JP2005005177A - ケーブルとハウジング間の防水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルが急カーブを描いて屈曲されても防水性能が損なわれることのないケーブルとハウジング間の防水装置を構成する。
【解決手段】ハウジング20から導出されるケーブル90と、ハウジング20およびケーブル90に密着された防水部材60と、ケーブル90が屈曲されたときにケーブル90に対し防水部材60が剥がされることを防ぐ剥離防止部材70とを備え、剥離防止部材70は、ケーブル90に装着されると共に防水部材60に内包された。前記防水部材60は、ホットメルト材料が用いられて形成され、前記剥離防止部材70は、ホットメルト材料に対し接着性に優れる材料が用いられて形成された。前記剥離防止部材70として、収縮チューブ70が用いられた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車などの防水コネクタなどに構成されるケーブルとハウジング間の防水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来のケーブルとハウジング間の防水装置の一形態を示すものである。
コネクタ101の防水を目的として、ホットメルト材料を用いて防水部材160を形成するといったホットメルトモールドが実施されている。ホットメルト材料とは、熱可塑性の合成樹脂またはゴムをベース材料としたものを意味する。
【0003】
以下に、防水コネクタ101が構成される際の製造工程順に基づいて説明する。ケーブル190の導体191を雌端子110に圧着させて、ケーブル190と、雌端子110とを接続させる。次に、インナーハウジング130に雌端子110を装着させる。次いで、金型(図示せず)内に、インナーハウジング130と、アウターハウジング150と、ケーブル190とをセットする。その後、不図示の金型内に熱可塑性樹脂を流し込み、防水部材160のホットメルトモールドを行う。インナーハウジング130と、アウターハウジング150とが組み合わせられることで、ハウジング120が構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のケーブルとハウジング間の防水装置にあっては、図5(a)(b)の如く、ケーブル190が急なカーブを描くように屈曲されたときに、防水部材160と、ケーブル190とが剥離され、剥離された部分から水が浸入されて、ケーブル190と、ハウジング120(図4)との間の防水性能が低下されるということが懸念されていた。
【0005】
また、環境に配慮して、ケーブル190の絶縁被覆体193は、ポリ塩化ビニル製の絶縁被覆体を備えるケーブルから、ノンハロケーブルに変更されつつある。ノンハロケーブルとは、例えば塩素などを含むハロゲン化合物が含有されていない絶縁被覆体193を備えるケーブル190とされ、例えばケーブル190が焼却されてもダイオキシンなどの有毒ガスが発生されることのないケーブル190とされている。ノンハロケーブルが防水コネクタ101に接続された場合、ケーブル190に対し、防水部材160は、剥離され易くなり、コネクタ101の防水性能が低下されるということが心配されていた。
【0006】
本発明は、上記した点に鑑み、ケーブルが急カーブを描いて屈曲されても防水性能が損なわれることのないケーブルとハウジング間の防水装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るケーブルとハウジング間の防水装置は、ハウジングから導出されるケーブルと、該ハウジングおよび該ケーブルに密着された防水部材と、該ケーブルが屈曲されたときに該ケーブルに対し該防水部材が剥がされることを防ぐ剥離防止部材とを備え、該剥離防止部材は、該ケーブルに装着されると共に該防水部材に内包されたことを特徴とする。
上記構成により、ケーブルが屈曲されたときに、ケーブルに対して防水部材が甚だしく剥がされ、剥がされた部分に隙間ができて、この隙間から水が浸入し、ケーブルとハウジング間の防水性能が損なわれるといった不具合の発生は、未然に防止されることとなる。ケーブルが屈曲されたときに、略リング状の剥離防止部材によってケーブルの屈曲動作が規制され、ケーブルと、防水部材との剥離が進行されるということは防止される。従って、ケーブルとハウジング間の防水機能は、確実に保たれることとなる。
【0008】
請求項2に係るケーブルとハウジング間の防水装置は、請求項1記載のケーブルとハウジング間の防水装置において、前記防水部材は、ホットメルト材料が用いられて形成され、前記剥離防止部材は、該ホットメルト材料に対し接着性に優れる材料が用いられて形成されたことを特徴とする。
上記構成により、防水部材は、成形性に優れるホットメルト材料が用いられて形成されるから、効率よくケーブルとハウジング間の防水装置が構成されることとなる。また、剥離防止部材は、ホットメルト材料に対し接着性に優れる材料が用いられて形成されているから、ケーブルが屈曲されたときに、防水部材に対して剥離防止部材が剥がされて隙間ができ、この隙間から水が浸入してコネクタの防水性能が損なわれるといった不具合の発生は、未然に防止されることとなる。
【0009】
請求項3に係るケーブルとハウジング間の防水装置は、請求項1又は2記載のケーブルとハウジング間の防水装置において、前記剥離防止部材として、収縮チューブが用いられたことを特徴とする。
上記構成により、収縮チューブがケーブルに挿着された後に、収縮チューブが縮められ、ケーブルに対し収縮チューブが隙間なく嵌め付けられているから、ケーブルが屈曲されたときに、ケーブルに対して収縮チューブが剥がされて隙間ができ、この隙間から水が浸入してコネクタの防水性能が損なわれるといった不具合の発生は、未然に防止されることとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係るケーブルとハウジング間の防水装置の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るケーブルとハウジング間の防水装置の一実施形態を示すものである。
【0011】
図1の如く、インナーハウジング30およびアウターハウジング50を備えるハウジング20からケーブル90が導出される側をコネクタ1もしくはハウジング20の後側とし、これの反対側をコネクタ1もしくはハウジング20の前側とする。なお、この明細書における「前後」の定義は、コネクタ1もしくはハウジング20を説明するための便宜上のものとされる。
【0012】
この発明のケーブルとハウジング間の防水装置は、ハウジング20から導出されるケーブル90と、ハウジング20およびケーブル90に密着された防水部材60と、ケーブル90が屈曲されたときにケーブル90に対し防水部材60が剥がされることを防ぐ剥離防止部材70とを少なくとも備える防水構造のものとされている。
【0013】
ハウジング20内に、例えば端子10などの電気部品や電子機器(図示せず)などが収容可能とされる。ハウジング20は、端子10を収容するインナーハウジング30と、前記インナーハウジング30を収容するアウターハウジング50とを備えるものとして構成されている。ハウジングとして、あらゆるタイプのハウジングが使用可能とされる。また、ケーブルとして、例えば、電線、光ファイバーなどのあらゆるタイプのケーブルが使用可能とされる。
【0014】
合成樹脂製のインナーハウジング30内に、端子10として金属製の雌端子10が挿着されている。このインナーハウジング30は、合成樹脂製のアウターハウジング50内に収容されている。インナーハウジング30内の雌端子10に、ケーブル90の導体91が通電可能に接続されている。インナーハウジング30内からケーブル90を構成する各導体91が導出されている。
【0015】
図2は、ケーブル90に剥離防止部材70が取付けられた状態を示す斜視図である。
図1,図2の如く、ケーブル90の各導体91は、途中からアルミ箔製のシールド部材92(図2)と、合成重合体製の絶縁被覆体93とに覆われて保護されている。各導体91は、アルミニウム製のものとされている。
【0016】
図1の如く、前記インナーハウジング30と、前記アウターハウジング50と、前記ケーブル90とに密着されて、防水部材60が形成されている。略円筒形の防水部材60は、前記インナーハウジング30を構成する略円筒形の後半部41と、略円筒形の前半部31の一部とに接着されると共に密着されている。また、略円筒形の前記アウターハウジング50に対し、略円筒形の防水部材60は、接着されると共に密着されている。また、断面略円形の前記ケーブル90に対し、略円筒形の防水部材60は、接着されると共に密着されている。
【0017】
防水部材60は、可撓性の合成重合体材料が用いられて、モールド成形が行われることで形成される。また、ケーブル90が屈曲されたときに、ケーブル90外周面部93aに対し、防水部材60の内周面部63aが剥がされることを防ぐ略リング状の剥離防止部材70が、ケーブル90に備えられている。剥離防止部材70は、合成重合体材料が用いられて形成されている。前記合成重合体材料に代えて、例えば金属材料が用いられて剥離防止部材(70)が形成されたものも使用可能とされる。防水部材60は、前記剥離防止部材70に密着されている。略リング状の前記剥離防止部材70に対し、略円筒状の防水部材60は、接着されると共に密着されている。
【0018】
剥離防止部材70は、断面略円形のケーブル90の絶縁被覆体93の外周面部93aの端部93bに挿着可能なエンドレスリング状の環状部材として形成されている。エンドレスリング状の剥離防止部材70は、ケーブル90が挿通される貫通孔73を備えるものとされている。剥離防止部材70は、前記ケーブル90に装着されると共に、防水部材60の外部に露出されることなく防水部材60に内包されている。エンドレスリング状の剥離防止部材70の外周面部71、両側面部72は、全て防水部材60によって内包されている。また、剥離防止部材70の貫通孔73の内周面部73aと、ケーブル90の絶縁被覆体93の外周面部93aとは、密着された状態で接している。
【0019】
防水コネクタ1は、上記端子10と、上記ハウジング20と、上記防水部材60とを備えるものとして構成されている。防水コネクタ1にケーブル90が接続されて、コネクタの防水装置が構成される。このケーブル90は、自動車(図示せず)に搭載された電気接続箱(図示せず)などの中の電気・電子部品、電子機器などに接続される。
【0020】
前記剥離防止部材70が用いられることで、ケーブル90が急カーブを描いて屈曲されたときや、ケーブル90が繰返して屈曲された後に、ケーブル90の外周面部93aに対して防水部材60の内周面部63aが甚だしく剥がされ、剥がされた部分に隙間ができて、この隙間から水が浸入し、ケーブル90とハウジング20間の防水性能や、コネクタ1の防水性能が著しく損なわれるといった不具合の発生は、未然に防止される。
【0021】
また、ケーブル90が急カーブを描いて屈曲されるときや、ケーブル90が繰返して屈曲されても、略リング状の剥離防止部材70によってケーブル90の屈曲動作が規制もしくは矯正され、ケーブル90と、防水部材60との剥離が進行されるということは、防止される。従って、ケーブル90とハウジング20間の防水機能や、コネクタ1の防水機能は、長期に亘って確実に保たれる。
【0022】
図4に示される従来のケーブルとハウジング間の防水装置においては、上記剥離防止部材が備えられていないから、図5(a)(b)の如く、ケーブル190が急なカーブを描くように屈曲されたときに、防水部材160と、ケーブル190とが剥離され、剥離された部分から水が浸入されて、ケーブル190と、ハウジング120(図4)との間の防水性能が低下されるといったことが懸念されていた。しかしながら、図1に示される本発明のケーブルとハウジング間の防水装置においては、剥離防止部材70が用いられているから、ケーブル90と、ハウジング20との間の防水性能は、維持され続けることとなる。
【0023】
図1の如く、射出成形法に基づいて形成された合成樹脂製のアウターハウジング50は、金属製の雌端子10が挿入保持された合成樹脂製のインナーハウジング30を保護する略円筒形のフード部52を備えるものとされている。前記インナーハウジング30と、前記アウターハウジング50とが組み合わせられることで、ハウジング20が構成される。インナーハウジング30は、ハウジング20の内側部分を構成する。また、アウターハウジング50は、ハウジング20の外側部分を構成する。相手側コネクタ(図示せず)が、防水コネクタ1を構成するアウターハウジング50の開口部54から収容部53内に挿入される。
【0024】
合成樹脂製のインナーハウジング30は、合成樹脂製の略円筒形の前半部31と、合成樹脂製の略円筒形の後半部41とを備えるものとして構成されている。インナーハウジング30の前半部31は、射出成形法に基づいて形成され、インナーハウジング30の前半部31の収容部32は、複雑な形状に形成されている。インナーハウジング30の後半部41も、これの前半部31と同じく射出成形法に基づいて形成され、インナーハウジング30の後半部41の収容部42は、係止ランス44などを備える複雑な形状に形成されている。
【0025】
複雑な形状をした収容部32を備えるインナーハウジング30の前半部31と、複雑な形状をした収容部42を備えるインナーハウジング30の後半部41とが、生産性よく容易に形成されるために、インナーハウジング30は、前半部31と、後半部41との二つの部材に別けられて射出成形される。
【0026】
インナーハウジング30の後半部41の収容室42に、雌端子10の電線接続部12が収納される。雌端子10は、インナーハウジング30の後半部41に設けられた可撓性の係止ランス44により、インナーハウジング30の後半部41に係り止めされる。
【0027】
インナーハウジング30の後半部41に雌端子10が挿着される前に、予め、雌端子10の電線接続部12に設けられた圧着片12aにより、ケーブル90の導体91の末端部91bが加締められ、雌端子10と、ケーブル90とは、確実に通電可能に接続される。
【0028】
インナーハウジング30を構成する前半部31が、インナーハウジング30を構成する後半部41に装着されることで、各雌端子10は、インナーハウジング30の前半部31内と、インナーハウジング30の後半部41内とに固定され、各雌端子10は、確実にインナーハウジング30に保持される。また、インナーハウジング30の前半部31の収容室32に、雌端子10を構成する略円筒形の電気接触部11が収納される。インナーハウジング30の前半部31は、雌端子10の電気接触部11を保持すると共に、雌端子10の電気接触部11を外部のものから保護するフロントホルダ31とされている。
【0029】
インナーハウジング30を構成する前半部31の前側開口部33から、不図示の相手側コネクタの丸ピン状雄雌端子が、雌端子10の略円筒形の収容室11a内に挿入され両者が接触されることで、雌端子10と、不図示の雄雌端子とが通電可能に接続される。
【0030】
合成重合体製の防水部材60は、インナーハウジング30を構成する前半部31の周壁35の一部と、インナーハウジング30を構成する後半部41の周壁45と、ケーブル90の導体91の端部91cと、ケーブル90の絶縁被覆体93の端部93bと、剥離防止部材70とを隙間なく密着した状態で抱持し、且つ、アウターハウジング50の基壁51に開設された略円孔状の取付孔部55に、隙間なく密着した状態で固着されている。
【0031】
防水部材60の一端部61において、インナーハウジング30を構成する前半部31の一部と、インナーハウジング30を構成する後半部41とが内包されている。また、防水部材60の略中間部62において、ケーブル90の各導体91が内包されている。また、防水部材60の他端部63において、ケーブル90の絶縁被覆体93の端部93bと、剥離防止部材70とが内包されている。
【0032】
前記防水部材60は、インナーハウジング30を構成する前半部31の外周面部31aの一部と、インナーハウジング30を構成する後半部41の外周面部41aと、ケーブル90の導体91の端部91cの外周面部91aと、ケーブル90の絶縁被覆体93の端部93bの外周面部93aと、剥離防止部材70の外周面部71および両側面部72とに、隙間なく密着した状態で接着されている。
【0033】
アウターハウジング50を形成する基壁51の取付孔部55の内側と外側とに、一対の段差部56が設けられている。段差部56は、ケーブル90の長手方向に沿って略平行な内周面部56aと、ケーブル90の長手方向に対して略直交する略環状の端面部56bとを備えるものとして構成されている。防水部材60は、前記一対の段差部56の内周面部56aおよび端面部56bと、アウターハウジング50の基壁51に設けられた取付孔部55の内周面部55aとに、密着されると共に接着された状態で、アウターハウジング50に固着されている。
【0034】
このような状態で防水部材60がアウターハウジング50に固着されていれば、アウターハウジング50に対して防水部材60の位置がずらされたり、アウターハウジング50から防水部材60が抜け出されたりされるということは回避され、防水部材60は、長期に亘って確実にアウターハウジング50に固定され続ける。
【0035】
図2の如く、ケーブル90は、信号などが伝送される複数の導体91と、導体91の周囲に巻き付けられて各導体91から発せられるノイズを遮蔽するシールド部材92と、導体91およびシールド部材92を外部のものから保護する絶縁被覆体93とを備える断面略円形の長尺体として構成されている。ケーブル90の外周面部93aに剥離防止部材70が挿着される。
【0036】
導体91として、例えば水分などに対し、優れた耐食性をもつアルミニウム線が用いられた。導体91は、芯線91とされている。導体(91)として、例えば軟銅線が用いられたケーブル(90)も使用可能とされる。各導体91は、電源用、アース用、信号用のもの等として使用される。
また、シールド部材92として、ノイズ遮蔽性に優れると共に厚さが薄くされて電線のスリム化が可能とされるアルミ箔92が用いられた。
【0037】
また、環境に悪影響が及ぼされないものとされるために、絶縁被覆体93は、塩素が含有されていない合成樹脂材料が用いられて形成された。絶縁被覆体(93)として、例えば塩素が含有されていない合成ゴム材料、又は、合成樹脂材料および合成ゴム材料の混合物が用いられて形成されたものも使用可能とされる。塩素が含有されない合成樹脂材料として、塩素が含有されていないポリオレフィン系樹脂が用いられた。基材とされるポリオレフィン系樹脂材料として、例えばポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などが挙げられる。
【0038】
例えば基材の合成樹脂100重量部に対し、水酸化マグネシウムなどの金属水酸化物が、30〜200重量部好ましくは60〜120重量部添加されて略均一に混合されていれば、電線の特性に必要とされる柔軟性が損なわれることなく、電線の難燃性を向上させることができる。ケーブル90は、いわゆるノンハロケーブルとして構成されている。また、例えばケーブル(90)が束ねられてハーネス化されたものも使用可能とされる。
【0039】
図1に示される防水コネクタ1のアウターハウジング50の開口部54から、相手側コネクタ(図示せず)が、アウターハウジング50の収容部53内に挿着されることで、防水コネクタ1の雌端子10と、不図示の相手側コネクタの雄雌端子とが、通電可能に接続される。
【0040】
その際に、不図示の相手側コネクタのハウジング内周面部が、防水コネクタ1のアウターハウジング50の収容部53に位置する防水部材60の一端部61の外周面部61aに密着されることで、防水コネクタ1内と、不図示の相手側コネクタ内とに、水が浸入されるということは、防止される。
【0041】
また、防水コネクタ1のアウターハウジング50の可撓性ロックアーム59に設けられた係止部59aが、不図示の相手側コネクタのハウジング(図示せず)に設けられた係合部(図示せず)に係り合せられることで、防水コネクタ1と、不図示の相手側コネクタとは、長期に亘って確実に接続され続ける。
【0042】
上記防水部材60は、ホットメルト材料が用いられて形成されている。また、剥離防止部材70は、ホットメルト材料に対し接着性に優れる材料が用いられて形成されている。ホットメルト材料に対し、接着性に優れる材料として、例えば、ゴム材料や、樹脂材料や、前記防水部材60と同質の材料とされるホットメルト材料などの合成重合体が挙げられる。
【0043】
成形性に優れるホットメルト材料が用いられて、防水部材60が形成されるから、効率よくケーブルとハウジング間の防水装置が構成される。また、剥離防止部材70は、ホットメルト材料に対して接着性に優れる材料が用いられて形成されているから、ケーブル90が急カーブを描いて屈曲されたときや、ケーブル90が繰返して屈曲された後に、防水部材60に対して剥離防止部材70が剥がされて隙間ができ、この隙間から水が浸入してコネクタ1の防水性能が著しく損なわれるといった不具合の発生は、未然に防止される。
【0044】
ホットメルト材料が用いられて防水部材60が形成されるときに、前半部31および後半部41を備えるインナーハウジング30と、アウターハウジング50と、ケーブル90と、剥離防止部材70とに密着された状態で防水部材60が形成される。前半部31および後半部41を備えるインナーハウジング30と、アウターハウジング50と、ケーブル90と、剥離防止部材70とに対し、防水部材60は、一体成形されている。
【0045】
ホットメルト材料として、成形体とされたときに可撓性を有する材料が用いられている。前記ホットメルト材料に代えて、例えばゴム材料が用いられて形成された防水部材(60)も使用可能とされる。
【0046】
ホットメルト材料製の防水部材60が用いられた防水コネクタ1において、ケーブル90が屈曲されたときに、ケーブル90に対して防水部材60が剥がされ、コネクタ1の防水性が保たれなくなることを防止するために、エンドレスリング状の剥離防止部材70が介在されて、防水部材60と、ケーブル90とが固定されている。
【0047】
防水部材60を形成するホットメルト材料について説明する。
ホットメルト材料は、所定の温度に加熱されることで溶融され、且つ、可撓性もしくは弾力性をもつ性質の材料から形成されるものがよい。ホットメルト材料は、ホットメルト接着剤もしくはホットメルト形接着剤などとも呼ばれ、特殊接着剤の一種とされている。ホットメルト材料は、加熱されることにより軟化または溶融され、この状態のものが金型(図示せず)内に流し込まれて成形され、冷却されることによって急速に固化される。
【0048】
ホットメルト材料は、このような性質をもつことから、ホットメルト材料が用いられて成形作業が行われると、迅速な成形作業が行われ成形体の生産性が向上される。ホットメルト材料は、熱可塑性樹脂を基材とした接着剤とされ、いわゆる樹脂はんだタイプの接着剤とされている。
【0049】
ホットメルト材料のベースポリマーとして、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、ポリアミド(PA)、ポリウレタン(PUR)、ポリエチレン(PE)、ポリエステル、アタクチックポリプロピレン系のものなどが挙げられる。エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリアミド、ポリエステル系のものをベースポリマーとするホットメルト材料が用いられて、防水部材60(図1)が形成された。
【0050】
ホットメルト材料は、ベースポリマーを主剤とし、主剤に、例えば、ロジンや変成ロジンおよびこれらの誘導体または合成ポリテルペンなどのテルペン系樹脂などの粘着付与剤、ワックス、可塑剤、ヒンダード系多価フェノールなどの酸化防止剤もしくは老化防止剤などの充填材の少なくとも1種が配合されたものが好ましい。また、ホットメルト材料として、例えば、ポリエステルやポリアミドのようなベースポリマー単独とされたものも使用可能とされる。
【0051】
EVA系ホットメルト材料の性質は、ベースポリマーと酢酸ビニルの含有量と各種の配合剤などによって決定される。例えば、エチレン含有量が60〜95パーセントで、酢酸ビニル含有量が40〜5パーセントに調整された組成のEVA系ポリマーであれば、これらの比率により融点が約60〜110℃に調節される。酢酸ビニルの含有量が多くなるにつれて、EVA系ホットメルト材料の融点は低く抑えられる。例えば、酢酸ビニルの含有量が約25〜35パーセントに調整されたEVA系ホットメルト材料の融点は、約60℃を越え約70℃以下となる。
【0052】
前記EVA系ホットメルト材料は、前記融点よりも高く熱分解温度よりも低い温度に調節されながら加熱されることにより、溶融されて所定の被着体に溶着される。なお、前記エチレンの相手成分として、酢酸ビニルの他にアクリル酸エチル、アクリル酸、メタクリル酸などが用いられて重合された共重合体も使用可能とされる。
【0053】
他のホットメルト材に比べると、EVA系ホットメルト材料は、耐薬品性や接着強さの点でやや難も見られる。これは一般に使用されている汎用のEVA自体の融点が約70〜90℃であり、約200〜250℃で熱分解が発生されるためである。このようにEVA系ホットメルト材料を使用する際には、耐熱性や耐久性が要求される用途の場合に注意が必要とされることもある。EVA系ホットメルト材料は、低価格な材料とされていることから、EVA系ホットメルト材料が防水部材60に用いられることにより、防水コネクタ1の価格の低減化が図られる。EVA系ホットメルト材料として、例えば、日信化学工業社製:YX−363(商品名)などが挙げられる。
【0054】
ポリアミド系ホットメルト材料として、ダイマー酸ベースのポリアミド11とポリアミド12とを主とする共重合ポリアミドや、ポリアミド12およびポリアミド6やポリアミド6−6との多元共重合体などが挙げられる。ポリアミド系ホットメルト材料として、例えば、富士化成工業社製:トーマイド(商品名)などが挙げられる。
【0055】
ポリエステル系ホットメルト材料は、テレフタル酸と1,4ブタンジオールとを主とする共重合体で、融点、ガラス転移温度(Tg)、結晶化度、分子量などが適度に調整されることにより接着性能が制御されるものである。またポリエステル系ホットメルト材料は、耐熱性、接着強さ、電気特性、耐溶剤性などの点で優れたものとされている。ポリエステル系ホットメルト材料として、例えば、東洋紡績社製:バイロン(登録商標)RN9600などが挙げられる。
【0056】
剥離防止部材70として、スリットなどが設けられていないエンドレスリング状の収縮チューブ70が用いられている。収縮チューブ70として、例えば熱収縮チューブ70が用いられた。熱収縮チューブとは、加熱されると縮むチューブを意味する。一旦、熱収縮チューブ70が収縮されると、熱収縮チューブ70が元の大きさに戻されるということはない。熱収縮チューブ70として、放射線架橋ポリオレフィンを基材とするものが用いられた。
【0057】
図3(a)は、ケーブル90に剥離防止部材70が嵌着される前の状態を示す断面図、図3(b)は、ケーブル90に剥離防止部材70が嵌着された状態を示す断面図である。
図3(a)の如く、ケーブル90の端部93bに、熱収縮チューブ70が隙間Sをもって挿着された後に、熱収縮チューブ70が120℃以上に加熱される。これにより、図3(b)の如く、熱収縮チューブ70が縮められて、ケーブル90に対し熱収縮チューブ70が隙間なく嵌め付けられている。従って、熱収縮チューブ70の中に入れられたケーブル90は、加熱後の熱収縮チューブ70によって確実に締め付け続けられる。
【0058】
このようにすれば、ケーブル90が急カーブを描いて屈曲されたときや、ケーブル90が繰返して屈曲された後に、ケーブル90の外周面部93aに対して熱収縮チューブ70の内周面部73aが剥がされて隙間ができ、この隙間から水が浸入してコネクタ1の防水性能が著しく損なわれるといった不具合の発生は、未然に防止される。熱収縮チューブとして、例えば、タイコエレクトロニクスレイケム社製:サーモフィット熱収縮チューブ、信越シリコーン社製:熱収縮ゴムチューブなどが挙げられる。また、タイコエレクトロニクスレイケム社製のものは、放射線架橋ポリオレフィンとされている。
【0059】
ケーブル90などの仕様などにより、例えば、図3(a)の如く、剥離防止部材70と、ケーブル90とに隙間Sが設けられた状態で、防水部材(60)(図1)が形成されたものも使用可能とされる。
【0060】
ケーブル90などの仕様や、各部材が形成されるために用いられる材料により、ケーブル90の絶縁被覆体93の硬度、または防水部材60の硬度、または剥離防止部材70の硬度は、柔軟性のある適度な硬度とされている。例えばケーブル90の絶縁被覆体93の硬度や、防水部材60の硬度よりも、若干高い硬度の成形体となる材料が用いられて、剥離防止部材70が形成されていれば、ケーブル90が屈曲されたときに、剥離防止部材70の周辺の屈曲状態は、緩やかなものとなり、ケーブル90に対し、防水部材60は、剥離され難くなるものと期待される。
【0061】
樹脂成形体の硬度は、例えばデュロメータ硬度計(タイプD)により、JIS・K7215に準拠して測定される。デュロメータ硬度計(タイプD)により、JIS・K7215に準拠して測定された上記ケーブル90の上記絶縁被覆体93の硬度は、48〜58の範囲のものとされ、絶縁被覆体93を備えるケーブル90は、適度な柔軟性をもつものとされている。
【0062】
防水コネクタ1が構成されるときの製造方法の一実施例について、図1に基づき製造工程順に追って説明する。先ず、ケーブル90の絶縁被覆体93の端部93bに、エンドレスリング状の剥離防止部材70を挿着させる。また、ケーブル90の導体91を雌端子10の圧着片12aに圧着させて、ケーブル90と、雌端子10とを通電可能に接続させる。次に、インナーハウジング30の後半部41に雌端子10を挿着させる。次に、フロントホルダ31をインナーハウジング30の後半部41に装着させる。
【0063】
次いで、金型(図示せず)内に、インナーハウジング30と、アウターハウジング50と、ケーブル90とをセットする。その後、不図示の金型内に、熱収縮チューブ70が収縮される温度(例:120℃)以上に加熱された熱可塑性樹脂などの合成重合体材料を流し込んで、熱可塑性樹脂などの合成重合体材料を冷却固化させるといったホットメルトモールドを行う。このようにすることで、熱収縮チューブ70の収縮工程と、防水部材60の成形工程とを同時に行うことができる。
【0064】
防水コネクタ1が構成されるときの製造方法の他の実施例について、図1に基づき製造工程順に追って説明する。先ず、ケーブル90の絶縁被覆体93の端部93bに、エンドレスリング状の剥離防止部材70を挿着させる。また、ケーブル90の導体91を雌端子10の圧着片12aに圧着させて、ケーブル90と、雌端子10とを通電可能に接続させる。次に、インナーハウジング30の後半部41に雌端子10を挿着させる。次に、フロントホルダ31をインナーハウジング30の後半部41に装着させる。
【0065】
次いで、金型(図示せず)内に、インナーハウジング30と、アウターハウジング50と、ケーブル90とをセットした後に、熱収縮チューブ70が収縮される温度(例:120℃)以上に加熱された前記金型内の治工具(図示せず)を、熱収縮チューブ70に当接させて、熱収縮チューブ70の収縮工程を行う。その後、不図示の金型内に、熱可塑性樹脂などの合成重合体材料を流し込んで、熱可塑性樹脂などの合成重合体材料を冷却固化させて、防水部材60のホットメルトモールドを行う。金型内の加熱された治工具により、ケーブル90に対する熱収縮チューブ70の収縮工程が行われるから、熱収縮チューブ70は、迅速かつ確実にしかも精度よく収縮されることとなる。
【0066】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、ケーブルが屈曲されたときに、ケーブルに対して防水部材が甚だしく剥がされ、剥がされた部分に隙間ができて、この隙間から水が浸入し、ケーブルとハウジング間の防水性能が損なわれるといった不具合の発生は、未然に防止される。ケーブルが屈曲されたときに、略リング状の剥離防止部材によってケーブルの屈曲動作が規制され、ケーブルと、防水部材との剥離が進行されるということは防止される。従って、ケーブルとハウジング間の防水機能を確実に保つことができる。
【0067】
請求項2記載の発明によれば、防水部材は、成形性に優れるホットメルト材料が用いられて形成されるから、効率よくケーブルとハウジング間の防水装置を構成させることができる。また、剥離防止部材は、ホットメルト材料に対し接着性に優れる材料が用いられて形成されているから、ケーブルが屈曲されたときに、防水部材に対して剥離防止部材が剥がされて隙間ができ、この隙間から水が浸入してコネクタの防水性能が損なわれるといった不具合の発生は、未然に防止される。
【0068】
請求項3記載の発明によれば、収縮チューブがケーブルに挿着された後に、収縮チューブが縮められ、ケーブルに対し収縮チューブが隙間なく嵌め付けられているから、ケーブルが屈曲されたときに、ケーブルに対して収縮チューブが剥がされて隙間ができ、この隙間から水が浸入してコネクタの防水性能が損なわれるといった不具合の発生を、未然に防止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るケーブルとハウジング間の防水装置の一実施形態を示す断面図である。
【図2】ケーブルに剥離防止部材が取付けられた状態を示す斜視図である。
【図3】(a)はケーブルに剥離防止部材が嵌着される前の状態を示す断面図、(b)はケーブルに剥離防止部材が嵌着された状態を示す断面図である。
【図4】従来のケーブルとハウジング間の防水装置の一形態を示す断面図である。
【図5】(a)(b)はケーブルに対し防水部材が剥離された状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 防水コネクタ(コネクタ)
10 雌端子(端子)
20 ハウジング
30 インナーハウジング
31 フロントホルダ(前半部)
41 後半部
50 アウターハウジング
60 防水部材
70 収縮チューブ(剥離防止部材)
90 ケーブル
91 芯線(導体)
92 アルミ箔(シールド部材)
93 絶縁被覆体

Claims (3)

  1. ハウジングから導出されるケーブルと、該ハウジングおよび該ケーブルに密着された防水部材と、該ケーブルが屈曲されたときに該ケーブルに対し該防水部材が剥がされることを防ぐ剥離防止部材とを備え、該剥離防止部材は、該ケーブルに装着されると共に該防水部材に内包されたことを特徴とするケーブルとハウジング間の防水装置。
  2. 前記防水部材は、ホットメルト材料が用いられて形成され、前記剥離防止部材は、該ホットメルト材料に対し接着性に優れる材料が用いられて形成されたことを特徴とする請求項1記載のケーブルとハウジング間の防水装置。
  3. 前記剥離防止部材として、収縮チューブが用いられたことを特徴とする請求項1又は2記載のケーブルとハウジング間の防水装置。
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