JP2008080710A - 印字装置、無線タグ情報通信装置及び無線タグラベル生成システム - Google Patents

印字装置、無線タグ情報通信装置及び無線タグラベル生成システム Download PDF

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智康 福井
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強 長江
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Abstract

【課題】既存の印字装置を活用しつつ無線タグラベルを生成することができる印字装置、無線タグ情報通信装置及び無線タグラベル生成システムを提供する。
【解決手段】印字装置2は、カバーフィルム103に印字を行う印字ヘッド10と、印字が行われたカバーフィルム103と無線タグ回路素子Toが備えられたラベル基材テープ101とを接着してなる印字済ラベルテープ110を切断し、印字ラベルSを生成するカッタ15と、制御回路30とを有している。制御回路30は、端末5により入力操作された識別情報、印字情報、付加情報を入力し、これらの情報を含むパケット情報を生成し、無線タグ回路素子Toに対して情報読み取り又は情報書き込みを行う無線タグ情報通信装置3にパケット情報を出力する。また、制御回路30は、印字ヘッド10によりカバーフィルム103の所定領域に印字情報に対応するラベル印字Rを印刷するように制御を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、被印字材に所望の文字を印刷して印字ラベルを作成する印字装置、無線タグ回路素子と無線通信を行う無線タグ情報通信装置及びこれらを有する無線タグラベル生成システムに関する。
従来、被印字材となるテープをロール状にカートリッジ(テープカセット)内に収納し、ロールよりテープを繰り出しつつ所望の文字を印刷して印字ラベルを作成するテープ印字装置(ラベル作成装置)が既に提唱されている(例えば、特許文献1)。
この従来技術においては、剥離紙を備えた基材テープ(両面粘着テープ)を巻回したロールと、この基材テープに貼り合わされる被印字テープ(フィルムテープ)を巻回したロールとを備え、これら2つのロールから上記基材テープ及び上記被印字テープをそれぞれ繰り出しつつ被印字テープに所定の印字を行い、印字後の被印字テープと上記基材テープとを貼り合わせて印字済みラベル用テープとし、この印字済みラベル用テープを切断手段で所定長さに切断して印字ラベルを作成するようになっている。
特開2004−155150号公報
近年、情報を記憶可能なIC回路部及びアンテナからなる無線タグ回路素子を備えた小型の無線タグとリーダ/ライタ(読み取り/書き込み装置)との間で非接触で情報の読み取り/書き込みを行うRFID(Radio Frequency Identification)システムが注目されている。無線タグが汚れている場合や見えない位置に配置されている場合であっても、リーダ/ライタ側よりタグに備えられた無線タグ回路素子にアクセス(情報の読み取り/書き込み)が可能であり、商品管理や検査工程等の様々な分野において既に実用化が進められている。
ここで、このような無線タグについて、IC回路部の内部に記憶された無線タグ情報とは別にその無線タグ情報に関連した情報を印字して使用するようにすれば、ユーザ側から上記関連情報を視認できて何かと便利である。そこで、上記従来技術にRFIDシステムを適用し、無線タグ回路素子に無線タグ情報を書き込むと共に当該無線タグ情報に関連した情報を印字することにより無線タグラベルを作成する、無線通信手段を有するテープ印字装置(すなわちタグラベル作成装置)が考えられる。
しかしながら、このような構成であるタグラベル作成装置を新たに採用した場合、従来使用していたテープ印字装置が不要となり、経済的にも非効率である。したがって、既存のテープ印字装置を活用しつつ、無線通信手段を付加して無線タグラベルを作成することが要望されていた。
本発明の目的は、既存の印字装置を活用しつつ無線タグラベルを生成することができる印字装置、無線タグ情報通信装置及び無線タグラベル生成システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、情報を記憶するIC回路部と情報の送受信を行うアンテナとを備えた無線タグ回路素子を有するタグ媒体又はこれに貼り合わされる被印字媒体に印字を行う印字装置であって、前記無線タグ回路素子の識別情報とこれに対応する印字情報との組合せに基づき、少なくとも前記識別情報を無線タグ情報通信装置へ出力する印字装置側情報出力手段と、前記タグ媒体又は前記被印字媒体に対し前記印字情報に対応した印字を行う印字手段とを有することを特徴とする。
本願第1発明の印字装置においては、無線タグ回路素子を備えたタグ媒体又は被印字媒体に対し、印字手段によって印字情報に対応した印字が行われ、印字ラベルが作成される。また、印字装置側情報出力手段により、印字情報と無線タグ回路素子の識別情報との組合せに基づき少なくとも識別情報が無線タグ情報通信装置へ出力される。これにより、上記作成された印字ラベルを操作者が無線タグ情報通信装置に供給することで、無線タグ情報通信装置が、当該識別情報を用いて無線タグ回路素子を特定して、印字ラベルに備えられた無線タグ回路素子のIC回路部に対し情報読み取り又は情報書き込みを行い、印字付きの無線タグラベルを完成させることが可能となる。
以上のようにして、印字装置から無線タグ情報通信装置へと情報を出力しつつ、それら印字装置と無線タグ情報通信装置とを併せて用い、無線タグラベルを生成することができる。この場合、既存の印字装置を活用しつつ、無線タグ情報通信装置を新たに追加するだけで無線タグラベルを生成できる。この結果、ラベル印字機能と無線通信機能との両方を備えた新たな無線タグラベル作成装置を用意するのに比べ、製造コストを低減することができる。
第2の発明は、上記第1発明において、前記識別情報とこれに対応する前記印字情報とを含む結合情報を生成する印字装置側情報生成手段を有し、前記印字装置側情報出力手段は、前記結合情報を前記無線タグ情報通信装置へ出力することを特徴とする。
印字装置側情報生成手段で生成した結合情報を無線タグ情報通信装置へ出力し、無線タグ情報通信装置は当該結合情報に含まれる識別情報を用いて無線タグ回路素子を特定してIC回路部に情報読み取り又は情報書き込みを行うことで、印字付きの無線タグラベルを完成させることができる。
第3の発明は、上記第1発明において、前記識別情報とこれに対応する前記印字情報とを含む結合情報を操作端末より入力する印字装置側情報入力手段を有し、前記印字手段は、前記印字装置側情報入力手段で入力した前記結合情報に含まれる前記印字情報に対応した印字を、前記タグ媒体又は前記被印字媒体に対して行い、前記印字装置側情報出力手段は、前記印字装置側情報入力手段で入力した前記結合情報又はこれに含まれる前記識別情報を前記無線タグ情報通信装置へ出力することを特徴とする。
操作端末で生成した結合情報を印字装置側情報入力手段で入力し、その結合情報に含まれる印字情報を用いて印字手段で印字を行い、印字装置側情報出力手段で結合情報又は識別情報を無線タグ情報通信装置へ出力し、無線タグ情報通信装置はそれらの情報を用いて無線タグ回路素子を特定してIC回路部に情報読み取り又は情報書き込みを行うことで、印字付きの無線タグラベルを完成させることができる。
第4の発明は、上記第2又は第3発明において、前記印字装置側情報出力手段は、前記識別情報を対応する前記印字情報と関連づけた形で格納可能なデータベースを備えた記憶装置に対して、前記結合情報を出力することを特徴とする。
これにより、記憶装置で、印字装置側情報出力手段からの結合情報を用いて、無線タグ回路素子の識別情報と印字情報とを関連づけた形で格納保持することができる。
上記目的を達成するために、第5の発明は、タグ媒体に設けられ情報を記憶するIC回路部と情報の送受信を行うアンテナとを備えた無線タグ回路素子と無線通信を行う通信手段を備えた無線タグ情報通信装置であって、前記無線タグ回路素子の識別情報とこれに対応する印字情報との組合せに基づき、少なくとも前記印字情報を印字装置へ出力する通信装置側情報出力手段と、前記通信手段を介し、前記無線タグ回路素子の前記IC回路部に対し情報読み取り又は情報書き込みを行う情報アクセス手段とを有することを特徴とする。
本願第5発明の無線タグ情報通信装置においては、通信手段を介し、情報アクセス手段によって無線タグ回路素子のIC回路部に対しアクセス(情報読み取り又は情報書き込み)が行われる。また、通信装置側情報出力手段により、印字情報と無線タグ回路素子の識別情報との組合せに基づき少なくとも印字情報が印字装置へ出力される。これにより、上記アクセスが終了した無線タグ回路素子を備えたタグ媒体を操作者が印字装置に供給することで、印字装置が、タグ媒体又はこれに貼り合わせる被印字媒体に当該印字情報に対応した印字を行い、印字付きの無線タグラベルを完成させることが可能となる。
以上のようにして、無線タグ情報通信装置から印字装置へと情報を出力しつつ、それら印字装置と無線タグ情報通信装置とを併せて用い、無線タグラベルを生成することができる。この場合、既存の印字装置を活用しつつ、無線タグ情報通信装置を新たに追加するだけで無線タグラベルを生成できる。この結果、ラベル印字機能と無線通信機能との両方を備えた新たな無線タグラベル作成装置を用意するのに比べ、製造コストを低減することができる。
第6の発明は、上記第5発明において、前記識別情報とこれに対応する前記印字情報とを含む結合情報を生成する通信装置側情報生成手段を有し、前記通信装置側情報出力手段は、前記結合情報を前記印字装置へ出力することを特徴とする。
通信装置側情報生成手段で生成した結合情報を印字装置へ出力し、印字装置は当該結合情報に含まれる印字情報を用いて対応する印字をタグ媒体又は被印字媒体に行うことで、印字付きの無線タグラベルを完成させることができる。
第7の発明は、上記第5発明において、前記識別情報とこれに対応する前記印字情報とを含む結合情報を操作端末より入力する通信装置側情報入力手段を有し、前記情報アクセス手段は、前記通信装置側情報入力手段で入力した前記結合情報に含まれる前記識別情報を用いて、前記IC回路部に対する前記情報読み取り又は前記情報書き込みを行い、前記通信装置側情報出力手段は、前記通信装置側情報入力手段で入力した前記結合情報又はこれに含まれる前記印字情報を前記印字装置へ出力することを特徴とする。
操作端末で生成した結合情報を通信装置側情報入力手段で入力し、その結合情報に含まれる識別情報を用いて無線タグ回路素子を特定して情報アクセス手段でIC回路部に対し情報読み取り又は情報書き込みを行い、通信装置側情報出力手段で結合情報又は印字情報を印字装置へ出力し、印字装置はそれらの情報に対応した印字をタグ媒体又は被印字媒体に対し行うことで、印字付きの無線タグラベルを完成させることができる。
第8の発明は、上記第6又は第7発明において、前記通信装置側情報出力手段は、前記識別情報を対応する前記印字情報と関連づけた形で格納可能なデータベースを備えた記憶装置に対して、前記結合情報を出力することを特徴とする。
これにより、記憶装置で、通信装置側情報出力手段からの結合情報を用いて、無線タグ回路素子の識別情報と印字情報とを関連づけた形で格納保持することができる。
上記目的を達成するために、第9の発明は、情報を記憶するIC回路部と情報の送受信を行うアンテナとを備えた無線タグ回路素子を有するタグ媒体又はこれに貼り合わされる被印字媒体に印字を行い印字ラベルを作成するための第1印字装置と、この第1印字装置で作成された前記印字ラベルの前記タグ媒体に備えられた前記無線タグ回路素子と無線通信を行う通信手段を備えた第1無線タグ情報通信装置と、前記無線タグ回路素子の識別情報を対応する前記印字情報と関連づけた形で格納可能なデータベースを備えた第1記憶装置とを有し、前記第1印字装置は、前記識別情報とこれに対応する印字情報とを含む第1結合情報を前記無線タグ情報通信装置へ出力する印字装置側情報出力手段と、前記タグ媒体又は前記被印字媒体に対し前記印字情報に対応した印字を行う印字手段とを備え、前記第1無線タグ情報通信装置は、前記印字装置側情報出力手段から出力された前記第1結合情報に基づき、当該第1結合情報に含まれる前記識別情報を用いて、前記通信手段を介し、前記無線タグ回路素子の前記IC回路部に対し情報読み取り又は情報書き込みを行う情報アクセス手段を備え、前記第1記憶装置は、前記印字装置側情報出力手段から出力された前記第1結合情報に基づき、前記識別情報を対応する前記印字情報と関連づけた形で前記データベースに格納することを特徴とする。
本願第9発明の無線タグラベル生成システムでは、第1印字装置において、無線タグ回路素子を備えたタグ媒体又は被印字媒体に対し、印字手段によって印字情報に対応した印字が行われ、印字ラベルが作成される。また、印字装置側情報出力手段により、印字情報と無線タグ回路素子の識別情報との組合せに基づき少なくとも識別情報が出力される。
上記作成された印字ラベルを操作者が第1無線タグ情報通信装置に供給すると、第1無線タグ情報通信装置において、印字装置側情報出力手段より入力された第1結合情報に含まれる識別情報を用いて無線タグ回路素子を特定し、情報アクセス手段により、印字ラベルに備えられた無線タグ回路素子のIC回路部に対し情報読み取り又は情報書き込みを行い、印字付きの無線タグラベルを完成させることができる。また第1記憶装置で、印字装置側情報出力手段からの第1結合情報を用いて、無線タグ回路素子の識別情報と印字情報とを関連づけた形で格納保持することができる。
以上のようにして、第1印字装置から第1無線タグ情報通信装置へと情報を出力しつつ、それら第1印字装置と第1無線タグ情報通信装置とを併せて用い、無線タグラベルを生成することができる。この場合、既存の印字装置を活用しつつ、無線タグ情報通信装置を新たに追加するだけで無線タグラベルを生成できる。この結果、ラベル印字機能と無線通信機能との両方を備えた新たな無線タグラベル作成装置を用意するのに比べ、製造コストを低減することができる。
第10の発明は、第9発明において、前記第1結合情報を生成する第1操作端末を有し、前記第1印字装置は、前記第1操作端末より前記第1結合情報を入力する印字装置側情報入力手段を備えることを特徴とする。
第1操作端末で生成した第1結合情報を第1印字装置の印字装置側情報入力手段で入力し、その第1結合情報に含まれる印字情報を用いて印字手段で印字を行い、印字装置側情報出力手段で第1結合情報を第1無線タグ情報通信装置へ出力し、第1無線タグ情報通信装置はその第1結合情報に含まれる識別情報を用いて無線タグ回路素子を特定してIC回路部に情報読み取り又は情報書き込みを行うことで、印字付きの無線タグラベルを完成させることができる。
第11の発明は、第9又は第10発明において、前記第1無線タグ情報通信装置は、前記印字装置側情報出力手段から出力された前記第1結合情報に基づき、前記識別情報と前記印字情報との複数の第1相関を表示可能な通信装置側表示手段と、この通信装置側表示手段に表示された複数の前記第1相関より、前記情報アクセス手段により前記情報読み取り又は前記情報書き込みを行う無線タグ回路素子に対応するものを選択操作するための通信装置側操作手段とを備えることを特徴とする。
これにより、第1印字装置で作成が終了した複数の印字ラベルに関し、無線タグ回路素子の識別情報と印字情報との第1相関が通信装置側表示手段で複数個表示されている状態で、通信装置側操作手段で操作者が選択操作し、当該選択に係る印字ラベルを第1無線タグ情報通信装置へ供給すると、その印字ラベルに備えられた無線タグ回路素子に対し情報読み取り又は情報書き込みを行って無線タグラベルを生成することができる。
第12の発明は、上記第10又は第11発明において、前記記憶装置は、前記印字装置側情報出力手段から入力した前記第1結合情報と、前記情報アクセス手段から入力した前記情報読み取り又は前記情報書き込みの完了報告信号とに基づき、情報アクセスの成否を判定する第1判定手段を備えることを特徴とする。
これにより、情報アクセス手段による情報読み取り又は情報書き込みが正しく行われたかどうかを識別することができる。
上記目的を達成するために、第13の発明は、情報を記憶するIC回路部と情報の送受信を行うアンテナとを備えた無線タグ回路素子と無線通信を行う通信手段を備えた第2無線タグ情報通信装置と、この第2無線タグ情報通信装置で前記無線通信が行われた前記無線タグ回路素子を備えたタグ媒体又はこれに貼り合わされる被印字媒体に印字を行うための第2印字装置と、前記無線タグ回路素子の識別情報を対応する前記印字情報と関連づけた形で格納可能なデータベースを備えた第2記憶装置とを有し、前記第2無線タグ情報通信装置は、前記識別情報とこれに対応する印字情報とを含む第2結合情報を前記印字装置へ出力する通信装置側情報出力手段と、前記通信手段を介し、前記無線タグ回路素子の前記IC回路部に対し情報読み取り又は情報書き込みを行う情報アクセス手段とを備え、前記第2印字装置は、前記通信装置側情報出力手段から出力された前記第2結合情報に基づき、当該第2結合情報に含まれる前記印字情報に対応した印字を、前記タグ媒体又は前記被印字媒体に対して行う印字手段を備え、前記第2記憶装置は、前記通信装置側情報出力手段から出力された前記第2結合情報に基づき、前記識別情報を対応する前記印字情報と関連づけた形で前記データベースに格納することを特徴とする。
本願第13発明の無線タグラベル生成システムでは、第2無線タグ情報通信装置において、通信手段を介し、情報アクセス手段によって無線タグ回路素子のIC回路部に対しアクセス(情報読み取り又は情報書き込み)が行われる。また、通信装置側情報出力手段により、印字情報と無線タグ回路素子の識別情報との組合せに基づき少なくとも印字情報が出力される。
上記情報読み取り又は情報書き込みが終了した無線タグ回路素子を備えたタグ媒体を操作者が第2印字装置に供給すると、第2印字装置において、印字手段で、通信装置側情報出力手段より入力された第2結合情報に含まれる印字情報に対応した印字をタグ媒体又はこれに貼り合わせる被印字媒体に対して行い、印字付きの無線タグラベルを完成させることができる。また第2記憶装置で、通信装置側情報出力手段からの第2結合情報を用いて、無線タグ回路素子の識別情報と印字情報とを関連づけた形で格納保持することができる。
以上のようにして、第2無線タグ情報通信装置から第2印字装置へと情報を出力しつつ、それら第2印字装置と第2無線タグ情報通信装置とを併せて用い、無線タグラベルを生成することができる。この場合、既存の印字装置を活用しつつ、無線タグ情報通信装置を新たに追加するだけで無線タグラベルを生成できる。この結果、ラベル印字機能と無線通信機能との両方を備えた新たな無線タグラベル作成装置を用意するのに比べ、製造コストを低減することができる。
第14の発明は、上記第13発明において、前記第2結合情報を生成する第2操作端末を有し、前記第2無線タグ情報通信装置は、前記第2操作端末より前記第2結合情報を入力する通信装置側情報入力手段を備えることを特徴とする。
第2操作端末で生成した第2結合情報を第2無線タグ情報通信装置の通信装置側情報入力手段で入力し、その第2結合情報に含まれる識別情報を用いて無線タグ回路素子を特定してIC回路部に情報読み取り又は情報書き込みを行い、通信装置側情報出力手段で第2結合情報を第2印字装置へ出力し、第2印字装置はその第2結合情報に含まれる印字情報を用いて印字手段で印字を行うことで、印字付きの無線タグラベルを完成させることができる。
第15の発明は、上記第13又は第14発明において、前記第2印字装置は、前記通信装置側情報出力手段から出力された前記第2結合情報に基づき、前記識別情報と前記印字情報との複数の第2相関を表示可能な印字装置側表示手段と、この印字装置側表示手段に表示された複数の前記第2相関より、前記印字手段により印字を行う印字情報に対応するものを選択操作するための印字装置側操作手段とを備えることを特徴とする。
これにより、第2無線タグ情報通信装置で無線タグ回路素子のIC回路部に対する情報読み取り又は情報書き込みが終了した複数のラベル媒体に関し、無線タグ回路素子の識別情報と印字情報との第2相関が印字装置側表示手段で複数個表示されている状態で、印字装置側操作手段で操作者が選択操作し、当該選択に係る印字ラベルを第2印字装置へ供給すると、そのラベルに備えられたタグ媒体又は被印字媒体に対し印字を行って無線タグラベルを生成することができる。
第16の発明は、上記第14又は第15発明において、前記記憶装置は、前記通信装置側情報出力手段から入力した前記第2結合情報と、前記情報アクセス手段から入力した前記情報読み取り又は前記情報書き込みの完了報告信号とに基づき、情報アクセスの成否を判定する第2判定手段を備えることを特徴とする。
これにより、情報アクセス手段による情報読み取り又は情報書き込みが正しく行われたかどうかを識別することができる。
本発明によれば、既存の印字装置を活用しつつ無線タグラベルを生成することができ、かつ安いコストで無線タグラベル作成システムを構築することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
本発明の第1の実施形態を図1〜図13により説明する。
図1は、本実施形態の印字装置及び無線タグ情報通信装置を備えた無線タグラベル生成システムを表すシステム構成図である。
図1に示すこの無線タグラベル生成システム1において、印字装置2及び無線タグ情報通信装置3は、有線あるいは無線による通信回線4を介して端末5、汎用コンピュータ6及び情報サーバ7に接続されている。
図2は、上記印字装置2の全体構造を概念的に表す概念的構成図である。図2において、印字装置2の装置本体8には、印字ラベルSを生成するための印字ラベル用カートリッジ100が着脱可能に取り付けられている。
印字ラベル用カートリッジ100は、帯状のラベル基材テープ101(タグ媒体)が巻回された第1ロール102と、上記ラベル基材テープ101と略同じ幅である透明な印字用カバーフィルム103(被印字媒体)が巻回された第2ロール104と、インクリボン105を繰り出すリボン供給側ロール111と、印字後のリボン105を巻取るリボン巻取りローラ106と、ラベル基材テープ101とカバーフィルム103とを押圧し接着させ印字済ラベルテープ110としつつ矢印で示す方向にテープ送りをし、印字ラベル用カートリッジ100から繰り出すテープ送りローラ107とを有している。上記ラベル基材テープ101には、複数の無線タグ回路素子To(図3参照)がテープ長手方向に等間隔で順次形成されている。
また装置本体8は、上記カバーフィルム103に所定の印字(印刷)を行う印字手段としての印字ヘッド(サーマルヘッド)10と、この印字ヘッド10への通電を制御する印刷駆動回路25と、上記リボン巻取りローラ106を駆動するリボン巻取りローラ駆動軸11と、上記テープ送りローラ107を駆動するテープ送りローラ駆動軸12と、このテープ送りローラ駆動軸12及び上記リボン巻取りローラ駆動軸11を駆動する例えばパルスモータである印字ラベルカートリッジ用モータ23と、この印字カートリッジ用モータ23の駆動を制御する印字ラベルカートリッジ駆動回路24と、印字済ラベルテープ110を所定のタイミングで所定の長さに切断し印字ラベルSを生成するカッタ15と、このカッタ15を駆動して切断動作を行わせるカッタ用ソレノイド26と、このソレノイド26を制御するソレノイド駆動回路27とを有している。
上記の印字ラベルカートリッジ駆動回路24、印刷駆動回路25、ソレノイド駆動回路27は、制御回路30によって制御される。この制御回路30は、いわゆるマイクロコンピュータであり、詳細な図示を省略するが、中央演算処理装置であるCPU、ROM、及びRAM等から構成され、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行うようになっている。またこの制御回路30は、入出力インターフェイス31を介し例えば通信回線4に接続され、この通信回線4に接続された前述の端末5、汎用コンピュータ6及び情報サーバ7等との間で情報のやりとりが可能となっている。
上記構成において、上記カートリッジ用モータ23の駆動力によってリボン巻取りローラ106及びテープ送りローラ107が矢印で示す方向にそれぞれ同期して回転駆動される。このとき、上記テープ送りローラ駆動軸12とサブローラ109及びプラテンローラ108とはギヤ(図示せず)にて連結されており、テープ送りローラ駆動軸12の駆動に伴いテープ送りローラ107、サブローラ109、及びプラテンローラ108が回転する。この結果、第1ロール102から4層構造(後述)のラベル基材テープ101が繰り出されテープ送りローラ107へ供給されるとともに、第2ロール104よりカバーフィルム103が繰り出される。
この繰り出されたカバーフィルム103は、その裏面側(すなわち上記ラベル基材テープ101と接着される側)に配置された上記リボン供給側ロール111及びリボン巻取りローラ106で駆動されるリボン105とともに印字ヘッド10とプラテンローラ108との間に狭持され、上記印字ヘッド10に押圧されることで当該カバーフィルム103の裏面に当接させられる。このとき、上記印刷駆動回路25により印字ヘッド10の複数の発熱素子が通電され、カバーフィルム103の裏面の所定の領域(被印字面)に所定の文字、記号、バーコード、ストライプ等の印字R(後述の図4等参照)が印刷される(詳細は後述)。カバーフィルム103への印字が終了したインクリボン105は、リボン巻取りローラ駆動軸11の駆動によりリボン巻取りローラ106に巻取られる。
印字後のカバーフィルム103は、上記ラベル基材テープ101とともにテープ送りローラ107及びサブローラ109との間に狭持され、この結果互いに接着されて一体化され、印字済ラベルテープ110として形成される。そして、その印字済ラベルテープ110がカッタ15によって所定の長さに切断されることで、無線タグ回路素子Toを含む印字ラベルS(詳細は後述)が生成され、その印字ラベルSが搬出口8B(図1参照)から搬出される。
図3は、上記印字ラベルSの側断面構造を表す縦断面図であり、図2中のIII部の部分拡大図に相当する図である。
図3において、印字ラベルSは、前述したようにカバーフィルム103の裏面にこの例では4層構造の上記ラベル基材テープ101が接着された構造となっている。ラベル基材テープ101の部分は、カバーフィルム103側(図3中上側)よりその反対側へ向かって、粘着層101a、PET(ポリエチレンテレフタラート)等から成る色付きのベースフィルム101b、貼り付け対象に貼り付けるための粘着材を備えた粘着層101c、この粘着層101cの貼り付け側を覆う剥離紙101dの順序で積層され構成されている。なお、この剥離紙101dは、最終的に貼り付け対象に貼り付けられる際に、これを剥がすことで粘着層101cにより接着できるようにしたものである。
粘着層101cには、情報を記憶するIC回路部151とこのIC回路部151に接続され情報の送受信を行うアンテナ(アンテナ部)152が形成されており、これらIC回路部151及びアンテナ152によって無線タグ回路素子Toが構成されている。
図4は、上記印字ラベルSの上面図である。図4において、印字ラベルSのカバーフィルム103の裏面(被印字面)には、前述したように、所定の文字、記号、バーコード、ストライプ等の印字Rが印刷されている。この印字Rは、ユーザの便宜のために設けられる印字であり、貼り付ける対象物品に関する情報や、対応する無線タグ回路素子Toの内容にある程度対応する情報等を表すものである。
図5は、印字装置2の制御回路30によって実行される印字制御手順を表すフローチャートである。
この図5において、端末5又は汎用コンピュータ6の指示入力により印字装置2が作動されると、このフローが開始される。
まず、ステップS5において、上記端末5又は汎用コンピュータ6により入力操作された識別情報、印字情報、付加情報が通信回線4を介して入力されたかどうかが判断され、この判定が満たされると、ステップS10に移る。ここで、識別情報は、無線タグ回路素子Toに固有のタグID(アクセス(読み取り又は書き込み)ID)である。印字情報は、無線タグ回路素子Toに対応して印刷されるべき上記の印字R(文字、記号、バーコード、ストライプ等)である。付加情報は、無線タグ回路素子Toに係る他の情報(例えば管理者や日付等の情報)である。
ステップS10では、上記の識別情報、印字情報、付加情報とヘッダとで構成された結合情報であるパケット情報(後述の図6参照)を生成する。続いて、ステップS15において、生成されたパケット情報を、通信回線4を介して無線タグ情報通信装置3及び情報サーバ7にそれぞれ出力する。
続いて、ステップS20において、印字ラベルカートリッジ駆動回路24に制御信号を出力し、印字ラベルカートリッジ用モータ23の駆動力をリボン巻取りローラ106及びテープ送りローラ107に伝達し回転駆動させる。これにより、第1ロール102から4層構造のラベル基材テープ101が繰り出されてテープ送りローラ107へ供給され、第2ロール104からはカバーフィルム103が繰り出される。
またこのとき、印刷駆動回路25に制御信号を出力し、印字ヘッド10を通電して、カバーフィルム103の所定領域に、ステップS5で読み込んだ印字情報に基づくラベル印字Rを印刷させる。
その後ステップS25でラベル印字Rの印刷が完了したかどうかを適宜の手法で確認(印刷駆動回路25や印字ヘッド10よりフィードバック信号を入力してもよいし、公知のセンサで検出してもよい)した後、ステップS30に移る。
ステップS30では、印字済ラベルテープ110(又はラベル基材テープ101、もしくはカバーフィルム103)の搬送量の検出信号を入力し、印字済ラベルテープ110がカッタ15でカットすべき位置まで搬送されたかどうかを判断する。このときの搬送距離検出は、例えば、カバーフィルム103又はラベル基材テープ101の適宜の位置に搬送距離検出用に別途設けたマーキング(図示せず)を何らかの公知のセンサ(図示せず)で検出することにより行えば足りる。
判定が満たされたらステップS35に移り、印字ラベルカートリッジ駆動回路24に制御信号を出力し、印字ラベルカートリッジ用モータ23の駆動を停止して、テープ送りローラ107及びリボン巻取りローラ106の回転を停止する。これにより、第1ロール102からのラベル基材テープ101の繰り出し・搬送、第2ロール104からのカバーフィルム103の繰り出し・搬送、及びリボン供給側ロール111からのインクリボン105の繰り出しが停止する。
その後、ステップS40において、ソレノイド駆動回路27に制御信号を出力し、カッタ用ソレノイド26を駆動しカッタ15によって印字済ラベルテープ110の切断を行う。このカッタ15の切断によって、ラベル印字Rが含まれた印字ラベルSが生成される。
その後、ステップS45に移り、例えば適宜の駆動回路を介し、装置本体8の搬出口8B(図1参照)側に位置する送出ローラ(図示せず)を回転させる。これにより、上記ステップS40で生成された印字ラベルSが搬出口8Bから装置2外へと搬出される。
なお、ステップS10において生成されたパケット情報を無線タグ情報通信装置3及び情報サーバ7に出力するタイミングとしては、特に上記のようなステップS10とステップS20との間には限られず、例えば印字ラベルSが装置本体8から搬出された直後よりも前であれば良い。
以上において、ステップS5,S10は、識別情報とこれに対応する印字情報とを含む結合情報を生成する印字装置側情報生成手段を構成する。またステップS15は、無線タグ回路素子の識別情報とこれに対応する印字情報との組合せに基づき、少なくとも識別情報を無線タグ情報通信装置へ出力する印字装置側情報出力手段を構成する。
ここでは、印字装置2の制御回路30において識別情報、印字情報、付加情報を含むパケット情報を生成するものとしたが、特にこれに限られず、端末5においてパケット情報を生成し、そのパケット情報を制御回路30に送るようにしても良い。
図6は、印字装置2の制御回路30の処理により生成されるパケット情報の構成を概念的に表す図である。この図6に示すように、パケット情報は、識別情報(ID情報)、印字情報、付加情報、及び各情報に対応するヘッダとで構成されている。
図7は、上記無線タグ情報通信装置3の全体構造を概念的に表す概念的構成図である。図7において、無線タグ情報通信装置3の装置本体9には、上記の印字装置2により生成された印字ラベルSが搬入口9A(図1参照)から搬入されるようになっている。
装置本体9は、搬入口9Aから搬入された印字ラベルSを矢印で示す方向に搬送するラベル送りローラ117と、このラベル送りローラ117を駆動するラベル送りローラ駆動軸118と、このラベル送りローラ駆動軸118を駆動する例えばパルスモータであるラベル送りローラ用モータ119と、このラベル送りローラ用モータ119の駆動を制御するラベル送りローラ駆動回路120と、印字ラベルSに備えられる無線タグ回路素子To(詳細は後述)との間でUHF帯等の高周波を用いて無線通信により信号の授受を行うアンテナ14(通信手段)と、このアンテナ14を介し上記無線タグ回路素子Toへアクセスする(読み取り又は書き込みを行う)ことで、印字付きの無線タグラベルTを完成させるための高周波回路21と、無線タグ回路素子Toから読み出された信号を処理するための信号処理回路22と、印字付きの無線タグラベルTを搬出口9B(図1参照)へと案内するための搬送ガイド13とを有している。
さらに装置本体8は、上記の高周波回路21、信号処理回路22、ラベル送りローラ駆動回路120等を介し、無線タグ情報通信装置3全体の動作を制御する制御回路130と、この制御回路130と接続され表示機能及び操作入力機能をもったタッチパネル140とを有している。制御回路130は、上記の制御回路30と同様に、いわゆるマイクロコンピュータである。また制御回路130は、入出力インターフェイス131を介し例えば通信回線4に接続され、この通信回線4に接続された前述の端末5、汎用コンピュータ6、及び情報サーバ7等との間で情報のやりとりが可能である。タッチパネル140には、無線タグ回路素子Toに対しアクセスを行うべき印字ラベルSに対応する印字情報が表示される(必要に応じその他の情報を表示してもよい)。
図8は、上記高周波回路21の詳細機能を表す機能ブロック図である。この図8において、高周波回路21は、アンテナ14を介し無線タグ回路素子Toに対して信号を送信する送信部32と、アンテナ14により受信された無線タグ回路素子Toからの反射波を入力する受信部33と、送受分離器34とから構成される。
送信部32は、制御回路130からの制御信号(搬送波発生指令信号)に応じ、無線タグ回路素子ToのIC回路部151の無線タグ情報にアクセスする(読み取り又は書き込み)ための搬送波を発生させる水晶振動子35、PLL(Phase Locked Loop)36、及びVCO(Voltage Controlled Oscillator)37と、上記信号処理回路22から供給される信号に基づいて上記発生させられた搬送波を変調(この例では信号処理回路22からの「TX_ASK」信号に基づく振幅変調)する送信乗算回路38(但し振幅変調の場合は増幅率可変アンプ等を用いてもよい)と、その送信乗算回路38により変調された変調波(無線タグ情報)を、制御回路130からの「TX_PWR」信号によって増幅率を決定し増幅する可変送信アンプ39とを備えている。そして、上記発生される搬送波は、好適にはUHF帯の周波数を用いており、上記送信アンプ39の出力は、送受分離器34を介してアンテナ14に伝達されて無線タグ回路素子ToのIC回路部151に供給される。なお、無線タグ情報は上記のように変調した信号に限られず、単なる搬送波のみの場合もある。
受信部33は、アンテナ14により受信された無線タグ回路素子Toからの反射波と上記発生させられた搬送波とを掛け合わせる受信第1乗算回路40と、その受信第1乗算回路40の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すための第1バンドパスフィルタ41と、この第1バンドパスフィルタ41の出力を増幅する受信第1アンプ43と、この受信第1アンプ43の出力をさらに増幅してデジタル信号に変換する第1リミッタ42と、上記アンテナ14により受信された無線タグ回路素子Toからの反射波と上記発生された後に移相器49により位相が90°遅れた搬送波とを掛け合わせる受信第2乗算回路44と、その受信第2乗算回路44の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すための第2バンドパスフィルタ45と、この第2バンドパスフィルタ45の出力を増幅する受信第2アンプ47と、この受信第2アンプ47の出力をさらに増幅してデジタル信号に変換する第2リミッタ46とを備えている。そして、上記第1リミッタ42から出力される信号「RXS−I」及び第2リミッタ46から出力される信号「RXS−Q」は、上記信号処理回路22に入力されて処理される。
また、受信第1アンプ43及び受信第2アンプ47の出力は、RSSI(Received Signal Strength Indicator)回路48にも入力され、それらの信号の強度を示す信号「RSSI」が信号処理回路22に入力されるようになっている。このようにして、本実施形態の無線タグ情報通信装置3では、I−Q直交復調によって無線タグ回路素子Toからの反射波の復調が行われる。
図9は、上記無線タグ回路素子Toの機能的構成を表す機能ブロック図である。この図9において、無線タグ回路素子Toは、無線タグ情報通信装置3側のアンテナ14とUHF帯等の高周波を用いて非接触で信号の送受信を行う上記アンテナ152と、このアンテナ152に接続された上記IC回路部151とを有している。
IC回路部151は、アンテナ152により受信された搬送波を整流する整流部153と、この整流部153により整流された搬送波のエネルギを蓄積しIC回路部151の駆動電源とするための電源部154と、上記アンテナ152により受信された搬送波からクロック信号を抽出して制御部155に供給するクロック抽出部156と、所定の情報信号を記憶し得るメモリ部157と、上記アンテナ152に接続された変復調部158と、上記整流部153、クロック抽出部156、及び変復調部158等を介して上記無線タグ回路素子Toの作動を制御するための上記制御部155とを備えている。
変復調部158は、アンテナ152により受信された上記無線タグ情報通信装置3のアンテナ14からの通信信号の復調を行うと共に、上記制御部155からの応答信号に基づき、アンテナ152より受信された搬送波を変調反射する。
制御部155は、上記変復調部158により復調された受信信号を解釈し、上記メモリ部157において記憶された情報信号に基づいて返信信号を生成し、上記変復調部158により返信する制御等の基本的な制御を実行する。
上述した構成により、無線タグ情報通信装置3は、印字装置2で作成された印字ラベルSに備えられる無線タグ回路素子ToのIC回路部151へ上記タグID(及び必要に応じてこれと対応する付加情報の一部又は全部)の書き込みを行うことで、印字付きの無線タグラベルTを作成することができる(IC回路部151への情報の書き込み処理のついては後に詳述する)。
図10は、無線タグ情報通信装置3の制御回路130によって実行される制御のうち、上記印字付きの無線タグラベルTの作成手順を表すフローチャートである。
この図10において、端末5又は汎用コンピュータ6の指示入力により無線タグ情報通信装置3が作動されると、このフローが開始される。
まず、ステップS105において、上記端末5又は汎用コンピュータ6により入力操作された、通信不良等が疑われるときのリトライ(再試行)の回数をカウントする変数N、通信良好か不良かを表すフラグF、無線タグ回路素子Toからの応答がない場合にリトライ(再試行)を行う回数をカウントする変数Mを0に初期化する。
そして、ステップS110において、上記印字装置2から送信されたパケット情報が通信回線4を介して入力されたかどうかが判断され、この判定が満たされると、ステップS115に移る。ステップS115では、入力したパケット情報の中から、アンテナ14を介し無線タグ回路素子Toに書き込むべき無線タグ情報である識別情報(タグID情報)を取得する。
そして、ステップS120において、ラベル送りローラ駆動回路120に制御信号を出力し、ラベル送りローラ用モータ119の駆動力をラベル送りローラ117に伝達し、回転駆動させる。これにより、装置本体9の搬入口9Aから挿入された印字ラベルSの搬送が開始される。
そして、印字ラベルSが書き込み位置(印字ラベルSの無線タグ回路素子Toがアンテナ14と略対峙する位置)に到達したら、ステップS125において、ラベル送りローラ駆動回路120に制御信号を出力し、ラベル送りローラ用モータ119の駆動を停止して、ラベル送りローラ117の回転を停止する。これにより、無線タグラベルTの搬送が停止する。
次のステップS130において、無線タグ回路素子Toへの情報書き込みを行い、印字付きの無線タグラベルTを生成する(詳細は後述の図11参照)。
そして、ステップS135において、フラグF=0であるかどうか(言いかえれば無線タグ情報書き込みが正常に終了したかどうか)を判定する。
書き込み処理が正常に完了していればF=0のままである(後述の図11に示すフローのステップS285参照)ので、この判定が満たされ、ステップS140に移る。なお、何らかの理由で書き込み処理が正常に完了していない場合はF=1とされている(後述の図11に示すフローのステップS285参照)ので、ステップS135の判定が満たされず、ステップS190に移る。
ステップS140では、書き込み成功信号を入出力インターフェイス131及び通信回線4を介し情報サーバ7へ出力する。そして、ステップS145において、無線タグ回路素子Toに対して書き込むべき又は書き込んだ情報(書き込み情報)を入出力インターフェイス131及び通信回線4を介し情報サーバ7へ出力する。
その後、ステップS150において、例えば適宜の駆動回路を介し、装置本体9の搬出口9B(図1参照)側に位置する送出ローラ(図示せず)を回転させる。これにより、生成された無線タグラベルTが搬送ガイド13に沿って導かれた後搬出口9Bから無線タグ情報通信装置3外へと搬出され、このフローを終了する。
一方、ステップS190では、書き込み失敗(エラー)信号を入出力インターフェイス131及び通信回線4を介し情報サーバ7へ出力し、このフローを終了する。
図11は、上述したステップS125の詳細手順を表すフローチャートである。
まずステップS220において、メモリ部157のデータを消去する「Erase」コマンドを信号処理回路22に出力する。これに基づき信号処理回路22でアクセス情報としての「Erase」信号が生成されて高周波回路21を介してアクセス対象(この例では書き込み対象)の無線タグ回路素子Toに送信され、そのメモリ部157を初期化する。
次に、ステップS230において、先に行った処理(ここではステップS220のEraseコマンド)が成功したか否かを確認する「Verify」コマンドを信号処理回路22に出力する。これに基づき信号処理回路22でアクセス情報としての「Verify」信号が生成されて高周波回路21を介して情報書き込み対象の無線タグ回路素子Toに送信され、返信を促す。その後ステップS240において、上記「Verify」信号に対応して書き込み対象の無線タグ回路素子Toから送信されたリプライ信号をアンテナ14を介して受信し、高周波回路21及び信号処理回路22を介し取り込む。
次に、ステップS250において、リプライ信号に基づき、当該無線タグ回路素子Toのメモリ部157内の情報を確認し、メモリ部157が正常に初期化されたか否かを判定する。
判定が満たされない場合はステップS260に移ってMに1を加え、さらにステップS270においてM=5かどうかが判定される。M≦4の場合は判定が満たされずステップS220に戻り同様の手順を繰り返す。M=5の場合はステップS285に移り、フラグF=1にしてこのルーチンを終了する。このようにして初期化が不調でも5回までは再試行が行われる。
ステップS250の判定が満たされた場合、ステップS290に移り、所望のデータをメモリ部157に書き込む「Program」コマンドを信号処理回路22に出力する。これに基づき信号処理回路22で本来書き込みたい所定の情報であるアクセス情報としての「Program」信号が生成されて高周波回路21を介して情報書き込み対象の無線タグ回路素子Toに送信され、そのメモリ部157に上記所定の情報が書き込まれる。
その後、ステップS300において、「Verify」コマンドを信号処理回路22に出力する。これに基づき信号処理回路22でアクセス情報としての「Verify」信号が生成されて高周波回路21を介して情報書き込み対象の無線タグ回路素子Toに送信され、返信を促す。その後ステップS310において、上記「Verify」信号に対応して書き込み対象の無線タグ回路素子Toから送信されたリプライ信号をアンテナ14を介して受信し、高周波回路21及び信号処理回路22を介し取り込む。
次に、ステップS320において、リプライ信号に基づき、当該無線タグ回路素子Toのメモリ部157内に記憶された情報を確認し、前述の送信した所定の情報がメモリ部157に正常に記憶されたか否かを判定する。
判定が満たされない場合はステップS330に移ってNに1を加え、さらにステップS340においてN=5かどうかが判定される。N≦4の場合は判定が満たされずステップS290に戻り同様の手順を繰り返す。N=5の場合は前述したステップS285に移り、同様にF=1として、このルーチンを終了する。このようにして情報書き込みが不調でも5回までは再試行が行われる。
ステップS320の判定が満たされた場合、ステップS350に移り、「Lock」コマンドを信号処理回路22に出力する。これに基づき信号処理回路22で「Lock」信号が生成されて高周波回路21を介して情報書き込み対象の無線タグ回路素子Toに送信され、当該無線タグ回路素子Toへの新たな情報の書き込みが禁止し、このルーチンを終了する。
以上のルーチンにより、書き込み対象の無線タグ回路素子ToのIC回路部151に対し、所望の情報(無線タグ情報)を書き込むことができる。
以上において、図10に示すステップS110〜125は、印字装置側情報出力手段から出力された結合情報に基づき、当該結合情報に含まれる識別情報を用いて、通信手段を介し、無線タグ回路素子のIC回路部に対し情報読み取り又は情報書き込みを行う情報アクセス手段を構成する。
情報サーバ7は、上記の無線タグ回路素子Toに固有の識別情報を対応する印字情報と関連づけた形で(ここでは識別情報と物品情報との相関として)格納可能なデータベースを備えた記憶装置70(後述の図13参照)を有している。記憶装置70は、上述したように印字装置2から送られたパケット情報をデータベースに格納する機能だけでなく、無線タグ情報通信装置3による無線タグ回路素子Toへの識別情報の書き込みの成否を判定する機能を有している。
図12は、記憶装置70(の図示しない制御回路)によって実行される情報書き込みの成否判定手順を表すフローチャートである。
図12において、まずステップS205で、上記印字装置2から送信されたパケット情報が通信回線4を介して入力されたかどうかが判断され、この判定が満たされると、ステップS210に移り、パケット情報の中から識別情報を取得する。
その後、ステップS215において、上記無線タグ情報通信装置3から送信された書き込み完了信号(書き込み成功信号又は書き込み失敗信号)が通信回線4を介して入力されたかどうかが判断され、この判定が満たされると、ステップS220に移る。ステップS220では、書き込み完了信号が書き込み成功信号及び書き込み失敗信号のどちらであるかが判断され、書き込み成功信号が入力されたときはステップS225に移り、書き込み失敗信号が入力されたときはステップS250に移る。
ステップS225では、上記無線タグ情報通信装置3から送信された書き込み情報(書き込むべき情報又は実際に書き込んだ情報)を通信回線4を介して取得し、ステップS230に移る。ステップS230では、その書き込み情報とステップS210で取得された識別情報とを照合し、これらの情報が一致するかどうかが判断され、この判定が満たされるとステップS235に移り、この判定が満たされないときはステップS250に移る。
ステップS235では、書き込み成功表示信号を通信回線4を介し上記端末5及び汎用コンピュータ6へ出力し、対応する書き込み成功表示を行わせる。一方、ステップS250では、書き込み失敗(エラー)表示信号を通信回線4を介し上記端末5及び汎用コンピュータ6へ出力し、対応する書き込み失敗表示を行わせる。
これにより、無線タグ情報通信装置3による無線タグ情報の書き込みが正しく行われたかどうかを端末5又は汎用コンピュータ6の表示により知ることができる。
次に、以上のように構成した本実施形態の動作について、図13により説明する。
本実施形態の無線タグラベル生成システム1においては、まず操作者が、無線タグ回路素子Toに固有の識別情報(タグID)とこれに対応する印字情報(印字文字等)と付加情報とを端末5により操作入力する。すると、これらの識別情報、印字情報及び付加情報が印字装置2に送られ、印字装置2によりパケット情報(図6参照)が生成される。そして、そのパケット情報が、印字装置2から無線タグ情報通信装置3及び情報サーバ7にそれぞれ送られる。
このとき、印字装置2では、印字ヘッド10によって印字情報に対応した印字がカバーフィルム103に対して行われ、更に印字後のカバーフィルム103とラベル基材テープ101とが一体化されてなる印字済ラベルテープ110をカッタ15で切断することで、無線タグ回路素子Toを含む印字ラベルSが生成されて搬出される。
また、無線タグ情報通信装置3のタッチパネル140には、印字装置2により生成された印字ラベルSに対応する印字情報が表示される。操作者は、タッチパネル140の表示を見て、タッチパネル140に表示されている印字情報に対応する印字ラベルSを無線タグ情報通信装置3の搬入口9Aから差し込んで無線タグ情報通信装置3内に供給する。すると、印字ラベルSに備えられた無線タグ回路素子Toに識別情報に対応するデータが書き込まれ、印字付きの無線タグラベルTが完成されることになる。なお、タッチパネル140に印字情報が複数表示されている場合には、操作者は、タッチパネル140により何れか1つの印字情報を選択操作した後、その選択された印字情報に対応する印字ラベルSを無線タグ情報通信装置3に供給する。
以上のように本実施形態にあっては、印字装置2から無線タグ情報通信装置3へとパケット情報を出力しつつ、それら印字装置2と無線タグ情報通信装置3とを併せて用い、印字付きの無線タグラベルTを生成することができる。この場合には、既存の印字装置2を活用しつつ、無線タグ情報通信装置3を新たに追加するだけで印字付きの無線タグラベルTを生成できる。この結果、ラベル印字機能と無線通信機能との両方を備えた新たなタグラベル作成装置を用意するのに比べ、製造コストを低減することができる。
なお、上記実施形態では、パケット情報を形成する識別情報及び印字情報等を端末5により操作入力するようにしたが、特にこれに限られず、例えば印字装置2自体にキーボード等の操作手段を設け、この操作手段により識別情報及び印字情報等を操作入力しても良い。
また、上記実施形態では、印字装置2において識別情報、印字情報、付加情報を含むパケット情報を生成するものとしたが、特にこれに限られず、端末5においてパケット情報を生成し、そのパケット情報を印字装置2に送信するようにしても良い。このとき、端末5で生成されたパケット情報を端末5から無線タグ情報通信装置3及び情報サーバ7に直接送信しても良い。
また、上記実施形態では、パケット情報に含まれる識別情報、印字情報及び付加情報の全てを無線タグ情報通信装置3に送るようにしたが、特にこれに限られず、無線タグ情報通信装置3に送るべき情報は少なくとも識別情報であれば良い。
さらに、上記実施形態においては、印字ラベルSに備えられた無線タグ回路素子ToのIC回路部151に無線タグ情報の書き込みを行う場合について説明したが、特にこれに限られず、無線タグ回路素子ToのIC回路部151に対する情報の読み取りを行って無線タグラベルTの作成を行う場合にも適用可能である。
本発明の第2の実施形態を図14〜図20により説明する。上記第1の実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施形態は、上記第1の実施形態のように印字装置においてパケット情報を生成するのではなく、無線タグ情報通信装置においてパケット情報を生成し、このパケット情報を印字装置に出力するものである。
図14は、本実施形態の印字装置及び無線タグ情報通信装置を備えた無線タグラベル生成システムを表すシステム構成図である。
図14に示すこの無線タグラベル生成システム200において、印字装置202及び無線タグ情報通信装置203は、上記第1の実施形態と同様に、通信回線4を介して端末5、汎用コンピュータ6、及び情報サーバ7に接続されている。
図15は、上記無線タグ情報通信装置203の全体構造を概念的に表す概念的構成図である。
図15において、無線タグ情報通信装置203の装置本体209には、印字無しの無線タグラベルT´を生成するためのタグラベル用カートリッジ204が着脱可能に取り付けられている。
タグラベル用カートリッジ204は、帯状のタグテープ205が巻回されたタグロール206と、上記タグテープ205を矢印で示す方向にテープ送りをしカートリッジ204から繰り出すテープ送りローラ207とを有している。タグテープ205には、複数の無線タグ回路素子Toがテープ長手方向に等間隔で順次形成されている。
また装置本体209は、上記テープ送りローラ207を駆動するテープ送りローラ駆動軸212と、このテープ送りローラ駆動軸212を駆動する例えばパルスモータであるタグラベルカートリッジ用モータ223と、このカートリッジ用モータ223の駆動を制御するタグラベルカートリッジ駆動回路224と、タグテープ205を所定のタイミングで所定の長さに切断し無線タグラベルT´を生成するカッタ215と、このカッタ215を駆動して切断動作を行わせるソレノイド226と、そのソレノイド226を制御するソレノイド駆動回路227と、切断後の各タグラベルT´を搬出口209B(図14参照)へと案内するための搬送ガイド13と、上記タグテープ205に備えられる無線タグ回路素子Toとの間でUHF帯等の高周波を用いて無線通信により信号の授受を行うアンテナ14と、このアンテナ14を介し上記無線タグ回路素子Toへアクセスするための高周波回路21と、無線タグ回路素子Toから読み出された信号を処理するための信号処理回路22と、上記高周波回路21、信号処理回路22、タグラベルカートリッジ駆動回路224、ソレノイド駆動回路227等を介し、無線タグ情報通信装置203全体の動作を制御する制御回路230とを有している。制御回路230は、いわゆるマイクロコンピュータであり、入出力インターフェイス231を介し例えば通信回線4に接続されている。
タグテープ205は、この例では保護紙205a、粘着層205b及び剥離紙205cからなる3層構造となっている(後述の図18参照)。粘着層205bには、上述したIC回路部151及びアンテナ152からなる無線タグ回路素子Toが形成されている。
図16は、無線タグ情報通信装置203の制御回路230によって実行される制御のうち、上記の無線タグラベルT´の作成手順を表すフローチャートである。
この図16において、端末5又は汎用コンピュータ6の指示入力により無線タグ情報通信装置203が作動されると、このフローが開始される。
まず、図10と同様に、ステップS105において、変数N、フラグF、変数Mの初期化を行った後、ステップS155に移る。ステップS155では、上記端末5又は汎用コンピュータ6により識別情報、印字情報、付加情報が入力操作されて通信回線4を介して入力されたかどうかが判断され、この判定が満たされると、ステップS160に移る。
ステップS160では、上述したように識別情報、印字情報、付加情報とヘッダとで構成されたパケット情報(図6参照)を生成する。続いて、ステップS165において、生成されたパケット情報を、通信回線4を介して印字装置202及び情報サーバ7に出力する。
そして、ステップS170において、タグラベルカートリッジ駆動回路224に制御信号を出力し、タグラベルカートリッジ用モータ223の駆動力をテープ送りローラ207に伝達し、回転駆動させる。これにより、タグロール206からタグテープ205の繰り出し・搬送が開始される。
その後、ステップS125において、無線タグ回路素子Toへの情報書き込みを行う(詳細は前述の図11参照)。このステップS125が終了したら、ステップS175に移る。
ステップS175では、タグテープ205の搬送量の検出信号を入力し、タグテープ205がカッタ215でカットすべき位置(例えば、対象とする無線タグ回路素子Toがカッタ215を十分に越えるだけの搬送距離)まで搬送されたかどうかを判断する。このときの搬送距離検出は、例えば、タグテープ205の適宜の位置に搬送距離検出用に別途設けたマーキング(図示せず)を何らかの公知のセンサ(図示せず)で検出することにより行えば足りる。
そして、判定が満たされたらステップS180に移り、タグラベルカートリッジ駆動回路224に制御信号を出力し、タグラベルカートリッジ用モータ223の駆動を停止して、テープ送りローラ207の回転を停止する。これにより、タグロール206からのタグテープ205の繰り出し及び搬送が停止する。
そして、ステップS135において、フラグF=0であるかどうか(言いかえれば無線タグ情報書き込みが正常に終了したかどうか)を判定し、この判定が満たされたら、図10と同様のステップS140,S145を経て、ステップS185に移る。
ステップS185では、ソレノイド駆動回路227に制御信号を出力し、カッタ用ソレノイド226を駆動しカッタ215によってタグテープ205の切断を行う。ステップS175で前述したように、この時点で、処理対象の無線タグ回路素子Toはカッタ215の位置を十分に越える位置まで搬送されており、このカッタ215の切断によってラベル状の無線タグラベルT´が生成される。
その後、図10と同様のステップS150を行い、上記ステップS185で生成された無線タグラベルT´を搬送ガイド13に沿って導かれた後搬出口209Bから装置203外へと搬出し、このフローを終了する。
一方、ステップS135において判定が満たされないときは、図10と同様のステップS190を行い、このフローを終了する。
以上において、ステップS155,S160は、識別情報とこれに対応する印字情報とを含む結合情報を生成する通信装置側情報生成手段を構成する。ステップS165は、無線タグ回路素子の識別情報とこれに対応する印字情報との組合せに基づき、少なくとも印字情報を印字装置へ出力する通信装置側情報出力手段を構成する。ステップS125は、通信手段を介し、無線タグ回路素子のIC回路部に対し情報読み取り又は情報書き込みを行う情報アクセス手段を構成する。
図17は、上記印字装置202の概略構造を表す概念的構成図である。図17において、印字装置202は、上記の無線タグ情報通信装置203により作成された無線タグラベルT´に印字を行うことで、印字付きの無線タグラベルTを生成するための装置である。
印字装置202の装置本体208は、搬入口208Aから搬入された無線タグラベルT´を矢印で示す方向に搬送する送りローラ257と、無線タグラベルT´における無線タグ回路素子Toに対応した領域に所定の印字(印刷)を行う印字ヘッド258と、この印字ヘッド258への通電を制御する印刷駆動回路259と、送りローラ257を駆動する送りローラ駆動軸260と、この送りローラ駆動軸260を駆動するラベル送り用モータ(例えばパルスモータ)261と、このラベル送り用モータ261の駆動を制御するモータ駆動回路262と、印刷駆動回路259及びモータ駆動回路262等を制御する制御回路270と、前述した図7に示すタッチパネル140と同様のタッチパネル280とを有している。制御回路270は、いわゆるマイクロコンピュータであり、図示しない入出力インターフェイスを介し例えば通信回線4に接続されている。
図18は、上記の印字装置202により生成される印字付きの無線タグラベルTの側断面構造を表す縦断面図である。
印字付きの無線タグラベルTは、この例では3層構造となっており、印字される側(図18中上側)よりその反対側(図18中下側)へ向かって、保護紙205a、無線タグラベルTを貼り付け対象に貼り付けるための粘着材を備えた粘着層205b、この粘着層205bの貼り付け側を覆う剥離紙205cの順序で積層され構成されている。
粘着層205bには、上述したように無線タグ回路素子Toが設けられている。剥離紙205cは、所定の商品等に貼り付けられる際に、これを剥がすことで粘着層205bにより当該商品等に接着できるようにしたものである。また、保護紙205aの表側表面には、各無線タグ回路素子Toに対応して、印字R(識別文字等)が形成されている。
図19は、印字装置202の制御回路270によって実行される印字制御手順を表すフローチャートである。
この図19において、端末5又は汎用コンピュータ6の指示入力により印字装置202が作動されると、このフローが開始される。
まずステップS50において、上記無線タグ情報通信装置203から送信されたパケット情報が通信回線4を介して入力されたかどうかが判断され、この判定が満たされると、ステップS55に移る。ステップS55では、入力したパケット情報の中から、印字ヘッド258により印字すべき情報である印字情報を取得する。
続いて、ステップS60において、モータ駆動回路262に制御信号を出力し、ラベル送り用モータ261の駆動力を送りローラ257に伝達し回転駆動させる。これにより、装置本体208の搬入口208A(図14参照)から差し込まれた無印字の無線タグラベルT´が印字ヘッド258に向けて送られる。
またこのとき、印刷駆動回路259に制御信号を出力し、印字ヘッド258を通電して、無線タグラベルT´の所定領域に、ステップS55で読み込んだラベル印字(文字、記号、バーコード、ストライプ等)Rを印刷させる。これにより、印字付きの無線タグラベルTが得られる。
その後ステップS65でラベル印字Rの印刷が完了したかどうかを適宜の手法で確認(印刷駆動回路259や印字ヘッド258よりフィードバック信号を入力してもよいし、公知のセンサで検出してもよい)した後、ステップS70に移る。
ステップS70では、例えば適宜の駆動回路を介し、装置本体208の搬出口208B(図14参照)側に位置する送出ローラ(図示せず)を回転させる。これにより、上記ステップS60で生成された印字済み無線タグラベルTが搬出口208Bから装置202外へと搬出される。
次に、以上のように構成した本実施形態の動作について、図20を用いて説明する。
本実施形態の無線タグラベル生成システム200においては、まず操作者が上記の識別情報、印字情報及び付加情報を端末5により操作入力すると、これらの情報が無線タグ情報通信装置203に送られ、無線タグ情報通信装置203においてパケット情報が生成される。そして、そのパケット情報が、無線タグ情報通信装置203から印字装置202及び情報サーバ7にそれぞれ送られる。
このとき、無線タグ情報通信装置203では、タグテープ205に備えられた無線タグ回路素子Toに識別情報に対応するデータが書き込まれ、更にタグテープ205が切断されることで、無線タグ回路素子Toを含む無線タグラベルT´が生成される。
また、印字装置202のタッチパネル280には、無線タグ情報通信装置203により生成された無線タグラベルT´に対応する識別情報及び印字情報の相関が表示される。その後、操作者は、タッチパネル280に表示されている識別情報及び印字情報の相関に対応する無線タグラベルT´を印字装置202の搬入口208Aから差し込んで印字装置202内に供給する。すると、パケット情報に含まれる印字情報に対応した印字を無線タグラベルT´に対して行うことで、印字付きの無線タグラベルTが完成する。
以上のように本実施形態においては、無線タグ情報通信装置203から印字装置202へとパケット情報を出力しつつ、それら印字装置202と無線タグ情報通信装置203とを併せて用い、印字付の無線タグラベルTを生成することができる。この場合には、既存の印字装置202を活用しつつ、無線タグ情報通信装置203を新たに追加するだけで無線タグラベルを生成できる。この結果、ラベル印字機能と無線通信機能との両方を備えた新たな無線タグ情報通信装置を用意するのに比べ、製造コストを低減することができる。
なお、上記第2実施形態では、パケット情報を形成する識別情報及び印字情報等を端末5により操作入力するようにしたが、特にこれに限られず、例えば無線タグ情報通信装置203自体にキーボード等の操作手段を設け、この操作手段により識別情報及び印字情報等を操作入力しても良い。
また、上記第2実施形態では、無線タグ情報通信装置203においてパケット情報を生成するものとしたが、特にこれに限られず、端末5においてパケット情報を生成し、そのパケット情報を無線タグ情報通信装置203に出力するようにしても良い。このとき、端末5で生成されたパケット情報を端末5から印字装置202及び情報サーバ7に直接送るようにしても良い。
また、上記第2実施形態では、パケット情報に含まれる識別情報、印字情報及び付加情報の全てを印字装置202に送るようにしたが、特にこれに限られず、印字装置202に送るべき情報は少なくとも印字情報であれば良い。
さらに、上記第2実施形態においては、タグテープ205に備えられた無線タグ回路素子ToのIC回路部151に無線タグ情報の書き込みを行う場合について説明したが、特にこれに限られず、無線タグ回路素子ToのIC回路部151に対する情報の読み取りを行って無線タグラベルTを形成する場合にも適用可能である。
また、上記第2実施形態では、3層構造のタグテープ205から形成された無線タグラベルT´に印字を行うものとしたが、上記の第1実施形態のようにカバーフィルムに印字を行い、このカバーフィルムと無線タグラベルT´とを貼り合わせるようにしても良い。
なお、以上で用いた「Scroll All ID信号」、「Erase信号」、「Verify信号」、「Program信号」とは、EPC glovalが策定したAuto−ID仕様に準拠しているものとする。EPC glovalは、流通コードの国際機関である国際EAN協会と、米国の流通コード機関であるUniformed Code Council(UCC)が共同で設立した非営利法人である。なお、他の規格に準拠した信号でも、同様の機能を果たすものであればよい。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
本発明の第1の実施形態の印字装置及び無線タグ情報通信装置を備えた無線タグラベル生成システムを表すシステム構成図である。 図1に示す印字装置の全体構造を概念的に表す概念的構成図である。 図2に示した印字ラベルの側断面構造を表す縦断面図である。 図3に示した印字ラベルの上面図である。 図2に示した印字装置の制御回路によって実行される印字制御手順を表すフローチャートである。 図2に示した印字装置の制御回路の処理により生成されるパケット情報の構成を表す図である。 図1に示す無線タグ情報通信装置の全体構造を概念的に表す概念的構成図である。 図7に示した高周波回路の詳細機能を表す機能ブロック図である。 図2に示したタグテープに備えられた無線タグ回路素子の機能的構成を表す機能ブロック図である。 図7に示した無線タグ情報通信装置の制御回路によって実行される制御のうち、印字付きの無線タグラベルの作成手順を表すフローチャートである。 図10のステップS125の詳細手順を表すフローチャートである。 図1に示す情報サーバの記憶装置によって実行される情報書き込みの成否判定手順を表すフローチャートである。 図1に示す無線タグラベル生成システムにより印字付きの無線タグラベルを生成する流れを表す概念図である。 本発明の第2の実施形態の印字装置及び無線タグ情報通信装置を備えた無線タグラベル生成システムを表すシステム構成図である。 図14に示す無線タグ情報通信装置の全体構造を概念的に表す概念的構成図である。 図15に示した無線タグ情報通信装置の制御回路によって実行される制御のうち、無線タグラベルの作成手順を表すフローチャートである。 図14に示す印字装置の概略構造を表す概念的構成図である。 図17に示した印字装置により生成される印字付きの無線タグタベルの側断面構造を表す縦断面図である。 図17に示した印字装置の制御回路によって実行される印字制御手順を表すフローチャートである。 図14に示す無線タグラベル生成システムにより印字付きの無線タグラベルを生成する流れを表す概念図である。
符号の説明
1 無線タグラベル生成システム
2 印字装置(第1印字装置)
3 無線タグ情報通信装置(第1無線タグ情報通信装置)
5 端末(操作端末、第1操作端末、第2操作端末)
7 情報サーバ
10 印字ヘッド(印字手段)
14 アンテナ(通信手段)
30 制御回路(印字装置側情報出力手段、印字装置側情報生成手段、印字装置側情報入力手段)
70 記憶装置(第1記憶装置、第2記憶装置、第1判定手段、第2判定手段)
101 タグテープ(タグ媒体)
103 カバーフィルム(被印字媒体)
130 制御回路(情報アクセス手段)
140 タッチパネル(通信装置側情報手段、通信装置側操作手段)
151 IC回路部
152 アンテナ
200 無線タグラベル生成システム
202 印字装置(第2印字装置)
203 無線タグ情報通信装置(無線タグ情報通信装置、第2無線タグ情報通信装置)
205 タグテープ(タグ媒体)
230 制御回路(通信装置側情報出力手段、通信装置側情報生成手段、通信装置側情報入力手段、情報アクセス手段)
258 印字ヘッド(印字手段)
270 制御回路
280 タッチパネル(印字装置側情報手段、印字装置側操作手段)
R 印字
S 印字ラベル
T 無線タグラベル
T´ 無線タグラベル
To 無線タグ回路素子

Claims (16)

  1. 情報を記憶するIC回路部と情報の送受信を行うアンテナとを備えた無線タグ回路素子を有するタグ媒体又はこれに貼り合わされる被印字媒体に印字を行う印字装置であって、
    前記無線タグ回路素子の識別情報とこれに対応する印字情報との組合せに基づき、少なくとも前記識別情報を無線タグ情報通信装置へ出力する印字装置側情報出力手段と、
    前記タグ媒体又は前記被印字媒体に対し前記印字情報に対応した印字を行う印字手段と
    を有することを特徴とする印字装置。
  2. 請求項1記載の印字装置において、
    前記識別情報とこれに対応する前記印字情報とを含む結合情報を生成する印字装置側情報生成手段を有し、
    前記印字装置側情報出力手段は、前記結合情報を前記無線タグ情報通信装置へ出力する
    ことを特徴とする印字装置。
  3. 請求項1記載の印字装置において、
    前記識別情報とこれに対応する前記印字情報とを含む結合情報を操作端末より入力する印字装置側情報入力手段を有し、
    前記印字手段は、
    前記印字装置側情報入力手段で入力した前記結合情報に含まれる前記印字情報に対応した印字を、前記タグ媒体又は前記被印字媒体に対して行い、
    前記印字装置側情報出力手段は、前記印字装置側情報入力手段で入力した前記結合情報又はこれに含まれる前記識別情報を前記無線タグ情報通信装置へ出力する
    ことを特徴とする印字装置。
  4. 請求項2又は3記載の印字装置において、
    前記印字装置側情報出力手段は、
    前記識別情報を対応する前記印字情報と関連づけた形で格納可能なデータベースを備えた記憶装置に対して、前記結合情報を出力する
    ことを特徴とする印字装置。
  5. タグ媒体に設けられ情報を記憶するIC回路部と情報の送受信を行うアンテナとを備えた無線タグ回路素子と無線通信を行う通信手段を備えた無線タグ情報通信装置であって、
    前記無線タグ回路素子の識別情報とこれに対応する印字情報との組合せに基づき、少なくとも前記印字情報を印字装置へ出力する通信装置側情報出力手段と、
    前記通信手段を介し、前記無線タグ回路素子の前記IC回路部に対し情報読み取り又は情報書き込みを行う情報アクセス手段と
    を有することを特徴とする無線タグ情報通信装置。
  6. 請求項5記載の無線タグ情報通信装置において、
    前記識別情報とこれに対応する前記印字情報とを含む結合情報を生成する通信装置側情報生成手段を有し、
    前記通信装置側情報出力手段は、前記結合情報を前記印字装置へ出力する
    ことを特徴とする無線タグ情報通信装置。
  7. 請求項5記載の無線タグ情報通信装置において、
    前記識別情報とこれに対応する前記印字情報とを含む結合情報を操作端末より入力する通信装置側情報入力手段を有し、
    前記情報アクセス手段は、
    前記通信装置側情報入力手段で入力した前記結合情報に含まれる前記識別情報を用いて、前記IC回路部に対する前記情報読み取り又は前記情報書き込みを行い、
    前記通信装置側情報出力手段は、前記通信装置側情報入力手段で入力した前記結合情報又はこれに含まれる前記印字情報を前記印字装置へ出力する
    ことを特徴とする無線タグ情報通信装置。
  8. 請求項6又は7記載の無線タグ情報通信装置において、
    前記通信装置側情報出力手段は、
    前記識別情報を対応する前記印字情報と関連づけた形で格納可能なデータベースを備えた記憶装置に対して、前記結合情報を出力する
    ことを特徴とする無線タグ情報通信装置。
  9. 情報を記憶するIC回路部と情報の送受信を行うアンテナとを備えた無線タグ回路素子を有するタグ媒体又はこれに貼り合わされる被印字媒体に印字を行い印字ラベルを作成するための第1印字装置と、
    この第1印字装置で作成された前記印字ラベルの前記タグ媒体に備えられた前記無線タグ回路素子と無線通信を行う通信手段を備えた第1無線タグ情報通信装置と、
    前記無線タグ回路素子の識別情報を対応する前記印字情報と関連づけた形で格納可能なデータベースを備えた第1記憶装置とを有し、
    前記第1印字装置は、
    前記識別情報とこれに対応する印字情報とを含む第1結合情報を前記無線タグ情報通信装置へ出力する印字装置側情報出力手段と、
    前記タグ媒体又は前記被印字媒体に対し前記印字情報に対応した印字を行う印字手段とを備え、
    前記第1無線タグ情報通信装置は、
    前記印字装置側情報出力手段から出力された前記第1結合情報に基づき、当該第1結合情報に含まれる前記識別情報を用いて、前記通信手段を介し、前記無線タグ回路素子の前記IC回路部に対し情報読み取り又は情報書き込みを行う情報アクセス手段を備え、
    前記第1記憶装置は、
    前記印字装置側情報出力手段から出力された前記第1結合情報に基づき、前記識別情報を対応する前記印字情報と関連づけた形で前記データベースに格納する
    ことを特徴とする無線タグラベル生成システム。
  10. 請求項9記載の無線タグラベル生成システムにおいて、
    前記第1結合情報を生成する第1操作端末を有し、
    前記第1印字装置は、
    前記第1操作端末より前記第1結合情報を入力する印字装置側情報入力手段を備える
    ことを特徴とする無線タグラベル生成システム。
  11. 請求項9又は10記載の無線タグラベル生成システムにおいて、
    前記第1無線タグ情報通信装置は、
    前記印字装置側情報出力手段から出力された前記第1結合情報に基づき、前記識別情報と前記印字情報との複数の第1相関を表示可能な通信装置側表示手段と、
    この通信装置側表示手段に表示された複数の前記第1相関より、前記情報アクセス手段により前記情報読み取り又は前記情報書き込みを行う無線タグ回路素子に対応するものを選択操作するための通信装置側操作手段と
    を備えることを特徴とする無線タグラベル生成システム。
  12. 請求項10又は11記載の無線タグラベル生成システムにおいて、
    前記記憶装置は、
    前記印字装置側情報出力手段から入力した前記第1結合情報と、前記情報アクセス手段から入力した前記情報読み取り又は前記情報書き込みの完了報告信号とに基づき、情報アクセスの成否を判定する第1判定手段を備える
    ことを特徴とする無線タグラベル生成システム。
  13. 情報を記憶するIC回路部と情報の送受信を行うアンテナとを備えた無線タグ回路素子と無線通信を行う通信手段を備えた第2無線タグ情報通信装置と、
    この第2無線タグ情報通信装置で前記無線通信が行われた前記無線タグ回路素子を備えたタグ媒体又はこれに貼り合わされる被印字媒体に印字を行うための第2印字装置と、
    前記無線タグ回路素子の識別情報を対応する前記印字情報と関連づけた形で格納可能なデータベースを備えた第2記憶装置とを有し、
    前記第2無線タグ情報通信装置は、
    前記識別情報とこれに対応する印字情報とを含む第2結合情報を前記印字装置へ出力する通信装置側情報出力手段と、
    前記通信手段を介し、前記無線タグ回路素子の前記IC回路部に対し情報読み取り又は情報書き込みを行う情報アクセス手段とを備え、
    前記第2印字装置は、
    前記通信装置側情報出力手段から出力された前記第2結合情報に基づき、当該第2結合情報に含まれる前記印字情報に対応した印字を、前記タグ媒体又は前記被印字媒体に対して行う印字手段を備え、
    前記第2記憶装置は、
    前記通信装置側情報出力手段から出力された前記第2結合情報に基づき、前記識別情報を対応する前記印字情報と関連づけた形で前記データベースに格納する
    ことを特徴とする無線タグラベル生成システム。
  14. 請求項13記載の無線タグラベル生成システムにおいて、
    前記第2結合情報を生成する第2操作端末を有し、
    前記第2無線タグ情報通信装置は、
    前記第2操作端末より前記第2結合情報を入力する通信装置側情報入力手段を備える
    ことを特徴とする無線タグラベル生成システム。
  15. 請求項13又は14記載の無線タグラベル生成システムにおいて、
    前記第2印字装置は、
    前記通信装置側情報出力手段から出力された前記第2結合情報に基づき、前記識別情報と前記印字情報との複数の第2相関を表示可能な印字装置側表示手段と、
    この印字装置側表示手段に表示された複数の前記第2相関より、前記印字手段により印字を行う印字情報に対応するものを選択操作するための印字装置側操作手段と
    を備えることを特徴とする無線タグラベル生成システム。
  16. 請求項14又は15記載の無線タグラベル生成システムにおいて、
    前記記憶装置は、
    前記通信装置側情報出力手段から入力した前記第2結合情報と、前記情報アクセス手段から入力した前記情報読み取り又は前記情報書き込みの完了報告信号とに基づき、情報アクセスの成否を判定する第2判定手段を備える
    ことを特徴とする無線タグラベル生成システム。
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