JP2010187470A - 出力保護回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力トランジスタのサイズの増大を最小限に抑えながら出力トランジスタを効率よく保護する。
【解決手段】出力トランジスタTrの保護回路として、出力トランジスタTrのドレイン電圧Vを監視し、ドレインDに過電圧が印加されたときに出力トランジスタTrをOFFにする過電圧検出保護回路6を用いる。
【選択図】図1

Description

本発明は出力保護回路に関する。
一般に、オープンドレイン出力トランジスタには、出力端子が電源ラインにショートした場合に異常を検出してトランジスタの出力をOFFさせるために加熱保護回路が設けられる(例えば特許文献1)が、過熱保護回路だけでは、チップの温度が上昇して過熱保護回路が作動する前にASO(Area of Safe Operation)破壊されてしてしまうため、通常、過熱保護回路に加えて電流制限回路が併用される。
しかしながら、電流制限回路が出力トランジスタの電流値を一定に保つように構成されている場合は出力トランジスタをOFFさせることができず、この一方、出力トランジスタの電流値が一定値を超えた場合に出力トランジスタをOFFにできるように電流制限回路が構成されていても、出力トランジスタを復帰させるために充分な時間がとれない場合は出力トランジスタが加熱してしまうので、過熱保護回路を設ける必要がある。また、過熱保護回路が作動するまでの間、素子が破壊しないようにするためには、それ相応の素子サイズを選定する必要があり、通常動作時に必要な特性(ON抵抗)を満たすだけの場合と比較して出力トランジスタのサイズをより大きく設定しなければ破壊してしまう場合がある。また、出力トランジスタの電流値を検出するための抵抗は、出力トランジスタと同じ電流が流れるため、これにも相応のサイズが必要になり、これによってもデバイスサイズの低減が妨げられるという問題があった。
特開平02−285932
本発明の目的は、出力端子が電源ラインにショートした場合でも、出力トランジスタを効率よく保護し、かつ、出力トランジスタのサイズを最小化することができる出力保護回路を提供することにある。
本発明の一態様によれば、外部の負荷を介して電源に接続される第1の端子にドレインが接続され、GNDに接続される第2の端子にソースが接続され、ゲートに出力制御信号が入力される出力トランジスタと、前記出力トランジスタの前記ドレインに接続されてドレイン電圧を監視し、前記第1の端子が前記電源に短絡して前記ドレインに過電圧が印加されたときに前記過電圧を検出して過電圧検出信号を出力する過電圧検出回路を含み、前記過電圧検出回路の出力信号と前記出力制御信号とに基づいて前記出力トランジスタのON/OFFを制御する過電圧検出保護回路と、を備える出力保護回路が提供される。
本発明によれば、出力端子が電源ラインにショートした場合でも、出力トランジスタを効率よく保護し、かつ、出力トランジスタのサイズを最小化することができる出力保護回路が提供される。
本発明の第1の実施の形態による出力保護回路の回路図。 図1に示す出力保護回路が備える過電圧検出回路の一構成例を示す回路図。 図1に示す出力保護回路の動作を説明するタイミングチャート。 本発明の第2の実施の形態による出力保護回路の回路図。 図4に示す出力保護回路の動作を説明するタイミングチャート。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下の図面において、同一の部分には同一の参照番号を付し、その重複説明は適宜省略する。
(1)第1の実施の形態
図1は、本発明の第1の実施の形態による出力保護回路の回路図を示す。本実施形態の特徴点の一つは、従来の技術において加熱保護回路14とともに使用された電流制限回路に代えて、ドレイン電圧Vを監視する過電圧検出保護回路6を備え、加熱保護回路14が作動する前に過電圧検出保護回路6がドレイン電圧Vの異常を検出して出力トランジスタTrを最終的に出力OFFさせる点にある。
まず、図1を参照して本実施形態の出力保護回路の概略構成を説明する。出力保護回路1は、出力トランジスタTrと、過電圧検出保護回路6と、立上がりフィルタ18と、加熱保護回路14とを備える。
出力トランジスタTrはNチャネルのMOSFETで構成され、そのゲートGにはANDゲート12を介して出力制御信号Scoが入力され、ドレインDが出力端子T1を介して外部の負荷13と接続される。負荷13には電源電圧Vccが印加される。出力トランジスタTrのソースSはGND端子T2に接続され、GND端子T2はGND接続される。なお、出力制御信号Scoは、例えば図示しない外部のマイクロコンピュータにより生成され、図示しない外部のマイクロコンピュータが出力トランジスタTrをONさせる必要があると判断したときに出力トランジスタTrのゲートGに入力される。
加電圧検出保護回路6は、過電圧検出回路10と、フィルタ16と、ANDゲート12とを含み、出力トランジスタTrのドレインDのドレイン電圧Vを監視し、ドレイン電圧Vの異常がある場合に出力トランジスタTrをOFFにする。
過電圧検出回路10は、出力トランジスタTrのドレインDに接続されてドレイン電圧Vを所定の閾値Vthと比較することにより、ドレイン電圧Vに異常があるかどうかを検出し、検出結果を過電圧検出信号Seoとしてフィルタ16に出力する。なお、閾値Vthは、例えば定電圧回路(図示せず)から印加される電圧を抵抗により分圧することにより、生成される。閾値Vthの値は、出力トランジスタTrがASO破壊されない程度の電圧を上限とし、出力トランジスタTrの通常動作時のドレイン電圧Vを下限として、これらの上限から下限までの範囲内で決定される。
フィルタ16は、過電圧検出回路10に接続され、過電圧検出回路10から出力される過電圧検出信号Seoが入力され、過電圧検知フィルタ時間(図3の符号Tf2を参照)以上継続してH(ハイ)レベルの過電圧検出信号Seoが入力された場合に過電圧検知信号Sevを出力する。これにより、外乱ノイズ等によるパルス状の信号が過電圧検出回路10に入力した場合に加電圧検出保護回路6が誤って動作することを防止することができる。ここで、フィルタはRCフィルタやディジタルフィルタなどである。
そして、フィルタ16は、インバータIV1を介して過電圧検知信号SevをANDゲート12に出力する。インバータIV1を介することで、過電圧検知信号Sevの反転信号をANDゲート12に出力することになる。
ANDゲート12は、出力制御信号Scoが入力される他、インバータIV1から過電圧検知信号Sevの反転信号が入力され、加熱保護回路14からその出力信号の反転信号が入力され、出力制御信号Scoと過電圧検知信号Sevの反転信号と加熱保護回路14の出力信号の反転信号との論理積を出力トランジスタTrに出力する。
立上がりフィルタ18は、インバータIV3を介して過電圧検出回路10に接続される。この立上がりフィルタ18は、出力制御信号Scoが入力され、立上がりフィルタ時間(図3の符号Tf1を参照)だけ出力制御信号Scoの立上がりが遅れるようにフィルタリングすることにより過電圧検出マスク信号Semを生成し、インバータIV3を介して過電圧検出回路10に出力する。これにより、後に詳述するように、出力制御信号ScoがL(ロー)からH(ハイ)になり出力トランジスタTrがONになった後、立上がりフィルタ時間Tf1だけ遅れて過電圧保護回路10のドレイン電圧監視機能を有効化する。このように、過電圧検出マスク信号Semの生成に際して立上がりフィルタ18を使用する理由は、出力制御信号ScoがL(ロー)からH(ハイ)に変化する時、その過渡時に保護回路が異常検出してしまう場合があり、これを防止するためである。
加熱保護回路14は、インバータIV2を介してANDゲート12に接続される。加熱保護回路14は、出力トランジスタTrが発熱した場合にその熱伝播を受けて作動し、出力信号をL(ロー)からH(ハイ)へと変化させる。インバータIV2を介することにより加熱保護回路14の出力信号の反転信号がANDゲート12に入力され、これにより、ANDゲート12の出力がH(ハイ)からL(ロー)となり、出力トランジスタTrはOFFになる。
過電圧検出回路10の構成例を図2に示す。図2に示す例では、過電圧検出回路10はコンパレータ102とANDゲート104とインバータIV10とで構成される。コンパレータ102の反転入力には閾値電圧Vthが印加され、非反転入力には出力トランジスタTrのドレイン電圧Vが入力される。コンパレータ102の出力Sec(以下、「過電圧検出コンパレータ出力Sec」という)はANDゲート104の入力端子の一つに入力される。ANDゲート104の他の入力端子にはインバータIV10が接続され、インバータIV10にはインバータIV3から過電圧検出マスク信号Semが入力される。これにより、ANDゲート104の他の入力端子には過電圧検出マスク信号Semの反転信号が入力される。ANDゲート104は、過電圧検出コンパレータ出力Secと過電圧検出マスク信号Semの反転信号との論理積を過電圧検出信号Seoとして出力する。
次に、図1に示す出力保護回路1の動作を図3のタイミングチャートを参照しながら説明する。
まず、負荷13に何らの異常も発生せず、出力トランジスタTrのドレインDが負荷13を介して電源ラインに接続されている間について説明する。
出力制御信号ScoがL(ロー)のときは、出力トランジスタTrはOFFであり、負荷13に出力電流が流れないので、負荷13による電圧降下はなく、ドレイン電圧Vは閾値Vthを上回って電源電圧Vccにほぼ等しい値である。従って、このときの過電圧検出コンパレータ出力SecはH(ハイ)である。
出力制御信号ScoがL(ロー)であるため、過電圧検出マスク信号SemがH(ハイ)であり、インバータIV10により反転されてANDゲート104(図2参照)にはL(ロー)レベルの信号が入力される。このため、ANDゲート104から出力される過電圧検出信号SeoはL(ロー)であり、過電圧検知信号SevもL(ロー)である。このように、過電圧検出マスク信号SemがH(ハイ)であるときは過電圧保護回路10のドレイン電圧監視機能が無効化されて過電圧検出コンパレータ出力Sec(H(ハイ))が出力されない。
出力制御信号ScoがH(ハイ)になると出力トランジスタTrがONとなり負荷13に出力電流が流れるので、負荷13による電圧降下により、ドレイン電圧Vは閾値Vthを下回ってL(ロー)となる。ドレイン電圧Vが閾値Vthを下回った時に過電圧検出コンパレータ出力SecはH(ハイ)からL(ロー)となる。そして、上述したように、過電圧検出マスク信号Semは出力制御信号Scoの立上がりに対して立上がりフィルタ時間Tf1だけ遅れてH(ハイ)からL(ロー)になる。
ここで、例えば時刻Tdで負荷13に何らかの異常が発生して出力トランジスタTrのドレインDが電源ラインにショートすると、出力トランジスタTrの出力電流が負荷13に流れないので負荷13による電圧降下がなくなり、その結果、時刻Tdの直前で一旦閾値Vthを下回ったドレイン電圧Vが閾値Vthを超えて電源電圧Vccにほぼ等しくなる。
ドレイン電圧Vが閾値Vthを超えた時点で過電圧検出コンパレータ出力SecがH(ハイ)となり、この一方、過電圧検出マスク信号SemがH(ハイ)からL(ロー)になると、過電圧保護回路10のドレイン電圧監視機能が有効化され、インバータIV10から過電圧検出マスク信号Semの反転信号(H(ハイ))がANDゲート104に入力され、ANDゲート104から出力される過電圧検出信号SeoはH(ハイ)となる。過電圧検出信号Seoはフィルタ16に入力され、過電圧検知フィルタ時間Tf2だけ遅延した過電圧検知信号Sevがフィルタ16から出力されてインバータIV1へ入力される。インバータIV1により過電圧検知信号Sevが反転されてH(ハイ)からL(ロー)になってANDゲート12に入力されると、ANDゲート12の出力信号がH(ハイ)からL(ロー)になる。これにより、出力トランジスタTrがOFFになる。
ここで、例えば負荷13の交換等により時刻Tcにて電源ラインとのショートが解消され正常に復帰すると、負荷13による電圧降下により、ドレイン電圧Vが閾値Vthを再び下回ることになり、過電圧検出コンパレータ出力Secの出力がL(ロー)になる。このため、過電圧検出マスク信号SemがH(ハイ)からL(ロー)になったときに過電圧保護回路10のドレイン電圧監視機能が有効化され、過電圧検出信号Seoは過電圧検出コンパレータ出力Secの出力レベルと同じでL(ロー)のままである。これにより、時刻Tcの直前でL(ロー)になった過電圧検知信号SevはL(ロー)の状態を維持し、従って、時刻Tcの直前でH(ハイ)になったインバータIV1の出力はH(ハイ)のままなので、出力制御信号ScoがL(ロー)からH(ハイ)になるとANDゲート12の出力信号もL(ロー)からH(ハイ)になって出力トランジスタTrがONになる。
このように、本実施形態の出力保護回路1によれば、出力トランジスタTrのドレイン電圧Vの過電圧を検知して出力トランジスタTrの出力をOFFにするので、出力端子T1の異常検出の感度を向上させることができる。また、加熱保護回路14の作動を待つことなく出力トランジスタTrの出力をOFFにできるので、出力トランジスタTrのサイズを最小化することができる。さらに、過電圧検出回路10とインバータIV1との間にフィルタ16を挿入するので、ノイズによる誤動作を効果的に防止することができる。
また、立上がりフィルタ18を用いて過電圧検出マスク信号Semを生成するので、出力トランジスタTrがOFFからONになる過渡時に異常を検出してしまうおそれも解消される。
(2)第2の実施の形態
本発明の第2の実施の形態は、出力トランジスタTrのゲートに入力する出力制御信号が、バースト信号やPWM(Pulse Width Modulation)信号等の、周期的にON/OFF動作を繰り返す場合に好適な態様であり、その特徴の一つは、出力トランジスタTrがONの時にN回(Nは2以上の自然数)連続して過電圧を検出すると出力をOFFにする点にある。
まず、図4を参照しながら、本実施形態による出力保護回路の構成から説明する。図4は、本実施形態による出力保護回路3の概略構成を示す回路図である。
出力保護回路3は、図1に示す過電圧検出保護回路6に代えて、過電圧検出保護回路8を備える。過電圧検出保護回路8は、ANDゲート12の他、図1に示す過電圧検出回路10に代えて過電圧検出回路20とANDゲート22とを含む。
過電圧検出回路20は、出力トランジスタTrのドレインDに接続される。例えば図2の回路図中のコンパレータ102で構成され、ドレイン電圧Vを所定の閾値Vthと比較することにより、ドレイン電圧Vに異常があるかどうかを検出し、ANDゲート22を介してカウンタ24に過電圧検出信号Seoを出力する。閾値Vthは、前述した第1の実施の形態と同様に、例えば定電圧回路(図示せず)から印加される電圧を抵抗により分圧することにより、生成される。閾値Vthの値は、出力トランジスタTrがASO破壊されない程度の電圧を上限とし、出力トランジスタTrの通常動作時のドレイン電圧Vを下限として、これらの上限から下限までの範囲内で決定される。
過電圧検出保護回路8はまた、図1に示すフィルタ16に代えて、カウンタ24と、ラッチ回路26とを含む。カウンタ24は、立上がりフィルタ18の出力信号Srfがクロックとして入力され、ANDゲート22を介して過電圧検出回路20から過電圧検出信号Seoが入力されて過電圧検出信号Seoを計数する。カウンタ24は、N回以上連続して同一のレベルの過電圧検出信号Seoが入力された時にその出力を変化させ、ラッチ前過電圧検知信号Seblとして出力する。ラッチ回路26は、カウンタ24からラッチ前過電圧検知信号Seblが入力されて過電圧検出信号Seoを保持し、過電圧検知信号SevとしてインバータIV4を介してANDゲート12に出力する。本実施形態において、カウンタ24およびラッチ回路26はディジタルフィルタとして機能する。なお、本実施形態において、RCフィルタでなくディジタルフィルタを用いる理由は、本実施形態において出力制御信号Scoとして動作周波数の高い場合(例えば1kHz以上)を想定しており、第1の実施の形態におけるようにフィルタリング処理をしてしまうと、フィルタ時間内に出力トランジスタTrがOFFされてしまい、出力の異常を検出できなくなるためである。そこで、後に詳述するように、カウンタ24でN回一致することを確認することにより、第1の実施の形態におけるフィルタリング処理と等価の機能を果たすようにしたものである。
図4に示す出力保護回路3はまた、出力制御回路40をさらに備える。出力制御回路40は、過電圧検知クリア信号Sdcを生成する過電圧検知クリア信号生成部402と、出力制御クロックSclkを生成する出力制御クロック生成部404を含む。過電圧検知クリア信号Sdcは定期的に出力されるものでも良いし、ドレインDと電源ラインVccとのショートが解除されることに伴って生成されるものでも良い。なお、本実施形態において、立上がりフィルタ18の出力信号Srfはインバータを介することなくカウンタ24に直接入力される。
次に、図4に示す出力保護回路3の動作を図5のタイミングチャートを参照しながら説明する。
負荷13に何らの異常も発生せず、出力トランジスタTrのドレインDが負荷13を介して電源ラインに接続されている間は、出力制御クロック生成部404から出力される出力制御クロック信号SclkがそのままANDゲート12から出力制御信号Scoとして出力トランジスタTrのゲートGに出力し、出力制御信号ScoがH(ハイ)の時に出力トランジスタTrがONとなり負荷13に出力電流が流れる。これにより、負荷13による電圧降下でドレイン電圧Vが閾値Vthを下回るので、過電圧検出回路20からはL(ロー)レベルの過電圧検出信号Seoが出力されてANDゲート22に入力される。出力制御クロック生成部404から出力される出力制御クロック信号Sclkは立上がりフィルタ18にも入力されてフィルタリング作用を受け、立上がりフィルタ18からは、立上がりフィルタ時間Tf3だけ出力制御クロック信号Sclkよりも立上がりが遅れたH(ハイ)レベルの立上がりフィルタ出力信号Srfが出力されてカウンタ24に入力される。この一方、上述したとおり、過電圧検出回路20からはL(ロー)レベルの過電圧検出信号SeoがANDゲート22に入力されるので、ANDゲート22からはL(ロー)レベルの出力信号がカウンタ24に入力される。このため、カウンタ24から出力されるラッチ前過電圧検知信号SeblはL(ロー)レベルのままである。
ここで、例えば時刻Tdで負荷13に何らかの異常が発生して出力トランジスタTrのドレインDが電源ラインにショートすると、出力トランジスタTrの出力電流が負荷13に流れないので負荷13による電圧降下がなくなり、その結果、ドレイン電圧Vが閾値Vthを超えて電源電圧Vccにほぼ等しくなる。このため、過電圧検出回路20から出力される過電圧検出信号SeoはL(ロー)からH(ハイ)となる。
次いで、H(ハイ)レベルの過電圧検出信号SeoがANDゲート22を介してカウンタ24に入力するが、カウンタ24は、N回(本例では3回)連続してH(ハイ)レベルの過電圧検出信号Seoを受け取るまでその出力信号のレベルを変化させない。H(ハイ)レベルの過電圧検出信号Seoが3回連続して一致した場合に、カウンタ24から出力されラッチ回路26に入力されるラッチ前過電圧検知信号SeblはL(ロー)からH(ハイ)に変化する。そして、H(ハイ)レベルのラッチ前過電圧検知信号Seblがラッチ回路26で保持され、過電圧検知信号Sevとしてラッチ回路26からインバータIV4に出力され、インバータIV4によりその信号レベルが反転されてANDゲート12に入力される。このため、ANDゲート12から出力トランジスタTrのゲートGへ出力される出力制御信号Scoの信号レベルはH(ハイ)からL(ロー)に変化し、これにより、出力トランジスタTrの出力がOFFになる。
ここで、異常が解消されていないうちに例えば時刻Tecにおいて過電圧検知クリア信号生成部402から過電圧検知クリア信号Sdcが出力されてラッチ回路24に入力しても、その時点ではカウンタ24が未だN回(本例では3回)連続して一致する信号をANDゲート22から受け取っていないので、カウンタ24から出力されラッチ回路24に入力されるラッチ前過電圧検知信号Seblの信号レベルに変化はなくH(ハイ)のままであり、ラッチ回路26から出力されてインバータIV4に入力される過電圧検知信号Sevも変化せずH(ハイ)のままである。このため、インバータIV4からANDゲート12に入力される信号レベルもL(ロー)のままであり、ANDゲート12から出力トランジスタTrのゲートGへ出力される出力制御信号Scoの信号レベルもL(ロー)のままである。従って、出力トランジスタTrが復帰することはない。なお、時刻Tfになると、ANDゲート12からH(ハイ)レベルの信号が連続してN回(3回)一致してカウンタ24に既に入力されているので、これにより、ラッチ前過電圧検知信号SeblのレベルがH(ハイ)からL(ロー)になる。
さらに、例えば負荷13の交換等により時刻Tcで出力端子T1と電源ラインとのショートが解消されて正常に復帰すると、負荷13による電圧降下により、ドレイン電圧Vが閾値Vthを再び下回ることになる。上述したとおり、時刻Tcの前の時刻Tfの段階でラッチ前過電圧検知信号SeblのレベルがL(ロー)になっているため、過電圧検知クリア信号生成部402から過電圧検知クリア信号Sdcがラッチ回路26に入力されることにより、ラッチ回路26から出力されてインバータIV4に入力される過電圧検知信号SevのレベルがH(ハイ)からL(ロー)に変化し、その反転信号がインバータIV4から出力されてANDゲート12に入力される。これにより、ANDゲート12から出力され出力トランジスタTrのゲートGに入力される出力制御信号ScoがL(ロー)からH(ハイ)になり、その結果、出力トランジスタTrがONになる。
このように、本実施形態の出力保護回路3によれば、上述した第1の実施の形態と同様に、出力トランジスタTrのドレイン電圧Vの過電圧を検知して出力トランジスタTrの出力をOFFにするので、出力端子T1の異常検出の感度を向上させることができる上、加熱保護回路14の作動を待つことなく出力トランジスタTrの出力をOFFにできるので、出力トランジスタTrのサイズを最小化することができる。さらに、本実施形態の出力保護回路3によれば、N回連続して過電圧検出信号Seoが一致して初めてドレイン電圧Vが過電圧であると検知するので、出力制御信号が周期的にON/OFF動作を繰り返す場合でも充分なフィルタリング時間を設けることができ、これにより外乱ノイズによる保護回路の誤動作を防止することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記形態に限るものでは決してなく、その技術的範囲内で種々変更して実施できることは勿論である。例えば、第2の実施の形態では、出力制御クロック生成部404と立上がりフィルタ18とでカウンタ24のクロック信号を生成したが、これに限るものでは決してなく、出力制御クロック信号SclkがH(ハイ)になっている期間のほぼ後半のタイミングで立ち上がる信号であれば他の方法で生成してもよい。
1,3:出力保護回路
6,8:過電圧検出保護回路
10:過電圧検出回路
12,22,104:ANDゲート
13:負荷
16:(誤動作防止用)フィルタ
18,28:立上がりフィルタ
24:カウンタ
26:ラッチ回路
102:コンパレータ
Tr:出力トランジスタ
Vth:閾値
Sco:出力制御信号
Sebl:ラッチ前過電圧検知信号
Sec:過電圧検出コンパレータ出力
Sem:過電圧検出マスク信号
Seo:過電圧検出信号
Sev:過電圧検知信号
Srf:立上がりフィルタの出力信号(カウンタのクロック信号)
Tf1,Tf3:立上がりフィルタ時間
Tf2:過電圧検知フィルタ時間
:ドレイン電圧

Claims (5)

  1. 外部の負荷を介して電源に接続される第1の端子にドレインが接続され、GNDに接続される第2の端子にソースが接続され、ゲートに出力制御信号が入力される出力トランジスタと、
    前記出力トランジスタの前記ドレインに接続されてドレイン電圧を監視し、前記第1の端子が前記電源に短絡して前記ドレインに過電圧が印加されたときに前記過電圧を検出して過電圧検出信号を出力する過電圧検出回路を含み、前記過電圧検出回路の出力信号と前記出力制御信号とに基づいて前記出力トランジスタのON/OFFを制御する過電圧検出保護回路と、
    を備える出力保護回路。
  2. 前記過電圧検出保護回路は、ノイズによる前記過電圧検出保護回路の誤動作を防止する第1のフィルタをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の出力保護回路。
  3. 前記過電圧検出回路は、前記ドレイン電圧を所定の閾値と比較して前記ドレイン電圧が前記閾値を超える場合に前記過電圧検出信号を出力し、
    前記第1のフィルタは、前記過電圧検出回路に接続されて前記過電圧検出信号が入力され、前記過電圧検出信号が所定時間以上継続して入力された場合に前記過電圧検出信号を通過させることを特徴とする請求項2に記載の出力保護回路。
  4. 前記過電圧検出保護回路は、
    前記過電圧検出回路に接続され、前記過電圧検出信号が入力されて、前記過電圧検出信号がN回(Nは2以上の自然数)連続して一致した場合に出力信号のレベルを変化させるカウンタと、
    前記カウンタに接続されて前記カウンタの出力信号が入力され、前記カウンタの出力信号を保持するラッチ回路と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の出力保護回路。
  5. 前記出力制御信号が入力されて前記出力制御信号の立上がりを遅延させることにより、前記過電圧検出回路の動作を無効にする信号、または、前記カウンタのクロック信号を生成する第2のフィルタをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の出力保護回路。
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JP2017011867A (ja) * 2015-06-22 2017-01-12 セイコーエプソン株式会社 回路装置及び電子機器
JP2017126953A (ja) * 2016-01-15 2017-07-20 富士電機株式会社 半導体装置
JP2018038174A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 富士電機株式会社 ゲート駆動装置
WO2018147102A1 (ja) * 2017-02-10 2018-08-16 株式会社オートネットワーク技術研究所 スイッチ制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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