JP2013167554A - 人検知装置、人検知方法、及びプログラム - Google Patents

人検知装置、人検知方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】レーダ装置により検知した対象物が人であることを、その人が固定構造物の傍で静止している場合でも的確に判定できるようにする。
【解決手段】レーダ装置11は、レーダ波を照射し、当該レーダ波の対象物による反射波を受信することによって当該対象物の位置を特定する。算出部12は、この反射波についてのレーダ装置での受信強度のばらつきの大きさを算出する。判定部13は、算出部12により算出された受信強度のばらつきの大きさに基づいて、対象物が人であるか否かを判定する。
【選択図】図1

Description

本明細書で議論される実施態様は、電波の反射を用いて物体の存在を検知する技術に関するものである。
各種のセンサ装置を用いて車両や歩行者を検出し、検出された情報を用いた信号機の制御や、検出された情報の無線装置や表示装置等による車両運転者への伝達により、交通事故を未然に防止するITS(Intelligent Transport Systems)の技術が知られている。このITS技術のひとつとして、道路の横断歩道上の歩行者の位置や速度を、レーダ波を用いて検知する技術が知られている。この技術を適用すると、例えば、歩行者の信号待ちの時間や歩行の速度に応じて歩行者用信号機における青信号の継続時間を制御することで、歩行者の安全の向上を図ることができるであろう。
特開2001−331890号公報
ところで、レーダ波の人での反射波は、主にコンクリートや金属等の材料を用いて構築されている電柱等の固定構造物によるものと比較して、電波強度が弱く、また、反射波から得られる距離や速度のデータの精度が低いことが知られている。これは、レーダ波の反射は、波の進行方向に対して直交する平面におけるものが計算上は最大となり、また、反射物が金属であればその反射量も大きくなるのに対し、人体表面は複雑な曲面で構成されており、また金属でもないために、反射量が小さいためである。また、人は、立ち止まっている場合であっても、胴体を揺らすなど、微動だにしないことがほとんどないことも要因のひとつと考えられる。
従って、対象物が静止している場合であっても、当該対象物が人であるか固定構造物であるかは、レーダ波の当該対象物による反射波の強度の違いに基づくことで、通常は識別可能である。しかしながら、対象物が位置している周囲の環境によっては、この反射波の強度の違いでは、両者を識別できない場合がある。
例えば、車道を横断しようとしている歩行者が信号待ちをしている場合を考えてみる。このときに、歩行者が、車道の脇に設置されている電柱や標識等の固定構造物の近傍で信号待ちをしていると、レーダ装置では、受信したレーダ波の反射波を、歩行者での反射によるものと固定構造物での反射によるものとを分離することができない。このため、このような周囲環境下では、レーダ装置により検知された対象物が、静止中の歩行者(人)であるか固定構造物であるかを識別することができない。
上述した問題に鑑み、本明細書で後述する人検知装置は、レーダ装置により検知した対象物が人であることを、その人が固定構造物の傍で静止している場合でも的確に判定できるようにする。
本明細書で後述する人検知装置のひとつに、レーダ装置と、算出部と、判定部とを備えるというものがある。ここで、レーダ装置は、レーダ波を照射し、当該レーダ波の対象物による反射波を受信することによって当該対象物の位置を特定する。算出部は、この反射波についてのレーダ装置での受信強度のばらつきの大きさを算出する。判定部は、算出部により算出された受信強度のばらつきの大きさに基づいて、対象物が人であるか否かを判定する。
また、本明細書で後述する人検知方法のひとつは、まず、レーダ波を照射し、当該レーダ波の対象物による反射波を受信することによって当該対象物の位置を特定するレーダ装置での当該反射波についての受信強度のばらつきの大きさを算出する。そして、算出された受信強度のばらつきの大きさに基づいて、対象物が人であるか否かを判定する。
また、本明細書で後述するプログラムのひとつは、以下の処理をコンピュータに実行させる。この処理は、まず、レーダ波を照射し、当該レーダ波の対象物による反射波を受信することによって当該対象物の位置を特定するレーダ装置での当該反射波についての受信強度のばらつきの大きさを算出する。そして、算出された受信強度のばらつきの大きさに基づいて、対象物が人であるか否かを判定する。
本明細書で後述する人検知装置は、レーダ装置により検知した対象物が人であることを、その人が固定構造物の傍で静止している場合でも的確に判定することができる。
人検知装置の一実施例の構成を図解した機能ブロック図である。 レーダ装置による対象物の位置の検知結果の一例を表したグラフである。 レーダ波の反射波についての、レーダ装置での受信強度の時間変化の一例を表したグラフである。 人検知装置のハードウェア構成例である。 レーダ装置の設置位置の説明図である。 図5Aのように設置された各々のレーダ装置による対象物の検知可能範囲の説明図である。 レーダ装置でのレーダ波の放射方向の制御の説明図である。 人検知処理の処理内容を図解したフローチャートである。 データテーブルの構造を表した図である。 対象物判定処理の処理内容を図解したフローチャートである。 判定テーブルの構造を表した図である。
まず図1について説明する。図1は、人検知装置の一実施例の構成を図解した機能ブロック図である。
図1において、人検知装置1には信号機制御装置2が接続されている。なお、信号機制御装置2には、歩行者用信号機3が接続されている。
人検知装置1は、対象物が人であるか否かを判定する装置である。なお、本実施例においては、人検知装置1は、レーダ波を使用して横断歩道を含む所定の領域内の対象物の検知を行い、検知された対象物が、人であるか否か、より具体的には、静止中の歩行者であるか固定構造物であるかを判定する。
歩行者用信号機3は、横断歩道を通っての車道の横断の許可を青信号により歩行者に通知する信号機である。
信号機制御装置2は歩行者用信号機3を制御して、歩行者用信号機3の信号色を切り換える。特に、信号機制御装置2は、人検知装置1による歩行者の検知結果に応じて、歩行者用信号機3における青信号の継続時間を制御する。
人検知装置1は、レーダ装置11、算出部12、及び判定部13を備えている。
レーダ装置11は、レーダ波を照射し、当該レーダ波の対象物による反射波を受信することによって当該対象物の位置を特定する。
算出部12は、レーダ装置11が受信した反射波についての、時間経過に伴うレーダ装置11での受信強度のばらつきの大きさを算出する。
判定部13は、算出部12により算出された受信強度のばらつきの大きさに基づいて、対象物が人であるか否かを判定する。
この人検知装置1による人検知の手法について、図2及び図3を用いて説明する。
図2は、レーダ装置11による対象物の位置(レーダ装置11からの距離)の検知結果の一例を表したグラフである。このグラフは、レーダ装置11から14mの位置に固定構造物(電柱)が設置されており、人(歩行者は)レーダ装置11に向かって歩行しているが、固定構造物の傍(横断歩道の歩行者停止位置)で暫くの間静止した(信号待ちをした)場合のものである。
図2において、横軸は時間の経過を表しており、縦軸は対象物のレーダ装置11からの距離を表している。
図2において、横軸の値が「250」よりも小さい範囲と「1000」よりも大きい範囲とにおいては、固定構造物と人とは別個のものとして検知されている。ここで、固定構造物の位置は既知であるので、この範囲では、対象物が人であるか固定構造物であるかの判定を、レーダ装置11によって対象物毎に検出される位置情報に基づいて行うことができる。また、この判定は、レーダ装置11によって対象物毎に検出される速度情報及び反射波の受信強度の情報のどちらに基づいても行うことができる。
これに対し、横軸の値が「250」から「1000」までの範囲においては、人が固定構造物の傍に立ち止まっている状態にある。この範囲では、レーダ装置11による対象物の位置の検知結果を、固定構造物と人とに分離することができないため、対象物が人であるか固定構造物であるかの判定を、レーダ装置11によって検出される位置情報に基づいて行うことはできない。また、この位置では、人も固定構造物も静止しているため、レーダ装置11によって検出される速度情報に基づいても行えない。更に、この範囲では、レーダ装置11によるレーダ波の反射波は、固定構造物で反射したものが支配的であるため、この判定を、この反射波の受信強度の大小によって行うこともできない。
図3は、レーダ波の反射波についての、レーダ装置11での受信強度の時間変化の一例を表したグラフである。この受信強度の時間変化の例は、図2のグラフと同一条件で測定されたものである。
図2において、横軸は時間の経過を表しており、縦軸は、反射波の受信強度を表している。
この図3のグラフでは、横軸の値が「250」から「1000」までの範囲、すなわち、上述したような位置情報、距離情報、及び受信強度の大小では対象物の種別判定が行えない範囲において、反射波の受信強度のばらつきが顕著に大きくなっていることが分かる。このばらつきは、固定構造物の傍に位置している歩行者が、レーダ波の固定構造物での反射に対し、レーダ波の散乱や吸収等の影響を及ぼすことに起因している。
そこで、図1の人検知装置1では、まず、レーダ波の反射波についての、レーダ装置11での受信強度のばらつきを算出部12が算出する。そして、判定部13が、上述の範囲においての対象物が人であるか否かの判定を、このばらつきの大きさに基づき行うようにする。より具体的には、判定部13は、この受信強度のばらつきが所定のばらつき閾値以上の大きさである場合に、この対象物が人であるとの判定を下す。人検知装置1は、このようにして、レーダ装置11により検知した対象物が人であることを、その人が固定構造物の傍で静止している場合でも的確に判定するのである。
なお、判定部13は、レーダ装置11によって特定された対象物の位置が所定の検出領域内の位置である場合に、当該対象物が人であるか否かの判定を行うようにしてもよい。このようにすることで、対象物の位置が所定の検出領域外の位置である場合には、当該対象物が人であるか否かの判定のために必要となる受信強度のばらつきの算出を行わないでよいので、その算出のための処理負担が軽減される。
また、判定部13は、レーダ波の反射波の受信強度が所定の閾値強度以上であり、人での反射では得られないような強度である場合には、受信強度のばらつきの大きさに関わらず、対象物が人ではないとの判定を常に下すようにしてもよい。このようにすることで、対象物が人であることの検知精度が向上し、また、受信強度のばらつきの算出を行わなくても、対象物が人ではないとの判定を的確に下せるようになる。
次に図4について説明する。図4は、図3の人検知装置1のハードウェア構成の一例を表している。
図4に図解されているように、本構成例においては、人検知装置1は、レーダ装置11にコンピュータ20が接続されて構成されている。
コンピュータ20は、MPU21、ROM22、RAM23、ハードディスク装置24、入力装置25、表示装置26、インタフェース装置27、及び記録媒体駆動装置28を備えている。なお、これらの構成要素はバスライン29を介して接続されており、MPU21の管理の下で各種のデータを相互に授受することができる。
MPU(Micro Processing Unit)21は、コンピュータ20全体の動作を制御する演算処理装置である。
ROM(Read Only Memory)22は、所定の基本制御プログラムが予め記録されている読み出し専用半導体メモリである。MPU21は、この基本制御プログラムをコンピュータ20の起動時に読み出して実行することにより、コンピュータ20の各構成要素の動作制御が可能になる。
RAM(Random Access Memory)23は、MPU21が各種の制御プログラムを実行する際に、必要に応じて作業用記憶領域として使用する、随時書き込み読み出し可能な半導体メモリである。
ハードディスク装置24は、MPU21によって実行される各種の制御プログラムや各種のデータを記憶しておく記憶装置である。MPU21は、ハードディスク装置24に記憶されている所定の制御プログラムを読み出して実行することにより、各種の制御処理を行えるようになる。
入力装置25は、例えばキーボード装置やマウス装置であり、例えば人検知装置1の管理者により操作されると、その操作内容に対応付けられている管理者からの各種情報の入力を取得し、取得した入力情報をMPU21に送付する。
表示装置26は例えば液晶ディスプレイであり、MPU21から送付される表示データに応じて各種のテキストや画像を表示する。
インタフェース装置27は、このコンピュータ20に接続される各種機器との間での各種情報の授受の管理を行う。レーダ装置11はインタフェース装置27に接続されており、レーダ装置11の検出情報は、このインタフェース装置27を介してコンピュータ20に取り込まれる。なお、図1の信号機制御装置2もインタフェース装置27に接続されており、人検知装置1による歩行者の検知結果がインタフェース装置27を介して信号機制御装置2に送られる。
記録媒体駆動装置28は、可搬型記録媒体30に記録されている各種の制御プログラムやデータの読み出しを行う装置である。MPU21は、可搬型記録媒体30に記録されている所定の制御プログラムを、記録媒体駆動装置28を介して読み出して実行することによって、後述する各種の制御処理を行うようにすることもできる。なお、可搬型記録媒体30としては、例えばCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)やDVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、USB(Universal Serial Bus)規格のコネクタが備えられているフラッシュメモリなどがある。
このようなコンピュータ20を用いて人検知装置1を構成するには、例えば、次に説明する人検知処理をMPU21に行わせるための制御プログラムを作成する。作成された制御プログラムはハードディスク装置24若しくは可搬型記録媒体30に予め格納しておく。そして、MPU21に所定の指示を与えてこの制御プログラムを読み出させて実行させる。こうすることで、コンピュータ20を、算出部12及び判定部13として機能させることが可能となり、コンピュータ20を用いることによる人検知装置1の構成が可能になる。
次に、コンピュータ20において行われる人検知処理について説明する。
まず、以下の説明の前提として、本実施例において使用するレーダ装置11の機能及び設置位置について説明する。
本実施例では、レーダ装置11としてミリ波レーダを使用し、図5Aに図解するように、2台のレーダ装置11a及び11bを、矩形領域である横断歩道40の対角点付近にそれぞれ設置する。
図5Bは、このように設置されたレーダ装置11a及び11bの各々による対象物の検知可能範囲を図解したものである。図5Bにおいて、カバー範囲41aは、レーダ装置11aによる対象物の検知可能範囲であり、カバー範囲41bは、レーダ装置11bによる対象物の検知可能範囲である。2台のレーダ装置11a及び11bを横断歩道40の対角点付近にそれぞれ設置することで、横断歩道40の領域の全体で対象物の検知が可能になる。
なお、レーダ装置11a及び11bの各々から放射されるレーダ波の干渉による対象物の検知への影響を防止するために、レーダ波の放射及び反射波の受信は、レーダ装置11aとレーダ装置11bとの間で交互に間欠的に行うようにするとよい。
なお、レーダ装置11a及び11bを水平方向にレーダ波が放射されるように設置する。このような設置は、レーダ波の道路による反射波の影響が比較的少なくなるので好ましい。
また、設置位置の高さは、成人の腰部の高さの辺りであって、幼児の頭部の高さの辺りである、80センチメートルから1メートル程度とする。このような高さにレーダ装置11a及び11bを設置すると、水平方向にレーダ波を放射した場合に、反射波の強度が不安定である人の身体のうちでも比較的安定している部位でレーダ波が反射されるので好ましい。
なお、本実施例で使用するレーダ装置11a及び11bは、対象物までの距離、対象物の移動速度、及び、レーダ波の対象物での反射波の受信強度を検出できるものとする。
更に、このレーダ装置11a及び11bは、図6において方向e1、e2、e3、及びe4として図解したように、レーダ波の放射方向を変化させるものとする。放射方向を変化させたレーダ波の反射波をレーダ装置11a及び11bが受信することで、当該レーダ波を反射した対象物についての、レーダ装置11a及び11bから見たときの向きを検出することができる。また、この対象物の向きの情報と、レーダ装置11a及び11bにより検出される対象物までの位置の情報とを用いることにより、対象物の横断歩道40上での水平面位置を特定することができる。
なお、図6においては、レーダ装置11a及び11bでレーダ波の放射方向の変化を、簡単のため4方向のみとしているが、放射方向を更に細かく変化させるものであってもよい。
レーダ装置11a及び11bは、以上の各種の検知結果、すなわち、対象物までの距離、対象物の移動速度、レーダ波の対象物での反射波の受信強度、及び、レーダ波の放射方向の情報を、検知データとして、コンピュータ20に送付する。
なお、以下の説明では、レーダ装置11aとレーダ装置11bとを総称するときには、「レーダ装置11」と称することとする。
では、人検知処理について、図7のフローチャートを参照しながら説明する。
この人検知処理は、レーダ波を使用した対象物の追跡処理において、例えば、歩行者である対象物が固定構造物の傍で停止したことによって、対象物の位置の検知結果を、固定構造物と人とに分離することができなくなった場合に開始される。すなわち、図2のグラフにおいては、レーダ装置11による対象物の位置の検知結果を固定構造物と人とに分離することができなくなったとき、より具体的には、横軸の値が「250」に達したときに、図7の検知処理が開始される。
図7において、まず、S101では、MPU21自身が備えているタイマを初期化し手計時を開始させる処理をMPU21が行う。
次に、S102では、データ取得処理をMPU21が行う。この処理は、レーダ装置11から送られてくる上述の検知データをインタフェース装置27に取得させる処理である。
次に、S103では、取得データをデータテーブル51(図8)に格納する処理をMPU21が行う。この処理は、S102の処理によって取得された検知データを、RAM23の所定領域に格納されているデータテーブル51に格納する処理である。
ここで図8について説明する。図8はデータテーブル51の構造を図解したものである。
データテーブル51には、各レコードについて、「識別ラベル」、「レーダ種別」、「方向」、「受信強度」、「距離」、及び「速度」のデータが格納される。これらのデータについて各々説明する。
「識別ラベル」は、対象物に対して識別のために個々に付与されるラベルである。データテーブル51の同一のレコードに格納されている各検知データは、この「識別ラベル」によって特定される対象物についてのものである。
「レーダ種別」は、対象部を検知したレーダ装置11が、レーダ装置11aであるかレーダ装置11bであるかを表すデータである。レーダ装置11aが対象物を検知した場合には「レーダ種別」として値『a』が格納され、レーダ装置11bが対象物を検知した場合には「レーダ種別」として値『b』が格納される。
「方向」は、このレコードに含まれる各検知データを検知したときのレーダ波の放射方向を表すデータであり、放射方向を表している、例えば図6に示した『e1』、『e2』、『e3』、『e4』が値として格納される。
「受信強度」は、レーダ波の対象物での反射波のレーダ装置11での受信強度を表している値が検知データとして格納される。
「距離」は、対象物のレーダ装置11からの距離を表している値が検知データとして格納される。
「速度」は、対象物の移動速度を表している値が検知データとして格納される。
データテーブル51は以上のデータ構造を有している。図7のS103の処理が実行されると、データテーブル51に新たなレコードが追加されて、その追加されたレコードに、S102の処理で取得された検知データが格納される。
次に、S104では、S101の処理で計時を開始したタイマの数値を参照して、所定時間が経過したか否かを判定する処理をMPU21が行う。MPU21は、ここで、所定時間が経過したと判定したとき(判定結果がYesのとき)にはS105に処理を進める。一方、MPU21は、ここで、所定時間が経過していないと判定したとき(判定結果がNoのとき)にはS102へ処理を戻して、レーダ装置11からの新たな検知データの取得と、取得した検知データのデータテーブル51への格納との処理を繰り返す。
次に、S105では、S102からS104にかけての処理でデータテーブル51に格納された検知データ(「受信強度」、「距離」、及び「速度」)の各々の平均を、「識別ラベル」で特定される対象物毎に算出する処理をMPU21が行う。以降の処理では、算出された平均値のデータを、S101の処理を実行してからS104の判定処理の結果がYesとなるまでの期間、すなわち前述の所定時間が経過するまでの期間においての、対象物毎の、受信強度、距離、及び速度の検知データとして扱う。
なお「方向」データについては、データテーブル51に格納されている「方向」データの度数を対象物毎に計数し、度数が最大の方向を、その対象物についての方向の検知データとして扱う。
次に、S106では、人検知の対象物(以下、「検知対象物」と称する。)が、所定の検知領域内に存在しているのか否かを判定する処理をMPU21が行う。この判定処理は、例えば以下のようにして行われる。
まず、横断歩道40(すなわち道路の路面)に対して平行な直交二次元座標平面(X,Y)を定義しておき、例えば、レーダ装置11aの設置位置をその原点と定義しておく。また、検知領域として、横断歩道40の領域を表す座標を予め取得しておき、この座標を例えばハードディスク装置24に格納しておく。そして、S106の処理において、MPU21は、S105の処理により得られた、検知対象物についての距離(平均距離)の検知データと方向(度数最大の方向)の検知データとから、検知対象物の存在位置を上述の平面において表す二次元座標を算出する。そして、MPU21は、算出された二次元座標と、横断歩道40の領域を表す座標とを比較することで、検知対象物の存在位置が横断歩道40の領域内であるか否かを判定する。
このS106の判定処理において、MPU21は、検知対象物が検知領域内に存在していると判定したとき(判定結果がYesのとき)にはS107に処理を進める。一方、MPU21は、検知対象物が検知領域内に存在していないと判定したとき(判定結果がNoのとき)にはS112に処理を進める。
次に、S107では、S105の処理により得られた、検知対象物についての受信強度(平均受信強度)が、所定の受信強度閾値以下であるか否かを判定する処理をMPU21が行う。なお、この受信強度閾値は、レーダ波の人による反射波では得られないほど高いが、固定構造物による反射波では得られる程度の受信強度の値とする。MPU21は、ここで、受信強度が閾値以下であると判定したとき(判定結果がYesのとき)にはS109に処理を進める。一方、MPU21は、ここで、受信強度が閾値よりも大きいと判定したとき(判定結果がNoのとき)にはS108に処理を進める。
次に、S108では、検知対象物は固定構造物であるとの判定を下す処理をMPU21が行い、その後はS110に処理を進める。従って、S108の判定結果がNoの場合には、S109の処理は行われない。
以上のS106からS108にかけての処理をMPU21が行っているときには、コンピュータ20は、図1における判定部13として機能している。
次に、S109では、対象物判定処理をMPU21が行う。この処理は、検知対象物が人であるか否かを判定する処理であり、その処理の詳細は後述する。
次に、S110では、以上までの処理により、検知対象物が歩行者(人)であるとの検知結果を得たか否かを判定する処理をMPU21が行う。MPU21は、ここで、検知対象物が歩行者であるとの検知結果を得たと判定したとき(判定結果がYesのとき)にはS111に処理を進める。一方、MPU21は、ここで、検知対象物が歩行者ではないとの検知結果を得たと判定したとき(判定結果がNoのとき)には、S111の処理を行わずに、S112に処理を進める。
次に、S111では、信号機制御処理をMPU21が行う。この処理は、インタフェース装置27を介して信号機制御装置2に指示を与えて歩行者用信号機3を制御させ、歩行者用信号機3における青信号の継続時間を延長させる処理である。
次に、S112では、S103の処理の繰り返しにより前述のデータテーブル51に格納されているデータを全て削除する処理をMPU21が行う。その後、MPU21は、S101へ処理を戻して、次の期間におけるレーダ装置11での検知データの取得とデータテーブル51への格納の処理を開始させる。
以上までの処理が人検知処理である。なお、この処理は、例えば、前述した追跡処理において、対象物の位置の検知結果を、固定構造物と人とに分離できるようになった場合に終了させる。すなわち、例えば図2のグラフにおいては、レーダ装置11による対象物の位置の検知結果を固定構造物と人とに分離できるようになったとき、より具体的には、横軸の値が「1000」に達したときに、図7の検知処理を終了させる。
次に図9について説明する。図9は、図7の人検知処理におけるS109の対象物判定処理の処理内容を図解したフローチャートである。
図9の処理が開始されると、まず、S201において、受信強度の標準偏差を算出する処理をMPU21が行う。この処理は、図7のS103の処理の繰り返しによりデータテーブル51に格納されている、検知対象物についての受信強度の検知データと、図7のS105の処理によって算出された、その受信強度の平均値とを用いて、受信強度の標準偏差を算出する処理である。このS201の処理をMPU21が行っているときには、コンピュータ20は、図1における算出部12として機能している。
次に、S202では、検知対象物のレコードが、RAM23の所定領域に格納されている判定テーブル52(図10)に存在するか否かを判定する処理をMPU21が行う。MPU21は、ここで、検知対象物のレコードが存在すると判定したとき(判定結果がYesのとき)にはS203に処理を進めて、判定テーブル52の検知対象物のレコードのデータを更新する処理を行い、その後はS205に処理を進める。一方、MPU21は、ここで、検知対象物のレコードが存在しないと判定したとき(判定結果がNoのとき)にはS204に処理を進めて、判定テーブル52に検知対象物のレコードを作成してデータを格納する処理を行い、その後はS205に処理を進める。
ここで図10について説明する。図10は、判定テーブル52の構造を図解したものである。
判定テーブル52には、各レコードについて、「識別ラベル」、「位置」、「速度」、「受信強度」、「受信強度標準偏差」、「構造物カウント」、「歩行者カウント」、「構造物フラグ」、及び「歩行者フラグ」のデータが格納される。これらのデータについて各々説明する。
「識別ラベル」は、検知対象物に対して識別のために個々に付与されるラベルであり、データテーブル51についてのものと同一である。判定テーブル52の同一のレコードに格納されている各データは、この「識別ラベル」によって特定される検知対象物についてのものである。
「位置」は、検知対象物の存在位置を表す二次元座標のデータであり、図7のS106の処理により算出されたものである。
「速度」及び「受信強度」は、それぞれ、図7のS105の処理により算出された、検知対象物についてデータテーブル51に格納されていた速度の平均値及び受信強度の平均値のデータである。
「受信強度標準偏差」は、S201の処理により算出された、受信強度の標準偏差の値のデータである。
「構造物カウント」は、後述の判定処理によって検知対象物が固定構造物らしいと判定された回数が格納される。また、「歩行者カウント」は、後述の判定処理によって検知対象物が固定構造物らしいと判定された回数が格納される。
「構造物フラグ」は、初期値は値『OFF』が格納されているが、後述の判定処理によって検知対象物が固定構造物であると判定したときには値『ON』が格納される。また、「歩行者フラグ」は、初期値は値『OFF』が格納されているが、後述の判定処理によって検知対象物が歩行者であると判定したときには値『ON』が格納される。
判定テーブル52は以上のデータ構造を有している。
図9のS202の判定は、データテーブル51に格納されている検知対象物の「識別ラベル」と同一のものが、判定テーブル52に存在しているか否かによって判定が行われる。また、図9のS203の処理が実行された場合には、判定テーブル52における検知対象物のレコードのデータのうちの「位置」、「速度」、「受信強度」、及び「受信強度標準偏差」のデータが更新される。そして、図9のS204の処理が実行された場合には、まず、検知対象物についてのレコードが判定テーブル52に追加される。その追加されたレコードに、検知対象物についての「識別ラベル」、「位置」、「速度」、「受信強度」、及び「受信強度標準偏差」のデータが格納される。なお、その追加されたレコードにおける「構造物カウント」及び「歩行者フラグ」には初期値『0』が格納され、「構造物フラグ」及び「歩行者フラグ」には初期値『OFF』が格納される。
次に、S205では、検知対象物についての判定テーブル52のレコードにおける「速度」のデータが所定の速度閾値未満であるか否かを判定する処理をMPU21が行う。なお、この速度閾値は、人が歩行しているとは考え難く、静止していると考えられる程度の遅さである、ゼロに近い値とする。MPU21は、このS205の判定処理において、検知対象物の「速度」が所定の速度閾値未満であると判定したとき(判定結果がYesのとき)にはS206に処理を進める。一方、MPU21は、ここで、検知対象物の「速度」が所定の速度閾値以上であると判定したとき(判定結果がNoのとき)には、この図7及び図9による人検知は不要(従前の追跡処理で対応可能)との判定を下し、対象物判定処理を終了して元の処理に戻る。
次に、S206では、検知対象物についての判定テーブル52のレコードにおける「受信強度標準偏差」が所定の構造物閾値以下であるか否かを判定する処理をMPU21が行う。なお、この構造物閾値は、レーダ波の固定構造物による反射波では生じないほどの受信強度のばらつきの大きさに相当する標準偏差の値とする。MPU21は、このS206の判定処理において、検知対象物の「受信強度標準偏差」が構造物閾値以下であると判定したとき(判定結果がYesのとき)にはS207に処理を進める。一方、MPU21は、ここで、検知対象物の「受信強度標準偏差」が構造物閾値よりも大きいと判定したとき(判定結果がNoのとき)にはS208に処理を進める。
次に、S207では、検知対象物についての判定テーブル52のレコードにおける「構造物カウント」の値を『1』増加させる処理をMPU21が行い、その後はS208に処理を進める。
次に、S208では、検知対象物についての判定テーブル52のレコードにおける「受信強度標準偏差」が所定の歩行者閾値以上であるか否かを判定する処理をMPU21が行う。なお、この歩行者閾値は、レーダ波の歩行者による反射波では生じないほどの受信強度のばらつきの小ささに相当する標準偏差の値とする。MPU21は、このS208の判定処理において、検知対象物の「受信強度標準偏差」が歩行者閾値以下であると判定したとき(判定結果がYesのとき)にはS209に処理を進める。一方、MPU21は、ここで、検知対象物の「受信強度標準偏差」が歩行者閾値よりも大きいと判定したとき(判定結果がNoのとき)にはS210に処理を進める。
次に、S209では、検知対象物についての判定テーブル52のレコードにおける「歩行者カウント」の値を『1』増加させる処理をMPU21が行い、その後はS210に処理を進める。
S210では、検知対象物についての判定テーブル52のレコードにおける「構造物カウント」の値が所定の構造物判定閾値以上となったか否かを判定する処理をMPU21が行う。MPU21は、ここで、「構造物カウント」の値が構造物判定閾値以上となったと判定したとき(判定結果がYesのとき)には、S211に処理を進める。一方、MPU21は、ここで、「構造物カウント」の値が依然として構造物判定閾値未満であると判定したとき(判定結果がNoのとき)にはS212に処理を進める。
S211では、MPU21は、検知対象物についての判定テーブル52のレコードにおける「構造物フラグ」の値を『ON』として、検知対象物が固定構造物であったとの判定を下す処理を行い、その後はS212に処理を進める。
S212では、検知対象物についての判定テーブル52のレコードにおける「歩行者カウント」の値が所定の歩行者判定閾値以上となったか否かを判定する処理をMPU21が行う。MPU21は、ここで、「歩行者カウント」の値が歩行者判定閾値以上となったと判定したとき(判定結果がYesのとき)には、S213に処理を進める。一方、MPU21は、ここで、「歩行者カウント」の値が依然として歩行者判定閾値未満であると判定したとき(判定結果がNoのとき)には、この対象物判定処理を終了して元の処理に戻す。
S213では、MPU21は、検知対象物についての判定テーブル52のレコードにおける「歩行者フラグ」の値を『ON』として、検知対象物が歩行者であったとの判定を下す処理を行う。そして、続くS214の処理において、MPU21は、同一のレコードにおける「構造物フラグ」の値を『OFF』とすると共に、「構造物カウント」に値『0』を格納することで初期化して、検知対象物が固定構造物であったとの判定を取り消す処理を行う。その後、MPU21は、この対象物判定処理を終了して元の処理に戻す。
以上のS205からS214にかけての処理をMPU21が行っているときには、コンピュータ20は、図1における判定部13として機能している。
以上までの処理が対象物判定処理である。
コンピュータ20のMPU21が以上の人検知処理及び対象物判定処理を実行することで、コンピュータ20が算出部12及び判定部13として機能し、人検知装置1が実現される。その結果、人検知装置1により、レーダ装置11により検知した対象物が人であることを、その人が固定構造物の傍で静止している場合でも的確に判定することができるようになる。
なお、図9の対象物判定処理では、レーダ波の反射波の受信強度のばらつきを表す指標として、受信強度の標準偏差を算出し、その標準偏差の大きさに基づいて、検知対象物が人であるか否かの判定を行うようにしていた。この代わりに、そのばらつきを表す指標として、例えば、受信強度の分散を算出し、その分散の大きさに基づいて、検知対象物が人であるか否かの判定を行うようにしてもよい。
また、以上までに説明した人検知装置1の実施例では、検知対象物が人(歩行者)であるか否かの検知結果を信号機制御装置2に通知し、信号機制御装置2は、通知された検知結果に応じて歩行者用信号機3における青信号の継続時間を制御するようにしていた。ここで、人検知装置1は、検知対象物が人であることを検知した場合には、その検知結果の通知と共に、その人の移動速度の履歴やその人の現在位置等の各種の情報を信号機制御装置2に通知するようにしてもよい。このようにすると、信号機制御装置2が、例えば、その人が横断歩道40を渡り切るまでの所要時間を通知情報に基づいて予測し、その予測結果に応じて歩行者用信号機3における青信号の継続時間を制御するなど、より細かな信号制御を行えるようになる。その結果、道路交通のより高度な管理が可能になる。
なお、以上までに説明した実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
レーダ波を照射し、該レーダ波の対象物による反射波を受信することによって該対象物の位置を特定するレーダ装置と、
前記反射波についての前記レーダ装置での受信強度のばらつきの大きさを算出する算出部と、
前記算出された受信強度のばらつきの大きさに基づいて、前記対象物が人であるか否かを判定する判定部と、
を備えること特徴とする人検知装置。
(付記2)
前記判定部は、前記算出された受信強度のばらつきが所定のばらつき閾値以上の大きさである場合に、前記対象物が人であるとの判定を下すことを特徴とする請求項1に記載の人検知装置。
(付記3)
前記判定部は、前記レーダ装置によって特定された前記対象物の位置が所定の検出領域内の位置である場合に、前記対象物が人であるか否かの判定を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の人検知装置。
(付記4)
前記判定部は、前記算出された受信強度が所定の閾値強度以上である場合には、前記対象物が人ではないとの判定を常に下すことを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか一項に記載の人検知装置。
(付記5)
レーダ波を照射し、該レーダ波の対象物による反射波を受信することによって該対象物の位置を特定するレーダ装置での該反射波についての受信強度のばらつきの大きさを算出し、
前記算出された受信強度のばらつきの大きさに基づいて、前記対象物が人であるか否かを判定する、
こと特徴とする人検知方法。
(付記6)
前記判定においては、前記算出された受信強度のばらつきが所定のばらつき閾値以上の大きさである場合に、前記対象物が人であるとの判定を下すことを特徴とする請求項5に記載の人検知方法。
(付記7)
前記判定は、前記レーダ装置によって特定された前記対象物の位置が所定の検出領域内の位置である場合に行うことを特徴とする請求項5又は6に記載の人検知方法。
(付記8)
前記判定において、前記算出された受信強度が所定の閾値強度以上である場合には、前記対象物が人ではないとの判定を常に下すことを特徴とする請求項5から7のうちのいずれか一項に記載の人検知方法。
(付記9)
レーダ波を照射し、該レーダ波の対象物による反射波を受信することによって該対象物の位置を特定するレーダ装置での該反射波についての受信強度のばらつきの大きさを算出し、
前記算出された受信強度のばらつきの大きさに基づいて、前記対象物が人であるか否かを判定する、
処理をコンピュータに実行させるプログラム。
(付記10)
前記判定においては、前記算出された受信強度のばらつきが所定のばらつき閾値以上の大きさである場合に、前記対象物が人であるとの判定を下すことを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
(付記11)
前記判定は、前記レーダ装置によって特定された前記対象物の位置が所定の検出領域内の位置である場合に行うことを特徴とする請求項9又は10に記載のプログラム。
(付記12)
前記判定において、前記算出された受信強度が所定の閾値強度以上である場合には、前記対象物が人ではないとの判定を常に下すことを特徴とする請求項9から11のうちのいずれか一項に記載のプログラム。
1 人検知装置
2 信号機制御装置
3 歩行者用信号機
11、11a、11b レーダ装置
12 算出部
13 判定部
20 コンピュータ
21 MPU
22 ROM
23 RAM
24 ハードディスク装置
25 入力装置
26 表示装置
27 インタフェース装置
28 記録媒体駆動装置
29 バスライン
30 可搬型記録媒体
40 横断歩道
41a、41b カバー範囲
51 データテーブル
52 判定テーブル

Claims (6)

  1. レーダ波を照射し、該レーダ波の対象物による反射波を受信することによって該対象物の位置を特定するレーダ装置と、
    前記反射波についての前記レーダ装置での受信強度のばらつきの大きさを算出する算出部と、
    前記算出された受信強度のばらつきの大きさに基づいて、前記対象物が人であるか否かを判定する判定部と、
    を備えること特徴とする人検知装置。
  2. 前記判定部は、前記算出された受信強度のばらつきが所定のばらつき閾値以上の大きさである場合に、前記対象物が人であるとの判定を下すことを特徴とする請求項1に記載の人検知装置。
  3. 前記判定部は、前記レーダ装置によって特定された前記対象物の位置が所定の検出領域内の位置である場合に、前記対象物が人であるか否かの判定を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の人検知装置。
  4. 前記判定部は、前記算出された受信強度が所定の閾値強度以上である場合には、前記対象物が人ではないとの判定を常に下すことを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか一項に記載の人検知装置。
  5. レーダ波を照射し、該レーダ波の対象物による反射波を受信することによって該対象物の位置を特定するレーダ装置での該反射波についての受信強度のばらつきの大きさを算出し、
    前記算出された受信強度のばらつきの大きさに基づいて、前記対象物が人であるか否かを判定する、
    こと特徴とする人検知方法。
  6. レーダ波を照射し、該レーダ波の対象物による反射波を受信することによって該対象物の位置を特定するレーダ装置での該反射波についての受信強度のばらつきの大きさを算出し、
    前記算出された受信強度のばらつきの大きさに基づいて、前記対象物が人であるか否かを判定する、
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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