JP2007130880A - インクジェットプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】インクの消耗を抑制し、且つ、印字不良発生時の不都合を抑制できるインクジェットプリンタを提供すること。
【解決手段】多機能周辺装置1によれば、印字結果を許容するとの応答があるまでの間、ファクシミリデータが失われないので、許容できる印字結果を確実に得ることができる。従来のファクシミリ装置では、印字後、ファクシミリデータが消去されていたので、印字結果が視認に耐えないものであると、再印字するために、送信元に再度ファクシミリデータを送ってもらわねばならなかったのである。また、パージ処理を実行しないことに起因して印字不良が発生したとしても、それほど不都合はないため、使用者は、印字結果を確認し印字不良に気が付いた後で、パージ処理を実行すれば良い。その結果、パージ処理の実行回数が抑制され、インクの消耗が抑制される。
【選択図】図4

Description

本発明はインクジェットプリンタに関し、特に、インクの消耗を抑制し、且つ、印字不良発生時の不都合を抑制することができるインクジェットプリンタに関するものである。
従来、複数個のインク吐出口が形成された印字ヘッドからインクを吐出して、記録用紙に印字を行うインクジェットプリンタが実用化されている。このインクジェットプリンタでは、印字ヘッドの使用中に内部に気泡が発生したり、インク吐出口の表面にインクや微少なゴミが付着するなどして、インクの吐出不良を起こすことがある。また、プリンタを長時間使用せずに放置した場合にも、インク吐出口にインク詰まりが生じ、吐出不良を起こしてしまう。吐出不良のある状態で印字を行うと、印字不良を起こすので、かかる場合には、良好な吐出状態に回復させるため、パージ処理が行われる。このパージ処理は、例えば、印字ヘッドに吸引キャップを被せて密閉した後、ポンプにより負圧を発生させて印字ヘッド内部のインクを吸引したり、ノズルからインクを予備吐出することにより実行される。かかるパージ処理を実行することにより、インクの吐出状態を回復することができるのである(例えば、特許文献1参照)。かかるパージ処理は、例えば、使用者が印字結果を確認し印字不良に気が付いた場合に、手動操作により実行される。そして、使用者は、パージ処理を実行した後、印字の実行をやり直す。
特開平11−78068号公報
しかしながら、上述のタイミングでパージ処理を行うと、最低でも一回の印字不良が発生することとなる。その印字不良が使用に耐えないものである場合、その印字結果は廃棄されるため、記録用紙が無駄になるという問題点があった。
さらに、使用者が印字不良に気づき、印字の実行をやり直そうとする時点においては、印字データが既に失われているために、種々の不都合が発生するという問題点があった。例えば、インクジェットプリンタにおいては、パーソナルコンピュータから送信されたデータがメモリに格納される。そして、そのメモリに格納されたデータに基づく印字が完了した後はそのデータは不要であるため、メモリを有効に利用するために消去される。すなわち、使用者が印字不良に気づいた時点においては、メモリに格納されたデータは既に消去されている。よって、使用者は、再度、インクジェットプリンタへデータを送信するためにパーソナルコンピュータの設置位置に戻り、データ送信後はインクジェットプリンタまで取りに行かなければならず、使用者の作業負担、操作負担が大きくなる。
このような問題点は、他のファクシミリ装置からのファクシミリデータを受信するファクシミリ機能を有するインクジェットプリンタにおいて特に顕著となる。すなわち、ファクシミリ機能を有するインクジェットプリンタにおいては、受信したファクシミリデータを印字した後、そのファクシミリデータはメモリから消去される。したがって、使用者が印字不良に気が付いた時点においては、受信したファクシミリデータは既に失われているため、再出力が不可能である。よって、ファクシミリデータの送信元に連絡をとり、再度ファクシミリデータを送信してもらわねばならないという不都合が発生する。
このような問題点を解決するために、所定時間毎に自動的にパージ処理を実行するインクジェットプリンタが提案されている。このようにすれば、印字不良が発生するよりも前にパージ処理が自動的に実行されるので、印字不良の発生が抑制される。しかしながら、印字不良発生前に自動的にパージ処理を行うこととすると、使用者が印字不良を許容できる状態においてもパージ処理が実行される。使用者がパージ処理を不要と考える場合(すなわち、印字不良を許容できる場合)においてもパージ処理を実行すると、パージ処理の回数が必然的に増加する。上述の通り、パージ処理はインクの吐出または吸引により、ノズルのインク吐出状態を回復するものであるため、パージ処理の回数の増加はインクの不用意な消耗に繋がるという問題点があった。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、インクの消耗を抑制し、且つ、印字不良発生時の不都合を抑制できるインクジェットプリンタを提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載のインクジェットプリンタは、1又は複数個のインク吐出口を備え、そのインク吐出口からインクを吐出することにより印字媒体に対して印字する印字ヘッドと、入力される印字データを記憶する印字データ記憶手段と、その印字データ記憶手段に記憶される印字データに基づいて前記印字ヘッドによる印字を実行する印字実行手段と、前記印字ヘッドのインク吐出口からインクを吐出させ又は吸引してインクの吐出状態を回復させるメンテナンス手段とを備えたものであって、前記メンテナンス手段によるインク吐出状態回復動作の要否を判断するメンテナンス要否判断手段と、前記メンテナンス要否判断手段によりインク吐出状態回復動作要と判断された場合、前記印字実行手段により実行された印字結果を許容するか否かを問い合わせる印字結果問い合わせ手段とを備え、前記印字データ記憶手段は、少なくとも、前記印字結果問い合わせ手段による問い合わせに対し印字結果を許容するとの応答があるか、または前記印字結果問い合わせ手段による問い合わせの後に前記メンテナンス手段によりインク吐出状態回復動作が実行され且つ前記印字実行手段による印字が再実行されるまでの間、前記印字データを記憶するものである。
請求項2記載のインクジェットプリンタは、請求項1記載のインクジェットプリンタにおいて、前記印字結果問い合わせ手段による問い合わせに対し、印字結果を許容しないとの応答があった場合、前記メンテナンス手段によるインク吐出状態回復動作を実行するメンテナンス実行手段を備える。
請求項3記載のインクジェットプリンタは、請求項2記載のインクジェットプリンタにおいて、前記印字実行手段は、前記メンテナンス実行手段によるインク吐出状態回復動作の実行後、前記印字データ記憶手段に記憶される印字データに基づく印字を再実行し、前記印字結果問い合わせ手段は、前記印字実行手段による印字の再実行後、印字結果を許容するか否かについての問い合わせを再実行するものであり、前記印字データ記憶手段は、少なくとも、前記印字結果問い合わせ手段による問い合わせに対し印字結果を許容するとの応答があるまでの間、前記印字データを記憶するものである。
請求項4記載のインクジェットプリンタは、入力される印字データを記憶する印字データ記憶手段と、1又は複数個のインク吐出口を備え、前記印字データ記憶手段に記憶される印字データに基づいて前記インク吐出口からインクを吐出することにより印字媒体に対して印字する印字ヘッドと、その印字ヘッドのインク吐出口からインクを吐出させ又は吸引してインクの吐出状態を回復させるメンテナンス手段とを備えたものであって、前記メンテナンス手段によるインク吐出状態回復動作の要否を判断するメンテナンス要否判断手段と、前記メンテナンス要否判断手段によりインク吐出状態回復動作要と判断された場合、前記印字データ記憶手段に記憶される印字データに基づく印字の一部分を実行する一部分印字実行手段と、前記一部分印字実行手段により印字された印字結果を許容するか否かを問い合わせる印字結果問い合わせ手段と、前記印字結果問い合わせ手段による問い合わせに対し、印字結果を許容するとの応答があった場合、前記印字データ記憶手段に記憶される印字データに基づく印字のうち、前記一部分印字実行手段において印字が実行されていない未印字部分の印字を実行する残り印字実行手段とを備える。
請求項5記載のインクジェットプリンタは、請求項4記載のインクジェットプリンタにおいて、前記印字結果問い合わせ手段による問い合わせに対し、印字結果を許容しないとの応答があった場合、前記メンテナンス手段によるインク吐出状態回復動作を実行するメンテナンス実行手段を備える。
請求項6記載のインクジェットプリンタは、請求項5記載のインクジェットプリンタにおいて、前記メンテナンス実行手段によるインク吐出状態回復動作の実行後、前記一部分印字実行手段により既に印字が実行された一部分および前記一部分印字実行手段において印字が実行されていない未印字部分の印字を実行する再印字実行手段とを備える。
請求項7記載のインクジェットプリンタは、請求項6記載のインクジェットプリンタにおいて、前記印字データ記憶手段は、少なくとも、前記残り印字実行手段または前記再印字実行手段により未印字部分の印字の実行がされるまで、印字データを記憶するものである。
請求項1記載のインクジェットプリンタによれば、メンテナンス要否判断手段によりインク吐出状態回復動作要と判断された場合、印字結果問い合わせ手段により、印字実行手段により実行された印字結果を許容するか否かを問い合わせる。そして、少なくとも、前記印字結果問い合わせ手段による問い合わせに対し印字結果を許容するとの応答があるか、または前記印字結果問い合わせ手段による問い合わせの後に前記メンテナンス手段によるインク吐出状態回復動作が実行され且つ前記印字実行手段による印字が再実行されるまでの間、印字データ記憶手段に印字データが記憶される。したがって、メンテナンス要否判断手段によりインク吐出状態回復動作要であると判断される状況であるにも関わらず、メンテナンス手段によるインク吐出状態回復動作が実行されないことに起因して、印字不良が発生する場合においても、使用者がその印字結果を許容できると判断し応答するか、或いは、メンテナンス手段によるインク吐出状態回復動作が実行され且つ印字実行手段による印字が再実行されるまでの間、印字データが失われない。よって印字不良が発生したとしても、使用者が許容できる程度のものであるか、或いは、インク吐出状態回復動作実行後に再度印字された印字結果を得ることができるので、印字不良発生時の不都合を抑制できるという効果がある。特に、インクジェットプリンタがファクシミリ機能を有し、受信したファクシミリデータ(印字データ)を印字するものである場合、印字不良が発生したとしても、その印字結果を許容するとの応答があるか、インク吐出状態回復動作が実行され且つ印字が再実行されるまでの間、印字データが失われないので、許容できる印字結果を確実に得ることができるという効果がある。従来のファクシミリ装置では、印字後、ファクシミリデータが消去されていたので、印字結果が視認に耐えないものであると、再印字するために、送信元に再度ファクシミリデータを送ってもらわねばならなかったのである。
また、上述のように、印字不良時の不都合が抑制されるため、使用者は、印字不良に気が付いた後で、インク吐出状態回復動作を実行すれば良い。その結果、インク吐出状態回復動作の実行回数が抑制され、インクの消耗が抑制されるという効果がある。
請求項2記載のインクジェットプリンタによれば、請求項1記載のインクヘットプリンタの奏する効果に加え、前記印字結果問い合わせ手段による問い合わせに対し、印字結果を許容しないとの応答があった場合、メンテナンス実行手段により、メンテナンス手段によるインク吐出状態回復動作が実行されるので、許容できない印字不良が発生した場合においても、使用者にかかる作業負担や操作負担が抑制されるという効果がある。
請求項3記載のインクジェットプリンタによれば、請求項2記載のインクジェットプリンタの奏する効果に加え、メンテナンス実行手段によるインク吐出状態回復動作の実行後、印字実行手段により、印字データ記憶手段に記憶される印字データに基づく印字が再実行され、前記印字実行手段による印字の再実行後は、印字結果問い合わせ手段により、印字結果を許容するか否かについての問い合わせが再実行される。よって、印字不良が発生した場合においても、印字を再度実行するなどの操作負担が使用者にかかることが抑制されるという効果がある。また、印字実行手段により印字が再実行され、印字結果を許容するとの応答があるまで、印字データ記憶手段には印字データが記憶されるので、使用者が許容できる程度の印字結果が確実に得られるという効果がある。
請求項4記載のインクジェットプリンタによれば、メンテナンス要否判断手段によりインク吐出状態回復動作要と判断された場合、一部分印字実行手段により、印字データ記憶手段に記憶される印字データに基づく印字の一部分が実行され、前記一部分印字実行手段により印字された印字結果を許容するか否かについて、印字結果問い合わせ手段により問い合わせがされる。そして、前記印字結果問い合わせ手段による問い合わせに対し、印字結果を許容するとの応答があった場合、前記印字データ記憶手段に記憶される印字データに基づく印字のうち、前記一部分印字実行手段において印字が実行されていない未印字部分の印字が残り印字実行手段により実行される。すなわち、印字結果を判断するために、印字の一部分が実行され、その印字結果が許容される場合に残りの印字が実行されるので、メンテナンス手段によるインク吐出状態回復動作が実行されないことに起因して、許容できない程度の印字不良が発生する場合であっても、印字媒体の無駄な消費を抑制することができるという効果がある。なお、インク吐出状態回復動作が実行されないことに起因して印字不良が発生する場合、その印字不良は、印字開始時に最も見出され易い。よって、印字の一部分を実行し、その一部分に基づいて、印字結果全体を許容できるか否かを判断できるのである。
また、上述のように、印字不良発生時の不都合が抑制されるので、使用者は、印字不良に気が付いた後で、インク吐出状態回復動作を実行すれば良い。その結果、インク吐出状態回復動作の実行回数が抑制され、インクの消耗が抑制されるという効果がある。
請求項5記載のインクジェットプリンタによれば、請求項4記載のインクジェットプリンタの奏する効果に加え、前記印字結果問い合わせ手段による問い合わせに対し、印字結果を許容しないとの応答があった場合、メンテナンス実行手段により、前記メンテナンス手段によるインク吐出状態回復動作が実行されるので、許容できない印字不良が発生した場合においても、使用者にかかる作業負担や操作負担が抑制されるという効果がある。
請求項6記載のインクジェットプリンタによれば、請求項5記載のインクジェットプリンタの奏する効果に加え、前記メンテナンス実行手段によるインク吐出状態回復動作の実行後、前記一部分印字実行手段により既に印字が実行された一部分および前記一部分印字実行手段において印字が実行されていない未印字部分の印字が、再印字実行手段により実行される。よって、一部分印字実行手段により最初に印字が実行された一部分の印字結果が許容できない場合であっても、再印字実行手段により、その一部分および未印字部分の印字が実行されるので、使用者が許容できる程度の印字結果が確実に得られるという効果がある。
請求項7記載のインクジェットプリンタによれば、請求項6記載のインクジェットプリンタの奏する効果に加え、前記印字データ記憶手段には、少なくとも、前記残り印字実行手段または前記再印字実行手段により未印字部分の印字の実行がされるまで、印字データが記憶されるので、印字不良が発生したとしても、使用者が許容できる程度のものであるか、或いは、インク吐出状態回復動作実行後に再度印字された印字結果を得ることができる。よって、印字不良発生時の不都合を抑制できるという効果がある。特に、インクジェットプリンタがファクシミリ機能を有し、受信したファクシミリデータ(印字データ)を印字するものである場合、印字不良が発生したとしても、その印字結果を許容するとの応答があるか、インク吐出状態回復動作が実行され且つ印字が再実行されるまでの間、印字データが失われないので、許容できる印字結果を確実に得ることができるという効果がある。従来のファクシミリ装置では、印字後、ファクシミリデータが消去されていたので、印字結果が視認に耐えないものであると、再印字するために、送信元に再度ファクシミリデータを送ってもらわねばならなかったのである。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の第一実施例である多機能周辺装置1の斜視図である。この多機能周辺装置1は、ファクシミリ機能、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、及び、ビデオプリンタ機能などの各種の機能を備えており、これらの機能の実行時に行われる印字のために、フルカラー印字が可能なインクジェットプリンタ26を搭載している。
図1に示すように、多機能周辺装置1の装置本体2は箱状体に形成され、その上面前部には操作パネル3が配設されている。操作パネル3には、「0」〜「9」の数字ボタン3aや、スタートボタン3bのなどの各種のボタンが設けられており、これらのボタンを押下することにより、各種の操作が行われる。後述する現在時刻の初期設定も、操作パネル3上の各ボタンを操作することにより行われる。操作パネル3の後部には、液晶(LCD)ディスプレイ6が設けられ、多機能周辺装置1の設定状態や各種の操作メッセージなどが必要に応じて表示される。なお、多機能周辺装置1が待機状態にある場合には、操作パネル3を介して設定された現在時刻が、このLCDディスプレイ6に表示される。
LCDディスプレイ6の後部には、ファクシミリ機能時に相手ファクシミリ装置51(図3参照)へ送信されるファクシミリ原稿や、コピー機能時に複写されるコピー原稿が、積層載置可能な原稿載置部4が設けられている。この原稿載置部4に載置された各種の原稿は、装置本体2内部へ搬送され、スキャナ19によって、その原稿の表面に描かれた画像が読み取られる。画像の読み取られた原稿は、更に搬送され、操作パネル3の下方に設けられた原稿排出部9へ積層可能に排出される。
原稿載置部4の後部には、カセット挿嵌部5が設けられている。このカセット挿嵌部5には、複数枚の記録用紙Pを積層収納可能な用紙カセットが着脱可能に取り付けられる(図示せず)。記録用紙Pは、カセット挿嵌部5に装着された用紙カセットから供給され、後述するインクジェットプリンタ26によって印字に使用された後、原稿排出部9の下方に設けられた記録紙排出部10から排出される。記録紙排出部10の右下方部には、隣接してビデオ信号入力端子7が設けられている。このビデオ信号入力端子7に接続されたビデオカメラ等から出力されるビデオ信号(画像データ)は、多機能周辺装置1の内部へ取り込まれ、フルカラー印字可能なインクジェットプリンタ26によってフルカラーで印字される。
図2は、多機能周辺装置1の装置本体2内部に収納されるインクジェットプリンタ26の斜視図である。このインクジェットプリンタ26は、印字ヘッド65を矢印A及び反矢印A方向へ移動させて印字を行うシリアルプリンタである。
インクジェットプリンタ26のフレーム63には、記録用紙Pを搬送するためのプラテンローラ61が回転可能に取着されており、このプラテンローラ61と平行にガイドロッド62がフレーム63に固着されている。ガイドロッド62上には、印字ヘッド65を搭載したキャリッジ66が記録用紙Pの搬送方向と直交する方向に移動可能に支持されている。このキャリッジ66は、フレーム63の一側に設けられたキャリッジモータ67によって回転される駆動プーリ68と従動プーリ69間に掛け渡されたベルト70を介して、ガイドロッド62に沿ってプラテンローラ61と平行に移動される。
キャリッジ66に搭載される印字ヘッド65は、4色のインクタンク65a〜65dを備えており、各インクタンク65a〜65dには、図2の左から順に、ブラック、シアン、マゼンダ、イエローの4色のインクが充填されている。これら4色のインクは、印字ヘッド65に設けられた複数個のノズル(インク吐出口)から吐出され、記録用紙Pにフルカラーの印字が行われる。各インクタンク65a〜65dはそれぞれ個別に着脱可能にされており、インクの不足したインクタンク65a〜65dのみを個別に取り替えることができるように構成されている。
フレーム63の他側(図2の左側)には、インクの吐出状態を回復させる回復機構71が設けられている。回復機構71は、印字ヘッド65の全ノズルを一度に密閉する吸引キャップ72を備え、その吸引キャップ72の裏面には、該吸引キャップ72を印字ヘッド65の方向へ突出させる突出部材73が取着されている。突出部材73の一端は、円弧状に形成された突出レバー74の表面に当接され、かかる突出レバー74が図2の状態から矢印B方向へ移動されると、突出部材73とともに吸引キャップ72が印字ヘッド65の方向へ突出される。よって、キャリッジ66を図2の一点鎖線の位置へ移動した後、突出レバー74を矢印B方向へ移動させることにより、吸引キャップ72を印字ヘッド65のノズル部分に被せて密閉することができる。多機能周辺装置1の電源OFFが指示されると、吸引キャップ72が印字ヘッド65のノズル部分に被せられ密閉されるので、ノズル内のインクの乾燥が防止される。
この突出レバー74の矢印B及び反矢印B方向への移動は、モータ75により回転されるカム体76によって行われる。このカム体76の回転は、図示しない吸引ポンプをも駆動する。吸引ポンプは、吸引キャップ72の非吸引面に接続された吸引チューブ77を介して吸引動作を行うものであり、印字ヘッド65に吸引キャップ72が被せられた状態で吸引ポンプが作動されると、印字ヘッド65のノズルからインクが吸引され、インクの吐出状態が回復される。
図3は、多機能周辺装置1の電気的構成を示したブロック図である。多機能周辺装置1は、ファクシミリユニットFUおよびプリンタユニットPUの2つのユニットがインターフェイス30により相互に接続されて形成されている。ファクシミリユニットFUは、CPU11、ROM12、RAM13、EEPROM14、ネットワーク・コントロール・ユニット(以下、「NCU」と称する)15、モデム16、符号器17、復号器18、スキャナ19、操作パネル3、LCDディスプレイ6、ビデオ信号入力端子7、原稿センサ8、計時回路28を備えており、これらはファクシミリ制御回路20を介して相互に接続されている。
CPU11は、NCU15を介して送受信される各種の信号に基づいて、ファクシミリ制御回路20に接続された各部を制御し、ファクシミリ動作などを実行するものである。ROM12は、この多機能周辺装置1で実行される各種の制御プログラムなどを記憶する書換不能なメモリであり、RAM13は各種のデータを記憶するための書換可能なメモリである。EEPROM14は書換可能な不揮発性のメモリであり、このEEPROM14に記憶されたデータは、多機能周辺装置1の電源オフ後も保持される。EEPROM14にはパージ時刻メモリ14a、ファクシミリデータメモリ14bが設けられる。パージ時刻メモリ14aには前回行われたパージ処理(インク吐出状態回復動作)の時刻(日付けを含む)が記憶される。
ファクシミリデータメモリ14bには、相手ファクシミリ装置51から受信され、複合器18により復号化されたファクシミリデータ(請求項の印字データに相当)が記憶される。なお、図4を参照して後述するように、パージ処理を実行しなくても印字不良が発生するおそれがない場合、ファクシミリデータメモリ14bに格納されたファクシミリデータは、インクジェットプリンタ26によって記録紙に印字された後に、このファクシミリデータメモリ14bから消去される。ファクシミリデータが印字されることを条件にそのファクシミリデータを消去しているので、ファクシミリデータメモリ14bを有効に使用することができる。一方、パージ処理が必要であって、パージ処理を非実行とすると印字不良が発生するおそれがある場合、ファクシミリデータは、インクジェットプリンタ26によって記録紙に印字された後も、このファクシミリデータメモリ14bにおいて消去されず、記憶が維持される。
NCU15は電話網(電話回線52)に対するダイヤル信号の送出や、電話網(電話回線52)からの呼出信号の応答等の動作を行うものである。モデム16は、NCU15を介して、画像データを変調及び復調し、相手ファクシミリ装置51へ伝送すると共に、伝送制御用の各種手順信号を送受信するためのものである。符号器17は、スキャナ19により読み取られた原稿の画像データなどを圧縮するために符号化するものであり、復号器18は、受信されたファクシミリデータなどの符号化されたデータを復号化するものである。復号化されたファクシミリデータは、ファクシミリデータメモリ14bに格納される。スキャナ19は、原稿載置部4から装置内部へ挿入された原稿の画像を読み取るためのものである。原稿センサ8は、原稿載置部4に原稿が載置されているか否か、即ち、原稿の有無を検出するセンサである。
計時回路28は現在時刻(日付けを含む)を計時する回路であり、多機能周辺装置1の電源オフ後も現在時刻の計時を継続するために、駆動用の電池28aを備えている。この計時回路28への現在時刻の初期設定は、操作パネル3を介して行われる。計時回路28により計時される現在時刻は、多機能周辺装置1の待機時、即ち、各動作機能の停止時に、LCDディスプレイ6に出力されて時計表示が行われる。また、この計時回路28の現在時刻はパージ処理の実行後に、プリンタユニットPUによって読み出されて、EEPROM14のパージ時刻メモリ14aに書き込まれる。
なお、ファクシミリユニットFUは、NCU15、電話回線52を介して、相手ファクシミリ装置51と接続されている。
プリンタユニットPUは、演算装置であるCPU21と、図4のフローチャートに示す印字処理を始め、CPU21により実行される制御プログラム等を記憶するROM22と、CPU21の実行時に参照および更新される各種のワークメモリや印字用のデータを記憶するプリントメモリ等を備えたRAM23と、主装置としてのパーソナルコンピュータ(以下「PC」と称す)53が接続されるパソコン用インターフェイス24と、印字用の文字等のベクトルフォントを記憶するキャラクタジェネレータ(以下「CG」と称す)25と、前記したインクジェットプリンタ26と、画像メモリ29とを備えている。これらはプリンタ制御回路27を介して相互に接続されている。なお、図3においては、インクジェットプリンタの構成として、印字ヘッド65およびモータ75のみを図示し、他の構成の図示は省略する。また、パソコン用インターフェイス24は、例えば、セントロニクス規格に準拠したパラレルインターフェイスであり、多機能周辺装置1は、このインターフェイス24に接続されたケーブル54を介して、PC53とデータの送受信が可能にされている。
画像メモリ29は通信履歴、画像データ及び印字のためのビットイメージを記憶するためのメモリであり、安価な大容量メモリであるダイナミックRAM(DRAM)により構成されている。受信された画像データは、一旦画像メモリ29に記憶され、インクジェットプリンタ26によって記録紙に印字された後に、この画像メモリ29から消去される。一般に画像データは大容量であるが、画像データが印字されることを条件にその画像データを消去しているので、画像メモリ29を有効に使用することができる。
次に、上記のように構成された多機能周辺装置1で実行されるファクシミリデータ印字処理について、図4を参照して説明する。図4は、多機能周辺装置1で実行されるファクシミリデータ印字処理を示すフローチャートである。なお、ファクシミリデータ印字処理は、ファクシミリデータを印字する場合に実行される処理である。
まず、ファクシミリデータを受信したか否かを判断する(S2)。ファクシミリデータを受信していない場合(S2:No)、S2の処理を繰り返す。なお、ファクシミリデータを受信した場合は、そのファクシミリデータは、複合器18により復号化され、ファクシミリデータメモリ14bに記憶される。
ファクシミリデータを受信すると(S2:Yes)、次に、パージ処理を必要とする所定の条件が成立したか否かを判断し、パージ処理の要否を判断する(S4〜S10)。具体的には、計時回路28から読み出した現在時刻が、パージ時刻メモリ14aから読み出した値(すなわち、前回パージ処理を実行した時刻)から所定時間、たとえば20日を経過しておらず(S4:No)、電源ON時には吸引キャップ72が印字ヘッド65のノズル部分に被せられ密閉されており(S6:No)、前回の印字時において紙づまりが発生しておらず(S8:No)、前回のパージ処理が正常に実行された場合(S10:No)、パージ処理が不要と判断される。よって、受信したファクシミリデータに基づく印字を実行し(S12)、印字後、ファクシミリデータメモリ14bからファクシミリデータを消去する(S14)。なお、S12における印字は、先頭の1ページ目から最終ページまで、すなわち全ページを印字するものである。
一方、計時回路28から読み出した現在時刻が、パージ時刻メモリ14aから読み出した値(すなわち、前回パージ処理を実行した時刻)から所定時間、たとえば20日以上経過している場合(S4:Yes)、前回パージ処理から現在までの間にノズル部分におけるインクやゴミの付着が進行していることが予想されるので、パージ処理が必要であると判断され、S16の処理に移行する。
また、電源ON時に、吸引キャップ72が印字ヘッド65のノズル部分に被せられていなかった場合(S6:Yes)、印字ヘッド65のノズル部分においてインクが乾燥し付着していることが予想されるので、パージ処理が必要であると判断され、S16の処理に移行する。なお、電源ON時に吸引キャップ72による印字ヘッド65のキャッピングがされていなかった場合でも、電源ON後、1または複数回のパージ処理を実行することにより、パージ処理が不要となったと判断できる場合には、このステップS6はスキップするように構成しても良い。
また、前回の印字時において紙づまりが発生した場合(S8:Yes)、印字ヘッド65に記録用紙Pが接触するなどして、ノズル部分にインクが付着していることが予想されるので、パージ処理が必要であると判断され、S16の処理に移行する。
また、前回のパージ処理が途中で終了した場合、すなわち、例えばパージ処理の最中で使用者が電源をオフするなどして、パージ処理が正常に終了できなかった場合、パージ処理が必要であるとして、S16の処理に移行する。
上述のように、パージ処理を必要とする所定の条件が成立したことに基づいて、パージ処理が必要であると判断されると、次に、「新着FAX有り」とのメッセージを、LCDディスプレイ6に表示させる(S16)。これにより、印字すべきファクシミリデータがあることを使用者に通知することができる。
次に、印字実行が指示されたか否かを判断する(S18)。印字実行が指示さない場合(S18:No)、S16の処理に戻るが、印字実行が指示されると(S18:Yes)、例えば、「パージして下さい」など、パージ処理を勧めるメッセージをLCDディスプレイ6に表示させる(S20)。このようにすれば、パージ処理を実行すべきタイミングの到来が使用者に報知されるので、パージ処理を実行しない場合には印字不良発生の可能性があることを使用者に通知することができる。
次に、パージ処理の実行が使用者により指示されたか否かを判断する(S22)。具体的には、操作パネル3において、パージ処理実行指示に相当する所定のキー操作が行われたか否かを判断する。使用者が印字不良の発生をおそれ、パージ処理を指示した場合(S22:Yes)、印字ヘッド65のノズルからインクを吸引し、インクの吐出状態を回復するパージ処理を実行する(S24)。パージ処理の実行後は、計時回路28により計時される現在時刻をパージ時刻メモリ14aに書き込んで(S26)、パージ処理を行った時刻(前回パージ時刻)を更新する。
そして、ファクシミリデータメモリ14bに記憶されたファクシミリデータに基づく印字を実行する(S28)。ここで、S28の処理における印字は、ファクシミリデータの全て、すなわち1ページ目から最終ページ目までの印字を実行するものである。なお、この場合、印字前にパージ処理が実行されているので(S24)、印字不良発生の可能性は極めて低く、使用者が満足できる(許容できる)印字結果が得られる可能性が高い。
一方、S20の処理において、LCDディスプレイ6においてパージ処理を勧めるメッセージが表示されたのにも関わらず、パージ処理の実行を使用者が指示しない場合がある。上述のように、パージ処理はインクを吸引する処理であるため、インクの消耗を早めるからである。また、印字結果の用途や内容を考慮したとき、使用者が印字不良を許容できると判断する場合があるからである。パージ処理の実行が使用者により指示されなかった場合(S22:No)、パージ処理を実行せずにファクシミリデータの印字を実行する(S28)。パージ処理不実行のために印字不良発生の可能性があるが、使用者に対して予め通知しているにも関わらず、パージ処理を不実行としていることから、使用者自身が、ある程度までは印字不良を許容すると考えている状況であるので、印字不良発生による不都合は少ない。
次に、「印字結果はきれいですか?」などのメッセージをLCDディスプレイ6に表示させ、印字結果を許容するか否かを使用者に問い合わせる(S30)。問い合わせに対し、操作パネル3において使用者が所定の操作をすることにより、例えば「きれい」と応答する、すなわち、印字結果を許容すると応答すると(S32:Yes)、ファクシミリデータメモリ14bからファクシミリデータを消去し(S34)、S2の処理に戻る。
一方、問い合わせに対し、操作パネル3において使用者が所定の操作をすることにより、例えば「きれいではない」と応答する、すなわち、印字結果を許容しないと応答すると(S32:No)、パージ処理を実行する(S24)。このように、使用者が印字結果を許容しないと応答した場合には、パージ処理が自動的に実行されるので、使用者にかかる操作負担が抑制される。
そして、パージ時刻メモリ14aに記憶されたパージ処理実行時間を更新し(S26)、ファクシミリデータに基づく印字を再実行し(S28)、その印字の再実行後、印字結果を許容するか否か(印字結果がきれいか否か)についての問い合わせを再実行する(S30)。そして、S24〜S30の処理を順次繰り返し、使用者により、印字結果を許容するとの応答が得られると、ファクシミリデータメモリ14aからファクシミリデータを消去し(S34)、S2の処理に戻る。インクの吐出状態が極めて悪い場合には、1回のパージ処理では満足できる(許容できる)印字結果が得られないおそれがあるが、第1実施例のファクシミリデータ印字処理によれば、使用者が許容できる印字結果が得られるまで、パージ処理が繰り返し実行されるので、使用者が許容できる程度の印字結果が確実に得られる。
第1実施例の多機能周辺装置1によれば、印字結果を許容するとの応答があるまでの間、ファクシミリデータが失われないので、許容できる印字結果を確実に得ることができる。従来のファクシミリ装置では、印字後、ファクシミリデータが消去されていたので、印字結果が視認に耐えないものであると、再印字するために、送信元に再度ファクシミリデータを送ってもらわねばならなかったのである。
また、上述のように、パージ処理を実行しないことに起因して印字不良が発生したとしても、それほど不都合はないため、使用者は、印字結果を確認し印字不良に気が付いた後で、パージ処理を実行すれば良い。その結果、パージ処理の実行回数が抑制され、インクの消耗が抑制される。
次に、図5を参照して、多機能周辺装置1における制御の第2実施例について説明する。上記した第1実施例では、ファクシミリデータに基づいて、全ページ分の印字が行われ、その印字結果に基づいて印字結果を許容するか否かが判断されていた。この第2実施例においては、まず、ファクシミリデータに基づいて1ページ分の印字が実行され、その印字結果に基づいて印字結果を許容するか否かが判断される。また、第1実施例では、印字結果を許容しないとの応答があった場合、印字結果を許容するとの応答があるまで、印字の再実行が繰り返されていたが、第2実施例では、印字結果を許容しないとの応答があった場合、パージ処理を実行し、その後1回のみ印字の再実行をする。さらに、第1実施例では、印字結果を許容するとの応答があるまで、ファクシミリデータメモリ14bにおけるファクシミリデータの記憶が維持されていたが、第2実施例では、全ページの印字がされるまで、ファクシミリデータメモリ14bにおけるファクシミリデータの記憶が維持される。なお、この第2実施例において、上記した第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図5は、第2実施例のファクシミリデータ印字処理を示すフローチャートである。第2実施例のファクシミリデータ印字処理では、第1実施例のファクシミリデータ印字処理S24〜S34の処理に代えて、S222〜S238の処理が設けられる以外は、上記した第1実施例のファクシミリデータ印字処理(図4参照)と同じである。
具体的には、第2実施例のファクシミリデータ印字処理では、パージ処理を勧める表示がLCDディスプレイ6に表示された後(S20)、パージ処理の実行が使用者により指示されたか否かを判断する(S22)。そして、使用者が印字不良の発生をおそれ、パージ処理を指示した場合(S22:Yes)、印字ヘッド65のノズルからインクを吸引し、インクの吐出状態を回復するパージ処理を実行する(S232)。パージ処理の実行後は、計時回路28により計時される現在時刻をパージ時刻メモリ14aに書き込んで(S234)、パージ処理を行った時刻(前回パージ時刻)を更新する。
そして、ファクシミリデータメモリ14bに記憶されたファクシミリデータに基づく印字を、先頭の1ページ目から最終ページ目まで実行する(S236)。なお、この場合、印字前にパージ処理が実行されているので(S232)、印字不良発生の可能性は極めて低く、使用者が満足できる(許容できる)印字結果が得られる可能性が高い。したがって、ファクシミリデータメモリ14bからファクシミリデータを消去し(S238)、S2の処理に戻る。
一方、パージ処理の実行が使用者により指示されなかった場合(S22:No)、パージ処理を実行せずにファクシミリデータの印字を実行する(S222)。なお、このS222の処理においては、パージ処理不実行による印字不良発生の可能性があるため、ファクシミリデータに基づく印字のうち、先頭の1ページ分のみの印字を実行する。
次に、「印字結果はきれいですか?」などのメッセージをLCDディスプレイ6に表示させ、印字結果を許容するか否かを使用者に問い合わせる(S224)。問い合わせに対し、操作パネル3において使用者が所定の操作をすることにより、例えば「きれい」と応答する、すなわち、印字結果を許容すると応答すると(S228:Yes)、ファクシミリデータに基づく印字のうち、S222の処理において印字が実行されていない未印刷部分である2ページ目から最終ページ目までの印字を実行する(S230)。すなわち、S22の処理において先頭の1ページ目の印字が完了し、その印字結果が許容できるものであったので、2ページ目から最終ページ目までの印字を続けて実行する。このようにすれば、S222の処理における印字結果と、S230の処理における印字結果とを合わせて、全ページ分について満足できる(許容できる)印字結果が得られるので、ファクシミリデータメモリ14bからファクシミリデータを消去し(S238)、S2の処理に戻る。
一方、問い合わせに対し、操作パネル3において使用者が所定の操作をすることにより、例えば「きれいではない」と応答する、すなわち、印字結果を許容しないと応答すると(S228:No)、パージ処理を実行する(S232)。このように、使用者が印字結果を許容しないと応答した場合には、パージ処理が自動的に実行されるので、使用者にかかる操作負担が抑制される。そして、パージ時刻メモリ14aに記憶されたパージ処理実行時間を更新する(S234)。
次に、ファクシミリデータメモリ14bに記憶されたファクシミリデータに基づく印字を、先頭の1ページ目から最終ページ目まで実行する(S236)。なお、この場合、印字前にパージ処理が実行されているので(S232)、印字不良発生の可能性は極めて低く、満足できる(許容できる)印字結果が得られる可能性が高い。したがって、ファクシミリデータメモリ14bからファクシミリデータを消去し(S238)、S2の処理に戻る。また、S222の処理において印字された、先頭の1ページ分の印字結果が許容できない場合であっても、S236の処理においては、ファクシミリデータに基づく印字が、先頭の1ページ目から最終ページ目まで実行されるので、全ページについて許容できる印字結果が得られる。
第2実施例のファクシミリデータ印字処理によれば、印字結果を判断するために、先頭の1ページ分のみの印字が実行され、その印字結果が許容される場合に残りの印字が実行されるので、パージ処理が実行されないことに起因して、許容できない程度の印字不良が発生する場合であっても、記録用紙Pの無駄な消費を抑制することができる。
また、上述のように、パージ処理を実行しないことに起因して印字不良が発生したとしても、無駄になる記録用紙Pは1ページ分のみであるため、使用者は、印字不良に気が付いた後で、パージ処理を実行すれば良い。その結果、パージ処理の実行回数が抑制され、インクの消耗が抑制される。
また、S230の処理、またはS236の処理により未印字部分である2ページ目から最終ページ目までの印字の実行がされるまで、ファクシミリデータメモリ14bにおけるファクシミリデータの記憶が維持されるので、印字不良が発生したとしても、使用者が許容できる程度のものであるか、或いは、パージ処理実行後に再度印字された印字結果を確実に得ることができるので、印字不良発生時の不都合を抑制できる。
なお、上述した第1実施例および第2実施例では、ファクシミリデータを印字する場合についてのみ説明したが、プリンタ機能、コピー機能など、インクジェットプリンタ26を用いて印字を実行する他の機能による印字の際にも本発明を適用することができる。
次に、図6を参照して、多機能周辺装置1の制御の第3実施例である、プリンタまたはコピー印字処理を説明する。図6は、第3実施例のプリンタまたはコピー印字処理を説明するフローチャートである。第1実施例および第2実施例として説明したファクシミリデータ印字処理が、ファクシミリデータを印字する場合に実行される処理であったのに対し、第3実施例のプリンタまたはコピー印字処理は、PC53から入力されたデータを印字する場合、またはスキャナ19により読み取られた画像データを印字する場合に実行される処理である。
なお、PC53から入力されたデータは例えばビットイメージに変換されて画像メモリ29に格納され、スキャナ19により読み取られた画像データは画像メモリ29に格納される。(画像メモリ29に格納されるこれらのビットイメージおよび画像データを、以下印字データと称する)。そして、パージ処理を実行しなくても印字不良が発生するおそれがない場合、画像メモリ29に格納された印字データは、インクジェットプリンタ26によって記録紙に印字された後に、この画像メモリ29から消去される。一方、パージ処理が必要であって、パージ処理を非実行とすると印字不良が発生するおそれがある場合、印字データは、インクジェットプリンタ26によって記録紙に印字された後も、この画像メモリ29において消去されず、記憶が維持されるものとして説明する。
図6に示すように、まず、PCプリントまたはコピーが指示されたか否かを判断する(S72)。PCプリントまたはコピーのいずれも指示されていない場合(S72:No)、S72の処理を繰り返す。なお、PCプリントまたはコピーが指示された場合は、その印字データは、画像メモリ29に格納される。
PCプリントまたはコピーが指示されると(S72:Yes)、次に、パージ処理を必要とする所定の条件が成立したか否かを判断し、パージ処理の要否を判断する。なお、パージ処理を必要とする所定の条件が成立したか否かを判断するS74からS80の処理については、第1実施例において説明したS4からS10の処理(図4参照)と同一であるため、ここでは説明を省略する。パージ処理が不要と判断された場合(S80:No)、画像メモリ29に記憶される印字データに基づく印字を実行する(S82)。なお、S82における印字は、先頭の1ページ目から最終ページまで、すなわち全ページを印字するものである。S82の処理により全ページについて印字がされた後、画像メモリ29から印字データを消去する(S84)。
一方、S74からS80の判断のいずれかが肯定されることにより、パージ処理が必要であると判断されると、印字データの印字を実行する(S86)。なお、このS86の処理においては、印字データに基づく印字のうち、先頭の1ページ分のみの印字を実行する。
次に、「印字結果はきれいですか?」などのメッセージをLCDディスプレイ6に表示させ、印字結果を許容するか否かを使用者に問い合わせる(S88)。問い合わせに対し、使用者が操作パネル3において所定の操作をすることにより、例えば「きれい」と応答する、すなわち、印字結果を許容すると応答すると(S90:Yes)、印字データに基づく印字のうち、S86の処理において印字が実行されていない未印刷部分である2ページ目から最終ページ目までの印字を実行する(S92)。すなわち、S86の処理において先頭の1ページ目の印字が完了し、その印字結果が許容できるものであったので、2ページ目から最終ページ目までの印字を続けて実行する。このようにすれば、S86の処理における印字結果と、S92の処理における印字結果とを合わせて、全ページ分について満足できる(許容できる)印字結果が得られるので、画像メモリ29から印字データを消去し(S100)、S72の処理に戻る。
一方、問い合わせに対し、使用者が操作パネル3において所定の操作をすることにより、例えば「きれいではない」と応答する、すなわち、印字結果を許容しないと応答すると(S90:No)、パージ処理を実行する(S94)。このように、使用者が印字結果を許容しないと応答した場合には、パージ処理が自動的に実行されるので、使用者にかかる操作負担が抑制される。そして、パージ時刻メモリ14aに記憶されたパージ処理実行時間を更新する(S96)。
次に、画像メモリ29に記憶された印字データに基づく印字を、先頭の1ページ目から最終ページ目まで実行する(S98)。なお、この場合、印字前にパージ処理が実行されているので(S94)、印字不良発生の可能性は極めて低く、満足できる(許容できる)印字結果が得られる可能性が高い。したがって、画像メモリ29から印字データを消去し(S100)、S72の処理に戻る。また、S86の処理において印字された、先頭の1ページ分の印字結果が許容できない場合であっても、S98の処理においては、印字データに基づく印字が、先頭の1ページ目から最終ページ目まで実行されるので、全ページについて許容できる印字結果が得られる。
第3実施例のプリンタまたはコピー印字処理によれば、印字結果を判断するために、先頭の1ページ分のみの印字が実行され、その印字結果が許容される場合に残りの印字が実行されるので、パージ処理が実行されないことに起因して、許容できない程度の印字不良が発生する場合であっても、記録用紙Pの無駄な消費を抑制することができる。
また、上述のように、パージ処理を実行しないことに起因して印字不良が発生したとしても、無駄になる記録用紙Pは1ページ分のみであるため、使用者は、印字不良に気が付いた後で、パージ処理を実行すれば良い。その結果、パージ処理の実行回数が抑制され、インクの消耗が抑制される。
また、S92またはS98の処理により、未印刷部分である2ページ目から最終ページ目の印字がされるまで、画像メモリ29における印字データの記憶が維持されるので、使用者の作業負担、操作負担が抑制される。すなわち、S86の処理により印字された1ページ分の印字結果を確認した結果、印字結果を許容する場合であっても許容しない場合であっても、操作パネル3において所定の操作をすることによりS92またはS98の処理により未印字部分である2ページ目から最終ページ目までの印字の実行をさせることができるので、例えばPC53から印字の実行を指示した場合であっても、PC53と多機能周辺装置1との間を複数回往復する必要がない。
なお、第3実施例においては、プリンタ機能による印字およびコピー機能による印字に本発明が適用される場合をまとめて説明したが、いずれか一方の機能のみに本発明が適用されるものであってもよい。また、第3実施例のプリンタまたはコピー印字処理は、第1実施例または第2実施例のファクシミリデータ印字処理のいずれかと組み合わせて適用されるものであっても良いし、単独で適用されるものであっても良い。
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上述した第1実施例および第2実施例では、受信したファクシミリデータは全てファクシミリデータメモリ14bに格納されていたが、S4〜S10の判断に基づいて、パージ処理が必要であると判断された場合にのみ、ファクシミリデータをファクシミリデータメモリ14bに格納するものであってもよい。
また、上述した第2実施例および第3実施例では、印字データに基づいて1ページ分の印字が行われ、その印字結果を許容するか否かが問い合わされていたが、問い合わせに先んじて印字される量は1ページ分に限られず、問い合わせに先んじて一部分が印刷されるものであればよい。例えば、印字結果を判断するために十分であれば1ページ未満であってもよいし、1ページ以上印字するものであっても良い。
本発明の第一実施例である多機能周辺装置の斜視図である。 多機能周辺装置の装置本体内部に収納されるインクジェットプリンタの斜視図である。 多機能周辺装置の電気的構成を示したブロック図である。 多機能周辺装置で実行されるファクシミリデータ印字処理を示すフローチャートである。 第2実施例のファクシミリデータ印字処理を示すフローチャートである。 第3実施例のプリンタまたはコピー印字処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 多機能周辺装置(インクジェットプリンタ)
14b ファクシミリデータメモリ(印字データ記憶手段)
29 画像メモリ(印字データ記憶手段)
65 印字ヘッド
71 回復機構(メンテナンス手段)
S4 メンテナンス要否判断手段の一部
S6 メンテナンス要否判断手段の一部
S8 メンテナンス要否判断手段の一部
S10 メンテナンス要否判断手段の一部
S24,S94,S232 メンテナンス実行手段
S28 印字実行手段
S30,S88,S224 印字結果問い合わせ手段
S86,S222 一部印字実行手段
S92,S230 残り印字実行手段
S98,S236 再印字実行手段

Claims (7)

  1. 1又は複数個のインク吐出口を備え、そのインク吐出口からインクを吐出することにより印字媒体に対して印字する印字ヘッドと、入力される印字データを記憶する印字データ記憶手段と、その印字データ記憶手段に記憶される印字データに基づいて前記印字ヘッドによる印字を実行する印字実行手段と、前記印字ヘッドのインク吐出口からインクを吐出させ又は吸引してインクの吐出状態を回復させるメンテナンス手段とを備えたインクジェットプリンタにおいて、
    前記メンテナンス手段によるインク吐出状態回復動作の要否を判断するメンテナンス要否判断手段と、
    前記メンテナンス要否判断手段によりインク吐出状態回復動作要と判断された場合、前記印字実行手段により実行された印字結果を許容するか否かを問い合わせる印字結果問い合わせ手段とを備え、
    前記印字データ記憶手段は、少なくとも、前記印字結果問い合わせ手段による問い合わせに対し印字結果を許容するとの応答があるか、または前記印字結果問い合わせ手段による問い合わせの後に前記メンテナンス手段によりインク吐出状態回復動作が実行され且つ前記印字実行手段による印字が再実行されるまでの間、前記印字データを記憶するものであることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 前記印字結果問い合わせ手段による問い合わせに対し、印字結果を許容しないとの応答があった場合、前記メンテナンス手段によるインク吐出状態回復動作を実行するメンテナンス実行手段を備えることを特徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記印字実行手段は、前記メンテナンス実行手段によるインク吐出状態回復動作の実行後、前記印字データ記憶手段に記憶される印字データに基づく印字を再実行し、前記印字結果問い合わせ手段は、前記印字実行手段による印字の再実行後、印字結果を許容するか否かについての問い合わせを再実行するものであり、
    前記印字データ記憶手段は、少なくとも、前記印字結果問い合わせ手段による問い合わせに対し印字結果を許容するとの応答があるまでの間、前記印字データを記憶するものであることを特徴とする請求項2記載のインクジェットプリンタ。
  4. 入力される印字データを記憶する印字データ記憶手段と、1又は複数個のインク吐出口を備え、前記印字データ記憶手段に記憶される印字データに基づいて前記インク吐出口からインクを吐出することにより印字媒体に対して印字する印字ヘッドと、その印字ヘッドのインク吐出口からインクを吐出させ又は吸引してインクの吐出状態を回復させるメンテナンス手段とを備えたインクジェットプリンタにおいて、
    前記メンテナンス手段によるインク吐出状態回復動作の要否を判断するメンテナンス要否判断手段と、
    前記メンテナンス要否判断手段によりインク吐出状態回復動作要と判断された場合、前記印字データ記憶手段に記憶される印字データに基づく印字の一部分を実行する一部分印字実行手段と、
    前記一部分印字実行手段により印字された印字結果を許容するか否かを問い合わせる印字結果問い合わせ手段と、
    前記印字結果問い合わせ手段による問い合わせに対し、印字結果を許容するとの応答があった場合、前記印字データ記憶手段に記憶される印字データに基づく印字のうち、前記一部分印字実行手段において印字が実行されていない未印字部分の印字を実行する残り印字実行手段とを備えることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  5. 前記印字結果問い合わせ手段による問い合わせに対し、印字結果を許容しないとの応答があった場合、前記メンテナンス手段によるインク吐出状態回復動作を実行するメンテナンス実行手段を備えることを特徴とする請求項4記載のインクジェットプリンタ。
  6. 前記メンテナンス実行手段によるインク吐出状態回復動作の実行後、前記一部分印字実行手段により既に印字が実行された一部分および前記一部分印字実行手段において印字が実行されていない未印字部分の印字を実行する再印字実行手段とを備えることを特徴とする請求項5記載のインクジェットプリンタ。
  7. 前記印字データ記憶手段は、少なくとも、前記残り印字実行手段または前記再印字実行手段により未印字部分の印字の実行がされるまで、印字データを記憶するものであることを特徴とする請求項6記載のインクジェットプリンタ。
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