JP2019035633A - 外界認識装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外界センサによる方向の測定結果にずれが発生しているか否かを容易に判定することができる外界認識装置を提供する。【解決手段】認識部42は、右レーダ22を中心とし且つ右レーダ22により測定される第1距離aを半径rとする円形の第1位置線Paと、左レーダ24を中心とし且つ左レーダ24により測定される第2距離bを半径rとする円形の第2位置線Pbとの交点Cの位置を求める。ずれ判定部44は、右レーダ22により測定される第1方向Daに交点Cが位置しない場合に第1方向Daがずれていると判定し、左レーダ24により測定される第2方向Dbに交点Cが位置しない場合に第2方向Dbがずれていると判定する。【選択図】図3

Description

本発明は、2以上の外界センサの測定結果を含む外界情報に基づいて車両の外界に存在する物標を認識する外界認識装置に関する。
車両は、外界に存在する車両、歩行者、障害物等の物標を検知するために複数の外界センサ、例えば、カメラ、レーダ、LIDAR(Light Detection and Ranging)、ソナー等を有する。特許文献1には、光センサアレイからなる一対の受光器を用いて前方の車両を検知する検知装置が開示される。また、特許文献2には、2つのカメラ(ステレオカメラ)と1つのレーダを用いて車両前方の物標を検知する検知装置、および、この検知装置のキャリブレーションを行う校正装置が開示される。この校正装置を用いてレーダのキャリブレーションを行う際に、作業者は車両前方に反射板を設置し、制御部に対してレーダのキャリブレーションを要求する。すると、制御部はレーダの車幅方向のずれ角を求める。
特開2000−339594号公報(請求項1) 特開2007−218738号公報(段落0025、段落0033−0035、図6)
特許文献2の校正装置においては、レーダによる方向の測定結果にずれが発生しているか否かを判定する際に、車両前方に反射板を設置する必要がある。このとき車両に対して反射板を正しい位置に設置する必要があり面倒である。また、この校正装置においては、車両の走行中にずれが発生したとしても、そのずれを認識することができない。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、外界センサによる方向の測定結果にずれが発生しているか否かを容易に判定することができる外界認識装置を提供することを目的とする。
第1発明は、
車両の外界に存在する物標までの距離および前記物標が存在する方向を測定する右レーダおよび左レーダを備え、前記右レーダおよび前記左レーダの測定結果を含む外界情報に基づいて前記物標を認識する外界認識装置であって、
前記右レーダを中心とし且つ前記右レーダにより測定される第1距離を半径とする円形の第1位置線を求め、前記左レーダを中心とし且つ前記左レーダにより測定される第2距離を半径とする円形の第2位置線を求め、前記第1位置線と前記第2位置線との交点の位置を求め、前記交点の位置を物標の位置として認識する認識部と、
前記右レーダにより測定される第1方向に前記交点が位置しない場合に前記第1方向がずれていると判定し、前記左レーダにより測定される第2方向に前記交点が位置しない場合に前記第2方向がずれていると判定するずれ判定部と、を備える
ことを特徴とする。
右レーダにより測定される物標までの第1距離は、右レーダにより測定される物標の第1方向と比較して信頼度が高い。同様に、左レーダにより測定される物標までの第2距離は、左レーダにより測定される物標の第2方向と比較して信頼度が高い。上記構成によれば、信頼度の高い2つの距離(第1距離および第2距離)の交点の位置を求めることにより、信頼度の高い物標の位置を推定することができる。そして、右レーダにより測定される第1方向に交点が位置しない場合に第1方向がずれていると判定し、左レーダにより測定される第2方向に交点が位置しない場合に第2方向がずれていると判定する。このように信頼度の高い物標の位置(交点の位置)に基づいて、各レーダにより測定される方向のずれを判定するため、方向のずれを容易且つ精確に判定することができる。
第1発明において、
前記ずれ判定部により前記第1方向および/または前記第2方向に一定角度以上のずれが所定時間以上継続して発生すると判定される場合に、前記第1方向および/または前記第2方向のずれを補正する補正部を更に備えてもよい。
上記構成によれば、第1方向および/または第2方向にずれが発生した場合にそのずれを補正するため、第1方向および第2方向の精度の低下を防止することができる。結果として、右レーダおよび左レーダの精度を一定以上に維持しつつ右レーダおよび左レーダを使用することができる。
第1発明において、
第1基準方向と第2基準方向とを記憶する記憶装置を更に備え、
前記右レーダは、前記第1基準方向を基準にして前記第1方向を測定し、
前記左レーダは、前記第2基準方向を基準にして前記第2方向を測定し、
前記補正部は、前記第1方向のずれを補正する際に、前記右レーダを起点として前記交点が存在する方向に対して、前記第1方向がずれる方向と逆方向にずれた分だけ前記第1基準方向をずらす補正をし、前記第2方向のずれを補正する際に、前記左レーダを起点として前記交点が存在する方向に対して、前記第2方向がずれる方向と逆方向にずれた分だけ前記第2基準方向をずらす補正をし、補正後の前記第1基準方向および/または前記第2基準方向を前記記憶装置に記憶させるようにしてもよい。
上記構成によれば、記憶装置に記憶される情報を補正するといった容易な方法により第1方向および/または第2方向のずれを補正することができる。
第2発明は、
車両の外界に存在する物標までの距離および前記物標が存在する方向を測定する2以上の外界センサを備え、前記外界センサの測定結果を含む外界情報に基づいて前記物標を認識する外界認識装置であって、
前記外界センサによる前記距離の測定結果および前記方向の測定結果に対する尤度を記憶する記憶装置と、
前記外界センサによる前記距離の測定結果および前記方向の測定結果と、前記尤度と、を用いて前記物標の位置を認識する認識部と、を備える
ことを特徴とする。
一般に外界センサとしてはレーダやカメラが用いられる。レーダにより測定される物標までの距離は、物標の方向と比較して信頼度が高い。一方、カメラにより測定される物標の方向は、物標までの距離と比較して信頼度が高い。このように外界センサにより測定される距離の信頼性や方向の信頼性が異なることを考慮し、上記構成では、外界センサによる距離の測定結果および方向の測定結果に対する尤度を設定している。そして、外界センサによる距離の測定結果および方向の測定結果と、各測定結果に対する尤度と、を用いて物標の位置を認識する。このため、物標が存在する位置として妥当な領域を認識することができる。この領域との比較により、外界センサにより測定される方向および距離のずれを容易且つ精確に判定することができる。
第2発明において、
前記外界センサのうちの少なくとも1つはレーダであり、
前記レーダによる前記距離の測定結果に対する前記尤度は、前記レーダによる前記方向の測定結果に対する前記尤度よりも高くてもよい。
上記構成によれば、レーダの測定結果に対してより精確な尤度が設定されるため、物標が存在する位置としてより妥当な領域を認識することができる。
第2発明において、
前記外界センサのうちの少なくとも1つはカメラであり、
前記カメラによる前記方向の測定結果に対する前記尤度は、前記カメラによる前記距離の測定結果に対する前記尤度よりも高くてもよい。
上記構成によれば、カメラの測定結果に対してより精確な尤度が設定されるため、物標が存在する位置としてより妥当な領域を認識することができる。
第2発明において、
前記認識部は、現時点から第1所定時間だけ前に前記外界センサにより測定された前記距離および前記方向と、前記第1所定時間より前の第2所定時間だけ前に前記外界センサにより測定された前記距離および前記方向と、に基づいて現時点で前記外界センサにより測定される前記距離および前記方向を推定するようにしてもよい。
上記構成によれば、外乱等により外界センサによる測定結果が一時的に取得できない場合であっても、外界センサによる測定結果を補填することができる。
本発明によれば、外界センサにより測定される方向のずれを容易且つ精確に判定することができる。
図1は第1実施形態に係る外界認識装置を備える車両の構成図である。 図2は第1実施形態で行われるずれ認定処理のフローチャートである。 図3は第1実施形態で行われるずれ検知処理のフローチャートである。 図4は左右レーダによる測定結果とずれの説明に供する図である。 図5は左右レーダによる測定結果とずれの説明に供する図である。 図6は左右レーダおよびカメラによる測定結果とずれの説明に供する図である。 図7は第1実施形態で行われるずれ補正処理のフローチャートである。 図8はずれ補正処理の説明に供する図である。 図9は第2実施形態に係る外界認識装置を備える車両の構成図である。 図10は尤度情報を示す図である。 図11は第2実施形態で行われるずれ検知処理のフローチャートである。 図12は左レーダおよびカメラによる測定結果とずれの説明に供する図である。
以下、本発明に係る外界認識装置について、好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
[1 第1実施形態]
[1.1 車両10の構成]
図1を用いて第1実施形態に係る外界認識装置12を備える車両10の構成を説明する。第1実施形態では、車両10として、駆動、制動、操舵の少なくとも1つの制御をシステムが行うことができる自動運転車両を想定する。なお、車両10が自動運転車両の代わりに走行支援車両であってもよい。車両10は、車両10の周辺の状態を示す情報(以下、外界情報という。)を認識する外界認識装置12と、外界認識装置12による認識結果を用いて各種の運転制御を行う運転制御装置14および報知装置16を備える。車両10が、外界認識装置12による認識結果を用いる他の装置を備えてもよい。
[1.1.1 外界認識装置12の構成]
図1に示されるように、外界認識装置12は、外界センサ20と外界認識ECU30とを備える。外界センサ20は、外界情報を取得し、外界情報を外界認識ECU30に出力する。外界センサ20は、車両10の前方、側方、後方の外界情報を取得する各種センサを含んで構成される。第1実施形態では、車両10の前方の外界情報を取得する外界センサ20として、右レーダ22と左レーダ24とカメラ26とLIDAR28とが設けられる。
右レーダ22と左レーダ24は、車両10のフロントガラス上部の左右端部、または、フロントバンパの左右端部、または、左右の前照灯周辺に、電磁波の送信方向を車両10の前方に向けた状態にして取り付けられる。車両10の出荷当初は、右レーダ22と左レーダ24は、光軸が所定方向を向くようにして設けられる。右レーダ22と左レーダ24は、車長方向と平行する車両10の中心線から車幅方向(左右方向)に所定距離だけ離れた位置に設けられ、また、それぞれ同じ高さ位置に設けられる。右レーダ22と左レーダ24は、予め設定される方向を基準として物標が存在する方向を測定する。右レーダ22に対しては基準とする方向として第1基準方向Sa(図4等)が設定され、左レーダ24に対しては基準とする方向として第2基準方向Sb(図4等)が設定される。
カメラ26は、フロントガラス上部の略中央部に、撮像方向を車両10の前方に向けた状態にして取り付けられる。車両10の出荷当初は、カメラ26は、光軸が所定方向を向くようにして設けられる。カメラ26は、予め設定される方向を基準として物標が存在する方向を測定する。カメラ26に対しては基準とする方向として第3基準方向Sc(図6)が設定される。
LIDAR28は、車両10のルーフに取り付けられており、車両10の前方の所定範囲または車両10の周辺にレーザ光を送信する。LIDAR28は、予め設定される方向を基準として物標が存在する方向を測定する。LIDAR28に対しては基準とする方向として第4基準方向が設定される。
外界認識ECU30は、CPU等のプロセッサで構成される処理装置32と、ROMやRAM等のメモリで構成される記憶装置34と、タイマ36と、を備える。
処理装置32は、記憶装置34に格納されるプログラムを読み出し実行することで各種機能を実現する。第1実施形態において、処理装置32は、認識部42とずれ判定部44と補正部46として機能する。認識部42は、外界センサ20により取得される各種の外界情報に基づいて物標やレーンマーク等の大きさ、位置等を認識する。ずれ判定部44は、外界センサ20による測定結果にずれが発生しているか否かを判定する。補正部46は、外界センサ20の測定結果にずれが発生している場合にずれを補正する。
記憶装置34は、処理装置32により実行されるプログラムの他に、それぞれの外界センサ20の取付位置、取付姿勢、相対位置関係を示すセンサ情報52と、それぞれの外界センサ20が基準とする方向(第1基準方向Sa〜第4基準方向)を示す基準方向情報54と、を記憶する。タイマ36は、処理装置32から出力される指示に応じて計時を開始・停止・リセットする。
[1.1.2 運転制御装置14および報知装置16の構成]
運転制御装置14は、自動運転ECUと、駆動装置(エンジンおよび/またはモータを含む)と、制動装置(ブレーキを含む)と、操舵装置(電動パワーステアリングを含む)と、を含んで構成される。運転制御装置14は、外界認識装置12による認識結果の他に、各種車両センサにより取得される走行状態情報(車速、加速度等)、ナビゲーション装置により取得される車両位置情報・走行経路情報、通信装置により取得される道路交通情報等に基づいて自動運転または運転支援に関わる処理を行い、その処理結果に応じて駆動、制動、操舵の制御を実行する。
報知装置16は、報知ECUと、表示装置と、音響装置と、を含んで構成される。報知装置16は、外界認識装置12による認識結果に基づいて処理を行い、その処理結果に応じて乗員に対して報知を行う。
[1.2 ずれ認定処理]
図2を用いて外界認識装置12が行うずれ認定処理を説明する。以下で説明する処理は、所定時間毎に実行される。なお、図2に示される処理では、外乱等に起因する誤差を考慮して、外界センサ20による測定結果が一時的にずれている場合にずれが発生しているものと認定せず、外界センサ20による測定結果が所定時間継続してずれている場合にずれが発生しているものと認定するようにしている。
ステップS1において、認識部42は、外界センサ20が取得する外界情報に基づいて物標の有無を認識する。物標があることを認識する場合(ステップS1:YES)、処理はステップS2に移行する。一方、物標がないことを認識する場合(ステップS1:NO)、処理は一旦終了して次のサイクルの処理まで待機する。
ステップS1からステップS2に移行すると、認識部42およびずれ判定部44は、外界センサ20による測定結果のずれを検知するためにずれ検知処理を行う。ずれ検知処理は、2以上の外界センサ20で取得される外界情報に基づいて、それらの外界センサ20による測定結果のずれを検知する処理である。具体的な内容については後述する[1.3 ずれ検知処理]で説明する。
ステップS3において、ずれ判定部44はステップS2で行われるずれ検知処理の結果に基づいてずれが検知されたか否かを判定する。ずれが検知された場合(ステップS3:YES)、処理はステップS5に移行する。一方、ずれが検知されなかった場合(ステップS3:NO)、処理はステップS4に移行する。
ステップS3からステップS4に移行すると、ずれ判定部44は、タイマ36を初期化する。そして、処理は一旦終了して次のサイクルの処理まで待機する。
ステップS3からステップS5に移行すると、ずれ判定部44は、タイマ36によりずれの継続時間を計測する。このとき、継続時間の計測が未だ開始されていない場合は継続時間の計測を開始し、継続時間の計測が既に開始されている場合は計測を継続する。
ステップS6において、ずれ判定部44は、タイマ36により計測されるずれの継続時間が所定時間以上か否かを判定する。この判定で比較される所定時間は任意に設定可能であり、予め記憶装置34に記憶される。ずれの継続時間が所定時間以上である場合(ステップS6:YES)、処理はステップS7に移行する。一方、ずれの継続時間が所定時間未満である場合(ステップS6:NO)、処理は一旦終了して次のサイクルの処理まで待機する。このときタイマ36による計測は継続される。
ステップS7において、ずれ判定部44は、いずれかの外界センサ20にずれが発生しているものと認定する。
[1.3 ずれ検知処理]
[1.3.1 右レーダ22と左レーダ24の測定結果を用いる場合]
図3を用いてずれ認定処理(図2)のステップS2で行われるずれ検知処理を説明する。ここでは具体例として、右レーダ22および左レーダ24を用いて、右レーダ22および左レーダ24により測定される方向のずれを検知する処理の手順を説明する。
ステップS11において、認識部42は、右レーダ22および左レーダ24による距離の測定結果に基づいて第1位置線Paと第2位置線Pbを求める。第1位置線Paと第2位置線Pbについて図4を用いて説明する。
右レーダ22により、右レーダ22(の位置)から物標までの距離と、物標が存在する方向と、が測定され、左レーダ24により、左レーダ24(の位置)から物標までの距離と、物標が存在する方向と、が測定される。右レーダ22により測定される距離を第1距離aとし、右レーダ22により測定される方向を第1方向Daとする。第1方向Daは、右レーダ22が送信する電磁波の走査面内に定義される方向であり、右レーダ22が基準とする第1基準方向Saに対して角度θa傾く方向として求められる。また、左レーダ24により測定される距離を第2距離bとし、左レーダ24により測定される方向を第2方向Dbとする。第2方向Dbは、左レーダ24が送信する電磁波の走査面内に定義される方向であり、左レーダ24が基準とする第2基準方向Sbに対して角度θb傾く方向として求められる。
認識部42は、右レーダ22が送信する電磁波の走査面内に、右レーダ22を中心とし第1距離aを半径rとする円を想定し、この円を第1位置線Paとする。同様に、左レーダ24が送信する電磁波の走査面内に、左レーダ24を中心とし第2距離bを半径rとする円を想定し、この円を第2位置線Pbとする。
ステップS12において、認識部42は、第1位置線Paと第2位置線Pbの交点Cを求める。次のような観点から、交点Cは物標が存在する位置といえる。レーダの場合、距離の測定結果はレーダ自体の角度ずれ(光軸ずれ)の影響を受けにくい。このため、右レーダ22および左レーダ24による距離の測定結果は方向の測定結果と比較して信頼度が高い。右レーダ22により測定される第1距離aおよび左レーダ24により測定される第2距離bが正しいとすると、物標は第1位置線Pa上および第2位置線Pb上に存在することになる。つまり、物標は第1位置線Paと第2位置線Pbの交点Cに位置することになる。したがって、第1実施形態において、認識部42は交点Cが物標の正しい存在位置であるものと認識する。
ステップS13において、ずれ判定部44は、右レーダ22を起点とする第1方向Daに交点Cが位置するか否かを判定する。なお、右レーダ22の誤差や外乱等を考慮して、交点Cを中心とする領域Rを想定し、右レーダ22を起点とする第1方向Daに領域Rが位置するか否かを判定するようにしてもよい。つまり、ずれ角が一定角度以上である場合にずれが発生しているものとし、ずれ角が一定角度未満である場合にずれが発生していないものとしてもよい。図4に示されるように、右レーダ22を起点とする第1方向Daに交点Cが位置する場合(ステップS13:YES)、すなわち右レーダ22を起点として第1方向Daに延びる直線が交点Cと交わる場合、処理はステップS14に移行する。一方、図5に示されるように、右レーダ22を起点とする第1方向Daに交点Cが位置しない場合(ステップS13:NO)、すなわち右レーダ22を起点として第1方向Daに延びる直線が交点Cと交わらない場合、処理はステップS15に移行する。
ステップS13からステップS14に移行すると、ずれ判定部44は、ずれを検知しない。一方、ステップS13からステップS15に移行すると、ずれ判定部44は、第1方向Daのずれを検知する。
ステップS16において、ずれ判定部44は、左レーダ24を起点とする第2方向Dbに交点Cが位置するか否かを判定する。このとき、左レーダ24の誤差や外乱等を考慮して、交点Cを中心とする領域Rを想定し、左レーダ24を起点とする第2方向Dbに領域Rが位置するか否かを判定するようにしてもよい。つまり、ずれ角が一定角度以上である場合にずれが発生しているものとし、ずれ角が一定角度未満である場合にずれが発生していないものとしてもよい。左レーダ24を起点とする第2方向Dbに交点Cが位置する場合(ステップS16:YES)、すなわち左レーダ24を起点として第2方向Dbに延びる直線が交点Cと交わる場合、処理はステップS17に移行する。一方、図4および図5に示されるように、左レーダ24を起点とする第2方向Dbに交点Cが位置しない場合(ステップS16:NO)、すなわち左レーダ24を起点として第2方向Dbに延びる直線が交点Cと交わらない場合、処理はステップS18に移行する。
ステップS16からステップS17に移行すると、ずれ判定部44は、ずれを検知しない。一方、ステップS16からステップS18に移行すると、ずれ判定部44は、第2方向Dbのずれを検知する。ステップS17またはステップS18の処理が終了すると、処理はずれ認定処理(図2のステップS3)に戻る。
[1.3.2 右レーダ22と左レーダ24とカメラ26の測定結果を用いる場合]
図6を用いてずれ検知処理の他の形態を説明する。ここでは、右レーダ22により測定される方向のずれ、左レーダ24により測定される方向のずれ、カメラ26により測定される距離のずれを検知する処理について説明する。
カメラ26により、カメラ26(の位置)から物標までの距離と、物標が存在する方向と、が測定される。カメラ26により測定される距離を第3距離cとし、カメラ26により測定される方向を第3方向Dcとする。第3方向Dcは、カメラ26が基準とする第3基準方向Scに対して角度θc傾く方向として求められる。
認識部42は、第1位置線Paおよび第2位置線Pbと共に、カメラ26を中心とし第3距離cを半径rとする円を想定し、この円を第3位置線Pcとする。
前述したように、右レーダ22および左レーダ24による距離の測定結果は方向の測定結果と比較して信頼度が高い。このため、物標は第1位置線Paと第2位置線Pbの交点Cに位置する可能性が高い。一方、カメラ26による方向の測定結果は距離の測定結果と比較して信頼度が高い。そこで、第1実施形態において、認識部42は、カメラ26を起点として第3方向Dcに向かう直線に対して交点Cから垂線を引き、垂線の中点C´が物標の正しい存在位置であるものと推定する。このとき、認識部42は、中点C´を中心とする所定半径の領域Rを設定する。
ずれ判定部44は、右レーダ22を起点とする第1方向Daに領域Rが位置するか否かを判定する。また、左レーダ24を起点とする第2方向Dbに領域Rが位置するか否かを判定する。また、第3位置線Pc上に領域Rが位置するか否かを判定する。
図6の場合、右レーダ22を起点とする第1方向Daに領域Rが位置する。このため、ずれ判定部44は、第1方向Daのずれを検知しない。また、左レーダ24を起点とする第2方向Dbに領域Rが位置しない。このため、ずれ判定部44は、第2方向Dbのずれを検知する。また、第3位置線Pc上に領域Rが位置する。このため、ずれ判定部44は、カメラ26で測定される第3距離cのずれを検知しない。仮に、第3位置線Pc上に領域Rが位置しない場合には、ずれ判定部44は、第3距離cのずれを検知する。
[1.4 ずれ補正処理]
図7を用いてずれ補正処理を説明する。以下で説明する処理は、所定時間毎に実行される。
ステップS21において、補正部46は、図2に示されるステップS7でずれ判定部44によりずれが発生しているものと認定されているか否かを判定する。ずれが発生している場合(ステップS21:YES)、処理はステップS22に移行する。一方、ずれが発生していない場合(ステップS21:NO)、処理は一旦終了して次のサイクルの処理まで待機する。
ステップS22において、補正部46は、ずれ量を演算する。例えば、図4に示されるように左レーダ24により測定される第2方向Dbがずれている場合を想定する。図8に示されるように、補正部46は、左レーダ24を起点として交点Cに向かう方向D´bと第2方向Dbとの角度θr、および、そのずれの方向を演算する。
ステップS23において、補正部46は、ずれを補正する。図8に示されるように、補正部46は、左レーダ24が基準とする第2基準方向Sbを、方向D´bに対して第2方向Dbがずれる方向と逆方向に、角度θrだけずらすことにより、第2基準方向Sbを補正する。そして、補正部46は、補正後の第2基準方向S´bを記憶装置34の基準方向情報54として記憶させる。
補正部46は、右レーダ22により測定される第1方向Daがずれている場合も図8に示されるような補正を行い、補正後の第1基準方向S´aを記憶装置34の基準方向情報54として記憶させる。
[1.5 第1実施形態のまとめ]
第1実施形態に係る外界認識装置12は、認識部42とずれ判定部44とを備える。図4に示されるように、認識部42は、右レーダ22を中心とし且つ右レーダ22により測定される第1距離aを半径rとする円形の第1位置線Paを求め、左レーダ24を中心とし且つ左レーダ24により測定される第2距離bを半径rとする円形の第2位置線Pbを求める(図3のステップS11)。そして、第1位置線Paと第2位置線Pbとの交点Cの位置を求める(図3のステップS12)。ずれ判定部44は、右レーダ22により測定される第1方向Daに交点Cが位置しない場合に第1方向Daがずれていると判定し(図3のステップS15、図2のステップS7)、左レーダ24により測定される第2方向Dbに交点Cが位置しない場合に第2方向Dbがずれていると判定する(図3のステップS18、図2のステップS7)。
右レーダ22により測定される物標までの第1距離aは、右レーダ22により測定される物標の第1方向Daと比較して信頼度が高い。同様に、左レーダ24により測定される物標までの第2距離bは、左レーダ24により測定される物標の第2方向Dbと比較して信頼度が高い。上記構成によれば、信頼度の高い2つの距離(第1距離aおよび第2距離b)の交点Cの位置を求めることにより、信頼度の高い物標の位置を推定することができる。そして、右レーダ22により測定される第1方向Daに交点Cが位置しない場合に第1方向Daがずれていると判定し、左レーダ24により測定される第2方向Dbに交点Cが位置しない場合に第2方向Dbがずれていると判定する。このように信頼度の高い物標の位置(交点Cの位置)に基づいて、各レーダにより測定される方向のずれを判定するため、方向のずれを容易且つ精確に判定することができる。
第1実施形態に係る外界認識装置12は、補正部46を備える。補正部46は、ずれ判定部44により第1方向Daおよび/または第2方向Dbに一定角度以上のずれが所定時間以上継続して発生すると判定される場合(図2のステップS6:YES)に、第1方向Daおよび/または第2方向Dbのずれを補正する(図7のステップS23)。
上記構成によれば、第1方向Daおよび/または第2方向Dbにずれが発生した場合にそのずれを補正するため、第1方向Daおよび第2方向Dbの精度の低下を防止することができる。結果として、右レーダ22および左レーダ24の精度を一定以上に維持しつつ右レーダ22および左レーダ24を使用することができる。
第1実施形態に係る外界認識装置12は、第1基準方向Saと第2基準方向Sbとを記憶する記憶装置34を更に備える。右レーダ22は、第1基準方向Saを基準にして第1方向Daを測定する。左レーダ24は、第2基準方向Sbを基準にして第2方向Dbを測定する。補正部46は、第1方向Daのずれを補正する際に、右レーダ22を起点として交点Cが存在する方向に対して、第1方向Daがずれる方向と逆方向にずれた分だけ第1基準方向Saをずらす補正をする。また、第2方向Dbのずれを補正する際に、左レーダ24を起点として交点Cが存在する方向に対して、第2方向Dbがずれる方向と逆方向にずれた分だけ第2基準方向Sbをずらす補正をする(図7のステップS23)。そして、補正後の第1基準方向S´aおよび/または第2基準方向S´bを記憶装置34に記憶させる。
上記構成によれば、記憶装置34に記憶される基準方向情報54を補正するといった容易な方法により第1方向Daおよび/または第2方向Dbのずれを補正することができる。
[2 第2実施形態]
前述した第1実施形態は、右レーダ22および左レーダ24による距離の測定結果(第1距離aおよび第2距離b)の信頼度と、カメラ26による方向の測定結果(第3方向Dc)の信頼度が高いものとして、これらの測定結果に基づいて物標の位置を推定するものである。一方、第2実施形態は、個々の外界センサ20の各測定結果に対してそれぞれ尤度が設定されており、その尤度に基づいて物標の位置を推定するものである。第2実施形態については第1実施形態と共通する構成に同一の符号を付してその説明を省略する。以下では、第2実施形態に関して、第1実施形態と相違する部分の説明をする。
[2.1 外界認識装置12の構成]
図9に示されるように、第2実施形態に係る外界認識装置12の記憶装置34は、各種のプログラム、センサ情報52、基準方向情報54の他に、個々の外界センサ20の測定結果に対する尤度を示す尤度情報56を記憶する。
図10に示されるように、尤度情報56は、それぞれの外界センサ20により測定される距離と方向に対する尤度が設定される。尤度は信頼度に比例する。ここでは、右レーダ22により測定される第1距離aおよび第1方向Daに対する尤度がX1%、Y1%として設定され、左レーダ24により測定される第2距離bおよび第2方向Dbに対する尤度がX2%、Y2%として設定される。レーダに関しては、距離の信頼度が方向の信頼度よりも高いため、X1>Y1、X2>Y2となるように尤度が設定される。また、カメラ26により測定される第3距離cおよび第3方向Dcに対する尤度がX3%、Y3%として設定される。カメラに関しては、距離の信頼度が方向の信頼度よりも高いため、X3<Y3となるように尤度が設定される。
[2.2 ずれ認定処理]
第2実施形態では、第1実施形態と同様に図2に示される手順でずれ認定処理が行われる。
[2.3 ずれ検知処理]
図11を用いてずれ認定処理(図2)のステップS2で行われるずれ検知処理を説明する。ここでは具体例として、左レーダ24およびカメラ26を用いて、左レーダ24により測定される方向のずれを検知する処理の手順を説明する。
ステップS31において、認識部42は、左レーダ24およびカメラ26による測定結果および尤度情報56に基づいて物標存在領域Aを求める。物標存在領域Aについて図12を用いて説明する。
認識部42は、左レーダ24による距離の測定結果に基づいて、左レーダ24を中心とし第2距離bを半径rとする円形の第2位置線Pbを求め、更に尤度情報56に基づいて、第2位置線Pbの内側および外側にb±b・X2の第2距離領域Apbを求める。認識部42は、左レーダ24による方向の測定結果および尤度情報56に基づいて、第2方向Dbの両側にθb±θb・Y2の第2方向領域Adbを求める。認識部42は、カメラ26による距離の測定結果に基づいて、カメラ26を中心とし第3距離cを半径rとする円形の第3位置線Pcを求め、更に尤度情報56に基づいて、第3位置線Pcの内側および外側にc±c・X3の第3距離領域Apcを求める。認識部42は、カメラ26による方向の測定結果および尤度情報56に基づいて、第3方向Dcの両側にθc±θc・Y3の第3方向領域Adcを求める。
続いて、認識部42は、求めた4つの領域(第2距離領域Apb、第2方向領域Adb、第3距離領域Apc、第3方向領域Adc)の最も多くが重なる多重領域A´を求める。図12に示される例では、3つの領域(第2距離領域Apb、第3距離領域Apc、第3方向領域Adc)が重なる多重領域A´を求める。そして、ずれ判定部44は、多重領域A´の重心を中心とする所定半径の領域を物標存在領域Aとして求める。第2実施形態において、認識部42は物標存在領域Aが物標の正しい存在位置であるものと認識する。
ステップS32において、ずれ判定部44は、外界センサ20(ここでは左レーダ24とカメラ26)による測定結果(距離および方向)が物標存在領域Aに位置するか否かを判定する。外界センサ20による測定結果が物標存在領域Aに位置する場合(ステップS32:YES)、処理はステップS33に移行する。外界センサ20による測定結果が物標存在領域Aに位置しない場合(ステップS32:NO)、処理はステップS34に移行する。
図12に示される例では、第2位置線Pbと第3位置線Pcが物標存在領域Aに位置する。また、カメラ26を起点として第3方向Dcに延びる直線は物標存在領域Aに位置する。このため、ずれ判定部44は、第2距離b、第3距離c、第3方向Dcのずれを検知しない。一方、左レーダ24を起点として第2方向Dbに延びる直線は物標存在領域Aに位置しない。このため、ずれ判定部44は、左レーダ24による測定結果である第2方向Dbのずれを検知する。
[2.4 ずれ補正処理]
第2実施形態では、第1実施形態と同様に図7に示される手順でずれ補正処理が行われる。
[2.5 第2実施形態のまとめ]
第2実施形態に係る外界認識装置12は、記憶装置34と認識部42とを備える。記憶装置34は、外界センサ20による距離の測定結果および方向の測定結果に対する尤度を示す尤度情報56を記憶する。認識部42は、外界センサ20による距離の測定結果および方向の測定結果と、尤度と、を用いて物標の位置を認識する。
一般に外界センサ20としてはレーダ(本実施形態では右レーダ22および左レーダ24)やカメラ26が用いられる。右レーダ22および左レーダ24により測定される物標までの距離は、物標の方向と比較して信頼度が高い。一方、カメラ26により測定される物標の方向は、物標までの距離と比較して信頼度が高い。このように外界センサ20により測定される距離の信頼性や方向の信頼性が異なることを考慮し、上記構成では、外界センサ20による距離の測定結果および方向の測定結果に対する尤度を設定している。そして、外界センサ20による距離の測定結果および方向の測定結果と、各測定結果に対する尤度と、を用いて物標の位置を認識する。このため、物標が存在する位置として妥当な物標存在領域Aを認識することができる。この物標存在領域Aとの比較により、外界センサ20により測定される方向および距離のずれを容易且つ精確に判定することができる。
レーダ(本実施形態では右レーダ22および左レーダ24)による距離の測定結果に対する尤度は、レーダによる方向の測定結果に対する前記尤度よりも高い。
上記構成によれば、レーダの測定結果に対してより精確な尤度が設定されるため、物標が存在する位置としてより妥当な物標存在領域Aを認識することができる。
カメラ26による方向の測定結果に対する尤度は、カメラ26による距離の測定結果に対する尤度よりも高い。
上記構成によれば、カメラ26の測定結果に対してより精確な尤度が設定されるため、物標が存在する位置としてより妥当な物標存在領域Aを認識することができる。
[3 変形例]
各実施形態において、認識部42が、現時点から第1所定時間だけ前に外界センサ20により測定された距離および方向と、第1所定時間より前の第2所定時間だけ前に外界センサ20により測定された距離および方向と、に基づいて現時点で外界センサ20により測定される距離および方向を推定するようにしてもよい。
この場合、外界センサ20による一定時間分の測定結果が記憶装置34に記憶される。車両10の車速が一定であるものとして、認識部42は、第1所定時間および第2所定時間に測定された物標と車両10との位置関係に基づいて物標と車両10との相対速度を求める。そして、第1所定時間から現時点までの経過時間と求めた相対速度とに基づいて、現時点における車両10に対する物標の位置を推定する。
上記構成によれば、外乱等により外界センサ20による測定結果が一時的に取得できない場合であっても、外界センサ20による測定結果を補填することができる。
なお、本発明に係る外界認識装置は、前述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…車両 12…外界認識装置
20…外界センサ 22…右レーダ
24…左レーダ 26…カメラ
34…記憶装置 42…認識部
44…ずれ判定部 46…補正部
56…尤度情報

Claims (7)

  1. 車両の外界に存在する物標までの距離および前記物標が存在する方向を測定する右レーダおよび左レーダを備え、前記右レーダおよび前記左レーダの測定結果を含む外界情報に基づいて前記物標を認識する外界認識装置であって、
    前記右レーダを中心とし且つ前記右レーダにより測定される第1距離を半径とする円形の第1位置線を求め、前記左レーダを中心とし且つ前記左レーダにより測定される第2距離を半径とする円形の第2位置線を求め、前記第1位置線と前記第2位置線との交点の位置を求め、前記交点の位置を物標の位置として認識する認識部と、
    前記右レーダにより測定される第1方向に前記交点が位置しない場合に前記第1方向がずれていると判定し、前記左レーダにより測定される第2方向に前記交点が位置しない場合に前記第2方向がずれていると判定するずれ判定部と、を備える
    ことを特徴とする外界認識装置。
  2. 請求項1に記載の外界認識装置において、
    前記ずれ判定部により前記第1方向および/または前記第2方向に一定角度以上のずれが所定時間以上継続して発生すると判定される場合に、前記第1方向および/または前記第2方向のずれを補正する補正部を更に備える
    ことを特徴とする外界認識装置。
  3. 請求項2に記載の外界認識装置において、
    第1基準方向と第2基準方向とを記憶する記憶装置を更に備え、
    前記右レーダは、前記第1基準方向を基準にして前記第1方向を測定し、
    前記左レーダは、前記第2基準方向を基準にして前記第2方向を測定し、
    前記補正部は、前記第1方向のずれを補正する際に、前記右レーダを起点として前記交点が存在する方向に対して、前記第1方向がずれる方向と逆方向にずれた分だけ前記第1基準方向をずらす補正をし、前記第2方向のずれを補正する際に、前記左レーダを起点として前記交点が存在する方向に対して、前記第2方向がずれる方向と逆方向にずれた分だけ前記第2基準方向をずらす補正をし、補正後の前記第1基準方向および/または前記第2基準方向を前記記憶装置に記憶させる
    ことを特徴とする外界認識装置。
  4. 車両の外界に存在する物標までの距離および前記物標が存在する方向を測定する2以上の外界センサを備え、前記外界センサの測定結果を含む外界情報に基づいて前記物標を認識する外界認識装置であって、
    前記外界センサによる前記距離の測定結果および前記方向の測定結果に対する尤度を記憶する記憶装置と、
    前記外界センサによる前記距離の測定結果および前記方向の測定結果と、前記尤度と、を用いて前記物標の位置を認識する認識部と、を備える
    ことを特徴とする外界認識装置。
  5. 請求項4に記載の外界認識装置において、
    前記外界センサのうちの少なくとも1つはレーダであり、
    前記レーダによる前記距離の測定結果に対する前記尤度は、前記レーダによる前記方向の測定結果に対する前記尤度よりも高い
    ことを特徴とする外界認識装置。
  6. 請求項4または5に記載の外界認識装置において、
    前記外界センサのうちの少なくとも1つはカメラであり、
    前記カメラによる前記方向の測定結果に対する前記尤度は、前記カメラによる前記距離の測定結果に対する前記尤度よりも高い
    ことを特徴とする外界認識装置。
  7. 請求項4〜6のいずれか1項に記載の外界認識装置において、
    前記認識部は、現時点から第1所定時間だけ前に前記外界センサにより測定された前記距離および前記方向と、前記第1所定時間より前の第2所定時間だけ前に前記外界センサにより測定された前記距離および前記方向と、に基づいて現時点で前記外界センサにより測定される前記距離および前記方向を推定する
    ことを特徴とする外界認識装置。
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