JP3563665B2 - 積層型電子回路部品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、等価直列インダクタンス(ESL)を低減しつつ等価直列抵抗(ESR)が極端に小さくなることを防止した積層型電子回路部品に係り、特に多端子型積層コンデンサに好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電子部品の一種としてのコンデンサが幅広く用いられており、LSIの電源回路においても、積層セラミックチップコンデンサが用いられている。
一方、図10に示すコンデンサの配置されたCPU等のLSIの電源回路では、LSIの動作時において、図11に示すように急激な電流変動が発生することがあり、この電流変動に伴って配線のL、R及びコンデンサのESL、ESRにより電源回路の電圧が大幅に変動(矢印Aで示す)して、LSIの動作に支障を来す場合がある。尚、図10において、Cはコンデンサの静電容量を表し、ESLはコンデンサ内の等価直列インダクタンスを表し、ESRは等価直列抵抗を表す。
【0003】
以上より、従来からLSIの電源回路ではESLで表す等価直列インダクタンスが低いコンデンサを用いて急激な電流変動に伴う電圧変動を抑制し、電源回路の安定化対策を行ってきた。
特に、近年のCPUは、動作の高速化に伴って動作周波数の高周波化及び高電流化が進んでいる為、より一層の低ESL化が要求されている。この為、積層セラミックチップコンデンサの一例とされる多端子型のコンデンサにおいては、図12の矢印B、Cで示す流れる電流の方向を隣り合う端子電極間で相互に逆方向になるように制御している。これにより磁束が相殺されてインダクタンスが低減されるのに伴って、コンデンサのより一層の低ESL化を図っていた。
【0004】
ここで、図13及び図14に示すこの従来の低ESL化された多端子型のコンデンサを基にして、以下に従来のコンデンサを説明する。
図13及び図14に示すように、従来の低ESL化された多端子型コンデンサ110の本体部分は、直方体形状の積層体112により構成されており、静電容量が積層体112を形成するセラミック素地によって得られるように、2つの内部電極114、116がセラミック素地を介して重なり合う構造とされている。
【0005】
さらに、この内部電極114は、積層体112が有する4つの側面の内の相互に対向する2つの側面にそれぞれ2つづつ引き出される引出部114Aを有し、また、内部電極116は、引出部114Aが引き出されたのと同じ2つの側面にそれぞれ2つづつ引き出される引出部116Aを有している。つまり、引出部114A及び引出部116Aはそれぞれ計4つづつ存在することになる。
そして、引出部114Aと接続される端子電極118及び、引出部116Aと接続される端子電極120が、これら2つの側面にそれぞれ設置されている。尚この際、図13及び図14に示すように、積層体112の側面において隣り合う端子電極118、120の極性が交互に逆となるように、引出部114A、116Aが配置されている。
【0006】
従って、隣り合う引出部114A、116Aの極性が異なることから、端子電極118、120から流れ込む高周波電流によって発生する磁束が、これら隣り合う引出部114A、116A同士で互いに打ち消し合わされて、ESLが低減されるようになっている。
尚、これらの多端子型積層コンデンサに関する技術を開示した公報として、特開平9−17693号公報や米国特許公報USP5880925号等が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
一方、電源回路の安定化はコンデンサのESRで表す等価直列抵抗にも大きく依存するが、従来の低ESL化されたコンデンサにおいては、上記のように引出部114A、116Aがそれぞれ複数づつ存在するのに伴って、引出部114A、116Aの電気抵抗は小さくなり、結果としてESRが極端に小さくなることから、このようなコンデンサを用いた電源回路は安定性に欠けていた。
つまり、従来の低ESL化されたコンデンサは、ESRが極端に小さい為に、周辺回路のインダクタンスによって共振現象を招いたときに、大きく電圧が落ち込んだり、或いはリンギングなどの減衰振動を起こし易かった。
【0008】
他方、電源回路用のコンデンサ等においては、回路が高集積化されるのに伴って、一つのコンデンサ内に、複数の回路に対応して例えば静電容量が異なる複数のコンデンサが組み込まれた構造のものが要求されるようになった。
本発明は上記事実を考慮し、低ESL化を図りつつESRが極端に小さくなることを防止するだけでなく、複数のコンデンサが組み込まれた構造の積層型電子回路部品を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1による積層型電子回路部品は、誘電体層を積層して六面体形状に形成された誘電体素体と、
この六面体形状の誘電体素体の4つの側面の内の2つの側面に向かって引き出される一つの引出部を各々有し且つ、誘電体素体内に誘電体層を介して隔てられた形で同一面内に1枚ずつ、それぞれ配置される複数の内部電極と、
誘電体素体の前記2つの側面にそれぞれ3つ以上存在するように誘電体素体外にそれぞれ配置され且つ、引出部を介して複数の内部電極の何れかにそれぞれ接続される複数の端子電極と、
を有し、
誘電体素体の同一の側面内で隣り合う端子電極同士が互いに異なる極性になるように、同一の側面内の3つ以上の端子電極が内部電極にそれぞれ接続され、
これら内部電極及び端子電極が複数の回路に対応してそれぞれ複数組設けられて電源回路の電圧の変動を低減したことを特徴とする。
【0010】
請求項1に係る積層型電子回路部品によれば、誘電体層を積層して六面体形状に形成された誘電体素体内に、誘電体層を介して隔てられた形で同一面内に1枚ずつとなるように、複数の内部電極がそれぞれ配置される。また、これら複数の内部電極は、誘電体素体の4つの側面の内の2つの側面に向かって引き出される一つの引出部を有していて、誘電体素体の同一の側面内にそれぞれ3つ以上存在するように誘電体素体外にそれぞれ配置される複数の端子電極の何れもがこの一つの引出部を介して一つの内部電極に接続されることで、複数の端子電極が複数存在する内部電極の何れかにそれぞれ接続されている。
一方、誘電体素体の同一の側面内の3つ以上の端子電極が、同一の側面内の隣り合う端子電極同士が互いに異なる極性になる形で、3枚以上の内部電極にそれぞれ接続されている。そして、本請求項に係る積層型電子回路部品への通電の際に、例えば複数の端子電極が交互に正負極に順次なって、引出部を介して端子電極とそれぞれ接続される複数の内部電極が、相互に対向しつつ並列に配置されるコンデンサの電極となる。
【0011】
つまり、本請求項では、一つの引出部が内部電極から誘電体素体の側面に向かって引き出される構成となっているので、隣り合って位置する引出部同士で正負の電流を相互に逆方向に流して磁束を相殺させ、積層型電子部品自体が持つ寄生インダクタンスを少なくすることで、等価直列インダクタンスが低減される。
【0012】
一方、静電容量が得られる内部電極の部分から引き出されて端子電極に接続される引出部を一つとすることにより、この一つの引出部に電流が集中して流れ、引出部における電気抵抗を増加させることが可能となる。このように引出部における電気抵抗が増加する結果、隣り合う引出部間で正負の電流を相互に逆方向に流して磁束を相殺する低ESL化技術を採用しても、ESRが過小となることが防止される。
【0013】
さらに、本請求項では、電源回路の電圧の変動が低減されるように、これら内部電極及び端子電極が複数の回路に対応してそれぞれ複数組設けられ、一つの積層型電子回路部品内に複数のコンデンサが組み込まれた形となっている。この為、積層型電子回路部品の数を減らすことで、製造コストが削減されると共に、回路が高集積化されるのに伴って要求される省スペース化が図られることになった。
【0014】
請求項2に係る積層型電子回路部品によれば、請求項1の積層型電子回路部品と同様の構成の他に、六面体形状の誘電体素体の4つの側面の内の2つの側面にそれぞれ4つの端子電極が配置され、同一の側面内で隣り合う端子電極同士が相互に異なる内部電極に接続されるという構成を有している。
従って、4つの端子電極が、六面体形状の誘電体素体の4つの側面の内の2つの側面にそれぞれ設けられるので、これら側面の各端子電極が交互に正負となるように高周波電流を端子電極に流した場合、隣り合う引出部同士で正負の電流が相互に逆方向に流れて磁束を相殺させる効果が、これら側面で集中的に生じて、等価直列インダクタンスが一層低減される。
【0015】
一方、本請求項でも請求項1と同様に一つの引出部に電流が集中して流れる形となって、引出部における電気抵抗が増大するので、低ESL化を図りつつESRが極端に小さくなることが防止され、さらに、請求項1と同様に、製造コストが削減されると共に省スペース化が図られた。
【0016】
請求項3に係る積層型電子回路部品は、誘電体層を積層して六面体形状に形成された誘電体素体と、誘電体素体の何れかの側面に向かって引き出される一つの引出部を各々有し且つ、誘電体素体内に誘電体層を介して隔てられた形で同一面内に1枚ずつ、それぞれ配置される複数の内部電極と、六面体形状の誘電体素体の4つの側面の内の相互に対向する2つの側面にそれぞれ3つ以上存在すると共に残りの2つの側面にそれぞれ2つ存在するように誘電体素体外にそれぞれ配置され且つ、引出部を介して複数の内部電極の何れかにそれぞれ接続される複数の端子電極と、を有し、誘電体素体の同一の側面内で隣り合う端子電極同士が互いに異なる極性になるように、同一の側面内の端子電極が内部電極にそれぞれ接続され、これら内部電極及び端子電極が複数の回路に対応してそれぞれ複数組設けられて電源回路の電圧の変動を低減したことを特徴とする。
従って、本請求項に係る積層型電子回路部品への通電の際に、請求項1と同様に複数の端子電極が交互に正負極に順次なって、引出部を介して端子電極とそれぞれ接続される複数の内部電極が、相互に対向しつつ並列に配置されるコンデンサの電極となる。
また、上記のように端子電極が、六面体形状の誘電体素体の4つの側面にそれぞれ設けられるので、各側面の各端子電極が交互に正負となるように高周波電流を端子電極に流した場合、隣り合う引出部同士で正負の電流が相互に逆方向に流れて磁束を相殺させる効果が、4つの側面でそれぞれ生じて、等価直列インダクタンスが一層低減される。
【0017】
一方、本請求項でも請求項1と同様に一つの引出部に電流が集中して流れる形となって、引出部における電気抵抗が増大するので、低ESL化を図りつつESRが極端に小さくなることが防止され、さらに、請求項1と同様に、製造コストが削減されると共に省スペース化が図られた。
【0018】
請求項4に係る積層型電子回路部品によれば、請求項3の積層型電子回路部品と同様の構成の他に、端子電極がそれぞれ3つ以上存在する相互に対向する2つの側面の端子電極を4つとし、同一の側面内で隣り合う端子電極同士が相互に異なる内部電極に接続されるという構成を有している。
従って、誘電体素体の同一の側面内で隣り合う端子電極同士が相互に異なる内部電極に接続されているので、隣り合う端子電極の極性が相互に異なるように電流が流されることで、引出部で発生する磁束が相互に逆向きに引出部内に流れる電流によって互いに打ち消し合い、請求項1の等価直列インダクタンスを低減する効果が一層確実に生じるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る積層型電子回路部品の実施の形態を図面に基づき説明する。
本発明の第1の実施の形態に係る積層型電子回路部品であるアレイ型の多端子型積層コンデンサ10を図1から図4に示す。これらの図に示すように、誘電体層とされるセラミックグリーンシートを複数枚積層した積層体を焼成することで得られた直方体状の焼結体である誘電体素体12を主要部として、多端子型積層コンデンサ10が構成されている。
【0020】
この誘電体素体12内の所定の高さ位置には、面状の第1の内部電極14が配置されており、誘電体素体12内においてセラミック層12Aを隔てた第1の内部電極14の下方には、同じく面状の第2の内部電極16が配置されている。
同じく誘電体素体12内においてセラミック層12Aを隔てた第2の内部電極16の下方には、同じく面状の第3の内部電極18が配置され、同じく誘電体素体12内においてセラミック層12Aを隔てた第3の内部電極18の下方には、同じく面状の第4の内部電極20が配置されている。
【0021】
さらに、同じく誘電体素体12内においてセラミック層12Aを隔てた第4の内部電極40の下方には、同じく面状の第5の内部電極22が配置されており、誘電体素体12内においてセラミック層12Aを隔てた第5の内部電極22の下方には、同じく面状の第6の内部電極24が配置されている。
同じく誘電体素体12内においてセラミック層12Aを隔てた第6の内部電極24の下方には、同じく面状の第7の内部電極26が配置され、同じく誘電体素体12内においてセラミック層12Aを隔てた第7の内部電極26の下方には、同じく面状の第8の内部電極28が配置されている。
【0022】
この為、これら第1の内部電極14から第8の内部電極28までが誘電体素体12内においてセラミック層12Aを介して隔てられつつ相互に対向して配置されることになる。そして、これら第1の内部電極14から第8の内部電極28までの中心は、誘電体素体12の中心とほぼ同位置に配置されており、また、第1の内部電極14から第8の内部電極28までの縦横寸法は、対応する誘電体素体12の辺の長さより小さくされている。
【0023】
さらに、図4に示すように、第1の内部電極14の手前側の端部から左方向に向かって電極が1箇所引き出されることで、第1の内部電極14に1つの引出部14Aが形成されている。また、第2の内部電極16の手前側寄りの部分から左方向に向かって電極が1箇所引き出されることで、第2の内部電極16に1つの引出部16Aが形成されている。
一方、第3の内部電極18の奥側寄りの部分から左方向に向かって電極が1箇所引き出されることで、第3の内部電極18に1つの引出部18Aが形成されている。また、第4の内部電極20の奥側の端部から左方向に向かって電極が1箇所引き出されることで、第4の内部電極20に1つの引出部20Aが形成されている。
【0024】
そして、第5の内部電極22の奥側の端部から右方向に向かって電極が1箇所引き出されることで、第5の内部電極22に1つの引出部22Aが形成されている。また、第6の内部電極24の奥側寄りの部分から右方向に向かって電極が1箇所引き出されることで、第6の内部電極24に1つの引出部24Aが形成されている。
他方、第7の内部電極26の手前側寄りの部分から右方向に向かって電極が1箇所引き出されることで、第7の内部電極26に1つの引出部26Aが形成されている。また、第8の内部電極28の手前側の端部から右方向に向かって電極が1箇所引き出されることで、第8の内部電極28に1つの引出部28Aが形成されている。
以上より、引出部14A〜28Aまでの計8ヵ所の引出部分が相互に重ならない位置で内部電極14〜28からそれぞれ引き出されている。
【0025】
さらに、端子電極が側面に配置された従来の多端子型積層コンデンサ110と同じく、図1から図4に示すように、内部電極14の引出部14Aに接続される第1の端子電極31、内部電極16の引出部16Aに接続される第2の端子電極32、内部電極18の引出部18Aに接続される第3の端子電極33及び、内部電極20の引出部20Aに接続される第4の端子電極34が、誘電体素体12の左側の側面12Bにそれぞれ配置されている。
【0026】
つまり、第1の内部電極14の引出部14Aから第4の内部電極20の引出部20Aまでがこれら内部電極の図4の左側で相互に重ならずに位置しているので、これら引出部14A〜20Aを介して、隣り合う端子電極同士が相互に異なる内部電極14〜20に順次接続される形で、これら端子電極31〜34が誘電体素体12の左側の側面12Bに配置されて、例えば隣り合う端子電極同士が相互に逆の極性で使用可能となる。
【0027】
また、端子電極が側面に配置された従来の多端子型積層コンデンサ110と同じく、図1から図4に示すように、内部電極22の引出部22Aに接続される第5の端子電極35、内部電極24の引出部24Aに接続される第6の端子電極36、内部電極26の引出部26Aに接続される第7の端子電極37及び、内部電極28の引出部28Aに接続される第8の端子電極38が、誘電体素体12の右側の側面12Bにそれぞれ配置されている。
【0028】
つまり、第5の内部電極22の引出部22Aから第8の内部電極28の引出部28Aまでがこれら内部電極の図4の右側で相互に重ならずに位置しているので、これら引出部22A〜28Aを介して、隣り合う端子電極同士が相互に異なる内部電極22〜28に順次接続される形で、これら端子電極35〜38が誘電体素体12の右側の側面12Bに配置されて、例えば隣り合う端子電極同士が相互に逆の極性で使用可能となる。
以上より、本実施の形態では、多端子型積層コンデンサ10の左側の側面12Bに端子電極31〜34がそれぞれ配置され、右側の側面12Bに端子電極35〜38がそれぞれ配置されることで、直方体である六面体形状とされる誘電体素体12の4つの側面12B、12Cの内の2つの側面12Bに端子電極31〜38がそれぞれ配置されることになる。
【0029】
次に、本実施の形態に係る多端子型積層コンデンサ10の製造について、図4に基づき説明する。
先ず、多端子型積層コンデンサ10の製造に際しては、コンデンサとして機能する誘電体材料よりなる複数枚のセラミックグリーンシート30A、30B、30C、30D、30E、30F、30G、30Hを用意する。
【0030】
この図4に示すように、それぞれ左方向に引き出される1箇所の引出部14A、16A、18A、20Aを有した内部電極14、16、18、20を形成するために、セラミックグリーンシート30A、30B、30C、30Dの上面に、それぞれこれらの内部電極14、16、18、20に応じて電極形成部が配置されている。
さらに、それぞれ右方向に引き出される1箇所の引出部22A、24A、26A、28Aを有した内部電極22、24、26、28を形成するために、セラミックグリーンシート30E、30F、30G、30Hの上面に、それぞれこれらの内部電極22、24、26、28に応じて電極形成部が配置されている。
【0031】
尚、セラミックグリーンシート30A〜30Hの上面に配置される電極形成部は、例えば導電ペーストが印刷又はスパッタされて設けられる。また、セラミックグリーンシート30A〜30Dとセラミックグリーンシート30E〜30Hとの間で、必要とされる特性に合わせてシート厚等を相違させても良い。
【0032】
そして、それぞれ平面形状を矩形としたセラミックグリーンシート30A〜30Hをこの図の順序で積層し、内部電極14の引出部14Aに接続される第1の端子電極31、内部電極16の引出部16Aに接続される第2の端子電極32、内部電極18の引出部18Aに接続される第3の端子電極33、内部電極20の引出部20Aに接続される第4の端子電極34、内部電極22の引出部22Aに接続される第5の端子電極35、内部電極24の引出部24Aに接続される第6の端子電極36、内部電極26の引出部26Aに接続される第7の端子電極37及び、内部電極28の引出部28Aに接続される第8の端子電極38をこれら積層されたセラミックグリーンシートの周囲に配置する。
【0033】
さらに、第1の内部電極14の上面や端子電極31〜38間の部分をこれらセラミックグリーンシートと同一の材料で覆って、これらを一体焼成することにより、誘電体素体12の4つの側面12B、12Cの内の左側の側面12Bに端子電極31〜34が配置されると共に右側の側面12Bに端子電極35〜38が配置された多端子型積層コンデンサ10を得ることができる。
【0034】
次に、本実施の形態に係る多端子型積層コンデンサ10の作用を説明する。
セラミック等の誘電体層を積層して形成された誘電体素体12内に、セラミック層12Aを介して隔てられつつ8枚の内部電極14〜28がそれぞれ配置される。また、これら8枚の内部電極14〜28は、誘電体素体12の相互に対向する2つの側面12Bに向かってそれぞれ引き出される引出部14A〜28Aを有していて、計8個の端子電極31〜38が誘電体素体12外にそれぞれ配置されている。
【0035】
これら引出部14A〜28Aの内の引出部14Aを介して内部電極14に第1の端子電極31が接続されており、引出部16Aを介して内部電極16に第2の端子電極32が接続されており、引出部18Aを介して内部電極18に第3の端子電極33が接続されており、引出部20Aを介して内部電極20に第4の端子電極34がそれぞれ接続されている。
そして、これら内部電極14、16、18、20及び端子電極31、32、33、34で一つのコンデンサを構成し、このコンデンサへの通電の際にこれら端子電極31〜34が交互に正負極に順次なって、引出部14A〜20Aを介して端子電極31〜34とそれぞれ接続される4枚の内部電極14〜20が、相互に対向しつつ並列に配置されるコンデンサの電極となる。
【0036】
また、引出部22Aを介して内部電極22に第5の端子電極35が接続されており、引出部24Aを介して内部電極24に第6の端子電極36が接続されており、引出部26Aを介して内部電極26に第7の端子電極37が接続されており、引出部28Aを介して内部電極28に第8の端子電極38が接続されている。
そして、これら内部電極22、24、26、28及び端子電極35、36、37、38でもう一つのコンデンサを構成し、このコンデンサへの通電の際にこれら端子電極35〜38が交互に正負極に順次なって、引出部22A〜28Aを介して端子電極35〜38とそれぞれ接続される4枚の内部電極22〜28が、相互に対向しつつ並列に配置されるコンデンサの電極となる。
【0037】
さらに、本実施の形態では、誘電体素体12が六面体形状に形成され、この六面体形状の誘電体素体12の4つの側面12B、12Cの内の2つの側面12Bにそれぞれ4つづつの端子電極31〜38が配置されており、同一の側面12B内に配置されたこれらの端子電極31〜34が順に相互に異なる内部電極14〜20に接続され、同じく同一の側面12B内に配置されたこれらの端子電極35〜38が順に相互に異なる内部電極22〜28に接続される構造となっている。
従って、このような構造の多端子型積層コンデンサ10において、端子電極31〜34及び端子電極35〜38の内の相互に隣り合う端子電極間の極性が相互に異なるように交互に正負となる高周波電流が、端子電極31〜34及び端子電極35〜38にそれぞれ流された場合、隣り合う引出部間において電流が相互に逆方向に流されるので、磁束を相殺させる効果がこれら側面12Bで集中的に生じて、等価直列インダクタンスが低減される。
【0038】
一方、静電容量が得られる内部電極14〜28の部分から引き出されて端子電極31〜38に接続される引出部14A〜28Aを一つづつとすることにより、この一つの引出部に電流が集中して流れ、引出部14A〜28Aにおける電気抵抗を増加させることが可能となる。そして、このように引出部14A〜28Aにおける電気抵抗が増加する結果として、隣り合う引出部間で正負の電流を相互に逆方向に流して磁束を相殺する低ESL化技術を採用しても、ESRが過小となることが防止される。
【0039】
さらに、本実施の形態では、前述のように一つの多端子型積層コンデンサ10内に2つのコンデンサが実質的に組み込まれた形となっている為、多端子型積層コンデンサ10の数を減らすことで、製造コストが削減されると共に、回路が高集積化されるのに伴って要求される省スペース化が図られることになった。
【0040】
次に、本実施の形態に係る多端子型積層コンデンサ10と他のコンデンサとの間での等価直列インダクタンス値及び等価直列抵抗値を比較する試験を行った結果を下記に示す。尚、ここで比較される他のコンデンサは、1枚の内部電極にそれぞれ4つの引出部を有することで、低ESL化された多端子型積層コンデンサであって、本実施の形態の多端子型積層コンデンサ10と同じく8枚の内部電極を有したものである。また、試験に用いた各コンデンサの静電容量は1μFである。
【0041】
この試験の結果、従来の低ESL化された多端子型積層コンデンサの等価直列インダクタンスは126pHであり、等価直列抵抗値は2.4mΩであった。これに対して、本実施の形態に係る多端子型積層コンデンサ10の等価直列インダクタンスは123pHであり、等価直列抵抗値は9.8mΩであった。
つまり、等価直列インダクタンスは相互にほぼ同一であるものの、本実施の形態の多端子型積層コンデンサ10の等価直列抵抗値が従来の多端子型積層コンデンサに比較して4倍程度に大きくなっていた。
【0042】
これは、図5(A)に示す等価直列抵抗のモデルから従来のコンデンサの等価直列抵抗値がほぼR/8となるのに対して、図5(B)に示す等価直列抵抗のモデルから本実施の形態の多端子型積層コンデンサ10の等価直列抵抗値がほぼR/2となるからと推定される。尚、この図5でRは各引出部における電気抵抗を表す。
【0043】
さらに、急激な電流変動に伴う電源回路の電圧変動を比較したものを図6に示す。つまり、図6(A)に示す従来のコンデンサは大きな電圧変動を生じるのに対して、等価直列抵抗値が大きくなった結果として図6(B)に示す本実施の形態の多端子型積層コンデンサ10の電圧変動は遙に小さくなり、電源回路の安定化が図られることなった。
【0044】
次に、本実施の形態に係る多端子型積層コンデンサ10の使用例を図7に基づき説明する。
図7に示すように、グランド端子GNDと所定の電位を有した端子Vとの間に、本実施の形態の多端子型積層コンデンサ10がLSIチップと並列で配置されている。但し、多端子型積層コンデンサ10の図において左側に位置する端子電極31〜34及び、この端子電極31〜34と接続される内部電極14〜20が一つのコンデンサを構成し、多端子型積層コンデンサ10の図において右側に位置する端子電極35〜38及び、この端子電極35〜38と接続されるこの内部電極22〜28がもう一つのコンデンサを構成しているので、実質的に2つのコンデンサが個々にLSIチップと並列に接続される形となっている。
【0045】
従って、多端子型積層コンデンサ10の両側に配置される端子電極31〜34及び端子電極35〜38の内の相互に隣合った端子電極同士が、前述のように相互に逆の極性となるだけなく、用途に合わせて静電容量を相互に異ならせることで、一方を高周波用のコンデンサとすると共に、他方を低周波用のコンデンサとすることが可能となった。
【0046】
次に、本発明に係る積層型電子回路部品の第2の実施の形態を図8及び図9に基づき説明する。尚、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付して、重複した説明を省略する。
【0047】
図9に示すように、第1の内部電極14の手前側の端部から左方向に向かって電極が1箇所引き出されることで、第1の内部電極14に1つの引出部14Bが形成されている。また、第2の内部電極16の奥側の端部から左方向に向かって電極が1箇所引き出されることで、第2の内部電極16に1つの引出部16Bが形成されている。一方、第3の内部電極18の左側の端部から奥側方向に向かって電極が1箇所引き出されることで、第3の内部電極18に1つの引出部18Bが形成されている。また、第4の内部電極20の右側の端部から奥側方向に向かって電極が1箇所引き出されることで、第4の内部電極20に1つの引出部20Bが形成されている。
【0048】
そして、第5の内部電極22の奥側の端部から右方向に向かって電極が1箇所引き出されることで、第5の内部電極22に1つの引出部22Bが形成されている。また、第6の内部電極24の手前側の端部から右方向に向かって電極が1箇所引き出されることで、第6の内部電極24に1つの引出部24Bが形成されている。一方、第7の内部電極26の右側の端部から手前方向に向かって電極が1箇所引き出されることで、第7の内部電極26に1つの引出部26Bが形成されている。また、第8の内部電極28の左側の端部から手前方向に向かって電極が1箇所引き出されることで、第8の内部電極28に1つの引出部28Bが形成されている。
以上より、引出部14B〜28Bまでの計8ヵ所の引出部分が相互に重ならない位置で内部電極14〜28からそれぞれ引き出されている。
【0049】
さらに、第1の実施の形態と異なって、内部電極14、18の引出部14B、18Bにそれぞれ別々に接続される2つの第1の端子電極42及び、内部電極16、20の引出部16B、20Bにそれぞれ別々に接続される2つの第2の端子電極44が、図8に示すように、誘電体素体12の左側の側面12B及び奥側の側面12Cにそれぞれ配置されている。
また、内部電極22、26の引出部22B、26Bにそれぞれ別々に接続される2つの第3の端子電極46及び、内部電極24、28の引出部24B、28Bにそれぞれ別々に接続される2つの第4の端子電極48が、誘電体素体12の右側の側面12B及び手前側の側面12Cにそれぞれ配置されている。
【0050】
そして、同一側面に向かって引き出される引出部同士は第1の実施の形態と同様に相互に重ならずに位置している。この為、隣り合う端子電極42、44同士が、引出部14B〜20Bを介して相互に異なる内部電極14、16及び内部電極18、20に接続される形となり、また、隣り合う端子電極46、48同士が、引出部22B〜28Bを介して相互に異なる内部電極22、24及び内部電極26、28に接続される形となる。
【0051】
以上より、本実施の形態では、直方体である六面体形状とされる誘電体素体12の4つの側面12B、12Cの全てに端子電極42、44、46、48がそれぞれ2個づつ配置されることになる。
従って、複数の端子電極42、44、46、48が、六面体形状の誘電体素体12の4つの側面12B、12Cにそれぞれ設けられるので、各側面の各端子電極42、44、46、48が交互に正負となるように高周波電流を端子電極42、44、46、48に流した場合、隣り合う引出部同士で正負の電流が相互に逆方向に流れる。そして、正負の電流が相互に逆方向に流れて磁束を相殺させる効果が、4つの側面12B、12Cでそれぞれ生じて、等価直列インダクタンスが低減される。
【0052】
一方、本実施の形態でも第1の実施の形態と同様にそれぞれ一つの引出部14B〜28Bに電流が集中して流れる形となって、引出部14B〜28Bにおける電気抵抗が増大するので、低ESL化を図りつつESRが極端に小さくなることが防止され、さらに、第1の実施の形態と同様に、製造コストが削減されると共に省スペース化が図られた。
【0053】
尚、本実施の形態に係る多端子型積層コンデンサ10は、8枚の内部電極14〜28を有する構造とされているものの、2回路に対応するべく、実質的に4枚の内部電極14〜20間でそれぞれ静電容量を得る一つのコンデンサと、4枚の内部電極22〜28間でそれぞれ静電容量を得るもう一つのコンデンサとの2つのコンデンサから構成されている。但し、内部電極の枚数は4枚に限定されず、また全体の内部電極の枚数も8枚に限定されることなく、6枚、10枚、12枚、14枚、16枚としても良く、さらに多くの枚数としても良い。そして、このように多数の内部電極を有する構造とすれば、さらに多数の回路に対応できるようになる。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、低ESL化を図りつつESRが極端に小さくなることを防止するだけでなく、複数のコンデンサが組み込まれた構造の積層型電子回路部品を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る多端子型積層コンデンサを示す断面図であって、図3の1−1矢視線断面に対応する図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る多端子型積層コンデンサを示す断面図であって、図3の2−2矢視線断面に対応する図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る多端子型積層コンデンサを示す斜視図である。
【図4】第1の実施の形態の多端子型積層コンデンサの製造工程において用いられる複数枚のセラミックグリーンシート及び電極形状を示す分解斜視図である。
【図5】等価直列抵抗のモデルを示す図であって、(A)は従来のコンデンサの等価直列抵抗のモデルを示し、(B)は本実施の形態の多端子型積層コンデンサの等価直列抵抗のモデルを示す。
【図6】LSIの電源回路のモデルにおける電流と電圧の関係を表すグラフを示す図であって、(A)は従来のコンデンサの電流と電圧の関係を表すグラフを示す図であり、(B)は本実施の形態の多端子型積層コンデンサの電流と電圧の関係を表すグラフを示す図である。
【図7】第1の実施の形態に係る多端子型積層コンデンサの使用状態を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る多端子型積層コンデンサを示す斜視図である。
【図9】第2の実施の形態の多端子型積層コンデンサの製造工程において用いられる複数枚のセラミックグリーンシート及び電極形状を示す分解斜視図である。
【図10】LSIの電源回路のモデルを表す回路図である。
【図11】LSIの電源回路のモデルにおける電流と電圧の関係を表すグラフを示す図である。
【図12】多端子型のコンデンサにおける電流の方向を示す図である。
【図13】従来の多端子型積層コンデンサを示す斜視図である。
【図14】従来の多端子型積層コンデンサの製造工程において用いられるセラミックグリーンシート及び電極形状を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 多端子型積層コンデンサ
12 誘電体素体
12A セラミック層
14 第1の内部電極
16 第2の内部電極
18 第3の内部電極
20 第4の内部電極
22 第5の内部電極
24 第6の内部電極
26 第7の内部電極
28 第8の内部電極
31 第1の端子電極
32 第2の端子電極
33 第3の端子電極
34 第4の端子電極
35 第5の端子電極
36 第6の端子電極
37 第7の端子電極
38 第8の端子電極

Claims (4)

  1. 誘電体層を積層して六面体形状に形成された誘電体素体と、
    この六面体形状の誘電体素体の4つの側面の内の2つの側面に向かって引き出される一つの引出部を各々有し且つ、誘電体素体内に誘電体層を介して隔てられた形で同一面内に1枚ずつ、それぞれ配置される複数の内部電極と、
    誘電体素体の前記2つの側面にそれぞれ3つ以上存在するように誘電体素体外にそれぞれ配置され且つ、引出部を介して複数の内部電極の何れかにそれぞれ接続される複数の端子電極と、
    を有し、
    誘電体素体の同一の側面内で隣り合う端子電極同士が互いに異なる極性になるように、同一の側面内の3つ以上の端子電極が内部電極にそれぞれ接続され、
    これら内部電極及び端子電極が複数の回路に対応してそれぞれ複数組設けられて電源回路の電圧の変動を低減したことを特徴とする積層型電子回路部品。
  2. 六面体形状の誘電体素体の4つの側面の内の2つの側面にそれぞれ4つの端子電極が配置され、
    同一の側面内で隣り合う端子電極同士が相互に異なる内部電極に接続されたことを特徴とする請求項1記載の積層型電子回路部品。
  3. 誘電体層を積層して六面体形状に形成された誘電体素体と、
    誘電体素体の何れかの側面に向かって引き出される一つの引出部を各々有し且つ、誘電体素体内に誘電体層を介して隔てられた形で同一面内に1枚ずつ、それぞれ配置される複数の内部電極と、
    六面体形状の誘電体素体の4つの側面の内の相互に対向する2つの側面にそれぞれ3つ以上存在すると共に残りの2つの側面にそれぞれ2つ存在するように誘電体素体外にそれぞれ配置され且つ、引出部を介して複数の内部電極の何れかにそれぞれ接続される複数の端子電極と、
    を有し、
    誘電体素体の同一の側面内で隣り合う端子電極同士が互いに異なる極性になるように、同一の側面内の端子電極が内部電極にそれぞれ接続され、
    これら内部電極及び端子電極が複数の回路に対応してそれぞれ複数組設けられて電源回路の電圧の変動を低減したことを特徴とする積層型電子回路部品。
  4. 端子電極がそれぞれ3つ以上存在する相互に対向する2つの側面の端子電極を4つとし、同一の側面内で隣り合う端子電極同士が相互に異なる内部電極に接続されたことを特徴とする請求項3記載の積層型電子回路部品。
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