JP2005108986A - 多端子型積層セラミック電子部品の製造方法 - Google Patents

多端子型積層セラミック電子部品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 導電ペーストの印刷により内部電極パターンを形成した場合に、内部電極を高精度に印刷することができる、多端子型積層セラミック電子部品の製造方法を提供する。
【解決手段】 内部電極4,5がセラミック焼結体2に埋設されており、内部電極4,5が、第1の側面に引き出されている複数の引き出し電極部4a,4b,5a,5bと、第2の側面に引き出される第2の引き出し電極部4c,4d,5cとを有する多端子型積層セラミック電子部品の製造に際し、マザーのセラミックグリーンシート上に形成される内部電極パターンとして、隣り合う一対の内部電極4,5の一方の内部電極の第2の引き出し電極部4c,4dと、他方の内部電極の第1の引き出し電極部4a,4bとが連結されておらず、かつ第1,第2の側面を結ぶ方向と直交する方向において交互に配置されている内部電極パターンが用いられる、多端子型積層セラミック電子部品の製造方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、多端子型積層セラミックコンデンサのような多端子型積層セラミック電子部品の製造方法に関し、より詳細には、内部電極に連ねられた引き出し電極部の形状が改良された内部電極パターンを用いた多端子型積層セラミック電子部品の製造方法に関する。
従来、それぞれが複数の端子電極接続されている複数の内部電極をセラミック層を介して積層してなる多端子型積層セラミック電子部品が種々提案されている。例えば、下記の特許文献1には、図16に略図的に斜視図で示す多端子型積層セラミックコンデンサ101が開示されている。図16に示すように、多端子型積層セラミックコンデンサ101では、セラミック焼結体102内において、複数の内部電極103〜108がセラミック層を介して積層されている。内部電極103〜108は、それぞれ、焼結体102の上面に引き出されている引き出し電極部103a,103b〜108a,108bを有する。
なお、内部電極103〜108は、それぞれ、焼結体102の下面に引き出されている複数の引き出し電極部(図示せず)を有する。
内部電極103〜108では、積層方向において隣接する内部電極の引き出し電極部が交互にずらされている。例えば、内部電極103の引き出し電極部103a,103bと、内部電極104の引き出し電極部104a,104bとが、ずらされている。また、内部電極105の引き出し電極部105a,105bは、内部電極103の引き出し電極部103a,103bと積層方向において重なり合う位置に配置されている。
積層セラミックコンデンサ101では、セラミック焼結体102の上面に4個の端子電極が形成される。すなわち、第1の端子電極は、内部電極104,106,108の引き出し電極部104a,106a,108aを電気的に接続するように設けられる。他方、第2の端子電極は、内部電極103,105,107の引き出し電極部103a,105a,107aを電気的に接続するように設けられる。第3の端子電極は、内部電極104,106,108の引き出し電極部104b,106b,108bを電気的に接続するように、第4の端子電極は、内部電極103,105,107の引き出し電極部103b,105b,107bを電気的に接続するように設けられる。
従って、第1の端子電極と第3の端子電極をホット側、第2の端子電極と第4の端子電極をアース電極に接続することにより、隣り合う内部電極において、例えば内部電極103と内部電極104とにおいて電流の流れる方向を逆方向とすることができる。従って、隣り合う内部電極において電流が流れることにより発生する磁束を相殺することができる。よって、等価直列インダクタンスを小さくすることが可能とされている。
特開平2−256216号公報
多端子型積層セラミックコンデンサ101のような複数の引き出し電極部を有する複数の内部電極が積層セラミック層を介して積層されている構造を有する積層セラミック電子部品は、マザーの積層体を作製した後、該マザーの積層体を個々の積層セラミック電子部品単位の積層体チップに切断し、得られた積層体チップを焼成する各工程を備える製造方法により得られている。
マザーの積層体を得るにあたっては、マザーのセラミックグリーンシート上に導電ペーストをスクリーン印刷することによりマザーの内部電極パターンが形成される。
図17(a)及び(b)は、この種の積層セラミック電子部品の製造に際して、積層方向に隣接するマザーのセラミックグリーンシートに印刷される各マザーの内部電極パターンを示す模式的平面図である。すなわち、一方のマザーのセラミックグリーンシート上に図17(a)に示すマザーの内部電極パターン111が印刷される。また、内部電極パターン111が印刷されたマザーのセラミックグリーンシートに積層される第2のマザーのセラミックグリーンシート上には、図17(b)に示すマザーの内部電極パターン112が印刷される。マザーの内部電極パターン111では、1個の積層セラミック電子部品における1枚の内部電極を構成する部分113が複数構成されている。マザーの内部電極パターン112においても、1個の積層セラミック電子部品の1枚の内部電極114が複数印刷されている。
内部電極113,114は、重ね合わされた際に、引き出し電極部113a,113bと、引き出し電極部114a,114bとが重なり合わないように、また引き出し電極部113c、113dと、引き出し電極部114b,114cとが重なり合らないように配置されている。そして、内部電極パターン111においては、内部電極113と隣の内部電極113Aにおいて、引き出し電極部が連ねられている。すなわち、内部電極113の引き出し電極部113c,113dと、内部電極113Aの引き出し電極部113a,113bとが連ねられている。このように、隣接する内部電極の引き出し電極部を連ねているのは、複数枚のマザーのセラミックグリーンシートを積層した後、厚み方向に切断した際に、引き出し電極部を切断により表れた積層体チップの側面に確実に露出させるためである。
しかしながら、上記内部電極パターン111を導電ペーストのスクリーン印刷により例えば図18に矢印Xで示す方向に印刷した場合、矢印Aで示すように、印刷された内部電極パターンにおいて滲みが生じ、内部電極の形状を正確に印刷することができないという問題があった。すなわち、図18の矢印Bで示す方向にスクリーン印刷が行われたとすると、例えば、内部電極113と内部電極113Aとの間では、双方の引き出し電極部が連ねられているため、外周縁が内部電極パターンで囲まれた窓部Cが形成されることとなる 。窓部Cのように、周囲が内部電極パターンで囲まれ、かつ内部電極用導電ペーストが塗布されていない閉じた部分が存在すると、導電ペーストの逃げ場がなくなり、矢印Aで示す滲みが生じがちであった。
よって、所望とする内部電極が高精度に印刷された積層セラミック電子部品を得ることが困難であった。
本発明の目的は、上述した従来技術の現状に鑑み、複数の引き出し電極部を有する複数枚の内部電極がセラミック層を介して積層されている積層セラミック電子部品の製造方法であって、マザーの積層体を得るにあたっての、内部電極パターンの印刷精度を効果的に高めることができ、それによって所望とする内部電極が高精度に形成されている多端子型積層セラミック電子部品の製造方法を提供することにある。
本願の第1の発明は、複数枚の内部電極が埋設されたセラミック焼結体と、前記セラミック焼結体の第1の側面に形成された複数の第1の端子電極と、前記第1の側面と対向する第2の側面に形成された複数の第2の端子電極とを備え、前記各内部電極が、第1の側面に引き出される複数の第1の電極引き出し部と、第2の側面に引き出される第2の引き出し電極部とを有する多端子型積層セラミック電子部品の製造方法であって、前記内部電極がマトリックス状に複数形成された内部電極パターンが印刷されたマザーのセラミックグリーンシートを用意する工程と、複数枚の前記マザーのセラミックグリーンシートを積層し、内部電極パターンが印刷されていないマザーのセラミックグリーンシートを上下に積層し、マザーの積層体を得る工程と、前記マザーの積層体を厚み方向に切断し、個々の多端子型積層セラミック電子部品単位の積層体チップを得る工程と、前記積層体チップを焼成し、セラミック焼結体を得る工程と、前記セラミック焼結体の焼成に先立ち、あるいは焼成後に前記第1,第2の端子電極を形成する工程とを備え、前記内部電極パターンとして、隣り合う内部電極の内、一方の内部電極の複数の第2の引き出し電極部と、他方の内部電極の第1の引き出し電極部とが連結されておらず、かつ前記第1,第2の側面の延びる方向において交互に配置されている内部電極パターンを用いられていることを特徴とする。
本願の第2の発明は、複数枚の内部電極が埋設されたセラミック焼結体と、前記セラミック焼結体の第1の側面に形成された複数の第1の端子電極と、前記第1の側面と対向する第2の側面に形成された複数の第2の端子電極とを備え、前記各内部電極が、第1の側面に引き出される複数の第1の電極引き出し部と、第2の側面に引き出される第2の引き出し電極部とを有する多端子型積層セラミック電子部品の製造方法であって、前記内部電極がマトリックス状に複数形成された内部電極パターンが印刷されたマザーのセラミックグリーンシートを用意する工程と、複数枚の前記マザーのセラミックグリーンシートを積層し、内部電極パターンが印刷されていない第2のマザーのセラミックグリーンシートを上下に積層し、マザーの積層体を得る工程と、前記マザーの積層体を厚み方向に切断し、個々の多端子型積層セラミック電子部品単位の積層体チップを得る工程と、前記積層体チップを焼成し、セラミック焼結体を得る工程と、前記セラミック焼結体の焼成に先立ち、あるいは焼成後に前記第1,第2の端子電極を形成する工程とを備え、前記内部電極パターンとして、隣り合う内部電極の内、一方の内部電極の第2の引き出し電極部と、他方の内部電極の第1の引き出し電極部とが連結されておらず、かつ一方の内部電極の引き出し電極部の先端が、他方の内部電極の引き出し電極部間に入り込んでいる内部電極パターンを用いられることを特徴とする。
本願の第3の発明は、複数枚の内部電極が埋設されたセラミック焼結体と、前記セラミック焼結体の第1の側面に形成された複数の第1の端子電極と、前記第1の側面と対向する第2の側面に形成された複数の第2の端子電極とを備え、前記各内部電極が、第1の側面に引き出される複数の第1の電極引き出し部と、第2の側面に引き出される第2の引き出し電極部とを有する多端子型積層セラミック電子部品の製造方法であって、前記内部電極がマトリックス状に複数形成された内部電極パターンが印刷されたマザーのセラミックグリーンシートを用意する工程と、複数枚の前記マザーのセラミックグリーンシートを積層し、内部電極パターンが印刷されていない第2のマザーのセラミックグリーンシートを上下に積層し、マザーの積層体を得る工程と、前記マザーの積層体を厚み方向に切断し、個々の多端子型積層セラミック電子部品単位の積層体チップを得る工程と、前記積層体チップを焼成し、セラミック焼結体を得る工程と、前記セラミック焼結体の焼成に先立ち、あるいは焼成後に前記第1,第2の端子電極を形成する工程とを備え、前記内部電極パターンとして、隣り合う内部電極の内、一方の内部電極の第2の引き出し電極部と、他方の内部電極の第1の引き出し電極部とが連結されておらず、一方または他方の内部電極の引き出し電極部の先端が、他方または一方の内部電極の引き出し電極部間に入り込んでない内部電極パターンを用いることを特徴とする。
第1〜第3の発明のある特定の局面では、前記内部電極パターンが形成された複数枚のマザーのセラミックグリーンシートを積層するに当り、上層の内部電極パターンの内部電極の第1,第2の引き出し電極部の位置と、下層の内部電極パターンの相当する位置にある内部電極の第1,第2の引き出し電極部の位置とが第1,第2の側面の延びる方向において交互にずらされて、複数枚の前記マザーのセラミックグリーンシートが積層される。
第1〜第3の発明の他の特定の局面では、焼結体が前記第1,第2の側面を連結している第1,第2の端面をさらに備え、前記第1,第2の端面に引き出された第3,第4の引き出し電極部がさらに備えられている。
第1の発明に係る多端子型積層セラミック電子部品の製造方法では、マザーのセラミックグリーンシート上に形成される内部電極パターンにおいて、隣り合う内部電極の内、一方の内部電極の複数の第2の引き出し電極部と、他方の内部電極の第1の引き出し電極部とが連結されておらず、かつ第1,第2の側面の延びる方向において、交互に配置されているため、隣り合う一対の内部電極間に周囲を導電ペーストが印刷される領域で囲まれた窓部が形成されない。従って、導電ペーストのスクリーン印刷により内部電極を形成するにあたり、内部電極印刷図形の滲みが生じ難く、高精度に内部電極を印刷することができる。よって、特性ばらつきが少なく、かつ隣り合う端子電極間の短絡が生じ難い多端子型積層セラミック電子部品を提供することができる。
第2の発明においても、内部電極パターンとして、隣り合う内部電極の内、一方の第2の引き出し電極部と、他方の内部電極の第1の引き出し電極部とが連結されておらず、かつ一方の内部電極の引き出し電極部の先端が、他方の内部電極の引き出し電極部に入り込んでいるため、第1の発明の場合と同様に、スクリーン印刷により内部電極パターンを印刷するに際し、内部電極の印刷図形の滲みが生じ難い。また、一方の内部電極の引き出し電極部の先端が、他方の内部電極の引き出し電極部間に入り込んでいるため、マザーのセラミック焼結体を切断した場合、切断により得られる面に、内部電極の引き出し電極部が確実に露出される。加えて、切断された引き出し電極部の先端部分が隣接する積層体チップにダミー電極として残存することとなる。従って、ダミー電極が端子電極と電気的に接続されることになるため、端子電極のセラミック焼結体に対する接合強度を高めることもできる。
第3の発明に係る製造方法においても、内部電極パターンが、隣り合う内部電極の内、一方の内部電極の第2の引き出し電極部と、他方の内部電極の第1の引き出し電極部とが連結されていないため、窓部が形成されず、従って各内部電極を高精度に印刷することができる。しかも、各内部電極の引き出し電極部の先端が、他方の内部電極の引き出し電極部間に入り込んでいないため、マザーの積層体において、上下の内部電極の引き出し電極部先端部分が、重なり合わない。従って、マザーの積層体を加圧し、切断した場合、加圧によって内部電極引き出し電極部の先端に大きな圧力が部分的に加わらず、引き出し電極先端部の変形が確実に抑制される。また、引き出し電極先端部に大きな圧力が加わり難いため、切断面における層間剥離現象も生じ難い。
上層の内部電極パターンの第1,第2の引き出し電極部の位置と、下層の内部電極パターンに相当する位置にある第1,第2の引き出し電極部とが交互にずらされて、複数のマザーのセラミックグリーンシートが積層されている場合には、異なる電位に接続される引き出し電極部がセラミック焼結体の側面において交互に配置されることになる。等価直列抵抗の低い積層セラミック電子部品を提供することができる。
第1,第2の側面を連結している第1,第2の端面をさらに備え、第1,第2の端面に引き出された第3,第4の引き出し電極をさらに備える場合には、より一層多端子の積層セラミック電子部品を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
(第1の実施形態)
図2は、本発明の第1の実施形態により得られる多端子型積層セラミック電子部品としての多端子型積層コンデンサを示す斜視図である。多端子型積層セラミックコンデンサ1は、焼結体2を有する。セラミック焼結体2は、対向し合う第1,第2の側面2a,2bと、端面2c,2dと、上面2e及び下面2fとを有する直方体状の形状を有する。
第1,第2の側面2a,2bには、それぞれ、第1,第2の端子電極3a〜3d,3e〜3hが形成されている。第1の側面3aに形成された端子電極3a〜3dは、それぞれ、セラミック焼結体2を介して、第2の側面2bに形成された端子電極3e〜3hに対向するように設けられている。
セラミック焼結体2内には、複数の内部電極が形成されている。図3(a)及び(b)は、セラミック焼結体2内において、セラミック層を介して重なり合う一対の内部電極が形成されている面を模式的に示す各斜視図である。すなわち、図3(a)に示す内部電極4が、図3(b)に示す内部電極5に対して、セラミック層を介して重なり合うように配置されている。内部電極4は、セラミック焼結体2の側面2a,2bに引き出されている引き出し電極部4a,4bと、側面2bに引き出されている引き出し電極部4c,4dとを有する。引き出し電極部4a,4bは、図2に示した端子電極3b,3dに電気的に接続されている。引き出し電極部4c,4dは、側面2bに形成された端子電極3e,3gに接続されている。
他方、内部電極5は、側面2aに引き出されている引き出し電極部5a,5bと、側面2bに引き出されている引き出し電極部5c,5dとを有する。引き出し電極部5a,5bは、図2に示した端子電極3a,3cにそれぞれ電気的に接続されており、引き出し電極部5c,5dは、側面2bに形成されている端子電極3f,3hにそれぞれ電気的に接続されている。
セラミック焼結体2内には、内部電極4,5が厚み方向、すなわち積層方向において交互に配置されている。
多端子型積層セラミックコンデンサ1では、例えば端子電極3a,3c,3f,3hがホット側の電位に接続され、端子電極3b,3d,3e,3gがアース側電位に接続される。従って、内部電極4,5において電流の流れる方向が逆方向となり、それによって上下の内部電極4,5に電流が流れた際に生じる磁束が打ち消し合う。また、端子電極3a,3cと、端子電極3b,3dとの間の距離が短いため、すなわち異なる電位に接続される端子電極間の距離が短くされている。よって、内部電極4,5において電流が流れる経路が短くされている。
従って、多端子型積層セラミックコンデンサ1では、等価直列インダクタンスESLを小さくすることができる。
本実施形態では、このようなESLが小さな多端子型の積層セラミックコンデンサを高精度に製造することができる。これを、図1及び図4〜図6を参照して説明する。
多端子型の積層セラミックコンデンサ1を製造するに際しては、マザーのセラミックグリーンシートを用意する。用意されたマザーのセラミックグリーンシート上に、複数の内部電極がマトリックス状に配置された内部電極パターンを導電ペーストのスクリーン印刷により形成する。この場合、複数の内部電極4を形成するための内部電極パターンが形成された第1のマザーのセラミックグリーンシートと、複数の内部電極5を形成するための内部電極パターンが印刷された第2のマザーのセラミックグリーンシートを用意する。また、別途、無地のマザーのセラミックグリーンシートを用意する。
第1のマザーのセラミックグリーンシート上には、図1(a)に示す内部電極パターンが形成されている。ここでは、図3(a)に示した複数の内部電極4がマトリックス状に配置されている。なお、図1(a)においては、複数の内部電極4A、4B,4Cとして隣接する内部電極間の関係を規格化することとする。後述の図1(b)においても、複数の内部電極5について、例えば内部電極5A、5B及び5Cと、説明を明確化することとする。
図1(a)から明らかなように、内部電極4Aと、内部電極4Aの引き出し電極部の引き出し方向両側に位置している内部電極4B,4Cとは、分離されて形成されている。すなわち、内部電極4Aの引き出し電極部4a,4bと、隣接する内部電極4Bの引き出し電極部4c,4dとが連結されていない。ここで、内部電極4Aの引き出し電極部4a,4bと、内部電極4Bの引き出し電極部4c,4dとは、各引き出し電極部4a〜4dの延びる方向と交差する方向、すなわち図2の側面2a,2bの延びる方向において、交互に配置されている。従って、隣接する内部電極4A,4B間に、周囲が導電ペーストが塗布される領域で覆われた窓部が形成されていないことがわかる。内部電極4Aと、内部電極4Cとの間においても、同様に窓部が形成されていない。
同様に、図1(b)に示すように、第2のマザーのセラミックグリーンシート上の内部電極パターンでは、内部電極5Aと、側面2a,2bを結ぶ方向において隣接する内部電極5B,5Cとの間に、窓部が形成されていないことがわかる。
従って、第1,第2のマザーのセラミックグリーンシート上に導電ペーストをスクリーン印刷し、図1(a)に示す内部電極パターンを印刷した場合、図6に示すように印刷図形の滲みが生じ難い。すなわち、例えば図6の矢印X方向が印刷方向である場合、窓部が形成されていないため、印刷図形の滲みが生じ難い。よって、図18に示したように、従来の製造方法では、上記窓部が内部電極間に形成されていたため、印刷図形に滲みが生じがちであったのに対し、本実施形態では、上記窓部が形成されていないため、高精度に内部電極パターンを形成することができる。
なお、内部電極4Aの引き出し電極部4a,4bと、隣接する内部電極4Bの引き出し電極部4c,4dとは、先端が引き出し電極部の延びる方向と直交する方向において同一線上に位置している。
次に、図1(a)及び(b)に示された内部電極パターンが印刷された第1,第2のマザーのセラミックグリーンシートを交互に積層し、図4に示すマザーの積層体を得る。このマザーの積層体を厚み方向に加圧し、図3の一点鎖線D,Eに沿って切断することにより、個々の積層セラミックコンデンサ単位の積層体チップが得られる。
なお、上記マザーの積層体6においては、上層の内部電極パターンと、下層の内部電極パターンとは、図1(c)に示すように、積層されている。
すなわち、上層の内部電極4Aの下方に下層の内部電極5が位置するように、上層の内部電極パターンがセラミックグリーンシートを介して積層されている。
なお、図1(c)の一点鎖線D,Eは、図5の一点鎖線D,Eに相当する部分である。従って、一点鎖線D,Eに沿ってマザーの積層体6を切断することにより、切断面に引き出し電極部4a〜4d及び5a〜5dが露出されることがわかる。
上記のようにして得られた個々の多端子型積層セラミックコンデンサ単位の積層体チップを焼成することにより、図2に示した焼結体2が得られる。そして、端子電極3a〜3hを導電ペーストの塗布及び焼き付けにより形成する。このようにして、多端子型積層セラミックコンデンサ1が得られる。
なお、端子電極3a〜3hの形成は、積層体を得た後に、積層体の外表面に導電ペーストを付与し、積層体の焼成に際し、導電ペーストの焼き付けを行うことにより、端子電極3a〜3hが形成されてもよい。
また、端子電極3a〜3hの形成は、導電ペーストの塗布・焼き付けの他、蒸着・スパッタリングまたはメッキなどの他の方法により行われてもよい。
本実施形態の多端子型積層セラミックコンデンサ1の製造方法では、上記のように、マザーのセラミックグリーンシート上に形成される内部電極パターンにおいて、隣接する内部電極間に窓部が形成されていないため、内部電極パターンの印刷に際し、各内部電極を高精度に印刷することができる。従って、特性ばらつきが少なく、また隣接する端子電極間の短絡が生じ難い、特性が安定であり、かつ信頼性に優れた多端子型積層セラミックコンデンサを構成することが可能となる。
(第2の実施形態)
図7(a)及び(b)は、第2の実施形態の製造方法で用意される内部電極パターンを示す各模式的平面図であり、図8は、第2の実施形態で得られる多端子型の積層セラミックコンデンサを示す斜視図である。
図8に示すように多端子型積層セラミックコンデンサ11では、セラミック焼結体2の端面2c,2d上に、第3,第4の端子電極12a,12b,12c,12dが形成されている。
また、セラミック焼結体2の側面2a,2b上に、それぞれ、第1,第2の端子電極12e〜12i及び12j〜12nが形成されている。
側面2a,2bに第1の実施形態の場合に比べてより多くの端子電極12e〜12i及び12j〜12nがそれぞれ形成されているため、図7(a)及び(b)に示すように、内部電極4A,5においては、2aまたは2bに引き出されている端子電極部の数が増加されている。すなわち、内部電極4Aを例にとると、側面2aに引き出されている引き出し電極部4a,4bと、側面2bに引き出されている引き出し電極部4c〜4eとが設けられている。同様に、内部電極5においても、側面2aに引き出されている引き出し電極部5a〜5cと、側面2bに引き出されている引き出し電極部5d,5eとが設けられている。そして、端子電極12a〜12dのいずれかに接続されるように、内部電極パターン中の内部電極において、上記端面2cまたは2dに引き出される引き出し電極部が形成されている。すなわち、図7(a)に示す内部電極4においては、引き出し電極部13a,13bが形成されている。また、図7(b)に示す内部電極5では、引き出し電極部14a,14bが形成されている。その他の構造については、第2の実施形態の積層セラミックコンデンサの製造方法は、第1の実施形態の製造方法と同様である。
第2の実施形態から明らかなように、側面2a,2bに引き出されている引き出し電極部の数は第1の実施形態の場合の数に限定されるものではない。また、本発明においては、セラミック焼結体2の端面2c,2dに引き出される引き出し電極部が設けられていてもよい。
第3の引き出し電極部13a,13b及び第4の引き出し電極部14a,14bが設けられている場合、図7(a)の矢印Fで示すように、内部電極4Aの引き出し電極部13bと、内部電極4に対して、端面2c,2dを結ぶ方向に隣接しており、180°反転されている内部電極4Dの引き出し電極部13bとが、分離していることが必要である。すなわち、内部電極4Aの引き出し電極部13bは、隣接する内部電極4の引き出し電極部13bと、各引き出し電極部13b,13bが延びる方向と交差する方向において隔てられている。
本実施形態においても、マザーのセラミックグリーンシート上に形成される内部電極パターンにおいて、隣接する内部電極間に窓部が形成されないため、第1の実施形態の場合と同様に、各内部電極を高精度に形成することができる。
(第3の実施形態)
図9(a)〜(c)は、本発明の第3の実施形態に係る多端子型積層セラミックコンデンサの製造方法を説明するための図であり、(a)及び(b)は積層される内部電極パターンを示す各平面図であり、(c)はマザーの積層体中における内部電極パターンの積層状態を説明するための模式的平面図である。図9(a)〜(c)は、第1の実施形態において示した図1(a)〜(c)に相当する。
第3の実施形態の特徴は、隣接する内部電極の引き出し電極部の長さが第1の実施形態と異なることにある。これを、図9(a)における内部電極4A及び内部電極4Bを代表して説明する。内部電極4Aの引き出し電極部4a,4bの先端及び内部電極4Bの引き出し電極部4c,4dの先端は、内部電極4A,4B間の中心よりも相手側の内部電極側に延ばされている。言い換えれば、内部電極4Aの引き出し電極部4a,4bと、内部電極4Bの引き出し電極部4c,4dとは、互いに間挿し合うように配置されている。他の隣接する内部電極間においても引き出し電極部の長さは同様に構成されている。
図9(b)に示すように、第2のマザーのセラミックグリーンシート上の複数の内部電極5が形成されている内部電極パターンにおいても、同様に、隣接する内部電極間において引き出し電極部5a,5bと引き出し電極部5c,5dとが互いに間挿し合うように各内部電極5A〜5Cが配置されている。
従って、図9(c)に模式的平面図で示すように、得られたマザーの積層体を一点鎖線D,Eに沿って切断した場合、引き出し電極部4a〜4d及び5a〜5dが途中で切断されることになる。その結果、得られた積層セラミックコンデンサ単位の積層体においては、図10(a)及び(b)に示す平面断面図及び側面に直交する方向の断面図で示すように、内部電極4が形成されている高さ位置において、隣接する内部電極の引き出し電極部の先端部分が切断されることにより形成されたダミー電極21〜24が形成されることになる。内部電極5が形成されている高さ位置においても、同様にダミー電極が形成されることになる。
第3の実施形態は、上記ダミー電極が形成されるように、引き出し電極部4a〜4d,5a〜5dが設けられていることを除いては、第1の実施形態と同様である。従って、同一部分については、同一の参照番号を付することにより、その説明を省略する。
本実施形態では、引き出し電極部4a〜4d,5a〜5dが、上記のように隣接する内部電極間の中心を超えて延ばされているため、一点鎖線E方向の切断に際しての切断しろが小さい場合であっても、確実に側面に内部電極の引き出し電極部4a〜4d,5a〜5dが露出される。
しかも、ダミー電極21〜24が形成されているため、焼結体2上に形成される端子電極の接合強度が高められる。すなわち、図10(a)に示す引き出し電極部4a,4bは、端子電極3b,3d(図2)に接合されるが、ダミー電極21,22は、上方及び下方に積層されている内部電極5の引き出し電極部5a,5bと上下方向において重なり合う位置において存在する。他方、端子電極3a,3c(図2)には内部電極5の引き出し電極部5a,5bが接続される。従って、ダミー電極21,22が形成された場合、端子電極3a,3cには、ダミー電極21,22も接合されることになる。よって、端子電極3a,3cのセラミック焼結体2への接合強度をダミー電極21,22と端子電極3a,3cとの各接合によって高めることができる。
同様に、引き出し電極部4a,4bの上下にも内部電極5が設けられている位置に設けられたダミー電極が位置することになるため、端子電極3b,3dとセラミック焼結体2の接合強度も高められる。
(第4の実施形態)
図11(a)及び(b)は、第4の実施形態の多端子型積層セラミックコンデンサの製造方法に説明するための図であり、図11(a)及び(b)は、それぞれ、第1,第2のマザーのセラミックグリーンシート上に形成される内部電極パターンを示す模式的平面図である。第4の実施形態では、各内部電極パターンを構成している内部電極において、セラミック焼結体2の端面2c,2d(図2参照)方向に延びる引き出し電極部13a,14a,14bが設けられている。そして、端面2c,2dを結ぶ方向において隣接する内部電極4の引き出し電極部13aと、内部電極5の引き出し電極部14bとが、両者の中心を超えて相手側に向かって延ばされている。
また、第2の実施形態の場合と同様に、内部電極4Aにおいては、側面2aに引き出されている引き出し電極部4a,4bと、側面2bに引き出されている引き出し電極部4b〜4dとが設けられており、内部電極5においては、側面2aに引き出されている引き出し電極部5a〜5cと、側面2bに引き出されている引き出し電極部5d,5eとが設けられている。その他の構成については、第4の実施形態は、第3の実施形態と同様である。
すなわち、第3の実施形態の製造方法において、さらに端面2c,2dに引き出される引き出し電極部13a,13b,14a,14bを内部電極4,5にそれぞれ形成してもよい。なお、第4の実施形態は、第2の実施形態とは異なり、例えば内部電極4B,4Dの隣接する引き出し電極部13b,13bは、互いの先端が隣接する内部電極4,4間の中心を超えて延ばされている。従って、一点鎖線Dに沿って切断した場合、確実に引き出し電極部13a,14bが切断面に露出されるとともに、切断により形成された先端部分がダミー電極として機能する。すなわち、第3の実施形態のダミー電極21と同様に、引き出し電極部13a,13b,14a,14bの切断により設けられたダミー電極が、端面2c,2d上に形成された端子電極とセラミック焼結体2との接合強度を高めるようにも機能する。
(第5の実施形態)
図12(a)〜(c)は、本発明の第5の実施形態に係る製造方法を説明するための図であり、図12(a)〜(c)は、第1の実施形態について示した図1(a)〜(c)に相当する。すなわち、図12(a)及び(b)は、第1,第2のマザーのセラミックグリーンシート上に形成される各内部電極パターンを示し、(c)は、得られたマザーの積層体の模式的平面断面図である。
第5の実施形態が第1の実施形態と異なるところは、第5の実施形態では、図12(a)に示すように、内部電極4Aの引き出し電極部4a,4bの先端が、隣接する内部電極4A,4B間の中心に至らないように、引き出し電極部4a,4bが形成されており、同様に引き出し電極部4b,4dも、隣接する内部電極間の中心に至らないように形成されていることにある。図12(a)に示すように、内部電極5も内部電極4と同様に構成されている。
従って、本実施形態においても、側面2a,2bを結ぶ方向において隣接する内部電極間において窓部は形成されていない。よって、第1〜第4の実施形態と同様に高精度に内部電極4,5を印刷することができる。
そして、第5の実施形態では、積層により得られたマザーの積層体中においては、図12(c)に示すように、内部電極4Aの引き出し電極部4a,4cと、隣接する内部電極4Bの引き出し電極部4c,4dの先端が、内部電極4A,4B間の中心に至っていない。同様に、内部電極5の引き出し電極部5a,5bと、側面2c,2dを結ぶ方向において隣接する内部電極5Bの引き出し電極部5c,5dの先端も、内部電極5,5B間の中心に至っていない。
従って、図12(c)の一点鎖線D,Eに沿って切断して個々の積層セラミックコンデンサ単位の積層体チップを得た場合、切断面に引き出し電極部4a〜4d,5a〜5dが露出されないおそれがある。しかしながら、切断に際しての切断しろを、各引き出し電極部4a〜4d,5a〜5dが側面2a,2bに露出するように充分大きくすれば、切断により形成された側面2c,2dに、引き出し電極部4a〜4d及び5a〜5dを確実に露出させることができる。
しかも、本実施形態では、積層方向において、上下の引き出し電極部が重なり合わないため、引き出し電極部の変形や層間剥離現象が生じ難いという効果が奏される。これを図13及び図14を参照して説明する。
第1の実施形態では、図13(a)に示すように、隣接する内部電極4A,4Bが配置されていた。従って、第1,第2のマザーのセラミックグリーンシートを積層した場合、上方の引き出し電極部4a,4bと、下方の内部電極5に接続されている引き出し電極部5c,5dとが、セラミックグリーンシートを介して先端部分で重なり合うこととなる。従って、マザーの積層体を厚み方向に加圧した場合、図13(b)に示すように、引き出し電極部4aと引き出し電極5cとが重なり合っている部分において、圧力が大きく加わり、引き出し電極部4a,5cの先端部分の幅が拡がるように変形するおそれがある。また、この部分とその他の部分とで圧力の加わり方が異なることとなり、それによって切断により得られた側面からのデラミネーションが生じるおそれがある。
これに対して、本実施形態では、図14(a)に示すように、内部電極4A,4Bの引き出し電極部が上記のように構成されているため、例えば内部電極4Aの引き出し電極部4a,4cの先端は、下方に位置している内部電極パターンの引き出し電極部5b,5dと重なり合っていない。よって、マザーの積層体を厚み方向に加圧したとしても、図14(b)に示すように、引き出し電極部4aが、下方の内部電極パターンの内部電極5の引き出し電極部5cと重なり合っていないため、上述した引き出し電極部の変形が生じ難い。また、切断により得られた個々の積層セラミックコンデンサ単位の積層体の側面近傍における圧力の加わりが抑制されるため、デラミネーションも生じ難い。
(第6の実施形態)
図15(a)及び(b)は、第6の実施形態に係る製造方法を説明するための図であり、第1の実施形態について示した図1(a)及び(b)に相当する図である。
すなわち、第6の実施形態では、第1,第2のマザーのセラミックグリーンシート上に形成される内部電極パターンにおいて、各内部電極4A〜4C,5,5Bのセラミック焼結体2の端面2c,2dに引き出される引き出し電極部13a,13b,14a,14bが形成されている。また、内部電極4Aなどでは、側面2aに引き出されている引き出し電極部4a,4bと、側面2aに引き出されている引き出し電極部4c〜4eが形成されている。同様に、内部電極5,5Bにおいても、側面2aに引き出されている引き出し電極部5a〜5cと、側面2bに引き出されている引き出し電極部5d,5eとが設けられている。その他の構造については、第5の実施形態と同様である。
本実施形態では、内部電極4Aと、端面2c,2d方向において隣接する内部電極4Dを例にとると、双方の引き出し電極部13b,13bが、両者の中心に至らないように形成されている。このように、第5の実施形態において、端面2c,2dに引き出される引き出し電極部13a〜14bをさらに設けてもよく。引き出し電極部13a,13b,14a,13bも、隣接する内部電極4,5間の中心に至らないように形成される。従って、端面2c,2d側においても、引き出し電極部の加圧による変形を抑制することができるとともに、端面2c,2dにおけるデラミネーションの発生を抑制することができる。
なお、第1〜第6の実施形態は、多端子型の積層セラミックコンデンサにつき説明したが、積層セラミックコンデンサ以外の多端子型の積層セラミック電子部品にも本発明を適用することができる。
また、内部電極の平面形状についても、図示の長方形のものに限定されず、正方形等の他の形状であってもよい。
(a)及び(b)は、本発明の第1の実施形態で第1,第2のマザーのセラミックグリーンシート上に印刷される内部電極パターンを示す各模式的平面図、(c)は、得られたマザーの積層体中における内部電極パターンの重なり状態を説明するための模式的平面断面図。 本発明の第1の実施形態で得られる多端子型積層セラミックコンデンサの外観を示す斜視図。 (a)及び(b)は、図2に示した多端子型積層セラミックコンデンサ中における第1,第2の内部電極積層状態を説明するための各模式的斜視図。 第1の実施形態で得られるマザーの積層体を示す斜視図。 マザーの積層体を切断する工程を説明するための斜視図。 第1の実施形態において、内部電極パターンの印刷に際して、印刷図形の滲みが生じ難い理由を説明するための模式的平面図。 (a)及び(b)は、本発明の第2の実施形態において、第1,第2のマザーのセラミックグリーンシート上に形成される各内部電極パターンを示す平面図。 第2の実施形態で得られる多端子型積層セラミックコンデンサを示す斜視図。 (a)及び(b)は、第3の実施形態で第1,第2のマザーのセラミックグリーンシート上に形成される各内部電極パターンを示す平面図、及び(c)は第3の実施形態において得られたマザーの積層体中における内部電極パターンの積層状態を説明するための模式的平面断面図。 (a)及び(b)は、第3の実施形態で用意される個々の積層セラミックコンデンサ単位の積層体の平面断面図及び横断面図。 (a)及び(b)は、本発明の第4の実施形態で第1,第2のマザーのセラミックグリーンシート上に印刷される内部電極パターンを示す各平面図。 (a)及び(b)は、第4の実施形態で第1,第2のマザーのセラミックグリーンシート上に印刷される内部電極パターンを示す各平面図、及び(c)は第4の実施形態で用意されたマザーの積層体中における内部電極の重なり状態を示す模式的平面図。 (a)及び(b)は、第3の実施形態の製造方法において、上下の内部電極の引き出し電極部の重なり状態を説明するための模式的平面図、(b)は上下の引き出し電極部が加圧により変形した状態を示す部分切欠拡大平面図。 (a)及び(b)は、第5の実施形態における上下の内部電極引き出し電極部の位置関係を示す模式的平面図、(b)は上下の引き出し電極部が重なっていないことを示す部分切欠拡大平面図。 (a)及び(b)は、第6の実施形態で第1,第2のマザーのセラミックグリーンシート上に印刷された内部電極パターンを示す各平面図。 従来の多端子型積層セラミックコンデンサを説明するための略図的斜視図。 (a)及び(b)は、従来の多端子型積層セラミックコンデンサの製造方法に際して第1,第2のマザーのセラミックグリーンシート上に印刷される内部電極パターンを示す各平面図。 従来の製造方法において、内部電極パターンのスクリーン印刷に際し、内部電極形状に滲みがでた状態を示す模式的平面図。
符号の説明
1…多端子型積層セラミックコンデンサ
2…セラミック焼結体
2a,2b…第1,第2の側面
2c,2d…端面
2e…上面
2f…下面
3a〜3n…第1〜第8の端子電極
4…内部電極
4a〜4d…引き出し電極部
4A〜4D…内部電極
5…内部電極
5a〜5d…引き出し電極部
5A〜5C…内部電極
6…マザーの積層体
13a,13b,14a,14b…引き出し電極部

Claims (5)

  1. 複数枚の内部電極が埋設されたセラミック焼結体と、前記セラミック焼結体の第1の側面に形成された複数の第1の端子電極と、前記第1の側面と対向する第2の側面に形成された複数の第2の端子電極とを備え、前記各内部電極が、第1の側面に引き出される複数の第1の電極引き出し部と、第2の側面に引き出される第2の引き出し電極部とを有する多端子型積層セラミック電子部品の製造方法であって、
    前記内部電極がマトリックス状に複数形成された内部電極パターンが印刷されたマザーのセラミックグリーンシートを用意する工程と、
    複数枚の前記マザーのセラミックグリーンシートを積層し、内部電極パターンが印刷されていないマザーのセラミックグリーンシートを上下に積層し、マザーの積層体を得る工程と、
    前記マザーの積層体を厚み方向に切断し、個々の多端子型積層セラミック電子部品単位の積層体チップを得る工程と、
    前記積層体チップを焼成し、セラミック焼結体を得る工程と、
    前記セラミック焼結体の焼成に先立ち、あるいは焼成後に前記第1,第2の端子電極を形成する工程とを備え、
    前記内部電極パターンとして、隣り合う内部電極の内、一方の内部電極の複数の第2の引き出し電極部と、他方の内部電極の第1の引き出し電極部とが連結されておらず、かつ前記第1,第2の側面の延びる方向において交互に配置されている内部電極パターンを用いることを特徴とする、多端子型積層セラミック電子部品の製造方法。
  2. 複数枚の内部電極が埋設されたセラミック焼結体と、前記セラミック焼結体の第1の側面に形成された複数の第1の端子電極と、前記第1の側面と対向する第2の側面に形成された複数の第2の端子電極とを備え、前記各内部電極が、第1の側面に引き出される複数の第1の電極引き出し部と、第2の側面に引き出される第2の引き出し電極部とを有する多端子型積層セラミック電子部品の製造方法であって、
    前記内部電極がマトリックス状に複数形成された内部電極パターンが印刷されたマザーのセラミックグリーンシートを用意する工程と、
    複数枚の前記マザーのセラミックグリーンシートを積層し、内部電極パターンが印刷されていない第2のマザーのセラミックグリーンシートを上下に積層し、マザーの積層体を得る工程と、
    前記マザーの積層体を厚み方向に切断し、個々の多端子型積層セラミック電子部品単位の積層体チップを得る工程と、
    前記積層体チップを焼成し、セラミック焼結体を得る工程と、
    前記セラミック焼結体の焼成に先立ち、あるいは焼成後に前記第1,第2の端子電極を形成する工程とを備え、
    前記内部電極パターンとして、隣り合う内部電極の内、一方の内部電極の第2の引き出し電極部と、他方の内部電極の第1の引き出し電極部とが連結されておらず、かつ一方の内部電極の引き出し電極部の先端が、他方の内部電極の引き出し電極部間に入り込んでいる内部電極パターンを用いることを特徴とする、多端子型積層セラミック電子部品の製造方法。
  3. 複数枚の内部電極が埋設されたセラミック焼結体と、前記セラミック焼結体の第1の側面に形成された複数の第1の端子電極と、前記第1の側面と対向する第2の側面に形成された複数の第2の端子電極とを備え、前記各内部電極が、第1の側面に引き出される複数の第1の電極引き出し部と、第2の側面に引き出される第2の引き出し電極部とを有する多端子型積層セラミック電子部品の製造方法であって、
    前記内部電極がマトリックス状に複数形成された内部電極パターンが印刷されたマザーのセラミックグリーンシートを用意する工程と、
    複数枚の前記マザーのセラミックグリーンシートを積層し、内部電極パターンが印刷されていない第2のマザーのセラミックグリーンシートを上下に積層し、マザーの積層体を得る工程と、
    前記マザーの積層体を厚み方向に切断し、個々の多端子型積層セラミック電子部品単位の積層体チップを得る工程と、
    前記積層体チップを焼成し、セラミック焼結体を得る工程と、
    前記セラミック焼結体の焼成に先立ち、あるいは焼成後に前記第1,第2の端子電極を形成する工程とを備え、
    前記内部電極パターンとして、隣り合う内部電極の内、一方の内部電極の第2の引き出し電極部と、他方の内部電極の第1の引き出し電極部とが連結されておらず、一方または他方の内部電極の引き出し電極部の先端が、他方または一方の内部電極の引き出し電極部間に入り込んでない内部電極パターンを用いることを特徴とする、多端子型積層セラミック電子部品の製造方法。
  4. 前記内部電極パターンが形成された複数枚のマザーのセラミックグリーンシートを積層するに当り、上層の内部電極パターンの内部電極の第1,第2の引き出し電極部の位置と、下層の内部電極パターンの相当する位置にある内部電極の第1,第2の引き出し電極部の位置とが第1,第2の側面の延びる方向において交互にずらされて、複数枚の前記マザーのセラミックグリーンシートが積層される、請求項1〜3のいずれかに記載の多端子型積層セラミック電子部品の製造方法。
  5. 前記焼結体が前記第1,第2の側面を連結している第1,第2の端面をさらに備え、前記第1,第2の端面に引き出された第3,第4の引き出し電極部をさらに備える、請求項1〜4のいずれかに記載の多端子型積層セラミック電子部品の製造方法。
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