JP4190002B2 - 給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は給紙装置及び画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、プリンタ/ファクシミリ/複写機の複合機などの各種画像形成装置においては、給紙カセット或いは給紙トレイなどの収容手段に積載された用紙(被記録媒体、記録媒体、転写紙などとも称される。)を、給紙手段のピックアップローラにて1枚ずつ分離して送り出し、送り出した用紙を搬送手段にて画像形成領域に搬送して画像形成手段によって画像を形成する。
特開平7−215497号公報 特開2003−12170号公報
なお、用紙としての原稿を搬送する用紙搬送装置においても、同様に原稿を1枚ずつ分離して搬送することが行なわれる。
特開2001−2255号公報
ところで、本発明者は、画像形成装置本体に増設される給紙装置としての増設トレイにおいて、装置本体に接続して稼動させたところ稼動音が規格値を満足しないためにその原因を解析したところ、駆動源であるモータの振動に起因することが判明した。そのため、低振動型のモータを使用することで稼動音の低減を図れたものの、低振動化に伴ってモータのトルクが低下したことから、新たな問題が生じた。
すなわち、ピックアップローラは用紙との摩擦によって最上面の用紙をピックアップして送り出すが、送り出す用紙が無くなると、用紙を積載する底板とピックアップローラや給紙コロとが直接接触することになり、用紙があるときに比べて駆動源に対して大きな負荷がかかることになり、モータを安定して駆動することができず、給紙不良になることがある。
この場合、モータとしてトルクの大きなものを使用できれば対応できるが、上述したようにトルクの大きなモータを使用すると、装置の大型化や振動の発生を招くことになる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、装置の小型化、振動の低減を図りつつ安定した給紙を行うことができる給紙装置及びこの給紙装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る給紙装置は、積載された用紙を1枚ずつ分離するピックアップローラの駆動源とこのピックアップローラで分離された用紙を搬送する送りローラとの駆動源が同じであって、用紙が無くなったときに、送りローラの駆動は維持されたまま、駆動源からピックアップローラへの駆動力の伝達が禁止される構成としたものである。
ここで、駆動源がステッピングモータであることが好ましい。また、駆動源とピックアップローラとの間には駆動力の伝達を接続/遮断するクラッチ手段が介在していることが好ましい。さらに、用紙が無くなったことを検知する用紙無し検知手段の検知信号によって駆動源の駆動力をピックアップローラに伝達する経路を接続させる信号を無効化する手段を備えていることが好ましい。さらにまた、この給紙装置は画像形成装置本体に増設される増設トレイであることが好ましい。
本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る給紙装置を備えたものである。
本発明に係る給紙装置によれば、積載された用紙を1枚ずつ分離するピックアップローラの駆動源とこのピックアップローラで分離された用紙を搬送する送りローラとの駆動源が同じであって、用紙が無くなったときに、送りローラの駆動は維持されたまま、駆動源からピックアップローラへの駆動力の伝達が禁止される構成としたので、用紙が無くなっても、駆動源に大きな負荷がかかることが防止されて、安定した用紙送りを行うことができるとともに、送りローラの駆動を継続することができる。
本発明に係る画像形成装置によれば、本発明に係る給紙装置を備えるので、安定した給紙、搬送を行うことができて、画像品質が向上する。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は本発明に係る画像形成装置の一例を示すインクジェット記録装置の全体構成を説明する側面説明図、図2は同記録装置の要部平面説明図である。
このインクジェット記録装置は、図示しない左右の側板に横架したガイド部材であるガイドロッド1とガイドレール2とでキャリッジ3を主走査方向に摺動自在に保持し、主走査モータ4でタイミングベルト5を介して図2で矢示方向(主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ3には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する4個のインクジェットヘッドからなる記録ヘッド7を複数のインク吐出口を主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド7を構成するインクジェットヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどをインクを吐出するためのエネルギー発生手段として備えたものなどを使用できる。
また、ここでは、各色の液滴を吐出するための複数(この例では4個)の記録ヘッド7をキャリッジ3に搭載しているが、多数のノズルからなる各色のノズル列を有する1又は複数の記録ヘッドを設ける構成とすることもできる。
さらに、キャリッジ3には、記録ヘッド7に各色のインクを供給するための各色のサブタンク8を搭載している。このサブタンク8には図示しないインク供給チューブを介してメインタンク(インクカートリッジ)からインクが補充供給される。
一方、給紙トレイ10などの用紙積載部(底板)11上に積載した用紙12を給紙するための給紙部(給紙装置)として、用紙積載部11から用紙12を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙ローラ:ピックアップローラと同義で用いる。)13及び給紙ローラ13に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド14を備え、この分離パッド14は給紙ローラ13側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙12を記録ヘッド7の下方側で搬送するための搬送部として、用紙12を静電吸着して搬送するための搬送ベルト21と、給紙部からガイド15を介して送られる用紙12を搬送ベルト21との間で挟んで搬送するためのカウンタローラ22と、略鉛直上方に送られる用紙12を略90°方向転換させて搬送ベルト21上に倣わせるための搬送ガイド23と、押さえ部材24で搬送ベルト21側に付勢された先端加圧コロ25とを備えている。また、搬送ベルト21表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ26を備えている。
ここで、搬送ベルト21は、無端状ベルトであり、搬送ローラ27とテンションローラ28との間に掛け渡されて、副走査モータ31からタイミングベルト32及びタイミングローラ33を介して搬送ローラ27が回転されることで、図2の矢示方向(ベルト(用紙)搬送方向:副走査方向)に周回するように構成している。
また、搬送ローラ27とカウンタローラ22とで搬送ローラニップ部18を形成し、この搬送ローラニップ部18よりも用紙搬送方向上流側の所定の位置に用紙12を検出する用紙センサ16を配置している。この用紙検出センサ16は用紙12が検知レバー17を変位させることで用紙12を検出する(図1の破線図示の位置がオン位置である)。なお、用紙検出センサ16は用紙給紙を検出するためのものである。
帯電ローラ26は、搬送ベルト21の表層に接触し、搬送ベルト21の回動に従動して回転するように配置され、加圧力として軸の両端に各2.5Nをかけている。また、搬送ローラ27はアースローラの役目も担っており、搬送ベルト21の中抵抗層(裏層)と接触配置され接地している。
また、搬送ベルト21の裏側には、記録ヘッド4による印写領域に対応してガイド部材36を配置している。このガイド部材36は、上面が搬送ベルト21を支持する2つのローラ(搬送ローラ27とテンションローラ28)の接線よりも記録ヘッド7側に突出している。これにより、搬送ベルト21は印写領域ではガイド部材36の上面にて押し上げられてガイドされる。
そして、キャリッジ3にはキャリッジ3の動線上での用紙12の有無を検知するための状態検知手段である反射型フォトセンサ(光学センサ)からなる状態検知センサ41を設けている。また、この状態検知センサ41はキャリッジ3がホーム位置にあるときに記録領域(画像形成領域)側(搬送ベルト21側)に位置する側に設けている。
また、キャリッジ3の前方側には、図1に示すように、スリットを形成したエンコーダスケール42を設け、キャリッジ3の前面側にはエンコーダスケール42のスリットを検出する透過型フォトセンサからなるエンコーダセンサ43を設け、これらによって、キャリッジ3の主走査方向位置(ホーム位置に対する位置)を検知するためのエンコーダ44を構成している。
さらに、記録ヘッド7で記録された用紙12を排紙するための排紙部として、搬送ベルト21から用紙12を分離するための分離部と、排紙ローラ52及び排紙コロ53と、排紙される用紙12をストックする排紙トレイ54とを備えている。
また、背部には両面給紙ユニット61が着脱自在に装着されている。この両面給紙ユニット61は搬送ベルト21の逆方向回転で戻される用紙12を取り込んで反転させて再度カウンタローラ22と搬送ベルト21との間に給紙する。
さらに、図示しないが、キャリッジ3の走査方向両側の非印字領域には、記録ヘッド7のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構を配置している。この維持回復機構は、記録ヘッド3のノズル面をキャピングするためのキャップ部材と、ノズル面をワイピングするためのワイパーブレード等とを備えている。
このように構成したインクジェット記録装置においては、給紙部から用紙12が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙12はガイド15で案内され、搬送ベルト21とカウンタローラ22との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド23で案内されて先端加圧コロ25で搬送ベルト21に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、図示しない制御回路によって高圧電源から帯電ローラ26に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト21が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト21上に用紙12が給送されると、用紙12が搬送ベルト21に静電的に吸着され、搬送ベルト21の周回移動によって用紙12が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ3を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド7を駆動することにより、停止している用紙12にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙12を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙12の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙12を排紙トレイ54に排紙する。
また、両面印刷の場合には、表面(最初に印刷する面)の記録が終了したときに、搬送ベルト21を逆回転させることで、記録済みの用紙12を両面給紙ユニット61内に送り込み、用紙12を反転させて(裏面が印刷面となる状態にして)再度カウンタローラ22と搬送ベルト21との間に給紙し、タイミング制御を行って、前述したと同様に搬送ベル21上に搬送して裏面に記録を行った後、排紙トレイ54に排紙する。
次に、この画像形成装置の底部に増設される本発明に係る給紙装置である増設トレイについて図3を参照して説明する。
この増設トレイ101は、トレイ本体102内に、多数枚の用紙12を積載可能でバネ104で押し上げられる底板(ボトムプレート)103と、この底板103に積載された用紙12のうちの最上面の用紙12を1枚ずつ分離して送り出す給紙ローラ(ピックアップローラ)106と、給紙ローラ106で送り出される用紙12を画像形成装置本体側に送り出すために搬送する送りローラ(搬送ローラ)対107と、これらの給紙ローラ106及び送りローラ対107を回転させるためのステッピングモータからなる駆動源である給紙モータ108などを備えている。
ここで、給紙モータ108のモータ軸の回転はギヤ110及びギヤ111を介して給紙ローラ106の軸に設けたギヤ112に伝達されて、給紙ローラ106が回転される。また、給紙モータ108のモータ軸の回転はギヤ111と同軸のギヤ113及び中間ギヤ114を介して給紙ローラ対107の一方のローラの軸に設けたギヤ115に伝達され、送りローラ対107が回転される。つまり、給紙ローラ106の駆動源と送りローラ対107の駆動源を同じ給紙モータ108としている。
そして、ここでは図示しないが、給紙モータ108から給紙ローラ106への駆動力伝達経路にはクラッチ手段(給紙クラッチ)を介在させて、給紙モータ108から給紙ローラ106の駆動力伝達を接続及び切断することができるようにしている。
なお、この増設トレイ101の送りローラ対107から送り出された用紙は図1の増設用給紙経路121を経て画像形成装置本体に送り込まれる。
次に、このインクジェット記録装置の制御部の概要について図4を参照して説明する。なお、図6は同制御部の全体ブロック説明図である。
この制御部200は、装置全体の制御を司るCPU201と、CPU201が実行するプログラム、その他の固定データを格納するROM202と、画像データ等を一時格納するRAM203と、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための不揮発性メモリ(NVRAM)204と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行う画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC205と、ホスト側とのデータ、信号の送受を行うためのI/F206と、記録ヘッド7を駆動制御するためのヘッド駆動制御部207及びヘッドドライバ208と、主走査モータ4を駆動するための主走査モータ駆動部209と、副走査モータ31を駆動するための副走査モータ駆動部210等とを備えている。
また、この制御部200には、この装置に必要な情報の入力及び表示をおこなうための操作パネル211が接続され、さらに、増設トレイ101との間の信号の送受、用紙センサ16などの各種センサからの検知信号の入力を行なうためのI/O212なども備えている。
制御部200は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読み取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホスト側からの印刷データ等をケーブル或いはネットを介してI/F206で受信する。
そして、CPU201は、I/F206に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC205にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行ってヘッド駆動制御部207に画像データを転送する。なお、画像出力するためのドットパターンデータの生成は、例えばROM202にフォントデータを格納して行っても良いし、ホスト側のプリンタドライバで画像データをビットマップデータに展開してこの装置に転送するようにしても良い。
ヘッド駆動制御部207は、記録ヘッド3の1行分に相当する画像データ(ドットパターンデータ)を受け取ると、この1行分のドットパターンデータを、クロック信号に同期して、ヘッドドライバ208にシリアルデータで送出し、また所定のタイミングでラッチ信号をヘッドドライバ208に送出する。
このヘッド駆動制御部207は、駆動波形(駆動信号)のパターンデータを格納したROM(ROM202で構成することもできる。)と、このROMから読出される駆動波形のデータをD/A変換するD/A変換器を含む波形生成回路及びアンプ等で構成される駆動波形発生回路を含む。
また、ヘッドドライバ208は、ヘッド駆動制御部207からのクロック信号及び画像データであるシリアルデータを入力するシフトレジスタと、シフトレジスタのレジスト値をヘッド駆動制御部207からのラッチ信号でラッチするラッチ回路と、ラッチ回路の出力値をレベル変化するレベル変換回路(レベルシフタ)と、このレベルシフタでオン/オフが制御されるアナログスイッチアレイ(スイッチ手段)等を含み、アナログスイッチアレイのオン/オフを制御することで駆動波形に含まれる所要の駆動波形を選択的に記録ヘッド4に印加してヘッドを駆動する。
そして、前述したように主走査モータ駆動部209によって主走査モータ4を駆動制御してキャリッジ3を移動走査するとともに、副走査モータ駆動部210によって副走査モータ31を駆動制御して搬送ベルト21を移動させて用紙12を間歇的に送り、記録ヘッド4から液滴を吐出させることで用紙12に所要の画像を形成する。
また、制御部200は、I/O212を介して増設トレイ101の給紙モータ108を駆動制御して送りローラ107を回転駆動するとともに、給紙モータ108と給紙ローラ106との間に介在させた給紙クラッチ213を駆動制御(ON:接続/OFF:切断)することで、給紙モータ108の駆動力を給紙ローラ106に分配させて、給紙ローラ106を回転駆動することによって増設トレイ101内の用紙12を分離して給紙させる制御を行なう。
ここで、増設トレイ101には底板103上の用紙12が無くなったことを検出する反射型フォトセンサなどからなる用紙無し検知手段である用紙無しセンサ215が設けられ、制御部200から給紙クラッチ213に対する制御信号の経路に、この用紙無しセンサ215の検知出力によって、給紙クラッチ213をON(接続)させる信号を無効にする無効化手段216を介在させている。
この無効化手段216は、例えば用紙無しセンサ215の検知信号で開閉されるゲート回路(例えばAND回路)で構成することができ、用紙無しセンサ215が増設トレイ101内の底板103上に用紙があるときには「1」を、用紙がなくなると「0」を出力する構成として、この用紙無しセンサ215の出力を一方入力とするゲート回路を介して制御部200から給紙クラッチ213に対して制御信号を与えるようにする。
これにより、用紙無しが検知されると同時にゲート回路(無効化手段216)が閉じるので、制御部200から給紙クラッチ213に対してONにする制御信号が出力されていても、この制御信号が強制的に無効になり、給紙クラッチ213は給紙モータ108と給紙ローラ106との間を遮断する。
このように、用紙無しを検知したときにハード的に給紙モータ108から給紙ローラ106への駆動力伝達を禁止することによって、用紙無しになったときの駆動力の伝達遮断を直ちに簡単な構成で行なうことができるとともに、増設トレイ101を接続するために画像形成装置本体に対する新たなセンサ信号ラインを設ける必要がなくなる。
そこで、印刷時の増設トレイからの給紙制御について図5をも参照して説明する。
まず、印刷指示があると、増設トレイ101の用紙12を使用するか否かを判別し、増設トレイ101の給紙である場合には、給紙モータ108の駆動を開始する。そして、給紙タイミングになったか否かを判別して、給紙タイミングになったときには、用紙有りであれば、給紙クラッチ213をON状態にする制御信号を出力することで給紙クラッチ213がON状態になる。
これによって、給紙モータ108の駆動力が給紙ローラ106に伝達され、給紙ローラ106の回転によって積載されている用紙12の最上面の用紙12が分離されて送り出され、給紙モータ108の回転が伝達されている送りローラ107によって用紙12が増設トレイ101から送り出される。
そして、増設トレイ101から画像形成装置本体に送り込まれた用紙12が用紙センサ16で検知されて所定位置まで用紙12が給紙されたときには、給紙モータ108を停止する。また、所定時間が経過しても用紙12が検知されないときには用紙無し(又はジャム)処理に移行する。
このように、給紙ローラ(ピックアップローラ)106を回転させて用紙12の給紙を開始したとき、用紙12が無くなると、用紙無しセンサ215が用紙無しを検知して無効化手段216を構成するゲート回路を閉じるので、給紙クラッチ213に対するON制御信号が遮断され、給紙クラッチ213はOFF状態となって給紙ローラ106への駆動力伝達が禁止される。
したがって、給紙ローラ106が底板103と接しても給紙モータ108の負荷が増大することがなく、安定した給紙を行うことができる。
つまり、用紙を給紙するときには給紙ローラ106を回転させて、給紙ローラ106と最上面の用紙12との摩擦力によって用紙12をピックアップし、ピックアップした用紙12を送りローラ対(搬送ローラ対)107により所定位置まで繰り出す。このとき、給紙ローラ106は用紙12をピックアップして送りローラ対107に用紙12先端が挟まれるまでの期間だけ動作(回転)すればよい。そこで、給紙モータ106の回転を給紙クラッチ213を介して分配して給紙ローラ106を所要時間だけ回転させるようにする、つまり、送りローラ対107と給紙ローラ106の駆動源を同じにすることによって、構成の簡素化、コストの低減を図ることできる。
ところで、この場合、給紙ローラ106を回転させている間、すなわち、給紙クラッチ213をONしている間は、給紙ローラ106と用紙12との摩擦によって給紙モータ108の負荷が増大する。したがって、給紙モータ108はこの給紙ローラ106が用紙12を分離して繰り出している間の負荷の増大に対応できるように選定する必要がある。
しかしながら、このように給紙モータ108を選定しても、底板103上に用紙12が無くなると、給紙ローラ106は底板103と接触することになり、給紙ローラ106には大きな負荷がかかることなり、これによって給紙モータ108にも大きな負荷がかかることになる。
この場合、特に、給紙ローラ108をステッピングモータで構成すると、ステッピングモータは過大な負荷がかかると励磁シーケンスが乱れて、脱調・停止することがあり、このような状態になると、送りローラ対107の回転も停止して、給紙できなくなることになる。
これを回避するためには給紙モータ108として給紙ローラ106と底板103との摩擦力に十分対応可能なトルクを有するモータを選定すればよいのであるが、これではモータの大型化だけでなく、騒音(振動)の増加やコストの増加を招くことになる。
そこで、本発明では、給紙モータ108として、給紙ローラ106と底板103との摩擦力による負荷によって脱調・停止を生じるおそれがある程度のトルクを有するモータを使用して振動の低減を図るとともに、給紙モータ108に対して過大な負荷がかかることがある用紙無しの状態を検知して、用紙無しを検知したときには給紙モータ108から給紙ローラ106への駆動力の伝達を遮断するようにすることで、給紙モータ108の脱調・停止を防止し、安定した給紙を可能にしている。
この場合、給紙モータ108から給紙ローラ106の駆動力伝達経路を接続、切断するクラッチ手段(給紙クラッチ)を介在させることで、容易に駆動力伝達を遮断(禁止)することができる。そして、用紙無し検知センサの検出信号によってクラッチ手段に対する接続制御信号を無効化することで、容易に、かつ迅速に、給紙ローラ106に対する駆動力伝達を遮断することができる。
なお、上記実施形態においては、本発明にかかる給紙装置を画像形成装置本体に増設される給紙トレイ(増設トレイ)に適用した例で説明しているが、画像形成装置本体側の給紙部にも同様に適用することができる。また、上記実施形態の画像形成装置においては、副走査送りを行う搬送ベルトの駆動源と給紙コロ(半月コロ)の駆動源を同じにして、給紙コロへは副走査モータの駆動力を給紙クラッチを介して伝達するようにしているので、本発明を適用することによって、給紙部の用紙がなくなったときに副走査モータに過負荷がかかり、先に給紙された用紙に対する画像形成動作が乱れることが防止されるので、画像品質を向上することができる。
また、本発明は、プリンタ、ファクシミリ装置、複写装置、プリンタ/ファックス/コピア複合機などの画像形成装置に適用することができ、また、インク以外の液体である記録液を用いた画像形成装置にも適用することができる。
本発明に係る画像形成装置の機構部の一例の概略を示す構成図である。 同機構部の要部平面説明図である。 同画像形成装置に増設する増設トレイの概略説明図である。 同画像形成装置の制御部の説明に供する概略ブロック説明図である。 増設トレイからの給紙制御の説明に供するフロー図である。
符号の説明
3…キャリッジ
7…記録ヘッド
10…給紙トレイ
11…底板
12…用紙
13…給紙コロ
16…用紙センサ
21…搬送ベルト
31…副走査モータ
101…増設トレイ
103…底板
106…給紙ローラ
107…送りローラ対
108…給紙モータ
213…給紙クラッチ
215…用紙無しセンサ
216…無効化手段

Claims (6)

  1. 積載された用紙を1枚ずつ分離するピックアップローラと、このピックアップローラで分離された用紙を搬送する送りローラとを備える給紙装置において、
    前記ピックアップローラの駆動源と前記送りローラの駆動源が同じであって、
    前記用紙が無くなったときに、前記送りローラの駆動は維持されたまま、前記駆動源から前記ピックアップローラへの駆動力の伝達が禁止される
    ことを特徴とする給紙装置。
  2. 請求項1に記載の給紙装置において、前記駆動源がステッピングモータであることを特徴とする給紙装置。
  3. 請求項1又は2に記載の給紙装置において、前記駆動源と前記ピックアップローラとの間には駆動力の伝達を接続/遮断するクラッチ手段が介在していることを特徴とする給紙装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の給紙装置において、前記用紙が無くなったことを検知する用紙無し検知手段の検知信号によって前記駆動源の駆動力を前記ピックアップローラに伝達する経路を接続させる信号を無効化する手段を備えていることを特徴とする給紙装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載に給紙装置において、この給紙装置は画像形成装置本体に増設される増設トレイであることを特徴とする給紙装置。
  6. 給紙手段から給紙される用紙に画像を形成する画像形成装置において、前記給紙手段が請求項1ないし5のいずれかに記載の給紙装置であることを特徴とする画像形成装置。
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