JP2012123963A - ゴム栓及び防水コネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ゴム栓60は、前後方向に延び、内部に電線90が挿入される電線挿入孔62を有する筒状のゴム栓本体61を備える。ゴム栓本体61には、端子金具40が圧着される被圧着部63と、ハウジング20の内部に弾性的に密着されるリップ66を有するシール部64とが、前後方向に分かれて形成されている。ゴム栓本体61における被圧着部63とシール部64との間には、リップ66の先端よりも径方向内側に外周面を有し、かつリップ66の根元よりも大きな前後方向の長さ寸法を有する肉厚部65が形成されている。
【選択図】図1
Description
ゴム栓は、インシュレーションバレルを介して端子金具に一体に接続され、端子金具とともにキャビティ内に挿入される。ゴム栓のリップは、キャビティの内周面に弾性的に密着され、これにより、ハウジング内が液密にシールされるようになっている。
ゴム栓本体における被圧着部とシール部との間に、リップの先端よりも径方向内側の位置でかつリップの根元よりも径方向外側の位置に外周面を有するとともに、リップの根元よりも大きな軸方向の長さ寸法を有する肉厚部が形成されているため、電線の引っ張りに起因して、ゴム栓本体が被圧着部を略支点として撓み変形しようとしても、肉厚部によってその撓み動作が規制される。したがって、リップが過度に弾縮されることがなく、ゴム栓による所定のシール性が確保される。
肉厚部の外周面が軸方向とほぼ平行な平坦面とされているため、ゴム栓本体がハウジングの内部に嵌合状態で保持可能となり、キャビティ内におけるゴム栓の傾倒が防止される。
シール部を挟んだ軸方向の両側のうち、被圧着部及び肉厚部とは反対側には、これらと同形状の被圧着部及び肉厚部が形成され、全体として軸方向に対称な形状とされているため、軸方向に関してゴム栓を識別する必要がなく、組付時の作業性が向上する。
本発明の実施形態1を図1ないし図3によって説明する。実施形態1に係る防水コネクタ10は、ハウジング20と、端子金具40と、ゴム栓60とを備えている。ハウジング20は、図示しない相手ハウジングに嵌合可能とされている。なお、以下の説明において前後方向については、相手ハウジングに対する嵌合面側を前方とする。
電線90の端末部における被覆92にゴム栓60が嵌着され、その状態で、ゴム栓60の被圧着部63にインシュレーションバレル44が圧着されるとともに、電線90の端末部における芯線91にワイヤバレル43が圧着される。この場合、電線90の径寸法が比較的大きいことに起因し、図1に示すように、インシュレーションバレル44の圧着ハイトがワイヤバレル43の圧着ハイトよりも高くなり、ワイヤバレル43とインシュレーションバレル44の両圧着位置が上下方向(高さ方向)に位置ずれするようになる。このため、ワイヤバレル43とインシュレーションバレル44との間に配置された電線90の芯線91は、斜めに架橋されて傾斜部98を構成するようになる。
図4は、本発明の実施形態2に係るゴム栓60Aを示す。このゴム栓60Aは、被圧着部63、肉厚部65、シール部64を備える点で実施形態1と同様であるが、その形態が実施形態1とは異なる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)端子金具がハウジングのキャビティ内に正規挿入されたときに、ゴム栓の後端部がハウジング外に突出する形態であってもよい。
(2)肉厚部の内周面にも内周リップが形成されていてもよい。
(3)ワイヤバレルとインシュレーションバレルの両圧着位置が互いに同じ高さ位置に配置されていてもよい。
(4)端子金具は前方に雄タブを突成させた雄端子金具であってもよい。
20…ハウジング
26…キャビティ
40…端子金具
60、60A…ゴム栓
61…ゴム栓本体
62…電線挿入孔
63…被圧着部
64…シール部
65…肉厚部
66…リップ
69…平坦面
90…電線
Claims (6)
- 軸方向に延び、内部に電線が挿入される電線挿入孔を有する筒状のゴム栓本体を備えたゴム栓であって、
前記ゴム栓本体には、端子金具が圧着される被圧着部と、ハウジングの内部に弾性的に密着されるリップを有するシール部とが、軸方向に分かれて形成され、さらに、
前記ゴム栓本体における前記被圧着部と前記シール部との間には、前記リップの先端よりも径方向内側の位置でかつ前記リップの根元よりも径方向外側の位置に外周面を有するとともに、前記リップの根元よりも大きな軸方向の長さ寸法を有する肉厚部が形成されていることを特徴とするゴム栓。 - 前記肉厚部の外周面が、前記軸方向とほぼ平行な平坦面とされている請求項1記載のゴム栓。
- 前記シール部を挟んだ軸方向の両側のうち、前記被圧着部及び前記肉厚部とは反対側には、これらと同形状の被圧着部及び肉厚部が形成され、全体として軸方向に対称な形状とされている請求項1又は2記載のゴム栓。
- 軸方向に延びるキャビティを有するハウジングと、
前記ハウジングの前記キャビティ内に挿入される端子金具と、
前記端子金具に接続された電線に嵌着され、前記端子金具とともに前記キャビティ内に挿入されるゴム栓とを備えた防水コネクタであって、
前記ゴム栓には、軸方向に延び、内部に前記電線が挿入される電線挿通孔を有する筒状のゴム栓本体が形成され、
前記ゴム栓本体には、前記端子金具が圧着される被圧着部と、前記ハウジングの前記キャビティ内に弾性的に密着されるリップを有するシール部とが、軸方向に分かれて形成され、さらに、
前記ゴム栓本体における前記被圧着部と前記シール部との間には、前記リップの先端よりも径方向内側の位置でかつ前記リップの根元よりも径方向外側の位置に外周面を有するとともに、前記リップの根元よりも大きな軸方向の長さ寸法を有する肉厚部が形成されていることを特徴とする防水コネクタ。 - 前記肉厚部の外周面が、前記軸方向とほぼ平行な平坦面とされている請求項4記載の防水コネクタ。
- 前記シール部を挟んだ軸方向の両側のうち、前記被圧着部及び前記肉厚部とは反対側には、これらと同形状の被圧着部及び肉厚部が形成され、全体として軸方向に対称な形状とされている請求項4又は5記載の防水コネクタ。
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JP2010272331A JP2012123963A (ja) | 2010-12-07 | 2010-12-07 | ゴム栓及び防水コネクタ |
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2010
- 2010-12-07 JP JP2010272331A patent/JP2012123963A/ja active Pending
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