JP4757695B2 - 検査用チップ型電子部品及び実装状態検査方法 - Google Patents

検査用チップ型電子部品及び実装状態検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4757695B2
JP4757695B2 JP2006112299A JP2006112299A JP4757695B2 JP 4757695 B2 JP4757695 B2 JP 4757695B2 JP 2006112299 A JP2006112299 A JP 2006112299A JP 2006112299 A JP2006112299 A JP 2006112299A JP 4757695 B2 JP4757695 B2 JP 4757695B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic component
inspection
type electronic
substrate
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006112299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007287864A (ja
Inventor
泰介 安彦
淳 増田
正明 富樫
高 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2006112299A priority Critical patent/JP4757695B2/ja
Priority to US11/783,240 priority patent/US7391219B2/en
Publication of JP2007287864A publication Critical patent/JP2007287864A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4757695B2 publication Critical patent/JP4757695B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/228Terminals
    • H01G4/232Terminals electrically connecting two or more layers of a stacked or rolled capacitor
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/50Testing of electric apparatus, lines, cables or components for short-circuits, continuity, leakage current or incorrect line connections
    • G01R31/64Testing of capacitors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/30Stacked capacitors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Ceramic Capacitors (AREA)

Description

本発明は、検査用チップ型電子部品及び実装状態検査方法に関する。
積層型電子部品として、積層された複数の絶縁体層と、絶縁体層を挟んで対向するように配された複数の内部電極とを有するコンデンサ素体と、コンデンサ素体の外表面上に配置された4つ以上の端子電極とを備える各種の積層型コンデンサが知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。特許文献1に記載された積層型コンデンサでは、対向する内部電極が、それぞれ異なる複数の端子電極に接続されている。特許文献2に記載された積層型コンデンサでは、対向する内部電極それぞれが、該内部電極に対応する一つの外部電極にのみ接続されている。特許文献3に記載された積層型コンデンサでは、対向する内部電極が、それぞれ異なる一対の端子電極に接続されている。
特開2000−208361号公報 特開2001−284171号公報 特開2005−044871号公報
ところで、積層型電子部品を基板にはんだ付け等により実装する場合、積層型電子部品には熱衝撃が加わる。通常、積層型電子部品の素体はセラミックスにて構成される。したがって、熱衝撃が加わった場合、積層型電子部品においては、端子電極が素体に比べて収縮し易い。この収縮応力は、端子電極の縁部周辺に集中し、当該端子電極の縁部周辺から素体にクラックが発生する、あるいは、積層型電子部品と基板との接続箇所(例えば、はんだフィレット等)にクラックが発生する懼れがある。また、積層型電子部品が基板に実装された後、周囲の温度が急激に変化した場合に、素体、端子電極、はんだ及び基板、各々の熱膨張係数差により応力吸収が不十分となり、同様に、素体や上記接続箇所等にクラックが発生する懼れがある。このようにクラックが発生すると、積層型電子部品や上記接続箇所が断線することとなる。このため、積層型電子部品及び該積層型電子部品の実装に関しては、耐熱衝撃性が要求される。
積層型電子部品と基板との接続箇所や積層型電子部品における断線の発生の有無といった、積層型電子部品の基板への実装状態を検査する検査方法として、接続箇所や積層型電子部品を外観検査あるいは断面検査することが行われている。しかしながら、外観検査では、接続箇所や積層型電子部品にクラックが発生しているか否かを外観上で検査するが、積層型電子部品や実装箇所の内部で発生しているクラック等の断線の状態を確認することはできない。一方、断面検査では、接続箇所や積層型電子部品を切断して、その断面を研磨し、クラックが発生しているか否かを検査するが、検査箇所が切断した箇所に限られるため、切断した箇所以外でのクラック等の断線の状態を確認することができない。
積層型電子部品の電気的特性を測定することによっても、断線の状態を検査することができる。積層型コンデンサの場合、静電容量(C)、誘電正接(tan δ)、絶縁抵抗(IR)などを測定することによっても、断線の状態を検査することができる。しかしながら、クラックが発生しているものの、部分的に電気的に接続された状態である場合には、上述したような電気的特性に基づいて断線の状態を適切に検査することは困難である。また、積層型コンデンサの場合、静電容量(C)、誘電正接(tan δ)、絶縁抵抗(IR)といった電気的特性は、極性が異なる端子電極間でしか測定することができない。
本発明は、実装状態を適切且つ簡易に検査することが可能な検査用チップ型電子部品及び実装状態検査方法を提供することを課題とする。
本発明に係る検査用チップ型電子部品は、積層された複数の絶縁体層と、絶縁体層を挟んで対向するように配された複数の内部電極と、を有する素体と、素体の外表面上に配置された4つ以上の端子電極と、を備え、複数の内部電極それぞれが、4つ以上の端子電極のうち少なくとも1つの同じ端子電極と接続されていると共に、該少なくとも1つの同じ端子電極以外のいずれかの端子電極に接続されていることを特徴とする。
本発明に係る実装状態検査方法は、上記検査用チップ型電子部品を用意し、検査用チップ型電子部品を基板に実装し、基板に実装された検査用チップ型電子部品の各端子電極と基板との接続箇所のうちいずれか二つの接続箇所間の直流抵抗を測定し、測定された直流抵抗の値に基づいて、上記接続箇所間における断線状態を判定することを特徴とする。
本発明に係る検査用チップ型電子部品は、4つ以上の端子電極すべてが短絡した状態となっている。この検査用チップ型電子部品を基板に実装した状態で、各端子電極と基板との接続箇所のうちいずれか二つの接続箇所間における直流抵抗を測定すると、該直流抵抗は上記接続箇所間における断線状態を反映した値となる。すなわち、断線状態が、クラックやはんだ付け不良が発生しているものの、部分的に電気的に接続された状態である場合、クラックやはんだ付け不良が発生せずに適正に電気的に接続された状態に比して、直流抵抗は大きくなる。また、上記検査用チップ型電子部品は、4つ以上の端子電極すべてが短絡した状態となっているので、全ての接続箇所のうち任意の接続箇所間において直流抵抗が測定でき、断線が発生している位置の特定も可能となる。これらの結果、本発明に係る検査用チップ型電子部品並びに実装状態検査方法においては、実装状態を適切且つ簡易に検査することができる。
好ましくは、複数の内部電極それぞれが、4つ以上の端子電極すべてと接続されている。
好ましくは、複数の内部電極それぞれが、絶縁体層を挟んで互いに対向する導体部分と、当該導体部分から引き出されて端子電極に接続される導体部分とを含んでいる。
本発明に係る実装状態検査方法は、積層体と該積層体の外表面に配置された複数の端子電極と該複数の端子電極のうち対応する端子電極に接続されると共に積層体内に配置された複数の内部導体とを有する積層型電子部品の基板への実装状態を検査する検査方法であって、積層体と該積層体の外表面に配置される積層型電子部品の端子電極と同数の端子電極と該端子電極の全てと接続されると共に積層型電子部品の複数の内部導体を積層体の積層方向から投影した形状を内部導体パターンとして有する複数の内部導体とを有する検査用チップ型電子部品を用意し、検査用チップ型電子部品を基板に実装し、基板に実装された検査用チップ型電子部品の各端子電極と基板との接続箇所のうちいずれか二つの接続箇所間の直流抵抗を測定し、測定された直流抵抗の値に基づいて、接続箇所間における断線状態を判定することを特徴とする。
本発明に係る実装状態検査方法では、用意される検査用チップ型電子部品が複数の端子電極すべてが短絡した状態となっている。この検査用チップ型電子部品を基板に実装した状態で、各端子電極と基板との接続箇所のうちいずれか二つの接続箇所間における直流抵抗を測定すると、該直流抵抗は上記接続箇所間における断線状態を反映した値となる。すなわち、断線状態が、クラックやはんだ付け不良が発生しているものの、部分的に電気的に接続された状態である場合、クラックやはんだ付け不良が発生せずに適正に電気的に接続された状態に比して、直流抵抗は大きくなる。また、上記検査用チップ型電子部品は、複数の端子電極すべてが短絡した状態となっているので、全ての接続箇所のうち任意の接続箇所間において直流抵抗が測定でき、断線が発生している位置の特定も可能となる。これらの結果、本発明に係る検査用チップ型電子部品並びに実装状態検査方法においては、実装状態を適切且つ簡易に検査することができる。
本発明によれば、実装状態を適切且つ簡易に検査することが可能な検査用チップ型電子部品及び実装状態検査方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
まず、図1〜図3に基づいて、本実施形態に係る検査用チップ型電子部品の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る検査用チップ型電子部品の斜視図である。図2は、本実施形態に係る検査用チップ型電子部品に含まれる素体の分解斜視図である。図3は、本実施形態に係る検査用チップ型電子部品の断面構成を説明するための模式図である。
検査用チップ型電子部品TCは、図1に示すように、略直方体形状をした素体1と、素体1の外表面に配置された第1〜第8の端子電極11〜18とを備える。素体1は、相対向する第1及び第2の主面2,3と、相対向する第1及び第2の端面4,5と、相対向する第1および第2の側面6,7とを含んでいる。第1及び第2の端面4,5と第1及び第2の側面6,7とは、第1の主面2と第2の主面3との間を連結するように伸びている。
素体1の第1の側面6には、第1〜第4の端子電極11〜14が配置されている。素体1の第2の側面7には、第5〜第8の端子電極15〜18が配置されている。第1〜第8の端子電極11〜18は、例えば、導電性金属粉末及びガラスフリットを含む導電性ペーストを素体1の外表面の付与し、焼き付けることによって形成される。必要に応じて、焼き付けられた電極の上にめっき層が形成されることもある。
素体1は、図2に示されるように、積層された複数の絶縁体層21と、複数の内部電極23とを有している。各絶縁体層21は、第1及び第2の主面2,3に平行な方向に伸びている。素体1では、第1の主面2と第2の主面3とが対向する方向は、複数の絶縁体層21の積層方向とされる。複数の内部電極23は、互いに絶縁体層21を挟んで対向するように配されている。
各絶縁体層21は、たとえば誘電体セラミックを含むセラミックグリーンシートの焼結体から構成される。実際の検査用チップ型電子部品TCでは、各絶縁体層21は、絶縁体層21の間の境界が視認できない程度に一体化されている。各内部電極23は、導電性ペーストの焼結体から構成される。
各内部電極23は、第1の導体部分25と、複数の第2の導体部分27とを含んでいる。本実施形態においては、第2の導体部分27の数は、第1〜第8の端子電極11〜18に対応して、8つに設定されている。第1の導体部分25は、絶縁体層21の積層方向に隣り合う他の内部電極23の第1の導体部分25と絶縁体層21を挟んで互いに対向している。各第2の導体部分27は、第1の導体部分25から第1の側面6あるいは第2の側面7まで引き出されており、第1〜第8の端子電極11〜18に電気的且つ物理的に接続されている。
各内部電極23は、図3に示されるように、第1〜第8の端子電極11〜18に電気的に接続されている。これにより、第1〜第8の端子電極11〜18は、内部電極23を通して電気的に接続されることとなり、検査用チップ型電子部品TCでは、第1〜第8の端子電極11〜18すべてが短絡した状態となる。
続いて、上述した検査用チップ型電子部品TCを用いた実装状態判定方法について説明する。
まず、検査用チップ型電子部品TCを用意する。この検査用チップ型電子部品TCは、積層型コンデンサ、例えば特許文献1に記載された8端子型の積層型コンデンサあるいは同じく特許文献2に記載された8端子の積層型コンデンサに対応した検査用チップ型電子部品である。
検査用チップ型電子部品TCは、特許文献1及び2に記載された8端子の積層型コンデンサのいずれに対しても、以下の構成を備えることとなる。検査用チップ型電子部品TCは、特許文献1及び2に記載された8端子の積層型コンデンサの8つの端子電極と同数の端子電極(第1〜第8の端子電極11〜18)を有する。検査用チップ型電子部品TCの内部電極23は、特許文献1及び2に記載された8端子の積層型コンデンサの複数の内部電極を複数の誘電体層の積層方向から投影した形状を内部電極パターンとして有する。
次に、用意した検査用チップ型電子部品TCを8端子型の積層型コンデンサの代わりに基板Sに実装する(図4参照)。ここでは、検査用チップ型電子部品TCは、リフローはんだ付け工程を経て、第1〜第8の端子電極11〜18がそれぞれ基板Sの対応する電極パッドEP上に半田付けされて表面実装される。
次に、熱衝撃試験を行う。この熱衝撃試験では、基板Sに実装した検査用チップ型電子部品TCに対して下記(i)工程〜(iv)工程からなる1つの熱処理サイクルを1000回繰り返す。すなわち、1つの熱処理サイクルは、(i)基板及び検査用チップ型電子部品TCを、素体1の温度が−55℃となる温度条件のもとで30分保持する工程、(ii)上記保持時間の10%の時間(3分)以内に素体1の温度を125℃まで昇温する工程、(iii)素体1の温度が125℃となる温度条件のもとで30分保持する工程、(iv)上記保持時間の10%の時間(3分)以内に素体1の温度を−55℃まで降温する工程とからなる。
次に、基板Sに実装された検査用チップ型電子部品TCの第1〜第8の端子電極11〜18と基板Sとの接続箇所のうち任意の二つの接続箇所を選び、該二つの接続箇所間の直流抵抗を測定する。本実施形態では、上記接続箇所が8箇所であるので、第1の端子電極11と基板Sとの接続箇所と第2の端子電極12と基板Sとの接続箇所との間、第1の端子電極11と基板Sとの接続箇所と第3の端子電極13と基板Sとの接続箇所との間、…、第6の端子電極16と基板Sとの接続箇所と第8の端子電極18と基板Sとの接続箇所との間、及び、第7の端子電極17と基板Sとの接続箇所と第8の端子電極18と基板Sとの接続箇所との間の、28の測定箇所が存在することとなる。
次に、測定された直流抵抗の値に基づいて、該直流抵抗を測定した接続箇所間における断線状態を判定する。断線状態を判定する手法として、例えば、以下のものが考えられる。
一つの判定手法は、直流抵抗の測定値を予め定められた閾値と比較して、断線状態を判定する手法である。測定値が閾値よりも大きい場合、測定した接続箇所間の電流経路上のどこかにクラックが発生している、あるいは、実装時にはんだ付け不良が発生しているといった事象により電流経路が断線していると判断する。上記閾値は、例えば、検査用チップ型電子部品TCを基板Sに適正に実装されたことを確認した上で、いずれか二つの接続箇所間の直流抵抗を測定し、得られた測定値とすることができる。
他の判定手法は、各測定箇所における測定値を比較し、他の測定箇所の測定値に比して大きな測定値を示す測定箇所に対応する接続箇所間の電流経路上のどこかにクラックが発生している、あるいは、実装時にはんだ付け不良が発生しているといった事象により電流経路が断線していると判断する。
以上のように、本実施形態では、用意される検査用チップ型電子部品TCが第1〜第8の端子電極11〜18すべてが短絡した状態となっている。この検査用チップ型電子部品TCを基板Sに実装した状態で、各端子電極11〜18と基板Sとの接続箇所のうちいずれか二つの接続箇所間における直流抵抗を測定すると、該直流抵抗は上記接続箇所間における断線状態を反映した値となる。すなわち、断線状態が、クラックやはんだ付け不良が発生しているものの、部分的に電気的に接続された状態である場合、クラックが発生せずに適正に電気的に接続された状態に比して、直流抵抗は大きくなる。また、上記検査用チップ型電子部品TCは、第1〜第8の端子電極11〜18すべてが短絡した状態となっているので、全ての接続箇所のうち任意の接続箇所間において直流抵抗が測定でき、断線が発生している位置の特定も可能となる。これらの結果、本実施形態においては、検査用チップ型電子部品TCを用いて、該検査用チップ型電子部品TCの実装状態を適切且つ簡易に検査することができる。
本実施形態では、検査用チップ型電子部品TCが、特許文献1及び2に記載された8端子の積層型コンデンサと同様な構成を有する素体1を備えている。すなわち、素体1が、誘電体材料からなる絶縁体層21と内部電極23との積層構造となっている。このため、熱衝撃試験の際に、特許文献1及び2に記載された8端子の積層型コンデンサに対して熱衝撃試験を実施する場合と、実験条件を揃えることができ、再現性に極めて優れた熱衝撃試験を行うことができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
上述した実施形態では、各内部電極23は、第1〜第8の端子電極11〜18すべてに対応した第2の導体部分27を含んでおり、第1〜第8の端子電極11〜18すべてに接続されているが、この構成に限られない。各内部電極23は、第1〜第8の端子電極11〜18のうち少なくとも1つの同じ端子電極と接続されていると共に、該少なくとも1つの同じ端子電極以外のいずれかの端子電極に接続されていればよい。このように、各内部電極23が、第1〜第8の端子電極11〜18のうち少なくとも1つの同じ端子電極と接続されていることで、第1〜第8の端子電極11〜18すべてが短絡した状態となる。
検査用チップ型電子部品TCが備える端子電極の数は、上述した実施形態における8つに限られることなく、4つ以上であればよい。例えば、特許文献3に記載された3端子貫通型コンデンサに対応した検査用チップ型電子部品として、端子電極の数を4つとしてもよい。この場合でも、各内部電極23が4つの端子電極すべてに接続されていてもよい。また、各内部電極23が、4つの端子電極のうち少なくとも1つの同じ端子電極と接続されていると共に該少なくとも1つの同じ端子電極以外のいずれかの端子電極に接続されていればよい。
検査用チップ型電子部品TCが備える端子電極は、第1及び第2の側面6,7だけでなく、第1及び第2の端面4,5に配置されていてもよい。
具体的には、検査用チップ型電子部品TCは、図5〜図13に示されるように、素体1と、素体1の外表面上に配置された4つ以上の端子電極19と、複数の内部電極23(図5〜図13においては、1つの内部電極23のみを図示)を備えるように構成できる。
ところで、本実施形態に係る検査用チップ型電子部品TCでは、すべての端子電極が短絡した状態にあるので、検査用チップ型電子部品TCを実装する基板Sにおける断線状態や基板Sに実装された他の電子部品の機能不良も検査することができる。この場合、図14に示されるように、基板S(多層基板)の所望の位置に複数の測定用電極30を設け、複数の測定用電極30のうちいずれか2つの測定用電極30間の直流抵抗を測定し、その測定値に基づいて断線状態を判定することができる。また、検査用チップ型電子部品TCの基板Sへのはんだ付け不良による断線も検知できる。図14において、(a)は、基板S内の配線に断線がなく且つ検査用チップ型電子部品TCが適切にはんだ付けされた状態を示し、(b)は、基板S内の配線に断線(図中、BWにて示される箇所)があり且つ一つの検査用チップ型電子部品TCの一つの端子電極のはんだ付けが不良(図中、DSにて示される箇所)である状態を示している。なお、基板の断線状態を検査する場合、基本的には、すべて検査用チップ型電子部品TCを実装することが好ましいが、基板の回路構成によっては、検査用チップ型電子部品TCと積層型コンデンサとを実装してもよい。この場合、実装される検査用チップ型電子部品TCの数は、1個以上であればよい。
本発明は、上述した積層型コンデンサに対応する検査用チップ型電子部品及び実装状態検査方法のみならず、積層型チップバリスタ、積層型インダクタ、又は積層型フィルタ等の積層型電子部品に対応する検査用チップ型電子部品及び実装状態検査方法に適用できる。
本実施形態に係る検査用チップ型電子部品の斜視図である。 本実施形態に係る検査用チップ型電子部品に含まれる素体の分解斜視図である。 本実施形態に係る検査用チップ型電子部品の断面構成を説明するための模式図である。 本実施形態に係る検査用チップ型電子部品を基板に実装した状態を示す斜視図である。 本実施形態に係る検査用チップ型電子部品の変形例の断面構成を説明するための模式図である。 本実施形態に係る検査用チップ型電子部品の変形例の断面構成を説明するための模式図である。 本実施形態に係る検査用チップ型電子部品の変形例の断面構成を説明するための模式図である。 本実施形態に係る検査用チップ型電子部品の変形例の断面構成を説明するための模式図である。 本実施形態に係る検査用チップ型電子部品の変形例の断面構成を説明するための模式図である。 本実施形態に係る検査用チップ型電子部品の変形例の断面構成を説明するための模式図である。 本実施形態に係る検査用チップ型電子部品の変形例の断面構成を説明するための模式図である。 本実施形態に係る検査用チップ型電子部品の変形例の断面構成を説明するための模式図である。 本実施形態に係る検査用チップ型電子部品の変形例の断面構成を説明するための模式図である。 本実施形態に係る検査用チップ型電子部品を基板に実装した状態を示す模式図である。
符号の説明
1…素体、6…第1の側面、7…第2の側面、11〜18…第1〜第8の端子電極、19…端子電極、21…絶縁体層、23…内部電極、25…第1の導体部分、27…第2の導体部分、S…基板、TC…検査用チップ型電子部品。

Claims (2)

  1. 積層体と該積層体の外表面に配置された4つ以上の端子電極と該4つ以上の端子電極のうち対応する端子電極に接続されると共に前記積層体内に配置された複数の内部電極とを有する積層型コンデンサの代わりに基板に実装し、前記基板との接続箇所のうちいずれか二つの接続箇所を選ぶ全ての組合せにおいて該接続箇所間の直流抵抗を測定し、測定された直流抵抗の値に基づいて、前記接続箇所間における断線状態を判定する実装状態検査方法に用いる検査用チップ型電子部品であって、
    積層された複数の絶縁体層と、前記絶縁体層を挟んで対向するように配された複数の内部電極と、を有する素体と、
    前記素体の外表面上に配置され且つ前記積層型コンデンサの端子電極と同数である4つ以上の端子電極と、を備え、
    前記複数の内部電極それぞれが、前記4つ以上の端子電極すべてと接続されていると共に、前記絶縁体層を挟んで互いに対向する導体部分と導体部分から引き出されて前記端子電極に接続される導体部分とを含み且つ前記積層型コンデンサの前記複数の内部電極を前記積層体の積層方向から投影した形状を有していることを特徴とする検査用チップ型電子部品。
  2. 積層体と該積層体の外表面に配置された4つ以上の端子電極と該4つ以上の端子電極のうち対応する端子電極に接続されると共に前記積層体内に配置された複数の内部電極とを有する積層型コンデンサの基板への実装状態を検査する検査方法であって、
    複数の絶縁体層が積層された積層体と該積層体の外表面に配置される前記積層型コンデンサの前記端子電極と同数の端子電極と該端子電極の全てと接続されると共に、前記絶縁体層を挟んで互いに対向する導体部分と当該導体部分から引き出されて前記端子電極に接続される導体部分とを含み且つ前記積層型コンデンサの前記複数の内部電極を前記積層体の積層方向から投影した形状を内部電極パターンとして有する複数の内部電極とを有する検査用チップ型電子部品を用意し、
    前記検査用チップ型電子部品を前記基板に実装し、
    前記基板に実装された前記検査用チップ型電子部品の前記各端子電極と前記基板との接続箇所のうちいずれか二つの接続箇所を選ぶ全ての組合せにおいて該接続箇所間の直流抵抗を測定し、
    測定された直流抵抗の値に基づいて、前記接続箇所間における断線状態を判定することを特徴とする実装状態検査方法。
JP2006112299A 2006-04-14 2006-04-14 検査用チップ型電子部品及び実装状態検査方法 Active JP4757695B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006112299A JP4757695B2 (ja) 2006-04-14 2006-04-14 検査用チップ型電子部品及び実装状態検査方法
US11/783,240 US7391219B2 (en) 2006-04-14 2007-04-06 Chip type electronic component for test, and mounted state test method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006112299A JP4757695B2 (ja) 2006-04-14 2006-04-14 検査用チップ型電子部品及び実装状態検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007287864A JP2007287864A (ja) 2007-11-01
JP4757695B2 true JP4757695B2 (ja) 2011-08-24

Family

ID=38604621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006112299A Active JP4757695B2 (ja) 2006-04-14 2006-04-14 検査用チップ型電子部品及び実装状態検査方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7391219B2 (ja)
JP (1) JP4757695B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9257352B2 (en) 2013-03-15 2016-02-09 GlobalFoundries, Inc. Semiconductor test wafer and methods for use thereof
US10229873B2 (en) * 2017-02-07 2019-03-12 International Business Machines Corporation Three plate MIM capacitor via integrity verification

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5414589A (en) * 1993-06-07 1995-05-09 Rohm Co., Ltd. Capacitor having a changeable dielectric capacity and manufacturing method thereof
JPH08222480A (ja) 1995-02-16 1996-08-30 Tokin Corp 実装クラック評価用模擬積層セラミック電子部品
JP4000701B2 (ja) 1999-01-14 2007-10-31 株式会社村田製作所 積層コンデンサ
JP3563665B2 (ja) 2000-03-30 2004-09-08 Tdk株式会社 積層型電子回路部品
JP3610891B2 (ja) 2000-07-21 2005-01-19 株式会社村田製作所 積層型セラミック電子部品およびその製造方法
US6690558B1 (en) * 2002-01-14 2004-02-10 Alan Devoe Power resistor and method for making
JP2005044871A (ja) 2003-07-24 2005-02-17 Tdk Corp 3端子貫通型コンデンサ
JP4059181B2 (ja) * 2003-09-29 2008-03-12 株式会社村田製作所 多端子型積層セラミック電子部品の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007287864A (ja) 2007-11-01
US7391219B2 (en) 2008-06-24
US20070242405A1 (en) 2007-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8130484B2 (en) Monolithic ceramic electronic component and mounting structure thereof
TWI686825B (zh) 多層陶瓷電子組件及具有該電子組件的印刷電路板
JP2001076957A (ja) セラミック電子部品
KR101659272B1 (ko) 정전기 보호 부품 및 정전기 보호 부품의 제조 방법
KR20030071509A (ko) 전자부품
US10622146B2 (en) Multilayer capacitor and electronic component device
KR101031111B1 (ko) 표면 실장 가능한 복합 세라믹 칩 부품
JP5024421B2 (ja) 積層電子部品
JP2016012689A (ja) セラミック電子部品
JP2016181663A (ja) 積層コンデンサ
JP4757695B2 (ja) 検査用チップ型電子部品及び実装状態検査方法
WO2017002495A1 (ja) チップ型セラミック電子部品
JP7055588B2 (ja) 電子部品
JP5045742B2 (ja) チップ部品の良否判定方法
JP2011165935A (ja) 積層電子部品
JPH0969464A (ja) チップ型積層セラミックコンデンサ
JP2006173790A (ja) 積層型lc複合部品
JP6252020B2 (ja) 静電気保護部品及び静電気保護部品の製造方法
KR102546723B1 (ko) 칩형 세라믹 전자부품의 제조 방법
JP2006313877A (ja) 静電気対策部品
JP2005217128A (ja) セラミック電子部品
JPS6386414A (ja) 積層形セラミツクコンデンサ
JPH08321433A (ja) 積層セラミック電子部品及び実装クラック検査方法
JP2000147043A (ja) 金属端子付き積層セラミックコンデンサの検査方法
JP2004087970A (ja) Ptc複合チップ部品およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080415

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080514

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081028

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081117

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090105

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20090319

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110601

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4757695

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610

Year of fee payment: 3