JP2005077615A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005077615A
JP2005077615A JP2003306495A JP2003306495A JP2005077615A JP 2005077615 A JP2005077615 A JP 2005077615A JP 2003306495 A JP2003306495 A JP 2003306495A JP 2003306495 A JP2003306495 A JP 2003306495A JP 2005077615 A JP2005077615 A JP 2005077615A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
fixing
closing cover
cartridge
process cartridge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003306495A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4447870B2 (ja
JP2005077615A5 (ja
Inventor
Kenji Ninomiya
二宮賢治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2003306495A priority Critical patent/JP4447870B2/ja
Publication of JP2005077615A publication Critical patent/JP2005077615A/ja
Publication of JP2005077615A5 publication Critical patent/JP2005077615A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4447870B2 publication Critical patent/JP4447870B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】プロセスカートリッジ方式の画像形成装置について、プロセスカートリッジの押し込み機能と、定着部におけるジャム処理性を共に損なうことなく、1つの開閉カバーの小さな開閉動作で、プロセスカートリッジの出し入れとジャム処理を可能とする。
【解決手段】定着ニップ部を形成する第1と第2の定着部材と、第1と第2の定着部材を圧接させる手段と、圧接を解除する手段を備えた定着手段11と、プロセスカートリッジBを着脱可能に装着する手段と、プロセスカートリッジを出し入れ可能に開閉する開閉カバー14と、開閉カバーの開き動作に追従して定着手段の圧接解除手段で第1と第2の定着部材の圧接を解除させ、開閉カバーの閉まり動作に追従して定着手段の圧接手段で第1と第2の定着部材を圧接解除状態から圧接させつつ、プロセスカートリッジを起動位置への移動させることを共に行う連動手段53と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、プロセスカートリッジ方式で、また記録媒体上に形成担持させた未定着像を、定着ニップ部を形成する第1と第2の定着部材を有する定着装置に通紙して画像形成物(コピー、プリント)を出力する、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
ここで、プロセスカートリッジとは、帯電手段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感光体等の像担持体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも一つと像担持体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。更に、少なくとも現像手段と像担持体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。
1)プロセスカートリッジについて
従来、例えば、転写式電子写真プロセスを用いた電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置という)は、一様に帯電させた像担持体(以下、感光体ドラムという)に選択的な露光を行うことで該感光体ドラム上に潜像を形成し、この潜像を現像剤(トナー)で顕像化し、該顕像(トナー像)を記録媒体に転写し、該転写像を記録媒体に定着することで画像記録を行う。ここで、像の転写を終えた感光体ドラムはクリーニング手段で残留トナーを除去された後に帯電手段で一様に帯電され、再び露光に始まる像形成プロセスが施される。
このような画像形成装置では、現像剤の補給や各プロセス手段(帯電手段、現像手段、クリーニング手段等)の調整・清掃・交換等のメンテナンスが必要となるが、これらメンテナンスは専門のサービスマンによらなければならなかった。
そこで、感光体ドラム及び該感光体ドラムに作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。
このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができた。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、画像形成装置において広く用いられている。
このような、プロセスカートリッジを用いた画像形成装置で良好な画像を得るためには、画像形成装置内の所定の位置にプロセスカートリッジを正しく装着し、各種電気接点や駆動伝達部などのインターフェース部が正しく接続されていることが必要である。
そこで、プロセスカートリッジに感光体ドラムの軸線上に位置決めボスを設け、画像形成装置本体に前記ボスに対応してボスを案内して位置決めするガイド溝を設けてこれをカートリッジ着脱ガイドとし、また、画像形成装置本体の固設部材にプロセスカートリッジを当接してボスを中心とする回り止めとし、更に画像形成装置本体の有する開閉カバーに画像形成装置本体内に装着されたプロセスカートリッジを装着方向へ付勢するためのばねを設けたものが考案・実用化されている。
または、開閉カバーの内側にプロセスカートリッジの外形にならった裏カバーを固定し、開閉カバーを閉じることでプロセスカートリッジを正規の位置へ押し込むようになされたものもある。
さらに、特許文献1で提案されているように、押し込み機構を別途備える構成なども考えられている。
2)定着装置について
記録媒体上に形成担持させた未定着像を定着させる定着装置としては熱ローラ方式の加熱装置が広く使用されている。またフィルム加熱方式の加熱装置も実用に供されている。
熱ローラ方式の加熱装置は、ハロゲンヒータ等の加熱体(発熱体)を内包し、該加熱体で加熱されて所定の定着温度に加熱温調維持される熱ローラ(定着ローラ)と、該熱ローラと並行に配列されて該熱ローラと相互圧接する弾性加圧ローラとを基本構成とし、該ローラ対を回転させ、該ローラ対の相互圧接部である定着ニップ部(加熱ニップ部)に画像定着すべき未定着トナー画像を形成担持させた被加熱材としての記録材を導入して挟持搬送させて熱ローラの熱と、定着ニップ部の加圧力にて未定着トナー画像を記録材面に加熱加圧定着させるものである。
フィルム加熱方式の加熱装置は例えば特許文献2〜5等で知られている。これは加圧手段で互いに圧接させた加熱手段と対向手段との間に耐熱フィルムを挟ませて走行させ、耐熱フィルムを挟んで加熱手段と対向手段とで形成される圧接ニップ部の耐熱フィルムと対向手段との間に被加熱材としての記録媒体を導入して耐熱フィルムに密着させて耐熱フィルムと一緒にニップ部を通過させることで加熱手段の熱を耐熱フィルムを介して記録媒体に与えて加熱する装置であり、熱源及びフィルムとして低熱容量の部材を用いて、熱ローラ方式の加熱装置との対比において格段にオンデマンドタイプの加熱装置を構成することができる。
特許文献3に記載のフィルム加熱方式の加熱装置は、耐熱フィルムとしてチューブ型(円筒状、エンドレス状)のものを使用し、これを対向部材としての加圧ローラで回転駆動する、所謂、加圧ローラ駆動方式・テンションレスタイプの装置ある。
従来、特許文献4に記載されているように、定着装置部におけるジャム処理性を向上させるため、加圧ローラと耐熱フィルムのニップを解除させる機構を付与している。
定着装置部におけるジャム処理に関し、電子写真プロセス上、給紙部、潜像画像形成部、転写部、定着部、排紙部、の順序で画像形成されるため、給紙部とカートリッジ取り出し部とは異なる位置、多くは反対側に位置する装置側面に開閉扉を設けて、定着部へアクセス可能とさせている。通常、給紙部を前面側からアクセス可能とするため、定着部は、背面側となり背面カバーと定着ニップを解除するレバーを連動させるなどの構成をとっていた。
特開2000−293087号公報 特開昭63−313182号公報 特開平4−44075号公報 特開平8−328406号公報 特開平4−44083号公報
1)プロセスカートリッジについて
しかしながら、上記プロセスカートリッジの押し込み機構に関する従来例(特許文献4)では、カートリッジ押し込み部材をカートリッジ取り出しのための開閉カバー内側に備え、押し込み部材は開閉カバーの内側から、本体内部へ出っ張らせてカートリッジまでとどかせるようにすることで押し込み可能としている。そのため、カートリッジの取り出しや、ジャム処理用に開閉カバーを開くのだが、その開き量に関し、押し込み部材がカートリッジの取り出し軌跡の外へ逃げた位置になるまで、開閉カバー大きく開く必要が生じる。そのため、装置の設置にあたり、開閉カバーを開くための大きな空間の確保が不可欠となる。
また、押し込み機構を別途備えることで、さらに、開閉カバーが大型化と、高コスト化につながっていた。
2)定着装置に関して、
上記定着装置のジャム処理機構に関する従来例(特許文献5)では、ジャム処理にあたり、複数の方向からジャム処理を行う必要性が生じ、複数のカバーの開閉機構を備える必要性がある。ジャム処理時、ユーザーは、その複数のカバーを開閉する必要性が生じ、装置の設置にあたっては、それらのカバーを開くことができるように、前後左右にスペースを取って、設置しなければならなかった。
そこで、本発明の目的は、プロセスカートリッジ方式で、また記録媒体上に形成担持させた未定着像を、定着ニップ部を形成する第1と第2の定着部材を有する定着装置に通紙して画像形成物を出力する画像形成装置について、着脱可能なプロセスカートリッジの押し込み機能と、定着部におけるジャム処理性を共に損なうことなく、1つの開閉カバーの小さな開閉動作で、プロセスカートリッジの出し入れ、および、ジャム処理を可能とすることである。
また本発明の目的は、カートリッジ取り出しおよび、ジャム処理と、給紙部へのシート材の供給を略同方向より、実施可能とすることである。
本発明は、下記の構成を特徴とする画像形成装置である。
(1)定着ニップ部を形成する第1と第2の定着部材と、前記第1と第2の定着部材を圧接させる圧接手段と、圧接を解除する圧接解除手段を備えた定着手段と、
プロセスカートリッジを着脱可能に装着する装着手段と、
前記プロセスカートリッジを出し入れ可能に開閉する開閉カバーと、
前記開閉カバーの開き動作に追従して前記圧接解除手段で前記第1と第2の定着部材の圧接を解除させ、前記開閉カバーの閉まり動作に追従して前記圧接手段で前記第1と第2の定着部材を圧接解除状態から圧接させつつ、プロセスカートリッジを起動位置への移動させることを共に行う連動手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
(2)前記開閉カバーは装置より排出されたシート材を積載する積載手段を兼ねることを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
(3)前記開閉カバーは鋭角な開き角で、前記プロセスカートリッジを出し入れ可能に開閉することを特徴とする(1)または(2)に記載の画像形成装置。
(4)前記開閉カバーの開き口と略同方向から、装置内部へシート材を供給するために積載可能な給紙積載手段へシート材を供給する供給口を備えることを特徴とする(1)から(3)の何れかに記載の画像形成装置。
上記の本発明の画像形成装置は、開閉カバーの開き動作のみで、定着圧解除ができ、カートリッジの取り外しと、機内のジャム紙の取り出しができる。
また、カートリッジの装着にあたり、開閉カバーを閉める動作のみで、カートリッジを規定位置まで押し込むことができ、カートリッジの装着不良を防止できる。
さらに、ジャム処理とカートリッジ交換が開閉カバーの開閉のみで可能で、その開き角が鋭角で小さいため、上側空間においてもスペースを必要としない。
開閉カバーの開き口と略同方向から、装置内部へシート材を供給するために積載可能な給紙積載手段へシート材を供給する供給口を備える、すなわち、排紙トレイの開閉方向が給紙方向と同じ正面側にあることで、装置背面で処理が不要となり、ジャム処理等におけるアクセサビリティーを低下させることなく、棚のような壁で囲まれた場所に設置を可能とすることができ、製品全体のユーザビリティーを向上させることができる。
図1は本発明に従う画像形成装置の外観斜視模型図、図2は図1の(2)−(2)線部分における断面模型図、図3はプロセスカートリッジの外観斜視模型図である。
本例の画像形成装置は転写方式電子写真プロセス利用、プロセスカートリッジ方式、のレーザプリンタである。Aはプリンタ本体(画像形成装置本体)、Bはプロセスカートリッジである。プロセスカートリッジBはプリント排紙トレイを兼用させたプリンタ上面パネル14を開閉カバーとして、この開閉カバー14を図1の2点鎖線示のようにプリンタ本体Aとのヒンジ部Pを中心に斜め上向きに開き起こしてプリンタ上面を開放することでプリンタ本体A内に着脱される。
本実施例のカートリッジBは、感光体ドラムを回転可能に支持し、クリーニング手段、帯電手段が組み込まれたクリーニングユニットと、現像手段とトナー溜めを組み込んだ現像ユニットから成り、現像ユニットは現像手段の現像剤担持体(現像ローラ)が感光体ドラムに対し所定の間隔をあけて平行に対向できるように、クリーニングユニットに対し回動可能に支持され現像ローラと感光体ドラムとの間に間隔保持スぺーサを配置し、その間隔を保持するために所定の加圧力が与えられている。
(1)プリント動作
図2により本実施例のプリンタの作像機構とプリント動作を説明する。カートリッジBは後述する装着手段によりプリンタ本体A内の所定の装着位置に位置決めされて装着されている状態にある。このカートリッジBは、上記のように感光体ドラム1と、帯電手段、現像手段、クリーニング手段が組み込まれているが、帯電手段、現像手段、クリーニング手段は図には省略した。該カートリッジBはプリンタ本体A内の所定の装着位置に位置決めされて装着された状態において、プリンタ本体AとカートリッジBの相互の各種電気接点や駆動伝達部などのインターフェース部が正しく接続化する。また、感光体ドラム1の外部露出面がプリンタ本体A側の転写ローラ10に所定の押圧力で当接した状態になっている。その感光体ドラム1と転写ローラ10との当接部が転写ニップ部Tである。
本レーザプリンタにおいては、パーソナルコンピュータやワードプロセッサ等の外部情報機器から送信された情報基に不図示のビデオコントローラボード(画像信号作成手段)が画像信号を作成する。そしてこのビデオコントローラボードで作成された画像信号に応じたレーザ光Lをレーザスキャナユニット2が出力し、そのレーザ光LをカートリッジB内で、帯電手段で一様に帯電されて時計方向に回転している感光体ドラム1上に照射して、感光体ドラム1上に順次静電潜像を形成する。そして、感光体ドラム1上に形成された静電潜像は、カートリッジB内の現像手段(不図示)から供給されるトナーによって順次顕画化される。
3はプリンタ本体A内の下部に配設した給紙トレイである。この給紙トレイ3内にはプリンタ本体Aの前面パネル4に開口させた給紙口5より記録媒体としての記録材(転写材)Sが供給されて積載収納される。
給紙トレイ3内に積載収納されている記録材Sが反時計方向に1回転する半月状の給紙ローラ6と、これに対向する分離パッド7によって最上位の記録材から1枚ずつ順次に上行シートパス8へ給紙され、搬送ローラ対9に中継ぎされて転写ニップ部Tへ送り出される。この場合、記録材Sは感光体ドラム1上のトナー像と位置を合わせるタイミングで給紙トレイ3内からピックアップされ、搬送ローラ対9より転写ニップ部Tへ搬送される。記録材Sは転写ニップ部Tを挟持搬送されていく間に、転写ローラ10に印加される転写バイアスによって感光体ドラム1上のトナー像の静電転写を順次に受ける。
転写ニップ部Tを出て感光体ドラム1から分離された記録材Sは更に上方搬送されて定着ユニット(定着装置)11の定着ニップ部Nに導入される。そして該定着ニップ部Nを挟持搬送されてトナー像の加熱加圧定着を受ける。定着ニップ部Nを出た記録材Sは更に上方搬送されて、排紙ローラ対12に中継ぎされて、排紙口13(図1)から、排紙トレイを兼用させているプリンタ上面パネル14上に排出され、印字面を下向で積載される。
15は排紙トレイ延長部であり、プリンタ本体A側に固定して配設してある。排紙トレイ兼用のプリンタ上面パネル14がプリンタ本体Aに閉じ込まれた状態において、プリンタ上面パネル14側の排紙トレイと一連となる。
(2)開閉カバー14
本実施例のプリンタはプリント排紙トレイを兼用させたプリンタ上面パネル14を開閉カバーとして、この開閉カバー14の後辺側をプリンタ本体Aの背面パネル16の上辺側にヒンジ部Pで連結して、該ヒンジ部Pを中心に開閉自在にしてある。カートリッジBは、上記の開閉カバー14を図1の2点鎖線示のようにプリンタ本体とのヒンジ部Pを中心に斜め上向きに開き起こしてプリンタ上面側を開放することでプリンタ本体A内に着脱される。本実施例においては、この開閉カバー14の開閉角度は後述する連動手段54との関係において約40°の鋭角な角度に規定している。これについては後述する。
(3)プロセスカートリッジBの装着手段
図4により、カートリッジBをプリンタ本体Aに対して着脱可能に装着する装着手段を説明する。
カートリッジBにはその長手方向の左右側面にそれぞれ外方に突出させてガイドピン1aを具備させてある。この左右のガイドピン1aはカートリッジB内の感光体ドラム1の回転軸線と同軸としてある。
また、プリンタ本体Aの左右パネルの内面側にはそれぞれ対称にカートリッジガイド20を具備させてある。
その左右のカートリッジガイド20はそれぞれ、プリンタ本体の上方から下方に向かい且つ少し後方に傾斜させたガイドピンガイド溝部21と、このガイドピンガイド溝部21の下端部からプリンタ本体後方に延長させて連設したガイドピン位置決め溝部22と、ガイドピン位置決め用のV字型の付勢バネ23と、該付勢バネ23を保持するボス24等を具備している。
プリンタ本体Aに対するカートリッジBの装着は、プリンタ本体上面の開閉カバー14を開き操作してプリンタ本体上面を開放状態にする。そして、カートリッジBを手で持ってプリンタ本体上面の開放口からプリンタ本体内に入れて、プロセスカートリッジ左右側のガイドピン1aをそれぞれプリンタ本体内左右側のカートリッジガイド20のガイドピンガイド溝部21の上端部に係合させる。カートリッジBをそのままガイドピンガイド溝部21の案内でプリンタ本体内下方に、ガイドピン1aがガイドピンガイド溝部21の下端底面に受け止められるまで下ろす。
この状態から更にカートリッジBをガイドピン位置決め溝部22に沿ってプリンタ本体内後方に、V字型付勢バネ23のガイドピン1aに対する押し戻し方向の付勢力に抗して押し動かす。この押し動かしによりガイドピン1aがV字型付勢バネ23の押し戻し方向付勢力作用支点aを越えると、今度はガイドピン1aにはV字型付勢バネ23によりプリンタ本体内後方への積極的な押し動かし力が作用してガイドピン1aがガイドピン位置決め溝部22のガイドピン受け凹部(位置決め部)22aに落ち込む。これによりカートリッジBがプリンタ本体A内に所定に位置決めされて装着された状態になり、プリンタ本体AとカートリッジBの相互の各種電気接点や駆動伝達部などのインターフェース部が正しく接続化する。また、感光体ドラム1の外部露出面がプリンタ本体A側の転写ローラ10に所定の押圧力で当接した状態になっている。次いで開閉カバー14を閉じ操作してプリンタ本体上面を閉鎖状態にする。
上記において、カートリッジBをガイドピン位置決め溝部22に沿ってプリンタ本体内後方に、V字型付勢バネ23のガイドピン1aに対する押し戻し方向の付勢力に抗してV字型付勢バネ23の押し戻し方向付勢力作用死点aを越えるまで押し動かす操作は本実施例においては開閉カバー14の閉じ動作と連携する連動手段53で自動的になされる。これについては後述する。
なお、図には省略したけれども、カートリッジBには感光体ドラム1の転写ローラ10に対する対向面部分を開閉するドラムカバーを配設してあり、そのドラムカバーはカートリッジBがプリンタ本体A内から取り外されている状態にあるときは閉じ状態にあって感光体ドラム面を防護している。カートリッジBのプリンタ本体A内への装着移動に連動して自動的に開き動作してプリンタ本体A内に所定に位置決めされて装着された状態では完全に開いて感光体ドラム1が転写ローラ10に所定に当接した状態になる。
カートリッジBのプリンタ本体A内からの取り出しは上記の装着操作手順と逆手順となる。
(4)定着ユニット11
図5は定着ユニット11部分の外観斜視模型図、図6は加熱ユニット部分と加圧ローラ部分の横断面模型図、図7は圧接状態時(定着ニップ部加圧状態時)の定着ユニット側面部、図8は圧接解除状態時(定着ニップ部加圧解除状態時)の定着ユニット側面部である。
本実施例における定着ユニット11は、特開平4−44075〜44083号公報に開示のように、耐熱フィルムとしてチューブ型(円筒状、エンドレス状)のものを使用し、これを対向部材としての加圧ローラで回転駆動する、所謂,加圧ローラ駆動方式・テンションレスタイプの加熱装置である。
主として図6において、31は第1の定着部材としての加熱ユニット、32は第2の定着部材としての弾性加圧ローラであり、この両者31・32の圧接により定着ニップ部Nを形成させている。
加熱ユニット31は、可撓性部材としての円筒状の耐熱フィルム(定着フィルム、以下フィルムと記す)33、加熱体としてのセラミックヒータ(以下、ヒータと記す)34、該ヒータ34を断熱支持する耐熱材料製のホルダ35、鉄などの金属で構成された加圧用剛性ステイ36、フィルム寄り移動規制手段としてのフランジ部材37(図5、図7、図8)等の組み立て体である。
フィルム33は、伝熱性を高めて熱容量を小さくし、クイックスタート性を向上させるために、フィルム膜厚は100μm以下、好ましくは10〜50μm程度の耐熱性のあるPTFE,PFA,FEPの単層、あるいはポリイミド、ポリアミドイミド、PEEK,PES,PPS等の外周表面にPTFE、PFA、FEP等を混合コーティングした複合層フィルムを使用できる。
ヒータ34は横長の低熱容量の線状加熱体であり、アルミナ(Al23)等のセラミック基盤であるヒータ基盤上に、発熱抵抗体として、例えばAg/Pd(銀パラジウム)等の電気抵抗材料を厚み10〜30μm、幅0.8〜3mmにスクリーン印刷等により塗工・焼成し、その上にオーバコート層(保護層)としてガラスやフッ素樹脂などをコートしてある。このヒータ34はホルダ35の外側に長手に沿って設けた溝に嵌め込んで接着して固定支持させてある。該ヒータ34は、通電発熱抵抗体に対する給電により該通電発熱抵抗体が長手全長にわたって発熱することで速やかに昇温し、その昇温が温度検知素子で検知されて制御系にフィードバックされて、像加熱時、この温度検知素子の温度が所定の設定温度に維持されるように発熱抵抗体への通電がコントロールされる。
ホルダ35は記録材通紙方向に交差する方向を長手とする横断面略半円弧状樋型の耐熱性・断熱性の部材であり、円筒状フィルム33はヒータ34を含むこのホルダ35に対して周長に余裕をもってルーズに外嵌している。ホルダ35はフィルム33のバックアップ、定着ニップ部Nの加圧、ヒータ34の支持、フィルム33の回転時の搬送安定性を図る役目をする。
加圧用剛性ステイ36はホルダ35の内側に挿通され、その両端部がそれぞれホルダ35の両端部から外方に突出する。フランジ部材37はホルダ35の両側において加圧用剛性ステイ36の両端部に嵌着させてあり、フィルム33の端部を受け止めてフィルム33の寄り移動運動を規制する。
加圧ローラ32は軸部材としての鉄やアルミ等の金属軸38と、該金属軸38の外回りにほぼ同心に設けられたシリコンゴム等の弾性ローラ部39とを有し、金属軸38の両端部を定着ユニットフレーム(筐体)の左右側板40間に軸受部材41を介して回転自由に保持させて配設してある。
加熱ユニット31はその両端部側のフランジ部材37をそれぞれ定着ユニットフレームの左右側板40に設けたスリット42(図7、図8)にスライド移動自由に係合させて定着ユニットフレームの左右側板40間に配設してある。スリット42は加圧ローラ32に向かう方向としてあり、従って、加熱ユニット31はその全体がスリット42に案内されて加圧ローラ32に接近する方向と離れる方向とに移動する自由度がある。
43と44は定着ユニットフレームの左右側にそれぞれ配設した、加熱ユニット31と加圧ローラ32を圧接させる圧接(加圧)手段としての加圧板と加圧バネである。加圧板43はそれぞれ加熱ユニット31の両端部側のフランジ部材37の位置に対応しており、その一端部側に設けたフック部43a(図7・図8)を定着ユニットフレームの左右側に設けた係合孔部45に係合させてこの係合部を支点(ヒンジ部)46にして揺動自由である。加圧バネ44は引っ張りコイルバネであり、それぞれ加圧板43の長手ほぼ中央部において該加圧板43と定着ユニットフレームとの間に張設してある。自由状態において、加圧板43はそれぞれ加圧バネ44の引っ張り力で上記の支点46を中心に定着ユニットフレームに対して閉じ込み方向に回動付勢され、加熱ユニット31の両端部側のフランジ部材37がそれぞれ加圧板43の上記の回動付勢力で押圧される。その押圧力が加圧用剛性ステイ36およびホルダ35に作用して加熱ユニット31の全体が加圧ローラ32の方向に移動付勢されて、ヒータ34と加圧ローラ32とが加圧ローラ32の弾性ローラ部39の弾性に抗してフィルム33を挟んで圧接して所定幅の定着ニップ部Nが形成される。
加圧ローラ32は不図示の駆動機構により図6において矢示の反時計方向に回転駆動される。この加圧ローラ32の回転駆動により、定着ニップ部Nにおいて該加圧ローラ32とフィルム33の外面との摩擦力でフィルム33に回転力が作用する。その結果、フィルム33がその内面が定着ニップ部Nにおいてヒータ34の下面に密着して摺動しながら矢示の時計方向にホルダ35の外回りを回転する。フィルム33は、加圧ローラ32の回転周速度にほぼ対応した周速度をもった回転状態となる。定着ニップ部Nにおけるヒータ34の下面とフィルム33の内面との相互摺動摩擦力を低減化させるために定着ニップ部Nのヒータ34の外面とフィルム33の内面との間に耐熱性グリスなどの潤滑材を介在させる。
プリント命令信号に基づいて、あるいは画像定着すべき未定着トナー画像を支持した記録材Sの先端が定着ユニット11の手前側に配設したセンサー(不図示)に検知された時の信号に基づいて、加圧ローラ32の回転駆動が開始され、ヒータ34への電力供給がなされてヒータ34の昇温が開始される。加熱ローラ32の回転によるフィルム33の回転周速度が定常化し、ヒータ34の温度が所定に立ち上がった状態において、定着ニップ部Nのフィルム33と加圧ローラ32との間に被加熱材としての画像定着すべき記録材Sが入口ガイド47に案内されて導入されてフィルム33と一緒に定着ニップ部Nを挟持搬送されることによりヒータ34の熱がフィルム33を介して記録材Sに付与され未定着トナー画像が記録材S面に加熱定着されるものである。定着ニップ部Nを通った記録材Sはフィルム33の面から分離して出口ガイド48に案内されて排紙ローラ対12に中継ぎされて、排紙口13(図1)から、排紙トレイを兼用させたプリンタ上面パネル14上に排出され、印字面を下向で積載される。
51は圧接解除手段(定着ニップ部加圧解除手段)としてのカム部材であり、定着ユニットフレームの左右側で、加圧板43の揺動支点46側とは反対側において定着ユニットフレームに設けた軸受部49(図7、図8)に軸部52を回動自由に軸受させて配設してある。
上記のカム部材51が、図7のように、そのカム隆起部51aが加圧板43から非接触に逃げている回転角姿勢にあるときは加圧バネ44の力は加圧板43を介して加圧ユニット31に十分に作用して定着ユニット11は圧接状態 (定着ニップ部加圧状態)に保持される。
カム部材51が、図8のように、そのカム隆起部51aが加圧板43に対向して加圧板43を加圧バネ44に対向した回転角姿勢にあるときは加圧板43が支点46を中心に定着ユニットフレームから開き方向に回動保持されて加圧板43から加圧ユニット31のフランジ部材37に作用する加圧力が解除もしくは減圧されて、定着ユニット11は圧接解除状態 (定着ニップ部加圧解除状態:加圧ローラ32から加圧ユニット31が離間した状態あるいは圧接力が減圧された状態)に保持される。
(5)連動手段
本発明は、前記の開閉カバー14の開き動作に追従して前記定着手段11の圧接解除手段51で前記第1と第2の定着部材31・32の圧接を解除させ、前記開閉カバー14の閉まり動作に追従して前記定着手段11の圧接手段43・44で前記第1と第2の定着部材31・32を圧接解除状態から圧接させつつ、カートリッジBを起動位置(装置内部の定位置)への移動させることを共に行う連動手段53を有することに特徴がある。
本実施例において該連動手段53は、定着ユニット11の定着ニップ部Nの圧を解除し、開閉カバー14とリンクし、カートリッジBの押し込み部1bまで伸びる腕部を備えた連動レバー部材である。開閉カバー14を閉めることで、該開閉カバー14とリンクした連動手段としての連動レバー部材63の先端部の押圧部55が、カートリッジBの押し込み部(ボス)1bを押し、位置決め部のV字型付勢バネ23の付勢力に逆らって、位置決め手段22a(図4)まで押し込み動作をする。それにより、カートリッジBが規定位置に装着される。開閉カバー14をあけることで、圧解除手段が定着ニップ部Nの解除動作をする。
連動手段としての連動レバー部材53は、図5のように、定着ユニット11の左右側(定着ユニット11の長手方向における両端側)においてそれぞれ前記のカム部材51の軸部52に一端部を一体に接続して設けてある。そして、該連動レバー部材53の腕部に長手に沿って設けたスライド溝部(長穴部)54に開閉カバー14の内側に設けたボス14a(図2、図9、図10)をスライド可能に係合させると共に軸部52側とは反対側の自由端部にカートリッジBの押し込み部1bを押す押圧部55を備えたものである。
次に、図9を用いて、連動レバー部材53が開閉カバー14の開閉に定着ニップ圧解除機構が連携する動作を説明する。実線で描かれている状態(c)は、連動レバー部材53が最も上側へ回転した状態における、開閉カバー14、加圧板43、加圧バネ44、加熱ユニット31の位置を示している。2点破線で描かれている状態(a)は、図2で示されている状態と同じで、開閉カバー14が閉じた時の連動レバー部材53と、加圧板43を示している。もう一方の2点破線で描かれている状態(b)は、開閉カバー14の取り外し時の位置を示す。
開閉カバー14を状態(a)から状態(c)へおよそ50°開くことにより、開閉カバー14上のボス14aが連動レバー部材53のスライド溝54をスライドしながら上側に持ち上げ、連動レバー部材53は軸52を揺動の支点とし上側に回転する。軸52の先端にあるカム部材51は同時に図7の回転角位置から図8の回転角位置へ回転する。それにより、定着ユニット11の定着ニップ部Nの加圧が解除される。
このとき、加圧バネ44のバネ圧は、支点を支点46とし、加圧板43により、カム51に作用してる。連動レバー部材5の最大開き角(状態(a)に対しおよそ115°)となっている状態(c)で、連動レバー部材53が位置を保持できるように、加圧板43と平行に接触するストレート面51b(図7・図8)をカム部材51の隆起部51aが備えている。
開閉カバー14を取り外す場合は、これよりさらに反時計回りに回転させた、状態(b)まで開くことで、ボス14aが連動レバー部材53のスライド溝54の先にある取付けフック54aを抜けるため、外すことができるようになる。
このように、連動レバー部材53の最大開閉位置(状態(c))で一端停止可能とし、さらにそれより開く(状態(b))ことで、連動レバー部材53から開閉カバー14のボス14aがはずれように開閉カバー14を回転可能にすることで、逆に開閉カバー14を組みつける際、時工具等を用いて連動レバー部材53を保持せずに開閉カバー14を回転させて抜けとめのフック54aを乗り越えるだけで、組み付けが可能となる。
図10、図11を用いて、連動レバー部材53と開閉カバー14と連携において、開閉カバー14を閉めることで、カートリッジBを規定位置へ押し込む動作について説明する。
図10において、実線で描かれている状態(d)は、カートリッジBがカートリッジガイド20にガイドされるガイドピン1aがV字型付勢バネ23を乗り越える手前で止まった状態で、カム部材51は、加圧板43より隙間αをもって離間しており、それにより、加圧バネ44のバネ力で加熱ユニット31は加圧ローラ32と圧接している。連動レバー部材53の先端押圧部55はカートリッジBの押し込みボス1bに接している。
状態(d)から、開閉カバー14を矢印F方向へ閉じると、開閉カバー14のボス14aが連動レバー部材53のスライド溝54を押し下げ、連動レバー部材53の先端押圧部55がカートリッジBの押し込みボス1bを押すことになる。カートリッジBはガイドピン1aがカートリッジガイド部22に沿って、V字型付勢バネ23のバネ力に逆らって付勢バネ23を持ち上げ、図中の左側へ移動し、位置決め部22aに落ち込む。そのように、カートリッジBが規定位置へ位置決め固定された状態が状態(e)である。
図11は、図10におけるガイドピン1a回りの詳細図で、ガイドピン1aがV字型付勢バネ23のバネ力に逆らって位置決め部22aへ到達するまでの軌跡を示している。
ラインL1は、ガイドピン1aの上端の軌跡で、ラインL2は中心の軌跡である。ガイドピン1aの位置から、2点破線の円1a(1)までの間は、ガイドピン1aがV字型付勢バネ23によって付勢される際に、右側、即ち、カートリッジBが外れる側に力を受ける区間である。前記の区間より、図中の左側にある2点破線の円1a(2)、1a(3)は、図中の左側に力を受ける区間で、即ち、位置決め部22aへガイドピン1aが付勢される区間である。円1a(1)の位置を境界として、V字型付勢バネ23による付勢方向が変わる。そのため、カートリッジBは、ガイドピン1aがこの円1a(1)を超えて押し込まれれば、それ以降は、V字型付勢バネ23のバネ力で、位置決め部22aへ落ち込む。
そのため、図10のカートリッジBのガイドピン1aが位置決め部22aに装着されている状態(e)における、連動レバー部材53の先端押圧部55とカートリッジBの押し込みボス1bとの間は隙間βを持たせることができるようになる。それにより、部品のバラツキを吸収でき、カートリッジBが装着された状態で、押し込みボス1bが連動レバー部材53の先端押圧部55押されたままにならないため、クリープによる変形も生じなくなる。
図12に、プリンタの設置状態を示す。図中左側の背面側と下側、上側に壁があり、図中の右側(プリンタ正面側)のみが何もないような場所を示す。これは、例えば、多段の棚の上に本体右側部を正面としてプリンタ本体Aが置かれた状態である。
図中右側より、矢印Gの範囲(およそ40°)で開閉カバー14を開閉することで、プロセススカートリッジBは出し入れができる。そして、ジャムとなった紙S´は、カートリッジBを取り出した後、同じ方向から取り出し可能となっている。即ち、定着圧解除機構が図中右側に開閉する開閉カバー14と連動するため、ジャム処理時に図中の左側面側を開閉する必要がない。また、給紙トレイ3のアクセスのおいても、給紙束S1を、図中の右側から供給可能となるため、図中の左側に壁がある場所に設置が可能となのである。
なお、給紙口部5において、フタ等を取付ける際も、図中の右側より、開閉可能とすることで、右側からだけのアクセスを損なうことなくフタの取り付けができることは、容易に推測可能である。さらに、給紙トレイ3自体の着脱、および、開閉も右側から可能であることは、給紙部とそれにつながる搬送パスが左奥にあるため実施可能であることが、容易に推測できる。
また、開閉カバー14の開閉角度は、組み付け時は、およそ50°、カートリッジ取り出し時はそれより10°小さい40°(矢印G)としている。そのため、ユーザーが通常使用で開閉する開閉カバー14の角度はその40°ですむ。また、通常使用においては、連動レバー部材53のスライド溝54を動く開閉カバー14のボス14aは、外し時の位置まで移動しない。そのため、開閉動作によるショックをボスの抜け止め部が受けない。よって、ビス等によって強固に固定する必要性がなく、スナップフィットのフック54aによる外れ防止で十分機能がみたされる。さらに、開閉カバー14の裏側は、従来付加されているプロセスカートリッジを押し込むための突起部がなく、開閉カバー14(排紙トレイ)の強度上の必要最小限の厚みのみとすることができているため、矢印Gの範囲の鋭角(40°)ですむ。そのため、従来より低い高さの棚の中に収めることができる。
以上説明したように、開閉カバー14(排紙トレイ)の開き動作のみで、定着圧解除ができ、カートリッジBの取り外しと、機内のジャム紙の取り出しができる。
また、カートリッジの装着にあたり、開閉カバー14の閉める動作のみで、カートリッジBを規定位置まで押し込むことができ、カートリッジBの装着不良を防止できる。尚、連動レバー部材63の押圧部55は、カートリッジBの長手方向において一端側と、他端側に設けられた押し込み部1bを押圧して、カートリッジBを規定位置まで押し込む。即ち、長手方向において、溝部22にガイドされるガイドピン1aに近いところを押圧するので、カートリッジBをプリンタ本体A内にスムーズに装着させることができる。
さらに、ジャム処理とカートリッジ交換が開閉カバー14の開閉のみで可能で、その開き角が鋭角で小さいため、上側空間においてもスペースを必要としない。
開閉カバー14の開閉方向が給紙方向と同じ正面側にあるため、背面で処理が不要となり、ジャム処理等におけるアクセサビリティーを低下させることなく、棚のような壁で囲まれた場所に設置を可能とすることができ、製品全体のユーザビリティーを向上させることができる。
[その他]
1)定着手段は、上述の実施例ではフィルム加熱方式・加圧ローラ駆動方式の加熱装置を例示したが、これに限られるものではなく、定着ニップ部を形成する第1と第2の定着部材を有している、フィルム加熱方式、熱ローラ方式、電磁誘導加熱方式など他の装置構成・加熱方式の加熱装置を用いることができる。
2)画像形成装置の作像プロセスも電子写真プロセスに限られるものではなく、静電記録プロセスや磁気記録プロセスなど他の作像原理・プロセスとすることができる。
3)またプロセスカートリッジの構成も実施例のものに限られるものではないことは勿論である。
以上、本発明の様々な例と実施例が示され説明されたが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は本明細書内の特定の説明と図に限定されるのではなく、本願特許請求の範囲に全て述べられた様々の修正と変更に及ぶことが理解されるであろう。
実施例の画像形成装置の外観斜視模型図である。 図1の(2)−(2)線部分における断面模型図である。 プロセスカートリッジの外観斜視模型図である。 プロセスカートリッジをプリンタ本体に対して着脱可能に装着する装着手段の説明図である。 定着ユニット部分の外観斜視模型図である。 定着ユニットにおける加熱ユニット部分と加圧ローラ部分の横断面模型図である。 圧接状態時(定着ニップ部加圧状態時)の定着ユニット側面部の模型図である。 圧接解除状態時(定着ニップ部加圧解除状態時)の定着ユニット側面部の模型図である。 定着ユニットと開閉カバーの連動関係の説明図である。 プロセスカートリッジの装着動作の説明図(その1)である。 プロセスカートリッジの装着動作の説明図(その2)である。 画像形成装置の設置状態の説明図である。
符号の説明
A・・プリンタ本体、B・・プロセスカートリッジ、1a・・ガイドピン、11・・定着ユニット(定着手段)、14・・排紙トレイ兼用の開閉カバー、20・・カートリッジガイド、31・・加熱ユニット(第1の定着部材)、32・・加圧ローラ(第2の定着部材)、43・・加圧板、44・・加圧バネ、53・・連動レバー部材(連動手段)

Claims (4)

  1. 定着ニップ部を形成する第1と第2の定着部材と、前記第1と第2の定着部材を圧接させる圧接手段と、圧接を解除する圧接解除手段を備えた定着手段と、
    プロセスカートリッジを着脱可能に装着する装着手段と、
    前記プロセスカートリッジを出し入れ可能に開閉する開閉カバーと、
    前記開閉カバーの開き動作に追従して前記圧接解除手段で前記第1と第2の定着部材の圧接を解除させ、前記開閉カバーの閉まり動作に追従して前記圧接手段で前記第1と第2の定着部材を圧接解除状態から圧接させつつ、プロセスカートリッジを起動位置への移動させることを共に行う連動手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記開閉カバーは装置より排出されたシート材を積載する積載手段を兼ねることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記開閉カバーは鋭角な開き角で、前記プロセスカートリッジを出し入れ可能に開閉することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記開閉カバーの開き口と略同方向から、装置内部へシート材を供給するために積載可能な給紙積載手段へシート材を供給する供給口を備えることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の画像形成装置。
JP2003306495A 2003-08-29 2003-08-29 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4447870B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003306495A JP4447870B2 (ja) 2003-08-29 2003-08-29 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003306495A JP4447870B2 (ja) 2003-08-29 2003-08-29 画像形成装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005077615A true JP2005077615A (ja) 2005-03-24
JP2005077615A5 JP2005077615A5 (ja) 2006-10-12
JP4447870B2 JP4447870B2 (ja) 2010-04-07

Family

ID=34409558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003306495A Expired - Fee Related JP4447870B2 (ja) 2003-08-29 2003-08-29 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4447870B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009122165A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及びプロセスカートリッジ
US7606512B2 (en) 2006-11-27 2009-10-20 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming device with cover protrusions
JP2009265353A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Canon Inc 電子写真画像形成装置
JP2009282345A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
CN102193470A (zh) * 2010-03-17 2011-09-21 富士施乐株式会社 图像形成装置
US8571442B2 (en) 2010-07-23 2013-10-29 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus having removable fixing device
US8606141B2 (en) 2010-03-31 2013-12-10 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus operable for installing attachable/detachable cartidge therein
US8737892B2 (en) 2010-09-08 2014-05-27 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2019207378A (ja) * 2018-05-30 2019-12-05 キヤノン株式会社 画像形成装置
CN110687764A (zh) * 2016-06-14 2020-01-14 佳能株式会社 成像设备和盒
CN112147869A (zh) * 2019-06-27 2020-12-29 佳能株式会社 图像形成装置
JP2021039383A (ja) * 2020-12-08 2021-03-11 キヤノン株式会社 電子写真画像形成装置
US11079703B2 (en) 2019-10-18 2021-08-03 Canon Kabushiki Kaisha Fixing apparatus and image forming apparatus

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7271963B2 (ja) * 2019-01-23 2023-05-12 ブラザー工業株式会社 層転写装置
JP7286982B2 (ja) * 2019-01-31 2023-06-06 ブラザー工業株式会社 層転写装置
JP7286979B2 (ja) * 2019-01-29 2023-06-06 ブラザー工業株式会社 層転写装置
JP7286981B2 (ja) * 2019-01-30 2023-06-06 ブラザー工業株式会社 層転写装置
WO2020158004A1 (ja) 2019-01-29 2020-08-06 ブラザー工業株式会社 層転写装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0495985A (ja) * 1990-08-07 1992-03-27 Konica Corp 画像形成装置
JPH0643702A (ja) * 1992-05-22 1994-02-18 Minolta Camera Co Ltd 作像装置
JPH07253743A (ja) * 1994-03-15 1995-10-03 Canon Inc 画像形成装置
JPH08137181A (ja) * 1994-11-11 1996-05-31 Minolta Co Ltd 画像形成装置
JP2002156004A (ja) * 2000-11-20 2002-05-31 Murata Mach Ltd 駆動伝達機構

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0495985A (ja) * 1990-08-07 1992-03-27 Konica Corp 画像形成装置
JPH0643702A (ja) * 1992-05-22 1994-02-18 Minolta Camera Co Ltd 作像装置
JPH07253743A (ja) * 1994-03-15 1995-10-03 Canon Inc 画像形成装置
JPH08137181A (ja) * 1994-11-11 1996-05-31 Minolta Co Ltd 画像形成装置
JP2002156004A (ja) * 2000-11-20 2002-05-31 Murata Mach Ltd 駆動伝達機構

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7606512B2 (en) 2006-11-27 2009-10-20 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming device with cover protrusions
JP2009122165A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2009265353A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Canon Inc 電子写真画像形成装置
JP4721464B2 (ja) * 2008-04-25 2011-07-13 キヤノン株式会社 電子写真画像形成装置
JP2009282345A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
CN102193470A (zh) * 2010-03-17 2011-09-21 富士施乐株式会社 图像形成装置
US8538290B2 (en) 2010-03-17 2013-09-17 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus with detachable constituent component and holding part
US8606141B2 (en) 2010-03-31 2013-12-10 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus operable for installing attachable/detachable cartidge therein
US8571442B2 (en) 2010-07-23 2013-10-29 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus having removable fixing device
US8737892B2 (en) 2010-09-08 2014-05-27 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
KR20200080211A (ko) * 2016-06-14 2020-07-06 캐논 가부시끼가이샤 전자 사진 화상 형성 장치
US11774905B2 (en) 2016-06-14 2023-10-03 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic image forming apparatus
CN110687764A (zh) * 2016-06-14 2020-01-14 佳能株式会社 成像设备和盒
CN110687764B (zh) * 2016-06-14 2022-12-20 佳能株式会社 成像设备和盒
KR102270434B1 (ko) * 2016-06-14 2021-06-28 캐논 가부시끼가이샤 전자 사진 화상 형성 장치
JP7102232B2 (ja) 2018-05-30 2022-07-19 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2019207378A (ja) * 2018-05-30 2019-12-05 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2021006840A (ja) * 2019-06-27 2021-01-21 キヤノン株式会社 画像形成装置
US11635725B2 (en) 2019-06-27 2023-04-25 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with extended cartridge opening and cover
JP7301628B2 (ja) 2019-06-27 2023-07-03 キヤノン株式会社 画像形成装置
CN112147869B (zh) * 2019-06-27 2023-07-21 佳能株式会社 图像形成装置
CN112147869A (zh) * 2019-06-27 2020-12-29 佳能株式会社 图像形成装置
US11079703B2 (en) 2019-10-18 2021-08-03 Canon Kabushiki Kaisha Fixing apparatus and image forming apparatus
JP7087051B2 (ja) 2020-12-08 2022-06-20 キヤノン株式会社 電子写真画像形成装置
JP2021039383A (ja) * 2020-12-08 2021-03-11 キヤノン株式会社 電子写真画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4447870B2 (ja) 2010-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4447870B2 (ja) 画像形成装置
JP4890821B2 (ja) 画像形成装置
JP4474178B2 (ja) 画像形成装置
JP4732088B2 (ja) 画像加熱装置
JP4773781B2 (ja) 画像形成装置
US6181891B1 (en) Toner image fixing apparatus capable of keeping constant fixing roller temperature
JP4130373B2 (ja) 画像形成装置
US10955774B2 (en) Image forming apparatus
JP4745792B2 (ja) 定着装置
JP5899174B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2009020158A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2009003086A (ja) 画像加熱装置
US10234803B2 (en) Image heating device capable of ensuring an electrical insulation distance between a rotatable member and a frame
JP5095341B2 (ja) 画像形成装置
JP2017049356A (ja) ベルトユニット、及びこれを備えた画像加熱装置
US9250589B1 (en) Fixing device and image forming apparatus having moving member to block radiant heat and moving by a friction force between a fixing belt and the moving member
JP4708932B2 (ja) 画像形成装置
US9778607B2 (en) Fixing device having fixing belt and image forming apparatus including the same
JPH05289564A (ja) 定着装置
JP2010262045A (ja) 画像形成装置
US11803139B2 (en) Image forming apparatus
JP2002082554A (ja) 定着装置および画像形成装置
CN116774552A (zh) 加热装置、定影装置及图像形成装置
JP2005017818A (ja) 定着装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2003263088A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060823

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090811

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090929

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100119

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100121

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130129

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4447870

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140129

Year of fee payment: 4

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees