JP2005246827A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 インクやトナーなどの記録剤の残量が少ないことを効率的に認識することができるとともに、現在の装置の状態も確認できる画像記録装置を提供すること。
【解決手段】 インクやトナーなどの記録剤の残量が少なくなった場合に、画像記録の指示毎に残量が少ない旨を所定の時間だけ表示装置に表示した後、現在の装置の状態を示す表示に戻す。
【選択図】 図6

Description

本発明は、トナーやインク等の記録剤を用いて用紙等の被記録媒体上に画像を記録する画像記録装置に関する。
従来から、トナーやインク等の記録剤の残量を検出することにより、画像の記録は継続できるもののもうすぐ記録ができなくなる状態、いわゆるニアエンプティ状態を操作パネル上の液晶表示部(LCD)に表示する画像記録装置が案出されている。例えば特許文献1には、本願出願人が先に出願したインクジェット記録式の画像記録装置が開示されている。
この画像記録装置によれば、何れかのインク色のインク残量がニアエンプティ状態にあることが検出されると、LCDにエラーメッセージを表示してブザーを鳴動させる。これにより、何れかのインク色のインク残量がニアエンプティ状態になった場合には、画像記録装置の周辺にいる使用者にその旨を報知することができるのである。更に、この画像記録装置にエラー送信モードが設定されており、且つ送信先が設定されている場合には、その送信先にエラーの内容を送信する。これにより、予め画像記録装置内に設定されている送信先(外出先や固定連絡先などの固定電話、携帯電話、ポケットベル等の電話番号や、携帯電話やパーソナルコンピュータのEメールアドレス等)にも何れかのインク色のインク残量がニアエンプティ状態になった旨が連絡されるので、インク残量が少なくなったことをより確実に使用者に報知することができるのである。
特開平11−69058号公報(図4参照)
しかしながら、特許文献1に記載の画像記録装置においては、一度ニアエンプティが検出されると、インクカートリッジが交換されてインク残量が増えない限り、LCDにニアエンプティが表示されたままとなり、画像記録装置の現在のモード設定等の現状の機能に関する情報がLCDに表示されないので、使用者にとっては現状の機能を把握し難く不便であるという問題点があった。
そこで本発明は、トナーやインク等の記録剤を用いて用紙等の被記録媒体上に画像を記録する画像記録装置において、記録剤のニアエンプティを使用者に確実に報知すると共に、現在のモード設定等の現状の機能に関する情報も使用者に報知することのできる画像記録装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、記録剤を用いて被記録媒体上に画像を記録可能な画像記録装置であって、記録剤の残量を検出する検出手段と、この検出手段の検出結果を報知可能な報知手段と、前記検出手段と前記報知手段とを制御する制御手段とを備えており、被記録媒体上への画像記録は継続可能であるものの記録剤の残量が所定量以下であると前記検出手段に検出されたとき、前記制御手段は記録剤の残量が所定量以下である旨を前記報知手段に所定時間報知させた後その報知を停止させ、当該装置の現状の機能に関する情報を報知させることを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像記録装置において、少なくともこの画像記録装置に対して画像記録指示が実行されたときに制御手段が検出手段に記録剤の残量を検出させることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像記録装置において、この画像記録装置に電源が投入されたときに、制御手段は検出手段に記録剤の残量を検出させることを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の画像記録装置において、検出手段の検出結果を記憶する記憶手段と、被記録媒体上への画像記録は継続可能であるものの記録剤の残量が所定量以下であるか否かを報知手段に報知させる旨の指示を入力可能な入力手段とを更に備えており、この入力手段から前記指示が入力されたとき、制御手段は記憶手段に記憶されている検出結果を報知手段に報知させることを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像記録装置において、入力手段から指示が入力されたとき、制御手段は検出手段を動作させないことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、被記録媒体上への画像記録は継続可能であるものの記録剤の残量が所定量以下であると検出手段に検出されたとき、制御手段は記録剤の残量が所定量以下である旨、いわゆるニアエンプティ状態である旨を報知手段に所定時間報知させた後その報知を停止させ、当該装置の現状の機能に関する情報を報知させるので、使用者はニアエンプティ状態を認識することができると共に、現在の画像記録装置のモード設定等の現状の機能に関する情報も認識することができるという効果を奏する。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の画像記録装置の奏する効果に加え、記録が行われる毎にいわゆるニアエンプティ状態が使用者に繰り返し報知されることになるので、使用者はニアエンプティ状態をより確実に認識することができるという効果を奏する。
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の画像記録装置の奏する効果に加え、いわゆるニアエンプティ状態が使用者に報知される機会が画像記録指示が実行されたとき以外に設けられるので、使用者はニアエンプティ状態をより確実に知ることができるという効果を奏する。
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜請求項3の何れかに記載の画像記録装置の奏する効果に加え、画像記録装置に電源が投入されるときや記録指示が入力されるとき以外でも、使用者は所望すればインクのニアエンプティ状態をいつでも確認できるという効果を奏する。
また、請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の画像記録装置の奏する効果に加え、使用者はインクのニアエンプティ状態をより早く確認できるという効果を奏する。
以下、本発明を具体化した最良の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態の画像記録装置の斜視図であり、図2は、図1の画像記録装置の側断面図であり、図3は、図1の画像記録装置から画像読取装置を除去した上での後方からの斜視図であり、図4は画像記録装置に使用されるインクカートリッジの概略断面図であり、図5は画像記録装置の制御装置を示すブロック図であり、図6は…である。
本実施形態の画像記録装置は、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能、そしてファクシミリ機能等を備えた多機能装置(以下、MFD:Multi Function Deviceと称す。)1に本発明を適用したものである。
図1に示すように、MFD1は、合成樹脂製の記録装置本体2の上方に、画像読取装置12が積層状態で搭載されて構成されている。記録装置本体2の底部には、記録装置本体2の開口部2aから着脱可能な給紙カセット3が配置されている。本実施形態では、給紙カセット3は、例えばA4サイズ、レターサイズ、リーガルサイズ、はがきサイズ等にカットされた被記録媒体たる用紙を複数枚積層(堆積)状態で載置できる。なお、図1は、補助支持部材3aが収納部3bに収納された状態を示しているが、図2は補助支持部材3aが収納部3bから引き出された状態を示している。補助支持部材3aが収納部3bから引き出された状態のときには、リーガルサイズ等の長い(開口部2aから記録装置本体2の外部へと突出する)用紙の後端部を支持することが可能である。また、給紙カセット3内に収まってしまう(開口部2aから記録装置本体2の外部へ突出しない)A4サイズ等の用紙を用いる場合には、図1に示すように収納部3bに補助支持部材3aを給紙の妨げとならないように収納すればよい。更に、給紙カセット3の上部は、後述するように、画像の記録された用紙の排紙部10としても使用される。
また、図2における給紙カセット3の奥側(Y1方向)には、用紙分離用の土手部8が配置されている。また、記録装置本体2内に固定配置されているフレーム21には、給紙ローラ6の駆動軸6bを回動の中心として上下方向に回動可能なアーム6aが装着され、このアーム6aの下端に設けられた給紙ローラ6と土手部8とにより、給紙カセット3に積層(堆積)された用紙を一枚ずつ分離搬送するのである。分離された用紙は上横向きのUターンパス(給送路)9を介して給紙カセット3より上方(高い位置)に設けられた記録部7に給送される。記録部7はプリンタ機能などを実現するためのインクジェット式の記録ヘッド4が搭載された往復動可能なキャリッジ5等からなる。記録部7にて記録され、その記録面を上向きにして矢印A方向に排出される用紙は、給紙カセット3の上側に形成されている排紙部10上に載置され、この排紙部10に連通する排紙口10aが記録装置本体2の前面(A方向又はY2方向)に設けられている。
記録装置本体2の上部には、コピー機能やファクシミリ機能における原稿読取などのための画像読取装置12が配置されている。この画像読取装置12の底壁11が、記録装置本体2を覆う上カバー体30の上方からほぼ隙間なく重畳されるように構成されている。この画像読取装置12は、記録装置本体2の一端部側(図1に示すX2方向の端部側)に設けられている図示しない枢軸部を中心として上下方向に回動可能に構成されている。画像読取装置12を上方に開けた状態で、後述するインク貯蔵部15のインクカートリッジ19を交換したり、記録部7で紙ジャムの発生した用紙を除去したりするのである。更に、画像読取装置12の上面を覆う原稿カバー体13は、その後端部側(図2に示すY1側)に設けられている枢軸12aを中心として上下方向に回動可能に装着されている。
記録装置本体2の上側には、画像読取装置12の前方(Y2側)に報知手段たる液晶表示部(以下、LCDと称す。)14aや、「テン」キー14b、「MENU/SET」キー14c、「矢印」キー14d、「STOP/EXIT」キー14e、「スタート」キー14f、「コピーモード」キー14g、「FAXモード」キー14h、「スキャナモード」キー14i等の各種キーを備えた操作パネル部14が設けられている。このうち、「MENU/SET」キー14cと「STOP/EXIT」キー14eとに関しては、押下された状況によって使用者がどちらの機能を意図して押下したかを後述する制御装置90が自動的に判別することとなる。更に、モード切替キーである「コピーモード」キー14g、「FAXモード」キー14h、「スキャナモード」キー14iが押下された場合には、多機能装置であるMFD1は、押下されたモードキーの示す機能に設定されることとなる。そして、画像読取装置12と操作パネル部14の平面視投影面積内に、記録部7と排紙部10並びにこの排紙部10の一側(X1側)に設けられたインク貯蔵部15(図3参照)が位置するように配置されている。また、補助支持部材3aを収納部3bに収納した状態では、給紙カセット3のY軸方向の長さと、画像読取装置12のY軸方向の長さと操作パネル部14のY軸方向の長さを足した長さとは、ほぼ等しくなっている。従って、このMFD1は平面視略正方形状の略直方体となるので、製品として出荷する梱包時にも梱包が容易となると共に、梱包用の箱も小型化が可能となる。
画像記録装置12の上面には、原稿カバー体13を上側に開けて原稿を載置することができる載置用ガラス板16が設けられ、その下側に原稿読取用のイメージスキャナ装置(CIS:Contact Image Sensor)17が図1におけるX軸方向(図2の紙面と直交する方向)に往復移動可能に設けられている。
インク貯蔵部15は、図3に示すように、記録装置本体2の上方に向かって開放されており、インク貯蔵部15には、フルカラー記録のための4色のインクを各々収容したほぼ矩形箱状のインクカートリッジ19(個別の色、即ち、黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)用のインクカートリッジに対しては符号19a〜19dを付する。)をY軸方向に沿って一列状に収納でき、上方から着脱可能となるように構成されている。そして、各インクカートリッジ19からインクジェット式の記録ヘッド4に複数本(本実施形態ではインクカートリッジ19が4つであるため4本)のインク供給管(インクチューブ)20を介してインクを供給するように構成されている。なお、4色よりも多数のインク色を使用する場合(6色〜8色等)には、そのインク色の数に応じたインクカートリッジ19をインク貯蔵部15に収納可能に構成すればよいし、インク供給管20もインクカートリッジ19の数に合わせて増やせばよい。
記録部7は図2〜図3に示すように、メインフレーム21にて支持され、X軸方向(主走査方向)に延びる横長の板状のガイド部材22,23と、これら両ガイド部材22,23に跨って摺動自在に支持(搭載)されてX軸方向(主走査方向)に往復移動可能に構成されたキャリッジ5と、記録ヘッド4が搭載されたキャリッジ5を往復移動させるために用紙搬送方向(矢印A方向)の下流側に配置されたタイミングベルト24と、そのタイミングベルト24を駆動するCR(キャリッジ)モータ25(本実施形態ではDCモータであるが、ステッピングモータ等他のモータでも良い。)と、記録ヘッド4の下面側にて搬送される用紙を支持する板状のプラテン26と、主走査方向に沿って延びるように配置されてキャリッジ5のX軸方向(主走査方向)位置を検知するためのエンコーダストリップ47等を備えている。また、プラテン26を挟んで用紙の搬送上流側(Y1側)にレジストローラ対27が、用紙の搬送下流側(Y2側)に排紙ローラ28が配置されている。レジストローラ対27は給紙カセット3から給紙ローラ6によって分離搬送されてきた用紙を記録ヘッド4とプラテン26との間に搬送するためのローラ対であり、排紙ローラ28は図示しない拍車ローラと協働して記録部7で記録済みの用紙を排紙部10へと搬送する。
次に、図4を参照して、本実施形態のインクカートリッジ19の概略構成と、インクカートリッジ19内のインク残量がインク残量センサ65によってどのように検出されるかを簡単に説明するが、まずはインクカートリッジ19内のインク残量をインク残量センサ65で検出する機構を簡単に説明する。
上述した通り、各インクカートリッジ19a〜19dはインク貯蔵部15に装着されるが、各インクカートリッジが装着されるインク装着部15の底部の位置には、インク供給管15aと大気導入管15bとがそれぞれ立設されている。これらのインク供給管15aと大気導入管15bとは、インクカートリッジ19内に設けられているインク供給弁51と大気導入弁52(後述する)にそれぞれ対応する位置に設けられている。また、インク貯蔵部15には、インクカートリッジ19内のインク残量を検出するための光学式のインク残量センサ65も設けられている。検出手段たるこのインク残量センサ65は、各インクカートリッジ19a〜19dに対して一つずつ設けられており、インクカートリッジ19の突出部54において後述するシャッター機構53の遮光板60を両側から挟み込むように対向して取り付けられた発光素子65aと受光素子65bとを備えている。そして、後述するように、発光素子65aからの光がインクカートリッジ19内に設けられたシャッター機構53により遮断されたか否かを検出して、後述する制御部90に出力するのである。
次に、インクカートリッジ19の構成について簡単に説明する。なお、上述したように、インクカートリッジ19には黒インク用インクカートリッジ19aと他の3色用のインクカートリッジ19b〜19dがあり、実際には黒インク用インクカートリッジ19aは他の3色用のインクカートリッジ19b〜19dよりもインク容量が大きいのだが、その構造はほぼ同じなので、以下は一つのインクカートリッジ19について説明する。
図4に示すように、インクカートリッジ19はインクを貯留するカートリッジ本体50aと、カートリッジ本体50a内のインクを記録ヘッド5へ供給するインク供給流路を開閉可能なインク供給弁51と、外部からインクカートリッジ本体50a内に大気を導入する大気導入路を開閉可能な大気導入弁52と、インク残量センサ65の発光素子65aからの光を遮断するシャッター機構53とを備えている。
カートリッジ本体50aは、光透過性を有する合成樹脂で形成されている。図4に示すように、カートリッジ本体50a内には水平に延びる仕切壁70が一体形成されており、この仕切壁70によりカートリッジ本体50aの内部空間が、上側のインク室71と下側の2つの弁収容室72,73とに仕切られている。インク室71内には各色のインクが充填され、2つの弁収容室72,73には、インク供給弁51と大気導入弁52とがそれぞれ収容されている。また、カートリッジ本体50aの側壁部の高さ方向の略中央の位置には、やや外側へ突出する突出部54が形成されている。この突出部54内の空間には、後述するシャッター機構53の遮光板60が配置される。そしてインクカートリッジ19がインク貯蔵部15に装着されている状態では、突出部54はインク残量センサ65の発光素子65aと受光素子65bとに挟まれるように構成されている。また、カートリッジ本体50aの上端部には、蓋部材50b(図3参照)が溶着されているので、カートリッジ本体50a内のインク室71がその蓋部材50bにより閉塞されている。
2つの弁収容室72,73の間には、空のインクカートリッジ19のインク室71内にインクを注入するための注入孔76が形成されており、この注入孔76には、合成ゴム製の栓部材77が圧入されている。また、注入孔76の奥端には、この注入孔76とカートリッジ本体50a内のインク室71とを連通するための連通孔76aが設けられている。そして、インクカートリッジ19の製造者は、注入孔76内の栓部材77に注入針(図示省略)を貫通させ、この注入針を介してインク室71内にインクを充填するのである。そして、インク室71内にインクが充填された後は注入針が栓部材77から抜き取られるので、連通孔76aは栓部材77により密閉され、インク室71内からインクが漏れることはない。
インク供給弁51が収容されている弁収容室72の天井部を構成する仕切壁70の部分には、下方へ突出する筒状部78が一体形成されており、筒状部78の下端内部には、筒状部78内に形成されている連通路を塞ぐ薄膜部79が設けられている。一方、大気導入弁52が収容されている弁収容室73の天井部を構成する仕切壁70の部分には、上方及び下方へそれぞれ突出する2つの筒状部80,81が一体形成され、下側の筒状部81の下端内部には、筒状部80,81内に形成されている連通路を塞ぐ薄膜部82が設けられている。更に、筒状部80の上側には、インク室71の上端部まで延びる筒部材83が設けられている。
インクカートリッジ19がインク貯蔵部15に装着されるときには、まずインク貯蔵部15に設けられたインク供給管15aと大気導入管15bとがそれぞれインク供給弁51と大気導入弁52の誘導孔51a,52a内に挿入される。そして更にインクカートリッジ19が下方に押し下げられていくと、インク供給弁51と大気導入弁52とがそれぞれインク供給管15aと大気導入管15bとにより上方に押し上げられ、インク供給弁51と大気導入弁52の先端部の突起51b,52bがそれぞれ薄膜部79,82を破断する。すると、インク室71内のインクが筒状部78内の連通路を介して弁収容室72内に流入し、更にインク供給管15aを介して記録ヘッド5に供給される。また、大気導入弁52もインク供給弁51と同様の構成を備えており、外部の大気が大気導入管15bを介して弁収容室73内に流入し、更に筒状部80,81及び筒部材83の内部通路を介してインク室71の上部に大気が導入されるのである。
シャッター機構53は、インク室71の下側の空間に設けられており、このシャッター機構53は、光を透過しない遮光板60と、中空状のフロート61と、遮光板60とフロート61とを連結する連結部材62と、仕切壁70の上側に設けられ、連結部材62を枢支する支持台63とから構成されている。遮光板60とフロート61は連結部材62の両端部にそれぞれ設けられており、連結部材62は支持台63の枢支点64を中心に、図4の紙面に平行な鉛直面内で揺動可能に配設されている。
遮光板60は、前記鉛直面に平行で且つ所定の面積を有する薄板状の部材である。ところで、インクカートリッジ19がインク貯蔵部15に装着された状態では、インク装着部15に設けられているインク残量センサ65の発光部65a及び受光部65bは、図4に示すように、カートリッジ本体50aの側壁部に形成された突出部54と等しい高さに位置する。そして、遮光板60が突出部54内の空間に位置するときには、遮光板60は、インク残量センサ65の発光部65aから透光性のカートリッジ本体50aの壁部及びインク室71のインクを透過してきた光を遮断する。フロート61は、その内部に空気が満たされた円筒形状の部材であり、フロート61全体の比重はインク室71内のインクの比重よりも小さくなっている。従って、インク室71内のインク残量が多く、連結部材62の一端に設けられたフロート61の全体がインク中に位置する状態では、浮力によりフロート61が浮くため、他端に設けられた遮光板60が突出部54内の発光部65aからの光を遮断する位置(図4の実線の位置)に位置する。このため、受光部65bは発光部65aからの光を受光することができない。一方、インク室71内のインク残量が少なくなり、フロート61の一部がインクの液面から露出すると、フロート61に作用する浮力が小さくなってフロート61が下降する。すると、遮光板60は突出部54内よりも上方の、遮光板60が発光部65aからの光を遮断しない位置(図4の一点鎖線の位置)に移動する。その結果、発光部65aからの光が遮光板60によって遮断されず、インク室71内を透過して受光部65bに受光されるようになる。このようにして、インク残量センサ65によりインク室71内のインク残量がニアエンプティであることが検出されるのである。
次に、このように構成されたMFD1の制御系のブロック図について、図5(a)、図5(b)に基づいて説明する。このMFD1を制御するための制御手段たる制御装置90は、記録装置本体2内に配置されている図示しないメイン基板に搭載されており、制御装置90には、1チップ構成のマイクロコンピュータ(CPU)91と、そのCPU91により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM92と、各種のデータ等を一時的に記憶するための記憶手段であるRAM93と、書換え可能な不揮発性のメモリであるEEPROM94と、イメージメモリ95と、ゲートアレイ96等を有する。EEPROM94は、第1のアップカウンタ94a、第2のアップカウンタ94bを備えている。記憶手段たるRAM93は、FLAG1記憶領域93a、FLAG2記憶領域93b、FLAG3記憶領域93c、そしてFLAG4記憶領域93dを備えている。第1のアップカウンタ94aは、インクカートリッジ19を交換してからの総吐出(噴射)回数をカウントしており、図5(b)に示すように、4色(黒、シアン、マゼンタ、イエロー)のインクカートリッジ19に対応して4つの領域に分かれている。従って、各インク色毎にインクカートリッジ19を交換してからの総吐出回数をカウント可能である。第2のアップカウンタ94bは、インクのニアエンプティが検出されてからの総吐出回数をカウントしており、図5(b)に示すように、第1のアップカウンタ94aと同様に4色のインクカートリッジ19に対応して4つの領域に分かれている。従って、各インク色毎にニアエンプティが検出されてからの総吐出回数をカウント可能である。第1のアップカウンタ94aは、操作パネル部14上のLCD14aにおけるインク残量表示(後述する)のためのカウンタであり、第2のアップカウンタ94bはニアエンプティから実際のエンプティになるまでをより正確に検出するためのカウンタである。即ち、第1のアップカウンタだけでインクカートリッジ19の交換時(即ち、インクがフルの状態)からの総吐出回数でインクのエンプティを検出するよりも、エンプティにより近づいたニアエンプティの状態を検出してからインクの吐出回数を検出した方がより正確に実際のエンプティの状態を検出できるからである。
RAM93内のFLAG1〜4記憶領域93a〜93dは、各色のインクカートリッジ19a〜19d内のインク残量がニアエンプティになっているか否かを示すフラグが記憶される箇所であり、CPU91は、このRAM93内のFLAG1〜4記憶領域93a〜93dに記憶されたフラグ情報に基づいて後述する制御を行うことになる。
RAM93内のFLAG1記憶領域93aには、黒インクのニアエンプティフラグFLAG1が記憶される。このニアエンプティフラグFLAG1は、黒インクカートリッジ19a内のインク残量がニアエンプティ状態になっていることを示すフラグで、インク残量が基準量以上のときは「0」が、基準量よりも少ない場合には「1」がFLAG1記憶領域93aに記憶される。
FLAG2記憶領域93bには、シアンインクのニアエンプティフラグFLAG2が記憶される。このニアエンプティフラグFLAG2は、シアンインクカートリッジ19b内のインク残量がニアエンプティ状態になっていることを示すフラグで、インク残量が基準量以上のときは「0」が、基準量よりも少ない場合には「1」がFLAG2記憶領域93bに記憶される。
同様にFLAG3記憶領域93cには、マゼンタインクのニアエンプティフラグFLAG3が記憶され、FLAG4記憶領域93dには、イエローインクのニアエンプティフラグFLAG4が記憶される。これらのニアエンプティフラグFLAG3,FLAG4もそれぞれマゼンタインクカートリッジ19cとイエローインクカートリッジ19d内のインク残量がニアエンプティ状態になっていることを示すフラグで、インク残量が基準量以上のときは「0」が、基準量よりも少ない場合には「1」がそれぞれFLAG3記憶領域93c、FLAG4記憶領域93dに記憶される。
演算装置であるCPU91は、ROM92に予め記憶された制御プログラムに従い、インク有無の検出をするための制御を実行するものである。また画像形成タイミング信号及びリセット信号を生成し、各信号をゲートアレイ96へ転送する。このCPU91には、使用者が画像形成の指示を行うための操作パネル部14、キャリッジ5を動作させるキャリッジモータ(CRモータ)25を駆動するためのモータ駆動回路25aや、インク残量センサ65等が接続されている。接続される各デバイスの動作はこのCPU91により制御される。上記したCPU91と、ROM92,RAM93、EEPROM94及びゲートアレイ96とは、アドレスバス98及びデータバス99を介して接続されている。また、ゲートアレイ96には、外部装置と接続するためのインターフェース97も接続されている。この他にも、用紙を搬送する搬送モータ(LFモータ)を駆動するためのモータ駆動回路や、用紙の先端を検出するペーパセンサ、キャリッジ5の原点位置を検出する原点センサ等もCPU91に接続されているが、本発明の説明上必要ではないので、ここでは省略する。
次に第1及び第2のアップカウンタ94a,94b及び各インクカートリッジ19a〜19dに対応する各インク残量センサ65を用いて各インクカートリッジ19a〜19dのインク残量検出を行う動作を説明する。
上述した通り、第1のアップカウンタ94a及び第2のアップカウンタ94bは、EEPROM94内に設けられており、カウントを開始するタイミングは異なるものの、記録ヘッド4からのインクの吐出回数をカウントするためのメモリである。両カウンタ共にインクの吐出回数「1」毎に「1」ずつ加算される。但し、吐出するインク滴の大きさを可変とすることが可能な画像記録装置の場合は、インク滴の大きさに応じて加算する値も可変とすれば良い。
各色毎のインクカートリッジ19には夫々所定量のインク71が初期に充填されているが、その充填されたインク量からおおよその最大吐出回数は決まっている。このため、インクカートリッジ19の交換が行われたときは、その交換されたインクカートリッジ19に対応する第1のアップカウンタ94a及び第2のアップカウンタ94bをゼロ(0)にクリアする。そして、まず第1のアップカウンタ94aのみ吐出回数のカウントを開始させ、インクの吐出が実行される毎に、第1のアップカウンタ94aはインクの吐出回数をアップカウントし、そのカウント値に基づくおおよその消費量が駆動回路110を介してLCD14aに表示可能となっている。使用者が操作パネル部14から各色毎のインク残量を見るモードに入る操作を実行し、知りたい残量のインク色を指定すると、操作パネル部14上のLCD14aにはインク色毎におおよそのインク残量が表示される。
そして、各インク残量センサ65がそれぞれ対応する色のインクカートリッジ19のインク残量を検出し、ある色のインク残量がニアエンプティになったと検出されると、その色に対応する第2のアップカウンタ94bがインク吐出回数のカウントを開始する。
上述したように、初期状態で充填されていたインクは記録が実行される毎に徐々に消費され、遮光板60が発光素子65aからの光を遮断できなくなると、受光素子65bに検出される光量が大きく増大する。検出された光量はA/Dコンバータ65cでデジタル信号に変換され、そのデジタル信号がCPU91に入力されるので、かかる変化がニアエンプティとしてCPU91に認識され、ニアエンプティの検出されたインク色に対応するニアエンプティフラグ(FLAG1〜FLAG4)がONされる。即ち、RAM93のFLAG1記憶領域93a〜FLAG4記憶領域93dのうち、対応するFLAG記憶領域に1が記憶される。
なお、ニアエンプティフラグがONされた(インク残量がニアエンプティになった)時点において、インクカートリッジ19内のインクは完全に空(エンプティ)になっているわけではないので、さらに、実際にインクエンプティと思われる状態(第2のアップカウンタ94bのインク吐出回数がエンプティ閾値に達する)まで画像の記録を継続することができる。従って、第2のアップカウンタ94bのカウントがエンプティ閾値に達したときには、制御部90はそのインク色のインク残量がエンプティになったと判断し、LCD14aに「インクエンプティ」を表示するとともに、そのインク色の「カートリッジ交換」を表示することにより、使用者にインクカートリッジ19の交換をするように促すのである。この場合、黒インクの残量がエンプティになったと判断された場合には、インクジェット記録を使用する多機能装置1の機能は全て使用不可となるが、他のインク色(シアン、マゼンタ、イエロー)のうち少なくとも一つのインク色がエンプティになったと判断されても、モノクロコピーや、モノクロFAX等の黒インクのみで実施可能な多機能装置1の機能は継続して実行可能である。
次に、図6〜図9を参照して本実施形態のMFD1の概略動作を説明する。図6に示したフローチャートは、MFD1に対して電源が投入されたときに開始される。
電源が投入されると、まず最初にMFD1の各種初期設定が行われる(S100)。これらの初期設定の動作は公知であるので、ここでは詳述しないが、RAM93内のFLAG1〜FLAG4記憶領域93a〜93dも「0」にクリアされる。
次に各インクカートリッジ19のインク残量検出処理を行う(S200)。このインク残量検出処理を図7を参照して説明する。このインク残量検出処理は、上述したように、各色毎にインク残量検出センサ65の受光素子65bが発光素子65aからの光を大量に受光しているか否かによって判断される。
まず黒(K)インクが充分にあるか否か、換言すればニアエンプティ状態であるか否かが判断される(S201)。受光素子65bの受光量が大量である場合には、遮光板60が発光素子65aと受光素子65bとの間に位置していないことになるので、黒インクはニアエンプティ状態であることが検出される(S201:No)。すると、RAM93のFLAG1記憶領域93aに「1」が記憶される(S202)。即ち、黒インク用のニアエンプティフラグがON状態にされたのである。一方、受光素子65bの受光量がほとんどない場合には、遮光板60が発光素子65aと受光素子65bとの間に位置していることになるので、黒インクはニアエンプティ状態ではないことが検出される(S201:Yes)。すると、RAM93のFLAG1記憶領域93aに「1」を記憶することなく、即ちRAM93のFLAG1記憶領域93aを「0」のままにしてS203へと進む。S201とS202はインク残量センサ65を用いた黒インクのインクカートリッジ19aに対するニアエンプティの判断処理であるが、以下、S203とS204はシアンインクのインクカートリッジ19bに対するニアエンプティの判断処理、S205とS206はマゼンタインクのインクカートリッジ19cに対するニアエンプティの判断処理、S207とS208はイエローインクのインクカートリッジ19dに対するニアエンプティの判断処理である。これらの判断処理はほぼ同様であるが、シアンインクがニアエンプティ状態であることが検出される(S203:No)と、RAM93のFLAG2記憶領域93bに「1」が記憶され(S204)、マゼンタインクがニアエンプティ状態であることが検出される(S205:No)と、RAM93のFLAG3記憶領域93cに「1」が記憶され(S206)、イエローインクがニアエンプティ状態であることが検出される(S207:No)と、RAM93のFLAG4記憶領域93dに「1」が記憶される(S204)。
以上でインク残量検出処理(S200)が終了すると、一つでもON状態のフラグがあるか否か、即ちRAM93の各FLAG1〜4記憶領域93a〜93dに一つでも「1」の記憶されている領域があるか否かが判断される(S300)。一つもON状態のフラグが無い場合には(S300:No)、S500へ進むが、一つでもON状態のフラグがある場合には(S300:Yes)、ニアエンプティ報知処理(S400)が実行される。
ここで、図8を参照してニアエンプティ報知処理を説明する。このニアエンプティ報知処理が実行されると、まず、CPU91内のタイマTの計時がゼロクリアされ、続いてそのタイマTの計時が開始される(S401)。
そして、RAM93内の各FLAG1〜4記憶領域93a〜93dのうち、「1」が記憶されている記憶領域に基づいてLCDにニアエンプティが表示される(S402)。例えば、FLAG1記憶領域93aにのみ「1」が記憶されている場合には、図9(a)に示すように、LCD14aに「K:NEAR EMPTY」が表示される。また、FLAG1記憶領域93aとFLAG2記憶領域93bにのみ「1」が記憶されている場合には、図9(b)に示すように、LCD14aに「KC:NEAR EMPTY」が表示される。また、FLAG2記憶領域93b〜FLAG4記憶領域93dに「1」が記憶されている場合には、図9(c)に示すように、LCD14aに「CMY:NEAR EMPTY」が表示される。更には各FLAG1〜4記憶領域93a〜93dの全てに「1」が記憶されている場合には、図9(d)に示すように、LCD14aに「KCMY:NEAR EMPTY」が表示される。
次に、タイマTの計時が60秒経過したか否かが判断される(S403)。タイマTの計時が60秒経過していなければ(S403:No)、ニアエンプティがLCD14aに表示され続ける。タイマTの計時が60秒経過したら(S403:Yes)、ニアエンプティの表示が停止され(S404)、S500へと進む。
ここでは、ニアエンプティの報知手段としてLCD14aの表示だけを行っているが、RAM93内の各FLAG1〜4記憶領域93a〜93dのうち、「1」が記憶されている記憶領域に基づいて図示しないスピーカから音声で報知したり、各インク色に対応する複数のLEDを設け、ニアエンプティの検出されたインクに対応するLEDを発光させるような構成としても良い。
図6に戻って、S500では、LCD14aに通常状態の報知、即ち、図10に示すように、日付と、時刻と、現在のMFD1の待機状態のモードとを示す表示を行う。例えば、使用者のモード設定によりFAX専用モードに設定されているときには、LCD14aには「02/21 14:35 FAX」が表示される。これは、現在2月21日の14時35分であり、且つMFD1の待機状態のモード設定がFAX専用モードである旨を示している。このほか、MFD1がコード付ハンドセットやコードレス子機を備えている場合、即ち電話機能をも備えている場合には、日付と時刻の後の表示が、留守番電話モードを示す「TAD」や、FAX自動受信モードと留守番電話モードとを自動的に切換可能なモードを示す「F/T」や、マニュアルモードを示す「MNL」等が表示され得る。従って、インクのニアエンプティがLCD14aに所定時間(本実施形態では60秒間)表示された後、LCD14aは日付と、時刻と、現在のMFD1の待機状態のモード(即ち、MFD1の現状の機能に関する情報)を表示するので、使用者はニアエンプティ状態になっているインク色を認識することができるとともに、MFD1の現状の機能の状態を把握することができるので極めて使い勝手がよくなる。
そして、LCD14aに現状の機能の状態を表示させている待機状態において、コピー指示や外部のPC等からの記録指示があるか否かを判断し(S600)、記録指示がない場合には(S600:No)、LCD14aに現状の機能の状態を表示させ続ける。しかし、記録指示があった場合には(S600:Yes)、指示に従って記録処理を行う(S700)。この記録処理の動作中には、LCD14aに「記録中」等の表示がなされる。そして記録処理が終了したら、再びS200へと戻ってインク残量検出処理が行われるのである。従って、本実施形態においては、MFD1に電源を投入したとき、そして記録処理が終了したときに必ずインク残量検出が行われる。そして、インクのニアエンプティが検出された場合には、記録指示が発生する度に繰り返し使用者にニアエンプティが報知されるので使用者は確実にインクのニアエンプティを認識することができる。
上述した実施形態では、S500においてLCD14aに現状の機能の状態を表示させて待機状態とさせた後、S600でコピーや外部のPC等からの記録指示があるか否かを判断しているとして簡単に説明したが、実際にはもう少し複雑な処理が行われている。そこで、図10〜図12を参照して以下にS600の内容を詳述する。
S500でLCD14aに現状の機能の状態を表示させて待機状態にあるMFD1において、まず操作パネル部14から何らかのキー入力がされたか否かが判断され(S601)、何らかのキー入力がなされるまで待機状態を継続する(S601:No)。操作パネル部14から何らかのキー入力がなされると(S601:Yes)、入力されたキーが「MENU」キー14cか否かが判断される(S602)。入力されたキーが「MENU」キー14cであれば(S602:Yes)、LCD14aにはMFD1の各種設定が可能なMENU画面が表示されるので、更に上下左右方向に入力の可能な「矢印」キー14dと「SET」キー14cとの入力の組み合わせにより、MFD1の設定を永久的に変更できる設定変更処理が選択されたか否かが判断される(S603)。設定変更処理が選択されたと判断されると(S603:Yes)、LCD14aには現在のMFD1の設定内容が表示されるので、使用者が操作パネル部14から入力した変更指示に基づいてLCD14aの表示が変更される(S604)。そして、「SET」キー14cが押下されたか否かが判断され(S605)、「SET」キー14cが押下されていなければ(S605:No)、S604が繰り返し実行される。そして、「SET」キーが押下されれば(S605:Yes)、LCD14aに「Accepted」が表示され、MFD1の設定内容が、一時的ではなく、永久的に変更されたことを使用者に報知する(S606)。そして、操作パネル部14から「STOP/EXIT」キー14eが入力されるまで、LCD14aには「Accepted」が表示され続ける(S607)。使用者が操作パネル部14から「STOP/EXIT」キー14eを入力すると(S607:Yes)、S601へ戻って何らかのキー入力が行われるまで再び待機することとなる。一方、「MENU」キー14cが押下された後(S602:Yes)、設定変更処理ではなくその他の処理が選択された場合には(S603:No)、設定変更処理以外のその他の処理が実行されて(S608)、S601へと戻ることになる。また、この実施形態では、使用者が操作パネル部14から「STOP/EXIT」キー14eを入力するまでLCD14aに「Accepted」が表示され続けるが、「Accepted」を所定の時間(例えば、2秒間)だけ表示した後、S603へと戻って設定変更処理を継続できるようにしても良い。この場合、「SET」キー14cの入力の有無に拘わらず、「STOP/EXIT」キー14eの入力があったらS601へと戻るようにすればよい。
一方、操作パネル部14から何らかのキー入力がなされたときに(S601:Yes)、入力されたキーが「MENU」キー14cでなければ(S602:No)、現在のMFD1のモードが「コピー」モードか否かが判断される(S610)。現在のMFD1のモードが「コピー」モードであれば(S610:Yes)、入力されたキーが「START」キー14fか否かが判断される(S611)。入力されたキーが「START」キー14fであれば(S611:Yes)、現在のコピー設定をLCD14aに所定時間(例えば2秒間)だけ表示(S612)した後、コピー処理が実行される(S613)。コピー処理自体は一般によく知られている処理であるので、ここでは詳述しない。コピー処理が完了したら、コピーモードの設定をデフォルトの設定に戻してから(S614)、S601へと戻る。一方、入力されたキーが「START」キー14fでなければ(S611:No)、入力されたキーが「設定変更」キー14jか否かが判断される(S615)。入力されたキーが「設定変更」キー14jである場合には(S615:Yes)、まず使用者の設定変更入力を容易にするために、LCD14aの表示を設定変更の可能な表示にする(S616)。そして「矢印」キー14d又は数字の「テン」キー14bが入力されたか否かが判断される(S617)。「矢印」キー14d又は数字の「テン」キー14bが入力された場合には(S617:Yes)、LCD14aの表示が入力されたキーに基づいて変更される(S618)。次に、「SET」キー14cが入力されたか否かが判断される(S619)。「SET」キー14cが入力された場合には(S619:Yes)、LCD14aには「SET TEMPORARILY」が所定時間(例えば2秒間)だけ表示され(S620)、S601に戻る。この場合、使用者が「コピー」モードで変更した設定は一時的なものであって、永久的な設定ではないことを使用者に報知するのである。一方、「SET」キー14cが入力されていない場合には(S619:No)、「STOP/EXIT」キー14eが入力されたか否かが判断される(S621)。「STOP/EXIT」キーが入力された場合には(S621:Yes)、「コピー」モードの設定変更を途中で中止することとなるので、「コピー」モードの設定をデフォルトの設定に戻してから(S614)、S601へと戻る。
一方、「STOP/EXIT」キーが入力されていない場合には(S621:No)、S617へ戻る。更に、「矢印」キー14d又は数字の「テン」キー14bが入力されていない場合には(S617:No)、「SET」キー14cが入力されたか否かが判断される(S623)。「SET」キー14cが入力された場合には(S623:Yes)、S620へと進む。「SET」キー14cが入力されていない場合には(S623:No)、「STOP/EXIT」キー14eが入力されたか否かが判断される(S624)。「STOP/EXIT」キー14eが入力された場合には(S624:Yes)、S621における肯定判断と同様に、「コピー」モードの設定変更を途中で中止することとなるので、S614へと進む。しかし、「STOP/EXIT」キー14eが入力されていない場合、即ち、LCD14aの表示を設定変更の可能な表示にしてから(S616)、「矢印」キー14d、「テン」キー14b、「SET」キー14c、「STOP/EXIT」キー14e以外のキーが操作パネル部14から入力された場合には(S624:No)、何ら効力のないキーが操作パネル部14から入力されたこととなるので、BEEP音を鳴動(S625)させてから、S617へと戻る。
一方、入力されたキーが「設定変更」キー14jでない場合、即ちMFD1に「コピー」モードが設定されているときに、「MENU」キー14c、「START」キー14f、「設定変更」キー14j以外のキーが入力された場合には(S615:No)、その入力されたキーに従った処理が実行されてから(S622)、S601へ戻る。例えば、コピー枚数設定のための「テン」キー14b入力によりコピー枚数が記憶される処理がS622の処理に相当する。
一方、現在のMFD1のモードが「コピー」モードでなければ(S610:No)、現在のMFD1のモードが「FAX」モードか否かが判断される(S630)。現在のMFD1のモードが「FAX」モードであれば(S630:Yes)、入力されたキーが「START」キー14fか否かが判断される(S631)。入力されたキーが「START」キー14fであれば(S631:Yes)、現在のFAX設定をLCD14aに所定時間(例えば2秒間)だけ表示(S632)した後、FAX処理が実行される(S633)。FAX処理自体は一般によく知られている処理であるので、ここでは詳述しない。
FAX処理が完了したら、FAXモードの設定をデフォルトの設定に戻してから(S634)、S601へと戻る。
一方、入力されたキーが「START」キー14fでなければ(S631:No)、入力されたキーが「設定変更」キー14jか否かが判断される(S635)。入力されたキーが「設定変更」キー14jである場合には(S635:Yes)、まず使用者の設定変更入力を容易にするために、LCD14aの表示が設定変更の可能な表示になされる(S636)。そして「矢印」キー14d又は数字の「テン」キー14bが入力されたか否かが判断される(S637)。「矢印」キー14d又は数字の「テン」キー14bが入力された場合には(S637:Yes)、LCD14aの表示が入力されたキーに基づいて変更される(S638)。次に、「SET」キー14cを入力したか否かが判断される(S639)。「SET」キー14cが入力された場合には(S639:Yes)、LCD14aに「SET TEMPORARILY」が所定時間(例えば2秒間)だけ表示され(S640)、S601に戻る。この場合、使用者が「FAX」モードで変更した設定は一時的なものであって、永久的なものではないことを使用者に報知するのである。一方、「SET」キー14cが入力されていない場合には(S639:No)、「STOP/EXIT」キー14eが入力されたか否かが判断される(S641)。「STOP/EXIT」キー14eが入力された場合には(S641:Yes)、「FAX」モードの設定変更を途中で中止することとなるので、「FAX」モードの設定をデフォルトの設定に戻してから(S634)、S601へと戻る。
一方、「STOP/EXIT」キー14eが入力されていない場合には(S641:No)、S637へ戻る。
また、「矢印」キー14d又は数字の「テン」キー14bが入力されていない場合には(S637:No)、「SET」キー14cが入力されたか否かが判断される(S643)。「SET」キー14cが入力された場合には(S643:Yes)、S640へと進む。「SET」キー14cが入力されていない場合には(S643:No)、「STOP/EXIT」キー14eが入力されたか否かが判断される(S644)。「STOP/EXIT」キー14eが入力された場合には(S644:Yes)、S641における肯定判断と同様に、「FAX」モードの設定変更を途中で中止することとなるので、S634へと進む。しかし、「STOP/EXIT」キー14eが入力されていない場合、即ち、LCD14aの表示が設定変更の可能な表示にされてから(S636)、「矢印」キー14d、「テン」キー14b、「SET」キー14c、「STOP/EXIT」キー14e以外のキーが操作パネル部14から入力された場合には(S644:No)、何ら効力のないキーが操作パネル部14から入力されたこととなるので、BEEP音を鳴動させてから(S645)、S637へと戻る。
一方、入力されたキーが「設定変更」キー14jでない場合、即ちMFD1に「FAX」モードが設定されているときに、「MENU」キー14c、「START」キー14f、「設定変更」キー14j以外のキーが入力された場合には(S635:No)、その入力されたキーに従った処理が実行されてから(S642)、S601へ戻る。例えば、電話番号入力のための「テン」キー14b入力やワンタッチダイヤルや短縮ダイヤル等の入力により電話番号が記憶されたり送信相手が選択される処理がS642の処理に相当する。
一方、現在のMFD1のモードが「FAX」モードでなければ(S630:No)、現在のMFD1のモードが「スキャナ」モードか否かが判断される(S650)。現在のMFD1のモードが「スキャナ」モードであれば(S650:Yes)、入力されたキーが「START」キー14fか否かが判断される(S651)。入力されたキーが「START」キー14fであれば(S651:Yes)、現在のスキャナ設定をLCD14aに所定時間(例えば2秒間)だけ表示(S652)した後、スキャナ処理が実行される(S653)。スキャナ処理自体は一般によく知られている処理であるので、ここでは詳述しない。スキャナ処理が完了したら、「スキャナ」モードの設定をデフォルトの設定に戻してから(S654)、S601へと戻る。一方、入力されたキーが「START」キー14fでなければ(S651:No)、入力されたキーが「設定変更」キー14jか否かが判断される(S655)。入力されたキーが「設定変更」キー14jである場合には(S655:Yes)、まず使用者の設定変更入力を容易にするために、LCD14aの表示が設定変更の可能な表示になされる(S656)。そして「矢印」キー14d又は数字の「テン」キー14bが入力されたか否かが判断される(S657)。「矢印」キー14d又は数字の「テン」キー14bが入力された場合には(S657:Yes)、LCD14aの表示が入力されたキーに基づいて変更される(S658)。次に、「SET」キー14cが入力されたか否かが判断される(S659)。「SET」キー14cが入力された場合には(S659:Yes)、LCD14aに「SET TEMPORARILY」が所定時間(例えば2秒間)だけ表示され(S660)、S601に戻る。この場合、使用者が「スキャナ」モードで変更した設定は一時的なものであって、永久的なものではないことを使用者に報知するのである。
一方、「SET」キー14cが入力されていない場合には(S659:No)、「STOP/EXIT」キー14eが入力されたか否かが判断される(S661)。「STOP/EXIT」キー14eが入力された場合には(S661:Yes)、「スキャナ」モードの設定変更を途中で中止することとなるので、「スキャナ」モードの設定をデフォルトの設定に戻してから(S654)、S601へと戻る。
一方、「STOP/EXIT」キー14eが入力されていない場合には(S661:No)、S657へ戻る。「矢印」キー14d又は数字の「テン」キー14bが入力されていない場合には(S657:No)、「SET」キー14cが入力されたか否かが判断される(S663)。「SET」キー14cが入力された場合には(S663:Yes)、S660へと進む。「SET」キー14cが入力されていない場合には(S663:No)、「STOP/EXIT」キー14eが入力されたか否かが判断される(S664)。「STOP/EXIT」キー14eが入力された場合には(S664:Yes)、S661における肯定判断と同様に、「スキャナ」モードの設定変更を途中で中止することとなるので、S654へと進む。しかし、「STOP/EXIT」キーが入力されていない場合、即ち、LCD14aの表示を設定変更の可能な表示にしてから(S656)、「矢印」キー14d、「テン」キー14b、「SET」キー14c、「STOP/EXIT」キー14e以外のキーが操作パネル部14から入力された場合には(S664:No)、何ら効力のないキーが操作パネル部14から入力されたこととなるので、BEEP音を鳴動(S665)させてから、S657へと戻る。
一方、入力されたキーが「設定変更」キー14jでない場合、即ちMFD1に「スキャナ」モードが設定されているときに、「MENU」キー、「START」キー、「設定変更」キー以外のキーが入力された場合には(S655:No)、その入力されたキーに従った処理が実行されてから(S662)、S601へ戻る。例えば、符号は付していないが、「INK」キーの入力により、記録ヘッド4のクリーニングが実行されるような処理がS662の処理に相当する。
一方、現在のMFD1のモードが「スキャナ」モードでなければ(S650:No)、現在のMFD1のモードが「コピー」モード、「FAX」モード、「スキャナ」モード以外のモードに設定されていることになるので、そのモードに応じたその他の処理が実行(S670)された後、S601へと戻る。
以上の説明から明らかなように、MFD1の待機状態において「MENU」キー14cを入力してから設定を変更する場合には、設定変更がなされたときにLCD14aに「Accepted」と表示されるため、永久的にMFD1の設定が変更されたことを使用者に報知することができる。一方、MFD1の待機状態において「MENU」キー14cを入力することなく設定を変更する場合には、設定変更がなされたときにLCD14aに「Set Temporarily」と表示されるため、一時的にMFD1の設定が変更されたことを使用者に報知することができる。従って、使用者は自分の行った設定変更が永久的なものなのか一時的なものなのかを容易に認識することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるもではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、更に、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1) 上述の実施形態では、ニアエンプティ報知処理(S400)において、ニアエンプティの検出されたインク色がLCD14aに全て一度に表示されているが、別の実施形態として図13のフローチャートに示す動作のようにLCD14aの表示を変更して実行してもよい。
この場合、図5(c)に示すように、CPU91内のタイマTは、第1のタイマT1と第2のタイマT2とから構成されている。図13に示すニアエンプティ報知処理では、CPU91内の2つのタイマT1,T2の計時が「0」クリアされ、続いてそれら2つのタイマT1,T2の計時が開始される(S410)。そして、RAM93内の各FLAG1〜4記憶領域93a〜93dに記憶されている内容を順番に確認するのである。まず、FLAG1記憶領域93aに記憶されている内容を確認する(S420)。FLAG1記憶領域93aに「1」が記憶されている場合には(S420:Yes)、LCD14aに「K:NEAR EMPTY」が表示される(S421)。即ち、黒インクがニアエンプティである旨をLCD14aに表示して、使用者にその旨を報知するのである。そして、タイマT1が60秒を計時したか否かを判断する(S422)。タイマT1が60秒を計時していなければ(S422:No)、タイマT2が3秒を計時したか否かを判断する(S423)。タイマT2が3秒を計時していなければ(S423:No)、S421へ戻る。一方、タイマT2が3秒を計時していれば(S423:Yes)、タイマT2の計時が「0」クリアされ、続いてタイマT2の計時が開始される(S424)。そしてFLAG2記憶領域93bの内容を確認するために、S430へ進む。FLAG1記憶領域93aに「1」が記憶されていない場合も(S420:No)、S430へ進む。一方、タイマT1が60秒を計時していれば(S422:Yes)、LCD14aへのニアエンプティの表示を停止して(S460)、S500へと戻ればよい。
次に、シアンインクのニアエンプティ状態を判断するためにFLAG2記憶領域93bに記憶されている内容を確認する(S430)。S431〜S434は、上述したS421〜S424までの動作とほぼ同様であるので繰り返して説明はしない。
また、マゼンタインクのニアエンプティ状態を判断するためにFLAG3記憶領域93cに記憶されている内容を確認する(S440)。S441〜S444も、上述したS421〜S424までの動作とほぼ同様である。
更に、イエローインクのニアエンプティ状態を判断するためにFLAG4記憶領域93dに記憶されている内容を確認する(S450)。S451〜S454も、上述したS421〜S424までの動作とほぼ同様である。
従って、この実施形態によれば、ニアエンプティの検出されたインク色について第1の所定時間毎(ここでは3秒毎)にLCD14aの表示が繰り返し変更されて行き、全体として第2の所定時間(ここでは60秒)を経過した場合には、ニアエンプティ表示が停止されて、MFD1の現状の機能に関する情報の表示に変更されるのである(図6のS500)。
(2) また、上記実施形態では、画像記録装置に電源が投入されたとき、又は記録指示があったときに記録剤たるインクの残量を検出して、ニアエンプティ状態のインクカートリッジ19があれば所定時間だけその旨を表示するように構成したが、使用者が操作パネル部14から単にニアエンプティを報知する旨の操作を行ったときに、図8や図13に示すニアエンプティ報知処理を実行するように構成してもよい。
具体的には、図14に示すように、待機状態にあるMFD1において使用者が入力手段たる操作パネル部14の各種キーからニアエンプティ報知を指示する旨の操作を入力したときは(S800:Yes)、まず記憶手段たるRAM93内のFLAG1〜4記憶領域93a〜93dが確認される(S810)。ON状態のフラグを検出したら、即ちFLAG1〜4記憶領域93a〜93dの何れか一つの記憶領域にでも「1」が記憶されていれば(S820:Yes)、図6のS400の処理、即ち、図8や図13に示すニアエンプティ報知処理を実行するのである。一方、ON状態のフラグを検出しなかったら、即ちFLAG1〜4記憶領域93a〜93dの何れの記憶領域にも「1」が記憶されていなければ(S820:No)、LCD14aに「ニアエンプティ状態のインクカートリッジはない」旨の表示が所定時間(例えば3秒間)だけ行われ、この処理を終了すればよい。従って、この場合には、インク残量センサ65によるインク残量検出動作は行われず、単にRAM93内のFLAG1〜4記憶領域93a〜93dが確認されるだけなので、使用者の要望に応えてニアエンプティ報知を早くすることができる。しかし、より正確を期すために、S800とS810の間に、図6及び図7に示す「インク残量検出処理(S200)」を実行してもよい。また、使用者が操作パネル部14からインク残量の報知を指示する旨の操作を行ったときにも、図14のS810〜S830、そしてS400に示すような処理を同時に行うように構成してもよい。
(3) また、上記実施形態では、発光素子65aと受光素子65bとからなる光学センサを用いてインク残量センサ65を構成したが、インク残量を検出できるセンサであれば、どのようなセンサを用いてもよい。
(4) また、上記実施形態では、インクジェット式の画像記録装置において記録剤であるインクの残量を検出することとしたが、レーザ式の画像記録装置における記録剤であるトナーの残量検出や、熱転写式の画像記録装置における記録剤であるインクリボンの残量検出等であっても同様の効果が得られることは言うまでもない。
本発明の一実施形態に係る画像記録装置の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る画像記録装置の断面図である。 画像読取装置が除去された後方からの斜視図である。 インクカートリッジの概略断面図である。 (a)は画像記録装置の制御系のブロック図であり、(b)は第1及び第2のアップカウンタの概念図であり、(c)はタイマTの概念図である。 画像記録装置の概略の動作を示すフローチャートである。 インク残量検出処理を示すフローチャートである。 ニアエンプティ報知処理を示すフローチャートである。 (a)〜(d)は、ニアエンプティを報知するときの液晶表示部(LCD)の表示内容を示す図である。 画像記録装置の設定変更処理の一部を示すフローチャートである。 画像記録装置の設定変更処理の一部を示すフローチャートである。 画像記録装置の設定変更処理の一部を示すフローチャートである。 別の実施形態のニアエンプティ報知処理を示すフローチャートである。 待機状態からニアエンプティ報知が要求されたときの処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 多機能装置(MFD)
2 記録装置本体
3 給紙カセット
4 記録ヘッド
5 キャリッジ
6 給紙ローラ
7 記録部
12 画像読取装置
14 操作パネル部
15 インク貯蔵部
19 インクカートリッジ
53 シャッター機構
54 突出部
60 遮光板
61 フロート
62 連結部材
63 支持台
64 枢支点
65 インク残量センサ
65a 発光素子
65b 受光素子
90 制御装置
91 CPU
92 ROM
93 RAM
93a FLAG1記憶領域
93b FLAG2記憶領域
93c FLAG3記憶領域
93d FLAG4記憶領域
94 EEPROM
94a 第1のアップカウンタ
94b 第2のアップカウンタ
T タイマ
T1 第1のタイマ
T2 第2のタイマ

Claims (5)

  1. 記録剤を用いて被記録媒体上に画像を記録可能な画像記録装置において、
    記録剤の残量を検出する検出手段と、
    当該検出手段の検出結果を報知可能な報知手段と、
    前記検出手段と前記報知手段とを制御する制御手段と
    を備え、
    被記録媒体上への画像記録は継続可能であるものの記録剤の残量が所定量以下であると前記検出手段に検出されたとき、前記制御手段は記録剤の残量が所定量以下である旨を前記報知手段に所定時間報知させた後その報知を停止させ、当該装置の現状の機能に関する情報を報知させることを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記制御手段は、少なくとも当該装置に対して画像記録指示が実行されたときに前記検出手段に記録剤の残量を検出させることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記制御手段は、当該装置に電源が投入されたときに前記検出手段に記録剤の残量を検出させることを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
  4. 前記検出手段の検出結果を記憶する記憶手段と、
    被記録媒体上への画像記録は継続可能であるものの記録剤の残量が所定量以下であるか否かを前記報知手段に報知させる旨の指示を入力可能な入力手段と
    を備え、
    前記入力手段から前記指示が入力されたとき、前記制御手段は前記記憶手段に記憶されている検出結果を前記報知手段に報知させることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の画像記録装置。
  5. 前記入力手段から前記指示が入力されたとき、前記制御手段は前記検出手段を動作させないことを特徴とする請求項4に記載の画像記録装置。
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