JP5056663B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
電線におけるハウジングからの導出部分に対して導出方向と交差する方向の外力が作用すると、電線とゴム栓と傾動可能部とが一体となって傾動するので、電線の変位に起因してゴム栓が不正な変形を来すことがない。
複数のゴム栓が挿入されている領域が一体となって傾動する形態の傾動可能部に比べると、本発明の傾動可能部は、ゴム栓を個別に包囲する筒状をなしているので剛性が低く、傾動し易くなっている。これにより、ゴム栓の不正な変形を、より確実に防止することができる。
傾動可能部は肉薄部を支点として傾動するようになっているので、傾動時にゴム栓を包囲している部分が湾曲変形せずに済み、ゴム栓によるシール性能が低下することはない。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1を参照して説明する。本実施形態のコネクタAは、合成樹脂製のハウジング10内に複数のキャビティ11を形成し、各キャビティ11内に後方から端子金具15を挿入したものである。キャビティ11は、前後方向に細長く、ハウジング10の前後両端に開口している。キャビティ11の後端部は、その長さ方向と直角な横断面形状が円形となっていて、ハウジング10の後面において挿入口として円形に開口している。複数のキャビティ11は、左右方向に一定ピッチで一列に並んで配置されている。
また、傾動可能部12は肉薄部13を支点として傾動するようになっているので、傾動時には、ゴム栓19を包囲している部分(傾動可能部12自体)が湾曲変形せずに済む。したがって、ゴム栓19によるシール性能が低下することはない。
次に、本発明を具体化した実施形態2を図2を参照して説明する。本実施形態2のコネクタBは、ハウジング20と傾動可能部22を上記実施形態1とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
次に、本発明を具体化した実施形態3を図3及び図4を参照して説明する。本実施形態3のコネクタCは、ハウジング30と傾動可能部32を上記実施形態1とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
次に、本発明を具体化した実施形態4を図5を参照して説明する。本実施形態4のコネクタDは、ハウジング40と傾動可能部42を上記実施形態1とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態1〜4では傾動可能部が1つのゴム栓を個別に包囲する筒状である場合について説明したが、傾動可能部は、複数のゴム栓が挿入されている領域を一体に傾動させる形態であってもよい。
(2)上記実施形態1〜3では傾動可能部が肉薄部を支点として傾動するようにしたが、傾動可能部は、その前後方向における全領域に亘って湾曲することによって傾動する形態であってもよい。
(3)上記実施形態1では肉薄部を形成する手段として、傾動可能部の内周面と外周面の両方に溝部を形成したが、これに替えて、内周面と外周面のうちいずれか一方の周面のみに溝部を形成してもよい。
(4)上記実施形態2では肉薄部を形成する手段として、傾動可能部の内周面のみに溝部を形成したが、これに替えて、内周面と外周面の両方に溝部を形成してもよく、外周面のみに溝部を形成してもよい。
(5)上記実施形態3では肉薄部を形成する手段として、傾動可能部の外周面のみに溝部を形成したが、これに替えて、内周面と外周面の両方に溝部を形成してもよく、内周面のみに溝部を形成してもよい。
(6)上記実施形態1〜4において、傾動可能部の前端部に蛇腹部を形成し、この蛇腹部を変形させることによって傾動可能部を傾動させるようにしてもよい。
10…ハウジング
11…キャビティ
12…傾動可能部
13…肉薄部
15…端子金具
18…電線
19…ゴム栓
B,C,D…コネクタ
20,30,40…ハウジング
22,32,42…傾動可能部
23,33…肉薄部
31,41…キャビティ
Claims (3)
- 内部にキャビティが形成されたハウジングと、
前記ハウジングの後方から前記キャビティ内に挿入された端子金具と、
前記端子金具に接続されて前記ハウジングの後方へ導出された電線と、
前記端子金具の後方に位置して前記電線に外嵌された状態で前記キャビティの後端部に挿入され、前記電線の外周と前記キャビティの内周との隙間をシールするゴム栓とを備えたコネクタにおいて、
前記ハウジングのうち前記ゴム栓が挿入される領域は、前記ゴム栓と一体となって傾動可能な傾動可能部となっていることを特徴とするコネクタ。 - 前記傾動可能部は、前記ゴム栓を個別に包囲する筒状をなしていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
- 前記傾動可能部は、その前端部に周方向の肉薄部を有しており、前記肉薄部を支点として傾動するようになっていることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
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JP2008204864A JP5056663B2 (ja) | 2008-08-07 | 2008-08-07 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008204864A JP5056663B2 (ja) | 2008-08-07 | 2008-08-07 | コネクタ |
Publications (2)
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JP2010040454A JP2010040454A (ja) | 2010-02-18 |
JP5056663B2 true JP5056663B2 (ja) | 2012-10-24 |
Family
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Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2982102B2 (ja) * | 1994-03-24 | 1999-11-22 | 矢崎総業株式会社 | 防水コネクタ |
JP2006344475A (ja) * | 2005-06-08 | 2006-12-21 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 防水コネクタ |
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2008
- 2008-08-07 JP JP2008204864A patent/JP5056663B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2010040454A (ja) | 2010-02-18 |
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