JP2005294199A - 接点腐食防止方法および装置 - Google Patents

接点腐食防止方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 接点の腐食の防止を図り、かつ接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる接点腐食防止方法および装置を提供する。
【解決手段】 接点3の微摺動摩耗などによって接触抵抗が増加すると、(b)に示すように、時刻t1で入力信号ライン4の電位が所定電位VXを越え、(c)に示すように、コンパレータ9の論理出力はローレベルに遷移し、スイッチング素子7はオン状態に駆動され、比較的大電流の腐食防止電流が接点3に流れ、時刻t2までに接触抵抗を減少させ、接点3を回復させる。所定電位VXはスレッショルドレベルVTに比較して非判定側に設定されているので、電位変化はスレッシュレベルVTに達しないようにすることができ、後段の電子制御装置5などでの誤判定を防ぐことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スイッチやコネクタなどの接点に生じる酸化被膜を、大電流を流して破壊し、腐食を防止する接点腐食防止および装置に関する。
従来から、スイッチやコネクタなどの接点は、導電性の良好な金属材料で形成され、電気的な接続時の接触抵抗が小さいようにされている。このような接点は、オフの非接続時に接触部分の表面が酸化されて接触抵抗が増加するおそれがある。また、オンの接続持にも、接触部分の周辺で露出している部分の表面が酸化されて、形成される酸化物が接触部分に巻込まれ、接触抵抗を増加させる微摺動摩耗が進行するおそれもある。接点が酸化によって接触抵抗が増加しても、接触状態と非接触状態とが適宜繰返され、接触状態で比較的大電流が流れれば、電流による発熱等で酸化物を除去し、接触抵抗の増加を防ぐことができる。
接点に腐食防止が可能な大電流を常に流すようにすることは、電子機器への入力に関しては一般に必要ではなく、大電流の断続では、ノイズによる誤動作等の原因にもなりうる。また接点に大電流を流すと、接点の電気的寿命が極度に低下したり、接点が溶着したりするおそれもある。これらの問題点を解決するために、接点の接触抵抗を検出して、接触抵抗が予め定める基準値以上になると接点間に大電流を流す接点の電流制御装置が開示されている(たとえば、特許文献1参照)。
大電流用スイッチを電子化ユニットなどの低電流化されたシステムに使用するときに、スイッチの接点がオンの期間にパルス状に大電流を流すスイッチの腐食防止回路も開示されている(たとえば、特許文献2参照)。パルス状の腐食防止電流を、コンデンサへの充放電を利用して周期的に流す接点信号判別装置も開示されている(たとえば、特許文献3参照)。本件出願人も、スイッチの接点が開状態から閉状態に遷移する時点から少なくとも一定の保持時間は腐食防止用の大電流を流し、スイッチの接点が開状態のときには、接点に接続される入力信号ラインのインピーダンスを低くするスイッチの接点腐食防止装置を開示している(たとえば、特許文献4参照)。
特開平2−297818号公報 特開平6−96637号公報 特開平7−14463号公報 特開2002−343171号公報
特許文献1〜4に開示されている先行技術では、腐食防止電流を流して接点の腐食防止動作を行っている間に、接点の開閉状態に応じて動作する後段が誤動作しないようにすることについては考慮されていない。たとえば接点の閉状態となって大電流の腐食防止電流が流れると、接触抵抗が増加している接点では電圧降下で発生する電圧も大きくなり、後段では接点が開状態である誤判定するおそれがある。また、腐食防止電流がパルス状に流れると、周囲に対してノイズを発生するおそれもある。
本発明の目的は、接点の腐食の防止を図り、かつ接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる接点腐食防止方法および装置を提供することである。
本発明は、接点に接続される入力信号ラインの電位を、接点の腐食となりうる所定電位と比較して、接点が腐食と判定するときには、接点に腐食防止電流を流す接点腐食防止方法において、
入力信号ラインには、接点の接続状態が論理判定される信号が入力され、
腐食と判定する所定電位は、論理判定のスレッショルドレベルよりも、非判定側に設定することを特徴とする接点腐食防止方法である。
本発明に従えば、接点に接続される入力信号ラインの電位を、接点の腐食となりうる所定電位と比較して、接点が腐食と判定するときには、接点に腐食防止電流を流して、接点から酸化物等を除去し、接触抵抗を減少させて接点を回復させ、腐食防止を図ることができる。入力信号ラインには、接点の接続状態が論理判定される信号が入力され、腐食と判定する所定電位は、論理判定のスレッショルドレベルよりも、非判定側に設定する。たとえば接点がローサイド側のスイッチのものであれば、所定電位をスレッショルドレベルよりも接地電位側に設定する。また、接点がハイサイド側のスイッチのものであれば、所定電位をスレッショルドレベルよりも電源電位側に設定する。接点の腐食が進行していない状態では、スイッチの閉状態で、入力信号ラインの電位は、ローサイド側のスイッチでは接地電位と所定電位との間、ハイサイド側のスイッチでは電源電位と所定電位との間となる。接点の腐食が進行すると、スイッチの閉状態で、入力信号ラインの電位は、ローサイド側のスイッチでは所定電位より高くなってスレッショルドレベルの接地電位側、ハイサイド側のスイッチであれば所定電位よりも低くなってスレッショルドレベルの電源電位側となる。接点に腐食防止電流が流れても、入力信号ラインの電位は論理判定のスレッショルドレベルに達しないうちに接触抵抗が減少すると期待することができ、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
さらに本発明は、接点に接続され、その電位によって、接点の接続状態を判定するための入力信号ラインと、
入力信号ラインに接続され、能動化によって入力信号ラインに接点の腐食防止電流を流すことが可能な状態となる低インピーダンス手段と、
入力信号ラインに接続される高インピーダンス手段と、
入力信号ラインの電位と接点の腐食となりうる所定電位とを比較し、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化する比較手段とを備える接点腐食防止装置において、
入力信号ラインには、接点の接続状態が論理判定される信号が入力され、
比較手段の所定電位は、論理判定のスレッショルドレベルよりも、非判定側に設定されていることを特徴とする接点腐食防止装置である。
本発明に従えば、接点腐食防止装置は、低インピーダンス手段と高インピーダンス手段と比較手段とを備え、入力信号ラインには、接点の接続状態が論理判定される信号が入力され、比較手段の所定電位は、論理判定のスレッショルドレベルよりも、非判定側に設定されている。低インピーダンス手段は、能動化されることによって、接点に接続される入力信号ラインのインピーダンスを、接点に腐食防止電流を流すことが可能な低インピーダンスの状態にしうる。高インピーダンス手段は、入力信号ラインのインピーダンスを、低インピーダンス手段の能動化で低インピーダンスの状態にされない期間に、その低インピーダンスよりも高いインピーダンスに保つ。比較手段は、入力信号ラインの電位を、接点の腐食となりうる所定電位と比較して、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化して入力信号ラインが低インピーダンスの状態となるようにするので、接点の腐食の判定時にのみ腐食防止電流を流して接点の腐食防止を図ることができる。入力信号ラインには、接点の接続論理判定される信号が入力され、腐食と判定する所定電位は、論理判定のスレッショルドレベルよりも、非判定側に設定するので、接点に腐食防止電流が流れても、入力信号ラインの電位は論理判定のスレッショルドに達しないうちに接触抵抗が減少すると期待することができ、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
また本発明で、前記入力信号ラインに入力される信号をアナログ/デジタル変換するアナログ/デジタル変換手段と、
アナログ/デジタル変換手段の変換結果を、前記所定電位と比較して前記比較手段としての動作と、前記スレッショルドレベルと比較しての前記論理判定の動作とを行う処理手段とを、
さらに含むことを特徴とする。
本発明に従えば、入力信号ラインがアナログ/デジタル変換手段の入力になっているような場合、個別に比較手段と論理判定の手段とを設ける必要がなく、アナログ/デジタル変換手段の変換値を有効に利用して、回路規模の小型化を図ることができる。
また本発明で、前記所定電位および前記スレッショルドレベルを変更可能な、レベル変更手段をさらに含むことを特徴とする。
本発明に従えば、所定電位およびスレッショルドレベルを変更可能なので、接点の種類によって最適な所定電位を選択可能となる。また、腐食防止電流を流す動作頻度や、動作状況に応じて、動的に所定電位を変更することも可能となる。たとえば、始動時には、接点に腐食防止電流を流す頻度を上げるために、所定電位を判定側、たとえばローサイド側のスイッチの接点では接地電位側、ハイサイド側のスイッチの接点では電源電位側に、それぞれ変更することができる。
また本発明で、前記比較手段は、前記所定電位にヒステリシスを有することを特徴とする。
本発明に従えば、腐食防止電流を流すための腐食判定の所定電位にヒステリシスを付けている。ヒステリシスを付けなければ、スイッチなどの接点が開閉時に機械的に断続を繰返すチャタリングに応じ、腐食との判定で腐食防止電流を流すことと、腐食でないとの判定で腐食防止電流を流さないこととを繰返し、入力信号ラインの電位が大きく変動して後段の処理に影響が生じるおそれがある。所定電位にヒステリシスを付ければ、腐食との判定で腐食防止電流を流して接点の腐食防止を図る際にチャタリングが生じても、腐食防止電流が繰返して流れることを防止し、後段への影響を避けることができる。
さらに本発明は、接点に接続される入力信号ラインの電位を、接点の腐食となりうる所定電位と比較して、接点が腐食と判定するときには、接点に腐食防止電流を流す接点腐食防止方法において、
腐食防止電流を流す期間には、入力信号ラインに生じる電位変動の後段への影響を抑制することを特徴とする接点腐食防止方法である。
本発明に従えば、接点に接続される入力信号ラインの電位を、接点の腐食となりうる所定電位と比較して、接点が腐食と判定するときには、接点に腐食防止電流を流して、接点から酸化物等を除去し、接触抵抗を減少させて接点を回復させ、腐食防止を図ることができる。腐食防止電流を流す期間には、入力信号ラインに生じる電位変動の後段への影響を抑制するので、腐食防止電流を流して入力信号ラインの電位が変動しても、後段には影響しないようにすることができ、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
さらに本発明は、接点に接続され、その電位によって、接点の接続状態を判定するための入力信号ラインと、
入力信号ラインに接続され、能動化によって入力信号ラインに接点の腐食防止電流を流すことが可能な状態となる低インピーダンス手段と、
入力信号ラインに接続される高インピーダンス手段と、
入力信号ラインの電位と接点の腐食となりうる所定電位とを比較し、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化する比較手段とを備える接点腐食防止装置において、
比較手段によって低インピーダンス手段が能動化されて、腐食防止電流が流れる時点で、予め設定される最小時間は該腐食防止電流を流し続ける状態を保持する電流保持手段を、
さらに含むことを特徴とする接点腐食防止装置である。
本発明に従えば、接点腐食防止装置は、低インピーダンス手段と高インピーダンス手段と比較手段とを備え、電流保持手段をさらに含む。入力信号ラインには、接点の接続状態が論理判定される信号が入力され、比較手段の所定電位は、論理判定のスレッショルドレベルよりも、非判定側に設定されている。低インピーダンス手段は、能動化されることによって、接点に接続される入力信号ラインのインピーダンスを、接点に腐食防止電流を流すことが可能な低インピーダンスの状態にしうる。高インピーダンス手段は、入力信号ラインのインピーダンスを、低インピーダンス手段の能動化で低インピーダンスの状態にされない期間に、その低インピーダンスよりも高いインピーダンスに保つ。比較手段は、入力信号ラインの電位を、接点の腐食となりうる所定電位と比較して、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化して入力信号ラインが低インピーダンスの状態となるようにするので、接点の腐食の判定時にのみ腐食防止電流を流して接点の腐食防止を図ることができる。電流保持手段は、比較手段によって低インピーダンス手段が入力信号ラインを低インピーダンスにするように制御されて、腐食防止電流が流れる時点で、予め設定される最小時間は該腐食防止電流を流し続ける状態を保持する。比較手段が腐食と判定して腐食防止電流が流れると、入力信号ラインの電位が変動して、腐食と判定することを繰返すような腐食防止動作のチャタリングが生じるおそれがある。電流保持手段によって、予め設定される最小時間は該腐食防止電流を流し続ける状態を保持するので、接点の腐食防止を図ることができ、かつ腐食防止動作のチャタリングを防止し、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
さらに本発明は、接点に接続され、その電位によって、接点の接続状態を判定するための入力信号ラインと、
入力信号ラインに接続され、能動化によって入力信号ラインに接点の腐食防止電流を流すことが可能な状態となる低インピーダンス手段と、
入力信号ラインに接続される高インピーダンス手段と、
入力信号ラインの電位と接点の腐食となりうる所定電位とを比較し、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化する比較手段とを備える接点腐食防止装置において、
入力信号ラインに挿入され、比較手段によって低インピーダンス手段が能動化されて、腐食防止電流が流れる時点で、入力信号ラインを介する後段での信号処理を阻止する処理阻止手段を、
さらに含むことを特徴とする接点腐食防止装置である。
本発明に従えば、接点腐食防止装置は、低インピーダンス手段と高インピーダンス手段と比較手段とを備え、処理阻止手段をさらに含む。入力信号ラインには、接点の接続状態が論理判定される信号が入力され、比較手段の所定電位は、論理判定のスレッショルドレベルよりも、非判定側に設定されている。低インピーダンス手段は、能動化されることによって、接点に接続される入力信号ラインのインピーダンスを、接点に腐食防止電流を流すことが可能な低インピーダンスの状態にしうる。高インピーダンス手段は、入力信号ラインのインピーダンスを、低インピーダンス手段の能動化で低インピーダンスの状態にされない期間に、その低インピーダンスよりも高いインピーダンスに保つ。比較手段は、入力信号ラインの電位を、接点の腐食となりうる所定電位と比較して、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化して入力信号ラインが低インピーダンスの状態となるようにするので、接点の腐食の判定時にのみ腐食防止電流を流して接点の腐食防止を図ることができる。処理阻止手段は、入力信号ラインに挿入され、比較手段によって低インピーダンス手段が能動化されて、腐食防止電流が流れる時点で、入力信号ラインを介する後段での信号処理をマスク処理やフィルタ処理などで阻止するので、腐食防止電流による一時的な入力信号ラインの電位の変動が後段の処理に悪影響を与えないようにして、腐食防止電流による接点の腐食防止を図り、かつ、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
また本発明で、前記入力信号ラインの後段には処理回路が接続され、
前記処理阻止手段は、前記腐食防止電流が流れる期間に、後段の処理回路の出力を固定することを特徴とする。
本発明に従えば、入力信号ラインの後段には処理回路が接続され、処理阻止手段は、腐食防止電流が流れる期間に、後段の処理回路の出力を固定するので、腐食防止電流による一時的な入力信号ラインの電位の変動が後段の処理回路に悪影響を与えないようにすることができる。
また本発明で、前記処理阻止手段は、前記腐食防止電流が流れる期間だけでなく、その後、予め定める時間は前記後段の処理回路の出力を固定することを特徴とする。
本発明に従えば、処理阻止手段は、腐食防止電流が流れる期間だけでなく、その後、予め定める時間は後段の処理回路の出力を固定するので、腐食防止電流の通電終了後、入力信号ラインの電位が安定するまでの間は、処理回路の出力を固定して、入力論理を後段の処理に使用しないで、誤動作を防ぐことができる。
さらに本発明は、接点に接続され、その電位によって、接点の接続状態を判定するための入力信号ラインと、
入力信号ラインに接続され、能動化によって入力信号ラインに接点の腐食防止電流を流すことが可能な状態となる低インピーダンス手段と、
入力信号ラインに接続される高インピーダンス手段と、
入力信号ラインの電位と接点の腐食となりうる所定電位とを比較し、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化する比較手段とを備える接点腐食防止装置において、
高インピーダンス手段は、入力信号ラインを高インピーダンスに保つインピーダンスを複数備え、いずれかあるいは複数のインピーダンスを選択可能であることを特徴とする接点腐食防止装置である。
本発明に従えば、接点腐食防止装置は、低インピーダンス手段と高インピーダンス手段と比較手段とを備える。入力信号ラインには、接点の接続状態が論理判定される信号が入力され、比較手段の所定電位は、論理判定のスレッショルドレベルよりも、非判定側に設定されている。低インピーダンス手段は、能動化されることによって、接点に接続される入力信号ラインのインピーダンスを、接点に腐食防止電流を流すことが可能な低インピーダンスの状態にしうる。高インピーダンス手段は、入力信号ラインのインピーダンスを、低インピーダンス手段の能動化で低インピーダンスの状態にされない期間に、その低インピーダンスよりも高いインピーダンスに保つ。比較手段は、入力信号ラインの電位を、接点の腐食となりうる所定電位と比較して、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化して入力信号ラインが低インピーダンスの状態となるようにするので、接点の腐食の判定時にのみ腐食防止電流を流して接点の腐食防止を図ることができる。高インピーダンス手段は、入力信号ラインを高インピーダンスに保つインピーダンスを複数備え、いずれかあるいは複数のインピーダンスを選択可能である。高インピーダンス手段は、入力信号ラインが接続される接点がローサイド側のスイッチのものであればプルアップ用のインピーダンス、ハイサイド側のスイッチのものであればプルダウン用のインピーダンスを、複数備えて選択可能である。接点の状態に応じて複数のインピーダンスを選択するようにすれば、接点腐食回路動作時のインピーダンス変化を小さくし、接点の腐食防止を図り、かつ、腐食防止電流が流れる時点での電位変動を抑制して、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
さらに本発明は、接点に接続され、その電位によって、接点の接続状態を判定するための入力信号ラインと、
入力信号ラインに接続され、能動化によって入力信号ラインに接点の腐食防止電流を流すことが可能な状態となる低インピーダンス手段と、
入力信号ラインに接続される高インピーダンス手段と、
入力信号ラインの電位と接点の腐食となりうる所定電位とを比較し、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化する比較手段とを備える接点腐食防止装置において、
低インピーダンス手段は、比較手段が腐食と判定するときに出力される信号で駆動されるスイッチング素子を備え、
比較手段からスイッチング素子を駆動する信号の変化を緩和する信号緩和手段を、
さらに含むことを特徴とする接点腐食防止装置である。
本発明に従えば、接点腐食防止装置は、低インピーダンス手段と高インピーダンス手段と比較手段とを備え、さらに信号緩和手段を含む。入力信号ラインには、接点の接続状態が論理判定される信号が入力され、比較手段の所定電位は、論理判定のスレッショルドレベルよりも、非判定側に設定されている。低インピーダンス手段は、能動化されることによって、接点に接続される入力信号ラインのインピーダンスを、接点に腐食防止電流を流すことが可能な低インピーダンスの状態にしうる。高インピーダンス手段は、入力信号ラインのインピーダンスを、低インピーダンス手段の能動化で低インピーダンスの状態にされない期間に、その低インピーダンスよりも高いインピーダンスに保つ。比較手段は、入力信号ラインの電位を、接点の腐食となりうる所定電位と比較して、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化して入力信号ラインが低インピーダンスの状態となるようにするので、接点の腐食の判定時にのみ腐食防止電流を流して接点の腐食防止を図ることができる。低インピーダンス手段はスイッチング素子を備える。低インピーダンス手段のスイッチング素子は、比較手段が腐食と判定するときに出力される信号で駆動され、入力信号ラインのインピーダンスを低インピーダンスにして、接点が閉状態であれば腐食防止電流を流し、接点の腐食防止を図ることができる。信号緩和手段は、比較手段からスイッチング素子を駆動する信号の変化を緩和するので、スイッチング素子の駆動に伴う低インピーダンス手段でのインピーダンスの変化量を小さくして、腐食防止電流の変化も小さくし、酸化膜破壊時の接点電位変化量を抑制して、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
さらに本発明は、接点に接続される入力信号ラインの電位を、接点の腐食となりうる所定電位と比較して、接点が腐食と判定するときには、接点に腐食防止電流を流す接点腐食防止方法において、
腐食防止電流を流す頻度を低減することを特徴とする接点腐食防止方法である。
本発明に従えば、接点に接続される入力信号ラインの電位を、接点の腐食となりうる所定電位と比較して、接点が腐食と判定するときには、接点に腐食防止電流を流して、接点から酸化物等を除去し、接触抵抗を減少させて接点を回復させ、腐食防止を図ることができる。腐食防止電流を流す頻度を低減するので、腐食防止電流を流す動作に伴う後段の誤動作の頻度も低減し、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
さらに本発明は、接点に接続され、その電位によって、接点の接続状態を判定するための入力信号ラインと、
入力信号ラインに接続され、能動化によって入力信号ラインに接点の腐食防止電流を流すことが可能な状態となる低インピーダンス手段と、
入力信号ラインに接続される高インピーダンス手段と、
入力信号ラインの電位と接点の腐食となりうる所定電位とを比較し、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化する比較手段とを備える接点腐食防止装置において、
比較手段が腐食と判定するときの低インピーダンス手段に対する能動化を、腐食の判定が予め定める時間継続した後で行うように遅延させる遅延手段を、
さらに含むことを特徴とする接点腐食防止装置である。
本発明に従えば、接点腐食防止装置は、低インピーダンス手段と高インピーダンス手段と比較手段とを備え、入力信号ラインには、接点の接続状態が論理判定される信号が入力され、比較手段の所定電位は、論理判定のスレッショルドレベルよりも、非判定側に設定されている。低インピーダンス手段は、能動化されることによって、接点に接続される入力信号ラインのインピーダンスを、接点に腐食防止電流を流すことが可能な低インピーダンスの状態にしうる。高インピーダンス手段は、入力信号ラインのインピーダンスを、低インピーダンス手段の能動化で低インピーダンスの状態にされない期間に、その低インピーダンスよりも高いインピーダンスに保つ。比較手段は、入力信号ラインの電位を、接点の腐食となりうる所定電位と比較して、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化して入力信号ラインが低インピーダンスの状態となるようにするので、接点の腐食の判定時にのみ腐食防止電流を流して接点の腐食防止を図ることができる。低インピーダンス手段で入力信号ラインを低インピーダンスにして接点腐食防止電流を流すことができる状態にする制御を、腐食の判定が予め定める時間継続した後で行うように遅延手段によって遅延させるので、腐食防止動作の過剰な反応を防止し、動作頻度を下げることができ、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
さらに本発明は、接点に接続され、その電位によって、接点の接続状態を判定するための入力信号ラインと、
入力信号ラインに接続され、能動化によって入力信号ラインに接点の腐食防止電流を流すことが可能な状態となる低インピーダンス手段と、
入力信号ラインに接続される高インピーダンス手段と、
入力信号ラインの電位と接点の腐食となりうる所定電位とを比較し、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化する比較手段とを備える接点腐食防止装置において、
比較手段は、入力信号ラインの電位が所定電位を越える回数を計数するカウンタを備え、カウンタの計数値が規定回数に達すると、低インピーダンス手段を能動化して腐食防止電流を流すように制御することを特徴とする接点腐食防止装置である。
本発明に従えば、接点腐食防止装置は、低インピーダンス手段と高インピーダンス手段と比較手段とを備え、入力信号ラインには、接点の接続状態が論理判定される信号が入力され、比較手段の所定電位は、論理判定のスレッショルドレベルよりも、非判定側に設定されている。低インピーダンス手段は、能動化されることによって、接点に接続される入力信号ラインのインピーダンスを、接点に腐食防止電流を流すことが可能な低インピーダンスの状態にしうる。高インピーダンス手段は、入力信号ラインのインピーダンスを、低インピーダンス手段の能動化で低インピーダンスの状態にされない期間に、その低インピーダンスよりも高いインピーダンスに保つ。比較手段は、入力信号ラインの電位を、接点の腐食となりうる所定電位と比較して、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化して入力信号ラインが低インピーダンスの状態となるようにするので、接点の腐食の判定時にのみ腐食防止電流を流して接点の腐食防止を図ることができる。比較手段はカウンタを備える。カウンタは、入力信号ラインの電位が所定電位を越える回数を計数する。比較手段は、カウンタの計数値が規定回数に達すると、低インピーダンス手段を能動化して腐食防止電流を流すように制御するので、腐食防止動作の過剰な反応を防止し、動作頻度を下げることができ、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
また本発明で、前記比較手段は、前記カウンタで、予め定める時間当りの回数を計数することを特徴とする。
本発明に従えば、比較手段は、カウンタで、予め定める時間当りの回数を計数するので、予め定める時間に腐食の判定が多くなされるときに、実際に腐食が生じていると判定し、腐食防止電流を流すようにすることができる。
さらに本発明は、接点に接続され、その電位によって、接点の接続状態を判定するための入力信号ラインと、
入力信号ラインに接続され、能動化によって入力信号ラインに接点の腐食防止電流を流すことが可能な状態となる低インピーダンス手段と、
入力信号ラインに接続される高インピーダンス手段と、
入力信号ラインの電位と接点の腐食となりうる所定電位とを比較し、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化する比較手段とを備える接点腐食防止装置において、
腐食防止電流を、滑らかに変化する脈流として供給する電流供給手段を、
さらに含むことを特徴とする接点腐食防止装置である。
本発明に従えば、接点腐食防止装置は、低インピーダンス手段と高インピーダンス手段と比較手段とを備え、電流供給手段をさらに含む。入力信号ラインには、接点の接続状態が論理判定される信号が入力され、比較手段の所定電位は、論理判定のスレッショルドレベルよりも、非判定側に設定されている。低インピーダンス手段は、能動化されることによって、接点に接続される入力信号ラインのインピーダンスを、接点に腐食防止電流を流すことが可能な低インピーダンスの状態にしうる。高インピーダンス手段は、入力信号ラインのインピーダンスを、低インピーダンス手段の能動化で低インピーダンスの状態にされない期間に、その低インピーダンスよりも高いインピーダンスに保つ。比較手段は、入力信号ラインの電位を、接点の腐食となりうる所定電位と比較して、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化して入力信号ラインが低インピーダンスの状態となるようにするので、接点の腐食の判定時にのみ腐食防止電流を流して接点の腐食防止を図ることができる。電流供給手段は、腐食防止電流を、滑らかに変化する脈流として供給するので、腐食防止電流を接点に供給して腐食防止を図り、かつ、腐食防止電流を滑らかに変化する脈流として供給して腐食防止動作の低ノイズ化を図ることができる。腐食防止動作時の低ノイズ化によって、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
さらに本発明は、接点に接続され、その電位によって、接点の接続状態を判定するための入力信号ラインと、
入力信号ラインに接続され、能動化によって入力信号ラインに接点の腐食防止電流を流すことが可能な状態となる低インピーダンス手段と、
入力信号ラインに接続される高インピーダンス手段と、
入力信号ラインの電位と接点の腐食となりうる所定電位とを比較し、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化する比較手段とを備える接点腐食防止装置において、
腐食防止電流を、バースト状に供給する電流供給手段を、
さらに含むことを特徴とする接点腐食防止装置である。
本発明に従えば、接点腐食防止装置は、低インピーダンス手段と高インピーダンス手段と比較手段とを備え、電流供給手段をさらに含む。入力信号ラインには、接点の接続状態が論理判定される信号が入力され、比較手段の所定電位は、論理判定のスレッショルドレベルよりも、非判定側に設定されている。低インピーダンス手段は、能動化されることによって、接点に接続される入力信号ラインのインピーダンスを、接点に腐食防止電流を流すことが可能な低インピーダンスの状態にしうる。高インピーダンス手段は、入力信号ラインのインピーダンスを、低インピーダンス手段の能動化で低インピーダンスの状態にされない期間に、その低インピーダンスよりも高いインピーダンスに保つ。比較手段は、入力信号ラインの電位を、接点の腐食となりうる所定電位と比較して、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化して入力信号ラインが低インピーダンスの状態となるようにするので、接点の腐食の判定時にのみ腐食防止電流を流して接点の腐食防止を図ることができる。電流供給手段は、腐食防止電流を、バースト状に供給するので、接点腐食と判定されるときの接点の回復を確実に行い、腐食防止動作の頻度を低下させ、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
さらに本発明は、接点に接続され、その電位によって、接点の接続状態を判定するための入力信号ラインと、
入力信号ラインに接続され、能動化によって入力信号ラインに接点の腐食防止電流を流すことが可能な状態となる低インピーダンス手段と、
入力信号ラインに接続される高インピーダンス手段と、
入力信号ラインの電位と接点の腐食となりうる所定電位とを比較し、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化する比較手段とを備える接点腐食防止装置において、
腐食防止電流を、通電パターンを変更して供給可能な電流供給手段を、
さらに含むことを特徴とする接点腐食防止装置である。
本発明に従えば、接点腐食防止装置は、低インピーダンス手段と高インピーダンス手段と比較手段とを備え、電流供給手段をさらに含む。入力信号ラインには、接点の接続状態が論理判定される信号が入力され、比較手段の所定電位は、論理判定のスレッショルドレベルよりも、非判定側に設定されている。低インピーダンス手段は、能動化されることによって、接点に接続される入力信号ラインのインピーダンスを、接点に腐食防止電流を流すことが可能な低インピーダンスの状態にしうる。高インピーダンス手段は、入力信号ラインのインピーダンスを、低インピーダンス手段の能動化で低インピーダンスの状態にされない期間に、その低インピーダンスよりも高いインピーダンスに保つ。比較手段は、入力信号ラインの電位を、接点の腐食となりうる所定電位と比較して、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化して入力信号ラインが低インピーダンスの状態となるようにするので、接点の腐食の判定時にのみ腐食防止電流を流して接点の腐食防止を図ることができる。電流供給手段は、腐食防止電流を、通電パターンを変更して供給可能であるので、通電パターンを接点の種類に応じて選択したり、接点を回復することができないときに異なる通電パターンに切換えることも可能となり、確実な腐食防止を図ることができる。接点の腐食防止を確実にすることによって、腐食防止電流が流れる頻度を低下させ、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
さらに本発明は、接点に接続される入力信号ラインの電位を、接点の腐食となりうる所定電位と比較して、接点が腐食と判定するときには、接点に腐食防止電流を流す接点腐食防止方法において、
入力信号ラインのインピーダンスを、ノイズに対して低下させることを特徴とする接点腐食防止方法である。
本発明に従えば、接点に接続される入力信号ラインの電位を、接点の腐食となりうる所定電位と比較して、接点が腐食と判定するときには、接点に腐食防止電流を流して、接点から酸化物等を除去し、接触抵抗を減少させて接点を回復させ、腐食防止を図ることができる。入力信号ラインのインピーダンスを、ノイズに対して低下させるので、耐ノイズ性を向上させ、ノイズによる入力信号ラインの電位変動を抑制し、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
さらに本発明は、接点に接続され、その電位によって、接点の接続状態を判定するための入力信号ラインと、
入力信号ラインに接続され、能動化によって入力信号ラインに接点の腐食防止電流を流すことが可能な状態となる低インピーダンス手段と、
入力信号ラインに接続される高インピーダンス手段と、
入力信号ラインの電位と接点の腐食となりうる所定電位とを比較し、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化する比較手段とを備える接点腐食防止装置において、
入力信号ラインのノイズを検出するノイズ検出手段と、
ノイズ検出手段がノイズを検出するときに、低インピーダンス手段の能動化によって低下する入力信号ラインのインピーダンスを、さらに低下させるインピーダンス低下手段とを、
さらに含むことを特徴とする接点腐食防止装置である。
本発明に従えば、接点腐食防止装置は、低インピーダンス手段と高インピーダンス手段と比較手段とを備え、ノイズ検出手段とインピーダンス低下手段とをさらに含む。入力信号ラインには、接点の接続状態が論理判定される信号が入力され、比較手段の所定電位は、論理判定のスレッショルドレベルよりも、非判定側に設定されている。低インピーダンス手段は、能動化されることによって、接点に接続される入力信号ラインのインピーダンスを、接点に腐食防止電流を流すことが可能な低インピーダンスの状態にしうる。高インピーダンス手段は、入力信号ラインのインピーダンスを、低インピーダンス手段の能動化で低インピーダンスの状態にされない期間に、その低インピーダンスよりも高いインピーダンスに保つ。比較手段は、入力信号ラインの電位を、接点の腐食となりうる所定電位と比較して、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化して入力信号ラインが低インピーダンスの状態となるようにするので、接点の腐食の判定時にのみ腐食防止電流を流して接点の腐食防止を図ることができる。ノイズ検出手段は、入力信号ラインのノイズを検出し、インピーダンス低下手段は、ノイズ検出手段がノイズを検出するときに、低インピーダンス手段によって低インピーダンスに制御される入力信号ラインのインピーダンスを、さらに低下させるので、耐ノイズ性を向上させ、ノイズによる入力信号ラインの電位変動を抑制し、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。ノイズ検出手段がノイズを検出しなければ、インピーダンス低下手段による入力信号ラインのインピーダンス低下は生じないので、常時インピーダンスを低下させないようにすることができる。常時インピーダンスを低下させると、腐食防止電流が増加するため、接点や後段の処理回路での信頼性低下を招くおそれがある。ノイズが検出されて、インピーダンスの低下が必要な状態でのみ、インピーダンス低下手段が入力信号ラインのインピーダンスを低インピーダンス手段による低インピーダンスよりも低下させて、必要な状態でのみインピーダンスを下げることができる。
また本発明で、前記ノイズ検出手段は、前記比較手段の所定電位に対して逆方向に設定される基準レベルに基づいてノイズ検出の有無を判定することを特徴とする。
本発明に従えば、ノイズ検出手段は、比較手段の所定電位に対して逆方向に設定される基準レベルに基づいてノイズ検出の有無を判定する。たとえば、接点がローサイド側のスイッチによるものであれば、スイッチが閉状態での腐食を判定する所定電位は接地電位側に設定され、スイッチが開状態でのノイズレベルを検出する基準レベルは電源電位側に設定し、ノイズによって入力信号ラインの電位が基準レベルよりも低下することを検出可能である。
さらに本発明は、接点に接続される入力信号ラインのインピーダンスを、接点に腐食防止電流を流すことが接点に接続され、その電位によって、接点の接続状態を判定するための入力信号ラインと、
入力信号ラインに接続され、能動化によって入力信号ラインに接点の腐食防止電流を流すことが可能な状態となる低インピーダンス手段と、
入力信号ラインに接続される高インピーダンス手段と、
入力信号ラインの電位と接点の腐食となりうる所定電位とを比較し、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化する比較手段とを備える接点腐食防止装置において、
入力信号ラインに接続され、高周波では、低インピーダンス手段の能動化によって低下する入力信号ラインのインピーダンスを、さらに低下させることが可能な高周波低インピーダンス素子を、
さらに含むことを特徴とする接点腐食防止装置である。
本発明に従えば、接点腐食防止装置は、低インピーダンス手段と高インピーダンス手段と比較手段とを備え、高周波低インピーダンス素子をさらに含む。入力信号ラインには、接点の接続状態が論理判定される信号が入力され、比較手段の所定電位は、論理判定のスレッショルドレベルよりも、非判定側に設定されている。低インピーダンス手段は、能動化されることによって、接点に接続される入力信号ラインのインピーダンスを、接点に腐食防止電流を流すことが可能な低インピーダンスの状態にしうる。高インピーダンス手段は、入力信号ラインのインピーダンスを、低インピーダンス手段の能動化で低インピーダンスの状態にされない期間に、その低インピーダンスよりも高いインピーダンスに保つ。比較手段は、入力信号ラインの電位を、接点の腐食となりうる所定電位と比較して、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化して入力信号ラインが低インピーダンスの状態となるようにするので、接点の腐食の判定時にのみ腐食防止電流を流して接点の腐食防止を図ることができる。高周波低インピーダンス素子は、入力信号ラインに接続され、高周波では、低インピーダンス手段の能動化によって低下する入力信号ラインのインピーダンスを、さらに低くすることが可能であるので、入力信号ラインに高周波のノイズが混入しても、電位が高くならないようにして、ノイズの影響を受けないよう耐ノイズ性を向上させ、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
さらに本発明は、接点に接続され、その電位によって、接点の接続状態を判定するための入力信号ラインと、
入力信号ラインに接続され、能動化によって入力信号ラインに接点の腐食防止電流を流すことが可能な状態となる低インピーダンス手段と、
入力信号ラインに接続される高インピーダンス手段と、
入力信号ラインの電位と接点の腐食となりうる所定電位とを比較し、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化する比較手段とを備える接点腐食防止装置において、
電磁波障害を検出する障害検出手段と、
障害検出手段が電磁波障害を検出するときに、低インピーダンス手段の能動化によって低下する入力信号ラインのインピーダンスを、さらに低下させるインピーダンス低下手段とを、
さらに含むことを特徴とする接点腐食防止装置である。
本発明に従えば、接点腐食防止装置は、低インピーダンス手段と高インピーダンス手段と比較手段とを備え、障害検出手段とインピーダンス低下手段とをさらに含む。入力信号ラインには、接点の接続状態が論理判定される信号が入力され、比較手段の所定電位は、論理判定のスレッショルドレベルよりも、非判定側に設定されている。低インピーダンス手段は、能動化されることによって、接点に接続される入力信号ラインのインピーダンスを、接点に腐食防止電流を流すことが可能な低インピーダンスの状態にしうる。高インピーダンス手段は、入力信号ラインのインピーダンスを、低インピーダンス手段の能動化で低インピーダンスの状態にされない期間に、その低インピーダンスよりも高いインピーダンスに保つ。比較手段は、入力信号ラインの電位を、接点の腐食となりうる所定電位と比較して、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化して入力信号ラインが低インピーダンスの状態となるようにするので、接点の腐食の判定時にのみ腐食防止電流を流して接点の腐食防止を図ることができる。障害検出手段は、EMI(Electro-Magnetic Interference )などの電磁波障害を検出し、インピーダンス低下手段は、障害検出手段が電磁波障害を検出するときに、低インピーダンス手段の能動化によって低下する入力信号ラインのインピーダンスを、さらに低下させる。障害検出手段が電磁波障害を検出しなければ、インピーダンス低下手段による入力信号ラインのインピーダンス低下は生じないので、常時インピーダンスを低下させないようにすることができる。常時インピーダンスを低下させると、腐食防止電流が増加するため、接点や後段の処理回路での信頼性低下を招くおそれがある。ノイズが検出されて、インピーダンスの低下が必要な状態でのみ、インピーダンス低下手段が入力信号ラインのインピーダンスを低インピーダンス手段による低インピーダンスよりも低下させて、必要な状態でのみインピーダンスを下げることができる。
本発明によれば、腐食防止方法として、接点に接続される入力信号ラインの電位を所定電位と比較して、接点が腐食していると判定するときには、接点に腐食防止電流を流して腐食防止を図ることができる。腐食と判定する所定電位は、論理判定のスレッショルドレベルよりも、非判定側に設定するので、接点に腐食防止電流が流れても、入力信号ラインの電位は論理判定のスレッショルドレベルに達しないうちに接触抵抗が減少すると期待することができ、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
さらに本発明によれば、接点腐食防止装置として、比較手段が入力信号ラインの電位を所定電位と比較して、接点が腐食と判定するときに低インピーダンス手段の能動化によって入力信号ラインが低インピーダンスになるように制御するので、接点の腐食の判定時にのみ腐食防止電流を流して接点の腐食防止を図ることができる。腐食と判定する所定電位は、論理判定のスレッショルドレベルよりも、非判定側に設定するので、接点に腐食防止電流が流れても、入力信号ラインの電位は論理判定のスレッショルドに達しないうちに接触抵抗が減少すると期待することができ、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
また本発明によれば、入力信号ラインにアナログ/デジタル変換手段を設ければ、個別に比較手段と論理判定の手段とを設ける必要がなくなり、回路規模の小型化を図ることができる。
また本発明によれば、接点の種類によって最適な所定電位が選択可能となり、腐食防止電流を流す動作頻度や、動作状況に応じて、動的に所定電位を変更することも可能となる。
また本発明によれば、腐食防止電流を流すための腐食判定の所定電位にヒステリシスを付けて、チャタリングが生じて腐食防止電流が繰返して流れることを防止し、後段への影響を避けることができる。
さらに本発明によれば、接点腐食防止方法として、接点が腐食と判定するときには、接点に腐食防止電流を流して、接点から酸化物等を除去し、接触抵抗を減少させて接点を回復させ、腐食防止を図る期間には、入力信号ラインに生じる電位変動の後段への影響を抑制するので、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
さらに本発明によれば、接点腐食防止装置として、比較手段が腐食と判定して腐食防止電流が流れると、電流保持手段によって、予め設定される最小時間は該腐食防止電流を流し続ける状態を保持するので、接点の腐食防止を図ることができ、かつ腐食防止動作のチャタリングを防止し、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
さらに本発明によれば、接点腐食防止装置として、腐食防止電流が流れる時点で、入力信号ラインを介する後段での信号処理を阻止するので、腐食防止電流による一時的な入力信号ラインの電位の変動が後段の処理に悪影響を与えないようにして、腐食防止電流による接点の腐食防止を図り、かつ、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
また本発明によれば、処理阻止手段は、腐食防止電流が流れる期間に、後段の処理回路の出力を固定するので、腐食防止電流による一時的な入力信号ラインの電位の変動が後段の処理回路に悪影響を与えないようにすることができる。
また本発明によれば、腐食防止電流が流れると、入力信号ラインの電位が安定するまでの間は、処理回路の出力を固定して、誤動作を防ぐことができる。
さらに本発明によれば、接点腐食防止装置として、高インピーダンス手段は、入力信号ラインのインピーダンスを、複数備えていずれかまたは複数を選択可能である。接点の状態に応じて複数のインピーダンスのうちから1または複数のインピーダンスを選択し、接点腐食回路動作時のインピーダンス変化を小さくし、接点の腐食防止を図り、かつ、腐食防止電流が流れる時点での電位変動を抑制して、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
さらに本発明によれば、接点腐食防止装置として、低インピーダンス手段のスイッチング素子を駆動する信号の変化を緩和するので、スイッチング素子の駆動に伴う低インピーダンス手段でのインピーダンスの変化量を小さくして、腐食防止電流の変化も小さくし、酸化膜破壊時の接点電位変化量を抑制して、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
さらに本発明によれば、接点腐食防止方法として、接点に接続される入力信号ラインの電位を所定電位と比較して、接点が腐食と判定するときには、接点に腐食防止電流を流して腐食防止を図る頻度を低減するので、腐食防止電流を流す動作に伴う後段の誤動作の頻度も低減し、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
さらに本発明によれば、接点腐食防止装置として、比較手段が腐食と判定するときの低インピーダンス手段に対する制御を、腐食の判定が予め定める時間継続した後で行うように遅延手段によって遅延させるので、腐食防止動作の過剰な反応を防止し、動作頻度を下げることができ、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
さらに本発明によれば、接点腐食防止装置として、比較手段は、カウンタの計数値が規定回数に達すると、低インピーダンス手段を制御して腐食防止電流を流すように制御するので、腐食防止動作の過剰な反応を防止し、動作頻度を下げることができ、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
また本発明によれば、予め定める時間に腐食の判定が多くなされるときに、実際に腐食が生じていると判定し、腐食防止電流を流すようにすることができる。
さらに本発明によれば、接点腐食防止装置として、電流供給手段は、腐食防止電流を、滑らかに変化する脈流として供給するので、腐食防止電流を接点に供給して腐食防止を図り、かつ、腐食防止動作時の低ノイズ化によって、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
さらに本発明によれば、接点腐食防止装置として、腐食防止電流をバースト状に供給するので、接点腐食と判定されるときの接点の回復を確実に行い、腐食防止動作の頻度を低下させ、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
さらに本発明によれば、接点腐食防止装置として、腐食防止電流を、通電パターンを変更して供給可能であるので、接点の腐食防止を確実に行い、腐食防止電流が流れる頻度を低下させ、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
さらに本発明によれば、接点腐食防止方法として、接点に接続される入力信号ラインの電位を所定電位と比較して、接点が腐食と判定するときには、接点に腐食防止電流を流して、腐食防止を図り、入力信号ラインのインピーダンスを、ノイズに対して低下させるので、耐ノイズ性を向上させることができる。ノイズによる入力信号ラインの電位変動を抑制し、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
さらに本発明によれば、接点腐食防止装置として、入力信号ラインのノイズを検出するときに、入力信号ラインのインピーダンスを、低インピーダンス手段の能動化による低下よりもさらに低下させるので、耐ノイズ性を向上させ、接点の開閉状態を利用する際のノイズによる誤動作を防止することができる。
また本発明によれば、ノイズ検出手段は、比較手段の所定電位に対して逆方向に設定される基準レベルに基づいてノイズ検出の有無を判定するので、後段側での論理判定の誤動作が生じる前に、接点腐食防止動作を行わせることができる。
さらに本発明によれば、接点腐食防止装置として、接点の腐食が進行すると、腐食防止電流を流して、腐食からの回復を図ることができるとともに、入力信号ラインに高周波のノイズが混入しても、ノイズの影響を受けないよう耐ノイズ性を向上させ、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
さらに本発明よれば、接点腐食防止装置として、EMIなどの電磁波障害を検出するときに、入力信号ラインのインピーダンスを、さらに低下させ、後段の処理への影響を防ぐことができる。
以下、本発明の実施の各形態について、図を参照して説明する。実施の各形態で、先行して説明している部分に対応する機能を有する部分には同一の参照符を付し、重複する説明を省略する。ただし、同一の参照符を付している部分は全く同一の構成を有しているとは限らず、種々の変形形態を含むことはもちろんである。また実施の各形態は、特徴部分を他の実施の形態と組合わせることもできる。
図1は、本発明の実施の第1形態である接点腐食防止装置1の概略的な電気的構成および動作の例を示す。(a)は電気的構成を示し、接点腐食防止装置1は、スイッチ2の接点3の腐食防止の機能を有する。接点3は、入力信号ライン4を介して後段の電子制御装置5の入力側に接続される。接点3は、コネクタなどの接点であってもよい。接点腐食防止装置1は、大規模半導体集積回路(LSI)の一部として実現される。電源6は、LSIの外部から供給される電力から論理回路動作用の電源電圧を生成して、LSIの内部に供給する。論理回路動作用の電源電圧は、たとえば5Vや3.3Vである。この電源電圧は、ローサイド側を接地してハイサイド側に出力される。なお、スイッチ2やコネクタの形式や構造に従って、接点3の数や構造も異なる。いずれにしても、接点3の接触抵抗は、相互に接触して電気的接続がなされる表面部分間の電気抵抗である。
スイッチ2は電源6のローサイド側に接続され、スイッチ2がオンになると、接点3は接地電位に接続される。入力信号ライン4には、低インピーダンス手段であるスイッチング素子7および高インピーダンス手段である抵抗8が電源6のハイサイド側に接続される。スイッチング素子7は、たとえばPチャネルMOSトランジスタで実現され、そのゲートにはコンパレータ9が入力信号ライン4の電位を基準電位源10によって与えられる所定電位VXと比較して、電位が所定電位VXよりも高いと判定するときに出力する駆動信号が与えられる。所定電位は、接点3の腐食となりうる電位として設定される。コンパレータ9は、反転入力端子が入力信号ライン4に接続され、非反転入力端子が基準電位源10によって与えられる所定電位VXに接続される。基準電位源10は、たとえば抵抗10a,10bによる分圧回路で、電源電位VBを分圧するように形成される。入力信号ライン4の電位が所定電位VXよりも接地電位側に低い場合、コンパレータ9からはハイレベル(Hi)の論理出力が駆動信号として導出され、PチャネルMOSトランジスタであるスイッチング素子7オフ状態となる。入力信号ライン4の電位が所定電位VXよりも電源6のハイサイド側に高い場合、コンパレータ9からはローレベル(Lo)の論理出力が導出され、PチャネルMOSトランジスタであるスイッチング素子7はオン状態となる。スイッチ2がオフであれば、入力信号ライン4の電位は所定電位VXよりも高くなり、スイッチング素子7はオン状態となる。スイッチング素子7がオン動作となるので、入力信号ライン4のインピーダンスは、スイッチング素子7のオフ動作時よりも低くなるけれども、スイッチ2はオフであるので、接点3には電流が流れず、消費電力が増加することはない。
スイッチング素子7のオン動作時には、抵抗8の抵抗値よりも低いインピーダンスで、入力信号ライン4と電源6のハイサイド側とを接続する。このときスイッチ2がオンであれば、接点3には酸化物を除去可能な腐食防止電流が流れる。スイッチング素子7のオフ時には、スイッチング素子7のインピーダンスは抵抗8の抵抗値よりも高くなり、入力信号ライン4と電源6のハイサイド側との間のインピーダンスも高くなり、スイッチ2がオンになっても、接点3に流れる電流は小さく、酸化物の除去の機能はなくなるけれども、消費電力は低減される。
(b)は入力信号ライン4の電位変化を示し、(c)はコンパレータ9の論理出力の変化を示す。(b)に示すように、スイッチ2がローサイド側に接続されるときに、基準電位源10からコンパレータ9に与えられる所定電位VXは、後段の電子制御装置5で論理判定を行うスレッショルドレベルVTよりも接地電位側に設定される。たとえば、時刻t0まではスイッチ2がオフ状態であると、接点3に接続される入力信号ライン4の電位は、ほとんど電源電位VBに近くなり、(c)に示すコンパレータ9の論理出力はローレベルとなり、スイッチング素子7はオンに駆動される。スイッチ2が時刻t0でオン状態に操作されると、(b)に示すように、入力信号ライン4の電位は接地電位付近まで低下する。この電位は、所定電位VXよりも低いので、(c)に示すように、コンパレータ9の論理出力はハイレベルとなり、スイッチング素子7はオフに駆動される。したがって、入力信号ライン4のインピーダンスは抵抗8の抵抗値による高インピーダンスの状態となり、スイッチ2の接点3を通って流れる電流は小さくなる。
接点3の微摺動摩耗などによって接触抵抗が増加し、(b)に示すように、時刻t1で入力信号ライン4の電位が所定電位VXを越える場合を想定する。(c)に示すように、コンパレータ9の論理出力はローレベルに遷移するので、スイッチング素子7はオン状態に駆動され、比較的大電流の腐食防止電流がスイッチング素子7を介して接点3に流れ、酸化物などを除去して、時刻t2までに接触抵抗を減少させ、接点3を回復させる。(b)に示すように、時刻t1と時刻t2との間は、接点3に比較的大電流が流れるので、入力信号ライン4の電位はさらに上昇する。しかしながら、所定電位VXはスレッショルドレベルVTに比較して非判定側に設定されているので、電位変化はスレッシュレベルVTに達しないようにすることができ、後段の電子制御装置5などでの誤判定を防ぐことができる。
図2は、本発明の実施の第2形態である接点腐食防止装置11の概略的な電気的構成および動作の例を示す。(a)は電気的構成を示し、接点腐食防止装置11は、スイッチ12の接点13の腐食防止の機能を有する。接点13は、入力信号ライン14を介して後段の電子制御装置5の入力側に接続される。接点13は、コネクタなどの接点であってもよい。接点腐食防止装置11は、LSIの一部として実現される。電源6は、LSIの外部から供給される電力から論理回路動作用の電源電圧を生成して、LSIの内部に供給する。論理回路動作用の電源電圧は、たとえば5Vや3.3Vである。この電圧は、ローサイド側を接地してハイサイド側に出力される。なお、スイッチ12やコネクタの形式や構造に従って、接点13の数や構造も異なる。いずれにしても、接点13の接触抵抗は、相互に接触して電気的接続がなされる表面部分間の電気抵抗である。
スイッチ12は電源6のハイサイド側に接続され、スイッチ12がオンになると、接点13は電源電位VBに接続される。入力信号ライン14には、低インピーダンス手段であるスイッチング素子17および高インピーダンス手段である抵抗18が電源6のローサイド側に接続される。スイッチング素子17は、たとえばNチャネルMOSトランジスタで実現され、そのゲートにはコンパレータ9が入力信号ライン14の電位を基準電位源20によって与えられる所定電位VXと比較して、電位が所定電位VXよりも低いと判定するときに出力する駆動信号が与えられる。コンパレータ9は、反転入力端子が入力信号ライン14に接続され、非反転入力端子が基準電位源20によって与えられる所定電位VXに接続される。基準電位源20は、たとえば抵抗20a,20bによる分圧回路で、電源電位VBを分圧するように形成される。入力信号ライン14の電位が所定電位VXよりも電源電位VB側に高い場合、コンパレータ9からはローレベルの論理出力が駆動信号として導出され、NチャネルMOSトランジスタであるスイッチング素子17はオフ状態となる。入力信号ライン14の電位が所定電位VXよりも電源6のローサイド側に低い場合、コンパレータ9からはハイレベルの論理出力が導出され、NチャネルMOSトランジスタであるスイッチング素子17はオン状態となる。スイッチ12がオフであれば、入力信号ライン14の電位は所定電位VXよりも低くなり、スイッチング素子17はオン状態となる。スイッチング素子17がオン動作となるので、入力信号ライン14のインピーダンスは、スイッチング素子17のオフ動作時よりも低くなるけれども、スイッチ12はオフであるので、接点13には電流が流れず、消費電力が増加することはない。
スイッチング素子17のオン動作時には、抵抗18の抵抗値よりも低いインピーダンスで、入力信号ライン14と電源6のローサイド側である接地との間を接続する。このときスイッチ12がオンであれば、接点13には酸化物を除去可能な腐食防止電流が流れる。スイッチング素子17のオフ時には、スイッチング素子17のインピーダンスは抵抗18の抵抗値よりも高くなり、入力信号ライン14と電源6のローサイド側との間のインピーダンスも高くなり、スイッチ12がオンになっても、接点13に流れる電流は小さく、酸化物の除去の機能はなくなるけれども、消費電力は低減される。
(b)は入力信号ライン14の電位変化を示し、(c)はコンパレータ9の論理出力の変化を示す。(b)に示すように、スイッチ12がハイサイド側に接続されるときに、基準電位源20からコンパレータ9に与えられる所定電位VXは、後段の電子制御装置5で論理判定を行うスレッショルドレベルVTよりも電源電位VB側に設定される。たとえば、時刻t10まではスイッチ12がオフ状態であると、接点13に接続される入力信号ライン14の電位は、ほとんど接地電位に近くなり、(c)に示すコンパレータ9の論理出力はハイレベルとなり、スイッチング素子17はオンに駆動される。スイッチ12が時刻t10でオン状態に操作されると、(b)に示すように、入力信号ライン14の電位は電源電位VB付近まで上昇する。この電位は、所定電位VXよりも高いので、(c)に示すように、コンパレータ9の論理出力はローレベルとなり、スイッチング素子17はオフに駆動される。したがって、入力信号ライン14のインピーダンスは抵抗18の抵抗値による高インピーダンスの状態となり、スイッチ12の接点13を通って流れる電流は小さくなる。
接点13の微摺動摩耗などによって接触抵抗が増加し、(b)に示すように、時刻t11で入力信号ライン14の電位が所定電位VXよりも低下する場合を想定する。(c)に示すように、コンパレータ9の論理出力はハイレベルに遷移するので、スイッチング素子17はオン状態に駆動され、比較的大電流の腐食防止電流がスイッチング素子17を介して接点13に流れ、酸化物などを除去して、時刻t12までに接触抵抗を減少させ、接点13を回復させる。(b)に示すように、時刻t11と時刻t12との間は、接点13に比較的大電流が流れるので、入力信号ライン14の電位はさらに下降する。しかしながら、所定電位VXはスレッショルドレベルVTに比較して非判定側に設定されているので、電位変化はスレッシュレベルVTに達しないようにすることができ、後段の電子制御装置5などでの誤判定を防ぐことができる。
図3は、本発明の実施の第3形態である接点腐食防止装置21の概略的な電気的構成を示す。接点腐食防止装置21は、入力信号ライン4に入力される信号をアナログ/デジタル変換するアナログ/デジタル変換(A/D)手段22と、アナログ/デジタル変換手段22の変換結果を、所定電位VXと比較して比較手段としての動作と、スレッショルドレベルVTと比較しての論理判定の動作とを行う処理手段23とを含む。入力信号ライン4がアナログ/デジタル変換手段22の入力になっているような場合、個別に比較手段と論理判定の手段とを設ける必要がなく、アナログ/デジタル変換手段22の変換値を有効に利用して、回路規模の小型化を図ることができる。
なお、スイッチ2は、図1と同様にローサイド側に設けているけれども、図2と同様なハイサイド側に設けるスイッチ12を接続する場合は、図1と同様なハイサイド側のスイッチング素子7および抵抗8に代えて、ローサイド側にスイッチング素子17および抵抗18を接続すればよい。以下に示す実施の他の形態でも、ローサイド側またはハイサイド側の一方について説明していても、他方についても同様な構成が可能である。
また処理手段23は、所定電位VXおよびスレッショルドレベルVTを変更可能な、レベル変更手段として機能させることもできる。所定電位VXおよびスレッショルドレベルVTを変更可能なので、接点3の種類によって最適な所定電位VXを選択可能となる。また、腐食防止電流を流す動作頻度や、動作状況に応じて、動的に所定電位VXを変更することも可能となる。たとえば、始動時には、接点3に腐食防止電流を流す頻度を上げるために、所定電位VXを判定側、たとえばローサイド側のスイッチ2の接点3では接地電位側、ハイサイド側のスイッチ12の接点13であれば電源電位側に、それぞれ変更することができる。
また、図1および図2のコンパレータ9や図3の処理手段23による比較手段は、所定電位VXにヒステリシスを有することが好ましい。コンパレータ9としては、ヒステリシスコンパレータを使用すればよい。処理手段23では、プログラム処理でコンパレータの機能を実現することができる。腐食防止電流を流すための腐食判定の所定電位VXにヒステリシスを付けなければ、スイッチ2の接点3が開閉時に機械的に断続を繰返すチャタリングに応じ、腐食の判定で腐食防止電流を流すことと、腐食でないとの判定で腐食防止電流を流さないこととを繰返し、入力信号ライン4の電位が大きく変動して後段の処理に影響が生じるおそれがある。所定電位VXにヒステリシスを付ければ、腐食との判定で腐食防止電流を流して接点3の腐食防止を図ることによってチャタリングが生じても、腐食防止電流が繰返して流れることを防止し、後段への影響を避けることができる。 なお、腐食の判定は、アナログ/デジタル変換手段22の変換値に基づいて行っているけれども、図1および図2のようなコンパレータ9を使用してもよいことはもちろんである。以下に説明する実施の各形態でも、腐食の判定は、コンパレータで比較して行っても、電位のアナログ/デジタル変換値を処理することによって行ってもよいことはもちろんである。
図4は、本発明の実施の第4形態である接点腐食防止装置31の概略的な電気的構成を示す。接点腐食防止装置31は、入力信号ライン4に処理阻止手段であるマスク手段32が挿入される。アナログ/デジタル変換手段22による電位の変換値が所定電位VXを越えていると処理手段33が判定すると、スイッチング素子7がオン状態に駆動されて低インピーダンス状態となり、さらに接点3が閉となって腐食防止電流が流れる期間、マスク手段32が後段の電子制御装置5等への影響を阻止する。すなわち、接点3に接続される入力信号ライン4の電位を、接点3の腐食となりうる所定電位VXと比較して、接点3が腐食と判定するときには、接点3に腐食防止電流を流す接点腐食防止方法において、腐食防止電流を流す期間には、入力信号ライン4に生じる電位変動の後段への影響を、マスク手段32で抑制することができる。接点3に接続される入力信号ライン4の電位を、たとえば接点3の腐食による接触抵抗の増加に対応して予め設定される所定電位VXと比較して、接点3が腐食と判定するときには、接点3に腐食防止電流を流して、接点3から酸化物等を除去し、接触抵抗を減少させて接点3を回復させ、腐食防止を図ることができる。腐食防止電流を流す期間には、入力信号ライン4に生じる電位変動の後段への影響を抑制するので、腐食防止電流を流して入力信号ライン4の電位が変動しても、後段には影響しないようにすることができ、接点3の開閉状態を後段の電子制御装置5などで利用する際の誤動作を防止することができる。なお、マスク手段32に代えて、フィルタなどを処理阻止手段として用いることもできる。
図5は、本発明の実施の第5形態である接点腐食防止装置41の概略的な電気的構成を示す。接点腐食防止装置41は、コンパレータ9の論理出力とスイッチング素子7の制御信号電極との間にディレイ回路42を設けている。ディレイ回路42は、比較手段であるコンパレータ9によって低インピーダンス手段であるスイッチング素子7がオンになり、入力信号ライン4を低インピーダンスにするように制御されて、腐食防止電流が流れる時点で、予め設定される最小時間は該腐食防止電流を流し続ける状態を保持する電流保持手段として機能する。
図6は、図5に示すディレイ回路42の動作を示す。(a)はコンパレータ9に入力される入力信号ライン4の電位の変化を示し、(b)はコンパレータ9の論理出力を示し、(c)はディレイ回路42の出力を示す。(a)に示すように、時刻t20から時刻t21までに、コンパレータ9の入力が所定電位VXを越えると、(b)に示すようにコンパレータ9の出力はハイレベルになる。ディレイ回路42は、たとえば5μs程度の遅延時間tdを有し、しかもこの遅延時間tdの間継続して同一の論理となる場合に、遅延時間td後にその論理を出力するように形成される。したがって、(c)に示すように、時刻t20から遅延時間td経過後に、ディレイ回路42の出力はハイレベルになり、破線で示すように、最小時間tminとして、遅延時間tdと同一の時間はハイレベルを続ける。時刻t20から時刻t21までの時間が遅延時間tdよりも長ければ、時刻t21から遅延時間td経過後の時刻にディレイ回路42の出力はローレベルに変化する。
ディレイ回路42は、電流保持手段として、コンパレータ9によってスイッチング素子7が入力信号ライン4を低インピーダンスにするように制御されて、腐食防止電流が流れる時点で、予め設定される最小時間tminは該腐食防止電流を流し続ける状態を保持する。コンパレータ9が腐食と判定して腐食防止電流が流れると、入力信号ライン4の電位が変動して、腐食と判定することを繰返すような腐食防止動作のチャタリングが生じるおそれがある。ディレイ回路42によって、予め設定される最小時間tminは該腐食防止電流を流し続ける状態を保持するので、接点3の腐食防止を図ることができ、かつ腐食防止動作のチャタリングを防止し、接点3の開閉状態を後段の電子制御装置5などで利用する際の誤動作を防止することができる。
図5のディレイ回路42は、比較手段であるコンパレータ9が腐食と判定するときの低インピーダンス手段であるスイッチング素子7に対する制御を、腐食の判定が予め定める時間継続した後で行うように遅延させる遅延手段としても機能する。低インピーダンス手段で入力信号ライン4を低インピーダンスにして接点腐食防止電流を流すことができる状態にする制御を、腐食の判定が予め定める時間継続した後で行うようにディレイ回路42によって遅延させるので、腐食防止動作の過剰な反応を防止し、動作頻度を下げることができ、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
図7は、本発明の実施の第6形態である接点腐食防止装置51の概略的な電気的構成を示す。接点腐食防止装置51は、処理手段53を含む。処理手段53は、比較手段としてスイッチング素子7の制御を行うとともに、入力信号ライン4の後段に接続される電子制御装置55などの処理回路を制御する処理阻止手段としても機能する。処理阻止手段としての処理手段53は、腐食防止電流が流れる期間に、後段の処理回路の出力を固定する。腐食防止電流が流れる期間に、後段の処理回路の出力を固定するので、腐食防止電流による一時的な入力信号ライン4の電位の変動が後段の処理回路に悪影響を与えないようにすることができる。
なお、処理阻止手段としての処理手段53は、腐食防止電流が流れる期間だけでなく、その後、予め定める時間は後段の処理回路の出力を固定することが好ましい。腐食防止電流の通電終了後、入力信号ライン4の電位が安定するまでの間は、処理回路の出力を固定すれば、入力論理を後段の処理に使用しないので、誤動作を防ぐことができる。
図8は、本発明の実施の第7形態である接点腐食防止装置61の概略的な電気的構成を示す。接点腐食防止装置61は、処理手段63を含み、高インピーダンス手段として複数の抵抗68a,68bを含む。抵抗68a,68bは、便宜的に2つ示しているけれども、3以上あってもよいことはもちろんである。処理手段63は、複数の抵抗68a,68bを、スイッチング素子69a,69bを選択的に駆動して、選択することができる。処理手段63は、接点3に接続される入力信号ライン4の電位を、アナログ/デジタル変換手段22による変換値として、接点の腐食となりうる所定電位VXと比較して、接点3が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段であるスイッチング素子7をオンに駆動して、入力信号ライン4が低インピーダンスになるように制御する比較手段としても機能する。
接点腐食防止装置61は、低インピーダンス手段と高インピーダンス手段と比較手段とを備え、高インピーダンス手段は、入力信号ライン4を高インピーダンスに保つインピーダンスを複数備え、いずれかのインピーダンスを選択可能である。高インピーダンス手段は、図示しているように、入力信号ライン4が接続される接点3がローサイド側のスイッチ2のものであればプルアップ用のインピーダンス、図示しないハイサイド側のスイッチのものであればプルダウン用のインピーダンスを、複数備えて選択可能とすることができる。接点の状態に応じて複数のインピーダンスを選択するようにすれば、接点腐食回路動作時のインピーダンス変化を小さくし、接点の腐食防止を図り、かつ、腐食防止電流が流れる時点での電位変動を抑制して、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
図9は、本発明の実施の第8形態である接点腐食防止装置71の概略的な電気的構成を示す。接点腐食防止装置71は、信号緩和手段72を含む。信号緩和手段72は、比較手段であるコンパレータ9から低インピーダンス手段であるスイッチング素子7を駆動する信号の変化を緩和する。スイッチング素子7は、比較手段としてのコンパレータ9が腐食と判定するときに出力される信号で駆動され、入力信号ライン7のインピーダンスを低インピーダンスにして、接点3が閉状態であれば腐食防止電流を流し、接点3の腐食防止を図ることができる。信号緩和手段72は、コンパレータ9からスイッチング素子7を駆動する信号の変化を緩和するので、スイッチング素子7の駆動に伴う低インピーダンス手段でのインピーダンスの変化量を小さくして、腐食防止電流の変化も小さくし、酸化膜破壊時の接点電位変化量を抑制して、接点3の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
スイッチング素子7がMOSトランジスタであるときは、ゲート・チャネル間の入力容量が比較的大きくなり、接点3が開状態でオンに駆動されても腐食防止電流が流れない場合であっても、入力容量を介して入力される駆動信号が入力信号ライン4に入り込み、ノイズとなるおそれもある。信号緩和手段72で駆動信号の変化を緩和するので、ノイズの発生を抑制することもできる。
図10は、本発明の実施の第9形態である接点腐食防止装置81の概略的な電気的構成を示す。接点腐食防止装置81は、カウンタ82を備える処理手段83が比較手段として機能する。カウンタ82は、入力信号ライン4の電位が所定電位VXを越える回数を計数する。処理手段83は、カウンタ82の計数値が規定回数に達すると、低インピーダンス手段であるスイッチング素子7を制御して腐食防止電流を流すように制御する。比較手段としての処理手段83は、カウンタ82の計数値が規定回数に達すると、スイッチング素子7を制御して腐食防止電流を流しうるオンに制御するので、腐食防止動作の過剰な反応を防止し、動作頻度を下げることができ、接点3の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
またカウンタ82は、予め定める時間当りの回数を計数するようにしてもよい。比較手段としての処理手段83は、カウンタ82で、予め定める時間当りの回数を計数するので、予め定める時間に腐食の判定が多くなされるときに、実際に腐食が生じていると判定し、腐食防止電流を流すようにすることができる。
以上のように、接点3に接続される入力信号ライン4の電位を、接点3の腐食となりうる所定電位VXと比較して、接点3が腐食と判定するときには、接点3に腐食防止電流を流す接点腐食防止方法で、腐食防止電流を流す頻度を低減することによって、腐食防止電流を流す動作に伴う後段の誤動作の頻度も低減し、接点3の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
図11は、本発明の実施の第10形態である接点腐食防止装置91の概略的な電気的構成を示す。接点腐食防止装置91は、電流供給手段92および処理手段93を含む。処理手段93は、入力信号ライン4の電位を、接点3の腐食となりうる所定電位VXと比較して、接点3が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段であるスイッチング素子7によって入力信号ライン4が低インピーダンスになるように制御する比較手段として機能する。電流供給手段92は、腐食防止電流を、処理手段93による制御で、通電パターンを変更して供給可能である。
図12は、電流供給手段92によって実現される通電パターンの例を示す。(a)は入力信号ライン4での電位変化を示し、時刻t30で電位が所定電位VXを越え、時刻t31で所定電位VXより低下する場合を想定する。(b)は、電流供給手段92が脈流を腐食防止電流として供給する通電パターンを示す。(c)は電流供給手段92がバースト状に腐食防止電流を供給する通電パターンを示す。電流供給手段92は、腐食防止電流を、通電パターンを変更して供給可能であるので、通電パターンを接点3の種類に応じて選択したり、接点3を回復することができないときに異なる通電パターンに切換えることも可能となり、確実な腐食防止を図ることができる。接点の腐食防止を確実にすることによって、腐食防止電流が流れる頻度を低下させ、接点3の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
電流供給手段92が腐食防止電流を滑らかに変化する脈流として供給する場合は、腐食防止動作の低ノイズ化を図ることができる。腐食防止動作時の低ノイズ化によって、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。電流供給手段92が腐食防止電流を、バースト状に供給する電流供給手段を、
さらに含むことを特徴とする場合は、接点腐食と判定されるときの接点の回復を確実に行い、腐食防止動作の頻度を低下させ、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
図13は、本発明の実施の第11形態である接点腐食防止装置101の概略的な電気的構成を示す。接点腐食防止装置101は、複数の入力信号を選択する機能を有するLSIとして形成されている。すなわち、複数のチャネルを有する入力回路ブロック102を有し、入力回路ブロック102からの複数チャネルの出力をマルチプレクサ103で選択して、コンパレータ104で論理判定し、判定結果を出力する。入力回路ブロック102は、回路構成が異なる入力回路ブロックA102A、入力回路ブロックB102Bおよび入力回路ブロックC102Cを有する。マルチプレクサ103は、入力回路ブロックA102Aのチャネルを選択するMPX103A、入力回路ブロックB102Bのチャネルを選択するMPX103B、および入力回路ブロックC102Cのチャネルを選択するMPX103Cを有する。MPX103A,103B,103Cでそれぞれ選択された入力は、コンパレータ104内のコンパレータ104A,104B,104Cでそれぞれ論理値として判定される。マルチプレクサ103でのチャネルの選択は、デコーダ105からの出力に応じて行われる。
入力回路ブロック102には、電源106から正の電源電位VBが供給される。コンパレータ104には、電源106から+5Vである論理回路用の電源電位VOM5が供給される。電源106に近接して、過熱検知手段107および異常判定手段108が設けられる。過熱検知手段107の検知結果および異常判定手段108の判定結果は、処理手段109に与えられ、保護動作として、外部端子110への異常信号出力を含む動作が行われる。
入力回路ブロックA102Aの複数の入力チャネルは、入力端子111,112,113,…にそれぞれ接続される。入力回路ブロックB102Bの複数の入力チャネルは、入力端子121,122,123,…にそれぞれ接続される。入力回路ブロックC102Cの複数の入力チャネルは、入力端子131,132,133,…にそれぞれ接続される。
図14は、入力回路ブロック102Aの1つのチャネルの接点腐食防止装置102Axの概略的な電気的構成を示す。入力信号ライン4が接続される入力端子11xは、電源のローサイド側の接点に接続して使用することを想定している。入力信号ライン4は、コンパレータ104Aに最終的には接続されるもので、その電位によりスイッチやコネクタ等のオン・オフ判定がなされる。入力信号ライン4には減衰回路140が挿入される。高インピーダンス手段である抵抗8には、直列にダイオード8dが接続され、逆方向の電流を阻止する。比較手段であるコンパレータ9の出力は、ディレイ回路42およびゲート回路141を介してスイッチング素子7に与えられる。スイッチング素子7がPチャネルMOSトランジスタで実現されるとき、ドレインと入力信号ライン4との間にはダイオード7dが接続され、逆方向の電流を阻止する。PチャネルMOSトランジスタのバックゲートと電源電位VBとの間にもダイオード7eが接続される。図13の処理手段109からの過熱検知信号は、ゲート回路141の1つの入力に与えられる。過熱検知信号は、過熱状態が検知されなければローレベルであり、過熱状態が検知されるとハイレベルとなり、スイッチング素子7をオンにすることが禁止される。ゲート回路141は、OR回路と等価である。
図15は、入力回路ブロック102Bの1つのチャネルの接点腐食防止装置102Bxの概略的な電気的構成を示す。入力信号ライン14が接続される入力端子12xは、電源のハイサイド側の接点に接続して使用することを想定している。入力信号ライン14は、コンパレータ104Bに最終的には接続されるもので、その電位によりスイッチやコネクタ等のオン・オフ判定がなされる。低インピーダンス手段としてのスイッチング素子17、NチャネルMOSトランジスタで実現され、高インピーダンス手段である抵抗18とともに、入力信号ライン14と接地との間に接続される。スイッチング素子17であるNチャネルMOSトランジスタのドレインと入力信号ライン14との間には、直列にダイオード17dが接続され、逆方向の電流を阻止する。比較手段であるコンパレータ9の出力は、ディレイ回路42およびゲート回路142を介してスイッチング素子17に与えられる。図13の処理手段109からの過熱検知信号は、ゲート回路142の1つの入力に与えられる。過熱検知信号は、過熱状態が検知されなければローレベルであり、過熱状態が検知されるとハイレベルとなって、スイッチング素子17をオンにすることが禁止される。
図16は、入力回路ブロック102Cの1つのチャネルの接点腐食防止装置102Cxの概略的な電気的構成を示す。入力信号ライン4が接続される入力端子13xは、電源のローサイド側のみではなくハイサイド側の接点に接続して使用することも想定している。入力信号ライン4は、コンパレータ104Cに最終的には接続されるもので、その電位によりスイッチやコネクタ等のオン・オフ判定がなされる。コンパレータ9の論理出力は、スイッチング素子7にはディレイ回路42からの出力が1つの入力として与えられるNAND回路151を介して与えられる。NAND回路151の他の入力には、AND回路152からの出力が与えられる。コンパレータ9の論理出力は、スイッチング素子17にはディレイ回路42からの出力が1つの入力として与えられるNOR回路153を介して与えられる。NOR回路153の他の入力には、OR回路154からの出力が与えられる。AND回路152には、ゲート回路155からの出力とSEL1の入力とが与えられる。OR回路154には、ゲート回路155の出力をインバータ156で論理反転した信号と、SEL2の入力をインバータ157で論理反転した信号とが与えられる。ゲート回路155には、SEL3の入力信号と、過熱検知信号とが与えられる。
SEL1の入力がハイレベルになると、スイッチ158がオンになって、抵抗8が入力信号ライン4と電源電位VBとの間に高インピーダンス手段として接続される。SEL2の入力がハイレベルになると、スイッチ159がオンになって、抵抗18が入力信号ライン4と接地との間に高インピーダンス手段として接続される。SEL2およびSEL1は、ハイレベルになると、基準電位源160のスイッチ161,162をそれぞれオンにする。これによって、抵抗163,164,165で形成する分圧回路を切換えて、コンパレータ9の所定電位を変化させることができる。
図17は、図16の3つの選択信号SEL1,SEL2,SEL3による入力回路ブロック102Cでの機能の選択状態を示す。SEL1をハイレベルにすると、入力回路ブロック102Aと同様に、ローサイド側にスイッチを接続することができる。SEL2をハイレベルにすると、入力回路ブロック102Bと同様に、ハイサイド側にスイッチを接続することができる。SEL3をハイレベルにすると、接点腐食防止機能を有りにすることができる。
以上のように、腐食防止装置101では、複数の接点の各接点毎に入力信号ライン4,14が接続されるチャネルが備えられる。過熱検知手段107は、いずれかのチャネルの入力信号ライン4に腐食防止電流が流れる期間に、予め定める過熱状態となっているか否かを検知する。腐食防止電流が流れないときには、発熱はほとんどないので、過熱状態にはならない。処理手段109は、過熱検知手段107の検知結果に応答し、過熱検知手段107によって過熱状態が検知されるときに、腐食防止電流を流しているチャネルの低インピーダンス手段であるスイッチング素子7,17が該腐食防止電流を流す動作を禁止するように制御する動作禁止手段として機能する。制御手段109は、各チャネル毎に腐食防止電流が流れているか否かを検知する機能と、過熱検知信号を、腐食防止電流が流れているチャネルのみハイレベルにする機能とを備えている。腐食防止電流が流れ続けるような異常動作時には、その腐食防止電流が流れないようにして、発熱を低減するための保護動作を行い、かつ他の接点については腐食防止機能が無効になるのを防ぐことができる。
また、異常判定手段108は、電源106から各入力信号ライン4,14に流れる腐食防止電流を監視し、複数の入力信号ライン4,14で、腐食防止電流が流れる期間のうちの少なくとも一部が重複すると異常と判定する。また、スイッチング素子7,17の駆動信号を監視して、スイッチング素子7,17を能動化する駆動信号が重複すると異常と判定するようにしてもよい。本来、腐食防止電流の通電頻度は低いので、頻繁に複数の接点で腐食防止電流が重複して流れることはないはずである。接点異常時は複数の接点に対する腐食防止動作がそれぞれ独立して行われ、時間的に重複する可能性がある。異常判定手段は、各入力信号ラインに流れる腐食防止電流を監視し、複数の入力信号ラインで、腐食防止電流が流れる期間、または流れうる期間のうちの少なくとも一部が重複すると異常と判定するので、接点の異常判定を容易に行うことができる。
図18は、本発明の実施の第12形態である接点腐食防止装置201の概略的な電気的構成を示す。接点腐食防止装置201は、ノイズ検出手段202およびスイッチング素子207をさらに含む。ノイズ検出手段202は、入力信号ライン4のノイズを検出する。スイッチング素子207は、ノイズ検出手段202がノイズを検出するときに、低インピーダンス手段であるスイッチング素子7によって低インピーダンスに制御される入力信号ライン4のインピーダンスを、さらに低下させるインピーダンス低下手段として機能する。インピーダンス低下手段としてのスイッチング素子207は、ノイズ検出手段202がノイズを検出するときに、入力信号ライン4のインピーダンスを、さらに低下させるので、耐ノイズ性を向上させ、ノイズによる入力信号ラインの電位変動を抑制し、接点の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。ノイズ検出手段202がノイズを検出しなければ、スイッチング素子207による入力信号ライン4のインピーダンス低下は生じないので、常時インピーダンスを低下させるのは避けることができる。常時インピーダンスを低下させると、腐食防止電流が増加するため、接点や後段の処理回路での信頼性低下を招くおそれがある。ノイズが検出されて、インピーダンスの低下が必要な状態でのみ、入力信号ライン4のインピーダンスを低インピーダンス手段の能動化によって低下させるよりも、さらに低下させることができる。
図19は、スイッチ2がオフ状態での入力信号ライン4の電位変化とインピーダンス変化との関係の例を示す。(a)は電位変化を示し、(b)インピーダンス変化を示す。スイッチのオフ状態では、スイッチング素子7がオンとなるので、入力信号ライン4のインピーダンスは低インピーダンスの状態となる。スイッチ2の接点は開状態であるので、入力信号ラインの電位はスレッショルドレベルVTよりも高く、電源電位VB付近となる。入力信号ライン4にノイズが重畳されると、電位は低下し、時刻t40でノイズ検出手段202の基準レベルVNよりも低下すると、スイッチング素子207もオンになり、入力信号ライン4のインピーダンスはさらに低下する。すなわち、入力信号ライン4の電位が基準レベルVNよりも低下する時刻t40からt41までの間、および時刻t42からt43までの間、それぞれ入力信号ライン4のインピーダンスが低下する。
なお、図19(a)に示すように、ノイズ検出手段202は、比較手段であるコンパレータ9の所定電位VXに対して逆方向に設定される基準レベルVNに基づいてノイズ検出の有無を判定する。図のように、接点3がローサイド側のスイッチ2によるものであれば、スイッチ2が閉状態での腐食を判定する所定電位VXは接地電位側に設定され、スイッチ2が開状態でのノイズレベルを検出する基準レベルVNは電源電位VB側に設定し、ノイズによって入力信号ライン4の電位が基準レベルVNよりも低下することを検出可能である。
図20は、本発明の実施の第13形態である接点腐食防止装置211の概略的な電気的構成を示す。接点腐食防止装置211は、入力信号ライン4に接続され、高周波では、低インピーダンス手段の能動化によって低下するインピーダンスよりも、入力信号ライン4のインピーダンスをさらに低くすることが可能な高周波低インピーダンス素子としてのコンデンサ212をさらに含む。接点3の腐食が進行すると、入力信号ライン4の電位が所定電位VXを越えて、比較手段であるコンパレータ9によって腐食防止電流が流れる状態の低インピーダンスに制御され、腐食防止電流が流れれば接点3の腐食の進行を防止し、腐食からの回復を図ることができる。高周波低インピーダンス素子としてのコンデンサ212は、高周波では、低インピーダンス手段であるスイッチング素子7の能動化によって低下するインピーダンスよりも入力信号ライン4のインピーダンスをさらに低くすることが可能であるので、入力信号ライン4に高周波のノイズが混入しても、電位が高くならないようにして、ノイズの影響を受けないよう耐ノイズ性を向上させ、接点3の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
図21は、本発明の実施の第14形態である接点腐食防止装置221の概略的な電気的構成を示す。接点腐食防止装置221は、スイッチング素子207およびノイズ検出手段222をさらに含む。ノイズ検出手段222は、外部のRF検出手段223からのRF検出信号が入力され、電磁波障害を検出する障害検出手段として機能する。スイッチング素子207は、ノイズ検出手段222が電磁波障害を検出するときに、低インピーダンス手段であるスイッチング素子7の能動化によって低下する入力信号ライン4のインピーダンスを、さらに低下させるインピーダンス低下手段として機能する。ノイズ検出手段222が電磁波障害を検出しなければ、スイッチング素子207による入力信号ライン4のインピーダンス低下は生じないので、常時インピーダンスを低下させるのは避けることができる。常時インピーダンスを低下させると、腐食防止電流が増加するため、接点3や後段の処理回路での信頼性低下を招くおそれがある。
以上のように、接点3に接続される入力信号ライン4の電位を、接点3の腐食となりうる所定電位VXと比較して、接点3が腐食と判定するときには、接点3に腐食防止電流を流す接点腐食防止方法で、入力信号ライン4のインピーダンスを、ノイズに対して低下させるので、耐ノイズ性を向上させ、ノイズによる入力信号ライン4の電位変動を抑制し、接点3の開閉状態を利用する際の誤動作を防止することができる。
本発明の実施の第1形態である接点腐食防止装置1の概略的な電気的構成を示すブロック図および動作の例を示すタイムチャートである。 本発明の実施の第2形態である接点腐食防止装置11の概略的な電気的構成を示すブロック図および動作の例を示すタイムチャートである。 本発明の実施の第3形態である接点腐食防止装置21の概略的な電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施の第4形態である接点腐食防止装置31の概略的な電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施の第5形態である接点腐食防止装置41の概略的な電気的構成を示すブロック図である。 図5の入力信号ライン4の電位変化の例、対応するコンパレータ9の論理判定結果、ディレイ回路42の論理出力の変化をそれぞれ示すタイムチャートである。 本発明の実施の第6形態である接点腐食防止装置51の概略的な電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施の第7形態である接点腐食防止装置61の概略的な電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施の第8形態である接点腐食防止装置71の概略的な電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施の第9形態である接点腐食防止装置81の概略的な電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施の第10形態である接点腐食防止装置91の概略的な電気的構成を示すブロック図である。 図12の入力信号ライン4の電位変化の例、および電流供給手段92によって供給可能な通電パターンの例をそれぞれ示すタイムチャートである。 本発明の実施の第11形態である接点腐食防止装置101の概略的な電気的構成を示すブロック図である。 図13の入力回路ブロック102Aに含まれる腐食防止装置102Axの概略的な電気的構成を示すブロック図である。 図13の入力回路ブロック102Bに含まれる腐食防止装置102Bxの概略的な電気的構成を示すブロック図である。 図13の入力回路ブロック102Cに含まれる腐食防止装置102Cxの概略的な電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施の第12形態である接点腐食防止装置201の概略的な電気的構成を示すブロック図である。 図16の腐食防止装置102Cxの機能を示す図表である。 図18の入力信号ライン4の電位変化およびインピーダンス変化の例をそれぞれ示すタイムチャートである。 本発明の実施の第13形態である接点腐食防止装置211の概略的な電気的構成を示すブロック図である。
本発明の実施の第14形態である接点腐食防止装置221の概略的な電気的構成を示すブロック図である。
符号の説明
1,11,21,31,41,51,61,71,81,91,101,102Ax,102Bx,102Cx,201,211,221 腐食防止装置
2,12,158,159,161,162 スイッチ
3,13 接点
4,14 入力信号ライン
6,106 電源
7,17,69a,69b,207 スイッチング素子
8,10a,10b,18,20a,20b,68a,68b,163,164,165 抵抗
9 コンパレータ
10,20,160 基準電位源
22 アナログ/デジタル変換手段
23,33,53,63,83,93,109 処理手段
32 マスク手段
42 ディレイ回路
72 信号緩和手段
82 カウンタ
92 電流供給手段
202,222 ノイズ検出手段
212 コンデンサ

Claims (24)

  1. 接点に接続される入力信号ラインの電位を、接点の腐食となりうる所定電位と比較して、接点が腐食と判定するときには、接点に腐食防止電流を流す接点腐食防止方法において、
    入力信号ラインには、接点の接続状態が論理判定される信号が入力され、
    該所定電位は、論理判定のスレッショルドレベルよりも、非判定側に設定することを特徴とする接点腐食防止方法。
  2. 接点に接続され、その電位によって、接点の接続状態を判定するための入力信号ラインと、
    入力信号ラインに接続され、能動化によって入力信号ラインに接点の腐食防止電流を流すことが可能な状態となる低インピーダンス手段と、
    入力信号ラインに接続される高インピーダンス手段と、
    入力信号ラインの電位と接点の腐食となりうる所定電位とを比較し、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化する比較手段とを備える接点腐食防止装置において、
    入力信号ラインには、接点の接続状態が論理判定される信号が入力され、
    比較手段の所定電位は、論理判定のスレッショルドレベルよりも、非判定側に設定されていることを特徴とする接点腐食防止装置。
  3. 前記入力信号ラインに入力される信号をアナログ/デジタル変換するアナログ/デジタル変換手段と、
    アナログ/デジタル変換手段の変換結果を、前記所定電位と比較して前記比較手段としての動作と、前記スレッショルドレベルと比較しての前記論理判定の動作とを行う処理手段とを、
    さらに含むことを特徴とする請求項2記載の接点腐食防止装置。
  4. 前記所定電位および前記スレッショルドレベルを変更可能な、レベル変更手段をさらに含むことを特徴とする請求項2または3記載の接点腐食防止装置。
  5. 前記比較手段は、前記所定電位にヒステリシスを有することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載の接点腐食防止装置。
  6. 接点に接続される入力信号ラインの電位を、接点の腐食となりうる所定電位と比較して、接点が腐食と判定するときには、接点に腐食防止電流を流す接点腐食防止方法において、
    腐食防止電流を流す期間には、入力信号ラインに生じる電位変動の後段への影響を抑制することを特徴とする接点腐食防止方法。
  7. 接点に接続され、その電位によって、接点の接続状態を判定するための入力信号ラインと、
    入力信号ラインに接続され、能動化によって入力信号ラインに接点の腐食防止電流を流すことが可能な状態となる低インピーダンス手段と、
    入力信号ラインに接続される高インピーダンス手段と、
    入力信号ラインの電位と接点の腐食となりうる所定電位とを比較し、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化する比較手段とを備える接点腐食防止装置において、
    比較手段によって低インピーダンス手段が能動化されて、腐食防止電流が流れる時点で、予め設定される最小時間は該腐食防止電流を流し続ける状態を保持する電流保持手段を、
    さらに含むことを特徴とする接点腐食防止装置。
  8. 接点に接続され、その電位によって、接点の接続状態を判定するための入力信号ラインと、
    入力信号ラインに接続され、能動化によって入力信号ラインに接点の腐食防止電流を流すことが可能な状態となる低インピーダンス手段と、
    入力信号ラインに接続される高インピーダンス手段と、
    入力信号ラインの電位と接点の腐食となりうる所定電位とを比較し、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化する比較手段とを備える接点腐食防止装置において、
    入力信号ラインに挿入され、比較手段によって低インピーダンス手段が能動化されて、腐食防止電流が流れる時点で、入力信号ラインを介する後段での信号処理を阻止する処理阻止手段を、
    さらに含むことを特徴とする接点腐食防止装置。
  9. 前記入力信号ラインの後段には処理回路が接続され、
    前記処理阻止手段は、前記腐食防止電流が流れる期間に、後段の処理回路の出力を固定することを特徴とする請求項8記載の接点腐食防止装置。
  10. 前記処理阻止手段は、前記腐食防止電流が流れる期間だけでなく、その後、予め定める時間は前記後段の処理回路の出力を固定することを特徴とする請求項9記載の接点腐食防止装置。
  11. 接点に接続され、その電位によって、接点の接続状態を判定するための入力信号ラインと、
    入力信号ラインに接続され、能動化によって入力信号ラインに接点の腐食防止電流を流すことが可能な状態となる低インピーダンス手段と、
    入力信号ラインに接続される高インピーダンス手段と、
    入力信号ラインの電位と接点の腐食となりうる所定電位とを比較し、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化する比較手段とを備える接点腐食防止装置において、
    高インピーダンス手段は、入力信号ラインを高インピーダンスに保つインピーダンスを複数備え、いずれかあるいは複数のインピーダンスを選択可能であることを特徴とする接点腐食防止装置。
  12. 接点に接続され、その電位によって、接点の接続状態を判定するための入力信号ラインと、
    入力信号ラインに接続され、能動化によって入力信号ラインに接点の腐食防止電流を流すことが可能な状態となる低インピーダンス手段と、
    入力信号ラインに接続される高インピーダンス手段と、
    入力信号ラインの電位と接点の腐食となりうる所定電位とを比較し、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化する比較手段とを備える接点腐食防止装置において、
    低インピーダンス手段は、比較手段が腐食と判定するときに出力される信号で駆動されるスイッチング素子を備え、
    比較手段からスイッチング素子を駆動する信号の変化を緩和する信号緩和手段を、
    さらに含むことを特徴とする接点腐食防止装置。
  13. 接点に接続される入力信号ラインの電位を、接点の腐食となりうる所定電位と比較して、接点が腐食と判定するときには、接点に腐食防止電流を流す接点腐食防止方法において、
    腐食防止電流を流す頻度を低減することを特徴とする接点腐食防止方法。
  14. 接点に接続され、その電位によって、接点の接続状態を判定するための入力信号ラインと、
    入力信号ラインに接続され、能動化によって入力信号ラインに接点の腐食防止電流を流すことが可能な状態となる低インピーダンス手段と、
    入力信号ラインに接続される高インピーダンス手段と、
    入力信号ラインの電位と接点の腐食となりうる所定電位とを比較し、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化する比較手段とを備える接点腐食防止装置において、
    比較手段が腐食と判定するときの低インピーダンス手段に対する能動化を、腐食の判定が予め定める時間継続した後で行うように遅延させる遅延手段を、
    さらに含むことを特徴とする接点腐食防止装置。
  15. 接点に接続され、その電位によって、接点の接続状態を判定するための入力信号ラインと、
    入力信号ラインに接続され、能動化によって入力信号ラインに接点の腐食防止電流を流すことが可能な状態となる低インピーダンス手段と、
    入力信号ラインに接続される高インピーダンス手段と、
    入力信号ラインの電位と接点の腐食となりうる所定電位とを比較し、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化する比較手段とを備える接点腐食防止装置において、
    比較手段は、入力信号ラインの電位が所定電位を越える回数を計数するカウンタを備え、カウンタの計数値が規定回数に達すると、低インピーダンス手段を能動化して腐食防止電流を流すように制御することを特徴とする接点腐食防止装置。
  16. 前記比較手段は、前記カウンタで、予め定める時間当りの回数を計数することを特徴とする請求項15記載の接点腐食防止装置。
  17. 接点に接続され、その電位によって、接点の接続状態を判定するための入力信号ラインと、
    入力信号ラインに接続され、能動化によって入力信号ラインに接点の腐食防止電流を流すことが可能な状態となる低インピーダンス手段と、
    入力信号ラインに接続される高インピーダンス手段と、
    入力信号ラインの電位と接点の腐食となりうる所定電位とを比較し、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化する比較手段とを備える接点腐食防止装置において、
    腐食防止電流を、滑らかに変化する脈流として供給する電流供給手段を、
    さらに含むことを特徴とする接点腐食防止装置。
  18. 接点に接続され、その電位によって、接点の接続状態を判定するための入力信号ラインと、
    入力信号ラインに接続され、能動化によって入力信号ラインに接点の腐食防止電流を流すことが可能な状態となる低インピーダンス手段と、
    入力信号ラインに接続される高インピーダンス手段と、
    入力信号ラインの電位と接点の腐食となりうる所定電位とを比較し、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化する比較手段とを備える接点腐食防止装置において、
    腐食防止電流を、バースト状に供給する電流供給手段を、
    さらに含むことを特徴とする接点腐食防止装置。
  19. 接点に接続され、その電位によって、接点の接続状態を判定するための入力信号ラインと、
    入力信号ラインに接続され、能動化によって入力信号ラインに接点の腐食防止電流を流すことが可能な状態となる低インピーダンス手段と、
    入力信号ラインに接続される高インピーダンス手段と、
    入力信号ラインの電位と接点の腐食となりうる所定電位とを比較し、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化する比較手段とを備える接点腐食防止装置において、
    腐食防止電流を、通電パターンを変更して供給可能な電流供給手段を、
    さらに含むことを特徴とする接点腐食防止装置。
  20. 接点に接続される入力信号ラインの電位を、接点の腐食となりうる所定電位と比較して、接点が腐食と判定するときには、接点に腐食防止電流を流す接点腐食防止方法において、
    入力信号ラインのインピーダンスを、ノイズに対して低下させることを特徴とする接点腐食防止方法。
  21. 接点に接続され、その電位によって、接点の接続状態を判定するための入力信号ラインと、
    入力信号ラインに接続され、能動化によって入力信号ラインに接点の腐食防止電流を流すことが可能な状態となる低インピーダンス手段と、
    入力信号ラインに接続される高インピーダンス手段と、
    入力信号ラインの電位と接点の腐食となりうる所定電位とを比較し、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化する比較手段とを備える接点腐食防止装置において、
    入力信号ラインのノイズを検出するノイズ検出手段と、
    ノイズ検出手段がノイズを検出するときに、低インピーダンス手段の能動化によって低下する入力信号ラインのインピーダンスを、さらに低下させるインピーダンス低下手段とを、
    さらに含むことを特徴とする接点腐食防止装置。
  22. 前記ノイズ検出手段は、前記比較手段の所定電位に対して逆方向に設定される基準レベルに基づいてノイズ検出の有無を判定することを特徴とする請求項21記載の接点腐食防止装置。
  23. 接点に接続され、その電位によって、接点の接続状態を判定するための入力信号ラインと、
    入力信号ラインに接続され、能動化によって入力信号ラインに接点の腐食防止電流を流すことが可能な状態となる低インピーダンス手段と、
    入力信号ラインに接続される高インピーダンス手段と、
    入力信号ラインの電位と接点の腐食となりうる所定電位とを比較し、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化する比較手段とを備える接点腐食防止装置において、
    入力信号ラインに接続され、高周波では、低インピーダンス手段の能動化によって低下する入力信号ラインのインピーダンスを、さらに低下させることが可能な高周波低インピーダンス素子を、
    さらに含むことを特徴とする接点腐食防止装置。
  24. 接点に接続され、その電位によって、接点の接続状態を判定するための入力信号ラインと、
    入力信号ラインに接続され、能動化によって入力信号ラインに接点の腐食防止電流を流すことが可能な状態となる低インピーダンス手段と、
    入力信号ラインに接続される高インピーダンス手段と、
    入力信号ラインの電位と接点の腐食となりうる所定電位とを比較し、接点が腐食か否かを判定し、腐食と判定するときに低インピーダンス手段を能動化する比較手段とを備える接点腐食防止装置において、
    電磁波障害を検出する障害検出手段と、
    障害検出手段が電磁波障害を検出するときに、低インピーダンス手段の能動化によって低下する入力信号ラインのインピーダンスを、さらに低下させるインピーダンス低下手段とを、
    さらに含むことを特徴とする接点腐食防止装置。
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