JPH1110849A - 多機能周辺装置 - Google Patents

多機能周辺装置

Info

Publication number
JPH1110849A
JPH1110849A JP16563797A JP16563797A JPH1110849A JP H1110849 A JPH1110849 A JP H1110849A JP 16563797 A JP16563797 A JP 16563797A JP 16563797 A JP16563797 A JP 16563797A JP H1110849 A JPH1110849 A JP H1110849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resolution
printing
print
dpi
recording paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16563797A
Other languages
English (en)
Inventor
Motonobu Ando
元伸 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP16563797A priority Critical patent/JPH1110849A/ja
Publication of JPH1110849A publication Critical patent/JPH1110849A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷媒体に適した解像度で印刷を行うことが
できる多機能周辺装置を提供すること。 【解決手段】 記録紙カウンタの値が「2」であれば
(S1)、高解像度専用紙が設定されているので、設定
されている印刷解像度に拘わらず、高解像度の720d
piを印刷解像度メモリにセットする(S4)。一方、
記録紙カウンタの値が「2」でなければ(S1)、設定
されている印刷解像度で印刷を行う。即ち、高解像度印
刷フラグがオンであれば(S2)、印刷解像度メモリに
720dpiをセットし(S4)、オフであれば(S
2)、360dpiをセットする(S3)。印刷解像度
メモリの値は印刷処理において参照され、その解像度で
印刷が行われる。このように、高解像度専用紙が設定さ
れている場合には、設定されている印刷解像度に拘わら
ず、高解像度の720dpiで印刷が行われるので、割
高な高解像度専用紙を誤って低解像度の印刷に使用して
しまうことを回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、コンピュータ等
に接続されて使用される多機能周辺装置に関し、特に、
印刷媒体に適した解像度で印刷を行うことができる多機
能周辺装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 近年、コンピュータの周辺装置として
の機能、例えば、プリンタ機能やファクシミリ機能、ス
キャナ機能、或いは、コピー機能等の多くの機能を備え
た多機能周辺装置が開発されている。一般に、この多機
能周辺装置に搭載されるプリンタは、2種類以上の解像
度、例えば、低解像度の360dpiと高解像度の72
0dpiとの2種類の解像度で印刷できるように構成さ
れている。解像度の設定は、パーソナルコンピュータ等
のホスト装置や操作パネルから入力されたデータに基づ
いて行われ、その設定された印刷解像度によって画像デ
ータ等が印刷される。
【0003】印刷に用いられる記録紙には、高解像度の
印刷に適した記録紙、低解像度の印刷に適した記録紙な
どがある。インクジェットプリンタで印刷を行う場合、
印字ヘッドから吐出されたインクは記録紙上で若干の滲
みが生じるが、その滲み量が高解像度用の記録紙では小
さく、低解像度用の記録紙では大きくなっている。この
インクの滲み量が小さい分、高解像度用の記録紙は割高
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、前記
した通り、印刷解像度は装置の設定状態により定まるの
で、記録紙の種類に適した解像度で印刷を行うことがで
きないという問題点があった。具体的には、印刷解像度
が360dpiの低解像度に設定された状態では、装置
に高解像度用の記録紙がセットされていても、割高な記
録紙に360dpiの低解像度で印刷が行われてしま
う。一方、印刷解像度が720dpiの高解像度に設定
された状態では、装置に低解像度用の記録紙がセットさ
れていても、720dpiの高解像度で印刷が行われて
しまうのである。前者の場合には、割高な記録紙を無駄
に使用してしまうことになり、後者の場合には、高解像
度の印刷に見合った綺麗な印刷結果が得られないにも拘
わらず、高解像度印刷により、印刷時間を長引かせた
り、インクの使用量を多くしてしまうのである。高解像
度の印刷では、印刷解像度を向上させる分、印刷スピー
ドが遅くなって印刷時間が長くなるとともに、使用され
るインク量も多くなるからである。
【0005】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、印刷媒体に適した解像度で印刷を
行うことができる多機能周辺装置を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに、請求項1記載の多機能周辺装置は、印刷媒体に対
して2種類以上の解像度で印刷可能なプリンタと、その
2種類以上の解像度のうち、印刷に用いられる1の解像
度を設定する解像度設定手段と、その解像度設定手段に
より設定された解像度で前記プリンタに印刷を行わせる
制御手段とを備え、更に、前記印刷媒体の種類を設定す
る媒体種設定手段と、その媒体種設定手段により設定さ
れた種類の印刷媒体に印刷に適した解像度がある場合、
その印刷媒体に適した解像度に前記制御手段による印刷
解像度を変更する解像度変更手段とを備えている。
【0007】この請求項1記載の多機能周辺装置によれ
ば、2種類以上の解像度の中から解像度設定手段により
設定された印刷解像度に基づいて、制御手段によりプリ
ンタが動作され、印刷が行われる。しかし、媒体種設定
手段により設定された種類の印刷媒体に印刷に適した解
像度がある場合、印刷解像度は、解像度変更手段によ
り、その印刷媒体に適した解像度に変更される。よっ
て、解像度設定手段の設定に拘わらず、印刷媒体に適し
た解像度で印刷が行われる。
【0008】請求項2記載の多機能周辺装置は、請求項
1記載の多機能周辺装置において、前記解像度変更手段
は、前記媒体種設定手段により設定された種類の印刷媒
体に適した解像度が、前記解像度設定手段により設定さ
れた解像度より高解像度である場合、前記制御手段によ
る印刷解像度を高解像度に変更するものである。
【0009】請求項3記載の多機能周辺装置は、印刷媒
体に対して2種類以上の解像度で印刷可能なプリンタを
備え、前記印刷媒体の種類によって印刷解像度を変更す
る解像度変更手段を備えている。
【0010】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発
明の多機能周辺装置の一実施例である画像形成装置1の
斜視図である。この画像形成装置1は、ファクシミリ機
能、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、及び、
ビデオプリンタ機能などの各種の機能を備えた多機能周
辺装置である。
【0011】図1に示すように、画像形成装置1の装置
本体2は箱状体に形成され、その上面前部には操作パネ
ル3が配設されている。操作パネル3には、「0」〜
「9」の数字ボタン3aや、スタートボタン3bのなど
の各種のボタンが設けられており、これらのボタンを押
下することにより、各種の操作が行われる。印刷解像度
の設定や記録紙Pの種類の設定は、この操作パネル3上
の各ボタンを操作することにより行われる。操作パネル
3の後部には、液晶(LCD)ディスプレイ6が設けら
れ、画像形成装置1の設定状態や各種の操作メッセージ
などが必要に応じて表示される。
【0012】LCDディスプレイ6の後部には、ファク
シミリ機能時に相手ファクシミリ装置51へ送信される
ファクシミリ原稿や、コピー機能時に複写されるコピー
原稿が、積層載置可能な原稿載置部4が設けられてい
る。この原稿載置部4に載置された各種の原稿は、装置
本体2内部へ搬送され、スキャナ19によって、その原
稿の表面に描かれた画像が読み取られる。画像の読み取
られた原稿は、更に搬送され、操作パネル3の下方に設
けられた原稿排出部9へ積層可能に排出される。
【0013】原稿載置部4の後部には、カセット挿嵌部
5が設けられている。このカセット挿嵌部5には、複数
枚の記録紙Pを積層収納可能な用紙カセットが着脱可能
に取り付けられる(図示せず)。記録紙Pは、カセット
挿嵌部5に装着された用紙カセットから供給され、後述
するインクジェットプリンタ26によって印刷に使用さ
れた後、原稿排出部9の下方に設けられた記録紙排出部
10から排出される。記録紙排出部10の右下方部に
は、隣接してビデオ信号入力端子7が設けられている。
このビデオ信号入力端子7に接続されたビデオカメラ等
から出力されるビデオ信号(画像データ)は、画像形成
装置1の内部へ取り込まれ、フルカラー印刷可能なイン
クジェットプリンタ26によりフルカラーで印刷され
る。
【0014】図2は、画像形成装置1の装置本体2内部
に収納されたインクジェットプリンタ26の斜視図であ
る。このインクジェットプリンタ26は、印字ヘッド6
5を矢印A及び反矢印A方向へ移動させて印刷を行うシ
リアルプリンタであり、360dpiと720dpiの
2種類の解像度で印刷が可能である。
【0015】インクジェットプリンタ26のフレーム6
3には、記録紙Pを搬送するためのプラテンローラ61
が回動可能に取着されており、このプラテンローラ61
と平行にガイドロッド62がフレーム63に固着されて
いる。ガイドロッド62上には、印字ヘッド65を搭載
したキャリッジ66が記録紙Pの搬送方向と直交する方
向に移動可能に支持されている。このキャリッジ66
は、フレーム63の一側に設けられたキャリッジモータ
67によって回転される駆動プーリ68と従動プーリ6
9間に掛け渡されたベルト70を介して、ガイドロッド
62に沿ってプラテンローラ61と平行に移動される。
【0016】キャリッジ66に搭載される印字ヘッド6
5は、4色のインクタンク65a〜65dを備えてお
り、各インクタンク65a〜65dには、図2の左から
順に、ブラック、シアン、マゼンダ、イエローの4色の
インクが充填されている。これら4色のインクは、印字
ヘッド65に設けられたノズルから吐出され、記録紙P
にフルカラーの印刷が行われる。各インクタンク65a
〜65dはそれぞれ個別に着脱可能にされており、イン
クの不足したインクタンク65a〜65dのみを個別に
取り替えることができる。
【0017】図3は、画像形成装置1の電気的構成を示
したブロック図である。画像形成装置1は、ファクシミ
リユニットFUおよびプリンタユニットPUの2つのユ
ニットがインターフェイス30により相互に接続されて
形成されている。ファクシミリユニットFUは、CPU
11、ROM12、RAM13、EEPROM14、ネ
ットワーク・コントロール・ユニット(以下、「NC
U」と称する)15、モデム16、符号器17、復号器
18、スキャナ19、操作パネル3、LCDディスプレ
イ6、ビデオ信号入力端子7、原稿センサ8を備えてお
り、これらはファクシミリ制御回路20を介して相互に
接続されている。
【0018】CPU11は、NCU15を介して送受信
される各種の信号に基づいて、ファクシミリ制御回路2
0に接続された各部を制御し、ファクシミリ動作などを
実行するものである。ROM12は、この画像形成装置
1で実行される各種の制御プログラム12aを記憶する
書換不能なメモリであり、RAM13は各種のデータを
記憶するための書換可能なメモリである。EEPROM
14は書換可能な不揮発性のメモリであり、このEEP
ROM14に記憶されたデータは、画像形成装置1の電
源オフ後も保持される。
【0019】NCU15は電話網(電話回線52)に対
するダイヤル信号の送出や、電話網(電話回線52)か
らの呼出信号の応答等の動作を行うものである。モデム
16は、NCU15を介して、画像データを変調及び復
調し、相手ファクシミリ装置51へ伝送すると共に、伝
送制御用の各種手順信号を送受信するためのものであ
る。符号器17は、スキャナ19により読み取られた原
稿の画像データなどを圧縮するために符号化するもので
あり、復号器18は、受信されたファクシミリデータな
どの符号化されたデータを復号化するものである。スキ
ャナ19は、原稿載置部4から装置内部へ挿入された原
稿の画像を読み取るためのものである。原稿センサ8
は、原稿載置部4に原稿が載置されているか否か、即
ち、原稿の有無を検出するセンサである。なお、この画
像形成装置1のファクリミリユニットFUは、NCU1
5、電話回線52を介して、相手ファクシミリ装置51
と接続されている。
【0020】プリンタユニットPUは、演算装置である
CPU21と、そのCPU21の制御プログラム22a
等を記憶するROM22と、CPU21の実行時に参照
および更新される記録紙カウンタ23aを始めとする各
種のワークメモリや印刷用データを記憶するプリントメ
モリ等を備えたRAM23と、主装置としてのパーソナ
ルコンピュータ(以下「PC」と称す)53が接続され
るパソコン用インターフェイス24と、印刷用の文字等
のベクトルフォントを記憶するキャラクタジェネレータ
(以下「CG」と称す)25と、インクジェットプリン
タ26とを備えている。これらはプリンタ制御回路27
を介して相互に接続されている。
【0021】前記した通りRAM23には、ワークメモ
リとして、記録紙カウンタ23a、高解像度印刷フラグ
23b、および、印刷解像度メモリ23cが設けられて
いる。記録紙カウンタ23aは、印刷に使用される記録
紙Pの種類を記憶するカウンタである。本実施例のイン
クジェットプリンタ26では、普通紙、低解像度用イン
クジェットプリンタ専用紙、高解像度用インクジェット
プリンタ専用紙の3種類の記録紙Pが設定可能になって
いる。よって、記録紙カウンタ23aには、普通紙が設
定されている場合は「0」が、低解像度用インクジェッ
トプリンタ専用紙が設定されている場合は「1」が、高
解像度用インクジェットプリンタ専用紙が設定されてい
る場合は「2」が、それぞれ設定される。この印刷に用
いられる記録紙Pの種類の設定は、操作パネル3のボタ
ン操作やPC53からの入力データに基づいて行われ
る。
【0022】高解像度印刷フラグ23bは、設定されて
いる印刷解像度が720dpiの高解像度であるか、3
60dpiの低解像度であるかを記憶するフラグであ
り、720dpiの高解像度が設定されている場合にオ
ンされ、360dpiの低解像度が設定されている場合
にオフされる。なお、印刷解像度の設定は、操作パネル
3のボタン操作やPC53からの入力データに基づいて
行われる。
【0023】印刷解像度メモリ23cは、実際に印刷に
使用される解像度を記憶するメモリであり、360dp
i又は720dpiの値が設定される。インクジェット
プリンタ26は、この印刷解像度メモリ23cを参照し
て、これに記憶される解像度で印刷を行うのである。図
4に示すように、実際の印刷解像度は、記録紙Pの種類
および印刷解像度により決定される。即ち、印刷解像度
が「高解像度」に設定されていれば、実際の印刷解像度
は720dpiであり、「低解像度」に設定されていれ
ば、実際の印刷解像度は360dpiである。但し、印
刷解像度が「低解像度」に設定されていても、記録紙P
の種類が「高解像度用インクジェットプリンタ専用紙」
に設定されている場合には、実際の印刷解像度は720
dpiとなる。よって、印刷解像度メモリ23cに記憶
される解像度は、前記した記録紙カウンタ23a及び高
解像度印刷フラグ23bに基づいて、図5の印刷解像度
決定処理により決定される。
【0024】パソコン用インターフェイス24は、例え
ば、セントロニクス規格に準拠したパラレルインターフ
ェイスであり、画像形成装置1は、このインターフェイ
ス24に接続されたケーブル54を介して、PC53と
データの送受信が可能にされている。前記した通り、記
録紙Pの種類や印刷解像度は、PC53から入力された
データに基づいても設定することができる。
【0025】次に、上記のように構成された画像形成装
置1で実行される印刷解像度決定処理について、図5の
フローチャートを参照して説明する。印刷解像度決定処
理は、印刷に使用される解像度を決定するための処理で
あり、各印刷処理の開始時に画像形成装置1のプリンタ
ユニットPUで実行される。
【0026】印刷解像度決定処理では、まず、記録紙カ
ウンタ23aの値が「2」であるか否かを調べる(S
1)。記録紙カウンタ23aの値が「2」であれば(S
1:Yes)、高解像度用インクジェットプリンタ専用
紙が設定されているので、図4に示すように、設定され
ている印刷解像度に拘わらず、720dpiの高解像度
で印刷を行うべく、印刷解像度メモリ23cに720d
piをセットして(S4)、この処理を終了する。
【0027】記録紙カウンタ23aの値が「2」でなけ
れば(S1:No)、高解像度用インクジェットプリン
タ専用紙は設定されていないので、図4に示すように、
設定されている印刷解像度で印刷を行う。よって、高解
像度印刷フラグ23bを参照し(S2)、そのフラグ2
3bがオンであれば(S2:Yes)、印刷解像度メモ
リ23cに720dpiをセットし(S4)、一方、高
解像度印刷フラグ23bがオフであれば(S2:N
o)、印刷解像度メモリ23cに360dpiをセット
して(S3)、この処理を終了する。
【0028】なお、印刷解像度メモリ23cの値は、こ
の印刷解像度決定処理の終了後に実行される印刷処理に
おいて参照され、印刷解像度メモリ23cに記憶される
印刷解像度で印刷が行われる。
【0029】以上説明したように本実施例では、「高解
像度用インクジェットプリンタ専用紙」が設定されてい
る場合には、設定されている印刷解像度に拘わらず、高
解像度の720dpiで印刷が行われる。一般に、「高
解像度用インクジェットプリンタ専用紙」は割高である
が、かかる割高な用紙を、誤って低解像度の印刷に使用
してしまうことを回避することができる。
【0030】次に、図6及び図7を参照して、第2実施
例について説明する。前記した第1実施例は、「高解像
度用インクジェットプリンタ専用紙」が設定されている
場合は、設定されている印刷解像度に拘わらず、高解像
度の720dpiで印刷を行うものである。第2実施例
は、この第1実施例に加えて、「低解像度用インクジェ
ットプリンタ専用紙」が設定されている場合にも、設定
されている印刷解像度に拘わらず、低解像度の360d
piで印刷を行うものである。以下、第1実施例と同一
の部分には同一の番号を付し、その説明は省略する。
【0031】図6に示すように、第2実施例では、設定
されている印刷解像度に拘わらず、記録紙Pの種類が
「低解像度用インクジェットプリンタ専用紙」に設定さ
れていれば、360dpiの低解像度で印刷が行われ、
「高解像度用インクジェットプリンタ専用紙」に設定さ
れていれば、720dpiの高解像度で印刷が行われ
る。印刷解像度の設定は、記録紙Pの種類が「普通紙」
に設定されている場合に限り有効であり、記録紙Pの種
類が普通紙の場合に、印刷解像度が低解像度に設定され
ていると360dpiで印刷が行われ、高解像度に設定
されていると720dpiで印刷が行われる。
【0032】次に、図7のフローチャートを参照して、
第2実施例の印刷解像度決定処理について説明する。第
2実施例の印刷解像度決定処理も、第1実施例の処理と
同様に、印刷に使用される解像度を決定するための処理
であり、各印刷処理の開始時に画像形成装置1のプリン
タユニットPUで実行される。
【0033】この処理では、まず、設定されている記録
紙Pの種類を調べるために、記録紙カウンタ23aの値
を調べる(S11)。記録紙カウンタ23aの値が
「0」であれば(S11:「0」)、普通紙が設定され
ているので、設定されている印刷解像度で印刷を行う。
よって、高解像度印刷フラグ23bを参照して(S1
2)、そのフラグ23bがオンであれば(S12:Ye
s)、印刷解像度メモリ23cに720dpiをセット
し(S14)、一方、高解像度印刷フラグ23bがオフ
であれば(S12:No)、印刷解像度メモリ23cに
360dpiをセットして(S13)、この処理を終了
する。
【0034】記録紙カウンタ23aの値が「1」であれ
ば(S11:「1」)、低解像度用インクジェットプリ
ンタ専用紙が設定されているので、設定されている印刷
解像度に拘わらず、360dpiの低解像度で印刷を行
うべく、印刷解像度メモリ23cに360dpiをセッ
トして(S13)、この処理を終了する。一方、記録紙
カウンタ23aの値が「2」であれば(S11:
「2」)、高解像度用インクジェットプリンタ専用紙が
設定されているので、設定されている印刷解像度に拘わ
らず、720dpiの高解像度で印刷を行うべく、印刷
解像度メモリ23cに720dpiをセットして(S1
4)、この処理を終了する。
【0035】なお、第1実施例と同様に、この印刷解像
度決定処理の終了後に実行される印刷処理において、印
刷解像度メモリ23cの値が参照され、その印刷解像度
で印刷が行われる。
【0036】以上説明したように第2実施例では、「低
解像度用インクジェットプリンタ専用紙」が設定されて
いる場合には、設定されている印刷解像度に拘わらず、
低解像度の360dpiで印刷が行われ、「高解像度用
インクジェットプリンタ専用紙」が設定されている場合
には、高解像度の720dpiで印刷が行われる。従っ
て、設定されている記録紙Pの種類に応じて、その記録
紙Pに適した解像度で印刷を行うことができる。
【0037】ところで、低解像度用の専用紙に720d
piの高解像度で印刷を行うことも可能であるが、かか
る場合には、高解像度の印刷に見合うだけの綺麗な印刷
結果を得られない。そればかりか、高解像度印刷に伴っ
て、印刷速度が遅くなり印刷時間が長時間化するととも
に、インクの使用量も増大してしまう。しかし、第2実
施例では、記録紙Pに適した解像度で印刷することがで
きるので、かかる不具合も生じることがない。
【0038】なお、請求項1及び3記載の解像度変更手
段としては、図5及び図7の印刷解像度決定処理が該当
し、請求項2記載の解像度変更手段としては、図5の印
刷解像度決定処理が該当する。
【0039】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0040】例えば、上記の各実施例は、360dpi
と720dpiの2種類の解像度で印刷が可能なインク
ジェットプリンタ26を用いて説明したが、3種類以上
の解像度で印刷が可能なプリンタに本発明を適用するこ
とも当然に可能である。また、インクジェットプリンタ
26以外のプリンタに、本発明を適用しても良い。更
に、印刷媒体としては、3種類の記録紙Pを挙げて説明
したが、印刷可能な媒体であれば、OHPシートや他の
ものであっても良い。
【0041】また、PC53等から入力されるデータの
ように、印刷解像度とともに印刷データが入力されるも
のについては、その入力された印刷解像度が設定されて
いる印刷媒体(記録紙P)に適した解像度と異なる場
合、印刷解像度が異なる旨の信号や、設定されている印
刷媒体に適した解像度で印刷データを再送するように指
示する信号を、相手先装置のPC53等へ送出するよう
に構成しても良い。
【0042】
【発明の効果】 請求項1記載の多機能周辺装置によれ
ば、媒体種設定手段により設定された種類の印刷媒体に
印刷に適した解像度がある場合、印刷解像度は、解像度
変更手段により、その印刷媒体に適した解像度に変更さ
れる。よって、解像度設定手段により設定された解像度
に拘わらず、印刷媒体に適した解像度で印刷を行うこと
ができるという効果がある。
【0043】請求項2記載の多機能周辺装置によれば、
請求項1記載の多機能周辺装置の奏する効果に加え、媒
体種設定手段により設定された種類の印刷媒体に適した
解像度が、解像度設定手段により設定された解像度より
高解像度である場合、印刷解像度は解像度変更手段によ
って高解像度に変更される。一般に、高解像度の印刷に
適した印刷媒体は割高であるが、印刷媒体の種類に応じ
て印刷解像度が高解像度に変更されるので、割高な高解
像度用の印刷媒体を、誤って低解像度の印刷に使用して
しまうことを回避することができるという効果がある。
【0044】請求項3記載の多機能周辺装置によれば、
印刷解像度は印刷媒体の種類によって変更されるので、
印刷媒体に適した解像度で印刷を行うことができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である画像形成装置の斜視
図である。
【図2】 上記画像形成装置の内部に収納されたインク
ジェットプリンタの斜視図である。
【図3】 上記画像形成装置の電気的構成を示したブロ
ック図である。
【図4】 印刷解像度、記録紙の種類、及び、実際に用
いられる印刷解像度の関係を示した図である。
【図5】 画像形成装置のプリンタユニットで実行され
る印刷解像度決定処理のフローチャートである。
【図6】 第2実施例における、印刷解像度、記録紙の
種類、及び、実際に用いられる印刷解像度の関係を示し
た図である。
【図7】 第2実施例における画像形成装置のプリンタ
ユニットで実行される印刷解像度決定処理のフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 画像形成装置(多機能周辺装置) 3 操作パネル 23a 記録紙カウンタ(媒体種設定手
段) 23b 高解像度印刷フラグ(解像度設定
手段) 23c 印刷解像度メモリ 26 インクジェットプリンタ(プリン
タ) 53 パーソナルコンピュータ(PC) FU ファクシミリユニット PU プリンタユニット(制御手段) P 記録紙(印刷媒体)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷媒体に対して2種類以上の解像度で
    印刷可能なプリンタと、その2種類以上の解像度のう
    ち、印刷に用いられる1の解像度を設定する解像度設定
    手段と、その解像度設定手段により設定された解像度で
    前記プリンタに印刷を行わせる制御手段とを備えた多機
    能周辺装置において、 前記印刷媒体の種類を設定する媒体種設定手段と、 その媒体種設定手段により設定された種類の印刷媒体に
    印刷に適した解像度がある場合、その印刷媒体に適した
    解像度に前記制御手段による印刷解像度を変更する解像
    度変更手段とを備えたことを特徴とする多機能周辺装
    置。
  2. 【請求項2】 前記解像度変更手段は、前記媒体種設定
    手段により設定された種類の印刷媒体に適した解像度
    が、前記解像度設定手段により設定された解像度より高
    解像度である場合、前記制御手段による印刷解像度を高
    解像度に変更することを特徴とする請求項1記載の多機
    能周辺装置。
  3. 【請求項3】 印刷媒体に対して2種類以上の解像度で
    印刷可能なプリンタを備えた多機能周辺装置において、
    前記印刷媒体の種類によって印刷解像度を変更する解像
    度変更手段を備えたことを特徴とする多機能周辺装置。
JP16563797A 1997-06-23 1997-06-23 多機能周辺装置 Pending JPH1110849A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16563797A JPH1110849A (ja) 1997-06-23 1997-06-23 多機能周辺装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16563797A JPH1110849A (ja) 1997-06-23 1997-06-23 多機能周辺装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1110849A true JPH1110849A (ja) 1999-01-19

Family

ID=15816153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16563797A Pending JPH1110849A (ja) 1997-06-23 1997-06-23 多機能周辺装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1110849A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015168147A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、印刷装置の制御方法、及び、印刷装置の制御プログラム
JP2015168148A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、印刷装置の制御方法、及び、印刷装置の制御プログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015168147A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、印刷装置の制御方法、及び、印刷装置の制御プログラム
JP2015168148A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、印刷装置の制御方法、及び、印刷装置の制御プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0529615B1 (en) Facsimile apparatus
US6286928B1 (en) Apparatus for purging an ink jet head, and ink jet recorder including same
EP0655859B1 (en) Data processing method and apparatus
JP3147064B2 (ja) ファクシミリ装置および記憶媒体
JP3941162B2 (ja) シリアルプリンタ
US7775628B2 (en) Inkjet printer
US7726770B2 (en) Inkjet printer
JPH1110849A (ja) 多機能周辺装置
JP3941160B2 (ja) シリアルプリンタ
JP4345548B2 (ja) シリアルプリンタ
JP3549304B2 (ja) 記録装置
JPH1120196A (ja) インクジェットプリンタの回復装置
JP3890580B2 (ja) 通信端末装置および記憶媒体
JP2005111802A (ja) 印刷装置、印刷方法、及びプログラム
KR100306753B1 (ko) 잉크젯 복합기의 인쇄 정렬 방법
JP2006245902A (ja) 画像処理装置
JP2007307744A (ja) 画像形成装置
JPH11275278A (ja) 多機能装置
JP3702560B2 (ja) 多機能装置
KR100277772B1 (ko) 컬러 카트리지를 이용한 팩스 데이터의 프린팅 방법
JPH11243487A (ja) コピー装置・読取装置・記録装置
JP3997601B2 (ja) 読取装置
JP2003048356A (ja) 画像形成装置
JP2009117968A (ja) マルチファンクションプリンタ
JP2009117965A (ja) マルチファンクションプリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20031216

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20050601

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050607

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051108