JPH11275288A - 多機能装置 - Google Patents

多機能装置

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JPH11275288A
JPH11275288A JP10070574A JP7057498A JPH11275288A JP H11275288 A JPH11275288 A JP H11275288A JP 10070574 A JP10070574 A JP 10070574A JP 7057498 A JP7057498 A JP 7057498A JP H11275288 A JPH11275288 A JP H11275288A
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ink
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JP10070574A
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English (en)
Inventor
Daisuke Kasamatsu
大祐 笠松
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話回線を介して受信した画像データを確実
に印字出力できる多機能装置を提供する。 【解決手段】 印刷モードが、コピー印刷、プリンタ印
刷、及びリスト印刷等の時には(S1:NO)、インク
エンプティマーク26は、記録紙に印字されず、電話回
線30を介して受信した画像データの印刷を行う印刷モ
ードの時に限り(S1:YES)、インクエンプティマ
ーク26が記録紙に印字され(S3、S4)、記録濃度
の検出が行われる(S5)。そして、記録濃度が正常濃
度でない場合には(S5:NO)、受信された画像デー
タは、メモリ21の画像データ記憶エリアに保持され
(S7、S8:NO)、インクカートリッジ交換後(S
8:YES)、再度、印刷される(S3以降の処理)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コピー機能、ファ
クシミリ機能、プリンタ機能等の各種の機能を備えた多
機能装置に関し、特に、受信した画像データの印字時に
限り、印字媒体の所定位置に所定パターンを追加して印
字し、この所定パターンの記録濃度が所定濃度以下の場
合には受信した画像データを記憶部に保持し、インク交
換後、再度、保持しておいた画像データを印字すること
により、受信した画像データを確実に印字出力できる多
機能装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、コピー機能とファクシミリ機
能とを1つの装置に搭載し、1台の装置でそれぞれの機
能を行い得る装置が種々提案されている。
【0003】例えば、特開平7−125255号公報に
記載された画像記録装置及びその方法及びファクシミリ
装置では、コピー機能とファクシミリ機能とを1つの装
置に搭載し、貯留されたインク残量の有無を検出し、検
出されたインク残量に応じて、ファクシミリ機能の実行
時に入力画像の所定位置に所定パターンを追加して出力
し、所定パターンの追加された画像又は追加されていな
い画像を印刷し、印刷された画像上の前記所定パターン
の記録濃度を検知し、該記録濃度に応じてインク残量を
検出する。さらに、画像の印刷は、記録ヘッドからイン
クを吐出することにより行われ、前記インク残量は、こ
の吐出する液滴を数え、インクの貯留容量を液滴の数と
して記憶しておいた数と、前記計数された液滴の数とを
比較し、その比較結果に基づいて、検出される構成とな
っている。これにより、インクの貯留容量と既に吐出し
た量との比較に基づいて所定パターンを出力して、それ
を検出し、インク切れを検知するため、インク切れ状態
を正確に検知でき、そのうえ、受信した画像データの全
ての出力画像に対して所定のパターンを付す必要がなく
なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−125255号公報に記載された画像記録装置及び
その方法及びファクシミリ装置においては、インク切れ
が検出されるまでは、所定パターンが出力されてインク
切れの検知がされないため、インクの残量は十分あるに
もかかわらず、インク詰まりによって受信した画像デー
タの印刷に失敗した場合には、この画像データが失われ
てしまうという問題がある。また、近年、コピー機能、
ファクシミリ機能、プリンタ機能等の多数の機能を1つ
の装置に搭載し、1台の装置でそれぞれの機能を行い得
る、所謂、多機能装置(マルチ・ファンクション・デバ
イス)が種々提案されているが、受信した画像データや
外部から入力された印字データの印刷は、同一の印字部
により印刷されるため、全ての印字出力の場合において
インク切れ検知用の所定パターンが出力されるという問
題がある。
【0005】本発明は前記従来の問題点を解消するため
になされたものであり、所謂、多機能装置(マルチ・フ
ァンクション・デバイス)においては、電話回線介して
受信した画像データの印字時に限り、印字媒体の所定位
置に所定パターンを追加して印字し、この所定パターン
の記録濃度が所定濃度以下の場合には受信した画像デー
タが記憶部に保持され、インク交換後、再度、受信した
画像データが印字されることにより、受信した画像デー
タを確実に印字出力できる多機能装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る多機能装置は、少なくとも、受信した画
像データを記憶部に記憶して印字部により印字媒体に印
字するファクシミリ機能と、外部から入力された印字デ
ータを記憶部に記憶して印字部により印字媒体に印字す
るプリンタ機能とを備えた多機能装置において、前記印
字媒体の所定位置に印字される所定パターンを追加して
前記印字部に出力するパターン出力手段と、前記所定パ
ターンの記録濃度を検出する濃度検出手段と、前記ファ
クシミリ機能の実行時のみに、前記パターン出力手段に
より前記所定パターンを追加して印字部により印字媒体
に印字すると共に、前記濃度検出手段により検出された
この所定パターンの記録濃度が所定濃度以下の場合に
は、前記画像データを前記記憶部に保持するように制御
する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】このような特徴を有する請求項1に係る多
機能装置によれば、少なくとも、受信した画像データを
記憶部に記憶して印字部により印字媒体に印字するファ
クシミリ機能と、外部から入力された印字データを記憶
部に記憶して印字部により印字媒体に印字するプリンタ
機能とを備え、前記受信した画像データの印字時のみ
に、パターン出力手段により所定パターンを追加して印
字部により印字媒体に印字すると共に、この所定パター
ンの記録濃度を濃度検出手段により検出する。そして、
この所定パターンの記録濃度が所定濃度以下の場合に
は、前記受信した画像データが前記記憶部に保持され
る。これにより、ファクシミリ機能実行時のみ、受信し
た画像データの印字時に所定パターンが追加して印字さ
れ、プリンタ機能等の他の機能の実行時には、この所定
パターンの印字は行われないため、所定パターンの印字
が必要でないプリンタ出力等の場合には、この所定パタ
ーンの印字出力を行わないことが可能となる。また、所
定パターンの記録濃度が所定濃度以下の場合には、前記
受信した画像データが前記記憶部に保持され、インク交
換後、再度、この画像データを印字出力することが可能
なため、受信した画像データを確実に印字出力でき、常
に良好な画像出力を得ることが可能となる。
【0008】また、請求項2に係る多機能装置は、請求
項1に記載の多機能装置において、前記印字部は、イン
クにより印字する印字手段を有し、メッセージを表示す
る表示手段と、前記濃度検出手段により検出された記録
濃度が前記所定濃度以下の場合には、インクが少ない旨
を前記表示手段により表示するように制御する表示制御
手段とを備えることを特徴とする。
【0009】このような特徴を有する請求項2に係る多
機能装置によれば、請求項1に記載の多機能装置におい
て、前記所定パターンは、インクにより印字され、この
所定パターンの記録濃度が所定濃度以下の場合には、イ
ンクが少ない旨の表示が表示手段によりなされる。これ
により、ユーザーは、受信した画像データが印字出力さ
れない場合の原因が、インクの残量が少ないかインク詰
まりのためであることを確実に知ることができると共
に、インクカートリッジ等の迅速な交換や迅速なインク
補充が可能となる。また、受信した画像データの常に良
好な画像出力を得ることが可能となる。
【0010】また、請求項3に係る多機能装置は、請求
項1又は請求項2に記載の多機能装置において、前記濃
度検出手段は、前記所定パターンの記録濃度を光学的に
検出することを特徴とする。
【0011】このような特徴を有する請求項3に係る多
機能装置によれば、請求項1又は請求項2に記載の多機
能装置において、前記所定パターンの記録濃度を光学的
に検出するため、検出部の構成が簡素化され、製造コス
ト、基板実装面積等の点で有利となる。また、小型化が
可能なため、前記所定パターンを縮小化することが可能
となる。
【0012】さらに、請求項4に係る多機能装置は、請
求項1に記載の多機能装置において、前記パターン出力
手段は、前記印字媒体上の角部近傍位置に黒色パターン
を所定パターンとして形成することを特徴とする。
【0013】このような特徴を有する請求項4に係る多
機能装置によれば、請求項1に記載の多機能装置におい
て、前記所定パターンは、印字媒体上の角部近傍位置に
黒色パターンとして形成されるため、印字出力最終時点
での記録濃度を検出することが可能になると共に、この
所定パターンと受信した画像データの出力画像との重な
りを極力防止することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る多機能装置に
ついて、本発明を画像形成装置につき具体化した実施形
態に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、
本実施形態に係る画像形成装置の概略構成について図1
に基づき説明する。図1は本実施形態に係る画像形成装
置の斜視図である。尚、画像形成装置1は、ファクシミ
リ機能、コピー機能、通常のプリンタとしてのプリンタ
機能等の各種の機能を有している。
【0015】図1において、画像形成装置1は装置本体
2を備えており、かかる装置本体2の上面には各種のボ
タンが配置された操作パネル3、原稿載置部4、各種サ
イズの記録紙を積層状態で収納する用紙カセット(図示
せず)が挿嵌されるカセット挿嵌部5が設けられてい
る。
【0016】ここに、操作パネル3には、その左上側
(図1中、左上側)に液晶(LCD)ディスプレイ6が
配置され、また、液晶ディスプレイ6の下側(図1中、
左下側)に「0」乃至「9」の数値ボタン7、及び各機
能を選択するための機能ボタン7A等が配置されてい
る。液晶ディスプレイ6には、各種のメッセージ、例え
ば、ファクシミリ機能の実行時における電話番号、コピ
ー機能やプリンタ機能の実行時における操作指令メッセ
ージ、その各機能の必要に応じたメッセージが表示され
る。また、数値ボタン7は、ファクシミリ機能時に電話
番号を入力したり、コピー機能実行時にコピー枚数等を
入力するボタンである。また、右下側の隅位置には、機
能実行ボタン8が配置されている。この機能実行ボタン
8は、ファクシミリ機能のファクシミリ送信やコピー機
能等の実行時に押下され、その押下に基づいて、ファク
シミリ送信やコピー機能等が選択的に実行される。
【0017】また、原稿載置部4は、ファクシミリ機能
時に相手方に送信するファクシミリ原稿やコピー機能時
にコピー原稿が載置される部分であり、これらの原稿
は、原稿載置部4から装置本体2の内部に搬送されると
ともに、スキャナ19(図2参照)を介してその原稿デ
ータが読み取られる。この後、原稿は、装置本体2の前
面側に設けられた原稿排出部9に排出される。ここに、
コピー機能実行時には、前記のようにスキャナ19を介
して読み取られた原稿データは、印字部20(図2参
照)を介して、カセット挿嵌部5に挿嵌される用紙カセ
ットから送給される記録紙上に印字される。原稿データ
が印字された後の記録紙は、前記原稿排出部9の下側に
設けられた記録紙排出部10上に排出される。また、通
信部16(図2参照)を介して受信した画像データは、
この印字部20を介して、カセット挿嵌部5に挿嵌され
る用紙カセットから送給される記録紙上に後述する記録
濃度検出用の所定パターンと共に印字される。
【0018】更に、図示されていない装置本体2の後面
部において、外部のパソコンとの通信を行うためのイン
ターフェース17(図2参照)用としてのRS232C
等の端子が配設されている。このインターフェース用の
端子を介して外部のパソコンと接続され、プリンタ機能
を実行するための印字データ等が画像形成装置1内に取
り込まれるものである。
【0019】次に、前記のように構成された画像形成装
置1の制御システムについて図2に基づき説明する。図
2は画像形成装置1の制御システムを示すブロック図で
ある。図2に示すように、画像形成装置1の制御システ
ムは、CPU15、通信部16、パソコンとのインター
フェース(PC I/F)17、スキャナ19、印字部
20、メモリ21、操作部22、及び表示部23等から
構成される。そして、このCPU15、通信部16、パ
ソコンとのインターフェース(PC I/F)17、ス
キャナ19、印字部20、メモリ21、操作部22、及
び表示部23は、バス線により相互に接続されている。
また、通信部16には電話回線30が接続されている。
また、パソコンとのインターフェース17には外部のパ
ソコン(PC)18が接続されている。
【0020】CPU15は、メモリ21に格納されてい
る制御プログラムに従って画像形成装置1全体を制御す
る。通信部16は、NCU(網制御装置)、モデム等か
らなり電話回線30に接続されて画像データ等の送受信
を行う。パソコンとのインターフェース17は、RS2
32C等から構成され、接続された外部のパソコン18
と印字データ等の入出力を行う。スキャナ19は、原稿
載置部4から取り込まれた原稿の読み取りを行い、ディ
ジタルデータとしてメモリ21に出力する。メモリ21
は、画像形成装置1の制御上必要な各種のプログラムや
CPU15を介して演算された各種データ、受信した画
像データ、及び外部から入力された印字データ等を一時
的に記憶するメモリである。操作部22は、数値ボタン
7、機能ボタン7A等から構成され、各種操作指示の入
力等を行う。表示部23は、液晶ディスプレイ6等から
構成され、操作の際のガイダンスや装置の状態等の表示
を行い、表示手段を構成する。また、印字部20は、イ
ンクジェット式ヘッド等から構成される記録部20A
と、記録紙の有無などを検出する記録紙センサ20D
と、記録紙の搬送を行う記録紙搬送部20Cと、記録紙
センサ20Dの出力信号やCPU15からの制御データ
により記録紙搬送部20Cや記録部20Aの駆動制御を
行う記録制御部20Bと、後述する所定パターンの記録
濃度を検出する反射型光センサのフォトセンサ20Eと
から構成され、インクジェット式ヘッドに形成されたイ
ンク吐出口から選択的にインク滴を記録紙上に吐出して
画像データ、所定パターンや印字データ等を印刷するも
のである。
【0021】また、印字部20は、インクにより印字す
る印字手段と後述する所定パターンを印字媒体の所定位
置に印字するパターン出力手段を構成し、フォトセンサ
20Eは、記録紙の記録面に記録されたこの所定パター
ンのインクが付着した部分の占める割合に応じた値を光
学的に検知するものであり、所定パターンの記録濃度を
検出する濃度検出手段を構成する。また、CPU15
は、フォトセンサ20Eにより検出されたこの所定パタ
ーンの記録濃度が所定濃度以下の場合には、受信した画
像データをメモリ21に保持するように制御する制御手
段として機能する。さらに、CPU15は、インクが少
ない旨を前記表示部23により表示するように制御する
表示制御手段としても機能する。
【0022】続いて、前記のように構成された画像形成
装置1において行われるファクシミリ機能時、コピー機
能時及びプリンタ機能時等の印刷処理について図3に基
づき説明する。図3は本実施形態に係るファクシミリ機
能時、コピー機能時及びプリンタ機能時等の印刷処理の
フローチャートである。
【0023】先ず、図3に示されるように、ステップ
(以下、Sと略記する)1において、印刷モードが受信
した画像データの印刷か否か判定する(S1)。そし
て、印刷モードが、操作部22の機能ボタン7Aにより
コピー機能やプリンタ機能が選択されている場合や通信
管理レポート等のリスト出力が選択されている場合には
(S1:NO)、CPU15はこの選択入力を検出する
ことにより、スキャナ19から読み込まれてメモリ21
に格納された原稿データのみを記録制御部20Bに送信
し、または、外部のパソコン18からインターフェース
17を介して入力されて、メモリ21に格納されている
印字データのみを記録制御部20Bに送信し、または、
メモリ21に格納された通信管理ファイルの通信管理デ
ータ等のみを記録制御部20Bに送信する。そして、記
録制御部20Bを介してこれらの印字データ等を記録部
20Aにより記録紙に印刷し、印刷処理を終了する(S
2)。従って、この場合には、記録紙に後述する所定パ
ターンを構成する記録濃度検出用のインクエンプティマ
ーク26(図4参照)の印字は行われない。
【0024】また、印刷モードが、電話回線30を介し
て通信部16によって受信した画像データの印刷の場合
は(S1:YES)、即ち、CPU15が、ファクシミ
リ通信の呼出信号を検出したと判断した場合には、画像
データの受信を開始し、メモリ21の画像データ記憶エ
リアに格納する。
【0025】次に、記録紙センサ20Dにより記録部2
0Aに供給される記録紙が1ページ分有るかどうか検出
し、1ページ分の記録紙がある場合には、1ページ分の
画像データに、後述するインクエンプティマーク26
(図4参照)の印字データを追加して記録制御部20B
を介して記録部20Aに出力し、1ページ分の画像デー
タを印字後(S3)、記録紙の角部近傍位置にインクエ
ンプティマーク26を印字出力する(S4)。
【0026】次に、この印刷された記録紙は、記録紙搬
送部20Cによりインクエンプティマーク26がフォト
センサ20Eに対向する位置まで搬送される。そして、
記録紙の記録面に記録されたインクエンプティマーク2
6のフォトセンサ20Eによる反射光の検出値がCPU
15に送られる。なお、この検出値は、インクエンプテ
ィマーク26が黒色であることから、正常に印字されて
いる場合には反射光が小さくなる。CPU15は、予め
メモリ21に格納されている所定の基準値とこの検出値
とを比較し、インクエンプティマーク26の記録濃度を
判定する(S5)。そして、フォトセンサ20Eの検出
値が、所定の基準値以下の場合、即ち、画像データの印
刷が正常濃度で印刷されたと判定された場合には(S
5:YES)、次ページ分の画像データがメモリ21の
画像データ記憶エリアに格納されているか否か判定され
る(S6)。そして、次ページ分の画像データが画像デ
ータ記憶エリアに格納されている場合には(S6:YE
S)、再度、S3以降の処理が実行される。また、次ペ
ージ分の画像データがメモリ21の画像データ記憶エリ
アに格納されていない場合には(S6:NO)、印刷を
終了すると共に、画像データ記憶エリアのメモリを解放
する。
【0027】また、フォトセンサ20Eの検出値が、所
定の基準値より大きい場合、即ち、画像データの印刷が
正常濃度で印刷されていないと判定された場合には(S
5:NO)、表示部23の液晶ディスプレイ6に「イン
ク無し」の表示を行う(S7)。そして、受信した画像
データをメモリ21の画像データ記憶エリア保持した状
態で、インクカートリッジの交換が行われるまで、画像
データの印刷を中止し、液晶ディスプレイ6に「インク
無し」の表示をしたまま待機する(S8:NO)。そし
て、インクカートリッジの交換が行われると(S8:Y
ES)、記録濃度が不良と判定されたページの画像デー
タに、後述するインクエンプティマーク26の印字デー
タを追加して記録制御部20Bを介して記録部20Aに
出力し、1ページ分の画像データを印字後(S3)、記
録紙の角部近傍位置にインクエンプティマーク26を印
字出力する(S4)。そして、再度、S5以下の処理が
実行される。
【0028】次に、電話回線30を介して受信した画像
データの印刷時に印字されるインクエンプティマーク2
6について図4に基づいて説明する。図4は本実施形態
に係るインクエンプティマーク26の印字の一例を示す
図である。図4に示すように、受信した1ページ分の画
像データが「あいうえお、かきくけこ、さしすせそ、・
・・」の場合には、この画像データにインクエンプティ
マーク26の印字データが追加され、記録部20Aによ
り記録紙25に、印字方向の上側から、1行目に「あい
うえお」、2行目に「かきくけこ」、3行目には「さし
すせそ」、・・・・と印刷された後に(S3)、記録紙
25の印字方向の最後部の右側角部近傍位置に略四角形
(本実施形態の場合は、約5mm角)の黒色のインクエ
ンプティマーク26が印字される。これにより、1ペー
ジ分の画像データを印字後、記録紙の印字出力方向の最
後部にインクエンプティマーク26が印字されるため、
この記録紙の記録濃度を印字出力最終時点での記録濃度
としてのインクエンプティマーク26によって評価する
ことができる。
【0029】以上詳細に説明した通り本実施形態に係る
画像形成装置1では、印刷モードが、コピー印刷、プリ
ンタ印刷、及びリスト印刷等の時には(S1:NO)、
インクエンプティマーク26は、記録紙に印字されず、
電話回線30を介して受信した画像データの印刷を行う
印刷モードの時に限り(S1:YES)、インクエンプ
ティマーク26が記録紙に印字され(S3、S4)、記
録濃度の検出が行われる(S5)。そして、記録濃度が
正常濃度でない場合には(S5:NO)、受信された画
像データは、メモリ21の画像データ記憶エリアに保持
され(S7、S8:NO)、インクカートリッジ交換後
(S8:YES)、再度、印刷される(S3以降の処
理)。
【0030】したがって、受信した画像データの印刷時
に限り、インクエンプティマーク26が追加して印字さ
れ、プリンタ印刷等の他の印刷モードの時には、このイ
ンクエンプティマーク26の印字は行われないため、イ
ンクエンプティマーク26の印字が必要でないプリンタ
印刷等の場合には、このインクエンプティマーク26の
印字出力を行わないことが可能となる。また、インクエ
ンプティマーク26の記録濃度が所定濃度以下の場合に
は、前記受信した画像データがメモリ21の画像データ
記憶エリアに保持され、インク交換後、再度、この画像
データを印字出力することが可能なため、受信した画像
データを確実に印字出力でき、常に良好な画像印刷を得
ることが可能となる。また、インクエンプティマーク2
6の記録濃度が所定濃度以下の場合には、液晶ディスプ
レイに「インク無し」の表示がされるため、ユーザー
は、受信した画像データが印字出力されない場合の原因
が、インクの残量が少ないかインク詰まりのためである
ことを確実に知ることができると共に、インクカートリ
ッジ等の迅速な交換が可能となる。また、受信した画像
データの常に良好な画像印刷を得ることが可能となる。
また、インクエンプティマーク26の記録濃度をフォト
センサ20Eにより光学的に検出するため、検出部の構
成が簡素化され、製造コスト、基板実装面積等の点で有
利となる。また、小型化が可能なため、インクエンプテ
ィマーク26を縮小化することが可能となる。さらに、
インクエンプティマーク26は、記録紙25の印字出力
方向の最後部の右側角部近傍位置に略四角形の黒色パタ
ーンとして形成されるため、印字出力最終時点での記録
濃度を検出することが可能になると共に、このインクエ
ンプティマーク26と受信した画像データの出力画像と
の重なりを極力防止することが可能となる。
【0031】尚、本発明は前記実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の
改良、変形が可能であることは勿論であり、以下のよう
にしてもよい。 (a)前記実施形態では、インクカートリッジを交換す
るタイプにしているが、インク貯留容器にインクを補充
するようにしてもよい。 (b)前記実施形態では、インクエンプティマーク26
を略四角形にしているが、略丸印(直径が約5mm)や
略菱形等にしてもよい。 (c)前記実施形態では、受信した画像データが全部印
刷された場合に、メモリ21の画像データ記憶エリアの
メモリを解放しているが、1ページ分の印字出力毎にイ
ンクエンプティマーク26の記録濃度が正常な場合に
は、この印字出力された1ページ分の画像データ記憶エ
リアのメモリを解放するようにしてもよい。 (d)前記実施形態では、印字濃度をフォトセンサ20
Eによる反射率の変化によって検出したが、透過率の変
化によって検出する構成にしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、受信した画
像データの印字時のみ印字媒体の所定位置に所定パター
ンを追加して印字し、この所定パターンの記録濃度が所
定濃度以下の場合には受信した画像データが記憶部に保
持され、インク交換後、再度、受信した画像データが印
字されることにより、受信した画像データを確実に印字
出力できる多機能装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る画像形成装置の斜視図であ
る。
【図2】本実施形態に係る画像形成装置の制御システム
を示すブロック図である。
【図3】本実施形態に係るファクシミリ機能時、コピー
機能時及びプリンタ機能時等の印刷処理のフローチャー
トである。
【図4】本実施形態に係るインクエンプティマークの印
字の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 装置本体 3 操作パネル 4 原稿載置部 6 液晶ディスプレイ 7 数値ボタン 7A 機能ボタン 8 機能実行ボタン 15 CPU 17 インターフェース 18 パソコン 20 印字部 21 メモリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、受信した画像データを記憶
    部に記憶して印字部により印字媒体に印字するファクシ
    ミリ機能と、外部から入力された印字データを記憶部に
    記憶して印字部により印字媒体に印字するプリンタ機能
    とを備えた多機能装置において、 前記印字媒体の所定位置に印字される所定パターンを追
    加して前記印字部に出力するパターン出力手段と、 前記所定パターンの記録濃度を検出する濃度検出手段
    と、 前記ファクシミリ機能の実行時のみに、前記パターン出
    力手段により前記所定パターンを追加して印字部により
    印字媒体に印字すると共に、前記濃度検出手段により検
    出されたこの所定パターンの記録濃度が所定濃度以下の
    場合には、前記画像データを前記記憶部に保持するよう
    に制御する制御手段とを備えたことを特徴とする多機能
    装置。
  2. 【請求項2】 前記印字部は、インクにより印字する
    印字手段を有し、 メッセージを表示する表示手段と、 前記濃度検出手段により検出された記録濃度が前記所定
    濃度以下の場合には、インクが少ない旨を前記表示手段
    により表示するように制御する表示制御手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の多機能装置。
  3. 【請求項3】 前記濃度検出手段は、前記所定パターン
    の記録濃度を光学的に検出することを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の多機能装置。
  4. 【請求項4】 前記パターン出力手段は、前記印字媒体
    上の角部近傍位置に黒色パターンを所定パターンとして
    形成することを特徴とする請求項1に記載の多機能装
    置。
JP10070574A 1998-03-19 1998-03-19 多機能装置 Pending JPH11275288A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012053290A (ja) * 2010-09-01 2012-03-15 Brother Ind Ltd 印刷装置

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JP2012053290A (ja) * 2010-09-01 2012-03-15 Brother Ind Ltd 印刷装置

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