JP2012061758A - 画像形成装置、プログラムおよび該プログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置、プログラムおよび該プログラムを記憶した記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2012061758A
JP2012061758A JP2010208404A JP2010208404A JP2012061758A JP 2012061758 A JP2012061758 A JP 2012061758A JP 2010208404 A JP2010208404 A JP 2010208404A JP 2010208404 A JP2010208404 A JP 2010208404A JP 2012061758 A JP2012061758 A JP 2012061758A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
image forming
forming apparatus
black
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010208404A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironobu Horikoshi
啓伸 堀越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2010208404A priority Critical patent/JP2012061758A/ja
Publication of JP2012061758A publication Critical patent/JP2012061758A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】インクヘッドの回復処理のために使用されるCMYインクの浪費を防止することができる画像形成装置、プログラムおよびこのプログラムを記憶した記憶媒体を提供すること。
【解決手段】各色のインクヘッドそれぞれがインクを吐出した最新の吐出時刻を記憶する吐出時刻情報記憶部210aと、画像形成装置3が黒インクのみを用いて白黒印刷を行う場合、黒インク以外の色インクの吐出時刻を吐出時刻情報記憶部210aから取得する取得部209aと、取得部209aが取得した吐出時刻と現在の時刻とに基づいて、黒インク以外の色インクの吐出が停止していた停止時間を算出する算出部209bと、算出部209bが算出した停止時間が予め設定された閾値以上か否かを判定する判定部209cと、判定部209cが閾値以上と判定した場合、黒インクおよび複数の色インクを用いた白黒印刷を画像形成装置3に実行させる印刷制御部209eと、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置、プログラムおよび該プログラムを記憶した記憶媒体に関する。
従来から、画像形成装置では、ノズルから各色のインク滴を吐出する各色のインクヘッド(記録ヘッド)を備え、用紙等の記録媒体に対してインクヘッダを移動させながらインク滴を吐出することで記録媒体上に画像を形成する。このような画像形成装置では、ノズル内のインクが外気に触れることでインクが変質し、画像の品質が低下する問題がある。
この問題を解決するため、画像の印刷を開始する前に、外気によって変質したインクをノズルから廃液受けに排出することにより、インクヘッドの状態を回復する回復処理を行う必要がある。しかし、この回復処理は、インクの消費を伴うため、頻繁に行われることは望ましくない。そこで、画像形成装置の印刷履歴情報を参照し、前回の印刷時から経過時間を算出し、この算出した経過時間に基づいて、回復処理を実施する適切なタイミングを計算する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、従来の画像形成装置では、印刷履歴情報を参照し、一定時間使用されていないインクヘッドに対して回復処理を行っていた。しかしながら、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)および黒(K)の4種類のインクを備えた画像形成装置で白黒印刷のみを行う場合、通常、色を再現するCMYインクを使用せず、黒インクのみを使用する。このため、画像形成装置が長時間に亘って連続的に白黒印刷のみを行った場合、CMYインクが長時間使用されないことでインクヘッドの回復処理の対象となり、CMYインクが無駄に浪費されるという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、インクヘッドの回復処理のために使用されるCMYインクの浪費を防止することができる画像形成装置、プログラムおよびこのプログラムを記憶した記憶媒体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる画像形成装置は、少なくとも黒インクを含む複数の色インクのインクカートリッジからそれぞれインク供給を受けてインクを吐出する各色のインクヘッドを備えた画像形成装置において、前記各色のインクヘッドがインクを吐出した最新の吐出時刻を記憶する記憶部と、当該画像形成装置が前記黒インクのみを用いて白黒印刷を行う場合、黒インク以外の色インクの前記吐出時刻を前記記憶部から取得する取得部と、前記取得部が取得した前記吐出時刻と現在の時刻とに基づいて、前記黒インク以外の色インクの吐出が停止していた停止時間を算出する算出部と、前記算出部が算出した前記停止時間が予め設定された閾値以上か否かを判定する判定部と、前記判定部が前記閾値以上と判定した場合、前記黒インクおよび前記複数の色インクを用いた白黒印刷を当該画像形成装置に実行させる印刷制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかるプログラムは、少なくとも黒インクを含む複数の色インクのインクカートリッジからそれぞれインク供給を受けてインクを吐出する各色のインクヘッドと前記各色のインクヘッドそれぞれがインクを吐出した最新の吐出時刻を記憶する記憶部とを備えた画像形成装置に、前記黒インクのみを用いて白黒印刷を行う場合、黒インク以外の色インクの前記吐出時刻を前記記憶部から取得する取得ステップと、前記取得ステップが取得した前記吐出時刻と現在の時刻とに基づいて、前記黒インク以外の色インクの吐出が停止していた停止時間を算出する算出ステップと、前記算出ステップが算出した前記停止時間が予め設定された閾値以上か否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップが前記閾値以上と判定した場合、前記黒インクおよび前記複数の色インクを用いた白黒印刷を当該画像形成装置に実行させる印刷制御ステップと、を実行させることを特徴とする。
また、本発明にかかる記録媒体は、上記したプログラムを記憶したコンピュータに読み取り可能な記憶媒体であることを特徴とする。
本発明によれば、判定部が算出部によって算出された黒インク以外の色インクの吐出が停止していた停止時間が予め設定された閾値以上と判定した場合、印刷制御部が黒インクおよび複数の色インクを用いた白黒印刷を設定して画像形成装置に実行させる。これにより、インクヘッドの回復処理のために使用されるCMYインクの浪費を防止することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の一実施の形態にかかる画像形成装置を複数のPCにネットワークを介して接続したプリンタシステムを模式的に示すブロック図である。 図2は、本発明の一実施の形態にかかる画像形成装置とPCとをケーブルを介して接続した状態を示す図である。 図3は、本発明の一実施の形態にかかる画像形成装置の概要構成を説明する模式図である。 図4は、本発明の一実施の形態にかかる画像形成装置が有するインクヘッドの構造を示す模式図である。 図5は、本発明の一実施の形態にかかる画像形成装置の制御部の概略構成を示すブロック図である。 図6は、本発明の一実施の形態にかかる画像形成装置の表示部が表示するCMYインクの使用方法を設定する画像の一例を示す図である。 図7は、ユーザが図6に示したCMYインク使用設定画面で設定項目(2)を選択した場合に画像形成装置が行う処理の概要を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる画像形成装置の最適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態にかかる画像形成装置を複数のPCにネットワークを介して接続したプリンタシステムを模式的に示すブロック図である。
図1に示すように、プリンタシステム1は、複数のPC(Personal Computer)2と画像形成装置3とがネットワーク4またはケーブル5を介して通信可能に接続されている。PC2は、作成または処理した印刷データをネットワーク4またはケーブル5を介して画像形成装置3に送信する。画像形成装置3は、ネットワーク4またはケーブル5を介してPC2から送信された印刷データを記録用紙に出力して印刷する。ネットワーク4は、LAN(Local Area Network)等によって実現される。ケーブル5は、USB(Universal Serial Bus)ケーブル、IEEE1394等によって実現され、PC2と画像形成装置3とを接続する。
以上のように構成されたプリンタシステム1は、PC2と画像形成装置3とがネットワーク4またはケーブル5によって接続されることにより、双方向にデータ通信を行う。
図2は、図1に示す画像形成装置3とPC2とをケーブル5を介して接続した状態を示す図である。
図2に示すように、PC2は、ケーブル5を介して画像形成装置3に接続されることによって、画像形成装置3の状態を適宜把握することができる。具体的には、画像形成装置3内で記録媒体である記録用紙等が詰まった場合、画像形成装置3に設けられたセンサによって画像形成装置3の状態が異常である旨の情報および詰まった記録用紙の位置に関する情報がPC2に送信される。これにより、PC2は、画像形成装置3の状態を適宜把握することができる。さらに、画像形成装置3のインクやトナー等の塗料が少なくなった場合、画像形成装置3に設けられたセンサによって塗料の残量に関する情報が送信されるため、PC2は、画像形成装置3の塗料の残量等を把握することができる。また、PC2は、画像形成装置3から送信された情報に対応する内容を表示モニタ2aで表示することによって、ユーザに画像形成装置3の状態を把握させることができる。
つぎに、図1および図2に示した画像形成装置3の概要構成について説明する。図3は、図1および図2に示した画像形成装置3の概略構成を説明する模式図である。図3に示す画像形成装置3は、1ライン上に印字幅分のインクヘッドを固定して配置し、搬送されてきた記録用紙100に印字するラインプリンタと呼ばれるインクジェット記録装置である。
図3に示すように、画像形成装置3は、キャリッジ101と、ガイドロッド102と、主走査モータ103と、駆動プーリ104と、従動プーリ105と、タイミングベルト106と、インクヘッド107,108と、エンコーダスケール109と、エンコーダセンサ110と、用紙センサ111と、搬送ベルト112と、搬送ローラ113と、テンションローラ114と、廃液受け115とを備える。
キャリッジ101は、図示しない左右の側板に横架したガイドロッド102に保持され、主走査モータ103により、駆動プーリ104と従動プーリ105との間に渡したタイミングベルト106を介して図3の左右方向に移動走査する。この左右方向の移動走査が主走査方向(キャリッジ走査方向)である。また、主走査方向に直交する方向が副走査方向(ベルト搬送方向)である。
キャリッジ101は、たとえば、黒(K)およびシアン(C)のインク滴を吐出するインクヘッド107と、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)のインク滴を吐出するインクヘッド108とが装着される。
図4は、図3に示したインクヘッド107およびインクヘッド108の構造を示す模式図である。インクヘッド107は、黒インクを吐出する複数のインク吐出口107kとCインクを吐出する複数のインク吐出口107cとを有する。インク吐出口107k,107cは、主走査方向と直交する副走査方向に沿って配列されてインクヘッド107内の下面に設けられる。インクヘッド108は、Mインクを吐出する複数のインク吐出口108mとYインクを吐出する複数のインク吐出口108yとを有する。インク吐出口108m,108yは、インク吐出口107k,107cと同様に、主走査方向と直交する副走査方向に沿って配列されてインクヘッド108内の下面に設けられる。インクヘッド107,108は、インクを吐出するための圧力を発生する手段として、たとえば圧電アクチュエータ、サーマルアクチュエータ、形状記憶合金アクチュエータおよび静電アクチュエータ等が用いられる。本実施の形態では、いずれのアクチュエータであってもよい。
また、キャリッジ101は、インクヘッド107,108に各色のインクを供給するためのサブタンク(図示せず)を有する。サブタンクには、インク供給チューブ(図示せず)を介してカートリッジ装填部(図示せず)に装着されたインクカートリッジ(インクタンク)からインクが補給される。このカートリッジ装填部には、インクカートリッジ内のインクをサブタンクに供給するための供給ポンプが設けられている。
エンコーダスケール109は、スリット(図示せず)を有し、主走査方向に向かって設けられている。
エンコーダセンサ110は、フォトセンサ等によって実現され、キャリッジ101に設けられる。エンコーダセンサ110は、エンコーダスケール109のスリットを検出することによって、キャリッジ101の主走査方向の位置を検出する。
用紙センサ111は、キャリッジ101に設けられる。用紙センサ111は、キャリッジ101の走査時に記録用紙100の左右端および先端を検出する。これにより、画像形成装置3は、記録用紙100に画像を形成する際に、キャリッジ101に画像形成を開始させる位置を精度よく定めることができる。
搬送ベルト112は、無端状のベルトによって実現され、搬送ローラ113およびテンションローラ114との間に掛け渡される。これにより、搬送ベルト112は、記録用紙100を静電吸着しながら副走査方向に周回することによって、キャリッジ101が有するインクヘッド107,108に対向する位置に記録用紙100を搬送する。
廃液受け115は、キャリッジ101が有するインクヘッド107,108によって排出されたインクを貯留する。キャリッジ101は、インクヘッド107,108の吐出状態が正常でない場合、インクヘッド107,108を回復させる回復処理(予備吐出)を実行する。ここで、回復処理とは、吐出口内の変質(増粘)したインクを排出するためにインク滴を吐出することである。インクヘッド107,108は、非記録状態で放置しておくと、吐出口内のインク粘度が蒸発等によって増加し、このままインク滴の吐出動作を行うと、吐出状態が乱れたり、吐出不能状態に陥る現象が発生したりする。そこで、画像形成装置3は、たとえば一定時間継続してインク滴を吐出していないインクヘッド107,108が発生した場合、このインクヘッド107,108それぞれに対して回復処理を実行する。
以上の構成を有する画像形成装置3は、キャリッジ101をガイドロッド102に沿って記録用紙100に対向して走査させ、インクヘッド107,108から各色のインクを吐出することによって記録用紙100上に画像を記録する。さらに、画像形成装置3は、キャリッジ101の走査毎に搬送ベルト112を駆動させ、記録用紙100を副走査方向に搬送して記録用紙100全体に画像を記録する。
つぎに、画像形成装置3の制御部の概要構成について説明する。図5は、図3に示した画像形成装置の制御部の概要構成を示すブロック図である。図5に示すように、本実施の形態にかかる画像形成装置3は、プリンタコントローラ201と、主走査モータ202および副走査モータ203を駆動するためのモータドライバ204と、搬送ベルト112に副走査方向の回転を伝達させる給紙クラッチ205を駆動するための給紙ドライバ206と、インクヘッド107,108を駆動するヘッドドライバ(ドライバIC)207とを備える。
プリンタコントローラ201は、外部のホスト側から印刷データや各種情報を受信するホストネットワークインターフェース(以下、単に「I/F」という)208と、画像形成装置3全体の制御を行う主制御部209と、画像データや印刷データ等を一時格納するRAM(Random Access Memory)210と、主制御部209が実行するプログラムやその他の固定データを格納するROM(Read Only Memory)211と、インクヘッド107,108を駆動制御するための駆動波形を発生させる印字制御部212と、印字データおよび駆動波形等をヘッドドライバ207に送信するためのヘッドドライバI/F213と、モータの駆動データをモータドライバ204または給紙ドライバ206に送信するためのモータドライブI/F214とを有する。上述した各構成部は、バスラインによってそれぞれが接続されている。
ホストI/F208は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナーなどの画像読み取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホスト側からの印刷データ等をネットワーク4またはケーブル5を介して受信する。
RAM210は、主制御部209の各種バッファおよびワークメモリ等として用いられる。RAM210は、インクヘッド107,108が各色のインクを吐出した最新の吐出時刻情報を記憶する吐出時刻情報記憶部210aを有する。ROM211は、主制御部209によって実行される各種制御ルーチン、フォントデータおよびグラフィック関数等の情報を記憶する。
主制御部209は、用紙検出センサ215の検出信号に基づいて給紙制御を行う。具体的には、主制御部209は、用紙検出センサ215の検出信号に基づいて、給紙クラッチ205を駆動させる駆動信号を生成して給紙ドライバ206に送信する。主制御部209は、エンコーダセンサ110の出力信号に基づいてキャリッジ101の主走査方向の位置を検出してキャリッジ101の停止位置の制御を行う。具体的には、主制御部209は、エンコーダセンサ110の出力信号に基づいて、主走査モータ202および副走査モータ203を駆動するための駆動信号を生成してモータドライバ204に送信する。主制御部209は、用紙センサ111の検出信号に基づいて記録用紙100の先端位置および搬送ベルト112上における記録用紙100の有無の判断を行う。
主制御部209は、ホストI/F208に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、解析結果(中間コードデータ)をRAM210の所定のエリアに一時的に格納する。主制御部209は、RAM210に格納した解析結果をROM211に格納されたフォントデータを用いて画像出力するためのドットパターンデータを生成し、この生成したドットパターンデータをRAM210の異なる所定のエリアに再び格納する。なお、ホスト側のPC2等で印刷データをビットマップデータに展開し、ホストI/F208を介してビットマップデータをRAM210に直接格納するようにしてもよい。
印字制御部212は、RAM210に格納されたドットパターンデータをシリアルデータに変換してヘッドドライバ207に転送するとともに、このシリアルデータの転送および転送の確定等に必要な転送クロックやラッチ信号、滴制御信号(マスク信号)等をヘッドドライバ207に転送する。さらに、印字制御部212は、ROM211に格納されているインクヘッド107,108を駆動する駆動信号のパターンデータを駆動パルスまたは複数の駆動パルス(駆動信号)で構成される駆動波形に変換してヘッドドライバ207に出力する。
ヘッドドライバ207は、印字制御部212から出力されるシリアルデータで入力されるインクヘッド107,108の1行部に相当する印刷データと駆動波形とに基づいて、インクヘッド107,108を駆動する。この場合、ヘッドドライバ207は、駆動波形を構成する駆動パルスを選択することによって、たとえば、大滴(大ドット)、中滴(中ドット)、小滴(小ドット)など、大きさの異なるドットを打ち分けることができる。
表示部216は、液晶または有機EL(Electro Luminescence)等の表示パネルによって実現され、画像形成装置3の操作情報に関する情報を表示する。
入力部217は、たとえばタッチパネル等によって実現され、表示部216の表示画面に設けられる。入力部217は、表示部216が表示する表示画面に対してユーザがタッチした位置を検出し、この検出結果に応じた操作信号の入力を受け付ける。なお、入力部217は、十字キーやボタン等で構成された構造であってもよい。
また、上述した主制御部209は、取得部209aと、算出部209bと、判定部209cと、表示制御部209dと、印刷制御部209eとを有する。取得部209aは、画像形成装置3が黒インクのみを用いて白黒印刷を行う場合、吐出時刻情報記憶部210aが記憶する他の色インク(CMYインク)の最新の吐出時刻を吐出時刻情報記憶部210aから取得する。算出部209bは、取得部209aが吐出時刻情報記憶部210aから取得した吐出時刻と現在の時刻とに基づいて、黒インク以外の色インクの吐出が停止していた停止時間を算出する。判定部209cは、算出部209bが算出した黒インク以外の色インクの吐出が停止していた停止時間が予め設定された閾値以上か否かを判定する。表示制御部209dは、判定部209cが算出部209bによって算出された停止時間が閾値以上と判定した場合、画像形成装置3が実行予定の白黒印刷に対して黒インクおよびCMYインクを用いた白黒印刷を推奨する旨を表示部216に表示させる。印刷制御部209eは、判定部209cが算出部209bによって算出された停止時間が閾値以上と判定した場合、黒インクおよびCMYインクを用いた白黒印刷を画像形成装置3に実行させる。印刷制御部209eは、入力部217が受け付けた設定の白黒印刷を画像形成装置3に実行させる。
図6は、図5に示した表示部216が表示するCMYインクの使用方法を設定するための画像の一例を示す図である。図6に示すように、表示制御部209dは、画像形成装置3がデフォルト(初期設定)の印刷方法を白黒印刷に設定された場合に、CMYインク使用設定画面T1を表示部216に表示させる。
ここで、図6に示した各設定項目について説明する。
(1)常にCMYKすべてのインクを使用して白黒印刷を行う。
この設定は、すべての白黒印刷に対して、CMYKインクを混合して黒色を作成することにより白黒印刷を行う。この場合、CMYインクのインクヘッド107,108が回復処理の対象になることを防止することができるうえ、印刷結果の品質を常に一定にすることができる。
(2)一定時間CMYインクが使用されていない場合に、CMYKインクをすべて使用して白黒印刷を行う。
この設定は、通常の状態では黒インクのみを使用して白黒印刷を行い、CMYインクのインクヘッド107,108の使用されていない時間が回復処理を必要とする時間に近づいた場合、CMYKインクをすべて使用して白黒印刷を行う。具体的には、CMYインクのインクヘッド107,108の使用されていない時間が48時間(二日間)使用されてない場合、CMYKインクをすべて使用して白黒印刷を行う。この場合、インクヘッド107,108の回復処理によって生じるCMYインクの浪費を防止することができる。
(3)常にKインクのみで白黒印刷を行う。
この設定は、CMYインクを使用せず、常にKインクのみを使用して白黒印刷を実行する。
このように、ユーザは、表示部216が表示する画面に対して所望の設定項目に対応する領域に対してタッチする。これにより、入力部217がユーザによってタッチされた位置に対応する設定項目の入力を受け付け、表示制御部209dが設定項目に対応するラジオボタン内に選択された旨のチェックを表示する。その後、ユーザは、OKボタンA1にタッチすることにより、CMYインクの使用方法を設定することができる。なお、本実施の形態では、画像形成装置3の表示部216にCMYインク使用設定画面T1を表示させているが、ホストI/F208を介して外部のPC2の表示モニタ2aに表示させ、PC2に設けられたマウス等によってユーザがラジオボタンを選択してクリックすることにより、所望の設定項目を設定できるようにしてもよい。
つぎに、ユーザが図6に示したCMYインク使用設定画面T1で設定項目(2)を選択した場合に画像形成装置3が行う処理について説明する。図7は、ユーザが図6に示したCMYインク使用設定画面T1で設定項目(2)を選択した場合に画像形成装置3が行う処理の概要を示すフローチャートである。
図7において、まず、取得部209aは、吐出時刻情報記憶部210aが記憶するCMYインクの最新の吐出時刻を取得し(ステップS101)、算出部209bは、取得部209aが取得したCMYインクの最新の吐出時刻と現在の時刻とに基づいて、CMYインクの吐出が停止していた停止時間を算出する(ステップS102)。
続いて、判定部209cは、算出部209bが算出したCMYインクの停止時間が予め設定された閾値以上であるか否かを判定する(ステップS103)。具体的には、判定部209cは、算出部209bが算出したCMYインクの停止時間が48時間以上であるか否かを判定する。CMYインクの停止時間が予め設定された閾値以上でない場合(ステップS103:No)、画像形成装置3は後述するステップS107に移行する。一方、CMYインクの停止時間が予め設定された閾値以上である場合(ステップS103:Yes)、画像形成装置3は後述するステップS104に移行する。
ステップS104において、表示制御部209dは、画像形成装置3が実行予定の白黒印刷に対してCMYインクを用いた白黒印刷を推奨する旨を表示部216に表示させる。これにより、ユーザは、CMYインクを用いた白黒印刷を設定するか否かを判断することができる。
続いて、印刷制御部209eは、ユーザによってCMYインクを用いた白黒印刷が設定されたか否かを判断する(ステップS105)。ユーザによってCMYインクを用いた白黒印刷が設定されていない場合(ステップS105:No)、画像形成装置3は後述するステップS107に移行する。一方、ユーザによってCMYインクを用いた白黒印刷が設定された場合(ステップS105:Yes)、画像形成装置3は後述するステップS106に移行する。
ステップS106において、印刷制御部209eは、CMYインクを用いた白黒印刷を設定し、ユーザによって設定された白黒印刷を画像形成装置3に実行させ(ステップS107)、画像形成装置3は本処理を終了する。
以上説明した本実施の形態によれば、判定部209cが算出部209bによって算出されたCMYインクの吐出が停止していた停止時間が予め設定された閾値以上と判定した場合、印刷制御部209eが黒インクおよびCMYを用いた白黒印刷を設定して画像形成装置3に実行させる。これにより、インクヘッドの回復処理のために使用されるCMYインクの浪費を防止することができる。
さらに、本実施の形態によれば、インクヘッド107,108が、2色のインク吐出口をそれぞれ設けている(図4を参照)。このため、各色のインク吐出口毎に回復処理を行うことができないインクヘッドであっても、CMYインクのインクヘッドに対して回復処理が行われることを極力回避することができる。
さらにまた、本実施の形態によれば、画像形成装置3が長時間に亘って白黒印刷を実行する場合に、CMYインクの回復処理が行われることを省略することができるので、連続して白黒印刷を実行する際に印刷効率を向上することができる。
また、本実施の形態にかかる画像形成装置3で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、USB媒体、フラッシュメモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施の形態にかかる画像形成装置3で実行されるプログラムは、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の画像形成装置3で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、本実施の形態にかかる画像形成装置3で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
また、本実施の形態では、画像形成装置3をインクジェット記録装置として説明していたが、たとえば複写機、プリンタ、スキャナ装置等のカラー印刷を行う画像形成装置であればいずれにも適用することができる。
以上のように、本発明にかかる画像形成装置は、インクヘッドの回復処理によるインクの浪費を防止することに有用であり、特に、インクジェットプリンタに適している。
1 プリンタシステム
2 PC
3 画像形成装置
4 ネットワーク
5 ケーブル
100 記録用紙
101 キャリッジ
102 ガイドロッド
103,202 主走査モータ
104 駆動プーリ
105 従動プーリ
106 タイミングベルト
107,108 インクヘッド
107k,107c,108m,108y インク吐出口
109 エンコーダスケール
110 エンコーダセンサ
111 用紙センサ
112 搬送ベルト
113 搬送ローラ
114 テンションローラ
201 プリンタコントローラ
203 副走査モータ
204 モータドライバ
205 給紙クラッチ
206 給紙ドライバ
207 ヘッドドライバ
208 ホストI/F
209 主制御部
209a 取得部
209b 算出部
209c 判定部
209d 表示制御部
209e 印刷制御部
210 RAM
210a 吐出時刻情報記憶部
211 ROM
212 印字制御部
213 ヘッドドライバI/F
214 モータドライブI/F
215 用紙検出センサ
216 表示部
217 入力部
T1 CMYインク使用設定画面
特開2006−137123号公報

Claims (7)

  1. 少なくとも黒インクを含む複数の色インクのインクカートリッジからそれぞれインク供給を受けてインクを吐出する各色のインクヘッドを備えた画像形成装置において、
    前記各色のインクヘッドがインクを吐出した最新の吐出時刻を記憶する記憶部と、
    当該画像形成装置が前記黒インクのみを用いて白黒印刷を行う場合、黒インク以外の色インクの前記吐出時刻を前記記憶部から取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記吐出時刻と現在の時刻とに基づいて、前記黒インク以外の色インクの吐出が停止していた停止時間を算出する算出部と、
    前記算出部が算出した前記停止時間が予め設定された閾値以上か否かを判定する判定部と、
    前記判定部が前記閾値以上と判定した場合、前記黒インクおよび前記複数の色インクを用いた白黒印刷を当該画像形成装置に実行させる印刷制御部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 当該画像形成装置の操作情報を表示する表示部と、
    前記判定部が前記閾値以上と判定した場合、当該画像形成装置が実行予定の白黒印刷に対して前記複数の色インクを用いた白黒印刷を推奨する旨を前記表示部に出力させる表示制御部と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 当該画像形成装置が白黒印刷を行う場合、前記複数の色インクを用いた白黒印刷の設定を受け付ける入力部をさらに備え、
    前記印刷制御部は、前記入力部が受け付けた設定の白黒印刷を当該画像形成装置に実行させることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 少なくとも黒インクを含む複数の色インクのインクカートリッジからそれぞれインク供給を受けてインクを吐出する各色のインクヘッドと前記各色のインクヘッドそれぞれがインクを吐出した最新の吐出時刻を記憶する記憶部とを備えた画像形成装置に、
    前記黒インクのみを用いて白黒印刷を行う場合、黒インク以外の色インクの前記吐出時刻を前記記憶部から取得する取得ステップと、
    前記取得ステップが取得した前記吐出時刻と現在の時刻とに基づいて、前記黒インク以外の色インクの吐出が停止していた停止時間を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップが算出した前記停止時間が予め設定された閾値以上か否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップが前記閾値以上と判定した場合、前記黒インクおよび前記複数の色インクを用いた白黒印刷を当該画像形成装置に実行させる印刷制御ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  5. 前記判定ステップが前記閾値以上と判定した場合、当該画像形成装置が実行予定の白黒印刷に対して前記複数の色インクを用いた白黒印刷を推奨する旨を表示部に出力させる表示制御ステップをさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のプログラム。
  6. 当該画像形成装置が白黒印刷を行う場合、前記複数の色インクを用いた白黒印刷の設定を受け付ける入力ステップをさらに含み、
    前記印刷制御ステップは、前記入力ステップが受け付けた設定の白黒印刷を当該画像形成装置に実行させることを特徴とする請求項4または5に記載のプログラム。
  7. 請求項4〜6に記載のプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
JP2010208404A 2010-09-16 2010-09-16 画像形成装置、プログラムおよび該プログラムを記憶した記憶媒体 Pending JP2012061758A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010208404A JP2012061758A (ja) 2010-09-16 2010-09-16 画像形成装置、プログラムおよび該プログラムを記憶した記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010208404A JP2012061758A (ja) 2010-09-16 2010-09-16 画像形成装置、プログラムおよび該プログラムを記憶した記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012061758A true JP2012061758A (ja) 2012-03-29

Family

ID=46057979

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010208404A Pending JP2012061758A (ja) 2010-09-16 2010-09-16 画像形成装置、プログラムおよび該プログラムを記憶した記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012061758A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8911045B2 (en) 2013-03-19 2014-12-16 Seiko Epson Corporation Printing device and method for controlling printing device
CN105150684A (zh) * 2015-09-09 2015-12-16 宁波荣大昌办公设备有限公司 一种双喷头打印控制系统及控制方法
JP2018168409A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 Jx金属株式会社 キャリア付銅箔、積層体、キャリア付銅箔の製造方法、積層体の製造方法、プリント配線板の製造方法及び電子機器の製造方法
CN113370656A (zh) * 2020-02-25 2021-09-10 精工爱普生株式会社 图像形成装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8911045B2 (en) 2013-03-19 2014-12-16 Seiko Epson Corporation Printing device and method for controlling printing device
CN105150684A (zh) * 2015-09-09 2015-12-16 宁波荣大昌办公设备有限公司 一种双喷头打印控制系统及控制方法
JP2018168409A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 Jx金属株式会社 キャリア付銅箔、積層体、キャリア付銅箔の製造方法、積層体の製造方法、プリント配線板の製造方法及び電子機器の製造方法
CN113370656A (zh) * 2020-02-25 2021-09-10 精工爱普生株式会社 图像形成装置
CN113370656B (zh) * 2020-02-25 2023-10-13 精工爱普生株式会社 图像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6318747B2 (ja) 印刷システム、印刷制御装置、及び、印刷制御方法
JP2009018534A (ja) インクジェット記録装置
JP2012061758A (ja) 画像形成装置、プログラムおよび該プログラムを記憶した記憶媒体
JP2000255044A (ja) ドット抜け検査を行う双方向印刷
JP2015054484A (ja) インクジェット画像形成装置とその制御方法及びプログラム
JP2010287092A (ja) 画像形成システム
JP2007007961A (ja) 液体吐出装置、コンピュータプログラム、及び、表示方法
JP2011061328A (ja) 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、プログラム、記憶媒体、画像形成システム
JP4583876B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP2010214741A (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP4479356B2 (ja) 印刷システム、印刷制御装置、プリンタドライバ、印刷装置
JP2005288753A (ja) シリアルプリンタ、インクジェット式シリアルプリンタ、及び、ファクシミリ機能付きシリアルプリンタ
JP2010240951A (ja) 記録装置、消費量書き込み方法及びプログラム
JP5333091B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システム、画像形成プログラムおよびそれを記録した記録媒体
JP2008238419A (ja) マルチファンクション印刷装置、その制御方法、及びその制御プログラム
JP5663851B2 (ja) 画像形成装置
JP5923954B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4111517B2 (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP5703719B2 (ja) 画像形成装置
JP2018144417A (ja) インクジェット記録装置
JP2011056754A (ja) 画像形成装置、メンテナンス方法、画像形成システム、メンテナンスプログラム及び記録媒体
JP4497243B2 (ja) インクジェット式シリアルプリンタ
JP2010201869A (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP6489258B2 (ja) 印刷システム、印刷制御装置、及び、印刷制御方法
JP2007136885A (ja) インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法