JP2007062249A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録ヘッドに対する微駆動制御をソフト的に行なわなければならないにソフトの負担が重くなっている。
【解決手段】 電源投入後、記録ヘッド7に対して常時微駆動信号を与える常時微駆動制御を開始し、印刷命令を受信すると、記録ヘッド7を印字開始位置に移動するが、このときも微駆動信号を与えて微駆動を継続し、印字中は通常の滴吐出駆動信号を与えるとともに、次のドットまでの間に微駆動信号Psの一部Ps1を印加して微駆動を行なう動作を行い、印字終了位置に達したときには、常時微駆動制御を再開するようにし、印字停止状態でも微駆動制御を行なう。
【選択図】 図5

Description

本発明は画像形成装置に関し、特に記録液の液滴を吐出する記録ヘッドをノズル目詰まり防止のためなどに微駆動することが可能な画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、プリンタ/ファックス/複写機複合機等の各種画像形成装置としては、記録液(例えばインク)の液滴を吐出する液滴吐出ヘッドで構成した記録ヘッド(印字ヘッド)をキャリッジに搭載して、このキャリッジを被記録媒体(以下「用紙」というが、材質を紙に限定するものではなく、また、記録媒体、記録紙、転写材などとも称される。)の搬送方向に対して直交する方向にシリアルスキャンさせるとともに、被記録媒体を記録幅に応じて間歇的に搬送し、搬送と記録を交互に繰り返すことによって被記録媒体に画像を形成(記録、印刷、印字、印写も同義で使用する。)するシリアル型画像形成装置がある。
このような記録ヘッドを搭載した画像形成装置においては、記録ヘッドのノズルの目詰まりを防止するために液滴を吐出させない程度の駆動信号を与えてヘッドを駆動する制御(微駆動制御)を行なうようにしている。
特開2004−209843号公報 特開2005−014335号公報
また、記録ヘッドのノズルの目詰まりを防止するために、印刷上目立たない程度の液滴を吐出させる駆動信号を与えてヘッドを駆動する制御(これも、微駆動制御という。)を行なうようにしたものもある。
特開2005−066909号公報
しかしながら、上述したように微駆動制御における微駆動開始/終了をソフト的に処理するようにした場合、ソフトの負担が大きくなるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ソフト側の負担を減らした微駆動制御を行なうことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、印字停止状態で記録ヘッドに対して常時微駆動信号を与える常時微駆動制御を行なう手段を備えている構成とした。
ここで、常時微駆動制御を行なっているときに省エネモードに移行したときには常時微駆動制御を終了することが好ましい。この場合、省エネモードに移行した後所定時間経過した時に常時微駆動制御を終了することが好ましい。
また、記録ヘッドが置かれている環境に基づいて常時微駆動制御を行なうことが好ましい。
さらに、微駆動制御には、微駆動ON/OFF制御、微駆動期間制御、微駆動波形制御を含むことが好ましい。
また、常時微駆動制御を行なうときの微駆動波形制御が、常時微駆動制御を行なわないときの微駆動波形制御と異なることが好ましい。
本発明に係る画像形成装置によれば、印字停止状態で記録ヘッドに対して常時微駆動信号を与える常時微駆動制御を行なう手段を備えているので、微駆動制御を行なうか否かを判別する必要がなく、ハード的に処理できるのでソフト側の負担が軽くなる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。先ず、本発明に係る画像形成装置の機構部の一例について図1及び図2を参照して説明する。図1は同機構部の全体構成を説明する側面説明図、図2は同機構部の平面説明図である。
この画像形成装置は、図示しない左右の側板に横架したガイド部材であるガイドロッド1とガイドレール2とでキャリッジ3を主走査方向に摺動自在に保持し、主走査モータ4で駆動プーリ6Aと従動プーリ6Bとの間に張架したタイミングベルト5を介して図2で矢示方向(主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ3には、例えば、それぞれイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)のインク滴を吐出する液滴吐出ヘッドからなる4個の記録ヘッド7y、7c、7m、7k(色を区別しないときは「記録ヘッド7」という。)を複数のインク吐出口を主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド7を構成する液体吐出ヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて記録液の膜沸騰を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどをインク(液体)を吐出するためのエネルギー発生手段(圧力発生手段)として備えたものなどを使用できる。
キャリッジ3には、記録ヘッド7に各色のインクを供給するための各色のサブタンク8を搭載している。このサブタンク8にはインク供給チューブ9を介して図示しないメインタンク(インクカートリッジ)からインクが補充供給される。
一方、給紙カセット10などの用紙積載部(圧板)11上に積載した用紙12を給紙するための給紙部として、用紙積載部11から用紙12を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙ローラ)13及び給紙ローラ13に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド14を備え、この分離パッド14は給紙ローラ13側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙12を記録ヘッド7の下方側で搬送するため、用紙12を静電吸着して搬送するための搬送ベルト21と、給紙部からガイド15を介して送られる用紙12を搬送ベルト21との間で挟んで搬送するためのカウンタローラ22と、略鉛直上方に送られる用紙12を略90°方向転換させて搬送ベルト21上に倣わせるための搬送ガイド23と、押さえ部材24で搬送ベルト21側に付勢された押さえコロ25とを備えている。また、搬送ベルト21表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ26を備えている。
ここで、搬送ベルト21は、無端状ベルトであり、搬送ローラ27とテンションローラ28との間に掛け渡されて、副走査モータ31からタイミングベルト32及びタイミングローラ33を介して搬送ローラ27が回転されることで、図2のベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。なお、搬送ベルト21の裏面側には記録ヘッド7による画像形成領域に対応してガイド部材29を配置している。また、帯電ローラ26は、搬送ベルト21の表層に接触し、搬送ベルト21の回動に従動して回転するように配置されている。
また、図2に示すように、搬送ローラ27の軸には、スリット円板34を取り付け、このスリット円板34のスリットを検知するセンサ35を設けて、これらのスリット円板34及びセンサ35によってロータリエンコーダ36を構成している。
さらに、記録ヘッド7で記録された用紙12を排紙するための排紙部として、搬送ベルト21から用紙12を分離するための分離爪51と、排紙ローラ52及び排紙コロ53と、排紙される用紙12をストックする排紙トレイ54とを備えている。
また、背部には両面給紙ユニット55が着脱自在に装着されている。この両面給紙ユニット55は搬送ベルト21の逆方向回転で戻される用紙12を取り込んで反転させて再度カウンタローラ22と搬送ベルト21との間に給紙する。
さらに、図2に示すように、キャリッジ3の走査方向の一方側の非印字領域には、記録ヘッド7のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構56を配置している。
この維持回復機56は、記録ヘッド7の各ノズル面をキャピングするための各キャップ57と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード58と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け59などを備えている。
このように構成した画像形成装置においては、給紙部から用紙12が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙12はガイド15で案内され、搬送ベルト21とカウンタローラ22との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド23で案内されて押さえコロ25で搬送ベルト21に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、図示しない制御部によってACバイアス供給部から帯電ローラ26に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト21が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト21上に用紙12が給送されると、用紙12が搬送ベルト21に静電力で吸着され、搬送ベルト21の周回移動によって用紙12が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ3を往路及び復路方向に移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド7を駆動することにより、停止している用紙12にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙12を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙12の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙12を排紙トレイ54に排紙する。
また、両面印刷の場合には、表面(最初に印刷する面)の記録が終了したときに、搬送ベルト21を逆回転させることで、記録済みの用紙12を両面給紙ユニット61内に送り込み、用紙12を反転させて(裏面が印刷面となる状態にして)再度カウンタローラ22と搬送ベルト21との間に給紙し、タイミング制御を行って、前述したと同様に搬送ベル21上に搬送して裏面に記録を行った後、排紙トレイ54に排紙する
また、印字(記録)待機中にはキャリッジ3は維持回復機構55側に移動されて、キャップ57で記録ヘッド7のノズル面がキャッピングされて、ノズルを湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、キャップ57で記録ヘッド7をキャッピングした状態でノズルから記録液を吸引し(「ノズル吸引」又は「ヘッド吸引」という。)し、増粘した記録液や気泡を排出する回復動作を行い、この回復動作によって記録ヘッド7のノズル面に付着したインクを清掃除去するためにワイパーブレード58でワイピングを行う。また、記録開始前、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出する空吐出動作を行う。これによって、記録ヘッド7の安定した吐出性能を維持する。
次に、この画像形成装置の制御部の概要について図3のブロック図を参照して説明する。
この制御部200は、この装置全体の制御を司るCPU211と、CPU211が実行するプログラム、その他の固定データを格納するROM202と、画像データ等を一時格納するRAM203と、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための書き換え可能な不揮発性メモリ204と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行なう画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC205とを備えている。
また、この制御部200は、ホスト側とのデータ、信号の送受を行なうためのI/F206と、記録ヘッド7を駆動制御するためのデータ転送手段、駆動信号発生手段を含むヘッド駆動制御部207、キャリッジ3側に設けた記録ヘッド7を駆動するためのヘッド駆動装置であるヘッドドライバ(ドライバIC)208と、主走査モータ4及び副走査モータ31を駆動するためのモータ駆動部210と、帯電ローラ34にACバイアスを供給するACバイアス供給部212と、各種センサからの検出信号を入力するためのI/O213などを備えている。また、この制御部200には、この装置に必要な情報の入力及び表示を行なうための操作パネル214が接続されている。
ここで、制御部200は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読み取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホスト側からの印刷データ等をケーブル或いはネットを介してI/F206で受信する。
そして、制御部200のCPU201は、I/F206に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC205にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行ない、この画像データをヘッド駆動制御部207からヘッドドライバ208に転送する。なお、画像出力するためのドットパターンデータの生成はホスト側のプリンタドライバで行なっている。
ヘッド駆動制御部207は、上述した画像データをシリアルデータで転送するとともに、この画像データの転送及び転送の確定などに必要な転送クロックやラッチ信号、制御信号などをヘッドドライバ208に出力するとともに、ROM202に格納されてCPU201で読み出される駆動信号のパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び電圧増幅器、電流増幅器等で構成される駆動信号生成手段を含み、1の駆動パルス或いは複数の駆動パルスで構成される駆動信号をヘッドドライバ208に対して出力する。
ヘッドドライバ208は、シリアルに入力される記録ヘッド7の1行分に相当する画像データに基づいてヘッド駆動制御部207から与えられる駆動信号を構成する駆動パルスを選択的に記録ヘッド7の液滴を吐出させるエネルギーを発生する駆動素子(例えば圧電素子)に対して印加することで記録ヘッド7を駆動する。このとき、駆動信号を構成する駆動パルスを選択することによって、例えば、大滴、中滴、小滴など、大きさの異なるドットを打ち分けることができる。
モータ駆動部210は、CPU201側から与えられる目標値とリニアエンコーダを構成するエンコーダセンサ43からの検出パルスをサンプリングして得られる速度検出値に基づいて制御値を算出して内部のモータドライバを介して主走査モータ4を駆動する。また、CPU201側から与えられる目標値とエンコーダセンサ35からの検出パルスをサンプリングして得られる速度検出値に基づいて制御値を算出して内部のモータドライバを介して副走査モータ31を駆動する。
次に、この画像形成装置における本発明の第1実施形態について図4及び図5を参照して説明する。なお、図4は印字位置を説明するための平面説明図、図5はヘッドドライバ208に対する駆動信号の一例を説明する説明図である。
ここでは、図4に示すように、記録ヘッド7が搭載されたキャリッジ3は、電源ON時ホームポジションAに位置しており、印刷命令により印字開始位置Bから印字終了位置Cまで印字を行なう。その後、反対側のホームポジションDまで移動し、図4に記載の印字方向とは逆方向(復路)における印字を開始するものとする。
そこで、図5に示すように、印字開始位置B〜印字終了位置Cの間における印字位置I1〜I7の全期間において、記録ヘッド7に対して液滴を吐出させない程度に圧力変動を生じさせる微駆動信号Psの全部又は一部Ps1を印加し、常時微駆動させる微駆動制御を行うようにしている。
つまり、印字中である印字開始位置Bから印字終了位置Cまでの間(実際に液滴を吐出させることがある印字位置I3、I4、I5)においては、1ドット印字を行なう吐出駆動信号Pdを印加した後次の1ドット印字位置前までの空き期間に、微駆動信号Psの一部Ps1を印加することで微駆動を行なう。
また、ホームポジションAから印字開始位置Bの期間、及び、印字終了位置Cから反対側のホームポジションDの期間は印字停止状態にあり、この印字停止状態の期間(印字位置I1、I2、I6、I7)においても、全期間中、微駆動信号Psを印加することで微駆動を行なう。
このような常時微駆動制御を行なう場合の動作について図6のフロー図を参照して説明する。
電源投入後、記録ヘッド7に対して常時微駆動信号を与える常時微駆動制御を開始する。そして、印刷命令を受信すると、記録ヘッド7を印字開始位置に移動するが、このときも微駆動信号を与えて微駆動を継続する。その後、記録ヘッド7が印字開始位置に達したときには微駆動を終了して、印字(通常の滴吐出駆動信号を与えるとともに、次のドットまでの間に微駆動信号Psの一部Ps1を印加して微駆動を行なう動作)を行い、記録ヘッド7が印字終了位置に達したときには、微駆動信号Psを与える常時微駆動制御を再開する。そして、次の印字命令が来なければ、電源OFF又は待機状態に移行する。
このように、印字停止状態で記録ヘッドに対して常時微駆動信号を与える常時微駆動制御を行なう手段を備えているので、微駆動を行なうか否かの判別処理を行なう必要がなくなり、ハード的に電源オンで微駆動を開始し、電源オフで微駆動を停止する処理を行なわせることができるようになってソフトの負担が軽くなる。
次に、本発明の第2実施形態について図7のブロック図を参照して説明する。
上述したように常時微駆動制御を行なうと、微駆動制御を選択的に行なう(以下「非常時微駆動制御)という。)場合と比較すると、装置の消費電力が高くなる。そこで、常時微駆動制御を行なうか、非常時微駆動制御を行なうかを選択できるようにする。
ここで、常時微駆動制御を行なうか、非常時微駆動制御を行うかは、記録液(インク)特性、特に粘化率(固形化率)に基づいて選択することが好ましい。すなわち、インクの固形化率が高いほどインクの固形化が早期に進行するので、常時微駆動を行なう方が好ましい。
ここで、ヘッド温度などの環境条件からインク粘度を予測できる場合、インク固形化率を予測することができる。そこで、図7に示すように、記録ヘッド7が置かれている環境に関する情報、例えばヘッド環境温度を検出する温度センサ301の検知信号を、ASICなどで構成した印字制御部(CTL部)302に入力し、CTL部302のA/D変換部303で検知信号(検出温度)をA/D変換し、閾値比較部304で検出温度と予め定めたインク固形化率に対応する温度(閾値)とを比較する。
そして、微駆動制御部305は、比較結果がインク固形化率閾値(温度)を越えているときには、常時微駆動制御を継続して行い、インク固形化閾値(温度)に達していないときには、常時微駆動制御を実施中であっても閾値に達するまで微駆動動作を停止する。
このようにインク固形化率が閾値に達していない、微駆動の必要がない場合においては、微駆動制御を行なわないので、低消費電力化を図ることができる。
次に、本発明の第3実施形態について図8のフロー図を参照して説明する。
この実施形態では、常時微駆動制御中に、印字命令を予め定めた期間受信しないときには、いわゆる省エネモードへ移行するが、この省エネモードに移行したときには常時微駆動制御を停止するようにしている。
つまり、省エネモードへ移行するか否かを上述した印字制御部(CTL部)302内に設けた内部カウンタのカウント値で管理する。具体的には、電源投入後、省エネモードへの移行期間として内部カウンタのカウント値を設定しておく。そして、図9の待機中は上述した第1実施形態で説明したように、常時微駆動制御を行なっているが、この期間中に1微駆動制御動作(微駆動期間は電源投入後に設定される。)終了時に、内部カウンタ値をデクリメント(−1)する(カウント値=カウント値―1)。
そして、内部カウンタのカウント値が「0」になると、待機期間超過と判断し、常時微駆動制御期間であっても、微駆動制御を終了し、省エネモードに移行する。これによりシステム的な省エネ移行が完了し、低消費電力化を図ることができる。なお、省エネモード移行後における印字再開時は、ヘッド維持動作を実施することで印字動作が開始される。
次に、本発明の第4実施形態について図9の説明図を参照して説明する。この図10は、常時微駆動制御を行なう場合の駆動波形シーケンスと、非常時微駆動制御を行なう場合の駆動波形シーケンスを示している。また、印字終了位置I11、微駆動期間I12〜I17、印字開始位置I18とする。
通常、高電圧印加によるヘッド損傷防止のため、印字/微駆動開始、終了時において電圧レベルを徐々に変化させるようにする。図9では駆動波形立ち上げ期間Tr及び立ち下げ期間Tfに相当する。
ここで、図9に示すように、印字終了直後から微駆動制御を開始する場合、駆動波形立ち上げ/立ち下げ期間が必要でない場合でも、同図(b)に示す非常時微駆動制御では、必ず駆動波形立ち上げ/立ち下げ期間を設ける構成とする。これは、印字終了から微駆動開始までに期間がある場合においても確実にヘッド損傷を防止するためである。
これに対して、印字期間以外は必ず微駆動を行なう常時微駆動制御では、印字終了後の駆動波形立ち下げ期間を設ける必要がなく、印字終了後直ちに微駆動を開始する。その後、次の印字開始位置においては、微駆動を終了させ、駆動波形立ち上げ期間を設けることなく印字を開始する。このシーケンスにより、微駆動と印字を切り替える時間を短期化することが可能となり、微駆動動作を必要期間実施することにより、ノズル詰まりを確実に防止できる。
本発明に係る画像形成装置の機構部の全体構成を説明する側面説明図である。 同機構部の平面説明図である。 同画像形成装置における制御部の概要を説明するブロック説明図である。 本発明の第1実施形態の説明に供する平面説明図である。 同実施形態における印字位置と駆動波形(駆動信号)との関係を説明する説明図である。 同実施形態の説明に供するフロー図である。 本発明の第2実施形態の説明に供するブロック図である。 本発明の第3実施形態の説明に供するフロー図である。 本発明の第4実施形態の説明に供する説明図である。
符号の説明
3…キャリッジ
7…記録ヘッド
7k、7c、7m、7y…記録ヘッド
207…ヘッド駆動制御部
208…ヘッドドライバ
302…印字制御部

Claims (6)

  1. ノズルから記録液の液滴を吐出する記録ヘッドと、この記録ヘッドの前記液滴を吐出させるための圧力発生手段に対して液滴を吐出しない程度の微駆動信号を与える手段とを備えた画像形成装置において、印字停止状態で前記記録ヘッドに対して常時微駆動信号を与える常時微駆動制御を行なう手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記常時微駆動制御を行なっているときに省エネモードに移行したときには前記常時微駆動制御を終了することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、前記省エネモードに移行した後所定時間経過した時に前記常時微駆動制御を終了することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記記録ヘッドが置かれている環境に基づいて前記常時微駆動制御を行なうことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記微駆動制御には、微駆動ON/OFF制御、微駆動期間制御、微駆動波形制御を含むことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置において、前記常時微駆動制御を行なうときの微駆動波形制御が、前記常時微駆動制御を行なわないときの微駆動波形制御と異なることを特徴とする画像形成装置。
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