JPH09314964A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH09314964A
JPH09314964A JP8161111A JP16111196A JPH09314964A JP H09314964 A JPH09314964 A JP H09314964A JP 8161111 A JP8161111 A JP 8161111A JP 16111196 A JP16111196 A JP 16111196A JP H09314964 A JPH09314964 A JP H09314964A
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recording
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JP8161111A
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Takeshi Mazaki
健 真崎
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はインクマークを検出するマーク検出手
段により記録紙の搬送をも検出して安価に適切な画像の
記録を行うファクシミリ装置を提供する。 【解決手段】記録紙の搬送を開始すると、S1センサが
記録紙表面の白色を検出するかチェックし、白レベルを
検出すると、記録紙の先端を検出したと判断して、イン
クマークの付加された画像データを印字ヘッドに転送し
て記録紙に記録させる。次に、S1センサがインクマー
クを検出すると、画像が適切に記録紙に記録されたと判
断して、画像データを画像メモリ部から消去する(ステ
ップS1〜S5)。S1センサがインクマークを検出し
ないと、インク切れ等が発生したと判断して、画像デー
タを画像メモリ部内に保持したまま、ディスプレイにイ
ンク切れ発生を表示させる(ステップS6、S7)。ス
テップS2で、S1センサが白レベルを検出しないと、
記録紙にジャムが発生したと判断して、画像の記録を行
うことなくディスプレイにジャム発生を表示させする
(ステップS8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
に関し、詳細には、記録手段としてインク噴射式記録部
を備えたファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インク噴射式記録部を備えた記録装置、
例えば、ファクシミリ装置やプリンタ等においては、従
来から装置を安価で小型なものとするために、一定量の
インクの収納されたインクカートリッジを交換可能に収
納して、インクカートリッジ内のインクの残量を検出
し、インクの残量が少なくなると、その旨をオペレータ
に通知するようになっている。そして、インク残量が少
なくなると、インクカートリッジにインクを補充する
か、インクカートリッジを交換することにより、記録を
行えるようになっている。
【0003】インク噴射式記録部を備えたファクシミリ
装置においては、従来、インク切れによる受信画像の未
記録を防止するために、所定のインクマークを記録紙に
記録して、当該インクマークを記録紙の搬送路上に設け
た反射型センサで検出して、インクの有無を判別してい
る。
【0004】また、従来、小型のファクシミリ装置にお
いては、記録紙の収納位置から記録部までの搬送路は短
く、記録時には、記録紙を収納位置から給紙して、記録
部近傍に配設されている記録紙検出センサにより、記録
紙の有無、記録紙の先端後端及び記録紙ジャムの発生等
の検出を行うことにより、センサの削減を図っている。
【0005】さらに、インク噴射式記録部を備えた記録
装置においては、記録紙が記録部まで搬送されない場合
や記録紙が斜行して搬送された場合に、記録紙が存在し
ない部分にインクを噴射してしまい、搬送路の機構部分
がインクにより汚され、次に搬送される記録紙の裏面に
インクが付着して、裏汚れが発生するという問題があっ
た。
【0006】そこで、従来、記録ヘッドによる記録位置
の搬送方向の上流側に、記録ヘッドの記録方向と平行に
延在する長尺のセンサを配設し、その方向における記録
紙の幅を連続的に検出して、その幅内でのみ記録が行わ
れるように記録ヘッドの動作を規制する画像記録装置が
提案されている(特開平5−96835号公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような公報記載の従来のインク噴射式記録部を備えた記
録装置にあっては、長尺のセンサを設けて、記録紙の存
在しない部分へのインクの噴射を防止しているため、長
尺のセンサを設ける必要があり、装置が大型化するとと
もに、コストが高くなるという問題があった。
【0008】すなわち、インク噴射式記録部を備えた記
録装置、特に、ファクシミリ装置においては、記録紙の
ジャムや斜行を適切に検出して、記録紙の存在しない部
分へのインクの噴射を防止すること、記録紙の搬送を検
出し、インクの噴射タイミングを設定して、適切な記録
を行うこと及びコストの低減化が要望されている。
【0009】そこで、請求項1記載の発明は、記録紙収
納位置から記録位置へ搬送される記録紙の画像記録領域
外の所定位置にインクマークを形成して、このインクマ
ークをマーク検出手段により検出して、インク切れの判
別を行うとともに、このマーク検出手段により記録紙の
先端を検出して、記録紙が記録位置まで搬送されたかど
うか判定し、インク噴射式記録手段による記録を制御す
ることにより、センサ数を削減しつつ、記録紙の搬送を
適切に判別して、記録紙のある部分に適切にインクを噴
射して画像を記録することのできる安価なファクシミリ
装置を提供することを目的としている。
【0010】請求項2記載の発明は、予め記録紙サイズ
が設定されると、記録紙に記録されたマークを検出する
マーク検出手段によりの記録紙の先端・後端を判別し
て、記録紙の搬送量から記録紙の長さを判定し、予め設
定された記録紙サイズと判定した記録紙サイズが異なる
と、警報発生手段により警報を発生させることにより、
受信画像が分割して記録紙に記録された場合等に、警報
を発生して、受信画像データを画像記憶手段に記憶して
おいて、記録紙サイズの違いにより画像が欠落したり、
分割記録された場合に、画像記憶手段に保持されている
画像データにより適切な画像の再現を行うことのできる
ファクシミリ装置を提供することを目的としている。
【0011】請求項3記載の発明は、画像データに応じ
て、記録紙両端部のいずれか一方あるいは両端部にイン
クマークを形成することにより、本来の画像データに影
響の少ない箇所にインクマークを形成して、記録画像の
品質を向上させることのできるファクシミリ装置を提供
することを目的としている。
【0012】請求項4記載の発明は、記録紙の両端部の
先端をマーク検出手段で検出して、当該マーク検出手段
の検出結果に基づいて記録紙が斜めに搬送されているか
どうかを判定して、インク噴射式記録手段による画像の
記録を制御するとともに、画像記憶手段の画像データの
削除を制御することにより、記録紙の搬送中の斜行を検
出すると、画像の印字を中断して、搬送路へのインクの
噴射を防止し、記録紙の裏汚れを防止するとともに、画
像記憶手段の画像データを保存したままにして、適切な
画像の再現を行うことのできるファクシミリ装置を提供
することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のフ
ァクシミリ装置は、画像データを記憶する画像記憶手段
と、前記画像記憶手段の前記画像データに基づいてイン
クを噴射口から噴射して記録紙に画像を記録するインク
噴射式記録手段と、前記インク噴射式記録手段に所定の
インクマークを前記記録紙の前記画像の記録領域外の所
定位置に記録させるインクマーク形成手段と、前記記録
紙の前記インクマークを検出するマーク検出手段と、前
記記録紙を所定の記録紙収納位置から前記インク噴射式
記録手段による前記画像の記録位置まで搬送するととも
に、当該画像の記録の行われた前記記録紙を搬送して所
定の記録紙スタックに排出する記録紙搬送手段と、前記
画像記録時、前記マーク検出手段の検出結果に基づいて
前記マーク検出手段による前記インクマークの検出の有
無により前記インク噴射式記録手段の前記インク切れの
有無を判定するとともに、前記画像記憶手段の前記画像
データを削除するかどうかを制御する制御手段と、を備
えたファクシミリ装置であって、前記マーク検出手段
は、前記記録紙の先端をも検出し、前記制御手段は、前
記マーク検出手段の検出結果に基づいて、前記記録紙が
前記記録位置に搬送されたか否かを判定して前記インク
噴射式記録手段による前記画像の記録を制御することに
より、上記目的を達成している。
【0014】上記構成によれば、記録紙収納位置から記
録位置へ搬送される記録紙の画像記録領域外の所定位置
にインクマークを形成して、このインクマークをマーク
検出手段により検出して、インク切れの判別を行うとと
もに、このマーク検出手段により記録紙の先端を検出し
て、記録紙が記録位置まで搬送されたかどうか判定し、
インク噴射式記録手段による記録を制御するので、セン
サ数を削減しつつ、記録紙の搬送を適切に判別すること
ができ、記録紙のある部分に適切にインクを噴射して画
像を記録することができるとともに、ファクシミリ装置
を安価なものとすることができる。
【0015】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記ファクシミリ装置は、前記画像の記録を行う
前記記録紙のサイズを設定する設定手段と、所定の警報
を発生する警報発生手段と、をさらに備え、前記マーク
検出手段は、搬送される前記記録紙の先端及び後端をも
検出し、前記制御手段は、前記マーク検出手段の前記記
録紙の先端及び後端の検出結果と前記記録紙搬送手段に
よる前記記録紙の搬送量から前記記録紙の長さを判定し
て、当該判定した前記記録紙の長さが前記設定手段で設
定された前記記録紙サイズと異なると、前記警報手段に
より警報を発生させるとともに、前記画像記憶手段の前
記画像データを削除するかどうかを制御するものであっ
てもよい。
【0016】上記構成によれば、予め記録紙サイズが設
定されると、記録紙に記録されたマークを検出するマー
ク検出手段によりの記録紙の先端・後端を判別して、記
録紙の搬送量から記録紙の長さを判定し、予め設定され
た記録紙サイズと判定した記録紙サイズが異なると、警
報発生手段により警報を発生させるので、受信画像が分
割して記録紙に記録された場合等に、警報を発生して、
受信画像データを画像記憶手段に記憶しておくことがで
き、記録紙サイズの違いにより画像が欠落したり、分割
記録された場合に、画像記憶手段に保持されている画像
データにより適切な画像の再現を行うことができる。
【0017】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記インクマーク形成手段は、前記記録紙の搬送方
向に対して直角方向両端部に前記インクマークを形成可
能であり、前記マーク検出手段は、前記記録紙の両端部
位置にそれぞれ設けられ、前記インクマーク形成手段で
形成された前記記録紙の両端部の前記インクマークを検
出可能であり、前記制御手段は、前記画像データに応じ
て、前記インクマーク形成手段により前記記録紙の両端
部のいずれか一方あるいは両端部に前記インクマークを
形成させるものであってもよい。
【0018】上記構成によれば、画像データに応じて、
記録紙両端部のいずれか一方あるいは両端部にインクマ
ークを形成するので、本来の画像データに影響の少ない
箇所にインクマークを形成することができ、記録画像の
品質を向上させることができる。
【0019】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記マーク検出手段は、前記記録紙の両端部位置に
それぞれ設けられており、前記制御手段は、前記マーク
検出手段の前記記録紙の両端部の先端の検出結果に基づ
いて前記記録紙が斜めに搬送されているかどうかを判定
して、前記インク噴射式記録手段による前記画像の記録
を制御するとともに、前記画像記憶手段の前記画像デー
タを削除するかどうかを制御するものであってもよい。
【0020】上記構成によれば、記録紙の両端部の先端
をマーク検出手段で検出して、当該マーク検出手段の検
出結果に基づいて記録紙が斜めに搬送されているかどう
かを判定して、インク噴射式記録手段による画像の記録
を制御するとともに、画像記憶手段の画像データの削除
を制御するので、記録紙の搬送中の斜行を検出すると、
画像の印字を中断して、搬送路へのインクの噴射を防止
することができ、記録紙の裏汚れを防止することができ
るとともに、画像記憶手段の画像データを保存したまま
にして、適切な画像の再現を行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0022】図1〜図5は、本発明のファクシミリ装置
の一実施の形態を適用したファクシミリ装置を示す図で
ある。図1は、本発明のファクシミリ装置の一実施の形
態を適用したファクシミリ装置1のブロック構成図であ
り、ファクシミリ装置1は、その記録部としてインク噴
射式記録部を備えたものである。
【0023】図1において、ファクシミリ装置1は、シ
ステム制御部2、画像メモリ部3、符号化・復号化部
4、通信制御部5、スキャナ部6、操作表示部7、イン
クマーク検出部8及び記録部9等を備えており、上記各
部は、バス10により接続されている。
【0024】記録部9は、図2に示すように、印字ヘッ
ド11、印字ヘッド11をタイミングベルト12を介し
て記録紙13の幅方向(主走査方向)に移動させるCR
モータ14、記録紙13を搬送するための搬送ローラ1
5、搬送ローラ15をギヤ16を介して回転駆動するL
Fモータ17及び記録紙13の幅方向両端部に設けられ
印字ヘッド11により記録紙13の幅方向端部に形成さ
れるインクマークを検出する検出センサ18、19を備
えている。
【0025】LFモータ17は、後述するシステム制御
部2の制御下で動作して、ギヤ16を介して搬送ローラ
15を回転させ、図示しない記録紙収納部(例えば、記
録紙載置台)から1枚ずつ送られてくる記録紙を記録位
置である印字ヘッド11位置に搬送するとともに、記録
の終了した記録紙を図外の記録紙スタックに排出する。
したがって、上記搬送ローラ15、ギヤ16及びLFモ
ータ17は、全体として記録紙13を記録紙収納位置か
ら印字ヘッド11による画像の記録位置まで搬送すると
ともに、当該画像の記録の行われた記録紙13を搬送し
て記録紙スタックに排出させる記録紙搬送手段として機
能する。LFモータ17は、ステップモータが利用され
ており、後述するシステム制御部2は、このLFモータ
17のステップ数により記録紙13の搬送量を算出す
る。
【0026】印字ヘッド(インク噴射式記録手段、イン
クマーク形成手段)11は、交換可能なインクカートリ
ッジと、所定ドット数、例えば、128ドット副走査方
向に配列された噴射口と、を有し、タイミングベルト1
2を介してCRモータ14により主走査方向に移動され
つつ、システム制御部2により画像メモリ部3から転送
されてくる画像データに基づいてインクカートリッジ内
のインクを噴射口から噴射して、副走査方向に搬送され
る記録紙13に画像を記録するとともに、記録紙13の
画像記録領域外の所定位置に適切な記録の有無(インク
の有無及び噴射口の目詰まりの有無等)を検出するため
のインクマークを記録する。CRモータ14は、システ
ム制御部2の制御下で動作して、印字ヘッド11を主走
査方向に移動させて、印字ヘッド11に印字動作(記録
動作)を行わせる。
【0027】上記検出センサ(マーク検出手段)18、
19は、全体として図1に示したインクマーク検出部8
を構成し、例えば、反射型フォトセンサ等が利用されて
いる。検出センサ18(以下、S1センサ18とい
う。)及び検出センサ19(以下、S2センサ19とい
う。)は、それぞれ印字ヘッド11近傍の記録紙搬送経
路の途中の記録紙13の幅方向両端部に設けられ、印字
ヘッド11により記録紙13の所定位置に印字されたイ
ンクマークの有無をインクマークの黒レベルを検出する
ことにより検出して、検出結果をシステム制御部2に出
力する。また、S1センサ18及びS2センサ19は、
記録紙13の白レベルと搬送路の黒レベルを検出するこ
とにより、記録紙13の先端及び後端を検出する。
【0028】システム制御部(制御手段)2は、CPU
(Central Processing Unit )、ROM(Read Only Me
mory)及びRAM(Random Access Memory)等を備え、
ROM内には、ファクシミリ装置1のシステムプログラ
ム及び後述する記録制御処理プログラム等の各種プログ
ラムが格納されているとともに、これらの各処理プログ
ラムを実行するのに必要な各種データ及びシステムデー
タ等が格納されている。特に、ROM内には、印字ヘッ
ド11により記録紙に記録させる所定のインクマークの
画像データが格納されている。システム制御部2は、そ
のROM内のプログラムに基づいて、RAMをワークメ
モリとして利用して、ファクシミリ装置1の各部を制御
し、ファクシミリ装置1としての基本処理を実行すると
ともに、後述するインクマークを画像メモリ部3の記録
対象の画像データに付加して、印字ヘッド11によりイ
ンクマークと画像を記録させ、当該インクマークの検出
結果に基づく記録制御処理を実行する。なお、上記イン
クマークは、ROMに格納されているものに限るもので
はなく、例えば、RAM等に格納されていてもよい。
【0029】画像メモリ部3は、RAMやハードディス
ク等で構成され、スキャナ部6により読み取られた送信
原稿の画像データを蓄積するとともに、受信した画像デ
ータを蓄積する。記録部9で記録に供される画像データ
は、全て一旦画像メモリ部3に蓄積され、画像メモリ部
3から記録部9に転送して、記録に供される。すなわ
ち、システム制御部2は、受信時、受信原稿の画像デー
タを全て一旦画像メモリ部3に蓄積した後、記録部9に
転送して、記録出力させ、記録出力が正常に終了したか
どうかに基づいて、画像メモリ部3に記憶させた画像デ
ータを、そのまま保持あるいは消去する。
【0030】そして、システム制御部2は、この画像メ
モリ部3内の画像データに、上記ROMのインクマーク
を付加し、このインクマークを付加した画像データを印
字ヘッド11に転送して、印字ヘッド11にインクマー
クを記録紙に記録出力させる。このとき、システム制御
部2は、当該インクマークを付加する画像データの内容
に応じて、あるいは、操作表示部7からの操作に応じ
て、当該画像データの記録紙13の幅方向の両端部のい
ずれか一方あるいは双方の位置にインクマークを付加す
る。したがって、上記印字ヘッド11、画像メモリ部3
及びシステム制御部2は、全体としてインクマークを記
録紙13の画像記録領域外の所定位置に記録させるイン
クマーク形成手段として機能する。
【0031】符号化・復号化部4は、画像データの画像
メモリ部3への蓄積の効率化及び伝送時間の短縮化を図
るためのものであり、所定の符号化方式に従って画像デ
ータを符号化し、また、符号化された画像データを復号
化する。
【0032】通信制御部5には、回線L、例えば、公衆
電話回線が接続され、通信制御部5は、相手ファクシミ
リ装置との間でファクシミリ制御信号を交換して、ファ
クシミリ通信手順を実行するとともに、網制御部やモデ
ム等を備え、その網制御部により、自動発・着呼処理を
行い、また、そのモデムにより、送・受信信号の変・復
調処理を行う。
【0033】スキャナ部6は、例えば、CCD(Charge
Coupled Device)を利用したイメージスキャナ等が利
用されており、一般に、ADF(自動原稿送り装置)を
備えている。ADFには、複数枚の原稿がセットされ、
ADFは、セットされた原稿を1枚ずつスキャナ部6の
原稿読取位置に送給する。スキャナ部6は、ADFから
搬送されてきた原稿を走査し、原稿の画像を所定の解像
度で読み取る。
【0034】操作表示部(設定手段、警報手段)7は、
テンキー、スタートキー、ストップキー及びファンクシ
ョンキー等の各種操作キーを備えるとともに、ディスプ
レイ(例えば、液晶ディスプレイ)を備えており、各操
作キーにより送信操作や記録命令操作等の各種命令、特
に、画像の記録を行わせる記録紙13のサイズ(設定サ
イズ)が入力され、ディスプレイには、操作キーから入
力された命令内容やファクシミリ装置1からオペレータ
に通知する各種情報、特に、記録動作において異常、例
えば、記録紙のジャムが発生した旨、記録紙の斜行が発
生した旨及びインクが無くなった旨等が表示される。
【0035】次に、本実施の形態の作用を説明する。フ
ァクシミリ装置1は、インクマークを検出するためのイ
ンクマーク検出部(S1センサ18、S2センサ19)
8の検出結果により、記録紙13の搬送を検出して、記
録動作を制御し、また、記録紙サイズを判定して、記録
動作を制御し、さらに、記録紙のジャムや斜行を判定し
て、記録動作を制御するところにその特徴がある。
【0036】まず、インクマーク検出部8の検出結果に
より記録紙の搬送を判別して、記録動作を制御する場合
の記録制御処理について、図3のフローチャートに基づ
いて、以下説明する。
【0037】システム制御部2は、記録開始指示がある
と、LFモータ17の駆動を開始して、記録紙収納部か
ら1枚ずつ送られてくる記録紙13をさらに印字ヘッド
11の記録位置に搬送し(ステップS1)、S1センサ
18が白レベル、すなわち、記録紙13の表面の白色を
検出するかチェックする(ステップS2)。
【0038】ステップS2で、S1センサ18が白レベ
ルを検出すると、システム制御部2は、記録紙13の先
端を検出したと判断して、さらに所定量搬送させた後、
インクマークの付加された画像データを画像メモリ部3
から印字ヘッド11に転送して、インクマーク及び画像
データを記録紙に記録出力(印字)させ(ステップS
3)、S1センサ18がインクマークを検出するかどう
かチェックする(ステップS4)。
【0039】ステップS4で、S1センサ18がインク
マークを検出すると、システム制御部2は、1ページ分
の記録対象の画像データが適切に記録紙13に記録出力
されたと判断して、当該記録の完了した画像データを画
像メモリ部3から消去して、処理を終了する(ステップ
S5)。
【0040】ステップS4で、S1センサ18がインク
マークを検出しないときには、システム制御部2は、イ
ンク切れあるいは印字ヘッドの目詰まりが発生したと判
断して、画像データを画像メモリ部13内に保持し(ス
テップS6)、操作表示部7のディスプレイにインク切
れが発生した旨を表示させて処理を終了する(ステップ
S7)。
【0041】また、ステップS2で、S1センサ18が
白レベルを検出しないときには、システム制御部2は、
記録紙13の搬送途中でジャムが発生したと判断して、
印字ヘッド11による記録動作を行うことなく、操作表
示部7のディスプレイに、記録紙ジャムが発生した旨を
表示させ、処理を終了する(ステップS8)。
【0042】したがって、記録紙収納位置から記録位置
へ搬送される記録紙13の画像記録領域外の所定位置に
インクマークを形成して、このインクマークをマーク検
出手段であるS1センサ18により検出し、このS1セ
ンサ18の検出結果に基づいてインク切れの発生を検出
するとともに、記録紙13が記録位置まで搬送されたか
どうか、判定して、印字ヘッド11による記録を制御す
ることができ、センサ数を削減しつつ、記録紙13の搬
送を適切に判別して、記録紙13のある部分に適切にイ
ンクを噴射して画像を記録することができる。その結
果、少ないセンサにより適切にインクマークの検出と、
記録紙13の搬送を検出することができ、ファクシミリ
装置1を安価なものとすることができる。
【0043】また、インクマークを画像データに付加す
るに際して、システム制御部2は、当該インクマークを
付加する画像データの内容に応じて、あるいは、操作表
示部7からの操作に応じて、当該画像データの記録紙1
3の幅方向の両端部のいずれか一方あるいは双方の位置
にインクマークを付加するので、記録紙13への画像の
記録品質を向上させることができる。
【0044】さらに、インク切れが発生した場合及び記
録紙13のジャムが発生した場合には、画像メモリ部3
に画像データを保存しておくので、この画像メモリ部3
内の画像データにより、インクを補充、交換あるいはジ
ャムの解消された記録部9により、再度、記録紙13に
画像を適切に記録することができる。
【0045】次に、予め設定された記録紙サイズと記録
した画像のサイズを比較して、画像メモリ部3内の画像
データの消去を行うかどうかの制御を行う記録紙サイズ
検出記録制御処理について、図4のフローチャートに基
づいて、以下説明する。
【0046】図4において、システム制御部2は、記録
開始指示があると、LFモータ17の駆動を開始して、
記録紙収納部から1枚ずつ送られてくる記録紙13をさ
らに印字ヘッド11の記録位置に搬送し(ステップS1
1)、S1センサ18が白レベル、すなわち、記録紙1
3の表面の白色を検出するのを待つ(ステップS2)。
【0047】ステップS2でS1センサ18が白レベル
を検出すると、システム制御部2は、記録紙13の先端
を検出したと判断して、LFモータ17のステップ数を
システム制御部2のRAMのカウンタ領域を使用してカ
ウントを開始するとともに、所定量搬送させた後、イン
クマークの付加された画像データを画像メモリ部3から
印字ヘッド11に転送して、インクマーク及び画像デー
タを記録紙13に記録出力(印字)させ(ステップS1
3)、S1センサ18が記録紙13の後端を検出したか
どうかチェックする(ステップS14)。この記録紙1
3の後端の検出は、S1センサ18の検出レベルが、記
録紙13の白レベルから搬送路の黒レベルに変化するか
どうかにより行う。すなわち、S1センサ18がインク
マークの黒レベルを検出した後、再び一定期間白レベル
を検出すると、インクマークと判断することができ、そ
の後、黒レベルが検出され、当該黒レベルが継続する
と、当該白レベルと黒レベルの変化点が記録紙13の後
端であると判定することができる。
【0048】ステップS14で、S1センサ18が記録
紙13の後端を検出しないときには、ステップS13に
戻って、画像の記録を行いつつ、LFモータ17のステ
ップ数のカウントを行い、S1センサ18が記録紙13
の後端を検出するかチェックする(ステップS13、S
14)。
【0049】ステップS14で、S1センサ18が記録
紙13の後端を検出すると、システム制御部2は、上記
ステップ数のカウント数が予め設定されている記録紙サ
イズのカウント数(設定値)より大きいかどうかチェッ
クする(ステップS15)。すなわち、ファクシミリ装
置1のオペレータは、受信画像を記録させたい記録紙サ
イズを操作表示部7のキー操作により設定し、この設定
された記録紙サイズがシステム制御部2のRAMに設定
されている。システム制御部2は、この設定された記録
紙サイズに対応する設定カウント数と上記画像の記録時
にカウントしたカウント数とを比較して、カウント数が
設定カウント数より多いと、画像を設定された記録紙サ
イズ内で適切に記録されたと判断し、画像メモリ部3内
の当該記録の完了した画像データを消去して、処理を終
了する(ステップS16)。
【0050】上記ステップS15で、カウント数が設定
カウント数よりも小さいと、システム制御部2は、1ペ
ージ分の画像が分割されて記録紙13に記録されたと判
断して、画像データを画像メモリ部13内に保持したま
ま(ステップS17)、操作表示部7のディスプレイに
設定された記録紙サイズの記録紙13内に1ページ分の
画像データを記録されなかった旨、すなわち、設定サイ
ズに画像データが記録されなかった旨を表示させて処理
を終了する(ステップS18)。
【0051】したがって、インクマークを検出するため
のS1センサ18により記録紙13の先端と後端を検出
し、記録紙13のサイズを検出するとともに、この検出
した記録紙13のサイズを操作表示部7で設定された記
録紙サイズと比較して、画像データが分割されることな
く適切に記録されたか判断して、その結果を操作表示部
7のディスプレイに表示するとともに、適切に記録され
なかったときには、画像メモリ3内の画像データを消去
しないで保存することができる。その結果、画像メモリ
3内に保存されている画像データを、縮小したり、ある
いは、サイズの大きい記録紙13を記録紙収納部にセッ
トして、画像を分割することなく、記録出力させること
ができ、ファクシミリ装置1の利用性を向上させること
ができる。
【0052】なお、上記図4の処理において、ステップ
S12で、S1センサ18が記録紙13の先端を検出し
なかったときには、上記図3の場合と同様に、記録動作
を停止して、記録紙ジャム発生の表示を操作表示部7の
ディスプレイに行うようにしてもよい。
【0053】また、図4においては、インクマークの検
出処理を示していないが、図4の処理においても、ステ
ップS15で、カウント数が設定値より大きい場合であ
っても、S1センサ18がインクマークを検出するかど
うかにより、画像メモリ部3内の画像データの消去を行
うかどうかの処理を、図3のステップS4からステップ
S7の場合と同様に行う。
【0054】したがって、インク切れが発生した場合
に、画像データが画像メモリ部3から消去されてしまう
ことを防止することができ、必要な情報を確実に記録紙
13に記録させることができる。
【0055】なお、上記第1及び第2の実施の形態にお
いては、S1センサ18によりインクマーク及び記録紙
13の先端や後端の検出を行っているが、S2センサ1
9により検出するようにしてもよいし、インクマークの
検出と記録紙13の先端や後端の検出をS1センサ18
とS2センサ19で分けて行ってもよい。
【0056】また、上記第1及び第2の実施の形態で
は、検出センサとしては、S1センサ18とS2センサ
19のいずれか一方のみが設けられていれば十分であ
る。
【0057】次に、S1センサ18とS2センサ19に
より記録紙13の斜行の有無を検出して、記録動作を制
御する場合について、図5のフローチャートに基づい
て、以下説明する。
【0058】図5において、システム制御部2は、記録
開始指示があると、LFモータ17の駆動を開始して、
記録紙収納部から1枚ずつ送られてくる記録紙13をさ
らに印字ヘッド11の記録位置に搬送し(ステップS2
1)、S1センサ18あるいはS2センサ19が記録紙
13の先端、すなわち、白レベルを検出するのを待つ
(ステップS22)。
【0059】ステップS22で、S1センサ18あるい
はS2センサ19が白レベルを検出すると、システム制
御部2は、記録紙13の先端を検出したと判断して、シ
ステム制御部2のRAMのカウンタ領域を使用して、L
Fモータ17のステップ数のカウントを開始し(ステッ
プS23)、先に記録紙13の先端を検出したS1セン
サ18あるいはS2センサ19と反対のS2センサ19
あるいはS1センサ18が記録紙13の先端を検出した
かどうかチェックする(ステップS24)。
【0060】ステップS24で、S2センサ19あるい
はS1センサ18が記録紙13の先端を検出しないとき
には、システム制御部2は、ステップS23に戻って、
LFモータのステップ数のカウントを継続し(ステップ
S23)、再度、記録紙13の先端を検出したかチェッ
クする(ステップS24)。
【0061】ステップS24で、S2センサ19あるい
はS1センサ18が記録紙13の先端を検出すると、上
記カウントしたステップ数(ステップカウント数)が予
め設定されているカウント値t1以下であるかどうかチ
ェックする(ステップS25)。なお、このカウント値
t1は、予めシステム制御部2内のROMあるいはRA
Mに記録紙13の斜行(記録紙13が斜めに搬送される
現象)の発生を判別するカウント数として設定されてい
る。
【0062】ステップS25で、上記カウントしたステ
ップ数がカウント値t1以下であると、システム制御部
2は、記録紙13の搬送に斜行は発生していないと判断
して、所定量搬送させた後、インクマークの付加された
画像データを画像メモリ部3から印字ヘッド11に転送
して、インクマーク及び画像データを記録紙に記録出力
する上記図3の場合と同様の記録処理を行い、処理を終
了する(ステップS26)。
【0063】ステップS25で、上記カウントしたステ
ップ数がカウント値t1を越えていると、システム制御
部2は、記録紙13の搬送に斜行が発生したと判断し
て、記録動作を停止させ、画像データを画像メモリ部1
3内に保持したまま、操作表示部7のディスプレイに記
録紙13の搬送に斜行やジャムが発生した旨を表示させ
て処理を終了する(ステップS27)。
【0064】したがって、インクマークを検出するため
のS1センサ18とS2センサ19により記録紙13の
両端部の先端を検出して、記録紙13の搬送に斜行が発
生したかどうかを判別し、記録紙13の搬送に斜行が発
生すると、操作表示部7のディスプレイにその旨を表示
するとともに、画像メモリ3内の画像データを消去しな
いで保存することができる。その結果、記録紙13の存
在しない部分に印字ヘッド11からインクを噴射して、
搬送路を汚し、次の記録紙13の裏面を汚すという裏汚
れが発生するのを防止することができるとともに、画像
メモリ3内に保存されている画像データにより、次の記
録紙13に適切に画像を記録することができ、ファクシ
ミリ装置1の利用性を向上させることができる。
【0065】なお、上記図5の処理において、ステップ
S22で、S1センサ18あるいはS2センサ19が記
録紙13の先端を検出しなかったときには、上記図3の
場合と同様に、記録動作を停止して、記録紙ジャム表示
を操作表示部7のディスプレイに行うようにしてもよ
い。
【0066】また、図5においては、インクマークの検
出処理を示していないが、図5の処理においても、ステ
ップS15で、カウント数が設定値より大きい場合であ
っても、S1センサ18がインクマークを検出するかど
うかにより、画像メモリ部3内の画像データの消去を行
うかどうかの処理を、図3のステップS4からステップ
S7の場合と同様に行う。
【0067】したがって、インク切れが発生した場合
に、画像データが画像メモリ部3から消去されてしまう
ことを防止することができ、必要な情報を確実に記録紙
13に記録させることができる。
【0068】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0069】例えば、上記実施の形態においては、ジャ
ムや斜行が発生した旨の警報を発生する警報発生手段と
して、操作表示部のディスプレイを用いて表示出力して
いるが、警報発生手段としては、これに限るものではな
く、例えば、音声によりその旨の警報を発生してもよい
し、また、ランプ等の点灯によりその旨の警報を発生す
るようにしてもよい。
【0070】
【発明の効果】請求項1記載の発明のファクシミリ装置
によれば、記録紙収納位置から記録位置へ搬送される記
録紙の画像記録領域外の所定位置にインクマークを形成
して、このインクマークをマーク検出手段により検出し
て、インク切れの判別を行うとともに、このマーク検出
手段により記録紙の先端を検出して、記録紙が記録位置
まで搬送されたかどうか判定し、インク噴射式記録手段
による記録を制御するので、センサ数を削減しつつ、記
録紙の搬送を適切に判別することができ、記録紙のある
部分に適切にインクを噴射して画像を記録することがで
きるとともに、ファクシミリ装置を安価なものとするこ
とができる。
【0071】請求項2記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、予め記録紙サイズが設定されると、記録紙に記
録されたマークを検出するマーク検出手段によりの記録
紙の先端・後端を判別して、記録紙の搬送量から記録紙
の長さを判定し、予め設定された記録紙サイズと判定し
た記録紙サイズが異なると、警報発生手段により警報を
発生させるので、受信画像が分割して記録紙に記録され
た場合等に、警報を発生して、受信画像データを画像記
憶手段に記憶しておくことができ、記録紙サイズの違い
により画像が欠落したり、分割記録された場合に、画像
記憶手段に保持されている画像データにより適切な画像
の再現を行うことができる。
【0072】請求項3記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、画像データに応じて、記録紙両端部のいずれか
一方あるいは両端部にインクマークを形成するので、本
来の画像データに影響の少ない箇所にインクマークを形
成することができ、記録画像の品質を向上させることが
できる。
【0073】請求項4記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、記録紙の両端部の先端をマーク検出手段で検出
して、当該マーク検出手段の検出結果に基づいて記録紙
が斜めに搬送されているかどうかを判定して、インク噴
射式記録手段による画像の記録を制御するとともに、画
像記憶手段の画像データの削除を制御するので、記録紙
の搬送中の斜行を検出すると、画像の印字を中断して、
搬送路へのインクの噴射を防止することができ、記録紙
の裏汚れを防止することができるとともに、画像記憶手
段の画像データを保存したままにして、適切な画像の再
現を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の一実施の形態を適
用したファクシミリ装置の回路ブロック図。
【図2】図1のファクシミリ装置の記録部の要部上面
図。
【図3】図1のファクシミリ装置による記録制御処理を
示すフローチャート。
【図4】図1のファクシミリ装置による記録紙サイズ検
出記録制御処理を示すフローチャート。
【図5】図1のファクシミリ装置による記録紙斜行検出
記録制御処理を示すフローチャート。
【符号の説明】 1 ファクシミリ装置 2 システム制御部 3 画像メモリ部 4 符号化・復号化部 5 通信制御部 6 スキャナ部 7 操作表示部 8 インクマーク検出部 9 記録部 10 バス 11 印字ヘッド 12 タイミングベルト 13 記録紙 14 CRモータ 15 搬送ローラ 16 ギヤ 17 LFモータ 18 S1センサ(検出センサ) 19 S2センサ(検出センサ)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/23 101 B41J 3/04 101Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データを記憶する画像記憶手段と、前
    記画像記憶手段の前記画像データに基づいてインクを噴
    射口から噴射して記録紙に画像を記録するインク噴射式
    記録手段と、前記インク噴射式記録手段に所定のインク
    マークを前記記録紙の前記画像の記録領域外の所定位置
    に記録させるインクマーク形成手段と、前記記録紙の前
    記インクマークを検出するマーク検出手段と、前記記録
    紙を所定の記録紙収納位置から前記インク噴射式記録手
    段による前記画像の記録位置まで搬送するとともに、当
    該画像の記録の行われた前記記録紙を搬送して所定の記
    録紙スタックに排出する記録紙搬送手段と、前記画像記
    録時、前記マーク検出手段の検出結果に基づいて前記マ
    ーク検出手段による前記インクマークの検出の有無によ
    り前記インク噴射式記録手段の前記インク切れの有無を
    判定するとともに、前記画像記憶手段の前記画像データ
    を削除するかどうかを制御する制御手段と、を備えたフ
    ァクシミリ装置であって、前記マーク検出手段は、前記
    記録紙の先端をも検出し、前記制御手段は、前記マーク
    検出手段の検出結果に基づいて、前記記録紙が前記記録
    位置に搬送されたか否かを判定して前記インク噴射式記
    録手段による前記画像の記録を制御することを特徴とす
    るファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】前記ファクシミリ装置は、前記画像の記録
    を行う前記記録紙のサイズを設定する設定手段と、所定
    の警報を発生する警報発生手段と、をさらに備え、前記
    マーク検出手段は、搬送される前記記録紙の先端及び後
    端をも検出し、前記制御手段は、前記マーク検出手段の
    前記記録紙の先端及び後端の検出結果と前記記録紙搬送
    手段による前記記録紙の搬送量から前記記録紙の長さを
    判定して、当該判定した前記記録紙の長さが前記設定手
    段で設定された前記記録紙サイズと異なると、前記警報
    手段により警報を発生させるとともに、前記画像記憶手
    段の前記画像データを削除するかどうかを制御すること
    を特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】前記インクマーク形成手段は、前記記録紙
    の搬送方向に対して直角方向両端部に前記インクマーク
    を形成可能であり、前記マーク検出手段は、前記記録紙
    の両端部位置にそれぞれ設けられ、前記インクマーク形
    成手段で形成された前記記録紙の両端部の前記インクマ
    ークを検出可能であり、前記制御手段は、前記画像デー
    タに応じて、前記インクマーク形成手段により前記記録
    紙の両端部のいずれか一方あるいは両端部に前記インク
    マークを形成させることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】前記マーク検出手段は、前記記録紙の両端
    部位置にそれぞれ設けられており、前記制御手段は、前
    記マーク検出手段の前記記録紙の両端部の先端の検出結
    果に基づいて前記記録紙が斜めに搬送されているかどう
    かを判定して、前記インク噴射式記録手段による前記画
    像の記録を制御するとともに、前記画像記憶手段の前記
    画像データを削除するかどうかを制御することを特徴と
    する請求項1から請求項3のいずれかに記載のファクシ
    ミリ装置。
JP8161111A 1996-05-31 1996-05-31 ファクシミリ装置 Pending JPH09314964A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6137586A (en) * 1997-07-14 2000-10-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Transmission device capable of automatically erasing unnecessary data from memory
US6163384A (en) * 1997-07-14 2000-12-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Transmission device capable of coping with external light intruding in the same
US6195170B1 (en) * 1997-06-07 2001-02-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Facsimile apparatus that detects print failure to retain data in memory
JP2015032893A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 キヤノン株式会社 画像形成装置

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