JP2000255044A - ドット抜け検査を行う双方向印刷 - Google Patents
ドット抜け検査を行う双方向印刷Info
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Abstract
の画質の劣化を緩和する。 【解決手段】 往路と復路の主走査の間に順送りと逆送
りの副走査を交互に行いつつ双方向の通常印刷動作を実
行する。また、1往復の通常印刷動作のたびに、各ノズ
ルからのインク滴の吐出の有無を検査することによっ
て、各ノズルが、インク滴を吐出できる動作ノズルとイ
ンク滴を吐出できない非動作ノズルとのうちのいずれで
あるかを決定する。非動作ノズルが存在するときには、
非動作ノズルで記録されるべきドットを他の動作ノズル
を用いて記録する補完動作を往復で実行する。
Description
らインク滴をそれぞれ吐出して印刷媒体の表面にドット
を記録することによって画像を印刷する技術に関し、特
に、各ノズルからのインク滴の吐出の有無を検査するド
ット抜け検査を利用した印刷技術に関する。
ルからインク滴を吐出して画像の印刷を行う。インクジ
ェットプリンタの印刷ヘッドには、多数のノズルが設け
られているが、インクの粘度の増加や気泡の混入等の原
因によって、いくつかのノズルが目詰まりしてインク滴
を吐出できない場合がある。ノズルが目詰まりすると画
像内にドットの抜けが生じ、画質を劣化させる原因とな
る。
ジョブを開始する前に専用のテストパターンを印刷用紙
上に印刷し、そのテストパターンをユーザが目視で確認
することによって検査していた。なお、本明細書におい
て、「1回の印刷ジョブ」とは、ユーザの1回の指定に
応じて実行される印刷動作の全体を意味している。
開始前に検査を行っていただけなので、印刷動作の途中
でドット抜けが発生した場合には、所望の画質が得られ
ないという問題があった。
を解決するためになされたものであり、印刷動作の途中
でドット抜けが発生した場合にも、画質の劣化を緩和す
ることのできる技術を提供することを目的とする。
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明で
は、往路と復路の主走査の間に順送りと逆送りの副走査
を交互に行いつつ双方向の通常印刷動作を実行する。ま
た、1往復の通常印刷動作のたびに、各ノズルからのイ
ンク滴の吐出の有無を検査することによって、各ノズル
が、インク滴を吐出できる動作ノズルとインク滴を吐出
できない非動作ノズルとのうちのいずれであるかを決定
する。非動作ノズルが存在するときには、非動作ノズル
で記録されるべきドットを他の動作ノズルを用いて記録
する補完動作を往復で実行する。
きに、他の動作ノズルを用いてドットを補完するので、
印刷動作の途中に発生したドット抜けによる画質の劣化
を緩和することができる。特に、通常印刷動作では順送
りと逆送りの副走査を交互に行うので、補完動作におい
て逆送りが必要になっても、補完動作における副走査送
り誤差が通常印刷動作とほぼ同程度である。この結果、
補完動作で副走査送り誤差が大きくなることに起因する
画質劣化を緩和することができる。
は第1の送り量で順送りの副走査が行われるとともに、
通常印刷動作の復路の主走査の前には第1の送り量より
も少ない第2の送り量で逆送りの副走査が行われること
が好ましい。こうすれば、補完動作の直前に行われた通
常印刷動作の復路の主走査前に印刷ヘッドが逆送りされ
ているので、補完動作を行うための副走査送りの送り量
が比較的少なくて済む。従って、補完動作における送り
誤差も少なくて済む。
送りの副走査が行われ、補完動作の復路の主走査の前に
は逆送りの副走査が行われるとともに、補完動作の復路
の主走査の後の通常印刷動作の往路の主走査の前には、
順送りの副走査が行われることが好ましい。こうすれ
ば、補完動作においても順送りと逆送りが交互に行われ
るので、補完動作における副走査送り誤差を、通常印刷
動作とほぼ同程度にすることができる。
されるべき主走査ライン上のドットのみを他の動作ノズ
ルを用いて記録する動作であることが好ましい。こうす
れば、補完動作時に、正常に印刷されている他の主走査
ラインにおいてドットの重ね打ちを行うことによる画質
の劣化を防止することができる。
補完動作の前に少なくとも非動作ノズルのクリーニング
を実行し、所定回数のクリーニングによっても非動作ノ
ズルの動作が回復しない場合に、非動作ノズルで記録さ
れるべきドットを他の動作ノズルを用いて記録する第1
の補完動作を実行するようにしてもよい。こうすれば、
ノズルの動作が所定回数のクリーニングによって回復し
ないときにも、ドット抜けを解消することができる。
て非動作ノズルが回復した場合には、非動作ノズルで記
録されるべきであったドットを当該回復した動作ノズル
を用いて記録する第2の補完動作を実行するようにして
もよい。こうすれば、記録されなかったドットを、その
ドットの記録を担当するはずであったノズルで記録でき
るので、容易にドットの補完を行うことができる。
よび、印刷方法または印刷装置の機能を実現するための
コンピュータプログラムを記録した記録媒体等の種々の
態様で実現することができる。
実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、本発明
の一実施例としてのカラーインクジェットプリンタ20
の主要な構成を示す概略斜視図である。このプリンタ2
0は、用紙スタッカ22と、図示しないステップモータ
で駆動される紙送りローラ24と、プラテン板26と、
キャリッジ28と、ステップモータ30と、ステップモ
ータ30によって駆動される牽引ベルト32と、キャリ
ッジ28のためのガイドレール34とを備えている。キ
ャリッジ28には、多数のノズルを備えた印刷ヘッド3
6が搭載されている。
位置には第1のドット抜け検査部40と、第2のドット
抜け検査部42とが設けられている。第1のドット抜け
検査部40は、発光素子40aと受光素子40bとを備
えており、これらの素子40a,40bを利用してイン
ク滴の飛行状態を調べることによってドット抜けを検査
する。第2のドット抜け検査部42は、その表面に設け
られた振動板がインク滴で振動するか否かを調べること
によってドット抜けを検査する。各ドット抜け検査部に
よる検査の詳細な内容については後述する。
りローラ24によって巻き取られて、プラテン板26の
表面上を副走査方向へ送られる。キャリッジ28は、ス
テップモータ30により駆動される牽引ベルト32に牽
引されて、ガイドレール34に沿って主走査方向に移動
する。主走査方向は、副走査方向に垂直である。
すブロック図である。プリンタ20は、ホストコンピュ
ータ100から供給された信号を受信する受信バッファ
メモリ50と、印刷データを格納するイメージバッファ
52と、プリンタ20全体の動作を制御するシステムコ
ントローラ54と、メインメモリ56とを備えている。
システムコントローラ54には、キャリッジモータ30
を駆動する主走査駆動ドライバ61と、紙送りモータ3
1を駆動する副走査駆動ドライバ62と、2つのドット
抜け検査部40,42をそれぞれ駆動する検査部ドライ
バ63,64と、印刷ヘッド36を駆動するヘッド駆動
ドライバ66とが接続されている。
イバ(図示せず)は、ユーザの指定した印刷モード(高
速印刷モード、高画質印刷モード等)に基づいて、印刷
動作を規定する各種のパラメータ値を決定する。このプ
リンタドライバは、さらに、これらのパラメータ値に基
づいて、その印刷モードで印刷を行うための印刷データ
を生成して、プリンタ20に転送する。転送された印刷
データは、一旦、受信バッファメモリ50に蓄えられ
る。プリンタ20内では、システムコントローラ54
が、受信バッファメモリ50から印刷データの中から必
要な情報を読取り、これに基づいて、各ドライバに対し
て制御信号を送る。
メモリ50で受信された印刷データを色成分毎に分解し
て得られた複数の色成分のイメージデータが格納され
る。ヘッド駆動ドライバ66は、システムコントローラ
54からの制御信号に従って、イメージバッファ52か
ら各色成分のイメージデータを読出し、これに応じて印
刷ヘッド36に設けられた各色のノズルアレイを駆動す
る。
常印刷実行部の機能は、システムコントローラ54と、
主走査駆動ドライバ61と、副走査駆動ドライバ62
と、ヘッド駆動ドライバ66とによって実現される。ま
た、後述する補完動作を実行する補完動作実行部の機能
も、システムコントローラ54と、主走査駆動ドライバ
61と、副走査駆動ドライバ62と、ヘッド駆動ドライ
バ66とによって実現される。印刷ヘッド36のクリー
ニングを実行するクリーニング実行部の機能は、システ
ムコントローラ54と、ヘッド駆動ドライバ66とによ
って実現される。なお、システムコントローラに通常印
刷実行部と補完動作実行部とクリーニング実行部の機能
を実現させるためのコンピュータプログラムは、メイン
メモリ56に格納されている。
は、第1のドット抜け検査部40の構成と、その検査方
法(飛行滴検査法)の原理を示す説明図である。図3
は、印刷ヘッド36を下面側から見た図であり、印刷ヘ
ッド36の6色分のノズルアレイと、第1のドット抜け
検査部40を構成する発光素子40aおよび受光素子4
0bが描かれている。
クを吐出するためのブラックインクノズル群KD と、濃
シアンインクを吐出するための濃シアンインクノズル群
CDと、淡シアンインクを吐出するための淡シアンイン
クノズル群CL と、濃マゼンタインクを吐出するための
濃マゼンタインクノズル群MD と、淡マゼンタインクを
吐出するための淡マゼンタインクノズル群ML と、イエ
ローインクを吐出するためのイエローインクノズル群Y
D とが形成されている。
のアルファベットの大文字はインク色を意味しており、
また、添え字の「D 」は濃度が比較的高いインクである
ことを、添え字の「L 」は濃度が比較的低いインクであ
ることを、それぞれ意味している。なお、イエローイン
クノズル群YD の添え字「D 」は、このノズル群から吐
出されるイエローインクが、濃シアンインクおよび濃マ
ゼンタインクとほぼ等量ずつ混合されたときにグレー色
となることを意味している。また、ブラックインクノズ
ル群KD の添え字「D 」は、これらから吐出されるブラ
ックインクがグレー色では無く、濃度100%の黒色で
あることを意味している。
Sに沿ってそれぞれ整列している。印刷時には、キャリ
ッジ28(図1)とともに印刷ヘッド36が主走査方向
MSに移動しつつ、各ノズルからインク滴が吐出され
る。
光束Lを射出するレーザである。このレーザ光Lは、副
走査方向SSに平行に射出され、受光素子40bで受光
される。ドット抜け検査の際には、まず、図3のよう
に、1色分(例えば濃イエローYD )のノズル群が、レ
ーザ光Lの光路の上方に来るような位置に印刷ヘッド3
6を位置決めする。この状態において、ヘッド駆動ドラ
イバ66(図2)を用いて濃イエローYD のノズルを1
つずつ、かつ、所定の駆動期間ずつ順番に駆動して、各
ノズルからインク滴を順次吐出させる。吐出されたイン
ク滴は、途中でレーザ光Lの光路を遮るので、受光素子
40bにおける受光が一時的に中断される。従って、あ
るノズルから正常にインク滴が吐出されていれば、レー
ザ光Lが受光素子40bで一時的に遮光されるので、そ
のノズルに目詰まりが無いと判断することができる。ま
た、あるノズルの駆動期間内にレーザ光Lが全く遮光さ
れないときには、そのノズルは目詰まりしていると判断
することができる。なお、1滴のインクでは、レーザ光
Lが遮断されたか否かを十分確実に検出できない可能性
があるので、1つのノズルについて数滴ずつ吐出するよ
うにすることが好ましい。
の検査がすむと、印刷ヘッド36を主走査方向に少し移
動させて、次の色(図3の例では淡マゼンタML )のノ
ズルの検査を実行する。
を検出することによって各ノズルの目詰まりの有無(す
なわちドット抜けの有無)を検査するので、比較的短時
間で検査が終了するという利点がある。
の構成を示す説明図である。図4では、レーザ光Lの進
行方向が副走査方向SSからやや傾いた方向になるよう
に、発光素子40aと受光素子40bの向きが調整され
ている。このレーザ光Lの進行方向は、1つのノズルか
ら吐出されたインク滴をレーザ光Lで検出しようとする
ときに、このレーザ光Lが、他のノズルから吐出される
インク滴によって遮光されることがないように設定され
ている。換言すれば、レーザ光Lの光路が、複数のノズ
ルからのインク滴の行路と干渉することが無いように設
定されている。
から傾いた斜めの方向に向けて射出するようにすれば、
印刷ヘッド36をゆっくりと主走査方向に移動させつ
つ、各ノズルを1つずつ順番に駆動してインク滴を吐出
させることによって、各ノズルの目詰まりを検査するこ
とが可能である。このようにすると、仮にいくつかのノ
ズルから吐出されるインク滴が規定の位置や方向から多
少それたときにも、そのノズルの目詰まりを検査するこ
とが可能であるという利点もある。
成と、その検査方法(振動板検査法)の原理を示す説明
図である。図5は、印刷ヘッド36の1つのノズルnの
近傍の断面図であり、第2のドット抜け検査部42を構
成する振動板42aとマイクロフォン42bも描かれて
いる。
は、ノズルnまでインクを導くインク通路80に接する
位置に設置されている。ピエゾ素子Pに電圧を印加する
とピエゾ素子PEが伸張し、インク通路80の一側壁を
変形させる。この結果、インク通路80の体積がピエゾ
素子PEの伸張に応じて収縮し、インク滴Ipがノズル
nの先端から高速に吐出される。
動板42aに到達すると、振動板42aが振動する。マ
イクロフォン42bは、この振動板42aの振動を電気
信号に変換する。従って、マイクロフォン42bからの
出力信号(振動音信号)を検出すれば、インク滴Ipが
振動板42aに到達したか否か(すなわちノズルの目詰
まりの有無)を知ることができる。
フォン42bのセットは、1色分の複数のノズルの個数
分と同じ数だけ副走査方向に沿って配列しておくことが
好ましい。こうすれば、1色分のすべてのノズルについ
て、目詰まりの有無を同時に検査することが可能であ
る。但し、隣接するノズルからインク滴Ipを同時に吐
出すると、隣接する振動板42a同士が干渉してしま
い、誤検出する可能性がある。このような誤検出を防止
するためには、同時に検査の対象となるノズルを数個お
きに設定することが好ましい。
0,42が示されているが、1つのプリンタには1つの
ドット抜け検査部が設けられていればよい。なお、この
明細書において、「往路」とは、ドット抜け検査部4
0,42が設けられている端部(すなわちキャリッジ2
8の待機位置)から他方の端部に向かってキャリッジ2
8が移動して行くときの行路を意味しており、「復路」
は、その逆方向の行路を意味している。
実施例の印刷処理の手順を示すフローチャートである。
第1実施例では、1回の往復走査が終了するたびにドッ
ト抜け検査を実行する。但し、第1実施例では、ドット
抜けが検出されたときにもノズルクリーニングは実行し
ない。
行する。本明細書では、印刷動作中の1回の主走査を
「パス」と呼ぶ。双方向印刷の場合には、1回の往路の
走査が1つのパスであり、1回の復路の走査も1つのパ
スである。但し、「1往復パス」は、往路のパスと復路
のパスを1回ずつ含んでいる。1往復パスの印刷が終了
すると、ステップS2において、第1のドット抜け検査
部40を用いて6色分のすべてのノズルのドット抜け検
査を実行する。なお、以下の説明において、特に断らな
い限り、第1のドット抜け検査部40を用いることとす
るが、この代わりに第2のドット抜け検査部42を用い
ることも可能である。
判断された場合には、ステップS5に移行し、1ページ
分の印刷が完了したか否かを判断する。完了していなけ
れば、ステップS1に戻る。
判断された場合には、ステップS4において、他のノズ
ルを用いて1往復パスの補完動作を実行する。すなわ
ち、ドット抜けが発生しているラスタライン上のドット
を他の動作ノズルで記録する。なお、以下では補完のた
めの印刷動作を「補完動作」とよび、通常の印刷のため
の印刷動作を「通常印刷動作」と呼ぶ。
示す説明図である。なお、図7では簡単のために、印刷
ヘッド36が4つのノズルのみを有しているものと仮定
しており、また、2番目のノズルが非動作ノズル(目詰
まりを起こしているノズル)であり、他のノズルは動作
ノズル(目詰まりを起こしていないノズル)であるもの
としている。さらに、ノズルピッチkは3ドットである
ものと仮定している。
方向SSとは逆の方向に4ドット分の副走査送りが行わ
れる。また、復路パスの後には、副走査方向SSに12
ドット分の副走査送りが行われる。副走査方向SSに送
るときの送り量の値を正にとれば、往路パス後の送り量
FBは−4ドットであり、復路パス後の送り量FFは1
2ドットである。なお、副走査方向SSへの送りを「順
送り」または「フォワードフィード」と呼ぶ。また、副
走査方向SSとは逆の方向への送りを、「逆送り」また
は「バックフィード」と呼ぶ。図7に示す通常印刷動作
は、片道の主走査を行うたびに、順送りと逆送りを交互
に実行しながら双方向印刷を実行している、という特徴
を有している。この利点については後述する。
を起こしているので、通常の1回目の往復パスの印刷に
おいては、破線で示す2本のラスタラインL1,L2上
のドットの記録ができない。補完動作を行わなければ、
これらのラスタラインL1,L2上にドットが形成され
ていない状態のままで、往復パスの印刷が次々と実行さ
れてゆくことになる。
す説明図である。1回目の往復パス(「往1」および
「復1」)でドットの抜けが発生するのは図7と同じで
ある。ところで、図6のステップS2の検査において
は、2番目のノズルが非動作ノズルであることが検出さ
れているので、その直前の1往復パスにおいて、ラスタ
ラインL1,L2上でドット抜けが発生していることも
認識される。そこで、1回目の往復パス後の補完動作
(ステップS4)では、まず、補完動作のための過渡的
な第1の送り量FC1で順送りを行って、1回目の往路
パスにおいてドット抜けが発生していたラスタラインL
1上に、他の動作ノズルを位置決めする。図8の例で
は、過渡的な第1の送り量FC1を7ドットに設定する
ことによって、1番目のノズルをラスタラインL1上に
位置決めしている。この状態において1往路パスの印刷
を行い、1番目のノズルを用いてラスタラインL1上の
記録動作を実行する。
FC2で逆送りを行って、1回目の復路パスにおいてド
ット抜けが発生していたラスタラインL2上に、他の動
作ノズルを位置決めする。図8の例では、過渡的な第2
の送り量FC2を−4ドットに設定することによって、
1番目のノズルをラスタラインL2上に位置決めしてい
る。この状態において1復路パスの印刷を行い、1番目
のノズルを用いてラスタラインL2上の記録動作を実行
する。
に、通常の1回分の往復パスの印刷を実行した後も、イ
メージバッファ52(図2)内にその1往復パス分の印
刷データを保持しておき、その中からドット抜けが発生
しているラスタライン上の印刷データを利用して上記の
補完動作を行う。すなわち、イメージバッファ52に
は、各ノズルに関して往路パスと復路パスの2ライン分
の印刷データが保持されている。なお、以下では、補完
動作が行われる往復パスを「補完往復パス」とも呼ぶ。
いるラスタライン上のドットの記録のみを実行してもよ
いが、他のラスタライン上のドットの記録も同時に実行
するようにしてもよい。すなわち、補完往復パスでは、
少なくともドット抜けが発生しているラスタラインを含
む少なくとも1本のラスタライン上でドットの記録を再
度実行するようにすればよい。但し、ドット抜けのある
ラスタライン上のドット記録だけを実行すれば、正常に
印刷されているラスタラインにおいてドットの余分な重
ね打ちをしなくて済むので、より高い画質を達成できる
という利点がある。また、インクを節約することができ
るという利点もある。
の過渡的な送り量FC3で順送りを行って、通常印刷動
作時の2回目の往路パスのノズル位置を実現するように
印刷ヘッド36を移動する。図8から解るように、第1
実施例では、補完動作の往路の主走査の前には順送りの
副走査が行われ、補完動作の復路の主走査の前には逆送
りの副走査が行われるとともに、補完動作の復路の主走
査の後(すなわち通常印刷動作の往路の主走査の前)に
は順送りの副走査が行われる。この結果、補完動作にお
いても通常印刷動作の場合と同様に、順送りと逆送りの
副走査送りが交互に行われることになる。
る3回の副走査送りは、通常の1回目の復路パスと2回
目の往路パスの間に実行される。ドット抜けが無けれ
ば、通常の1回目の復路パスと2回目の往路パスの間に
実行される副走査送りは、図7に示されているように、
送り量FF(=12ドット)の順送りである。従って、
過渡的な副走査送りの3つの送り量FC1〜FC3は、
それらの合計値(FC1+FC2+FC3)が、通常の
復路パスと往路パスの間に実行される副走査送りの送り
量FFと等しい値になるように設定される。こうすれ
ば、補完動作後の通常印刷動作の往路パスに適した位置
に印刷ヘッド36を位置決めすることができる。従っ
て、印刷動作の全体を変更することなく、通常印刷動作
の間に補完動作を挿入するだけでよいので、ドット抜け
の補完を容易に実行することが可能である。なお、上述
のような補完動作の制御は、システムコントローラ54
によって実行される。
図である。この比較例では、往路パスの後も復路パスの
後も、いずれも一定の送り量F(=4ドット)で順送り
が行われるものと仮定している。また、第1実施例と同
様に、2番目のノズルに目詰まりが発生していると仮定
している。なお、この比較例においても、ドット抜け検
査部40はキャリッジ28の待機位置に設けられてお
り、また、ドット抜けの検査と補完動作は1往復パスの
たびに行われるものと仮定している。
である。通常の1回の往路パスにおいて2番目のノズル
で記録されるべきであったラスタラインL1は、1回目
の復路パス(「復1」)における1番目のノズル位置よ
りも、副走査方向SSに沿って後ろ側にある。従って、
このラスタラインL1の補完を行うためには、1回目の
復路パスの後に(すなわち補完往路パスの前に)、逆送
りを行なう必要がある。図10の例では、補完往路パス
の前における第1の過渡的な副走査送りの送り量FC1
を−1ドットに設定して、1ドット分の逆送りを実行し
ている。ところで、副走査駆動機構の機械的な送り精度
は、順送りと逆送りとでかなり異なることが多い。図9
に示す通常印刷動作では順送りのみが実行されている
が、図10に示す補完動作では順送りと逆送りとが実行
される。従って、図10の補完動作では、図9の通常印
刷動作とは副走査送りの送り誤差がかなり異なることに
なる。この結果、比較例では、通常印刷動作のみで印刷
を行った場合に比べて、補完動作を行った場合の方が副
走査送り誤差が大きくなってしまい、画質をかなり低下
させる可能性がある。
は、通常印刷動作においても補完動作においても、いず
れも順送りと逆送りを交互に実行しているので、補完動
作における副走査送り誤差も、通常印刷動作における誤
差とほぼ同程度である。この結果、補完動作を行う際の
副走査送り誤差の増大に起因する画質の劣化を緩和する
ことができるという利点がある。
を示す説明図である。図8の補完動作との第1の相違点
は、ドット抜けの補完に用いられるノズルの選択であ
る。すなわち、図11の変形例では、ドット抜けが存在
するラスタラインに最も近い動作ノズルを使用して補完
動作を行っている。例えば、1回目の復路パス(「復
1」)のときの印刷ヘッド36の位置において、1回目
の往路パスでドット抜けが発生したラスタラインL1に
最も近い動作ノズルは3番目のノズルである。従って、
補完往路パスでは、この3番目のノズルを用いて、ラス
タラインL1の補完を実行している。また、補完往路パ
ス(「補往」)のときの印刷ヘッド36の位置におい
て、1回目の復路パスでドット抜けが発生したラスタラ
インL2に最も近い動作ノズルは1番目のノズルであ
る。従って、補完復路パスでは、この1番目のノズルを
用いて、ラスタラインL2の補完を実行している。
を行う前の印刷ヘッド36の位置においてドット抜けが
存在するラスタラインに最も近い動作ノズルを用いて補
完動作を行なうようにすれば、過渡的な送り量の絶対値
を小さくすることが可能である。副走査送り誤差は、送
り量の絶対値が小さいほど少なくなる傾向にある。従っ
て、この変形例のように、補完を実行するための動作ノ
ズルを選択すれば、補完動作時の副走査送り誤差を低減
できる可能性がある。
量FC1〜FC3がいずれも正の値であり、補完動作に
おいては逆送りが行われずに順送りのみが行われてい
る。順送りと逆送りの副走査送り誤差が大幅に異なる場
合には、図11のように過渡送りが順送りのみである補
完動作よりも、図8のように順送りと逆送りとが交互に
行われる補完動作の方が好ましい。一方、順送りと逆送
りの副走査送り誤差があまり違わない場合には、図11
のように送り量の絶対値が小さい補完動作の方が好まし
い。
動作において順送りと逆送りの副走査を交互に行ってい
るので、補完動作において逆送りが必要になっても、補
完動作における副走査送り誤差が通常印刷動作とほぼ同
程度である。この結果、補完動作で副走査送り誤差が大
きくなることに起因する画質劣化を緩和することができ
るという利点がある。
2実施例の印刷処理の手順を示すフローチャートであ
る。第2実施例では、1回の往復走査を行う前にドット
抜け検査を実行するが、ドット抜けが検出されたときに
もノズルクリーニングは実行しない。
8が待機位置にある状態において第1のドット抜け検査
部40を用いて6色分のすべてのノズルのドット抜け検
査を実行する。ステップS12においてドット抜けが無
いと判断された場合には、ステップS13において1往
復パスの印刷を実行する。1往復パスの印刷が終了する
と、ステップS16において1ページ分の印刷が完了し
たか否かを判断し、完了していなければ、ステップS1
1に戻る。
と判断された場合には、ステップS14において1往復
パスの印刷を実行した後に、ステップS15において、
抜けたドットを他のノズルで補完する補完動作を実行す
る。この補完動作は、前述した図8または図11に示し
たものと同じである。
S16において1ページ分の印刷が完了したか否かを判
断し、完了していなければステップS11に戻る。この
ように、1回の往復パスの前にドット抜け検査を行うよ
うにしても、ドット抜けの補完を行いつつ印刷を実行す
ることが可能である。
の往復パス毎にドット抜けの検査を行って、ドット抜け
が検出されたときには他の動作ノズルを用いて補完動作
(補完往復パス)を実行している。従って、1回の往復
パスの途中でドット抜けが発生しても、すぐにドット抜
けを検出することができ、また、印刷媒体上のドット抜
けを容易に解消することが可能である。
3実施例の印刷処理の手順を示すフローチャートであ
る。第3実施例では、1回の往復走査を行った後にドッ
ト抜け検査を実行し、ドット抜けが検出されたときには
ノズルクリーニングを実行する。
刷を行ない、ステップS22においてドット抜け検査を
実行する。ステップS23においてドット抜けが無いと
判断された場合には、ステップS29に移行し、1ペー
ジ分の印刷が完了したか否かを判断する。完了していな
ければ、ステップS21に戻る。
と判断された場合には、ステップS24においてノズル
のクリーニングを実行する。このクリーニングでは、印
刷ヘッド36のすべてのノズルをクリーニングしてもよ
く、また、目詰まりのあるノズルのみをクリーニングす
るようにしてもよい。
いてドット抜け検査を再度実行する。ステップS26に
おいて、ノズルの目詰まりが解消していると判断された
場合には、ステップS27に移行し、抜けたドットを元
のノズルで補完する。
作を示す説明図である。この補完往路パスでは、その直
前の通常の往路パスにおける印刷ヘッド36の位置と同
じ位置に印刷ヘッド36が移動する。また、補完復路パ
スでも、その直前の通常の復路パスにおける印刷ヘッド
36の位置と同じ位置に印刷ヘッド36が移動する。こ
のようにするためには、第1の過渡的な送り量FC1
を、通常の逆送りの送り量FBと絶対値が同じで正負の
符号が異なる値に設定し、また、第2の過渡的な送り量
FC2を、通常の逆送りの送り量FBと同一の値に設定
すればよい。この場合にも、補完動作において順送りと
逆送りが交互に行われる。従って、図14のような補完
動作においても、図8に示した第1実施例の補完動作と
同様に、順送りと逆送りの副走査送り誤差の差異に起因
する画質の劣化を緩和することができる。
は、ステップS29において1ページ分の印刷が完了し
ているか否かを判断し、完了していなければ、ステップ
S21に戻る。
目詰まりが解消していないと判断された場合には、ステ
ップS28において、他のノズルによる補完動作を行
う。すなわち、ドット抜けが発生しているラスタライン
上のドットを他の動作ノズルで記録する。この補完動作
は、前述した図8または図11に示したものと同じであ
る。この補完動作の後に、ステップS29において1ペ
ージ分の印刷が完了しているか否かを判断し、完了して
いなければ、ステップS21に戻る。
出されたときに、ノズルのクリーニングを行うようにす
れば、ノズルの動作が回復したときに、ドット抜けのラ
スタ上の記録を担当するはずであった元のノズルを用い
て補完を行うことができるという利点がある。
の動作ノズルを用いて補完すると、隣接するラスタライ
ンの記録を担当するノズルの番号の並び方が、画像内の
他の場所とは異なるものになる。各ノズルで記録される
ドットの位置は、各ノズル毎に多少ズレるので、隣接す
るラスタラインの記録を担当するノズルの番号の並び方
が異なると、そのズレのパターンが異なってしまい、そ
の結果、画質の劣化が生じることもある。従って、画質
の点からは、ドット抜けを検出したときにクリーニング
を行って、元のノズルを用いて補完動作を行うことが好
ましい。
4実施例の印刷処理の手順を示すフローチャートであ
る。第4実施例では、1回の往復走査を行なう前にドッ
ト抜け検査を実行し、ドット抜けが検出されたときには
ノズルクリーニングを実行する。
を実行する。ステップS32においてドット抜けが無い
と判断された場合には、ステップS33において1往復
パスの印刷を実行する。1往復パスの印刷が終了する
と、ステップS39において1ページ分の印刷が完了し
たか否かを判断し、完了していなければステップS31
に戻る。
と判断された場合には、ステップS34においてノズル
のクリーニングを実行する。ステップS35では、すべ
てのノズルについてドット抜け検査を再度実行する。ス
テップS36において、ノズルの目詰まりが解消してい
ると判断された場合には、ステップS33に移行し、1
往復パスの印刷を実行した後にステップS39に移行す
る。一方、ノズルの目詰まりが解消していないと判断さ
れた場合には、ステップS37において1往復パスの印
刷を実行した後に、ステップS38において、抜けたド
ットを他のノズルで補完する補完動作を実行する。この
補完動作は、図8または図11に示したものと同じであ
る。
9において1ページ分の印刷が完了したか否かを判断
し、完了していなければステップS31に戻る。
の往復パス毎にドット抜けの検査を行って、ドット抜け
が検出されたときにはノズルのクリーニングを実行し、
クリーニングによってノズルの動作が回復しなかった場
合には、他の動作ノズルを用いて補完動作を実行してい
る。また、図13に示すように、1回の往復パス後にド
ット抜け検査を行うときに、クリーニングによってノズ
ルの動作が回復した場合には、回復した元のノズルを用
いて補完動作を実行している。従って、1回の往復パス
の途中でドット抜けが発生しても、すぐにドット抜けを
検出することができ、また、印刷媒体上のドット抜けを
容易に解消することが可能である。
例では、通常印刷動作において、順送りと逆送りの副走
査を交互に行っているので、補完動作において逆送りが
必要になった場合にも、補完動作が行われるラスタライ
ンにおいて副走査送り誤差が他の箇所よりも過度に大き
くなることが無い。この結果、副走査送り誤差の差異に
起因する画質の劣化を緩和することができるという利点
がある。特に、図8に示したように、補完動作において
も順送りと逆送りの副走査を交互に実行するようにすれ
ば、この効果が大きい。
に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の態様において実施することが可能であり、
例えば次のような変形も可能である。
によって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置
き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによっ
て実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換え
るようにしてもよい。
るタイプの印刷装置に適用可能であり、カラーインクジ
ェットプリンタ以外の種々の印刷装置に適用可能であ
る。例えば、インクジェット方式のファクシミリ装置や
コピー装置にも適用可能である。
ニングによってノズルの目詰まりが解消しないときに他
のノズルによる補完動作を行っていたが、2回以上のク
リーニングによってもノズルの目詰まりが解消しないと
きに、初めて他のノズルによる補完動作を行うようにし
てもよい。すなわち、一般には、所定回数までのクリー
ニングによってノズルの目詰まりが解消したときには元
のノズルで補完動作を行い、所定回数以上のクリーニン
グによってもノズルの目詰まりが解消しないときに他の
ノズルで補完動作を行うようにすればよい。
のクリーニングによってもノズルの目詰まりが解消しな
いときに補完動作を行うようにすればよい。
易いものと、目立ち難いものとがある。例えば、インク
ジェット印刷専用の印刷用紙はドット抜けが目立ち易
く、普通のコピー用紙はドット抜けが目立ち難い。そこ
で、ドット抜けが目立ち難い印刷媒体を使用する場合に
は、所定数のノズルが目詰まりするまで補完動作を行わ
ないようにしてもよい。こうすれば、印刷速度をあまり
低下させずに画質の低下を防止することできる。
抜けが目立ち易いものと、目立ち難いものとがある。例
えば、写真画像はドット抜けが目立ち易いが、文字のみ
を含むテキスト画像や、グラフなどの図形と文字とで構
成されたグラフィック画像などはドット抜けが目立ち難
い。なお、テキスト画像やグラフィック画像などのよう
に、写真画像を含まない印刷画像を、本明細書では「非
写真画像」と呼ぶ。このような非写真画像を印刷する場
合には、所定数のノズルが目詰まりするまで補完動作を
行わないようにしてもよい。なお、このように印刷画像
の種類によって補完動作を調整する際には、例えばコン
ピュータからプリンタ側に送られる印刷データのヘッダ
内に、印刷画像の種類を示す情報を登録するようにすれ
ばよい。
ち易いものと、目立ち難いものとがある。例えば、1回
のパスにおいてはいくつかのラスタライン上の全画素の
1/4のみが記録対象となり、4回のパスによってそれ
らのラスタライン上の全画素が記録対象となるような印
刷モードが存在する。このパス数が多いほど、ドット抜
けが目立ち難い傾向にある。そこで、各ラスタライン上
の全画素位置を記録対象とするために必要なパス数が所
定回数以上のときには、所定数のノズルが目詰まりする
まで補完動作を行わないようにしてもよい。
所定の領域内では、ドット抜けが検出されたときにも、
クリーニングを行わずに直ちに他のノズルによる補完動
作を開始するようにしてもよい。例えば、印刷用紙の最
後の約1/3(または約1/4)の領域では、クリーニ
ングを行わずに補完動作を行うようにしてもよい。こう
すれば、印刷時間を短縮できる可能性がある。
トプリンタ20の主要な構成を示す概略斜視図。
図。
査方法(飛行滴検査法)の原理とを示す説明図。
説明図。
査方法(振動板検査法)の原理を示す説明図。
ート。
図。
ャート。
ャート。
作を示す説明図。
ャート。
Claims (13)
- 【請求項1】 往路と復路の主走査時に複数のノズルか
らインク滴をそれぞれ吐出することによって印刷を行う
印刷方法であって、(a)往路と復路の主走査の間に順
送りと逆送りの副走査を交互に行いつつ双方向の通常印
刷動作を実行する工程と、(b)1往復の通常印刷動作
のたびに、各ノズルからのインク滴の吐出の有無を検査
することによって、各ノズルが、インク滴を吐出できる
動作ノズルとインク滴を吐出できない非動作ノズルとの
うちのいずれであるかを決定する工程と、(c)前記非
動作ノズルが存在するときに、前記非動作ノズルで記録
されるべきドットを他の動作ノズルを用いて記録する補
完動作を往復で実行する工程と、を備えることを特徴と
する印刷方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の印刷方法であって、 前記工程(a)において、 前記通常印刷動作の往路の主走査の前には第1の送り量
で順送りの副走査が行われるとともに、 前記通常印刷動作の復路の主走査の前には前記第1の送
り量よりも少ない第2の送り量で逆送りの副走査が行わ
れる、印刷方法。 - 【請求項3】 請求項2記載の印刷方法であって、 前記工程(c)において、 前記補完動作の往路の主走査の前には順送りの副走査が
行われ、 前記補完動作の復路の主走査の前には逆送りの副走査が
行われるとともに、 前記補完動作の復路の主走査の後の通常印刷動作の往路
の主走査の前には、順送りの副走査が行われる、印刷方
法。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の印
刷方法であって、 前記補完動作は、前記非動作ノズルで記録されるべき主
走査ライン上のドットのみを前記他の動作ノズルを用い
て記録する動作である、印刷方法。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の印
刷方法であって、 前記工程(b)において前記非動作ノズルが検出された
場合に、前記工程(b)と工程(c)との間に、少なく
とも前記非動作ノズルのクリーニングを実行する工程を
含み、 前記工程(c)は、 所定回数の前記クリーニングによっても前記非動作ノズ
ルの動作が回復しない場合に、前記非動作ノズルで記録
されるべきドットを他の動作ノズルを用いて記録する第
1の補完動作を実行する工程を含む、印刷方法。 - 【請求項6】 請求項5記載の印刷方法であって、 前記工程(c)は、さらに、 所定回数以内の前記クリーニングによって前記非動作ノ
ズルが回復した場合には、前記非動作ノズルで記録され
るべきであったドットを当該回復した動作ノズルを用い
て記録する第2の補完動作を実行する工程を備える、印
刷方法。 - 【請求項7】 往路と復路の主走査時に複数のノズルか
らインク滴をそれぞれ吐出することによって印刷を行う
印刷装置であって、 往路と復路の主走査の間に順送りと逆送りの副走査を交
互に行いつつ双方向の通常印刷動作を実行する通常印刷
実行部と、 1往復の通常印刷動作のたびに、各ノズルからのインク
滴の吐出の有無を検査することによって、各ノズルが、
インク滴を吐出できる動作ノズルとインク滴を吐出でき
ない非動作ノズルとのうちのいずれであるかを決定する
検査部と、 前記非動作ノズルが存在するときに、前記非動作ノズル
で記録されるべきドットを他の動作ノズルを用いて記録
する補完動作を往復で実行する補完動作実行部と、を備
えることを特徴とする印刷装置。 - 【請求項8】 請求項7記載の印刷装置であって、 前記通常印刷実行部は、 前記通常印刷動作の往路の主走査の前には第1の送り量
で順送りの副走査を行うとともに、 前記通常印刷動作の復路の主走査の前には前記第1の送
り量よりも少ない第2の送り量で逆送りの副走査を行
う、印刷装置。 - 【請求項9】 請求項8記載の印刷装置であって、 前記補完動作実行部は、 前記補完動作の往路の主走査の前には順送りの副走査を
行い、 前記補完動作の復路の主走査の前には逆送りの副走査を
行うとともに、 前記補完動作の復路の主走査の後の通常印刷動作の往路
の主走査の前には、順送りの副走査を行う、印刷装置。 - 【請求項10】 請求項7ないし9のいずれかに記載の
印刷装置であって、 前記補完動作は、前記非動作ノズルで記録されるべき主
走査ライン上のドットのみを前記他の動作ノズルを用い
て記録する動作である、印刷装置。 - 【請求項11】 請求項7ないし10のいずれかに記載
の印刷装置であって、さらに、 前記検査部が前記非動作ノズルを検出した場合に、前記
補完動作の前に少なくとも前記非動作ノズルのクリーニ
ングを実行するクリーニング実行部を備え、 前記補完動作実行部は、 所定回数の前記クリーニングによっても前記非動作ノズ
ルの動作が回復しない場合に、前記非動作ノズルで記録
されるべきドットを他の動作ノズルを用いて記録する第
1の補完動作を実行する第1の補完動作実行部を含む、
印刷装置。 - 【請求項12】 請求項11記載の印刷装置であって、 前記補完動作実行部は、さらに、 所定回数以内の前記クリーニングによって前記非動作ノ
ズルが回復した場合には、前記非動作ノズルで記録され
るべきであったドットを当該回復した動作ノズルを用い
て記録する第2の補完動作を実行する第2の補完動作実
行部を備える、印刷装置。 - 【請求項13】 往路と復路の主走査時に複数のノズル
からインク滴をそれぞれ吐出することによって印刷を行
う印刷装置を備えたコンピュータに、印刷を実行させる
ためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体であって、 往路と復路の主走査の間に順送りと逆送りの副走査が交
互に行なわれる双方向の通常印刷動作が1往復実行され
るたびに、各ノズルからのインク滴の吐出の有無を検査
することによって、各ノズルが、インク滴を吐出できる
動作ノズルとインク滴を吐出できない非動作ノズルとの
うちのいずれであるかを決定する検査機能と、 前記非動作ノズルが存在するときに、前記非動作ノズル
で記録されるべきドットを他の動作ノズルを用いて記録
する補完動作を往復で実行する補完動作実行機能と、
を、コンピュータに実現させるためのコンピュータプロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体。
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