JP2011146206A - ゴム栓及び防水コネクタ - Google Patents

ゴム栓及び防水コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2011146206A
JP2011146206A JP2010005218A JP2010005218A JP2011146206A JP 2011146206 A JP2011146206 A JP 2011146206A JP 2010005218 A JP2010005218 A JP 2010005218A JP 2010005218 A JP2010005218 A JP 2010005218A JP 2011146206 A JP2011146206 A JP 2011146206A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber plug
cavity
high compression
terminal
barrel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010005218A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5450117B2 (ja
Inventor
Takamaru Amano
敬丸 天野
Eiji Kojima
映二 児嶋
Takahito Nakajima
隆人 中嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2010005218A priority Critical patent/JP5450117B2/ja
Publication of JP2011146206A publication Critical patent/JP2011146206A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5450117B2 publication Critical patent/JP5450117B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

【課題】ゴム栓によるキャビティのシールを確実に図れるようにする。
【解決手段】電線10の芯線11の端末には雌端子20のワイヤバレル25が圧着されるとともに、絶縁被覆12の端末には、外周面にリップ34が周設されたゴム栓30が嵌装されて、同ゴム栓30の前端側に設けられた取付筒部40並びに絶縁被覆12の端末には、雌端子20のインシュレーションバレル26が圧着されている。雌端子20が雌ハウジング50のキャビティ51内に挿入されることに伴い、ゴム栓30がキャビティ51の後端部に嵌着されてリップ34がキャビティ51の内周面に弾性的に密着することでシールするようになっている。ゴム栓30の取付筒部40が、軸方向において高圧縮部43と低圧縮部44とに分かれる形態で形成され、かつ高圧縮部43が前側に配される。
【選択図】図4

Description

本発明は、ゴム栓及び同ゴム栓を用いた防水コネクタに関する。
従来、個別防水を図った防水コネクタの一例として、特許文献1に記載されたものが知られている。このものは、金属製の芯線を絶縁被覆で覆った電線における芯線の端末に、端子金具のワイヤバレルが圧着されるとともに、絶縁被覆の端末に、外周面にリップが環状に周設されたゴム栓が嵌装されて、同ゴム栓の前端側に設けられた取付筒部並びに絶縁被覆の端末に、端子金具のインシュレーションバレルが圧着されており、端子金具がコネクタハウジングに設けられたキャビティ内に挿入されることに伴いゴム栓がキャビティの後端部に嵌着され、リップがキャビティの内周面に弾性的に密着することでシールするようになっている。またゴム栓の挿入抵抗を小さく抑えるために、キャビティの後端には、先開きのテーパ状をなすガイド部が設けられている。
ところで自動車のワイヤハーネスの分野でも、電線について、軽量化等を目的としてアルミ電線を使用するようになった。アルミ電線は、アルミニウムまたはアルミニウム合金製の芯線を備えたものであるが、芯線の表面に酸化被膜が強固に形成される嫌いがあり、端末に端子金具を接続するべく芯線にワイヤバレルを圧着した場合に、両者の間に酸化被膜が介在することとなって接触抵抗が大きくなることが懸念される。そのため、ワイヤバレルを高圧縮で圧着することにより酸化被膜を破断して剥離し、露出した芯線の新生面をワイヤバレルの内面に接触させることで接触抵抗を小さく抑え、すなわち電気性能を高めるようにしている。しかしながら、ワイヤバレルを高圧縮で圧着すると、圧着部分ひいては端子金具全体が軸方向に伸び、その結果インシュレーションバレルで圧着されたゴム栓の位置が後方にずれることは避けられない。
特開2002−280108号公報
上記に加え、ゴム栓を絶縁被覆の端末と併せてインシュレーションバレルで圧着するに当たっては、以下のような事情がある。すなわち、ゴム栓を絶縁被覆の端末に対して正確に位置決めして嵌装することは結構難しく、そのため通常は、ゴム栓の前端に設けられる取付筒部を軸方向の長さに余裕を持って長く形成し、ゴム栓の嵌装位置が多少ずれても取付筒部に対してインシュレーションバレルを確実に圧着できるようにしている。
ここで、ゴム栓の嵌装位置が後方にずれていると、インシュレーションバレルは取付筒部の前端部に圧着されることになるが、その場合、ゴム栓自体が端子金具に対して後方にずれた状態となる。また、インシュレーションバレルを取付筒部に圧着した場合には同取付筒部に軸方向の伸びが生じるが、上記のようにインシュレーションバレルが取付筒部の前端部に圧着された場合は、取付筒部は主に後方に向けて伸び、ゴム栓がさらに後方に押しやられる結果となる。高い保持力を得るためにインシュレーションバレルを高荷重で圧縮するほど、伸びは大きくなる。
上記のような条件が重なると、端子金具がキャビティ内の正規位置まで挿入されたとしても、ゴム栓は正規の嵌着位置よりも相当量後方に留まることになり、そうすると例えば、ゴム栓に設けられたリップがガイド部の位置まで後退し、リップの弾縮量が不足してシール性が損なわれるおそれがあった。
なお、電線について銅線を使用した場合も、ゴム栓の取付筒部をインシュレーションバレルで圧着するに当たってゴム栓が後方にずれる懸念は同様に生じるところであり、ハウジングのキャビティの形状等の条件によっては、シール性の低下に繋がるおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、ゴム栓によるキャビティのシールを確実に図れるようにするところにある。
本発明のゴム栓は、電線の端末に端子金具とともに固着され、前記端子金具がコネクタハウジングのキャビティ内に挿入されることに伴い前記キャビティの後端部に嵌着されて外周面に設けられたリップが前記キャビティの内周面に弾性的に密着してシールするゴム栓であって、当該ゴム栓の前端には前記電線における絶縁被覆の端末に嵌装されて、この絶縁被覆の端末ともども前記端子金具に設けられたインシュレーションバレルが圧着される取付筒部が設けられ、この取付筒部は、軸方向において高圧縮部と低圧縮部とに分かれる形態で形成され、かつ高圧縮部が前側に配されているところに特徴を有する。
また、本発明の防水コネクタは、金属製の芯線を絶縁被覆で覆った電線における前記芯線の端末には端子金具のワイヤバレルが圧着されるとともに、前記絶縁被覆の端末には、外周面にリップが周設されたゴム栓が嵌装されて、同ゴム栓の前端側に設けられた取付筒部並びに前記絶縁被覆の端末には、前記端子金具のインシュレーションバレルが圧着されており、前記端子金具がコネクタハウジングに設けられたキャビティ内に挿入されることに伴い前記ゴム栓が前記キャビティの後端部に嵌着されて前記リップが前記キャビティの内周面に弾性的に密着することでシールするようにした防水コネクタにおいて、前記ゴム栓の前記取付筒部が、軸方向において高圧縮部と低圧縮部とに分かれる形態で形成され、かつ高圧縮部が前側に配されているところに特徴を有する。
上記構成によれば、ゴム栓の嵌装位置により、インシュレーションバレルが取付筒部の前側に圧着された場合、ゴム栓の位置がある程度後方にずれることは避けられないが、圧着に伴う取付筒部の伸びについては、前側の高圧縮部が圧着されることで主に前方に伸び、ゴム栓がさらに後方に押しやられることが規制される。そのため、ゴム栓のリップの位置がキャビティのシール面側に留まり、確実なシールが取られる。
なお、以下のような構成としてもよい。
(1)前記ゴム栓における前記取付筒部の前記高圧縮部が、前記取付筒部の外周を拡径すること若しくは内周を縮径することで形成されている。取付筒部の外周が拡径されすなわち厚肉とされることで高圧縮部が形成される。取付筒部の内周が縮径されている場合は、電線の絶縁被覆が挿通されることに伴い縮径された部分が盛り上がって拡径された状態となることで高圧縮部が形成される。
(2)前記ゴム栓における前記取付筒部の前記高圧縮部は、前記取付筒部の前記外周が前側に向けて次第に拡径したテーパ状に、若しくは前記取付筒部の前記内周が前側に向けて次第に縮径したテーパ状に形成されている。
取付筒部の内周が前側に向けて次第に縮径したテーパ状となっている場合は、電線の絶縁被覆が挿通されることに伴い、外周が前側に向けて次第に拡径したテーパ状となって盛り上がって高圧縮部が形成される。予め同形状に形成されている場合も含めて、外周が前側に向けて次第に拡径したテーパ状の高圧縮部に対してインシュレーションバレルが圧着されると、テーパ面に作用した圧着力の分力を受けて高圧縮部は前方に伸びやすくなる。
(3)前記取付筒部における前記低圧縮部の外面には凹部が周設されている。低圧縮部がさらに薄肉となってインシュレーションバレルが圧着された場合の圧縮量がさらに減少し、後方への伸びがさらに規制される。
(4)前記端子金具の前記インシュレーションバレルにおける前記ゴム栓の前記取付筒部の外周に密着される面の前側の角部には、C面が形成されている。高圧縮部のテーパ面が、インシュレーションバレルのエッジに設けられたC面であるテーパ面で押し付けられることになるから、高圧縮部はより確実に前方に逃がされる。
(5)前記電線が、アルミニウムまたはアルミニウム合金製の芯線を備えたアルミ電線である。ゴム栓の後方への飛び出しが生じやすいアルミ電線を使用した場合に、特に有用となる。
本発明によれば、ゴム栓によるキャビティのシールを確実に図ることができる。
本発明の実施形態1に係るゴム栓と電線の一部切欠側面図 雌端子に電線の端末並びにゴム栓を圧着する動作を示す一部切欠側面図 雌端子並びにゴム栓を雌ハウジングのキャビティ内に挿入する動作を示す断面図 インシュレーションバレルの圧着動作を示す部分拡大断面図 雌端子並びにゴム栓が雌ハウジングのキャビティ内に挿入された状態を示す断面図 実施形態2に係るインシュレーションバレルの圧着動作を示す部分拡大断面図 実施形態3に係るゴム栓と電線の一部切欠側面図 電線が挿通された状態の断面図 実施形態4に係るゴム栓と電線の一部切欠側面図 電線が挿通された状態の断面図
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図5によって説明する。
本実施形態では、アルミ電線10の端末に雌側の端子金具20(以下、雌端子20)が接続され、同雌端子20が雌側のコネクタハウジング50(以下、雌ハウジング50)のキャビティ51内に挿入され、それとともにゴム栓30でキャビティ51の後端部を塞いでシールするようにした防水コネクタが例示されている。
アルミ電線10は、図1に示すように、アルミニウムまたはアルミニウム合金製の素線を複数本を撚り合せた撚り線によって芯線11が形成され、この芯線11の回りが合成樹脂製の絶縁被覆12で覆われた構造となっている。
雌端子20は、例えば銅合金製の板材をプレス加工することで形成され、図2に示すように、相手の雄端子(図示せず)と電気的に接続される略角筒形をなす端子接続部21の後方に、ワイヤバレル25とインシュレーションバレル26とが設けられた構造である。
端子接続部21の内部には、底板22の前縁から折り返されるようにして弾性接触片23が設けられており、同端子接続部21に対して上記した相手の雄端子のタブが前方から挿入され、弾性接触片23と弾性的に接触することにより、雄端子と雌端子20とが電気的に接続されるようになっている。端子接続部21の底面には、ランス孔24が形成されている。
ワイヤバレル25は、オープンバレル形式であって、左右一対の幅広のバレル片25Aが、底板22の左右の側縁から互いに対向するようにして立ち上がり形成されている。ワイヤバレル25は、上記したアルミ電線10の芯線11の端末にかしめ圧着されるものであって、両バレル片25Aがそれぞれの突出端を突き合わせつつ、芯線11の端末の外周を左右両側から抱き込むようにして、いわゆるハート型にかしめられるようになっている。
インシュレーションバレル26は、同じくオープンバレル形式であって、ワイヤバレル25側のバレル片25Aよりも幅狭で逆に背が高い左右一対のバレル片26Aが、同じく底板22の左右の側縁から互いに対向するようにして立ち上がり形成されている。
一方、アルミ電線10の残された絶縁被覆12の端末には、後記するゴム栓30が嵌装され、上記したインシュレーションバレル26は、絶縁被覆12の端末並びにゴム栓30の取付筒部40に亘ってかしめ圧着されるものである。インシュレーションバレル26は、例えば、両バレル片26Aがそれぞれの突出端を重ね合わせつつ、ゴム栓30の取付筒部40の外周を左右両側から抱き込むようにして、いわゆるオーバラップ型にかしめられるようになっている。
ゴム栓30は、含油シリコン等を素材とし、図1に示すように、全体として前後方向に長い円筒状に形成されている。このゴム栓30の内周側すなわち中心孔31内に、アルミ電線10の絶縁被覆12が挿通されるようになっている。
ゴム栓30は、後側の略2/3の長さ領域が、大径(厚肉)の本体部32となっているとともに、前側の残りの長さ領域が、上記したように雌端子20のインシュレーションバレル26がかしめられる取付筒部40となっている。
ゴム栓30の本体部32の外周面、詳細には本体部32における前半部分の外周面には、雌ハウジング50に形成されたキャビティ51の内周面に対して弾性的に密着する外リップ34が突設されている。外リップ34は、断面山形をなして全周に亘る環形に形成され、前後に間隔を開けて2条形成されている。
ゴム栓30の中心孔31は、取付筒部40内ではアルミ電線10の絶縁被覆12がほぼ緊密に挿通される径を有し、本体部32の後半部分内ではさらに小径であり、またその間の位置には、図示2条の内リップ35が前後に間隔を開けて形成されている。
雌ハウジング50には、図3に示すように、上記したアルミ電線10の端末に接続された雌端子20が、後方から挿入可能とされるキャビティ51が形成されている。キャビティ51の前面壁52には、相手の雄端子のタブが挿入される端子挿入口53が開口されているとともに、前側の底壁には、弾性変位可能なランス54が設けられている。
また、キャビティ51の後部側には、全長の半分弱の領域に亘り断面円形をなすシール部55が形成されている。このシール部55は詳細には、上記したゴム栓30の外リップ34の外径よりも所定寸法小さい内径を持った等径部56により構成されている。また、シール部55の後端には、開口縁に向けて先開きのテーパ状をなす誘い込み用のガイド部57が、等径部56と連設された形態で形成されている。
さて、ゴム栓30の取付筒部40についてさらに説明する。取付筒部40には、上記のように雌端子20のインシュレーションバレル26がかしめられるようになっていて、図4にも示すように、先端部には抜け止め用のフランジ41が形成されている。取付筒部40におけるフランジ41の後方領域が、インシュレーションバレル26のかしめ可能な領域42(以下、かしめ部42という)であって、インシュレーションバレル26のバレル片26Aの幅の2倍弱の長さを有している。
この取付筒部40におけるかしめ部42は、長さ方向のほぼ中央部を挟んで前半部と後半部とに分けられており、後半部は外径が一定であり、それに対して前半部は、後半部との境目が後半部と同じ外径であってそこから前方に向けて次第に拡径されている。
言い換えると、前半部は前方に向けて次第に厚肉となったテーパ状に形成され、高圧縮部43となっており、後半部は相対的に一定の薄肉の低圧縮部44となっている。
本実施形態の作用を説明する。アルミ電線10の端末に雌端子20並びにゴム栓30を圧着する手順は、以下のようである。
図1に示すように、アルミ電線10の端末に対してゴム栓30が先通しされ、ゴム栓30が一旦後方に退避された状態でアルミ電線10の絶縁被覆12の端末が皮剥きされ(同図の鎖線に示す部分)、芯線11の端末が所定長さに亘って露出状態とされる。そののち図2に示すように、ゴム栓30が前方に移動されて、取付筒部40が残された絶縁被覆12の端末の外周に嵌められた状態となる。
そうしたら、圧着装置を用いて、アルミ電線10の端末に雌端子20がゴム栓30ともども圧着接続される。詳細には、圧着装置にはアンビルとクリンパとが設けられ、雌端子20のワイヤバレル25に対して、露出された芯線11の端末が、またインシュレーションバレル26に対して、残された絶縁被覆12の端末並びにそこに嵌められたゴム栓30の取付筒部40がそれぞれ配された状態でセットされ、両バレル25,26は、アンビルとクリンパとの間で挟圧されてかしめられる。これにより、アルミ電線10の端末に雌端子20がゴム栓30ともども圧着固定された状態となる。
ここで、アルミ電線10は、芯線11の表面に外気が触れることで表面に酸化被膜が形成されやすいという事情があり、この酸化被膜を剥離するために、圧着工程ではワイヤバレル25は高圧縮でかしめられ、すなわち圧着される。その結果、芯線11とワイヤバレル25間の接触抵抗を減じることができるが、反面、ワイヤバレル25の圧着部分が軸方向に伸び、ひいては雌端子20の全長が伸びた状態となり、このこと自体はやむを得ない。
上記に加え、ゴム栓30を絶縁被覆12の端末と併せてインシュレーションバレル26で圧着するに当たっては、以下のような事情がある。すなわち、上記した圧着動作前において、ゴム栓30を前方に移動して絶縁被覆12の端末に対して嵌装する場合に、取付筒部40を正確に位置決めすることは結構難しく、そのため本実施形態では、図4に示すように、取付筒部40のかしめ部42を軸方向の長さに余裕を持って長く形成し、ゴム栓30の嵌装位置が多少ずれても取付筒部40に対してインシュレーションバレル26を確実に圧着できるようになっている。
ここで、ゴム栓30の嵌装位置が後方にずれていると、インシュレーションバレル26は、図4の鎖線に示すように、取付筒部40のかしめ部42の前端側に対応して同位置に圧着されることになる。このように圧着されると、ゴム栓30全体が雌端子20の後方にずれた状態となる。
また、インシュレーションバレル26を取付筒部40に圧着した場合には同取付筒部40に軸方向の伸びが生じるのであるが、仮に取付筒部40のかしめ部42が全長に亘って同じ肉厚であり、上記のようにかしめ部42の前端側に圧着されると、取付筒部40は主に後方に向けて伸び、ゴム栓30がさらに後方に押しやられる結果となる。高い保持力を確保するためにインシュレーションバレル26を高荷重で圧縮するほど、伸びは大きくなる。
その点この実施形態では、ゴム栓30の取付筒部40のかしめ部42の前半部分が、前方に向けて次第に厚肉となったテーパ状をなす高圧縮部43とされているから、インシュレーションバレル26が取付筒部40のかしめ部42の前側に圧着された場合、ゴム栓30全体の位置がある程度雌端子20の後方にずれることは避けられないが、圧着に伴う取付筒部40の伸びについては、前側の高圧縮部43が主に圧縮されることで前方に逃げようとし、なおかつテーパ面43Aに作用する圧着力の分力を受けることによってほとんど前方にのみ伸び、ゴム栓30がさらに後方に押しやられることが規制される。
上記のようにアルミ電線10の端末に固着された雌端子20並びにゴム栓30は、図3の矢線に示すように、雌ハウジング50の対応するキャビティ51内に後方から挿入され、図5に示すように、正規位置まで挿入されたところでランス54により抜け止めされる。
ここで上述したように、ゴム栓30について、インシュレーションバレル26の圧着に伴う取付筒部40の後方への伸びは無視できる程度に規制できるから、雌ハウジング50のキャビティ51のシール部55における等径部56に関し、ワイヤバレル25の伸びと、インシュレーションバレル26の取付筒部40に対する圧着位置によって生じるゴム栓30の後方へのずれを吸収するべく長さを確保しさえすれば、ゴム栓30は、後側を含めて両外リップ34ともキャビティ51のシール部55における等径部56内に入り込んだ位置に保持される。これにより両外リップ34は、キャビティ51の内周面に対して十分な圧縮量を持って密着することができ、ひいてはアルミ電線10とキャビティ51間のシールを確実に取ることができる。
端的には、雌ハウジング50の大型化を極力抑えた上で、ゴム栓30によるシール機能を確実に果たすことができる。
<実施形態2>
図6は、本発明の実施形態2を示す。この実施形態2では、雌端子20のインシュレーションバレル26における下側に重ねられるバレル片26A、すなわちゴム栓30の取付筒部40のかしめ部42と密着する側のバレル片26Aにおいて、その裏面の前側の角部にC面28が形成されている。
ゴム栓30の形状を含めて、他の構造については上記実施形態1と同様である。
この実施形態2によれば、インシュレーションバレル26がゴム栓30の取付筒部40に圧着された際、高圧縮部43のテーパ面43Aが、バレル片26Aのエッジに設けられたC面28である広面積のテーパ面で押し付けられることになるから、高圧縮部43はより確実に前方に逃がされすなわち伸ばされる。取付筒部40の伸びに起因してゴム栓30が後方に押しやられる事態の発生が、より確実に規制される。
<実施形態3>
本発明の実施形態3を図7及び図8によって説明する。
この実施形態3では、ゴム栓30Aの取付筒部60のかしめ部62について、実施形態1とは逆に内周側の形状に工夫が凝らされている。すなわち、図7に示すように、取付筒部60のかしめ部62における内周面において、長さ方向のほぼ中央部を挟んだ後半部では内径が一定であり、それに対して前半部は、後半部との境目が後半部と同じ内径であってそこから前方に向けて次第に縮径されている。言い換えると、かしめ部62の前半部の内面に、前方に向けて次第に厚肉となったテーパ状の部分63が形成されている。
その他の構造については、実施形態1に例示したゴム栓30と同様であり、同一機能有する部分、部位については、同一符号を付すことで重複した説明は省略する。
実施形態3のゴム栓30Aでは、図8に示すように、取付筒部60内に電線10の絶縁被覆12の端末が緊密に挿通されることに伴い、かしめ部62の前半部において内周側に張り出したテーパ状の部分63が外方に押されて、外周が前側に向けて次第に拡径したテーパ状となって盛り上がり、実施形態1と同様に、取付筒部60のかしめ部62の前半部分に、前方に向けて次第に厚肉となったテーパ状をなす高圧縮部43が実質的に形成される。
その結果、実施形態1と同様に、インシュレーションバレル26が取付筒部60のかしめ部62、特にその前側に圧着された場合にも、前側の高圧縮部43が主に圧縮されることで前方に逃げようとし、なおかつテーパ面43Aに作用する圧着力の分力を受けることによってほとんど前方にのみ伸び、ゴム栓30Aが後方に押しやられることが規制される。
<実施形態4>
図9及び図10は、本発明の実施形態4を示す。この実施形態4のゴム栓30Bは、上記実施形態3のゴム栓30Aに対し、取付筒部60のかしめ部62Bにおける低圧縮部44である後半部の外周面に、複数個の凹部65が所定の角度間隔を開けて全周に亘って形成されている。
このゴム栓30Bによれば、取付筒部60のかしめ部62Bにおける低圧縮部44がさらに薄肉となることで、インシュレーションバレル26が当該低圧縮部44に圧着された場合の圧縮量がさらに減少し、もって後方へ逃がされることすなわち後方への伸びがさらに規制される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、ゴム栓の取付筒部に設ける高圧縮部と低圧縮部とは、ほぼ半分ずつの長さに形成したのであるが、その長さの比率は、任意に設定できる。
(2)上記実施形態では高圧縮部をテーパ状に形成したのであるが、高圧縮部について低圧縮部よりも厚肉の等径のものに形成し、高圧縮部と低圧縮部とを段差状に設けてもよい。
(3)インシュレーションバレルにおけるゴム栓の取付筒部のかしめ部と密着する側のバレル片の裏面角部にC面を形成することは、実施形態3、4に例示したゴム栓を用いた場合にも適用でき、同じく高圧縮部をより確実に前方に逃がすことが可能となる。
(4)実施形態4に例示したところの取付筒部の低圧縮部に凹部を設ける形態として、全周に亘る円周溝を形成するようにしてもよい。
(5)実施形態1のゴム栓においても、低圧縮部に凹部を設けるようにしてもよい。
(6)本発明は、雄端子に電線の端末ともどもゴム栓を圧着する場合にも、同様に適用可能である。
(7)ゴム栓の取付筒部にインシュレーションバレルを圧着した場合に取付筒部に伸びが生じる事情は、銅または銅合金製の芯線を備えた銅電線にゴム栓が嵌着された場合も同様であるから、本発明は電線として銅電線を使用した場合にも適用して実効を得ることができる。
10…アルミ電線(電線)
11…芯線
12…被覆電線
20…雌端子(端子金具)
25…ワイヤバレル
26…インシュレーションバレル
26A…バレル片
28…C面
30,30A,30B…ゴム栓
34…外リップ(リップ)
40…取付筒部
42…かしめ部
43…高圧縮部
43A…テーパ面
44…低圧縮部
50…雌ハウジング(コネクタハウジング)
51…キャビティ
60…取付筒部
62,62B…かしめ部
65…凹部

Claims (9)

  1. 電線の端末に端子金具とともに固着され、前記端子金具がコネクタハウジングのキャビティ内に挿入されることに伴い前記キャビティの後端部に嵌着されて外周面に設けられたリップが前記キャビティの内周面に弾性的に密着してシールするゴム栓であって、
    当該ゴム栓の前端には前記電線における絶縁被覆の端末に嵌装されて、この絶縁被覆の端末ともども前記端子金具に設けられたインシュレーションバレルが圧着される取付筒部が設けられ、この取付筒部は、軸方向において高圧縮部と低圧縮部とに分かれる形態で形成され、かつ高圧縮部が前側に配されていることを特徴とするゴム栓。
  2. 前記取付筒部の前記高圧縮部が、この取付筒部の外周を拡径すること若しくは内周を縮径することで形成されていることを特徴とする請求項1記載のゴム栓。
  3. 前記高圧縮部は、前記外周が前側に向けて次第に拡径したテーパ状に、若しくは前記内周が前側に向けて次第に縮径したテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項2記載のゴム栓。
  4. 前記取付筒部における前記低圧縮部の外面には凹部が周設されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のゴム栓。
  5. 金属製の芯線を絶縁被覆で覆った電線における前記芯線の端末には端子金具のワイヤバレルが圧着されるとともに、前記絶縁被覆の端末には、外周面にリップが周設されたゴム栓が嵌装されて、同ゴム栓の前端側に設けられた取付筒部並びに前記絶縁被覆の端末には、前記端子金具のインシュレーションバレルが圧着されており、前記端子金具がコネクタハウジングに設けられたキャビティ内に挿入されることに伴い前記ゴム栓が前記キャビティの後端部に嵌着されて前記リップが前記キャビティの内周面に弾性的に密着することでシールするようにした防水コネクタにおいて、
    前記ゴム栓の前記取付筒部が、軸方向において高圧縮部と低圧縮部とに分かれる形態で形成され、かつ高圧縮部が前側に配されていることを特徴とする防水コネクタ。
  6. 前記ゴム栓における前記取付筒部の前記高圧縮部が、前記取付筒部の外周を拡径すること若しくは内周を縮径することで形成されていることを特徴とする請求項5記載の防水コネクタ。
  7. 前記ゴム栓における前記取付筒部の前記高圧縮部は、前記取付筒部の前記外周が前側に向けて次第に拡径したテーパ状に、若しくは前記取付筒部の前記内周が前側に向けて次第に縮径したテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項6記載の防水コネクタ。
  8. 前記端子金具の前記インシュレーションバレルにおける前記ゴム栓の前記取付筒部の外周に密着される面の前側の角部には、C面が形成されていることを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれか一項に記載の防水コネクタ。
  9. 前記電線が、アルミニウムまたはアルミニウム合金製の芯線を備えたアルミ電線であることを特徴とする請求項5ないし請求項8のいずれか一項に記載の防水コネクタ。
JP2010005218A 2010-01-13 2010-01-13 ゴム栓及び防水コネクタ Expired - Fee Related JP5450117B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010005218A JP5450117B2 (ja) 2010-01-13 2010-01-13 ゴム栓及び防水コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010005218A JP5450117B2 (ja) 2010-01-13 2010-01-13 ゴム栓及び防水コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011146206A true JP2011146206A (ja) 2011-07-28
JP5450117B2 JP5450117B2 (ja) 2014-03-26

Family

ID=44460898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010005218A Expired - Fee Related JP5450117B2 (ja) 2010-01-13 2010-01-13 ゴム栓及び防水コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5450117B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170004802A (ko) 2015-07-01 2017-01-11 메구로 셋케이 고우도우 카이샤 방수 커넥터 하우징
DE102013016923B4 (de) * 2012-10-02 2017-05-04 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Rückstellfähiger Stopfen und Anschlusspassstück, welches mit einem rückstellfähigen Stopfen versehen ist
CN107453059A (zh) * 2016-05-02 2017-12-08 住友电装株式会社 带端子电线
DE112021005307T5 (de) 2020-10-07 2023-09-07 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Verkabelungsbauteil
DE112021005292T5 (de) 2020-10-07 2023-09-07 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Verkabelungsbauteil

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62163879U (ja) * 1986-04-08 1987-10-17
JPS63152178U (ja) * 1987-03-27 1988-10-06
JPS63165780U (ja) * 1987-04-17 1988-10-28
JPS6435675U (ja) * 1987-08-27 1989-03-03
JPH052382U (ja) * 1991-06-24 1993-01-14 矢崎総業株式会社 端子金具
JPH07282893A (ja) * 1994-04-04 1995-10-27 Sumitomo Wiring Syst Ltd 防水コネクタ用ゴム栓
JPH0850955A (ja) * 1994-08-04 1996-02-20 Sumitomo Wiring Syst Ltd ゴム栓及びゴム栓の抜け防止構造
JPH08190956A (ja) * 1995-01-12 1996-07-23 Sumitomo Wiring Syst Ltd 端子金具
JP2002343493A (ja) * 2001-05-18 2002-11-29 Yazaki Corp 端子一体型シール部材
JP2004281137A (ja) * 2003-03-13 2004-10-07 Sumitomo Wiring Syst Ltd 端子金具および端子金具によるかしめ方法
JP2005005177A (ja) * 2003-06-13 2005-01-06 Yazaki Corp ケーブルとハウジング間の防水装置

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62163879U (ja) * 1986-04-08 1987-10-17
JPS63152178U (ja) * 1987-03-27 1988-10-06
JPS63165780U (ja) * 1987-04-17 1988-10-28
JPS6435675U (ja) * 1987-08-27 1989-03-03
JPH052382U (ja) * 1991-06-24 1993-01-14 矢崎総業株式会社 端子金具
JPH07282893A (ja) * 1994-04-04 1995-10-27 Sumitomo Wiring Syst Ltd 防水コネクタ用ゴム栓
JPH0850955A (ja) * 1994-08-04 1996-02-20 Sumitomo Wiring Syst Ltd ゴム栓及びゴム栓の抜け防止構造
JPH08190956A (ja) * 1995-01-12 1996-07-23 Sumitomo Wiring Syst Ltd 端子金具
JP2002343493A (ja) * 2001-05-18 2002-11-29 Yazaki Corp 端子一体型シール部材
JP2004281137A (ja) * 2003-03-13 2004-10-07 Sumitomo Wiring Syst Ltd 端子金具および端子金具によるかしめ方法
JP2005005177A (ja) * 2003-06-13 2005-01-06 Yazaki Corp ケーブルとハウジング間の防水装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013016923B4 (de) * 2012-10-02 2017-05-04 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Rückstellfähiger Stopfen und Anschlusspassstück, welches mit einem rückstellfähigen Stopfen versehen ist
KR20170004802A (ko) 2015-07-01 2017-01-11 메구로 셋케이 고우도우 카이샤 방수 커넥터 하우징
CN107453059A (zh) * 2016-05-02 2017-12-08 住友电装株式会社 带端子电线
DE112021005307T5 (de) 2020-10-07 2023-09-07 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Verkabelungsbauteil
DE112021005292T5 (de) 2020-10-07 2023-09-07 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Verkabelungsbauteil

Also Published As

Publication number Publication date
JP5450117B2 (ja) 2014-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101470772B1 (ko) 와이어를 종단하기 위한 전기 단자
EP2166624B1 (en) A resilient plug, a waterproof connector and a method of assembling it
EP2254203B1 (en) Resilient plug, fluid proof construction and connector
JP5098890B2 (ja) 電線と端子金具との接続構造
US20140209377A1 (en) Connector structure
JP2010244879A (ja) 端子金具及びコネクタ
JP2015201269A (ja) 圧着端子と電線の接続構造
JP5450117B2 (ja) ゴム栓及び防水コネクタ
KR20140113716A (ko) 압착 단자, 단자 부착 전선 및 와이어 하니스 구조체
JP5343885B2 (ja) 防水機能付き端子金具及び防水コネクタ
WO2011115005A1 (ja) 端子金具付き電線及びその製造方法
JP5131134B2 (ja) ゴム栓及び防水コネクタ
JP2004265668A (ja) 端子金具
JP2010055903A (ja) 端子金具および端子金具付き電線
US10418772B2 (en) Method for manufacturing terminal-equipped electrical wires
JP5016411B2 (ja) 防水コネクタ
JP5562672B2 (ja) 防水用端子構造
JP5705429B2 (ja) 防水用端子構造
JP2009301891A (ja) 端子金具
JP2009043443A (ja) 防水コネクタ
JP2010073485A (ja) 防水コネクタ
JP2009048928A (ja) ゴム栓及び防水コネクタ
JP5125919B2 (ja) 防水コネクタ
JP6391541B2 (ja) 端子、端子付き電線、ワイヤハーネス、被覆導線と端子との接続方法
JP2012123963A (ja) ゴム栓及び防水コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120417

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130521

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130716

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130725

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees