JPH0993442A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH0993442A
JPH0993442A JP7247685A JP24768595A JPH0993442A JP H0993442 A JPH0993442 A JP H0993442A JP 7247685 A JP7247685 A JP 7247685A JP 24768595 A JP24768595 A JP 24768595A JP H0993442 A JPH0993442 A JP H0993442A
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JP7247685A
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Atsushi Saito
篤 齋藤
Noriyuki Aoki
典之 青木
Yasuhiko Ikeda
靖彦 池田
Masakatsu Yamada
昌克 山田
Shigeyuki Sugiyama
杉山  茂行
Akio Okubo
明夫 大久保
Hideaki Nagahara
英明 永原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 代行受信時の操作性を向上し得るファクシミ
リ装置を提供する。 【解決手段】 カラー記録可能な記録部Bと、カラー画
像の通信を行う通信手段を有し、カラー画像の画像デー
タを記憶するデータ記憶手段と、カラー画像を単色で記
録するためのいずれかの色を指定する記録色指定手段
と、を備えている。代行出力時、データ記憶手段内の画
像データを、記録色指定手段によって指定された色で記
録するようにしたものである。記録部Bは、複数色のイ
ンクを備えると共に、各インクをインクジェット方式に
て被記録材に噴射し得るように構成されている。代行出
力する際に、使用するインクの色の指定する手段を設
け、最も多くとも指定した色のインクを補給するだけで
代行出力を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属するの技術分野】本発明は、カラー画像の読
取及び記録が可能なカラーファクシミリ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】情報処理システムの発達に伴い、種々の
情報処理機器が開発されている。これらの機器のうちの
1つであるファクシミリ装置は、オフィスのみならず、
一般家庭においても広く使用されている。近年、インク
ジェット方式を用いた記録技術も格段に技術革新を遂
げ、複数のカラーインク(例えばシアン、マゼンタ、イ
エロー、ブラック)を搭載することによって、カラー記
録を行えるカラーファクシミリ装置も普及しつつある。
【0003】図9は、従来のインクジェット方式により
記録するファクシミリ装置の外観図である。また、図1
0は、この従来のファクシミリ装置の中央断面図であ
る。これらの図により、従来装置の主要構成部を説明す
る。
【0004】図10において、Eは原稿読取部であり、
Fは記録部である。記録部Fでは記録紙102を装填さ
せるためのカセット101が装置本体の所定位置に装着
されている。記録紙102は、給送ローラ103及びツ
メ104によって1枚づつ分離され、搬送ローラ105
によって記録部Fへ搬送される。そしてこの記録部Fで
記録紙102に印字した後、その記録紙102を排紙ロ
ーラ110b、拍車110a、排出ローラ111a,1
11bによって排紙させ、これにより1枚の印字動作が
終了する。
【0005】また、ファクシミリ装置では、記録紙が無
くなった場合やインクが無くなった場合でも受信が可能
となるように、内蔵したメモリに記録データを一旦受信
し、記録紙やインクが補給された後にそのメモリの内容
を記録紙に出力する「代行受信」と言う機能を付加する
ことができる。この機能によれば、カラーファクシミリ
装置においても、記録紙やインクが無くなったとして
も、通信をエラーとせずに、その後に記録紙やインクを
補給すれば記録データを出力することができるようにな
っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術においては、複数のカラーインクを有するカラーファ
クシミリ装置の場合、各色に対してほぼ均等なデータ量
を有する画像を受信していると、インク無しによる代行
受信がある枚数付近で集中して発生する場合が多い。例
えばシアンのインクが無くなったことにより代行受信を
行っている装置において、シアンのインクを補給してメ
モリ内の画像データを出力した際に(以後この動作を
「代行出力」と呼ぶ)、そのとき同時にマゼンタのイン
クも無くなっているため、正常な代行出力ができないと
いったケースが発生する場合があった。したがって最悪
の場合は搭載している全てのインクの種類に対して、イ
ンク補給と代行出力を繰り返さなければならず、その結
果、装置の操作性が悪化せざるを得なかった。
【0007】本発明はかかる実情に鑑み、特に代行受信
を効率的に行い、代行受信時の操作性を向上し得るファ
クシミリ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のファクシミリ装
置は、カラー記録可能な記録部と、カラー画像の通信を
行う通信手段を有し、カラー画像の画像データを記憶す
るデータ記憶手段と、カラー画像を単色で記録するため
のいずれかの色を指定する記録色指定手段と、を備え、
前記データ記憶手段内の画像データを、前記記録色指定
手段によって指定された色の記録剤を用いて記録するよ
うにしたものである。
【0009】また、本発明のファクシミリ装置におい
て、前記記録部におけるカラー画像の記録の可否を判定
する手段を有し、該判定手段によりカラー画像の記録が
不可と判定された場合に前記記憶手段に記憶されている
画像データの消去を行わず、該判定後の記録命令に応じ
て、前記記録色指定手段によって指令された色の記録材
を用いて記録するものである。
【0010】また、本発明のファクシミリ装置におい
て、前記判定手段は前記記録材の有無を検出する手段及
び被記録材の有無を検出する手段を有するものである。
【0011】また、本発明のファクシミリ装置におい
て、前記記録部は、記録剤として複数色のインクを備え
ると共に、各インクをインクジェット方式にて被記録材
に噴射し得るように構成されている。
【0012】
【作用】本発明によれば、カラーファクシミリ装置の場
合には、代行受信したデータを出力する際に、使用する
記録材の色を指定する手段を設け、最も多い場合でも指
定した色の記録材を補給するだけで代行出力を行うこと
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図8に基づき、本発
明によるファクシミリ装置の好適な実施の形態を説明す
る。図1は本実施例のファクシミリ装置の外観斜視図、
図2はこの装置の中央断面図、図3はこの装置の全体構
造説明図、図4は給紙カセットの平面図、図5は記録部
の斜視図、図6は記録制御のブロック説明図である。
【0014】本発明装置は図1のような外観を呈してお
り、先ず、図2及び図3により、本実施例に係るファク
シミリ装置の全体構成を説明する。この実施例のファク
シミリ装置における記録系は、一般にインクジェット記
録装置と称される。このファクシミリ装置は、図2に示
すように記録シートを供給する給紙系Aと、記録装置と
しての記録系Bと、原稿に記載された画像を読み取るた
めの読取系Cと、操作部Dと、によって構成されてい
る。
【0015】給紙系Aにおいて、給紙カセット1(ここ
では先ず、給紙カセット1aにつき説明する)に載置さ
れた記録シート2(2a)は、給送ローラ3(3a)と
これと対向するツメ4(4a)とから成る給紙部により
1枚づつ分離給送され、その記録シート2(2a)を一
対のフィードローラ5a,5bによって搬送し、後述す
る記録系Bに供給する。また、給紙カセット1bについ
ても、基本的に給紙カセット1aと同一に構成されてい
る。なお、給紙カセット1bに対してフィードローラ5
c,5dが設けられる。
【0016】記録系Bの手前近傍には、記録シート2の
先端位置を検出するフォトセンサ・マイクロスイッチ等
で成る先端検出センサ6が設けられている。給紙カセッ
ト1は本体7に対して着脱可能に設けられており、ま
た、給送ローラ3、フィードローラ5a,5b、先端セ
ンサ6は本体7に設けられている。
【0017】記録系Bにおいて、他機(ファクシミリ装
置)から伝送された画像信号、後述する読取系Cから伝
送された画像信号、或いは後述するコンピュータ等から
出力されるデータに応じて、給紙系Aから供給された記
録シート2に対して画像を記録する。つまり、記録系B
のプラテンローラ8によって記録シート2を搬送し、こ
れらの画像信号或いはデータに応じて、インクジェット
カートリッジ9から吐出されたインク滴を記録シート2
に付着させ、これにより記録シート2上に画像を形成す
ることができる。そして、所定の画像が形成された記録
シート2は、排紙ローラ10a及び拍車10bによっ
て、図2の矢印a方向に搬送される。その記録シート2
は更に、排出ローラ11a,11bによって搬送され、
装置外部の適所にて排出・蓄積される。
【0018】上記の場合、排紙ローラ10a、拍車10
b、排出ローラ11a,11bは、各々装置本体7に設
けられている。また、インクジェットカートリッジ9
は、記録系Bのカバー12を図3の矢印c方向に回動し
て開放することにより、矢印d方向に沿って装置本体7
に対して着脱可能に構成されている。
【0019】一方、読取系Cにおいて、原稿13に光を
照射して、その反対光を電気信号に変換し、この信号を
操作モードに応じて他機に伝送し、或いは自己の記録系
Bに伝送する。つまり、原稿トレー15に原稿13を複
数枚載置し、この原稿13を分離ローラ16a及びこれ
に圧接する圧接片16bによって1枚づつ分離給送し、
その原稿13を更に一対の搬送ローラ17a,17b及
び一対の排出ローラ18a,18bによって搬送し、装
置外部の適所に排出するように構成している。そして原
稿13がこのように搬送される間に、コンタクトセンサ
等の光電変換素子19により構成される読取部にて画像
情報を読み取る。読み取られた画像信号は、例えばコピ
ーモードの場合には自己の記録系に伝送し、また、例え
ば送信モードの場合には他機の記録系に伝送するように
構成している。
【0020】上記の場合、原稿トレー15、分離ローラ
16a、搬送ローラ17a、排出ローラ18a及び光電
変換素子19は、それぞれ装置本体7に設けられてい
る。
【0021】操作部Dにおいて、前記モード切り換操
作、コピー操作、送信操作及びプリンタ操作等の操作を
行うが、各種操作に応じた複数のキーもしくはボタンが
設けられている(図1参照)。この操作部Dは、原稿読
取系Cにおける原稿搬送機構の上部に設けられており、
装置本体7に対して図3の矢印e方向に回動可能に構成
される。例えば読取系Cにおいて原稿が搬送不良を起こ
した場合、図中、点線のように回動させることにより、
容易にジャム解除を行い得る構成になっている。なお、
操作部Dの一方端側には送信・受信を行うための図示し
ない電話機のハンドセットが装備されている。
【0022】次に本発明装置について、更に具体的に説
明する。記録シート 記録シート2としては、普通紙やプラスチックシート等
及びその他の材質であって、インクを転写し得るものを
用いることが可能である。本実施例では、日本工業規格
B4サイズ又はA4サイズにカットされた普通紙を記録
シート2として用いる。そして記録シート2を載置した
給紙カセット1は、装置本体7の所定位置(図2の位
置)に収納される。
【0023】給紙部 給送ローラ3は、シリコンゴム等の摩擦係数の高い材質
から成るローラで、図2の矢印方向に回転することによ
り、例えば上段の給紙カセット1の最上部の記録シート
2を繰り出す。図示しない駆動源により給送ローラ3が
回転すると、給送ローラ3が記録シート2に接触するこ
とによって、最上部の記録シート2を1枚繰り出す。こ
の場合、記録シート2の左右の端部付近に備えられてい
るツメ4(図4)により、記録シート2の搬送が阻止さ
れ、上側に変形してループを描くように盛り上がる。こ
の状態で更に給送ローラ3によって送られると、その変
形した部分がはじけ、最上部の記録シート2だけ1枚確
実に分離される。この後、フィードローラ5a,5bへ
と送られた記録シート2は、これらのフィードローラ5
a,5bによって搬送される。
【0024】記録手段 記録手段は、搬送手段で搬送された記録シート2に対し
てインク像を記録するものである。この本発明装置にお
ける記録手段としては、記録ヘッドからインクを吐出し
て記録するインクジェット記録方式を用いている。即
ち、この記録ヘッドは微細な液体吐出口(オリフィ
ス)、液路及びこの液路の一部に設けられるエネルギ作
用部と、このエネルギ作用部における液体に作用させる
べき液滴形成エネルギを発生するためのエネルギ発生手
段とを備えている。
【0025】このようなエネルギを発生するエネルギ発
生手段としては、例えばピエゾ素子等の電気機械変換体
を用いた記録方法、もしくはレーザ等の電磁波を照射し
て発熱させ、該発熱による作用で液滴を吐出させるエネ
ルギ発生手段を用いた記録方式、或いは発熱抵抗体を有
する発熱素子等の電気変換体によって液体を加熱して液
体を吐出させるエネルギ発生手段を用いた記録方法等が
ある。
【0026】これらのうち、熱エネルギによって液体を
吐出させるインクジェット記録方式に用いられる記録ヘ
ッドは、記録用の液滴を吐出して吐出用液滴を形成する
ための液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列するこ
とができるため、高解像度の記録を行うことが可能であ
る。特に電気熱変換体をエネルギ発生手段として用いた
記録ヘッドは、コンパクト化も容易であり、且つ最近の
半導体分野における技術の進歩と信頼性の向上が著しい
IC技術やマイクロ加工技術の長所を十二分に活用する
ことができ、従って高密度実装化が容易であり、しかも
製造コストも安価なことから有利である。
【0027】本実施例では、記録ヘッドとインクタンク
を一体化したディスポーザブルタイプのインクジェット
カートリッジ9が用いられている。かかるインクジェッ
トカートリッジ9の先端部(オリフィス)に対向する位
置に、記録シート2を支持するためのプラテン20(図
5参照)が設けられている。なお、インクジェットカー
トリッジ9のインク量を検出し、その検出信号が後述す
る制御系に送出されるようになっている。
【0028】キャリッジ 図5は、記録部を示した斜視図である。図において、2
1はインクジェットカートリッジ9を搭載して、記録シ
ート2の幅方向に走査するキャリッジである。このキャ
リッジ21には、図示しない駆動源によって駆動される
プーリ22に掛け渡された無端ベルト状のタイミングベ
ルト23が連結している。このプーリ22を回転駆動さ
せることにより、キャリッジ21をガイドレール24に
沿って往復移動させることができる。
【0029】記録動作 次に、上述のように構成された記録装置の記録動作につ
いて説明する。記録動作を開始するコマンドがコンピュ
ータ等から与えられると、給送ローラ3が図2の矢印方
向に回転し始め、給紙カセット1に積載された記録シー
ト2を1枚づつ給紙する。記録動作は、キャリッジ21
が往復運動することにより行われる。記録終了後の記録
シート2は、排紙ローラ10a、拍車10b及び排出ロ
ーラ11a,11bにより挟持されながら搬送され、排
出後、積載される。
【0030】さて次に、本発明の特徴となっている本発
明装置の制御系について説明する。図6は、この制御系
のブロック図である。この制御系において、ファクシミ
リ装置の制御部30、装置全体に電力を供給する電源ユ
ニット40、モデム基板ユニット41、電話機を接続す
るNCU(Network Control Unit)基板ユニット42、
操作部Dから入力された内容等を表示する表示部43、
周辺コンピュータ44からのデータを得るためのプリン
タインタフェース45等が配置されている。
【0031】制御部30は、本装置全体の制御を行うC
PU31と、各種プログラムや各種データ等を格納した
ROM32と、CPU31のワークエリアとして使用さ
れると共に、記録枚数等の各種データの一時保存を行う
RAM33と、ファクシミリ装置とプリンタとの切り分
けを行う入出力切換インタフェース37等を有してい
る。また、34は画像データの各ラインのイメージを格
納するラインメモリであって、原稿の送信もししくはコ
ピーの場合は原稿読取系Cからの1ライン分のイメージ
データが格納され、画像データの受信の場合には複合さ
れた1ライン分のデータが格納される。そしてラインメ
モリ34に格納された画像データは、CPU31を通り
記録系制御コードを追加して、入出力切換インタフェー
ス37から記録系Bの有するCPUB1 に出力され、C
PUB1 が記録系制御コードを解読することによって、
画像記録が行われる。
【0032】更に図6において、35は送信する画像情
報をMH(Modified Huffman)符号化等のより符号化し
たり、受信した符号化画像データを復号化してイメージ
データに変換する符号化/復号化部である。36は送受
信された符号化画像データ及び記録紙やインクが無い場
合に、後述の代行受信した記録データを格納するバッフ
ァメモリである。
【0033】次に、この制御系においてプリント機能の
制御する場合について説明する。先ず周辺コンピュータ
44からのデータ及び記録系制御コードがプリンタイン
タフェース45を介して本装置に取り込まれる。これら
のデータ等は入出力切換インタフェース37から記録系
BのCPUB1 に出力され、CPUB1 が記録系制御コ
ードを解読することによって、プリント記録が行われ
る。このとき、制御部30のCPU31はプリント記録
の制御は行わないよう構成されている。こうすること
で、ファクシミリとプリンタとの切る分けを単純にして
いる。
【0034】次に、実際のファクシミリ画像を通信する
場合の動作について説明する。ところで、この種のファ
クシミリ装置では、画像を通信する前に予め通信手順等
を通信側と受信側とでお互いに認識する手順を踏んでい
る。このようにしないと通信速度が送信側及び受信側間
で一致しないため通信が正常に行われず、或いはまた受
信側の用意が整っていない状態で送信が始まってしまう
ことを防いでいる。かかる通信手順はプロトコルと呼ば
れるが、このプロトコルの中には送信画像がモノクロ画
像かカラー画像かを識別する信号が含まれている。
【0035】本実施例では、画像を受信して記録が開始
された後、記録紙が無くなったりインクが無くなったの
を検知した場合、その通信をその途中でエラー終了させ
ることなく、最後の通信ページまでバッファメモリ36
に記憶する。つまり代行受信が行われる。
【0036】ここで、従来行われている代行受信におけ
る一連の操作を説明する。図7に示されるように、先ず
記録動作を開始し(ステップS1)、記録紙及びインク
が無くなったかどうかを判断し(ステップS2及びS
3)。正常に記録された場合はバッファメモリ内の画像
データを消去して(ステップS4)、正常に終了する。
もし記録紙又はインクが無くなっていた場合は、操作部
に記録紙又はインクが無くなった旨の表示と、「代行受
信をしました」というメッセージを出力し(ステップS
5)、不図示の代行出力を行うボタンが押下られたかど
うかを判断するルーチンに入り(ステップS6)、ボタ
ンの押下を検知した場合は再び記録動作を開始する。記
録紙又はインクが補給された後にこのボタンが押された
場合は、当然のことながら正常に終了し、使用者は完全
な通信出力を得ることができる。
【0037】ところが、特に、カラー画像を得るために
インクを4色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラッ
ク)有している場合、例えばシアンのインクが無くなっ
て補給したとしても、ステップS3においてマゼンタの
インクが無くなった場合には再度、代行受信に入いる。
そしてこのマゼンタのインクを補給しても、更にその次
にイエローが無くなるというケースが起こる。極端な場
合インク色の数だけ、つまり4回連続でインク交換をし
なければならない。
【0038】さて本発明によれば、かかる不具合を改善
することができる。つまり、図8に示すように代行出力
を行うボタンが押下られると(ステップS6)、CPU
31は、操作部Dにて予めセットされ、或いはRAM3
3にプログラムされている代行受信出力用のインク色を
参照して、記録動作を行うインク色を単色に限定するス
テップS7が付加されている。代行出力時には、そのセ
ットした色でしか記録しないようにすることによって、
何回もインクの補給と代行出力を繰り返すことを防止し
ている。
【0039】本実施例では、例えば代行出力をすべてブ
ラックで行うように設定してあり、最も多い場合でも連
続2回、つまり例えばシアンのインクが無くなってブラ
ックで代行した場合に、更にそのブラックのインクが無
くなった場合、このとき2回のインク交換で済む。この
ような代行受信となる場合は、インクが無くなった場合
等の特殊なケースであり、その頻度が高くないので、代
行受信時のみブラック単色で記録しても実用上差し支え
ない。なお、このようなときでも正規のカラー画像で記
録したい場合にはステップS4でバッファメモリ内のデ
ータを消去する前に、そのデータ消去を行うかどうかを
入力するルーチンを設け、必要な場合にはカラー画像を
出力することを可能にすることもできる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
ラーファクシミリ装置において、被記録材や記録剤が無
くなった後に記憶手段に記憶されている画像を出力する
際等に、使用する記録剤の色を選択する手段を設けるこ
とにより、記録剤の補給を連続して行なわなければなら
ない不具合の発生を防止することができる。これにより
装置の操作性が向上し、確実な通信を行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の実施形態における
外観斜視図である。
【図2】本発明のファクシミリ装置の実施形態における
中央断面図である。
【図3】本発明のファクシミリ装置の実施形態における
全体構造説明図である。
【図4】本発明のファクシミリ装置に係る給紙カセット
の平面図である。
【図5】本発明のファクシミリ装置に係る記録部の斜視
図である。
【図6】本発明のファクシミリ装置の実施形態における
制御系のブロック図である。
【図7】従来のファクシミリ装置の作用を示すフローチ
ャートである。
【図8】本発明のファクシミリ装置の作用を示すフロー
チャートである。
【図9】従来のファクシミリ装置の外観図である。
【図10】従来のファクシミリ装置の中央断面図であ
る。
【符号の説明】
1 給紙カセット 2 記録シート 3 給送ローラ 4 ツメ 6 先端検出センサ 7 本体 8 プラテンローラ 9 インクジェットカートリッジ 10a 排紙ローラ 10b 拍車 13 原稿 15 原稿トレー 19 光電変換素子 20 プラテン 21 キャリッジ 22 プーリ 23 タイミングベルト 24 ガイドレール 30 制御部 31 CPU 32 ROM 33 RAM 37 入出力切換インターフェース 40 電源ユニット 41 モデム基板ユニット 42 NCU基板ユニット 43 表示部 44 周辺コンピュータ 45 プリンタインタフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 昌克 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 杉山 茂行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 大久保 明夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 永原 英明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー記録可能な記録部と、カラー画像
    の通信を行う通信手段を有するファクシミリ装置におい
    て、 カラー画像の画像データを記憶するデータ記憶手段と、
    カラー画像を単色で記録するためのいずれかの色を指定
    する記録色指定手段と、を備え、代行出力時、前記デー
    タ記憶手段内の画像データを、前記記録色指定手段によ
    って指定された色の記録材を用いて記録するようにした
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記記録部におけるカラー画像の記録の
    可否を判定する手段を有し、該判定手段によりカラー画
    像の記録が不可と判定された場合に前記記憶手段に記憶
    されている画像データの消去を行わず、該判定後の記録
    命令に応じて、前記記録色指定手段によって指令された
    色の記録材を用いて記録することを特徴とする請求項1
    に記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は前記記録材の有無を検出
    する手段及び被記録材の有無を検出する手段を有するこ
    とを特徴とする請求項2に記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 前記記録部は、記録剤として複数のイン
    クを備えると共に、各インクをインクジェット方式にて
    被記録材に噴射し得るように構成されていることを特徴
    とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
JP7247685A 1995-09-26 1995-09-26 ファクシミリ装置 Pending JPH0993442A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7770988B2 (en) 2005-01-25 2010-08-10 Seiko Epson Corporation Printing apparatus and printing method

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