JP4046887B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット方式によって記録を行い、記録紙の移動方向に配列され、インクを吐出する複数のノズルを具備する印字ヘッドを、上記記録紙の移動方向と垂直の方向とに移動し、複数ラインの記録を行い、コピー機能とファクシミリ機能とを有する記録装置が知られている。
【0003】
このような装置においては、印字すべき記録紙の幅よりも狭い幅の記録紙がセットされた場合、記録紙が存在しない部分、すなわちプラテンローラにインクを吐出する(プラテン印字)。
【0004】
上記プラテン印字を行うと、次に紙がそこを通過した際に、プラテンから記録紙にインクが転写され、記録紙の裏側が汚れる。
【0005】
また、上記のような記録装置を使用し、コピーとファクシミリとの機能を持つ装置が存在する。
【0006】
従来から、ファクシミリ装置では、通信時の原稿サイズがITU−T勧告で定められ、受信側がサポートすべき記録紙サイズもおのずと決まっている。
したがって、複数種類の記録紙サイズを使用できる装置において、記録部にセットされている記録サイズの判定方法としては、次の方法が知られている。つまり、記録部にセットしてある記録紙サイズを予め記録装置に登録しておくか、または、記録装置が記録可能な記録紙サイズの範囲の中で、ITU−T勧告されている記録紙サイズを判定するセンサを設け、記録紙サイズを判定するという方法が知られている。
たとえば、B4の記録幅がある場合は、B4サイズとA4サイズとの判定を行うセンサを設ける。したがって、たとえばA4幅を超えるために、記録できない記録装置では、記録紙サイズを判定する必要がない。
【0007】
また、ファクシミリ装置では、一般的に「自動受信」、すなわち着信が有り、相手がファクシミリ送信であった場合、ユーザが何も操作を行わなくても、受信したデータを印字する処理が一般的である。
【0008】
一方、コピー機能においては、様々なサイズの記録紙が使用される。たとえば、はがきが記録紙として使用される。記録紙としてはがきを使用する場合、はがきの幅よりも外側に印字しないように、記録紙サイズの設定をユーザが予め行うようになっている。つまり、たとえば「はがきコピーモード」をユーザが予め設定する。このように、ユーザが、たとえばはがきコピーモードを設定した場合、印字の幅がはがきの幅を超えないように制限される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記記録装置において、たとえばユーザが「はがきコピーモード」を選択し、はがきコピーを行った後、その状態のまま放置すると、ファクシミリの自動受信動作が行われ、受信データをそのまま印字する。つまり、上記の場合、はがきサイズの記録紙がセットされているのに、受信したデータをA4幅で印字し、したがって、プラテン印字を行うという問題があり、また、プラテン印字した部分の受信画像が欠落するという問題がある。
【0010】
上記のようにプラテン印字をした場合、その後、その部分に記録紙が通過すると、インクが転写されるだけでなく、状態が悪い場合は、半がわき状態のインクに紙が張り付き、記録紙詰まりを起こすこともあるという問題がある。
【0011】
また、そのまま放置し、インクが固まると、プラテンローラの表面が凸凹になる可能性もある。
【0012】
これを回避するためには、記録紙幅を検出するセンサを新たに設けなければならず、コストが上昇するという問題がある。
【0013】
本発明は、ファクシミリ受信画像の記録に適さないサイズの記録紙が記録部にセットされているときに、ファクシミリの受信があった場合、記録紙幅を検出する手段を新たに設けることなく、プラテンヘのインクの吐出を防ぐことができ、また、ファクシミリ受信画像の記録を行わなかったときに、受信データの喪失を防止することができ、通信の確実性を維持することができる記録装置を提供することを目的とするものである。
【0014】
また、本発明は、ファクシミリ受信画像の記録を行わなかったときに、送信側に送信が失敗したことを通知することができる記録装置を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載発明は、ファクシミリ受信画像記録用の記録紙とは異なる小サイズの記録紙を用いてコピーを行う設定を設け、ユーザが上記設定を選択した場合、上記設定が解除されるまでの間にファクシミリを受信すると、受信データを印字せずに、記憶手段に記憶し、上記設定が解除された後に、印字を行うようにしたものである。
【0016】
また、請求項2記載発明は、記録装置がファクシミリ受信画像記録用の記録紙とは異なる小サイズの記録紙を用いてコピーを行う設定がされている場合は、ファクシミリ通信をエラー終了するようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態および実施例】
図1は、本発明の一実施例である記録装置における記録部の構成を示す図である。
【0018】
上記記録部において、インクカートリッジ部201は、記録ヘッド202とインクタンク203とを有する。記録ヘッド202には、インク滴を吐出する数個のノズルが、図1中、G方向に配列され、制御部によって指定された位置に、インクを吐出する。
インクタンク203は、インクを貯蔵し、ヘッドに供給するものであり、交換が可能である。カートリッジ部201には、インクタンク203の着脱を検知する手段が設けられている。
【0019】
インクカートリッジ部201がガイドシャフト204にそって、インクを吐出しながら、プラテンローラ208上を、図1中、H方向に移動することによって、数ラインの記録を行う。なお、ここでは、インクカートリッジ部201が片道だけ移動することによって記録する数ラインを1ブロックと表現する。上記移動手段は、図示しないモータ等によって構成されている。
【0020】
カートリッジ位置センサ205は、透過型のフォトインタラプタが用いられ、カートリッジ部201に設けられた遮光板206がその光路を遮ることによって、カートリッジ部201の位置が検知される。この検知信号は制御部に送信され、制御部は、この検地された位置を基準として、インクカートリッジ部201の位置、印字位置の制御を行う。
【0021】
1ブロック(インクカートリッジ部201が片道だけ移動することによって記録する数ライン)を記録した後、記録紙207をG方向に移動させる。引き続き、次のブロックを印字する。これを印字終了またはぺ一ジ後端まで繰り返す。なお、上記移動手段は、図示しないモータ等によって構成されている。
【0022】
記録紙有無の検知手段209は、印字位置よりも上流側に設置され、記録紙207がセンサ位置に達してから排出されるまで信号を出力する。
【0023】
図2図は、上記実施例における記録紙検知手段209の一例を表す図である。
【0024】
記録紙検知手段209は、フォトインタラプタ301、アクチュエータ302によって構成される。
【0025】
アクチュエータ302は、記録紙無しの状態で記録紙流路に設けられた穴に落ち込むようになっており、このときに、遮光板302は、フォトインタラプタ301の光路を遮っていない(図2図(1))。
【0026】
記録紙207が搬送され、アクチュエータ302の部分に記録紙207がかかった状態では、遮光板206は、フォトインタラプタ301の光路を遮る(図2図(2))。
【0027】
したがって、フォトインタラプタ301の出力を見ることによって、記録紙207の有無を検知することができる。
【0028】
図3は、上記実施例である記録装置を示すブロック図である。
【0029】
制御部401は、装置全体を制御し、CPUと、制御プログラムや各種データを記憶しているROMと、各種データの一時的な保存等に使用されるRAM等によって構成されている。
【0030】
カートリッジ部402には、制御部401から制御信号と画像信号とが送られ、それにしたがって、記録ヘッドがインクを吐出する。
【0031】
記録紙センサ403は、記録紙有無の情報を出力する。
【0032】
キャリッジモータ404は、インクカートリッジ部を移動させるものであり、搬送モータ406は、記録紙を移動させるものである。いずれも、制御部からモータ駆動回路405を経由した信号によって駆動される。
【0033】
カートリッジ位置センサ407は、フォトインタラプタの出力を制御部401に送出するものである。
【0034】
操作パネル408には、使用者が種々の操作や指示を行うためのスイッチ類と、メッセージ表示を行うための表示装置(通常はLCDパネル等)が設けられている。
【0035】
制御部401は、インターフェイス部409を介して、外部コンピュータから記録命令や記録画像データを受信するとともに、インク切れ等、記録装置の状態に関するデータを外部コンピュータに送信する。
【0036】
スキャナ部410において、センサ411が原稿画像を読み取り画像処理部412が画像を適当なデータに変換して出力する。コピーの場合は、その画像が記録部によって記録され、ファクシミリ送信の場合は、通信制御部416を介して送信される。また、原稿搬送のためのモータ414と、その駆動回路413とが設けられている。
【0037】
通信制御部416は、上記記録装置がファクシミリ装置として使用される場合、これを介してデータが送受信される。
【0038】
次に、上記実施例である記録装置の記録動作について説明する。
【0039】
図4は、上記実施例である記録装置の動作を示すフローチャートである。
【0040】
このフローチャートは、上記実施例である記録装置がファクシミリの自動受信モード状態で受信した場合における動作を示すものである。
【0041】
小サイズの記録紙を使用するモードとしては、たとえば「はがきコピーモード」等が考えられる。
【0042】
使用者は、はがきコピーを行いたい場合、まず記録紙としてはがきをセットし、原稿をセットした後に、操作部に設けられたスイッチによって、「はがきコピーモード」を選択する。モード選択のスイッチは、専用のスイッチでなくても、他のスイッチと兼用したスイッチでもよい。
【0043】
このモードが選択された後、「コピー」スイッチによってコピー動作が開始される。この場合、はがきの幅よりも外側に印字しないように制御される。コピー終了後、通常の場合、使用者は、記録紙をファクシミリ受信画像記録用の記録紙に戻し、「はがきコピーモード」を解除する。「はがきコピーモード」の解除は専用、または兼用のスイッチを設けてもよいし、使用者が他のモード(たとえばFAXモード)への移行を選択したことによって、解除するようにしてもよい。
【0044】
「はがきコピーモード」が選択された場合、記録装置は、「はがきコピーモード」であることを記憶しておく。たとえば、メモリ上の所定の位置にフラグを設け、このフラグをONにする。また、何らかの方法によって「はがきコピーモード」が解除されたときは、上記フラグをOFFにする。
【0045】
ここで、記録装置が、ファクシミリの自動受信モードによって受信したときに(S0)、まず上記フラグを確認する。
【0046】
フラグがOFFであれば(S1)、「はがきコピーモード」が解除されているので、受信データを印字する(S7)。
【0047】
フラグがONの場合は(S1)、受信データを印字せずにメモリ(RAM)に記憶する(代行受信)(S2)。
【0048】
受信終了後、何らかの方法によって「はがきコピーモード」が解除されたときに(S3)、メモリに記憶されていたデータを印字する(S4)とともに,フラグをOFFにする(S5)。
【0049】
この場合、「はがきコピーモード」の解除によって自動的に受信データを記録してもよい。または受信データ印字のスイッチ等を設け,はがきコピーモードが解除された後に、上記スイッチが押されたことによって、印字動作を行うようにしてもよい。
【0050】
受信データが正常に印字されたときはメモリにある受信データを消去する。
【0051】
つまり、上記実施例は、インクジェット方式によって記録を行い、記録紙の移動方向に配列され、インクを吐出する複数のノズルを具備する印字ヘッドを、上記記録紙の移動方向と垂直の方向とに移動し、複数ラインの記録を行い、コピー機能とファクシミリ機能とを有する記録装置において、ファクシミリ受信画像記録用の記録紙とは異なる小サイズの記録紙にコピーを行うように設定する設定手段と、上記記録装置の使用者が上記設定を選択している場合、上記設定が解除されるまでの間にファクシミリを受信すると、受信データを印字せずに記憶手段に記憶し、上記設定が解除された後に、印字を行う制御手段とを有する記録装置の例である。
【0052】
さらに、第2実施例では、記録装置がファクシミリ受信画像記録用の記録紙とは異なる小サイズの記録紙を用いてコピーを行う設定にある場合は、ファクシミリ通信をエラー終了するようにしたものである。
【0053】
上記のようにたとえば「はがきコピーモード」が選択されているときに、ファクシミリを受信した場合、ファクシミリの手順においてエラーとして終了する。なお、第1実施例において新たに代行受信しようとしたときに、代行受信またはその他の動作によってに既にメモリに空きがない場合、第2実施例のように通信をエラー終了させるようにしてもよい。
【0054】
つまり、上記第2実施例は、インクジェット方式によって記録を行い、記録紙の移動方向に配列され、インクを吐出する複数のノズルを具備する印字ヘッドを、上記記録紙の移動方向と垂直の方向とに移動し、複数ラインの記録を行い、コピー機能とファクシミリ機能とを有する記録装置において、ファクシミリ受信画像記録用の記録紙とは異なる小サイズの記録紙にコピーを行うように設定する設定手段と、上記記録装置の使用者が上記設定を選択している場合、上記設定が解除されるまでの間にファクシミリを受信すると、ファクシミリ通信をエラー終了する制御手段とを有する記録装置の例である。
【0055】
なお、上記各実施例において、小サイズの記録紙の例として「はがきコピーモード」を想定したが、それ以外のサイズ、たとえば「写真コピーモード」等でもよく、また複数のモードを設けるようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、ファクシミリ受信画像記録用の記録紙以外のサイズの記録紙にも記録可能な記録系を有するインクジェット記録方式のファクシミリ装置において、新たに記録紙幅を検出するセンサを設けることなく、すなわちコストを上げることなく、記録部にセットされている記録紙が、ファクシミリ受信画像記録用の記録紙か否かを推定することができ、したがって、ファクシミリ受信画像の記録時に不適切な記録紙がセットされていても、プラテンヘのインクの吐出を防ぐことができ、また、記録部にファクシミリ受信画像の記録に適さないサイズの記録紙がセットされていると推定されたときは、ファクシミリ受信データをメモリに記憶することによって、受信したファクシミリ画像データを失うことがなく、送信側が再度送信を行う必要がないという効果を奏する。
【0057】
請求項2記載の発明によれば、記録部にファクシミリ受信画像の記録に適さないサイズの記録紙がセットされていると推定したときは、ファクシミリ通信をエラー終了するように構成することによって、送信側で送ったファクシミリが、相手に届いていないことが分り、これは十分なメモリを有していない装置、あるいはメモリの空き容量が十分でない場合に有効であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である記録装置における記録部の構成を示す図である。
【図2】図2図は、上記実施例における記録紙検知手段209の一例を表す図である。
【図3】上記実施例である記録装置を示すブロック図である。
【図4】上記実施例である記録装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
201…インクカートリッジ部、
202…記録ヘッド、
207…記録紙、
209…記録紙有無検地手段、
301…フォトインタラプタ、
401…制御部。

Claims (2)

  1. インクジェット方式によって記録を行い、コピー機能とファクシミリ機能とを有する記録装置において、
    ファクシミリ受信画像記録用の記録紙よりサイズが小さい記録紙にコピーを行うように設定する設定手段と;
    上記記録装置の使用者が上記設定を選択している場合、上記設定が解除されるまでの間にファクシミリを受信すると、受信データを印字せずに記憶手段に記憶し、上記設定が解除された後に、印字を行う制御手段と;
    を有することを特徴とする記録装置。
  2. インクジェット方式によって記録を行い、コピー機能とファクシミリ機能とを有する記録装置において、
    ファクシミリ受信画像記録用の記録紙よりサイズが小さい記録紙にコピーを行うように設定する設定手段と;
    上記記録装置の使用者が上記設定を選択している場合、上記設定が解除されるまでの間にファクシミリを受信すると、ファクシミリ通信をエラー終了する制御手段と;
    を有することを特徴とする記録装置。
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