JPH1110989A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JPH1110989A
JPH1110989A JP9162362A JP16236297A JPH1110989A JP H1110989 A JPH1110989 A JP H1110989A JP 9162362 A JP9162362 A JP 9162362A JP 16236297 A JP16236297 A JP 16236297A JP H1110989 A JPH1110989 A JP H1110989A
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JP9162362A
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Satoshi Mizutani
悟司 水谷
Naoki Oda
直樹 織田
Tetsuya Kato
哲也 加藤
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査マーク端部の印字濃度の低下を確実に検
出することができる印字装置を提供すること。 【解決手段】 検査マーク61の矢印Y方向両端部に
は、第1縁部分62と、第2縁部分63とがそれぞれ印
字される。この各縁部分62,63は、矩形状に印字さ
れ、その矢印Y方向長さは、エンプティセンサ51のス
ポット半径ds/2と略等しい長さ、即ち、略1.5m
mになるように印字される。よって、エンプティセンサ
51により各縁部分62,63と検査マーク61との境
界部分の印字濃度Cを検出する場合に、検出範囲51c
内に記録用紙Pの非印字部分PPが存在しないので、受
光部51bは、非印字部分PPからの反射光線L2を受
光することがない。従って、検査マーク61の矢印Y方
向端部の印字濃度の低下が生じた場合に、エンプティセ
ンサ51は、その印字濃度の低下を確実に検出すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、印字装置に関
し、特に、検査マーク端部の印字濃度の低下を確実に検
出することができる印字装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来、複数のノズルを有し、その各ノ
ズルからインクを噴射して印字(印刷)するインクジェ
ット方式の印字ヘッドを有する印字装置が知られてい
る。この印字装置は、用紙に印字する場合、印字ヘッド
の複数のノズルからドット状のインクを噴射して、用紙
に所定の印字データを印字している。しかしながら、従
来、印字ヘッドにおける複数のノズルの口径は、いずれ
も極めて小さく、目詰まり(ノズル詰まり)が発生し易
いため、印字データに基づく印字に印字抜けが生じ、印
字結果が不鮮明になるという問題点があった。また、こ
のような印字装置をファクシミリ装置に搭載した場合に
は、ノズル詰まりにより印字データに基づく印字が不鮮
明であるにもかかわらず、正常に印字されたものと判断
され、RAMの記憶領域に記憶されている受信データ等
が消去されてしまうという問題点があった。
【0003】そこで、かかる問題点を解決するため、従
来、所定の印字データを用紙の所定印字範囲に印字した
後、用紙の縁部分であって所定印字範囲以外の部分に検
査マークを印字する方法が提案されている。この方法に
よれば、フォトセンサ等の光学センサが検査マークに光
線を照射しその反射光線を受光して、検査マークの印字
濃度を検出する。即ち、ノズル詰まりにより検査マーク
に印字抜けが発生した場合に、検査マークの印字濃度を
検出して、その印字濃度が所定値より低いか否かを判断
することより、ノズル詰まりの発生が検出される。ま
た、このようなノズル詰まりによる印字抜けにより、印
字データに基づく印字が不鮮明となった場合、RAMの
記憶領域に記憶されている受信データ等の印字データを
消去せずに保持して、パージ処理により印字ヘッドの各
ノズルを清掃した後、再度、かかる印字データの印字が
行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、かか
る印字装置に使用される光学センサには、所定のスポッ
ト径を有する検出範囲がある。即ち、かかる光学センサ
は、記録用紙により反射された反射光線のうち、検出範
囲内からの反射光線のみを受光して印字濃度を検出する
性質を有している。よって、検査マークの端部の印字濃
度を検出する場合に、光学センサの検出範囲の一部が検
査マークの外にはみ出してしまう。従って、検査マーク
の端部が正常に印字されていても、光学センサが検査マ
ーク外の反射光線を受光してしまい、その結果、印字濃
度の検出結果が所定値より低くなり、検査マークの端部
の印字濃度を正確に検出することができないという問題
点があった。
【0005】また、検査マーク端部の印字濃度を正確に
検出することができないので、その端部を印字したノズ
ルのノズル詰まりを確実に検出することができない。よ
って、印字ヘッドのノズルのうち、検査マーク端部を印
字するノズルにノズル詰まりがある場合には、印字デー
タに基づく印字データの印字が不鮮明であるにもかかわ
らず、印字データが印字装置に入力され続け、結果的に
RAMの記憶領域から受信データ等の印字データが消去
されてしまうという問題点があった。
【0006】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、検査マーク端部の印字濃度の低下
を確実に検出することができる印字装置を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに請求項1記載の印字装置は、印字用紙上に印字可能
な複数の印字部が配列された印字へッドと、その印字ヘ
ッドを移動させて印字用紙上に検査マークの印字を行う
制御手段と、その制御手段によりに印字された検査マー
クの印字濃度を検出する検出手段と、前記印字ヘッドの
移動方向に直交して印字用紙を搬送しつつ、印字用紙上
に印字された検査マークを前記検出手段の検出範囲内へ
案内する案内手段とを備え、前記制御手段により印字用
紙上に印字される検査マークの案内方向両端側のそれぞ
れに縁部分を印字する縁部分印字手段を備えている。
【0008】請求項1記載の印字装置によれば、検査マ
ークは、制御手段により、印字用紙の搬送方向に直交し
て移動される印字ヘッドの複数の印字部を用いて、印字
用紙上に印字される。この検査マークの案内方向両端側
のそれぞれには、縁部分印字手段により縁部分の印字が
行われ、その縁部分が印字された検査マークは、案内手
段により検出手段の検出範囲内に案内され、検出手段に
よりその印字濃度が検出される。この縁部分印字手段に
より印字された一対の縁部分は、検査マーク端のうち、
案内手段による案内方向両端側にそれぞれ印字されてお
り、検査マークの案内方向両端部に発生する印字部によ
る印字抜けを明確化することができる。このため、検出
手段による検査マークの案内方向両端部における印字濃
度の検出精度を向上することができる。
【0009】請求項2記載の印字装置は、請求項1記載
の印字装置において、前記複数の印字部は複数のノズル
で構成されており、前記印字ヘッドは前記複数のノズル
を配列したものである。よって、検出手段により検査マ
ークの案内方向両端部の印字抜けによる印字濃度の低下
が検出された場合には、その部分を印字したノズルのノ
ズル詰まりを確実に発見することができる。
【0010】請求項3記載の印字装置は、請求項1また
は2に記載の印字装置において、前記制御手段は、印字
用紙上に所定の印字データを印字することが可能である
とともに、その印字データの印字密度より前記検査マー
クを高密度で印字する。請求項2記載の印字装置によれ
ば、請求項1または2に記載の印字装置と同様に作用す
る上、検出手段は、高密度で印字された検査マークを低
密度で印字された印字データと誤認せず、確実に検出す
ることができる。
【0011】請求項4記載の印字装置は、請求項1から
3のいずれかに記載の印字装置において、前記検出手段
は、所定の検出径を有する光学センサを備え、前記縁部
分印字手段により検査マークの案内方向両端側のそれぞ
れに印字される縁部分は、前記光学センサの検出半径に
略等しい長さ以上に形成される。光学センサは、印字用
紙に照射された光線の反射光を検出して、検査マークの
印字濃度を検出する。光学センサが検査マークの案内方
向両端部分を検出する場合、光学センサの検出径は、検
査マークおよびその案内方向両端側のそれぞれに印字さ
れた縁部分からはみ出ることがない。従って、光学セン
サにより検出された検査マークの案内方向両端部分の印
字濃度に対して、検査マークおよびその縁部分以外の部
分からの反射光の影響が及ぶことを防止することができ
る。
【0012】請求項5記載の印字装置は、請求項1から
4のいずれかに記載の印字装置において、前記縁部分印
字手段により印字される縁部分は、前記制御手段により
印字される検査マークと略同一の印字密度で印字され
る。よって、検出手段により検査マークの印字濃度を検
出する場合に、検査マークと縁部分との印字密度差に起
因する検査マークの案内方向端部における印字濃度の検
出結果の低下を防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発
明の一実施例である印字装置が適用された画像形成装置
1の斜視図である。
【0014】図1に示すように、画像形成装置1は、フ
ァクシミリ機能、コピー機能、その他通常のプリンタと
しての機能等の各種機能を有しており、略箱状体に形成
された装置本体2と、その上面に各種ボタンが配列され
た操作パネル3と、原稿載置部4と、各種サイズの記録
用紙を積層状態で収納する用紙カセット(図示せず)が
挿嵌される用紙送り部5とを備えている。
【0015】装置本体2の上面には、操作パネル3が配
設されている。操作パネル3の上側部分には、液晶(L
CD)ディスプレイ6が配置されており(図1中、右
側)、各種のメッセージ、例えば、ファクシミリ機能の
実行時における電話番号、コピー機能の実行時における
操作指令メッセージ、その各機能の必要に応じたメッセ
ージ等を表示するとともに、後述する「インク残量無
し」等の各種エラーメッセージを表示して警告する。
【0016】この液晶ディスプレイ6の下側部分には、
ダイヤルボタン7が配設されている。ダイヤルボタン7
は、ファクシミリ機能時に電話番号を入力したり、コピ
ー機能時にコピー枚数等を入力するための入力キーであ
り、「0」から「9」の数値ボタンの他に、アスタリス
クボタン、及び、シャープボタン等を有している。
【0017】このダイヤルボタン7の右側には、操作を
停止するためのストップキー8a、操作を開始するため
のスタートキー8b、画像形成装置1を、カラーコピー
機として使用するためのカラーコピー操作用キー8c、
カラープリンターとして使用するためのカラープリンタ
ー操作用キー8d、及び、留守番電話機として使用する
ための留守番電話機能キー8eが配設されている。更
に、操作パネル3の中央には、ダイヤル操作を簡便化す
るためのワンタッチダイヤルキー8f、画像形成装置1
をファクシミリとして使用するためのファクシミリ操作
用キー8gが配設されている。よって、これらの各種キ
ー7,8a,8b,8c,8d,8e,8f,8gを適
宜操作することにより、画像形成装置1を操作すること
ができる。
【0018】装置本体2の上面部分であって、操作パネ
ル3の後方位置には、原稿載置部4が設けられている。
この原稿載置部4には、ファクシミリ機能時に相手方に
送信するファクシミリ原稿およびコピー機能時にコピー
原稿が、積層した状態で載置される。原稿載置部4に載
置された各種原稿は、原稿載置部4から装置本体2の内
部に搬送されるとともに、その原稿データは、後述する
スキャナ装置27(図2及び図6参照)を介して読み取
られる。また、原稿載置部4の後方位置には、用紙送り
部5が設けられている。この用紙送り部5は、各種サイ
ズの未印字の記録用紙Pを積層した状態でスタックした
用紙カセット(図示せず)が挿嵌される。
【0019】原稿載置部4には、原稿センサ37(図6
参照)が配置されており、原稿載置部4における原稿の
有無を検出している。また、操作パネル3の手前側位置
には、読み取られた原稿を積層した状態でスタックする
原稿排出部9が設けられており、この原稿排出部9の下
方側には、印字済みの用紙である記録用紙Pを積層した
状態でスタックする記録用紙排出部10が設けられてい
る。
【0020】インクジェットプリンタ41は、上述した
スキャナ装置27の後方に配設されている。このインク
ジェットプリンタ41は、いわゆるシリアル印字タイプ
であって、例えば、少なくとも単色の画像を記録用紙P
に印字することができる。このインクジェットプリンタ
41は、記録用紙P面に画像を印字するための印字ヘッ
ド42を備えており、後述するプリンタ制御回路31を
介して、ROM35に格納された制御プログラム35a
に従ってCPU34により制御される(図6参照)。ま
た、インクジェットプリンタ41は、ライン印字タイ
プ、例えば、ライン方式でカラー画像を記録用紙Pに印
字しても良い。尚、図2から図5および図図7に図示さ
れている矢印Yは、記録用紙Pが搬送される方向を表し
ている。
【0021】図3は、インクジェットプリンタ41に配
設された印字ヘッド42の概略下面図である。尚、図3
では、図面の簡略化のため噴射ノズル43の一部を省略
して図示している。
【0022】図3に示すように、印字ヘッド42は、イ
ンクジェット方式を使用しており、記録用紙Pにインク
をドット状に噴射して印字を行う。印字ヘッド42は矩
形状に形成されており、その長手方向長さは略9mmに
形成されている。この印字ヘッド42には、インクをド
ット状に噴射する計64個の噴射ノズル43が千鳥配列
されており、各噴射ノズル43は、印字ヘッド42の長
手方向に略等間隔dでそれぞれ配列されている。また、
印字ヘッド42は、長手方向略中央付近で上方部分42
aと下方部分42bとに分けられている。この上方部分
42aおよび下方部分42bは、それぞれ略4.5mm
の長さを有しており、それぞれ32個ずつの噴射ノズル
43が配列されている。尚、各噴射ノズル43の間隔d
は略180dpiである。
【0023】また、図2に示すように、印字ヘッド42
は、用紙送り部5の用紙カセット(図示せず)にスタッ
クされた記録用紙Pに印字を行う。印字ヘッド42によ
り印字される記録用紙Pは、一対の搬送ローラ48aに
1枚ずつ挟まれて搬送され、支持ローラ47と用紙押さ
え機構49の間を通過した後、印字ヘッド42により印
字データが1ライン分ずつ印字される。1ライン分の印
字データの印字が完了すると、記録用紙Pが一対の搬送
ローラ48a,48bにより挟まれつつ1ライン分だけ
搬送されて、新たに次の1ライン分の印字データが印字
される。この印字動作を繰り返し、最終ライン分の印字
データが記録用紙Pに印字されると、印字ヘッド42に
より後述する第1縁部分62、検査マーク61および第
2縁部分63が印字され(図4参照)、記録用紙Pは、
記録用紙排出部10へと排出されスタックされる。尚、
記録用紙Pは、支持ローラ47、搬送ローラ48a,4
8bおよび用紙押さえ機構49によりテンションが付与
されつつ搬送され印字されるので、鮮明な印字結果を得
ることができる。
【0024】次に、図4および図5を参照して、印字ヘ
ッド42の目詰まりおよびインク残量不足を確認するた
めに、図8および図9の1頁分印字処理で記録用紙Pに
印字される検査マーク61について説明する。図4は、
印字データおよび検査マーク61が印字された記録用紙
Pの平面図であり、図5は、検査マーク61が印字され
た記録用紙Pの拡大平面図である。尚、図4に図示され
ている矢印X1,X2は、印字ヘッド42の移動方向を
表しており、図5では、記録用紙Pに印字される印字デ
ータの一部は省略して図示している。
【0025】図4に示すように、印字ヘッド42は、記
録用紙Pの印字可能範囲Rに1頁分の印字データを印字
するとともに、記録用紙Pの印字可能範囲R以外の縁部
分に、検査マーク61および検査マーク61の矢印Y方
向上下側端に各縁部分62,63の印字を行う。検査マ
ーク61は、インクの有無および噴射ノズル43の目詰
まりおよびインク残量不足を検出するためのものであ
り、印字ヘッド42の全噴射ノズル43により印字され
る。
【0026】図5に示すように、この検査マーク61
は、上面視略矩形状(略4.5mm×略4.5mm)の
印字であって、黒色等の記録用紙P表面とは異なる色調
を有するマークである。また、検査マーク61は、略3
60dpiの印字密度で印字されている。この検査マー
ク61の印字は、印字ヘッド42による最終ライン分の
印字データの印字が終了した後に、記録用紙Pの縁部分
に印字される(図4参照)。まず、印字ヘッド42の下
方部分42bの各噴射ノズル43からインクを一斉に噴
射しつつ、印字ヘッド42を矢印X1方向に略4.5m
m移動させて、記録用紙P上に印字密度略180dpi
の印字を行う。そして、その記録用紙Pを矢印Y方向へ
所定量(略4.5mm+略360dpi)搬送した後、
印字ヘッド42の上方部分42aの各噴射ノズル43か
ら一斉にインクを噴射しつつ、印字ヘッド42を矢印X
2方向に略4.5mm移動させると、記録用紙P上に印
字密度略360dpiの略矩形状の検査マーク61が印
字がされる。このように検査マーク61を印字すること
により、記録用紙P上に印字される検査マーク61の印
字範囲を小さくすることができる。よって、印字データ
の印字結果の美観を損なうことがない。
【0027】また、この検査マーク61の矢印Y方向端
部には、第1縁部分62と、第2縁部分63とがそれぞ
れ印字されている。各縁部分62,63は、矩形状に印
字されており、その印字ヘッド42移動方向(矢印X
1,X2方向)長さは検査マーク61と略等しく印字さ
れ、その矢印Y方向長さは、後述するエンプティセンサ
51のスポット半径ds/2と略等しい長さ、即ち、略
1.5mmになるように印字されている。よって、後述
するエンプティセンサ51により各縁部分62,63と
検査マーク61との境界部分の印字濃度Cを検出する場
合に、検出範囲51c内に記録用紙Pの非印字部分PP
が存在しないので、受光部51bは、非印字部分PPか
らの反射光線L2を受光することがない(図7参照)。
従って、検査マーク61の矢印Y方向端部の印字濃度の
低下が生じた場合に、エンプティセンサ51は、その印
字濃度の低下を確実に検出することができる。
【0028】また、各縁部分62,63は、それぞれ検
査マーク61と同様に、略360dpiの印字密度で印
字されている。よって、エンプティセンサ51により検
査マーク61の印字濃度Cを検出する場合に、検査マー
ク61と各縁部分62,63との印字密度差に起因する
検査マーク61の案内方向端部の印字濃度Cの低下が防
止される。従って、検査マーク61の案内方向端部の印
字濃度Cを確実に検出することができる。
【0029】尚、検査マーク61および各縁部分62,
63の印字密度を記録用紙Pの印字可能範囲Rに印字さ
れる印字データの印字密度と比較して高密度で印字した
場合、エンプティセンサ51は、高密度で印字された検
査マーク61を低密度で印字された印字データと誤認せ
ず、確実に検査マーク61の印字濃度Cを検出すること
が可能となる。
【0030】次に、画像形成装置1の電気的構成につい
て説明する。図6は、画像形成装置1の電気的構成を示
すブロック図である。画像形成装置1は、ファクシミリ
部20とプリンタ部30とから構成されており、このフ
ァクシミリ部20とプリンタ部30はインターフェース
40を介して相互に接続され信号やデータの伝送が可能
となっている。
【0031】ファクシミリ部20は、ファクシミリ機能
を実現するための電気的構成を有しており、ファクシミ
リ制御回路21、CPU22、ROM23、RAM2
4、ネットワーク・コントロール・ユニット(以下、
「NCU」という。)25、モデム26、スキャナ装置
27、符号化器28、復号化器29、原稿センサ37お
よび操作パネル3を備えている。
【0032】ファクシミリ制御回路21は、操作パネル
3、CPU22、スキャナ装置27等のそれぞれのタイ
ミングを調整してデータの読み書きを介在するととも
に、ファクシミリ動作を実現するための回路である。C
PU22は、NCU25を介して送受信される各種信号
に基づいて、ファクシミリ制御回路21に接続された各
部を制御し、ファクシミリ動作等を実行する。ROM2
3は、この画像形成装置1で実行される各種プログラム
を格納した書換不能なメモリであり、RAM24は、C
PU22を介して演算された各種データ等を一時的に記
憶するメモリである。NCU25は、電話網に対してダ
イアル信号を送出したり、或いは、電話網からの呼出信
号に応答する等の動作を行う装置である。
【0033】モデム26は、印字データを変調および復
調して伝送するとともに伝送制御用の各種手順信号を送
受信するものである。スキャナ装置27は、原稿載置部
4に挿入された原稿の画像を読み取るためのものであ
り、符号化器28は、スキャナ装置27により読み取ら
れた原稿画像の符号化を行うものである。復号化器29
は、RAM24に記憶されたファクシミリデータを読み
出して、これを復号化するものである。即ち、RAM2
4に記憶されたファクシミリデータは、復号化器29に
よってビットイメージに展開される。ビットイメージに
展開されたファクシミリデータは、再度、RAM24に
書き込まれ、その後、インターフェース40を介してプ
リンタ部30へ出力されて記録用紙Pに印字される。こ
のように構成されたファクシミリ部20には、NCU2
5および電話回線L等のネットワークを介して相手方の
ファクシミリ100に接続されている。
【0034】プリンタ部30は、プリンタ制御回路3
1、文字発生回路(CG)32、パソコン用インターフ
ェイス33、CPU34、ROM35、RAM36、イ
ンクジェットプリンタ41およびエンプティセンサ51
を備えている。尚、コピー機能は、ファクシミリ部20
とプリンタ部30との協働によって実現される。
【0035】プリンタ制御回路31は、CPU34、イ
ンクジェットプリンタ41、エンプティセンサ51等の
それぞれのタイミングを調整してデータの読み書きを介
在するとともに、プリンタ動作を実現するための回路で
ある。文字発生回路32は、パーソナルコンピュータ
(P/C)110から送られてきた通信データの内容を
印字するための印字データに変換する回路である。例え
ば、通信データに含まれる文字コードが「A」である場
合には、その「A」の画像が記録用紙に形成されるよう
に文字コードをビットイメージデータに変換する。
【0036】パソコン用インターフェイス33はセント
ロニクス仕様のデータ通信装置の1つであり、通信回線
111を介して、パーソナルコンピュータ110に接続
されている。パーソナルコンピュータ110から出力さ
れた印字データは、1バイト(または2バイト)ずつ、
パソコン用インターフェイス33に入力され、その後、
後述する印字メモリ36bに記憶される。CPU34
は、ROM35に格納されている制御プログラム35a
に従ってプリンタ部30を制御する。ROM35は、こ
の画像形成装置1が印字処理を行うための制御プログラ
ム35a等を格納した書換不能なメモリであり、図8お
よび図9に図示されるフローチャートのプログラムはR
OM35内に格納された制御プログラム35aの一部を
示したものである。
【0037】RAM36は、各種のデータを記憶するた
めのメモリであり、インクカウンタ36a、印字メモリ
36bを備えている。インクカウンタ36aは、インク
ジェットプリンタ41にインクを供給するインクタンク
(図示せず)に蓄えられたインクの使用量を管理するカ
ウンタである。このインクカウンタ36aに記憶された
インク使用量データは、1頁分印字処理毎に更新され、
噴射ノズル43の目詰まりおよびインク残量不足の判断
に用いられる。即ち、インクカウンタ36aの値が所定
量以上であって、エンプティセンサ51により検出され
た検査マーク61の印字濃度Cが制限値CHI以下の場合
には、「インク残量無し」の警告を液晶ディスプレイ6
に表示する。
【0038】印字メモリ36bは、復号化器29により
ビットイメージに展開されたファクシミリデータや、入
出力回路33に通信回線51を介して接続されたパーソ
ナルコンピュータ(P/C)110から出力された印字
データ等を記憶するメモリである。即ち、インクジェッ
トプリンタ41へ出力され印字されるデータは、この印
字メモリ36bに記憶されるのである。スキャナ装置2
7により読み取られたスキャナデータを印字する場合に
も、そのデータは印字メモリ36bに記憶される。
【0039】次に、図7を参照して、エンプティセンサ
51について説明する。図7(a)は、図5のI−I線
における記録用紙Pに印字された検査マーク61の側断
面図であり、図7(b)は、検査マーク61付近の印字
濃度Cの変化を表したグラフである。尚、図7の矢印Y
は、記録用紙Pが搬送される搬送方向を図示している。
【0040】図7(a)に示すように、エンプティセン
サ51は、フォトセンサ等の光学系センサにより構成さ
れており、記録用紙Pの矢印Y方向への搬送移動に伴っ
て、第1縁部分62側から第2縁部分63へと検査マー
ク61の印字濃度Cを検出するものである。エンプティ
センサ51は、光源である発光部51aと、その発光部
51aにより記録用紙Pに照射された光線の反射光線L
2を受光する受光部51bとを備えており、受光部51
bは、スポット径dsの検出範囲51c内で反射光線L
2を検出することができる。即ち、エンプティセンサ5
1は、搬送方向(矢印Y方向)に搬送される記録用紙P
の表面に対して、発光部51aから所定の波長の光線L
1を照射し、検出範囲51cに対応する部分からの反射
光線L2を受光部51bで受光して、その反射光線L2
の光量から後述する検査マーク61の印字濃度Cの検出
が行われる。尚、本実施例において、受光部51bのス
ポット径は略3mmである。
【0041】図7(a)および図7(b)を参照して、
エンプティセンサ51の検査マーク61の印字濃度Cの
検出動作について説明する。このエンプティセンサ51
は、搬送される記録用紙Pに印字された検査マーク61
の印字濃度Cを逐次検出する。まず、発光部51aによ
り、矢印Y方向に搬送される記録用紙Pに光線L1が照
射され、受光部51bによりその反射光線L2が受光さ
れる。そして、受光部51bの検出範囲51c内へ第1
縁部分62端部が案内移動されると、受光部51bが受
光する反射光線L2の光量が徐々に減少して、印字濃度
Cが中間濃度CLOから制限値CHIへと徐々に上昇する
(71)。
【0042】その後、記録用紙Pが更に搬送され続ける
と、エンプティセンサ51により、検査マーク61、即
ち、検査マーク61と第1縁部分62との境界部分か
ら、検査マーク61と第2縁部分63との境界部分まで
の間の印字濃度が検出され、各噴射ノズル42の目詰ま
りがない場合には、検査マーク61の印字濃度Cが制限
値CHIとなる(72)。また、検査マーク61の印字濃
度Cが制限値CHIより低くなった場合には、噴射ノズル
42の目詰まりやインク残量不足等の異常が発生したと
判断され、液晶ディスプレイ6にエラー警告等を表示し
て操作者に報知することができる。
【0043】更に記録用紙Pが矢印Y方向に搬送され
て、検査マーク61および第2縁部分63がエンプティ
センサ51の検出範囲51c内を通過すると、受光部5
1bにより受光される反射光線L2の光量が徐々に増加
するとともに、印字濃度Cが制限値CHIから中間濃度C
LOへと徐々に低下して、第2縁部分63の右端部が受光
部51bの検出範囲51c外へ出ると、エンプティセン
サ51による印字濃度Cの検出が終了する(73)。
【0044】次に、上記のように構成された画像形成装
置1で実行される処理について、図8および図9のフロ
ーチャートを参照して説明する。図8は、画像形成装置
1のプリンタ部30で実行される1頁分印字処理のフロ
ーチャートの一部であり、図9は、図8のフローチャー
トに示される1頁分印字処理の続きである。
【0045】この処理では、1頁分の印字データを記録
用紙Pに印字する印字処理が実行され(S1)、1頁分
の印字データの印字が完了するまで印字処理(S1)を
継続する(S2:No)。記録用紙Pへの1頁分の印字
データの印字が終了すると(S2:Yes)、記録用紙
Pを所定量搬送して(S3)、図4に示す第1縁部分6
2の印字が行われる(S4)。この第1縁部分62の印
字は、印字ヘッド42の下方部分42bに配列された噴
射ノズル43により、記録用紙Pの搬送方向(矢印Y方
向)長さ略1.5mmの第1縁部分62が記録用紙P上
に印字密度略360dpiで行われる。
【0046】このようにして第1縁部分62が印字が完
了すると、記録用紙Pが所定量搬送されて、図4に示す
検査マーク61の印字が行われる(S5)。この検査マ
ーク61の印字は、まず、印字ヘッド42の下方部分4
2bの各噴射ノズル43からインクを一斉に噴射しつ
つ、印字ヘッド42を矢印X1方向に略4.5mm移動
させて、記録用紙P上に印字密度略180dpiの印字
が行なわれる。その後、記録用紙Pが矢印Y方向へ所定
量(略4.5mm+略360dpi)搬送された後、印
字ヘッド42の上方部分42aの各噴射ノズル43から
一斉にインクを噴射しつつ、印字ヘッド42を矢印X2
方向に略4.5mm移動させて、記録用紙P上に印字密
度略360dpiの略矩形状の検査マーク61の印字が
行われる。
【0047】その後、記録用紙Pが所定量搬送され、印
字ヘッド42の上方部分42aに配列された噴射ノズル
43により、記録用紙Pの搬送方向(矢印Y方向)長さ
略1.5mmの図4に示す第2縁部分63が記録用紙P
上に略360dpiで印字される(S6)。
【0048】検査マーク61および各縁部分62,63
が記録用紙Pに印字されると(S4〜S6)と、更に記
録用紙Pが所定量搬送されて、検査マーク61と第1縁
部分62との境界部分がエンプティセンサ51の検出範
囲51cの略中央部分と対向する位置に案内移動され
(S7)、その検査マーク61と第1縁部分62との境
界部分の案内移動が完了するまで記録用紙Pの搬送動作
(S7)を継続する(S8:No)。記録用紙Pの所定
量の搬送が終了すると(S8:Yes)、エンプティセ
ンサ51が作動されるとともに、検査マーク61の搬送
方向長さ(矢印Y方向略4.5mm)だけ記録用紙Pが
搬送される(S9)。この記録用紙Pの搬送に伴い、エ
ンプティセンサ51により、検査マーク61の印字濃度
Cが検出され、その印字濃度Cが制限値CHI以上が否か
が判断される(S10)。検査マーク61の印字濃度C
が制限値CHI以上の場合には(S10:Yes)、記録
用紙Pが検査マーク61の搬送方向長さ(矢印Y方向略
4.5mm)分搬送されたか否かが判断され(S1
1)、記録用紙Pが検査マーク61の搬送方向長さ分の
搬送が完了するまで記録用紙Pの搬送が継続され(S1
1:No)、記録用紙Pの搬送が完了すると(S11:
Yes)、記録用紙Pが記録用紙排出部10に排出され
スタックされる(S12)。その後、印字メモリ36b
に記憶されている印字データのうち、既に印字された1
頁分の印字データを消去して(S13)、この処理を終
了する。
【0049】また、エンプティセンサ51により、検査
マーク61の印字濃度Cが検出され、その印字濃度Cが
制限値CHI以下の場合には(S10:No)、インクカ
ウンタ36aの値が所定量以上であるか否かが判断され
る(S14)。インクカウンタ36aの値が所定量以上
であると(S14:Yes)、液晶ディスプレイ6に
「インク残量無し」の警告が表示される(S15)。ま
た、液晶ディスプレイ6に警告が表示された後(S1
5)、液晶ディスプレイ6に「もう一度、同じ頁を印字
しますか?」の警告が表示される(S16)。よって、
1頁分印字処理による記録用紙Pへの印字が不鮮明であ
り、同一頁分の印字データの再印字が必要である場合に
は、操作者がインクカートリッジを交換してエラー解除
処理を行った後、ストップキー8aを押下せずに(S1
7:No)、スタートキー8bを押下することにより
(S18:Yes)、S1の処理に移行し、再度、記録
用紙Pに同一の印字データの印字処理を実行することが
できる。また、同一頁の印字データを再印字する必要が
ない場合には、ストップキー8aを押下することにより
(S17:Yes)、S12の処理へ移行する。
【0050】更に、インクカウンタ36aの値が所定量
以下である場合には(S14:No)、印字ヘッド42
のいずれかの噴射ノズル43にノズル詰まりが発生して
いるので、かかる噴射ノズル43の目詰まりを解消する
ため、パージ処理が行われ(S19)、S16の処理へ
移行する。よって、噴射ノズル43のノズル詰まりによ
り、記録用紙Pへの印字が不鮮明であり、同一頁の印字
データの再印字を必要とする場合には、その再印字され
る印字データは、印字メモリ36bから消去されていな
いので、同じ印字データを画像形成装置1に再入力する
ことなく、再印字することができる。
【0051】尚、請求項1の印字装置では、縁部分印字
手段としては、S4およびS6の各処理がそれぞれ該当
する。
【0052】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0053】例えば、本実施例では、記録用紙に印字デ
ータを印字するための印字装置としてインクジェット方
式のインクジェットプリンタ41を使用した。しかし、
印字装置はこれに限られるものではなく、トナー等を記
録用紙に定着さて印字を行うレーザプリンタに代替して
も良い。
【0054】また、磁性体を含有させたインクを使用し
て検査マークを印字して、その検査マークの磁力を、磁
気センサにより検出して、噴射ノズル43のノズル詰ま
りを検出しても良い。
【0055】
【発明の効果】 請求項1記載の印字装置によれば、検
査マークの案内方向両端側のそれぞれには、縁部分印字
手段により縁部分が印字されているので、検査マークの
案内方向両端部に発生する印字部による印字抜けを明確
化することができる。よって、検出手段による検査マー
クの案内方向両端部における印字濃度の検出精度を向上
することができるという効果がある。従って、検査マー
クの案内方向両端部の印字抜けによる印字濃度の低下が
確実に検出されるので、その部分を印字した印字部の異
常を確実に発見することができるという効果がある。
【0056】請求項2記載の印字装置によれば、請求項
1記載の印字装置の奏する効果に加え、印字ヘッドは複
数のノズルを配列したものであるので、検出手段により
検査マークの案内方向両端部の印字抜けによる印字濃度
の低下が検出された場合には、その部分を印字したノズ
ルのノズル詰まりを確実に発見することができるという
効果がある。また、例えば、かかるノズル詰まりが生じ
たノズルを清掃することにより、印字抜けのない鮮明な
印字結果を得ることができるという効果がある。
【0057】請求項3記載の印字装置によれば、請求項
1または2に記載の印字装置の奏する効果に加え、制御
手段は、印字用紙上に所定の印字データを印字すること
が可能であるとともに、その印字データの印字密度より
検査マークを高密度で印字することができる。よって、
検出手段は、高密度で印字された検査マークを低密度で
印字された印字データと誤認せず、確実に検出すること
ができるという効果がある。
【0058】請求項4記載の印字装置によれば、請求項
1から3のいずれかに記載の印字装置の奏する効果に加
え、検査マークの案内方向両端部分の印字濃度は、検査
マークおよびその縁部分以外の部分からの反射光の影響
を受けずに光学センサにより検出される。よって、検査
マークの案内方向両端部分の検出結果を高い精度で光学
センサにより検出することができるという効果がある。
【0059】請求項5記載の印字装置によれば、請求項
1から4のいずれかに記載の印字装置の奏する効果に加
え、検査マークの印字濃度を検出する場合に、検査マー
クと縁部分との印字密度差に起因する検査マークの案内
方向端部の印字濃度の低下を防止することができる。よ
って、検査マークの案内方向端部の印字濃度を確実に検
出することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の印字装置を搭載した多機能周辺装置
の一実施例である画像形成装置の外観斜視図である。
【図2】 画像形成装置の部分断面図である。
【図3】 印字ヘッドの概略下面図である。
【図4】 検査マークが印字された記録用紙の平面図で
ある。
【図5】 検査マークの印字部分の拡大平面図である。
【図6】 画像形成装置の電気的構成を示すブロック線
図である。
【図7】 (a)は、図5のI−I線における検査マー
クの断面図であり、(b)は、エンプティセンサにより
検出された検査マークの印字濃度を表したグラフであ
る。
【図8】 画像形成装置による1頁分印字処理を示した
フローチャートである。
【図9】 図8のフローチャートに示される1頁分印字
処理の続きを示している。
【符号の説明】
1 画像形成装置 3 操作パネル 6 液晶ディスプレイ 20 ファクシミリ部 21 ファクシミリ制御回路 22,34 CPU 23,35 ROM 24,36 RAM 30 プリンタ部(制御手段) 41 インクジェットプリンタ
(印字装置) 42 印字ヘッド 43 噴射ノズル(印字部) 51 エンプティセンサ(検出手
段) 51a 発光部 51b 受光部 51c 検出範囲 40 インターフェイス 47 支持ローラ(案内手段の一
部) 48a,48b 搬送ローラ(案内手段の一
部) 49 用紙押さえ機構(案内手段
の一部) 61 検査マーク 62 第1縁部分(縁部分) 63 第2縁部分(縁部分) P 記録用紙(印字用紙) ds スポット径(検出径)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字用紙上に印字可能な複数の印字部が
    配列された印字へッドと、その印字ヘッドを移動させて
    印字用紙上に検査マークの印字を行う制御手段と、その
    制御手段によりに印字された検査マークの印字濃度を検
    出する検出手段と、前記印字ヘッドの移動方向に直交し
    て印字用紙を搬送しつつ、印字用紙上に印字された検査
    マークを前記検出手段の検出範囲内へ案内する案内手段
    とを備えた印字装置において、 前記制御手段により印字用紙上に印字される検査マーク
    の案内方向両端側のそれぞれに縁部分を印字する縁部分
    印字手段を備えていることを特徴とする印字装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の印字部は複数のノズルで構成
    されており、前記印字ヘッドは前記複数のノズルを配列
    したものであることを特徴とする請求項1記載の印字装
    置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、印字用紙上に所定の印
    字データを印字することが可能であるとともに、その印
    字データの印字密度より前記検査マークを高密度で印字
    することを特徴とする請求項1または2記載の印字装
    置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、所定の検出径を有する
    光学センサを備え、前記縁部分印字手段により検査マー
    クの案内方向両端側のそれぞれに印字される縁部分は、
    前記光学センサの検出半径に略等しい長さ以上に形成さ
    れることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載
    の印字装置。
  5. 【請求項5】 前記縁部分印字手段により印字される縁
    部分は、前記制御手段により印字される検査マークと略
    同一の印字密度で印字されることを特徴とする請求項1
    から4のいずれかに記載の印字装置。
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