JP2009003663A - 電源制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
安価で信頼性の高い電源制御装置を提供する。
【解決手段】
電源制御装置500は、イグニッション信号2が入力されることによりバッテリ電源1から所定の出力電圧10aを生成するレギュレータ10と、レギュレータ10の出力電圧10aの異常を検出する出力電圧監視回路20と、出力電圧監視回路20から出力された出力電圧異常情報20aが入力され、イグニッション信号2がレギュレータ10に入力されていない期間中において出力電圧異常情報20aを保持する異常検出履歴保持手段100とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は電源制御装置に係り、特に、自動車電装品用等の制御装置に用いられる電源制御装置に関する。
従来は、バッテリ電源から5Vや3.3V 等の所定の電圧を生成してマイコンに所定電圧を供給するレギュレータを備えた電源制御装置では、同時に、所定電圧が正常か否かを監視する出力電圧監視回路や、イグニッション操作によるレギュレータ起動時のパワーオンリセットやマイクロプロセッサの正常性を判断するウォッチドックタイマ等を備え、異常発生時にはマイコンをリセットすることにより、システムを正常な状態に保っている。
しかし、上記のようにリセットが発生し、その後リセットが解除されてソフトウェアが起動開始した際、ソフトウェアはどのような状態からの起動なのかを判断することができない。すなわち、既に各デバイスに対して設定が行われていた状態か、または、各デバイスからリードしたレジスタのデータが妥当性あるデータか、という識別ができないことが一般的であった。
このため、イグニッションオフ時間カウントする機能を有する装置において、ソフトウェアが起動した際、イグニッション操作による起動,出力電圧異常解除による起動,ウォッチドッグタイマのタイムアウトによる起動なのか判断できず、イグニッションオフタイマ値の有効性を判断することができない。
これに対応するため、特開昭61−255411号公報(特許文献1)にあるように、制御装置内の自己診断情報をマイコン内部に履歴保持用の記憶装置を有し、異常発生検出時にはマイコン異常履歴を記憶装置に保持し、再起動時にはその履歴情報を用いて制御を行う等の方法が取られている。
特開昭61−255411号公報
従来技術のように、記憶装置を使用したシステムの場合、もし、各デバイスに供給しているレギュレータ出力電圧の異常停止及び異常低下が発生すると、リセット信号が発生する。そして、マイコンの内部レジスタは全てリセットされ、回路全体が停止状態となる。このため、異常検出情報を保持することができない。また、記憶装置を有する構成でも、過温度検出による遮断等で突然にレギュレータ電圧が停止する場合、不揮発性メモリへの書き込みプロセスを実行する前に電源が失われてしまう。このため、異常履歴を保持することは困難である。
さらに、これらのリセット要因に加え、ソフトウェアのバージョン更新のための強制リスタート等があり、リセットが発生して再起動した際、これらのハードウェア要因またはソフトウェア要因のいずれにより発生したのかを判断することができない。このため、発生要因の問題解決を行うことが困難である。
上記課題を解決するため、本発明の電源制御装置のうち代表的な一つは、イグニッション信号が入力されることにより、バッテリ電源から所定の出力電圧を生成するレギュレータと、前記レギュレータの前記出力電圧の異常を検出する出力電圧監視回路と、前記出力電圧監視回路から出力された出力電圧異常情報が入力され、前記イグニッション信号が前記レギュレータに入力されていない期間中において該出力電圧異常情報を保持する異常検出履歴手段とを有する。
好ましくは、前記異常検出履歴手段は、前記バッテリ電源が直接供給されることにより動作するものである。
また、好ましくは、さらに、前記出力電圧監視回路から出力された前記出力電圧異常情報が入力されるリセット発生回路を有し、前記リセット発生回路は、前記出力電圧異常情報が入力された場合、外部装置に対してリセット信号を出力し、前記異常検出履歴手段は、前記リセット信号の発生要因を保持するものである。
また、好ましくは、さらに、前記出力電圧異常情報が前記異常検出履歴手段に入力されるのを防ぐためのマスク手段を有し、前記マスク手段は、前記レギュレータに前記イグニッション信号が入力されていない期間中において、前記出力電圧異常情報が前記異常検出履歴手段に入力されないように機能する。
本発明によれば、信頼性を向上させた電源制御装置を提供することができる。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施例1)
実施例1の電源制御装置500の構成を図1に示す。
図1において、1はバッテリ電源、10はバッテリ電源1から供給される電圧から所定の出力電圧10aを生成するレギュレータである。レギュレータ10は、イグニション信号2によってON/OFF制御される。20は出力電圧10aの電圧を監視する出力電圧監視回路であり、レギュレータ10から出力される出力電圧10aが正常であるか否かを監視している。
20aは出力電圧異常情報であり、出力電圧監視回路が出力電圧10aに異常があることを検知した場合に出力される。30はパワーオンリセット発生回路であり、30aはパワーオンリセット発生回路30から出力されるパワーオンリセット信号である。40はウォッチドッグタイマ監視回路であり、外部のマイコンから入力されるウォッチドッグタイマクリア制御信号3を常時監視し、異常時にはタイムアウト情報40aを出力する。
50はリセット発生回路であり、出力電圧異常情報20a,パワーオンリセット信号30a,タイムアウト情報40aに基づいて、外部の各デバイスに対してリセット制御を行うためのリセットパルス生成を行う。なお、リセット発生回路50から各デバイスへ接続される信号線と各デバイスへの電源供給線との間には、信号線上の信号電位を安定させるために、プルアップ抵抗80が設けられている。
110はマスク手段であり、イグニッション信号2と出力電圧異常情報20aに基づいて出力電圧監視信号のマスク制御を行う。マスク手段110は、レギュレータ10から出力される出力電圧10aに異常がある場合に、異常検出履歴保持手段100に対してマスク手段出力信号110aを出力する。
異常検出履歴保持手段100は、出力電圧異常情報20aを履歴情報として保持し、異常検出履歴情報100aを外部出力手段120へ出力する。また、異常検出履歴保持手段100は、バッテリ電源1から電源を供給されるような構成となっている。
また、外部出力手段120では、外部の他の制御装置に対して、異常検出履歴出力信号130を出力することにより、異常通知や異常表示を行う。さらに、異常検出履歴情報100aは、マイコンインタフェース回路60へ出力され、外部のマイクロプロセッサへ通知する。マイコンインタフェース回路60は、マイクロプロセッサからの情報に基づいて履歴クリア制御信号60bを出力する。異常検出履歴保持手段100は、履歴クリア制御信号60bが入力されると、異常検出履歴情報100aをクリアする。
また、本実施例の電源制御装置500は、マイコンからのウォッチドッグタイマクリア制御信号3によってマイコンの動作を監視し、マイコンの暴走等の異常があった場合にタイムアウトを発生させる。このとき、ウォッチドッグタイマ監視回路40は、タイムアウト情報40aをリセット発生回路50に出力することにより、各デバイスのリセットを行う。
このような構成を採用するため、レギュレータ10の出力電圧10aの異常により保持される異常検出履歴情報100aに基づいて、タイムアウトが発生したのか、または、出力電圧10aの異常が発生したのかを区別することができる。このため、リセットの発生要因を特定し、リセット解除後において、ソフトウェアは履歴情報に基づいて再起動後にリセット発生要因ごとの対応を取ることが可能になる。
すなわち、異常検出履歴保持手段100は、電源制御装置500の起動要因が、バッテリ電源1が供給された後の初期起動、レギュレータ10の出力異常後の起動、または、イグニッション信号2による起動、のいずれかであるかの判断を行うことができる。
次に、実施例1の電源制御装置500の動作について図2を用いて説明する。
バッテリ電源1から電源が供給され、イグニッション操作によってイグニッション信号2がハイとなると、レギュレータ10から各デバイスに対して、所定の出力電圧10aが供給される。このとき、例えば、出力電圧10aのショートや、バッテリ電源1から出力される電圧の瞬間的な電圧低下等により、レギュレータ10の出力電圧10aが低下すると(図2中の200)、出力電圧監視回路20は、出力電圧10aが異常であると判断し、出力電圧異常情報20aを出力する。
出力電圧異常情報20aは、レギュレータ10の出力電圧10aが異常の場合だけでなく、イグニッション信号2が入力されていないとき(イグニッション信号2がロウになったとき:図2中の201,203)にも出力される。このため、マスク手段110には、イグニッション信号2及び出力電圧異常情報20aの両方が入力され、イグニッション信号2がロウ入力することにより出力電圧10aが低下した場合には、マスク制御を行う。この結果、マスク手段出力信号110aは、イグニッション信号2がハイ入力されているときに限り出力される。したがって、通常のイグニッション操作によってレギュレータ10の出力信号10aに電圧降下が発生した場合でも、それを保持することなく、レギュレータ10の出力電圧監視の誤検出を防止することができる。
上記構成を採用しているため、出力電圧監視回路20が出力電圧10aの異常を検知した場合(図2中の200)には、マスク手段110による信号のマスクは行われず、マスク手段出力信号110aが出力される。マスク手段出力信号110aは、異常検出履歴保持手段100へと入力される。異常検出履歴保持手段100は、異常検出履歴を保持し、異常検出履歴情報100aをマイコンインタフェース回路60及び外部出力手段120へ出力する。また、外部出力手段120は、外部の他の制御装置に対して異常検出履歴出力信号130を出力する。
イグニッション信号2がロウ入力によりレギュレータ10が停止した後(図2中の201)においても、異常検出履歴保持手段100はバッテリ電源1から電源を供給されている。このため、異常検出履歴保持手段100は、履歴を保持して異常検出履歴情報100aを出力し続けることができる。また、イグニッションが再度オンされ、レギュレータ10が動作を開始してマイコンが起動し、ソフトウェアが再起動した後においても、マイコンインタフェース回路60を介して異常検出履歴情報100aを読み出すことにより、レギュレータ10の出力電圧10aが低下したことを判断することが可能となる。
また、外部出力手段120の電源も、バッテリ電源1から供給されている。このため、イグニッション信号2がロウ入力によりレギュレータ10が停止し、レギュレータ10の出力電圧10aがロウとなった場合でも、異常検出履歴出力信号130を出力し続けることができる。したがって、例えば、異なったユニットに電源制御装置500を搭載したユニットの異常情報を伝えることができ、システム全体の信頼性を向上させることが可能となる。
異常検出履歴情報100aが出力されている場合、マイクロプロセッサからの信号に基づいて、マイコンインタフェース回路60が異常検出履歴保持手段100に履歴クリア制御信号60b(図2中の202)を出力すると、異常検出履歴情報100a及び異常検出履歴出力信号130はクリアされる。このような構成により、バッテリ電源1が接続された状態においても、バッテリ電源1を切り離すことなく、一度保持された異常検出履歴情報100a及び異常検出履歴出力信号130をクリアすることができる。
また、異常検出履歴保持手段100は、バッテリ電源1とイグニッション信号2が入力されており、外部のメモリを用いることなく出力電圧異常情報20aを保持することが可能になる。
(実施例2)
次に、実施例2の電源制御装置600の構成を図3に示す。
実施例2の電源制御装置600は、イグニッション信号2がロウ状態となっている時間をカウントするイグニッションオフ時間カウント回路90を有している点で、実施例1の電源制御装置500とは異なる。なお、その他の構成は実施例1と同様であるため、ここでの説明は省略する。
イグニッションオフ時間カウント回路90には、イグニッション信号2及びバッテリ電源1が入力される。イグニッションオフ時間カウント回路90は、バッテリ電源1から電源供給されてイグニッション操作がオン状態からオフ状態になり、再びオン状態になるまでの時間、すなわちイグニッション信号2がロウの状態となっている時間をカウントする。
ソフトウェアが起動した場合、イグニッション操作による起動,出力電圧異常解除による起動,ウォッチドッグタイマのタイムアウトによる起動、のいずれなのかを、異常検出履歴保持手段100を用いることにより、イグニッションオフ時間カウント回路90でカウントした値の有効性を判断することが可能になる。
電源制御装置600は、ソフトウェアが起動した際、異常検出履歴情報100aが無く、かつ、イグニッションオフ時間カウント回路90のカウンタ値90aが0値の場合、バッテリ電源1が供給された後の最初の起動であると判断する。ここで、イグニッションオフ時間カウント回路90のカウンタ値90aが0値以外の場合には、イグニッション操作がオフ状態になり、再びオン操作が行われたと判断することが可能である。このように、ソフトウェアは、イグニッションオフカウント値を用いた処理及び制御を行うことが可能となる。
一方、ソフトウェアが起動した際に、異常検出履歴保持手段100で保持された異常検出履歴情報100aが存在する場合、イグニッション操作による起動ではなく、出力電圧監視回路20またはウォッチドッグタイマ監視回路40が異常検出を行いソフトウェアが再起動したと判断できる。このため、イグニッションオフ時間カウント回路90のカウント90aが無効であると判断することができ、ソフトウェアは誤った処理及び制御から回避することが可能となる。
次に、実施例2の電源制御装置600の動作について、図4を用いて説明する。基本的な動作は実施例1と同様であるため、実施例1と同様の動作については説明を省略する。
バッテリ電源1から電源が供給されると、イグニッション操作によりイグニッション信号2がハイとなる。また、レギュレータ10から出力電圧10aが供給され、パワーオンリセット信号30aが解除してソフトウェアが起動する。
起動したソフトウェアは、異常検出履歴保持手段100から出力される異常検出履歴情報100aのロウ情報を読み込むことにより、異常検出が発生していないことを確認することができる。また、ソフトウェアは、イグニッションオフ時間カウント回路90のイグニッションオフタイマ値90aの情報を、マイコンインタフェース回路60を介して読み込む。イグニッションオフ時間カウント回路90のカウンタ値が0であるため、このことから、バッテリ電源1からの電圧が供給された後の最初の起動であると判断することが可能となる。
イグニッション操作のオン状態時において、レギュレータ10の出力電圧10aが瞬間的に低くなった場合(図4中の300)、出力電圧異常情報20aはロウとなり、異常検出履歴情報100aがハイとなる。レギュレータ10の出力電圧10aが正常に復帰した後に再びソフトウェアが起動すると、ソフトウェアは異常検出履歴情報100aの履歴情報を読み込む。このため、イグニッション操作がオフからオン操作による起動ではないと判断することが可能となる。この結果、イグニッションオフ時間カウント回路90のカウント値90aを読み込みする必要がなく、また、ソフトウェアは誤った処理及び制御を回避することができる。
もし、レギュレータ10の出力電圧10aが瞬間的に低くなった場合(図4中の300)から復帰した直後に、イグニッション信号2がロウになった場合(図4中の301)、異常検出履歴情報100aは履歴を保持し続ける。このとき、再びイグニッション信号2がハイ状態になり、ソフトウェアが再起動して異常検出履歴情報100aをマイコンインタフェース回路60を介して読み込む。このため、ソフトウェアは、イグニッションのオフ操作前に正常起動してないということを判断することができる。また、イグニッションオフ時間カウント回路90のイグニッションオフタイマ値が無効であると判断することが可能になる。
また、イグニッション信号2がロウになると、イグニッションオフ時間カウント回路90が作動する(図4中の303)。その後、イグニッション信号2が再びハイとなると、イグニッションオフ時間カウント回路90はカウントの制御を停止させる。
本実施例によれば、ソフトウェアが起動し、異常検出履歴情報100aがロウであるという情報により、異常検出が発生していなことを確認することができる。また、マイコンインタフェース回路60を介してイグニッションオフ時間カウント回路90のカウント値90aを読み込む。このため、読み込んだイグニッションオフタイマ値を用いた処理及び制御を行うことが可能になる。
(実施例3)
実施例3の電源制御装置700の構成を図5に示す。
本実施例では、サーマルワーニング検出回路70を有する点で、実施例1の電源制御装置500とは異なる。なお、他の構成は実施例1と同様であるため、ここでの説明は省略する。
電源制御装置700は、レギュレータ10に接続される負荷や各ドライバ等における負荷異常や接続異常等により過電流が生じると、異常発熱が発生する。このとき、サーマルワーニング検出回路70は、その異常発熱を検出し、レギュレータ10に異常発熱情報70aを出力する。レギュレータ10は、サーマルワーニング検出回路70から出力された異常発熱情報70aが入力されると、レギュレータ10の出力を停止するように動作する。電源制御装置700をこのように構成することで、電源制御装置700から電源が供給される装置等(図示せず)が、異常発熱により故障するのを防止することが可能になる。
また、発熱異常が生じた場合、異常発熱情報70aは異常検出履歴保持手段100にも入力される。このように構成することにより、レギュレータ10が停止している時でも、発熱異常の履歴を保持することができる。
このように、異常発熱でレギュレータ10が停止した場合でも、サーマルワーニング検出回路70からの異常発熱情報70aの履歴を保持する。このため、レギュレータ10が停止してリセット発生要因によりリセットが発生した場合、リセット解除後に、ソフトウェアは履歴情報をもって再起動原因を判断することが可能となる。また、ソフトウェアは、これらの履歴情報をクリアし、再異常時に履歴を保持させることが可能となる。
以上、上記実施例のとおり、リセット発生には、電源起動時,出力電圧低下時,ソフトウェア異常時,ソフトウェアの更新のためのリスタート等がある。これらの情報をバッテリ電源1とイグニッション操作情報をもとに履歴保持を可能とする構成を用いて行うことで、レギュレータ10の出力異常時にも履歴情報を保持することが可能になる。
また、ソフトウェアが起動した際、起動前の状態判断することができ、異常検出による問題解決を図ることが可能となる。更に、バッテリ電源1等で動作している機能の制御状態やデータの有効/無効の判断することが可能となる。
上記のとおり、本実施例では、電源制御装置の内部に発生した異常検出情報について、記憶装置等を用いることなく、バッテリ電源から異常検出履歴の保持制御を行い、異常発生要因の特定が可能となる。結果として、安価で信頼性を向上させた電源制御装置を提供することができる。
以上、本発明につき上記実施例に基づいて本発明を詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限られるものではなく、その発明思想を逸脱しない範囲内で適宜変更することが可能である。
例えば、電源制御装置500,600,700には、レギュレータ10の発熱を検出するための温度検出手段を設けることができる。この温度検出手段により検出された温度が所定値を超えた場合に、レギュレータ10の動作を停止するように構成することが可能になる。
実施例1の電源制御装置の構成図である。 実施例1の電源制御装置の動作波形図である。 実施例2の電源制御装置の構成図である。 実施例2の電源制御装置の動作波形図である。 実施例3の電源制御装置の構成図である。
符号の説明
1 バッテリ電源
2 イグニッション信号
10 レギュレータ
20 出力電圧監視回路
30 パワーオンリセット発生回路
40 ウォッチドッグタイマ監視回路
50 リセット発生回路
60 マイコンインタフェース回路
70 サーマルワーニング検出回路
80 プルアップ抵抗
90 イグニッションオフ時間カウント回路
100 異常検出履歴保持手段
110 マスク手段
120 外部出力手段
500,600,700 電源制御装置

Claims (9)

  1. イグニッション信号が入力されることにより、バッテリ電源から所定の出力電圧を生成するレギュレータと、
    前記レギュレータの前記出力電圧の異常を検出する出力電圧監視回路と、
    前記出力電圧監視回路から出力された出力電圧異常情報が入力され、前記イグニッション信号が前記レギュレータに入力されていない期間中において該出力電圧異常情報を保持する異常検出履歴手段を有することを特徴とする電源制御装置。
  2. 請求項1記載の電源制御装置において、
    前記異常検出履歴手段は、前記バッテリ電源が直接供給されることにより動作することを特徴とする電源制御装置。
  3. 請求項1または2記載の電源制御装置において、
    さらに、前記出力電圧監視回路から出力された前記出力電圧異常情報が入力されるリセット発生回路を有し、
    前記リセット発生回路は、前記出力電圧異常情報が入力された場合、外部装置に対してリセット信号を出力し、
    前記異常検出履歴手段は、前記リセット信号の発生要因を保持することを特徴とする電源制御装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一に記載の電源制御装置において、
    さらに、前記出力電圧異常情報が前記異常検出履歴手段に入力されるのを防ぐためのマスク手段を有し、
    前記マスク手段は、前記レギュレータに前記イグニッション信号が入力されていない期間中において、前記出力電圧異常情報が前記異常検出履歴手段に入力されないように機能することを特徴とする電源制御装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一に記載の電源制御装置において、
    さらに、前記バッテリ電源が供給されることにより動作する外部出力手段を有し、
    前記レギュレータに前記イグニッション信号が入力されていない期間中において、外部に異常検出履歴出力信号を出力することを特徴とする電源制御装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一に記載の電源制御装置において、
    前記異常検出履歴手段により保持された前記出力電圧異常情報は、マイクロプロセッサからの信号によりクリアされることを特徴とする電源制御装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一に記載の電源制御装置において、
    さらに、前記レギュレータからの発熱を検出する温度検出手段を有し、
    前記レギュレータは、前記温度検出手段により検出された温度が所定値を超えた場合に停止し、前記異常検出履歴手段は、前記出力電圧異常情報を保持することを特徴とする電源制御装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一に記載の電源制御装置において、
    前記異常検出履歴手段は、前記バッテリ電源と前記イグニッション信号が入力されており、外部のメモリを用いることなく前記出力電圧異常情報を保持することを特徴とする電源制御装置。
  9. 請求項8記載の電源制御装置において、
    前記異常検出履歴手段は、前記電源制御装置の起動要因が、前記バッテリ電源が供給された後の初期起動、前記レギュレータの出力異常後の起動、または、前記イグニッション信号による起動、のいずれかであるかの判断を行うことを特徴とする電源制御装置。
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