JP2012018888A - 端子金具付き電線 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】端子金具14と同種の金属等の端子金具14との間で電食を生じさせない材料により、電線13の端末部において絶縁層12が除去されることで露出した芯線11の先端から絶縁層12の端末までを覆う形状に形成されたキャップ19と、キャップ19と露出した芯線11との間に配置され、芯線11と接触する側の面に複数の凹部21が並んで形成された金属製の中間部材20と、を有し、端子金具14の電線接続部16は、キャップ19を包囲するようにかしめ付けられ、中間部材20が芯線11に圧着している。
【選択図】図2
Description
ここで、凹部が、従来のように単純な溝状をなすものである場合には、金属酸化物層と擦れ合うのはその延び方向に沿う一対の縁のみであるのに対し、本発明の構成によれば、金属酸化物層と擦れ合う縁の長さ寸法はそれよりも大きいものとなる。したがって、露出する金属新生面の面積が従来よりも増えるから、芯線の金属酸化物層の下にある金属と端子金具との接触が十分となり、接触抵抗を十分に小さくすることができる。
このような構成によれば、中間部材の芯線と接触する側の面に、芯線の軸線方向に沿って延びる平坦面(口縁が形成されない面)が形成されないから、芯線の抜け出しを防止することができる。
このような構成によれば、中間部材のうち凹部を除く部分(凹部に対して突出する部分)は直線状をなすから、金型には、直線状をなす溝を複数形成すればよい。したがって、このような金型の凹凸を不規則に形成しなければならない場合に比べて、金型制作にかかるコストを安くすることができる。
本実施形態における端子金具付き電線10は、金属製の芯線11に絶縁層12を被覆してなる電線13の端末部に、芯線11とは異種の金属によって形成された端子金具14が接続されてなるものである。なお、本実施形態では、電線13が、アルミニウムまたはアルミニウム合金製の芯線11を備えたアルミ電線である一方、端子金具14が銅合金製である場合について説明する。
端子金具14の前端部は、図示しない相手側の端子金具14と接続する、略角筒形をなす本体部15とされている。
各凹部21は、図3に示すように、その口縁23がほぼ同じ形状及び同じ大きさの平行四辺形状をなすように形成されている。なお、各凹部21の深さ寸法(凹み寸法)は、すべての凹部21についてほぼ同じ寸法とされている。
まず、電線13の芯線11に中間部材20を外嵌する。次いで、中間部材20の外側にキャップ19を被せ、芯線11および絶縁層12の端部までを覆うようにセットする。
本実施形態の端子金具付き電線10は、金属製の芯線11に絶縁層12を被覆してなる電線13の端末部に、芯線11とは異種の金属によって形成された端子金具14が接続されてなる端子金具付き電線10であって、端子金具14と同種の金属材料により、電線13の端末部において絶縁層12が除去されることで露出した芯線11の先端から絶縁層12の端末までを覆う形状に形成されたキャップ19と、キャップ19と露出した芯線11との間に配置され、芯線11と接触する側の面(接触面22)に複数の凹部21が並んで形成された金属製の中間部材20と、を有し、凹部21の口縁23は、ほぼ同じ形状及び同じ大きさの平行四辺形状に形成され、複数の凹部21は、隣り合う凹部21の間隔が、口縁23のうち隣り合う凹部21間で向き合って配される縁の長さ寸法よりも小さくなる位置に配置されており、端子金具14の電線接続部16は、キャップ19を包囲するようにかしめ付けられ、中間部材20が芯線11に圧着している。
すなわち本実施形態によれば、電食の発生を防ぐことができ、かつ接触抵抗を十分に小さくすることができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(2)上記実施形態では、キャップ19の後端部(絶縁層12側の端部)と絶縁層12の外周面とを覆う熱収縮チューブ24が備えられているが、この熱収縮チューブ24に替えて、例えばキャップ19の後端部から絶縁層12の外周面にわたる範囲にテープを巻き付けるようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、電線13の端末に接続する端子金具14として雌型の端子金具14を例示したが、例えば雄タブを備えた雄型の端子金具、あるいは目玉状の接続部を有するLA端子等の他の端子金具であってもよい。
11…芯線
12…絶縁層
13…電線
14…端子金具
16…電線接続部
16A…ワイヤバレル
16B…インシュレーションバレル
19…キャップ
20…中間部材
21…凹部
22…接触面(芯線と接触する側の面)
23…口縁
23A…第一縁(対向する一対の縁)
23B…第二縁(対向する一対の縁)
24…熱収縮チューブ(シール部材)
Claims (7)
- 金属製の芯線に絶縁層を被覆してなる電線の端末部に、前記芯線とは異種の金属によって形成された端子金具が接続されてなる端子金具付き電線であって、
前記端子金具と同種の金属の前記端子金具との間で電食を生じさせない材料により、前記電線の端末部において前記絶縁層が除去されることで露出した前記芯線の先端から前記絶縁層の端末までを覆う形状に形成されたキャップと、
前記キャップと前記露出した芯線との間に配置され、前記芯線と接触する側の面に複数の凹部が並んで形成された金属製の中間部材と、を有し、
前記端子金具の電線接続部は、前記キャップを包囲するようにかしめ付けられ、前記中間部材が前記芯線に圧着している端子金具付き電線。 - 前記凹部の口縁は、ほぼ同じ形状及び同じ大きさの四角形状に形成され、
前記複数の凹部は、隣り合う前記凹部の間隔が、前記凹部の口縁のうちこの隣り合う前記凹部間で向き合って配される縁の長さ寸法よりも小さくなる位置に配置されている請求項1に記載の端子金具付き電線。 - 前記中間部材には、前記芯線の軸線方向に対して交差方向に隣り合う前記凹部の間の位置であって、この位置よりも前記芯線の軸線方向にずれた位置に、前記交差方向に隣り合う前記凹部とは別の前記凹部が配される位置関係で、前記複数の凹部が形成されている請求項1または請求項2に記載の端子金具付き電線。
- 前記凹部の口縁は、平行四辺形状をなすものであって、
前記複数の凹部は、一の前記凹部の口縁のうち対向する一対の縁と、この一の前記凹部と隣り合う他の前記凹部の口縁のうち対向する一対の縁とが、それぞれ直線状をなす位置関係で形成されている請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の端子金具付き電線。 - 前記キャップの前記絶縁層側の端部と前記絶縁層の外周面とを覆って、前記キャップと前記絶縁層との間をシールするシール部材が備えられている請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の端子金具付き電線。
- 前記電線接続部は、前記電線の芯線をかしめ付けるワイヤバレルと、前記絶縁層をかしめ付けるインシュレーションバレルとを有するものであり、
前記キャップの前記絶縁層側の端部が、前記インシュレーションバレルの内側に位置する請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の端子金具付き電線。 - 前記電線が、アルミニウムまたはアルミニウム合金製の芯線を備えたアルミ電線である一方、前記端子金具が銅合金製である請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の端子金具付き電線。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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