JP2011056754A - 画像形成装置、メンテナンス方法、画像形成システム、メンテナンスプログラム及び記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷条件に応じたメンテナンスを行う画像形成装置、メンテナンス方法、画像形成システム、メンテナンスプログラム及び記録媒体を提供する。
【解決手段】印刷データの画像形成を行う画像形成装置であって、前記画像形成を正常に行える状態に維持するための動作を行うメンテナンス手段を備え、前記メンテナンス手段は、前記印刷データの印刷条件を設定する印刷設定画面が起動したタイミングでメンテナンス動作を開始し、前記印刷データの印刷条件に応じたメンテナンス動作を行うことを特徴とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、画像形成装置、メンテナンス方法、画像形成システム、メンテナンスプログラム及び記録媒体に関し、特に、印刷条件に応じたメンテナンスを行う画像形成装置、メンテナンス方法、画像形成システム、メンテナンスプログラム及び記録媒体に関する。
通常、省電力状態のプリンタ(画像形成装置)に対して印刷命令するとき、実際の印刷命令を出したタイミングで復帰動作(メンテナンス;印刷時、インクを吐出するヘッドの状態を保つために行う)が開始される。従って、復帰動作の間実際の印刷処理が実行できず、復帰動作が終了して印刷結果を出力するまで、ユーザを待たせることになっていた。この事態を回避するために、ユーザの待機時間を極力短くすることが求められていた。
そこで、例えば、印刷命令後のメンテナンス動作の種類を、プリンタが印刷されずに放置されていた時間に応じて決定することが提案されている。放置時間が長ければ長いほどメンテナンスに要する時間が長くなる。メンテナンス動作を一律ではなく、放置時間に応じて決定することにより、不要なメンテナンス動作を省略し、メンテナンスにかかる時間を短くすることが可能である。
また、印刷命令前に、予めメンテナンスを開始することで、ユーザの待機時間を短くすることも提案されている。例えば、特許文献1(特開2009−975号公報)には、PC(パーソナルコンピュータ)のプロセス監視を行い、特定のアプリケーションが起動したタイミングでメンテナンスを開始する画像形成装置が提案されている。これにより、印刷が開始される前にプリンタの復帰動作(メンテナンス)を行うことが出来る。
しかしながら、上記のような技術には、以下の問題点がある。
プリンタの放置時間に応じてメンテナンス動作の種類を決定する技術は、場合によっては利用しない色のインクカートリッジに対してメンテナンスを行い、インクを浪費させていたり、必要以上の時間をメンテナンス動作に割いていたりする可能性がある。放置時間を参照するのみでは、適切なメンテナンス動作の種類を決定するには不十分であった。
特許文献1記載の画像形成装置は、メンテナンスを行うタイミングについて考慮したものであり、メンテナンスの種類の決定については、経過時間のみによって判断している(特許文献1、図35参照)。したがって、ユーザがどのような印刷をしようとしていたとしても、メンテナンス内容が同一であるという問題は解消できていない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、印刷条件に応じて、より適切なメンテナンスを行うことを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、印刷データの画像形成を行う画像形成装置であって、前記画像形成を正常に行える状態に維持するための動作を行うメンテナンス手段を備え、前記メンテナンス手段は、前記印刷データの印刷条件を設定する印刷設定画面が起動したタイミングでメンテナンス動作を開始し、前記印刷データの印刷条件に応じたメンテナンス動作を行うことを特徴とする。
本発明に係るメンテナンス方法は、印刷データの画像形成を行う画像形成装置のメンテナンス方法であって、前記画像形成を正常に行える状態に維持するためのメンテナンス動作を行うステップを備え、前記メンテナンス動作を行うステップは、前記印刷データの印刷条件を設定する印刷設定画面が起動したタイミングでメンテナンス動作を開始し、前記印刷データの印刷条件に応じたメンテナンス動作を行うことを特徴とする。
本発明に係る画像形成システムは、上記本発明に係る画像形成装置と、前記画像形成装置に印刷データを送信し画像形成の印刷命令を行う情報処理装置と、がネットワークを介して接続されていることを特徴とする。
本発明に係るメンテナンスプログラムは、印刷データの画像形成を行う画像形成装置のメンテナンスプログラムであって、前記画像形成を正常に行える状態に維持するためのメンテナンス動作を行う処理をコンピュータに実行させ、前記メンテナンス動作を行う処理は、前記印刷データの印刷条件を設定する印刷設定画面が起動したタイミングでメンテナンス動作を開始し、前記印刷データの印刷条件に応じたメンテナンス動作を行うことを特徴とする。
本発明に係る記録媒体は、上記本発明に係るメンテナンスプログラムの処理を記録するコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、印刷条件に応じて、より適切なメンテナンスを行うことが出来る。
本発明の実施形態に係る画像形成装置とPCから構成される画像形成システムの全体構成を模式的に示す図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置の概略外観図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置の制御機能構成図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置で行われるメンテナンス動作の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置のプリンタドライバUI(ユーザインターフェイス)の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るカスタムメンテナンス詳細設定画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るメンテナンスの程度を決定するための印刷品質に関する設定項目の点数表の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るカスタムメンテナンス設定の動作処理を示すフローチャートである。
以下に、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な実施形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置とPCから構成される画像形成システムの全体構成を模式的に示す図である。このシステムでは、複数のPC(パーソナルコンピュータ;情報処理装置)101と画像形成装置102が、ネットワーク103またはUSB(Universal Serial Bus)ケーブル104を介して通信可能に接続されている。各PC101にて作成または処理された印刷データは、ネットワーク103またはUSBケーブル104を介して画像形成装置102に送信され、印刷される。
本実施形態においては、画像形成装置102の復帰動作の一例としてメンテナンス動作を用いて説明する。また、画像形成装置102の一例として、インクジェット記録装置を用いて説明する。図2は、インクジェット記録装置の概略外観図である。
主に、インクを吐出する印字ヘッド(記録ヘッド)26と、印字ヘッド26を備えたキャリッジ25、キャリッジ25を支えるためのガイドロッド21、記録媒体200を搬送するための搬送ベルト22、搬送ベルト22を駆動するための搬送ローラ20a、20b、廃液受け23、ヘッドの洗浄を行うワイパー24、から構成される。
基本的な動作は、キャリッジ25をガイドロッド21に沿って、記録媒体200に対向して走査させ、各ヘッドからインクを吐出することで、記録媒体上に記録(印刷)する。キャリッジ25の走査毎に搬送ベルト22を駆動させ、記録媒体200を搬送して記録媒体全体に記録する。
また、構成として各ヘッドと各インクカートリッジがチューブで接続されており、印刷動作でヘッド内のインクが消費されると、カートリッジからヘッドへインクが供給される仕組みになっている。
メンテナンス動作で行われるインクの排出は廃液受け23上で行われ、排出後にヘッドの洗浄が必要な場合は設置されたワイパー24を動かす。
図3は、インクジェット記録装置の制御機能構成図である。制御機能として、プリンタコントローラ30と、主走査モータおよび副走査モータを駆動するためのモータドライバ36と、給紙ローラに副走査の回転を伝達するための給紙クラッチ35を駆動するためのドライバ34と、記録ヘッド(インクジェットヘッド)26を駆動するためのヘッドドライバ37(ヘッド駆動回路、ドライバIC(Integrated Circuit)で構成)等を備えている。
プリンタコントローラ30は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナ等の画像読み取り装置、デジタルカメラ等の撮像装置などのホスト側からの印刷データ等を、ケーブルあるいはネットワークを介して受信するインターフェース(以下、I/Fと称す)301と、CPU(Central Processing Unit)等からなる主制御部304と、各種データの記録等を行うRAM(Random Access Memory)302と、各種データ処理のためのルーチン等を記憶したROM(Read Only Memory)303と、記録ヘッドへの駆動波形を発生させる駆動信号発生回路を有する印字制御部305と、ドットパターンデータ(ビットマップデータ)に展開された印字データ及び駆動波形等をヘッドドライバ37に送信するためのI/F306、モータ駆動データをモータドライバ36に送信し、クラッチオン信号をドライバに送信するためのI/F307等を備えている。
RAM302は各種バッファ及びワークメモリ等として用いる。
ROM303は、主制御部304によって実行する各種制御ルーチンとフォントデータ及びグラフィック関数、各種手続き等を記憶している。
主制御部304は、用紙検出センサ33からの検出信号に基づいて給紙制御を行う。また、主制御部304は、エンコーダ31の出力信号に基づいてキャリッジの主走査方向の位置を検出してキャリッジの停止位置制御を行い、用紙センサ32の検知信号に基づいて用紙(記録媒体200)の先端位置検知及び搬送ベルト22上での用紙の有無の検出を行う。
この主制御部304はI/Fに含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、この解析結果(中間コードデータ)をRAM302の所定のエリアに記憶し、記憶した解析結果からROM303に格納したフォントデータを用いて画像出力するためのドットパターンデータを生成し、RAM302の異なる所定のエリアに再び記憶する。
なお、ホスト側のプリンタドライバで画像データをビットマップデータに展開してこのインクジェット記録装置に転送する場合には、単にRAM302に受信したビットマップの画像データを格納する。
そして、主制御部304は、記録ヘッドの1行分に相当するドットパターンデータが得られると、この1行分のドットパターンデータを、発信回路からのクロック信号に同期してI/Fを介してヘッドドライバ37にシリアルデータで送出し、また所定のタイミングでラッチ信号をヘッドドライバ37に送出する。
図4は、インクジェット記録装置で行われるメンテナンス動作の一例を示す図である。
各メンテナンス動作の特徴と詳細は、以下の通りである。
・ヘッドフラッシング:ヘッド付近に位置しているために外気との接触があり、変質の可能性のあるインクのみを排出する。
・ヘッドクリーニング:ヘッド内全体のインクに変質の可能性があるため、すべて排出して再充填する。
・ヘッドリフレッシング:ヘッド内部からの排出を複数回行うことで吐出口に固着したインクを排出する。
・ヘッドワイピング:印刷時に飛散したインクがヘッドに付着して印刷に影響を及ぼす可能性があるため、ワイパーで洗浄をする。
このように、インクジェット記録装置が印刷を行わず放置されていた時間が長くなると、比例して次回印刷時のメンテナンスに必要な時間も大きくなる。
なお、図4の一覧に表示したメンテナンス実施条件は一例であり、本発明はこれに限られることはない。特に本実施形態では、以下に説明するように、ユーザによる印刷ジョブの設定(以下、印刷設定と称す)に応じてメンテナンス動作を決定する。
図5は、インクジェット記録装置のプリンタドライバUI(ユーザインターフェイス)の一例を示す図である。例えば、PC101からインクジェット記録装置(画像形成装置102)に印刷データを送って印刷させる場合に、PC101にインストールされているプリンタドライバによってPC101の表示部に表示される印刷設定画面である。
なお、印刷設定画面は、PC101から印刷データを送る場合はPC101上に表示されるが、インクジェット記録装置が備える表示部に表示することも可能であり、ユーザが直接印刷データを入力した場合や、原稿をセットして印刷する場合にも対応することが出来る。
図5に示す「印刷設定」とは、プリンタドライバが提供するサービスであり、接続されたインクジェット記録装置での印刷に関する詳細な事項(印刷条件)を設定するための画面である。ここでは、メンテナンス動作と関連の深い設定項目について、その内容を説明する。
・印刷品質:印刷結果のクオリティを設定できる。
(インクジェットプリンタにおいて、印刷速度と印刷品質はトレードオフの関係にある。)
・片方向印刷:印刷を行うキャリッジの動き方を設定できる。
(往路のみでの印刷が片方向印刷、往路復路両方での印刷が双方向印刷。一般的に片方向印刷は"時間がかかるがきれい"、双方向印刷は"早いが印刷品質は劣る"という特性がある。)
・乾燥待ち時間:一枚印刷が終わるごとに用紙を乾燥させるためのウェイトする時間を設定できる。
(インクジェットの特性上、印刷面のインクが乾ききっていない状態で次の印刷結果が出力され重ねられると、裏面に色移りを起こす可能性がある。)
・両面印刷乾燥待ち:両面印刷実行時、表面の印刷終了後、裏面の印刷をスタートするまでのウェイト時間を設定できる。
(片面印刷後、用紙をプリンタ内で搬送して裏返し裏面に印刷をすることで両面印刷を実現しているインクジェットプリンタでは、印刷面が十分に乾燥していないと搬送経路内で表面が擦れて印刷結果に影響を及ぼす可能性がある。)
・カラー/白黒選択:カラーでの印刷か白黒での印刷、どちらかに設定できる。
・黒をCMYKで印刷:黒を印刷する際に、K(ブラックインク)のみで印刷するか、C(シアンインク)M(マゼンタインク)Y(イエローインク)K四色を使って印刷するか、どちらかに設定できる。
・用紙種類:印刷を実行する記録媒体の種類を設定できる。
・メンテナンスモード:従来通り印刷のジョブをトリガーにメンテナンスを行うノーマルと、印刷設定の変更から判断して適切なメンテナンスを行うカスタム(本実施形態に係るメンテナンス動作)のどちらかを選択できる。カスタムメンテナンス設定ボタンからはカスタムメンテナンスの詳細を設定できる(図6参照)。
ここで、印刷条件の設定については、ユーザが予め設定したデフォルト設定を記憶しておくことができる。これにより、デフォルト設定に基づいたメンテナンスを基本として、印刷データの印刷条件を設定する印刷設定画面が起動したタイミングで、メンテナンスを開始することが出来る。デフォルトの状態から印刷設定内容が変更された場合は、通常の印刷と異なった印刷結果をユーザが望んでいると判断され、基本メンテナンスに、印刷設定の変更に応じて必要になったメンテナンス動作を適宜加えることも可能である。
例えば、印刷設定から、高品質の印刷結果をユーザが望んでいると判断される場合には、放置時間や過去の印刷枚数なども考慮し、必要なすべてのメンテナンスを実行する。若しくは、印刷設定から、印刷結果の品質よりも印刷速度が求められていると判断される場合には、最低限のメンテナンス動作のみを行い、印刷を開始する。
以上のように、印刷データの印刷条件に応じたメンテナンスを行うことが出来る。印刷設定内容の変更については、変更される毎にPC101から画像形成装置102に通知しても良い。
図6は、カスタムメンテナンスの詳細設定画面の一例を示す図である。図5に示すカスタムメンテナンス設定ボタンから図6に示す画面に遷移し、カスタムメンテナンスの詳細を設定することが出来る。各設定の詳細と効果について以下に記載する。
・ブラックインクのみの印刷では、ブラックインクのヘッドのみメンテナンスを行う:使用するKのヘッドのみメンテナンスを行うことで、印刷開始までの時間を省略できる(図4に示すメンテナンス所要時間参照)。
・乾燥待ち時間にヘッドのワイピングを行う:「乾燥待ち時間」が5秒以上に設定されているか、「両面印刷乾燥待ち」がONに設定されている場合に、ウェイト時間の間にヘッドをワイピング洗浄することにより、より高品質な印刷を実現できる。
・印刷設定から自動的に判断して最適なメンテナンスを行う:ユーザが期待する印刷品質を印刷設定から判断し、最適なメンテナンス動作を行う。
上記、「印刷設定から自動的に判断」するために、印刷設定内容から最適なメンテナンス内容を判断するための基準を予め設定し、利用することが考え得る。図7は、メンテナンスの程度を決定するための印刷品質に関する設定項目の点数表の一例である。
図7の点数表は、画質に関連する印刷設定にそれぞれ点数(高品質を期待する設定項目ならば高数値)を付し、ユーザの設定に対する点数が高いほど入念なメンテナンス動作を行うとする。
なお、表内で設定されている点数と、点数に対応するメンテナンス動作は一例であり、実際のメンテナンス動作の効果や所要時間により適宜変更され得る。
図8は、本発明の実施形態に係るカスタムメンテナンス設定の動作処理を示すフローチャートである。下記処理フローは、デフォルトの設定で、「印刷品質=はやい」、「片方向印刷=OFF」、「カラー/白黒選択=白黒」、「黒をCMYKで印刷=OFF」、「用紙種類=普通紙」が選択されており、その設定から、「カラー/白黒選択=カラー」、「印刷品質=きれい」に設定変更された場合の処理フローである。
印刷設定が起動する:印刷に関する設定を行うために印刷設定が開かれる(ステップS1)。
Kヘッドのフラッシングを行う:印刷設定起動後すぐに、まずは、使用する可能性の高いKヘッドに最低レベルのメンテナンスを行う(ステップS2)。例えば、デフォルトがCMYインクを使用しないで印刷できる設定である場合には、Kのフラッシングのみをまず行う。
このように、印刷データの印刷条件を設定する印刷設定画面が開かれた(起動した)タイミングで、メンテナンス動作が開始される。PC101上で印刷設定が起動した場合は、印刷設定が起動した旨をPC101から画像形成装置102(インクジェット記録装置)に通知することで、画像形成装置102においてメンテナンス動作を開始することが出来る。若しくは、画像形成装置102が、PC側で印刷設定画面が表示されたか否かを検知する表示検知手段を備えても良い。
なお、本実施形態に係る画像形成装置102(インクジェット記録装置)は、複数のインクを吐出口から吐出して画像形成を行う画像形成部に対して、単一のインク吐出口(例えばKヘッド)のみに対してメンテナンス動作を行うことが可能である。
Kヘッドのクリーニングを行う:カラー/デフォルトの設定が「カラー/白黒選択=白黒」の場合、設定がカラーに変更されなければ(ステップS3/No)、印刷品質の設定が「きれい」に変更された段階で(ステップS4/Yes)、「印刷品質=きれい」設定が持つ点数を参照し、Kヘッドに点数に対応したメンテナンス(ヘッドクリーニング)を行う(ステップS5)。すなわち、「印刷品質=きれい」に選択された段階で、印刷設定に対応する点数は10となり、使用するヘッドに対するクリーニングがメンテナンス動作に追加される。
CMYヘッドのフラッシングを行う:カラー/白黒選択の設定が「カラー」に変更された段階で(ステップS3/Yes)、K以外のヘッドに最低レベルのメンテナンスを行う(ステップS8)。すなわち、「カラー/白黒選択=カラー」に選択された段階で、CMYヘッドのフラッシングがメンテナンス動作に追加される。
CMYKヘッドのクリーニングを行う:印刷品質の設定が「きれい」に変更された段階で(ステップS9/Yes)、「印刷品質=きれい」設定が持つ点数を参照し、すべてのヘッドに点数に対応したメンテナンス(ヘッドクリーニング)を行う(ステップS10)。すなわち、「印刷品質=きれい」に選択された段階で、印刷設定に対応する点数は10となり、使用するヘッドに対するクリーニングがメンテナンス動作に追加される。
印刷する:印刷設定に基づき、印刷を実行する(ステップS6、S7)。
以上説明したように、本実施形態は、印刷設定の特性と復帰動作の種類の決定を関連付けることにより(具体的には、印刷設定の項目に応じてメンテナンス動作の種類を決定)、これから行われる印刷に最適なタイミングで最適なメンテナンス動作を行うことが可能となり、メンテナンス動作によりインクが浪費されるという事態や、印刷結果出力が遅延させられるという事態を回避できる。すなわち、適切なメンテナンスにより設定内容を正しく反映した印刷ができる。
上記実施形態では、特に、印刷前のメンテナンス動作について、予め効率よく行う旨を説明したが、メンテナンス動作に先駆けて、印刷設定画面の起動(特定のアプリケーションの起動でも良い)をトリガーとして、画像形成装置の電源を入れたり、画像形成装置が省エネモードになっている場合は印刷待機モードに遷移させたりする動作(広く復帰動作の意)を行うことも可能である。
なお、図8のフローチャートに示す処理を、CPUが実行するためのプログラムは本発明によるプログラムを構成する。このプログラムを記録する記録媒体としては、半導体記憶部や光学的及び/又は磁気的な記憶部等を用いることができる。このようなプログラム及び記録媒体を、前述した各実施形態とは異なる構成のシステム等で用い、そこのCPUで上記プログラムを実行させることにより、本発明と実質的に同じ効果を得ることができる。
以上、本発明を好適な実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
20a、20b 搬送ローラ
21 ガイドロッド
22 搬送ベルト
23 廃液受け
24 ワイパー
25 キャリッジ
26 印字ヘッド(記録ヘッド)
30 プリンタコントローラ
34 ドライバ
35 給紙クラッチ
36 モータドライバ
37 ヘッドドライバ
101 PC
102 画像形成装置
103 ネットワーク
104 USBケーブル
200 記録媒体
特開2009−975号公報

Claims (10)

  1. 印刷データの画像形成を行う画像形成装置であって、
    前記画像形成を正常に行える状態に維持するための動作を行うメンテナンス手段を備え、
    前記メンテナンス手段は、前記印刷データの印刷条件を設定する印刷設定画面が起動したタイミングでメンテナンス動作を開始し、前記印刷データの印刷条件に応じたメンテナンス動作を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記印刷設定画面における画質を左右する印刷条件に対して、印刷品質の高さと比例する設定値を格納する記憶手段を備え、
    前記メンテナンス手段は、各印刷条件の設定値の合算に応じたメンテナンス動作を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記メンテナンス動作は、前記画像形成を行うインク吐出部を正常な状態に維持するための動作であることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記メンテナンス動作は、複数のインクを吐出口から吐出して画像形成を行う画像形成部に対して、単一のインク吐出口のみに対してもメンテナンス動作を行えることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記印刷データは、前記画像形成装置とネットワークを介して接続する情報処理装置から送信され、
    前記印刷設定画面は、前記情報処理装置上で起動し、
    前記メンテナンス手段は、前記情報処理装置から、前記印刷設定画面の起動の通知を受信したタイミングで、前記メンテナンス動作を開始することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の画像形成装置。
  6. 前記印刷データは、前記画像形成装置とネットワークを介して接続する情報処理装置から送信され、
    前記印刷設定画面は、前記情報処理装置上で起動し、
    前記情報処理装置において、前記印刷設定画面が起動したか否かを検知する起動検知手段を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の画像形成装置。
  7. 印刷データの画像形成を行う画像形成装置のメンテナンス方法であって、
    前記画像形成を正常に行える状態に維持するためのメンテナンス動作を行うステップを備え、
    前記メンテナンス動作を行うステップは、前記印刷データの印刷条件を設定する印刷設定画面が起動したタイミングでメンテナンス動作を開始し、前記印刷データの印刷条件に応じたメンテナンス動作を行うことを特徴とするメンテナンス方法。
  8. 請求項1から6のいずれか1項記載の画像形成装置と、前記画像形成装置に印刷データを送信し画像形成の印刷命令を行う情報処理装置と、がネットワークを介して接続されていることを特徴とする画像形成システム。
  9. 印刷データの画像形成を行う画像形成装置のメンテナンスプログラムであって、
    前記画像形成を正常に行える状態に維持するためのメンテナンス動作を行う処理をコンピュータに実行させ、
    前記メンテナンス動作を行う処理は、前記印刷データの印刷条件を設定する印刷設定画面が起動したタイミングでメンテナンス動作を開始し、前記印刷データの印刷条件に応じたメンテナンス動作を行うことを特徴とするメンテナンスプログラム。
  10. 請求項9記載のメンテナンスプログラムの処理を記録するコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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