JP4623649B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4623649B2
JP4623649B2 JP2005256282A JP2005256282A JP4623649B2 JP 4623649 B2 JP4623649 B2 JP 4623649B2 JP 2005256282 A JP2005256282 A JP 2005256282A JP 2005256282 A JP2005256282 A JP 2005256282A JP 4623649 B2 JP4623649 B2 JP 4623649B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
transfer
nozzle
head
shift register
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005256282A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007069373A (ja
Inventor
順 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2005256282A priority Critical patent/JP4623649B2/ja
Publication of JP2007069373A publication Critical patent/JP2007069373A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4623649B2 publication Critical patent/JP4623649B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は画像形成装置に関し、特に記録液の液滴を吐出する記録ヘッドを駆動するためにケーブルを介して画像データを転送する画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、プリンタ/ファックス/複写機複合機等の各種画像形成装置としては、記録液(例えばインク)の液滴を吐出する液滴吐出ヘッドで構成した記録ヘッド(印字ヘッド)をキャリッジに搭載して、このキャリッジを被記録媒体(以下「用紙」というが、材質を紙に限定するものではなく、また、記録媒体、記録紙、転写材などとも称される。)の搬送方向に対して直交する方向にシリアルスキャンさせるとともに、被記録媒体を記録幅に応じて間歇的に搬送し、搬送と記録を交互に繰り返すことによって被記録媒体に画像を形成(記録、印刷、印字、印写も同義で使用する。)するシリアル型画像形成装置がある。
このような記録ヘッドを搭載した画像形成装置においては、キャリッジが移動走査することから、キャリッジに搭載された記録ヘッドを駆動するために装置本体側から画像データ(印字データ)をフレキシブルケーブルなどのケーブルを介して転送するようにしている。
従来、記録ヘッドを駆動制御するためのヘッド駆動制御装置に関しては、特許文献1に記載されているように、印字ヘッド制御において、シフトレジスタユニットを複数設置しこれを現在のデータと過去のデータに切り換えて使うことによりデータ記憶回路を効率的に使用するようにしたものがある。
特開平10−138475号公報
特許文献2に記載されているように、3個の異なる駆動波形からなる駆動波形群を生成してインクジェットヘッドの共通電極に出力する波形生成回路と、駆動波形群のうちの1以上の駆動波形を選択してインクジェットヘッドの圧電素子に印加させるチャンネル選択回路とを備えることにより、階調記録を簡単な構成で行うようにしたものがある。
特許第3254913号公報
特許文献3に記載されているように、印字データをノズル分ずつに選択するセレクタ部の出力をn進エンコーダ部の出力で多値化して出力するデータ転送部と、ヘッド近傍に設けたヘッド駆動部にn進デコーダ部で復調した印字データをラッチする印字データラッチ部と、印字データブロックを指定するラッチカウンタ部とを備えることにより、印字速度を向上させるようにしたものがある。
特開平11−221913号公報
ここで、従来の画像形成装置におけるキャリッジに搭載された複数の記録ヘッドに対する画像データの転送について図15を参照して説明する。
キャリッジ501に搭載した記録ヘッド502の各アクチュエータ手段を駆動するヘッド駆動装置(ヘッドドライバ又はドライバIC)503に対して、装置本体側に設けたヘッドデータ転送装置511からフレキシブルケーブル521を介して画像データ(転送データ)を転送する。
このとき、ヘッドデータ転送装置511は、転送クロックSCK、転送データSDAをヘッド駆動装置503のシフトレジスタ531に出力し、転送データラッチ信号LATをラッチ回路532に出力する。これにより、ヘッド駆動装置503は、転送クロックSCKの立ち上りエッヂで転送データSDAをシフトレジスタ502にシフト後、転送データラッチ信号LATでラッチ回路501にラッチし、全ノズル分の画像データが確定する。
この場合、転送データSDAを構成する画像データが上位ビット及び下位ビットで構成されるとき、つまり、1ノズル当たりの画像データ幅が「2」ビットであるとき、ヘッド駆動装置503内のシフトレジスタ531も、図16に示すように、上位ビット及び下位ビットを保持するためのシフトレジスタで構成することになる。なお、記録ヘッド502のノズル数を192個(ノズル1〜ノズル192と表記する。)とする。
したがって、転送データSDAも図17に示すように画像データの上位ビットの転送データSDA1と下位ビットの転送データSDA0に分けて、転送データSDA1では画像データの上位ビットをノズル192からノズル1の順序で転送し、転送データSDAでは画像データの下位ビットをノズル192からノズル1の順序で転送し、それぞれ上位ビット用シフトレジスタと下位ビット用シフトレジスタに保持させる。このときのヘッドデータ転送のタイミングチャートは図18に示すようになる。
このとき、データ転送に必要な転送データ信号線数は、画像データ幅と同じ「2」であり、階調数が増加することによって、例えば図19に示すように画像データ幅が上位、中位、下位ビットの「3」に増加した場合、転送データSDA2(上位ビット)、SDA1(中位ビット)、SDA0(下位ビット)を転送するために転送データ信号線数も同様に「3」に増加する。また、データ転送に必要な転送クロック数は、ノズル数と同じ192クロックに固定となる。
上述したように従来のヘッドデータ転送は、階調数に相当するデータ幅のデータ信号と1本の転送クロック信号及びラッチ信号を使用し、フレキシブルケーブルを介して、記録ヘッドのノズルを駆動するヘッド駆動装置(ドライバIC)内のシフトレジスタへノズル数回分シリアル転送し、ラッチ信号によって各ノズルの画像データを確定する方式が一般的である。なお、「ノズルを駆動する」とは、ノズルから液滴を吐出させるエネルギーを発生するエネルギー発生手段(アクチュエータ手段、圧力発生手段、駆動素子などとも称する。)に対して駆動信号を印加することである。
しかしながら、上述したように従来のデータ転送方式にあっては、転送に必要なデータ信号線数が階調数に依存しているため、多階調化によって転送データ信号線数が増加し、データを転送するためのデータ転送装置及びフレキシブルケーブル等のケーブルの小型化及び低コスト化が困難となっている。
また、1記録ヘッド複数のヘッド駆動装置で駆動する構成とした場合、各印字ヘッド駆動装置間のデータ受け渡しに対してセットアップ及びホールドタイミング調整のための回路が必要となり、転送周波数の高速化、記録ヘッドの小型化及び低コスト化が困難となるという課題がある。
さらに、画像データ転送における転送レートが記録ヘッドのノズル数と転送クロックの周波数のみで決定するため、転送レートの向上を目的とした装置の設計の自由度が低いという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、階調数の多いデータを、信号線数を増加することなく転送できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出する複数のノズルを有する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドの前記液滴を吐出させる圧力を発生させる圧力発生手段に駆動信号を与える、シフトレジスタを含むヘッドドライバと、
前記ヘッドドライバの前記シフトレジスタに対して画像データをシリアル転送するデータ転送手段と、を備え、
前記画像データは1ノズル当り複数ビットで構成される階調データであり、
前記データ転送手段は、
各ノズルの前記階調データを、少なくとも上位ビットと下位ビットに分けて転送し、
前記ヘッドドライバのシフトレジスタの構成に合わせて、前記階調データを転送する転送対象ノズル、転送する前記階調データの上位ビット及び下位ビットの転送順序を選択する手段を有している
構成とした。
ここで、前記転送データをノズル番号順に複数のブロックに分割して転送する構成とできる。
本発明に係る画像形成装置によれば、データ転送手段は、各ノズルの階調データを、少なくとも上位ビットと下位ビットに分けて転送し、ヘッドドライバのシフトレジスタの構成に合わせて、階調データを転送する転送対象ノズル、転送する階調データの上位ビット及び下位ビットの転送順序を選択する手段を有している構成としたので、階調数の多いデータを、信号線数を増加することなく転送でき、多階調化に伴う装置の大型化、高コスト化を抑制できる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。先ず、本発明に係る画像形成装置の機構部の一例について図1及び図2を参照して説明する。図1は同機構部の全体構成を説明する側面説明図、図2は同機構部の平面説明図である。
この画像形成装置は、図示しない左右の側板に横架したガイド部材であるガイドロッド1とガイドレール2とでキャリッジ3を主走査方向に摺動自在に保持し、主走査モータ4で駆動プーリ6Aと従動プーリ6Bとの間に張架したタイミングベルト5を介して図2で矢示方向(主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ3には、例えば、それぞれイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)のインク滴を吐出する液滴吐出ヘッドからなる4個の記録ヘッド7y、7c、7m、7k(色を区別しないときは「記録ヘッド7」という。)を複数のインク吐出口を主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド7を構成する液体吐出ヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて記録液の膜沸騰を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどをインク(液体)を吐出するためのエネルギー発生手段(圧力発生手段)として備えたものなどを使用できる。
キャリッジ3には、記録ヘッド7に各色のインクを供給するための各色のサブタンク8を搭載している。このサブタンク8にはインク供給チューブ9を介して図示しないメインタンク(インクカートリッジ)からインクが補充供給される。
一方、給紙カセット10などの用紙積載部(圧板)11上に積載した用紙12を給紙するための給紙部として、用紙積載部11から用紙12を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙ローラ)13及び給紙ローラ13に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド14を備え、この分離パッド14は給紙ローラ13側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙12を記録ヘッド7の下方側で搬送するため、用紙12を静電吸着して搬送するための搬送ベルト21と、給紙部からガイド15を介して送られる用紙12を搬送ベルト21との間で挟んで搬送するためのカウンタローラ22と、略鉛直上方に送られる用紙12を略90°方向転換させて搬送ベルト21上に倣わせるための搬送ガイド23と、押さえ部材24で搬送ベルト21側に付勢された押さえコロ25とを備えている。また、搬送ベルト21表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ26を備えている。
ここで、搬送ベルト21は、無端状ベルトであり、搬送ローラ27とテンションローラ28との間に掛け渡されて、副走査モータ31からタイミングベルト32及びタイミングローラ33を介して搬送ローラ27が回転されることで、図2のベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。なお、搬送ベルト21の裏面側には記録ヘッド7による画像形成領域に対応してガイド部材29を配置している。また、帯電ローラ26は、搬送ベルト21の表層に接触し、搬送ベルト21の回動に従動して回転するように配置されている。
また、図2に示すように、搬送ローラ27の軸には、スリット円板34を取り付け、このスリット円板34のスリットを検知するセンサ35を設けて、これらのスリット円板34及びセンサ35によってロータリエンコーダ36を構成している。
さらに、記録ヘッド7で記録された用紙12を排紙するための排紙部として、搬送ベルト21から用紙12を分離するための分離爪51と、排紙ローラ52及び排紙コロ53と、排紙される用紙12をストックする排紙トレイ54とを備えている。
また、背部には両面給紙ユニット55が着脱自在に装着されている。この両面給紙ユニット55は搬送ベルト21の逆方向回転で戻される用紙12を取り込んで反転させて再度カウンタローラ22と搬送ベルト21との間に給紙する。
さらに、図2に示すように、キャリッジ3の走査方向の一方側の非印字領域には、記録ヘッド7のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構56を配置している。
この維持回復機56は、記録ヘッド7の各ノズル面をキャピングするための各キャップ57と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード58と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け59などを備えている。
このように構成した画像形成装置においては、給紙部から用紙12が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙12はガイド15で案内され、搬送ベルト21とカウンタローラ22との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド23で案内されて押さえコロ25で搬送ベルト21に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、図示しない制御部によってACバイアス供給部から帯電ローラ26に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト21が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト21上に用紙12が給送されると、用紙12が搬送ベルト21に静電力で吸着され、搬送ベルト21の周回移動によって用紙12が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ3を往路及び復路方向に移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド7を駆動することにより、停止している用紙12にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙12を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙12の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙12を排紙トレイ54に排紙する。
また、両面印刷の場合には、表面(最初に印刷する面)の記録が終了したときに、搬送ベルト21を逆回転させることで、記録済みの用紙12を両面給紙ユニット61内に送り込み、用紙12を反転させて(裏面が印刷面となる状態にして)再度カウンタローラ22と搬送ベルト21との間に給紙し、タイミング制御を行って、前述したと同様に搬送ベル21上に搬送して裏面に記録を行った後、排紙トレイ54に排紙する
また、印字(記録)待機中にはキャリッジ3は維持回復機構55側に移動されて、キャップ57で記録ヘッド7のノズル面がキャッピングされて、ノズルを湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、キャップ57で記録ヘッド7をキャッピングした状態でノズルから記録液を吸引し(「ノズル吸引」又は「ヘッド吸引」という。)し、増粘した記録液や気泡を排出する回復動作を行い、この回復動作によって記録ヘッド7のノズル面に付着したインクを清掃除去するためにワイパーブレード58でワイピングを行う。また、記録開始前、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出する空吐出動作を行う。これによって、記録ヘッド7の安定した吐出性能を維持する。
次に、この画像形成装置の制御部の概要について図3のブロック図を参照して説明する。
この制御部200は、この装置全体の制御を司るCPU211と、CPU211が実行するプログラム、その他の固定データを格納するROM202と、画像データ等を一時格納するRAM203と、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための書き換え可能な不揮発性メモリ204と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行なう画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC205とを備えている。
また、この制御部200は、ホスト側とのデータ、信号の送受を行なうためのI/F206と、記録ヘッド7を駆動制御するためのデータ転送手段、駆動信号発生手段を含む印刷制御部207、キャリッジ3側に設けた記録ヘッド7を駆動するためのヘッド駆動装置であるヘッドドライバ(ドライバIC)208と、主走査モータ4及び副走査モータ31を駆動するためのモータ駆動部210と、帯電ローラ34にACバイアスを供給するACバイアス供給部212と、各種センサからの検出信号を入力するためのI/O213などを備えている。また、この制御部200には、この装置に必要な情報の入力及び表示を行なうための操作パネル214が接続されている。
ここで、制御部200は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読み取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホスト側からの印刷データ等をケーブル或いはネットを介してI/F206で受信する。
そして、制御部200のCPU201は、I/F206に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC205にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行ない、この画像データを印刷制御部207からヘッドドライバ208に転送する。なお、画像出力するためのドットパターンデータの生成はホスト側のプリンタドライバで行なっている。
印刷制御部(CTL部とも称する。)207は、上述した画像データをシリアルデータで転送するとともに、この画像データの転送及び転送の確定などに必要な転送クロックやラッチ信号、制御信号などをヘッドドライバ(ヘッド駆動装置)208に出力するヘッドデータ転送部と、ROM202に格納されてCPU201で読み出される駆動信号のパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び電圧増幅器、電流増幅器等で構成される駆動信号生成手段を含み、1の駆動パルス或いは複数の駆動パルスで構成される駆動信号をヘッドドライバ208に対して出力する駆動波形生成部とを含む。
ヘッドドライバ208は、シリアルに入力される記録ヘッド7の1行分に相当する画像データに基づいて印刷制御部207から与えられる駆動信号を構成する駆動パルスを選択的に記録ヘッド7の液滴を吐出させるエネルギーを発生する駆動素子(例えば圧電素子)に対して印加することで記録ヘッド7を駆動する。このとき、駆動信号を構成する駆動パルスを選択することによって、例えば、大滴、中滴、小滴など、大きさの異なるドットを打ち分けることができる。
モータ駆動部210は、CPU201側から与えられる目標値とリニアエンコーダを構成するエンコーダセンサ43からの検出パルスをサンプリングして得られる速度検出値に基づいて制御値を算出して内部のモータドライバを介して主走査モータ4を駆動する。また、CPU201側から与えられる目標値とエンコーダセンサ35からの検出パルスをサンプリングして得られる速度検出値に基づいて制御値を算出して内部のモータドライバを介して副走査モータ31を駆動する。
次に、この画像形成装置における本発明の第1実施形態について図4ないし図6を参照して説明する。
この第1実施形態では、ヘッドドライバ(ヘッド駆動装置)208は、ヘッドデータ転送部207Aからフレキシブルケーブル215を介して転送される転送データを保持するシフトレジスタ231及びラッチするラッチ回路232とを含み、シフトレジスタ231は転送データの上位ビットを保持する上位ビット用シフトレジスタと下位ビットを保持する下位ビット用シフトレジスタとを備えている。
そこで、印刷制御部207に含まれるヘッドデータ転送部207Aは、画像データをヘッドドライバ208に転送するとき、記録ヘッド7の各ノズルの1ノズル当り複数ビットの階調データの各ビットデータ(上位又は下位ビットデータ)をシリアル転送する。
例えば、記録ヘッド7のノズル数を192(ノズル192〜ノズル1とする。)とし、1ノズル当りの階調データが上位ビットと下位ビットで構成されるとき、図5及び図6に示すように、シフトクロックSCKとタイミングをとって、転送データSDAとして、ノズル192の上位ビット、ノズル192の下位ビット、の順序でシリアルに転送し、最後にノズル1の下位ビットを転送する。
このとき、データ転送に必要な転送データ信号線数は「1」である。したがって、図7に示すように、画像データ幅が増加して、1ノズル当りの階調データが上位、中位、下位ビットとなった場合でも、同様に、データ転送に必要な転送データ信号線数は「1」である。
このように、1ノズル当り複数ビットの階調データを上位ビット及び下位ビットに分けてシリアル転送することにより、転送に必要なデータ信号線数が画像データの階調数に依存せず一定である構成としたので、階調数の多いデータを、信号線数を増加することなく転送でき、多階調化に伴う装置の大型化、高コスト化を抑制できる。
この場合、データの転送順序としては、上記図5及び図6に示した順序以外にも、図9(a)〜(g)に示すような転送順序が考えられる。図9(a)はノズル192の下位ビットから転送を開始してノズル1の上位ビットで転送を完了する例、図9(b)はノズル192の上位ビット、ノズル192の下位ビット、ノズル191の下位ビット、ノズル191の上位ビットというように、上位ビットと下位ビットをノズル毎に順序を入れ替えながら転送する例、第9図(c)は第9図(b)とは上位ビットと下位ビットを逆にして転送する例である。
また、図9(d)はノズル1の上位ビットから各ノズルの上位ビットを先に転送した後、ノズル192の下位ビットからの各ノズルの上位ビットを転送する例、図9(e)はノズル1の下位ビットから各ノズルの下位ビットを先に転送した後、ノズル192の上位ビットからの各ノズルの上位ビットを転送する例、図9(f)はノズル192の上位ビットからノズル1の上位ビットまでを転送した後ノズル192の下位ビットからノズル1の下位ビットを転送する例、図9(g)はノズル192の下位ビットからノズル1の下位ビットまでを転送した後ノズル192の上位ビットからノズル1の上位ビットを転送する例である。
このような転送順序としてはヘッドドライバ(ヘッド駆動装置)の仕様に対し柔軟に対応できるように、ヘッドデータ転送装置内のモード設定により選択できるようにすることが好ましい。
次に、本発明の第2実施形態について図10及び図11を参照して説明する。
この実施形態では、ヘッドドライバ208のシフトレジスタはノズル方向で2分割され、転送データSDA1はノズル192からノズル97の画像データを上位ビット、下位ビットの順序で転送し、転送データSDA0はノズル96からノズル1の画像データを上位ビット、下位ビットの順序で転送する。
このとき、データ転送に必要な転送データ信号線数は「2」である。このように転送データをノズル番号順に複数のブロックに分割して転送することにより、階調データのビット数が増えた場合、つまり、例えば、図11に示すように画像データ幅が「3」に増加した場合でもデータ転送に必要な転送データ信号線数は「2」のままで変わらない。
この場合、データ転送に必要な転送クロック数は、(ノズル数×画像データ幅)/ノズル分割数(=ブロック数)、で表わされ、ノズル数を192、画像データ幅を2とすると、転送クロック数は192クロックとなる。
また、ノズル分割数は、画像形成装置として要求される転送速度やデータ信号線数の仕様に対し柔軟に対応できるように、ヘッドデータ転送装置内のモード設定により選択できるようにすることが好ましい。
次に、本発明の第3実施形態について図12及び図13を参照して説明する。
この実施形態では、記録ヘッド7に複数のノズルに対してヘッドドライバ208A,208Bの2個を使用している。ヘッドドライバ208Aは、転送データを保持するシフトレジスタ231A及びラッチ回路232Aを備え、記録ヘッドのノズル1からノズル96を駆動する。ヘッドドライバ208Bは、転送データを保持するシフトレジスタ231B及びラッチ回路232Bを備え、記録ヘッド7のノズル97からノズル192を駆動する。
ヘッドデータ転送からは、転送データSDA1としてノズル192からノズル97の画像データを上位ビット、下位ビットの順序でヘッドドライバ208Aのシフトレジスタ231Aへ転送し、転送データSDA0としてノズル96からノズル1の画像データを上位ビット、下位ビットの順序でシフトレジスタ231Bへ転送する。
このように、シフトレジスタ231Aへのデータ入力は転送データSDA1から直接行なわれるので、従来方式を適用した場合に2つのシフトレジスタ間のタイミングを調整するためのタイミング調整回路が不要となる。
つまり、前述した従来のヘッドデータ転送方式を使用した場合、図14に示すようにシフトレジスタ231Bのデータ出力がシフトレジスタ231Aへのデータ入力となるため、入力信号に対しセットアップ・ホールドの入力タイミングを調整するタイミング調整回路600が必要となるが、本実施形態では直接入力できることからこのようなタイミング調整を行なう必要がなく、構成が簡単になる。
本発明に係る画像形成装置の機構部の全体構成を説明する側面説明図である。 同機構部の平面説明図である。 同画像形成装置における制御部の概要を説明するブロック説明図である。 本発明の第1実施形態の説明に供するブロック説明図である。 同実施形態のデータ転送方式とシフトレジスタへの保持状態の説明に供する説明図である。 同実施形態のデータ転送のタイミングチャート図である。 同実施形態を画像データ幅が「3」の転送データに適用したときのデータ転送方式とシフトレジスタへの保持状態の説明に供する説明図である。 同実施形態のデータ転送順序の異なる例の説明に供する図5と同様な説明図である。 本発明の第2実施形態におけるデータ転送方式とシフトレジスタへの保持状態の説明に供する説明図である。 同実施形態のデータ転送のタイミングチャート図である。 同実施形態を画像データ幅が「3」の転送データに適用したときのデータ転送方式とシフトレジスタへの保持状態の説明に供する説明図である。 本発明の第2実施形態の説明に供するブロック図である。 同実施形態におけるデータ転送方式とシフトレジスタへの保持状態の説明に供する説明図である。 同実施形態の作用説明に供する従来例のデータ転送方式を適用したときの説明図である。 従来のヘッドデータ転送の説明に供するヘッド駆動制御に関わる部分のブロック図である。 同シフトレジスタの構成を説明する説明図である。 同じく従来のデータ転送方式とシフトレジスタへの保持状態の説明に供する説明図である。 同じくデータ転送のタイミングチャートである。 同従来のデータ転送方式を画像データ幅が「3」の転送データに適用したときのデータ転送方式とシフトレジスタへの保持状態の説明に供する説明図である。
符号の説明
3…キャリッジ
7…記録ヘッド
7k、7c、7m、7y…記録ヘッド
207…印刷制御部
208…ヘッドドライバ
215…フレキシブルケーブル
231…シフトレジスタ
232…ラッチ回路

Claims (2)

  1. 液滴を吐出する複数のノズルを有する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドの前記液滴を吐出させる圧力を発生させる圧力発生手段に駆動信号を与える、シフトレジスタを含むヘッドドライバと、
    前記ヘッドドライバの前記シフトレジスタに対して画像データをシリアル転送するデータ転送手段と、を備え、
    前記画像データは1ノズル当り複数ビットで構成される階調データであり、
    前記データ転送手段は、
    各ノズルの前記階調データを、少なくとも上位ビットと下位ビットに分けて転送し、
    前記ヘッドドライバのシフトレジスタの構成に合わせて、前記階調データを転送する転送対象ノズル、転送する前記階調データの上位ビット及び下位ビットの転送順序を選択する手段を有している
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記転送データをノズル番号順に複数のブロックに分割して転送することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
JP2005256282A 2005-09-05 2005-09-05 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4623649B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005256282A JP4623649B2 (ja) 2005-09-05 2005-09-05 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005256282A JP4623649B2 (ja) 2005-09-05 2005-09-05 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007069373A JP2007069373A (ja) 2007-03-22
JP4623649B2 true JP4623649B2 (ja) 2011-02-02

Family

ID=37931265

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005256282A Expired - Fee Related JP4623649B2 (ja) 2005-09-05 2005-09-05 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4623649B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5853474B2 (ja) * 2011-08-03 2016-02-09 株式会社リコー インクジェット記録装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0232884A (ja) * 1988-07-22 1990-02-02 Fuji Photo Film Co Ltd 熱転写インクシートを用いた画像記録装置
JPH10278310A (ja) * 1997-04-02 1998-10-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd インクジェット装置
JP2001232774A (ja) * 2000-02-18 2001-08-28 Seiko Epson Corp インクジェットヘッド駆動回路
JP2004050771A (ja) * 2002-07-24 2004-02-19 Seiko Epson Corp インク吐出駆動信号生成方法、記録ヘッド制御装置、該記録ヘッド制御装置を備えたインクジェット式記録装置、及びインク吐出駆動信号生成プログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0232884A (ja) * 1988-07-22 1990-02-02 Fuji Photo Film Co Ltd 熱転写インクシートを用いた画像記録装置
JPH10278310A (ja) * 1997-04-02 1998-10-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd インクジェット装置
JP2001232774A (ja) * 2000-02-18 2001-08-28 Seiko Epson Corp インクジェットヘッド駆動回路
JP2004050771A (ja) * 2002-07-24 2004-02-19 Seiko Epson Corp インク吐出駆動信号生成方法、記録ヘッド制御装置、該記録ヘッド制御装置を備えたインクジェット式記録装置、及びインク吐出駆動信号生成プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007069373A (ja) 2007-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5396753B2 (ja) 画像形成装置
JP4679327B2 (ja) 画像形成装置
JP2007062249A (ja) 画像形成装置
JP4623649B2 (ja) 画像形成装置
JP2007062250A (ja) 画像形成装置
JP4688187B2 (ja) 画像形成装置
JP2004249469A (ja) 画像形成装置及びプリンタドライバ
JP2007313725A (ja) 画像形成装置
JP2005088467A (ja) 画像形成装置及び液滴吐出ヘッド
JP2004276425A (ja) 画像形成装置
JP2007062238A (ja) 画像形成装置
JP2005144767A (ja) 画像形成装置
JP4398219B2 (ja) 画像形成装置
JP4688190B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP2008297091A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2007062240A (ja) 画像形成装置
JP2010201869A (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP2006218667A (ja) 画像形成方法、画像形成装置及びプリンタドライバ
JP2006240792A (ja) 画像形成装置
JP2006256080A (ja) 画像形成装置
JP4662830B2 (ja) 画像形成装置
JP4190002B2 (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP4732085B2 (ja) サーボ制御装置及び画像形成装置並びにプログラム
JP2004237693A (ja) 画像形成装置
JP4632936B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100817

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101027

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101029

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4623649

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees