JP2006256080A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 先行用紙の先端部にしか印字しないような場合で後行用紙が用紙先端検知位置に到達していることがないときでも余計な紙間を確保し、スループットが低下している。
【解決手段】 連続印刷であるときに、用紙22Aの先端を検知したときには、後行用紙22B給紙までの先行用紙22Aの搬送量Xを、給紙開始位置から用紙センサ75による用紙先端検知位置までの距離F、用紙先端検知位置からヘッド後端ノズル11eの位置までの距離Rなどに基づいて算出し、先行用紙22Aの搬送量Xだけ搬送したときに後行用紙22Bの搬送(給紙)を開始する。
【選択図】 図8

Description

本発明は画像形成装置に関する
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインクジェット記録装置が知られている。インクジェット記録装置は、液体吐出ヘッドを記録ヘッドに用いて、記録紙等の用紙(材質を紙に限定するものではなく、被記録媒体、記録媒体、転写紙、転写材、被記録材などとも称されるものを含む意味である。)に記録液としてのインク滴を吐出して画像を記録(画像形成、印写、印字、印刷なども同義語である。記録は、文字、図形などの意味のある画像に限らず、パターンなどの意味のない画像を形成する場合を含む。)を行なうものである。
従来のこのようなシリアル型画像形成装置において、複数枚の用紙に対して順次連続的に画像を形成する連続印刷時、先行する用紙(先行の用紙)に対する画像の形成終了後、画像形成装置時の送り量(改行量)以上の距離を一度に搬送して、先行の用紙の排出動作を行った後、後行の用紙を給紙してその頭出しをする搬送を行なうようにしている。
しかしながら、このように前頁(先行の用紙)の排紙終了を待ってから次の頁(後行の用紙)の給紙動作を行うのでは、大量の印刷データ或いは同じ印刷データを多数枚の用紙に印刷するときには、印刷動作時間の大半を給紙、排紙動作に費やし、スループットが著しく低下することになる。
そこで、特許文献1に記載されているように、複数枚の用紙に対して順次連続的に画像を形成する連続印刷時、先行する被記録媒体の一部が搬送路の記録ヘッドによる記録領域にある時点で次の被記録媒体(後行の被記録媒体)の搬送を開始させる制御手段を備えたものがある。
特開2000−127367号公報
また、特許文献2に記載されているように、記録用紙に画像を形成する画像形成手段と、該画像形成手段により画像を形成された記録用紙を排紙する排紙手段とを備えた画像形成装置であって、排紙手段が、画像形成直後か否かを判別する判別手段と、該判別手段により画像形成直後でないと判別された場合には、直ちに紙送り動作を行ない、画像形成直後と判別された場合には、記録用紙の紙送り量と印字位置から記録用紙上の画像に最初に接触する部材までの距離とを比較し、紙送り量が前記距離以上でなければ、直ちに紙送り動作を行ない、紙送り量が前記距離以上であれば、所定の待機時間を経過した後に紙送り動作を行なう紙送り制御手段とを有するものがある。
特公平6−092179号公報
上述した特許文献1に記載の画像形成装置のように、印字中の先行する用紙が排紙される前に後行の用紙の給紙を開始することで、複数枚の用紙に連続的に印刷するときに要する総時間を短くすることができる。
ここで、後行の用紙の給紙タイミングは先行する用紙の後端と後行の用紙の先端との間隔(紙間)が短くなるようにするほどスループットはより向上するが、例えば、キャリッジに搭載された用紙先端検知センサによって給紙動作完了を検出するように構成した場合、紙間が短すぎると先行の用紙に対する印刷中に後行の用紙がキャリッジに搭載された用紙先端検知センサによるセンサ位置(先端検知位置)を通過してしまうことがある。
このように、キャリッジが印刷動作を行っているとき、キャリッジに搭載された用紙先端検知センサによって後行の用紙の先端を検出できなくなるのを回避するため、通常は、紙間を、キャリッジに搭載した記録ヘッドの先端ノズル位置から用紙先端検知位置までの距離より長く確保するようにしている。
しかしながら、先行する用紙の後端部に先端ノズルで印字する場合には上記紙間で制御する必要があるが、例えば、先行する用紙の先端部にしか印字しないような場合には、キャリッジ印字動作中に後行の用紙がキャリッジに搭載した用紙先端検知センサの先端検知位置に到達していることがないにもかかわらず、余計な紙間を確保してしまい、スループットの向上を阻害しているという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、連続印刷時のスループットを向上した画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、複数枚の用紙を順次連続的に給紙して各用紙に画像を形成するとき、先行する被記録媒体に対する印刷情報に基づいて定めた搬送開始タイミングで後行の被記録媒体の搬送を開始する構成とした。
ここで、被記録媒体の給紙動作に先立って印刷情報を保持していることが好ましい。また、印刷情報は、先行する被記録媒体に対する画像形成時における最終スキャン時の記録ヘッドのノズル位置、先行する被記録媒体の紙種、あるいは、先行する被記録媒体に対する印刷モードとすることが好ましい。
本発明に係る画像形成装置によれば、複数枚の用紙を順次連続的に給紙して各用紙に画像を形成するとき、先行する被記録媒体に対する印刷情報に基づいて定めた搬送開始タイミングで後行の被記録媒体の搬送を開始する構成としたので、用紙間の距離が短くなってスループットの向上を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係る画像形成装置の一例について図1及び図2を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の全体構成を説明する側面説明図、図2は同じく概略平面説明図である。
この画像形成装置は、フレーム1を構成する左右の側板1A、1Bに横架したガイド部材であるガイドロッド2とステー3とでキャリッジ4を主走査方向に摺動自在に保持し、主走査モータ5によって駆動プーリ6Aと従動プーリ6B間に架け渡したタイミングベルト7を介して図2で矢示方向(主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ4には、例えばイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する4個の液滴吐出ヘッドからなる記録ヘッド11を複数のインク吐出口(ノズル)を形成したノズル面11aのノズル列を主走査方向と直交する方向(副走査方向)に配列し、インク吐出方向を下方に向けて装着している。なお、ここでは独立した液滴吐出ヘッドを用いているが、各色の記録液の液滴を吐出する複数のノズル列を有する1又は複数のヘッドを用いる構成とすることもできる。また、色の数及び配列順序はこれに限るものではない。
記録ヘッド11を構成するインクジェットヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを、液滴を吐出するための圧力を発生する圧力発生手段として備えたものなどを使用できる。
この記録ヘッド11にはドライバICを搭載し、図示しない制御部との間でハーネス(フレキシブルプリントケーブル)12を介して接続している。
また、キャリッジ4には、記録ヘッド11に各色のインクを供給するための各色のサブタンク15を搭載している。この各色のサブタンク15には各色のインク供給チューブ16を介して、カートリッジ装填部9に装着された各色のインクカートリッジ10から各色のインクが補充供給される。なお、このカートリッジ装填部9にはインクカートリッジ10内のインクを送液するための供給ポンプユニット17が設けられ、また、インク供給チューブ16は這い回しの途中でフレーム1を構成する後板1Cに係止部材18にて保持されている。
一方、給紙トレイ20の用紙積載部(圧板)21上に積載した用紙22を給紙するための給紙部として、用紙積載部21から用紙22を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)23及び給紙コロ23に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド24を備え、この分離パッド24は給紙コロ23側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙22を記録ヘッド11の下方側に送り込むために、用紙22を案内するガイド部材25と、カウンタローラ26と、搬送ガイド部材27と、先端加圧コロ29を有する押さえ部材28とを備えるとともに、給送された用紙22を静電吸着して記録ヘッド11に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト31を備えている。
この搬送ベルト31は、無端状ベルトであり、搬送ローラ32とテンションローラ33との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成し、周回移動しながら帯電ローラ34によって帯電(電荷付与)される。
この搬送ベルト31としては、1層構造のベルトでも良く、又は複層(2層以上の)構造のベルトでもよい。1層構造の搬送ベルト31の場合には、用紙32や帯電ロー34に接触するので、層全体を絶縁材料で形成している。また、複層構造の搬送ベルト31の場合には、用紙22や帯電ローラ34に接触する側は絶縁層で形成し、用紙22や帯電ローラ34と接触しない側は導電層で形成することが好ましい。
1層構造の搬送ベルト31を形成する絶縁材料や複層構造の搬送ベルト31の絶縁層を形成する絶縁材料としては、例えばPET、PEI、PVDF、PC、ETFE、PTFEなどの樹脂又はエラストマーで導電制御材を含まない材料であることが好ましく、体積抵抗率は1012Ωcm以上、好ましくは1015Ωcmなるように形成する。また、複層構造の搬送ベルト31の導電層を形成する材料としては、上記樹脂やエラストマーにカーボンを含有させて体積抵抗率が10〜10Ωcmとなるように形成することが好ましい。
帯電ローラ34は、搬送ベルト31の表層をなす絶縁層(複層構造のベルトの場合)に接触し、搬送ベルト31の回動に従動して回転するように配置され、軸の両端に加圧力をかけている。この帯電ローラ34は、体積抵抗率が10〜10Ω/□の導電性部材で形成している。この帯電ローラ34には、後述するように、ACバイアス供給部(高圧電源)から例えば2kVの正負極のACバイアス(高電圧)が印加される。このACバイアスは、正弦波や三角波でもよいが、方形波の方がより好ましい。
また、搬送ベルト31の裏側には、記録ヘッド11による印写領域に対応してガイド部材35を配置している。このガイド部材35は、上面が搬送ベルト31を支持する2つのローラ(搬送ローラ32とテンションローラ33)の接線よりも記録ヘッド11側に突出させることで搬送ベルト31の高精度な平面性を維持するようにしている。
この搬送ベルト31は、副走査モータ36によって駆動ベルト37及びタイミングローラ38を介して搬送ローラ32が回転駆動されることによって図2のベルト搬送方向に周回移動する。なお、図示しないが、搬送ローラ32の軸には、スリットを形成したエンコーダホイールを取り付け、このエンコーダホイールのスリットを検知する透過型フォトセンサを設けて、これらのエンコーダホイール及びフォトセンサによってホイールエンコーダを構成している。
さらに、記録ヘッド11で記録された用紙22を排紙トレイ40に排紙するための排紙部として、搬送ベルト31から用紙22を分離するための分離爪41と、排紙ローラ42及び排紙コロ43とを備えている。
また、装置本体1の背面部には、両面印刷を行なうときに用紙22を反転させる手段である両面ユニット51が着脱自在に装着されている。この両面ユニット51は搬送ベルト31の逆方向回転で戻される用紙22を取り込んで反転させて再度カウンタローラ26と搬送ベルト31との間に給紙する。また、この両面ユニット51の上面は手差しトレイ52としている。
さらに、キャリッジ4の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド11のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構61を配置している。この維持回復機構61には、記録ヘッド11の各ノズル面11aをキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)62a〜62d(区別しないときは「キャップ62」という。)と、ノズル面11aをワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード63と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行なうときの液滴を受ける空吐出受け64などを備えている。ここでは、キャップ62aを吸引及び保湿用キャップとし、他のキャップ62b〜62dは保湿用キャップとしている。
また、キャリッジ4の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行なうときの液滴を受ける空吐出受け68を配置し、この空吐出受け68には記録ヘッド11のノズル列方向に沿った開口69などを備えている。
また、図1に示すように、キャリッジ4の前方側には、スリットを形成したエンコーダスケール72を主走査方向に沿って設け、キャリッジ4の前面側にはエンコーダスケール72のスリットを検出する透過型フォトセンサからなるエンコーダセンサ73を設け、これらによって、キャリッジ4の主走査方向位置(ホーム位置に対する位置)を検知するためのリニアエンコーダ74を構成している。
さらに、キャリッジ4の印字領域側側面部に搬送ベルト31で搬送される用紙22の有無を検知する反射型フォトセンサで構成した用紙先端検知センサ75を設けている。この用紙先端検知センサ(用紙センサ)75は記録ヘッド11による記録位置(印字領域)よりも用紙搬送方向上流側で用紙22を検知できる位置に設けている。また、この用紙センサ75はキャリッジ3がホーム位置(図2で右端に移動した位置)にあるときに記録領域側(搬送ベルト31側)に位置する側に設けている。
また、搬送ローラ31とカウンタローラ26とで搬送ローラニップ部78を形成し、この搬送ローラニップ部78よりも用紙搬送方向上流側の所定の位置に用紙22を検出する用紙センサ77を配置している。この用紙センサ77は用紙22が検知レバー77aを変位させることで用紙22を検出する(図1の破線図示の位置がオン位置である)。なお、この用紙センサ77は用紙22の給紙を検出するためのものである。
このように構成した画像形成装置においては、給紙部から用紙22が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙22はガイド25で案内され、搬送ベルト31とカウンタローラ26との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド27で案内されて先端加圧コロ29で搬送ベルト31に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、後述するACバイアス供給部から帯電ローラ34に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト31が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト31上に用紙32が給送されると、用紙22が搬送ベルト31に静電力で吸着され、搬送ベルト31の周回移動によって用紙22が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ4を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド11を駆動することにより、停止している用紙22にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙22を所定量搬送後、次の行の記録を行なう。記録終了信号又は用紙22の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙22を排紙トレイ40に排紙する。
また、両面印刷の場合には、表面(最初に印刷する面)の記録が終了したときに、搬送ベルト31を逆回転させることで、記録済みの用紙32を両面給紙ユニット51内に送り込み、用紙22を反転させて(裏面が印刷面となる状態にして)再度カウンタローラ26と搬送ベルト31との間に給紙し、タイミング制御を行って、前述したと同様に搬送ベル31で搬送して裏面に記録を行った後、排紙トレイ40に排紙する。
次に、この画像形成装置の制御部の概要について図3のブロック図を参照して説明する。
この制御部100は、この装置全体の制御を司るCPU101と、CPU101が実行するプログラム、その他の固定データを格納するROM102と、画像データ等を一時格納するRAM103と、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための書き換え可能な不揮発性メモリ104と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行なう画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC105とを備えている。
また、この制御部100は、ホスト側とのデータ、信号の送受を行なうためのI/F106と、記録ヘッド11を駆動するための駆動波形を生成するとともに、記録ヘッド11の圧力発生手段を選択駆動させる画像データ及びそれに伴う各種データをヘッドドライバ108に出力するヘッド制御部107と、主走査モータ5を駆動するための主走査モータ駆動部110と、副走査モータ36を駆動するための副走査モータ駆動部111と、帯電ローラ34にACバイアスを供給するACバイアス供給部112と、給紙コロ23に副走査モータ36の回転を伝達するための給紙クラッチ116をON/OFFするためのドライバ115、リニアエンコーダ74、ホイールエンコーダ136からの検出パルス、用紙センサ75、用紙センサ77からの各検知信号、及びその他の各種センサからの検知信号を入力するためのI/O113などを備えている。また、この制御部100には、この装置に必要な情報の入力及び表示を行なうための操作パネル114が接続されている。
ここで、制御部100は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読み取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホスト200のプリンタドライバ201が生成した印刷データ等をケーブル或いはネットを介してI/F106で受信する。
そして、制御部100のCPU101は、I/F106に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC105にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行ってヘッド制御部107に転送し、ヘッド制御部107から所要のタイミングでヘッドドライバ108に画像データや駆動波形を出力する。なお、画像出力するためのドットパターンデータの生成は、例えばROM102にフォントデータを格納して行っても良いし、ホスト200側のプリンタドライバ201で画像データをビットマップデータに展開してこの装置に転送するようにしても良い。ここでは、プリンタドライバ201で行なうようにしている。
ヘッド制御部107の駆動波形生成部は、ROM102に格納されてCPU101で読み出される駆動パルスのパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び増幅器等で構成され、1の駆動パルス或いは複数の駆動パルスで構成される駆動波形をヘッドドライバ108に対して出力する。
ヘッドドライバ108は、シリアルに入力される記録ヘッド11の1行分に相当する画像データ(ドットパターンデータ)に基づいてヘッド制御部107の駆動波形生成部から与えられる駆動波形を構成する駆動パルスを選択的に記録ヘッド11の圧力発生手段に対して印加することで記録ヘッド11を駆動する。なお、このヘッドドライバ108は、例えば、クロック信号及び画像データであるシリアルデータを入力するシフトレジスタと、シフトレジスタのレジスト値をラッチ信号でラッチするラッチ回路と、ラッチ回路の出力値をレベル変化するレベル変換回路(レベルシフタ)と、このレベルシフタでオン/オフが制御されるアナログスイッチアレイ(スイッチ手段)等を含み、アナログスイッチアレイのオン/オフを制御することで駆動波形に含まれる所要の駆動パルスを選択的に記録ヘッド11の圧力発生手段に印加する。
主走査モータ駆動部110は、CPU101側から与えられる目標値とリニアエンコーダ74からの検出パルスをサンプリングして得られる速度検出値に基づいて制御値を算出して内部のモータドライバを介して主走査モータ5を駆動する。
同様に、副走査モータ駆動制御部111は、CPU101側から与えられる目標値とホイールエンコーダ136からの検出パルスをサンプリングして得られる速度検出値に基づいて制御値を算出して内部のモータドライバを介して副走査モータ36を駆動する。
そこで、この画像形成装置における制御部による給紙制御の概要について図4ないし図8をも参照して説明する。なお、ここでは、制御部100のうちの画像形成制御に係わる部分をプリンタ制御部、画像形成機構を駆動する部分をエンジン制御部と称する。
まず、図4に示すように、プリンタ制御部は、連続印刷か否かを判別し、連続印刷であるとき、エンジン制御部に対し給紙命令を与え、エンジン制御部は、給紙クラッチ116を所定時間ON状態にし、また主走査モータ5を駆動してキャリッジ3を用紙センサ75が用紙22の先端を検知できる位置(先端検知位置)へ移動させる。これによって、図6に示すように、用紙22が給紙コロ23で搬送(給紙)されて(この用紙22を先行用紙22Aとする。)、キャリッジ33の用紙センサ75で用紙そして、用紙22Aの先端が検知される。
用紙22Aの先端を検知したときには、エンジン制御部は、図7に示すように、後行用紙22B給紙までの先行用紙22Aの搬送量Xを算出し、先行用紙22Aを記録ヘッド11のノズルから液滴を吐出して画像を形成しながら、搬送量Xだけ搬送したときに、給紙クラッチ116をON状態にして後行用紙22Bの搬送(給紙)を開始する。これにより、図8に示すように、後行用紙22Bが給紙されて搬送ベルト31に送られ、以後先行用紙22Aに対する画像形成時の先行用紙22Aの改行動作(送り動作)に連動して後行用紙22Bも搬送される。なお、記録ヘッド11の用紙搬送方向最下流側のノズルをヘッド先端ノズル11fとして図示している。
そして、先行用紙22Aに対する画像形成が終了して後行用紙22Bに対する画像形成が行なわれることによって、後行用紙22Bに対する画像形成時の後行用紙22Bの改行動作(送り動作)に連動して先行用紙22Aも搬送されて、排紙されることになる。
ここで、搬送量Xの算出処理について図5及び図8を参照して説明する。
エンジン制御部はプリンタ制御部から給紙命令と同時に、図8に示すような、最終スキャン実施時の先行用紙22Aの用紙先端から記録ヘッド11のヘッド後端ノズル(用紙搬送方向最上流側のノズル)11eの位置までの距離N及び先行用紙22Aの用紙長Lを受信する。
このとき、給紙開始位置から用紙センサ75による用紙先端検知位置までの距離をF、用紙先端検知位置からヘッド後端ノズル11eの位置までの距離をR、搬送遅延等による予備駆動量をαとすると、後行用紙22Bを給紙するまでの先行用紙22Aの搬送量Xは、次に(1)式又は(2)式で演算して求める。
X=(N+R)−F+α (N≧L) ……(1)
X=L−F+α (N≦L) ……(2)
ここでのように予め最終スキャン実施時の用紙先端からヘッド後端ノズル位置までの距離、即ち、先行する被記録媒体に対する画像形成時における最終スキャン時の記録ヘッドのノズル位置が分かっていれば、上記(1)式又は(2)式によって先行用紙22Aの印字中に、後行用紙22Bが用紙先端検知位置に到達することのないタイミングで後行用紙22Bの給紙(搬送)を開始することができ、無駄な紙間を確保することなく、印字データ(印刷データ)ごとに最適なタイミングで後行用紙22Bを給紙することができて、連続印刷時のスループットが向上する。
このように、後行の被記録媒体の搬送を開始させるタイミングを先行の被記録媒体に対する印刷情報に基づいて決定することにより、最適なタイミングで給紙動作を開始することができ、連続印刷におけるスループットを向上させることができる。
この場合、給紙動作に先立って印刷情報を保持しておき、後行用紙の搬送開始タイミングを算出することによって、最適なタイミングでの給紙動作を開始させてスループットを向上である。
これに対して、プリンタ制御部から距離N及び先行用紙22Aの用紙長Lが得られないときには、予めROM102などの記憶手段に保持されている紙種毎、印刷モード毎に最大となる最終スキャン実施時の用紙先端からヘッド後端ノズル位置までの距離Nを、給紙命令受信時に通知された紙種、印刷モードに応じて読み込んで、この読み込んだ距離Nに基づいて前記(1)式によって搬送量Xを演算する。
これによって、紙種或いは印刷モードに応じた最適なタイミングで後行用紙を給紙することができる。つまり、印字命令と同時に用紙先端からヘッド後端ノズル位置までの距離間での距離が通知される画像形成装置においては、最終スキャンの印字命令を受信するまで最終スキャン実施時の用紙先端からヘッド後端ノズル位置までの距離がわからない。
そこで、上述したように、紙種毎、印刷モード毎に最大となる最終スキャン実施時の用紙先端からヘッド後端ノズル位置までの距離Nを保持しておくことで、紙種、印刷モードに応じた最適なタイミングで後行用紙を給紙することができて、連続印刷時のスループットが向上する。
本発明に係る画像形成装置の一例を概略構成図である。 同装置の要部平面説明図である。 同装置の制御部の概要を示すブロック図である。 同装置の連続印刷時の給紙制御の説明に供するフロー図である。 図4の搬送量X算出処理の説明に供するフロー図である。 同給紙制御の説明に供する先行用紙給紙時の状態の平面説明図である。 同じく後行用紙給紙時の状態の平面説明図である。 同じく後行用紙が搬送された状態の平面説明図である。
符号の説明
4…キャリッジ
11…記録ヘッド
22…用紙
22A…先行用紙
22B…後行用紙
31…搬送ローラ
32…搬送ベルト
75…用紙センサ

Claims (5)

  1. 画像形成手段を備える記録ヘッドによって被記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、複数枚の用紙を順次連続的に給紙して各用紙に画像を形成するとき、先行する被記録媒体に対する印刷情報に基づいて定めた搬送開始タイミングで後行の被記録媒体の搬送を開始することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記被記録媒体の給紙動作に先立って印刷情報を保持していることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記印刷情報が前記先行する被記録媒体に対する画像形成時における最終スキャン時の前記記録ヘッドのノズル位置であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記印刷情報が前記先行する被記録媒体の紙種であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記印刷情報が前記先行する被記録媒体に対する印刷モードであることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9333771B2 (en) 2014-07-17 2016-05-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image recording apparatus, method of controlling the same, and non-transitory storage medium storing instructions executable by the image recording apparatus
US9434563B2 (en) 2012-03-27 2016-09-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image recording apparatus

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