JP2005128867A - 無線タグ情報通信装置用カートリッジ、無線タグ情報通信装置、及び無線タグ回路素子処理システム - Google Patents

無線タグ情報通信装置用カートリッジ、無線タグ情報通信装置、及び無線タグ回路素子処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】UHF帯等の高周波を用いる場合であっても読み込み又は書き込み対象でない他の無線タグ回路素子に対し情報の読み込み又は書き込みが行われるのを防止しつつ、大量の無線タグを効率よく生成する。
【解決手段】IC回路部100及びアンテナ部101を備えた複数の無線タグ回路素子10Aを収納する無線タグ回路素子収納体と、複数の無線タグ回路素子10Aに関わる情報を保持したメモリ150とを有し、IC回路部100の無線タグ情報にアクセスするアクセス情報を生成するとともにそのアクセス情報をUHF帯等の高周波を用いた無線通信により非接触でアンテナ部101に伝達しIC回路部100より無線タグ情報の読み出しを行う無線タグ情報通信装置2に着脱可能に取り付けられる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、無線通信により外部と情報の授受が可能な無線タグに関わり、特に、無線タグに備えられた無線タグ回路素子に対して外部より情報の読み出し又は書き込みを行うための無線タグ情報通信装置用カートリッジ、無線タグ情報通信装置、及び無線タグ回路素子処理システムに関する。
小型の無線タグとリーダ(読みとり装置)/ライタ(書き込み装置)との間で非接触で情報の読み出し/書き込みを行うRFID(Ratio Frequency Identification)システムが知られている。例えばラベル状の無線タグに備えられた無線タグ回路素子は、所定の情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続されて情報の送受信を行うアンテナ部とを備えており、無線タグが汚れている場合や見えない位置に配置されている場合であっても、リーダ/ライタ側よりIC回路部に対して情報の読み出し/書き込みが可能であり、商品管理や検査工程等の様々な分野において実用が期待されている。
例えば、このような無線タグ回路素子に対し情報の書き込みを行うライタ(書き込み装置)としては、特許文献1に記載のものが知られている。この従来技術では、所定間隔で長方形状のラベルが貼り付けられた帯状の用紙を用紙供給部から順次巻き出して筐体の一方側から供給し、筐体内のモジュールで生成した所定の情報を、上記帯状の用紙の搬送路に設けた読み出し/書き込みアンテナを介してラベルに貼り付けられた無線タグ回路素子側に送信することにより、無線タグ回路素子のIC回路部に対して順次書き込みが行われ、最終的に筐体の他方側から排出する。
特開2002−2026号公報(段落番号0002〜0009、図1〜4)
無線タグとの通信においては、その周波数帯域として、従来、古くから利用されている125KHz帯、利用実績が多い13.56MHz帯等が用いられてきた。しかしながら、これらの帯域を用いたものでは通信距離が短くなるため、無線タグとしての用途が限られてしまうという難点があった。そこで、今後は、周波数帯域として、欧米で多く利用されているUHF帯等(830〜930MHz帯、2.45GHz帯等)の高周波の利用が考えられつつある。
上記従来技術においては、このような高周波帯を利用する場合についてまで特に配慮されていないため、そのままでは、通信距離が長くなることによって本来の情報書き込み対象である無線タグ回路素子のみならず、後続の他の無線タグ回路素子のIC回路部にまで情報が書き込まれてしまう可能性があった。
また、無線タグ回路素子からの読み出しの際においても、上記同様、そのままでは、通信距離が長くなることによって本来の情報読み出し対象である無線タグ回路素子のみならず、後続の他の無線タグ回路素子のIC回路部の情報が読み出されてしまう可能性があった。
本発明の目的は、UHF帯等の高周波を用いる場合であっても読み出し又は書き込み対象でない他の無線タグ回路素子に対し情報の読み出し又は書き込みが行われるのを防止しつつ、大量の無線タグを効率よく生成することができる無線タグ情報通信装置用カートリッジ、無線タグ情報通信装置、無線タグ回路素子処理システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、情報を記憶するIC回路部及びこのIC回路部に接続され情報の送受信を行うアンテナ部を備えた複数の無線タグ回路素子を収納する無線タグ回路素子収納体と、前記複数の無線タグ回路素子に関わる情報を保持した記憶手段とを有し、前記IC回路部の無線タグ情報にアクセスするアクセス情報を生成するとともにそのアクセス情報を無線通信により非接触で前記IC回路部に伝達し前記IC回路部の前記無線タグ情報にアクセスする無線タグ情報通信装置に着脱可能に取り付けられることを特徴とする。
無線タグ情報通信装置では、IC回路部の無線タグ情報にアクセスするアクセス情報を生成するとともに、そのアクセス情報が非接触によって無線タグ回路素子のIC回路部に伝達される。このとき、UHF帯等の高周波を用いた無線通信により送受信を行う場合には、その特性上通信距離が長くなる。このため、例えばラベル素材に担持した複数の無線タグ回路素子を順次取り出してアクセスを行うとき、そのままでは所定のアクセス位置にある本来のアクセス対象の無線タグ回路素子のみならず、アクセス位置にない他の無線タグ回路素子にまでアクセスし情報が読み出され又は書き込まれてしまう可能性がある。したがって、上記アクセスを行う前にそのアクセス対象である無線タグ回路素子を特定し、その特定した素子のIC回路部に対してのみアクセスを行うようにする必要がある。一方、例えば無線タグを生成する場合においては、上記無線タグ回路素子を担持したラベル素材からなる無線タグ回路素子収納体は原材料であっていわば消耗品であり、1つの無線タグ回路素子収納体を用いてすべての無線タグの生成が終了したら、新たな無線タグ回路素子収納体を無線タグ情報通信装置に装着して再び無線タグ生成作業を行う。
本願第1発明は、以上に鑑み、無線タグ回路素子収納体を無線タグ情報通信装置側に着脱可能なカートリッジ化するとともに、このカートリッジに記憶手段を設け、無線タグ回路素子収納体のすべての無線タグ回路素子に関わる情報、例えば無線タグ回路素子の識別情報を保持させる。
これにより、カートリッジの製造時において例えばラベル素材に無線タグ回路素子を順次担持させて無線タグ回路素子収納体を構成する際、そのときに把握される各無線タグ回路素子の情報を例えばカートリッジからの取り出し順に併せて予め記憶手段に保持させておけば、無線タグ情報通信装置にカートリッジを装着しIC回路部へアクセスを行うときにカートリッジ外部(例えば無線タグ情報通信装置のアクセス制御部)から記憶手段にアクセスし今回情報を読み出すべき又は書き込むべき無線タグ回路素子の例えば識別情報を得ることができる。この結果、読み出し又は書き込み対象の無線タグ回路素子を容易に特定できるので、その特定した無線タグ回路素子に対してのみ通信を行うようにすることで、読み出し又は書き込み対象でない他の無線タグ回路素子に対し情報の読み出し又は書き込みが行われるのを防止できる。そして、そのような記憶手段を無線タグ回路素子収納体とともにカートリッジ内に配置したことにより、カートリッジ着脱の際にも無線タグ回路素子収納体の無線タグ回路素子と記憶手段に保持された情報との一体的な関連づけを確実に維持することができる。以上のようにして、読み出し又は書き込み対象でない他の無線タグ回路素子に対し情報の読み出し又は書き込みが行われるのを防止しつつ、大量の無線タグを効率よく生成することができる。
第2の発明は、上記第1発明において、前記記憶手段は、前記複数の無線タグ回路素子の識別情報を保持することを特徴とする。
これにより、例えばラベル素材に担持した各無線タグ回路素子を直接的かつ確実に特定することができる。また識別情報から使用周波数を推定することも可能である。
第3の発明は、上記第1又は第2発明において、前記記憶手段は、前記複数の無線タグ回路素子の使用周波数に関する情報を保持することを特徴とする。
これにより、例えば1つの無線タグ情報通信装置に対し、使用周波数の異なる複数種類の無線タグ回路素子収納体を適宜交換して使う場合においても、各無線タグ回路素子収納体に対応した周波数を容易に選択し確実に通信を行うことができる。
第4の発明は、上記第1乃至第3発明において、前記記憶手段は、前記複数の無線タグ回路素子の通信プロトコル種類に関する情報を保持することを特徴とする。
これにより、例えば1つの無線タグ情報通信装置に対し、使用する通信プロトコルの異なる複数種類の無線タグ回路素子収納体を適宜交換して使う場合においても、各無線タグ回路素子収納体に対応した通信プロトコルを容易に選択し確実に通信を行うことができる。
第5の発明は、上記第1乃至第4発明において、前記記憶手段は、情報を読み出しかつ書き込み可能に構成されていることを特徴とする。
これにより、カートリッジ側から取り出した無線タグ回路素子に対しアクセスが終わるごとに、例えばカートリッジ外部のアクセス制御部から記憶手段にアクセスし、記憶手段内の無線タグ回路素子に関する情報を書き込み更新することができる。
第6の発明は、上記第1乃至第5発明において、カートリッジ外部より前記記憶手段への情報の読み出し書き込みを行うための着脱可能な通信インターフェイス手段をさらに有することを特徴とする。
これにより、カートリッジの無線タグ情報通信装置側への着脱性を確保しつつ、取り付け時において通信インターフェイス手段を介し確実にカートリッジ内の記憶手段とカートリッジ外部との間の通信経路を確保することができる。
第7の発明は、上記第1乃至第6発明において、前記無線タグ回路素子収納体は、その長手方向に前記複数の無線タグ回路素子が順次形成されたテープ状のラベル素材と、このテープ状のラベル素材を巻き回すリール部材とを備えていることを特徴とする。
これにより、リール部材を回転させテープ状ラベル素材を巻き出すことにより、複数の無線タグ回路素子を順次取り出すことができる。
第8の発明は、上記第1乃至第6発明において、前記無線タグ回路素子収納体は、それぞれに1つの前記無線タグ回路素子が形成された平紙状の複数のラベル素材と、これら複数の平紙状のラベル素材を平積み方向に積層して収納するトレイ部材とを備えていることを特徴とする。
これにより、トレイ部材の例えば一側面(例えば上方側又は下方側)に設けた取り出し口より平紙状のラベル素材を1枚ずつ引き出すことで、複数の無線タグ回路素子を順次取り出すことができる。
上記目的を達成するために、第9の発明は、情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続され情報の送受信を行うアンテナ部とを備えた複数の無線タグ回路素子を収納する無線タグ回路素子収納体;前記複数の無線タグ回路素子に関わる情報を保持した記憶手段;を有し、前記複数の無線タグ回路素子を順次取り出せるように着脱可能に取り付けられるカートリッジと、前記IC回路部の無線タグ情報にアクセスするアクセス情報を生成するアクセス情報生成部と、このアクセス情報生成部で生成したアクセス情報を、前記順次取り出した無線タグ回路素子の前記IC回路部に無線通信を介して非接触で伝達し、前記無線タグ情報にアクセスを行う情報アクセス部と、前記記憶手段に保持された情報を読み出し、この読み出した情報に基づき、前記情報アクセス部によるアクセス動作を制御するアクセス制御部とを有することを特徴とする。
アクセス情報生成部で所定のアクセス情報が生成されると、そのアクセス情報は情報アクセス部によって非接触によって無線タグ回路素子のIC回路部に伝達される。ここで例えばUHF帯等の高周波を用いる場合、その特性上通信距離が長くなる。このため、例えばラベル素材に担持した複数の無線タグ回路素子を順次取り出してアクセスを行うとき、そのままでは所定のアクセス位置にある本来のアクセス対象の無線タグ回路素子のみならず、アクセス位置にない他の無線タグ回路素子にまでアクセスし情報が読み出され又は書き込まれてしまう可能性がある。したがって、上記アクセスを行う前にそのアクセス対象である無線タグ回路素子を特定し、その特定した素子のIC回路部に対してのみアクセスを行うようにする必要がある。一方、例えば無線タグを生成する場合においては、上記無線タグ回路素子を担持したラベル素材からなる無線タグ回路素子収納体は原材料であっていわば消耗品であり、1つの無線タグ回路素子収納体におけるすべての無線タグの生成が終了したら、新たな無線タグ回路素子収納体を無線タグ情報通信装置に装着して再び無線タグ生成作業を行うのが通常である。
本願第9発明は、以上に鑑み、無線タグ回路素子収納体を無線タグ情報通信装置側に着脱可能なカートリッジ化するとともに、このカートリッジに記憶手段を設け、無線タグ回路素子収納体のすべての無線タグ回路素子に関わる情報、例えば無線タグ回路素子の識別情報を保持させる。そして、アクセス制御部がその記憶手段に保持された情報を読み出し、これに基づいて情報アクセス部によるアクセス動作を制御する。
これにより、カートリッジの製造時において例えばラベル素材に無線タグ回路素子を順次担持させて無線タグ回路素子収納体を構成する際、そのときに把握される各無線タグ回路素子の情報を例えばカートリッジからの取り出し順に併せて予め記憶手段に保持させておけば、無線タグ情報通信装置にカートリッジを装着しIC回路部へアクセスを行うときにカートリッジ外部のアクセス制御部から記憶手段にアクセスし今回情報を読み出すべき又は書き込むべき無線タグ回路素子の例えば識別情報を得ることができる。この結果、アクセス制御部にて読み出し又は書き込み対象の無線タグ回路素子を容易に特定できるので、これをもとに情報アクセス部を制御し例えばその特定した無線タグ回路素子に対してのみ読み出し又は書き込みを行うようにすれば、読み出し又は書き込み対象でない他の無線タグ回路素子に対し情報の読み出し又は書き込みが行われるのを防止できる。またこのとき、上記記憶手段を無線タグ回路素子収納体とともにカートリッジ内に配置したことにより、カートリッジ着脱の際にも無線タグ回路素子収納体の無線タグ回路素子と記憶手段に保持された情報との一体的な関連づけを確実に維持することができる。以上のようにして、読み出し又は書き込み対象でない他の無線タグ回路素子に対し情報の読み出し又は書き込みが行われるのを防止しつつ、大量の無線タグを効率よく生成することができる。
第10の発明は、上記第9発明において、前記アクセス制御部は、前記読み出した情報に基づき、前記カートリッジから順次取り出される無線タグ回路素子のうちアクセス対象の無線タグ回路素子を特定し、前記情報アクセス部は、前記アクセス制御部によって特定された無線タグ回路素子に対してアクセスを行うことを特徴とする。
これにより、読み出し又は書き込み対象でない他の無線タグ回路素子に対し情報の読み出し又は書き込みが行われるのを確実に防止できる。
第11の発明は、上記第9又は10発明において、前記アクセス制御部へ接続され、前記カートリッジの前記記憶手段から前記アクセス制御部への情報読み出しを行うための第1通信インターフェイス手段をさらに有し、前記カートリッジは、前記第1通信インターフェイス手段に着脱可能に構成され、前記記憶手段からの情報読み出しを行うための第2通信インターフェイス手段を備えることを特徴とする。
これにより、カートリッジの無線タグ情報通信装置側への着脱性を確保しつつ、取り付け時において第1及び第2通信インターフェイス手段を介して確実にカートリッジ内の記憶手段とカートリッジ外のアクセス制御部との間の通信経路を確保することができる。
上記目的を達成するために、第12の発明は、情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続され情報の送受信を行うアンテナ部とを備えた複数の無線タグ回路素子を収納する無線タグ回路素子収納体;前記複数の無線タグ回路素子に関わる情報を保持した記憶手段;を有し、前記複数の無線タグ回路素子を順次取り出せるように着脱可能に取り付けられるカートリッジと、前記IC回路部の無線タグ情報にアクセスするアクセス情報を生成するアクセス情報生成部と、このアクセス情報生成部で生成したアクセス情報を、前記順次取り出した無線タグ回路素子の前記IC回路部に無線通信を介して非接触で伝達し、前記無線タグ情報にアクセスを行う情報アクセス部と、前記記憶手段に保持された情報を読み出し、この読み出した情報に基づき、前記情報アクセス部によるアクセス動作を制御し、さらにその制御された前記情報アクセス部のアクセス動作に応じて前記記憶手段に保持された情報の更新処理を行う情報処理制御部とを有することを特徴とする。
本願第12発明は、無線タグ回路素子収納体を無線タグ情報通信装置側に着脱可能なカートリッジ化するとともに、このカートリッジに記憶手段を設け、無線タグ回路素子収納体のすべての無線タグ回路素子に関わる情報、例えば無線タグ回路素子の識別情報を保持させる。
そして、情報処理制御部がその記憶手段に保持された情報を読み出し、これに基づいて情報アクセス部によるアクセス動作を制御する。これにより、カートリッジの製造時において例えばラベル素材に無線タグ回路素子を順次担持させて無線タグ回路素子収納体を構成する際、そのときに把握される各無線タグ回路素子の情報を例えばカートリッジからの取り出し順に併せて予め記憶手段に保持させておけば、無線タグ情報通信装置にカートリッジを装着しIC回路部へアクセスを行うときにカートリッジ外部の情報処理制御部から記憶手段にアクセスし今回情報を読み出すべき又は書き込むべき無線タグ回路素子の例えば識別情報を得ることができる。この結果、情報処理制御部にて読み出し又は書き込み対象の無線タグ回路素子を容易に特定できるので、これをもとに情報アクセス部を制御し例えばその特定した無線タグ回路素子に対してのみ読み出し又は書き込みを行うようにすれば、読み出し又は書き込み対象でない他の無線タグ回路素子に対し情報の読み出し又は書き込みが行われるのを防止できる。また例えば上記のようにして読み出し又は書き込み対象である1つの無線タグ回路素子への情報読み出し又は書き込みが終了したら、情報処理制御部が記憶手段にアクセスして記憶手段に保持された情報の更新処理を行い、例えば次の読み出し又は書き込み対象となる無線タグ回路素子の識別情報を得ることができる。したがって、これを繰り返すことにより、読み出し又は書き込み対象でない他の無線タグ回路素子に対し情報の読み出し又は書き込みが行われるのを防止しつつ、無線タグを効率よく生成することができる。さらにこのとき、上記記憶手段を無線タグ回路素子収納体とともにカートリッジ内に配置したことにより、カートリッジ着脱の際にも無線タグ回路素子収納体の無線タグ回路素子と記憶手段に保持された情報との一体的な関連づけを確実に維持することができる。
以上のようにして、本願第12発明においては、読み出し又は書き込み対象でない他の無線タグ回路素子に対し情報の読み出し又は書き込みが行われるのを防止しつつ、確実に大量の無線タグを効率よく生成することができる。
第13の発明は、上記第12発明において、前記記憶手段は、前記カートリッジ内に残存する無線タグ回路素子の残数に関する情報を保持しており、前記情報処理制御部は、前記順次取り出される無線タグ回路素子に対し前記情報アクセス部によるアクセス動作が行われるのに応じて、前記残数に関する情報を書き換えることを特徴とする。
これにより、通常ではわかりにくいカートリッジ内に残存する無線タグ回路素子の数を常時確実にかつ正確に把握することが可能となる。
第14の発明は、上記第13発明において、前記情報処理制御部は、前記記憶手段に保持された前記残数が所定のしきい値より小さくなった場合、前記カートリッジ内の未使用無線タグ回路素子が少ないことを警告するための警告信号を出力することを特徴とする。
これにより、カートリッジ内に残存する無線タグ回路素子の数が少なくなってきたら、次の新しいカートリッジを予め準備しておく等の対応が可能となり、大量の無線タグをさらに効率よく生成することができる。
第15の発明は、上記第12発明において、前記記憶手段は、前記カートリッジ内より取り出されアクセスされた無線タグ回路素子の使用数に関する情報を保持しており、前記情報処理制御部は、前記順次取り出される無線タグ回路素子に対し前記情報アクセス部によるアクセス動作が行われるのに応じて、前記使用数に関する情報を書き換える。
これにより、通常ではわかりにくいカートリッジ内に残存する無線タグ回路素子の数を常時確実にかつ正確に把握することが可能となる。
第16の発明は、上記第15発明において、前記情報処理制御部は、前記記憶手段に保持された前記使用数が所定のしきい値より大きくなった場合、前記カートリッジ内の未使用無線タグ回路素子が少ないことを警告するための警告信号を出力することを特徴とする。
これにより、カートリッジ内に残存する未使用無線タグ回路素子の数が少なくなってきたら、次の新しいカートリッジを予め準備しておく等の対応が可能となり、大量の無線タグをさらに効率よく生成することができる。
第17の発明は、上記第12発明において、前記無線タグ回路素子収納体の複数の無線タグ回路素子は、それぞれに付された識別子が前記カートリッジからの取り出し順序に沿うように、ラベル素材に担持されており、前記記憶手段は、前記複数の無線タグ回路素子に関わる情報として、前記カートリッジ内の複数の無線タグ回路素子のうち前記カートリッジより最初に取り出される無線タグ回路素子の開始識別子と、前記カートリッジより最後に取り出される無線タグ回路素子の終了識別子と、現時点で次にアクセスが行われるべき無線タグ回路素子の次処理識別子とを保持しており、前記情報処理制御部は、前記情報アクセス部のアクセス動作に応じて前記記憶手段に保持された前記次処理識別子の移行処理を行うことを特徴とする。
例えば情報アクセス部が無線タグ回路素子の読み出し又は書き込み処理を終えるごとに、記憶手段内の次処理識別子が取り出し順序に沿って順次移行していくことにより、次の読み出し又は書き込み対象となる無線タグ回路素子の識別情報を確実に得ることができる。
第18の発明は、上記第12発明において、前記無線タグ回路素子収納体の複数の無線タグ回路素子は、それぞれに付された識別子が前記カートリッジからの取り出し順序と無関係に、ラベル素材に担持されており、前記記憶手段は、前記複数の無線タグ回路素子に関わる情報として、前記カートリッジ内のすべての無線タグ回路素子の識別子列と、現時点ですでにアクセスされた無線タグ回路素子の使用数情報とを保持しており、前記情報処理制御部は、前記情報アクセス部のアクセス動作に応じて前記記憶手段に保持された前記使用数情報の増加処理を行うことを特徴とする。
例えば記憶手段に保持したすべての無線タグ回路素子の識別子列に対し、はじめから何番目までの無線タグ回路素子を使用したかという使用数情報をあてはめれば、次の読み出し又は書き込み対象となる無線タグ回路素子の識別情報を得ることができる。したがって、例えば情報アクセス部が無線タグ回路素子のアクセスを終えるごとに、記憶手段内の使用数情報を1つずつ増大させるようにすれば、無線タグ回路素子収納体の各無線タグ回路素子の識別子がカートリッジからの取り出し順序と無関係な態様で付されていたとしても、次の読み出し又は書き込み対象となる無線タグ回路素子の識別情報を順次確実に得ることができる。
本発明によれば、UHF帯等の高周波を用いる場合であっても読み出し又は書き込み対象でない他の無線タグ回路素子に対し情報の読み出し又は書き込みが行われるのを防止しつつ、大量の無線タグを効率よく生成することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、本発明を、無線タグ回路素子処理システムの1つである読み出しのみ可能な(書き込みは不可の)無線タグ生成システムに適用した場合の実施形態である。
図1は、本実施形態の無線タグ情報通信装置が適用される無線タグ生成システムを表すシステム構成図である。
図1に示すこの無線タグ生成システム1において、本実施形態による無線タグ情報通信装置2は、有線あるいは無線による通信回線3を介してルートサーバ4、端末5、汎用コンピュータ6、及び複数の情報サーバ7に接続されている。
図2は、上記無線タグ情報通信装置2の詳細構造を表す概念的構成図である。
図2において、無線タグ情報通信装置2は、複数の無線タグ回路素子10Aを複数収納するとともに、それらを順次取り出し可能に構成された着脱自在のカートリッジ(=無線タグ回路素子収納部)20を有している。
図3は、上記カートリッジ20の詳細構造を表す図2中III方向からみた矢視図である。
図3及び前述の図2において、カートリッジ20は、その長手方向に複数の無線タグ回路素子10Aが順次形成された(詳細は後述)帯状の基材テープ(テープ状ラベル素材)21が巻き回された第1ロール(リール部材)22と、上記基材テープ21と略同じ幅である透明なカバーフィルム23が巻回された第2ロール24と、印字用のインクリボン25が巻回されたインクリボンロール26と、印字後のインクリボン25を巻き取るための巻取ローラ27と、上記基材テープ21とカバーフィルム23とを押圧し接着させタグテープ28としつつ矢印で示す方向にテープ送りをする圧着ローラ29とが、それぞれの軸心回りに自転可能に設けられている。またこれらのうち巻き取りローラ27及び圧着ローラ29は、それぞれカートリッジ外に設けた例えばパルスモータであるカートリッジ用モータ30(図2参照)の駆動力によって回転駆動される。このカートリッジ用モータ30の駆動はカートリッジ駆動回路31(図2参照)によって制御される。
基材テープ21は図3に部分拡大して示すように4層構造となっており、後にカバーフィルム23が接着される側(図3中右側)よりその反対側(図3中左側)へ向かって、粘着層32、PET(ポリエチレンテレフタラート)等から成る色付きのベースフィルム33、粘着層34、剥離紙35の順序で積層され構成されている。なお、基材テープ21と第1ロール22とで無線タグ回路素子収納体を構成している。
ベースフィルム33の裏側(図3中左側)には、IC回路部100が一体的に設けられており、ベースフィルム33の裏側の表面にはアンテナ部101が形成されており、これらIC回路部100及びアンテナ部101によって無線タグ回路素子10Aが構成されている(後述の図7も参照)。
図4は、この無線タグ回路素子10Aの機能的構成を表す機能ブロック図である。
この図4において、無線タグ回路素子10Aは、無線タグ情報通信装置2に備えられたアンテナ40(詳細は後述)とUHF帯等の高周波を用いて非接触で信号の送受信を行う上記アンテナ部(タグ側アンテナ部)101と、このアンテナ部101に接続されたIC回路部100とを有している。
IC回路部100は、アンテナ部101により受信された搬送波を整流する整流部111と、この整流部111により整流された搬送波のエネルギを蓄積し駆動電源とするための電源部112と、上記アンテナ部101により受信された搬送波からクロック信号を抽出して制御部113(後述)に供給するクロック抽出部114と、所定の情報信号を記憶し得る情報記憶部として機能するメモリ部115と、上記アンテナ部101に接続された変復調部116と、上記整流部111、クロック抽出部114、及び変復調部116等を介して上記無線タグ回路素子10Aの作動を制御するための制御部113とを備えている。
変復調部116は、アンテナ部101により受信された上記無線タグ情報通信装置2のアンテナ40からの通信信号の復調を行うと共に、上記制御部113からの返信信号に基づき、アンテナ部101より受信された搬送波を反射変調する。
制御部113は、上記変復調部116により復調された受信信号を解釈し、上記メモリ部115において記憶された情報信号に基づいて返信信号を生成し、上記変復調部116により返信する制御等の基本的な制御を実行する。本実施形態では、IC回路部100は、制御部113を介しメモリ部115に記憶された情報の読み出しのみ可能(書き込みは不可)に構成されている。
図3に戻り、ベースフィルム33の表側(図3中右側)には、後にカバーフィルム23を接着するための上記粘着層32が形成され、またベースフィルム33の裏側には、上記粘着層34によって上記剥離紙35がベースフィルム33に接着されている。なお、この剥離紙35は、完成した無線タグ10が所定の商品等に貼り付けられる際に、これを剥がすことで粘着層34により当該商品等に接着できるようにしたものである。
インクリボンロール26及び巻取ローラ27は、上記カバーフィルム23の裏面側すなわち上記基材テープ21と接着される側に配置されている。このときカートリッジ20の近傍には、印刷駆動回路42(図2参照)により通電されてカバーフィルム23に印刷(印字)を行うサーマルヘッド41が設けられており、上記インクリボン25がこのサーマルヘッド41に押圧されることで、上記カバーフィルム23の裏面に当接させられるようになっている。
このような構成において、巻取ローラ27と圧着ローラ29とが上記カートリッジ用モータ30の駆動によって矢印で示す方向にそれぞれ同期して自転されるとともに、印刷駆動回路42によりサーマルヘッド41の複数の発熱素子が通電される。これにより、カバーフィルム23の裏面(=粘着層32側の面、後述の図7参照)に所定の文字、記号、バーコード等の印字43(後述の図6(a)参照)が印刷(但し裏面から印刷するので印刷側から見て鏡面対象の文字等を印刷している)される。そしてこの印刷の後、上記圧着ローラ29により上記基材テープ21と接着されてタグテープ28として形成され、搬送ガイド83を経てカートリッジ20外へと巻き出され搬出される。
さらに図2に戻り、無線タグ情報通信装置2は、上記印刷動作に伴い、搬送ガイド83を通過中の上記タグテープ28に対して、その上記タグテープ28に備えられる上記無線タグ回路素子10Aとの間でUHF帯等の高周波を用いて無線通信により信号の授受を行う上記アンテナ(装置側アンテナ部)40と、このアンテナ40を介し無線タグ回路素子10AのIC回路部100の情報(無線タグ情報)へアクセスする(この例では読み出しを行う)ための高周波回路51と、無線タグ回路素子10AのIC回路部100から読み出された信号を処理して情報を読み出すとともに無線タグ回路素子10AのIC回路部100へアクセスするためのアクセス情報生成部としても機能する信号処理回路52と、上記カートリッジ駆動回路31、印刷駆動回路42、高周波回路51、信号処理回路52や、後述のソレノイド駆動回路88及び送出ローラ駆動回路90等を介し、無線タグ情報通信装置2全体の動作を制御するための制御回路60とを備えている。
制御回路60は、いわゆるマイクロコンピュータであり、詳細な図示を省略するが、中央演算処理装置であるCPU、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等から構成され、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行うようになっている。また制御回路60は、入出力インターフェイス61により上記通信回線3に接続されており、上記ルートサーバ4、端末5、汎用コンピュータ6、及び情報サーバ7等との間で情報のやりとりが可能となっている。
図5は、上記高周波回路51の詳細機能を表す機能ブロック図である。
この図5において、高周波回路51は、アンテナ40を介し無線タグ回路素子10Aに対して信号を送信する送信部53と、アンテナ40により受信された無線タグ回路素子10Aからの反射波を入力する受信部54と、方向性結合器等を用いた送受分離器55とから構成される。
送信部53は、無線タグ回路素子10AのIC回路部100の無線タグ情報にアクセスする(この例では読み出しを行う)ための搬送波を発生させる搬送波発生部として機能する水晶振動子56、PLL(Phase Locked Loop)57、及びVCO(Voltage Controlled Oscillator)58と、上記信号処理回路52から供給される信号に基づいて上記搬送波発生部により発生させられた搬送波を変調(例えば「TX−ASK」信号に基づく振幅変調)する搬送波変調部として機能する第1ミキサ71と、その第1ミキサ71により変調された変調波を増幅する変調波増幅部として機能する第1アンプ72とを備えている。そして、上記搬送波発生部により発生される搬送波は、好適にはUHF帯の周波数を用いており、上記第1アンプ72の出力は、方向性結合器55を介してアンテナ40に伝達されて無線タグ回路素子10AのIC回路部100に供給される。
受信部54は、アンテナ40により受信された無線タグ回路素子10Aからの反射波と上記搬送波発生部により発生させられた搬送波とを掛け合わせる第2ミキサ73と、その第2ミキサ73の出力をバンドパスフィルタ74を介し入力するとともに増幅して第1リミッタ75に供給する第2アンプ76と、上記アンテナ40により受信された無線タグ回路素子10Aからの反射波と上記搬送波発生部により発生された後に位相が90°ずらされた搬送波とを掛け合わせる第3ミキサ77と、その第3ミキサ77の出力をバンドパスフィルタ78を介し入力するとともに増幅して第2リミッタ79に供給する第3アンプ80とを備えている。そして、上記第1リミッタ75から出力される信号「RXS−I」及び第2リミッタ79から出力される信号「RXS−Q」は、上記信号処理回路52に入力されて処理される。
このとき、第1アンプ76及び第3アンプ80の出力は、RSSI(Received Signal Strength Indicator)81にも入力され、それらの信号の強度を示す信号「RSSI」が信号処理回路52に入力されるようになっている。このようにして、本実施形態の無線タグ情報通信装置2では、I−Q直交復調によって無線タグ10からの反射波の復調が行われる。
再び図2に戻り、無線タグ情報通信装置2は、カートリッジ20の出口部近傍に設けられ、上記無線タグ回路素子10AのIC回路部100からの無線タグ情報読み出し(後述の変形例においては書き込み、詳細は後述)の終了したタグテープ28を所定の長さで切断しラベル状の各無線タグ(無線タグラベル)10に分割するカッタ82と、上記読み出し(後述の変形例においては書き込み、詳細は後述)時において無線タグ回路素子10Aをアンテナ40に対向する所定のアクセスエリア(=読み出し位置、書き込み位置となる場合については後述の変形例参照)に設定保持するとともに、切断後の各無線タグ10を案内する一対の搬送ガイド(無線タグ回路素子保持部)83と、案内された無線タグ10を搬出口84へと搬送し送出する送出ローラ85と、搬出口84における無線タグ10の有無を検出するセンサ86とをさらに有している。
カッタ82はソレノイド87によって駆動されてその切断動作を行い、ソレノイド87はソレノイド駆動回路88によって制御される。また送出ローラ85は、送出ローラ用モータ89によって駆動され、このモータ89は送出ローラ駆動回路90によって制御される。またセンサ86は、例えば投光器及び受光器からなる透過型の光電センサである。投光器と受光器との間に無線タグ10が存在しない場合には、その投光器から出力された光が受光器に入力される。一方、投光器と受光器との間に無線タグ10が存在する場合には、投光器から出力された光が遮蔽されて受光器からの制御出力が反転させられるようになっている。
図6(a)及び図6(b)は、上記のようにして情報読み出し(後述の変形例においては書き込み、詳細は後述)及び切断が完了して形成された無線タグ10の外観の一例を表す図であり、図6(a)は上面図、図6(b)は下面図である。また図7は、図6のVII‐VII′断面による横断面図である。
これら図6(a)、図6(b)、及び図7において、無線タグ10は、図3に示した4層構造にカバーフィルム23が加わった5層構造となっており、カバーフィルム23側(図7中上側)よりその反対側(図7中下側)へ向かって、カバーフィルム23、粘着層32、ベースフィルム33、粘着層34、剥離紙35で5層を構成している。そして、前述のように ベースフィルム33の裏側に、IC回路部100及びアンテナ部101からなる無線タグ回路素子10Aが備えられるとともに、カバーフィルム23の裏面に印字43(この例では無線タグ10の種類を示す「RF−ID」の文字)が印刷されている。
図8は、上述したような無線タグ情報通信装置2による無線タグ回路素子10AのIC回路部100の無線タグ情報へのアクセス(この例では読み出し)に際して、上記した端末5又は汎用コンピュータ6に表示される画面の一例を表す図である。
図8において、この例では、無線タグ回路素子10Aに対応して印刷された印字文字43、その無線タグ回路素子10Aに固有のIDであるアクセス(この例では読み出し)ID、上記情報サーバ7に記憶された物品情報のアドレス、及び上記ルートサーバ4におけるそれらの対応情報の格納先アドレス等が前記端末5又は汎用コンピュータ6に表示可能となっている。そして、その端末5又は汎用コンピュータ6の操作により無線タグ情報通信装置2が作動されて、カバーフィルム23に上記印字文字43が印刷されると共に、IC回路部100に予め記憶された物品情報等の無線タグ情報が読み出される(前述したように、印刷動作に伴い搬送ガイド83を通過中の上記タグテープ28に対してこの読み出しが行われる)。このとき、例えば1回の操作によって1つの無線タグ回路素子10Aについて上記読み出しが行われて1つの無線タグ10が生成され、生成された無線タグ10のIDとその無線タグ10のIC回路部100から読み出された上記無線タグ情報との対応関係が、ルートサーバ4に記憶され、必要に応じて参照できるようになっている(後述の図11のステップS120も参照)。
以上のような基本構成に対し、本実施形態の無線タグ情報通信装置2の最も大きな特徴は、カートリッジ20内に、第1ロール22に収納された基材テープ21に担持されたすべての無線タグ回路素子10Aに関わる情報(この例では各無線タグ回路素子10Aの識別情報等、詳細は後述)を保持する読み出し/書き込み可能なメモリ(記憶手段)150と、このメモリ150に接続されたコネクタ(通信インターフェイス手段;第1通信インターフェイス手段)151を設け、また、上記制御回路60に接続されるとともにカートリッジ20の着脱時に上記コネクタ151と係脱可能なコネクタ(第2通信インターフェイス手段)152(図6参照)を無線タグ情報通信装置2の本体側に設けたことである。
メモリ150には、カートリッジ20の製造時等において基材テープ21に無線タグ回路素子10Aを順次担持させる際、そのときに把握された各無線タグ回路素子10Aの識別情報(識別子すなわちIDナンバー)が例えばカートリッジ20からの取り出し順となるように(シリアルタイプ)又は順不同で(ランダムタイプ)予め適宜の方法(例えば作業者による手入力等)によって入力され、記憶保持されている。
図9及び図10は、このメモリ150に記憶保持されたデータの内容の一例を表す図である。
図9は、上記シリアルタイプのデータの例を表しており、上記製造時等において無線タグ回路素子10Aが上記IDナンバー順に並んでいる場合に対応している。図9に示すように、この場合、メモリ150には、「無線タグ回路素子種類」、「製造日」、「シリアルタイプ識別子」、「最初に巻き出される無線タグ回路素子番号」、「最後に巻き出される無線タグ回路素子番号」、「アクセス(この例では読み出し)対象のタグ回路素子番号」の情報が記憶保持されている。
「無線タグ回路素子の種類」情報は、例えば所定の型式番号等であり、送信・受信に使用すべき周波数帯域や通信プロトコルに関する情報を含む。この情報に基づき、無線タグ情報通信装置2の制御回路60により、通信時において使用する周波数帯域及び通信プロトコル等が選択される。また、制御回路60は、対応する周波数信号を発生させる上記VCO58及びPLL57の制御信号を生成する。また、選択された通信プロトコルに対応して信号処理回路52は動作するように制御される。
「アクセス対象のタグ回路素子番号」情報は、次処理識別子の機能を果たすものであり、この番号に応じて無線タグ情報通信装置2の制御回路60が通信すべき無線タグ回路素子10Aを指定し、それのみに対し通信を行ってIC回路部100の無線タグ情報へのアクセス(この例では読み出し)を行うようにするものである(詳細は後述)。またこの「アクセス対象のタグ回路素子番号」情報は、制御回路60側から書き換え更新可能であり、例えば未使用のカートリッジ20を取り付けた場合には開始識別子としての上記「最初に巻き出される無線タグ回路素子番号」と一致し、一枚ずつ順次アクセス(この例では読み出し、後述の変形例においては書き込み、詳細は後述)が終了するごとに1つずつ番号が増やされ(次処理識別子の移行)、最後は終了識別子としての上記「最後に巻き出される無線タグ回路素子番号」と一致してカートリッジ20内のすべての無線タグ回路素子10Aの巻き出し及びアクセス(この例では読み出し、後述の変形例においては書き込み、詳細は後述)が終了されるようになっている(後述)。
図10は、上記ランダムタイプのデータの例を表しており、上記製造時等において無線タグ回路素子10Aの上記IDナンバーが順不同で並んでいる場合に対応している。
図10に示すように、この場合、メモリ150には、「無線タグ回路素子種類」、「製造日」、「ランダムタイプ識別子」の情報が記憶保持され、その後のアドレス1、アドレス2、アドレス3、アドレス4、…(このアドレス順序は、カートリッジ20からの巻き出し順序に沿っている)に、各無線タグ回路素子10AのIDナンバー列(識別子列)がカートリッジ20からの取り出し順に格納保持され、結果としてアドレス番号とは無関係なアトランダムなIDナンバーの羅列となっている。またそれらIDナンバー列の後(最後)には、「印刷済み枚数」の情報(使用数情報)が記憶保持されている。
「無線タグ回路素子の種類」情報は上記と同様である。
「印刷済み枚数」情報は、このカートリッジ20が製造された後、現在までに既に巻き出され印字及びアクセス(この例では読み出し、後述の変形例においては書き込み、詳細は後述)が終了した無線タグ回路素子10Aの枚数を表すものである。この印刷枚数と、上記アドレス1〜最終アドレスのIDナンバーとに基づき、無線タグ情報通信装置2の制御回路60が通信すべき無線タグ回路素子10Aを指定し、それのみに対し通信を行って情報のアクセス(読み出し、後述の変形例においては書き込み、詳細は後述)を行うようにするものである(詳細は後述)。またこの「印刷済み枚数」情報は、制御回路60側から書き換え更新可能であり、例えば未使用のカートリッジ20を取り付けた場合には0であり、一枚ずつ順次アクセスが終了するごとに1つずつ番号が増やされ、最後はカートリッジ20内に当初備えられていた全無線タグ回路素子10Aの枚数に一致して、すべての無線タグ回路素子10Aの巻き出し及びアクセス(読み出し、後述の変形例においては書き込み、詳細は後述)が終了されるようになっている(後述)。
図11は、制御回路60による実行される制御のうち、本実施形態の要部である上記メモリ150との情報の授受及び無線タグ回路素子10AのIC回路部に対するアクセス(この例では読み出し)の手順を表すフローチャートである。
この図11において、無線タグ情報通信装置2で読み出し操作が行われると(前述したように例えば1つの無線タグ回路素子10Aごとに操作が行われる)このフローが開始される。まずステップS10で、例えば取り付け時に無線タグ情報通信装置2側のコネクタ152に連結されるコネクタ151があるかどうかによって、メモリ150の設置されたカートリッジ20が取り付けられたか否かを判定する。
判定が満たされない場合は、カートリッジの取り付けエラーとみなし、ステップS15に移って所定のエラー処理(例えば所定のエラー表示信号を入出力インターフェイス61及び通信回線3を介し上記端末5又は汎用コンピュータ6へ出力し、対応する失敗(エラー)表示を行わせる)を行った後、このフローを終了する。
判定が満たされたらステップS20に移り、カートリッジ20のメモリ150に記憶された情報(上記図9及び図10参照)を読み込む。読み込まれた情報は、例えば制御装置60内に設けた図示しないRAM等にいったん格納される。
次にステップS30において、取り付けられたカートリッジ20内の無線タグ回路素子10Aの残数が0であるかどうかを判定する。この判定は、例えば以下のようにして行う。
メモリ150内のデータが図9に示すようにシリアルタイプであった場合、図9の最下段に示す「アクセス対象のタグ回路素子番号」がその上段に示す「最後に巻き出される無線タグ回路素子番号」と一致しているかどうかを判定する。一致していれば残数は0であるとみなされ、このステップS30の判定が満たされてステップS40に移り、残数が0である旨の表示信号を入出力インターフェイス61及び通信回線3を介して前述した端末5又は汎用コンピュータ6に出力し、対応した表示を行わせる。一致していなければステップS30の判定が満たされず、ステップS50に移る。
メモリ150内のデータが図10に示すようにランダムタイプであった場合、図10の最下段に示す「印刷枚数」がその上段の「最後に巻き出される無線タグ回路素子番号」のアドレス数と一致しているかどうかを判定する。一致していれば残数は0であるとみなされ、このステップS30の判定が満たされてステップS40に移り、上記同様、残数が0である旨の表示信号を入出力インターフェイス61及び通信回線3を介して前述した端末5又は汎用コンピュータ6に出力し、対応した表示を行わせる。一致していなければステップS30の判定が満たされず、ステップS50に移る。
ステップS50では、まず、取り付けられたカートリッジ20内の無線タグ回路素子10Aの残数をカウントする。
この残数カウントは、例えば以下のようにして行う。
メモリ150内のデータが図9に示すようにシリアルタイプであった場合、図9の最下段に示す「アクセス対象のタグ回路素子番号」がその上段に示す「最後に巻き出される無線タグ回路素子番号」といくつ違うかを算出する。このシリアルタイプの場合、前述のように各無線タグ回路素子10AはIDナンバー順に並んでいることから、この差が残数に一致するからである。メモリ150内のデータが図10に示すようにランダムタイプであった場合、図10の最下段に示す「印刷枚数」がその上段の「最後に巻き出される無線タグ回路素子番号」のアドレス数といくつ違うかを算出する。上記同様にこれらの差も残数に一致する。したがって、言い換えれば、メモリ150内には、カートリッジ20内に残存する無線タグ回路素子10Aの残数に関する情報が保持されているとも言える。
なおこのステップS50における残数算出手順を、上記ステップS30において併せて行ってもよい。
そして、このようにしてカウントした無線タグ回路素子10Aの残数を、対応する残数表示信号を入出力インターフェイス61及び通信回線3を介し上記端末5又は汎用コンピュータ6へ出力し、対応する表示を行わせる。
その後、ステップS60に移り、上記ステップS50で算出した無線タグ回路素子10Aの残数が所定のしきい値(この例では5)より小さいかどうかを判定する。4以下であった場合には判定が満たされてステップS70に移り、カートリッジ20内の未使用無線タグ回路素子10Aの残数が少ない旨の警告表示信号を入出力インターフェイス61及び通信回線3を介し上記端末5又は汎用コンピュータ6へ出力し、対応する残数警告表示を行わせる。なお、残数カウントの手法において上述したように、メモリ150内のデータが図10に示すようにランダムタイプであった場合には、上記の残数が5より小さいかどうかの判定は、既に使用した(巻き出して読み出し処理を行った)無線タグ回路素子10Aの使用数が、もともとカートリッジ20内に収納していた全数から5を差し引いた数より大きいかどうかという判定に相当するものである。
残数が5以上であった場合は判定が満たされず、ステップS80に移る。
ステップS80では、メモリ150内の情報がシリアルタイプであるかどうかが判定される。
シリアルタイプである場合には判定が満たされてステップS90Aに移り、ランダムタイプである場合には、判定が満たされずステップS90Bに移り、それぞれアクセス(読み出し、後述の変形例においては書き込み、詳細は後述)対象無線タグ回路素子10Aへの読み出し(後述の変形例においては書き込み、詳細は後述)処理が行われる。
図12は、このステップS90A及びステップS90Bにおける詳細制御内容を表すフローチャートである。
この図12において、まずステップS91において、通信不良等が疑われるときのリトライ(再試行)の回数をカウントする演算子Nを0に初期化する。
そして、ステップS92において、読み出し対象の無線タグ回路素子10Aのタグ番号に対応する「ID」コマンドを信号処理回路52に出力する。これに基づき信号処理回路52でアクセス情報としての「ID」信号が生成されて高周波回路51を介して対応する無線タグ回路素子10Aに送信され、返信を促す。
次に、ステップS93において、上記「ID」信号に対応して当該タグ番号の無線タグ回路素子10Aから送信されたリプライ信号(物品情報等の無線タグ情報)をアンテナ40を介して受信し、高周波回路51及び信号処理回路52を介し取り込む。
次に、ステップS94において、上記ステップS93で受信したリプライ信号に基づき、当該無線タグ回路素子10Aのメモリ部115内の情報を正常に受信できたかどうかを判定する。
判定が満たされない場合はステップS95に移ってNに1を加え、さらにステップS96においてN=5かどうかが判定される。N≦4の場合は判定が満たされずステップS92に戻り同様の手順を繰り返す。N=5の場合はステップS97に移り、エラー表示信号を入出力インターフェイス61及び通信回線3を介し上記端末5又は汎用コンピュータ6へ出力し、対応する読み出し失敗(エラー)表示を行わせ、このルーチンを終了する。このようにして読み出しが不調でも5回までは再試行が行われる。
ステップS94の判定が満たされた場合、読み出し対象とする無線タグ回路素子10Aからの無線タグ情報の読み出しが完了し、このルーチンを終了する。
以上のルーチンにより、アクセス対象である無線タグ回路素子10AのIC回路部100の無線タグ情報にアクセスし、これを読み出すことができる。
上記シリアルタイプの場合、上記のようにしてステップS90Aで「アクセス対象のタグ回路素子番号」にその時点で保持されているIDナンバーの無線タグ回路素子10Aに対し情報読み出し処理を行った後、図11に示すステップS100Aに移る。ステップS100Aでは、先にステップS20でメモリ150より読み出した情報のうち図9の最下段に示した「アクセス対象のタグ回路素子番号」に1を加えた後、ステップS110に移ってメモリ150に更新制御信号を出力し、メモリ150内の情報を上記内容に上書き更新する。
上記ランダムタイプの場合、上記のようにしてステップS90Bで「印刷済み枚数」にその時点で保持されている枚数に1を加えた数のアドレスに格納されたIDナンバーの無線タグ回路素子10Aに対し情報読み出し処理を行った後、ステップS100Bに移る。ステップS100Bでは、先にステップS20でメモリ150より読み出した情報のうち図10の最下段に示した「印刷枚数」に1を加えた後、ステップS110に移ってメモリ150に更新制御信号を出力し、メモリ150内の情報を上記内容に上書き更新し、ステップS120に移る。
ステップS120では、上記ステップS90A又はステップS90Bで読み出し処理を行った無線タグ回路素子10Aのタグ番号と、その無線タグ回路素子10Aから読み出した物品情報等の無線タグ情報と、その無線タグ回路素子10Aに対応してカバーフィルム23へ行った印刷内容(印字文字43等)とが、上記ルートサーバ4へ送信され、ルートサーバにおける対応する所定の格納先アドレスに格納される。これにより、ラベル状のこの無線タグ10が貼付された物品に関する物品情報を後に得たい場合に、当該無線タグ10のIC回路部100の無線タグ情報をリーダで読みとり対応する物品情報をルートサーバ4より検索することで、当該物品の物品情報を得ることが可能となる。
なお、上記動作フローにおいては、印刷動作に伴い搬送ガイド83を移動中のタグテープ28に対してアクセスエリア内に保持してアクセスするようにした例を示したが、これに限られない。すなわち、そのタグテープ28を所定位置で停止させて搬送ガイド83にて保持した状態で上記アクセスを行うようにしてもよい。
なお、以上において、水晶振動子56、PLL57、VCO58、及び第1ミキサ71を備えた送信部53と、アンテナ40とが、IC回路部100に無線通信を介して非接触でアクセス情報を伝達し、無線タグ情報にアクセスを行う情報アクセス部を構成する。また、制御回路60が、情報アクセス部によるアクセス動作を制御するアクセス制御部を構成する。さらに制御回路60は、情報アクセス部によるアクセス動作を制御しさらに記憶手段に保持された情報の更新処理を行う情報処理制御部をも構成する。
以上のように構成した本実施形態の動作及び作用を以下に説明する。
この無線タグ生成システム1においては、カートリッジ20からタグテープ28として巻き出され、搬送ガイド83によってアンテナ40に対向する所定位置(アクセスエリア)に設定保持された無線タグ回路素子10Aに対し、順次IC回路部100へのアクセス(この例では無線タグ情報の読み出し、書き込みについては後述の変形例参照)が行われる。すなわち、無線タグ情報通信装置2の信号処理回路52で生成されたアクセス情報(前述のID信号)は、第1ミキサ71で用いられてVCO58からの搬送波が変調され、さらに第1アンプ72で増幅された後、アンテナ40から非接触で無線タグ回路素子10AのIC回路部100側に伝達される。このとき、UHF帯等の高周波を用いた無線通信により送受信を行う場合その特性上通信距離が長くなるため、そのままでは本来の情報読み出し対象である搬送ガイド83に保持された無線タグ回路素子10Aのみならず、これより後続の無線タグ回路素子(すぐ後方に続くカートリッジ20より巻き出された直後の無線タグ回路素子やその他カートリッジ20内に収納された無線タグ回路素子)24Aからも無線タグ情報が読み出されてしまう可能性がある。したがって、上記情報の読み出しを行う前にその読み出し対象である無線タグ回路素子10Aを特定し、その特定した素子に対してのみ通信を行うようにする必要がある。一方、無線タグ10を生成する場合においては、上記無線タグ回路素子10Aを担持した基材テープ21からなる無線タグ回路素子収納体は原材料であっていわば消耗品であり、1つの無線タグ回路素子収納体を用いてすべての無線タグ10の生成が終了したら、新たな無線タグ回路素子収納体を無線タグ情報通信装置2に装着して再び無線タグ生成作業を行う。
本実施形態では、以上に鑑み、上記無線タグ回路素子収納体を無線タグ情報通信装置2側に着脱可能なカートリッジ化するとともに、このカートリッジ20にメモリ150を設け、無線タグ回路素子収納体のすべての無線タグ回路素子10Aに関わる情報(上記識別情報等)を保持させてある。具体的には、カートリッジ20の製造時において基材テープ21に無線タグ回路素子10Aを順次担持させて無線タグ回路素子収納体を構成する際、そのときに把握される各無線タグ回路素子10AのIDナンバーをカートリッジ20からの取り出し順に予めメモリ150に保持させておく(前述の図9及び図10参照)。これにより、無線タグ情報通信装置2にカートリッジ20を装着し無線タグ情報読み出し作業を行うとき、カートリッジ20外部の制御回路60が図11に示したステップS20においてメモリ150にアクセスし今回無線タグ情報を読み出すべき無線タグ回路素子10AのIDナンバーを得ることができる。この結果、読み出し対象の無線タグ回路素子10Aを容易に特定できるので、ステップS90A又はステップS90Bにおいてその特定した無線タグ回路素子10Aに対してのみ通信を行うようにすることで、読み出し対象でない他の無線タグ回路素子10AのIC回路部100より無線タグ情報が読み出されるのを防止できる。また、上記のようにして読み出し対象のIDナンバーを特定して1つの無線タグ回路素子10AのIC回路部100からの情報読み出しが終了したら、ステップS100A又はステップS100Bで読み出し対象無線タグ回路素子番号又は印刷枚数に1を加える処理を行い、またステップS110においてメモリ150に保持された情報の更新処理を行うことで、次の読み出し対象となる無線タグ回路素子10AのIDナンバー(又はそのための情報)を得ることができる。したがって、上記を繰り返すことにより、読み出し対象でない他の無線タグ回路素子10Aより情報が読み出されるのを防止しつつ、無線タグ10を効率よく生成することができる。
さらに、記憶手段としてのメモリ150を無線タグ回路素子収納体とともにカートリッジ20内に配置したことにより、カートリッジ20着脱の際にも無線タグ回路素子収納体の無線タグ回路素子10Aとメモリ150に保持された情報との一体的な関連づけを確実に維持することができる。
以上の結果、本実施形態によれば、読み出し対象でない他の無線タグ回路素子10AのIC回路部100より無線タグ情報が読み出されるのを防止しつつ、大量の無線タグ10を効率よく生成することができる。
また、メモリ150内に、使用周波数や通信プロトコルに関する情報を保持しておくことにより、例えば1つの無線タグ情報通信装置2に対し、使用周波数の異なる複数種類の無線タグ回路素子収納体を適宜交換して使う場合においても、各無線タグ回路素子収納体に対応した周波数帯域や通信プロトコルを容易に選択し確実に通信を行うことができ
さらに、メモリ150側と制御回路60側とを、互いに係脱可能なコネクタ151及びコネクタ152を介して接続することにより、カートリッジ20の無線タグ情報通信装置2側への着脱性を確保しつつ、取り付け時においてそれらコネクタ151及びコネクタ152を介し確実にカートリッジ20内のメモリ150と制御回路60との間の通信経路を確保することができる。
また、図11のステップS50において説明したように、カートリッジ20内の無線タグ回路素子10Aの残数を端末5又は汎用コンピュータ6に常時表示する。これにより、通常ではわかりにくいカートリッジ20内に残存する無線タグ回路素子10Aの数を常時確実にかつ正確に把握することが可能となる。また、図11のステップS60及びステップS70において説明したように、カートリッジ20内の無線タグ回路素子10Aの残数がある程度少なくなったら(この例では5枚より少なくなったら)、端末5又は汎用コンピュータ6に警告表示を行う。これにより、カートリッジ20内に残存する無線タグ回路素子の数が少なくなってきたら、次の新しいカートリッジ20を予め準備しておく等の対応が可能となり、大量の無線タグ10をさらに効率よく生成することができる。
なお、上記実施形態においては、カートリッジとして、長手方向に複数の無線タグ回路素子10Aが順次形成された帯状の基材テープ21を巻き回す第1ロール22を備えたカートリッジ20を備えた場合を例にとって説明したが、これに限られず、他のカートリッジの態様でもよい。
図13は、そのような変形例を表す概念的斜視図である。
この図13において、この変形例では、カートリッジとして略平箱状のトレイ部材(トレイ型カートリッジ)91が設けられている。このトレイ部材91の中に、それぞれに1つの無線タグ回路素子10Aが形成された平紙状の複数のラベル素材92を、平積み方向に積層して収納する。トレイ部材91の一側面(この例では図中奥側)に設けた取り出し口91Aより平紙状のラベル素材92を1枚ずつ引き出すことで、複数の無線タグ回路素子10Aを順次取り出せるようになっている。トレイ部材91より取り出した無線タグ回路素子10Aは、無線タグ情報通信装置2に備えられたアンテナ40の対向位置(直下)に設定され、読み出しが行われる。
そして、トレイ部材91の側方には、メモリ150′が組み込まれている。図示を省略するが、トレイ部材91には、このメモリ150′に接続されるコネクタ(通信インターフェイス手段;第1通信インターフェイス手段)151′が設けられ、トレイ部材91を無線タグ情報通信装置2の本体側に着脱する時に、無線タグ情報通信装置2の本体側の上記コネクタ152(図6参照)と係脱可能とされている。
本変形例によっても、上記実施形態と同様の効果を得る。
さらに、以上においては、読み出しのみ可能な(書き込みは不可の)無線タグの生成システムに本発明を適用した場合を例にとって説明したが、これに限られず、無線タグ回路素子10AのIC回路部100に無線タグ情報の書き込みを行う無線タグの生成システムに本発明を適用してもよい。
この場合、前述した無線タグ情報通信装置2の構成において、高周波回路51はアンテナ40を介し無線タグ回路素子10AのIC回路部100の無線タグ情報へアクセス(書き込み)を行う機能を果たし、その送信部53の水晶振動子56、PLL57、VCO58はIC回路部100の無線タグ情報にアクセス(書き込み)を行うための搬送波を発生させる搬送波発生部として機能する。また、信号処理回路52はIC回路部100へアクセスするためのアクセス情報(後述する「Erase」信号、「Verify」信号、「Program」信号等)を生成するアクセス情報生成部として機能する。
そして、先に図8を用いて説明したように、この場合、前記端末5又は汎用コンピュータ6には、印字文字43、無線タグ回路素子10Aのアクセス(この場合は書き込み)ID、物品情報のアドレス、及び対応情報の格納先アドレス等が表示される。そして、その端末5又は汎用コンピュータ6の操作により無線タグ情報通信装置2が作動されて、カバーフィルム23に上記印字文字43が印刷されると共に、IC回路部100に上記書き込みID及び物品情報等の情報が書き込まれる。
図14は、この変形例において制御回路60によって実行される制御のうち、上記メモリ150との情報の授受及び無線タグ回路素子10AのIC回路部に対するアクセス(この場合は書き込み)の手順を表すフローチャートであり、前述の実施形態の図11にほぼ相当する図である。
図14において、上記無線タグ情報通信装置2の書き込み操作が行われると(例えば1つの無線タグ回路素子10Aごとに操作が行われる)このフローが開始される。
ステップS10〜ステップS70については、図11と同様であるので説明を省略する。ステップS80では、図11と同様、メモリ150内の情報がシリアルタイプであるかどうかが判定され、シリアルタイプである場合には判定が満たされてステップS90A′に移り、ランダムタイプである場合には、判定が満たされずステップS90B′に移り、それぞれアクセス(この場合は書き込み)対象無線タグ回路素子10Aへの書き込み処理が行われる。
図15は、このステップS90A′及びステップS90B′における詳細制御内容を表すフローチャートである。
図15において、まずステップS210において、通信不良等が疑われるときのリトライ(再試行)の回数をカウントする演算子N,Mをそれぞれ0に初期化する。
そして、ステップS220において、「Erase」コマンドを信号処理回路52に出力する。これに基づき信号処理回路52でアクセス情報としての「Erase」信号が生成されて高周波回路51を介してアクセス対象(この例では書き込み対象)の無線タグ回路素子10Aに送信され、そのメモリ部115を初期化する。
次に、ステップS230において、「Verify」コマンドを信号処理回路52に出力する。これに基づき信号処理回路52でアクセス情報としての「Verify」信号が生成されて高周波回路51を介して情報書き込み対象の無線タグ回路素子10Aに送信され、返信を促す。その後ステップS240において、上記「Verify」信号に対応して書き込み対象の無線タグ回路素子10Aから送信されたリプライ信号をアンテナ40を介して受信し、高周波回路51及び信号処理回路52を介し取り込む。
次に、ステップS250において、リプライ信号に基づき、当該無線タグ回路素子10Aのメモリ部115内の情報を確認し、メモリ部115が正常に初期化されたか否かを判定する。
判定が満たされない場合はステップS260に移ってMに1を加え、さらにステップS270においてM=5かどうかが判定される。M≦4の場合は判定が満たされずステップS220に戻り同様の手順を繰り返す。M=5の場合はステップS280に移り、エラー表示信号を入出力インターフェイス61及び通信回線3を介し上記端末5又は汎用コンピュータ6へ出力し、対応する書き込み失敗(エラー)表示を行わせ、このルーチンを終了する。このようにして初期化が不調でも5回までは再試行が行われる。
ステップS250の判定が満たされた場合、ステップS290に移り、「Program」コマンドを信号処理回路52に出力する。これに基づき信号処理回路52で本来書き込みたい所定の情報であるアクセス情報としての「Program」信号が生成されて高周波回路51を介して情報書き込み対象の無線タグ回路素子10Aに送信され、そのメモリ部115に上記所定の情報が書き込まれる。
その後、ステップS300において、「Verify」コマンドを信号処理回路52に出力する。これに基づき信号処理回路52でアクセス情報としての「Verify」信号が生成されて高周波回路51を介して情報書き込み対象の無線タグ回路素子10Aに送信され、返信を促す。その後ステップS310において、上記「Verify」信号に対応して書き込み対象の無線タグ回路素子10Aから送信されたリプライ信号をアンテナ40を介して受信し、高周波回路51及び信号処理回路52を介し取り込む。
次に、ステップS320において、リプライ信号に基づき、当該無線タグ回路素子10Aのメモリ部115内に記憶された情報を確認し、前述の送信した所定の情報がメモリ部115に正常に記憶されたか否かを判定する。
判定が満たされない場合はステップS330に移ってNに1を加え、さらにステップS340においてN=5かどうかが判定される。N≦4の場合は判定が満たされずステップS290に戻り同様の手順を繰り返す。N=5の場合は前述したステップS280に移り、同様に上記端末5又は汎用コンピュータ6に対応する書き込み失敗(エラー)表示を行わせ、このルーチンを終了する。このようにして情報書き込みが不調でも5回までは再試行が行われる。
ステップS320の判定が満たされた場合、ステップS350に移り、「Lock」コマンドを信号処理回路52に出力する。これに基づき信号処理回路52で「Lock」信号が生成されて高周波回路51を介して情報書き込み対象の無線タグ回路素子10Aに送信され、当該無線タグ回路素子10Aへの新たな情報の書き込みが禁止され、このルーチンを終了する。
以上のルーチンにより、書き込み対象の無線タグ回路素子10Aを指定(特定)して、そのIC回路部100に対し所望の情報(無線タグ情報)を書き込むことができる。
上記シリアルタイプの場合、上記のようにしてステップS90A′で「アクセス対象のタグ回路素子番号」にその時点で保持されているIDナンバーの無線タグ回路素子10Aに対し情報書き込み処理を行った後、図14に示すステップS100A′に移る。ステップS100A′では、先にステップS20でメモリ150より読み出した情報のうち図9の最下段に示した「アクセス(この場合は書き込み)対象のタグ回路素子番号」に1を加えた後、ステップS110に移ってメモリ150に更新制御信号を出力し、メモリ150内の情報を上記内容に上書き更新する。
上記ランダムタイプの場合、上記のようにしてステップS90B′で「印刷済み枚数」にその時点で保持されている枚数に1を加えた数のアドレスに格納されたIDナンバーの無線タグ回路素子10Aに対し情報書き込み処理を行った後、図11と同様のステップS100Bに移り、図10の最下段に示した「印刷枚数」に1を加えた後、ステップS110に移ってメモリ150内の情報を上記内容に上書き更新し、このフローを終了する。
以上のようにIC回路部100への無線タグ情報の書き込みを行う基本構成及び機能に対し、前述した無線タグ回路素子10Aに関わる情報(各無線タグ回路素子10Aの識別情報等)を保持するメモリ150(又はメモリ150′)を備えたカートリッジ20(又はトレイ部材91)を適用することにより、上記とほぼ同様の効果を得ることができる。
すなわち、無線タグ情報通信装置2にカートリッジ20(又はトレイ部材91)を装着し無線タグ情報書き込み作業を行うとき、カートリッジ20外部の制御回路60が図14に示したステップS20においてメモリ150にアクセスし今回無線タグ情報を書き込むべき無線タグ回路素子10AのIDナンバーを得ることができる。この結果、書き込み対象の無線タグ回路素子10Aを容易に特定できるので、ステップS90A′又はステップS90B′においてその特定した無線タグ回路素子10Aに対してのみ通信を行うようにすることで、書き込み対象でない他の無線タグ回路素子10AのIC回路部100に対し無線タグ情報が書き込まれるのを防止できる。また、上記のようにして書き込み対象のIDナンバーを特定して1つの無線タグ回路素子10AのIC回路部100への情報書き込みが終了したら、ステップS100A又はステップS100Bで書き込み対象無線タグ回路素子番号又は印刷枚数に1を加える処理を行い、またステップS110においてメモリ150に保持された情報の更新処理を行うことで、次の書き込み対象となる無線タグ回路素子10AのIDナンバー(又はそのための情報)を得ることができる。
なお、以上において、無線タグ情報通信装置2は、無線タグ回路素子10AのIC回路部100の無線タグ情報にアクセスして情報の読み出し又は書き込みを行うと共に、サーマルヘッド41によってその無線タグ回路素子10Aを識別するための印刷を行うものであったが、この印刷は必ずしも行われなくともよく、読み出しのみ又は書き込みのみを行うものであっても構わない。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
本発明の第1の実施形態の無線タグ情報通信装置が適用される無線タグ生成システムを表すシステム構成図である。 図1に示した無線タグ情報通信装置の詳細構造を表す概念的構成図である。 図2に示したカートリッジの詳細構造を表す図2中III方向からみた矢視図である。 図3に示した無線タグ回路素子の機能的構成を表す機能ブロック図である。 図4に示した高周波回路の詳細機能を表す機能ブロック図である。 情報読み出し及び切断が完了して形成された無線タグの外観の一例を表す上面図及び下面図である。 図6中VII‐VII′断面による横断面図である。 無線タグ情報通信装置による無線タグ回路素子への情報の読み出しに際して、上記した端末又は汎用コンピュータに表示される画面の一例を表す図である。 メモリに記憶保持されたデータの内容の一例を表す図である。 メモリに記憶保持されたデータの内容の他の例を表す図である。 制御回路による実行される制御のうち、メモリとの情報の授受及び無線タグ回路素子への情報読み出しの手順を表すフローチャートである。 図11に示した情報読み出し手順における詳細制御内容を表すフローチャートである。 トレイ型のカートリッジを設けた変形例を表す概念的斜視図である。 IC回路部へ無線タグ情報の書き込みを行う変形例において、制御回路によって実行される制御のうち無線タグ情報の書き込み手順を表すフローチャートである。 図14に示した情報書き込み手順における詳細制御内容を表すフローチャートである。
符号の説明
2 無線タグ情報通信装置
10 無線タグ
10A 無線タグ回路素子
20 カートリッジ
21 基材テープ(テープ状ラベル素材)
22 第1ロール(リール部材)
40 アンテナ(装置側アンテナ部、情報アクセス部)
52 信号処理回路(アクセス情報生成部)
56 水晶振動子(搬送波発生部、情報アクセス部)
57 PLL(搬送波発生部、情報アクセス部)
58 VCO(搬送波発生部、情報アクセス部)
60 制御回路(アクセス制御部;情報処理制御部)
71 第1ミキサ(搬送波変調部、情報アクセス部)
72 第1アンプ(変調波増幅部、情報アクセス部)
91 トレイ部材(トレイ型カートリッジ)
92 ラベル素材
100 IC回路部
101 アンテナ部(タグ側アンテナ部)
150 メモリ(記憶手段)
150′ メモリ(記憶手段)
151 コネクタ(第1通信インターフェイス手段、通信インターフェイス手段)
151′ コネクタ(第1通信インターフェイス手段、通信インターフェイス手段)
152 コネクタ(第2通信インターフェイス手段)

Claims (18)

  1. 情報を記憶するIC回路部及びこのIC回路部に接続され情報の送受信を行うアンテナ部を備えた複数の無線タグ回路素子を収納する無線タグ回路素子収納体と、
    前記複数の無線タグ回路素子に関わる情報を保持した記憶手段とを有し、
    前記IC回路部の無線タグ情報にアクセスするアクセス情報を生成するとともにそのアクセス情報を無線通信により非接触で前記IC回路部に伝達し前記IC回路部の前記無線タグ情報にアクセスする無線タグ情報通信装置に着脱可能に取り付けられることを特徴とする無線タグ情報通信装置用カートリッジ。
  2. 請求項1記載の無線タグ情報通信装置用カートリッジにおいて、
    前記記憶手段は、前記複数の無線タグ回路素子の識別情報を保持することを特徴とする無線タグ情報通信装置用カートリッジ。
  3. 請求項1又は2記載の無線タグ情報通信装置用カートリッジにおいて、
    前記記憶手段は、前記複数の無線タグ回路素子の使用周波数に関する情報を保持することを特徴とする無線タグ情報通信装置用カートリッジ。
  4. 請求項1乃至3記載の無線タグ情報通信装置用カートリッジにおいて、
    前記記憶手段は、前記複数の無線タグ回路素子の通信プロトコル種類に関する情報を保持することを特徴とする無線タグ情報通信装置用カートリッジ。
  5. 請求項1乃至4記載の無線タグ情報通信装置用カートリッジにおいて、
    前記記憶手段は、情報を読み出しかつ書き込み可能に構成されていることを特徴とする無線タグ情報通信装置用カートリッジ。
  6. 請求項1乃至5記載の無線タグ情報通信装置用カートリッジにおいて、
    カートリッジ外部より前記記憶手段への情報の読み出し書き込みを行うための着脱可能な通信インターフェイス手段をさらに有することを特徴とする無線タグ情報通信装置用カートリッジ。
  7. 請求項1乃至6記載の無線タグ情報通信装置用カートリッジにおいて、
    前記無線タグ回路素子収納体は、その長手方向に前記複数の無線タグ回路素子が順次形成されたテープ状のラベル素材と、このテープ状のラベル素材を巻き回すリール部材とを備えていることを特徴とする無線タグ情報通信装置用カートリッジ。
  8. 請求項1乃至6記載の無線タグ情報通信装置用カートリッジにおいて、
    前記無線タグ回路素子収納体は、それぞれに1つの前記無線タグ回路素子が形成された平紙状の複数のラベル素材と、これら複数の平紙状のラベル素材を平積み方向に積層して収納するトレイ部材とを備えていることを特徴とする無線タグ情報通信装置用カートリッジ。
  9. 情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続され情報の送受信を行うアンテナ部とを備えた複数の無線タグ回路素子を収納する無線タグ回路素子収納体;前記複数の無線タグ回路素子に関わる情報を保持した記憶手段;を有し、前記複数の無線タグ回路素子を順次取り出せるように着脱可能に取り付けられるカートリッジと、
    前記IC回路部の無線タグ情報にアクセスするアクセス情報を生成するアクセス情報生成部と、
    このアクセス情報生成部で生成したアクセス情報を、前記順次取り出した無線タグ回路素子の前記IC回路部に無線通信を介して非接触で伝達し、前記無線タグ情報にアクセスを行う情報アクセス部と、
    前記記憶手段に保持された情報を読み出し、この読み出した情報に基づき、前記情報アクセス部によるアクセス動作を制御するアクセス制御部とを有することを特徴とする無線タグ情報通信装置。
  10. 請求項9記載の無線タグ情報通信装置において、
    前記アクセス制御部は、前記読み出した情報に基づき、前記カートリッジから順次取り出される無線タグ回路素子のうちアクセス対象の無線タグ回路素子を特定し、
    前記情報アクセス部は、前記アクセス制御部によって特定された無線タグ回路素子に対してアクセスを行うことを特徴とする無線タグ情報通信装置。
  11. 請求項9又は10記載の無線タグ情報通信装置において、
    前記アクセス制御部へ接続され、前記カートリッジの前記記憶手段から前記アクセス制御部への情報読み出しを行うための第1通信インターフェイス手段をさらに有し、
    前記カートリッジは、前記第1通信インターフェイス手段に着脱可能に構成され、前記記憶手段からの情報読み出しを行うための第2通信インターフェイス手段を備えることを特徴とする無線タグ情報通信装置。
  12. 情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続され情報の送受信を行うアンテナ部とを備えた複数の無線タグ回路素子を収納する無線タグ回路素子収納体;前記複数の無線タグ回路素子に関わる情報を保持した記憶手段;を有し、前記複数の無線タグ回路素子を順次取り出せるように着脱可能に取り付けられるカートリッジと、
    前記IC回路部の無線タグ情報にアクセスするアクセス情報を生成するアクセス情報生成部と、
    このアクセス情報生成部で生成したアクセス情報を、前記順次取り出した無線タグ回路素子の前記IC回路部に無線通信を介して非接触で伝達し、前記無線タグ情報にアクセスを行う情報アクセス部と、
    前記記憶手段に保持された情報を読み出し、この読み出した情報に基づき、前記情報アクセス部によるアクセス動作を制御し、さらにその制御された前記情報アクセス部のアクセス動作に応じて前記記憶手段に保持された情報の更新処理を行う情報処理制御部とを有することを特徴とする無線タグ回路素子処理システム。
  13. 請求項12記載の無線タグ回路素子処理システムにおいて、
    前記記憶手段は、前記カートリッジ内に残存する無線タグ回路素子の残数に関する情報を保持しており、
    前記情報処理制御部は、前記順次取り出される無線タグ回路素子に対し前記情報アクセス部によるアクセス動作が行われるのに応じて、前記残数に関する情報を書き換えることを特徴とする無線タグ回路素子処理システム。
  14. 請求項13記載の無線タグ回路素子処理システムにおいて、
    前記情報処理制御部は、前記記憶手段に保持された前記残数が所定のしきい値より小さくなった場合、前記カートリッジ内の未使用無線タグ回路素子が少ないことを警告するための警告信号を出力することを特徴とする無線タグ回路素子処理システム。
  15. 請求項12記載の無線タグ回路素子処理システムにおいて、
    前記記憶手段は、前記カートリッジ内より取り出されアクセスされた無線タグ回路素子の使用数に関する情報を保持しており、
    前記情報処理制御部は、前記順次取り出される無線タグ回路素子に対し前記情報アクセス部によるアクセス動作が行われるのに応じて、前記使用数に関する情報を書き換えることを特徴とする無線タグ回路素子処理システム。
  16. 請求項15記載の無線タグ回路素子処理システムにおいて、
    前記情報処理制御部は、前記記憶手段に保持された前記使用数が所定のしきい値より大きくなった場合、前記カートリッジ内の未使用無線タグ回路素子が少ないことを警告するための警告信号を出力することを特徴とする無線タグ回路素子処理システム。
  17. 請求項12記載の無線タグ回路素子処理システムにおいて、
    前記無線タグ回路素子収納体の複数の無線タグ回路素子は、それぞれに付された識別子が前記カートリッジからの取り出し順序に沿うように、ラベル素材に担持されており、
    前記記憶手段は、前記複数の無線タグ回路素子に関わる情報として、前記カートリッジ内の複数の無線タグ回路素子のうち前記カートリッジより最初に取り出される無線タグ回路素子の開始識別子と、前記カートリッジより最後に取り出される無線タグ回路素子の終了識別子と、現時点で次にアクセスが行われるべき無線タグ回路素子の次処理識別子とを保持しており、
    前記情報処理制御部は、前記情報アクセス部のアクセス動作に応じて前記記憶手段に保持された前記次処理識別子の移行処理を行うことを特徴とする無線タグ回路素子処理システム。
  18. 請求項12記載の無線タグ回路素子処理システムにおいて、
    前記無線タグ回路素子収納体の複数の無線タグ回路素子は、それぞれに付された識別子が前記カートリッジからの取り出し順序と無関係に、ラベル素材に担持されており、
    前記記憶手段は、前記複数の無線タグ回路素子に関わる情報として、前記カートリッジ内のすべての無線タグ回路素子の識別子列と、現時点ですでにアクセスされた無線タグ回路素子の使用数情報とを保持しており、
    前記情報処理制御部は、前記情報アクセス部のアクセス動作に応じて前記記憶手段に保持された前記使用数情報の増加処理を行うことを特徴とする無線タグ回路素子処理システム。
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