JP2001084860A - 接点の電流制御装置 - Google Patents

接点の電流制御装置

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JP2001084860A
JP2001084860A JP25708899A JP25708899A JP2001084860A JP 2001084860 A JP2001084860 A JP 2001084860A JP 25708899 A JP25708899 A JP 25708899A JP 25708899 A JP25708899 A JP 25708899A JP 2001084860 A JP2001084860 A JP 2001084860A
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Yuichi Tokunaga
雄一 徳永
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Mitsubishi Electric Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/60Auxiliary means structurally associated with the switch for cleaning or lubricating contact-making surfaces
    • H01H1/605Cleaning of contact-making surfaces by relatively high voltage pulses

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接点の開閉両時期にアーク電流を発生し、常
にアーク電流を流しているのと同等の接点の信頼性を確
保しながら消費電流を少なくし小型化を実現すること。 【解決手段】 外部に電源を備えた接点が動作する際、
接点に流れる電流を制御する装置において、接点の開閉
を監視する接点監視手段と、この接点監視手段の監視結
果から接点変動を分析する論理演算手段と、この論理演
算手段の指示により入力経路を短絡する短絡手段と、を
備え、論理演算手段は、接点が開く時チャタリングを検
知して短絡手段をオンにすると共に、接点が閉じる時チ
ャタリングがなくなるまでの一定時間を置いて短絡手段
をオフにするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外部に電源を備
えた接点の絶縁皮膜などの障害を除去して電気的接触を
良好にするための接点電流制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】スイッチの開閉により電流を変化させ状
態変位を通知する検出回路では、接点に付着する絶縁皮
膜などにより接点の導通が確保されなくなる障害が発生
する。この対策として開閉電流を大きくし、アーク電流
により絶縁皮膜などの障害を除去する方法がとられる。
しかし常にアークに必要な電流を通電していると、負荷
が発熱し、小型化が図れないという問題があった。
【0003】図10は、例えば特開平1−221817
号公報に示された従来のエレベータ用安全スイッチ等の
スイッチ接点の電流制御装置であり、接点の開閉動作を
検出し接点の閉成動作が検出された後所定時間だけアー
ク電流を流す模擬負荷を接続することで接点を洗浄する
ものである。
【0004】まず、スイッチの接点1が開放状態にある
ときは、フォトカプラ113は抵抗114からの電流供
給がないためオフ状態となっている。従って、スイッチ
ング手段であるトランジスタ110は接点1の電源側に
接続されている抵抗111,112,117の通電によ
りオン状態にある。ただし接点1が開いているため模擬
負荷の抵抗109への電流は存在しない。また、負荷回
路にあるフォトカプラ103はオフ状態であり、ブレー
キコイル106に電流がないためブレーキがかかった状
態である。
【0005】ここで、スイッチの接点1が閉じると、接
点1は機構的にチャタリング動作を起こし、この時アー
ク発生に必要な電流が、模擬負荷である抵抗109とオ
ン状態にあるトランジスタ110を通して安定して流れ
る。この結果接点がクリーニングされ接点の接触の信頼
性を維持できる。
【0006】一方接点1が閉じることにより抵抗114
を通してフォトカプラ113にトリガ電流が流れるた
め、このフォトカプラ113はオン状態となりトランジ
スタ110のトリガ電流は抵抗116を通してバイパス
する。ただしこの時コンデンサ115の電圧はコンデン
サ115と抵抗116で決まる遅れ時間をもって放電す
るため、トランジスタ110は即時にオフせず一定時間
後にオフ状態となる。この時点で接点電流は小さくなる
がすでにチャタリング動作は完了し、接点1は接触して
いるので影響はない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の接点の電流制御
装置は、接点が閉じる瞬間にだけアーク電流を流し接点
を洗浄するものであり、接点が開く瞬間はアークが発生
しないため、常にアーク電流を通電している場合に比べ
て洗浄回数が半減する上、開放期間が長くなると接点に
付着した酸化膜等によって接点接触時に導通せず、アー
クが発生しなくなり、接点の信頼性の効果が低下すると
いう問題点があった。
【0008】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、接点の開閉両時期にアーク電
流を発生し、常にアーク電流を流しているのと同等の接
点の信頼性を確保しながら消費電流を少なくし小型化を
実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る接点の電
流制御装置は、外部に電源を備えた接点が動作する際、
接点に流れる電流を制御する装置において、接点の開閉
を監視する接点監視手段と、この接点監視手段の監視結
果から接点変動を分析する論理演算手段と、この論理演
算手段の指示により入力経路を短絡する短絡手段と、を
備え、論理演算手段は、接点が開く時チャタリングを検
知して短絡手段をオンにすると共に、接点が閉じる時チ
ャタリングがなくなるまでの一定時間を置いて短絡手段
をオフにするものである。
【0010】また、接点監視手段、論理演算手段及び短
絡手段を半導体素材で構成したものである。
【0011】また、短絡手段と直列に電荷蓄積手段を備
えたものである。
【0012】また、外部に電源を備えた接点が動作する
際、接点に流れる電流を制御する装置において、入力経
路に直列に接続され、高周波で経路の結合・切断を繰り
返すスイッチング手段と、このスイッチング手段の負荷
を監視する接点監視手段と、この接点監視手段の監視結
果から接点変動を分析する論理演算手段と、この論理演
算手段の指示により、接点が開く時チャタリングを検知
してスイッチング手段の発振を停止すると共に、接点が
閉じる時チャタリングがなくなるまでの一定時間を置い
てスイッチング手段の発信を開始するスイッチ制御手段
と、を備えたものである。
【0013】また、接点監視手段を構成する監視抵抗の
抵抗値は、接点に十分な大きさのアーク電流が流れるよ
うに小さくしたものである。
【0014】また、接点状態をアナログで計測する計測
手段と、この計測手段の出力をディジタルに変換して論
理演算手段へ通知するアナログ・ディジタル変換手段
と、を備えたものである。
【0015】また、接点監視手段からの接点情報により
接点劣化を検出し、通知を変化させる劣化検出手段を備
えたものである。
【0016】また、接点劣化を警告するアラーム手段を
備えたものである。
【0017】また、接点コイルの励磁ノイズを検知し接
点開放を予知するものである。
【0018】また、接点開放予知後一定時間後に開放処
理をキャンセルするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図面を参照して説明する。図1,2は実
施の形態1を示す図で、図1は接点の電流制御装置の構
成図、図2は接点の状態に対し、各手段の動作を示した
タイミング図である。である。図において、1は接点、
2は接点1と直列に接続する電源装置、3は接点1の電
流を制御する電流制御装置、4は接点1と電源装置2の
間に接続される接点監視手段、41は接点監視手段4に
おける監視用電流を発生させる監視抵抗、42は接点監
視手段4における監視用電流で動作する監視用フォトカ
プラ、5はフォトカプラ42の出力から接点開閉を判別
する論理演算手段、6は論理演算手段5の司令により接
点1と電源装置2の間を短絡する短絡手段、61は短絡
手段6における短絡用フォトカプラ、62は短絡手段6
における短絡抵抗である。
【0020】次に動作について説明する。まず接点1が
閉じている状態では、短絡用フォトカプラ61はオフに
なっており、短絡抵抗62には電流は流れず、監視抵抗
41および監視用フォトカプラ42を通じて電流が流れ
ている。監視抵抗41の抵抗値は大きくは監視用フォト
カプラ42を動作させるのに必要な電流しか流れない。
監視用フォトカプラ42はオンとなり、論理演算手段5
に接点1が閉じた状態にあることを通知している。
【0021】次に接点1が開く時、接点1はチャタリン
グ動作を起こし、監視用フォトカプラ42はオンとオフ
を繰り返す。その状態は論理演算手段5に通知される。
論理演算手段5はオンとオフの繰返しから接点1が開放
しようとしていることを検知し、短絡用フォトカプラ6
1にオン信号を送る。短絡用フォトカプラ61はオンに
なり、低い抵抗値をもつ短絡抵抗62にアークに必要な
大電流が流れる。
【0022】接点1のチャタリング時間は通常数ミリ秒
から数十ミリ秒かかるのに対し、半導体素材である監視
用フォトカプラ42および短絡用フォトカプラ61、論
理演算手段5はマイクロ秒単位と高速なため、接点1の
チャタリング検出から短絡用フォトカプラ61のオンま
での遅延をもってしてもチャタリング期間に十分に間に
合い、接点1にアークが発生し接点1が浄化される。
【0023】接点1が完全に開放すると、接点監視手段
4および短絡手段6には電流は流れない。短絡用フォト
カプラはオンのままである。再び接点1が閉じる時、短
絡手段6に電流が流れ、接点1はアークが発生し接点1
が浄化される。監視用フォトカプラ42は再びオンにな
り、論理演算手段5は接点1の接触を検知し接点1のチ
ャタリングがなくなるまでの一定時間を置いて短絡用フ
ォトカプラをオフにする。ここで短絡手段6はオフさ
れ、接点1を流れる電流は監視抵抗41による微弱電流
だけとなる。
【0024】以上のように、接点1開閉の両時期に接点
1にアークが発生するようにしているので、常にアーク
電流を流す場合と同様の接点1の信頼性を確保すること
ができる。また、アークに必要な大電流は接点開閉時の
チャタリング時間にのみ流れ、通常は微弱電流なので、
低消費電力化が図れ、電流制御装置を小型化することが
できる。
【0025】実施の形態2.上記実施の形態1では、ア
ーク電流を、経路を短絡して流すようにしたものである
が、次に電荷蓄積手段への充電によって電流を流す実施
の形態2を説明する。図3は実施の形態2を示す図で、
接点の電流制御装置の構成図である。図において、71
は短絡用フォトカプラ61と直列に挿入された電荷蓄積
手段であるコンデンサ、72はコンデンサ71と並列に
挿入された予備抵抗である。
【0026】次に動作について説明する。接点1の開放
を検出し短絡用フォトカプラ61をオンにするところま
では実施の形態1と同じである。短絡用フォトカプラ6
1オンにより、コンデンサ71は充電を開始し、この充
電電流により、接点1にアークが発生して浄化される。
接点1が完全に開くと、コンデンサ71は予備抵抗72
へ電流を流し放電する。次に接点1が閉じると、コンデ
ンサ71は再び充電を開始し、接点1にアークが発生す
る。コンデンサ71の充電が飽和すると電流は予備抵抗
72を流れるが、短絡用フォトカプラ61のオフで、コ
ンデンサ71は予備抵抗72へ電流を流し放電する。
【0027】以上のように、アーク電流はコンデンサへ
71の充電電流により発生するので、万が一論理演算手
段5が正しく動かない場合でも、アーク電流が流れ続け
ることはなく、制御装置の信頼性が向上する。
【0028】実施の形態3.以上の実施の形態1,2で
は、電流値を制御し、低消費かつ接点の信頼性を向上す
るものであるが、次にパルス幅によって電流を制御する
実施の形態3を説明する。図4,5は実施の形態3を示
す図で、図4は接点の電流制御装置を示す構成図、図5
は接点の状態に対し、各手段の動作を示したタイミング
図である。図において、8は接点1の電流を入り切りす
るスイッチング手段、81はスイッチング手段8におい
て周期的なパルスを発生する発振器、82はスイッチン
グ手段8においてスイッチングを行うスイッチング用フ
ォトカプラである。
【0029】次に動作について説明する。接点1が閉じ
ているとき、発振器81は接点1のチャタリング時間に
対して十分に短い周期のパルスを発生している。スイッ
チング用フォトカプラ82は発振器パルスによって接点
1の電流のオン・オフを繰り返す。監視手段4はスイッ
チング手段8と直列に接続され、監視用フォトカプラ4
2出力にはスイッチング手段8の周期に合わせたパルス
が発生している。接点1を流れる電流のピークは、アー
ク電流に必要な値をとるように監視抵抗41の抵抗値は
小さいものとする。
【0030】接点1が開く時、チャタリング動作により
監視用フォトカプラ42はパルスが欠落し、これを論理
演算手段5が検知しスイッチング手段8に通知する。ス
イッチング手段8の発振器81は論理演算手段5からの
通知を受けるとスイッチング用フォトカプラ82をオン
にして停止し、スイッチング用フォトカプラ82はオン
状態を維持する。一方接点1は、ピーク値の高いパルス
電流によって、短い時間のアークが発生する。一度アー
クが発生すると、周囲にプラズマガスが発生し、アーク
を発生しやすい状態を作り出す。その状態で上記動作に
よりスイッチング用フォトカプラ82がオンのまま停止
し、電流が定常的に流れるようになり、接点1に長いア
ークが発生し、接点を洗浄する。
【0031】接点1が完全に開くと、電流は流れずスイ
ッチング用フォトカプラ82はオンで停止したままとな
る。次に接点1が閉じる時、接点1に再び電流が流れア
ークが発生する。監視用フォトカプラ42がオンとな
り、これを論理演算手段5が検知しスイッチング手段8
に通知する。発振器81は再び発振し始め、スイッチン
グ用フォトカプラ82はオン・オフを繰り返すため、接
点電流はパルス状に戻る。
【0032】以上のように接点を流れる電流をパルスと
することで実動消費電力を下げるとともに、開放を検知
しパルスを定常電流に変えることで接点洗浄に必要なア
ークを発生できる。また、開放検知前のパルスによる短
いアークでプラズマを引き起こすことで開放検出後のア
ークを発生しやすくできる。
【0033】実施の形態4.以上の実施の形態では、論
理演算手段5は監視手段から2値を入力していたが、次
にアナログ値を入力する実施の形態4を説明する。図
6,7,8は実施の形態4を示す図で、図6は接点の電
流制御装置を示す構成図、図7は接点電流制御動作のタ
イミング図、図8は接点劣化制御動作のタイミング図で
ある。図において、9は監視抵抗41の両端の電圧を計
測し、計測アナログ値をディジタル値に変換して論理演
算手段5へ通知するAD変換器、51はAD変換器9の
出力を受け、接点1の状態を検知する波形解析手段、5
2は波形解析手段51で接点1の開閉を検知したとき
に、短絡用フォトカプラ61のオン・オフを制御する短
絡制御手段、53は、波形解析手段51により接点1の
劣化度合いにより、短絡用フォトカプラ61のオフ時間
を制御する開放時間制御手段、54は、接点1の劣化が
寿命の域に達したとき、それを通知するアラーム発生手
段である。ここでは実施の形態1の監視用フォトカプラ
部をAD変換器9に代えたが、実施の形態2ないし3も
同様に代えることができる。
【0034】AD変換器9は、チャタリング周期に比べ
て短い周期で電圧値を監視する。波形解析手段51は、
このデータを解析し、波形の遷移状態から接点1の状態
を分析する。例えばあらかじめプログラムされている接
点開放時の波形パターンと比較し、一致したならば接点
開放と判断し、短絡制御手段に通知し、短絡用フォトカ
プラ61をオンする。このように接点を流れる電流をア
ナログ値として分析することで、接点の状態変位とノイ
ズを分離することができ、またより早い段階で接点の状
態変位を検出することができる。
【0035】また、このアナログ値を利用することによ
り、接点1の劣化を検知することができる。接点1が閉
じている時、接点には定常電流が流れている。この定常
電流値は、接点1に酸化膜等が付着し、伝導性が損なわ
れてくるほど小さくなる。開放時間制御手段53は、監
視手段4からの入力値が小さくなるほど、短絡制御手段
52の短絡用フォトカプラ61のオフ時間を遅らせるこ
とで、接点1接触時のアーク電流を流す期間を長くし、
接点1の浄化度を強め、より信頼度を向上することがで
きる。
【0036】さらに定常電流が減少したとき、アラーム
発生手段54により、オペレータあるいは上位計算機に
これを通知することにより、接点1を交換するなどの処
置を施すことができ、装置の故障を防ぐことができる。
【0037】実施の形態5.以上の実施の形態は、論理
演算手段5を用いて接点電流を制御する構成について示
したが、次に論理演算手段5の接点1開成検出制御方法
についての実施の形態5を説明する。装置構成は図1と
同一である。図9は実施の形態5を示す図で、接点開成
予測動作を示すタイミング図である。接点1開閉時、こ
れを駆動するコイル電流の変化によってノイズが伝播す
る。このノイズと実際の接点開閉までには、接点1の特
性に応じた一定時間の遅れがある。論理演算手段5は、
このノイズによって監視用フォトカプラ42がオンとな
ったことを検知して短絡用フォトカプラ61をオンにし
アーク電流を流すことで、一定時間後の接点1の開成時
に接点1にアークを発生させる。
【0038】また、接点1の接地環境が悪い場合、他の
ノイズが伝播することがある。これらのノイズによる誤
動作を防ぐため、論理演算手段5は、ノイズ検知で短絡
用フォトカプラ61をオンにした後、一定時間後に再び
監視用フォトカプラ42の状態を参照する。一定時間と
は、接点1の特性に応じたコイル電流変化から接点1開
成までの時間である。短絡用フォトカプラ61をオンに
するために検知したノイズがコイル電流変化によるもの
であれば、一定時間後の監視用フォトカプラ42の状態
はオフである。この場合は、短絡用フォトカプラ61を
オンしたままに、次の接点1接触検知待ちへと移る。短
絡用フォトカプラ61をオンにするために検知したノイ
ズが外乱によるものであれば、一定時間後の監視用フォ
トカプラ42の状態はオンである。この場合は、短絡用
フォトカプラ61をオフし、再びノイズ検知を待つ。
【0039】以上により、接点1の駆動コイルの電流変
化によるノイズを検知し、アーク電流を一定期間流すこ
とで、接点1の開放時に十分なアーク電流を流すことが
でき、アーク放電による接点浄化ができる。また、アー
クに必要な大電流は接点開放の直前にのみ流れ、通常は
微弱電流なので、低消費電力化が図れ、電流制御装置を
小型化することができる。
【0040】
【発明の効果】この発明に係る接点の電流制御装置は、
論理演算手段が接点が開く時チャタリングを検知して短
絡手段をオンにすると共に、接点が閉じる時チャタリン
グがなくなるまでの一定時間を置いて短絡手段をオフに
するので、接点開閉の両時期に接点にアークが発生し、
常にアーク電流を流す場合と同様の接点の信頼性を確保
することができるとともに、アークに必要な大電流は接
点開閉時のチャタリング時間にのみ流れ、通常は微弱電
流なので、低消費電力化が図れ、電流制御装置を小型化
することができる。
【0041】また、接点監視手段、論理演算手段及び短
絡手段を半導体素材で構成したので、接点のチャタリン
グ検出から短絡手段のオンまでの遅延をもってしてもチ
ャタリング期間に十分に間に合い、接点にアークが発生
し接点が浄化される。
【0042】また、短絡手段と直列に電荷蓄積手段を備
え、短絡する代りに電荷蓄積手段の充電によってアーク
電流を発生することで、万が一論理演算手段が正しく動
かない場合でも、アーク電流が流れ続けることはなく、
制御装置の信頼性が向上できる。
【0043】また、接点を流れる電流をスイッチング手
段が発生するパルスとすることで実行消費電力を下げる
とともに、開放を検知しパルスを定常電流に変えること
で接点洗浄に必要なアークを発生できる。また、開放検
知前のパルスによる短いアークでプラズマを引き起こす
ことで開放検出後のアークを発生しやすくできる。
【0044】また、接点監視手段を構成する監視抵抗の
抵抗値は、接点に十分な大きさのアーク電流が流れるよ
うに小さくしたので、接点を流れる電流のピークがアー
ク電流に必要な値をとることができる。
【0045】また、接点を流れる電流をアナログ値とし
て分析することで、接点の状態変位とノイズを分離する
ことができ、またより早い段階で接点の状態変位を検出
することができる。
【0046】また、接点監視手段からの接点情報により
接点劣化を検出し、通知を変化させる劣化検出手段を備
え、アナログ値を利用することにより、接点の劣化を検
知し接点接触時のアーク電流を流す期間を長くすること
で、接点の浄化度を強め、より信頼度を向上することが
できる。
【0047】また、接点劣化を警告するアラーム手段を
備えたことにより、接点を交換するなどの処置を施すこ
とができ、装置の故障を防ぐことができる。
【0048】また、接点駆動コイルの電流変化によるノ
イズを検知し、アーク電流を流すことで、接点開放時に
アーク放電による接点浄化ができるとともに、アークに
必要な大電流は接点開放の直前にのみ流れ、通常は微弱
電流なので、低消費電力化が図れ、電流制御装置を小型
化することができる。
【0049】また、ノイズ検知から一定時間後に再び接
点監視をすることで、接点駆動コイル以外のノイズによ
る動作でアーク電流が流れつづけることを防ぐことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1を示す図で、接点の電流制御装
置の構成図である。
【図2】 実施の形態1を示す図で、接点の状態に対
し、各手段の動作を示したタイミング図である。
【図3】 実施の形態2を示す図で、接点の電流制御装
置の構成図である。
【図4】 実施の形態3を示す図で、接点の電流制御装
置を示す構成図である。
【図5】 実施の形態3を示す図で、接点の状態に対
し、各手段の動作を示したタイミング図である。
【図6】 実施の形態4を示す図で、接点の電流制御装
置を示す構成図である。
【図7】 実施の形態4を示す図で、接点電流制御動作
のタイミング図である。
【図8】 実施の形態4を示す図で、接点劣化制御動作
のタイミング図である。
【図9】 実施の形態5を示す図で、接点開成予測動作
を示すタイミング図である。
【図10】 従来の接点の電流制御装置を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1 接点、2 電源装置、3 電流制御装置、4 接点
監視手段、41 監視抵抗、42 監視用フォトカプ
ラ、5 論理演算手段、51 波形解析手段、52 短
絡制御手段、53 開放時間制御手段、54 アラーム
発生手段、6 短絡手段、61 短絡用フォトカプラ、
62 短絡抵抗、71 コンデンサ、72予備抵抗、8
スイッチング手段、81 発振器、82 スイッチン
グ用フォトカプラ、9 AD変換器。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部に電源を備えた接点が動作する際、
    前記接点に流れる電流を制御する装置において、 前記接点の開閉を監視する接点監視手段と、 この接点監視手段の監視結果から接点変動を分析する論
    理演算手段と、 この論理演算手段の指示により入力経路を短絡する短絡
    手段と、を備え、前記論理演算手段は、前記接点が開く
    時チャタリングを検知して前記短絡手段をオンにすると
    共に、前記接点が閉じる時チャタリングがなくなるまで
    の一定時間を置いて前記短絡手段をオフにすることを特
    徴とする接点の電流制御装置。
  2. 【請求項2】 前記接点監視手段、前記論理演算手段及
    び前記短絡手段を半導体素材で構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の接点の電流制御装置。
  3. 【請求項3】 前記短絡手段と直列に電荷蓄積手段を備
    えたことを特徴とする請求項1記載の接点の電流制御装
    置。
  4. 【請求項4】 外部に電源を備えた接点が動作する際、
    前記接点に流れる電流を制御する装置において、 入力経路に直列に接続され、高周波で経路の結合・切断
    を繰り返すスイッチング手段と、 このスイッチング手段の負荷を監視する接点監視手段
    と、 この接点監視手段の監視結果から接点変動を分析する論
    理演算手段と、 この論理演算手段の指示により、前記接点が開く時チャ
    タリングを検知して前記スイッチング手段の発振を停止
    すると共に、前記接点が閉じる時チャタリングがなくな
    るまでの一定時間を置いて前記スイッチング手段の発信
    を開始するスイッチ制御手段と、を備えたことを特徴と
    する接点の電流制御装置。
  5. 【請求項5】 前記接点監視手段を構成する監視抵抗の
    抵抗値は、前記接点に十分な大きさのアーク電流が流れ
    るように小さくしたことを特徴とする請求項4記載の接
    点の電流制御装置。
  6. 【請求項6】 接点状態をアナログで計測する計測手段
    と、この計測手段の出力をディジタルに変換して論理演
    算手段へ通知するアナログ・ディジタル変換手段と、を
    備えたことを特徴とする請求項1又は請求項4記載の接
    点の電流制御装置。
  7. 【請求項7】 前記接点監視手段からの接点情報により
    接点劣化を検出し、通知を変化させる劣化検出手段を備
    えたことを特徴とする請求項6記載の接点の電流制御装
    置。
  8. 【請求項8】 接点劣化を警告するアラーム手段を備え
    たことを特徴とする請求項7記載の接点の電流制御装
    置。
  9. 【請求項9】 接点コイルの励磁ノイズを検知し接点開
    放を予知することを特徴とする請求項1又は4記載の接
    点の電流制御装置。
  10. 【請求項10】 接点開放予知後一定時間後に開放処理
    をキャンセルすることを特徴とする請求項9記載の接点
    の電流制御装置。
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