JP2005086195A - シリコンウェーハ及びその製造方法 - Google Patents

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    • H01L21/3225Thermally inducing defects using oxygen present in the silicon body for intrinsic gettering

Abstract

【課題】ウェーハの表面から一定の深さまで完璧に理想的なデバイス活性ゾーンが形成され、且つウェーハの内部領域(バルク領域)には酸素析出物とバルク積層欠陥が深さ方向に一定の密度を有するシリコンウェーハ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 前面、後面、縁エッジ部及び前記前面と後面の間の領域を有するシリコンウェーハにおいて、前記ウェーハ前面の表面から所定の深さまで形成された第1DZと、前記ウェーハ後面の表面から所定の深さまで形成された第2DZと、第1DZと第2DZとの間に形成され、欠陥の濃度プロファイルがウェーハ前面から後面方向に一定に保たれる分布を有するバルク領域とを含む。
【選択図】図8

Description

本発明は、シリコンウェーハ及びその製造方法に係り、さらに詳しくは、ウェーハの表面から一定の深さまで完璧に理想的なデバイス活性ゾーン(Device Active Zone)が形成され、且つウェーハの内部領域(バルク領域)には酸素析出物とバルク積層欠陥(Bulk Stacking Fault)が深さ方向に一定の密度を有するシリコンウェーハ及びその製造方法に関する。
一般に、シリコンウェーハで問題となる欠陥としては、COP(Crystal Originate Particle)、FPD(Flow Pattern Defect)及びLSTD(Laser Scattering Tomography Defect)などが知られている。
ウェーハの表面層に発生するCOPは、アンモニアと過酸化水素との混合溶液(Standard Cleaning 1 溶液)で繰り返し処理することにより観察することが可能な0.09〜0.12μm程度の欠陥であって、ウェーハの表面にピット(Pit)の形で現れる。COPは結晶を引き上げるときに導入される欠陥の一種として知られている。
酸化膜耐圧と関係のあるFPDは、フッ酸、重クロム酸カリウム系のエッチング液を用いて選択エッチングすることにより、フローパターンで現れる欠陥として知られている。
LSTDは、レーザ散乱トモグラフィー法(Laser Scattering Tomography)によって検出される欠陥であって、結晶成長中に現れる微細欠陥として知られている。
一般的なシリコンウェーハの製造方法は、単結晶インゴット(Ingot)を作るための単結晶成長工程と、単結晶インゴットをスライスして薄い円板状のウェーハを得るスライシング工程と、前記スライシング工程によって得られたウェーハの割れ、潰れを防止するためにその外周部を面取りするチャンファリング(Chamfering)工程と、前記ウェーハを平坦化するラッピング(Lapping)工程と、チャンファリング及びラッピングされたウェーハに残留する加工変形を除去するエッチング工程と、前記ウェーハを鏡面化する研磨(ポリシング)工程と、研磨されたウェーハを洗浄し、ウェーハに付いている研磨剤又は異物を除去する洗浄工程とを含む。
チョクラルスキー(Czochralski:CZ)法で引上げ成長したシリコン単結晶を上述の工程によって加工して製作したシリコンウェーハは、酸素不純物をたくさん含んでおり、その酸素不純物は転位や欠陥などを発生させる酸素析出物になる。その酸素析出物がデバイス形成表面に存在する場合、漏洩電流の増大及び酸化膜耐圧の低下などの原因になって半導体素子に大きい影響を及ぼす。
上述した方法によって製造された一般的なシリコンウェーハは、ウェーハの前面からウェーハの後面に至るまで転位、積層欠陥及び酸素析出物などが存在しないDZ(Denuded Zone)が表面から所定の深さまで確保されなければならない。ところが、従来の方法によって製造されたシリコンウェーハは、表面領域に酸素析出物が発生して漏洩電流のソース(Source)として作用する。
このような通常の方法でインゴットに成長してスライスされたシリコンウェーハは、図1に示すような欠陥の濃度プロファイルを有する。図1に示すように、ウェーハ中心部で欠陥の濃度が最も高く、エッジ部に行くほど欠陥の濃度が低くなるコンベックス(Convex)形態を呈する。
一方、上述したボイド性欠陥或いは酸素析出物などの内部欠陥は、結晶成長後に熱処理方法によって制御可能である。このような熱処理方法としては拡散炉(Diffusion Furnace)を用いた方法がある。拡散炉を用いる場合、一般に1200℃以上の高温でH又はArガス雰囲気中で約1時間以上熱処理すると、酸素の外方拡散及びシリコン再配列(silicon rearrangement)によってウェーハ表面領域の一部にデバイスパーフェクトゾーン(Device Perfect Zone)が形成される。従来の拡散炉を用いた方法は、通常、ウェーハ表面から約10μmまでボイド性欠陥及び微細酸素析出物のない無欠陥層を作ることができる。ところが、この方法は、ウェーハの大口径化に伴って、高温熱処理によるウェーハ上のスリップ転位(Slip Dislocation)の制御又は高温熱処理による汚染の制御に多くの難しさを持っている。
本発明の目的は、ウェーハの表面付近に無欠陥領域DZが十分確保され且つウェーハのバルク領域にはゲッタリングサイト(Gattering Site)として機能可能なバルク積層欠陥が全体にわたって一定の濃度分布を有するシリコンウェーハを提供することにある。
本発明の他の目的は、ウェーハの表面付近に無欠陥領域DZが十分確保され且つウェーハのバルク領域にはゲッタリングサイトとして機能可能なバルク積層欠陥が全体にわたって一定の濃度分布を有するシリコンウェーハの製造方法を提供することにある。
本発明は、前面、後面、縁エッジ部及び前記前面と後面の間の領域を有するシリコンウェーハにおいて、前記ウェーハ前面の表面から所定の深さまで形成された第1DZと、前記ウェーハ後面の表面から所定の深さまで形成された第2DZと、第1DZと第2DZとの間に形成され、欠陥の濃度プロファイルがウェーハの前面から後面方向に一定に保たれる分布を有するバルク領域とを含むシリコンウェーハを提供する。
前記欠陥は、酸素析出物とバルク積層欠陥を含むBMD(Bulk Micro-Defect)であることができる。前記第1DZと前記第2DZの間の領域におけるBMD欠陥の濃度は、3.0×10〜1.0×1010ea/cmの範囲で一定に保たれる分布を有する。
前記欠陥は、バルク積層欠陥であることができる。前記第1DZと前記第2DZの間の領域におけるバルク積層欠陥の欠陥濃度は、1.0×10〜3.0×10ea/cmの範囲で一定に保たれる分布を有する。
前記第1DZ及び前記第2DZの深さは前記ウェーハの前面及び後面の表面から5μm〜40μmの範囲内である。前記第1DZ及び前記第2DZは酸素析出物及びバルク積層欠陥が除去された無欠陥領域である。
また、本発明は、前面、後面、縁エッジ部及び前記前面と後面の間の領域を有するシリコンウェーハにおいて、前記前面と後面の間の領域は、前記ウェーハ前面の表面から所定の深さまで形成された第1DZと、前記ウェーハ後面の表面から所定の深さまで形成された第2DZと、第1DZと第2DZとの間に形成されたバルク領域とを含むが、前記ウェーハ前面から前記ウェーハ後面までの欠陥濃度プロファイルは、前記ウェーハの前面と後面の間の中心部から軸対称の階段形状を有するが、前記バルク領域は、前記第1DZと前記第2DZとの境界で垂直上昇した濃度勾配を有し、バルク領域全体にわたって水平な濃度勾配を有し、前記バルク領域の欠陥濃度プロファイルは10%偏差範囲内の平らな形を有するシリコンウェーハを提供する。
前記欠陥は酸素析出物とバルク積層欠陥を含むBMDであることができる。前記第1DZと前記第2DZの間のバルク領域におけるBMD欠陥の濃度は、3.0×10〜1.0×1010ea/cmの範囲で一定に保たれる分布を有する。
前記欠陥は、バルク積層欠陥であることができる。前記第1DZと前記第2DZの間の領域におけるバルク積層欠陥の欠陥濃度は、1.0×10〜3.0×10ea/cmの範囲で一定に保たれる分布を有する。
前記第1DZ及び前記第2DZの深さは前記ウェーハの前面及び後面の表面から5μm〜40μmの範囲内である。
また、本発明は、前面、後面、縁エッジ部及び前記前面と後面の間の領域を有するシリコンウェーハを準備する段階と、前記シリコンウェーハに対してベイカンシーを消費して酸素析出物の核形成を加速化させるための第1急速熱処理を行う段階と、前記シリコンウェーハの表面付近領域に存在する前記酸素析出物の核を除去し、前記シリコンウェーハのバルク領域に存在する前記酸素析出物の核をさらに成長させるための第2急速熱処理を行う段階とを含むシリコンウェーハの製造方法を提供する。
前記第2急速熱処理段階は前記第1急速熱処理段階より高い温度で行うことが好ましい。
前記第1急速熱処理段階は温度1120℃〜1180℃の範囲で行うことが好ましい。
前記第2急速熱処理段階は温度1200℃〜1230℃の範囲で行うことが好ましい。
前記第1急速熱処理段階は1秒〜5秒間の範囲で行うことが好ましい。
前記第2急速熱処理段階は1秒〜10秒間の範囲で行うことが好ましい。
前記第1急速熱処理はアルゴンガスとアンモニアガスとの混合ガスを用いることが好ましい。
前記第2急速熱処理はアルゴンガスを用いることが好ましい。
前記第1急速熱処理段階と前記第2急速熱処理段階は同一の装備内でインシチュー (In-Situ)で行うことができる。
第1急速熱処理段階と前記第2急速熱処理段階はエクスシチュー (Ex-Situ)で行うことができる。
前記シリコンウェーハを準備する段階は、種結晶 (Seed Crystal)を溶融シリコンに浸して結晶成長速度と結晶の凝固界面における成長方向の温度勾配を調節しながら引き上げてシリコン単結晶を成長させる段階と、成長したシリコン単結晶をウェーハの形にスライスする段階と、スライスするときに発生したスライシングダメージを除去し、スライスされたウェーハの側面をラウンドし或いは表面をエッチングするためのエッチング工程を行う段階とを含むことができる。
前記第1急速熱処理段階と前記第2急速熱処理段階は、前記シリコンウェーハ内に含まれた結晶の成長時に発生した酸素が後続の熱処理過程で電子を放出してドナーの役割を果たすことを防止するために、酸素析出物に作る工程としてのドナーキリング(donor killing)工程段階で行うことが好ましい。
前記第2急速熱処理段階の後、前記シリコンウェーハの表面をポリシングする段階と、前記シリコンウェーハの表面を鏡面化するための鏡面研磨段階と、前記シリコンウェーハを洗浄する段階とをさらに含むことができる。
前記第1及び第2急速熱処理段階の後、前記前面と後面の間の領域は、前記ウェーハ前面の表面から所定の深さまで形成された第1DZと、前記ウェーハ後面の表面から所定の深さまで形成された第2DZと、前記第1DZと前記第2DZとの間に設けられたバルク領域とを含むが、前記バルク領域の欠陥濃度プロファイルはウェーハの前面から後面方向に一定に保たれる分布を有する。
前記欠陥は、酸素析出物とバルク積層欠陥を含むBMDであることができる。前記第1DZと第2DZの間の領域におけるBMD欠陥の濃度は3.0×10〜1.0×1010ea/cmの範囲で一定に保たれる分布を有する。
前記欠陥は、バルク積層欠陥であることができる。前記第1DZと前記第2DZの間の領域におけるバルク積層欠陥の欠陥濃度は、1.0×10〜3.0×10ea/cmの範囲で一定に保たれる分布を有する。
前記第1DZ及び前記第2DZの深さは前記ウェーハの前面及び後面の表面から5μm〜40μmの範囲内である。
また、本発明は、(a)前面、後面、縁エッジ部及び前記前面と後面の間の領域を有するシリコンウェーハを準備する段階と、(b)前記シリコンウェーハを急速熱処理装備にローディングする段階と、(c)前記急速熱処理装備内の温度を目標の第1温度に急激に上昇させる段階と、(d)前記第1温度で前記シリコンウェーハに対してベイカンシーを消費して酸素析出物の核形成を加速化させるのに必要な時間だけ維持して第1急速熱処理を行う段階と、(e)前記急速熱処理装備内の温度を第2温度に急激に下降させる段階と、(f)前記急速熱処理装備内の温度を前記第1温度より高い第3温度に急激に上昇させる段階と、(g)前記シリコンウェーハの表面領域又は表面付近領域に存在する前記酸素析出物の核を除去し、前記シリコンウェーハのバルク領域に存在する前記酸素析出物の核をさらに成長させるのに必要な時間だけ前記第3温度に維持して第2急速熱処理を行う段階と、(h)前記急速熱処理装備内の温度を第4温度に急激に下降させる段階とを含むシリコンウェーハの製造方法を提供する。
前記第1急速熱処理は温度1120℃〜1180℃の範囲で行うことが好ましい。
前記第2急速熱処理段階は温度1200℃〜1230℃の範囲で行うことが好ましい。
前記第1急速熱処理段階は1秒〜5秒間の範囲で行うことが好ましい。
前記第2急速熱処理段階は1秒〜10秒間の範囲で行うことが好ましい。
前記(b)段階ないし前記(h)段階の間にはアルゴンガスを引き続き供給し、前記(d)段階の間にはアンモニアガスを供給し、前記(e)段階ないし前記(h)段階の間には前記アンモニアガスの供給を遮断することが好ましい。
前記シリコンウェーハを準備する段階は、種結晶 (Seed Crystal)を溶融シリコンに浸して結晶成長速度と結晶の凝固界面における成長方向の温度勾配を調節しながら引き上げてシリコン単結晶を成長させる段階と、成長したシリコン単結晶をウェーハの形にスライスする段階と、スライスするときに発生したスライシングダメージを除去し、スライスされたウェーハの側面をラウンドし或いは表面をエッチングするためのエッチング工程を行う段階とを含むことができる。
前記(b)段階ないし前記(h)段階は、前記シリコンウェーハ内に含まれた結晶の成長時に発生した酸素が後続の熱処理過程で電子を放出してドナーの役割を果たすことを防止するために、酸素析出物に作る工程としてのドナーキリング (donor killing)工程段階で行うことが好ましい。
前記(h)段階後、前記急速熱処理装備から前記シリコンウェーハをアンローディングする段階と、前記シリコンウェーハの表面をポリシングする段階と、前記シリコンウェーハの表面を鏡面化するための鏡面研磨段階と、前記シリコンウェーハを洗浄する段階とをさらに含むことができる。
前記(h)段階後、前記前面と後面の間の領域は、前記ウェーハ前面の表面から所定の深さまで形成された第1DZと、前記ウェーハ後面の表面から所定の深さまで形成された第2DZと、前記第1DZと前記第2DZとの間に設けられたバルク領域とを含むが、前記バルク領域の欠陥濃度プロファイルはウェーハの前面から後面方向に一定に保たれる分布を有する。
前記欠陥は、酸素析出物とバルク積層欠陥を含むBMDであることができる。前記第1DZと第2DZの間の領域におけるBMD欠陥の濃度は3.0×10〜1.0×1010ea/cmの範囲で一定に保たれる分布を有する。
前記欠陥は、バルク積層欠陥であることができる。前記第1DZと前記第2DZの間の領域におけるバルク積層欠陥の欠陥濃度は、1.0×10〜3.0×10ea/cmの範囲で一定に保たれる分布を有する。
前記第1DZ及び前記第2DZの深さは前記ウェーハの前面及び後面の表面から5μm〜40μmの範囲内である。
本発明によれば、ウェーハの表面付近にDZが十分確保され且つウェーハのバルク領域にはゲッタリングサイトとして機能可能なバルク積層欠陥が全体にわたって一定の濃度分布を有するシリコンウェーハを確保することができる。
本発明に係る2段階RTP(Rapid Thermal Processing)法を用いて、ウェーハの表面領域に存在するOiSF(Oxidation Induced Stacking Fault)と微細酸素析出物を制御することにより、完璧な半導体素子領域を確保したウェーハの製造が可能である。2段階急速熱処理を行うことにより欠陥分布を明確に制御し、ウェーハの表面領域の一定の深さまで完璧に理想的なデバイス活性ゾーンを形成させ、またウェーハの内部領域(バルク領域)には高密度酸素析出物とバルク積層欠陥が深さ方向に一定の密度を持つようにすることにより、内部ゲッタリング効率を極大化させることができる。このようにウェーハの表面又はその付近に存在するOiSFリング又はOiSFディスクを理想的に制御することにより、ウェーハの表面付近に理想的なデバイス動作領域を確保し且つウェーハバルク領域内には高密度バルク積層欠陥と酸素析出物が均一な分布を有するウェーハを製造することができる。
また、本発明によれば、全体バルク領域内で十分且つ一定に存在するバルク積層欠陥によって、高速の熱処理工程などでウェーハの表面に外方拡散される金属汚染物質を十分ゲッタリングすることにより、表面に外方拡散される金属汚染物質の量を著しく減少させることができる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る好適な実施例を詳細に説明する。ところが、 これらの実施例は当技術分野で通常の知識を有する者に本発明が十分理解されるように提供されるもので、様々な変形実現が可能である。本発明は、下記の実施例に限定されるものではない。 一方、図面上において、同一の符号は同一の要素を示す。
本発明は、2段階RTP法を用いて、ウェーハの表面領域に存在するOiSFと微細酸素析出物を制御することにより、完璧な半導体素子領域を確保したウェーハ及びその製造方法を提供する。2段階急速熱処理を行うことにより欠陥分布を明確に制御し、ウェーハの表面から一定の深さまで完璧に理想的なデバイス活性ゾーンを形成させ、またウェーハの内部領域(バルク領域)には酸素析出物とバルク積層欠陥が深さ方向に一定の密度を持つようにすることにより、内部ゲッタリング (Internal Gettering)効率を極大化させることができる。このような酸素析出物とバルク積層欠陥の濃度プロファイルをバルク領域で一定にするためにはウェーハを所定の混合ガス雰囲気中で2段階急速熱処理工程によって作る。このようにOiSFリング又はOiSFディスクがウェーハの表面又はその付近に存在してデバイスに致命的な影響を与えることを理想的に制御することにより、ウェーハの表面付近に理想的なデバイス動作領域を確保し且つウェーハのバルク領域内には高密度バルク積層欠陥又は酸素析出物が均一な分布を有するウェーハを製造することができる。
図2はシリコン単結晶で点結晶の特性による欠陥領域を示す図であって、単結晶引き上げ速度を変化させた場合に現れる現象をXRT(X-ray Topography)で測定した結果である。一般に量産用として作られるシリコンウェーハはこのインゴットの一部領域をスライスして作る。図2はインゴットを中心軸方向、すなわちシリコン単結晶の成長方向に切断して測定した結果であって、X軸はインゴットのエッジからエッジまでを示し、Y軸は単結晶の成長方向(中心軸方向)を示す。図2において、「V」で表示された領域はベイカンシーリッチ領域 (vacancy rich region)を示し、「I」はインタースティシャル領域 (interstitial rich region)を示し、「V−Pure」はベイカンシーピュア領域 (vacancy pure region)を示し、「I−Pure」はインタースティシャルピュア領域 (interstitial pure region)を示す。
本発明は、結晶成長技術による結晶特性と非常に密接な関連があり、このような結晶成長条件によって図2のような特性を現わすことができる。ところが、図2に示すように、Pバンドを理想的に制御して結晶成長 (grown-in)欠陥を完璧に除去した結晶成長条件を見付けることが容易でなく、また結晶成長条件を見付けるとしても、結晶成長の際に結晶引き上げ速度の変化幅が非常に狭い関係で結晶引き上げ速度の変化幅がやや変わる場合、図3に示すようにOiSFリングトレース(図3a参照)又はOiSFディスクトレース(図3b参照)が現れる。結晶成長欠陥が完璧に制御された結晶特性を有するウェーハにおいても、OiSFトレースはウェーハ内に内在されており、このようなOiSFトレースが究極的に半導体素子製造工程を経てウェーハの表面領域に突出することにより、デバイスフェール (device fail)の原因になる。
一般に、シリコンウェーハを製造するために、チョクラルスキー(CZ)法でシリコン単結晶を成長させるが、結晶成長過程で形成される結晶成長欠陥の種類によって領域を区分することができ、これは欠陥領域によって酸素析出挙動を異にしているためである。図2ではシリコン単結晶で現れる結晶成長欠陥領域を区分しておいた。図2は結晶成長速度を変化させてシリコン単結晶を成長させた後、成長軸方向に切断し酸素析出熱処理を行った後、XRT(X-ray Topography)で測定した結果であって、各欠陥領域間の明暗 (contrast)の差は酸素析出程度によって入射したX線の散乱程度を示す。これにより、各欠陥領域の酸素析出程度を比較することができる。シリコン単結晶で互いに異なる欠陥領域の形成は結晶成長速度Vと結晶の凝固界面における成長方向の温度勾配Gによるベイカンシーとインタースティシャルシリコンの挙動変化に影響される。V/Gがしきい値ξより大きければ、ベイカンシーが支配的な点欠陥の形で現れるベイカンシーリッチ領域が形成され、このようなベイカンシーリッチ領域で現れる欠陥は評価方法によってCOP(Crystal Originate Particle)、FPD(Flow Pattern Defect)及びLSTD(Laser Scattering Tomography Defect)に分けることができ、これはGOI(gate oxide integrity)特性を低下させる。これらの欠陥の根源(Origin)は八面体空洞(Octahedral Void)として知られている。ところが、V/Gがしきい値ξより小さければ、インタースティシャルリッチ領域としてインタースティシャルシリコンが支配的な点欠陥から構成される。このインタースティシャルリッチ領域ではインタースティシャルシリコンの集合体によって形成される大きい転位粒子(Large Dislocation Particle:LDP)が形成される。また、ベイカンシーリッチ領域の縁部には高温でも非常に安定的な酸化物欠陥領域が現れており、この欠陥はインタースティシャルシリコンによって形成される。
この酸化物欠陥領域はリング状に形成され、ウェット酸化 (Wet Oxidation)後に現れる積層欠陥をOiSFリングと称する。OiSFリング領域は酸素析出に非常に安定的であり、OiSFリングの内側に、酸素析出が理想的に増加する領域が存在している。
一般なシリコン単結晶では、ベイカンシーリッチ領域が単独的に存在し或いはOiSFリング領域が混在している結晶が大部分であるが、OiSFリングを完全にインゴットの中心方向に完璧に除去することにより、ベイカンシーリッチ領域に存在するボイド性欠陥が完璧に除去された無欠陥結晶が作られる。無欠陥結晶とは、結晶の成長及び冷却過程における熱履歴調節によってボイド性欠陥が形成されなかった結晶をいう。これらの結晶の領域はベイカンシーピュア領域とインタースティシャルピュア領域とに分けることができる。ベイカンシーピュア領域は、COP等のボイド性欠陥が形成されていないか、或いは現在の分析方法で検出できない非常に小さいサイズのベイカンシー関連欠陥が形成された領域であって、酸素析出程度が大きい。また、インタースティシャルピュア領域とは、インタースティシャルシリコンの濃度が非常に高く且つ大きい転位粒子LDPが形成されていない領域をいう。
このようなボイド性欠陥又はOiSFリングを制御するために多くの研究が行われており、特にボイド性欠陥を制御するために図2に示すように単結晶成長の際に結晶成長条件を調節してベイカンシーピュア又はインタースティシャルピュア領域のみからなっている結晶を開発することにより、完璧にボイド性結晶欠陥とOiSFリングを除去して理想的なウェーハを製造することが好ましい。ところが、この結晶成長条件は結晶成長の際に様々な多くの変数(プーリング速度(pulling Speed)の頻繁な変動又はホットゾーン(Hot Zone)構造の複雑性、グロワーハードウェア(Grower Hardware)構造の限界などによって量産技術を確保することは非常に難しく、かつ生産性の確保に多くの難しさを持っている。
したがって、図3の如くウェーハエッジ側に、OiSFリング(図3a)又はウェーハ中心領域にOiSFディスク(図3b)などが内在されている、結晶成長の行われたウェーハが製造される。勿論、前記ウェーハエッジ側に形成されたOiSFリング(図3a)又はウェーハ中心領域に形成されたOiSFディスク(図3b)がデバイス製作の際にバルクの内部に存在する場合、デバイス電気的特性又はGOI特性などに影響を与えないことも可能であるが、ウェーハの表面又は表面付近(Near Surface)(ウェーハ表面から約3〜4μm内外)領域内に存在する場合、デバイスの電気的な特性に致命的な影響を与えることになる。したがって、このような影響を排除するためには、5μm以上のパーフェクトデバイスゾーン(Perfect Device Zone)を持ち得るウェーハを製造することが可能な工法及び製品を開発することが重要である。
このような欠陥検出方法として、一般に拡散炉(diffusion furnace)を用いて800℃で4時間熱処理を行った後、1000℃で16時間熱処理を行ってOiSFリングトレースの挙動を観察してきた。ところが、OiSFリングトレースの場合、結晶成長時に形成される核(nuclei)が非常に小さくて、一般的な評価方法ではこのようなOiSFリングトレースの観察が非常に難しい。よって、OiSFリングトレースを観察するためには、より正確な評価方法が必要である。本発明の実施例では、多重熱処理方法を用いたウェーハ欠陥検出方法を導入し、殆ど完璧に結晶特性と関連した欠陥特性を観察する。このような評価方法により、一定の表面領域に完璧にパーフェクトデバイスゾーンを確保しなければ理想的なウェーハとは言えない。多重熱処理方法による欠陥検出方法はウェーハで典型的に現れる成長特性をそのまま反映して欠陥の検出が可能である。
本発明で導入した多重熱処理方法による欠陥検出方法を図4に示している。一般的な熱処理を用いた欠陥検出方法によって評価した結果は、図5aに示すように、OiSFディスクが存在しないように見えるが、本発明で導入した多重熱処理を用いた欠陥検出方法によって評価した結果、図5bに示すようにOiSFディスクが存在することを観察することができる。本発明は多重熱処理を用いた欠陥検出方法によって評価してDZ値が5μm以上を表わすことが可能なウェーハ及びその製造方法を提示する。
図5はOiSFディスクトレースを有するウェーハに対する表面微細欠陥の評価結果を示す図である。OiSFディスクトレースを有するウェーハに対して表面からバルク方向に5μm除去した後、パーティクルカウンタ(Particle Counter)で測定した結果である。
図5aに示すように、従来の方法で製造されたウェーハに対して一般的な熱処理を用いた欠陥検出方法によって評価した結果では、OiSFディスク形態で存在する欠陥が全く存在しないように見えるが、図5bに示すように、従来の方法で製造されたウェーハに対して多重熱処理方法を用いた欠陥検出方法によってウェーハを評価する場合、ウェーハ表面領域にOiSFディスクが存在していることが分かる。これは、従来のウェーハが多重熱処理を用いた欠陥検出方法によって評価する場合、ウェーハ表面領域(約3μm付近領域)に欠陥が存在することを間接的に知らせるものである。
図6はボイド性欠陥のない結晶に存在するOiSFリングとOiSFディスクの形態を説明するために示した図である。ボイド性欠陥のない結晶を成長させる際、一般に結晶内に分布するOiSFの形態を説明したもので、これらがシリコンウェーハに存在する場合、分布形態によってリング(Ring)とディスク(Disk)の形で存在する。図6aはインゴットを中心軸方向、すなわち単結晶の成長方向に切断して測定した結果であって、X軸はインゴットのエッジからエッジまでを示し、Y軸は単結晶の成長方向(中心軸方向)を示す。図6bは図6aのインゴットに対して単結晶の成長方向(中心軸方向)に対して垂直に切断したシリコンウェーハのOiSF形態を示すためのもので、A型(A-type)は図6aのI−I’断面に沿ってスライスされたシリコンウェーハを示し、B型(B-type)は図6aのII−II断面に沿ってスライスされたシリコンウェーハを示し、OiSFがディスクの形で現れることを示し、C型(C-type)は図6aのIII−III’断面に沿ってスライスされたシリコンウェーハを示し、OiSFがリングの形で現れることを示す。
CZ法で育成されたボイド性欠陥のないシリコン単結晶の場合、酸素析出と関連した欠陥が殆どであり、COPはないが、領域別に点欠陥が存在し、ベイカンシーが優勢な領域をPv領域、インタースティシャルが優勢な領域をPi領域と区分する。このような特性Pi、Pvは結晶成長熱履歴(Thermal History)によって領域範囲が決定され、図7に示すように酸素析出挙動が不均一な特性を示す。酸素析出と関連してPvとPi領域に存在する点欠陥、特にベイカンシーはデバイス熱シミュレーションサイクル (device thermal simulation cycle)による熱処理の際、デバイス活性層で微細酸素析出物に成長しうる核としても作用することができ、このような析出物がウェーハの表面又は表面付近領域に存在する場合、PN接合漏洩電流を増加させる要因としてデバイス電気的特性に致命的な影響を与える。このような影響は、デバイスが高集積化されてデザインルール(design rule)が減少するにつれて、デバイス電気的特性にさらに大きい影響を及ぼす可能性がある。
ボイド性欠陥あるいは酸素析出物などの内部欠陥を制御する方法には、単結晶成長時に制御する方法と結晶成長後に熱処理方法によって制御する方法がある。このような熱処理方法では拡散炉を用いた方法又はハロゲンランプを用いたRTP方法がある。拡散炉を用いる場合、一般に1200℃以上の高温でH又はArガス雰囲気中で約1時間以上熱処理すると、酸素の外方拡散及びシリコン再配列によってウェーハ表面領域の一部にデバイスパーフェクトゾーンが形成される。ところが、この方法は、ウェーハの大口径化に伴って、高温熱処理によるウェーハに現れるスリップ転位の制御又は高温熱処理による汚染制御に多くの難しさをもっている。また、既存のRTP方法で製造されたシリコンウェーハは多重熱処理を用いた欠陥検出方法で評価する場合、表面から約3〜4μm内の微細酸素析出物の制御のみが可能で、また完璧なOiSFリングの制御は殆ど不可能である。したがって、本発明はデバイス活性領域に存在する微細ボイド性欠陥及び微細酸素析出物を完璧に除去することにより、パーフェクトデバイスゾーンを確保し、またウェーハのバルク領域内には一定の水準以上のバルク積層欠陥を形成することにより、ゲッタリング特性まで強化することが可能な差別化された2段階急速熱処理方法を提示する。
図8は本発明の好適な実施例に係るシリコンウェーハに対する欠陥の濃度プロファイルを概略的に示す図である。本発明の好適な実施例によって製造されたシリコンウェーハは、ウェーハの前面及び後面から一定の深さに至る表面領域にはバルク積層欠陥がほぼ存在せず、バルク領域にはゲッタリングの役割を果たせる十分なバルク積層欠陥が全体バルク領域にわたって一定に保たれる。バルク領域内に十分かつ一定に存在するバルク積層欠陥は金属不純物を十分にゲッタリングする役割を行う。したがって、全体バルク領域内に十分かつ一定に存在するバルク積層欠陥によって、後続の熱処理工程などでウェーハ表面に外方拡散される金属汚染物質を十分にゲッタリングすることにより、表面に外方拡散される金属汚染物質の量を著しく減少させることができる。
図8を参照してさらに具体的に説明すると、ウェーハ前面の表面から所定の深さ(例えば、5μm〜40μm)まではバルク積層欠陥が存在していない表面領域としての第1DZが形成され、ウェーハ後面の表面から所定の深さ(例えば、5μm〜40μm)まではバルク積層欠陥が存在していない表面領域としての第2DZが形成されるが、第1DZと第2DZの間のバルク領域は欠陥の濃度プロファイルが殆どバラツキなしで一定かつ水平な勾配を有する。全体的にウェーハの欠陥濃度プロファイルを観察すると、ウェーハの前面からウェーハの後面までの欠陥濃度プロファイルは、ウェーハ前面及び後面の間の中心部から軸対称の階段形状を有するが、バルク領域は第1DZ及び第2DZとの境界で垂直上昇した濃度勾配を有し、バルク領域全体にわたってバラツキの少ない水平な濃度勾配(例えば、10%偏差範囲内の平らな形態)を有する。前記欠陥がバルク積層欠陥の場合、バルク領域におけるバルク積層欠陥の欠陥濃度は1.0×10〜3.0×10ea/cmの範囲で一定に保たれる分布を有する。前記欠陥が酸素析出物とバルク積層欠陥を含む意味のBMDの場合、バルク領域におけるBMD欠陥の濃度は3.0×10〜1.0×1010 ea/cmの範囲で一定に保たれる分布を有する。これについては具体的に後述する。
図9は本発明の好適な実施例に係る2段階急速熱処理工程を説明するために示した図である。本発明の実施例に係るRTP装備(ファーネス)は一般に商用化された装備を使用することができる。
図9を参照すると、まずチョクラルスキー法で結晶成長したインゴットをスライスして製作したシリコンウェーハをRTP装備にローディングする。この際、RTP装備の温度は約700℃程度に設定されていることが好ましい。次に、RTP装備内の温度を第1温度(例えば、1120℃〜1180℃)まで所定の第1温度上昇率(ramp-up rate)(例えば、約50℃/sec)で急激に増加させる。RTP装備内の温度が目標の第1温度まで上昇すると、第1温度で一定の時間(例えば1〜5秒間)維持する。次に、RTP装備内の温度を第2温度(例えば、800℃)まで所定の第1温度下降率(ramp-down rate)(例えば、約70℃/sec)で急激に減少させる。この際、前記第2温度はローディング時に設定された温度よりは高い或いは同一の温度であることが好ましい。前記のような過程によって第1急速熱処理工程が行われる。前記第1急速熱処理段階の間はアルゴンArのような不活性ガスを流し続け、第1温度が維持される間にはアンモニアNHガスを供給し、第2温度への下降時にはアンモニアガスの供給を遮断することが好ましい。
次に、前記第2温度で一定時間維持した後、RTP装備内の温度を第3温度(例えば、1200℃〜1230℃)まで所定の第2温度上昇率(例えば、約50℃/sec)で急激に増加させる。RTP装備内の温度が目標の第3温度まで上昇すると、第3温度で一定の時間(例えば、1〜10秒間)維持する。前記第3温度は前記第1温度よりは高い温度である。ついで、RTP装備内の温度を第4温度(例えば、700℃)まで所定の第2温度下降率(例えば、約50℃/sec)で急激に減少させる。前記第4温度はローディング時に設定された温度であることが好ましい。また、前記第2温度下降率は第1段階における第1温度下降率よりは小さくなるようにすることが好ましい。このような過程によって第2急速熱処理が行われる。前記第2急速熱処理の間はアルゴンArのような不活性ガスを流し続ける。図9を参照して説明した本発明の実施例による場合、シリコンウェーハのバルク積層欠陥濃度プロファイルはウェーハの前面及び後面から一定の深さに至る表面領域にはバルク積層欠陥が殆ど存在せず、バルク領域にはゲッタリングの役割を果たせる十分なバルク積層欠陥が全体バルク領域にわたって一定に保たれる。一般的にバルク積層欠陥の核は数〜数百nmの大きさであって、非常に不均一なサイズで存在するが、しきい値サイズ以上の核は本発明の2段階急速熱処理工程を経て成長し、バルク積層欠陥を形成する。
上述した実施例で言及した2段階急速熱処理工程によって、図8を参照して説明したシリコンウェーハの欠陥濃度プロファイルを得ることができるが、RTP装備、熱処理温度、温度上昇率、温度下降率、雰囲気ガスの種類、流量、混合比などによって若干の差異がありうるが、2段階急速熱処理を用いてバルク領域で十分かつ均一な欠陥濃度プロファイルを得る全ての技術的思想は本発明の実施例に含まれるものと言える。
図10は本発明の実施例に係る点欠陥を調節する方法をモデリングによって説明するために示した図である。図10において、(a)、(b)、(c)、(d)及び(e)はベイカンシー、インタースティシャルシリコン、インタースティシャル酸素、酸素析出物、バルク積層欠陥をそれぞれ示す。
図10を参照すると、第1段階急速熱処理でベイカンシーを消費して微細酸素析出物の核形成を加速化させ、第2急速熱処理によってシリコンウェーハの表面付近領域に存在する微細酸素析出物の核を除去させ、シリコンウェーハのバルク内部領域に存在する酸素析出物の核を高密度でさらに成長させ、半導体デバイスの製作時にバルク積層欠陥に作るゲッタリング効率を高めることができる。
図11は本発明の実施例によって製造されたシリコンウェーハのバルク積層欠陥密度を示すグラフである。本発明の実施例によって2段階急速熱処理を行った後、ウェットエッチング(NH、H及びHOが所定の割合で混合された溶液)を3分間行った後、光学顕微鏡で測定した結果である。
図11を参照すると、A条件(A Condition)は第1温度(1170℃)で5秒間維持する第1熱処理段階と、第3温度(1230℃で10秒間維持する第2熱処理段階とからなる。
B条件(B Condition)は第1温度(1150℃)で5秒間維持する第1熱処理段階と、第3温度(1215℃)で10秒間維持する第2熱処理段階とからなる。
C条件(C Condition)は第1温度(1130℃)で5秒間維持する第1熱処理段階と、第3温度(1200℃)で10秒間維持する第2熱処理段階とからなる。
A条件、B条件及びC条件は、全て共通に、第1温度上昇率を50℃/secとし、第1温度下降率を70℃/secとし、第2温度上昇率を50℃/secとし、第2温度下降率を50℃/secとして第4温度(700℃)まで下降させた。また、A条件、B条件及びC条件は全て共通的に第1及び第2熱処理段階でアルゴンArガスを使用し、第1温度を維持する間にはアンモニアNHガスを供給した。この際、第1温度を維持する間には、アルゴンArガスは3.75slmの流量で供給し、アンモニアNHガスは0.25slmの流量で供給した。また、第1温度を維持する間にはアルゴンガスとアンモニアガスを供給したが、第1温度を維持する間以外には第1熱処理段階と第2熱処理段階のいずれでもアルゴンガスを使用した。この際、アルゴンガスは4slmの流量で供給した。
図11に示すように、バルク積層欠陥密度は、ウェーハの前面及び後面から一定の深さに至る表面領域にはバルク積層欠陥が殆ど存在せず、バルク領域にはゲッタリングの役割を果たすことが可能な十分なバルク積層欠陥が全体バルク領域にわたって一定に維持される。バルク領域内に十分かつ一定に存在するバルク積層欠陥は、金属不純物をゲッタリングする役割を行う。したがって、全体バルク領域内に十分かつ一定に存在するバルク積層欠陥によって、後続の熱処理工程などによってウェーハの表面に外方拡散される金属汚染物質を十分ゲッタリングすることにより、表面へ外方拡散される金属汚染物質の量を著しく減少させることができる。バルク領域におけるバルク積層欠陥密度は5.0×10〜1.0×10ea/cmの範囲(濃度では1.0×10〜3.0×10ea/cmの範囲)の値を示す。
図12はウェーハ前面の表面からの距離によるBMD密度を示したグラフである。下記で説明する際、提示されていない急速熱処理条件は、図9を参照して説明した急速熱処理条件と同一なので提示しないことを明かしておく。ここで、BMDとは、酸素析出物とバルク積層欠陥を含む意味を示す。図12aは本発明の実施例によって第1急速熱処理(1150℃の第1温度で10秒間維持)と第2急速熱処理(1215℃の第3温度で1秒間維持)とからなる2段階急速熱処理を行った場合を示し、図12bは本発明の実施例よって第1急速熱処理(1150℃の第1温度で10秒間維持)と第2急速熱処理(1215℃の第3温度で10秒間維持)とからなる2段階急速熱処理を行った場合を示す。
図12a及び図12bに示すように、本発明の実施例によって第1急速熱処理と第2急速熱処理を含む2段階急速熱処理を行った場合、BMD密度がバルク領域で一定に分布することが分かる。バルク領域におけるBMD密度は1.0×10〜5.0×10ea/cmの範囲(濃度では3.0×10〜1.0×1010ea/cmの範囲)の値を示す。
図13は本発明の実施例によって製造されたシリコンウェーハのBMDを示す光学顕微鏡写真である。ここで、BMDとは酸素析出物(図13で薄くで小さく表示された部分)とバルク積層欠陥(図13で濃くて大きく表示された部分)を含む意味を示す。図13は図11を参照して説明したB条件で2段階急速熱処理を行った場合の写真である。
図13に示すように、ウェーハの前面とウェーハの後面の表面領域にはBMDが殆ど存在しない無欠陥層が形成され、バルク領域にはほぼ一定の密度でBMDが存在することが分かる。
図14はウェーハ中心からの距離によるデルタ[Oi]を示したグラフである。ここで、「ウェーハ中心からの距離」とは、ウェーハ中心からエッジ部方向への距離を意味し、デルタ「Oi」は初期の酸素濃度から熱処理後の酸素析出物の濃度を差し引いた値を意味し、よってデルタ[Oi]はウェーハの前面からウェーハの後面までに対してウェーハ中心からエッジ部方向にそれぞれ測定された値である。これが図14に示されている。下記に図14を参照して説明する際、提示されていない急速熱処理条件は図9を参照して説明した急速熱処理条件と同一なので提示していないことを明かしておく。図14aは本発明の実施例によって第1急速熱処理(1150℃の第1温度で10秒間維持)と第2急速熱処理(1215℃の第3温度で1秒間維持)とからなる2段階急速熱処理を行った場合を示し、図14bは本発明の実施例によって第1急速熱処理(1150℃の第1温度で10秒間維持)と第2急速熱処理(1215℃の第3温度で10秒間維持)とからなる2段階急速熱処理を行った場合を示す。
図14a及び図14bに示すように、本発明の実施例によって第1急速熱処理と第2急速熱処理を含む2段階急速熱処理を行った場合、デルタ[Oi]が一定に現れることが分かる。
図15はウェーハ中心からの距離によるBMD密度を示したグラフである。図15aは本発明の実施例によって第1急速熱処理(1150℃の第1温度で10秒間維持)と第2急速熱処理(1215℃の第3温度で1秒間維持)とからなる2段階急速熱処理を行った場合を示し、図15bは本発明の実施例によって第1急速熱処理(1150℃の第1温度で10秒間維持)と第2急速熱処理(1215℃の第3温度で10秒間維持)とからなる2段階急速熱処理を行った場合を示す。
図15a及び図15bに示すように、本発明の実施例によって第1急速熱処理と第2急速熱処理を含む2段階急速熱処理を行った場合、BMD密度が一定に現れることが分かる。
図16はウェーハ中心からの距離によるDZの深さを示すグラフである。
図16aにおいて、(a)は第1急速熱処理(1150℃の第1温度で10秒間維持)のみを行った場合であり、(b)は第2急速熱処理(1215℃の第3温度で1秒間維持)のみを行った場合であり、(c)は本発明の実施例によって第1急速熱処理(1150℃の第1温度で10秒間維持)と第2急速熱処理(1215℃の第3温度で1秒間維持)とからなる2段階急速熱処理を行った場合であり、(d)は熱処理を行っていない場合を示す。図16aに示すように、本発明の実施例によって2段階急速熱処理を行った場合、DZの深さがバラツキなしに一定に現れることが分かる。
また、図16bにおいて、(a)は第1急速熱処理(1150℃の第1温度で10秒間維持)のみを行った場合であり、(b)は第2急速熱処理(1215℃の第3温度で10秒間維持)のみを行った場合であり、(c)は本発明の実施例によって第1急速熱処理(1150℃の第1温度で10秒間維持)と第2急速熱処理(1215℃の第3温度で10秒間維持)とからなる2段階急速熱処理を行った場合であり、(d)は熱処理を行っていない場合を示す。図16bに示すように、本発明の実施例によって2段階急速熱処理を行った場合、DZの深さがバラツキなしに一定に現れることが分かる。
図17は本発明の実施例によって製造されたシリコンウェーハのXRT結果を示すもので、スリップ転位が全く発生せず、RTP装備に起因するピンマークのみが発生することを示している。図17aは図11を参照して説明したC条件で2段階急速熱処理を行った場合の写真、図17bは図11を参照して説明したB条件で2段階急速熱処理を行った場合の写真、図17cは図11を参照して説明したA条件で2段階急速熱処理を行った場合の写真である。
図18は本発明の実施例に係るシリコンウェーハを製造するための工程を説明するために示した図である。
図18を参照すると、まず、チョクラルスキー法を用いて所定の引き上げ装置内でシリコン単結晶を成長させる(S10)。すなわち、種結晶を溶融シリコンに浸した後、徐々に引き上げながら結晶を成長させる。結晶成長速度(V)と結晶の凝固界面とにける成長方向の温度勾配Gによって図2を参照して説明した互いに異なる欠陥領域が形成され、この欠陥領域はベイカンシーとインタースティシャルシリコンの挙動変化によって影響される。次に、成長したインゴットをウェーハの形にスライスする(S20)。その後、スライスする際に発生したスライシングダメージを除去し、スライスされたウェーハの側面をラウンドし或いは表面をエッチングするために、エッチング工程を行う(S30)。ついで、シリコンウェーハ内に含まれた結晶の成長時に発生した酸素がデバイス製作のための後続の熱処理過程で電子を放出してドナーの役割を行うことを防止するために、熱処理による酸素析出物に作る工程としてのドナーキリング工程を行う(S40)。すなわち、シリコンウェーハ内に結晶成長時に含まれる約1018atoms/cmの酸素原子中の約1016atoms/cm程度が単結晶棒の冷却過程で複数の酸素原子が集まって電子を放出してドナー化するが、ウェーハの抵抗率を合わせるためにドーパントを添加しても、このようなドナーによって目標の抵抗率を得ることができなくなる。従って、結晶成長時に発生する酸素がドナーの役割を行うことを防止するために、酸素析出物に作る工程のドナーキリングを行うが、本発明の実施例の2段階急速熱処理工程は、前記ドナーキリング工程段階で行うことが好ましい。その次、シリコンウェーハの表面をポリシングする段階(S50)と、シリコンウェーハの表面を鏡面化するための鏡面研磨段階(S60)及び洗浄段階(S70)を行う。このような工程を経たシリコンウェーハはパッケージングされて製品化される。
前記シリコン単結晶を成長させる段階(S10)について簡略に説明すると、まず、種結晶から細長い結晶を成長させるネッキング (necking)段階を経て、シリコン単結晶を直径方向に成長させて目標の直径に作るはんだ付け段階を減る。前記はんだ付け段階を経た後は、一定の直径を有する結晶が成長するが、この過程をボディグローイング(body growing)段階と呼ぶ。一定の長さだけボディグローイングが行われた後には結晶の直径を徐々に減少させて結局溶融シリコンから分離させるテーリング(tailing)工程段階を経て結晶成長段階を仕上げる。このような結晶成長工程はホットゾーンという空間で行われるが、ホットゾーンは結晶成長装置(グロワー)で溶融シリコンが単結晶インゴットに成長する際の溶融シリコンとインゴット接触周囲の空間を意味する。前記結晶成長装置は溶融炉、加熱装置、保温構造物、インゴット引き上げ装置、回転軸などを含む装備で構成される。
以上、本発明の好適な実施例を挙げて詳細に説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲から逸脱することなく、当分野で通常の知識を有する者によって様々な変形が可能である。
一般的な方法で製造されたシリコンウェーハの欠陥濃度プロファイルを示した図である。 シリコン単結晶で点欠陥の特性による欠陥領域を示した図である。 OiSF(Oxidation Induced Stacking Fault)リングとOiSFディスクの形態を説明するために示した図である。 多重熱処理方法による欠陥検出方法を説明するために示したグラフである。 OiSFディスクトレース(Disk Trace)を有するウェーハに対する表面微細欠陥の評価結果を示した図である。 ボイド性欠陥のない結晶に存在するOiSFリングとOiSFディスクの形態を説明するために示した図である。 酸素析出挙動の不均一な特性を示したグラフである。 本発明の実施例に係るシリコンウェーハに対するバルク積層欠陥(Bulk Stacking Fault)の濃度プロファイルを概略的に示したグラフである。 本発明の好適な実施例に係る2段階急速熱処理 (Rapid Thermal Processing:RTP)工程を説明するために示したグラフである。 本発明の実施例に係る点欠陥を調節する方法をモデリング(Modeling)によって説明するために示した図である。 本発明の実施例によって製造されたシリコンウェーハのバルク積層欠陥密度を示したグラフである。 ウェーハ前面の表面からの距離によるBMD(Bulk Micro-Defect)密度を示したグラフである。 本発明の実施例によって製造されたシリコンウェーハのBMDを示した光顕微鏡写真である。 ウェーハ中心からの距離によるデルタ[Oi]を示したグラフである。 ウェーハ中心からの距離によるBMD密度を示したグラフである。 ウェーハ中心からの距離によるDZ(Denuded Zone)の深さを示したグラフである。 本発明の実施例によって製造されたシリコンウェーハのXRT(X-ray Topography)結果を示した写真である。 本発明の実施例に係るシリコンウェーハを製造するための工程を説明するために示した図である。
符号の説明
V ベイカンシーリッチ領域 (vacancy rich region)
I インタースティシャルリッチ領域 (interstitial rich region)
V−Pure ベイカンシーピュア領域 (vacancy pure region)
I−Pure インタースティシャルピュア領域 (interstitial pure region)

Claims (47)

  1. 前面、後面、縁エッジ部及び前記前面と後面の間の領域を有するシリコンウェーハにおいて、
    前記ウェーハ前面の表面から所定の深さまで形成された第1DZ(Denuded Zone)と、
    前記ウェーハ後面の表面から所定の深さまで形成された第2DZと、
    第1DZと第2DZとの間に形成され、欠陥の濃度プロファイルがウェーハの前面から後面方向に一定に保たれる分布を有するバルク領域とを含むシリコンウェーハ。
  2. 前記欠陥は、酸素析出物とバルク積層欠陥を含むBMD(Bulk Micro-Defect)であることを特徴とする請求項1記載のシリコンウェーハ。
  3. 前記第1DZと前記DZの間の領域におけるBMD欠陥の濃度は、3.0×10〜1.0×1010ea/cmの範囲で一定に保たれる分布を有することを特徴とする請求項2記載のシリコンウェーハ。
  4. 前記欠陥はバルク積層欠陥であることを特徴とする請求項1記載のシリコンウェーハ。
  5. 前記第1DZと前記第2DZの間の領域におけるバルク積層欠陥の欠陥濃度は、1.0×10〜3.0×10ea/cmの範囲で一定に保たれる分布を有することを特徴とする請求項4記載のシリコンウェーハ。
  6. 前記第1DZ及び前記第2DZの深さは前記ウェーハの前面及び後面の表面から5μm〜40μmの範囲内であることを特徴とする請求項1記載のシリコンウェーハ。
  7. 前記第1DZ及び前記DZは酸素析出物及びバルク積層欠陥が除去された無欠陥領域であることを特徴とする請求項1記載のシリコンウェーハ。
  8. 前面、後面、縁エッジ部及び前記前面と後面の間の領域を有するシリコンウェーハにおいて、前記前面と後面の間の領域は、
    前記ウェーハ前面の表面から所定の深さまで形成された第1DZと、
    前記ウェーハ後面の表面から所定の深さまで形成された第2DZと、
    第1DZと第2DZとの間に形成されたバルク領域とを含むが、
    前記ウェーハの前面から前記ウェーハの後面までの欠陥濃度プロファイルは、前記ウェーハ前面と後面の間の中心部から軸対称の階段形状を有するが、前記バルク領域は、前記第1DZと前記第2DZとの境界で垂直上昇した濃度勾配を有し、バルク領域全体にわたって水平な濃度勾配を有し、前記バルク領域の欠陥濃度プロファイルは10%偏差範囲内の平らな形を有するシリコンウェーハ。
  9. 前記欠陥は、酸素析出物とバルク積層欠陥を含むBMDであることを特徴とする請求項8記載のシリコンウェーハ。
  10. 前記第1DZと前記第2DZの間のバルク領域におけるBMD欠陥の濃度は、3.0×10〜1.0×1010ea/cmの範囲で一定に保たれる分布を有することを特徴とする請求項9記載のシリコンウェーハ。
  11. 前記欠陥はバルク積層欠陥であることを特徴とする請求項8記載のシリコンウェーハ。
  12. 前記第1DZと前記第2DZの間の領域におけるバルク積層欠陥の欠陥濃度は、1.0×10〜3.0×10ea/cmの範囲で一定に保たれる分布を有することを特徴とする請求項11記載のシリコンウェーハ。
  13. 前記第1DZ及び前記第2DZの深さは前記ウェーハの前面及び後面の表面から5μm〜40μmの範囲内であることを特徴とする請求項8記載のシリコンウェーハ。
  14. 前面、後面、縁エッジ部及び前記前面と後面の間の領域を有するシリコンウェーハを準備する段階と、
    前記シリコンウェーハに対してベイカンシーを消費して酸素析出物の核形成を加速化させるための第1急速熱処理を行う段階と、
    前記シリコンウェーハの表面付近領域に存在する前記酸素析出物の核を除去し、前記シリコンウェーハのバルク領域に存在する前記酸素析出物の核をさらに成長させるための第2急速熱処理を行う段階とを含むシリコンウェーハの製造方法。
  15. 前記第2急速熱処理段階は前記第1急速熱処理段階より高い温度で行うことを特徴とする請求項14記載のシリコンウェーハの製造方法。
  16. 前記第1急速熱処理段階は温度1120℃〜1180℃の範囲で行うことを特徴とする請求項14記載のシリコンウェーハの製造方法。
  17. 前記第2急速熱処理段階は温度1200℃〜1230℃の範囲で行うことを特徴とする請求項14記載のシリコンウェーハの製造方法。
  18. 前記第1急速熱処理段階は1秒〜5秒間の範囲で行うことを特徴とする請求項14記載のシリコンウェーハの製造方法。
  19. 前記第2急速熱処理段階は1秒〜10秒間の範囲で行うことを特徴とする請求項14記載のシリコンウェーハの製造方法。
  20. 前記第1急速熱処理はアルゴンガスとアンモニアガスとの混合ガスを用いることを特徴とする請求項14記載のシリコンウェーハの製造方法。
  21. 前記第2急速熱処理はアルゴンガスを用いることを特徴とする請求項14記載のシリコンウェーハの製造方法。
  22. 前記第1急速熱処理段階と前記第2急速熱処理段階は同一の装備内でインシチュー(In-Situ)で行うことを特徴とする請求項14記載のシリコンウェーハの製造方法。
  23. 第1急速熱処理段階と前記第2急速熱処理段階はエクスシチュー(Ex-Situ)で行うことを特徴とする請求項14記載のシリコンウェーハの製造方法。
  24. 前記シリコンウェーハを準備する段階は、
    種結晶 (Seed Crystal)を溶融シリコンに浸して結晶成長速度と結晶の凝固界面における成長方向の温度勾配を調節しながら引き上げてシリコン単結晶を成長させる段階と、
    成長したシリコン単結晶をウェーハの形にスライスする段階と、
    スライスするときに発生したスライシングダメージを除去し、スライスされたウェーハの側面をラウンドし或いは表面をエッチングするためのエッチング工程を行う段階とを含むことを特徴とする請求項14記載のシリコンウェーハの製造方法。
  25. 前記第1急速熱処理段階と前記第2急速熱処理段階は、
    前記シリコンウェーハ内に含まれた結晶の成長時に発生した酸素が後続の熱処理過程で電子を放出してドナーの役割を果たすことを防止するために、酸素析出物に作る工程としてのドナーキリング(donor killing)工程段階で行うことを特徴とする請求項14記載のシリコンウェーハの製造方法。
  26. 前記第2急速熱処理段階の後、
    前記シリコンウェーハの表面をポリシングする段階と、
    前記シリコンウェーハの表面を鏡面化するための鏡面研磨段階と、
    前記シリコンウェーハを洗浄する段階とをさらに含むことを特徴とする請求項14記載のシリコンウェーハの製造方法。
  27. 前記第1及び第2急速熱処理段階の後、
    前記前面と後面の間の領域は、
    前記ウェーハ前面の表面から所定の深さまで形成された第1DZと、
    前記ウェーハ後面の表面から所定の深さまで形成された第2DZと、
    前記第1DZと前記第2DZとの間に設けられたバルク領域とを含むが、
    前記バルク領域の欠陥濃度プロファイルは一定に保たれる分布を有することを特徴とする請求項14記載のシリコンウェーハの製造方法。
  28. 前記欠陥は、酸素析出物とバルク積層欠陥を含むBMDであることを特徴とする請求項27記載のシリコンウェーハの製造方法。
  29. 前記第1DZと第2DZの間の領域におけるBMD欠陥の濃度は3.0×10〜1.0×1010ea/cmの範囲で一定に保たれる分布を有することを特徴とする請求項28記載のシリコンウェーハの製造方法。
  30. 前記欠陥はバルク積層欠陥であることを特徴とする請求項27記載のシリコンウェーハの製造方法。
  31. 前記第1DZと前記第2DZの間の領域におけるバルク積層欠陥の欠陥濃度は、1.0×10〜3.0×10ea/cmの範囲で一定に保たれる分布を有することを特徴とする請求項30記載のシリコンウェーハの製造方法。
  32. 前記第1DZ及び前記第2DZの深さは前記ウェーハの前面及び後面の表面から5μm〜40μmの範囲内であることを特徴とする請求項27記載のシリコンウェーハの製造方法。
  33. (a)前面、後面、縁エッジ部及び前記前面と後面の間の領域を有するシリコンウェーハを準備する段階と、
    (b)前記シリコンウェーハを急速熱処理装備にローディングする段階と、
    (c)前記急速熱処理装備内の温度を目標の第1温度に急激に上昇させる段階と、
    (d)前記第1温度で前記シリコンウェーハに対してベイカンシーを消費して酸素析出物の核形成を加速化させるのに必要な時間だけ維持して第1急速熱処理を行う段階と、
    (e)前記急速熱処理装備内の温度を第2温度に急激に下降させる段階と、
    (f)前記急速熱処理装備内の温度を前記第1温度より高い第3温度に急激に上昇させる段階と、
    (g)前記シリコンウェーハの表面領域又は表面付近領域に存在する前記酸素析出物の核を除去し、前記シリコンウェーハのバルク領域に存在する前記酸素析出物の核をさらに成長させるのに必要な時間だけ前記第3温度に保って第2急速熱処理を行う段階と、
    (h)前記急速熱処理装備内の温度を第4温度に急激に下降させる段階とを含むシリコンウェーハの製造方法。
  34. 前記第1急速熱処理は温度1120℃〜1180℃の範囲で行うことを特徴とする請求項33記載のシリコンウェーハの製造方法。
  35. 前記第2急速熱処理段階は温度1200℃〜1230℃の範囲で行うことを特徴とする請求項33記載のシリコンウェーハの製造方法。
  36. 前記第1急速熱処理段階は1秒〜5秒間の範囲で行うことを特徴とする請求項33記載のシリコンウェーハの製造方法。
  37. 前記第2急速熱処理段階は1秒〜10秒間の範囲で行うことを特徴とする請求項33記載のシリコンウェーハの製造方法。
  38. 前記(b)段階ないし前記(h)段階の間にはアルゴンガスを引き続き供給し、前記(d)段階の間にはアンモニアガスを供給し、前記(e)段階ないし前記(h)段階の間には前記アンモニアガスの供給を遮断することを特徴とする請求項33記載のシリコンウェーハの製造方法。
  39. 前記シリコンウェーハを準備する段階は、
    種結晶 (Seed Crystal)を溶融シリコンに浸して結晶成長速度と結晶の凝固界面における成長方向の温度勾配を調節しながら引き上げてシリコン単結晶を成長させる段階と、
    成長したシリコン単結晶をウェーハの形にスライスする段階と、
    スライスするときに発生したスライシングダメージを除去し、スライスされたウェーハの側面をラウンドし或いは表面をエッチングするためのエッチング工程を行う段階とを含むことを特徴とする請求項33記載のシリコンウェーハの製造方法。
  40. 前記(b)段階ないし前記(h)段階は、
    前記シリコンウェーハ内に含まれた結晶の成長時に発生した酸素が後続の熱処理過程で電子を放出してドナーの役割を果たすことを防止するために、酸素析出物に作る工程のドナーキリング (donor killing)工程段階で行うことを特徴とする請求項33記載のシリコンウェーハの製造方法。
  41. 前記(h)段階の後、
    前記急速熱処理装備から前記シリコンウェーハをアンローディングする段階と、
    前記シリコンウェーハの表面をポリシングする段階と、
    前記シリコンウェーハの表面を鏡面化するための鏡面研磨段階と、
    前記シリコンウェーハを洗浄する段階とをさらに含むことを特徴とする請求項33記載のシリコンウェーハの製造方法。
  42. 前記(h)段階の後、
    前記前面と後面の間の領域は、
    前記ウェーハ前面の表面から所定の深さまで形成された第1DZと、
    前記ウェーハ後面の表面から所定の深さまで形成された第2DZと、
    前記第1DZと前記第2DZとの間に設けられたバルク領域とを含むが、
    前記バルク領域の欠陥濃度プロファイルは一定に保たれる分布を有することを特徴とする請求項33記載のシリコンウェーハの製造方法。
  43. 前記欠陥は、酸素析出物とバルク積層欠陥を含むBMDであることを特徴とする請求項42のシリコンウェーハの製造方法。
  44. 前記第1DZと第2DZの間の領域におけるBMD欠陥の濃度は3.0×10〜1.0×1010ea/cmの範囲で一定に保たれる分布を有することを特徴とする請求項43記載のシリコンウェーハの製造方法。
  45. 前記欠陥はバルク積層欠陥であることを特徴とする請求項42記載のシリコンウェーハの製造方法。
  46. 前記第1DZと前記第2DZの間の領域における欠陥の欠陥濃度は、1.0×10〜3.0×10ea/cmの範囲で一定に保たれる分布を有することを特徴とする請求項45記載のシリコンウェーハの製造方法。
  47. 前記第1DZ及び前記第2DZの深さは前記ウェーハの前面及び後面の表面から5μm〜40μmの範囲内であることを特徴とする請求項42記載のシリコンウェーハの製造方法。
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