JP4355545B2 - モータ駆動制御及び画像形成装置 - Google Patents

モータ駆動制御及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4355545B2
JP4355545B2 JP2003320708A JP2003320708A JP4355545B2 JP 4355545 B2 JP4355545 B2 JP 4355545B2 JP 2003320708 A JP2003320708 A JP 2003320708A JP 2003320708 A JP2003320708 A JP 2003320708A JP 4355545 B2 JP4355545 B2 JP 4355545B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
timing
sampling
unit
driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003320708A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005094820A (ja
Inventor
浩一 根岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2003320708A priority Critical patent/JP4355545B2/ja
Publication of JP2005094820A publication Critical patent/JP2005094820A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4355545B2 publication Critical patent/JP4355545B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Stopping Of Electric Motors (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Description

本発明はモータ駆動制御及び画像形成装置に関し、特にDCサーボモータを駆動制御するモータ駆動制御装置及びこの装置を備える画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ等の各種画像形成装置として、液体である記録液(インク)を微細なノズルから吐出させる液滴吐出ヘッドを搭載して画像を形成(記録)する液滴吐出記録方式のものが知られている。また、液滴吐出ヘッドから吐出する液体をインク以外のものに代えることで、例えば液体フォトレジストを吐出させて画像を形成したり、DNA試料を吐出して画像を形成したりすることもでき、さらに、電子部品や電子部品の配線形成、有機ELパネル等のディスプレイ製造、マイクロレンズ加工などにも適用できる画像形成装置が開発されている。
このような画像形成装置としては、液滴吐出ヘッドで構成した記録へッドをキャリッジに搭載して、このキャリッジを被記録媒体(記録媒体、用紙などとも称される。)の搬送方向に対して直交する方向にシリアルスキャンさせるとともに、被記録媒体を記録幅に応じて間歇的に搬送し、搬送と記録を交互に繰り返すことによって被記録媒体に画像を形成(記録)するシャトル型(シリアル型)のものや、記録ヘッドとして記録媒体の幅方向相当分の長さを有するライン型ヘッドを用いて被記録媒体だけを搬送して画像を形成するライン型のものなどがある。
そして、このような画像形成装置のキャリッジを主走査するための主走査モータとして、あるいは、被記録媒体を搬送する搬送手段を駆動する副走査モータとして、DCサーボモータを用いるものが知られている。
特開2000−37919号公報
このDCサーボモータの制御方法としては、例えば、PWM制御で駆動されるDCサーボモータの速度を検出して、所定のサンプリング周期で目標速度との偏差を算出して、この偏差に基づいてPWMデューティ比を決定して、決定されたPWMデューティ比に応じてDCサーボモータを駆動する方法が知られている。
特開平5−22978号公報
上述した一般的なモータ駆動制御装置においては、サンプリング周期毎にDCサーボモータに対する制御量が設定される、つまり、駆動対象を駆動するDCサーボモータに対する制御量を一定時間間隔(サンプリング周期)毎の制御タイミングで設定することになる。
そのため、このモータ駆動制御装置にあっては、加速や、一定速での移動時、減速、停止直前の非常に遅い速度での移動時など、いずれの駆動状態においても、常に一定のサンプリング周期が制御タイミングとなるため、必要以上に間隔が短くなって、一定のサンプリング周期では偏差が得られず、制御系にとっては無駄な負荷となることがある。
逆に、一定のサンプリング周期の間に駆動対象が目標位置を過ぎてしまって、目標位置に到達させるために再起動させ、あるいは、逆転して戻すなどの制御が必要になるなど、高精度の制御を維持するのに不十分な間隔(制御タイミング)で制御することになるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、より高速、高精度の制御を行うことができるモータ駆動制御装置及びこの装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
駆動対象を駆動するためのDCサーボモータに対する制御量を一定時間間隔毎の制御タイミングで設定して前記DCサーボモータを駆動するモータ駆動制御装置において、
前記駆動対象が目標位置より予め定めた手前の位置になったとき以後の前記制御タイミングを変更する手段を備え、
前記駆動対象が目標位置より予め定めた手前の位置になったとき以後は前記一定時間間隔毎の制御タイミングに代えて、前記駆動対象の移動量に基づく制御タイミングに変更する
構成とした。
本発明に係る画像形成装置は、
駆動対象を駆動するためのDCサーボモータに対する制御量を一定時間間隔毎の制御タイミングで設定して前記DCサーボモータを駆動するモータ駆動制御装置において、
前記駆動対象が目標位置より予め定めた手前の位置になったとき以後の前記制御タイミングを変更する手段を備え、
前記駆動対象が目標位置より予め定めた手前の位置になったとき以後は前記一定時間間隔を短く又は長く変更するとともに、前記駆動対象の移動量に基づく制御タイミングを設定して、この駆動対象の移動量に基づく制御タイミングを優先する
構成とした。
本発明に係る画像形成装置によれば、駆動対象が目標位置より予め定めた手前の位置になったとき以後の前記制御タイミングを変更する手段を備え、駆動対象が目標位置より予め定めた手前の位置になったとき以後は一定時間間隔毎の制御タイミングに代えて、駆動対象の移動量に基づく制御タイミングに変更する、あるいは、駆動対象が目標位置より予め定めた手前の位置になったとき以後は一定時間間隔を短く又は長く変更するとともに、駆動対象の移動量に基づく制御タイミングを設定して、この駆動対象の移動量に基づく制御タイミングを優先する構成としたので、目標位置に対して高速で高精度に位置決め制御を行うことができる。

本発明に係る画像形成装置は、液滴を吐出する記録ヘッドによる画像形成領域に被記録媒体を搬送する搬送手段を駆動する駆動源としてのDCサーボモータを駆動制御するための本発明に係るモータ駆動制御装置を備えているものである。
本発明に係るモータ駆動制御装置によれば、駆動対象が目標位置より予め定めた手前の位置になったとき以後の制御タイミングを変更することができるので、制御系に対する不要な負荷を増大することが防止され、あるいは、目標位置に対して高速で高精度に位置決め制御を行うことができる。
本発明に係る画像形成装置によれば、本発明に係るモータ駆動制御装置を備えているので、キャリッジや被記録媒体を高速で高精度に目標位置に移動して位置決めすることができ、高速で画像形成を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。図1を参照して本発明に係るモータ駆動制御装置の実施形態について説明する。なお、図1は同装置を機能的に示すブロック説明図である。
このモータ駆動制御装置1は、DCサーボモータ2を回転駆動することによって駆動対象(制御対象)3を所定の目標位置に移動させる制御をするものであり、DCサーボモータ2の駆動による駆動対象3の駆動状態(速度、角速度、位置など)に相関する情報として、DCサーボモータ2の回転量に応じて或いは駆動対象3の移動に応じてエンコーダ4から出力される検出パルスが入力される。
そして、このモータ駆動制御装置1は、目標値を設定する目標値設定部11と、エンコーダ4からの検出パルスをカウントするカウント検出部13と、カウント検出部13のカウント値を帰還情報に変換するカウンタ変換部14と、カウンタ変換部14の出力である帰還情報を後述するタイミング生成部19で生成されたサンプリングタイミングでサンプリングするサンプリング部15と、サンプリング部15のサンプリング結果と目標値設定部11からの目標値とを比較して偏差を求める比較部16と、比較部16の出力(偏差)に基づいてDCサーボモータ2に対する制御量を演算する制御量演算処理部17と、制御量演算処理部17で得られた制御量に応じてDCサーボモータ2を駆動するモータドライバ18と、サンプリングタイミングを生成するタイミング生成部19とを備えている。
目標値設定部11で設定する目標値は、位置(移動量、回転量)、速度(角速度を含む意味)、加速度(角加速度を含む意味)などがある。この目標値設定部11には、例えば図2に示すような、目標位置或いは目標移動量に対する速度プロファイルの情報が格納されている。カウンタ変換部14は、カウンタ検出部13のカウント値をデジタル的に変換した、位置情報、速度情報、加速度情報などの帰還情報に変換する。なお、帰還情報としては、カウンタ周波数−電圧変換(F−V変換)された電圧値などを用いることもできる。
制御量演算処理部17は、例えば、図3に示すように、比較部16からの偏差量に対して、比例器21A、積分器21B、微分器21Cの組み合わせで構成されるPID制御部21と、これらの比例器21A、積分器21B、微分器21Cの出力を加算する加算器22からなり、偏差に対する比例、積分、微分結果を加算して、DCサーボモータ2に対する制御量(モータに対する出力値)を演算する。この制御量は、DCサーボモータ2をPWM制御で駆動する場合にはPWMデューティ比として算出される。
タイミング生成部19は、サンプリング部15のサンプリングタイミング(このタイミングが制御タイミングとなる。)を生成してサンプリング部15にサンプリングを指示する。このタイミング生成部19は、カウンタ変換部14からの位置情報に基づいて駆動対象3が目標位置の手前の予め定めた位置になるまでの間は、予め定めた一定時間間隔(サンプリング周期)でサンプリングタイミングを生成して、つまり一定時間間隔毎の制御タイミングでサンプリング部15にサンプリングを指示し、駆動対象3が目標位置の手前の予め定めた位置になった以降はサンプリングタイミングを変更することによって制御タイミングを変更する処理を行って、変更した後のサンプリングタイミングでサンプリング部15にサンプリングを指示する。なお、本明細書でサンプリングとは、制御量を設定するために帰還情報を読み出すことを意味する。
このように構成したこのモータ駆動制御装置の作用について図4以降をも参照して説明する。
まず、図4を参照して、モータ駆動制御の全体的な処理について説明すると、サンプリング部15は、タイミング生成部19からサンプリング指示が与えられたときに、カウンタ変換部14からの帰還情報をサンプリングして比較部16に渡し、比較部16は目標値設定部11からの目標値を取り込んで、目標値と帰還情報とを比較して偏差を算出して制御量演算処理部17に渡すことにより、制御量演算処理部17が偏差に応じた制御量を演算し、これによってモータドライバ18が制御量に応じてDCサーボモータ2を駆動する。これをサンプリングタイミング毎に繰り返すことにより、DCサーボモータ2を連続的或いは間歇的に駆動して駆動対象3の移動(回転)を行わせる。したがって、DCサーボモータ2に対する制御量を設定する制御タイミングはサンプリングタイミングとなる。
そこで、制御タイミングの設定処理の第1実施形態について図5を参照して説明する。なお、上述したように、制御タイミングはサンプリングタイミングを設定することで行うことができるので、以下では、サンプリングタイミングを変更する例で説明している。
図5に示すように、タイミング生成部19は、カウンタ変換部14から与えられる位置情報を更新しながら駆動対象3が目標位置の手前の予め定めた位置(この位置を「目標位置直前」という。)になったか否かを判別する。
なお、目標位置直前か否かは、例えばDCサーボモータ2の駆動開始時点を基点(0)として、そこからDCサーボモータ2を駆動したときにDCサーボモータ2の回転に応じて出力されるエンコーダ4の検出パルスをカウントするカウンタ検出部13のカウント値(移動量)を累計的に計数し、この累計値が予め定めた設定値になったか否かを判断することによって行うことができる。ここでの処理では、カウンタ検出部13のカウント値を変換したカウンタ変換部14からの位置情報に基づいて目標位置直前になったか否かを判別するようにしている。
また、目標位置直前になるとは、例えば図2に示すように、モータ駆動の速度プロファイルが、基点0から駆動を開始し、加速、等速、減速を経て、目標位置で停止するとき、減速を経て、停止直前の位置になることの意味である。ただし、等速期間内の位置、あるいは等速から減速に切り替わるタイミングに対応する位置などを目標位置直前とすることもできる。
そして、タイミング生成部19は、目標位置直前になるまでは、予め定めたサンプリング周期To毎のサンプリングタイミングを生成してサンプリング部15にサンプリングを行わせる。これによって、駆動対象3をある目標位置に移動させるとき、目標位置直前になるまでの間は、サンプリング部15はサンプリング周期Toに対応するサンプリングタイミングでカウンタ変換部14の変換出力をサンプリングして比較部16に与え、比較部16の比較結果に基づいて次のDCサーボモータ2の制御量が演算決定されて駆動が行われる。つまり、DCサーボモータ2に対する制御量を生成する制御タイミングは予め定めた一定時間間隔(サンプリング周期To)毎のタイミングとなる。
これに対して、タイミング生成部19は、目標位置直前になった以後は、予め定めたサンプリング周期Toよりも短いサンプリング周期Ts(Ts<To)に変更して、変更後のサンプリング周期Tsに対応するサンプリングタイミングでサンプリング部15にサンプリングを行わせる。このとき、サンプリング部15はタイミング生成部19からのサンプリング指示によってカウンタ変換部14の変換出力をサンプリングして比較部16に与え、比較部16の比較結果に基づいて次のDCサーボモータ2の制御量が演算決定されてことは上記と同様である。したがって、予め定めた一定時間間隔(サンプリング周期To)毎の制御タイミングよりも短い時間間隔(サンプリング周期Ts)で制御量の設定が行われるようになり、DCサーボモータ2を駆動するための制御タイミングは早くなる。
すなわち、駆動対象3が目標位置になった時にDCサーボモータ2を停止させるが、停止直前では、十分に速度が減速しているために一般的には駆動対象3が外乱の影響を受けやすくなり、速度が落ち過ぎると目標位置に達するまでに停止したり、あるいは、逆に予め定めた次の制御タイミングでは、目標位置を過ぎてしまったりすることなどが起こり得る。この結果、目標位置に正確に到達させるために、再起動したり、逆転を行わせて戻したりする必要が発生し、目標位置への移動に余計な時間を要してしまうことになる。
これに対して、この第1実施形態では、目標位置直前になった以後は予め定めた一定時間間隔よりも短い時間間隔でサンプリングを行って制御タイミングを早くするので、偏差の発生に対してより迅速に次の制御量を設定することができ、偏差に対する駆動追従が遅れないようになり、より正確に早く狙いの目標位置に位置決めすることができる。
次に、制御タイミングの設定処理の第2実施形態について図6を参照して説明する。
ここでは、目標位置直前になった以後、タイミング生成部19は、サンプリング周期を予め定めたサンプリング周期Toよりも長いサンプリング周期Tl(Tl>To)に変更して、この長く変更したサンプリング周期Tlに対応したサンプリングタイミングでサンプリング部15にサンプリングを指示してサンプリングを行わせる。したがって、予め定めた一定時間間隔(サンプリング周期To)毎の制御タイミングよりも長い時間間隔(サンプリング周期Tl)で制御量の設定が行われるようになり、DCサーボモータ2を駆動するための制御タイミングは遅くなる。
つまり、駆動対象が非常に安定した系である場合、前述したように停止直前では十分に速度が落ちているために、当初の一定時間間隔(周期To)に基づくサンプリングでは、カウンタ検出部13のカウント値の変化が得られないなど、制御タイミングとしては不必要に早すぎることがあり、不要なサンプリングを繰り返すのでは構成される制御系にとっては無駄な負荷となる。
これに対して、この第2実施形態では、目標位置直前になった以後は予め定めた一定時間間隔よりも長い時間間隔でサンプリングを行って制御タイミングを遅くするので、不要なサンプリングを行わなくなり、システムに対する負荷を軽減することができる。
次に、制御タイミングの設定処理の第3実施形態について図7を参照して説明する。
ここでは、目標位置直前になった以後、タイミング生成部19は、サンプリング周期(一定時間間隔)Toによるサンプリングタイミングに代えて、実際の移動量が予め定めた移動量になった時をサンプリングタイミングとしてサンプリング部15にサンプリングを指示する。
つまり、タイミング生成部19は、カウンタ変換部14からの位置情報を取り込んで所定量移動が検出された時にサンプリング部15に対してサンプリングを指示する。これにより、制御タイミングは駆動対象3の移動量に基づくタイミングとなって、駆動量(移動量)単位のタイミングで次の制御の制御量が設定される。
これによって、前記第1実施形態と同様に、偏差に対してより早く次の制御量を設定することができて、追従が遅れないようになり、より正確に早く狙いの目標位置に位置決めすることができる。
次に、制御タイミングの設定処理の第4実施形態について図8を参照して説明する。
ここでは、前記第1実施形態と第3実施形態とを組み合わせて、目標位置直前になった以後、タイミング生成部19はサンプリング部15に対して予め定めたサンプリング周期Toよりも短いサンプリング周期Ts(長いサンプリング周期Tlとすることもできる。)に変更して、サンプリング周期Ts毎のサンプリングタイミングでサンプリング部15に対してサンプリングを行わせる。
それとともに、実際の移動量が予め定めた移動量になった時もサンプリングタイミングとして、サンプリング部15に対してサンプリングを行わせる。この場合、サンプリング周期によるサンプリングタイミングよりも実際の移動量に基づくサンプリングタイミングが先に発生するときには、サンプリング周期によるサンプリングタイミングよりも実際の移動量に基づくサンプリングタイミングを優先させている。
これにより、例えば、サンプリング周期を短く変更した場合、予め定めた一定時間間隔毎の制御タイミングよりも短い時間間隔で制御量の設定が行われるようになり、制御タイミングが早くなるとともに、変更後の制御タイミングになる前に移動量が予め定めた移動量になったときには、その時が制御タイミングとなって次の制御の制御量が設定される。
すなわち、駆動対象の移動量の変動が少ないときには短く設定された一定の時間間隔の制御タイミングで制御量が設定されるが、急激な変動などにより、突発的に予想以上の移動量が発生した場合などは、時間間隔の制御タイミングでは間に合わないことがあるので、一定の移動量に基づく制御タイミングで制御を行うことで、より制御性を高め、短時間で目標位置への移動が可能となる。
例えば、一定時間間隔後の移動量が想定した移動量より多くなった場合、サンプリングの時間間隔が短くても目標位置に対して行き過ぎてしまうことが生じるが、目標位置直前でかつ目標位置までの移動量と同じ又はそれ以下の移動量を移動量単位でサンプリングタイミングを発生する移動量として設定しておき、この移動量に基づく制御タイミング(サンプリングタイミング)を優先させることによって、目標位置に対して行き過ぎてしまう前にサンプリングを行って次の制御量が設定できるので、より正確に早く狙い位置への位置決めが可能になる。
次に、本発明に係る画像形成装置の一例について図9ないし図11を参照して説明する。図9は同装置の全体構成を説明する側面説明図、図10は同装置の要部平面説明図、図11は同装置の要部斜視説明図である。
この画像形成装置は、図示しない左右の側板に横架したガイド部材であるガイドロッド101とガイドレール102とでキャリッジ103を主走査方向に摺動自在に保持し、主走査モータ104でタイミングベルト105を介して図9で矢示方向(主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ103には、例えば、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する4個の液滴吐出ヘッドからなる記録ヘッド107を複数のインク吐出口を主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド107を構成する液滴吐出ヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどをインク(液体)を吐出するためのエネルギー発生手段として備えたものなどを使用できる。
また、キャリッジ103には、記録ヘッド107に各色のインクを供給するための各色のサブタンク108を搭載している。このサブタンク108には図示しないインク供給チューブを介してメインタンク(インクカートリッジ)からインクが補充供給される。
一方、給紙カセット110などの用紙積載部(圧板)111上に積載した用紙112を給紙するための給紙部として、用紙積載部111から用紙112を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙ローラ)113及び給紙ローラ113に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド114を備え、この分離パッド114は給紙ローラ113側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙112を記録ヘッド107の下方側で搬送するための搬送部として、用紙112を静電吸着して搬送するための搬送ベルト121と、給紙部からガイド115を介して送られる用紙112を搬送ベルト121との間で挟んで搬送するためのカウンタローラ122と、略鉛直上方に送られる用紙112を略90°方向転換させて搬送ベルト121上に倣わせるための搬送ガイド123と、押さえ部材124で搬送ベルト121側に付勢された先端加圧コロ125とを備えている。また、搬送ベルト121表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ126を備えている。
ここで、搬送ベルト121は、無端状ベルトであり、搬送ローラ127とテンションローラ128との間に掛け渡されて、副走査モータ131からタイミングベルト132及びタイミングローラ133を介して搬送ローラ127が回転されることで、図9のベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。なお、搬送ベルト121の裏面側には記録ヘッド107による画像形成領域に対応してガイド部材129を配置している。
また、図10に示すように、搬送ローラ127の軸には、スリット円板134を取り付け、このスリット円板134のスリットを検知するセンサ135を設けて、これらのスリット円板134及びセンサ135によってエンコーダ136を構成している。
帯電ローラ126は、搬送ベルト121の表層に接触し、搬送ベルト121の回動に従動して回転するように配置され、加圧力として軸の両端に各2.5Nをかけている。
また、キャリッジ103の前方側には、図9及び図11に示すように、スリットを形成したエンコーダスケール142を設け、キャリッジ103の前面側にはエンコーダスケール142のスリットを検出する透過型フォトセンサからなるエンコーダセンサ143を設け、これらによって、キャリッジ103の主走査方向位置(ホーム位置に対する位置)を検知するためのエンコーダ144を構成している。
さらに、記録ヘッド107で記録された用紙112を排紙するための排紙部として、搬送ベルト121から用紙112を分離するための分離部と、排紙ローラ152及び排紙コロ153と、排紙される用紙112をストックする排紙トレイ154とを備えている。
また、背部には両面給紙ユニット161が着脱自在に装着されている。この両面給紙ユニット161は搬送ベルト121の逆方向回転で戻される用紙112を取り込んで反転させて再度カウンタローラ22と搬送ベルト121との間に給紙する。
このように構成した画像形成装置においては、給紙部から用紙112が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙112はガイド115で案内され、搬送ベルト121とカウンタローラ122との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド123で案内されて先端加圧コロ125で搬送ベルト121に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、図示しない制御回路によって高圧電源から帯電ローラ126に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト121が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト121上に用紙112が給送されると、用紙112が搬送ベルト121に静電力で吸着され、搬送ベルト121の周回移動によって用紙112が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ103を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド107を駆動することにより、停止している用紙112にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙112を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙112の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙112を排紙トレイ154に排紙する。
また、両面印刷の場合には、表面(最初に印刷する面)の記録が終了したときに、搬送ベルト121を逆回転させることで、記録済みの用紙112を両面給紙ユニット161内に送り込み、用紙112を反転させて(裏面が印刷面となる状態にして)再度カウンタローラ122と搬送ベルト121との間に給紙し、タイミング制御を行って、前述したと同様に搬送ベル121上に搬送して裏面に記録を行った後、排紙トレイ54に排紙する。
次に、この画像形成装置の制御部の概要について図12のブロック図を参照して説明する。
この制御部200は、この装置全体の制御を司るCPU201と、CPU201が実行するプログラム、その他の固定データを格納するROM202と、画像データ等を一時格納するRAM203と、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための不揮発性メモリ(NVRAM)204と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行う画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC205とを備えている。
また、この制御部200は、ホスト側とのデータ、信号の送受を行うためのI/F206と、記録ヘッド107を駆動制御するためのヘッド駆動制御部207及びヘッドドライバ208と、主走査モータ104を駆動するための主走査モータ駆動部210と、副走査モータ131を駆動するための副走査モータ駆動部211と、エンコーダ136、144からの検出パルス及び各種センサからの検知信号を入力するためのI/O212などを備えている。また、この制御部200には、この装置に必要な情報の入力及び表示を行うための操作パネル213が接続されている。
制御部200は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読み取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホスト側からの印刷データ等をケーブル或いはネットを介してI/F206で受信する。
そして、CPU201は、I/F206に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC205にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行ってヘッド駆動制御部2007に画像データを転送する。なお、画像出力するためのドットパターンデータの生成は、例えばROM202にフォントデータを格納して行っても良いし、ホスト側のプリンタドライバで画像データをビットマップデータに展開してこの装置に転送するようにしても良い。
ヘッド駆動制御部207は、記録ヘッド107の1行分に相当する画像データ(ドットパターンデータ)を受け取ると、この1行分のドットパターンデータを、クロック信号に同期して、ヘッドドライバ208にシリアルデータで送出し、また所定のタイミングでラッチ信号をヘッドドライバ208に送出する。
このヘッド駆動制御部207は、駆動波形(駆動信号)のパターンデータを格納したROM(ROM202で構成することもできる。)と、このROMから読出される駆動波形のデータをD/A変換するD/A変換器を含む波形生成回路及びアンプ等で構成される駆動波形発生回路を含む。
また、ヘッドドライバ208は、ヘッド駆動制御部207からのクロック信号及び画像データであるシリアルデータを入力するシフトレジスタと、シフトレジスタのレジスト値をヘッド駆動制御部207からのラッチ信号でラッチするラッチ回路と、ラッチ回路の出力値をレベル変化するレベル変換回路(レベルシフタ)と、このレベルシフタでオン/オフが制御されるアナログスイッチアレイ(スイッチ手段)等を含み、アナログスイッチアレイのオン/オフを制御することで駆動波形に含まれる所要の駆動波形を選択的に記録ヘッド107のアクチュエータ手段に印加してヘッドを駆動する。
また、制御部200は、DCサーボモータを用いた主走査モータ104及び副走査モータ131を駆動制御する本発明に係るモータ駆動制御装置を兼ねている。
つまり、前記モータ駆動制御装置の実施形態で説明したように、制御部200は、エンコーダ144からの検出パルスをカウントして必要な帰還情報に変換し、一定時間間隔(所定のサンプリング周期)で帰還情報のサンプリングを行って、目標値との偏差に基づいて主走査モータ駆動部210が制御量を算出して主走査モータ104を駆動する。
同様に、制御部200は、エンコーダ131からの検出パルスをカウントして必要な情報に変換し、一定時間間隔(所定のサンプリング周期)でサンプリングを行って、目標値との偏差に基づいて副走査モータ駆動部211が制御量を算出して副走査モータ131を駆動する。
そして、キャリッジ103が目標位置直前になったとき、あるいは、用紙112(搬送ベルト121)が目標位置直前になったときに、前述したようにサンプリングタイミングを変更(サンプリング周期の変更や移動量に基づくタイミングの生成)を行うことによって、より早く正確に目標位置に位置決めして停止する制御を行う。
これにより、キャリッジ103の目標位置への位置決め、用紙112の目標位置への送りを高速で行うことができ、画像形成速度の高速化を図ることができる。
なお、ここでは画像形成装置がシリアル型である場合を説明したが、ライン型記録ヘッドを備えるライン型の場合には用紙送り用の副走査モータの駆動制御装置に本発明を適用することができる。また、プリンタ構成の画像形成装置について説明しているが、ファクシミリやプリンタ/ファクシミリ/コピアを複合させた複合機などの画像形成装置にも適用することができ、更に液体としてインクに限らず、その他の液体を用いる画像形成装置にも同様に適用することができる。
本発明に係るモータ駆動制御装置を機能的に示すブロック図である。 同装置における速度プロファイルの一例を示す説明図である。 同装置における制御量演算処理部の一例を示すブロック説明図である。 同装置におけるモータ駆動制御の概要を説明するフロー図である。 同モータ駆動制御装置による制御タイミング設定処理の第1実施形態の説明に供するフロー図である。 同モータ駆動制御装置による制御タイミング設定処理の第2実施形態の説明に供するフロー図である。 同モータ駆動制御装置による制御タイミング設定処理の第3実施形態の説明に供するフロー図である。 同モータ駆動制御装置による制御タイミング設定処理の第4実施形態の説明に供するフロー図である。 本発明に係る画像形成装置の一実施形態の全体構成を示す側面説明図である。 同画像形成装置の要部平面説明図である。 同画像形成装置の要部斜視説明図である。 同画像形成装置の制御部の概要を示すブロック説明図である。
符号の説明
1…モータ駆動制御装置
2…DCサーボモータ
3…駆動対象
4…エンコーダ
11…目標値設定部
13…カウンタ検出部
14…カウンタ変換部
15…サンプリング部
16…比較部
17…制御量演算処理部
18…モータドライバ
19…タイミング生成部
103…キャリッジ
104…主走査モータ
107…記録ヘッド
112…用紙
121…搬送ベルト
131…副走査モータ
136…エンコーダ
144…エンコーダ
200…制御部


Claims (4)

  1. 駆動対象を駆動するためのDCサーボモータに対する制御量を一定時間間隔毎の制御タイミングで設定して前記DCサーボモータを駆動するモータ駆動制御装置において、
    前記駆動対象が目標位置より予め定めた手前の位置になったとき以後の前記制御タイミングを変更する手段を備え、
    前記駆動対象が目標位置より予め定めた手前の位置になったとき以後は前記一定時間間隔毎の制御タイミングに代えて、前記駆動対象の移動量に基づく制御タイミングに変更する
    ことを特徴とするモータ駆動制御装置。
  2. 駆動対象を駆動するためのDCサーボモータに対する制御量を一定時間間隔毎の制御タイミングで設定して前記DCサーボモータを駆動するモータ駆動制御装置において、
    前記駆動対象が目標位置より予め定めた手前の位置になったとき以後の前記制御タイミングを変更する手段を備え、
    前記駆動対象が目標位置より予め定めた手前の位置になったとき以後は前記一定時間間隔を短く又は長く変更するとともに、前記駆動対象の移動量に基づく制御タイミングを設定して、この駆動対象の移動量に基づく制御タイミングを優先する
    ことを特徴とするモータ駆動制御装置。
  3. 液滴を吐出する記録ヘッドを搭載したキャリッジを備え、このキャリッジをDCサーボモータで被記録媒体の搬送方向と直交する方向に走査して、前記記録ヘッドによって被記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、前記DCサーボモータを駆動制御するための請求項1又は2に記載のモータ駆動制御装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 液滴を吐出する記録ヘッドによる画像形成領域に被記録媒体を搬送する搬送手段を備え、この搬送手段をDCサーボモータで駆動して前記被記録媒体を搬送することで前記記録ヘッドによって被記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、前記DCサーボモータを駆動制御するための請求項1又は2に記載のモータ駆動制御装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
JP2003320708A 2003-09-12 2003-09-12 モータ駆動制御及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP4355545B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003320708A JP4355545B2 (ja) 2003-09-12 2003-09-12 モータ駆動制御及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003320708A JP4355545B2 (ja) 2003-09-12 2003-09-12 モータ駆動制御及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005094820A JP2005094820A (ja) 2005-04-07
JP4355545B2 true JP4355545B2 (ja) 2009-11-04

Family

ID=34452579

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003320708A Expired - Fee Related JP4355545B2 (ja) 2003-09-12 2003-09-12 モータ駆動制御及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4355545B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5061547B2 (ja) * 2006-09-13 2012-10-31 セイコーエプソン株式会社 モータ制御装置、モータ制御方法、及び、印刷装置
JP5152647B2 (ja) * 2008-03-03 2013-02-27 株式会社リコー 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005094820A (ja) 2005-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004351837A (ja) 画像形成装置
JP2006264308A (ja) 画像形成装置
JP4355545B2 (ja) モータ駆動制御及び画像形成装置
JP4342906B2 (ja) 画像形成装置
JP4446833B2 (ja) 画像形成装置
JP2007062250A (ja) 画像形成装置
JP4662821B2 (ja) モータ駆動制御装置及び画像形成装置、プログラム
JP2007062249A (ja) 画像形成装置
JP4688187B2 (ja) 画像形成装置
JP4688190B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP2005088467A (ja) 画像形成装置及び液滴吐出ヘッド
JP4233961B2 (ja) モータ駆動制御及び画像形成装置
JP4398219B2 (ja) 画像形成装置
JP4481121B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP4408769B2 (ja) 画像形成装置
JP2007062238A (ja) 画像形成装置
JP4732085B2 (ja) サーボ制御装置及び画像形成装置並びにプログラム
JP2006240792A (ja) 画像形成装置
JP2005305841A (ja) 画像形成装置
JP4623649B2 (ja) 画像形成装置
JP2010201869A (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP2006218667A (ja) 画像形成方法、画像形成装置及びプリンタドライバ
JP2006256080A (ja) 画像形成装置
JP2004237693A (ja) 画像形成装置
JP2006224397A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060615

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090728

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090803

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130807

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees