JP2010201869A - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙形状を判別するために複数のセンサや面センサを使うためにコストが高くなる。
【解決手段】用紙100に画像を形成する記録ヘッドを搭載した主走査方向に往復移動するキャリッジ3には用紙を検知する用紙センサ70が設けられ、用紙の形状検出を行うときには、用紙センサ70にて用紙100の端の1回目検知位置P1を検知し、用紙100を搬送して用紙100の端の2回目検知位置を検知し、用紙100を搬送して用紙100の端の3回目検知位置を検知し、これらの用紙送り方向における複数の検知位置P1ないしP3に基づいて用紙の形状を判定する。
【選択図】図9

Description

本発明は画像形成装置に関し、特に用紙形状を検出可能な画像形成装置及びプログラムに関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する記録ヘッドを画像形成手段として用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。この液体吐出記録方式の画像形成装置は、記録ヘッドからインク滴を、搬送される用紙(紙に限定するものではなく、OHPなどを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体あるいは記録媒体、記録紙、記録用紙などとも称される。)に対して吐出して、画像形成(記録、印字、印写、印刷も同義語で使用する。)を行なうものであり、記録ヘッドが主走査方向に移動しながら液滴を吐出して画像を形成するシリアル型画像形成装置と、記録ヘッドが移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型画像形成装置がある。
なお、本願において、液体吐出記録方式の「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。また、「インク」とは、インクと称されるものに限るものではなく、吐出されるときに液体となるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料なども含まれる。なお、画像形成装置で使用する画像形成手段としては液体吐出ヘッドを用いる記録ヘッドに限るものではないが、以下では、液体吐出ヘッドを用いる記録ヘッドで説明する。
従来、用紙の種類を判別するため、用紙の用紙角、又は用紙辺に用紙の種類毎に場所、数、形状を異ならせた切り欠きを設けて、この切り欠きをセンサによって検出することで用紙の種類を判別することが知られている。
特開平11−208157号公報
しかしながら、上述した従来の構成では、用紙形状を判別するために複数のセンサやCCDセンサのような面センサを使う必要があり、コストが高くなるとともに、丸み角のような非線形形状の識別を行うことができないという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で用紙形状を高精度に検出できるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
用紙に画像を形成する画像形成手段を搭載した主走査方向に往復移動するキャリッジと、
前記キャリッジに設けられて、前記用紙を検知する用紙検知手段と、
前記用紙検知手段で、用紙送り方向の複数の箇所における用紙端位置を検知し、これらの複数の検知位置に基づいて前記用紙の形状を検出する用紙形状検出手段と、を備えている
構成とした。
ここで、前記用紙形状検出手段は、3箇所以上の検知位置に基づいて前記用紙の形状を検出する構成とできる。
また、前記用紙形状検出手段は、予め定めた値と2箇所の検知位置に基づいて前記用紙の形状を検出する構成とできる。
また、前記用紙形状検出手段の検出結果が指定された用紙と異なるときには印刷処理を行わないで排出する構成とできる。
本発明に係るプログラムは、
用紙に画像を形成する画像形成手段を搭載した主走査方向に往復移動するキャリッジに設けられた前記用紙を検知する用紙検知手段で、用紙送り方向の複数の箇所における用紙端位置を検知し、これらの複数の検知位置に基づいて前記用紙の形状を検出する用紙形状検出処理をコンピュータに行わせる構成とした。
本発明に係る画像形成装置及びプログラムによれば、用紙検知手段で、用紙送り方向の複数の箇所における用紙端位置を検知し、これらの複数の検知位置に基づいて用紙の形状を検出する構成としたので、簡単な構成で用紙形状を高精度に検出することができる。
本発明係る画像形成装置としてのインクジェット記録装置の概略構成を示す平面説明図である。 同装置の要部側面説明図である。 同装置の制御部の概要を示す機能ブロック図である。 用紙形状検出処理の説明に供するフロー図である。 用紙形状検出処理における1回目検知位置の検知の説明に供する説明図である。 同じく1回目検知位置の検知後の用紙搬送の説明に供する説明図である。 同じく2回目検知位置の検知の説明に供する説明図である。 同じく2回目検知位置の検知後の用紙搬送の説明に供する説明図である。 同じく3回目検知位置の検知の説明に供する説明図である。 同じく用紙形状判定処理の説明に供する説明図である。 同じく用紙形状判定処理の説明に供する説明図である。 同じく用紙形状判定処理の説明に供する説明図である。 同じく用紙形状判定処理の説明に供する説明図である。 用紙形状検出処理の他の例の検知の説明に供する説明図である。 用紙形状検出処理を伴う印刷処理の説明に供するフロー図であ
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。先ず、本発明に係る画像形成装置の一例について図1及び図2を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の機構部の全体構成を説明する側面説明図、図2は同機構部の平面説明図である。
この画像形成装置は、図示しない左右の側板に横架したガイド部材であるガイドロッド1とガイドレール2とでキャリッジ3を主走査方向に摺動自在に保持し、主走査モータ4で駆動プーリ6Aと従動プーリ6Bとの間に張架したタイミングベルト5を介して主走査方向に移動走査する。
このキャリッジ3には、例えば、それぞれイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)のインク滴を吐出する液体吐出ヘッドからなる画像形成手段としての4個の記録ヘッド7y、7c、7m、7k(色を区別しないときは「記録ヘッド7」という。)を複数のインク吐出口(ノズル)を主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド7を構成する液体吐出ヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを、液滴を吐出するための圧力を発生する圧力発生手段として備えたものなどを使用できる。また、各色毎に独立したヘッド構成に限るものではなく、複数の色の液滴を吐出する複数のノズルで構成されるノズル列を有する1又は複数の液体吐出ヘッドで構成することもできる。
また、キャリッジ3には、記録ヘッド7に各色のインクを供給するための各色のサブタンク8を搭載している。このサブタンク8にはインク供給チューブ9を介して図示しないメインタンク(インクカートリッジ)からインクが補充供給される。
一方、給紙カセット10などの用紙積載部(圧板)11上に積載した用紙12を給紙するための給紙部として、用紙積載部11から用紙12を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙ローラ)13及び給紙ローラ13に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド14を備え、この分離パッド14は給紙ローラ13側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙12を記録ヘッド7の下方側で搬送するため、用紙12を静電吸着して搬送するための搬送ベルト21と、給紙部からガイド15を介して送られる用紙12を搬送ベルト21との間で挟んで搬送するレジストローラ22と、略鉛直上方に送られる用紙12を略90°方向転換させ、給紙方向に対して反転させる方向に搬送する搬送ベルト21上に倣わせる搬送ガイド23と、押さえ部材24で搬送ベルト21側に付勢された押圧ローラ25とを備えている。また、搬送ベルト21表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ26を備えている。
搬送ベルト21は、無端状ベルトであり、搬送ローラ27とテンションローラ28との間に掛け渡されて、副走査モータ31からタイミングベルト32及びタイミングローラ33を介して搬送ローラ27が回転されることで、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。なお、搬送ベルト21の裏面側には記録ヘッド7による画像形成領域に対応してガイド部材29を配置している。また、帯電ローラ26は、搬送ベルト21の表層に接触し、搬送ベルト21の回動に従動して回転するように配置されている。
また、搬送ローラ27の軸にはエンコーダホイール34を取り付け、このエンコーダホイール34を読取るエンコーダセンサ35を設けて、これらのエンコーダホイール34及びエンコーダセンサ35によってロータリエンコーダ36を構成している。また、キャリッジ3の主走査方向に沿ってエンコーダスケール42を配置し、キャリッジ3にエンコーダスケール42を読取るエンコーダセンサ43を設けて、これらのエンコーダスケール42及びエンコーダセンサ43によってリニアエンコーダ44を構成している。
また、キャリッジ3の主走査方向の一側部には用紙12の先端などを検知する第1の用紙センサ70を取り付けている。
さらに、記録ヘッド7で記録された用紙12を排紙するための排紙部として、搬送ベルト21から用紙12を分離するための分離爪51と、排紙ローラ52及び排紙コロ(拍車)53と、排紙される用紙12をストックする排紙トレイ54とを備えている。
また、背部には両面給紙ユニット61が着脱自在に装着されている。この両面給紙ユニット61は搬送ベルト21の逆方向回転で戻される用紙12を取り込んで反転させて再度挟持ローラ22と搬送ベルト21との間に給紙する。
さらに、キャリッジ3の走査方向の一方側の非印字領域には、記録ヘッド7のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構56を配置している。この維持回復機56は、記録ヘッド7の各ノズル面をキャピングするための各キャップ57と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード58と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け59などを備えている。
このように構成した画像形成装置において、給紙部から用紙12が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙12はガイド15で案内され、搬送ベルト21と挟持ローラ22との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド23で案内されて押圧ローラ25で搬送ベルト21に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、図示しない制御部によってACバイアス供給部から帯電ローラ26に対して正負が交互に繰り返す交番電圧を印加して、搬送ベルト21を交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが交互に所定の幅で繰り返されるパターンで帯電させる。この帯電した搬送ベルト21上に用紙12が給送されると、用紙12が搬送ベルト21に静電力で吸着され、通常の用紙の場合(引き戻し搬送動作を行わない場合)には、そのまま搬送ベルト21の周回移動によって用紙12が記録ヘッド7による画像形成位置に向けて副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ3を往路及び復路方向に移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド7を駆動することにより、停止している用紙12にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙12を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙12の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙12を排紙トレイ54に排紙する。
また、両面印刷の場合には、表面(最初に印刷する面)の記録が終了したときに、搬送ベルト21を逆回転させることで、記録済みの用紙12を両面給紙ユニット61内に送り込み、用紙12を反転させて(裏面が印刷面となる状態にして)再度レジストローラ22と搬送ベルト21との間に給紙し、タイミング制御を行って、前述したと同様に搬送ベル21上に搬送して裏面に記録を行った後、排紙トレイ54に排紙する
また、印字(記録)待機中にはキャリッジ3は維持回復機構55側に移動されて、キャップ57で記録ヘッド7のノズル面がキャッピングされて、ノズルを湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、キャップ57で記録ヘッド7をキャッピングした状態でノズルから記録液を吸引し、増粘した記録液や気泡を排出する回復動作を行い、この回復動作によって記録ヘッド7のノズル面に付着したインクを清掃除去するためにワイパーブレード58でワイピングを行う。また、記録開始前、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出する空吐出動作を行う。これによって、記録ヘッド7の安定した吐出性能を維持する。
次に、この画像形成装置の制御部の概要について図3のブロック図を参照して説明する。
この制御部200は、本発明に係る用紙形状検出手段を兼ねた、この装置全体の制御を司るCPU211と、CPU211が実行する本発明に係る用紙形状検出プログラムを含むプログラム、その他の固定データを格納するROM202と、画像データ等を一時格納するRAM203と、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための書き換え可能な不揮発性メモリ204と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行う画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC205とを備えている。
また、この制御部200は、ホスト側とのデータ、信号の送受を行うためのI/F206と、記録ヘッド7を駆動制御するためのデータ転送手段、駆動波形を生成する駆動波形生成手段を含む印刷制御部207と、キャリッジ3側に設けた記録ヘッド7を駆動するためのヘッドドライバ(ドライバIC)208と、主走査モータ4及び副走査モータ31を駆動するためのモータ駆動部210と、帯電ローラ34にACバイアスを供給するACバイアス供給部212と、エンコーダセンサ43、35からの各検出信号、その他のセンサ群215からの検知信号を入力するためのI/O213などを備えている。センサ群215には、少なくとも前述した第1、第2の用紙センサ70を含み、また、ドット形成位置のズレを来たす要因としての環境温度を検出する温度センサを含んでいる。
また、この制御部200には、この装置に必要な情報の入力及び表示を行うための操作パネル214が接続されている。
ここで、制御部200は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読み取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホスト300のプリンタドライバ301側からの画像データ等をケーブル或いはネットを介してI/F206で受信する。
そして、制御部200のCPU201は、I/F206に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC205にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行い、この画像データをヘッド駆動制御部207からヘッドドライバ208に転送する。なお、画像出力するためのドットパターンデータの生成は後述するようにホスト側のプリンタドライバで行っている。
印刷制御部207は、上述した画像データをシリアルデータでヘッドドライバ208に転送するとともに、この画像データの転送及び転送の確定などに必要な転送クロックやラッチ信号、滴制御信号(マスク信号)などをヘッドドライバ208に出力する以外にも、ROMに格納されている駆動信号のパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び電圧増幅器、電流増幅器等で構成される駆動波形生成部及びヘッドドライバに与える駆動波形選択手段を含み、1の駆動パルス(駆動信号)或いは複数の駆動パルス(駆動信号)で構成される駆動波形を生成してヘッドドライバ208に対して出力する。
ヘッドドライバ208は、シリアルに入力される記録ヘッド7の1行分に相当する画像データに基づいて印刷制御部207から与えられる駆動波形を構成する駆動信号を選択的に記録ヘッド7の液滴を吐出させるエネルギーを発生する駆動素子(例えば前述したような圧電素子)に対して印加することで記録ヘッド7を駆動する。このとき、駆動波形を構成する駆動パルスを選択することによって、例えば、大滴(大ドット)、中滴(中ドット)、小滴(小ドット)など、大きさの異なるドットを打ち分けることができる。
また、CPU201は、リニアエンコーダを構成するエンコーダセンサ43からの検出パルスをサンプリングして得られる速度検出値及び位置検出値と、予め格納した速度・位置プロファイルから得られる速度目標値及び位置目標値とに基づいて主走査モータ4に対する駆動出力値(制御値)を算出してモータ駆動部210を介して主走査モータ4を駆動する。同様に、ロータリエンコーダを構成するエンコーダセンサ35からの検出パルスをサンプリングして得られる速度検出値及び位置検出値と、予め格納した速度・位置プロファイルから得られる速度目標値及び位置目標値とに基づいて副走査モータ31対する駆動出力値(制御値)を算出してモータ駆動部210を介して副走査モータ31を駆動する。
次に、この画像形成装置における制御部の用紙形状検出プログラムによる用紙形状検出処理について図4に示すフロー図を参照して説明する。
先ず、この用紙形状検出処理における用紙端検知位置の検出処理について図5ないし図9をも参照して説明する。
図5をも参照して、用紙100の形状を検出するときには、キャリッジ3を用紙幅の中心部に移動させ、この状態で用紙100を搬送させる。用紙センサ70が用紙100を検出した時に用紙搬送を停止し、このときの用紙状態で、キャリッジ3を用紙端方向に移動させて、用紙センサ70にて用紙100の端(用紙端)の位置を検知する(キャリッジ位置で検知する)。このとき検知された位置を「1回目検知位置P1」として記憶する。
その後、図6をも参照して、プリンタドライバ301などから指定された用紙100のサイズと1回目検知位置との差分量Δdを算出し、Δd/2を用紙搬送量として用紙100を搬送する。
そして、図7をも参照して、キャリッジ3を用紙100側に移動させて用紙センサ70にて用紙端を検知する。このとき検知された位置を「2回目検知位置P2」として記憶する。
その後、図8をも参照して、前述したΔd/2を用紙搬送量として用紙100を搬送する。
そして、図9をも参照して、キャリッジ3を用紙100の端方向に移動させて用紙センサ70にて用紙端を検知する。このとき検知された位置を「3回目検知位置P3」として記憶する。なお、この3回目の検知は、用紙100の最大幅の端位置を検知するためのもので、プリンタドライバ301から指示された用紙幅の値を用いることもできる。
以上のようにして用紙の複数箇所で用紙端を検知して、検知した用紙端位置を記憶した後、これらの複数の用紙端検知結果に基づいて用紙形状判定処理を行う。
この用紙形状判定処理について図11ないし図13を参照して説明する。
図11に示すように、上述した1回目検知位置P1と3回目検知位置P3に直行する直行線300を算出し、この直行線300から2回目の搬送位置における直行線300の座標を予測算出し、予測算出した座標と2回目検知位置P2とを比較して、2回目検知位置P2が算出位置より右側(用紙端側)にあるか、左側(用紙中央側)にあるかを判別する。ここで、直交線より右側と判別された場合においても、1回目検知位置P1=2回目検知位置P2、あるいは、3回目検知位置P3=2回目検知位置であるときには、用紙角が丸み形状でないと判断する(この点は後述する)。
このようにして、直行線300よりも用紙端側(右側)に2回目検知位置P2が位置すると判別した場合には、当該用紙100の角部は非線形(丸み形状)であり(図10の例)、直行線300よりも用紙中央側(左側)に2回目検知位置P2が位置すると判別した場合には、当該用紙100の角部がへこんでいる形状と判定する。また、2回目検知位置P2が直交線300上にある場合には、図11に示すように、用紙100の角が搬送時に折れ曲がっている、または、直線的に切り欠けられた線形であると判定する。
また、図12に示すように、1回目検知位置P1と理論値と同じ(Δd≦0)であれば、専用紙ではないと判定できる。また、図13に示すように、直行線300より2回目検知位置P2が右側と判別された場合においても、3回目検知位置P3=2回目検知位置であるときには、部分的に切り取られた形状であると判定できる。
このよう用紙形状判定処理では、用紙端の検知位置の数を増やすことによってより高精度な判定が可能となる。
このように、用紙検知手段で、用紙送り方向の複数の箇所における用紙端位置を検知し、これらの複数の検知位置に基づいて用紙の形状を検出する構成とすることで、簡単な構成で用紙形状を高精度に検出することができる。
次に、2つの用紙端検知位置と予め定められた値を用いて用紙形状を判定する処理について図14を参照して説明する。
ここでは、前述した1回目検知位置P1及び2回目検知位置と、予め定められた用紙最大幅の端位置P4とを用いることで、前述したと同様にして用紙形状を判定している。
次に、用紙形状検出処理を含む印刷処理について図15のフロー図を参照して説明する。ここでは、専用紙は角が非線形形状(例えば前述した図10で示すように丸い形状)に形成されているとする。
まず、前述したように、1回目検知位置P1を検知して、1回目検知位置P1と理論値(用紙サイズから得られる)との差分量Δd≦0か否かを判別し、差分量Δd≦0であれば専用紙ではないので、そのまま印刷キャンセル処理に移行する。
これに対し、差分量Δd≦0でなければ(Δd>0)であれば、前述したように用紙を搬送して、2回目検知位置P2、3回目検知位置P3を検知する処理を行った後、当該用紙の角が丸い形状であるか否か、即ち専用紙か否かを判別し、専用紙であれば印刷を続行し、専用紙でないときには、印刷を行うことなく(印刷をキャンセルして)排紙する。
これによって、ユーザが用紙のセットミスをしても誤印字をせず、用紙が無駄にならない。
3 キャリッジ
4 記録ヘッド
12、100 用紙
70 用紙センサ(用紙検知手段)

Claims (5)

  1. 用紙に画像を形成する画像形成手段を搭載した主走査方向に往復移動するキャリッジと、
    前記キャリッジに設けられて、前記用紙を検知する用紙検知手段と、
    前記用紙検知手段で、用紙送り方向の複数の箇所における用紙端位置を検知し、これらの複数の検知位置に基づいて前記用紙の形状を検出する用紙形状検出手段と、を備えている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記用紙形状検出手段は、3箇所以上の検知位置に基づいて前記用紙の形状を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記用紙形状検出手段は、予め定めた値と2箇所の検知位置に基づいて前記用紙の形状を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記用紙形状検出手段の検出結果が指定された用紙と異なるときには印刷処理を行わないで排出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 用紙に画像を形成する画像形成手段を搭載した主走査方向に往復移動するキャリッジに設けられた前記用紙を検知する用紙検知手段で、用紙送り方向の複数の箇所における用紙端位置を検知し、これらの複数の検知位置に基づいて前記用紙の形状を検出する用紙形状検出処理をコンピュータに行わせることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9354537B2 (en) 2012-07-30 2016-05-31 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus for calculating shape of recording medium based on angles between conveying direction and straight lines using upstream and downstream detectors

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