JP2004050771A - インク吐出駆動信号生成方法、記録ヘッド制御装置、該記録ヘッド制御装置を備えたインクジェット式記録装置、及びインク吐出駆動信号生成プログラム - Google Patents

インク吐出駆動信号生成方法、記録ヘッド制御装置、該記録ヘッド制御装置を備えたインクジェット式記録装置、及びインク吐出駆動信号生成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】キャリッジの加減速領域においても均一にインクドットを形成することができるインクジェット式記録装置を提供する。
【解決手段】加速記録領域A又は減速記録領域Aにおいては、記録周期Aの波形パターンデータを、加速記録領域B又は減速記録領域Bにおいては、記録周期Bの波形パターンデータを、定速度記録領域においては、記録周期Cの波形パターンデータを、ROM13から読み出してインク吐出駆動信号の1周期の波形パターンを生成する。記録周期Aの波形パターンは、加速記録領域A又は減速記録領域Aの範囲において、記録周期Bの波形パターンは、加速記録領域B又は減速記録領域Bにおいて、記録周期Cの波形パターンは、定速度記録領域において、一連のインク吐出パルス波形が略等間隔に発生するインク吐出駆動信号を生成することができる間隔にそれぞれ設定されている。
【選択図】    図11

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、一定の方向に往復動する記録ヘッドから記録紙にインクを吐出するインクジェット式記録装置において、記録ヘッドの駆動信号を生成するインク吐出駆動信号生成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一定の方向に往復動する記録ヘッドから記録紙にインクを吐出するインクジェット式記録装置は、記録ヘッドを搭載したキャリッジを主走査方向に往復動させる動作と、記録紙を副走査方向に所定の搬送量にて搬送する動作とを交互に繰り返しながら、記録ヘッドから記録紙にインクを吐出することによって記録を実行する。記録ヘッドのヘッド面には、複数のノズルアレイが配置されており、各ノズルアレイに対応した圧電振動子等の圧力発生素子を駆動させて各ノズルアレイの開口に連通している圧力発生室に圧力変動を生じさせることによって、各ノズルアレイの開口からインクを吐出する。
【0003】
このような構成を成すインクジェット式記録装置は、インクを吐出するための同一形状の波形を有する複数のインク吐出パルス波形を含んだ一連の駆動信号としてインク吐出駆動信号が生成される。一方、インク吐出の有無を規定する記録データが記録ヘッドに送信される。そして、送信された記録データに基づいて必要なインク吐出パルス波形のみがインク吐出駆動信号から選択されて圧力発生素子に供給される。すなわち、ノズルアレイの開口からインクを吐出させるか否かを記録データに基づいて決定している。
【0004】
ところで、停止している状態のキャリッジを主走査方向に往復動させる際には、その往復動範囲の両端近傍において自ずと加減速領域が生じることになる。つまり、キャリッジの往復動範囲は、一定の速度でキャリッジが移動する定速度領域と、その外側に生じる加減速領域とに分けられる。また、前述したインク吐出駆動信号は、含まれるインク吐出パルス波形が等間隔で均一になっているのが望ましく、それによって、記録紙の記録面に形成されるインクドットが均一になり、高画質な記録を実行することができる。したがって、キャリッジが一定の速度で移動する定速度領域においては、インク吐出パルス波形を一定の周波数で発生させることで、インク吐出パルス波形が等間隔で均一に発生するインク吐出駆動信号を容易に生成することができる。そのため、従来の一般的なインクジェット式記録装置は、キャリッジの移動速度が一定でない加減速領域においてはインクを吐出せず、一定の速度でキャリッジが移動している定速度領域においてのみインクを吐出して記録を実行するものであった。
【0005】
しかし、この加減速領域においてもインクを吐出すると、キャリッジの往復動方向の記録領域を広くすることができるのは言うまでもなく、それによって、記録可能な最大領域を拡大することができたり、キャリッジの往復動範囲の長さを短くしてインクジェット式記録装置を小型化できたりするといったメリットが生まれる。そのため、加減速領域においても記録紙に対してインクを吐出するインクジェット式記録装置を実現する技術が開発され公知のものとなっており、例えば、加減速領域においても記録紙の記録面にインクドットを均一に形成するために、キャリッジの速度に応じてインク吐出することによるドット形成タイミングを適切に調節するものが挙げられる。
【0006】
図14は、従来のインクジェット式記録装置におけるインク吐出駆動信号を模式的に示したタイミングチャートである。記録周期は記録ヘッドを搭載したキャリッジを駆動するDCモータ等の回転駆動力源の回転速度に比例して周波数が増減するパルス信号の周期である。したがって、キャリッジの移動速度が加速すれば、パルス信号の周期が短くなり、記録周期の長さが短くなる。反対に、キャリッジの移動速度が減速すれば、パルス信号の周期が長くなり、記録周期の長さが長くなる。また、1つの記録周期の中には、第1パルスPS1、第2パルスPS2、及び第3パルスPS3の3つのインク吐出パルス波形が含まれている。このインク吐出パルス波形による電位の変化によって、各ノズルアレイに対応した圧電振動子等の圧力発生素子が駆動し、各ノズルアレイの開口に連通している圧力発生室に圧力変動を生じることによって、各ノズルアレイの開口からインクが吐出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、1つの記録周期の中で等間隔に3回インクが吐出され、その3回のインクの吐出によって重なり合って形成された3つの小ドットにて1つのインクドットが形成される。つまり、複数色の小ドットを重ねることで多数の色階調を実現している。そして、3つのインク吐出パルス波形の間隔、つまり、インク吐出駆動信号の電位が中間電位VMとなっている時間は、キャリッジの定速度領域において、一連の第1パルスPS1〜第3パルスPS3が等間隔となる符号dにて示した一定の同じ長さに設定されている。したがって、キャリッジの定速度領域においては、一連のインク吐出パルス波形が均一になり、記録紙には、各インク吐出パルス波形によって形成される小ドットが均一に重なり合って形成され、それによって、インクドットが均一に形成されることになる。
【0008】
しかし、図15に示したように、キャリッジの加速領域、及び減速領域においては、パルス信号の周期が長くなるが、インク吐出パルス波形の間隔の長さは、一定の同じ長さに設定されているので、その分だけ第3パルスPS3と次の記録周期の第1パルスPS1との間隔が長くなってしまい(符号d+α)、一連のインク吐出パルス波形が不均一になってしまう。そして、それによって、記録紙の記録面に形成される小ドットが不均一に形成され、それによって、インクドットが不均一になって記録画質が低下してしまうという問題が生じる。
【0009】
本願発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、キャリッジの加減速領域においても均一にインクドットを形成することができるインクジェット式記録装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、記録紙にインクを吐出する記録ヘッドを搭載したキャリッジの移動速度に比例した周波数のパルスを生成するパルス生成手段と、所定のインク吐出パルス波形を入力することによって、前記記録ヘッドのヘッド面に配列されている複数のノズルアレイのインク圧力を変動させて前記ノズルアレイから一定量のインクを吐出させるノズルアレイ駆動手段とを備えたインクジェット式記録装置において、前記パルス生成手段が出力する隣り合うパルス間の時間を周期とし、1周期に複数の前記インク吐出パルス波形を含むインク吐出駆動信号を生成するインク吐出駆動信号生成方法であって、前記インク吐出駆動信号の1周期に含まれる前記インク吐出パルス波形の数で、前記インク吐出駆動信号の1周期の時間を除算した周期で前記インク吐出パルス波形を発生させて前記インク吐出駆動信号を生成する、ことを特徴としたインク吐出駆動信号生成方法である。
【0011】
キャリッジの移動速度に比例して増減するパルスを周期とするインク吐出駆動信号は、キャリッジの定速度領域において一定の周期となる。したがって、インク吐出駆動信号の1周期内に複数含まれるインク吐出パルス波形の間隔を一定の間隔とすることで、一連のインク吐出パルス波形を略等間隔に生成することができる。
【0012】
しかし、キャリッジの加減速領域においては、キャリッジの移動速度が定速度領域の移動速度より遅いので、インク吐出駆動信号の周期が長くなる。そのため、前述したように、定速度領域においてインク吐出パルス波形が略等間隔になるように設定したインク吐出パルス波形の間隔でインク吐出駆動信号を生成すると、インク吐出駆動信号周期内の最後のインク吐出パルス波形と、その次の周期のインク吐出パルス波形との間隔だけが長くなってしまい、インク吐出パルス波形の間隔が不均一になってしまう。
【0013】
そこで、インク吐出駆動信号の周期長を1周期に含まれるインク吐出パルス波形の数で除算した周期でインク吐出パルス波形を生成することによって、1周期内のインク吐出パルス波形を略等間隔に生成することができるので、キャリッジの加減速領域において長くなるインク吐出駆動信号の周期長に応じて、一連のインク吐出パルス波形が略等間隔に発生するインク吐出駆動信号を生成することができる。
【0014】
これにより、本願請求項1に記載の発明に係るインク吐出駆動信号生成方法によれば、キャリッジの加減速領域においても一連のインク吐出パルス波形が略等間隔に発生するインク吐出駆動信号を生成することができるので、インクジェット式記録装置において、キャリッジの加減速領域においても均一にインクドットを形成することができるという作用効果が得られる。
【0015】
本願請求項2に記載の発明は、記録紙にインクを吐出する記録ヘッドを搭載したキャリッジの移動速度に比例した周波数のパルスを生成するパルス生成手段と、所定のインク吐出パルス波形を入力することによって、前記記録ヘッドのヘッド面に配列されている複数のノズルアレイのインク圧力を変動させて前記ノズルアレイから一定量のインクを吐出させるノズルアレイ駆動手段とを備えたインクジェット式記録装置において、前記パルス生成手段が出力する隣り合うパルス間の時間を周期とし、1周期に複数の前記インク吐出パルス波形を含むインク吐出駆動信号を生成するインク吐出駆動信号生成方法であって、各インク吐出パルス波形間の中間電位領域の長さが略均等になる如く、前記インク吐出駆動信号の周期長の変化に応じて、前記インク吐出パルス波形間の中間電位領域の長さを調節して前記インク吐出駆動信号を生成する、ことを特徴としたインク吐出駆動信号生成方法である。
【0016】
前述したように、キャリッジの加減速領域においては、キャリッジの移動速度が定速度領域の移動速度より遅いので、インク吐出駆動信号の周期が長くなる。そのため、定速度領域においてインク吐出パルス波形が略等間隔になるように設定したインク吐出パルス波形の間隔でインク吐出駆動信号を生成すると、インク吐出駆動信号周期内の最後のインク吐出パルス波形と、その次の周期のインク吐出パルス波形との間隔だけが長くなってしまい、インク吐出パルス波形の間隔が不均一になってしまう。
【0017】
そこで、各インク吐出パルス波形間の中間電位領域の長さが略均等になる如く、インク吐出駆動信号の周期長の変化に応じて、インク吐出パルス波形間の中間電位領域の長さを調節する。各インク吐出パルス波形間の中間電位領域の長さが略均等になることによって、各インク吐出パルス波形の間隔が略等間隔になるので、一連のインク吐出パルス波形が略等間隔に発生するインク吐出駆動信号を生成することができる。
【0018】
これにより、本願請求項2に記載の発明に係るインク吐出駆動信号生成方法によれば、キャリッジの加減速領域においても一連のインク吐出パルス波形が略等間隔に発生するインク吐出駆動信号を生成することができるので、インクジェット式記録装置において、キャリッジの加減速領域においても均一にインクドットを形成することができるという作用効果が得られる。
【0019】
本願請求項3に記載の発明は、請求項2において、記憶媒体にあらかじめ記憶されている複数の異なる前記インク吐出パルス波形間の中間電位領域長データの中から、前記インク吐出駆動信号の周期長の変化に応じて最適な中間電位領域長データを選択し、選択した中間電位領域長データを前記インク吐出パルス波形間の中間電位領域の長さに設定して前記インク吐出駆動信号を生成する、ことを特徴としたインク吐出駆動信号生成方法である。
【0020】
複数の異なる中間電位領域長データをあらかじめ記憶媒体に記憶しておき、その中からインク吐出駆動信号の周期長の変化に応じて最適な中間電位領域長データを選択する。つまり、加減速領域におけるインク吐出駆動信号の周期長の変化に応じて、インク吐出パルス波形の間隔が略等間隔に最も近似する間隔となる中間電位領域長データを記憶媒体にあらかじめ記憶されている複数の異なる中間電位領域長データの中から選択する。それによって、各インク吐出パルス波形の間隔を略等間隔にすることができるので、一連のインク吐出パルス波形が略等間隔に発生するインク吐出駆動信号を生成することができる。
【0021】
記憶媒体にあらかじめ記憶させておく複数の中間電位領域長データは、例えばインク吐出駆動信号の周期、つまり、パルス生成手段が出力するパルスの周期に対応したデータテーブル等であり、このデータテーブルからインク吐出駆動信号の周期長に対応づけて中間電位領域長データを選択する。それによって、加減速領域において、インク吐出駆動信号の周期毎に周期長から最適な中間電位領域長を演算することなく一連のインク吐出パルス波形が略等間隔に発生するインク吐出駆動信号を生成することができる。
【0022】
これにより、本願請求項3に記載の発明に係るインク吐出駆動信号生成方法によれば、本願請求項2に記載の発明による作用効果に加えて、インク吐出駆動信号の周期毎に周期長から最適な中間電位領域長を演算することなく一連のインク吐出パルス波形が略等間隔に発生するインク吐出駆動信号を生成することができるので、インク吐出駆動信号の生成工程を簡略化することができるという作用効果が得られる。
【0023】
本願請求項4に記載の発明は、記録紙にインクを吐出する記録ヘッドを搭載したキャリッジの移動速度に比例した周波数のパルスを生成するパルス生成手段と、所定のインク吐出パルス波形を入力することによって、前記記録ヘッドのヘッド面に配列されている複数のノズルアレイのインク圧力を変動させて前記ノズルアレイから一定量のインクを吐出させるノズルアレイ駆動手段とを備えたインクジェット式記録装置において、前記パルス生成手段が出力する隣り合うパルス間の時間を周期とし、1周期に複数の前記インク吐出パルス波形を含むインク吐出駆動信号を生成するインク吐出駆動信号生成方法であって、記憶媒体にあらかじめ記憶されている複数の周期長が異なる1周期単位のインク吐出駆動信号波形パターンの中から、前記インク吐出駆動信号の周期長の変化に応じて最適なインク吐出駆動信号波形パターンを選択し、選択したインク吐出駆動信号波形パターンを連結させて前記インク吐出駆動信号を生成する、ことを特徴としたインク吐出駆動信号生成方法である。
【0024】
複数の周期長が異なる1周期単位のインク吐出駆動信号波形パターンをあらかじめ記憶媒体に記憶しておき、そのインク吐出駆動信号波形パターン中からインク吐出駆動信号の周期長の変化に応じて最適なインク吐出駆動信号波形パターンを選択する。つまり、加減速領域におけるインク吐出駆動信号の周期長の変化に応じて、インク吐出パルス波形の間隔が略等間隔に最も近似する間隔となるインク吐出駆動信号波形パターンを記憶媒体にあらかじめ記憶されている複数のインク吐出駆動信号波形パターンの中から選択する。そして、1周期毎に選択したインク吐出駆動信号波形パターンを連結してインク吐出駆動信号を生成することによって、各インク吐出パルス波形の間隔を略等間隔にすることができるので、一連のインク吐出パルス波形が略等間隔に発生するインク吐出駆動信号を生成することができる。また、加減速領域において、インク吐出駆動信号の周期毎に周期長から最適なインク吐出駆動信号波形パターンを演算して生成することなく一連のインク吐出パルス波形が略等間隔に発生するインク吐出駆動信号を生成することができる。
【0025】
これにより、本願請求項4に記載の発明に係るインク吐出駆動信号生成方法によれば、キャリッジの加減速領域においても一連のインク吐出パルス波形が略等間隔に発生するインク吐出駆動信号を生成することができるので、インクジェット式記録装置において、キャリッジの加減速領域においても均一にインクドットを形成することができるという作用効果が得られる。
【0026】
本願請求項5に記載の発明は、記録紙にインクを吐出する記録ヘッドを搭載したキャリッジの移動速度に比例した周波数のパルスを生成するパルス生成手段と、所定のインク吐出パルス波形を入力することによって、前記記録ヘッドのヘッド面に配列されている複数のノズルアレイのインク圧力を変動させて前記ノズルアレイから一定量のインクを吐出させるノズルアレイ駆動手段とを備えたインクジェット式記録装置において、前記パルス生成手段が出力する隣り合うパルス間の時間を周期とし、1周期に複数の前記インク吐出パルス波形を含むインク吐出駆動信号を生成するインク吐出駆動信号生成手段を備えた記録ヘッド制御装置であって、前記インク吐出駆動信号生成手段は、前記インク吐出駆動信号の1周期に含まれる前記インク吐出パルス波形の数で、前記インク吐出駆動信号の1周期の時間を除算した周期で前記インク吐出パルス波形を発生させて前記インク吐出駆動信号を生成する、ことを特徴とした記録ヘッド制御装置である。
本願請求項5に記載の発明に係る記録ヘッド制御装置によれば、記録ヘッド制御装置において、前述した本願請求項1に記載の発明と同様の作用効果を得ることができる。
【0027】
本願請求項6に記載の発明は、記録紙にインクを吐出する記録ヘッドを搭載したキャリッジの移動速度に比例した周波数のパルスを生成するパルス生成手段と、所定のインク吐出パルス波形を入力することによって、前記記録ヘッドのヘッド面に配列されている複数のノズルアレイのインク圧力を変動させて前記ノズルアレイから一定量のインクを吐出させるノズルアレイ駆動手段とを備えたインクジェット式記録装置において、前記パルス生成手段が出力する隣り合うパルス間の時間を周期とし、1周期に複数の前記インク吐出パルス波形を含むインク吐出駆動信号を生成するインク吐出駆動信号生成手段を備えた記録ヘッド制御装置であって、前記インク吐出駆動信号生成手段は、各インク吐出パルス波形間の中間電位領域の長さが略均等になる如く、前記インク吐出駆動信号の周期長の変化に応じて、前記インク吐出パルス波形間の中間電位領域の長さを調節して前記インク吐出駆動信号を生成する、ことを特徴とした記録ヘッド制御装置である。
本願請求項6に記載の発明に係る記録ヘッド制御装置によれば、記録ヘッド制御装置において、前述した本願請求項2に記載の発明と同様の作用効果を得ることができる。
【0028】
本願請求項7に記載の発明は、請求項6において、前記インク吐出駆動信号生成手段は、記憶媒体にあらかじめ記憶されている複数の異なる前記インク吐出パルス波形間の中間電位領域長データの中から、前記インク吐出駆動信号の周期長の変化に応じて最適な中間電位領域長データを選択し、選択した中間電位領域長データを前記インク吐出パルス波形間の中間電位領域の長さに設定して前記インク吐出駆動信号を生成する、ことを特徴とした記録ヘッド制御装置である。
本願請求項7に記載の発明に係る記録ヘッド制御装置によれば、記録ヘッド制御装置において、前述した本願請求項3に記載の発明と同様の作用効果を得ることができる。
【0029】
本願請求項8に記載の発明は、記録紙にインクを吐出する記録ヘッドを搭載したキャリッジの移動速度に比例した周波数のパルスを生成するパルス生成手段と、所定のインク吐出パルス波形を入力することによって、前記記録ヘッドのヘッド面に配列されている複数のノズルアレイのインク圧力を変動させて前記ノズルアレイから一定量のインクを吐出させるノズルアレイ駆動手段とを備えたインクジェット式記録装置において、前記パルス生成手段が出力する隣り合うパルス間の時間を周期とし、1周期に複数の前記インク吐出パルス波形を含むインク吐出駆動信号を生成するインク吐出駆動信号生成手段を備えた記録ヘッド制御装置であって、前記インク吐出駆動信号生成手段は、記憶媒体にあらかじめ記憶されている複数の周期長が異なる1周期単位のインク吐出駆動信号波形パターンの中から、前記インク吐出駆動信号の周期長の変化に応じて最適なインク吐出駆動信号波形パターンを選択し、選択したインク吐出駆動信号波形パターンを連結させて前記インク吐出駆動信号を生成する、ことを特徴とした記録ヘッド制御装置である。
本願請求項8に記載の発明に係る記録ヘッド制御装置によれば、記録ヘッド制御装置において、前述した本願請求項4に記載の発明と同様の作用効果を得ることができる。
【0030】
本願請求項9に記載の発明は、請求項5〜8のいずれか1項に記載の記録ヘッド制御装置を備えたインクジェット式記録装置である。
本願請求項9に記載の発明に係るインクジェット式記録装置によれば、インクジェット式記録装置において、前述した本願請求項5〜8のいずれか1項に記載の発明による作用効果を得ることができる。
【0031】
本願請求項10に記載の発明は、記録紙にインクを吐出する記録ヘッドを搭載したキャリッジの移動速度に比例した周波数のパルスを生成するパルス生成手段と、所定のインク吐出パルス波形を入力することによって、前記記録ヘッドのヘッド面に配列されている複数のノズルアレイのインク圧力を変動させて前記ノズルアレイから一定量のインクを吐出させるノズルアレイ駆動手段とを備えたインクジェット式記録装置において、前記パルス生成手段が出力する隣り合うパルス間の時間を周期とし、1周期に複数の前記インク吐出パルス波形を含むインク吐出駆動信号を生成する手順をコンピュータに実行させるインク吐出駆動信号生成プログラムであって、前記インク吐出駆動信号の1周期に含まれる前記インク吐出パルス波形の数で、前記インク吐出駆動信号の1周期の時間を除算した周期で前記インク吐出パルス波形を発生させて前記インク吐出駆動信号を生成する手順を有する、ことを特徴としたインク吐出駆動信号生成プログラムである。
【0032】
本願請求項10に記載の発明に係るインク吐出駆動信号生成プログラムによれば、前述した本願請求項1に記載の発明と同様の作用効果を得ることができるとともに、このインク吐出駆動信号生成プログラムを実行することができる任意のインクジェット式記録装置に、前述した本願請求項1に記載の発明と同様の作用効果をもたらすことができる。
【0033】
本願請求項11に記載の発明は、記録紙にインクを吐出する記録ヘッドを搭載したキャリッジの移動速度に比例した周波数のパルスを生成するパルス生成手段と、所定のインク吐出パルス波形を入力することによって、前記記録ヘッドのヘッド面に配列されている複数のノズルアレイのインク圧力を変動させて前記ノズルアレイから一定量のインクを吐出させるノズルアレイ駆動手段とを備えたインクジェット式記録装置において、前記パルス生成手段が出力する隣り合うパルス間の時間を周期とし、1周期に複数の前記インク吐出パルス波形を含むインク吐出駆動信号を生成する手順をコンピュータに実行させるインク吐出駆動信号生成プログラムであって、各インク吐出パルス波形間の中間電位領域の長さが略均等になる如く、前記インク吐出駆動信号の周期長の変化に応じて、前記インク吐出パルス波形間の中間電位領域の長さを調節して前記インク吐出駆動信号を生成する手順を有する、ことを特徴としたインク吐出駆動信号生成プログラムである。
【0034】
本願請求項11に記載の発明に係るインク吐出駆動信号生成プログラムによれば、前述した本願請求項2に記載の発明と同様の作用効果を得ることができるとともに、このインク吐出駆動信号生成プログラムを実行することができる任意のインクジェット式記録装置に、前述した本願請求項2に記載の発明と同様の作用効果をもたらすことができる。
【0035】
本願請求項12に記載の発明は、請求項11において、記憶媒体にあらかじめ記憶されている複数の異なる前記インク吐出パルス波形間の中間電位領域長データの中から、前記インク吐出駆動信号の周期長の変化に応じて最適な中間電位領域長データを選択する手順と、選択した中間電位領域長データを前記インク吐出パルス波形間の中間電位領域の長さに設定して前記インク吐出駆動信号を生成する手順とを有する、ことを特徴としたインク吐出駆動信号生成プログラムである。
【0036】
本願請求項12に記載の発明に係るインク吐出駆動信号生成プログラムによれば、前述した本願請求項3に記載の発明と同様の作用効果を得ることができるとともに、このインク吐出駆動信号生成プログラムを実行することができる任意のインクジェット式記録装置に、前述した本願請求項3に記載の発明と同様の作用効果をもたらすことができる。また、インク吐出駆動信号の生成手順を簡略にすることができるので、このインク吐出駆動信号生成プログラムを実行するコンピュータの処理負荷を軽減することができるという作用効果が得られる。
【0037】
本願請求項13に記載の発明は、記録紙にインクを吐出する記録ヘッドを搭載したキャリッジの移動速度に比例した周波数のパルスを生成するパルス生成手段と、所定のインク吐出パルス波形を入力することによって、前記記録ヘッドのヘッド面に配列されている複数のノズルアレイのインク圧力を変動させて前記ノズルアレイから一定量のインクを吐出させるノズルアレイ駆動手段とを備えたインクジェット式記録装置において、前記パルス生成手段が出力する隣り合うパルス間の時間を周期とし、1周期に複数の前記インク吐出パルス波形を含むインク吐出駆動信号を生成する手順をコンピュータに実行させるインク吐出駆動信号生成プログラムであって、記憶媒体にあらかじめ記憶されている複数の周期長が異なる1周期単位のインク吐出駆動信号波形パターンの中から、前記インク吐出駆動信号の周期長の変化に応じて最適なインク吐出駆動信号波形パターンを選択する手順と、選択したインク吐出駆動信号波形パターンを連結させて前記インク吐出駆動信号を生成する手順とを有する、ことを特徴としたインク吐出駆動信号生成プログラムである。
【0038】
本願請求項13に記載の発明に係るインク吐出駆動信号生成プログラムによれば、前述した本願請求項4に記載の発明と同様の作用効果を得ることができるとともに、このインク吐出駆動信号生成プログラムを実行することができる任意のインクジェット式記録装置に、前述した本願請求項4に記載の発明と同様の作用効果をもたらすことができる。また、インク吐出駆動信号の生成手順を簡略にすることができるので、このインク吐出駆動信号生成プログラムを実行するコンピュータの処理負荷を軽減することができるという作用効果が得られる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、本願発明に係る「記録装置」としてのインクジェット式記録装置の構成について説明する。図1は、本願発明に係るインクジェット式記録装置の概略の平面図であり、図2はその側面図である。
【0040】
インクジェット式記録装置50には、記録紙Pに記録を実行する記録手段として、キャリッジガイド軸51に軸支され、主走査方向Xに移動するキャリッジ61が設けられている。キャリッジ61には、記録紙Pにインクを吐出して記録を行う記録ヘッド62が搭載されている。記録ヘッド62と対向して、記録ヘッド62のヘッド面と記録紙Pとのギャップを規定するプラテン52が設けられている。そして、キャリッジ61を主走査方向Xに搬送し、キャリッジ61とプラテン52の間に記録紙Pを副走査方向Yに所定の搬送量で搬送する動作と、記録ヘッド62を主走査方向Xに一往復させる間に記録ヘッド62から記録紙Pにインクを吐出する動作とを交互に繰り返すことによって記録紙Pに記録が行われる。
【0041】
給紙トレイ57は、例えば普通紙やフォト紙等の記録紙Pを給紙可能な構成となっており、記録紙Pを自動給紙する給紙手段としてのASF(オート・シート・フィーダー)が設けられている。ASFは、給紙トレイ57に設けられた2つの給紙ローラ57b及び図示してない分離パッドを有する自動給紙機構である。この2つの給紙ローラ57bの1つは、給紙トレイ57の一方側に配置され、もう1つの給紙ローラ57bは、記録紙ガイド57aに取り付けられており、記録紙ガイド57aは、記録紙Pの幅に合わせて幅方向に摺動可能に給紙トレイ57に設けられている。そして、給紙ローラ57bの回転駆動力と、分離パッドの摩擦抵抗により、給紙トレイ57に置かれた複数の記録紙Pを給紙する際に、複数の記録紙Pが一度に給紙されることなく1枚ずつ正確に自動給紙される。
【0042】
記録紙Pを副走査方向Yに搬送する記録紙搬送手段として、搬送駆動ローラ53と搬送従動ローラ54が設けられている。搬送駆動ローラ53は、ステッピング・モータ等の回転駆動力により回転制御され、搬送駆動ローラ53の回転により、記録紙Pは副走査方向Yに搬送される。搬送従動ローラ54は、複数設けられており、それぞれ個々に搬送駆動ローラ53に付勢され、記録紙Pが搬送駆動ローラ53の回転により搬送される際に、記録紙Pに接しながら記録紙Pの搬送に従動して回転する。搬送駆動ローラ53の表面には、高摩擦抵抗を有する皮膜が施されている。搬送従動ローラ54によって、搬送駆動ローラ53の表面に押しつけられた記録紙Pは、その表面の摩擦抵抗によって搬送駆動ローラ53の表面に密着し、搬送駆動ローラ53の回転によって副走査方向に搬送される。
【0043】
また、給紙ローラ57bと搬送駆動ローラ53との間には、従来技術において公知の技術による紙検出器63が配設されている。紙検出器63は、立位姿勢への自己復帰習性が付与され、かつ記録紙搬送方向にのみ回動し得るよう記録紙Pの搬送経路内に突出する状態で枢支されたレバーを有し、このレバーの先端が記録紙Pに押されることでレバーが回動し、それによって記録紙Pが検出される構成を成す検出器である。紙検出器63は、給紙ローラ57bより給紙された記録紙Pの始端位置、及び終端位置を検出し、その検出位置に合わせて記録領域が決定され、記録が実行される。
【0044】
一方、記録された記録紙Pを排紙する手段として、排紙駆動ローラ55と排紙従動ローラ56が設けられている。排紙駆動ローラ55は、ステッピング・モータ等の回転駆動力により回転制御され、排紙駆動ローラ55の回転により、記録紙Pは副走査方向Yに排紙される。排紙従動ローラ56は、周囲に複数の歯を有し、各歯の先端が記録紙Pの記録面に点接触するように鋭角的に尖っている歯付きローラになっている。複数の排紙従動ローラ56は、それぞれ個々に排紙駆動ローラ55に付勢され、記録紙Pが排紙駆動ローラ55の回転により排紙される際に記録紙Pに接して記録紙Pの排紙に従動して回転する。
【0045】
そして、給紙ローラ57bや搬送駆動ローラ53、及び排紙駆動ローラ55を回転駆動する図示していない回転駆動用モータ、並びにキャリッジ61を主走査方向に駆動する図示していない「キャリッジ駆動手段」としてのキャリッジ駆動用モータは、記録制御部100により駆動制御される。また、記録ヘッド62も同様に、記録制御部100により制御されて記録紙Pの表面にインクを吐出する。
【0046】
図3は、キャリッジ61の斜視図である。キャリッジ61は、軸受部611によってキャリッジガイド軸51に軸支されている。また、キャリッジ61は、ベルト連結部612を介して無端ベルト64に連結されている。無端ベルト64は、キャリッジ61の往復動範囲の両外側に配設された2つのプーリー(図示せず)の間に主走査方向Xに平行に張られており、一方のプーリーに、記録制御部100により制御される図示していないDCモータ等の回転駆動力源の回転力が伝達されることによって双方向に回転し、それによって、キャリッジ61が主走査方向Xに往復動する。また、図示の如くキャリッジガイド軸51と平行に、キャリッジ61の移動範囲にわたってリニアスケール71が配設されている。リニアスケール71には、微細なスリットSが等間隔に一様に付されている。そして、キャリッジ61には、このスリットSを検出可能なセンサを備えたリニアセンサ72が配設されており、リニアスケール71とリニアセンサ72とでリニアエンコーダ7を構成している。
【0047】
図4は、リニアエンコーダ7の概略構成と出力信号を模式的に示した平面図である。
リニアセンサ72は、キャリッジ61が主走査方向Xに移動することによって、リニアセンサ72の検出部721を通過していくスリットSを検出するための第1センサ721Aと第2センサ721Bとを備えている。スリットSは、符号Wで示した幅を有しており、隣接するスリットSとの間隔dは、スリットSの幅Wと同じ幅に設定されている。第1センサ721A、及び第2センサ721Bは、フォトインタラプタ等の遮光式センサであり、その出力信号は、スリットSを検出している状態でOFFとなり、スリットSを検出していない状態ではONとなる。また、第1センサ721Aと第2センサ721Bとは、スリットSの配置間隔に対して90度位相をずらした位置に配置されている。
【0048】
したがって、第1センサ721AによるスリットSの検出波形は、符号Aで示した波形となり、第2センサ721BによるスリットSの検出波形は、符号Aで示した波形から90度位相がずれた符号Bで示した波形となる。そして、第1センサ721Aの検出波形(波形A)、及び第2センサ721Bの検出波形(波形B)の立ち上がり、及び立ち下がりをトリガにパルスを発生させると、符号Cで示したようにスリット幅Wの2倍の分解能を有するパルス信号を発生させることができる。第1センサ721A、及び第2センサ721BによるスリットSの検出波形は、キャリッジ61の移動速度に応じてスリットSが検出部721を通過する速度が変化するので、キャリッジ61の移動速度に応じてON/OFF間隔が長くなったり短くなったりする。よって、このパルス信号の周波数は、キャリッジ61の移動速度に比例して変化することになる。尚、スリットSを検出するセンサを当該実施例のように2つ設けずに1つのセンサで検出しても良く、その場合には、当該実施例と比較して2倍の周期のパルスが出力されることになる。
【0049】
図5は、本願発明に係るインクジェット記録装置50の概略のブロック図である。
記録制御部100は、図示していないパーソナルコンピュータ等の情報処理装置から記録データ等を受信するインターフェース部11(以下、外部I/F11とする)と、各種データを一時的に記憶するRAM12と、各種データの処理ルーチン等を記憶しているROM13と、CPU14と、クロック信号(CK)を発生する発振回路15と、記録ヘッド62へ供給するインク吐出駆動信号を発生する本願発明に係る「インク吐出駆動信号生成手段」としての駆動信号発生回路16と、ドット毎の階調データ(SI)、すなわちドットパターンデータ及びインク吐出駆動信号(COM)等を給紙手段110(ASFを駆動するモータ等)、及び記録紙搬送手段120(搬送駆動ローラ53を駆動するモータ等)へ送信するインターフェース17(以下、内部I/Fとする)とを備えている。
【0050】
外部I/F11は、例えばキャラクタコード、グラフィック関数、イメージデータのいずれか1つのデータ、又は複数のデータからなる記録データをパーソナルコンピュータ等から受信する。また、外部I/F11は、パーソナルコンピュータに対してビジー信号(BUSY)やアクノレッジ信号(ACK)等を出力する。RAM12は、受信バッファ、中間バッファ、出力バッファ及びワークメモリ(図示せず)等として利用されるものである。受信バッファには、外部I/F11が受信したパーソナルコンピュータからの記録データが一時的に記憶される。中間バッファには、中間コードが記憶される。出力バッファには、ドットパターンデータが展開される。ROM13は、CPU14によって実行される各種制御ルーチン、フォントデータ及びグラフィック関数、各種手続き等を記憶している。
【0051】
CPU14は、受信バッファ内の記録データを読み出して中間コードに変換し、この中間コードを中間バッファに記憶する。さらに、CPU14は、中間バッファから読み出した中間コ一ドを解析し、中間コードをROM13内のフォントデータ及びグラフィック関数等を参照してドット毎の階調データ(SI)に展開し、展開した階調データ(SI)を出力バッファに記憶する。そして、CPU14は、記録ヘッド62の1行分に相当する階調データ(SI)が得られると、この1行分の階調データ(SI)を内部I/F17に出力した後、中間バッファの内容を消去して、次の中間コードに対する変換を行う。内部I/F17は、出力バッファから1行分の階調データ(SI)が出力されると、この1行分の階調データ(SI)を記録ヘッド62に伝送する。
【0052】
駆動信号発生回路16は、前述したリニアエンコーダ7から出力されるキャリッジ61の移動速度に応じた周波数のパルス信号を入力し、その周波数を記録周期Tとして図6に示すようなインク吐出駆動信号を生成する。複数のインク吐出パルス波形を含んだ一連のインク吐出駆動信号(COM)を記録周期T毎に繰り返し発生する。このインク吐出パルス波形は、所定量のインクを記録ヘッド62のノズルアレイ(図示せず)の開口から吐出させるインク吐出パルス波形である。例えば、図7に示すインク吐出駆動信号は、1記録周期T内に周期t毎に発生する3つのインク吐出パルス波形(第1パルスPS1、第2パルスPS2、第3パルスPS3)を含んでいる。第1パルスPS1、第2パルスPS2、及び第3パルスPS3は、同じ電位波形となっており、まず電位が最低電位VLまで下がり、そこから最高電位VHまで上昇すると、圧力発生素子29によって、各ノズルアレイの開口に連通している圧力発生室(図示せず)に圧力変動を生じ、各ノズルアレイの開口からインクが吐出される。尚、リニアエンコーダ7が出力するパルス周期をそのまま記録周期Tとせずに、例えば、所定数のパルス分の周期を記録周期Tとしても良い。
【0053】
図7は、記録制御部100の出力信号を模式的に示したタイミングチャートである。インク吐出駆動信号に含まれる第1パルスPS1〜第3パルスPS3の組合せによって階調を実現する階調データ(SI)は、例えば2ビットデータで構成され、4階調を表す。つまり、階調データ(00)は、ドットを記録しない非記録に対応する階調であり、階調値1が付される。階調データ(01)は、第2パルスPS2のみによる小ドットに対応する階調であり、階調値2が付される。階調データ(10)は、第2パルスPS2及び第3パルスPS3による中ドットに対応する階調であり、階調値3が付される。階調データ(11)は、第1パルスPS1、第2パルスPS2及び第3パルスPS3による大ドットに対応する階調であり、階調値4が付される。また、CPU14は、内部I/F17を通じて記録ヘッド62にラッチ信号(LAT)やチャンネル信号(CH)を供給する。
【0054】
記録ヘッド62は、「ノズルアレイ駆動手段」として、第1シフトレジスタ21及び第2シフトレジスタ22からなるシフトレジスタ回路と、第1ラッチ回路23及び第2ラッチ回路24からなるラッチ回路と、デコーダ25と、制御ロジック26と、レベルシフタ27と、スイッチ回路28と、圧電振動子等の圧力発生素子29とを備えている。各シフトレジスタ21、22、各ラッチ回路23、24、デコーダ25、スイッチ回路28及び圧力発生素子29は、それぞれ記録ヘッド62の各ノズルアレイの開口に対応して複数設けられる。例えば、図8に示すように、第1シフトレジスタ素子21A〜21Nと、第2シフトレジスタ素子22A〜22Nと、第1ラッチ素子23A〜23Nと、第2ラッチ素子24A〜24Nと、デコーダ素子25A〜25Nと、スイッチ素子28A〜28Nと、圧力発生素子29A〜29Nとから構成される。尚、図8では、図5に記載されている制御ロジック26やレベルシフタ27は省略されている。
【0055】
このような構成の記録ヘッド62の動作について説明する。記録制御部100からの階調データ(SI)は、発振回路15からのクロック信号(CK)に同期して、内部I/F17から第1シフトレジスタ21及び第2シフトレジスタ22にシリアル伝送される。この階調データ(SI)は、上記したようにドット毎の2ビットデータであり、各ノズルアレイの開口毎に設定される。つまり、全てのノズルアレイの開口に関する下位ビット(ビット0)のデータが、第1シフトレジスタ素子21A〜21Nに入力され、全てのノズルアレイの開口に関する上位ビット(ビット1)のデータが、第2シフトレジスタ素子22A〜22Nに入力される。
【0056】
そして、記録制御部100からのラッチ信号(LAT)が、各ラッチ回路23、24に入力されると、階調データ(SI)の下位ビットのデータが、第1ラッチ回路23にラッチされ、階調データ(SI)の上位ビットが、第2ラッチ回路24にラッチされる。すなわち、各シフトレジスタ素子21A〜21N、22A〜22Nに入力された階調データ(SI)は、対応するラッチ素子23A〜23N、24A〜24Nにラッチされる。各ラッチ回路23、24でラッチされた2ビットの階調データ(SI)は、デコーダ25に入力され、翻訳されて4ビットの記録データが生成される。この記録データの各ビットは、インク吐出駆動信号(COM)を構成する第1パルスPS1〜第3パルスPS3に対応しており、各パルスの選択情報として機能する。一方、記録制御部100からのラッチ信号(LAT)やチャンネル信号(CH)が、制御ロジック26に入力されると、これらのラッチ信号(LAT)やチャンネル信号(CH)に基づいてタイミング信号が生成されてデコーダ25に入力される。
【0057】
デコーダ25によって翻訳された4ビットの記録データは、タイミング信号によって規定されるタイミシグで上位ビット側から順次レベルシフタ27に入力される。そして、レベルシフタ27に入力された記録データが「1」の場合には、スイッチ回路28を駆動できる電圧、例えば数十ボルト程度の電圧に昇圧された電気信号がスイッチ回路28に供給され、記録制御部100からのインク吐出駆動信号(COM)が圧電振動子29に供給される。これにより、圧電振動子29はインク吐出駆動信号(COM)のインク吐出パルス波形に応じて変形して一定量のインクを吐出させる。一方、レベルシフタ27に入力された記録データが「0」の場合には、レベルシフタ27からはスイッチ回路28を作動させる電気信号が出力されないので、圧電振動子29へはインク吐出駆動信号(COM)が供給されず、インクは吐出されない。
【0058】
図9は、キャリッジ61の往復動範囲におけるキャリッジ61の移動速度の速度曲線を模式的に示したグラフである。
ここで、キャリッジ61の往復動範囲を移動しているキャリッジ61が加速又は減速する領域を加速領域及び減速領域とし、キャリッジ61が定速度で移動して記録を実行している領域を定速度記録領域とする。また、定速度記録領域、及びその両側の加速領域及び減速領域の一部を含む領域を記録領域とし、この記録領域において、記録ヘッド62から記録紙Pの記録面にインクを吐出して記録を実行する。この記録領域内の加速領域を加速記録領域とし、同じく減速領域を減速記録領域とする。
【0059】
また、図10は、図9に示したグラフの加速記録領域を拡大して示したものである。当該実施の形態においては、加速記録領域をさらに2つに分割し、それぞれ加速記録領域A、加速記録領域Bとする。尚、図示していないが、同様に減速記録領域もさらに2つに分割し、加速記録領域と対称になるように、それぞれ減速記録領域A、減速記録領域Bとする。
【0060】
図11は、記録周期Tの周期長が異なるインク吐出駆動信号(COM)の3つの波形パターンを示したものであり、図11(a)は、記録周期Cの波形パターンであり、図11(b)は、記録周期Bの波形パターンであり、図11(c)は、記録周期Aの波形パターンである。
【0061】
3つのインク吐出駆動信号(COM)の波形パターンは、1記録周期の波形パターンである。1記録周期内に3つのインク吐出パルス波形(第1パルスPS1〜第3パルスPS3)が略等間隔に配置されており、同じ波形パターンを連結することによって、一連のインク吐出パルス波形が略均等に発生するインク吐出駆動信号(COM)を生成することができる。この3つの波形パターンのデータは、ROM13に記憶されており、記録周期A、記録周期B、及び記録周期Cの周期長の関係は、記録周期A>記録周期B>記録周期Cとなっている。
【0062】
記録制御部100は、加速記録領域A又は減速記録領域Aにおいては、記録周期Aの波形パターンデータをROM13から読み出して、駆動信号発生回路16から記録周期Aの波形パターンを記録周期毎に、繰り返し発生させる。同様にして、加速記録領域B又は減速記録領域Bにおいては、記録周期Bの波形パターンデータをROM13から読み出して、駆動信号発生回路16から記録周期Bの波形パターンを記録周期毎に繰り返し発生させ、定速度記録領域においては、記録周期Cの波形パターンデータをROM13から読み出して、駆動信号発生回路16から記録周期Cの波形パターンを記録周期毎に繰り返し発生させる。
【0063】
記録周期Aの波形パターンは、第1パルスPS1〜第3パルスPS3が記録周期A内に等間隔に配置されており、加速記録領域A又は減速記録領域Aの範囲において、記録周期Aの波形パターンを連結することによって、第1パルスPS1〜第3パルスPS3のパルス間隔と、当該周期の第3パルスPS3と次の周期の第1パルスPS1との間隔とが略等間隔となり、一連のインク吐出パルス波形が略等間隔に発生するインク吐出駆動信号(COM)が駆動信号発生回路16で生成されて出力される。
【0064】
同様に、記録周期Bの波形パターンは、第1パルスPS1〜第3パルスPS3が記録周期B内に等間隔に配置されており、加速記録領域B又は減速記録領域Bにおいて、記録周期Bの波形パターンを連結することによって、第1パルスPS1〜第3パルスPS3のパルス間隔と、当該周期の第3パルスPS3と次の周期の第1パルスPS1との間隔とが略等間隔となり、一連のインク吐出パルス波形が略等間隔に発生するインク吐出駆動信号(COM)が駆動信号発生回路16で生成されて出力される。
【0065】
そして、記録周期Cの波形パターンは、第1パルスPS1〜第3パルスPS3が記録周期C内に等間隔に配置されており、定速度記録領域において、記録周期Cの波形パターンを連結することによって、第1パルスPS1〜第3パルスPS3のパルス間隔と、当該周期の第3パルスPS3と次の周期の第1パルスPS1との間隔とが略等間隔となり、一連のインク吐出パルス波形が略等間隔に発生するインク吐出駆動信号(COM)が駆動信号発生回路16で生成されて出力される。
【0066】
図12は、インク吐出駆動信号の波形パターンを選択してインク吐出駆動信号を生成する手順を示したフローチャートである。当該フローチャートに示した手順は、記録制御部100のCPU14にて実行される「インク吐出駆動信号生成プログラム」により実現され、少なくとも記録周期より短い周期で繰り返し実行される手順である。
【0067】
まず、キャリッジの移動速度が加速記録領域A、又は減速記録領域Aの速度であるか否かを判定する(ステップS1)。キャリッジ61の移動速度が加速記録領域A、又は減速記録領域Aの速度であるならば(ステップS1でYes)、記録周期Aの波形パターンを選択し(ステップS2)、選択した記録周期Aの波形パターンでインク吐出駆動信号を生成する(ステップS6)。一方、キャリッジ61の移動速度が加速記録領域A、又は減速記録領域Aの速度でなければ(ステップS1でNo)、つづいて、キャリッジ61の移動速度が加速記録領域B、又は減速記録領域Bの速度であるか否かを判定する(ステップS3)。
【0068】
キャリッジ61の移動速度が加速記録領域B、又は減速記録領域Bの速度であるならば(ステップS3でYes)、記録周期Bの波形パターンを選択し(ステップS4)、選択した記録周期Bの波形パターンでインク吐出駆動信号を生成する(ステップS6)。一方、キャリッジ61の移動速度が加速記録領域B、又は減速記録領域Bの速度でなければ(ステップS3でNo)、記録周期Cの波形パターンを選択し(ステップS5)、選択した記録周期Cの波形パターンでインク吐出駆動信号を生成する(ステップS6)。
【0069】
このようにして、キャリッジ61の移動速度に応じて、その移動速度に最適なインク吐出駆動信号の波形パターンを選択してインク吐出駆動信号を生成するので、キャリッジ61の加減速記録領域においてもインク吐出駆動信号のインク吐出パルス波形を略等間隔に発生させることができ、それによって、記録紙Pの記録面にインクドットを略均一に形成することができる。
【0070】
尚、加速記録領域及び減速記録領域を2分割してそれぞれに最適な波形パターンを割り当てている都合上、キャリッジ62の速度によってインクドットに多少のばらつきは生じてしまうが、この加速記録領域及び減速記録領域をさらに細かく分割して、それぞれに最適な波形パターンを割り当てることによって、インク吐出パルス波形が等間隔となる理想的なインク吐出駆動信号に近づいていくので、インクドットのばらつきが少なくなり、より好ましいと言える。
【0071】
また、他の実施の形態としては、前述したインクジェット式記録装置50において、記録周期毎に記録周期の長さを記録周期に含まれるインク吐出パルス波形の数で除算した間隔でインク吐出パルス波形を発生させるものが挙げられる。以下、図7を参照しながら説明する。記録周期Tを記録周期Tに含まれるインク吐出パルス波形の数、つまり、3で除算した周期を第1パルスPS1〜第3パルスPS3の周期tとすることによって、周期tは、
周期t=記録周期T/3   …(1)
となり、それによって、記録周期T内に第1パルスPS1〜第3パルスPS3が等間隔に発生するとともに、当該記録周期Tの第3パルスPS3と次の記録周期Tの第1パルスPS1との間隔も第1パルスPS1〜第3パルスPS3のパルス間隔と同じ間隔とすることができるので、一連のインク吐出パルス波形が略等間隔に発生することになる。したがって、記録周期Tの周期長に関わらず、常にインク吐出パルス波形が周期tで等間隔に発生するインク吐出駆動信号を生成することができる。
【0072】
さらに、他の実施の形態としては、前述したインクジェット式記録装置50において、記録周期に応じてインク吐出パルス波形の中間電位領域長を調節してインク吐出パルス波形を発生させるものが挙げられる。以下、図7を参照しながら説明する。前述したように、第1パルスPS1〜第3パルスPS3の間には、電圧が中間電位VMとなる中間電位領域dがある。第1パルスPS1〜第3パルスPS3は、同一形状のインク吐出パルス波形であり、そのパルス幅は同じである。したがって、記録周期毎に記録周期Tの周期長から中間電位領域dの長さが略均等になる中間電位領域dの長さを演算して設定することによって、記録周期Tの長さに関わらず一連のインク吐出パルス波形(第1パルスPS1〜第3パルスPS3)が略等間隔に発生するインク吐出駆動信号を生成することができる。
【0073】
さらに、他の実施の形態としては、前述したインクジェット式記録装置50において、記録周期Tに応じて最適なインク吐出パルス波形の中間電位領域長データを、記憶媒体にあらかじめ記憶されている中間電位領域長データの中から選択し、選択した中間電位領域長データを中間電位領域dに設定してインク吐出駆動信号を生成するものが挙げられる。
【0074】
ROM13にはあらかじめ3つの中間電位領域長データA〜Cが記憶されており、中間電位領域長データA、中間電位領域長データB、及び中間電位領域長Cの長さの関係は、中間電位領域長データA>中間電位領域長データB>中間電位領域長データCとなっている。記録制御部100は、加速記録領域A又は減速記録領域Aにおいては、中間電位領域長データAをROM13から読み出し、中間電圧領域dの長さに設定したインク吐出駆動信号としてのインク吐出駆動信号(COM)を駆動信号発生回路16から出力する。同様にして、加速記録領域B又は減速記録領域Bにおいては、中間電位領域長データBをROM13から読み出し、中間電圧領域dの長さに設定してインク吐出駆動信号(COM)を駆動信号発生回路16から出力する。そして、定速度記録領域においては、中間電位領域長データCをROM13から読み出し、中間電圧領域dの長さに設定してインク吐出駆動信号(COM)を駆動信号発生回路16から出力する。
【0075】
中間電位領域長データAは、加速記録領域A又は減速記録領域Aの範囲において、中間電位領域長dに設定することによって、第1パルスPS1〜第3パルスPS3のパルス間隔と、当該周期の第3パルスPS3と次の周期の第1パルスPS1との間隔とが略等間隔となり、一連のインク吐出パルス波形が略等間隔に発生するインク吐出駆動信号(COM)を生成することができる長さに設定されている。中間電位領域長データBは、加速記録領域B又は減速記録領域Bの範囲において、中間電位領域長dに設定することによって、第1パルスPS1〜第3パルスPS3のパルス間隔と、当該周期の第3パルスPS3と次の周期の第1パルスPS1との間隔とが略等間隔となり、一連のインク吐出パルス波形が略等間隔に発生するインク吐出駆動信号(COM)を生成することができる長さに設定されている。中間電位領域長データCは、定速度記録領域において、中間電位領域長dに設定することによって、第1パルスPS1〜第3パルスPS3のパルス間隔と、当該周期の第3パルスPS3と次の周期の第1パルスPS1との間隔とが略等間隔となり、一連のインク吐出パルス波形が略等間隔に発生するインク吐出駆動信号(COM)を生成することができる長さに設定されている。
【0076】
図13は、インク吐出駆動信号の中間電位領域長データを選択してインク吐出駆動信号を生成する手順を示したフローチャートである。当該フローチャートに示した手順は、記録制御部100のCPU14にて実行される「インク吐出駆動信号生成プログラム」により実現され、少なくとも記録周期より短い周期で繰り返し実行される手順である。
【0077】
まず、キャリッジの移動速度が加速記録領域A、又は減速記録領域Aの速度であるか否かを判定する(ステップS11)。キャリッジ61の移動速度が加速記録領域A、又は減速記録領域Aの速度であるならば(ステップS11でYes)、中間電位領域長Aの波形パターンを選択し(ステップS12)、選択した中間電位領域長Aを中間電位領域長dに設定してインク吐出駆動信号を生成する(ステップS16)。一方、キャリッジ61の移動速度が加速記録領域A、又は減速記録領域Aの速度でなければ(ステップS11でNo)、つづいて、キャリッジ61の移動速度が加速記録領域B、又は減速記録領域Bの速度であるか否かを判定する(ステップS13)。
【0078】
キャリッジ61の移動速度が加速記録領域B、又は減速記録領域Bの速度であるならば(ステップS13でYes)、中間電位領域長Bを選択し(ステップS14)、選択した中間電位領域長Bを中間電位領域長dに設定してインク吐出駆動信号を生成する(ステップS16)。一方、キャリッジ61の移動速度が加速記録領域B、又は減速記録領域Bの速度でなければ(ステップS13でNo)、中間電位領域長Cを選択し(ステップS15)、選択した中間電位領域長Cを中間電位領域長dに設定してインク吐出駆動信号を生成する(ステップS16)。
【0079】
このようにして、キャリッジ61の移動速度に応じて、その移動速度に最適な中間電位領域長データを選択してインク吐出駆動信号を生成するので、キャリッジ61の加減速記録領域においてもインク吐出駆動信号のインク吐出パルス波形を略等間隔に発生させることができ、それによって、記録紙Pの記録面にインクドットを略均一に形成することができる。
【0080】
尚、本願発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本願発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
【0081】
【発明の効果】
本願発明によれば、キャリッジの加減速領域においても均一にインクドットを形成することができるインクジェット式記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るインクジェット式記録装置の概略の平面図である。
【図2】本願発明に係るインクジェット式記録装置の概略の側面図である。
【図3】本願発明に係るインクジェット式記録装置に搭載されているキャリッジの斜視図である。
【図4】本発明に係り、リニアエンコーダ7の概略構成と出力信号を模式的に示した平面図である。
【図5】本願発明に係るインクジェット記録装置の概略のブロック図である。
【図6】本発明に係り、インク吐出駆動信号のインク吐出パルス波形を模式的に示したタイミングチャートである。
【図7】本発明に係り、記録制御部の出力信号を模式的に示したタイミングチャートである。
【図8】本発明に係り、記録ヘッドの概略構成を示したブロック図である。
【図9】本発明に係り、キャリッジの往復動範囲におけるキャリッジの移動速度の速度曲線を模式的に示したグラフである。
【図10】図9に示したグラフの加速記録領域を拡大して示したものである。
【図11】本発明に係り、インク吐出駆動信号の波形パターンを示したものであり、図11(a)は、記録周期Cの波形パターンであり、図11(b)は、記録周期Bの波形パターンであり、図11(c)は、記録周期Aの波形パターンである。
【図12】本発明に係り、インク吐出駆動信号の波形パターンを選択してインク吐出駆動信号を生成する手順を示したフローチャートである。
【図13】本発明に係り、インク吐出駆動信号の中間電位領域長データを選択してインク吐出駆動信号を生成する手順を示したフローチャートである。
【図14】従来のインクジェット式記録装置におけるインク吐出駆動信号を模式的に示したタイミングチャートである。
【図15】従来のインクジェット式記録装置におけるインク吐出駆動信号を模式的に示したタイミングチャートであり、記録周期が長くなった状態を示したものである。
【符号の説明】
7  リニアエンコーダ
11 外部I/F
12 RAM
13 ROM
14 制御部
15 発振回路
16 駆動信号発生回路
17 内部I/F
21 第1シフトレジスタ
22 第2シフトレジスタ
23 第1ラッチ回路
24 第2ラッチ回路
25 デコーダ
26 制御ロジック
27 レベルシフタ
28 スイッチ回路
29 圧力発生素子
50 インクジェット式記録装置
51 キャリッジガイド軸
52 プラテン
53 搬送駆動ローラ
54 搬送従動ローラ
55 排紙駆動ローラ
56 排紙従動ローラ
57 給紙トレイ
57b 給紙ローラ
61 キャリッジ
62 記録ヘッド
63 紙検出器
71 リニアスケール
72 リニアセンサ
100 記録制御部

Claims (13)

  1. 記録紙にインクを吐出する記録ヘッドを搭載したキャリッジの移動速度に比例した周波数のパルスを生成するパルス生成手段と、所定のインク吐出パルス波形を入力することによって、前記記録ヘッドのヘッド面に配列されている複数のノズルアレイのインク圧力を変動させて前記ノズルアレイから一定量のインクを吐出させるノズルアレイ駆動手段とを備えたインクジェット式記録装置において、前記パルス生成手段が出力する隣り合うパルス間の時間を周期とし、1周期に複数の前記インク吐出パルス波形を含むインク吐出駆動信号を生成するインク吐出駆動信号生成方法であって、
    前記インク吐出駆動信号の1周期に含まれる前記インク吐出パルス波形の数で、前記インク吐出駆動信号の1周期の時間を除算した周期で前記インク吐出パルス波形を発生させて前記インク吐出駆動信号を生成する、ことを特徴としたインク吐出駆動信号生成方法。
  2. 記録紙にインクを吐出する記録ヘッドを搭載したキャリッジの移動速度に比例した周波数のパルスを生成するパルス生成手段と、所定のインク吐出パルス波形を入力することによって、前記記録ヘッドのヘッド面に配列されている複数のノズルアレイのインク圧力を変動させて前記ノズルアレイから一定量のインクを吐出させるノズルアレイ駆動手段とを備えたインクジェット式記録装置において、前記パルス生成手段が出力する隣り合うパルス間の時間を周期とし、1周期に複数の前記インク吐出パルス波形を含むインク吐出駆動信号を生成するインク吐出駆動信号生成方法であって、
    各インク吐出パルス波形間の中間電位領域の長さが略均等になる如く、前記インク吐出駆動信号の周期長の変化に応じて、前記インク吐出パルス波形間の中間電位領域の長さを調節して前記インク吐出駆動信号を生成する、ことを特徴としたインク吐出駆動信号生成方法。
  3. 請求項2において、記憶媒体にあらかじめ記憶されている複数の異なる前記インク吐出パルス波形間の中間電位領域長データの中から、前記インク吐出駆動信号の周期長の変化に応じて最適な中間電位領域長データを選択し、選択した中間電位領域長データを前記インク吐出パルス波形間の中間電位領域の長さに設定して前記インク吐出駆動信号を生成する、ことを特徴としたインク吐出駆動信号生成方法。
  4. 記録紙にインクを吐出する記録ヘッドを搭載したキャリッジの移動速度に比例した周波数のパルスを生成するパルス生成手段と、所定のインク吐出パルス波形を入力することによって、前記記録ヘッドのヘッド面に配列されている複数のノズルアレイのインク圧力を変動させて前記ノズルアレイから一定量のインクを吐出させるノズルアレイ駆動手段とを備えたインクジェット式記録装置において、前記パルス生成手段が出力する隣り合うパルス間の時間を周期とし、1周期に複数の前記インク吐出パルス波形を含むインク吐出駆動信号を生成するインク吐出駆動信号生成方法であって、
    記憶媒体にあらかじめ記憶されている複数の周期長が異なる1周期単位のインク吐出駆動信号波形パターンの中から、前記インク吐出駆動信号の周期長の変化に応じて最適なインク吐出駆動信号波形パターンを選択し、選択したインク吐出駆動信号波形パターンを連結させて前記インク吐出駆動信号を生成する、ことを特徴としたインク吐出駆動信号生成方法。
  5. 記録紙にインクを吐出する記録ヘッドを搭載したキャリッジの移動速度に比例した周波数のパルスを生成するパルス生成手段と、所定のインク吐出パルス波形を入力することによって、前記記録ヘッドのヘッド面に配列されている複数のノズルアレイのインク圧力を変動させて前記ノズルアレイから一定量のインクを吐出させるノズルアレイ駆動手段とを備えたインクジェット式記録装置において、前記パルス生成手段が出力する隣り合うパルス間の時間を周期とし、1周期に複数の前記インク吐出パルス波形を含むインク吐出駆動信号を生成するインク吐出駆動信号生成手段を備えた記録ヘッド制御装置であって、
    前記インク吐出駆動信号生成手段は、前記インク吐出駆動信号の1周期に含まれる前記インク吐出パルス波形の数で、前記インク吐出駆動信号の1周期の時間を除算した周期で前記インク吐出パルス波形を発生させて前記インク吐出駆動信号を生成する、ことを特徴とした記録ヘッド制御装置。
  6. 記録紙にインクを吐出する記録ヘッドを搭載したキャリッジの移動速度に比例した周波数のパルスを生成するパルス生成手段と、所定のインク吐出パルス波形を入力することによって、前記記録ヘッドのヘッド面に配列されている複数のノズルアレイのインク圧力を変動させて前記ノズルアレイから一定量のインクを吐出させるノズルアレイ駆動手段とを備えたインクジェット式記録装置において、前記パルス生成手段が出力する隣り合うパルス間の時間を周期とし、1周期に複数の前記インク吐出パルス波形を含むインク吐出駆動信号を生成するインク吐出駆動信号生成手段を備えた記録ヘッド制御装置であって、
    前記インク吐出駆動信号生成手段は、各インク吐出パルス波形間の中間電位領域の長さが略均等になる如く、前記インク吐出駆動信号の周期長の変化に応じて、前記インク吐出パルス波形間の中間電位領域の長さを調節して前記インク吐出駆動信号を生成する、ことを特徴とした記録ヘッド制御装置。
  7. 請求項6において、前記インク吐出駆動信号生成手段は、記憶媒体にあらかじめ記憶されている複数の異なる前記インク吐出パルス波形間の中間電位領域長データの中から、前記インク吐出駆動信号の周期長の変化に応じて最適な中間電位領域長データを選択し、選択した中間電位領域長データを前記インク吐出パルス波形間の中間電位領域の長さに設定して前記インク吐出駆動信号を生成する、ことを特徴とした記録ヘッド制御装置。
  8. 記録紙にインクを吐出する記録ヘッドを搭載したキャリッジの移動速度に比例した周波数のパルスを生成するパルス生成手段と、所定のインク吐出パルス波形を入力することによって、前記記録ヘッドのヘッド面に配列されている複数のノズルアレイのインク圧力を変動させて前記ノズルアレイから一定量のインクを吐出させるノズルアレイ駆動手段とを備えたインクジェット式記録装置において、前記パルス生成手段が出力する隣り合うパルス間の時間を周期とし、1周期に複数の前記インク吐出パルス波形を含むインク吐出駆動信号を生成するインク吐出駆動信号生成手段を備えた記録ヘッド制御装置であって、
    前記インク吐出駆動信号生成手段は、記憶媒体にあらかじめ記憶されている複数の周期長が異なる1周期単位のインク吐出駆動信号波形パターンの中から、前記インク吐出駆動信号の周期長の変化に応じて最適なインク吐出駆動信号波形パターンを選択し、選択したインク吐出駆動信号波形パターンを連結させて前記インク吐出駆動信号を生成する、ことを特徴とした記録ヘッド制御装置。
  9. 請求項5〜8のいずれか1項に記載の記録ヘッド制御装置を備えたインクジェット式記録装置。
  10. 記録紙にインクを吐出する記録ヘッドを搭載したキャリッジの移動速度に比例した周波数のパルスを生成するパルス生成手段と、所定のインク吐出パルス波形を入力することによって、前記記録ヘッドのヘッド面に配列されている複数のノズルアレイのインク圧力を変動させて前記ノズルアレイから一定量のインクを吐出させるノズルアレイ駆動手段とを備えたインクジェット式記録装置において、前記パルス生成手段が出力する隣り合うパルス間の時間を周期とし、1周期に複数の前記インク吐出パルス波形を含むインク吐出駆動信号を生成する手順をコンピュータに実行させるインク吐出駆動信号生成プログラムであって、
    前記インク吐出駆動信号の1周期に含まれる前記インク吐出パルス波形の数で、前記インク吐出駆動信号の1周期の時間を除算した周期で前記インク吐出パルス波形を発生させて前記インク吐出駆動信号を生成する手順を有する、ことを特徴としたインク吐出駆動信号生成プログラム。
  11. 記録紙にインクを吐出する記録ヘッドを搭載したキャリッジの移動速度に比例した周波数のパルスを生成するパルス生成手段と、所定のインク吐出パルス波形を入力することによって、前記記録ヘッドのヘッド面に配列されている複数のノズルアレイのインク圧力を変動させて前記ノズルアレイから一定量のインクを吐出させるノズルアレイ駆動手段とを備えたインクジェット式記録装置において、前記パルス生成手段が出力する隣り合うパルス間の時間を周期とし、1周期に複数の前記インク吐出パルス波形を含むインク吐出駆動信号を生成する手順をコンピュータに実行させるインク吐出駆動信号生成プログラムであって、
    各インク吐出パルス波形間の中間電位領域の長さが略均等になる如く、前記インク吐出駆動信号の周期長の変化に応じて、前記インク吐出パルス波形間の中間電位領域の長さを調節して前記インク吐出駆動信号を生成する手順を有する、ことを特徴としたインク吐出駆動信号生成プログラム。
  12. 請求項11において、記憶媒体にあらかじめ記憶されている複数の異なる前記インク吐出パルス波形間の中間電位領域長データの中から、前記インク吐出駆動信号の周期長の変化に応じて最適な中間電位領域長データを選択する手順と、
    選択した中間電位領域長データを前記インク吐出パルス波形間の中間電位領域の長さに設定して前記インク吐出駆動信号を生成する手順とを有する、ことを特徴としたインク吐出駆動信号生成プログラム。
  13. 記録紙にインクを吐出する記録ヘッドを搭載したキャリッジの移動速度に比例した周波数のパルスを生成するパルス生成手段と、所定のインク吐出パルス波形を入力することによって、前記記録ヘッドのヘッド面に配列されている複数のノズルアレイのインク圧力を変動させて前記ノズルアレイから一定量のインクを吐出させるノズルアレイ駆動手段とを備えたインクジェット式記録装置において、前記パルス生成手段が出力する隣り合うパルス間の時間を周期とし、1周期に複数の前記インク吐出パルス波形を含むインク吐出駆動信号を生成する手順をコンピュータに実行させるインク吐出駆動信号生成プログラムであって、
    記憶媒体にあらかじめ記憶されている複数の周期長が異なる1周期単位のインク吐出駆動信号波形パターンの中から、前記インク吐出駆動信号の周期長の変化に応じて最適なインク吐出駆動信号波形パターンを選択する手順と、選択したインク吐出駆動信号波形パターンを連結させて前記インク吐出駆動信号を生成する手順とを有する、ことを特徴としたインク吐出駆動信号生成プログラム。
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