレーザビームの変化をCCD67によって検出することにより第2のテストデータとし、その第2のテストデータをHDD201又はNV−RAM202内の基準データと比較して正常か異常かを判定する処理を行うことにより、より正確な判定結果を得ることができる。
【0103】
(2)画像形成装置100のコントローラCPUが、第1又は第2の判定処理時に、第1又は第2のテストデータを異常と判定する際に、その異常の原因となる箇所も判定する(異常の原因となる箇所がスキャナ光学系又はプロッタ光学系と判定したり、第1又は第2のテストデータにおける画像不良を示すデータの位置,大きさ,形状,又は模様等からスキャナ光学系又はプロッタ光学系内の異常箇所を判定する)ことにより、センタオペレータは異常の直接原因となる箇所を容易に特定できるようになり、正確な異常解消の方法を機器利用者に指示して画像不良を解消させたり、必要であればサービスステーションに連絡を取り、サービスマンを手配するという処理を実施する(このときサービスマンに異常の直接原因となる箇所を伝える)ことができる。手配されたサービスマンは、異常の直接原因となる箇所を知ることにより、対応する部品又はユニットを用意して該当する画像形成装置の設置場所を訪問し、必要な部品交換又はユニット交換のみを行うことにより、画像不良を確実に解消することが可能になる。
【0104】
(3)画像形成装置100のコントローラCPUが、第1又は第2の判定処理によって第1又は第2のテストデータが異常と判定した場合に、対応する判定結果をテスト結果として管理装置102へ通報することにより、管理装置102側では、画像形成装置100から送られてくるテスト結果を受信して操作者端末604の表示部に表示させると、センタオペレータは直ちに通報元の画像形成装置100で異常が発生していることを認識することができるため、作業効率の向上につながる。
【0105】
(4)画像形成装置100のコントローラCPUが、操作パネル205又はLAN上の端末装置からの要求により、第1,第2の判定処理(そのいずれか一方のみでもよい)を実行することにより、それらの判定処理を機器利用者側が希望するタイミングで行わせることができる。
(5)画像形成装置100のコントローラCPUが、管理装置102からの要求により、第1,第2の判定処理(そのいずれか一方のみでもよい)を実行することにより、それらの判定処理を管理装置102側が希望するタイミングで行わせることができる。
(6)画像形成装置100のコントローラCPUが、定期的に第1,第2の判定処理を実行することにより、それらの処理を確実に行うことができる。
【0106】
なお、画像形成装置100のコントローラCPUが、第1又は第2の判定処理によって第1又は第2のテストデータが正常と判定した場合に、対応する判定結果をテスト結果として管理装置102へ通報することもできる。それによって、管理装置102側では、通報元の画像形成装置100の出力画像が安定状態を維持していることを確認することができる。
また、この実施形態では、任意の基準データを画像形成装置100毎にそのHDD201又はNV−RAM202に蓄積(保存)するようにしたが、管理装置102のデータベース605に蓄積しておき、任意の時点でデータベース605内の基準データを読み出し、それをテスト要求と共に任意の画像形成装置100へ送信し、図13によって説明した処理を行わせることもできる。
【0107】
さらに、この発明によるプログラムは、上述の画像形成装置100,110を制御するコンピュータに、第1,第2の判定処理手段,判定結果送信手段,表示制御手段,基準データ書込手段としての機能を実現させるためのプログラムであり、このようなプログラムをコンピュータに実行させることにより、上述したような効果を得ることができる。
このようなプログラムは、はじめからROMあるいはHDD等の記憶手段に格納しておいてもよいが、記録媒体であるCD−ROMあるいはフレキシブルディスク,SRAM,EEPROM,メモリカード等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することもできる。そのメモリに記録されたプログラムをコンピュータにインストールしてCPUに実行させるか、CPUにそのメモリからこのプログラムを読み出して実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。あるいは、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
【0108】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明によれば、画像形成装置で画像不良が発生した場合、その原因となる箇所をサービスマンがその画像形成装置の設置場所を訪問する前に把握できるようになり、画像不良を無駄なく解消することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による画像形成装置を被管理装置とする画像形成装置管理システムの構成例を示す概念図である。
【図2】その遠隔管理システムにおけるデータ送受モデルを示す概念図である。
【図3】図1の画像形成装置100における機構部の物理的構成例を示す図である。
【図4】図3のスキャナ50と画像書込ユニット57における光学系およびその周辺の物理的構成例を示す図である。
【図5】図1の画像形成装置100における制御系の物理的構成例を示すブロック図である。
【図6】図1の画像形成装置100におけるソフトウェア構成例を示すブロック図である。
【図7】図6のNRS305の構成例を示す機能ブロック図である。
【図8】図1の仲介装置101における物理的構成例を示すブロック図である。
【図9】図1の管理装置102における物理的構成例を示すブロック図である。
【図10】図1に示した画像形成装置管理システム内で行われるデータ送受信の際の通信シーケンスの一例を示す図である。
【図11】図1の画像形成装置100から管理装置102へデータを送信する場合の通信シーケンスの一例を示す図である。
【図12】異常の種類を判定するための基準となる情報のテーブルの一例を示す説明図である。
【図13】図1の画像形成装置100によるこの発明に係る処理の一例を示すフロー図である。
【符号の説明】
6:コンタクトガラス 15:感光体ドラム
31:CPU 32:DRAM
33:フラッシュROM
34:カードメモリコントローラ
35:カードメモリ 36:画像形成装置I/F
37:リアルタイムクロック回路
38,601:モデム 39:NCU
40,41:NIC 42:電源回路
50:スキャナ 51:露光ランプ
54,67:CCD 57:画像書込ユニット
58:レーザ出力ユニット 61:制御部
64:ポリゴンミラー 62:半導体レーザ
65:半透過型プリズム 68:第1キャリッジ
69:ホームポジョンセンサ 70:任意画像表示器
100:画像形成装置 101:仲介装置
102:管理装置 103:公衆回線
104:ファイアウォール
110:仲介機能付画像形成装置
111:ダイヤルアップサーバ 112:インタネット
200:コントローラボード 201:HDD
202:NV−RAM 203:PIボード
204:PHY 205:操作パネル
206:プロッタ/スキャナエンジンボード
207:電源ユニット 212:PCI−BUS
602:通信端末 603:プロキシサーバ
604:操作者端末 605:データベース
606:制御装置

Claims (12)

  1. 原稿の画像を光学的に読み取る画像読取手段と、レーザ光を用いる電子写真プロセスにより、前記画像読取手段で読み取った画像を像担持体上に形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置を、管理装置により通信回線経由で遠隔管理する画像形成装置管理システムであって、
    前記画像形成装置に、
    基準画像を表示する表示手段と、
    予め設定された基準データを前記表示手段に出力して前記基準画像を表示させる表示制御手段と、
    該表示制御手段によって前記表示手段に表示された基準画像を前記画像読取手段によって第1のテストデータとして読み取らせ、その第1のテストデータを前記基準データと比較して正常か異常かを判定する第1の判定処理手段と、
    前記基準データに基づいてレーザ光を発生させ、該レーザ光の変化を検出して第2のテストデータとし、その第2のテストデータを前記基準データと比較して正常か異常かを判定する第2の判定処理手段と、
    前記第1,第2の判定処理手段による各判定結果を前記通信回線経由で前記管理装置へ送信する判定結果送信手段と
    を設けたことを特徴とする画像形成装置管理システム。
  2. 請求項1記載の画像形成装置管理システムにおいて、
    前記画像形成装置が、前記レーザ光が前記像担持体上に到達するまでの光路の途中で該光路を変更させる光路変更手段を有し、
    前記画像形成装置の第2の判定処理手段は、前記基準データに基づいてレーザ光を発生させ、前記光路変更手段による光路変更後のレーザ光の変化を検出して第2のテストデータとし、その第2のテストデータを前記基準データと比較して正常か異常かを判定する手段であることを特徴とする画像形成装置管理システム。
  3. 請求項1又は2記載の画像形成装置管理システムにおいて、
    前記画像形成装置の第1,第2の判定処理手段はそれぞれ、前記第1,第2のテストデータを異常と判定する際に、その異常の原因となる箇所も判定する手段であることを特徴とする画像形成装置管理システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置管理システムにおいて、
    前記画像形成装置の判定結果送信手段は、前記第1又は第2の判定処理手段によって前記第1又は第2のテストデータが異常と判定された場合に、対応する判定結果を前記通信回線経由で前記管理装置へ送信する手段であることを特徴とする画像形成装置管理システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置管理システムにおいて、
    前記画像形成装置の表示手段は、前記画像読取手段による読み取り領域の近傍に配置されていることを特徴とする画像形成装置管理システム。
  6. 原稿の画像を光学的に読み取る画像読取手段と、レーザ光を用いる電子写真プロセスにより、前記画像読取手段で読み取った画像を像担持体上に形成する画像形成手段とを備え、管理装置により通信回線経由で遠隔管理される画像形成装置であって、
    基準画像を表示する表示手段と、
    予め設定された基準データを前記表示手段に出力して前記基準画像を表示させる表示制御手段と、
    該表示制御手段によって前記表示手段に表示された基準画像を前記画像読取手段によって第1のテストデータとして読み取らせ、その第1のテストデータを前記基準データと比較して正常か異常かを判定する第1の判定処理手段と、
    前記基準データに基づいてレーザ光を発生させ、該レーザ光の変化を検出して第2のテストデータとし、その第2のテストデータを前記基準データと比較して正常か異常かを判定する第2の判定処理手段と、
    前記第1,第2の判定処理手段による各判定結果を前記通信回線経由で前記管理装置へ送信する判定結果送信手段と
    を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項記載の画像形成装置において、
    前記レーザ光が前記像担持体上に到達するまでの光路の途中で該光路を変更させる光路変更手段を設け、
    前記第2の判定処理手段は、前記基準データに基づいてレーザ光を発生させ、前記光路変更手段による光路変更後のレーザ光の変化を検出して第2のテストデータとし、その第2のテストデータを前記基準データと比較して正常か異常かを判定する手段であることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項記載の画像形成装置において、
    前記第1,第2の判定処理手段はそれぞれ、前記第1,第2のテストデータを異常と判定する際に、その異常の原因となる箇所も判定する手段であることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項乃至のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記判定結果送信手段は、前記第1又は第2の判定処理手段によって前記第1又は第2のテストデータが異常と判定された場合に、対応する判定結果を前記通信回線経由で前記管理装置へ送信する手段であることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項乃至のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記表示手段は、前記画像読取手段による読み取り領域の近傍に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  11. 基準画像を表示する表示手段と、原稿の画像を光学的に読み取る画像読取手段と、レーザ光を用いる電子写真プロセスにより、前記画像読取手段で読み取った画像を像担持体上に形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置における画像状態判定通知方法であって、
    予め設定された基準データを前記表示手段に出力して前記基準画像を表示させ、その基準画像を前記画像読取手段によって第1のテストデータとして読み取らせ、その第1のテストデータを前記基準データと比較して正常か異常かを判定する第1の判定処理、および前記基準データに基づいてレーザ光を発生させ、該レーザ光の変化を検出して第2のテストデータとし、その第2のテストデータを前記基準データと比較して正常か異常かを判定する第2の判定処理をそれぞれ行い、その各判定結果を通信回線経由で管理装置へ送信することを特徴とする画像状態判定通知方法。
  12. 基準画像を表示する表示手段と、原稿の画像を光学的に読み取る画像読取手段と、レーザ光を用いる電子写真プロセスにより、前記画像読取手段で読み取った画像を像担持体上に形成する画像形成手段とを備え、管理装置により通信回線経由で遠隔管理される画像形成装置を制御するコンピュータに、
    予め設定された基準データを前記表示手段に出力して前記基準画像を表示させる表示制御機能と、
    該表示制御機能によって前記表示手段に表示された基準画像を前記画像読取手段によって第1のテストデータとして読み取らせ、その第1のテストデータを前記基準データと比較して正常か異常かを判定する第1の判定処理機能と、前記基準データに基づいてレーザ光を発生させ、該レーザ光の変化を検出して第2のテストデータとし、その第2のテストデータを前記基準データと比較して正常か異常かを判定する第2の判定処理機能と、前記第1,第2の判定処理機能による各判定結果を前記通信回線経由で前記管理装置へ送信する判定結果送信機能とを実現させるためのプログラム。
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