JP2008059953A - 信号処理装置、信号処理装置を備える車両用制御ユニットおよび車両用制御ユニットを備える車両 - Google Patents

信号処理装置、信号処理装置を備える車両用制御ユニットおよび車両用制御ユニットを備える車両 Download PDF

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Abstract

【課題】サージストレスを受け難い信号処理装置を提供する。
【解決手段】複数の入力端子17にスイッチング素子13の接点14が電気的に接続されている。電圧検出回路23が接点14の腐食を検出すると、タイミング生成手段24が前記電圧検出回路23と同一の入力端子17に設けられる腐食防止電流通電部22を腐食防止状態に切替える。これによって腐食する接点14に腐食防止電流が流れ、接点14の腐食を除去することができる。デコーダ30によって前記接点14が選択されると、タイミング生成手段24は、前記腐食防止状態にある腐食防止電流通電部22を接続検出状態に切替える。論理判定回路25は、接点14の接点論理を判定することができ、タイミング生成手段24は、出力切替回路126が論理判定回路25から出力する判定結果を、前記選択された接点14の接点論理に切替える。
【選択図】図3

Description

本発明は、接点の接続状態、たとえば接点の論理を検出する信号処理装置、信号処理装置を備える車両用制御ユニットおよび車両用制御ユニットを備える車両に関する。
図1は、従来の技術の制御ユニット1の電気的な構成を示すブロック図である。制御ユニット1は、信号処理装置2を備え、この信号処理装置2の入力端子3が、制御ユニット1外にあるスイッチング素子4に電気的に接続されている。信号処理装置2は、基本的に、腐食防止回路5と、電圧検出回路6と、接点論理判定回路7と、サージ保護回路8とを有する。腐食防止回路5は、腐食を除去するための腐食防止電流と、接点の接点論理を判定するための接点論理判定電流とを、スイッチング素子4に通電可能に構成される。電圧検出回路6は、スイッチング素子4の電圧に基づいて、スイッチング素子4の接点の腐食状態を検出する機能を有する。接点論理判定回路7は、スイッチング素子4の接点論理を判定する機能を有する。サージ保護回路8は、信号処理装置2に印加されるサージを吸収する機能を有する。このような構成を有する信号処理装置2には、ディスクリート部品として、サージ印加時のサージ電流を制限するためのシリーズ抵抗9が、スイッチング素子4と入力端子3との間に電気的に接続されている。
図2は、入力端子3に印加される電圧の電圧値Vの経時変化を示すグラフである。スイッチング素子4の腐食が進行すると、入力端子3に印加される電圧の電圧値Vが上昇する。電圧検出回路6は、入力端子3に印加される電圧の電圧値Vが、電圧値V1以上になると、スイッチング素子4の接点が腐食していると判断する。これによって電圧検出回路6は、腐食防止回路5に、スイッチング素子4に対して腐食防止電流を通電させて、腐食の除去を開始させる。腐食防止電流を流し続け、電圧検出回路6が入力端子3に印加される電圧の電圧値Vが、電圧値V2以下であると判断すると、接点の腐食が除去されたものと判断し、電圧検出回路6は、腐食防止回路5がスイッチング素子4に通電する電流を腐食防止電流から接点論理判定電流に切替える。(たとえば特許文献1参照)。
特許2879807号明細書
従来の技術の信号処理装置2では、スイッチング素子4が腐食すると、スイッチング素子4の接点に腐食防止電流を通電する。この腐食防止電流は、腐食を除去するために、接点論理判定電流より大きい電流値であり、腐食防止回路5は、このような大きな電流値の腐食防止電流を流すために回路のインピーダンスが極端に低く構成されている。このように構成されているので、大きな抵抗値の抵抗、たとえば1kΩの抵抗をシリーズ抵抗9に用いると、スイッチング素子4の腐食が除去されても、入力端子3に印加される電圧の電圧値Vが下降せず、腐食の除去を検出できない場合がある。電圧検出回路6によって、検出される腐食除去の検出が困難になるので、小さな抵抗値の抵抗、たとえば22Ωの抵抗をシリーズ抵抗9に用いる。
このようにシリーズ抵抗9に小さな抵抗値の抵抗を用いているので、信号処理装置2外で発生したサージ(図1参照)が発生すると、サージ電流が抵抗値の小さいシリーズ抵抗9を介して信号処理装置2に流れやすく、サージストレスを受けやすい。このようにサージ電流が流れやすく、サージストレスを受けやすいので、信号処理装置2がサージ破壊するおそれが高い。
本発明の目的は、サージストレスを受け難い信号処理装置を提供することである。
本発明(1)に従えば、腐食検出手段が接点の腐食を検出すると、状態切替手段が前記腐食検出手段と同一の入力端子に設けられる腐食防止手段を腐食防止状態に切替える。これによって腐食する接点に腐食防止電流が流れ、接点の腐食を除去することができる。選択手段によって前記接点が選択されると、状態切替手段は、前記腐食防止状態にある腐食防止手段を接続検出状態に切替える。
本発明(2)に従えば、腐食検出手段が接点の腐食を検出すると、状態切替手段が前記腐食検出手段と同一の入力端子に設けられる腐食防止手段を腐食防止状態に切替える。これによって腐食する接点に腐食防止電流が流れ、接点の腐食を除去することができる。選択手段によって前記接点が選択されると、状態切替手段は、前記腐食防止状態にある腐食防止手段を接続検出状態に切替え、さらに出力切替手段が接続状態出力手段から出力する一の接続状態を、前記選択された接点の接続状態に切替える。
本発明(3)に従えば、選択手段が選択する接点を周期的に切替わる。前記腐食検出手段は、少なくとも選択手段によって接点が選択されてから選択が切替わる直後までの間、接続検出状態で接点の腐食状態を検出している。状態切替手段は、再度腐食検出手段が接続検出状態で検出した接点の腐食状態に基づいて、腐食防止手段の状態を切替える。このような動作が各接点において周期的に行なわれる。
本発明(4)に従えば、選択手段は、並行して与えられる複数の信号、またはシリアル信号に基づいて接点を選択することができる。
本発明(5)に従えば、選択手段によって選択される接点に電気的に接続される切替部が接続状態に切替わり、選択される接点以外の接点に電気的に接続される切替部が切断状態に切替わる。
本発明(6)に従えば、選択手段によって選択される接点の接続状態を接続状態出力手段から出力させることができる。
本発明(7)に従えば、腐食検出手段が接点の腐食を検出すると、状態切替手段が前記腐食検出手段と同一の入力端子に設けられる腐食防止手段を腐食防止状態に切替える。これによって腐食する接点に腐食防止電流が流れ、接点の腐食を除去することができる。出力要求手段が各接点の接続状態の出力を要求すると、状態切替手段は、前記腐食防止状態にある腐食防止手段を接続検出状態に切替える。これによって接続検出状態で接点の接続状態が検出され、出力切替手段がこの検出される接点の接続状態を接続状態出力手段から出力させる。
本発明(8)に従えば、信号処理装置を備える車両用制御ユニットを実現できる。
本発明(9)に従えば、車両用制御ユニットを備える車両を実現できる。
本発明(1)および(2)によれば、接点の接続状態を出力するとき、接点が腐食していても、腐食防止手段によって、腐食防止電流より電流値が小さい接続検出電流が入力端子を介して接点に流される。これによって接点が腐食している場合であっても、接続検出電流が流れる状態で、接点の接続状態を検出し、この検出された接続状態を出力することができる。このように腐食防止電流より電流値が小さい接続検出電流によって、接点の接続状態を検出することができるので、各入力端子と前記入力端子に電気的に接続される接点との間に、従来の技術の信号処理装置より大きな抵抗値のシリーズ抵抗を介在させても、接点の接続状態を良好に検出することができる。各入力端子と前記入力端子に電気的に接続される接点との間に大きな抵抗値のシリーズ抵抗を挿入することによって、従来の技術の信号処理装置よりサージ耐性が高い信号処理装置を提供することができる。
本発明(3)によれば、状態切替手段は、選択手段によって選択される接点が変更された直後において、腐食検出手段が接続検出状態で検出した接点の腐食状態に基づいて、腐食防止手段の状態を切替える。したがって接点が腐食し、腐食防止電流が流された後であっても、腐食した接点に接続検出電流を流して、腐食状態を検出することができ、腐食の検出が容易である。また周期的に選択される接点が切替わるので、周期的に、接続検出状態で接点の腐食状態を検出することができる。
本発明(4)によれば、選択手段によって接点を選択させるために与える信号として、並行して与えられる複数の信号、またはシリアル信号のいずれかを用いることができる。
本発明(5)によれば、選択手段によって選択される接点の接続状態だけを、接続状態出力手段から出力させることを実現できる。
本発明(6)によれば、選択手段によって選択される接点の接続状態だけを、接続状態出力手段から出力させることを実現できる。
本発明(7)によれば、接点が腐食していても、接点の接続状態の出力が要求されると、腐食防止手段によって、腐食防止電流より電流値が小さい接続検出電流を入力端子を介して接点に流され、接続状態検出手段が接点の接続状態を検出する。これによって接点が腐食している場合であっても、接続検出電流が流れる状態で接点の接続状態を検出し、この検出された接続状態を出力することができる。このように腐食防止電流より電流値が小さい接続検出電流によって、接点の接続状態を検出することができるので、各入力端子と前記入力端子に電気的に接続される接点との間に、従来の技術の信号処理装置より大きな抵抗値のシリーズ抵抗を介在させても、接点の接続状態を良好に検出することができる。各入力端子と前記入力端子に電気的に接続される接点との間に大きな抵抗値のシリーズ抵抗を挿入することによって、従来の技術の信号処理装置よりサージ耐性が高い信号処理装置を提供することができる。
本発明(8)によれば、信号処理装置を備える車両用制御ユニットを実現できる。
本発明(9)によれば、車両用制御ユニットを備える車両を実現できる。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を、複数の形態について説明する。各形態で先行する形態で説明している事項に対応している部分には同一の参照符を付し、重複する説明を略する場合がある。構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分は、先行して説明している形態と同様とする。また実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組合せることも可能である。
図3は、実施の第1の形態の信号処理装置11の一部の電気的な構成を示すブロック図である。図4は、信号処理装置11を含む制御ユニット12の電気的な構成を示すブロック図である。図5は、信号処理装置11の電気的な構成を示す回路図である。信号処理装置11は、複数のスイッチング素子13に電気的に接続され、各スイッチング素子13の接点14の腐食を除去するとともに、接点14の論理判定を行うための装置である。信号処理装置11は、腐食防止電流を前記接点14に通電し、接点の腐食を除去する。ここでスイッチング素子13の接点14は、スイッチング素子13の2つの端子を接触させたときの接点を意味する。信号処理装置11は、制御ユニット12、具体的には、自動車などの車両に搭載されている車両用制御ユニットである電子制御ユニット(略称:ECU)12に含まれる。
ECU12は、さらにマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」という)15を含む。マイコン15は、車両負荷16を駆動する負荷駆動回路77を制御する。信号処理装置11とマイコン15とは、電気的に接続され、さらに図示しない電源が電気的に接続されている。信号処理装置11は、スイッチング素子13の接点14の接続状態、すなわち接点論理を判定し、この判定結果をマイコン15に出力する。マイコン15は、各入力接点の論理を処理に反映し、車両の制御を行う。
さらに詳細に説明すると、信号処理装置11には、複数の入力端子17が備えられ、各入力端子17に、オーバドライブスイッチ、ブレーキスイッチ、ハザードスイッチなどの複数のスイッチング素子13がそれぞれ電気的に接続されている。さらに各入力端子17と、前記入力端子17に接続されるスイッチング素子13との間には、シリーズ抵抗18が介在している。シリーズ抵抗18は、ECU12に含まれ、たとえば抵抗値が1kΩの抵抗である。
信号処理装置11は、前述のように、複数のスイッチング素子13が電気的に接続され、各スイッチング素子13の接点14の接点論理を判定するとともに、各スイッチング素子13の接点14の腐食を除去する機能を有する。本実施の形態では、信号処理装置11は、4つの入力端子17を有し、各入力端子17にスイッチング素子13が電気的にそれぞれ接続されている。信号処理装置11は、各入力端子17毎に、導電路21、腐食防止電流通電部22、電圧検出回路23およびタイミング生成手段24が設けられている。信号処理装置11は、さらに論理判定回路25、出力切替回路126およびデコーダ30を有する。各入力端子17に設けられる導電路21、腐食防止電流通電部22、電圧検出回路23およびタイミング生成手段24は、それぞれ同様に構成されている。したがって一の入力端子17に関してだけ説明し、他の入力端子17に関しては、同一の構成について同一の符号を付し、その説明を省略する。
導電路21は、その一端が入力端子17に電気的に接続され、他端が論理判定回路25に電気的に接続されている。この導電路21には、腐食防止電流通電部22および電圧検出回路23が電気的に接続されている。腐食防止手段である腐食防止電流通電部22は、判定電流通電手段26と、腐食防止電流通電手段27と通電状態切替部28とを有する。判定電流通電手段26、腐食防止電流通電手段27および通電状態切替部28は、電源ライン29を介して、図示しない電源に電気的に接続されている。判定電流通電手段26は、電源ライン29から供給される電流に基いて、導電路21に、接点論理判定電流を流す回路である。接点論理判定電流は、スイッチング素子13の接点論理を判定するために、スイッチング素子13に通電する電流である。判定電流通電手段26は、判定電流通電部31と判定電流調整部32とを備える。
判定電流通電部31は、電源ライン29と導電路21との間に並列的に接続されている。判定電流通電部31は、前記接点論理判定電流を生成して導電路21に供給できる手段であれば、どのような構成であっても構わない。判定電流通電部31と導電路21との間にはダイオード33を介在させて、電流が導電路21から電源ライン29に逆流することを阻止しているが、逆流しても構わない場合はダイオード33を省略することもできる。
腐食防止電流通電手段27は、通電状態切替部28と抵抗35とを含んで構成され、スイッチング素子13の接点14に腐食防止電流を通電する機能を有する。腐食防止電流は、スイッチング素子13の接点14の腐食を除去可能な電流であり、接点論理接続電流の電流値よりはるかに大きい電流値の電流である。腐食防止電流は、たとえば15mAであり、接点論理判定電流は、たとえば1.5mAである。
腐食防止電流通電手段27と導電路21との間には、逆流防止素子36が介在している。本実施の形態では、逆流防止素子36は、ダイオードであり、アノードが腐食防止電流通電手段27に、カソードが導電路21に電気的に接続されており、入力端子17に印加される電圧が上昇した場合に電源ライン29への逆流電流を抑制する。前記入力端子17に印加される電圧によって導電路21から電源ライン29へ電流が逆流しても構わない場合は、前記逆流防止素子36を省略することもできる。
通電状態切替部28は、導電路21に腐食防止電流が流れる腐食除去状態と、導電路21に接点論理判定電流が流れる接点論理判定状態とを切替える機能を有する。通電状態切替部28は、たとえばスイッチであり、抵抗35に直列に電気的に接続され、その一端が電源ライン29に、他端が抵抗35に電気的に接続される。
腐食検出手段である電圧検出回路23は、導電路21に印加されている電圧に基いて、スイッチング素子13の接点14の腐食状態を検出する機能を有する。具体的には、電圧検出回路23は、導電路21の電圧値Vと、予め定められる基準駆動電圧値V4とを比較し、スイッチング素子13の接点14の腐食状態を検出する機能を有する。電圧検出回路23は、コンパレータ41と腐食分圧部42とを含む。コンパレータ41は、非反転入力端子が導電路21に電気的に接続され、反転入力端子が腐食分圧部42に電気的に接続される。さらにコンパレータ41は、その出力端子がタイミング生成手段24に電気的に接続されている。
腐食分圧部42は、いわゆる分圧回路であり、電源ライン29に印加される電圧を分圧して基準駆動電圧値V4の電圧を生成し、コンパレータ41の反転入力端子に基準駆動電圧値V4の電圧を印加する機能を有する。基準駆動電圧値V4は、たとえば4.2Vの電圧であり、スイッチング素子13の接点14が腐食しているか否かを判定するための基準電圧値である。
電圧検出回路23は、導電路21の電圧値Vが、基準駆動電圧値V4を超えると、出力端子から腐食信号を出力する。本実施の形態では、腐食分圧部42は、2つの抵抗が直列に電気的に接続され、その一端が電源ライン29に電気的に接続され、他端が接地されている。さらに腐食分圧部42は、直列に接続される2つの抵抗間にコンパレータ41の反転入力端子が電気的に接続されている。
状態切替手段であるタイミング生成手段24は、スイッチング素子13の接点14の腐食状態などに応じて、通電状態切替部28に対し、接点論理判定状態と腐食除去状態とを切替させる機能を有する。本実施の形態では、タイミング生成手段24は、AND(論理積)とINV(否定)のロジック回路によって構成されている。腐食検知時は腐食防止電流を通電させるが、デコーダ30により、そのチャンネルが選択されている場合は電流通電を行わない動作となる。
信号処理装置11は、各入力端子17毎に、さらにサージ保護手段43が設けられている。サージ保護手段43は、各入力端子17に印加されるサージを吸収する機能を有する。サージ保護手段43は、2つのツェナーダイオードを直列的に接続されて構成され、その一端が導電路21に電気的に接続され、他端が接地されている。2つのツェナーダイオードは、互いにカソードが電気的に接続され、一方のツェナーダイオードのアノードが導電路21に電気的に接続され、他方のツェナーダイオードのアノードが接地されている。ただし、サージ保護手段43の構成は、このような構成に限定されない。
接続状態検出手段である論理判定回路25は、スイッチング素子13の接点論理を判定し、マイコン15に接点論理を出力する機能を有する。具体的には、論理判定回路25は、導電路21の電圧値V、すなわち入力端子17に印加される電圧の電圧値Vに基いて、スイッチング素子13の接点14の接点論理を判定する機能を有する。本実施の形態では、論理判定回路25は、コンパレータ25aと判定部分圧部25bとを含む。
コンパレータ25aは、非反転入力端子に各導電路21が電気的に並列に接続され、反転入力端子に判定分圧部25bが電気的に接続されている。コンパレータ25aの出力端子には、マイコン15が電気的に接続されている。判定分圧部25bは、いわゆる分圧回路であり、電源ライン29に印加される電圧を分圧して接点論理基準電圧値V5の電圧を生成し、コンパレータ25aの反転入力端子に接点論理基準電圧値V5の電圧を印加する機能を有する。接点論理基準電圧値V5は、たとえば7Vであり、接点論理判定電流を通電したときに、スイッチング素子13の接点14が接続されているか否かを判定するための基準電圧値である。本実施の形態では、判定分圧部25bは、2つの抵抗が直列に電気的に接続され、その一端が電源ライン29に電気的に接続され、他端が接地されている。さらに判定分圧部25bは、直列に接続される2つの抵抗の間に、コンパレータ25aの反転入力端子が電気的に接続されている。
各スイッチング素子13と論理判定回路25とをそれぞれ電気的に接続する経路をチャンネル(以下、「ch」という)という。本実施の形態では、4つのchを備え、図3および図5において、紙面上から順に1ch、2ch、3chおよび4chという。
出力切替手段である出力切替回路126は、各導電路21にわたって設けられ、各入力端子17と論理判定回路25との間に介在している。出力切替回路126は、いわゆるセレクタであり、複数の切替部44、本実施の形態では、4つの切替部44が含まれる。各切替部44は、いわゆるスイッチであり、各導電路21の各入力端子17と論理判定回路25との間にそれぞれ設けられ、各入力端子17と論理判定回路25との間の電気的な接続および切断を切替え可能に構成されている。換言すると、各切替部44は、ch毎に設けられ、各chの電気的な接続および切断を切替え可能に構成されている。各切替部44は、デコーダ30に電気的に接続されている。
選択手段であるデコーダ30は、出力切替回路126に含まれる複数の切替部44のうち、いずれの切替部44を電気的に接続させるかを選択し、さらに前記選択した切替部44を接続させる機能を有する。換言すると、デコーダ30は、chを選択し、選択したchの切替部44を電気的に接続させる機能を有する。さらにデコーダ30は、タイミング生成手段24に対して、接点論理判定状態と腐食除去状態とを切替えるタイミングを与える機能を有する。デコーダ30は、マイコン15に電気的に接続されている。マイコン15は、デコーダ30に複数のチャンネル選択信号(以下、「ch選択信号」という)を伝送する。デコーダ30は、複数のch選択信号に基づいて、接続すべきchを選択し、選択したchの切替部44およびタイミング生成手段24にch信号を与える。本実施の形態では、第1および第2ch選択信号がマイコン25からデコーダ30に伝送される。
図6は、第1および第2ch選択信号、ならびに論理判定回路25からの出力の経時変化を示す図である。まず腐食防止電流通電部22が接点論理判定状態と、腐食除去状態とを切替える動作について説明する。電圧検出回路23は、導電路21の電圧値Vと、基準駆動電圧値V4とを比較し、スイッチング素子13の接点が腐食していないかを判定する。スイッチング素子13が腐食していない状態では、導電路21の電圧値Vが基準駆動電圧値V4を越えることがなく、電圧検出回路23からタイミング生成手段24に腐食信号が出力されない。これによって腐食防止電流通電部22は、接続論理判定状態で維持される。
スイッチング素子13の接点14の腐食が進行すると、導電路21の電圧値Vが上昇する。導電路21の電圧値Vが上昇し、基準駆動電圧値V4を超えると、電圧検出回路23は、前記接点14が腐食していると判定し、腐食信号をタイミング生成手段24のS端子24aに出力する。タイミング生成手段24は、R端子24bにch信号が入力されていない場合、この腐食信号に基づいて、Q端子24cからタイミング信号を通電切替部28に出力する。通電切替部28は、タイミング信号に基づいて、腐食防止電流通電部22を腐食除去状態に切替え、腐食防止電流通電手段27によって導電路21を介してスイッチング素子13の接点14に腐食防止電流を通電する。前記接点14に対して腐食防止電流を継続して通電することによって、前記接点14の腐食を除去される。
腐食が除去され、導電路21の電圧値Vが基準駆動電圧値V4以下になると、電圧検出回路23は、接点14の腐食が除去されたと判断し、腐食信号の出力を停止する。腐食信号の出力が停止すると、タイミング信号24からのタイミング信号の出力も停止する。これによって通電状態切替手段28は、腐食防止電流通電部22を接点論理判定状態に切替え、導電路21を介して、接点14に接点論理判定電流を通電する。
次にデコーダ30が接続するchを選択し、選択したchの接点論理を出力させる動作について説明する。マイコン15からデコーダ30に対して、図6に示すような、異なる2つの周期の方形信号である第1および第2ch選択信号を出力する。第1ch選択信号は、第2ch選択信号に対して、半分の周期であり、同期している。本実施の形態では、第1ch選択信号の周期は、2msであり、第2ch選択信号の周期は、4msである。
マイコン15から出力される第1および第2ch選択信号に基づいて、デコーダ30は、接続するchを選択、換言すると接点論理を検出すべきchを選択する。具体的には、第1および第2ch選択信号がともにHiからLoに切り替わると、デコーダ30は、1chを選択する。また第1ch選択信号がLoからHiに切替わり、第2ch選択信号がLoで維持されると、デコーダ30は、2chを選択する。第1ch選択信号がHiからLoに切替わり、第2ch選択信号がLoからHiに切替わると、デコーダ30は、3chを選択する。さらに第1ch選択信号がHiからLoに切替わり、第2ch選択信号がLoで維持されると、デコーダ30は、4chを選択する。
デコーダ30は、chを選択すると、選択したchに設けられているタイミング生成手段24および切替部44にch信号をそれぞれ出力する。タイミング生成手段24は、ch信号を受信すると、タイミング信号の出力を停止、またはタイミング信号を出力していない状態を維持する。これによって通電状態切替部28は、接点論理判定状態に切替え、または維持する。また切替部44は、ch信号を受信すると、入力端子17と論理判定回路25との間を電気的に接続する。これによって接点14と論理判定回路25とが電気的に接続され、論理判定回路25によって選択された接点14の接点論理を判定する。
具体的には、論理判定回路25は、接点14に印加される電圧値、つまり導電路21の電圧値Vと接点論理基準電圧値V5とを比較し、接点論理を判定する。論理判定回路25は、コンパレータ25aの出力端子からマイコン15に判定結果を出力する。マイコン15は、予め定めれるクロック信号に応じて、論理判定回路25から出力される信号を取得する。本実施の形態では、マイコン15は、1ms毎に論理判定回路25から出力される信号を取得する。したがってマイコン15は、選択されたchのスイッチング素子13の接点14の接点論理を取得し、図6の矢印で示すように、1ms毎に、1ch〜4chの接点論理を順に取得する。これによってマイコン15は、4ms毎に各chの接点論理を取得する。
さらに、1chの接点14の腐食が開始し、この接点14に腐食防止電流を通電して腐食を除去しつつ、接点論理を検出する動作について説明する。デコーダ30が1chを選択していない状態で、1chの接点14の腐食が開始し、さらに進行すると、電圧検出回路23が1chの接点14が腐食していると判定する。このように腐食していると判定すると、前述のように腐食信号がタイミング生成手段24に出力され、タイミング生成手段24から通電切替部28にタイミング信号を出力する。これによって通電切替部28は、腐食防止電流通電部22を腐食除去状態に切替え、1chの接点14に腐食防止電流を通電する。デコーダ30が他のchを選択している間、腐食防止電流通電部22は、1chの接点14に腐食防止電流を通電し続ける。
次に第1および第2ch選択信号に基づいて、デコーダ30が1chを選択すると、デコーダ30は、ch信号を1chのタイミング生成手段24および切替部44に出力する。前記タイミング生成手段24は、ch信号をR端子で受信すると、Q端子から出力するタイミング信号を停止する。これによって通電切替部28は、腐食防止電流通電部22を接点論理判定状態に切替える。このような状態で切替部44が1chの接点14と論理判定回路25とを電気的に接続する。これによって論理判定回路25は、1chの接点14の接点論理を判定し、マイコン15に判定結果を出力する。マイコン15は、クロック信号に基づいて、前記判定結果を取得する。
その後、第1および第2ch選択信号に基づいて、デコーダ30が2chを選択すると、切替部44にch信号が出力されず、1chの切替部44が1chの接点14と論理判定回路25とを電気的に切断する。これによって選択されていないchの接点14の接点論理の出力が停止させられる。このとき電圧検出回路23が、前記接点14がまだ腐食していると判定すると、再度腐食防止電流通電部22を腐食除去状態に切替え、前記接点14の腐食を除去し、前記接点14が腐食していないと判定すると、接点論理判定状態を維持する。このようにして各chの接点14の接点論理を出力させている。
以下では、このようにして構成される信号処理装置11およびECU12が達成する効果について説明する。本実施の形態の信号処理装置11によれば、電圧検出回路23が接点14の腐食を検出した場合、接点論理判定直前まで腐食除去状態を維持し、接点論理判定時に接点論理判定状態に切替わる。そのため接点14の接点論理判定時には腐食防止電流が流れることなく、各入力端子17と各接点14との間に、従来の技術の信号処理装置2より大きな抵抗値のシリーズ抵抗18を介在させても、接点14の接点論理を良好に判定することができる。各入力端子17と接点14との間に大きな抵抗値のシリーズ抵抗18を挿入することによって、従来の技術の信号処理装置2よりサージ耐性が高い信号処理装置11を提供することができる。
本実施の形態の信号処理装置11によれば、デコーダ30によって選択される接点14が変更された直後、接続検出状態で検出される接点14の腐食状態に基づいて、タイミング生成手段24は、腐食防止電流通電部22の状態を切替える。したがって接点14が腐食し、腐食防止電流が流された後であっても、腐食した接点に接続検出電流を流して、腐食状態を検出することができる。また周期的に選択される接点が切替わるので、周期的に、接続検出状態で接点の腐食状態を検出することができる。つまり複数の接点14に対して、順に接点論理を判定することができる。
本実施の形態の信号処理装置11によれば、デコーダ30によって選択される接点14の接点論理だけを、論理判定回路から出力させることを実現できる。
本実施の形態のECU12によれば、信号処理装置11を備える制御ユニットを実現できる。さらに本実施の形態の車両によれば、ECU12を備える車両を実現できる。
図7は、実施の第2の形態の信号処理装置11Aの一部の電気的な構成を示すブロック図である。信号処理装置11Aは、実施の第1の形態の信号処理装置11と構成が類似している。信号処理装置11Aの構成については、実施の第1の形態の信号処理装置11と異なる構成についてだけ説明し、同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。信号処理装置11Aは、ch毎に論理判定回路25が設けられ、さらにセレクタ51を含む。セレクタ51は、デコーダ30と同様に、マイコン15から出力される第1および第2ch選択信号に基づいて、複数のchのうち一のchを選択し、選択したchに設けられるタイミング生成手段24にch信号を送信する機能を有する。さらにセレクタ51は、各論理判定回路25およびマイコン15に電気的に接続され、選択されたchの論理判定回路25から出力される判定結果を選択的に取得し、マイコン15に出力する機能を有する。具体的には、セレクタ51は、各ch毎に設けられるAND回路を含む。AND回路の2つの入力端子には、論理判定回路25の判定結果とch信号とがそれぞれ入力される。AND回路は、設けられているchの判定結果とch信号とが入力されると、マイコン15に前記判定結果を出力し、ch信号が欠けていると、判定結果の出力を停止する。このようにセレクタ51は、タイミング生成手段24にch信号を出力するとともに、判定結果をマイコン15に選択的に出力する。
このようにして構成される信号処理装置11Aは、実施の第1の形態の信号処理装置11と同様に、マイコン15から出力される第1および第2ch選択信号に基づいて、接点論理を出力すべきchを選択し、選択されたchからマイコン15に接点論理を出力させ、マイコン15が前記接点論理を取得する。
このようにして構成される信号処理装置11Aは、実施の第1の形態の信号処理装置11と同様の効果を達成する。
図8は、実施の第3の形態の信号処理装置11Bの一部の電気的な構成を示すブロック図である。図9は、パルス信号および通信手段52からの出力の経時変化を示す図である。信号処理装置11Bは、実施の第2の形態の信号処理装置11Aと構成が類似している。信号処理装置11Bの構成については、実施の第2の形態の信号処理装置11Aと異なる構成についてだけ説明し、同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。信号処理装置11Bは、実施の第2の形態の信号処理装置11Aのセレクタ51に代えて、通信手段52が設けられ、マイコン15が各タイミング生成手段25と通信手段52と電気的に接続される。出力要求手段であるマイコン15は、図9に示すような、予め定められる時刻毎に立上るパルス信号(シリアル信号)を各タイミング生成手段24に出力する。前記パルス信号は、タイミング生成手段24のR端子に入力され、タイミング生成手段24は、パルス信号がLoからHiに切り替わるとともに、通電切替部28にタイミング信号を出力する。
出力切替手段である通信手段52は、各論理判定回路25に電気的に接続され、パルス信号に基づいて、各論理判定回路25の判定結果を取得し、取得した判定結果をマイコン15に出力する機能を有する。具体的には、通信手段52は、通信用レジスタを備え、パルス信号が立下り、つまりHiからLoに切替わるとともに、各判定結果を通信用レジスタに取り込み、取り込んだ全判定結果を順にマイコン15に出力する。取得した判定結果は、データ化してマイコンに伝送される。このようにしてマイコン15は、信号処理装置11Bに判定結果を出力することを要求する。通信手段52は、たとえばシフトレジスタIC相当の回路を内蔵する。ただし通信手段52は、前記シフトレジスタICに限定するものではなく、前記機能を達成可能なものであればよい。
このようにして構成される信号処理装置11Bは、マイコン15から出力されるパルス信号がLoからHiに切替わると、各タイミング生成手段24から通電状態切替部28へのタイミング信号の出力を停止する、またはタイミング信号の出力の停止の維持する。これによって腐食防止電流通電部22は、腐食除去状態から接点論理判定状態に切替わる、または接点論理判定状態が維持される。これによって各論理判定回路25は、接点論理判定状態での判定結果を通信手段52に出力可能な状態になる。通信手段52は、パルス信号がHiからLoに切替わると、各論理判定回路25の判定結果を取得し、この取得した判定結果をデータ化し、マイコン15に出力する。このようにして接点14が腐食していても、接点論理判定状態で接点論理を判定し、マイコン15に出力することができる。
以下では、信号処理装置11Bが達成する効果について説明する。本実施の形態の信号処理装置11Bによれば、接点14が腐食していても、接点14の接点論理の出力が要求されると、腐食防止電流通電部22によって、接続検出電流を入力端子17を介して接点に流され、論理判定回路25が接点14の接続論理を判定する。これによって接点14が腐食している場合であっても、接続検出電流が流れる状態で、接点14の接点論理を判定し、この判定結果をマイコン15に出力することができる。このように接続検出電流によって、接点14の接続状態を検出することができるので、各入力端子17と接点14との間に、従来の技術の信号処理装置2より大きな抵抗値のシリーズ抵抗18を介在させても、接点14の接点論理を良好に検出することができる。各入力端子17と接点14との間に大きな抵抗値のシリーズ抵抗18を挿入することによって、従来の技術の信号処理装置2よりサージ耐性が高い信号処理装置11Bを提供することができる。
図10は、実施の第4の形態の信号処理装置11Cの一部の電気的な構成を示すブロック図である。図11は、腐食防止制御信号(パルス信号)と、電圧検出回路23からの出力信号と、腐食防止電流通電部22の動作を示す図である。信号処理装置11Cは、実施の第2の形態の信号処理装置11Aと構成が類似している。信号処理装置11Cの構成については、実施の第2の形態の信号処理装置11Aと異なる構成についてだけ説明し、同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。信号処理装置11Cは、1つのスイッチング素子13に電気的に接続され、このスイッチング素子13の接点14の腐食を除去するとともに、接点14の論理判定を行うための装置である。信号処理装置11Cは、実施の第2の形態の信号処理装置11Bの構成からセレクタ51を取り除き、腐食防止電流通電部22と、電圧検出回路23と、タイミング生成手段24と、論理判定回路25とを1つずつ含む構成である。出力要求手段であるマイコン15は、図10に示すような、予め定められる時刻毎に立上るパルス信号(腐食防止制御信号)をタイミング生成手段24に出力する。前記パルス信号は、タイミング生成手段24のR端子に入力され、タイミング生成手段24は、パルス信号がLからHに切り替わるとともに、通電状態切替部28にタイミング信号を出力する。以下の動作については、電圧検出回路23によって検出した電圧値Vが上昇し、基準駆動電圧値V4を超える(腐食検出する)と、接点論理判定状態(接点検出)から腐食除去状態に切り換えて、腐食防止電流を通電するという、前述した実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
このようにして構成される信号処理装置11Cは、スイッチ素子13が1つの場合において、実施の第2の形態の信号処理装置11Aと同様の効果を達成する。
前述した各実施の形態では、スイッチング素子13の接点14が1つであるけれども、一のスイッチング素子13に複数の接点14があってもよい。また前述した各実施の形態では、スイッチング素子13の接点14の腐食防止について説明しているけれども、スイッチング素子13をECU12に接続するコネクタの接点にも適用できる。また前述した各実施の形態では、信号処理装置11をローサイドスイッチに適用した場合について説明しているけれども、ハイサイドスイッチに適用してもよい。
従来の技術の制御ユニット1の電気的な構成を示すブロック図である。 入力端子3に印加される電圧の電圧値Vの経時変化を示すグラフである。 実施の第1の形態の信号処理装置11の一部の電気的な構成を示すブロック図である。 信号処理装置11を含む制御ユニット12の電気的な構成を示すブロック図である。 信号処理装置11の電気的な構成を示す回路図である。 第1および第2ch選択信号、ならびに論理判定回路25からの出力の経時変化を示す図である。 実施の第2の形態の信号処理装置11Aの一部の電気的な構成を示すブロック図である。 実施の第3の形態の信号処理装置11Bの一部の電気的な構成を示すブロック図である。 パルス信号および通信手段52からの出力の経時変化を示す図である。 実施の第4の形態の信号処理装置11Cの一部の電気的な構成を示すブロック図である。 腐食防止制御信号(パルス信号)と、電圧検出回路23からの出力信号と、腐食防止電流通電部22の動作を示す図である。
符号の説明
11 信号処理装置
12 制御ユニット
13 スイッチング素子
14 接点
15 マイクロコンピュータ
17 入力端子
22 腐食防止電流通電部
23 電圧検出回路
24 タイミング生成手段
25 論理判定回路
26 出力切替回路
27 腐食防止電流通電手段
28 通電状態切替部
30 デコーダ
44 切替部
51 セレクタ
52 通信手段

Claims (9)

  1. 接点と電気的に接続される入力端子と、
    入力端子を介して接点に、前記接点の腐食を除去するための腐食防止電流を流す腐食除去状態と、入力端子を介して接点に、前記接点の接続状態を検出するための接続検出電流を流す接続検出状態とにわたって切替可能な腐食防止手段と、
    前記入力端子を介して接点の腐食を検出する腐食検出手段と、
    前記接点の接続状態を検出する接続状態検出手段と、
    前記腐食防止手段の状態を切替える状態切替手段とを備え、
    前記状態切替手段は、腐食検出手段が接点の腐食を検出すると、腐食防止手段を接続状態から腐食除去状態に切替え、前記接続状態検出に対して接点の接続状態の出力が要求されると、該腐食防止手段を腐食除去状態から接続検出状態に切替えることを特徴とする信号処理装置。
  2. 複数の接点と電気的にそれぞれ接続される複数の入力端子と、
    前記各入力端子毎に設けられ、入力端子を介して接点に、腐食を除去するための腐食除去電流を流す腐食除去状態と、入力端子を介して接点に、腐食防止電流より小さな電流値であり、接点の接続状態を検出するための接続検出電流を流す接続検出状態とにわたって切替可能な腐食防止手段と、
    前記各入力端子毎に設けられ、前記入力端子を介して接点の腐食を検出する腐食検出手段と、
    各接点の接続状態を検出可能な接続状態検出手段と、
    接続状態検出手段によって検出される一の接続状態を出力する接続状態出力手段と、
    接続状態を出力すべき接点を選択する選択手段、
    各入力端子毎に設けられ、同一の入力端子に設けられる腐食防止手段および腐食検出手段に対応付けられている状態切替手段であって、
    各腐食検出手段が接点の腐食を検出すると、対応する腐食防止手段を接続検出状態から腐食防止状態に切替え、
    前記腐食が検出されている接点が選択手段によって選択されると、前記対応する腐食防止手段を腐食防止状態から接続検出状態に切替える状態切替手段と、
    接続状態出力手段から出力する一の接続状態を、選択手段によって選択される接点の接続状態に切替える出力切替手段とを含むことを特徴とする信号処理装置。
  3. 選択手段は、選択する接点を周期的に切替えることを特徴とする請求項2に記載の信号処理装置。
  4. 選択手段は、並行して与えられる複数の信号、またはシリアル信号に基づいて前記選択を行うことを特徴とする請求項2または3に記載の信号処理装置。
  5. 出力切替手段は、各入力端子と接続状態検出手段との間にそれぞれ設けられ、入力端子と接続状態検出手段とを電気的に接続する接続状態と、電気的に切断する切断状態とにわたって切替可能な複数の切替部を有し、
    各切替部は、入力端子を介して電気的に接続されている接点が、選択手段によって選択されると、接続状態に切替わり、前記接点が選択手段によって選択されないと、切断状態に切替わり、選択手段によって選択された接点の接続状態を、接続状態出力手段から出力させることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載の信号処理装置。
  6. 接続状態検出手段は、各入力端子毎に設けられ、接続状態出力手段に接点の接続状態を伝送し、
    出力切替手段は、接続状態出力手段に伝送された接点の接続状態のうち、選択手段によって選択された接点の接続状態を、接続状態出力手段から出力させることを特徴とする請求項2に記載の信号処理装置。
  7. 複数の接点と電気的にそれぞれ接続される複数の入力端子と、
    前記各入力端子毎に設けられ、入力端子を介して接点に、腐食を除去するための腐食除去電流を流す腐食除去状態と、入力端子を介して接点に、腐食防止電流より小さな電流値であり、接点の接続状態を検出するための接続検出電流を流す接続検出状態とにわたって切替可能な腐食防止手段と、
    前記各入力端子毎に設けられ、前記入力端子を介して接点の腐食を検出する腐食検出手段と、
    前記各入力端子毎に設けられ、接点の接続状態を検出可能な接続状態検出手段と、
    接続状態出力手段から各接点の接続状態を出力することを要求する出力要求手段と、
    各入力端子毎に設けられ、同一の入力端子に設けられる腐食防止手段および腐食検出手段に対応付けて設けられる状態切替手段であって、
    各腐食検出手段が接点の腐食を検出すると、対応する腐食防止手段を腐食防止状態に切替え、
    出力要求手段が出力を要求すると、前記対応する腐食防止手段を腐食防止状態から接続検出状態に切替える状態切替手段と、
    出力要求手段の要求に応じて、各接続状態検出手段によって検出される接続状態を出力する接続状態出力手段と含む信号処理装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つに記載の信号処理装置を含むことを特徴とする車両用制御ユニット。
  9. 請求項8に記載の車両用制御ユニットを含むことを特徴とする車両。
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