JP2005077302A - 物体検出装置 - Google Patents

物体検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005077302A
JP2005077302A JP2003309751A JP2003309751A JP2005077302A JP 2005077302 A JP2005077302 A JP 2005077302A JP 2003309751 A JP2003309751 A JP 2003309751A JP 2003309751 A JP2003309751 A JP 2003309751A JP 2005077302 A JP2005077302 A JP 2005077302A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reception
transmission
detected
reception means
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003309751A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4293865B2 (ja
Inventor
Kimihisa Yoneda
公久 米田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2003309751A priority Critical patent/JP4293865B2/ja
Priority to CNB2004100683387A priority patent/CN1324326C/zh
Priority to US10/930,903 priority patent/US6992613B2/en
Publication of JP2005077302A publication Critical patent/JP2005077302A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4293865B2 publication Critical patent/JP4293865B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S13/00Systems using the reflection or reradiation of radio waves, e.g. radar systems; Analogous systems using reflection or reradiation of waves whose nature or wavelength is irrelevant or unspecified
    • G01S13/87Combinations of radar systems, e.g. primary radar and secondary radar
    • G01S13/878Combination of several spaced transmitters or receivers of known location for determining the position of a transponder or a reflector
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S13/00Systems using the reflection or reradiation of radio waves, e.g. radar systems; Analogous systems using reflection or reradiation of waves whose nature or wavelength is irrelevant or unspecified
    • G01S13/003Bistatic radar systems; Multistatic radar systems
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S13/00Systems using the reflection or reradiation of radio waves, e.g. radar systems; Analogous systems using reflection or reradiation of waves whose nature or wavelength is irrelevant or unspecified
    • G01S13/88Radar or analogous systems specially adapted for specific applications
    • G01S13/93Radar or analogous systems specially adapted for specific applications for anti-collision purposes
    • G01S13/931Radar or analogous systems specially adapted for specific applications for anti-collision purposes of land vehicles
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
    • G01S7/02Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S13/00
    • G01S7/41Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S13/00 using analysis of echo signal for target characterisation; Target signature; Target cross-section
    • G01S7/411Identification of targets based on measurements of radar reflectivity

Abstract

【課題】 装置の構造を複雑にしたり、部品コストを上げることなく、検出物体の個数や大きさを判別することのできる物体検出装置を提供すること。
【解決手段】 電波を送信し、反射波を受信する複数の送受信手段12A、12Bを備えた物体検出装置11において、これら送受信手段12A、12Bが、自己が送信した電波の反射波と、他の送受信手段から送信された電波の反射波とを受信するものであり、各反射波毎の経路別受信距離をそれぞれ演算する経路別受信距離演算手段13bと、経路別受信距離演算手段13bにより演算された各受信距離の関係に基づいて、検出物体の個数及び/又は大きさを判別する物体判別手段13cとを装備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は物体検出装置に関し、より詳細には検出物体の個数や大きさを判別することのできる物体検出装置に関する。
近年、自動車にレーダ技術を適用したシステムの開発が盛んに行われている。例えば、レーダを用いて自車両と先行車両との車間距離等を測定し、それらの測定値に基づいて、自車両と先行車両との車間距離を保持したりする運転支援システムや、レーダにより歩行者などの存在を事前に検出して衝突などを事前に防止する予防安全システムなどが知られている。
図8は、従来のレーダによる物体検出動作を説明するための図であり、(a)は、車両前方に小さな物体が複数存在している場合、(b)は、車両前方に大きな物体が存在している場合の電波の受信状況を説明するための図である。
図中1は、車両Mの前面部分に設置され、車両Mの前方に存在する物体との距離などを測定するレーダを示している。レーダ1は、車両Mの前方に向けて配設されたアンテナ(図示せず)から電磁パルスを送信するとともに、該電磁パルスの反射パルスをアンテナを介して受信し、前記電磁パルスが送信されてから前記反射パルスが受信されるまでの時間(いわゆる、遅延時間)を検出する送受信手段2と、送受信手段2で検出された前記遅延時間に基づいて、物体までの距離等を演算する処理部3とを含んで構成されている。レーダ1では、前記遅延時間に基づいて、車両Mに最も近い位置に存在する物体までの距離(すなわち最短距離)が求められるようになっている。
しかしながら、図8(a)に示したように車両Mの前方に小さな物体(A、B)が複数存在している場合、レーダ1では、車両Mに最も近い物体Aとの距離のみが検出されるようになっているため、物体Aのさらに前方近傍に別の物体Bが存在していたとしても、物体Bの存在を検出することはできなかった。また、物体Aの大きさを判別することもできなかった。
また、図8(b)に示したように車両Mの前方に大きな物体Cが存在している場合、レーダ1では、物体Cとの最短距離が検出されるものの、物体Cの大きさを判別することはできなかった。
図9(a)、(b)は、従来の複式レーダによる物体検出動作を説明するための図であり、図9(a)は、車両前方に小さな物体が複数存在している場合、(b)は、車両前方に大きな物体が存在している場合の電波の受信状況を説明するための図である。
レーダ1Aは、自己が送信した電磁パルスの反射パルスを各々受信し、該反射パルスが受信されるまでの時間(遅延時間)をそれぞれ検出する送受信手段2A、2Bと、車両Mの前面部分に設けられた送受信手段2A、2Bでそれぞれ検出された各遅延時間に基づいて、物体までの距離等を演算する処理部3Aとを含んで構成されている。レーダ1Aでは、送受信手段2A、2Bにおいてそれぞれ検出される遅延時間(自己が送信した電磁パルスの反射パルスが受信されるまでの時間)に基づいて、送受信手段2A、2Bから車両Mに最も近い位置に存在する物体までの距離がそれぞれ求められるとともに、検出物体が存在する方位が求められるようになっている(ただし、送受信手段2A、2Bで同じ物体が検出されている場合)。
図9(a)に示したように車両Mの前方に小さな物体A、Bが存在している場合、レーダ1Aでは、送受信手段2Aで物体Aが検出され、送受信手段2Bで物体Bが検出され、送受信手段2Aから物体Aまでの最短距離と、送受信手段2Bから物体Bまでの最短距離とがそれぞれ検出される。しかしながら、レーダ1Aでは、送受信手段2Aから物体Aまでの距離を半径とした円弧A1と、送受信手段2Bから物体Bまでの距離を半径とした円弧B1との交点の位置に物体が1つだけ存在しているものとして誤検出される。
また図9(b)に示したように車両Mの前方に大きな物体Cが存在している場合、レーダ1Aでは、送受信手段2Aから物体Cまでの最短距離と、送受信手段2Bから物体Cまでの最短距離とがそれぞれ検出されるようになっており、送受信手段2Aから物体Cまでの最短距離を半径とした円弧C1と、送受信手段2Bから物体Cまでの最短距離を半径とした円弧C2との交点の位置に物体が1つ存在するものとして検出してしまい、実際よりも近い位置に物体Cが存在するものとして誤検出してしまう。また、物体Cの大きさも判別することができなかった。
このように送受信手段から送信される電波の向きが固定されている場合、送受信手段が1式、2式の場合においても、検出物体の個数や大きさまで判別することができないという課題があった。
一方、下記の特許文献1には、電波を左右方向に掃引しながら送信し、掃引角度毎に反射波を受信し、車両に対する物体の角度及び距離データを検出すれば、該角度及び距離データから検出物体の大きさを求めることができることが開示されている。このように電波を掃引しながら送信すれば、物体が存在する方位、その大きさや個数などを検出することができるが、このような装置では、電波を掃引するための装置が別途必要であり、しかも指向性を高めるためにアンテナサイズが大きくなるとともに、装置の構造が複雑になり、部品コストも高くつくという課題があった。
特開平6−148329号公報
課題を解決するための手段及びその効果
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、装置の構造を複雑にしたり、部品コストを上げることなく、検出物体の個数や大きさを判別することのできる物体検出装置を提供することを目的としている。
上記説明した従来のレーダ1Aの各送受信手段2A、2Bにおいては、自己が送信した電波の反射波のみが受信され、これらの反射波の遅延時間に基づいて、車両Mの前方に存在する物体と各送受信手段2A、2Bとの距離が求められるようになっていた。本発明者は、従来のレーダ1Aでは、一方の送受信手段から電波が送信された場合、他方の送受信手段の受信機能が何ら利用されていなかった点に着目し、複数の送受信手段が搭載されている場合に、自己が送信した電波の反射波と、他の送信手段から送信された電波の反射波とを受信して、各反射波毎の経路別受信距離をそれぞれ求め、各受信距離の関係を解析することにより、検出物体の個数や大きさを判別することができることを見い出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明に係る物体検出装置(1)は、電波を送信し、反射波を受信する複数の送受信手段を備えた物体検出装置において、これら送受信手段が、自己が送信した電波の反射波と、他の送受信手段から送信された電波の反射波とを受信するものであり、各反射波毎の経路別受信距離をそれぞれ演算する経路別受信距離演算手段と、該経路別受信距離演算手段により演算された各受信距離の関係に基づいて、検出物体の個数及び/又は大きさを判別する物体判別手段とを備えていることを特徴としている。
上記物体検出装置(1)によれば、自己が送信した電波の反射波と、他の送受信手段から送信された電波の反射波とが各送受信手段で受信され、各反射波毎の経路別受信距離がそれぞれ演算され、演算された各受信距離の関係に基づいて、前記検出物体の個数及び/又は大きさが判別され得る。したがって、判別された前記検出物体の個数及び/又は大きさに基づいて、前記検出物体との衝突を未然に避けるための制御や、衝突時の乗員などを保護するための制御などをきめ細かく行うことができ、検出物体の個数や大きさに応じた的確な制御を行うことが可能となり、しかも、電波を掃引するための機構等が必要ないので、装置の構造も複雑化することはなく、部品コストを低く抑えることができる。
また本発明に係る物体検出装置(2)は、上記物体検出装置(1)において、前記物体判別手段が、各送受信手段を中心とし前記検出物体までの距離を半径とした各円弧と、2つの送受信手段を中心とし各検出物体を通過する各楕円曲線との交点が、略1点に近似できる関係となる場合に、前記検出物体が単数かつ小さなものであると判別するものであることを特徴としている。
上記物体検出装置(2)によれば、前記各円弧と、前記各楕円曲線との交点が、略1点に近似できる関係となる場合に前記検出物体が単数かつ小さなものであると判別されるので、小さな物体が1つ存在する場合を正確に判別することができる。
また本発明に係る物体検出装置(3)は、上記物体検出装置(1)又は(2)において、前記物体判別手段が、各送受信手段を中心とし前記検出物体までの距離を半径とした各円弧と、2つの送受信手段を中心とし各検出物体を通過する各楕円曲線との交点が、略1点に近似できない関係となり、かつ前記各楕円曲線が1つに重ならない関係となる場合に、前記検出物体が複数かつ小さなものであると判別するものであることを特徴としている。
上記物体検出装置(3)によれば、前記各円弧と、前記各楕円曲線との交点が、略1点に近似できない関係(すなわち、交点が離れた位置に複数形成される関係)となり、かつ前記各楕円曲線が1つに重ならない関係となる場合に、前記検出物体が複数かつ小さなものであると判別されるので、小さな物体が複数存在する場合を略正確に判別することができる。
また本発明に係る物体検出装置(4)は、上記物体検出装置(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記物体判別手段が、各送受信手段を中心とし前記検出物体までの距離を半径とした各円弧と、2つの送受信手段を中心とし各検出物体を通過する各楕円曲線との交点が、略1点に近似できない関係となり、かつ前記各楕円曲線が1つに重なる関係となる場合に、前記検出物体が単数かつ大きなものであると判別するものであることを特徴としている。
上記物体検出装置(4)によれば、前記各円弧と、前記各楕円曲線との交点が、略1点に近似できない関係(すなわち、交点が離れた位置に複数形成される関係)となり、かつ前記各楕円曲線が1つに重なる関係となる場合に、前記検出物体が単数かつ大きなものであると判別されるので、大きな物体が1つ存在する場合を略正確に判別することができる。
また本発明に係る物体検出装置(5)は、上記物体検出装置(1)〜(4)のいずれかにおいて、前記各反射波の受信強度の経時変化の特性に基づいて前記検出物体の種類を判別する種類判別手段を備えていることを特徴としている。
上記物体検出装置(5)によれば、前記種類判別手段により前記検出物体の種類を判別することが可能となり、前記検出物体の種類を考慮した制御を行うことが可能となる。
また本発明に係る物体検出装置(6)は、上記物体検出装置(5)において、前記種類判別手段が、前記物体判別手段により前記検出物体が小さなものであると判別された場合に前記検出物体の種類を判別するものであることを特徴としている。
前記検出物体が小さなものであると判別された場合には、人間などを含む場合もあり、検出物体の種類に応じて適切な制御を行う必要性が、前記検出物体が大きなものであると判別された場合と比べて高くなる。したがって、上記物体検出装置(6)によれば、前記検出物体が小さなものであると判別された場合に前記検出物体の種類が判別されるので、種類判別の必要性が高いときに、該種類判別を的確に行うことができ、判別処理を効率よく行うことができる。
また本発明に係る物体検出装置(7)は、上記物体検出装置(6)において、前記種類判別手段が、前記反射波の受信強度の経時変化が不安定な変化をしている場合に、前記検出物体に人間が含まれていると判別するものであることを特徴としている。
上記物体検出装置(7)によれば、人間からの反射波の受信強度の経時変化は、レイリー分布、又はライス分布のようなある規則性(フェージングを起こしている)を有した不安定な変化を示すのに対し、車両などの障害物からの反射波の受信強度の経時変化は、安定した変化を示すことを利用して、人間かそれ以外の物体かをかなりの確率で判別することができ、前記検出物体が人間であると判別された場合に、該人間を保護するための制御などを的確に行うことが可能となる。
また本発明に係る物体検出装置(8)は、上記物体検出装置(1)において、各送受信手段における自己が送信した電波の反射波の受信距離がそれぞれ演算されており、かつ他の送受信手段から送信された電波の反射波の受信距離がいずれも演算されていない場合に、前記物体判別手段が、前記検出物体が複数であり、かつこれらの検出物体がいずれかの送受信手段でのみ検出される領域にそれぞれ存在していると判別するものであることを特徴としている。
上記物体検出装置(8)によれば、前記検出物体が複数であり、かつこれらの検知物体がいずれかの送受信手段でのみ検出される領域にそれぞれ存在している場合、換言すると、各送受信手段の電波の送受信領域が互いに重ならない領域に存在している場合(例えば、車両の前方に物体が複数存在するが、車両がそのまま直進しても衝突する危険性が低い側方位置に物体がそれぞれ存在している場合など)を的確に判別することが可能となり、検出物体との衝突を避けるための方向などを判断することができる。
以下、本発明に係る物体検出装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、実施の形態に係る物体検出装置の要部を概略的に示したブロック図である。
図中11は車両の前面部分に搭載され、車両の前方に存在する物体を検出するための物体検出装置を示しており、物体検出装置11は、送受信手段12A、12Bと、処理部13とを含んで構成されている。
送受信手段12A、12Bは、所定のタイミングで電磁パルスを発生してアンテナ(図示せず)から交互に送信するとともに、自己が送信した電磁波の反射パルスと、他方の送受信手段から送信された電磁波の反射パルスとをアンテナを介してそれぞれ受信して、各反射パルスの受信強度がそれぞれ検出できるように構成されている。また、各送受信手段12A、12Bでは、電磁パルスが送信されるタイミングがそれぞれ把握できるようになっており、電磁パルスが送信され、反射パルスが受信されるまでの時間(いわゆる、遅延時間)がそれぞれ検出できるようになっている。
処理部13は、送受信手段12A、12Bとそれぞれ接続されており、各送受信手段12A、12Bで検出された反射パルスの受信強度のデータをそれぞれ取得することができ、また、送受信手段12A、12Bから自己が送信した電磁パルスの反射パルスの遅延時間のデータと、他方の送受信手段から送信された電磁パルスの反射パルスの遅延時間のデータとをそれぞれ取得することができるようになっており、処理部13は、物体検出手段13aと、経路別受信距離演算手段13bと、物体判別手段13cと、種類判別手段13dとを含んで構成されている。
物体検出手段13aは、各送受信手段12A、12Bから取得した各反射パルスの受信強度のデータに基づいて、取得した受信強度が所定レベル以上であるか否かの判断により物体を検出するようになっている。
経路別受信距離演算手段13bは、各送受信手段12A、12Bからそれぞれ取得した遅延時間のデータに基づいて、各送受信手段12A、12Bにおいて自己が送信した電磁パルスの反射パルスの受信距離と、他方の送受信手段から送信された電磁パルスの反射パルスの受信距離とをそれぞれ求めるようになっている。
物体判別手段13cは、経路別受信距離演算手段13bにより演算された各受信距離の関係に基づいて、検出物体の個数及び/又は大きさを判別するようになっている。また、種類判別手段13dは、各送受信手段12A、12Bから取得した各反射パルスの受信特性(すなわち、各反射パルスの受信強度の経時変化の特性)を解析し、受信した反射パルスの受信強度の経時変化が不安定な変化をしているか否かを判断することにより、検出物体に人間が含まれているか否かを判別するようになっている。すなわち、人間からの反射波の受信強度の経時変化は、レイリー分布又はライス分布のようなある規則性(フェージングを起こしている)を有した不安定な変化を示すことを利用して検出物体に人間が含まれているか否かの判別を行うようになっている。
図2は、実施の形態に係る物体検出装置11の送受信手段12A、12Bで行われる電磁パルスの送信動作を説明するためのタイミングチャートである。
まず、時刻t1〜t2の間に送受信手段12Aから電磁パルスP1が送信される。そして時刻t2〜t3の間に送受信手段12Aでは、電磁パルスP1に対する反射パルスが受信されるようになっており、また、送受信手段12Bにおいても電磁パルスP1に対する反射パルスが受信されるようになっている。
そして、時刻t3〜t4の間に他方の送受信手段12Bから電磁パルスP2が送信される。そして時刻t4〜t5の間に送受信手段12Bでは、電磁パルスP2に対する反射パルスが受信されるようになっており、また、送受信手段12Aにおいても電磁パルスP2に対する反射パルスが受信されるようになっており、以下同様のタイミングで電磁パルスが交互に送信されるようになっている。
なお、送受信手段12A、12Bにおける電磁パルスの受信時間(t2〜t3、t4〜t5、…)は、電磁パルスが物体検出範囲として予め設定された最大距離を往復するのに要する時間を考慮して適切な値に設定されるようになっている。
次に、実施の形態に係る物体検出装置11における検出物体の判別処理動作について説明する。図3は、車両Mの前方に小さな物体Aが存在する場合における物体判別方法を説明するための図である。なお、図3では、各送受信手段12A、12Bの電波の送受信領域をそれぞれ斜線で示しており、斜線の交差領域は、互いに物体を検出できる領域である。また、各送受信手段12A、12Bの電波の送受信領域は、どの程度まで離れた物体を検出するのか、あるいは物体検出後の制御内容などに応じて適宜設定されるようになっている。
まず、送受信手段12Aから電磁パルスが送信されると、該電磁パルスは、物体Aに当たって反射される。送受信手段12Aでは、太実線で示した経路で帰ってきた電磁波を反射パルスとして受信する一方、送受信手段12Bでは、1点破線で示した経路で送受信手段12Bの方向に反射された電磁波を反射パルスとして受信する。
所定の受信時間の経過後、他方の送受信手段12Bから電磁パルスが送信されると、該電磁パルスは、物体Aに当たって反射される。送受信手段12Bでは、実線で示した経路で帰ってきた電磁波を反射パルスとして受信する一方、送受信手段12Aでは、破線で示した経路で送受信手段12Aの方向に反射された電磁波を反射パルスとして受信する。
処理部13は、各反射波毎の経路別受信距離(図3において各線で示した受信距離)をそれぞれ演算し、各受信距離に基づいて、送受信手段12Aを中心とし物体Aまでの距離を半径とした円弧21と、送受信手段12Bを中心とし物体Aまでの距離を半径とした円弧22と、2つの送受信手段12A、12Bを中心とし物体Aを通過する楕円曲線23(すなわち、送受信手段12A、12Bからの距離の和(1点破線、破線で示した受信距離)が一定となる点の軌跡)の交点を求めるようになっている。
そして、処理部13では、図3に示したように円弧21、22と楕円曲線23との交点が略1点に近似できる関係となる場合に、物体Aが単数かつ小さなものであると判別されるようになっており、さらに、各反射パルスの受信強度の経時変化の解析を行い、受信した反射パルスの受信強度の経時変化が不安定な変化を示しているか否かを判断することにより、検出物体に人間が含まれているか否かが判別されるようになっている。
図4は、車両Mの前方に大きい物体Cが存在する場合における物体判別方法を説明するための図である。
送受信手段12Aから電磁パルスが送信されると、送受信手段12Aでは、太実線で示した経路(最短経路)で物体Cに当たって帰ってきた電磁波を反射パルスとして受信する一方、送受信手段12Bでは、送受信手段12Aから1点破線で示した経路(最短経路)で物体Cに当たって帰ってきた電磁波を反射パルスとして受信する。
一方、送受信手段12Bから電磁パルスが送信されると、送受信手段12Bでは、実線で示した経路で物体Cに当たって帰ってきた電磁波を反射パルスとして受信する一方、送受信手段12Aでは、送受信手段12Bから破線で示した経路で物体Cに当たって帰ってきた電磁波を反射パルスとして受信する。
処理部13は、各反射波毎の経路別受信距離(図4において各線で示した受信距離)をそれぞれ演算し、各受信距離に基づいて、送受信手段12Aを中心とし物体Cまでの距離を半径とした円弧21aと、送受信手段12Bを中心とし物体Cまでの距離を半径とした円弧22aと、2つの送受信手段12A、12Bを中心とし物体Cを通過する楕円曲線23(すなわち送受信手段12A、12Bからの距離の和(1点破線、破線で示した受信距離)が一定となる点の軌跡)の交点を求めるようになっている。
そして、処理部13では、図4に示したように円弧21a、22aと楕円曲線23aとの交点が略1点に近似できない関係となり(この場合、交点が3つ形成されている)、かつ楕円曲線23が1つに重なる関係となる場合に、検出物体Cが単数かつ大きなものであると判別されるようになっている。
図5は、車両Mの前方に小さな物体A、Bが存在する場合における物体判別方法を説明するための図である。なお、物体A、Bは、送受信手段12A、12B双方で物体検出が可能な領域(斜線の交差領域)に存在しているものとして説明する。
送受信手段12Aから電磁パルスが送信されると、送受信手段12Aでは、送受信手段12Aから最も近い位置に存在する物体Bに当たって帰ってきた電磁波を反射パルスとして受信する(太実線で示した経路)一方、送受信手段12Bでは、一点破線で示した送受信手段12Aと物体Aと送受信手段12Bとを結ぶ経路、及び送受信手段12Aと物体Bと送受信手段12とを結ぶ経路で帰ってきた各電磁波を反射パルスとして受信する。
一方、送受信手段12Bから電磁パルスが送信されると、送受信手段12Bでは、送受信手段12Bから最も近い位置に存在する物体Aに当たって帰ってきた電磁波を反射パルスとして受信する(実線で示した経路)一方、送受信手段12Aでは、破線で示した送受信手段12Bと物体Aと送受信手段12Aとを結ぶ経路、及び送受信手段12Bと物体Bと送受信手段12Aとを結ぶ経路で帰ってきた各電磁波を反射パルスとして受信する。
処理部13は、各反射波毎の経路別受信距離(図5において各線で示した受信距離)をそれぞれ演算し、各受信距離に基づいて、送受信手段12Aを中心にして物体Bまでの距離を半径とした円弧21bと、送受信手段12Bを中心にして物体Aまでの距離を半径とした円弧22bと、2つの送受信手段12A、12Bを中心とし物体Aを通過する楕円曲線23b1と、2つの送受信手段12A、12Bを中心とし物体Bを通過する楕円曲線23b2との交点を求めるようになっている。
処理部13では、図5に示したように円弧21b、22bと楕円曲線23b1、23b2との交点が略1点に近似できない関係となり、かつ楕円曲線23b1、23b2が1つに重ならない関係となる場合に、検出物体A、Bが複数かつ小さなものであると判別されるようになっており、さらに、各反射パルスの受信強度の経時的な変化状況の解析を行い、受信した反射パルスの受信強度が不安定な経時変化を示しているか否かを判断することにより、検出物体に人間が含まれているか否かが判別されるようになっている。
図6は、車両Mの前方に小さな物体A、Bが存在する場合における別の物体判別方法を説明するための図である。なお、物体A、Bは、送受信手段12A、12Bいずれかでのみ検出される領域(斜線の領域)にそれぞれ存在しているものとして説明する。
送受信手段12Aから電磁パルスが送信されると、送受信手段12Aでは、送受信手段12Aの電波の送受信領域内で最も近い位置に存在する物体Bに当たって帰ってきた(太実線で示した経路で伝わった)電磁波を反射パルスとして受信する一方、送受信手段12Bでは、物体Bが、送受信手段12Bの電波の送受信領域に存在していないため、物体Bからの反射パルスを受信することができないようになっている。
また、送受信手段12Bから電磁パルスが送信されると、送受信手段12Bでは、送受信手段12Bの電波の送受信領域内で最も近い位置に存在する物体Aに当たって帰ってきた(実線で示した経路で伝わった)電磁波を反射パルスとして受信する一方、送受信手段12Aでは、物体Aが、送受信手段12Aの電波の送受信領域に存在していないため、物体Aからの反射波を受信することができないようになっている。
処理部13では、各反射波毎の経路別受信距離(図6において各線で示した受信距離)をそれぞれ演算し、自己が送信した電磁波の反射パルスの受信距離(太実線、実線)がいずれも演算されており、かつ他の送受信手段から送信された電磁波の反射パルスの受信距離がいずれも演算されていないと判断すると、検出物体が複数であり、かつこれらの検出物体がいずれかの送受信手段12A、12Bでのみ検出される領域(例えば、車両の前方両側に設定されている領域)に存在していると判別されるようになっている。
次に実施の形態に係る物体検出装置11における処理部13の行う処理動作を図7A〜7Cに示したフロ−チャ−トに基づいて説明する。
まず、ステップS1では、送受信手段12Aから電磁パルスを送信させる処理を行い、その後ステップS2に進む。ステップS2では、送受信手段12Aで受信レベルが所定値以上の反射パルス(すなわち、物体からの反射パルス)が受信されたか否かを判断し、物体からの反射パルスが受信されたと判断すればステップS3に進む。ステップS3では、送受信手段12Aで検出された遅延時間に基づいて、自己(送受信手段12A)が送信した電波の反射パルスに基づく経路別受信距離L1を求める処理を行い、その後ステップS4に進む。ステップS4では、経路別受信距離L1が算出されたことを示すフラグf1を1にして、ステップS6に進む。
一方、ステップS2において、物体からの反射パルスが受信されていないと判断すればステップS5に進む。ステップS5では、フラグf1を0(すなわち、経路別受信距離L1が算出されていないことを示す)にしてステップS6に進む。
ステップS6では、送受信手段12Bで受信レベルが所定値以上の反射パルス(すなわち、物体からの反射パルス)が受信されたか否かを判断し、物体からの反射パルスが受信されたと判断すればステップS7に進む。ステップS7では、送受信手段12Bで検出された遅延時間に基づいて、送受信手段12Aから送信された電波の反射パルスの経路別受信距離L2を求める処理を行い、その後ステップS8に進む。ステップS8では、経路別受信距離L2が算出されたことを示すフラグf2を1にして、ステップS10に進む。
一方、ステップS6において、物体からの反射パルスが受信されていないと判断すればステップS9に進む。ステップS9では、フラグf2を0(すなわち、経路別受信距離L2が算出されていないことを示す)にしてステップS10に進む。
ステップS10では、所定の電波受信時間の経過後に他方の送受信手段12Bから電磁パルスを送信させる処理を行い、その後ステップS11に進む。ステップS11では、送受信手段12Bで受信レベルが所定値以上の反射パルス(すなわち、物体からの反射パルス)が受信されたか否かを判断し、物体からの反射パルスが受信されたと判断すればステップS12に進む。ステップS12では、送受信手段12Bで検出された遅延時間に基づいて、自己(送受信手段12B)が送信した電波の反射パルスに基づく経路別受信距離L3を求める処理を行い、その後ステップS13に進む。ステップS13では、経路別受信距離L3が算出されたことを示すフラグf3を1にしてステップS15に進む。
一方、ステップS11において、物体からの反射パルスが受信されていないと判断すればステップS14に進む。ステップS14では、フラグf3を0(すなわち、経路別受信距離L3が算出されていないことを示す)にしてステップS15に進む。
ステップS15では、送受信手段12Aで受信レベルが所定値以上の反射パルス(すなわち、物体からの反射パルス)が受信されたか否かを判断し、物体からの反射パルスが受信されたと判断すればステップS16に進む。ステップS16では、送受信手段12Aで検出された遅延時間に基づいて、送受信手段12Bから送信された電波の反射パルスの経路別受信距離L4を求める処理を行い、その後ステップS17に進む。ステップS17では、経路別受信距離L4が算出されたことを示すフラグf4を1にして、ステップS19に進む。
一方、ステップS15において、物体からの反射パルスが受信されていないと判断すればステップS18に進む。ステップS18では、フラグf4を0(すなわち、経路別受信距離L4が算出されていないことを示す)にしてステップS19に進む。
ステップS19では、フラグf1〜f4がすべて1か否かを判断し、フラグf1〜f4がすべて1(すなわち経路別受信距離L1〜L4がすべて算出されている)と判断すればステップS20に進む。
図7Bに示したステップS20では、各送受信手段12A、12Bをそれぞれ中心とし検出物体までの距離(すなわち、経路別受信距離L1、L3の半分の値)を半径とした各円弧と、2つの送受信手段12A、12Bを中心とし各検出物体を通過する各楕円曲線(すなわち、経路別受信距離L2、L4が一定となる点の軌跡)との交点を求める処理を行い、その後ステップS21に進む。
ステップS21では、各円弧と各楕円曲線との交点が略1点に近似できる関係か否か(すなわち、すべての交点が略1点に近似できる所定範囲内に形成されているか否か)を判断し、図3に示したように交点が略1点に近似できる関係となると判断すればステップS22に進む。
ステップS22では、検出物体が単数かつ小さなものであると判別し、その後ステップS23に進む。ステップS23では、受信した各反射パルスの受信強度の経時変化が、不安定な変化をしているか否か(すなわち、レイリー分布又はライス分布のような規則性を有し、不安定な受信状態であるか否か)を判断し、各反射パルスの受信強度の経時変化が不安定な変化をしていると判断すればステップS24に進み、ステップS24では、検出物体が人間であると判別し、検出物体が単数かつ人間であることを示す判別信号を所定の制御装置へ送出して処理を終了する。
一方、ステップS23において、各反射パルスの受信強度の経時変化が不安定な変化をしていない(すなわち安定な受信状態である)と判断すればステップS25に進み、ステップS25では、検出物体が人間以外のものであると判別し、検出物体が単数かつ人間ではない小さなものであることを示す判別信号を所定の制御装置へ送出して処理を終了する。
また、一方ステップS21において、各円弧と各楕円曲線との交点が略1点に近似できる関係にない(すなわち、略1点に近似できない関係である)と判断すればステップS26に進む。
ステップS26では、各楕円曲線が1つに重なるか否かを判断し、図4に示したように各楕円曲線が1つに重なると判断すればステップS27に進み、ステップS27では、検出物体が単数かつ大きなものであると判別し、該判別信号を所定の制御信号へ送出して処理を終了する。
一方、ステップS26において、図5に示したように各楕円曲線が1つに重ならないと判断すればステップS28に進み、ステップS28では、検出物体が複数かつ小さなものであると判別しステップS29に進む。
ステップS29では、受信した各反射パルスの受信強度の経時変化が、不安定な変化をしているか否か(すなわち、各反射パルスが不安定な受信状態か否か)を判断し、各反射パルスの受信強度の経時変化が不安定な変化をしていると判断すればステップS30に進み、ステップS30では、検出物体に人間が含まれていると判別し、検出物体が複数かつ小さなものであり、その中に人間が含まれていることを示す判別信号を所定の制御装置へ送出して処理を終了する。
一方、ステップS29において、各反射パルスの受信強度の経時変化が不安定な変化をしていない(すなわち、安定した受信状態である)と判断すればステップS31に進み、ステップS31では、検出物体に人間が含まれていないと判別し、検出物体が複数かつ小さなものであり、その中に人間が含まれていないことを示す判別信号を所定の制御装置へ送出して処理を終了する。
また、一方ステップS19において、フラグf1〜f4がすべて1ではない(すなわち経路別受信距離L1〜L4のいずれか1つでも算出されていない)と判断すれば、ステップS32に進む。図7Cに示したステップS32では、フラグf1及びf3が1、かつフラグf2及びf4が0であるか否かを判断し、フラグf1及びf3が1、かつフラグf2及びf4が0であると判断すればステップS33に進む。
ステップS33では、図6に示したように検出物体が複数であり、かつこれらの検出物体がいずれかの送受信手段12A、12Bでのみ検出される領域にそれぞれ存在している(すなわち、車両Mと衝突しない領域に存在する)と判別し、該判別信号を所定の制御装置へ送出して処理を終了する。
一方、ステップS32において、フラグf1及びf3が1、かつフラグf2及びf4が0ではないと判断すればステップS34に進む。ステップS34では、フラグf1又はf3が0であるか否かを判断し、フラグf1又はf3が0であると判断すればステップS35に進む。ステップS35では、検出物体が単数であり、かついずれかの送受信手段12A、12Bでのみ検出される領域に存在している(すなわち、車両Mと衝突しない領域に存在する)と判別し、該判別信号を所定の制御装置へ送出して処理を終了する。一方、ステップS35において、フラグf1又はf3が0ではない(すなわちフラグf1及びf3が0である)と判断すれば、物体が検出されていないと判断して処理を終了する。
上記実施の形態に係る物体検出装置11によれば、自己が送信した電波の反射波と、他の送受信手段から送信された電波の反射波とが各送受信手段12A、12Bで受信され、各反射波毎の経路別受信距離がそれぞれ演算され、演算された各受信距離の関係に基づいて、検出物体の個数及び/又は大きさが判別され得る。したがって、判別された検出物体の個数及び/又は大きさに基づいて、検出物体との衝突を未然に避けるための制御や、衝突時の乗員などを保護するための制御などをきめ細かく行うことができ、検出物体の個数や大きさに応じた的確な制御を行うことが可能となり、しかも、電波を掃引するための機構等が必要ないので、装置の構造も複雑化することはなく、部品コストを低く抑えることができる。
また、検出物体が小さなものであると判別された場合は、検出物体の種類(人間など)に応じて適切な制御を行う必要性が高くなるが、物体検出装置11では、種類判別手段13dにより検出物体の種類、すなわち人間が含まれるか否かが判別されるので、種類判別の必要性が高いときに、該種類判別を的確に行い、物体の判別処理を効率よく行うことができ、検出物体が人間である場合には、該人間を保護するための制御など、きめ細かな制御を実行することができる。
また、検出物体が複数であり、かつこれら検出物体がいずれかの送受信手段12A、12Bでのみ検出される領域にそれぞれ存在している場合(例えば、車両の前方に物体が存在するが、車両が直進しても衝突する危険性が低い両脇に物体が存在している場合など)を的確に判別することが可能となり、検出物体との衝突を避けるための方向などを判断することができる。
なお上記実施の形態では物体検出装置に送受信手段が2つ搭載された場合について説明したが、3つ以上搭載された場合でも同様な処理を行うことにより、検出物体の個数及び/又は大きさを判別することができる。
本発明に係る物体検出装置は、車両や歩行者などの障害物との衝突を未然に防ぐ予防安全システムや、障害物への衝突時に乗員を保護する乗員保護システムなどに適用することができ、検出物体の個数及び/又は大きさを的確に判別することにより、これらシステムの制御をよりきめ細かく実行させることができ、システムの動作精度を高めることができる。
本発明の実施の形態に係る物体検出装置の要部を概略的に示したブロック図である。 実施の形態に係る物体検出装置の送受信手段で行われる電磁パルスの送信動作を説明するためのタイミングチャートである。 車両の前方に小さな物体が単数存在する場合における物体判別方法を説明するための図である。 車両の前方に大きい物体が単数存在する場合における物体判別方法を説明するための図である。 車両の前方に小さな物体が複数存在する場合における物体判別方法を説明するための図である。 車両の前方に小さな物体が複数存在する場合における別の物体判別方法を説明するための図である。 実施の形態に係る物体検出装置における処理部の行う物体判別処理動作を示したフロ−チャ−トである。 実施の形態に係る物体検出装置における処理部の行う物体判別処理動作を示したフロ−チャ−トである。 実施の形態に係る物体検出装置における処理部の行う物体判別処理動作を示したフロ−チャ−トである。 従来のレーダによる物体検出方法を説明するための図であり、(a)は小さな物体が複数存在する場合、(b)は大きな物体が存在する場合における説明図である。 従来の別のレーダによる物体検出方法を説明するための図であり、(a)は小さな物体が複数存在する場合、(b)は大きな物体が存在する場合における説明図である。
符号の説明
11 物体検出装置
12A、12B 送受信手段
13 処理部
13b 経路別受信距離演算手段
13c 物体判別手段
13d 種類判別手段

Claims (8)

  1. 電波を送信し、反射波を受信する複数の送受信手段を備えた物体検出装置において、
    これら送受信手段が、自己が送信した電波の反射波と、他の送受信手段から送信された電波の反射波とを受信するものであり、
    各反射波毎の経路別受信距離をそれぞれ演算する経路別受信距離演算手段と、
    該経路別受信距離演算手段により演算された各受信距離の関係に基づいて、検出物体の個数及び/又は大きさを判別する物体判別手段とを備えていることを特徴とする物体検出装置。
  2. 前記物体判別手段が、各送受信手段を中心とし前記検出物体までの距離を半径とした各円弧と、2つの送受信手段を中心とし各検出物体を通過する各楕円曲線との交点が、略1点に近似できる関係となる場合に、前記検出物体が単数かつ小さなものであると判別するものであることを特徴とする請求項1記載の物体検出装置。
  3. 前記物体判別手段が、各送受信手段を中心とし前記検出物体までの距離を半径とした各円弧と、2つの送受信手段を中心とし各検出物体を通過する各楕円曲線との交点が、略1点に近似できない関係となり、かつ前記各楕円曲線が1つに重ならない関係となる場合に、前記検出物体が複数かつ小さなものであると判別するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の物体検出装置。
  4. 前記物体判別手段が、各送受信手段を中心とし前記検出物体までの距離を半径とした各円弧と、2つの送受信手段を中心とし各検出物体を通過する各楕円曲線との交点が、略1点に近似できない関係となり、かつ前記各楕円曲線が1つに重なる関係となる場合に、前記検出物体が単数かつ大きなものであると判別するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の物体検出装置。
  5. 前記各反射波の受信強度の経時変化の特性に基づいて前記検出物体の種類を判別する種類判別手段を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の物体検出装置。
  6. 前記種類判別手段が、前記物体判別手段により前記検出物体が小さなものであると判別された場合に前記検出物体の種類を判別するものであることを特徴とする請求項5記載の物体検出装置。
  7. 前記種類判別手段が、前記各反射波の受信強度の経時変化が不安定な変化をしている場合に、前記検出物体に人間が含まれていると判別するものであることを特徴とする請求項6記載の物体検出装置。
  8. 各送受信手段における自己が送信した電波の反射波の受信距離がそれぞれ演算されており、かつ他の送受信手段から送信された電波の反射波の受信距離がいずれも演算されていない場合に、前記物体判別手段が、前記検出物体が複数であり、かつこれらの検出物体がいずれかの送受信手段でのみ検出される領域にそれぞれ存在していると判別するものであることを特徴とする請求項1記載の物体検出装置。
JP2003309751A 2003-09-02 2003-09-02 物体検出装置 Expired - Fee Related JP4293865B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003309751A JP4293865B2 (ja) 2003-09-02 2003-09-02 物体検出装置
CNB2004100683387A CN1324326C (zh) 2003-09-02 2004-08-31 物体检测装置
US10/930,903 US6992613B2 (en) 2003-09-02 2004-09-01 Object detecting device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003309751A JP4293865B2 (ja) 2003-09-02 2003-09-02 物体検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005077302A true JP2005077302A (ja) 2005-03-24
JP4293865B2 JP4293865B2 (ja) 2009-07-08

Family

ID=34214203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003309751A Expired - Fee Related JP4293865B2 (ja) 2003-09-02 2003-09-02 物体検出装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6992613B2 (ja)
JP (1) JP4293865B2 (ja)
CN (1) CN1324326C (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007212417A (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Alpine Electronics Inc 車載レーダ装置
WO2013024509A1 (ja) * 2011-08-16 2013-02-21 三菱電機株式会社 物体検知装置
JP2013167554A (ja) * 2012-02-16 2013-08-29 Fujitsu Ltd 人検知装置、人検知方法、及びプログラム
WO2014178131A1 (ja) * 2013-05-01 2014-11-06 古河電気工業株式会社 レーダシステム
JP2015055571A (ja) * 2013-09-12 2015-03-23 株式会社日本自動車部品総合研究所 物体判定装置
JP2016080644A (ja) * 2014-10-22 2016-05-16 株式会社デンソー 物体検知装置
KR101674592B1 (ko) * 2015-08-26 2016-11-10 만도헬라일렉트로닉스(주) 차량용 장애물 경보장치
JP2017015494A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 株式会社デンソー 物体検知装置及び物体検知方法
JP2018105688A (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 ダイハツ工業株式会社 障害物検知装置
JP6415642B1 (ja) * 2017-06-12 2018-10-31 三菱電機株式会社 衝突回避装置
JP2019035633A (ja) * 2017-08-14 2019-03-07 本田技研工業株式会社 外界認識装置
WO2019053812A1 (ja) * 2017-09-13 2019-03-21 三菱電機株式会社 障害物検出装置および障害物検出方法
WO2019058507A1 (ja) * 2017-09-22 2019-03-28 三菱電機株式会社 障害物検出装置および障害物検出方法

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7821870B2 (en) * 2005-08-19 2010-10-26 Mitsubishi Electric Research Laboratories Inc. Method and system for identifying moving objects using acoustic signals
US20070063888A1 (en) * 2005-09-22 2007-03-22 M/A-Com, Inc. Single side band radar
US7973700B2 (en) * 2008-01-31 2011-07-05 Denso International America, Inc. Dual transmitting antenna system
JP4766404B2 (ja) * 2008-10-28 2011-09-07 トヨタ自動車株式会社 レーダ装置
DE112009004346B4 (de) * 2009-01-29 2014-05-28 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Objekterkennungsvorrichtung und Objekterkennungsverfahren
JP4905512B2 (ja) * 2009-07-09 2012-03-28 株式会社デンソー 物標情報推定装置
DE102011012379B4 (de) * 2011-02-23 2014-11-06 S.M.S Smart Microwave Sensors Gmbh Verfahren und Radar-Sensoranordnung zur Detektion von Ort und Geschwindigkeit von Objekten relativ zu einem Fahrzeug
JP5989353B2 (ja) * 2012-02-13 2016-09-07 株式会社デンソー レーダ装置
JP6004694B2 (ja) * 2012-03-26 2016-10-12 富士通テン株式会社 レーダ装置およびターゲット検出方法
TWI486611B (zh) * 2013-04-18 2015-06-01 Wistron Neweb Corp 車用雷達系統之雷達裝置
DE102013008953B4 (de) * 2013-05-27 2017-01-05 Volkswagen Aktiengesellschaft Verfahren zum Betreiben einer Radareinrichtung eines Fahrzeugs, insbesondere eines Kraftwagens, sowie Radareinrichtung für ein Fahrzeug, insbesondere einen Kraftwagen
US9255988B2 (en) * 2014-01-16 2016-02-09 GM Global Technology Operations LLC Object fusion system of multiple radar imaging sensors
TWI571399B (zh) 2014-08-20 2017-02-21 啟碁科技股份有限公司 預警方法及車用雷達系統
TWI590969B (zh) * 2014-08-20 2017-07-11 啟碁科技股份有限公司 預警方法及車用雷達系統
JP6474228B2 (ja) 2014-10-22 2019-02-27 株式会社デンソー 物体検知装置
JP6430778B2 (ja) 2014-10-22 2018-11-28 株式会社デンソー 物体検知装置
JP6442225B2 (ja) 2014-10-22 2018-12-19 株式会社デンソー 物体検知装置
JP2016080641A (ja) * 2014-10-22 2016-05-16 株式会社デンソー 物体検知装置
JP6430777B2 (ja) 2014-10-22 2018-11-28 株式会社デンソー 物体検知装置
JP6484000B2 (ja) 2014-10-22 2019-03-13 株式会社デンソー 物体検知装置
JP6528382B2 (ja) * 2014-10-22 2019-06-12 株式会社Soken 車両用障害物検出装置
JP6462308B2 (ja) 2014-10-22 2019-01-30 株式会社デンソー 物体検知装置
US9766336B2 (en) * 2015-03-16 2017-09-19 Here Global B.V. Vehicle obstruction detection
JP6599835B2 (ja) * 2016-09-23 2019-10-30 日立建機株式会社 鉱山用作業機械、障害物判別装置、及び障害物判別方法
EP3407082B1 (en) * 2017-05-24 2021-06-23 Apple Inc. Apparatus and method for determining a distance to an object
CN109870705B (zh) * 2017-12-01 2020-12-08 武汉万集信息技术有限公司 基于激光雷达的边界目标标识方法及装置
EP3508882A1 (en) * 2018-01-09 2019-07-10 Vivior AG An apparatus and a method for passive scanning of an object or a scene
TWI714857B (zh) * 2018-06-05 2021-01-01 為昇科科技股份有限公司 車用雷達偵測系統
CN110850860A (zh) * 2018-08-02 2020-02-28 苏州宝时得电动工具有限公司 用于自动割草机的物体检测方法、装置及自动割草机
US11307301B2 (en) * 2019-02-01 2022-04-19 Richwave Technology Corp. Location detection system
CN111729152B (zh) * 2020-06-29 2022-04-22 俸桃 一种可靠性输液报警装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5822515A (ja) * 1981-07-29 1983-02-09 バブコツク日立株式会社 探傷ケ−ブル插入装置
JPH06148329A (ja) 1992-11-10 1994-05-27 Nissan Motor Co Ltd 車間距離検出装置
US5381156A (en) * 1993-04-15 1995-01-10 Calspan Corporation Multiple target doppler tracker
DE4439708A1 (de) * 1994-11-05 1996-05-09 Bosch Gmbh Robert Verfahren zur Positionsbestimmung eines Fahrzeugs auf einer Straße
US6055042A (en) * 1997-12-16 2000-04-25 Caterpillar Inc. Method and apparatus for detecting obstacles using multiple sensors for range selective detection
US6127965A (en) * 1998-07-23 2000-10-03 Eaton-Vorad Technologies, L.L.C. Method and apparatus for rejecting rain clutter in a radar system
JP4698036B2 (ja) * 2001-02-06 2011-06-08 富士通テン株式会社 Fm−cwレーダ装置
JP2002372577A (ja) * 2001-06-14 2002-12-26 Matsushita Electric Works Ltd 障害物検出装置
US6628227B1 (en) * 2002-07-23 2003-09-30 Ford Global Technologies, Llc Method and apparatus for determining a target vehicle position from a source vehicle using a radar

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007212417A (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Alpine Electronics Inc 車載レーダ装置
WO2013024509A1 (ja) * 2011-08-16 2013-02-21 三菱電機株式会社 物体検知装置
JP2013167554A (ja) * 2012-02-16 2013-08-29 Fujitsu Ltd 人検知装置、人検知方法、及びプログラム
US10247819B2 (en) 2013-05-01 2019-04-02 Furukawa Electric Co., Ltd Radar system
WO2014178131A1 (ja) * 2013-05-01 2014-11-06 古河電気工業株式会社 レーダシステム
JP2015055571A (ja) * 2013-09-12 2015-03-23 株式会社日本自動車部品総合研究所 物体判定装置
JP2016080644A (ja) * 2014-10-22 2016-05-16 株式会社デンソー 物体検知装置
JP2017015494A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 株式会社デンソー 物体検知装置及び物体検知方法
KR101674592B1 (ko) * 2015-08-26 2016-11-10 만도헬라일렉트로닉스(주) 차량용 장애물 경보장치
JP2018105688A (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 ダイハツ工業株式会社 障害物検知装置
JP2019002701A (ja) * 2017-06-12 2019-01-10 三菱電機株式会社 衝突回避装置
JP6415642B1 (ja) * 2017-06-12 2018-10-31 三菱電機株式会社 衝突回避装置
JP2019035633A (ja) * 2017-08-14 2019-03-07 本田技研工業株式会社 外界認識装置
WO2019053812A1 (ja) * 2017-09-13 2019-03-21 三菱電機株式会社 障害物検出装置および障害物検出方法
WO2019058507A1 (ja) * 2017-09-22 2019-03-28 三菱電機株式会社 障害物検出装置および障害物検出方法
JPWO2019058507A1 (ja) * 2017-09-22 2019-12-12 三菱電機株式会社 障害物検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20050046606A1 (en) 2005-03-03
CN1591040A (zh) 2005-03-09
JP4293865B2 (ja) 2009-07-08
US6992613B2 (en) 2006-01-31
CN1324326C (zh) 2007-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4293865B2 (ja) 物体検出装置
JP4883246B2 (ja) 物体検出装置及び物体検出方法
US6542111B1 (en) Path prediction for vehicular collision warning system
JP4109679B2 (ja) 車載用レーダの電波軸調整装置
JP6531903B2 (ja) 物体検出装置
JP4850898B2 (ja) レーダ装置
JPH06131596A (ja) 車両用障害物検出装置
JP2009031053A (ja) 前方障害物検出装置
JP2008275460A (ja) レーダ装置
JP5926069B2 (ja) 障害物判定装置
JP5012270B2 (ja) 物体検出装置
JP2014227000A (ja) 車両制御装置、その方法およびそのプログラム
JP5538655B2 (ja) 車載レーダ装置
EP2485066B1 (en) Radar device
JP2008152390A (ja) 車両用周辺監視装置
JP5436652B1 (ja) 車両の周辺監視装置及び車両の周辺監視方法
JP2002122669A (ja) 物体位置検出方法
JP2009145121A (ja) 物体検出装置
JP2009075645A (ja) 走行環境検出装置
JP2009018680A (ja) 相対関係測定システム及び車載相対関係測定装置
WO2014076875A1 (ja) 物標検出システム、及び、物標検出装置
JP2006250793A (ja) レーダ装置
JP2008143429A (ja) 衝突予測装置
JP2005069739A (ja) 車載用障害物検知装置
KR20220166704A (ko) 비가시 경로 레이더 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060807

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080918

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090407

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090407

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120417

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120417

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130417

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130417

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140417

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees