JP2007062250A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 環境温度、モータの巻線温度、モータへの駆動電流の検出に基づいて用紙搬送速度を制御する構成では構成が複雑になる。
【解決手段】 通紙枚数に基づいて副走査モータ31の温度を予測し、予測したモータ予測温度に基づいて副走査モータ31によって搬送する用紙の搬送速度を、予測温度が規定温度T1より低ければ相対的に高速の搬送速度V1にして搬送し、予測温度が規定温度T1以上であれば相対的に低速の搬送速度V2にして搬送する。
【選択図】 図6

Description

本発明は画像形成装置に関し、被記録媒体の搬送速度を制御する画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、プリンタ/ファックス/複写機複合機等の各種画像形成装置としては、記録液(例えばインク)の液滴を吐出する液滴吐出ヘッドで構成した記録ヘッド(印字ヘッド)をキャリッジに搭載して、このキャリッジを被記録媒体(以下「用紙」というが、材質を紙に限定するものではなく、また、記録媒体、記録用紙、記録紙、転写材などとも称される。)の搬送方向に対して直交する方向にシリアルスキャンさせるとともに、被記録媒体を記録幅に応じて間歇的に搬送し、搬送と記録を交互に繰り返すことによって被記録媒体に画像を形成(記録、印刷、印字、印写も同義で使用する。)するシリアル型画像形成装置、あるいは、ライン型記録ヘッドを備えて用紙を送りながら画像を形成するライン型画像形成装置がある。
このような画像形成装置においては、用紙の送り精度がずれると画像品質が低下することから、用紙を高精度に位置決めしながら搬送しなければならない。
そこで、特許文献1には、用紙を搬送する搬送手段の駆動源であるモータのトルクを予測し、搬送系に負荷変動が発生しても、精度よく搬送系の駆動ができるモータ制御を行うことによって印字中の用紙供給を可能にすることが記載されている。
特開2002−144546号公報
特許文献2には、環境温度を検出し、搬送手段による搬送速度を変化させることで、次行或いは次頁の記録開始までの時間を変化させるようにすることが記載されている。
特許第3015188号公報
特許文献3には、用紙を送るためのモータ巻線の温度を検出し、この検出温度に応じて高速送りと低速送りを切り替えることが記載されている。
特開昭52−146127号公報
特許文献4には、モータに供給される電力量とモータの温度上昇とは相関関係を有するので、モータに通電される電流量の積算値とモータの温度上昇との間にも相関関係があることから、モータに通電される電流量の積算値からモータに通電されてないときにモータが放熱した熱量に対応する積算値を減算し、モータに蓄積された熱量に対応する熱量対応電流量積算値を求め、これをモータの上限温度に対応する電流量の積算値である、あらかじめ定められた上限温度積算値と比較することによって、モータの過熱の状態を知り、熱量対応電流量積算値が上限温度積算値以上の場合には、モータの定速回転時の回転速度が、あらかじめ定められた定速回転速度より小さくなるようにして、モータに通電する電流値を減少することが記載されている。
特開2002−078378号公報
特許文献5には、画像の黒字率を算出する黒字率算出手段と、該黒字率算出手段による記録紙の搬送速度を制御する制御手段とを設けることが記載されている。
特開平7−035579号公報
ところで、画像形成装置において、大量データの印字のために大量の枚数の用紙に対して連続して印字動作を行う場合、記録ヘッドの記録動作と用紙搬送の動作が増大する。特に、記録ヘッドの印写領域が広く全長の長い記録用紙に対して、連続して印字を行う、ライン型画像形成装置においては、用紙搬送手段を駆動する駆動源としてモータに相当の負荷がかかり、その結果モータの温度上昇が発生する。モータは保障動作温度範囲があるために規定の範囲外の温度で動作させると、モータを破損するおそれが生じる。
この場合、モータを大型化することは、画像形成装置自体の大型化、モータの騒音、モータによる振動の増大などの問題を生じる。また、モータを停止させることは印字スループットが著しく低下することになる。
そこで、モータが高温になった場合にはモータの駆動速度を低速にさせることによりモータからの発熱を抑え、モータの温度が低くなったら再びモータの駆動速度を高速にすることにより、モータの動作範囲内の温度で駆動させ、スループットの低下を抑制することが好ましい。
そのため、上記特許文献2ないし4に記載されているように、環境温度を検出し、あるいは、モータ巻線の温度を検出し、若しくは、モータに供給される電力量を積算することで、モータ温度を予測して、これらの検出結果、あるいは予測結果に応じて搬送速度を変化させるようにしている。
ところが、特許文献1に記載されているように環境温度を検出するだけではモータ温度と一義的な関係がないために正確な制御を行なうことができず、また、モータ巻線温度を検出することは構成が複雑になり、いずれの場合も温度検出手段が必須になる。これに対して、モータに供給される電力量を積算することでモータ温度を予測して搬送速度を変化させることは、温度検出手段が不要になる点で好ましいが、モータに対する電流量を検出しなければならず、構成が複雑になる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成でモータ温度に基づいて搬送速度を制御することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、通紙枚数、被記録媒体のサイズ、被記録媒体の種類、搬送速度履歴の少なくともいずれかに基づいて搬送手段の駆動源の温度を予測した結果に基づいて被記録媒体の搬送速度を変化させる手段を備えている構成とした。
ここで、駆動源の温度を検出する検出手段を備えることができる。また、駆動源の動作時間及び駆動源の駆動電流の少なくともいずれかも加味して駆動源の温度を予測することができる。
本発明に係る画像形成装置によれば、通紙枚数、被記録媒体のサイズ、被記録媒体の種類、搬送速度履歴の少なくともいずれかに基づいて搬送手段の駆動源の温度を予測した結果に基づいて被記録媒体の搬送速度を変化させるので、駆動源の温度を検出する手段は必須でなく、また、駆動源に対する電力量を検出する必要もなく、簡単な構成で搬送速度を制御して駆動源の温度上昇を抑制しながら画像形成を行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。先ず、本発明に係る画像形成装置の機構部の一例について図1及び図2を参照して説明する。図1は同機構部の全体構成を説明する側面説明図、図2は同機構部の平面説明図である。
この画像形成装置は、図示しない左右の側板に横架したガイド部材であるガイドロッド1とガイドレール2とでキャリッジ3を主走査方向に摺動自在に保持し、主走査モータ4で駆動プーリ6Aと従動プーリ6Bとの間に張架したタイミングベルト5を介して図2で矢示方向(主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ3には、例えば、それぞれイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)のインク滴を吐出する液滴吐出ヘッドからなる4個の記録ヘッド7y、7c、7m、7k(色を区別しないときは「記録ヘッド7」という。)を複数のインク吐出口を主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド7を構成する液体吐出ヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて記録液の膜沸騰を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどをインク(液体)を吐出するためのエネルギー発生手段(圧力発生手段)として備えたものなどを使用できる。
キャリッジ3には、記録ヘッド7に各色のインクを供給するための各色のサブタンク8を搭載している。このサブタンク8にはインク供給チューブ9を介して図示しないメインタンク(インクカートリッジ)からインクが補充供給される。
一方、給紙カセット10などの用紙積載部(圧板)11上に積載した用紙12を給紙するための給紙部として、用紙積載部11から用紙12を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙ローラ)13及び給紙ローラ13に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド14を備え、この分離パッド14は給紙ローラ13側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙12を記録ヘッド7の下方側で搬送するため、用紙12を静電吸着して搬送するための搬送ベルト21と、給紙部からガイド15を介して送られる用紙12を搬送ベルト21との間で挟んで搬送するためのカウンタローラ22と、略鉛直上方に送られる用紙12を略90°方向転換させて搬送ベルト21上に倣わせるための搬送ガイド23と、押さえ部材24で搬送ベルト21側に付勢された押さえコロ25とを備えている。また、搬送ベルト21表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ26を備えている。
ここで、搬送ベルト21は、無端状ベルトであり、搬送ローラ27とテンションローラ28との間に掛け渡されて、副走査モータ31からタイミングベルト32及びタイミングローラ33を介して搬送ローラ27が回転されることで、図2のベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。なお、搬送ベルト21の裏面側には記録ヘッド7による画像形成領域に対応してガイド部材29を配置している。また、帯電ローラ26は、搬送ベルト21の表層に接触し、搬送ベルト21の回動に従動して回転するように配置されている。
また、図2に示すように、搬送ローラ27の軸には、スリット円板34を取り付け、このスリット円板34のスリットを検知するセンサ35を設けて、これらのスリット円板34及びセンサ35によってロータリエンコーダ36を構成している。
さらに、記録ヘッド7で記録された用紙12を排紙するための排紙部として、搬送ベルト21から用紙12を分離するための分離爪51と、排紙ローラ52及び排紙コロ53と、排紙される用紙12をストックする排紙トレイ54とを備えている。
また、背部には両面給紙ユニット55が着脱自在に装着されている。この両面給紙ユニット55は搬送ベルト21の逆方向回転で戻される用紙12を取り込んで反転させて再度カウンタローラ22と搬送ベルト21との間に給紙する。
さらに、図2に示すように、キャリッジ3の走査方向の一方側の非印字領域には、記録ヘッド7のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構56を配置している。
この維持回復機56は、記録ヘッド7の各ノズル面をキャピングするための各キャップ57と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード58と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け59などを備えている。
このように構成した画像形成装置においては、給紙部から用紙12が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙12はガイド15で案内され、搬送ベルト21とカウンタローラ22との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド23で案内されて押さえコロ25で搬送ベルト21に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、後述する制御部によってACバイアス供給部から帯電ローラ26に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト21が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト21上に用紙12が給送されると、用紙12が搬送ベルト21に静電力で吸着され、搬送ベルト21の周回移動によって用紙12が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ3を往路及び復路方向に移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド7を駆動することにより、停止している用紙12にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙12を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙12の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙12を排紙トレイ54に排紙する。
また、両面印刷の場合には、表面(最初に印刷する面)の記録が終了したときに、搬送ベルト21を逆回転させることで、記録済みの用紙12を両面給紙ユニット61内に送り込み、用紙12を反転させて(裏面が印刷面となる状態にして)再度カウンタローラ22と搬送ベルト21との間に給紙し、タイミング制御を行って、前述したと同様に搬送ベル21上に搬送して裏面に記録を行った後、排紙トレイ54に排紙する
また、印字(記録)待機中にはキャリッジ3は維持回復機構56側に移動されて、キャップ57で記録ヘッド7のノズル面がキャッピングされて、ノズルを湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、キャップ57で記録ヘッド7をキャッピングした状態でノズルから記録液を吸引し(「ノズル吸引」又は「ヘッド吸引」という。)し、増粘した記録液や気泡を排出する回復動作を行い、この回復動作によって記録ヘッド7のノズル面に付着したインクを清掃除去するためにワイパーブレード58でワイピングを行う。また、記録開始前、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出する空吐出動作を行う。これによって、記録ヘッド7の安定した吐出性能を維持する。
次に、この画像形成装置の制御部の概要について図3のブロック図を参照して説明する。
この制御部200は、本発明におけるモータ温度予測に基づいて用紙の搬送速度を制御する手段を兼ねた、この装置全体の制御を司るCPU211と、CPU211が実行するプログラム、その他の固定データを格納するROM202と、画像データ等を一時格納するRAM203と、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための書き換え可能な不揮発性メモリ204と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行なう画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC205とを備えている。
また、この制御部200は、ホスト側とのデータ、信号の送受を行なうためのI/F206と、記録ヘッド7を駆動制御するためのデータ転送手段、駆動信号発生手段を含む印刷制御部207、キャリッジ3側に設けた記録ヘッド7を駆動するためのヘッドドライバ(ドライバIC)208と、主走査モータ4及び副走査モータ31を駆動するためのモータ駆動部210と、帯電ローラ34にACバイアスを供給するACバイアス供給部212と、副走査モータ31の温度を検出する温度センサ215などの各種センサからの検出信号を入力するためのI/O213などを備えている。また、この制御部200には、この装置に必要な情報の入力及び表示を行なうための操作パネル214が接続されている。なお、温度センサ215は副走査モータ31に取り付けたサーミスタなどで構成している。
ここで、制御部200は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読み取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホスト側からの印刷データ等をケーブル或いはネットを介してI/F206で受信する。
そして、制御部200のCPU201は、I/F206に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC205にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行ない、この画像データをヘッド駆動制御部207からヘッドドライバ208に転送する。なお、画像出力するためのドットパターンデータの生成はホスト側のプリンタドライバで行なっている。
印刷制御部207は、上述した画像データをシリアルデータで転送するとともに、この画像データの転送及び転送の確定などに必要な転送クロックやラッチ信号、制御信号などをヘッドドライバ208に出力する以外にも、ROMに格納されている駆動パルスのパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び電圧増幅器、電流増幅器等で構成される駆動信号生成部を含み、1の駆動パルス或いは複数の駆動パルスで構成される駆動信号をヘッドドライバ208に対して出力する。
ヘッドドライバ208は、シリアルに入力される記録ヘッド7の1行分に相当する画像データに基づいてヘッド駆動制御部207から与えられる駆動信号を構成する駆動パルスを選択的に記録ヘッド7の液滴を吐出させるエネルギーを発生する駆動素子(例えば圧電素子)に対して印加することで記録ヘッド7を駆動する。このとき、駆動信号を構成する駆動パルスを選択することによって、例えば、大滴、中滴、小滴など、大きさの異なるドットを打ち分けることができる。
モータ駆動部210は、CPU201側から与えられる目標値とリニアエンコーダを構成するエンコーダセンサ43からの検出パルスをサンプリングして得られる速度検出値に基づいて制御値を算出して内部のモータドライバを介して主走査モータ4を駆動する。また、CPU201側から与えられる目標値とエンコーダセンサ35からの検出パルスをサンプリングして得られる速度検出値に基づいて制御値を算出して内部のモータドライバを介して副走査モータ31を駆動する。
次に、この画像形成装置における用紙の搬送速度制御について図4以降を参照して説明する。
まず、給紙から排紙までの一連の動作について図4のフロー図を参照して説明すると、ホスト側から転送されて印刷データの処理が終了すると、用紙の搬送速度を決定した後、決定した搬送速度で副走査モータ31を駆動して給紙を行い、記録ヘッド7を主走査して1行分の印写動作(画像形成)を行う。そして、1行分の画像形成が終了すると、再び搬送速度を決定する。
これらの処理を当該用紙に対する1頁分の画像形成が終了するまで行なって、当該用紙に対して1行ごとに搬送速度を決定し、決定した搬送速度で用紙の搬送を行なって、記録ヘッド7から液滴を吐出して画像を形成し、当該用紙に対する画像形成が終了すれば、排紙する。
そこで、用紙の搬送速度の決定処理について図5のフロー図を参照して説明する。
副走査モータ31の温度(モータ温度)を予測し、予測したモータ温度(予測温度)が予め定めた規定温度T1より低いか否かを判別し、予測温度が規定温度T1より低いときには搬送速度V1を決定し、予測温度が規定温度T1以上ときには搬送速度V2を決定する。
ここで副走査モータ31の予測温度が規定温度T1より低い場合の搬送速度V1は、速度向上に主眼が置かれているため、副走査モータ31の上限速度に設定する。ただし、モータ個々のばらつきなどを考え、マージンを上乗せすることでより安全に使用可能となる。また、予測温度が規定温度T1以上の場合の搬送速度V2は温度低下に主眼が置かれているので、相対的に低速度とする(V2<V1)。
ここでは、温度判定の基準は1つで搬送速度が2種類の例であるが、印刷速度の点から考えると、複数(n個)の基準(規定温度T1〜Tn)にし、それぞれに対応する搬送速度もn段階(V1〜Vn)することが好ましい。ここで、モータ予測温度の複数区分と搬送速度の対応は、予め制御部200内の不揮発性メモリにモータ予測温度に対する速度テーブルを保持しておく方法がある。
また、搬送速度を制御するための副走査モータ31の速度制御は、副走査モータ31として直流サーボモータを使用し、パルス幅変調(PWM)で駆動制御するときの制御値を変化させることでおこなっているが、これに限るものではない。
次に、モータ温度予測処理について図6のフロー図を参照して説明する。
ここでは、通紙枚数を算出する。この通紙枚数の算出は、印刷開始から現在までに印刷された印刷枚数をカウントするカウンタのカウント値や制御部内に保持する印刷枚数のカウント値などを読み出して行なう。通紙枚数のカウントは、例えば給紙コマンドや排紙コマンドからカウントする方法などを用いることができる。
その後、算出した通紙枚数に基づいて副走査モータ31の温度を予測する温度計算を行なう。この温度計算は、例えば、予め通紙枚数をパラメータとするモータ予測温度テーブルを作成して内部ROMなどに保持しておくことで行なう。
このようにして予測された温度を前記図5のモータ温度として用いて搬送速度を決定する。
このように、通紙枚数に基づいて搬送手段の駆動源の温度を予測した結果に基づいて搬送速度を変化させるので、検出手段を用いることなく、簡単な構成で、駆動源の温度上昇を抑制してスループットを向上させることができる。
なお、駆動源の温度を予測は、例えば通紙枚数の他、被記録媒体のサイズ、被記録媒体の種類、現在までの搬送速度の変化の履歴(搬送速度履歴)、これらの2以上の組合せなどを用いて行なうこともでき、組み合わせることで予測精度を高めることができる。
次に、副走査モータ31の温度を検出して搬送速度を変化させる例について図7のフロー図を参照して説明する。
温度センサ215の検出信号に基づいて副走査モータ31の温度(モータ温度)を検出し、検出したモータ温度(検出温度)が予め定めた規定温度T2より低いか否かを判別し、検出温度が規定温度T2より低いときには搬送速度V3を決定し、検出温度が規定温度T1以上ときには搬送速度V4を決定する。
ここで副走査モータ31の検出温度が規定温度T2より低い場合の搬送速度V3は、速度向上に主眼が置かれているため、副走査モータ31の上限速度に設定する。ただし、モータ個々のばらつきなどを考え、マージンを上乗せすることでより安全に使用可能となる。また、検出温度が規定温度T2以上の場合の搬送速度V4は温度低下に主眼が置かれているので、相対的に低速度とする(V4<V3)。なお、規定温度を複数段階設定して搬送速度も複数段階設けることもできる。
そこで、前述した予測温度に基づく搬送速度制御とモータ温度の検出温度に基づく制御とを組み合わせて、搬送速度を変更するようにすることもできる。例えば、印刷初期段階において副走査モータ31の温度がそれほど上昇していない場合、所要の印刷枚数になるまでは予測温度に基づいて搬送速度を制御し、所要の印刷枚数に達した段階から、温度センサ215の検出結果に基づい搬送速度を制御するようにすることもできる。
また、温度センサ215の検出値を温度予測にフィードバックさせることにより、モータ固有のばらつきを温度予測に反映させることが可能であり、より最適な制御が可能となる。
なお、上記実施形態においては、本発明をプリンタ構成のシリアル型画像形成装置で説明したがこれに限るものではなく、プリンタ/ファクシミリ/コピアの複合機(MFP)構成のシリアル型画像形成装置、その他のライン型画像形成装置にも適用することができる。
本発明に係る画像形成装置の機構部の全体構成を説明する側面説明図である。 同機構部の平面説明図である。 同画像形成装置における制御部の概要を説明するブロック説明図である。 同制御部による印刷から排紙までの制御動作の説明に供するフロー図である。 図4の搬送速度決定処理の説明に供するフロー図である。 図5のモータ温度予測処理の説明に供するフロー図である。 モータ温度検出結果に基づいて搬送速度決定処理の説明に供するフロー図である。
符号の説明
3…キャリッジ
7…記録ヘッド
7k、7c、7m、7y…記録ヘッド
31…副走査モータ
200…制御部
207…印刷制御部
210…モータ駆動部

Claims (3)

  1. 記録液の液滴を吐出する記録ヘッドと、被記録媒体を搬送する搬送手段とを備え、前記記録ヘッドから被記録媒体に対して液滴を吐出して画像を形成する画像形成装置において、通紙枚数、被記録媒体のサイズ、被記録媒体の種類、搬送速度履歴の少なくともいずれかに基づいて前記搬送手段の駆動源の温度を予測した結果に基づいて前記被記録媒体の搬送速度を変化させる手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記駆動源の温度を検出する検出手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、駆動源の動作時間及び駆動源の駆動電流の少なくともいずれかも加味して前記駆動源の温度を予測することを特徴とする画像形成装置。
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