JP2002343171A - スイッチの接点腐食防止装置 - Google Patents
スイッチの接点腐食防止装置Info
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Abstract
閉状態を検出する信頼性も高める。 【解決手段】 スイッチ21がオンで接点が閉状態のと
きに、電流供給回路24から接点に一定の保持時間だ
け、接点の酸化膜を除去可能な腐食防止用の大電流がパ
ルス的に供給される。制御回路26は、接点の開閉状態
を検知して、スイッチ21がオフで接点が開状態のとき
も、電流供給回路24を、大電流の供給が可能な低イン
ピーダンス状態に制御する。接点が開状態であるので、
大電流が流れて消費電力が増大することはないけれど
も、入力端子22から見た入力インピーダンスは、電流
供給回路24の低インピーダンスRbとなり、耐ノイズ
性を向上させて信頼性を高めることができる。
Description
電子制御用の入力に用いる際に、接点に生じる酸化被膜
を破壊して腐食を防止するスイッチの接点腐食防止装置
に関する。
は、スイッチの接点を用いて行われることが多い。たと
えば、自動車で各種制御を行うためには、多くの電子制
御ユニット(ECU)に制御用の入力信号を与えるため
に、各種センサとともに機械的に開閉するスイッチの接
点が用いられている。自動車などでは、振動や衝撃等も
多く、スイッチには機械的な耐久性なども要求され、ま
たECU等との距離が長くなるとある程度大きな電流、
たとえば数10mA〜数A程度を断続して信号入力とす
る必要もあるので、比較的電流容量が大きい大電流仕様
のスイッチが用いられる。ECU等の入力信号では、比
較的小さい電流値、たとえば数100μA〜数mA程度
の変化も検出可能であるけれども、自動車などの制御で
はノイズも多くなるので、信頼性の高い入力を行うため
には、電流値の変化を大きくする必要があるからであ
る。
使用して電子制御の入力信号を得るために用いられてい
る基本的な回路構成を示す。スイッチ1は、入力端子2
と接地との間に接続される接点を有し、接点の定格電流
容量は、たとえば最大数A程度である。入力端子2に与
えられる電圧は、入力信号ライン3を介してECUなど
に入力される。スイッチ1の接点が閉じているときに
は、たとえば200mA程度の大電流が、低抵抗4を介
して、電源ライン5から供給される。スイッチ1の接点
は、開状態ではほぼ無限大の抵抗、閉状態ではほぼ0Ω
の抵抗と見なすことができるので、低抵抗4として25
Ωの抵抗値を用い、電源ライン5に5Vの直流電圧を印
加すれば、スイッチ1が閉状態のときに、ほぼ200m
Aの電流を流すことができる。
(Cu)を用い、さらに錫(Sn)めっきが施されてい
る。ところが錫めっきを施すと電気伝導性が若干悪くな
るので、大電流を流すスイッチの接点に対しては、錫め
っきよりも電気伝導性の良い金(Au)めっきが使用さ
れる。
膜が柔らかいため、接点接触時の摩耗により接点が酸化
する錆びやすいという欠点があり、これを解決するため
にスイッチのオン状態時に大電流を流し、酸化膜を破壊
して腐食防止を行っている。
開示されているスイッチ腐食防止回路10の先行技術の
基本的な電気的構成を示す。図20で、図19に対応す
る部分には同一の参照符を付し、重複する説明は省略す
る。この先行技術では、図19の構成でスイッチ1が閉
状態になっている間、電源ライン5から低抵抗4を介し
て接点に大電流が流れることによって、エネルギの損失
が生じ、発熱が大きくなるのを防ぐ等の目的で、低損失
化が図られている。低損失化は、スイッチ1が閉状態に
なってONとなるときに、接点の酸化膜破壊用の大電流
を、直流的に連続して流すのではなく、パルス的に断続
して流すことによって行われる。
型のスイッチングトランジスタ(Tr)11のコレクタ
・エミッタ間が直列に接続される。スイッチングトラン
ジスタのベースは、制御回路12から出力される制御信
号によって駆動される。制御回路12は、入力信号ライ
ン5の電圧を検出し、スイッチ1の接点が閉状態である
ときに、スイッチングトランジスタ11を、パルス的に
導通させる制御を行う。なお、制御回路12の入力およ
び入力信号ライン3と入力端子2との間には、入力側に
大電流などが流れ込むのを防ぐ保護抵抗13が接続され
る。また、スイッチ1の接点が開状態で、しかもスイッ
チングトランジスタ11のエミッタ・コレクタ間が遮断
しているときに、入力信号ラインのインピーダンスが高
くなりすぎないように、高抵抗14が入力端子2と電源
ライン5との間に接続されている。高抵抗14の抵抗値
をRaとし、低抵抗4の抵抗値をRbとし、スイッチ1
の接点の閉状態での抵抗値をRcとすると、Ra≫Rb
≫Rcである。たとえば、Ra=10kΩ程度、Rb=
100Ω程度、Rc=1Ω程度となる。
と、制御回路12によるスイッチングトランジスタ11
の制御状態を示す。スイッチ1の接点を開状態であるオ
フから、時刻t0で閉状態のオンにしたあと、制御回路
12は、時刻t1,t2,t3にそれぞれ、一定時間T
だけスイッチングトランジスタ11のエミッタ・コレク
タ間を導通させてオンにする。この一定時間Tの期間だ
け、低抵抗4を介してスイッチ1の接点に大電流が流
れ、酸化被膜を破壊して腐食防止を図ることができる。
時刻t4になると、スイッチ1の接点が閉状態から開状
態に遷移してオフになる。スイッチ1は、時刻t0から
時刻t4までオンになるけれども、大電流が流れる期間
は、時刻t1,t2,t3から一定時間Tずつであるの
で、消費電力や発熱の低減が可能となる。
閉させる操作を行うときに、入力端子2から見た入力イ
ンピーダンスを示す。時刻t0以前および時刻t4以後
は、スイッチ1の接点が開状態となり、入力インピーダ
ンスは、高抵抗14の抵抗値Raによって定まる。時刻
t0から時刻t4までは、スイッチ1の接点が閉状態と
なり、入力インピーダンスは、高抵抗14の抵抗値Ra
と接点の閉状態の抵抗値Rcとの並列抵抗値、またはさ
らに低抵抗4の抵抗値Rbが並列になった抵抗値となる
けれども、Ra≫Rb≫Rcであるため、実質的にはR
cと見なすことができる。
フを検出するために、パルス電流を流し、接点の酸化膜
生成による接触不良の影響を減じる先行技術は、特開平
7−14463号公報にも開示されている。この先行技
術では、コンデンサに抵抗を介して充電した電荷を、発
振器からの出力でスイッチングトランジスタを導通させ
て、パルス電流として接点に流している。ただし、図1
では、直流電源1の極性からみて正電位側に充電される
コンデンサ53の端子にPNP型のトランジスタ51の
コレクタを接続し、エミッタを抵抗54を介して接点2
に接続し、接点2をコンデンサ53の負電位側の端子に
接続している。このような具体的な回路構成では、パル
ス電流Ipを流すためにトランジスタ51のコレクタ・
エミッタ間が逆方向であるように見える。
号公報や特開平7−14463号公報の先行技術の基本
的な考え方によれば、スイッチの接点が閉状態のときに
パルス的に大電流を流して、酸化膜形成による腐食を防
止し、しかも消費電力の低減や発熱の減少を図ることが
できる。しかしながらこれらの先行技術では、スイッチ
の接点が閉状態のときのみスイッチング素子をオンにし
て、接点の開閉状態を検知する入力信号ラインの入力イ
ンピーダンスを低くするような構成となっている。スイ
ッチの接点が開状態のときには、入力インピーダンスが
高くなり、耐ノイズ性を示すEMI(ElectroMagnetic
Interference:電磁干渉)レベルが悪化したり、リーク
電流に対して入力レベルが変動する非安定性などの問題
が生じる。EMIは一般に電子装置が電磁環境から受け
る機能上の妨害である。自動車に搭載する電子装置の場
合、EMI発生源はスイッチ系のON・OFF時に発生
する電気雑音等の自車の雑音と、放送電波等の外来雑音
との2つに大別される。
行技術では、コンデンサ53に蓄えた電荷を、発振器5
2の発振周期で、接点2の開閉状態とは無関係にパルス
電流Ipとして流している。このため、パルス電流Ip
の発生頻度を小さくして省電力を図ろうとすると、接点
2がオンになっても腐食防止用の電流が必ずしも流れる
とは限らない。
とができ、スイッチの接点の開閉状態を検出する信頼性
を高めることができるスイッチの接点腐食防止装置を提
供することである。
点の開閉状態に応じた電気的な入力を行う際に、接点に
通電容量に対応する腐食防止用の電流を流すためのスイ
ッチの接点腐食防止装置において、接点に電流を供給す
るか否かを制御可能であり、電流供給時には、接点の開
閉状態入力用の入力インピーダンスよりも低いインピー
ダンスとなり、接点が閉状態であれば、接点に腐食防止
用の電流を供給することが可能な電流供給手段と、接点
の開閉状態を検知して、接点が開状態のとき、および閉
状態中に予め定められる保持時間には、電流供給手段か
ら接点への電流供給を行い、接点が閉状態で該保持時間
外では、電流供給手段から接点への電流供給を遮断する
ように制御する制御手段とを含むことを特徴とするスイ
ッチの接点腐食防止装置である。
装置は、スイッチの接点の開閉状態に応じた電気的な入
力を行う際に、接点に通電容量に対応する腐食防止用の
電流を流すために、電流供給手段と制御手段とを含む。
電流供給手段は、接点に電流を供給するか否かを制御可
能であり、電流供給時には、接点の開閉状態入力用の入
力インピーダンスよりも低いインピーダンスとなり、接
点が閉状態であれば、接点に腐食防止用の電流を供給す
ることが可能である。制御手段は、接点の開閉状態を検
知して、接点が開状態のとき、および閉状態中に予め定
められる保持時間には、電流供給手段から接点への電流
供給を行い、接点が閉状態で該保持時間外では、電流供
給手段から接点への電流供給を遮断するように制御す
る。接点が開状態のときには、電流供給手段は接点の開
閉状態入力用の入力インピーダンスよりも低いインピー
ダンスとなるけれども、スイッチの接点は開状態である
ので、大電流は流れず、消費電力の増加や発熱の増加を
招くことはない。接点の開状態でインピーダンスが低い
ので、耐ノイズ性などを向上させ、開閉状態を検出する
信頼性を高めることができる。スイッチの接点が閉状態
となれば、保持時間だけ電流供給手段から接点に腐食防
止用の電流が供給され、消費電力や発熱の増大を避けな
がら、接点の酸化膜を除去して腐食防止を有効に図るこ
とができる。
時間を、前記接点が開状態から閉状態に遷移した後に継
続して設定することを特徴とする。
のときから、開状態から閉状態に遷移した後で保持時間
が経過するまで、電流供給手段から低インピーダンス状
態で接点に電流を供給すればよいので、制御手段による
電流供給手段の制御を簡易化することができる。
供給手段からの電流供給を、前記接点が開状態から閉状
態に遷移した直後は一旦停止し、前記保持時間を該停止
後に設定することを特徴とする。
から閉状態に遷移させるときに、一旦電流供給手段から
接点への電流供給を停止するので、接点の開閉状態が切
換えられる際の突入電流によって、接点が溶着すること
を防止することができる。
時間を、前記接点が閉状態となっている間に、定期的に
設定することを特徴とする。
が長時間継続するときには、保持時間が繰返して設定さ
れ、腐食防止用の電流によって酸化膜の生成を防ぐこと
ができる。
接点への電流供給の状態を変化させる際に、電流値の変
化を緩慢化して行うことを特徴とする。
チの接点に供給される電流は、電流値の変化が緩慢化さ
れているので、急激に変化することがなく、ノイズ発生
を抑制し、接点の溶着も防止することができる。
時間的な情報を収集する開閉時間情報収集手段をさらに
含み、前記制御手段は、開閉情報収集手段が収集する接
点の開閉についての時間的な情報に基づいて、前記保持
時間の長さを変更することを特徴とする。
収集するスイッチの接点の開閉についての時間的な情報
に基づいて、電流供給手段から接点に腐食防止用の電流
を流す保持時間の長さを変更するので、たとえば、接点
の開閉周期が短くなると保持時間も短くして、省エネル
ギや発熱低減を図り、しかも腐食防止も確実に行うこと
ができる。
検出する温度検出手段をさらに含み、前記制御手段は、
温度検出手段が検出する温度が高くなると、前記保持時
間が短くなるように制御することを特徴とする。
流供給手段の温度を検出する。電流供給手段が電流供給
による自己発熱で高温になると、スイッチの接点に腐食
防止用の電流を供給する保持時間を短くして、電流供給
手段の自己発熱を抑制し、熱損失による素子破壊などか
らの保護を図ることができる。
きの接点のインピーダンスを検出するインピーダンス検
出手段をさらに含み、前記制御手段は、インピーダンス
検出手段によって検出される接点の閉状態のインピーダ
ンスの高低に応じて、前記保持時間を長短に変更するよ
うに制御することを特徴とする。
によって、スイッチの接点について、閉状態でのインピ
ーダンスを検出する。接点の酸化が進行すると、閉状態
でのインピーダンスが高くなるので、電流供給手段から
腐食防止用の電流を供給する保持時間を長くして、酸化
膜の確実な除去を図ることができる。
る情報を収集する使用環境情報収集手段をさらに含み、
前記制御手段は、使用環境情報収集手段によって収集さ
れる使用環境に応じて、前記保持時間を設定する頻度を
変更することを特徴とする。
よって、たとえば周囲温度などの情報や、スイッチによ
る制御のタイミングについての情報などを収集し、使用
環境に適合して、酸化膜除去用の腐食防止電流を流す保
持時間を変更し、スイッチの接点の腐食防止を有効に図
ることができる。
が閉状態から開状態に遷移しても、接点のチャタリング
が収束する時間として予め設定される遅延時間が経過す
るまでは、前記電流供給手段の前記電流供給状態への移
行を遅延させることを特徴とする。
から開状態に遷移する際にはチャタリングが生じる。接
点が短時間の繰返しで閉状態になっても、電流供給手段
が電流供給状態に移行するのは予め設定される遅延時間
が過ぎてからであるので、チャタリングによる瞬間的な
大電流の流出を防止することができる。
態に応じた電気的な入力を行う際に、接点に通電容量に
対応する腐食防止用の電流を流すためのスイッチの接点
腐食防止装置において、接点に電流を供給するか否かを
制御可能であり、電流供給を行わないときに電荷を蓄え
る充電を行い、電流供給時には蓄えられた電荷を放電し
て、接点が閉状態であれば、接点に腐食防止用の電流を
供給することが可能な電流供給手段と、接点の開閉状態
を検知して、電荷接点が閉状態のときに、電荷が充電さ
れていれば、電流供給手段から接点への電流供給を行う
ように制御する制御手段とを含むことを特徴とするスイ
ッチの接点腐食防止装置である。
装置は、スイッチの接点の開閉状態に応じた電気的な入
力を行う際に、接点に通電容量に対応する腐食防止用の
電流を流すために、電流供給手段と制御手段とを含む。
電流供給手段は、接点に電流を供給するか否かを制御可
能であり、電流供給を行わないときに電荷を蓄える充電
を行い、電流供給時には蓄えられた電荷を放電して、接
点が閉状態であれば、接点に腐食防止用の電流を供給す
ることが可能である。制御手段は、接点の開閉状態を検
知して、接点が閉状態のときに、電荷が充電されていれ
ば、電流供給手段から接点への電流供給を行うように制
御する。接点が開状態のときには、電流供給手段は電荷
を蓄える充電を行い、スイッチの接点が閉状態となっ
て、電荷が蓄えられていれば、蓄えられた電荷を放電し
て、接点に腐食防止用の電流を供給する。腐食防止用の
電流を、接点が閉状態のときに間欠的に供給するので、
消費電力や発熱の増大を避けながら、接点の酸化膜を除
去して腐食防止を有効に図り、スイッチの接点の開閉状
態を検出する信頼性を高めることができる。
スイッチの開閉状態の入力のために印加する電圧よりも
高い電圧を印加して電流を供給する電源手段をさらに含
むことを特徴とする。
にスイッチの開閉状態の入力のために印加する電圧より
も高い電圧を印加して電流を供給するので、スイッチの
接点が閉状態のときに、容易に大電流を供給し、確実に
腐食防止を図ることができる。
本発明の実施形態について説明する。各実施形態で対応
する部分は同一の参照符を付し、重複する説明は省略す
る。また、以下に説明する複数の実施形態は、組合わせ
て用いることもできる。
スイッチの接点腐食防止装置20の概略的な電気的構成
を示す。本実施形態の構成は、図20に示す先行技術の
構成とほぼ対応している。すなわち、スイッチ21は、
入力端子22と接地との間に接続される接点を有し、接
点の定格電流容量は、たとえば最大で数A程度である。
入力端子22に与えられる電圧は、入力信号ライン23
を介してECUなどに入力される。スイッチ21の接点
が閉じているときには、たとえば200mAに近い大電
流が、電流供給回路24を介して、入力端子22からス
イッチ21の接点に、電源ライン25からパルス的に供
給される。この大電流経路を流れる電流値は、接点の酸
化膜を除去しうる電流として、接点の定格電流容量に応
じて設定される。
力される制御信号によって駆動される。制御回路26
は、入力信号ライン23の電圧を検出し、スイッチ21
の接点が開状態であるときに対応する電圧であれば、電
流供給回路24からスイッチ21の接点に電流を供給可
能な低インピーダンス状態にする制御を行う。なお、制
御回路26の入力および入力信号ライン23と入力端子
22との間には、入力側に大電流などが流れ込むのを防
ぐ保護抵抗27が接続される。また、スイッチ21の接
点の開閉状態を入力する際の入力インピーダンスを決定
する入力抵抗28が入力端子22と電源ライン25との
間に接続されている。入力抵抗28の抵抗値をRaと
し、電流供給回路24のインピーダンスをRbとし、ス
イッチ21の接点の閉状態での抵抗値をRcとすると、
Ra≫Rb≫Rcである。
閉状態に応じた電気的な入力を行う際に、接点に定格電
流容量に対応する腐食防止用の電流を流すために、電流
供給回路24を設けている。電流供給回路24は、接点
に電流を供給するか否かを制御可能であり、電流供給時
には、接点の開閉状態入力用の入力インピーダンスRa
よりも低いインピーダンスRbとなり、接点が閉状態で
あれば、接点に腐食防止用の電流を供給することが可能
な電流供給手段とし機能する。
て制御される。制御回路26は、スイッチ21の接点の
開閉状態を検知して、接点が開状態のとき、および閉状
態中に予め定められる保持時間には、電流供給回路24
から接点への電流供給を行い、接点が閉状態で該保持時
間外では、電流供給回路24から接点への電流供給を遮
断するように制御する制御手段として機能する。このよ
うな電流供給回路24は、定電流回路とスイッチ回路と
の組合わせや、図20に示すような低抵抗14とスイッ
チングトランジスタ11との直列回路など、種々の構成
で実現することができる。また、電流供給回路24は低
損失化されるので、制御回路26や入力抵抗28などを
含めて、本実施形態のスイッチの接点腐食防止装置20
は、半導体集積回路として容易にIC化することができ
る。
回路26による電流供給回路24の制御状態とを示す。
本実施形態では、基本的にスイッチ21の接点が開状態
のオフ時に、電流供給回路24は電流供給が可能な状態
となるように、制御回路26によって制御される。ただ
し、スイッチ21の接点は開状態であるので、接点には
大電流は流れず、消費電力等が増大することはない。ス
イッチ21が時刻t10でオフからオンになると、制御
回路26は、電流供給回路24の電流供給状態を、さら
に保持時間tdの期間だけ継続する。この保持時間td
の期間には、スイッチ21の接点が閉状態になるので、
接点に大電流が流れる。電流供給回路24のインピーダ
ンスRbを、接点に酸化膜破壊用に充分な電流を流すよ
うに設定しておけば、保持時間tdの間に、腐食防止を
図ることができる。保持時間tdが経過すると、時刻t
11まで、接点が閉状態の間は、電流供給回路24が電
流供給を停止するように、制御回路26によって制御さ
れる。時刻t11でスイッチ21の接点がオンからオフ
に遷移すれば、制御回路26は電流供給回路24を制御
して、電流供給状態に戻す。なお、保持時間tdは、時
刻t10から時刻t11までの間に設ければよい。
する入力端子22から見た入力インピーダンスの変化を
示す。時刻t10でスイッチ21の接点が閉状態になる
前、および時刻t11以降は、スイッチ21の接点は開
状態であり、入力インピーダンスは、電流供給回路24
のインピーダンスRbとほぼ等しくなる。時刻t10保
持時間tdの間は、スイッチ21の接点の閉状態での抵
抗値Rcと電流供給回路24のインピーダンスRbとが
並列に接続されていると考えることができ、並列のイン
ピーダンスは、Rb≫Rcであるので、Rcと見なすこ
とができる。保持時間tdが過ぎてから、時刻t11に
達するまでの接点の閉状態の期間では、電流供給回路2
4からの電流供給が停止し、入力インピーダンスは、ス
イッチ21の接点の閉状態での抵抗値Rcと入力抵抗2
8の抵抗値Raとの並列状態での合成抵抗値となる。た
だし、Ra≫Rb≫Rcであるので、合成抵抗値はRc
と見なすことができる。時刻t11以降は、電流供給回
路24が電流供給状態となり、そのインピーダンスRb
が入力インピーダンスとなる。
21の接点の開閉状態に応じた電気的な入力を行う際
に、接点に通電容量に対応する腐食防止用の電流を流す
ために、電流供給回路24と制御回路26とを設ける。
電流供給回路24は、スイッチ21の接点に電流を供給
するか否かを制御可能であり、電流供給時には、接点の
開閉状態入力用の入力インピーダンスRaよりも低いイ
ンピーダンスRbとなり、接点が閉状態であれば、接点
に腐食防止用の電流を供給することが可能である。制御
回路26は、接点の開閉状態を検知して、時刻t10以
前および時刻t11以降で接点が開状態のとき、および
時刻t10から時刻t11までの閉状態中に予め定めら
れる保持時間tdには、電流供給回路24から接点への
電流供給を行い、接点が時刻t10から時刻t11まで
の閉状態で、保持時間td外では、電流供給回路24か
ら接点への電流供給を遮断するように制御する。
4は接点の開閉状態入力用の入力インピーダンスRaよ
りも低いインピーダンスRbとなるけれども、スイッチ
21の接点は開状態であるので、大電流は流れず、消費
電力の増加や発熱の増加を招くことはない。接点の開状
態でも入力端子22の入力インピーダンスが低いので、
耐ノイズ性などを向上させ、開閉状態を検出する信頼性
を高めることができる。スイッチ21の接点が閉状態と
なれば、保持時間tdだけ電流供給回路24から接点に
腐食防止用の電流が供給され、消費電力や発熱の増大を
避けながら、接点の酸化膜を除去して腐食防止を有効に
図ることができる。
時間tdを、スイッチ21の接点が開状態から閉状態に
遷移した時刻t10後に継続して設定している。スイッ
チ21の接点が開状態のときから連続して、時刻t10
で接点が開状態から閉状態に遷移した後で保持時間td
が経過するまで、電流供給回路24から低インピーダン
ス状態で接点に電流を供給すればよいので、制御回路2
6による電流供給回路24の制御を簡易化することがで
きる。
図1に示す構成を用いて行うスイッチ21の開閉操作
と、制御回路26による電流供給回路24の制御状態と
を示す。本実施形態で、制御回路26は、電流供給回路
24からの電流供給を、時刻t20でスイッチ21の接
点が開状態から閉状態に遷移した後で第1の保持時間t
dだけ継続した後、さらに電流供給回路24からの電流
供給を定期的に繰返す。すなわち、時刻t21や時刻t
22で電流供給を第2の保持時間teだけそれぞれ行
い、時刻t23でスイッチ21の接点が閉状態から開状
態に遷移すると、電流供給状態に戻る。スイッチ21の
接点の閉状態が長時間継続するときには、第2の保持時
間teが繰返して設定され、腐食防止用の電流によって
酸化膜の生成を防ぐことができる。
図1に示す構成を用いて行うスイッチ21の開閉操作
と、制御回路26による電流供給回路24の制御状態と
を示す。本実施形態で、制御回路26は、電流供給回路
24からの電流供給を、時刻t30でスイッチ21の接
点が開状態から閉状態に遷移した直後は一旦停止し、前
述の保持時間tdをこの一旦停止した後に設定する。時
刻t30でスイッチ21の接点を開状態から閉状態に遷
移させる際に、一旦電流供給回路24から接点への電流
供給を停止するので、接点の開閉状態が切換えられる際
の突入電流によって、接点が溶着することを防止するこ
とができる。
図1に示す構成を用いて行うスイッチ21の開閉操作
と、電流供給回路24から接点に供給される負荷電流の
変化とを示す。本実施形態で、電流供給回路24からの
電流供給は、急激な電流変化を抑えて行われる。図6
(a)は、電流供給回路24から流れ出す電流量をリニ
アに増減させる状態を示す。積分回路などを利用すれ
ば、このようなリニアな変化を生じさせることができ
る。図6(b)は、電流供給回路24から流れ出す電流
量を段階的に増減させる状態を示す。これらの電流変化
は、電流供給回路24がスイッチ21の接点への電流供
給の状態を変化させる際に、インピーダンスの変化を緩
慢化して行うことによって実現される。電流供給回路2
4からスイッチ21の接点に供給される電流は、電流供
給回路24のインピーダンスの変化が緩慢化されている
ので、急激に変化することがなく、ノイズ発生を抑制す
ることができる。また、接点が開閉する際に火花などが
発生しにくくなり、接点の溶着なども生じにくくするこ
とができる。
スイッチの接点腐食防止装置30の概略的な電気的構成
を示す。制御回路24は、タイマ31によって収集され
る保持時間td,teについての時間情報を利用して、
保持時間td,teの長さを調整する。図8および図9
は、スイッチ21の接点の開閉状態と、制御回路26に
よる制御で電流供給回路26から供給される電流の変化
とを示す。タイマ31は、保持時間td,teが設定さ
れるので、設定されている保持時間td,teを認識し
て、スイッチ21の接点の開閉についての時間的な情報
を収集する開閉時間情報収集手段としても機能する。制
御回路26は、タイマ31が収集する接点の開閉につい
ての時間的な情報に基づいて、保持時間td,teの長
さを変更する。本実施形態のスイッチの接点腐食防止装
置30も容易にIC化することができる。
が長いので、オフからオンに遷移した時点で保持時間t
d2が設定される頻度が小さくなる。このために、保持
時間td2を長くし、腐食防止が充分に行われるように
する。図9では、スイッチ21がオンになる周期が短い
ので、オフからオンに遷移した時点で保持時間td3が
設定される頻度が大きくなる。このために、保持時間t
d3を短くして、電流供給回路24の低損失化を図る。
本実施形態では、タイマ31に設定されるスイッチ21
の接点の開閉についての時間的な情報を収集して、電流
供給回路24から接点に腐食防止用の電流を流す保持時
間td2、td3の長さを変更する。接点の開閉周期が
長くなると保持時間td2も長くして腐食防止を確実に
図り、接点の開閉周期が短くなると保持時間td3も短
くすることによって、省エネルギや発熱低減を図り、し
かも腐食防止も確実に行うことができる。
て、スイッチの接点腐食防止装置40の概略的な電気的
構成を示す。本実施形態では、電流供給回路24の温度
を検出する温度検出部41を設ける。制御回路26は、
温度検出部41が検出する温度が高くなると、保持時間
td,td2,td3,teが短くなるように制御す
る。温度検出部41によって検出する電流供給回路24
の温度が、電流供給回路24の電流供給による自己発熱
などで高温になると、スイッチ21の接点に腐食防止用
の電流を供給する保持時間td,td2,td3,te
を短くして、電流供給回路24の自己発熱を抑制し、熱
損失による素子破壊などからの保護を図ることができ
る。本実施形態のスイッチの接点腐食防止装置40も容
易にIC化することができる。
て、スイッチの接点腐食防止装置50の概略的な電気的
構成を示す。本実施形態の制御回路26は、アナログ/
デジタル変換を行うA/D回路51によって、入力信号
ライン23の電圧値を検出し、スイッチ21の接点の腐
食状態を判定する。A/D回路51は、スイッチ21の
接点が閉状態となるときの接点のインピーダンスを検出
するインピーダンス検出手段として機能する。接点の腐
食が進行すればインピーダンスが上昇し、接点に生じる
電圧も高くなる。制御回路26は、A/D回路51によ
って検出される接点の閉状態のインピーダンスの高低に
応じて、保持時間td等を長短に変更するように制御す
る。スイッチ21の接点について、酸化が進行すると、
閉状態でのインピーダンスが高くなるので、電流供給回
路24から腐食防止用の電流を供給する保持時間td等
を長くして、酸化膜の確実な除去を図ることができる。
本実施形態のスイッチの接点腐食防止装置50も容易に
IC化することができる。
て、スイッチの接点腐食防止装置60の概略的な電気的
構成を示す。本実施形態の制御回路26は、外部のマイ
コン61やECU、プログラムコントローラなどから、
たとえば自動車各種制御に用いる使用環境などについて
の情報を収集する。すなわち、マイコン61などは、ス
イッチ21の使用環境に関する情報を収集する使用環境
情報収集手段として機能する。制御回路26は、マイコ
ン61などによって収集される使用環境に応じて、保持
時間td等を設定する頻度を変更する。たとえば周囲温
度などの情報や、自動車でのエンジン始動時などに関す
る情報などを収集し、使用環境に適合して、酸化膜除去
用の腐食防止電流を流す保持時間td等を変更し、スイ
ッチ21の接点の腐食防止を有効に図ることができる。
本実施形態のスイッチの接点腐食防止装置60も容易に
IC化することができる。
て、各実施形態で示す構成を用いて行うスイッチ21の
開閉操作と、制御回路26の制御による電流供給回路2
4のインピーダンス変化とを示す。本実施形態で、電流
供給回路24からの電流供給は、時刻t40でスイッチ
21がオフからオンになるときに保持時間td1で継続
し、時刻t41でスイッチ21オンからオフになるとき
は、遅延時間td4だけ遅れて電流供給状態に変化す
る。機械的な接点で形成されるスイッチ21では、オン
とオフとの開閉状態の変化の際にチャタリングが生じ
る。制御回路26は、接点が閉状態から開状態に遷移し
ても、接点のチャタリングが収束する時間を含めて予め
設定される遅延時間td4が経過するまでは、電流供給
回路24の電流供給状態への移行を遅延させる。スイッ
チ21の接点が閉状態から開状態に遷移する際にチャタ
リングが生じて、接点が短時間の繰返しで閉状態になっ
ても、電流供給回路24が電流供給状態に移行するのは
予め設定される遅延時間td4が過ぎてからであるの
で、チャタリングによる瞬間的な大電流の流出を防止す
ることができる。
て、スイッチの接点腐食防止装置70の概略的な電気的
構成を示す。本実施形態には、抵抗71およびコンデン
サ72と、切換えスイッチ73とを含む電流供給回路7
4は、制御回路76によって切換えスイッチ73が制御
される。切換えスイッチ73は、機械的な接点を有する
リレーなどを使用したり、電子的なスイッチング素子を
用いて構成することができる。本実施形態のスイッチの
接点腐食防止装置70も、コンデンサ72を除いて容易
にIC化することができる。コンデンサ72の容量を数
100pF以上に大きくする場合は、コンデンサ72を
外付けとしてIC化することができる。
ッチ21の接点の開閉状態に応じた電気的な入力を行う
際に、接点に定格電流容量に対応する腐食防止用の電流
を流すために、電流を供給するか否かを切換えスイッチ
73で制御可能である。電流供給を行わないときには、
コンデンサ72に電源ライン25から抵抗71を介して
電荷を蓄える充電を行い、電流供給時にはコンデンサ7
2に蓄えられた電荷を放電する。スイッチ21の接点が
閉状態であれば、切換えスイッチ73を充電側から放電
側に切換えることによって、接点に腐食防止用の電流を
供給することが可能となる。切換えスイッチ73の切換
えは、制御回路76によって制御される。制御回路76
は、スイッチ21の接点の開閉状態を検知して、接点が
閉状態のときに、電荷が充電されていれば、電流供給手
段74から接点への電流供給を行うように制御する。
オフ操作と、接点に流れる負荷電流の変化とを示す。制
御回路76は、スイッチ21の接点の開閉状態を検知し
て、接点が閉状態のときに、コンデンサ72に電荷が充
電されていれば、コンデンサ72に蓄えられた電荷を放
電して、電流供給回路74から接点への電流供給を行う
ように制御する。接点が開状態のときには、電流供給回
路74のコンデンサ72は電荷を蓄える充電を行う。ス
イッチ21の接点が閉状態となって、コンデンサ72に
充分な電荷が蓄えられていれば、蓄えられた電荷を放電
して、接点に腐食防止用の電流を供給する。電流供給回
路74からスイッチ21の接点に、腐食防止用の電流を
間欠的に供給するので、消費電力や発熱の増大を避けな
がら、接点の酸化膜を除去して腐食防止を有効に図るこ
とができる。
て、スイッチの接点腐食防止装置80の概略的な電気的
構成を示す。本実施形態では、電流供給回路24に電源
ライン25Aから、スイッチ21の開閉状態の入力のた
めなど、他の回路部分に電源ライン25Bから印加する
電圧よりも高い電圧を印加する。たとえば自動車にスイ
ッチの接点腐食防止装置80を含むECUなどを搭載す
る場合、電源ライン25Aには、発電機やバッテリから
直接供給される+Bラインからの電圧を与える。電源ラ
イン25Bには、ロジック回路用に安定化された電圧を
与える。
御回路26が電流供給回路24を制御して、図3および
図4に示すように保持時間td,teを設定するときの
スイッチ21操作のオン・オフ操作と、接点に流れる負
荷電流の変化とをそれぞれ示す。各保持時間td,te
では接点に高電圧が印加されるので、酸化膜などが形成
されていても、その破壊をしうる大電流を容易に流すこ
とができる。
の接点が開状態のときには、電流供給手段は接点の開閉
状態入力用の入力インピーダンスよりも低いインピーダ
ンスとなって、耐ノイズ性などを向上させて、信頼性が
高い入力を行うことができる。入力インピーダンスが低
くなっても、スイッチの接点は開状態であるので、大電
流は流れず、消費電力の増加や発熱の増加を招くことは
ない。スイッチの接点が閉状態となれば、保持時間だけ
電流供給手段から接点に腐食防止用の電流が供給され、
消費電力や発熱の増大を避けながら、接点の酸化膜を除
去して腐食防止を有効に図ることができる。
状態のときから、閉状態に遷移した後で保持時間が経過
するまで、電流供給手段から低インピーダンス状態で接
点に電流を供給するように制御して、接点の腐食防止を
図ることができる。
閉状態が切換えられる際の急激な電流変化によるノイズ
の発生や、突入電流による接点の溶着を、有効に防止す
ることができる。
状態が長時間継続するときに、腐食防止用の電流を繰返
して流し、酸化膜の生成を防ぐことができる。
イッチの接点に供給される電流の急激な変化を抑えて、
ノイズ発生を抑制することができる。
閉についての時間的な情報に基づいて、たとえば接点の
開閉周期が短くなると保持時間も短くして、省エネルギ
や発熱低減を図り、しかも腐食防止も確実に行うことが
できる。
供給による自己発熱で高温になると、スイッチの接点に
腐食防止用の電流を供給する保持時間を短くして、熱損
失による素子破壊などからの保護を図ることができる。
て閉状態でのインピーダンスが高くなっても、腐食防止
用の電流を供給する保持時間を長くして、酸化膜の確実
な除去を図ることができる。
どの情報報などの使用環境についての情報を収集し、使
用環境に適合して保持時間を変更し、スイッチの接点の
腐食防止を有効に図ることができる。
状態から開状態に遷移する際に生じるチャタリングで、
接点が短時間の繰返しで閉状態になっても、電流供給手
段が電流供給状態に移行するのは予め設定される遅延時
間が過ぎてからであるので、瞬間的な大電流の流出を防
止することができる。
きに、電流供給手段から、電流供給を行わないときに充
電した電荷を放電して、接点に腐食防止用の電流を供給
することができる。腐食防止用の電流を、間欠的に供給
するので、消費電力や発熱の増大を避けながら、接点の
酸化膜を除去して腐食防止を有効に図り、入力の信頼性
を高めることができる。
の入力のために印加する電圧よりも高い電圧を印加して
腐食防止用の電流値を大きくし、接点の酸化膜除去によ
る腐食防止を有効に図ることができる。
点腐食防止装置20の概略的な電気的構成を示すブロッ
ク図である。
と、制御回路26による電流供給回路24の制御状態と
を示すタイムチャートである。
子22から見た入力インピーダンスの変化を示すタイム
チャートである。
成を用いて行うスイッチ21の開閉操作と、制御回路2
6による電流供給回路24の制御状態とを示すタイムチ
ャートである。
成を用いて行うスイッチ21の開閉操作と、制御回路2
6による電流供給回路24の制御状態とを示すタイムチ
ャートである。
成を用いて行うスイッチ21の開閉操作と、電流供給回
路24から接点に供給される負荷電流の変化とを示すタ
イムチャートである。
点腐食防止装置30の概略的な電気的構成を示すブロッ
ク図である。
状態と、制御回路26による制御で電流供給回路26か
ら供給される電流の変化とを示すタイムチャートであ
る。
状態と、制御回路26による制御で電流供給回路26か
ら供給される電流の変化とを示すタイムチャートであ
る。
接点腐食防止装置40の概略的な電気的構成を示すブロ
ック図である。
接点腐食防止装置50の概略的な電気的構成を示すブロ
ック図である。
接点腐食防止装置60の概略的な電気的構成を示すブロ
ック図である。
で示す構成を用いて行うスイッチ21の開閉操作と、制
御回路26の制御による電流供給回路24のインピーダ
ンス変化とを示すタイムチャートである。
の接点腐食防止装置70の概略的な電気的構成を示すブ
ロック図である。
オフ操作と、接点に流れる負荷電流の変化とを示すタイ
ムチャートである。
の接点腐食防止装置80の概略的な電気的構成を示すブ
ロック図である。
ン・オフ操作と、接点に流れる負荷電流の変化とをそれ
ぞれ示すタイムチャートである。
ン・オフ操作と、接点に流れる負荷電流の変化とをそれ
ぞれ示すタイムチャートである。
子制御の入力信号を得るために用いられている基本的な
回路構成を示すブロック図である。
ク図である。
閉状態と、制御回路12によるスイッチングトランジス
タ11の制御状態を示すタイムチャートである。
を行うときに、入力端子2から見た入力インピーダンス
を示すタイムチャートである。
の接点腐食防止装置 21 スイッチ 22 入力端子 23 入力信号ライン 24,74 電流供給回路 25,25A,25B 電源ライン 26,76 制御回路 31 タイマ 41 温度検出部 51 A/D回路 61 マイコン
Claims (12)
- 【請求項1】 スイッチの接点の開閉状態に応じた電気
的な入力を行う際に、接点に通電容量に対応する腐食防
止用の電流を流すためのスイッチの接点腐食防止装置に
おいて、 接点に電流を供給するか否かを制御可能であり、電流供
給時には、接点の開閉状態入力用の入力インピーダンス
よりも低いインピーダンスとなり、接点が閉状態であれ
ば、接点に腐食防止用の電流を供給することが可能な電
流供給手段と、 接点が開状態のとき、および閉状態中に予め定められる
保持時間には、電流供給手段から接点への電流供給を行
い、接点が閉状態で該保持時間外では、電流供給手段か
ら接点への電流供給を遮断するように制御する制御手段
とを含むことを特徴とするスイッチの接点腐食防止装
置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記保持時間を、前記
接点が開状態から閉状態に遷移した後に継続して設定す
ることを特徴とする請求項1記載のスイッチの接点腐食
防止装置。 - 【請求項3】 前記制御手段は、前記電流供給手段から
の電流供給を、前記接点が開状態から閉状態に遷移した
直後は一旦停止し、前記保持時間を該停止後に設定する
ことを特徴とする請求項1記載のスイッチの接点腐食防
止装置。 - 【請求項4】 前記制御手段は、前記保持時間を、前記
接点が閉状態となっている間に、定期的に設定すること
を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスイッチ
の接点腐食防止装置。 - 【請求項5】 前記電流供給手段は、前記接点への電流
供給の状態を変化させる際に、電流値の変化を緩慢化し
て行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
のスイッチの接点腐食防止装置。 - 【請求項6】 前記接点の開閉についての時間的な情報
を収集する開閉時間情報収集手段をさらに含み、 前記制御手段は、開閉情報収集手段が収集する接点の開
閉についての時間的な情報に基づいて、前記保持時間の
長さを変更することを特徴とする請求項1〜5のいずれ
かに記載のスイッチの接点腐食防止装置。 - 【請求項7】 前記電流供給手段の温度を検出する温度
検出手段をさらに含み、 前記制御手段は、温度検出手段が検出する温度が高くな
ると、前記保持時間が短くなるように制御することを特
徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のスイッチの接
点腐食防止装置。 - 【請求項8】 前記接点が閉状態となるときの接点のイ
ンピーダンスを検出するインピーダンス検出手段をさら
に含み、 前記制御手段は、インピーダンス検出手段によって検出
される接点の閉状態のインピーダンスの高低に応じて、
前記保持時間を長短に変更するように制御することを特
徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のスイッチの接
点腐食防止装置。 - 【請求項9】 スイッチの使用環境に関する情報を収集
する使用環境情報収集手段をさらに含み、 前記制御手段は、使用環境情報収集手段によって収集さ
れる使用環境に応じて、前記保持時間を設定する頻度を
変更することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記
載のスイッチの接点腐食防止装置。 - 【請求項10】 前記制御手段は、前記接点が閉状態か
ら開状態に遷移しても、接点のチャタリングが収束する
時間として予め設定される遅延時間が経過するまでは、
前記電流供給手段の前記電流供給状態への移行を遅延さ
せることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の
スイッチの接点腐食防止装置。 - 【請求項11】 スイッチの接点の開閉状態に応じた電
気的な入力を行う際に、接点に通電容量に対応する腐食
防止用の電流を流すためのスイッチの接点腐食防止装置
において、 接点に電流を供給するか否かを制御可能であり、電流供
給を行わないときに電荷を蓄える充電を行い、電流供給
時には蓄えられた電荷を放電して、接点が閉状態であれ
ば、接点に腐食防止用の電流を供給することが可能な電
流供給手段と、 電荷接点が閉状態のときに、電荷が充電されていれば、
電流供給手段から接点への電流供給を行うように制御す
る制御手段とを含むことを特徴とするスイッチの接点腐
食防止装置。 - 【請求項12】 前記電流供給手段に、前記スイッチの
開閉状態の入力のために印加する電圧よりも高い電圧を
印加して電流を供給する電源手段をさらに含むことを特
徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のスイッチの
接点腐食防止装置。
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