JP2019207378A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザが意図せずドアを開閉してしまった場合に、ドアオープンと判断する可能性を低減し、記録材に形成される画像の品質を低下させない画像形成装置を提供する。【解決手段】 本発明は、装置本体と、ドアと、画像形成手段と、前記ドアが開放されると、所定信号を出力するセンサと、前記センサから前記所定信号が閾値時間にわたって出力された場合、前記ドアが開放されたと判断する制御手段と、を有し、前記ドアが開放されると、画像形成が実行できない状態へと前記画像形成手段が切り替わる画像形成装置において、前記制御手段は、記録材への画像形成に前記画像形成手段が寄与している期間においては、前記閾値時間を第1の時間に設定し、記録材への画像形成に前記画像形成手段が寄与していない期間または記録材に画像を形成していない期間においては、前記閾値時間を前記第1の時間よりも長い第2の時間に設定することを特徴とする。【選択図】 図5

Description

本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンタ等の画像形成装置においては、カートリッジの交換やジャムとなった記録材を取り除くためのドアが設けられている。ドアが開放されると、ユーザが装置本体の内部にアクセスできるようになるため、装置本体の内部に設けられたプロセス部材の動作を停止する必要がある。そのため、画像形成装置にはドアが開放されたことを検知するためのドアセンサが設けられている。ここで、ドアセンサから出力される信号は、ノイズやチャタリングの影響によって電圧値が変化することがある。
特許文献1に記載の画像形成装置は、ノイズやチャタリングの影響を抑えるために、ドアが開放されてセンサの信号の電圧値が変化してから、閾値時間が経過するまで信号の電圧値が変化しない場合に、ドアオープンと判断している。例えば、この画像形成装置は、ドアが開放されてセンサの信号の電圧値が変化した直後に、定着ヒータへの電力供給を停止させている。しかし、信号の電圧値が変化してから閾値時間が経過するまでの間に、信号の電圧値が再びもとの電圧値へと変化した場合、実際にはドアが開放されていないと判断して、定着ヒータへの電力供給を再開させている。これにより、ノイズやチャタリングの影響によって、画像形成装置が誤ってドアオープンと判断する可能性を低減できる。
特開2004−20963号公報
ここで、特許文献1の画像形成装置において、ドアオープンを判断するための閾値時間の長さは、ノイズやチャタリングの影響を抑えることができる必要最小限の長さに固定されていた。そのため、ユーザが誤ってドアを開閉してしまったような場合には、ノイズやチャタリングに比べて信号の電圧値の変化が遅いため、結局ドアオープンと判断されてしまっていた。プリント期間中に誤ってドアオープンと判断された場合にはプリント動作が中断されてしまい、スタンバイ中に誤ってドアオープンと判断された場合にはドアが閉じられた後に無駄な復帰動作が発生してしまう。
ユーザが誤ってドアを開閉してしまった場合にドアオープンと判断しないようにするためには、ドアオープンを判断するための閾値時間の長さをより長くすればよい。しかしながら、インターロックスイッチ等が画像形成装置に配置され、ドアの開放とともに電源からある特定のプロセス部材へ供給される電圧が自動的に遮断されるような構成においては、記録材に形成される画像の品質に影響を及ぼす場合がある。例えば、プロセス部材によって画像形成を行っている間にユーザが誤ってドアを開閉し、そのプロセス部材へ供給される電圧が遮断された場合、ドアオープンと判断せずにプリント動作を継続させると、記録材に形成される画像の品質は低下する。
本発明の目的は、ユーザが意図せずドアを開閉してしまった場合に、ドアオープンと判断する可能性を低減し、記録材に形成される画像の品質を低下させない画像形成装置を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明の画像形成装置は、装置本体と、前記装置本体の内部を開放するためのドアと、記録材に画像を形成するための画像形成手段と、前記ドアが開放されると、所定信号を出力するセンサと、前記センサから前記所定信号が閾値時間にわたって出力された場合、前記ドアが開放されたと判断し、前記センサから前記所定信号が前記閾値時間にわたって出力されなかった場合、前記ドアが開放されていないと判断する制御手段と、を有し、前記ドアが開放されると、画像形成が実行できない状態へと前記画像形成手段が切り替わる画像形成装置において、前記制御手段は、記録材への画像形成に前記画像形成手段が寄与している期間においては、前記閾値時間を第1の時間に設定し、記録材への画像形成に前記画像形成手段が寄与していない期間または記録材に画像を形成していない期間においては、前記閾値時間を前記第1の時間よりも長い第2の時間に設定することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するための本発明の画像形成装置は、装置本体と、前記装置本体の内部を開放するためのドアと、記録材に画像を形成するための第1の画像形成手段と、第2の画像形成手段と、前記ドアが開放されると、所定信号を出力するセンサと、記録材への画像形成の期間中に、前記センサから前記所定信号が閾値時間にわたって出力された場合、前記第2の画像形成手段を停止させ、前記センサから前記所定信号が前記閾値時間にわたって出力されなかった場合、前記第2の画像形成手段を停止させない制御手段と、を有し、前記ドアが開放されると、画像形成が実行できない状態へと前記第1の画像形成手段が切り替わる画像形成装置において、前記制御手段は、記録材への画像形成に前記第1の画像形成手段が寄与している期間においては、前記閾値時間を第1の時間に設定し、記録材への画像形成に前記第1の画像形成手段が寄与していない期間においては、前記閾値時間を前記第1の時間よりも長い第2の時間に設定することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが意図せずドアを開閉してしまった場合に、ドアオープンと判断する可能性を低減し、記録材に形成される画像の品質を低下させない画像形成装置を提供することができる。
画像形成装置の概略構成図 画像形成装置のシステム構成を示すブロック図 画像形成動作のタイミングチャート インターロックスイッチとドアセンサの状態を示す図 実施例1におけるドアオープン判断処理のフローチャート 実施例2における定着器の圧解除機構を示す図 実施例2におけるドアオープン判断処理のフローチャート 実施例3における画像形成動作のタイミングチャート 実施例3におけるドアオープン判断処理のフローチャート
(実施例1)
[画像形成装置の全体構成]
本実施例では、画像形成装置として電子写真方式のレーザビームプリンタ100(以下、プリンタ100と表記する)を示す。図1(a)はプリンタ100の断面図である。図1(a)において、122は有機感光体やアモルファスシリコン感光体でできた感光ドラムであり、図1(a)における時計方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動される。この感光ドラム122は、帯電ローラ123によりその周面が所定の極性、電位に一様に帯電される。そして、その帯電面に、スキャナ108から出力されたレーザ光が照射されることにより、走査露光が行われ、画像情報に対応した静電潜像が形成される。スキャナ108は、画像読取装置やコンピュータ等の画像信号発生装置(不図示)から入力された画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応して変調(オン/オフ変換)されたレーザ光を出力する。副走査方向の露光開始タイミングは、同期信号によりプリンタ100から画像信号発生装置に通知される。このように目的の画像に対応して形成された静電潜像は、現像ローラ121により現像される。
プリンタ100には、用紙P(記録材)が載置される給紙トレイ140(給送口)が設けられている。給紙ローラ101は給紙トレイ140から用紙Pを給紙(給送)する。その後、用紙Pはレジストレーションローラ104により感光ドラム122に対して送り込まれ、用紙Pに対して感光ドラム122側の鏡像トナー像が形成される。転写ローラ106は用紙Pの背面からトナーと逆極性の電荷を供給することで、感光ドラム122から用紙Pにトナー像を転写する。このようにトナー像の転写を受けた用紙Pは、感光ドラム122から分離されて定着器130へ送り込まれ、トナー像の熱定着を受ける。定着器130はサーミスタ131、ヒータ132、定着フィルム133、加圧ローラ134によって構成される。熱定着を受けた用紙Pは、排紙ローラ111により排紙トレイ112(排出トレイ)へ排紙される。用紙Pの搬送路中に設けられたトップセンサ105及び定着排紙センサ109は、用紙Pの先端(搬送方向における下流側の端)と後端(搬送方向における上流側の端)を検知する。
排紙トレイ112はプリンタ100の装置本体102(筐体ともいう)の内部を開放するドアとしても機能する。排紙トレイ112は支点114を中心に図1(a)における矢印αの方向に回転可能な構成となっており、排紙トレイ112を回転させることでユーザは装置本体102の内部にアクセスすることができる。ユーザは装置本体102の内部にアクセスして、搬送路中に滞留している用紙P(ジャム紙ともいう)を取り除く、またはカートリッジの交換を行うことができる。
また、本実施例におけるプリンタ100には、インターロックスイッチ150が設けられている。排紙トレイ112が装置本体102に対して開放され、インターロックスイッチ150が切れると、自動的に現像ローラ121への電圧印加が遮断される。排紙トレイ112には、インターロックスイッチ150のスイッチレバー151を押し下げるためのインターロックスイッチ突起部152が設けられている。
さらに、本実施例におけるプリンタ100には、排紙トレイ112が装置本体102に対して開放されたことを検知するためのドアセンサ154が設けられている。ドアセンサ154はフォトインタラプタであり、不図示の発光部と受光部を有している。排紙トレイ112には、ドアセンサ154の発光部と受光部の間の光を遮断するドアセンサ突起部153が設けられている。なお、インターロックスイッチ150とドアセンサ154の詳細については後述する。
さらに、本実施例におけるプリンタ100は、排紙トレイ112の載置面積を広げる延長トレイ115を有している。延長トレイ115はプリンタ100の内部に収納された収納位置と、用紙Pの排紙方向へ延出した引き出し位置の間でスライド可能な構成となっている。図1(a)において延長トレイ115は収納位置にあり、図1(b)において延長トレイ115は引き出し位置にある。図1(b)に示す通り、延長トレイ115はユーザによって矢印βの方向に引き出される。
上記の装置構成においては、ユーザが延長トレイ115を収納位置から引き出す際、斜め右上方向に力が働いて、図9(c)に示すようにユーザが意図せず排紙トレイ112を少し開けてしまうことがある。本実施例では、このようにユーザが意図せずドアを開閉してしまった場合に、プリンタ100がドアオープンと判断する可能性を低減する。
[画像形成装置のシステム構成]
次に、プリンタ100のシステム構成について説明する。図2は、プリンタ100のシステム構成を説明するためのブロック図である。図2において、プリンタ100は、コントローラ部201及びエンジン制御部202を備えている。コントローラ部201は、外部装置であるホストコンピュータ200、及びエンジン制御部202と相互に通信が可能となっている。エンジン制御部202は、ビデオインタフェース部203、CPU205、露光制御部208、駆動制御部209、高圧制御部210、定着制御部211、センサ入力部212、ドア開閉検知部217から構成されている。CPU205は、エンジン制御部202を制御するためにCPU205が実行するプログラムやデータを記憶したROM206、及び一時的なデータの記憶に用いるRAM207に接続されている。
外部装置であるホストコンピュータ200は、プリンタ100のコントローラ部201にプリント条件、プリント画像の画像データ、プリント指令を送信する。コントローラ部201は、ホストコンピュータ200から受信した画像データをプリンタ100に必要な露光データに変換すると共に、受信したプリント条件を基に用紙毎のプリント予約情報を作成する。プリント予約情報とは例えば、用紙Pの供給元を示す給紙口(給紙トレイ140など)、用紙Pのサイズ、プリントモード等のことである。コントローラ部201は、ビデオインタフェース部203を介して、CPU205へプリント予約指示を送信し、画像データから露光データへの変換が完了すると、プリント開始指示をCPU205へ送信する。CPU205は、コントローラ部201からプリント開始指示を受信すると、プリント動作を開始する。
エンジン制御部202の駆動制御部209は、プリンタ100の各ローラを、ドラムモータ204、もしくは、定着モータ213によって回転駆動する。ドラムモータ204は、給紙ローラ101、レジストレーションローラ104、感光ドラム122、転写ローラ106を回転駆動する。ドラムモータ204と給紙ローラ101は、給紙クラッチ214を介して接続されており、給紙トレイ140から用紙Pを給紙する際は、所定時間、給紙クラッチ214を連結し、給紙ローラ101を回転駆動させる。定着モータ213は、加圧ローラ134、排紙ローラ111を回転駆動する。
露光制御部208は、CPU205からの指示に応じて、スキャナ108に設けられた不図示のスキャナモータの回転や、露光量の補正を行い、コントローラ部201から受信する露光データに基づいて感光ドラム122へのレーザ光の照射を制御する。高圧制御部210は、プリンタ100内の各部材、例えば帯電ローラ123、現像ローラ121、転写ローラ106へ直流電圧もしくは交流電圧を印加する電源の制御を行う。定着制御部211は、サーミスタ131によってヒータ132の表面温度を検知し、その検知結果に基づいて、ヒータ132への電力供給の制御を行う。センサ入力部212は、トップセンサ105及び定着排紙センサ109の検知情報を取得し、CPU205に出力する。ドア開閉検知部217は、ドアセンサ154の検知情報を取得し、CPU205に出力する。
[画像形成動作]
次に、プリンタ100の画像形成動作を図3に示すタイミングチャートを用いて説明する。このタイミングチャートには本実施例に関連する一部のプロセス部材の動作について示しており、基点400は画像形成動作の開始タイミングである。
画像形成動作は、エンジン制御部202がコントローラ部201からプリント開始指示を受けると開始される。まず、プリントを行う準備のため、エンジン制御部202はドラムモータ204と定着モータ213を駆動させる(401)。感光ドラム122は帯電ローラ123によりその表面が均一に帯電される。
エンジン制御部202は、定着の立ち上げ動作として定着ヒータ132に通電を開始する(402)。定着の立ち上げ開始から所定時間が経過したら、定着の準備が完了したと判断し(403)、このタイミングでエンジン制御部202は給紙クラッチ214を駆動し、給紙トレイ140から用紙Pを給紙させる。
エンジン制御部202は、用紙Pがトップセンサ105を通過している期間410において、感光ドラム122に形成された静電潜像にトナーが付着するよう現像ローラ121に電圧を印加させる。つまり、期間410とは、トップセンサ105が用紙Pの先端を検知してから(420)、トップセンサ105が用紙Pの後端を検知するまで(421)の期間であり、用紙Pへの画像形成に現像ローラ121が寄与している期間である。
感光ドラム122に形成されたトナー像が用紙Pに転写された後、用紙Pは定着器130へと搬送される。用紙Pは定着フィルム133(第1の回転体)と加圧ローラ134(第2の回転体)によって形成される定着ニップ部において挟持される。用紙Pが定着ニップ部を通過している期間411において、用紙Pにトナー像が定着される。つまり、期間411は、用紙Pの先端が定着ニップ部に突入してから(422)、用紙Pの後端が定着ニップ部を通過するまで(423)の期間であり、用紙Pへの画像形成に定着器130が寄与している期間である。
[インターロックスイッチとドアセンサ]
次に本実施例におけるインターロックスイッチ150とドアセンサ154の詳細について説明する。
図4(a)は排紙トレイ112が開放されていない状態を示している。この状態では、インターロックスイッチ突起部152がスイッチレバー151を押し下げるため、インターロックスイッチ150はON状態となり、現像ローラ121への電圧印加が可能となる。また、この状態では、ドアセンサ突起部153がドアセンサ154の発光部と受光部の間の光を遮断するため、ドアセンサ154はLOW信号を出力する。
図4(b)は排紙トレイ112が装置本体102に対して角度θ1開いた状態を示している。この状態では、まだインターロックスイッチ150はON状態を維持しており、現像ローラ121への電圧印加が可能となる。また、この状態では、ドアセンサ突起部153が排紙トレイ112とともに移動し、ドアセンサ154の発光部と受光部の間から抜けるため、ドアセンサ154はHIGH信号(所定信号)を出力する。
図4(c)は排紙トレイ112が装置本体102に対して角度θ1よりも大きい角度θ2開いた状態、つまり排紙トレイ112の開放量が大きい状態を示している。この状態では、インターロックスイッチ突起部152がスイッチレバー151から離れるため、インターロックスイッチ150はOFF状態となり、現像ローラ121への電圧印加が不可となる。また、この状態では、既にドアセンサ突起部153がドアセンサ154の発光部と受光部の間から抜けているため、ドアセンサ154はHIGH信号を出力する。
ここで、ユーザが排紙トレイ112を開き始めて、ドアセンサ154がHIGH信号を出力してから、インターロックスイッチ150がOFFの状態となるまでには、少なくとも30msecの時間が必要である。これはつまり、プリンタ100が図4(b)から図4(c)の状態へ移行するまでに必要な時間である。
[ドアオープン判断処理]
図5に本実施例におけるドアオープン判断処理のフローチャートを示す。図5のフローチャートに基づく制御は、図2に記載されたエンジン制御部202(CPU205)がROM206等に記憶されているプログラムに基づき実行する。
なお、このフローチャートの開始時点でドアセンサ154の信号の論理はLOW(ドアクローズ)である。以降説明するフローチャートでは、ドアセンサ154の信号の論理がLOWからHIGH(ドアオープン)へ切り替わった後、閾値時間にわたってHIGHの論理が継続した場合、ドアオープンと判断されるものとする。
まず、エンジン制御部202は、ドアセンサ154の信号の論理がHIGH(ドアオープン)であるかを確認する(S501)。HIGHである場合、初回は時間計測を開始していないため(S503)、エンジン制御部202は時間計測を開始する(S504)。その後、エンジン制御部202は、高圧制御部210が現像ローラ121に対して高圧を印加しているか否かによって、ドアオープンと判断するための閾値時間を表1に基づいて決定する(S505)。
Figure 2019207378
表1は、現像ローラ121への高圧印加状態に基づいて閾値時間を規定した表である。前述の通りドアセンサ154の信号の電圧値がLOWからHIGHへと変化してから、インターロックスイッチ150がOFF状態になるまでの時間は少なくとも30msecである。そのため、現像高圧が印加状態である場合、ドアオープンと判断するための閾値時間は30msec以内である必要がある。閾値時間を30msecよりも長い時間に設定すると、プリント期間中にインターロックスイッチ150がOFF状態となり現像高圧が停止しても、ドアオープンと判断されずにプリントが継続となる場合がある。結果、トナー像が感光ドラム122に形成されない区間が存在し、画像不良となってしまう可能性があるため、本実施例では閾値時間を30msecとした。
一方、現像高圧が停止状態である場合、インターロックスイッチ150がOFF状態となり現像高圧が停止してもトナー像を形成していないので、プリントを継続させたとしても画像不良とはならない。この場合、ドアオープンと判断するための閾値時間は、ユーザが誤って排紙トレイ112を開放しすぐに閉じたケースにおいて、不要にドアオープンと判断しない時間が適切である。さらに、ドアオープンと判断するための閾値時間は、ユーザが装置本体102に内部にアクセスするために確かに排紙トレイ112を開放したケースにおいてドアオープンをできるだけ早く判断できる時間が適切である。
ここで、ユーザが延長トレイ115を引き出す際に、誤って排紙トレイ112を開放しすぐ閉じた場合、ドアセンサ154の信号の論理がLOWからHIGHに変化してから、HIGHからLOWに再び変化するまでの時間は実験的に約400msecであった。この時間はユーザによってばらつきがあるため、ばらつきを考慮して余裕を設定し、本実施例では閾値時間を1000msecとした。
図3のタイミングチャートに着目すると、エンジン制御部202は期間410でのみ現像ローラ121に対して高圧を印加するため、期間410では閾値時間を30msecに設定する。そして、エンジン制御部202は期間410以外の期間では閾値時間を1000msecに設定する。つまり、期間410以外の期間では、ドアセンサ154の信号の論理がLOWからHIGHに変化してから、1000msec以内に排紙トレイ112が閉じられ、ドアクローズとなった場合、エンジン制御部202は、プリント動作を中断せずに継続させる。
図5のフローチャートの説明に戻る。エンジン制御部202は、計測している時間がS505で決定した閾値時間を経過したかを確認する(S506)。閾値時間を経過していない場合、エンジン制御部202は再度S501に戻りドアセンサ154の信号の論理を確認する。S501においてドアセンサ154の信号の論理がHIGHである場合、エンジン制御部202は時間の計測を継続する。そして、エンジン制御部202はS505で再度、現像高圧の印加状態から閾値時間を決定し、S506で計測した時間が閾値時間を経過したかを確認する。S501においてドアセンサ154の信号の論理がLOWになっていた場合、エンジン制御部202は時間の計測を停止し(S502)、再度S501の確認をする。
以上の処理を実施し、S506において計測している時間が閾値時間を経過した場合、エンジン制御部202は、ドアオープンと判断し、プリント動作を停止させる。エンジン制御部202は、ドアオープン判断時の処理として各制御部の動作を即座に停止させ、ドラムモータ204等も停止させる(S507)。以上でドアオープン判断処理を終了する。
以上説明したように、本実施例では、インターロックスイッチ150が切れると、自動的に現像ローラ121への電圧印加が遮断される構成において、現像ローラ121への電圧印加状態に基づいてドアオープンを判断するための閾値時間を変更した。これにより、ユーザが意図せずドアを開閉してしまった場合に、ドアオープンと判断する可能性を低減し、記録材に形成される画像の品質を低下させない画像形成装置を提供することができる。
なお、本実施例では、インターロックスイッチ150が切れると、自動的に現像ローラ121への電圧印加が遮断される構成を前提に説明を行ったが、電圧印加が遮断される対象としては現像ローラ121に限定されない。例えば、プリント動作においてある閾値以上の電圧が印加されるプロセス部材、具体的には帯電ローラ123や転写ローラ106等であってもよい。また、これらのプロセス部材の組み合わせであってもよい。
(実施例2)
実施例1では、ドアオープン時にプリント動作が不可となるプロセス部材が1つの場合におけるドアオープンの判断処理について説明した。実施例2では、ドアオープンを判断するための閾値時間を設定する際に2つのプロセス部材を考慮した方法について説明する。実施例2においては、実施例1と相違する点を中心に説明し、実施例1と同様のものについては説明を省略する。
[定着器の圧解除機構]
本実施例におけるプリンタ100は、排紙トレイ112が装置本体102に対して開放されると、定着器130に含まれる定着フィルム133と加圧ローラ134の間のニップ圧が解除される構成となっている。この定着器130のニップ圧解除機構について図6を用いて説明する。
図6は、本実施例のプリンタ100の断面図であり、定着器130のニップ圧解除機構に関するものを示した図である。インターロックスイッチ150やドアセンサ154は実施例1と同様にプリンタ100に設けられているが、図6では省略されている。定着器130は加圧板600、加圧バネ601、圧解除レバー602を備えている。加圧バネ601は加圧板600を矢印F方向に付勢する。圧解除レバー602は支点604を中心に排紙トレイ112とともに回転可能な構成となっており、加圧板600を持ち上げるためのカム部603を備えている。
図6(a)に示すように排紙トレイ112が閉じた状態では、圧解除レバー602に備わるカム部603は加圧板600に接触しておらず、加圧板600による加圧力により定着フィルム133と加圧ローラ134は強い力でニップされる。図6(b)に示すように排紙トレイ112が開いた状態では、圧解除レバー602に備わるカム部603は加圧版600に接触し、加圧板600による加圧力は無くなり、定着フィルム133と加圧ローラ134は圧解除状態となる。
排紙トレイ112が閉じている状態から排紙トレイ112の開き角が約30度で定着フィルム133と加圧ローラ134の間のニップ圧が弱まり、約45度で圧解除状態となる。ユーザが排紙トレイ112を開き始めて、ドアセンサ154の信号の論理がLOWからHIGHに変化してから定着フィルム133と加圧ローラ134の間のニップ圧が弱まり始める(圧解除される)までの時間は、少なくとも450msecである。
[ドアオープン判断処理]
図7に本実施例におけるドアオープン判断処理のフローチャートを示す。図7のフローチャートに基づく制御は、図2に記載されたエンジン制御部202(CPU205)がROM206等に記憶されているプログラムに基づき実行する。
なお、このフローチャートの開始時点でドアセンサ154の信号の論理はLOW(ドアクローズ)である。以降説明するフローチャートでは、ドアセンサ154の信号の論理がLOWからHIGH(ドアオープン)へ切り替わった後、閾値時間にわたってHIGHの論理が継続した場合、ドアオープンと判断されるものとする。
まず、エンジン制御部202は、ドアセンサ154の信号の論理がHIGH(ドアオープン)であるかを確認する(S701)。HIGHである場合、初回は時間計測を開始していないため(S703)、エンジン制御部202は時間計測を開始する(S704)。その後、エンジン制御部202は、高圧制御部210が現像ローラ121に対して高圧を印加しているか否か、そして定着器130で用紙Pがニップされているか否かによって、ドアオープンと判断するための閾値時間を表2に基づいて決定する(S705)。
Figure 2019207378
表2は、現像ローラ121への高圧印加状態と、定着器130で用紙Pがニップされているか否かの組み合わせで閾値時間を規定した表である。定着器130で用紙Pがニップされている場合、排紙トレイ112が開放され定着器130のニップ圧が解除されてしまうと、用紙Pが正常に搬送されない、もしくはトナー像が十分に定着されないため、画像不良が発生する可能性がある。そのため、定着器130で用紙Pがニップされている場合に圧解除がされたらプリント動作を停止する必要がある。
前述の通りドアセンサ154の信号の電圧値がLOWからHIGHへと変化してから、定着器130のニップ圧が解除され始めるまでの時間は少なくとも450msecである。そのため、定着器130で用紙Pがニップされている場合、ドアオープンと判断するための閾値時間は450msec以内である必要がある。本実施例では閾値時間を450msecとした。
エンジン制御部202が、定着器130で用紙Pがニップされているか否かを判断する方法について図3を用いて説明する。エンジン制御部202は、トップセンサ105が用紙Pの先端を検知したタイミング(420)を起点に、トップセンサ105から定着器130へ用紙Pが搬送されるのに要する時間Tが経過したタイミング(422)で定着ニップ用紙ありと判断する。同様に、エンジン制御部202は、トップセンサ105が用紙Pの後端を検知したタイミング(421)を起点に、時間Tが経過したタイミング(423)で定着ニップ用紙なしと判断する。つまり、期間411において定着器130で用紙Pがニップされていると判断する。
以上のことを踏まえ、表2は、現像ローラ121への高圧印加状態に基づいて決定される閾値時間と、定着器130で用紙Pがニップされているか否かに基づいて決定される閾値時間のうち、小さい方の閾値時間を採用した表となっている。
図7のフローチャートの説明に戻る。エンジン制御部202は、計測している時間がS705で決定した閾値時間を経過したかを確認する(S706)。閾値時間を経過していない場合、エンジン制御部202は再度S701に戻りドアセンサ154の信号の論理を確認する。S701においてドアセンサ154の信号の論理がHIGHである場合、エンジン制御部202は時間の計測を継続する。そして、エンジン制御部202はS705で再度、現像高圧の印加状態と定着器130による用紙Pのニップ状態から閾値時間を決定し、S706で計測した時間が閾値時間を経過したかを確認する。S701においてドアセンサ154の信号の論理がLOWになっていた場合、エンジン制御部202は時間の計測を停止し(S702)、再度S701の確認をする。
以上の処理を実施し、S706において計測している時間が閾値時間を経過した場合、エンジン制御部202は、ドアオープンと判断し、プリント動作を停止させる。エンジン制御部202は、ドアオープン判断時の処理として各制御部の動作を即座に停止させ、ドラムモータ204等も停止させる(S707)。以上でドアオープン判断処理を終了する。
なお、本実施例では、実施例1と同様にインターロックスイッチ150が切れると、自動的に現像ローラ121への電圧印加が遮断される構成を前提に説明を行ったが、これに限定されない。インターロックスイッチ150が設けられておらず、排紙トレイ112が開放された場合には、定着器130のニップ圧のみが解除されるような構成であってもよい。この場合、エンジン制御部202は期間411では閾値時間を450msecに設定し、期間411以外の期間では閾値時間を1000msecに設定すればよい。
以上説明したように、本実施例では、排紙トレイ112が開放されると、定着器130のニップ圧が解除される構成において、定着器130による用紙Pのニップ状態に基づいてドアオープンを判断するための閾値時間を変更した。これにより、ユーザが意図せずドアを開閉してしまった場合に、ドアオープンと判断する可能性を低減し、記録材に形成される画像の品質を低下させない画像形成装置を提供することができる。
(実施例3)
実施例3では、プリント期間中においてコントローラ部201が1ページ単位で露光データの出力開始タイミングと出力終了タイミングとをエンジン制御部202へ通知する。これらの情報によってドアオープンを判断するための閾値時間を決定する方法について説明する。実施例3においては、実施例1と相違する点を中心に説明し、実施例1と同様のものについては説明を省略する。
[露光データ出力タイミングの通知]
図8は、図3に示した画像形成動作のタイミングチャートに、コントローラ部201からエンジン制御部202への露光データの出力状態を追加したタイミングチャートである。図3と同じ内容については説明を省略する。エンジン制御部202が露光データ開始信号(同期信号)をコントローラ部201へ出力した後、コントローラ部201は露光データをエンジン制御部202へ出力開始する。そして、このタイミングでコントローラ部201は露光データ出力開始通知をエンジン制御部202に送信する(440)。その後、当該ページの露光データの出力が終了したタイミングで、コントローラ部201は露光データ出力終了通知をエンジン制御部202に送信する(441)。すなわち、期間430が感光ドラム122にトナー像が形成されうる期間を表す。
[ドアオープン判断処理]
図9に本実施例におけるドアオープン判断処理のフローチャートを示す。図7のフローチャートに基づく制御は、図2に記載されたエンジン制御部202(CPU205)がROM206等に記憶されているプログラムに基づき実行する。
なお、このフローチャートの開始時点でドアセンサ154の信号の論理はLOW(ドアクローズ)である。以降説明するフローチャートでは、ドアセンサ154の信号の論理がLOWからHIGH(ドアオープン)へ切り替わった後、閾値時間にわたってHIGHの論理が継続した場合、ドアオープンと判断されるものとする。
まず、エンジン制御部202は、ドアセンサ154の信号の論理がHIGH(ドアオープン)であるかを確認する(S901)。HIGHである場合、初回は時間計測を開始していないため(S903)、エンジン制御部202は時間計測を開始する(S904)。その後、エンジン制御部202は、高圧制御部210が現像ローラ121に対して高圧を印加しているか否か、そしてコントローラ部201が露光データを出力中か否かによって、ドアオープンと判断するための閾値時間を表3に基づいて決定する(S905)。
Figure 2019207378
表3は、現像ローラ121への高圧印加状態と、コントローラ部201が露光データを出力中か否かの組み合わせで閾値時間を規定した表である。実施例1では現像高圧が印加状態である場合、インターロックスイッチ150がOFF状態となるまでの時間として閾値時間を30msecとしていた。インターロックスイッチ150がOFF状態となり現像ローラ121への電圧供給が遮断されても、コントローラ部201が露光データを出力していなければ、トナー像は感光ドラム122に形成されておらず画像不良とはなりえない。そのため、閾値時間30msecでドアオープンと判断する必要はない。本実施例では、コントローラ部201が露光データを出力していない期間の閾値時間を、実施例1において現像高圧の印加が停止された期間と同じ閾値時間1000msecに設定している。
図9のフローチャートの説明に戻る。エンジン制御部202は、計測している時間がS905で決定した閾値時間を経過したかを確認する(S906)。閾値時間を経過していない場合、エンジン制御部202は再度S901に戻りドアセンサ154の信号の論理を確認する。S901においてドアセンサ154の信号の論理がHIGHである場合、エンジン制御部202は時間の計測を継続する。そして、エンジン制御部202はS905で再度、現像高圧の印加状態と露光データの出力状態から閾値時間を決定し、S906で計測した時間が閾値時間を経過したかを確認する。S901においてドアセンサ154の信号の論理がLOWになっていた場合、エンジン制御部202は時間の計測を停止し(S902)、再度S701の確認をする。
以上の処理を実施し、S906において計測している時間が閾値時間を経過した場合、エンジン制御部202は、ドアオープンと判断し、プリント動作を停止させる。エンジン制御部202は、ドアオープン判断時の処理として各制御部の動作を即座に停止させ、ドラムモータ204等も停止させる(S907)。以上でドアオープン判断処理を終了する。
なお、本実施例ではスキャナ108によって形成された静電潜像が、現像ローラ121と対向する位置に移動するまでの時間を考慮していないが、この時間を考慮して閾値時間を設定してもよい。つまり、スキャナ108が露光データを出力している期間に入ったとしても、静電潜像が現像ローラ121と対向する位置まで移動していなければ、感光ドラム122にトナー像は形成されないため、閾値時間を1000msecに設定してもよい。
以上説明したように、本実施例では、インターロックスイッチ150が切れると、自動的に現像ローラ121への電圧印加が遮断される構成において、現像ローラ121への電圧印加状態と露光データの出力状態に基づいて閾値時間を変更した。これにより、ユーザが意図せずドアを開閉してしまった場合に、ドアオープンと判断する可能性を低減し、記録材に形成される画像の品質を低下させない画像形成装置を提供することができる。
なお、上記の実施例1乃至3において、延長トレイ115は収納位置から引き出し位置へスライドする構成であったが、これに限定されない。延長トレイ115が回転することで、用紙Pの排出方向において排紙トレイ112に対して延出した位置と延出しない位置の間で移動可能な構成であってもよい。また、延長トレイ115がプリンタ100に対して着脱可能な構成であってもよい。また、延長トレイ115がプリンタ100に設けられていない構成であってもよい。
また、上記の実施例1乃至3においては、レーザビームプリンタの例を示したが、本発明を適用する画像形成装置はこれに限られるものではなく、インクジェットプリンタ等、他の印刷方式のプリンタ、又は複写機でもよい。
100 レーザビームプリンタ
112 排紙トレイ
121 現像ローラ
150 インターロックスイッチ
154 ドアセンサ
202 エンジン制御部

Claims (11)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体の内部を開放するためのドアと、
    記録材に画像を形成するための画像形成手段と、
    前記ドアが開放されると、所定信号を出力するセンサと、
    前記センサから前記所定信号が閾値時間にわたって出力された場合、前記ドアが開放されたと判断し、前記センサから前記所定信号が前記閾値時間にわたって出力されなかった場合、前記ドアが開放されていないと判断する制御手段と、を有し、
    前記ドアが開放されると、画像形成が実行できない状態へと前記画像形成手段が切り替わる画像形成装置において、
    前記制御手段は、記録材への画像形成に前記画像形成手段が寄与している期間においては、前記閾値時間を第1の時間に設定し、記録材への画像形成に前記画像形成手段が寄与していない期間または記録材に画像を形成していない期間においては、前記閾値時間を前記第1の時間よりも長い第2の時間に設定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成手段は、感光体にトナー像を現像する現像手段を含み、
    前記ドアが開放されると、電源から前記現像手段に供給される電圧が遮断されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 記録材への画像形成に前記現像手段が寄与している期間とは、前記感光体にトナー像を現像するため前記現像手段に電圧が印加されている期間であり、
    記録材への画像形成に前記現像手段が寄与していない期間または記録材に画像を形成していない期間とは、前記現像手段に電圧が印加されていない期間であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成手段は、帯電された感光体に光を照射し、前記感光体に静電潜像を形成する露光手段を含み、
    前記制御手段は、記録材への画像形成に前記現像手段と前記露光手段が寄与している期間においては、前記閾値時間を第1の時間に設定し、記録材への画像形成に前記現像手段が寄与し前記露光手段が寄与していない期間、または記録材への画像形成に前記現像手段と前記露光手段が寄与していない期間、または記録材に画像を形成していない期間においては、前記閾値時間を前記第2の時間に設定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 記録材への画像形成に前記現像手段と前記露光手段が寄与している期間とは、前記露光手段により前記感光体に形成された静電潜像が前記現像手段と対向する位置にあり、前記感光体にトナー像を現像するため前記現像手段に電圧が印加されている期間であり、
    記録材への画像形成に前記現像手段が寄与し、前記露光手段が寄与していない期間とは、前記露光手段により前記感光体に形成された静電潜像が前記現像手段と対向する位置になく、前記現像手段に電圧が印加されている期間であり、
    記録材への画像形成に前記現像手段と前記露光手段が寄与していない期間、または記録材に画像を形成していない期間とは、前記露光手段により前記感光体に形成された静電潜像が前記現像手段と対向する位置にない、または前記感光体に静電潜像が形成されておらず、前記現像手段へ電圧が印加されていない期間であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成手段は、記録材にトナー像を定着する定着手段を含み、
    前記定着手段は、第1の回転体と、前記第1の回転体とニップ部を形成する第2の回転体を備え、前記ニップ部において記録材を挟持した状態で記録材にトナー像を定着し、
    前記ドアが開放されると、前記第1の回転体と前記第2の回転体によるニップ圧が小さくなることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 記録材への画像形成に前記定着手段が寄与している期間とは、前記ニップ部において記録材を挟持している期間であり、
    記録材への画像形成に前記定着手段が寄与していない期間または記録材に画像を形成していない期間とは、前記ニップ部において記録材を挟持していない期間であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記センサが前記所定信号を出力するための前記ドアの開放量よりも、画像形成が実行できない状態へと前記画像形成手段が切り替わるための前記ドアの開放量の方が大きいことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 装置本体と、
    前記装置本体の内部を開放するためのドアと、
    記録材に画像を形成するための第1の画像形成手段と、第2の画像形成手段と、
    前記ドアが開放されると、所定信号を出力するセンサと、
    記録材への画像形成の期間中に、前記センサから前記所定信号が閾値時間にわたって出力された場合、前記第2の画像形成手段を停止させ、前記センサから前記所定信号が前記閾値時間にわたって出力されなかった場合、前記第2の画像形成手段を停止させない制御手段と、を有し、
    前記ドアが開放されると、画像形成が実行できない状態へと前記第1の画像形成手段が切り替わる画像形成装置において、
    前記制御手段は、記録材への画像形成に前記第1の画像形成手段が寄与している期間においては、前記閾値時間を第1の時間に設定し、記録材への画像形成に前記第1の画像形成手段が寄与していない期間においては、前記閾値時間を前記第1の時間よりも長い第2の時間に設定することを特徴とする画像形成装置。
  10. 画像が形成された記録材が排出される排出トレイと、
    記録材の排出方向において前記排出トレイに対して延出した第1の位置と前記排出トレイに対して延出しない第2の位置の間で移動可能な延長トレイと、を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記延長トレイは、前記第2の位置において前記装置本体の内部に収納されており、前記第2の位置から前記装置本体の外部へ引き出された前記第1の位置へとスライド可能であることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
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